妻(♀)「あら、おかえりなさい。ずいぶん遅かったのね。」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 01:14:26.205 ID:fQnxoka00
妻「今日も一日……ああ、もう日付が変わっているわね。ともかく、ご苦労さまでした。鞄預かるわ。」

妻「……そんな寂しいこと言わないで?私のために頑張って稼いできてくださっているんですもの。私が起きているのは当然のことじゃない。」

妻「それより、お腹空いたでしょう。今晩はカレーよ。温めなおしておくから、あなたは手を洗ってきて?」

妻「ああ、私もお腹ぺこぺこ。……え?ええ、もちろん。お昼のあいだは離れ離れなんだもの。食事くらい、一緒に食べさせて?」

妻「……なぁに?そんなに気まずそうな顔をして。……なぁんてね。分かっているわよ。食事、外で済ませてきたんでしょう?」

妻「コートから少し煙の匂いがしたもの。焼肉でもご馳走になったのかしら。あと、強い香水の匂いもしたわ。綺麗なお姉さんに囲まれて、楽しかった?」

妻「あら、どうして謝るの?顔を上げてちょうだい。上司の方の付き合いだったんでしょう?それくらい理解しているわよ。」

妻「それに、いくら結婚しているとはいえ、女っ気がまったくないというのもそれはそれでどうかと思うわ。いいのよ、気にしないで。」

妻「……馬鹿ね、怒るわけがないでしょう?そういうお付き合いをしなければいけないってことくらい、私にも分かっているもの。」

妻「それにね、少しくらい遅くなっても別に構わないわ。だって……なにがどうなろうと、あなたの“一番”は結局私だということ、分かってるもの。」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 01:15:17.394 ID:RdhIrHhG0
逆に怖い
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 01:19:25.845 ID:fQnxoka00
妻「あなたは私を愛しているし、もちろん私も愛しているわ。それこそ、あなたのそれの比にならないくらい、私のあなたへの愛情は大きい自信があるわ。」

妻「だからね、分かるの。この先あなたがなにをしようと、なにがあろうと、およそ50年後の死ぬ間際、あなたの死を看取る女はこの私しかいないって、分かるのよ。」

妻「それにね、たとえあなたをそそのかして、この私からあなたを奪うような女がいたら、私はその人を絶対に許さないし、絶対にあなたを取り戻す。約束するわ。」

妻「だから、もしあなたに私よりも愛おしい女性が出来たら。……本当にその人のことを思うのなら、浮気なんてしない方がその人のためよ。ふふ。」

妻「……さて、と。というわけで、この一件はこれで終わり。“仕事帰り”に長々と話してしまってごめんなさいね。」

妻「食事は……私が食べ終わるまで、私の目の間で私を見ていてちょうだい?ずーっと、一秒でも目を離したらいやよ?」

妻「……今回のこと、怒ってないとは言ったけれど、それなりに嫉妬はしているのよ。……あなたを愛してもいない女なんかと、同じ時間を、同じ空気を、同じ話題を楽しんでるなんて……ってね。」

妻「というわけで、これは一種のペナルティと考えてほしいわ。もし達成出来なかったら……後でもっと酷い駄々を捏ねるわよ?」

妻「ああ、それと。寝る前の抱擁も、いつもより10分追加だから。……今日一日中ずっと寂しかったんだもの。それくらい、いいでしょう?」

妻「……ふふふ。楽しみにしているわ。……お風呂の準備も出来てるから、入っちゃいなさい。 」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 01:36:52.569 ID:fQnxoka00
妻「……あら、起きちゃったの?……イタズラしようと思ったのに、少し残念だわ。」

妻「おはよう、お寝坊さん。もうお昼回ってるわよ。……まあ、今週も一週間頑張ったものね。多めに見てあげるわ。」

妻「さ、はやく顔を洗ってきて。お昼出来てるわよ。……お昼というより、ブランチだけど。」

妻「はい、いただきます。……どう、美味しい?一応味見はしたんだけど。……そう。それはよかったわ。」

妻「もう、そんなにがっつかなくたってご飯は逃げないわよ。……それくらい、私にもがっついてくれればいいのだけど…。」

妻「あーあ、吹き出しちゃって。お行儀が悪いんだから。……そう?私、なにもヘンなことは言ったつもりないけど。」

妻「それより、お昼食べたらなにか予定ある?……なら、私と少しお出かけしましょうよ。天気もいいし、散歩でもしない?」

妻「だって、せっかくのお休みですもの。たまにはあなたと、ふたりきりで時間を過ごしたいわ。」

妻「……ふふ、ありがとう。とびっきり……ほどじゃなくても、それなりにお洒落しなくちゃ。」

妻「久しぶりじゃない?デートなんて。恋人だったころはいつもしていたけど、結婚してからはあんまりだったわよね?」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 01:49:01.556 ID:fQnxoka00
妻「そうそう。まだ付き合っていたころはよくあなたの方から誘ってきてくれたんだっけ。」

妻「あなたったら誘うたびにガチガチに緊張しちゃって。見ていて結構面白かったわよ?……かわいかったけど。」

妻「それにデート中だって、小さなことまで私のことずーっと気にかけて。まるで執事みたいだった。」

妻「……あら、そんなふうに見えてたの?大丈夫よ、きちんと楽しんでたから。なにをしたからとかじゃなくて、おもにあなたで楽しんでたけど。」

妻「……ふぅん?あんなにグイグイきてたわりにはずいぶんな評価ね。そんなに私って表情が変わらないかしら。そんなつもりないのだけど。」

妻「ああ、そうそう。そういえば、デートの待ち合わせのときに先に来た私がナンパされてたことがあったわね。」

妻「あなたったらそれに気づいた途端に走り寄ってきて、ナンパ男に謝り倒しながら私の手を引いて逃げてくれたんだっけ。」

妻「お礼を言ったら、あなたまるでイヌみたいにはしゃいでね。……ふふ、素敵だったわよ。」
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 02:05:40.194 ID:fQnxoka00
妻「そういえば、あなたは当時の私のこと、どう思ってたの?」

妻「……それは分かったから。表情が変わらなくてごめんなさいね。……他に、なにかある?」

妻「大人しいお嬢様、ね。大人しいはともかく、お嬢様というのは今まであまり言われたことがなかったわね。それは、どうして?」

妻「……へぇ、お上品…。ふふ、きっとそれを父さんと母さんが聞いたら喜ぶわね。今度聞かせてあげなくちゃ。」

妻「でも、今までのことを整理してみると、どうも堅い印象だったみたいね。……ごめんなさいね。気ばかり使わせて、疲れたでしょう?」

妻「……ふふ。ああ、そう。ありがとう。自惚れた言い方になるけど、そこまで私のことが好きだったの?」

妻「……私もよ。あのときから今までずっと、あなたのこと好きよ。……結婚してくれて、ありがとう。」

妻「ふふ、照れた顔はあの頃から変わらず、かわいいのね。……そんな顔が見られるなら、何度でも言ってあげるけど。」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 02:22:32.765 ID:fQnxoka00
妻「……結婚してから驚いたこと?……見当がつかないわね。なんのことかしら?」

妻「……あら、それは心外ね。さっきも言ったとおり、当時も今もあなたを愛しているわ。昔はそうでもなかったなんてことはないわよ?」

妻「ああ、でも……付き合っているころより、“我慢”しなくなったことは事実かしら。」

妻「それは隠していた本音を話せるようになったりとか、抱えてた感情をあなたに伝えられるようになったとか、そういう意味ね。」

妻「当時もあなたのことは愛していたけれど……その感情をすべて伝えていたわけではないの。だからそれが、そう思われていた原因なのかもしれないわね。」

妻「私、いつもあなたのことを考えていて。あなたのことでいつも頭がいっぱいなっていて。もっとあなたと一緒にいられればいいのにって、そう思っていたの。」

妻「でも当時は恋人という関係で、なにかあれば別れてしまうかもしれないという不安定な状態だったわけでしょう?」

妻「それなのに、私が「こんなにあなたを想っているの。」なんてことをすべて伝えたら……もしかしたら、重い女だと思われるかもしれないと思って…。」

妻「そうしたらあなたは私に興味がなくなったり、嫌いになってしまうかも……なんてことを考えたら、どうしてもすべてをあなたに伝えることが出来なかったの…。」

妻「……でも、あなたはプロポーズよとき、私のすべてを受け入れてくれると言ってくれた。だから、きっとこの心の中身も、きっと受け入れてくれると思ったの。」

妻「そのおかげで、私はこうして毎日のように、あなたに愛を伝えられるというわけ。……感謝しているわ。私に愛されてくれて。」

妻「……でも、事実私はあなたに隠し事をしたまま結婚したのよね。でも、私は、重い女だけどどうしてもあなたと結ばれたくて…………まあ、そこは…」

妻「能ある鷹は爪を隠す、ということで、ね?」
57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 02:38:19.338 ID:DdK8aRyca
病んでないのは珍しいな
病んでないのも大好き
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/14(土) 03:13:38.751 ID:BkUprqIL0
今回のはいつにも増して良い

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とあるSSの訪問者

タイトルの妻(♀)という表記は謎

とあるSSの訪問者

※1
ホモSSが多くなり過ぎて保険入れたんじゃない?(鼻ホジ)

とあるSSの訪問者

一時期ホモ系多かったからね


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また、サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
カテゴリをあいうえお順にしました、

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

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