提督「実家から秋雲と雷が送られてきた」【前編】

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 11:30:47.74 ID:OUQ9afIy0
提督「俺が提督になってもう1年経つのか。早いもんだな」

提督「あら、提督ったら急にどうしたのかしら?」

提督「ん?ああ、夕雲か。別にどうもしないけどな……ただなんとなく、お前たちと鎮守府で暮らし始めて1年経つんだなーって」

提督「巻雲、しってます!それはメンチメンタルって言うんですよぉ」

提督「それを言うならセンチメンタルだろ?悪い、長波お茶入れてくれるか?」

提督「ええー?なんであたしがお茶なんて入れなきゃなんないのさ」

提督「いいだろ別にー」

提督「はい!はいはいはい!それなら清霜にまっかせて!」

提督「いやいや、お前はそそっかしいから!早霜か高波、頼むわ」

提督「おい!あたいを忘れるとは良い度胸じゃねーか!」


提督「ふう、やれやれ……あー、夕雲型駆逐艦ほしいなぁ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439087447
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 11:34:30.90 ID:afgzfJPU0
(アカン)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 11:40:04.31 ID:OUQ9afIy0
1年前 某会場 提督がまだ提督になる前

提督「田舎から東京に出て来て1ヶ月……この試験に合格すればついに俺も提督に……!」

係員「では入場してくださーい」

提督「にしても、いったい何万人いるんだ……この会場だけでも凄い数だぞ?合格するのは5000人と聞いたけど」

男「今回で10回目、今日こそは……!」

係員「ではこちらのボタンを5分に1度押して下さい。あまり早いペースで押されますと退場していただきます」

提督(このボタンを押すだけ?部屋には時計しかないし、なんだこれ?)

ペカー

提督「ん?なんだ?ボタンが光って」

係員「はい、そこの方。こちらの部屋にどうぞ」

提督「??」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 11:45:18.22 ID:OUQ9afIy0
係員「こちらの列に並んでお待ちください」

提督「はい」

男「よーし!ついにココまで来たぞ!」

提督(なんだ?あれは一次試験か何かだったのか?前科さえ無ければ誰でも受ける事が出来るとしか聞いてないんだけど)

係員「次の方どうぞー」

提督「あ、はい」

係員「こちらが提督の免許証になりまーす。では次の方どうぞー」

提督「……え?合格ですか?」

係員「はい、隣の部屋に駆逐艦をご用意していますのでどうぞ」

提督(なんてこった!艦娘の事何も知らないのに合格したぞ!)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 11:52:11.28 ID:OUQ9afIy0
男「じゃあ僕は電ちゃんでお願いします!」

提督「ここで初期艦を選ぶのか……写真を見る限りみんな幼い感じがするが可愛いな」

係員2「こちらは駆逐艦となっております♪右から電、漣、五月雨、吹雪、叢雲となっています」

提督「じゃあ俺はこの叢ーー」

係員「380万円になります♪」

男「ローンでお願いします」

提督「あの……有料なんですか?」

係員2「はい?それはまあそうですが……」

提督「すみません、ちょっと考えさせてください」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 12:02:37.87 ID:OUQ9afIy0
提督「マジか……艦娘って高いものだったんだな……」


【艦娘】価格はちょっと良い車が買える物から、都心に一戸建てを建てるくらいの物まで選り取り見取り

会場では特別に5名の艦娘から選べるが、基本は資源と資材を妖精に渡し艦娘を建造してもらう。

ただし妖精には言葉が通じず、資源を渡しても何が完成するか分からない。

資源を多く渡せばその分大きな艦娘を作ってくれるのだが、差し入れや労いを怠り妖精の機嫌を損ねると大量の資源を渡しても痛い目にあう。(まるゆ的や軽巡な意味で)

さらに提督業をするには鎮守府が必須。国の基準で最低100隻は寝泊まりできる広さが必要。

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 12:38:24.38 ID:7A1lvSTYo
なんだよこの設定www
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:05:59.55 ID:3nj2D1wko
艦娘買い取り制度www
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:16:21.43 ID:OUQ9afIy0
現在

提督「最近は敵の深海棲艦?もまったく見ないらしいし、提督業なんて金持ちの道楽なんだよなー」ごろごろ

提督「艦娘を一隻作る資源や資材だけでも大金が必要なのに鎮守府も自分で建てろとか……」


この時代、深海棲艦はまったく姿を見せず平和そのもの。たまに演習という名の交流会が開かれる程度で

提督として鎮守府をもっているのは女の子に囲まれたいだけの金持ちばかりだった。

そのため海辺の土地は金持ちが買い漁り都内一等地より高騰、そんな所に鎮守府を建てる為莫大な資金が必要となっていた。

その結果、彼の様な提督は後を絶たなかった。

提督「今月は節約して5万貯金したから……あと5年くらい頑張れば駆逐艦を建造できるかな……」


俺鎮守府(6畳1間のアパート)在籍艦娘0 階級社畜
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:23:55.52 ID:OUQ9afIy0
提督「夕雲型欲しいなー、って言うか夕雲型以外ほとんど分からないんだよなー」

提督「中でも甘えさせてくれる夕雲とか面倒見が良さそうな長波が欲しいなー」

提督「清霜とか朝霜とか巻雲早霜高波ちゃん……ハアァァ!もちろん他の艦娘でも大歓迎だけど!でもやっぱ夕雲と長波はなぁ……」

提督「おっぱい!おっぱい!!おっぱい!おっぱい!!」

提督「ああああ!もう!夕雲ちゃんのおっぱい!!長波ちゃんのおっぱい!!わああああ!!おっぱい!!」

ピンポーン

提督「…………」

ガチャッ

宅急便「あ、あの、お届け、お届け物、ブフッ、お届けものでーす」

提督「あ、はい……すみません、なんかあの、親戚の子供が来てて……」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:32:03.59 ID:OUQ9afIy0
提督「こ、この箱は……!え?ええ!?いやいやいや、なんで!?でもこれって間違いなくあの会場で見た……」

提督「艦娘BOX!!」


【艦娘BOX】株式会社YO!SAY!から送られてくる白いBOX。文字通り中には艦娘が入っている。モンスターボールみたいなもの

艦娘は最初に見た人間を自分の提督と認識する為、この箱に入れられて送られてくる。

提督「な、なんでこんな物がうちに?間違いか?でも住所はうちになってるし……開けても良いのか?」

提督「でも何かの間違いだったら弁償とかにならないかな……くっ!」

駆逐艦在中

提督「よし、開けよう!」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:44:42.16 ID:OUQ9afIy0
提督「フー!フー!」

ヒラッ…

提督「ん?手紙?」

『おばあちゃんより』

提督「おばあちゃん?」


『お元気ですか?お正月に帰ってきていらいじゃねぇ。おばあちゃんは元気です。今日もお庭の妖精さんとお話ししよったんよ』

提督「おばあちゃんまた……」

うちのおばあちゃんは毎日のように妖精がー妖精がーと訳のわからない事を言い、ご近所さんからは「フェアリーちえこ」として恐れられていた。

『おばあちゃんね、年金がようけ貯まったけぇたかし君に艦娘をこうちゃったんよ」

提督「おばあちゃん手紙にちっさい「ぇ
」を多用してくるな……って、艦娘買ってくれたの!?(俺の名前はたかしじゃないけど)」

『なんじゃあ言うたか、お正月に帰って来た時言うとったじゃろ?あのー、なんじゃー……なんとか雲とか言う駆逐艦じゃったか』

『おばあちゃん妖精さんのところへ行ってお願いしたんよ。持っていったお菓子とお茶でーー』

中略

『妖精さんが人間と話すんは初めてじゃー言うて安く作ってくれよったんよ』

『なのであのー、なんとか雲送るけー大切にしちゃってね。おばあちゃんより』


提督「フェアリー……ちえこ……」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:56:05.34 ID:OUQ9afIy0
提督「夕雲型で雲が付くのは確か夕雲か巻雲……いや、でも他にも雲が付く艦娘はいたかな……?」

提督「でも大丈夫、俺はどんな艦娘でも愛する自身はある!最悪瑞雲でも!」

提督「でもあわよくば……!こい!夕雲!巻雲!!」

ぱかっ!

提督「…………っ」チラッ

シーン……

提督「……ん、ああ。二重になってたのか」

ぱかっ

モクモクモク……!

提督「おおっ!大丈夫かな、火災報知器!」

ヒラッ

提督「ああっ!今チラッと見えたのは紛れも無い夕雲型の制服!!おばあちゃん本当に妖精と話が出来たんだね!!すごいよ!!さあ出ておいで!俺の夕雲、巻ーー」


秋雲「秋雲着任!提督、よろしくね」ドヤッ

提督「…………」

秋雲「ん?どったの提督?」

箱から出てきたのは夕雲型の制服を着た知らない艦娘でした。夕雲か巻雲かと期待していた俺は意表を突かれ固まり思いました。そして……


提督「や、やばい……めちゃくちゃ可愛い艦娘が出てきた……!しかもおっぱい大きい!!」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 01:18:39.46 ID:Xow4Uu7c0
会社

同僚「おーい、今日事務の女の子達と飲みに行くけどお前もくるだろ?」

提督「あー、悪い。俺パス」

同僚「ええ!?なにその女がいるから断るみたいな返事!!お前に限って彼女なんてあり得ないだろ!?」

提督「おいやめろ」

同僚「事務の女の子だぞ?新入社員の子も来るらしいぞ!?お前が来なきゃ人数合わないんだぞ!」

提督「実は最近うちに艦娘が来てな。晩飯とか面倒見てやらないとさ」

同僚「艦娘!?艦娘ってあれか?確か車とか家が買えちゃうあれか?あれか!?」

提督「そうだよ」

同僚「車も無くてカゴがぐねぐねの自転車通勤のお前が艦娘!?」

提督「おいやめろ!」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 01:25:18.45 ID:Xow4Uu7c0
同僚「参ったなぁ、お前が来ないと人数合わないぞ。暇だと信じてたのに。裏切り者」

提督「今度埋め合わせてするから……って言うか、俺の知らないところで勝手に話を進めるなよ」

事務員「ねー、今日の飲み会の事なんだけどー♪」

同僚「うわっ!あー……悪い、こっちの人数が揃わなくてさ」

事務員「ええー!5人づつって約束じゃん!」

同僚「それがどうしてもこいつに用事があるみたいでさ」

提督「なんか俺が悪いみたいになってないか?」

事務員「あっ、それなら良いよー。他の四人が来れるなら問題ナッスィーング♪」

提督「つらい……」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 07:17:24.28 ID:evGSfb0XO
おいやめろw
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 00:55:47.62 ID:D8KuNl1u0
同僚「そういえばさ、艦娘と言えば男爵も持ってるらしいぞ?」

提督「ダンディーが?」


この会社で男爵、ダンディーと言えばご存知の通り部長の事


提督「意外だな。ダンディーは渋い感じでああいうのには興味なさそうだけど」

同僚「実家が金持ちで田舎に帰れば鎮守府もあるとか」

提督「へー……」

同僚「ほら、噂をすればなんとやら」


部長「ん?私に何か用かね?」

同僚「いえ、実はこいつが最近艦娘と暮らし出したみたいでーー」

部長「なに!?君が?」

提督「はあ……」

部長「車も無くて自転車通勤の君が?あのぐねぐねのカゴの?」

提督「はい……」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 01:07:18.86 ID:D8KuNl1u0
部長「そうかそうか。では仕事が終わったら少し話をしようか」

提督「えっと……早く帰ってやらないとその艦娘がお腹をすかせていまして……」

部長「ん?君の家にいる艦娘は自炊できないのかい?」

提督「はい。結構自由な艦娘でして」

同僚「部長はどんな艦娘を持っているんですか?」

部長「私の家にいるのは全てデストロイヤーだが」

同僚「へー……俺は艦娘の事とかよく知りませんけどなんか強そうっすね!お前はどんなのを持ってるんだ?」

提督「うちのは駆逐艦だよ」

同僚「駆逐艦wwwなんかお前にピッタリだなwww」

提督「駆逐艦可愛いだろうが。良い加減にしろ」

同僚「駆逐艦ってあれだろ?なんか子供みたいな奴!ロリコンかよwww」

ガチャッ

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 01:16:32.50 ID:D8KuNl1u0
同僚「無いわー、駆逐艦は無いわー」

朝潮「司令官!朝潮、忘れ物をお届けにきました!」

部長「ああ、ご苦労様」

朝潮「いえ、当然の事をしたまでです」

部長「でもいつも言ってるだろ?もう戦いはしなくて良いんだ。そんなかしこまらなくてもいいと」

朝潮「しかし……」

部長「朝潮はちゃんと上官の言う事はきくんだろ?」

朝潮「もちろんです!では……えっと、パパ……」

部長「うむ」

満潮「ちょっと!いつまでやってんのよ!さっさと帰るわよ!」

部長「こらこら、満潮。ちゃんと皆んなに挨拶しなさい」

満潮「うっさいわねぇ。満潮よ!なんか文句ある?」

提督「かわいい!」

同僚「いや、どうみても生意気なガキだろ」

満潮「だ、誰が生意気なガキよ!ああもうムカつく!朝潮、行くわよ!!」

朝潮「あっ、ちょっと……えっと、失礼いたしました!」ペコッ

同僚「なんだあれ?」

部長「」


翌日、同僚の机が部署から消えていた。
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 14:19:14.30 ID:D8KuNl1u0
部長「それで君はどんな艦娘をお迎えしたんだね?」

提督「うちに来たのは秋雲ですよ」

部長「夕雲型か、陽炎型か……まぁ、いっか」

提督「秋雲は名前こそ夕ーー」

部長「で定評のある陽炎型駆逐艦19番艦の秋雲か!なるほど、素晴らしい駆逐艦だ!」

部長「彼女は自由奔放な様に見えるが実は寂しがりやの末っ子だからね。すぐに巻雲達にちょっかい出して大変だろ?」

提督(この人ガチだ)

提督「いえ、うちはまだ秋雲一隻しかいなくて……」

部長「それは大変だ。早く仲間を建造してあげないと」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 14:28:01.52 ID:D8KuNl1u0
提督「はい。その為にも頑張って仕事をさせていただきます」

部長「しかし……こんな事を言うのもなんだが、よく艦娘を迎える余裕があったね君。うちはほら、あまり高収入じゃないだろ?」

提督「あはは……実は秋雲は実家の祖母から送られて来たんです」

部長「それはまた凄いプレゼントを貰ったんだ。駆逐艦と言えども車を買う以上の負担だったろうに」

提督「うちの祖母は妖精と話が出来て安くしてもらったみたいなんです」

部長「妖精と話が?」

提督「はい。艦種とか細かい所までお願い出来るみたいで」

部長「はっはっはっ!本当にそんな事が出来たら誰も苦労しないんだがね」

提督「あー……ですよね。あはは……」

部長「そんな事が出来るのはこの世じゃフェアリーちえこくらいだろうね。もっとも本当に存在するのかすら分からない話なんだが」

提督「あっ、それ祖母です」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 14:43:44.54 ID:D8KuNl1u0
部長「!?」

提督「祖母は地元でフェアリーちえこと呼ばれて変な目で見……恐れられています」

部長「まさか……本当に実在したのか……?」

提督「あの……うちの祖母は有名なんですか?」

部長「有名なんてものじゃない、まさにレジェンドさ。フェアリーちえこ……どんな大金や好条件を出してもそれに応じない事で噂になった伝説の女性」

提督「でも誰の頼みも聞かないんじゃ信憑性が無いんじゃ……」

部長「しかし彼女が軒先で妖精と話ながらお茶を飲んでると言う噂があってね。寝食を共にしていたという話まで出てきたんだ」

提督「ばあちゃん……いったい何者なんだ……」

部長「一部では妖精と話が出来る人間ではなく、人間と話が出来る妖精なんじゃ無いかって話だね」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 14:55:35.16 ID:D8KuNl1u0
帰宅中

提督「ばあちゃん……本当に凄い人だったのか……」

提督「部長は今度謁見させてくれとか言ってたし……」


ガチャッ

提督「ただいーー」

秋雲「おっかえりー♪ねぇねぇ、晩御飯は?ば・ん・ご・は・ん~♪」

提督「秋雲、帰って来たのは晩飯じゃなくて俺の方なんだけど」

秋雲「いいじゃんそんなの!それよりお腹すいたー!提督も早く中入んなよー」タッタッタッ

提督「はぁ……寂しがりやの末っ子とはいったい……まぁ元気ならそれが一番だけど」スタスタ

提督「うわっ、散らかってんなー。なんだこれ?」

秋雲「んー?それ暇だったから絵描いてたのー。どうどう?なかなか絵心あるでしょー♪」

提督「これは……俺?あれも?それも?」

秋雲「うん。だって他に描くもん無いしー。ねー!それよりごはんごはん♪」

提督「秋雲、俺がいなくて一人じゃ寂しかったか?」

秋雲「なになに?セクハラぁ~?んー……まぁちょーっとは寂しかったかなー?」

提督「かわいい!」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 00:41:14.42 ID:uMLzs9xV0
秋雲「ねーねー、その袋に入ってるんでしょ?ばんごはんー」

提督「はいはい」

カランッ

秋雲「おおー♪牛缶に焼き鳥缶にぃー……マグロフレークも良いよねぇ♪あっ、桃缶もあるじゃん!」

提督「はぁ。よくもまぁ毎日飽きずに缶詰ばかり食べるな」

秋雲「そりゃーこれだけバリエーションがあるしー?それよりさぁ、牛缶開けてよー!牛缶ー!」

提督「相変わらず缶詰好きなのに自分で開けれないんだな。最近の缶詰なんて簡単に開くだろ?」

秋雲「別に開けれないってわけじゃ無いけどさー、やっぱ絵描きにとって指先は命でしょ?」

提督「絵描きでも缶詰くらい自分で開けるから。ほら、自分で開けて」

秋雲「ええーっ……うーん……うううぅーん……」

提督「もう甘やかさ無いと決めた俺の意思は固ーー」

秋雲「固くて開けれ無いから開けて?ねー提督、あーけーてー」ユサユサ

提督「どんなに揺さぶられようとも考えは変わらん!」

秋雲「開けてくれたらほっぺたにチューしてあげ」

パシュッ

提督「はい」


開けた
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 00:52:32.91 ID:uMLzs9xV0
秋雲「うーん……牛缶と銀シャリ、サイコー!」

提督「…………」もぐもぐ

秋雲「なになにー?あんまり美味しそうな顔して無いし」

提督「俺はさすがに飽きたよ」

秋雲「だったら提督は他の物食べれば良いのに。スーパーにお弁当とか置いてるんでしょ?」もぐもぐ

提督「一緒に住んでるからには同じ物食べ無いとなんか家族っぽくないだろ」

秋雲「ふーん、そんなもんなの?」

提督「俺の家ではそうだったよ」

秋雲「んじゃあ、提督は私を家族と思ってくれてんだー♪それはちょっち嬉しいなぁ♪」

提督「なんだ急にその平たい胸族みたいな喋り方こわい」

秋雲「よーし!じゃあこの秋雲さんが一肌脱いであげましょうかねぇ♪」

提督「!!」←とりあえず勃起した系提督

秋雲「ちょっと台所で一仕事するから、カーテン開けて覗いちゃダメよ♪」シャッ

提督「!!」←とりあえずパンツ脱ぐ系提督
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 00:53:07.40 ID:ofxRHShS0
(提督が)ちょろい
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 01:03:27.57 ID:uMLzs9xV0
秋雲「あっ……!つつ……ッ」

提督「くっ……!いったいカーテンの向こうはどうなってるんだ!!」

秋雲「あれー?大きくて上手く入ら無い……ああもう!こうなったら無理やりねじ込んでやるんだから!」

提督「いったい何をねじ込んでるんだ!?」

秋雲「はぁ……やっと入った……って、汁が垂れてるし!あー……まぁいっかぁ」

提督「くうぅ……!おにぎり作ってるだけだって分かってるのに!悔しい、でも感ーー」

秋雲「おーまたー♪」

提督「お股!?」

秋雲「秋雲特製やきとりおにぎりと牛缶おにぎりの出来上がりー♪」

提督「ちくしょー!弄ばれた!」
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 01:13:08.13 ID:uMLzs9xV0
秋雲「こっちの牛缶おにぎりの方はちょっと汁が垂れてるんだけどー、まぁ見た目より味で勝負でしょ!」

提督「なかなか斬新な形のおにぎりだな」

秋雲「さあ、おあがりよ!」

提督「ふんっ、こんな物が旨いわけなかろう。くだらん……が、食うだけは食ってやろう」むしゃっ

秋雲「なにそのキャラ設定?」

提督「…………」ぽろぽろ…

秋雲「もおー、提督!そんな泣くほど美味しかったのー?ほらほら、素直に言いなよー♪」

提督「女の子の……女の子の手料理とか初めてで、涙が……っ」

秋雲「いや、手料理って……ただの握り飯なんだけど」

提督「美味しいよぉ……美味しいよぉ……っ!この手のサイズでちょっと小さめになったおにぎりとか、もう……」ぽろぽろ

秋雲「あー、もう分かったから泣か無いでよ」

提督「そうだ!写真に撮って額縁に入れて飾ろう!」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 01:21:44.31 ID:uMLzs9xV0
提督「うまいのぅ……うまいのぅ……」もぐもぐ

秋雲「まぁ喜んでくれたんなら良いけどさー」

ふわっ……

提督「ん?」くんくん

秋雲「どったの?」

提督「なんか凄く良い匂いがするけど……秋雲、今日はもう風呂に入ったのか?」

秋雲「お風呂?まだ入って無いけど?って言うか、エアコンの無い台所でおにぎり握ってたらちょっと汗かいちゃったし」パタパタ

ふわっ……

提督「あまっ!」

秋雲「へ?牛缶おにぎりが甘い?」

提督(なんてこった。秋雲が汗ばむだけでめちゃくちゃ良い匂いがする!脳がとろけそうだ……!)

秋雲「ねーねー、何が甘かったのさー?牛缶?牛缶が甘いのー?」ズィズィ

提督「秋雲!これ以上いけない!汗ばんだ女の子な額に前髪が少し張り付いてる姿をこんな間近で見たら童貞は死んでしまう!!」

秋雲「ほえ?何言ってんの?」ズィッ

提督「ああー!!」


死んだけどすぐ生き返った
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 00:30:05.71 ID:QXTVO90/0
秋雲「ごちそうさまーっ」

提督「うーん……」

秋雲「なーにー?さっきから難しい顔してさぁー」

提督「やっぱり缶詰と白ご飯だけじゃ栄養の問題がなぁ」

秋雲「またその話しー?んじゃさ、提督はちょっと前までどんなのを食べてたのよ?」

提督「ハーフプライスなお弁当とか」

秋雲「それってあんまり変わりなく無い?」

提督「秋雲は俺と違って育ち盛りだろ?ちゃんと栄養あるもの食べないと大きくーー」

秋雲「ふっふ~ん♪こう見えて、秋雲さんってば意外と育つ所は育ってるのよ?なんなら触って確かめてみる~?」たゆん

提督「是非」

秋雲「なーんて、冗談よ。冗談♪」

提督「…………」


提督は生まれて初めて血が滲むほど下唇を噛み締めた
115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 00:37:41.76 ID:QXTVO90/0
秋雲「それじゃあさー、提督が子供の時はどんなのを食べてたの?やっぱりおふくろの味ーってやつ?」

提督「いや、うちの母さんは病気がちで子供の頃に他界してな。おふくろの味って言うか婆ちゃんの味だな」

秋雲「あっ……秋雲さん、もしかしてまずいこと聞いちゃった……?」

提督「別に大丈夫だよ。そうだなぁ、婆ちゃんの味って言えばやっぱり肉じゃがかナスの炒め物かな」

秋雲「へー。肉じゃがかぁ」

ピリリリ……!

提督「ん?電話か…もしもーし」

??「もしもーし!わしじゃよわし!」

提督「どうしようこれワシワシ詐欺だ……」

婆「キューティーちえこちゃんじゃよ」

提督「なんだ婆ちゃんか。今ちょうど婆ちゃんの話ししてたんだよ」

婆「おや、あたいの話しかい?」
116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 00:39:53.57 ID:QXTVO90/0
婆「なるほど、ご飯をねぇ……」
122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 03:53:48.88 ID:zgrXE2FSO
生まれて初めて血が滲むほど下唇を噛み締めたってそんなにかよwwwwwwww
124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 08:17:19.88 ID:QXTVO90/0
婆「確かに栄養はしっかり取らんとねぇ」

提督「こういう時は家に婆ちゃんか母さんがいれば……って思うよ」

婆「婆ちゃんがそっちに行って作ってやればええんじゃけど、なかなか遠くて行けんけぇのう」

提督「そこまで気を使ってくれなくても大丈夫だって。それより何度も言うけど艦娘ありがとうね」

婆「おお、そうじゃそうじゃ!それを聞こうと思うて電話したんじゃった。ちゃんと仲良うしよるんか?」

提督「婆ちゃん……最高だよ!」

婆「そんなら良かった。しかし晩御飯はのう……」

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 08:27:17.12 ID:QXTVO90/0
??「夕飯がどうかしたんですか?」

婆「んー?うちの孫が艦娘と2人で暮らしとるんじゃけど缶詰ばかり食べとって栄養がねぇ」

??「お孫さんの事でしたか。艦娘って言うのはこの前の秋雲さんですか?」

提督「あれ?婆ちゃん?お客さんがいるの?それなら電話はまた今度で良いけど」

婆「おや?たっくんにも聞こえよるんか?」

提督「え?俺はたっくんじゃないよ」

??「あなたにも私の声が聞こえているんですか?」

提督「はい?それはどういうーー」

??「驚きました!まさかちえこ以外に私の声が届く人がいるなんて!……って、ちえこのお孫さんなら当然と言えば当然ですね」

提督「えっと……どちら様ですか?」

妖精「はじめまして!私は工廠で艦娘を建造している妖精です」

提督「妖精さん!?」

妖精「はい!本当にーー……」

提督「あれ?もしもーし?……ん?電波悪いのかな?」

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 08:34:19.78 ID:QXTVO90/0
婆「もしもし」

提督「あっ、婆ちゃん!さっきの妖精さんは?」

婆「妖精さんならずっとここにおるよ。まだたっくんにはしっかり認識できんみたいやね」

提督「そっか……妖精さんって聞いて興奮したからかな」

婆「なんじゃ?勃起しよったんか?」

提督(セクシャルちえこ)


婆「ん?ふんふん……まぁー、ほんとにええの?そりゃ助かるけど」

提督「婆ちゃん?」

婆「じゃあの」

プチッ、ツーッ……ツーッ……

提督「ええー……」
127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 08:42:53.02 ID:QXTVO90/0
数日後、午前

ピンポーン

秋雲「提督ー、誰か来たよー」

提督「んん……」

秋雲「ほらほら、休みだからって昼間で寝てたら勿体ないよー」

ピンポーン

提督「はいはーい。せっかく気持ちよく寝てたのに……あー、フラフラする……」

秋雲「代わりに出てあげよっか?」

提督「ダメダメ、もし艦娘さらいだったらどうするの」

秋雲「いや、さらわれないから。どんだけ過保護なのよもー」

提督「はーい、今出まーす」

ガチャッ

提督「……」

秋雲「あれ?これって」

艦娘BOX

提督「一気に目が覚めた」
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 08:51:45.20 ID:QXTVO90/0
提督「また婆ちゃんからかな?でも送り先が書いてないし……あっ、これは手紙?」

ヒラッ

提督「……白紙?」

秋雲「あれじゃないの?ほら、炙ったりくだものの汁かけたりさー……って、普通に字が書いてるじゃん」

提督「え?白紙だろ?」

秋雲「何言ってんの?提督、ぼけちゃったの?うーん……あっ、これ妖精さんからの手紙じゃん」

提督「妖精さんから?」

秋雲「そっかー。人間には読めないんだよねーたしか。でもそれなのに何で手紙書いてきたんだろ?」

提督「この前少し話せたからかな?」

秋雲「えっ、提督妖精さんと話せたの?なにそれこわい!提督人間?もしかして頭がおふぁふぃふーー」

提督「それでなんて書いてるんだ?」むにー

秋雲「いふぁい、いふぁい!はなひへよー」

提督「……」←罰と見せかけスキンシップしたかっただけの提督
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 09:05:52.17 ID:QXTVO90/0
秋雲「えーっと、食生活が心配なのでお母さん代わりになれる艦娘を送ります。これは個人的な……個妖精的なプレゼントです。きゃるん♪だってさ」

提督「きゃるん?」

秋雲「うーん……きゃるん♪」チラッ

提督「なにそれ可愛い!ああもう!そのポーズたまらん!パンツ、パンツです!」パシャパシャッ

10分後

秋雲「落ち着いた?」

提督「取り乱してすまんかった。つまりこの中にはお母さん系の艦娘が……」

秋雲「お母さん系かー。夕雲型ならやっぱ夕雲か、長波も面倒見よかったかなー。おっぱいも大きいし」

提督「わかる!」

秋雲「陽炎型なら……やっぱ浜風?」

提督「すまん、夕雲型以外は良くわからないんだ。金剛とか島風とかはやんわり知ってるけど」

秋雲「まぁ開けてみなよ。そうすれば分かるしさー」

提督「だな」

パカリッ

雷「はーい司令官!いかづちよ!かみなりじゃないわ!そこんとこよろしくね!」ストーン

提督「ぜんぜんお母さん要素ないけでカワイイ!!」


八重歯の可愛いロリオカンが仲間に加わった。でもお母さん要素は無かった(一部)
143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 01:23:32.76 ID:9F4RrWWQ0
数日後の会社帰り

提督「今日は早く終わったな。帰りにシュークリームでも買って帰るか」

同僚「おつかれ!今日も帰りに買い物か?一人暮らしは辛いなー」

提督「まったく、実家暮らしは楽で良いな」

同僚「まあ美味い不味いは置いといて食うには困らないからな。お前も弁当ばっかじゃなくしっかり栄養とっとけよー。じゃあなー」

提督「おー」

提督(しっかり栄養か……)

提督「そういや最近スーパーの弁当も食ってないな」

提督「雷が来てからは……」
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 01:29:35.83 ID:9F4RrWWQ0
提督(最初うちに来た時は容姿を見て)

提督「お母さん要素なんてまったくない!俺はこれからもバンバンしてしっかり養ってあげなくちゃ!いや、養ってあげたい!」

提督「とか思ってたけど……」

ガチャッ

提督「ただいまー」

雷「あっ!お帰りなさい司令官!どうしたの?今日は早かったのね!連絡してくれればお夕飯用意できたのに……」

提督「あー、悪い。すっかり連絡するの忘れてた」

雷「もう!司令官が雷なんかに頭を下げちゃダメよ!司令官は男の子なんだから胸張ってれば良いの!」

提督「あはは……そうだ、お詫びじゃないけどこれおみやげ」ガサッ

雷「うわぁー♪シュークリーム!冷蔵庫に入れて食後にいただきましょ!」

提督「だな」

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 01:39:59.63 ID:9F4RrWWQ0
雷「じゃあサッと作っちゃうから先にお風呂に入っててくれる?お風呂の用意は出来てるから」

提督「夕今日の夕飯は何にするのかな?」

雷「それはー……お風呂から出てのお楽しみ♪ほら、入って入って!」

提督「はいはい」

雷「着替えとタオルは後で持って行くから脱いだものはカゴに入れてね!」

提督「ありがとう。いつも頼りにして悪いな」

雷「もう~、またそう言う事言う!いい?司令官、もーっと私に頼って良いのよ?」


146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 01:42:19.74 ID:9F4RrWWQ0
脱衣所

提督「はぁ……小中学では野球に明け暮れ、高校は男子校。生活の足しになればと高卒で始めた仕事は男ばかりの現場」

提督「こっちに来てようやく女の子もいる会社に勤め始めたけど何故か周りがアホみたいなイケメンばかりで完全に浮いた存在」

提督「そんな彼女もいなかった俺が今や新妻と暮らしてる気分になれるなんて、艦娘は最高だよ」

ガチャッ

秋雲「あれ?提督、もう帰ってたの?おっかえりー」チャプチャプ

提督「…………」

秋雲「なぁーにー?そんなにジロジロ見て♪いくらこの秋雲さんが魅力的だからってぇ~、エッチな事しちゃ、ダ・メ・よ♪」

提督「ほんと、艦娘は最高だぜ」
149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 01:48:29.96 ID:9F4RrWWQ0
雷「司令官、着替えとタオル持って来……」

提督「おわっ!!ち、違うんだ、風呂に入ろうとしたら秋雲がいて、気付かなくて」

雷「ちょっと、秋雲!お風呂は司令官が入ってからっていつも言ってるでしょ!」

秋雲「だって汗書いちゃったしー、ぶっちゃけ秋雲さん昨日もお風呂に入ってなかったんだよねー」

提督(パンツも洗ってなかったのかな。欲しい)

雷「とにかく出なさい!司令官が入れないでしょ!」

秋雲「えぇー、詰めれば入れるよー。ほらほら、提督入ってみなって♪」

提督「脱いじゃったものは仕方ないしな!」ダッ

チャプンッ

秋雲「ほーらぁー、ちょっと狭いけど一人で入るのと同じくらい気持ち良いでしょー?」ぎゅうぎゅう

提督「むしろいつもより気持ち良い」ムラムラ
154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 02:01:15.86 ID:9F4RrWWQ0
秋雲「これなら問題ないでしょー?」

雷「お、大有りよ!そんなんじゃ疲れは取れないんだから!」

秋雲「んじゃさ、後で背中流してあげる♪なんなら頭も洗ったげよっかー?」

提督「全身お願いしたいと」

秋雲「ね?これなら今度こそ良いよね?ちゃんと背中流す仕事するんだしー♪」

雷「そんなのダメよ!!だ、だったら私も背中を流すの!司令官のお世話は雷がするのよ!」すぽーん

提督「雷ちゃん!?ご飯は!?」

雷「そんなの後で良いの!ほら、もっと詰めて!」

秋雲「これ以上はさすがに無理だよー」

雷「じゃあ司令官の上に座るんだから!」

提督「あっ!」ズブッ

雷「にゃっ……!し、司令官、お風呂で悪ふざけはダメよ!めっ!」

秋雲「悪ふざけ?」

雷「ほんと、カンチョーなんて子供みたいな事するんだもん。びっくりしちゃうわ」

提督(よかった、お尻の方で……)
155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 02:09:05.59 ID:9F4RrWWQ0
雷「司令官、雷が綺麗に背中を流してあげるからね!」

秋雲「んじゃあ秋雲さんは雷ちゃんの背中なーがそっと♪」

雷「どうしてそうなるのよ!」

秋雲「だっていつもご飯とかお世話になってるしぃー、こう見えて感謝してるんだよー?」

雷「秋雲までそんな事言って……!2人とも、もっと私に頼って良いのよ!!」

提督「じゃあ俺は秋雲の背中を流すか。輪になってさ」

秋雲「良いよそんなの。別に感謝される事してないし3人で輪になるの大変そうだし」

提督「感謝なら毎日してるよ。2人が来てから生活が楽しくなったからな」

雷「そうよ!私だって司令官がいない間は話し合いてになってくれて嬉しいわ」

秋雲「本当は秋雲さんの身体に触りたいだけだったりして?」

提督「ギクッ!!」そんな事ないよ!

秋雲「思いっきり口でギクッって言ってるけど……んまぁいっかぁー♪そんじゃー洗いっこ始めー♪」


提督「おばあちゃん、僕は幸せな日々を送っています……」
169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 23:03:20.66 ID:9F4RrWWQ0
会社

部長「キミ、今日仕事の後に少し時間をとれないか?」

提督「えっ?あ、あー……その、お誘いは嬉しいんですが……」

部長「もし良かったら艦娘について色々教えてあげようと思ってね」

提督「艦娘について……」

部長「早く艦娘の元へ帰りたいのは良く分かるが、彼女達について知ってあげるのも大切だぞ?」

提督「確かに……分かりました!では家に連絡して良いでしょうか」

部長「ああ、もちろんかまわんよ」


雷「はーい!もしもーし!いかづちよ!かみなりじゃないわ!」

提督「あっ、雷か?相変わらず電話の時もそんな感じなんだな」

雷「司令官!今日も1日お疲れ様!今日は司令官の為に美味しいカレーを作ったのよ!早く帰ってきてね!」

提督(言い出しづらい……)
170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 23:11:22.43 ID:9F4RrWWQ0
雷「え?遅くなる……?」

提督「うん。ちょっと部長にさそわれてな……」

雷「そうなの?部長さんってえらい人なんでしょ?良かったじゃない、声かけてもらえて!」

提督「あー……でもせっかくカレー作ってくれたんならやっぱり早く帰っーー」

雷「そんなんじゃダメよ!会社での付き合いもしっかりしないと協調性が無いって思われちゃうわ!」

雷「だから気にしないで!私たちの事で司令官が自分を犠牲にするなんて雷は許さないんだから!」

提督「……わかった。じゃあ帰りにおみやげ買って帰るよ。何が良い?」

雷「うーん……おみやげはいらないから用事が終わったらまっすぐ家に帰ってきて!いい?」

秋雲「シュークリームー」

雷「秋雲しずかに!」

秋雲「シュークリームー」

提督「じゃあ帰りにシュークリーム買って帰るから良い子にしてるんだぞ?」

雷「うん!司令官も良い子にしてるのよ?」

提督「はい!」
171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 23:18:53.53 ID:9F4RrWWQ0
部長宅

部長「さぁ、上がってくれたまえ」

提督「ではそろそろおいとまさせていただこうかと」

部長「いくらなんでも早すぎるだろキミ」

提督(しっかしでかい家だな……)

部長「おーい、今帰ったぞー」

スタスタスタ

朝潮「司令官、本日も1日お疲れ様でした!カバンをお持ちします!」

部長「ああ。彼は私の部下でな、お客さんだ。客間に案内してやってくれ」

朝潮「ハッ!」ビシッ

部長「満潮は?」

朝潮「満潮は荒潮達とUNOをしていて手が離せないようです」

提督(ウノ……)

172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 23:24:24.62 ID:9F4RrWWQ0
朝潮「それでは客間までご案内いたします!」

提督「は、はい」

スタスタスタ……

提督(しかしこの子は堅苦しいと言うか、真面目そうな子だな)

朝潮「こちらでお待ちください」

提督「ありがとう。えーっと……」

朝潮「これは失礼いたしました!私は朝潮型一番艦の朝潮と申します!
184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 03:57:19.07 ID:1zHuaPYs0
提督「キミはしっかりした艦娘だね」

朝潮「そのような事はありません!長女としてはこれくらい当然です!」

提督「いやいや、そんな事無いよ。今日はよろしくね」スッ

朝潮「はっ!」ビシッ

提督「えっと……敬礼じゃなくて握手のつもりだったんだけど」

朝潮「握手……とはあの手を握り合う行為の事でしょうか?」

提督「なんだかキミに言われると犯罪を犯してる気分になるな」

朝潮「?」
185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 04:07:04.48 ID:1zHuaPYs0
朝潮「これでよろしいでしょうか?」ぎゅっ

提督「そんな手を添えたりしないで、片手で適当な感じにすれば良いよ」

朝潮「とんでもありません!司令官の御客人に粗相があっては困りますから!」

提督「御客人って……ただの部下だし提督としても駆け出しの新人だよ」

朝潮「提督?もしかして司令官でいらっしゃいましたか?」

提督「まぁ一応ね。秋雲と雷しかいないけど」

朝潮「そうでしたか。そうとは知らず数々のご無礼おゆるしください!」

提督「いやいや、ご無礼なんて全くなかったから。まったく、うちの秋雲とは大違いだな……やっぱり末っ子だからかな?」

満潮「フンッ!なに新人司令官なんかに気を使ってんのよ」スタスタ

提督「キミは……!」


何故か一目でツンデレだとわかった。
186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 04:12:46.84 ID:1zHuaPYs0
満潮「たった2人艦娘がいるだけで司令官とか偉そうな事言うんじゃないわよ」

提督「キミの名前は?」

満潮「はぁ?なんであんたなんかに名乗らなきゃいけないのよ」

提督「……」

満潮「ったく、ウザいわねぇ」書き書き

提督「?」

「満潮」

満潮「はい。コレよ、コレ」ひらひら

提督「わざわざ紙に書くなら口で言ってくれれば早いのに……」

満潮「なによ、まだ文句あるの!?」カアァァ…

提督「ないない!ありません!よろしくね、まんちょうちゃん!」

満潮「みちしおよ!このバカ!」

187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 04:21:23.11 ID:1zHuaPYs0
部長「やれやれ、随分と待たせてしまったな」

部長「朝潮は真面目過ぎるし満潮は気性が荒いからな。上手くやってればいいが」

ガチャッ

部長「待たせたね。大丈夫だったかい?」


満潮「はあ?あんたの鎮守府って秋雲と雷しかいないの?」

提督「いやいや、2人の艦娘がいるだけでもすごい事なんだよ?」

朝潮「確かに司令官はあまり裕福には見えませんね」

提督「ちょっ、その通りだけど!つらい!」

朝潮「し、失礼しました!つい本音が口から!」

提督「もう勘弁して!」

満潮「フフッ、ばかね!あんたがみすぼらしいから悪いのよ!」

提督「みすぼらしい言うな!」

朝潮「満潮!御客人に失礼は許しませんよ!確かに貧しくは見えますが決してみすぼらしくなんてありません!」

提督「それ以上はいけない!」

満潮「あははははっ」ジタバタ


部長(あんな楽しそうな満潮初めて見た何これ)
189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 04:32:34.39 ID:1zHuaPYs0
提督「あっ、部長。くつろがせていただいています!」

部長「ああ」

満潮「……ふんっ」スタスタ

朝潮「司令官!すぐにお茶の用意をします!」テキパキ


提督「姉妹艦って聞きましたけどやっぱり個性が出るもんなんですね」

部長「まあな。朝潮は今でも言えば一緒にお風呂に入ってくれるんだが」ドヤッ

提督「不思議ですよね。艦娘は一緒にお風呂入るのが好きなんでしょうか?」

部長「え?キミも艦娘と一緒に入るのかい?やっぱり頼み込んで?」

提督「一緒に入るって言うか……勝手に入っちゃうんですよね」

部長「ああ、分かるよ。私も満潮と入るにはそれしかないからね」

提督「ですよね。雷なんてしょっちゅう背中流すって言って入ってくるんですよ。秋雲は秋雲で風呂上がりに下着のままうろうろするし」

部長「え?あ、へー……あ、そう。艦娘が勝手に入って来ちゃう感じなんだ。あー、そう。へー」

提督「?」
203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 12:38:57.61 ID:1zHuaPYs0
提督「あの、それで今日はどんな事を……」

部長「ふむ。キミは艦娘が我々に抱く好感度と言うものを知っているかね?」

提督「好感度ですか……まぁなんとなくは分かるような分からないような……」

部長「艦娘と言うのは妖精が作ると言う以外まだまだ謎の多い存在でね。練度が身体のどこかに数字で表される事は随分前から知られてはいたんだが」

部長「つい最近艦娘が提督……つまり我々に対する好感度も数値で表している事がわかったんだよ」

提督「そうなんですか……なんだか知りたいような知らない方が良いような……」

部長「この好感度と言うのがなかなか面白いものでね、ちょっとした事で上下するんだ」

部長「好きな物をお土産に持ち帰れば少し上がり、嫌いな物や嫌な事があれば少し下がる」

提督「でもそんな数字どこにあるんですか?」

部長「目だよ。目の中にあるんだ」
204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 12:43:38.75 ID:1zHuaPYs0
提督「目の中?」

部長「ジッと目を見つめると黒目の奥に数字が見えてくるんだよ」

提督「はあ」

部長「どれ、朝潮ちょっとこっちに来なさい」

朝潮「はい!」スタスタ

部長「好感度のチェックをするからジッとしているんだよ?」

朝潮「えっ……あ、あの、それなら昨日したばかりで変化はあまり無いと……」

部長「いやいや、こう言うのはこまめにやらないとね。さぁもっと顔を近づけて……」

満潮「嫌がってんじゃない!やめろって言ってんのよ!このクズ!くさいのよ!」

提督(ヒャー……!)
205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 12:48:09.90 ID:1zHuaPYs0
部長「まったく、相変わらず元気が有り余ってるんだな。よし、じゃあ先に満潮からチェックしようか」

満潮「近づくな!この変態!」

朝潮「満潮!司令官にそんな口をきいてはいけません!」

満潮「……っ」

朝潮「失礼しました。司令官のご命令ならば」スッ

部長「うむ……」ジッ

朝潮「…………」

部長「……」ジッ

朝潮「…………」

部長「17か。昨日より2低いな……私が部下を連れてきたからやきもちを焼いてしまったのかな?ハッハッハッ」

朝潮「ぷはっ……!はぁ、はぁっ……」

提督(息止めてたのか……どんだけ嫌だったんだ……)
206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 12:57:48.63 ID:1zHuaPYs0
部長「私がこの子達と暮らし始めて1年経つがなかなか上がらない物でね」

提督「難しいんですね」

部長「キミもやってみるかい?初めてあったばかりだと限りなく0に近いかもしれんが」

提督「いえ、なんだか艦娘の子達もこれは嫌がっ……恥ずかしがっているように見えましたし」

朝潮「私なら大丈夫です。司令官のご命令ですから」ずいっ

提督「ええっ?あ、じゃあ……目の中……奥だっけ……」ジッ

朝潮「どうでしょうか?見えますか?自分では見えないので……」

提督「うーん……」

朝潮「もう少し近づきましょうか」ずぃっ

提督「あっ」

ゴツンッ

提督「ッタタ、大丈夫?」

朝潮「も、申し訳ありません!」

部長「ハッハッハッ、恥ずかしくて頭突きをしてしまったのか?すまんな、知らない男と顔を近づけさせるような事をして」

朝潮「そんなっーー」

提督(思いっきり55って見えたけど言えない……)


艦娘が相手に対する好感度は初期値が50であり、そこから上下する。
好感度は最大100だが50から普通に提督ラブ勢で普通に接する限り50を下回る事は無い
236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 15:49:37.11 ID:DZrYCT/T0
朝潮「本当にすみませんでした!」

提督「俺は全然大丈夫だから。それよりそっちが……」

朝潮「私がどうかしましたか?」

満潮「ちょっと朝潮!お茶ひっくり返してるわよ!」

朝潮「あっ……服が」

部長「これはいけない。すぐお風呂に入ろうか」

朝潮「い、いえ、これくらいなんとも」

部長「ダメダメ、染みになったらどうするんだ」

朝潮「ですが……」

提督「部長の言う通りだよ。せめて着替えておいで」

朝潮「……」

部長「さあ、一緒にお風呂場へ行くよ」

朝潮「はい……」

提督「ん?一緒に?」
237: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 15:58:04.80 ID:DZrYCT/T0
提督「…………」

満潮「あの変態……!」

提督「もしかしなくてもだけど……余計なこと言ったかな……?」

満潮「良いのよ別に。どのみち言い出したら意地でも連れて行く気だったんだから」

提督「でもかなり嫌そうな顔してたし……」

満潮「当たり前じゃない。ウザい奴に風呂場で身体の隅々まで洗われるこっちの身にもなってほしいわよ」

提督「身体の隅々まで!?」

満潮「そうよ。特に首、脇、おしりから……あそこまで念入りに…………あ、あと、足の裏とか!」

提督「け、けしからん!」

満潮「しかもボディータオルは肌によくないとかいって手でよ?本っ当ーにありえないんだから!!」

提督「うらや……けしからん!!」
239: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 16:07:59.17 ID:DZrYCT/T0
提督「でもそんな破廉恥な事をされているなら憲兵に突き出せば良いのに。君たちにも人間と同じ人権があるんだから」

【憲兵】万が一どすけべ目的で艦娘の意に反して無理やり破廉恥な行為をした時に提督を引っ捕らえる専用機関


満潮「仕方ないじゃない。別に下心があるわけじゃないんだから」

提督「いやいや!下心満載だろ!?無理やりお風呂に連れて行って身体の隅々まで念入りに」

満潮「そうよ。身体の隅々まで洗われる……でもそれ以上変な事をされる訳じゃないし、向こうにもそんな気が無いのは見れば分かるわ」

提督「下心無いのが見れば分かるってどこを見ればそんな……あっ」

満潮「身体や髪を綺麗に洗ったら湯船に浸かってお風呂から上がる。パジャマはどこから買って来たのか知らないフリフリのドレス」

満潮「部屋で髪をときながらドライヤーで乾かすのもあの司令官。寝る時も一緒」

満潮「あの司令官は私たちを娘か孫……それか人形とでも思ってるんでしょ」

提督「なんだろう……これマジで怖いやつだ」
240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 16:18:57.89 ID:DZrYCT/T0
提督「会社ではビシッとしていてバリバリ働いて、浮いた話は無いけど女子社員からも評判が良い人なのに」

満潮「浮いた話が無いからこんなことになってるんでしょ。やたらと私たちにパパとか呼ばせたがるし」

提督「でも好感度17とか18って相当まずいんじゃ……」

満潮「ええそうよ!だって本当にウザいんだから!!……でも0になるほど嫌いになれ無いから困るの」

提督「他の子は?」

満潮「大潮は全然気にし無いタイプ。お風呂も自分から一緒に入って来るし、あのフリフリのドレスも嫌いじゃ無いみたい」

満潮「まああの司令官と二人で入るくらいなら大潮も一緒の方がありがたいけど」

提督「なにその天使」

満潮「あとは荒潮もいるけど……あの子、司令官の事をパパって呼ぶのに抵抗無いって言うか、司令官くらいの歳の人をすぐパパって呼ぶのよね」

提督「なにそれバブルの匂いがする」
241: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 16:33:32.52 ID:DZrYCT/T0
満潮「いまココにいるのは私たち四人だけね」

提督「朝潮ちゃんに満潮ちゃん、大潮ちゃんに荒潮ちゃんか……名前を聞く限り姉妹だよね?」

満潮「ええ」

提督「よくピンポイントで姉妹だけを建造できたな……どの艦娘が出来るかは完全にランダムって聞いたけど(一部を除いて)」

満潮「当然私たち以外の艦娘もたくさん造られたわ。でも私達朝潮型の姉妹艦じゃないと実家の鎮守府へ送られてるみたい」

満潮「たまに軽巡なんかが完成したら中身も見ずに送ってるわ」

提督「なんと言う贅沢?なんだ」

満潮「ほんと、姉妹艦以外にだって大切な仲間は沢山いるのに……」

提督「変なこだわりがあるのかな。制服にこだわるとか理解に苦しむが」←夕雲型の制服に狂喜乱舞していた系提督

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 16:38:19.57 ID:DZrYCT/T0
満潮「まぁあんなのでも一応司令官だしね。好感度が0になるまでは我慢してあげるわよ」

提督「でも好感度って自分では分からないんだろ?あまり下がり過ぎたら好感度がいくつか部長も言わないんじゃ」

満潮「そうね。でも0になった時だけは分かるわ」

提督「そうなの?」

満潮「だって好感度が0になると勝手に艤装が解放されて司令官の口に砲塔をねじ込むシステムだから」

提督「艦娘大事にしなきゃ(使命感)」

ピピッ

提督「おわっ!もう8時か!!早く帰らねば艦娘達が心配しているかもしれないのに……!」

満潮「帰ってあげなさいよ。戻ったらあいつには私から言っといてあげるわ」

提督「ありがとう!」

満潮「う……は、はやく行きなさいよ!」

ダッ

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/31(月) 16:46:58.71 ID:DZrYCT/T0
玄関

提督「ここから一番近い駅は……けっこう距離があるな」

部長「ん?どうしたんだそんなに急いで」

提督「あっ、部長!実はその、そろそろ帰らないとうちの艦娘が心配してーー」

部長「ああ、それは悪い事をした。ちょっと待ってくれ、すぐタクシーを呼ぼう」

提督「えっ、いやあの、我が家は年中食糧難でして……」

部長「これだけあれば足りるかな?」ヒラッ

提督「ふぁっ!?いえ、そんな……」

部長「いいから受け取って。はやく帰らないと心配させてしまうぞ」

提督「ですが、それなら半分もあれば十分ーー」

部長「なら待たせている艦娘にお土産でも買ってあげなさい。さぁ、行った行った」

提督(こんなにダンディーなのに……!)

朝潮「あ、あの、またのお越しをお待ちしています」ヒラヒラフリフリ

提督「なにそれめちゃくちゃ可愛い!お姫様みたい!!超似合ってるよ!!」


その後タクシーが到着し提督は家へ向かった。

最後の一言で朝潮は耳を真っ赤にしながらぺこりと頭を下げ、部長は上機嫌でさらに2枚上乗せしてくれた。
273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 11:30:14.46 ID:YRTdMHYa0
タクシー

提督(帰りにシュークリーム買って帰らないとな)

運転手「んー?お客さーん、艦娘と一緒だったでしょ?」クンクン

提督「え?あ、そうですけど……どうしてわかるんですか?」

運転手「そりゃーわかるでしょ。匂いがするんだもん。こりゃー駆逐艦の匂いだね」

提督(この人もヤバい人か……?)

運転手「見た感じまだまだ新人提督って感じだよね?艦娘の事もあんまりよく知らないんでしょ?」

提督「ぐぬぬ……そんな事ないですけどね!あと次の信号右です!」

運転手「その割には反応薄いよねー。さっきから結構艦娘とすれ違ってるのに」

提督「ほへ!?」
274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 11:37:24.04 ID:YRTdMHYa0
運転手「例えばほら、今横断歩道渡ってる四人とかさ」

提督「あのOLがなにか?」

運転手「違う違う!あれは妙高型の四人だよ」

提督「妙高型……?」

運転手「前から足柄、妙高、那智、羽黒で……足柄さんが先頭の単縦陣、あれは間違いなく飲みに行くね!」

提督「…………」

運転手「あとあそこで食べ放題の店から追い出されてるの。あれは一航戦でー」

運転手「あの飲み屋から出てきて足柄さんたちともう一度入ってくのは軽空母!」

提督「え?艦娘って街にそんなにいたの!?」

運転手「ほら、やっぱり艦娘の事あんまり知らない新人さんじゃん♪」

提督「ぐぬぬ……」
275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 11:44:46.51 ID:YRTdMHYa0
運転手「艦娘って建造する時に選べないでしょ?出来てからのお楽しみってやつ?」

提督「一般的にはそうですね」

運転手「だからさー、やっぱ同じ子が着任したり思ってたのと違う艦娘が着任したりしちゃう事も結構あるみたいなの」

提督「なんて贅沢な……」

運転手「そういう時に他の鎮守府へ行ければ良いんだけど、艦娘って最初に見た人だけを提督だとインプットされちゃうからさ」

運転手「捨てられちゃう事があるんだよね」

提督「艦娘を捨てるなんてとんでもない!見つけ次第養いたい!」

運転手「まーそう焦んないでよ。捨てられちゃうって言っても道に転がってる訳じゃないんだよ?」

提督「あっ、次左です」

276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 12:01:53.85 ID:YRTdMHYa0
運転手「艦娘って壊れる事はあっても歳はとらないでしょ?だから結構重宝されてるんだよねー」

提督「そうなのか……うちの会社にもいるのかもしれないんですね」

運転手「そうそう♪変わった髪型や個性的な子は艦娘かもねー♪口調とかは気をつけてても出ちゃう事あるし」

提督「髪型、個性的な……うーん……」


『他の四人が来れるなら問題ナッスィーング♪』


提督「まさかあの事務員の女の子も……でもどうして艦娘って事を隠すって言うか、表に出さないのかな?」

運転手「みんなきっと普通に過ごしてみたいんじゃない?艦娘だからってチヤホヤされてもつまんないんだろうしさ」

提督「俺なら全力でチヤホヤされたいのに!」

運転手「あははっ、さあそんな話をしてたら着いたよー。この辺だよねー?」

提督「あ、はい。じゃあ料金はコレで。それにしても夜にタクシー運転も大変ですね」

運転手「何言ってんの!夜はまだまだこれからだよー♪夜は良いよね~♪夜はさ~」

ブロロロロ……

提督「なんか辺な人だったけど可愛かったな」

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 12:11:03.48 ID:YRTdMHYa0
提督「ただいまー」

雷「おかえりなさい!司令官!ちゃんと失礼の無いようにできた?」

提督「ああ、大丈夫だったよ」

雷「さぁ上着脱いで、すぐに夕飯にするわね!」テキパキ

秋雲「おっかえんなさーい!ふっふーん♪」スッ

提督「なんだ、缶詰買ってきた時以外で秋雲までお出迎えなんて珍しいな」

秋雲「もう何言ってんのさぁー♪まってたのよー?お・み・や・げ♪あるんでしょ?シュークリーム♪」

提督「あっ……」

秋雲「えっ?まさか……」

提督「タクシーで話し込んでてつい……」

雷「し、しし、司令官ー!!」バタバタ

提督「な、なに!?」

雷「この上着から、知らない艦娘の匂いがするんだけど!まさか、う、浮気……!?」

提督「ちが、それは部ーー」

秋雲「シュークリーム!!シュークリームー!!」

提督「ちょっ、秋雲静かにーー」

雷「司令官、ちゃんと説明してくれないとお食事の用意ができないんだから!!」

ギャーギャー!!


食後にコンビニまで行く約束をして、部長の家にいた艦娘の説明して納得させるまで小一時間かかった。
349: ◆uhdpMkcRI. 2015/09/02(水) 23:17:19.60 ID:ibUk3NGH0
雷「もう、そういう事なら早く言ってくれればいいのに」

提督「取り次ぐ暇も無かったんですが……」

秋雲「コンビニ行くならシュークリームと牛缶もつけてよねー」

雷「さあ!そうと決まれば早く夕飯にしましょ!」

秋雲「そうそう、もうお腹ペコペコだよー」

提督「なんだ?二人ともまだ食べてなかったのか?」

雷「当然でしょ?お夕飯は家族みんな揃ってから食べなくちゃ」

秋雲「このカレーの匂いを嗅ぎながら我慢するのは大変だったんだからー。あー、お腹すいたー」
351: ◆uhdpMkcRI. 2015/09/02(水) 23:31:21.01 ID:ibUk3NGH0
提督「そんな風に思って待っててくれたなんて……なんか感激するな!」

雷「とうぜんよ!」

秋雲「感激なんて良いからご飯にしようよー」

提督「特に秋雲が待ってくれてたのは意外だったから余計に嬉しいよ」なでなで

秋雲「ええっ?ちょっ……私は雷ちゃんに言われて渋々待ってただけなんだけど……」

提督「いやいや、なにをおっしゃるうさぎさん」なでなで

秋雲「うさぎさんじゃなくて秋雲さんなんだけど……ああ~!って言うかもう撫でなくて良いし!ほんとにほんとに……」

提督(この反応が楽しみでついやってしまう)

ダダダダッ

雷「ちょ、ちょっと司令官!秋雲に待つように言ったのは雷なんだけど!」

提督「ああ、雷も待っててくれてありがとうな」

雷「うぅ~……なんかついでみたいに聞こえて納得できないわ!ぷんすか!」

提督(この反応が楽しみでついやってしまう)なでなで

雷「あっ……もう司令官ったら、そんな猫みたいに喉元撫でられても……もう、テクニシャンなんだから……」うっとり

提督(この反応がーー)
353: ◆uhdpMkcRI. 2015/09/02(水) 23:42:03.14 ID:ibUk3NGH0
食後

提督「ごちそうさま。今日も美味しい夕飯をありがとうな」

雷「これくらい当然よ!もっと私に頼って良いのよ?」

提督「…………」

雷「どうしたの?司令官」

提督「頼ると甘えるって似てるよね」

秋雲「うーん、なんか違う気がするけど似てる?両方頼みごとするみたいな感じだし」

提督「つまり俺が今ここで膝枕耳そうじをお願いした場合、それは甘えると言うか頼ると言うか甘え頼るあたーー」

秋雲「はいはい、落ち着いてー」

雷「司令官、膝枕耳そうじをして欲しいの?」

提督「男の夢みたいなもんなんだ……」

雷「そんな事で良ければいくらでもしてあげるのに!さぁここに頭を置いて。秋雲、耳かき持ってきてくれる?」

秋雲「はいよー♪なんなら耳ん中探照灯で照らしちゃうよ~♪」


雷ちゃんの太ももは細いけどしっかり女の子の柔らかさがあって暖かくて気持ちよかったけど

近距離で探照灯を当てられて火傷寸前、しかも子供に耳をいじられる恐怖で気が気じゃ無かった。
355: ◆uhdpMkcRI. 2015/09/02(水) 23:55:25.21 ID:ibUk3NGH0
提督「さて、コンビニ行って食後のデザートとしゃれ込むか」

雷「大丈夫?司令官?もう血は止まった?聞こえる?」

秋雲「痛いなら痛い、熱いなら熱いって言ってくれなきゃ」

提督「大丈夫大丈夫。シュークリームと牛缶だったな」

秋雲「プレミアムシュークリームねー♪」

雷「うちは貧乏なんだから贅沢言わないの!司令官、普通のシュークリーム3つね」

提督「うーむ……」

雷「司令官?」

提督「今日は一緒にコンビニまで行ってみるか?」

秋雲「ほんとに!?やったぁー!シャバの空気だー」

雷「どうしたの急に?いつも外は危ないからって私達お留守番なのに」

提督「今日はちょっと色々思うところがあってね……束縛し過ぎるのは良くないかなって……」


提督は誘拐などを心配して2人を家から出したことが無かったが、部長達を見て同じ過ちを犯さない様に誓った。
566: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/12(月) 23:37:58.47 ID:UPBFAX3z0
提督「俺ももう良い歳だからなぁ」

雷「どうしたの司令官?まだまだ若いんだからそんな事言ってちゃダメよ!」

提督「でもなぁ……もう周りも結婚していってるし」

雷「ケ、ケッコン!?」

提督「それに子供も欲しいんだよな。かわいい女の子が良い」

雷「子供!?赤ちゃん!?」

提督「……まぁまず相手がいないんだけど」

雷「司令官!私がいるじゃない!」

提督「ん?ああ、そうだな……(子供みたいなのはもういるか)」
571: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/12(月) 23:47:29.52 ID:UPBFAX3z0
雷「司令官……それはつまりその、(ケッコン相手は)私で良いって事よね!?」

提督「ああ、(子供は)雷で十分だよ」

雷「~っ!!司令官!!」がばっ

提督「おうっ?」

雷「私、頑張って練度をあげるわね!」

提督「練度?(そう言えば好感度とかあったな)」ジッ…

雷「司令官?そんなに見つめられたら私……」

提督「…………ん?」

雷「どうしたの?どこか変だった?」

提督(おかしいな。目の中に好感度が数値化するはずなんだけどハート型しか見えないぞ)
572: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/12(月) 23:55:35.18 ID:UPBFAX3z0
雷「司令官!私すぐに練度99になっちゃうんだから!」

提督「お、おう!どうやったら上がるのか分からんが頑張れ!」

雷「あっ、でも赤ちゃんは少し待っててね」

提督「赤ちゃん?」

雷「あのね、まだ朝潮が来てないから無理なの」

提督「朝潮?」

雷「あれ?大潮?初霜だったかしら?」

秋雲(あぁー……なんか話噛み合ってなさそうだなー)

秋雲(あと多分朝潮でも初霜でもなく初潮なんだろうなぁ)

秋雲(まぁなんか面白そうだし放っとこうっと)

提督「おーい秋雲ー」

秋雲「んー?」

提督「うーむ……」ジッ…

秋雲「な、なになにセクハラ?良いのぉ~?」

提督(やっぱり目の中にハート型が……うちの艦娘は数字化されてないのか?)


艦娘の好感度が100%になると数字の代わりにハート型が現れる
589: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/13(火) 22:34:18.89 ID:G116r4T60
ある日の深夜

雷「ううーん……おしっこ……」スクッ…

秋雲「フヒヒ……むにゃむにゃ……」

雷「ん……?司令官……?」

ぐにゅっ!!

秋雲「いたたたたたた!!ちょっ、手!踏んでる踏んでる!!」

雷「わっ!びっくりした。そんなとこに寝てちゃ危ないわよ?」

秋雲「いやいや、ココ布団なんだけど」

雷「ねぇ司令官、こんな時間にパソコンで何してるの?お仕事も大事だけどちゃんと寝なきゃダメよ!」

秋雲「ん~?なになに?深夜に1人でヘッドホン付けてパソコンなんて怪しくない?」ニヤニヤ
590: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/13(火) 22:40:20.17 ID:G116r4T60
雷「司令官!!」

秋雲「むっふふぅ♪」ニヤニヤ

提督「ん?なんだお前たち起きたのか」

雷「なんだじゃないわよ!ちゃんと寝なきゃ身体に毒なんだから!」

秋雲「いやいや、むしろ身体に溜まった毒素を出していた的なぁ~?」

提督「すまんすまん。ついゲームに夢中になっちゃってな」

雷「ゲーム?ポケモンかしら?」

秋雲「ポケモンって言うかー、ポケットに手を入れてモンモンしながらゲームしてた的な~?」

提督「何言ってんだ。これは艦これってゲームだよ」
592: ◆uhdpMkcRI. 2015/10/13(火) 22:53:26.60 ID:G116r4T60
雷「艦これ?」

秋雲「姦これ?」

提督「ああ。このゲームには実在する艦娘がみんな出てくるんだ」

秋雲「うへー……リアルでも艦娘の相手してるのにゲームでも艦娘を育ててんの?」

提督「せっかくだし色んな艦娘の事を知ろうと思ってさ。お前たち2人が来てから始めたんだけど見事にハマってな」

秋雲「あっ!第1艦隊の旗艦が秋雲さんじゃ~ん♪提督もほんと私が好きなんだねぇ。うんうん♪」

提督「……」ぺろぺろ

雷「うう~……!司令官!!どうして旗艦が秋雲で私がいないのよ!!」

提督「なにをおっしゃる!雷はこっち!第2艦隊旗艦だ!一見地味に見えるかも知れないが最後の夜戦は第2艦隊にかかってるんだぞ!」

雷「ほんとに?司令官は雷をたよってよるのね?」

提督「頼りにしてるよ」

雷「よ~し!やってやるわ!!」
594: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 22:59:42.45 ID:lAHj7ilio


>提督「……」ぺろぺろ

おい何やってる


次スレ:

提督「実家から秋雲と雷が送られてきた」【後編】




このシリーズSS:

提督「実家から秋雲と雷が送られてきた」【前編】


提督「実家から秋雲と雷が送られてきた」【後編】


関連記事
タグ:

コメントの投稿



お知らせ
サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
スマホの人気ランキングのレイアウトを修正しました

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

旧ブログはこちら  旧ブログ

スポンサーリンク
最新記事
カテゴリ
人気記事
RSSリンクの表示
リンク