勇者「魔王を倒しに行くよ!」母「行かせるかァッ!!!」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:25:31.860 ID:miY38fl/0
勇者「ふぁぁ……」

勇者「おはよう、母さん」

母「あら、おはよう」

勇者「母さん、話があるんだ」

母「なあに?」

勇者「俺……魔王を倒しに行くよ!」

母「…………」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:27:46.501 ID:miY38fl/0
勇者「どうしたの? 母さん」

母「お腹を痛めて産んだ……可愛い子を……魔王退治になど……」

母「行かせるかァッ!!!」


ビュオッ!

母の放った突きが、勇者の頬を切り裂いた。
かわしていなければ、勇者の顔面は陥没していただろう。


勇者「母さん!?」

母「我が子に危険な旅に出すくらいなら……いっそ死なせてやるのが親心!」

母「ゆくぞ……」

母「シェアアアアッ!!!」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:28:48.491 ID:eNuIpIX7r
!?
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:29:52.178 ID:miY38fl/0
ベキィッ!

母親のローキックが勇者の足にめり込んだ。勇者の表情が歪む。


母「山をも倒壊させる我がローを受け、まだ立っているとは驚きだ!」

母「だが、戦いはこれからが本番!」


ビュオッ! ビュバババッ!


母親の突きの連打(ラッシュ)を、必死の形相でかわす勇者。

勇者(一撃一撃にとてつもない威力が込められている……!)

勇者(一撃必殺、どころか、かわしても避け方が悪ければ風圧で即死しかねない……!)
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:32:11.452 ID:miY38fl/0
戦いが始まってから一時間経過――

勇者はついに見つけた。
絶命弾の嵐の中にある、コンマ数秒のスキを。


母「シィィィッ!」


母親が蹴り技から、突き技を繰り出そうとする一瞬――


勇者「ここだァッ!」シュッ


ガシュッ!


勇者の右ストレートが、母親の顎を打ち抜いた。


母「あ……?」ガクンッ
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:35:09.484 ID:miY38fl/0
母「脳みそが……揺れて……」ヨタヨタ…

勇者(好機ッ!)


勇者は全体重を乗せた渾身のヒザ蹴りを、母親の顔面に叩き込んだ。

グチャアッ!!!


母「ぐふっ……みごと……」ドサッ…

母「あ~~~……こりゃしばらく立てんわ……」

母「強くなったわね、勇者……」

母「行きなさい……魔王を倒す旅に!」

勇者「ありがとう、母さん」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:37:58.290 ID:miY38fl/0
母親を倒し、家を出ようとする勇者。そこへ――


勇者「!」

父「どこへ行く気だ」

勇者「無論、魔王を倒しに……」

父「ふん、この父を差し置いて勇者気取りとは、いい気なものだ」

勇者「いい気になるのは若者の特権だからね」

父「ひよっ子が……!」

父「ならばその思い上がり……叩き潰してくれるッ!」ジャキンッ


父親は両手に爪を装備した。
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:39:37.002 ID:C++xjAbPp
てか、こいつらが魔王を倒しに行けよ
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:40:10.300 ID:miY38fl/0
父「シャアアアッ!」ギュオオッ


ザンッ……!


鋭い爪が勇者の肩肉をえぐる。


勇者「ぐ……!」ブシュゥゥゥゥゥ…

父「この爪にはな、最強の竜エンペラードラゴンをも0.001mgで絶命させる猛毒『ドラゴンコロリ』が塗ってある」

父「父に歯向かった愚かさを悔いながら、地獄に落ちるがよい!」

勇者「…………」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:43:18.353 ID:miY38fl/0
勇者「むんっ!」ザシュッ

父「!?」

父(なんと!? 切られた箇所を剣で削ぎ落とした!?)

父(『ドラゴンコロリ』は猛毒だが、毒が回るのは少々遅い……その性質を見切ったか!)

勇者(0.5mgほど心臓や脳に毒が回ったか……まあ問題ない量だ)

勇者「続きだ、父さん!」

父「続きだと……? ハッ、すぐに終わらせてやるぞ、小僧ッ!」



爪と剣、父と息子、二つの正義がぶつかり合う!

――ガキィンッ!
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:46:31.407 ID:miY38fl/0
ギギギンッ! キンッ! ガキンッ!

秒間1000以上の攻防を重ねる父子。


父(息子よ、そろそろ俺の攻撃に目が慣れてきた頃だろう)

父(だが、俺は今まで八割程度のスピードしか出してはおらん)

父(今、そのギアを最大限にまで引き上げる!)

父(『ドラゴンコロリ』で仕留めようとは思わぬ)

父(頸動脈を切り裂いて、父を超えようなどという愚かな野心ともども血の海に沈めてくれるわ!)


ギュオッ!!!


父親はこれまでにないスピードで、勇者の背後に回った。
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:49:30.309 ID:miY38fl/0
父「もらっ――」シュバッ


スカッ


父「消え……ッ!?」

父(どこへ!?)(不覚)(瞬間移動!?)(策士策に溺れる)(危険)

勇者「MAXスピードで戦ってなかったのは、俺も同じだよ」

父「しまっ――」


ザシュゥッ!!!
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:51:48.212 ID:miY38fl/0
父「ぐ……! 心臓を真っ二つにされたか……俺の負けだ……!」

勇者「父さん……」

父「ゆけ、勇者! 必ず魔王を倒してこい!」

父「ただし、村を出る前に幼馴染ちゃんと村長には会うようにしておけよ」

勇者「分かってるよ、父さん!」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:55:33.334 ID:miY38fl/0
勇者が家を出ると――


勇者「やぁ、ポチ。行ってくるよ」

犬「ガルルルル……」

勇者「そうか、お前も俺を通すつもりはないんだな」

勇者「いいだろう、かかってこい!」

犬「ガルルルァッ!!!」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:57:50.692 ID:zQvjAuXc0
ごめん何言ってるかわからない
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 00:58:43.053 ID:miY38fl/0
勇者(ポチは“超狂犬病ウイルス”のキャリアだ……)

勇者(キャリアどころか、ウイルスを支配しているといっていい)

勇者(噛まれれば、ウイルスによって一瞬で肉体が破裂し、魂までも消滅する……)

勇者(だが!)

犬「ガルァッ!」


ガブッ!!!


ポチの牙が、勇者の腕に食い込んだ。

犬「…………」ニィィ…
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:01:37.298 ID:miY38fl/0
勇者(体内で……抗体を作る!)シュゥゥゥゥ…


勇者の自己治癒力は、超狂犬病を体内から駆逐してしまった。


犬「ガルッ!?」

勇者「お前の十八番(ウイルス)は通用しなかったなァ……さぁどうする?」


愚問である。

超狂犬病ウイルスなど、ポチのサブウェポンに過ぎない。
真の武器は、己の肉体!


犬「ガアァァァァッ!!!」


ズバァッ!!!
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:04:21.271 ID:miY38fl/0
一閃。

勇者の剣は、ポチを鮮やかに切り裂いた。


犬「グブッ……!」

勇者「いい試合ができた……ポチ、行ってくるよ」ナデナデ

犬「クゥ~ン」フリフリ


切られた箇所を再生すると、ポチは犬小屋に戻っていった。
飼い主の強さに安心したのだろう。


勇者(さて、幼馴染の家に行って、別れの挨拶をしないとな)
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:06:41.881 ID:miY38fl/0
幼馴染の家は、強大な魔力によって包まれていた。
弱い者ならば家に近づいただけで、肉も骨も溶けてしまう。


勇者「おーい」

幼馴染「なによ」

勇者「魔王を倒しに行くことにしたから、挨拶しようと思って」

幼馴染「あたしも連れてって!」

勇者「ダメだ、俺一人で行く」

幼馴染「ならば……ここで滅してくれるわ!!!」
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:07:52.275 ID:Pmzg7Ral0
ならばって滅するってどういう事だ
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:10:17.526 ID:miY38fl/0
幼馴染は魔法使いである。

右手からは100万度の炎を、左手からは絶対零度を更に下回る冷気を、勇者めがけて発射する。


ゴォォォォォッ! ビュオァァァァァッ!


しかし、勇者の肉体には傷一つ負わせることができない。



勇者「無駄だ……この程度じゃ火傷も凍傷も出来ないぜ」

幼馴染「しばらく見ない間に腕を上げたわね……」
49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:12:28.938 ID:miY38fl/0
幼馴染「だったら、これならどう!?」

幼馴染が呪文を唱えると、直径50メートルはあろうかという隕石が何百何千個と勇者に降り注いだ。


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!





幼馴染「アハハハハッ! ど~お? あたしが最近開発した新魔法“特大メテオ乱舞”の味は!?」

幼馴染「あたしを村に置いていこうとした罰が当たったのよ!」
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:15:52.098 ID:miY38fl/0
勇者「ぐぅ……! かなり効いたよ」

勇者の全身にはアザができていたが、致命傷には至らなかった。

幼馴染「なん……ですって……!」

勇者「君は……この村で待ってて欲しい」


ギュッ……


勇者は幼馴染の体をそっと抱き寄せると、


バキボキメキベキメキ……!


その腕力で、幼馴染の肋骨や背骨などを念入りに粉砕した。

幼馴染「あたたた! ギブ、ギブ!」

勇者「ありがとう」ニコッ

この程度の骨折なら回復魔法を用いて数秒で全快できる幼馴染であるが、負けは負け。
勇者は先を急ぐ。
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:18:10.454 ID:miY38fl/0
勇者「村長の家へ行かないと……」


すると、村人が話しかけてきた。
農作業と三度のメシを愛するごく平凡な村人である。


村人「やぁ! どこ行くんだい?」

勇者「魔王退治さ!」

村人「へぇ~、頑張ってくれよ!」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:19:35.814 ID:C++xjAbPp
村人は普通だったwww
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:21:39.091 ID:miY38fl/0
村人「ただしオレを倒せたらなァ!」

ボンッ!!!


村人の筋肉が隆起し、全身がまるで樹齢何千年の巨木のような太さになった。


村人「どうだ、この筋肉! 勇者、てめえを紙クズみてえに引きちぎってバラバラにしてやるぜェ!」

勇者「……来い!」

村人「はあああああああ!!!」ガシッ

勇者「むんっ!」ガシッ


グググググッ……!


組み合ってからの力比べ。わずかに村人の方が上のようだ。
57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:22:35.139 ID:miY38fl/0
村人「ぬうう……うりゃあぁぁぁぁぁっ!!!」


ブオンッ!!!


砲丸投げのフォームで、村人が勇者を投げ飛ばす。
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:24:35.548 ID:miY38fl/0
ギュオオオオオオオオオオッ!!!


勇者(凄まじいスピード! どこまで飛ぶんだ!?)

音が裸足で逃げ出すほどの速度で、景色がめまぐるしく移り変わる。

やがて――


勇者「あれは俺の村だ……まさか!?」



村人「ようやく、この惑星を一周してきたようだな……」ニヤ…
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:27:32.889 ID:miY38fl/0
村人「トドメだッ!!!」


グシャンッ!!!


村人は星を一周してきた勇者にカカト落としを決め、地面に叩きつけた。
マグニチュード100級の地震とともに、勇者の頭蓋骨が砕けた。


村人「伝わってきたぞ……お前の頭が砕ける感触が」

村人「バカな奴め……村を出ようなどと考えなきゃ、死なずに済んだものを……」
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:30:26.537 ID:miY38fl/0
勇者「生憎死んではいない」ムクッ

村人「バカな!? オレのカカト落としはお前の頭蓋骨と脳を粉砕したはず!」

勇者「俺は勇者だからな……それぐらいじゃ死なんさ」

村人「なるほど!」

村人「ならば、今度は宇宙の果てまで投げ飛ばしてやるッ!」ムキキッ…

村人の筋肉がさらに盛り上がる。


ガシッ!


再び投げようとするが――
68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:33:33.483 ID:miY38fl/0
勇者「今度は……お前のパワーを逆に利用してやる!」グインッ

村人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」


勇者は村人を逆に投げ返し――


ズボォッ!!!


地中に叩き込んだ。



星の裏側まで突き抜けてしまった村人は、どうにか穴から出てくると笑顔で言った。

村人「さすがだ……君になら世界の命運を託せる!」

勇者「ありがとう!」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:36:42.401 ID:miY38fl/0
冒険の末、ついに村長の家にたどり着いた勇者。
村長宅周辺には暗黒の瘴気が漂い、毒のマグマが噴き出し、絶えず雷が鳴り響いている。


勇者「やっとここまで来た……」

勇者「村長! 出てこい!」


村長は後ろにいた。


村長「なんじゃい?」

勇者「!」ゾクッ

勇者(いつの間に……!?)
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:38:16.548 ID:miY38fl/0
勇者「村長、俺は勇者として魔王を倒しに行くので、その報告に来ました」

村長「ほっほっほ、なるほど」

村長「おぬしは勇者じゃからな。好きにするがよい」

村長「だが、おぬしは勇者であると同時に、この村の代表でもあるのじゃ」

村長「代表に恥じぬ実力があるかどうか……見極めさせてもらうぞ!」

勇者「望むところ!」
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:41:19.062 ID:QF8a3oMs0
まだ国王の下に辿り着いてすらいないという事実
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:41:33.844 ID:miY38fl/0
村長「始めようか」チャキッ


勇者と同じく、村長も剣の使い手である。


勇者(剣を持った瞬間、村長の存在感が10倍以上に膨れ上がった!)

村長「つああっ!」ブオンッ


ズシャアアッ!


村長の剣で大地が割れた。

勇者(いや、これは――惑星ごと斬れているな!)

村長「おっとと……元に戻さんとな」ヒョイッ
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:43:32.615 ID:miY38fl/0
村長の剣は、“存在”をそのまま切り裂く。
ゆえに防御は不可能。


村長の踏み込みで地震が起き、

村長が息継ぎすると台風が起き、

村長が笑えば体力が全回復する。


まさに“村長”の肩書きに恥じぬ実力者!!!
76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:44:33.548 ID:Pmzg7Ral0
村の長だもんな・・・
77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:44:42.268 ID:Ycm+FTAer
村長ってすごいんだな・・・
79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:45:50.735 ID:aO5l5W+u0
村長なら仕方ない
81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:46:15.117 ID:miY38fl/0
だが、勇者とて負けてはいない。


勇者「だああっ!」バキッ

母親のようなローキック。

勇者「シャッ!」シュバッ

父親のような切り裂き。

勇者「ガアアアッ!」ガブッ

ポチのような噛みつき。

勇者「隕石よ、降れ!」ズドドドドッ

幼馴染のように隕石を降らせる。

勇者「うおおおおおおっ!」バキィッ

村人のような力任せパンチが村長をふっ飛ばす。


勇者の心身には、これまでに戦った強敵(ライバル)たちの力が詰まっていた。


村長「ほっほっほ、そうこなくてはならん」
85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:49:29.321 ID:miY38fl/0
村長「――ならば!!!」

村長「我が最大奥義にて、おぬしを全宇宙ごと滅ぼしてやろうぞ!」


村長の剣に、凝縮された“村気”が溜まる。
全宇宙を消滅させられるほどのエネルギーを纏い、村長が叫ぶ。


村長「村・長・斬ーッ!!!」


勇者「受けて立つぞ、村長ォォォォォッ!!!」


勇者は逃げない。

剣を構え、村長の一撃に立ち向かう!
90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:52:05.333 ID:miY38fl/0
勇者「うあああああああああああああああっ!!!」


ザシュゥッ!!!




会心の一撃だった。


勇者の剣は、村長の一撃を打ち破り、村長の体に一太刀浴びせていた。


村長「ぐふぉぉっ……!」ガクッ
94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:54:09.765 ID:miY38fl/0
村長「ほっほっほ……完敗じゃよ、勇者」

勇者「いえ、紙一重の勝負でした」

村長「ゆくがよい。おぬしには勇者の資格がある」

村長「魔王を倒し、必ずやこの世を救うてくれい!」

勇者「はいっ!」
99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:57:33.625 ID:miY38fl/0
母「行ってらっしゃい」ニコッ

父「気をつけてな」

犬「ワン!」フリフリ…

幼馴染「魔王なんかに負けたら承知しないんだから!」

村人「無理そうだったら、いつでも村に帰ってこいよ! 代わりにオレが戦ってやる!」

村長「村のみんなでおぬしの勝利を祈っておるよ」


勇者「行ってきます!!!」

勇者(魔王はきっとものすごく強いんだろうな……頑張るぞ!)


………………

…………

……
100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:57:58.257 ID:qQe/SJub0
これは...
103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 01:59:20.431 ID:MNy1lmTN0
おい…おい…
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 02:01:25.814 ID:miY38fl/0
三日後、勇者は王都にある城に凱旋していた。

王「勇者よ、こんな短期間で魔王を倒してくれるとは、驚いたぞ!」

勇者「……はい」

王「短い旅ではあったが、一番辛かった時の思い出を教えてもらえるか?」

勇者「村を出る時……ですかね」

王「ほう……やはり勇者といえど、家族や友人との別れは辛かったと?」

勇者「まあ……そういうことにしておきます」

王(なぜだ? なぜ勇者はこんなにも寂しそうな表情をしているのだ?)

王(まるで、世界にはもっと強い奴が沢山いると思っていた、といわんばかりに……)





― 完 ―
105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 02:02:13.378 ID:C++xjAbPp
ですよね~乙
108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 02:03:28.034 ID:qQe/SJub0

魔王との戦闘シーン1行もなかった
119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/02/21(火) 03:44:19.245 ID:rgVnTT660
初期で苦戦して終盤楽になるのがまさにRPGらしい


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