のあ「鍋をするわよ」みく「あの」

1: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:43:44.32 ID:rMynayom0
みく「なんで、帰ってきたらみくの部屋に炬燵が持ち込まれているのにゃ」

のあ「聖夜に鍋をするなら……必要」

みく「いや、絶対に必要ってわけじゃないでしょ。というか、鍵かけてなかった?」

アーニャ「コタツ、いらないですか?」ヌクヌク

みく「あーにゃんはなんで満喫し切ってるにゃ……」

アーニャ「この半纏、ミナミがくれたんですよ」ニコニコ

みく「聞いてないし……」


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2: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:44:59.38 ID:rMynayom0
のあ「流れに身を任せる……それもまた真理……」

みく「のあにゃんって、それっぽいこと言ってればいいと思ってない?」

のあ「そんなことは決してございません」

みく「おい24歳」

アーニャ「ミクは鍋嫌い、ですか?」

みく「嫌いじゃないけど……なんでいきなり鍋なのにゃ」

のあ「親交を……深めようと思ったからよ」

みく「親交?」
3: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:47:33.93 ID:rMynayom0
のあ「ええ……みくりーな、新田ーニャ……。二人はそれぞれ新たな輝きを手に入れた……」

みく「なんでカプ名で言うのにゃ」

アーニャ「カプ……って、なんですか?」

みく「えーと……まあ、仲の良い組み合わせ……みたいなものにゃ」

アーニャ「ダー。ミクとリーナ、仲良しですね」

みく「そ、そうかな……。まあ、そうかもにゃ……」

アーニャ「ミク、照れてますね」フフッ

みく「そ、そんなことないにゃ!」

のあ「…………」プチプチ

みく「ちょっ!? なんでもやしのひげをみくに投げつけてくるの!?」
4: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:49:59.98 ID:rMynayom0
のあ「寂しかった……みくとアーニャがそれぞれの輝きを手に入れ……私はそれを見ているだけなのが」

みく「のあにゃん……」

のあ「私には、デレステのP名を『のあ』にして遊ぶことくらいしか出来ない……」

みく「それは他にもっと出来ることがあると思うにゃ……」

アーニャ「ノア、それで鍋をしたかったんですか?」

のあ「そう……少しでも貴方達の……ぬくもりを感じたかった……」

みく「……もう、それならそうと言えばいいにゃ」

のあ「みく……」

みく「ご飯くらいいつでも一緒に食べてあげるにゃ。変に回りくどいことしなくてもいいのっ」

アーニャ「そうです、ノア。いつでも言ってください」

のあ「……幸せね……私は……」
5: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:51:55.77 ID:rMynayom0
みく「ほら、そうと決まったら鍋を作るにゃ。材料は持ってきてるんでしょ?」

アーニャ「ダー、それですね」ユビサシ

みく「なに鍋かにゃ~」

のあ「石狩鍋よ」シレッ

みく「うにゃあああ!? なんでわざわざそのチョイスなの!?」

のあ「アーニャに故郷の味を……味わって貰いたくて……」

みく「みくのことも考慮に入れるにゃ!」

のあ「大丈夫……専用の小さい鍋を用意したわ……好みの味付けにして」

みく「一人だけ違う鍋をつつくって寂しすぎるでしょ!?」
6: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:53:51.24 ID:rMynayom0
アーニャ「ノア、イジワルはいけません。用意したのはしゃぶしゃぶでしょう?」

のあ「……そうよ」

みく「もうー、なんでいちいちみくをイジろうとするのにゃ……」

アーニャ「肉は……アー、確かサバーカ・ルイーバ……フグ、ですね」

みく「のあにゃん!」

アーニャ「冗談、です」フフッ

みく「あーにゃんまでみくをイジるの……」

のあ「……真っ先に私を非難する……少し我が身を省みる必要……ありかしら」
7: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:55:32.20 ID:rMynayom0
みく「よいっしょ。結構な量持ってきたのにゃ」ゴトッ

のあ「もう……食べられる?」

みく「まだ野菜も入れたばっかりにゃ。どんだけ飢えてるの」

のあ「そう……では、思い出話で……時を過ごしましょう」

アーニャ「いい、ですね。過ぎ去りし宝石の煌めき……思い出話、しましょう」

みく「あーにゃんも熊本弁話せるようになったの?」

アーニャ「勉強、しました」フンス

みく「いいこと……にゃのかなぁ」

のあ「私から……いいかしら」

みく「うん、いいにゃ」

のあ「……じゃあ、みくがカフェを占拠した時のことを」
8: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:57:18.46 ID:rMynayom0
~回想~

みく「みくたちもデビューさせて欲しいにゃー!」

卯月「ど、どうしましょう……」

凛「どうしたらって言われても……」

未央「どうしようも……」

美波「わ、私が説得してみます!」

??「待ちなさい」ザッ

卯月「だ、誰ですか?」

のあ「のあ……高峯のあ……」

未央「アイドル……なの?」
9: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/25(金) 23:58:14.06 ID:rMynayom0
のあ「新田美波……デビューの決まった貴方では、みくを刺激する可能性がある……」

美波「そんな……」

のあ「私に任せなさい……」スタスタ

卯月「どうする気でしょうか?」

のあ「親父、このペンキは蛍光緑ね」

親父「へ、へい」

未央「ペンキをどうする気なんだろ?」

凛「というか、色は見ればわかるんじゃ……」
10: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:00:34.64 ID:2Gpp3ASe0
のあ「……」ビリッ

卯月「あ、自分の衣装を破いて!」

美波「アイドリにとって、衣装は命のようなもの……それを躊躇いなく破るなんて……」

のあ「……」ボチャ

未央「ペンキに浸した!?」

凛「衣装をペンキに浸して、どういうつもり……?」

のあ「……」ナフダソウチャク

卯月「あ、あれはアシスタントの格好です!」

美波「あんな格好をしてどうしようと言うの!?」

未央「ハッ……! そ、そうか!デビューが決まった者ならみくにゃんを刺激するかもしれないけど!」

卯月「プロデューサーさんの使いであるアシスタントなら、みくちゃんも気を許してしまう!」

凛「なんという冷静で的確な判断なの!」
11: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:02:19.00 ID:2Gpp3ASe0
~回想終わり~

みく「あの、あってるの最初の一行だけなんだけど」

のあ「どうしたみく言葉使いが変よ」

みく「素にもなるにゃ! 何なの!? 突っ込みどころしかないにゃ!」

のあ「……そう、やはりあの時のショックが」

みく「あの時ってなに!? なにしたにゃ!?」

のあ「Pの財布を一瞬で焼き付くす、えへ顔ダブルピース並の威力から名付けられた『シマムラ・ストレッチ』を胸に受けて……」

アーニャ「ウージャス……あの時は、怖かったです」モグモグ

みく「あーにゃんは何で一人で食べてるのにゃ! というか、ほんとにそんなことあったの!? みくが忘れただけなの!?」

アーニャ「ノア、食べますか? あーん」

のあ「アーニャ、嬉しいけれど……それは美波のために取っておきなさい……」

アーニャ「ノア……」

みく「みくを無視してんじゃないにゃあああああ!」
13: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:03:53.37 ID:2Gpp3ASe0
のあ「冗談……よ。けれど、ちょうどいい時間だったようね」

アーニャ「ダー。とっても美味しい、ですね」

みく「結局のあにゃんしか喋らなかったし……あっ、おいし……」モグモグ

のあ「いいわね……こういう時間は……」モグモグ

みく「のあにゃん、お肉ばっかりじゃなくて野菜も食べるにゃ」

アーニャ「そうです、ノア。好き嫌い、いけません」サッサッ

みく「あーにゃんはネギをみくに押し付けるのをやめるにゃ!」

のあ「みくにネギ……ボカロっぽいという私のアイデンティティを奪う気……?」

みく「のあにゃんが言うセリフじゃないでしょ! そもそもそんな気はないにゃ!」
15: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:05:20.54 ID:2Gpp3ASe0
~食べ終わって~

アーニャ「ふう……お腹いっぱいです」

のあ「夜はまだまだ長い……虚構に身を委ねましょう」スッ

みく「DVD? 映画観るの?」

のあ「『沈黙の戦艦』と『プロジェクトA』、好きな方を選びなさい……」

みく「女子3人がクリスマスに観る映画じゃないと思うにゃ……」

のあ「では、『ポケットの中の戦争』を……」

アーニャ「アニメ、ですか?」

のあ「泣きたくなったら……いつでも胸を貸すわ……」

みく「無いから安心するにゃ」
16: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:06:54.74 ID:2Gpp3ASe0
~観終わって~

みく「ひっく……ぐすっ……なんで……」

のあ「悲しいわね……誰も、ああなることを望んだわけではないのに……」

みく「のあにゃん……」ダキッ

のあ「大丈夫……私はここにいる……」ギュッ

アーニャ「ノア、計画通り、ですね」

のあ「アーニャ、誤解を招く言い方はやめなさい。みくが泣いてる所を見たかったなんてわけがないじゃない」

みく「……のあにゃんの株は、どうして乱高下するのにゃ」

のあ「安定なんてつまらない……そう思わないかしら」
17: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:08:51.21 ID:2Gpp3ASe0
みく「はあ……もうなんでもいいにゃ。そろそろ寝る時間だし」

アーニャ「こういう時は、並んで寝る、ですね?」

のあ「真ん中はみくに譲るわ」

みく「いやいや、炬燵もあるのにそんなスペースないにゃ」

のあ「……」ガラガラ

みく「……窓を開けてどうするにゃ?」

のあ「……………にゃん」コタツポイー

みく「うにゃああああ!? なにしてるにゃ!?」

のあ「……これで出来た」

アーニャ「ハラショー。流石です、ノア」
18: ◆QbMLM0d8YE 2015/12/26(土) 00:13:21.97 ID:2Gpp3ASe0
みく「なんかどっと疲れたにゃ……寝る……」

のあ「みく、早く来なさい」

みく「布団敷くの早すぎでしょ……」フトンイン

のあ「では……消灯……」

アーニャ「スパコーィナイ ノーチ……おやすみなさい」

みく「おやすみなさい……」

のあ「……」ダキッ

みく「にゃ!? のあにゃん、寝ぼけたフリして抱きつくのやめるにゃ! というか、フリするのも早すぎるにゃ!」

アーニャ「ミナミィ……」ダキッ

みく「あーにゃん寝るの早!? うなああああ! 首元に色っぽい息吹きかけないでー!」

のあ「今夜は寝かせない……」

みく「いいから寝かせてー! うにゃああああああ!」



おわり

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