希「幽霊のんたんと!」にこ「にこの大学生活」【後編】

360: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:31:16.80 ID:oncpntMi

前スレ:

希「幽霊のんたんと!」にこ「にこの大学生活」【前編】




・13

にこ「いくわよ」

真姫「OK」

にこ「ワン、ツー、スリー...」
361: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:31:54.19 ID:oncpntMi
ベベンボンビョローン

にこ「だーーー!!」

真姫「ちょっとエリー!いい加減にしてよ!」

絵里「ご、ごめんなさい」

にこ「何回目よこれ!あんた気抜けすぎじゃないの?」

真姫「これじゃ練習にならないわ」
362: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:32:29.10 ID:oncpntMi
絵里「も、もう一回!次はちゃんとするから!」

にこ「ダメダメ。今日はもう終わりにしましょう。それより...」

絵里「な、何?」

にこ「あんた何かあったの?」

絵里「そ、それは...」

真姫「明らかに様子がおかしいわよ」

にこ「何かあるなら話してみなさい」
363: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:32:56.46 ID:oncpntMi
絵里「...笑わない?」

にこまき「笑わない笑わない」

絵里「えっと...実は、妹のことなんだけど」

にこ「妹...たしか亜里沙ちゃん、だったかしら」
364: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:33:27.31 ID:oncpntMi
絵里「ええ。その、亜里沙の様子が最近少しおかしくて...」

絵里「何か隠し事してるみたいで...夜にこっそり出かけてるみたいなの」

真姫「亜里沙ちゃんは高校生だったわよね?」

絵里「そうよ」

にこ「女子高生が夜に出歩くなんて、ちょっと危ないわね」

絵里「ええ。亜里沙にもそう言ってるんだけど、聞いてくれなくて」
365: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:34:04.59 ID:oncpntMi
真姫「理由は聞いたの?」

絵里「教えてくれないわ」

にこ「...あんた信用されてないんじゃないの?」

絵里「そ、そんなことない!...と思う」

真姫「ダメよにこちゃん。思ってても口に出しちゃ」
366: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:34:41.80 ID:oncpntMi
にこ「だってそう考えるのが...」

真姫「エリーを見なさい」

絵里「...そんなことない...信用されてるはず...あ、でも...」グスグス

にこ「ちょ、ちょっと泣かないでよ」

絵里「だってぇ...」ウルッ

真姫「あーあ、泣かした」

にこ「わ、私のせいなの!?」

真姫「そうでしょ」

絵里「亜里沙ぁぁあ...」シクシク
367: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:35:13.84 ID:oncpntMi
にこ「だー!分かったから!私たちも一緒に亜里沙ちゃんが何してるか調べてあげるから!ほら、泣かないで!」

絵里「ほ、ほんと?」

にこ「ええ、だから泣きやみなさい」

絵里「にこーー!!」ダキッ

にこ「うわ!鼻水!あんた鼻水が!」
368: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:35:42.90 ID:oncpntMi
真姫「じゃあお疲れ様。頑張ってね」

にこ「待ちなさい」ガシッ

真姫「離してよ、私忙しいんだから」

にこ「ダメよ。あんたも来るの」

真姫「えー...」
369: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 17:36:10.27 ID:oncpntMi
絵里「真姫...お願い...」ウルウル

真姫「うっ...」

絵里「まきぃ...」ウルウル

真姫「...あーもー、しょうがないわね...」

絵里「真姫!」ダキッ

真姫「ちょっと!だから鼻水拭いて!」
376: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:40:37.37 ID:kc/s9H3y
ーー

亜里沙「...」キョロキョロ

亜里沙「...」タタタ





「...行った?」

「ええ」

「早くどきなさいよ!重い!」

「にこちゃんうるさい」
377: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:41:13.24 ID:kc/s9H3y
絵里「ふう...」ヒョコ

真姫「一体どこいくのかしら」ヒョコ

にこ「あんたらお尻でかいのよ」

真姫「誰のお尻がでかいですって?」

絵里「喧嘩しないでよ。亜里沙にバレちゃう」

真姫「エリーもバカにされてるのよ」

絵里「亜里沙亜里沙...」タタタ

にこ「聞いてないわね」
378: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:41:48.06 ID:kc/s9H3y
真姫「今何時?」

にこ「23時過ぎね」

真姫「高校生が出歩いていい時間じゃないわね」



希「そうやね~、変な幽霊に取り憑かれたら大変や~」フヨフヨ



にこ「また...!」

真姫「?どうしたの?」

にこ「いやなんでも...」
379: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:42:24.93 ID:kc/s9H3y
希「あ、金髪さん行っちゃうよ。追いかけな」

にこ(あんた何しに...いや、愚問ね)

希「うん、暇やったから」

にこ(まぁ、もしかしたらあんたがいた方がいいかもしれないわね。何があるか分からないし)

希「のぞみんに任しとき!」

にこ(はいはい)

絵里「にこー真姫ー!早く!見失っちゃう!」

真姫「ちょっと待ってよエリー」

にこ「行くわよ希」

希「おっけー!」
380: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:43:15.19 ID:kc/s9H3y
ーー

亜里沙「こっちこっち!」

「亜里沙!声大きい!近所迷惑になるよ」

亜里沙「ごめんね。さ、行こう」

「うん」


絵里「...誰かと合流したわね」

真姫「同い年くらいの子...かしら」

にこ「女子高生が2人、こんな夜中に何を...」
381: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:43:40.22 ID:kc/s9H3y
絵里「まさか...なにか悪いヤツらと悪いことを...」

真姫「まぁ...ありえない話ではないわね」

絵里「亜里沙はそんなことしないわよ!」

真姫「自分で言ったんでしょ!」

にこ「あ、2人がどっか行くわよ。追いかけましょ」
382: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:44:16.70 ID:kc/s9H3y


絵里「ここは...神社?」

真姫「なんでこんなところに...」

希(んー?ここ...)

「いるかな?」

亜里沙「どうかな...あ!いた!」

絵里「...?社務所の裏でなにかしてるわね」

真姫「何してるのかしら...」
383: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:44:51.54 ID:kc/s9H3y
にこ「ん?」

ニャーニャー

亜里沙「元気にしてた?」

「今ご飯あげるからね」

にこ「...なるほど」

真姫「子猫...五匹も」

絵里「...」
384: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:45:30.88 ID:kc/s9H3y
ニャーニャー

亜里沙「うふふ、かわいいなぁ...」

「そうだね」

絵里「亜里沙」

亜里沙「お姉ちゃん!」

にこ「こんばんは、亜里沙ちゃん」

亜里沙「あ、こんばんは...」

絵里「こういうことだったのね。最近、夜にこそこそ出かけてたのは」
385: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:46:03.58 ID:kc/s9H3y
亜里沙「あ、あのこれは...」

絵里「もう、心配したのよ」

亜里沙「ごめんなさい...」

真姫「どうして絵里に隠してたの?」

亜里沙「それは...あの」

絵里「うちじゃ猫が飼えないから...でしょ?」

亜里沙「うん...」

にこ「そうなの?」

絵里「ええ。うちはペット禁止のマンションでね」
386: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:46:43.61 ID:kc/s9H3y
真姫「この子達はどこで拾ったの?」

「すぐそこのごみ捨て場に」

絵里「あなたは?」

「あ、申し遅れました。私、高坂雪穂といいます」

にこ「高坂?」

亜里沙「雪穂は和菓子屋さんの娘なんだよ」

真姫「へぇー、跡取りってこと?」

雪穂「いえ、跡を継ぐのは姉が...」
387: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:47:10.03 ID:kc/s9H3y
にこ「和菓子屋って、まさか『穂むら』?」

雪穂「ええ。ご存知でしたか」

にこ「ってことはあなた穂乃果の妹?」

雪穂「姉を知っているのですか?」

にこ「ちょっとね...へぇー、お姉ちゃんと違ってしっかり者ね」

雪穂「いえ、それほどでも...」
388: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:47:40.42 ID:kc/s9H3y
絵里「それで、ごみ捨て場に捨てられてたこの子達をここで飼ってたっていうわけね...」

亜里沙「うん...」

絵里「事情はわかったけど、夜中に行くのは止めなさい。危ないわよ」

亜里沙「だ、だって心配だったから...」

絵里「あなたの身に何があったらどうするの」

亜里沙「...ごめんなさい」
389: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:48:25.97 ID:kc/s9H3y
にこ「...で、この子達どうする?」

絵里「うちはさっき言った通り無理ね」

にこ「うちもペット禁止だし...」

雪穂「うちもちょっと...食べ物を扱いますので」

亜里沙「お姉ちゃん...」

絵里「うーん...」


真姫「じゃあ、うちで引き取るわ」

絵里「え?」

にこ「真姫?」
390: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:49:28.73 ID:kc/s9H3y
真姫「うちなら問題ないし。前からペット飼いたいって言ってたのよね、ママが」

絵里「いいの?五匹とも?」

真姫「問題ないわ。広いし」

にこ「ぐっ...」
391: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:49:57.90 ID:kc/s9H3y
真姫「亜里沙ちゃん」

亜里沙「は、はい」

真姫「というわけで、この子達は私が引き取るわ。会いたかったらいつでもうちに来なさい」

亜里沙「いいんですか?」

真姫「当たり前よ。あなたもこの子の飼い主なんですから」

亜里沙「...ありがとうございます!」
392: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:50:50.98 ID:kc/s9H3y
真姫「いいえ。それと...雪穂ちゃん、だったかしら」

雪穂「はい」

真姫「あなたも一緒にね」

雪穂「はい...ありがとうございます」

絵里「真姫、ありがとう」

真姫「別にいいわよ」

亜里沙「雪穂!やった!飼ってくれるって!」

雪穂「うん!良かったね亜里沙!」

キャッキャッ
393: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:51:45.07 ID:kc/s9H3y
にこ「...ん?」

希「...」

にこ「あんたどうしたのよ。やけに大人しいけど」

希「いや...なんだか変な感じがして」

にこ「変な感じ?」
394: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:52:21.86 ID:kc/s9H3y
希「うーん、なんというか落ち着かないというか、もやもやするというか」

にこ「何よそれ」

希「さぁ...」

にこ「さぁってあんた...」
395: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:52:52.93 ID:kc/s9H3y
真姫「にこちゃん、迎え来てもらうから乗っていきなさいよ」

にこ「ああ、悪いわね」

真姫「?何してたの?」

にこ「いや、何でもないわ」

にこ(希、私は真姫のところに送ってもらうから)

希「うん。ウチもすぐ帰る」

希(うーん...なんなんやろこれ)
396: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:53:26.72 ID:kc/s9H3y
ーー

「お迎えにあがりました、お嬢様」

真姫「さ、乗って」

絵里「こ、これって」

にこ「リムジン!?」

雪穂「す、すごい...」

亜里沙「ハラショー...」
397: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:53:52.63 ID:kc/s9H3y
真姫「乗らないの?」

絵里「真姫ってホントにお嬢様だったのね...」

真姫「そう?これくらい普通じゃない?」

にこ「ぐぬぬ...」
398: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:54:31.72 ID:kc/s9H3y
希「さてさて、ウチも帰ろーっと」

タッタッタッタッ

希「ん?」

「ふっ、ふっ、ふっ...」

希「んー...あのランニングしてる黒髪美人は...」

「ふっ、ふっ、ふっ...」タッタッタッタッ

希「この前の公園にいた人やん。こんな時間にもランニングしてるんやね」
399: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:55:28.94 ID:kc/s9H3y
「ふっ、ふっ、ふっ...」タッタッタッタッ

希「んー?なんかこの人...」

希「...気のせいかな」

希「おっとと、早く帰ってあげないとにこっちが寂しがっちゃう」

希「全速力ー!」ピュー
400: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/09(金) 22:56:00.47 ID:kc/s9H3y
タッタッタッタッ

タッタッ

ピタッ

「...」

「......希」

タッタッタッタッ...

・13 終わり
415: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:17:10.21 ID:cUX4xXLL
・14

にこ「お昼ご飯どうする?」

絵里「たまには学食で食べましょうよ」

にこ「いいわね。真姫は?」

真姫「構わないわよ」

にこ「決定ね。行きましょ」
416: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:17:54.92 ID:cUX4xXLL
ワイワイガヤガヤ

にこ「多いわね...」

絵里「席空いてないわね...どうしましょう」

真姫「あ、あそこ空いてるわよ」

にこ「どこ?」

真姫「ほら、あそこ」

絵里「ホントね。あんなど真ん中なのに何であそこ3つだけ誰も座ってないのかしら」

にこ「3つ?」
417: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:18:26.92 ID:cUX4xXLL
希「...」

海未「...」

凛「...」

のぞりん「...ぶっ!」

海未「はい吹き出しましたね!二人の負けです!」
418: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:18:57.77 ID:cUX4xXLL
希「くく...なんでそんなに...ぷっ...真顔なのに...」

凛「にゃっはっはっは!海未ちゃんの真顔面白いにゃー!」



にこ「...はぁ」ガクッ

絵里「どうしたのにこ?」

にこ「いや...先に食券買ってて。取っとくから」
419: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:19:24.42 ID:cUX4xXLL
希「では真顔にらめっこ2回戦いきます」

海未「次も勝ちます」

凛「負けにないにゃー!」

希「いくよー。にーらめっこしましょわらうとまけよあっぷっ」

ゴチン

希「ぷ!?」
420: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:20:01.73 ID:cUX4xXLL
海未「あら、にこではありませんか」

凛「こんにちは!」

にこ(何してんのよあんた達)

希「いったー...」

海未「真顔にらめっこですよ。にこもやります?」

凛「楽しいよ!」

にこ(やらないわよ。座るからどいて)
421: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:20:38.46 ID:cUX4xXLL
希「ウチらをどかしたいならにらめっこで勝負や!」

海未「私たちを負かしたらいいですよ」

凛「勝負にゃ!」

にこ「えーっと塩塩...」

希「さ!にこっちたちに迷惑やからどこうか!」

海未「そうですね!」

凛「あー、そろそろ立ちたいと思ってたんだよねー」

にこ「ったく...」
422: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:21:12.57 ID:cUX4xXLL
ーー

にこえりまき「いただきます」

絵里「午後は講義あるの?」

にこ「私は今日は終わりね」

真姫「3限まであるわ」

絵里「私も3限までね」

にこ「じゃあ先に部室行ってるわね」

絵里「講義終わったらすぐ行くから」

にこ「うん」
423: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:21:42.99 ID:cUX4xXLL
希「にこっち、ハンバーグ一口頂戴」

凛「凛も凛も!」

海未「じゃあ私はお味噌汁で我慢します」

にこ「...」バクバク

のぞりん「ああー!」

にこ「...」ズズズズ

海未「ああっ!そんなひと思いに!」

にこ「ごちそうさま」

のぞうみりん「ああー...」
424: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:22:16.72 ID:cUX4xXLL
絵里「あら、もう食べたの?」

真姫「早食いは体に良くないわよ」

にこ「早く食べないとなくなっちゃうから」

絵里「別に取らないわよ」

にこ「取られるの!」

えりまき「??」

にこ「先に部室に行ってるわね。じゃ」ガタッ


絵里「どうしたのかしら、にこってば」

真姫「さぁ...」
425: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:22:44.26 ID:cUX4xXLL
ー部室ー

希「ひどいやんにこっち!1口くらいくれたって!」

凛「そーにゃ!にこちゃんのケチ!」

海未「まさかにこがそんな人だったとは...見損ないました」

にこ「うるさいわね!あんな大衆の面前でやれるわけないでしょうが!それにあれは私のお昼ご飯よ!」
426: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:23:11.25 ID:cUX4xXLL
希「にこっちがケチだと思う人手ぇ挙げてー」

うみりん「はーい」

にこ「...」ガタッ

希「にこっちが世界一かわいいと思う人手ぇ挙げてー!!」

うみりん「はーーい!!」
427: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:24:14.23 ID:cUX4xXLL
にこ「あんた達といると疲れるわ...余計に年取りそう」

希「胸から年取ったらちょうど良くなるんじゃない?」

ドゴーーーン!!

希「ホームラン!」ピュー

うみりん「ナイスバッチー」
428: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:24:51.85 ID:cUX4xXLL
ーー

海未「凛、そろそろ行きますよ」

凛「はいよー」

にこ「どこ行くの?」

海未「少し用事があって」

にこ「へぇ...あんた達よく用事があるわよね」

凛「幽霊にもいろいろあるのだー」

にこ「あ、そう」
429: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:25:22.39 ID:cUX4xXLL
海未「興味なさそうですね」

にこ「興味ないというか、別に人のプライベートまで詮索するなんて野暮だからね」

凛「人というか幽霊だけどね」

にこ「うるさいわね...」

海未「では希、にこ。私たちはこれで」

凛「ばいばーい!」

希「じゃあねー」
430: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:25:48.98 ID:cUX4xXLL
にこ「あんたは行かないの?」

希「ウチは別に何もないから」

にこ「ふうん...仲間はずれ?」

希「ち、違うよ!なぁ、二人とも?」

海未「今日はどこで希の悪口を...」

凛「あそこでいいんじゃない?ほら...」

希「海未ちゃん!?凛ちゃん!?」
431: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:26:32.63 ID:cUX4xXLL
海未「冗談ですよ、希」

凛「そんなことするわけないにゃー」

希「もういい...ウチ幽霊不信になる...」

海未「ごめんなさい。こんどハーゲンダッツ奢りますから」

凛「機嫌直して希ちゃん」

希「ホント?」

うみりん「ほんとほんと」

希「じゃあ許そう!」

にこ「幽霊がどうやってアイス買うのよ」
432: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:27:06.52 ID:cUX4xXLL
海未「では、お2人とも。またどこかで」

凛「今度こそばいばーい!」

希「ばいばーい!」



にこ「...あの2人の用事って何かしら」

希「さぁ...」

にこ「聞いたことないの?」

希「うん。別に聞かんでも問題ないし」

にこ「あっそう...」
433: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:28:25.21 ID:cUX4xXLL
にこ「ん?あんた...」

希「?どうしたん?」

にこ「いや...何でもないわ」

希「そう?ウチのおっぱい欲しかったとかじゃなくて?」

にこ「違うわよバカ!」ゴチン

希「いったーーい!」

にこ(なんか一瞬希の髪が紫に見えたような...気のせいかしら)
434: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/10(土) 23:28:56.68 ID:cUX4xXLL
ガチャ

絵里「ごめんなさい、遅くなったわ」

真姫「講義が長引いたの」

にこ「来たわね。早速練習しましょう」

希「ウチもしていい?ギター弾きたい!」

にこ(大人しくしときなさい、バカ)ゴチン

希「あてっ!」

・14 終わり
446: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:24:35.63 ID:4LiQE/Mm
・15

希「なーなーにこっち」

にこ「何?」

希「にこっち達のバンドってライブとかせんの?」

にこ「してるわよ」
447: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:25:09.23 ID:4LiQE/Mm
希「え?そうなん?」

にこ「ええ。毎月定期ライブしてるの。結構人気なのよ、私たち」

希「何で教えてくれんかったん?観に行くのに!」

にこ「だってあんたうるさいから...」

希「いやいや、ライブってハッチャケて盛り上がるもんやろ?うるさくてもええやん!」

にこ「それは曲とかにもよるけど」
448: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:25:37.75 ID:4LiQE/Mm
希「今月はいつ?もしかしてもう終わった?」

にこ「え?来るの?」

希「うん!いつ?」

にこ「...3日後」

希「おお!すぐやん!」
449: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:26:21.10 ID:4LiQE/Mm
にこ「えー...あんた来るの?」

希「邪魔せんから!な?いいやろ?」

にこ「...絶対よ?」

希「うん!」

にこ「邪魔したらゲンコツじゃ済まないからね?」

希「うんうん!」

にこ「約束よ」

希「うん!やったーーー!!にこっちのライブやーー!」クルクル

にこ「...なーにがそんなに嬉しいのよ」
450: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:26:47.58 ID:4LiQE/Mm
希「海未ちゃんたちも連れてきていい?」

にこ「別にいいけど」

希「よっし!じゃあ今から誘ってくるね!」

にこ「あ、ちょっと希!」

希「全速力ー!」ピュー

にこ「...全く」

にこ「...」

にこ「...ふふっ、頑張らないと」
451: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:27:11.80 ID:4LiQE/Mm
ー次の日穂むらー

ほのぱな「ライブ?」

にこ「ええ、明後日なんだけど来る?」

穂乃果「いふいふ!ほもひろほう!」モグモグ

にこ「食べりながら喋らないの。っていうかあんた仕事中でしょ...」
452: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:27:41.36 ID:4LiQE/Mm
穂乃果「んむ...どこであるの?」

にこ「うちの大学よ」

花陽「何時から?」

にこ「17時からよ。来れる?」

花陽「うん、行けるよ。楽しみだなぁ」

にこ「ふふん、私たちのライブは凄いわよ?」

穂乃果「爆発とかするの?ドカーンて!」

にこ「しないわよ。爆発したら事故でしょ...」
453: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:28:07.00 ID:4LiQE/Mm
花陽「楽しみにしてるね」

にこ「ええ」

穂乃果「おまんじゅう持っていくね!」

にこ「え、ええ。気持ちだけで十分よ」
454: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:28:33.54 ID:4LiQE/Mm
雪穂「お姉ちゃーん!また仕事中につまみ食いしたでしょ!」

穂乃果「やばっ!」

雪穂「お母さんに言いつけるよ?」

穂乃果「そ、それだけは」

雪穂「ホントにお姉ちゃんはもう...そんなことでちゃんと後継ぎで出来るの?」

穂乃果「で、できるよ!」
455: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:28:59.58 ID:4LiQE/Mm
にこ「この前ぶりね、雪穂ちゃん」

花陽「こんにちは」

雪穂「あ、こんにちはにこさん花陽さん」

花陽「久しぶり、雪穂ちゃん」

雪穂「お久しぶりです。にこさん、この前はありがとうございました」

にこ「いーえ。お礼なら真姫にいいなさい」

雪穂「今度亜里沙と真姫さんの家に行きます」

にこ「ええ、そうしてあげて」
456: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:29:40.06 ID:4LiQE/Mm
にこ「あ、そうそう。雪穂ちゃん達も私たちのライブ来ない?」

雪穂「ライブ...ですか?」

にこ「明後日なんだけど、もし都合がよかったら」

雪穂「えっと...特に予定はありませんね」

にこ「じゃあぜひ。亜里沙ちゃんと一緒に」

雪穂「はい、じゃあ行かせてもらいます」

にこ「ええ、待ってるわね」

穂乃果「ライブ楽しみにしてるね!」

にこ「任せときなさい。最高に楽しませてあげるわ」
457: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:30:06.81 ID:4LiQE/Mm
ーー

花陽「んふふ♪」

にこ「随分たくさん買ったわね。何をそんなに」

花陽「えっとね、おはぎにおまんじゅうにきんつば、うぐいすもち、水ようかん、それに」

にこ「OK、もういいわ」
458: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:31:01.80 ID:4LiQE/Mm
花陽「食後の楽しみなんだぁ」

にこ「あんた...太るわよ?」

花陽「へ?い、いや大丈夫だよ!確かに最近お腹が少しーあ、いやなんでもなくてねその」

にこ「花陽...」
459: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:31:27.33 ID:4LiQE/Mm
花陽「分かってるんだけど...ついつい」

にこ「運動でもすれば?ほら、ウォーキングとか」

花陽「運動苦手で...」

にこ「典型的な太るタイプね」

花陽「自覚しております...」
460: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:33:45.89 ID:4LiQE/Mm
花陽「にこちゃんはいいなぁ...コンパクトで」

にこ「それはどういう意味かしら?」

花陽「え?あ、いや!そういうことじゃなくてね、ほらお腹まわりとか...」

にこ「いいわよ、余計な気遣いしなくて。自分でもわかってるから。もう成長期がこないことくらい」

花陽「そ、そこまで言ってないけど...」
461: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:34:19.99 ID:4LiQE/Mm
タッタッタッタッ

にこ「ん?」

「ふっ、ふっ、ふっ...」

にこ「おお...」

花陽「わぁ...」
462: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:35:10.79 ID:4LiQE/Mm
「ふっ、ふっ、ふっ...」タッタッタ

花陽「綺麗な人だね...」

にこ「ええ、それにスタイル抜群だし」

「ふっ、ふっ、ふっ...」タッタッタッタッ
463: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:35:36.41 ID:4LiQE/Mm
ピタッ

にこ「!」

花陽「ん?」

「...」ジッ

にこ(...こっち見てる?)

花陽(うん...知り合い?)

にこ(いや...)
464: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:36:08.95 ID:4LiQE/Mm
「...」スタスタスタ

にこ「こっち来た...」

花陽「な、なんか怖い...」

「...矢澤にこさん、ですね?」

にこ「へ?...そ、そうですけど」
465: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 00:36:43.01 ID:4LiQE/Mm
「ふむ...なるほど」ジッ

にこ「あの...どちら様で?」

「ああ、失礼。私...」


「東條と申します」

・15 終わり
480: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:35:31.36 ID:4LiQE/Mm
・16

にこ「東條?」

東條「ええ」

にこ「東條って...」

花陽「やっぱり知り合いだったの?」
481: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:36:05.29 ID:4LiQE/Mm
東條「...」クイッ

にこ「へ?わっ!」

東條「...希とは仲良くしてくれてるみたいね」ボソッ

にこ「!」

東條「じゃあね。また会うことになるわ」

タッタッタッタッ...
482: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:36:33.77 ID:4LiQE/Mm
にこ「何で...」

花陽「何か言われたの?にこちゃん」

にこ「いや...」

にこ(なんで希のこと...何者なのあの人)

花陽「にこちゃん?」
483: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:37:31.22 ID:4LiQE/Mm
にこ「...行くわよ花陽」

花陽「え?う、うん」

にこ(...どういうことかしら。まさか希の知り合い?)

にこ「...」
484: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:40:28.91 ID:4LiQE/Mm
にこ「ただいま」

希「おかえりー!」

にこ「はい、お土産」

希「おお、珍しい!なになに?」

にこ「穂むらのおまんじゅうよ」

希「やったー!何かいいことでもあった?」

にこ「別に」

希「?」
485: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:41:00.40 ID:4LiQE/Mm
にこ「食べるならさっさと食べちゃいなさい」

希「うん!いただきます」

にこ「...」

希「~♪」モグモグ

にこ「...ねぇ、希」
486: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:41:27.28 ID:4LiQE/Mm
希「ふぁに?」モグモグ

にこ「あんたさ、黒髪の女の人の知り合いとかいる?」

希「黒髪の女の人?」

にこ「ええ。かなり美人の」

希「んんー...あ、もしかしておっぱいでかい人?」

にこ「まぁ、そうね。知ってるの?」

希「にこっちの3倍くらいあるよねー」

にこ「余計なこと言わんでいい」ゴチン

希「あてっ」
487: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:41:53.65 ID:4LiQE/Mm
にこ「で?知り合いなの?」

希「んーん。たまにその辺ジョギングしてるの見かけるくらい。えらい美人さんやから気になってたけど」

にこ「へぇ...」

希「ああ、この前神社行った時にもおったねぇ」

にこ「そうなの?」

希「うん。ジョギング好きなんかなぁ」
488: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:42:22.58 ID:4LiQE/Mm
にこ「生前の知り合いとかじゃないの?」

希「それは分からんね」

にこ「分からないってあんた...」

希「あれ?言ったことなかったっけ。ウチ生前の記憶ないんよ」

にこ「え?」
489: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:42:50.50 ID:4LiQE/Mm
希「生前というか、つい最近までの記憶もないんよ。覚えてるのはここ2年くらいかな」

にこ「2年くらいって...あんたいつ死んだの?」

希「それも覚えてないなぁ...」

にこ「はぁ?どういうことよ」

希「それが分かれば苦労せんよ」
490: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:43:31.19 ID:4LiQE/Mm
にこ「記憶が無いって...じゃあ気が付いたら幽霊になってたってこと?」

希「まぁそういう感じやね。というか自分が幽霊って知ったのも海未ちゃん達に教えて貰ったから知ったん」

にこ「何でそんなに記憶が...」

希「さぁ...ま、でも記憶が無くても別に不都合ないしなぁ。幽霊やし」

にこ「なにそれ...お気楽ね」

希「ふっふーん。まぁね」

にこ「褒めてないわよ」
491: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:43:57.51 ID:4LiQE/Mm
希「さてさて、もう一個と」ゴソゴソ

にこ(どういうことよ...あの人は一体)
492: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:44:25.85 ID:4LiQE/Mm
ーー

希「むにゃ...もう食べられん...」スヤスヤ

にこ「...」

海未「こーんばーんはー...」ヌッ

凛「にゃー...」ヌッ

にこ「ああ、ちょうど良かった」

海未「なんだ、びっくりしないんですね」

凛「つまーんなーい」
493: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 15:45:04.34 ID:4LiQE/Mm
にこ「あんた達を待ってたのよ」

海未「私たちを?」

にこ「ええ」

海未「それはそれは...なにか御用でしょうか」

にこ「...」

希「...ぐぅ...ぐぅ...」スヤスヤ

にこ「...外に出ましょう」

凛「何で?」

にこ「いいから」
502: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:25:17.15 ID:170gpBCN
ーー

海未「こんな夜中に出歩いてはいけませんよ」

凛「ワルだにゃー」

にこ「幽霊に言われたくないわよ」
503: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:26:20.18 ID:170gpBCN
海未「それで、用とは一体」

にこ「今日さ、希のことを知ってる人に会ったんだけど」

うみりん「!」

にこ「あんた達なにか知らない?黒髪のすごいスタイルいい人なんだけど」
504: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:26:51.55 ID:170gpBCN
海未「...なるほど。もう...」

凛「...」

にこ「何か知ってるの?」

海未「申し訳ありませんが、私たちの口から話すことはできません」

にこ「なにか理由があるの?」
505: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:27:22.74 ID:170gpBCN
海未「ええ。にこ、もしかして希の記憶についても聞きましたか」

にこ「え?うん、聞いたけど」

海未「そうですか...」

にこ「ねぇ、あんた達何か知ってるんでしょ?教えてよ」
506: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:27:59.07 ID:170gpBCN
海未「今はまだ話すことはできません。しかし...」

海未「遠くないうちにお話する時が来ると思います。今はご勘弁を」

にこ「どうしても今は教えてくれないの?」

海未「はい」

にこ「...分かったわ」

海未「ありがとうございます」
507: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:28:35.48 ID:170gpBCN
凛「海未ちゃん、そろそろ...」

海未「はい。ではにこ、私たちはこれで」

にこ「あれ、何か用があったんじゃないの?」

海未「いえ特に。ただの暇潰しです」

にこ「あ、そう...」

海未「明日のライブ頑張ってください。楽しみにしてます」

凛「観にいくからねー!」

にこ「ええ、ありがとう」
508: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:29:02.26 ID:170gpBCN
海未「では、また」

凛「ばいばーい!」

スゥ

にこ「...消えた」

にこ「...」
509: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:29:54.67 ID:170gpBCN
ー次の日ー

絵里「着替えた?」

にこ「ええ」

真姫「OKよ」

ことり「3人とも、カッコイイよ!」

絵里「ことりの衣装のおかげよ」
510: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:30:39.18 ID:170gpBCN
にこ「さて...行きましょうか」

真姫「ええ」

絵里「張り切っていきましょ」
511: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:31:24.13 ID:170gpBCN
ーー

にこえりまき「どーもー!BiBiでーす!」

キャーキャー!ワーワー!

にこ「今日はライブに来てくれてありがとー!」

絵里「初めての人も、そうでない人も楽しんでいってください」
512: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:31:59.78 ID:170gpBCN
ニコチャーン!

にこ「ん?」

穂乃果「にこちゃーん!おーい!」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん」

雪穂「ちょっとお姉ちゃん!恥ずかしいから!」

亜里沙「お姉ちゃーん!頑張ってー!」



絵里「...ふふ、にこ」

にこ「ええ...ん?」
513: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:32:27.64 ID:170gpBCN
希「にこっちー!きたよー!ヤーレンソーラン!」

海未「何故ソーラン節を?」

希「だってほら、何かお祭りみたいだから」

凛「お祭りじゃないよ!ライブだよ!」


にこ「...ふん」
514: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:33:03.90 ID:170gpBCN
真姫「そろそろ最初の曲いくわよ」

絵里「ええ」

にこ「じゃあ最初の曲いきまーす!」

BiBi「Cutie Panther!!」
515: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:34:10.85 ID:170gpBCN
ーライブ後ー

にこ「ふぅー...」

絵里「今月も無事成功してよかったわ」

真姫「そうね」

ことり「3人ともお疲れ様!はい、お水」

絵里「ありがとう、ことり」
516: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:34:56.76 ID:170gpBCN
ことり「あ、あのね。3人にお客さん来てるよ」

にこ「お客さん?」

穂乃果「ばあ!」ドン!

にこ「わっ!」
517: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:35:29.73 ID:170gpBCN
穂乃果「えへへ、びっくりした?」

にこ「急に後ろから大声出されたらびっくりするわよ!」

亜里沙「お姉ちゃん、お疲れ様」

絵里「亜里沙。ありがとう」

花陽「にこちゃん、かっこよかったよ」

にこ「ふっふーん、当然でしょ?」
518: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:36:13.20 ID:170gpBCN
雪穂「あの、うちの和菓子持ってきたんですけどよかったら...」

絵里「あら、美味しそうね」

にこ「よし、じゃあ部室で少し打ち上げといきましょうか」

ことほの「さんせーい!」

穂乃果「ん?」

ことり「ほぇ?」

穂乃果「あ、どうも!高坂穂乃果と申します!」

ことり「これはご丁寧に。南ことりと申しますっ」

にこ「何やってるのよあんた達」
519: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:36:47.70 ID:170gpBCN
ーー

真姫「部室の鍵は?」

にこ「持ってるわよ」

ー!ー!

にこ「ん?」

絵里「どうしたの?」

にこ「なにか聞こえない?」

ことり「...何も聞こえないよ?」

にこ「え?うそ...」
520: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:37:25.07 ID:170gpBCN
にこ「...まさか」

穂乃果「なになに、どうしたの?」

にこ「ちょーっと待っててくれる?」

絵里「何で?」

にこ「いいからいいから」ガチャ

にこ「...」ソーッ
521: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:37:52.10 ID:170gpBCN
希「Cutie Panther!わ!た!し!」

うみりん「ふー!」

希「どっこっでっもいっくよー!」

うみりん「フワフワ!」

希「きーみのー!」

うみりん「キューティ!」

希「きーみのー!」

うみりん「パンサー!」

希「こころぬすんでみせるよー!」
522: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:38:16.04 ID:170gpBCN
にこ「...はぁ...」

希「おー!パンサー矢澤が来たよ!」

うみりん「ふーふー!」

にこ「やかましい!芸人みたいな名前付けるんじゃないわよ!」

希「どうしたんにこっち?忘れ物?」

にこ「今からここで打ち上げするのよ」
523: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:38:47.31 ID:170gpBCN
希「おー!打ち上げやって!」

海未「楽しい夜の始まりですか」

凛「盛り上がる準備はできてるかーい!!」

のぞうみ「いえーい!」

にこ「ほらほらどいたどいた」パッパッ

希「ぎゃあああ!急な塩!」

海未「何するんですか!」

凛「凛たちごと打ち上げるつもり!?」

にこ「全然上手くないわよ。いいからどきなさい。あんた達がいたら邪魔なのよ」
524: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:39:23.46 ID:170gpBCN
希「えー?ウチらも打ち上げ参加したーい」

にこ「幽霊は参加出来ないの!」

海未「誰が決めたんですかそれ?法律で決まってるんですかそれ?」

にこ「私が決めたのよ」

凛「なにそれ~?にこちゃんは神様かなんかなんですか~?」

にこ「あーもー!そうよ!私神様!だから早くどきなさい!」
525: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:40:37.58 ID:170gpBCN
希「神様なら打ち上げで幽霊ハブる前に自分の胸大きくしたらどうなんですか~?」

海未「神様なら今ここに百万円用意してくださ~い」

凛「ほらほら早く~」

にこ「」イラッ
526: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 00:41:37.73 ID:170gpBCN
のぞうみりん「ほらほら~」ツンツン

にこ「...」

のぞうみりん「ほらほら~」ツンツン

にこ「...」

のぞうみりん「ほらほら~」

にこ「」プツン

のぞうみりん「ほらほら~」ツンツン

にこ「...ゴッドパンチ!!!」ドゴゴゴーーーン!

のぞうみりん「ほらほらあああああああ!!」ピュー




花陽「なにか聞こえたような...」

穂乃果「気のせいじゃない?」

絵里「にこ遅いわね...」

真姫「何してるのかしら」

・16 終わり
537: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:28:01.81 ID:170gpBCN
・17

穂乃果「今日はお休みだー!」

穂乃果「なにしよっかなー♪」

穂乃果「...そーだ!」
538: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:28:32.70 ID:170gpBCN
ー音ノ木坂大学ー

ワイワイキャッキャッ

穂乃果「おおー、人がたくさん...」

穂乃果「大学って広いなー」

穂乃果「花陽ちゃんとかにこちゃんはどこいるのかな...」トコトコ
539: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:28:56.27 ID:170gpBCN
穂乃果「ん?」

『音ノ木坂カフェテリア』

穂乃果「かふぇてりあ?なんだろ?」

穂乃果「入ってみよーっと」
540: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:29:26.62 ID:170gpBCN
ガヤガヤ

穂乃果「わぁーいっぱいだー」

穂乃果「ふんふん、みんなご飯食べてる...あ、なるほど。学食ってやつなんだ」

グゥ~

穂乃果「お腹すいたし何か食べていこーっと」

穂乃果「えーっと何食べようかな...」

「カレーライスが美味しいよっ」

穂乃果「そうなの?じゃあカレーにしよっと」

穂乃果「ん?」

ことり「こんにちはっ」

穂乃果「お、ことりちゃん!」
541: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:30:03.72 ID:170gpBCN
ことり「この前ぶりだねっ」

穂乃果「ことりちゃんもお昼ご飯?」

ことり「うん。穂乃果ちゃんも?」

穂乃果「うん。大学の学食って初めて入ったけど結構美味しそうだね」

ことり「美味しいよ~。一緒に食べる?」

穂乃果「うん!」
542: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:30:33.76 ID:170gpBCN
穂乃果「えっと、カレーライスください!」

ことり「私もカレーライスで」

ハイヨー

穂乃果「ことりちゃん1人?」

ことり「うん。今日はみんな忙しいみたいだから1人でお昼ご飯の予定だったんだ」

穂乃果「よかったね!ぼっち飯回避できて」

ことり「あはは...」
543: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:31:18.07 ID:170gpBCN
ことほの「いただきまーす!」

穂乃果「もぐもぐ...んん、美味しい!」

ことり「カレー久しぶりに食べたけど美味しいね」

穂乃果「大学ってすごいねー。学生じゃなくてもご飯食べられるなんて」

ことり「穂乃果ちゃん、今日お仕事は?」

穂乃果「今日はお休みなんだ。暇だったから遊びに来たの」

ことり「大学に遊びに来るって...変わってるねぇ」
544: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:32:16.98 ID:170gpBCN
穂乃果「そうかな?楽しそうじゃん大学」

ことり「うん、まあ楽しいね」

穂乃果「でしょ?私も大学行けばよかったなぁ」

ことり「穂乃果ちゃんは高校卒業してすぐに修行し始めたの?」

穂乃果「うん。そういう約束だったからね」

ことり「大学は行こうと思わなかったの?」

穂乃果「思わなくはなかったけど...早く和菓子職人になりたかったからね」

ことり「へぇ...」

穂乃果「私、和菓子大好きだから!」ニコッ

ことり「...そっかぁ」ニコッ
545: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:32:52.27 ID:170gpBCN
穂乃果「おっとと、早く食べないと冷めちゃう」パクパク

ことり「早食いは体に良くないよ」

穂乃果「だいじょぶだいじょぶ...むぐっ!」

ことり「穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「...!...!」ドンドン

ことり「喉に詰まったの!?大変お水!」

穂乃果「むぐぐー!」
546: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:33:20.38 ID:170gpBCN
ーー

穂乃果「はぁ...びっくりした」

ことり「だから言ったのに~」

穂乃果「ごめんごめん」

ことり「この後はどこか行くの?」

穂乃果「うーん...特に何も無いかな。ことりちゃんは?」

ことり「私もないかなぁ。今日の授業終わっちゃったし、サークルもないし...」

穂乃果「どうしようか...」

ことり「うーん...」
547: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:33:46.83 ID:170gpBCN
穂乃果「そうだ!にこちゃん達の部室行ってみよう!」

ことり「ええ?いいけど...何するの?」

穂乃果「分かんないけど、もしかしたらにこちゃんか誰かいるかもしれないし」

ことり「わざわざ行かなくてもLINEか電話すればわかるんじゃ...」

穂乃果「レッツゴー!」グイッ

ことり「わぁ!?穂乃果ちゃん!?」
548: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:34:16.24 ID:170gpBCN
ーー

穂乃果「とうちゃーく!」

ことり「はぁ...はぁ...穂乃果ちゃん元気だね...」

キュイーン!ドドンドン!

穂乃果「お?中から音がする」

ことり「ホントだ。にこちゃん達いるのかな?」
549: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:34:55.86 ID:170gpBCN
穂乃果「よっし、じゃあ早速...」ガチャ

ガタガタ

穂乃果「うん?空いてない?」

ことり「え?うそ?」

穂乃果「うん、ほら」ガタガタ

ことり「え、でも中からギターの音が...」

シン

穂乃果「あれ、何も聞こえなくなった」

ことり「おかしいなぁ...」

穂乃果「でも、確かに聞こえたよね?」

ことり「うん、聞こえた」

穂乃果「どうなってるだろう...」

ことり「うーん...」
550: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:35:31.50 ID:170gpBCN
穂乃果「...まさかオバケ?」

ことり「えっ」

穂乃果「だって...誰もいないのに鳴り響く楽器...これって...」

ことり「や、やめてよ~まさかこんな白昼堂々オバケなんて...」

穂乃果「そうだよね~オバケなんていないよね~」

ことり「うんうんっ」
551: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:36:10.30 ID:170gpBCN
穂乃果「でも、どっちにしろ部室には入れないし...どうしよう」

ことり「あ、じゃあさ。駅前にクレープ屋さんがあるから食べに行かない?」

穂乃果「おお!行く行くー!」

ことり「じゃあれっつごー!」

穂乃果「おー!」
552: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:36:43.47 ID:170gpBCN
ー1時間後ー

絵里「今日はにこも真姫も5限まで授業って言ってたわね」

絵里「それまで1人で練習っと...ん?」

キュイイイン!ドドンドン!シャーン!

絵里「あら、音が聞こえるわね。もう来てるのかしら」ガチャ
553: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:37:15.98 ID:170gpBCN
ガタガタ

絵里「え?空いてない...」

シン

絵里「音が止んだ...どうなってるの?」

絵里「取り敢えず入ってみましょう」ガチャガチャ

ギィ

絵里「...やっぱり誰もいないわね」

絵里「でもさっき確かに音が...」
554: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:38:13.85 ID:170gpBCN
ドン

絵里「!ドラムの音...」

絵里「え?何で...私触ってないのに...」

絵里「...」

絵里「こ、怖くなってきた...」

シャーン!

絵里「ひゃああああ!?」
555: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:38:36.90 ID:170gpBCN
キュイイイイン!!

絵里「きゃああああああああ!!勝手に動き出したああああああああ!!」

絵里「うーん...」パタン



希「ありゃー...気絶しちゃった」

海未「何をしてるのですか希」

凛「あーあ、知らないよー?」
556: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:39:05.99 ID:170gpBCN
希「だ、だって反応が面白かったから...」

海未「限度っていうものがあるでしょう。無駄に怖がらせてはいけませんよ」

凛「そーだよー!」

希「そもそも凛ちゃんが楽器弾いてみたいって言ったから!」

凛「だってこの前のライブかっこよかったし」

希「まぁ、そうやけど...」
557: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:39:35.13 ID:170gpBCN
海未「全く...あなた達2人はしょうがないですね」

希「一番ノリノリだったくせに何言ってるんや!」

凛「そーにゃそーにゃ!めっちゃギターかき鳴らしてたくせに!」

海未「そんなことしてません!そもそもあなた達2人が!」

希「なんやとー!」

凛「やるきかにゃー!」

にこ「なーにしてるのかしら?」

のぞうみりん「!!」
558: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:40:17.19 ID:170gpBCN
にこ「あーあー絵里のやつのびちゃってるじゃない...この子怖いの苦手なのに」

海未「あ、あらにこ。奇遇ですね」

凛「ど、どうしたの?」

にこ「どうしたもこうもここは私たちの部室よ。全くやってくれるわね...」ギロッ

凛「ひっ!」

海未「そ、そんな顔しないでください。可愛い顔が台無しですよ」

希「...」ソローッ

にこ「待ちなさい。どこ行くの」

希「え!?い、いやこれはその...」
559: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:40:53.99 ID:170gpBCN
にこ「ん?あんた髪が...」

希「へ?」

にこ「髪、紫なってるわよ...!」

海未「!」

凛「あっ」

希「あらら?どうなってるんやろ...」
560: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:41:23.05 ID:170gpBCN
海未「...」スッ

凛「...」スッ

フッ

希「おおっ?戻った!」

にこ「え?どうなって...」

海未「希、そろそろ飽きてきましたし何処かへ遊びに行きませんか?」

希「へ?」

凛「ほらほら!行こうよ!」グイッ

希「ちょ、ちょっと二人共!」

凛「レッツゴー!」ピュー

希「わああああぁぁぁ...」ピュー
561: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:41:56.07 ID:170gpBCN
海未「...」スッ

にこ「待ちなさい海未!」

海未「すみません、少し用ができましたので」

にこ「ちょっと!」

海未「失礼します」スゥ

にこ「...!」
562: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 23:42:37.17 ID:170gpBCN
ガチャ

真姫「あら、来てたのねにこちゃん」

にこ「...」

真姫「どうしたの?...ってエリー?なんでこんなところで寝てるのよ」

真姫「ねぇ、にこちゃん」

にこ「...悪いけど、今日は帰るわね」

真姫「え?何で?」

にこ「また明日ね」

ガチャ バタン

・17 終わり
574: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:31:54.78 ID:nPHKKcNO
・18

にこ「...」スタスタ

にこ「そういや、あいつらがどこに行ったかなんて分かりっこないわね」

にこ「方面的には神社の方だったけど...」

にこ「うーん...」

にこ「とりあえず行ってみましょう」
575: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:32:27.44 ID:nPHKKcNO
ーー

にこ「着いた」

にこ「でも見当たらないわね...ここじゃないのかしら」

タッタッタッタ

にこ「!」

「ふっ、ふっ、ふっ...」

にこ「あ、あなたは...」

東條「ふぅ...こんばんは、矢澤にこさん」

にこ「...東條さん」
579: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:40:12.50 ID:nPHKKcNO
東條「希に探してるのかしら?」

にこ「!え、ええそうです」

東條「ちょっと待ってね。まだ済んでないから」

にこ「済んでない...?あの、あなたは一体」
580: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:40:53.60 ID:nPHKKcNO
東條「にこさん」

にこ「は、はい」

東條「あなたは今、楽しい?」

にこ「え?」

東條「今を楽しんで生きてるかしら?華の大学生だけど」

にこ「え、ええ...まぁそれなりに」
581: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:41:31.75 ID:nPHKKcNO
東條「そう...希との生活も?」

にこ「!」

東條「あなたの『楽しい』にあの子との生活も入ってる?」

にこ「それは...」

東條「...」
582: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:42:10.06 ID:nPHKKcNO
にこ「...ええ、入ってます」

にこ「うるさくて、空気読めなくて腹が立つことも多いですが...何だかんだ楽しんでる自分がいます」

東條「そう、それは良かったわ。希もとっても楽しそうだし」

にこ「あの!あなたは...」

にこ「あなたは一体何者なんですか?」

東條「...」
583: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:42:38.79 ID:nPHKKcNO
にこ「私と希のこと知ってるし...それに、東條って」

東條「胡散臭いかもしれないけど...私は霊能力者ってやつよ」

にこ「霊能力者...?」

東條「ええ。まあ、ちゃんとした仕事もしてるんだけど。これでも、結構名が通ってるのよ」

にこ「はぁ...」

東條「それとこれは...名乗る資格なんてないのかもしれないけど...」

にこ「?」

東條「東條希の母親よ」
584: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:43:09.06 ID:nPHKKcNO
にこ「え...希のお母さん?」

東條「ええ。私は希の母親」

にこ「本当...なんですか?」

東條「本当よ。ま、今のあの子は私のことなんて覚えてないけど」

にこ「そんなこと...自分の母親くらい」

東條「生前から最近までの記憶がないって言ってたでしょ?」

にこ「...はい」

東條「そういうことよ。あの子は記憶が無いの」
585: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:43:42.27 ID:nPHKKcNO
にこ「どうして記憶が無いんですか?」

東條「私が記憶ごと希を封じ込めてるからよ」

にこ「封じ込めてる?」

東條「希は塩に触れると浄化するでしょう?」

にこ「は、はい」

東條「塩には清めの力があるのよ。何を清めるかというと」
586: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 17:44:09.81 ID:nPHKKcNO
東條「怨念や恨みを持った思念体。所謂悪霊ってやつね」

にこ「悪霊...?え、まさか」

東條「そうよ、希は悪霊なの。相当な怨念を持った」
608: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:47:11.77 ID:sEkGY27E
にこ「希が悪霊?何を言って...」

東條「」ビシッ

にこ「!」

東條「そこに浮遊霊がいるわ」

にこ「え?どこ?」

東條「見えるようにしてあげるわね」スッ

パチン

「...」ボウ

にこ「え?わっ!」
609: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:48:00.36 ID:sEkGY27E
東條「この浮遊霊は意思もほとんど持たない無害な霊...見ててね」スッ

東條「」パッパッ

にこ「何を...?」

「...?」

東條「ね?」

にこ「ね?って...何を?」
610: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:48:56.27 ID:sEkGY27E
東條「塩をかけたのよ。普通の霊ならこんな風に何も起きない」

にこ「はぁ...?」

東條「ピンと来てないみたいね。まぁ、別にいいわ...南無」スッ

「...」シュウウウ

にこ「あ、消えた...」

東條「すぐに分かる日が来るから」
611: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:49:42.93 ID:sEkGY27E
にこ「あの、希は何で死んじゃったんですか?」

東條「自殺よ」

にこ「自殺...?」

東條「ええ。あなたが今住んでるアパートで」
612: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:53:23.12 ID:sEkGY27E
にこ「...!自殺の理由は?」

東條「それは...」

海未「終わりましたよ」

凛「疲れた...」

にこ「海未に凛!」

海未「!にこ」

凛「おー?追いかけてきたの?」
613: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:54:03.39 ID:sEkGY27E
東條「ご苦労さま、2人とも」

海未「いえ...しかし、時間がありません。そろそろ急がなければ」

凛「もう抑えておくのも限界だよ」

東條「ええ、分かってるわ」

にこ「何?どういうことよ?」
614: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:54:55.89 ID:sEkGY27E
東條「にこさん。希は先に家に帰ってるわ」

海未「早く帰ってあげてください。寂しがっていますよ」

にこ「待ちなさいよ。あんた達はどういう関係なの?説明しなさい」

凛「早く帰らないと希ちゃん待ってるよ?」

にこ「嫌よ。ちゃんと説明してくれるまで帰らない」

東條「この子達も悪霊よ」

海未「ちょ...」

凛「言っちゃうんだ...」
615: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:55:37.96 ID:sEkGY27E
にこ「海未と凛も悪霊?」

東條「ええ。この2人も塩で浄化されちゃうでしょ?覚えがあるはずよ」

東條「ちょっと事情があってね、手伝ってもらってるの」

にこ「手伝ってもらってるって...」

東條「希の成仏と監視をね」

にこ「え...」
616: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:56:06.73 ID:sEkGY27E
東條「詳しい話はまた今度ね。近いうちにまた会うことになるから」クルッ

海未「では、にこ。またどこかで」スゥ

凛「じゃあね、にこちゃん」スゥ

にこ「待って!」

東條「」タッ

タッタッタッタ...

にこ「...」
617: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:56:43.43 ID:sEkGY27E
ーー

にこ「ただいまー」

希「おかえりにこっち!」

にこ「すぐご飯にするわね」

希「うん、お腹ペコペコー」

にこ「...」

希「ん?どうしたん?」
618: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 00:57:28.45 ID:sEkGY27E
にこ「...いや、何食べたい?」

希「うーん...何でもいいかな?」

にこ「何でもいいが一番困るのよ」

希「だってにこっちの料理なんでも美味しいし!」

にこ「...!」
619: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 01:01:45.31 ID:sEkGY27E
希「だから何でもいいかな~」

にこ「...ふん、褒めても何も出ないわよ」

希「お?照れてる?」

にこ「うるさい!」

希「顔赤いよ~」ニヤニヤ

にこ「塩入れるわよ」

希「わー!ごめんごめん!」

にこ「ふん、全く...作るから手伝いなさい」

希「はーい!」

・18 終わり
希「だから何でもいいかな~」

にこ「...ふん、褒めても何も出ないわよ」

希「お?照れてる?」

にこ「うるさい!」

希「顔赤いよ~」ニヤニヤ

にこ「塩入れるわよ」

希「わー!ごめんごめん!」

にこ「ふん、全く...作るから手伝いなさい」

希「はーい!」
620: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 01:02:49.58 ID:sEkGY27E
>>619
ミスった。本文はこんだけです

希「だから何でもいいかな~」

にこ「...ふん、褒めても何も出ないわよ」

希「お?照れてる?」

にこ「うるさい!」

希「顔赤いよ~」ニヤニヤ

にこ「塩入れるわよ」

希「わー!ごめんごめん!」

にこ「ふん、全く...作るから手伝いなさい」

希「はーい!」
621: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 01:03:26.04 ID:sEkGY27E
ーー

希「ぐう...ぐう...」スヤスヤ

にこ「...」

にこ「...希」


『希は悪霊なの。相当な怨念を持った』


にこ「こいつが悪霊...」

にこ「...」

ポスン

カチッ

・18 終わり
628: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:42:56.50 ID:IMBd/RVI
・19

にこ「...」ボー

花陽「それでね、そこで穂乃果ちゃんがー」

にこ「...」ボー

花陽「にこちゃん?」

にこ「...」ボー

花陽「おーい、にこちゃーん」フリフリ

にこ「...ああ、ごめん。何だっけ」
629: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:43:27.54 ID:IMBd/RVI
花陽「にこちゃんどうしたの?今日はなんだか心ここにあらずって感じだけど」

にこ「いやちょっとね...」

花陽「何かあるなら話を聞くくらいなら出来るよ?」

にこ「んー...」
630: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:44:03.91 ID:IMBd/RVI
にこ「あのね、花陽」

花陽「うん」

にこ「もし、私が...私の昔のことを知る人から実は矢澤にこがものすごく悪いやつだったって言われたらどうする?」

花陽「えぇ?うーん...」

にこ「遠慮しないで正直に答えて」
631: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:44:40.77 ID:IMBd/RVI
花陽「そうだなぁ...」

にこ「...」

花陽「...別に今までと変わらないかな」

にこ「変わらない?」

花陽「うん。そんなこと言われたら気にはなるけど...昔は昔だし。今のにこちゃんが悪い奴だーとはならないからね」

花陽「過去は悪いことしてたかもしれない...でも、今のにこちゃんはとってもいい人だし」

花陽「ご飯一緒に食べてくれたり、お買い物に付き合ってくれたり...こんな私とも仲良くしてくれるし」

にこ「花陽...」

花陽「昔は昔だよ。私は今のにこちゃんを信じてるから」
632: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:45:09.61 ID:IMBd/RVI
にこ「今の私...」

花陽「うん」

にこ「そう、ありがとう」
633: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:45:52.31 ID:IMBd/RVI
ーー

にこ「あら」

穂乃果「おーにこちゃん!」

ことり「こんにちはっ」

にこ「珍しいわね、二人揃って」

穂乃果「ふふん、最近ことりちゃんとマブイからねー!」

ことり「えへへー穂乃果ちゃんとはマブダチなのだっ」

ことほの「ねー」
634: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:46:19.74 ID:IMBd/RVI
にこ「マブダチってあんた達何歳よ...っていうかいつの間にそんなに仲良くなったの?この前会ったばかりでしょうに」

穂乃果「いつの間にか仲良くなっちゃったの」

にこ「答えになってないわよ...」

ことり「仲良くなるのに時間は関係ないからね」

にこ「!」

穂乃果「そうそう、過ごした時間の長さなんて関係ないのだ!」フンス

にこ「...」
635: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:47:33.42 ID:IMBd/RVI
ことり「あれ?どうしたのにこちゃん」

穂乃果「変な顔しちゃって、なんか悩み事?」

にこ「誰の顔が変よ!」

ことり「何かあるならお話聞くよ?」

穂乃果「にこちゃんも一応お友達だからね!」

にこ「一応って何よ一応って...別になんでもないわ」

ことり「そう?いつでも相談してね」

穂乃果「私が力になってあげる!」

にこ「...ええ、ありがとう」
636: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:48:03.27 ID:IMBd/RVI
ーー

~♪

真姫「ストップ」

にこ「なに?どうしたのよ」

真姫「にこちゃん、何かあったでしょ」

にこ「はぁ?急に何よ」

絵里「何ていうか...にこのギターの音がいつもと違うというか」

にこ「別にいつもと同じじゃない」
637: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:49:02.72 ID:IMBd/RVI
真姫「いや、明らか違うわ。絶対何かあったでしょう」

にこ「しつこいわね、早く練習しないと時間無くなるわよ」

絵里「にこ、今日は帰りなさい。恐らく今のあなたはいつも通りの演奏ができないわ」

にこ「そんなこと...」

真姫「顔、険しいわよ」

にこ「え?」
638: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:49:31.35 ID:IMBd/RVI
真姫「ずっと眉間にシワが寄ってる。そんな顔されてると迷惑なのよ」

にこ「...」

絵里「なにか嫌なことでもあった?私たちでよければ相談に乗るけど」

にこ「いや...」

真姫「何なのよ。ハッキリしなさいよ」

にこ「...分かった、今日は帰るわね」

真姫「そう...ちゃんと万全の状態で来てよ。次のライブ控えてるんだから」

にこ「ええ、また明日ね」

絵里「また明日。気をつけてね」
639: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:49:59.53 ID:IMBd/RVI
ーー

にこ「...」テクテク

にこ「...ふう」

ガチャ

にこ「ただいま」

シン

にこ「...?希?」
640: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:50:39.64 ID:IMBd/RVI
にこ「いないのかしら...」

希「...」

にこ「わっ!何だ、いるんじゃない」

希「...にこっち」

にこ「どうしたの?あんたやけに...」

にこ「って、あんた髪がまた紫に...」

希「にこっち、逃げて」

にこ「え?」
641: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:51:33.93 ID:IMBd/RVI
ビリッ

にこ「!」

にこ(う、動けない!)

希「ああ...うぅううううう!!!」

にこ「希!?」

希「ぁぁぁぁあああああああ!!」カッ

にこ「!」オオッ
642: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:52:04.56 ID:IMBd/RVI
『また転勤?』

『...うん、私は大丈夫。友達ならまた作ればいいし』


にこ(なに、これ...頭の中に何か流れ込んでくる...!)


『東條希です。宜しくお願いします』


にこ(これって...希の記憶?)
643: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:52:39.54 ID:IMBd/RVI
『あの転校生...暗いよね』

『話しかけても全然反応してくれないし...』

『近寄りがたいよねー』



『また引っ越すの?』

『...うん、分かった』



『東條希です。宜しくお願いします』


にこ(転校を繰り返してるみたいね...)
644: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:53:08.85 ID:IMBd/RVI



『あ、あの!』

『わ、私と友達に...』

『...えと、その』

『何?聞こえないよ』

『もうちょっと大きな声で言ってよ』

『あ...えっと』

『行こ、何だか気味悪い』

『うん』

『あ...待って!』

『...』


にこ(...)
645: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:53:43.05 ID:IMBd/RVI
『東條希です。宜しくお願いします』

『あ、あの!私と友達に...』


『東條希です。宜しくーー』

『私とーー』


『東條希です。宜しくーー』

『あ、あの!私とーー』


にこ(転校ばっか...)
646: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:54:11.29 ID:IMBd/RVI
『あのね、お父さんお母さん』

『大学に入ったら...一人暮らししたい』

『うん、大丈夫。何とかするよ』



『私...ウチ、東條希って言います!』

『うん!よろしくね!』
647: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:54:38.30 ID:IMBd/RVI
『希って面白いねー』

『そう...かな?』

『うん!おしゃべりしててとっても面白いし』

『えへへ、ありがとう』


にこ(友達...できたのね)
648: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:55:08.64 ID:IMBd/RVI
『ーえ?』

『希って高校の時陰キャだったらしいじゃん』

『な、何を...』

『友達もいなかったらしいしねー。大学デビューってやつ?』

『あはは、そのヘンテコな口調もキャラなの?』

『あ、あの...』

『陰キャのクセに頑張ってたんだねー』

『チョー可愛いんだけどー!』

『...!』


にこ(...希...!)
649: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:55:58.46 ID:IMBd/RVI
『東條さんて大学デビューらしいよ』

『高校の頃は友達いないくそ陰キャだったんだってー』

『あたし、オタクだって聞いたけど』

『えー?チョーキモイんだけど』

アハハハ!!

『...』
650: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:56:39.53 ID:IMBd/RVI
『...』


にこ「...?天井から紐...」


『...お父さん、お母さん』

『ごめんね。私もう...』

『疲れたよ』

スッ


にこ「ちょ...!」



『...』ギシッ

『さようなら』

ガタン
651: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:57:38.71 ID:IMBd/RVI
にこ「!!!」ハッ

希「...」

にこ「...希...」

希「見た?私の記憶」

にこ「あんた...」

希「ねぇ、にこっち」スッ

にこ「!うっ!」
652: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:58:40.75 ID:IMBd/RVI
希「孤独って...どんな気分がわかる?」ギュウウウウウ

にこ「ぐっ...うっ!」

希「友達だと思ってた人に裏切られるって、どんな感じかわかる?」

にこ「...の、のぞ...!」

希「にこっちには分からないよね。にこっちには素敵なお友達がたくさんいるから」

にこ(息が...息ができない)
653: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:59:07.64 ID:IMBd/RVI
希「こんなもんじゃないんだよ?私の苦しみはこんなものじゃ」グッ

にこ「!がふっ!」

希「ふふ...」グググ

にこ「うっ...おえっ...」


海未「にこ!」バッ

凛「にこちゃんをはなせーーー!!!」ドン!

希「!!」パッ
654: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 12:59:42.43 ID:IMBd/RVI
にこ「ぷはっ!」

海未「にこ!大丈夫ですか?」

にこ「はぁ...はぁ...何とか」

希「2人とも...」

凛「やっぱり封が解けてる...怨念が復活して溢れ出てる」

海未「やはり時間でしたか...もうやるしかまりませんね」

希「邪魔しないでよ2人とも。にこっちにも私の苦しみを分からせてあげるんだから」
655: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 13:00:23.70 ID:IMBd/RVI
海未「凛!」

凛「うん!」バッ

凛「はあああああ!!」

希「!」

シュン!

にこ「消えた!」

海未「神社へ強制転移させました」
656: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 13:00:55.43 ID:IMBd/RVI
凛「行くよ海未ちゃん!」

海未「ええ!」

にこ「待って!私も連れていきなさい!」

海未「しかし...」

にこ「いいから!」

海未「...わかりました。捕まってください!」

・19 終わり
668: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:54:38.89 ID:5XR+H4TC
・20

希「ここは...」

東條「希」

希「!お母さん...」

東條「封が解けて記憶を取り戻したようね」

希「...」スッ

ビリッ

東條「金縛り...」
669: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:55:13.48 ID:5XR+H4TC
希「あなたのせいだよ」

東條「...」

希「あなたが...あなた達が転勤を繰り返すから...」

希「私は...いつまでも、独りで」

希「ずっと独りぼっちで!友達の作り方なんか分からなくて!」

東條「...ええ。私のせいよ」
670: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:56:12.49 ID:5XR+H4TC
東條「あなたの苦しみに...気づいてあげられなかった」

東條「だから...」パチン

希「!動いて...」

キィィィン

希「これは...」

東條「あなたを成仏させる陣よ。ここの神社の力を借りてるの」

東條「もう...苦しまなくていいのよ。今楽にしてあげる」スッ

希「ぐっ!」ビリッ
671: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:56:56.67 ID:5XR+H4TC
東條「...ごめんなさい、希。私はダメな母親だわ」

東條「私がしてあげられるのは...こんなことだけ」

東條「許してくれなくていいわ。そんな資格私にはないから」

東條「その陣は怨念を強制的に浄化させて、霊を成仏させるもの。少しだけ苦しいけど...すぐに楽になるから我慢してね」

東條「...いくわよ」スッ
672: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:57:32.24 ID:5XR+H4TC
希「...ふっ」

シュウウウウン

東條「なっ!」

希「甘い...」

東條「陣が消えた...!」

希「こんなので私を解放できると思わないで」

東條「希...」
673: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:58:08.44 ID:5XR+H4TC
希「本当昔から変わらないね...。私のことを全く見てない、分かってない」

希「私の監視だって海未ちゃん達に丸投げして...」グッ

東條「うっ!」

東條(な、なにこの力...解けない!)

希「もういいよ。私の前から消えて」

東條「くっ...!」


にこ「希!」


希「!」
674: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 18:59:29.64 ID:5XR+H4TC
にこ「あんた何してんのよ」

希「にこっち...」

東條「にこさん」

海未「大丈夫ですか?」

凛「この金縛り...かなり強い。凛たちじゃ解けないよ」

希「邪魔しないでにこっち。私は」

にこ「...」スタスタ

東條「にこさん!今の希に近づいてはダメ!」

海未「にこ!戻りなさい!」

にこ「...ふん」タッ

凛「にこちゃん!」
675: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:00:14.85 ID:5XR+H4TC
希「なに?先に消してほしいの?じゃあ...」

ゴチン!

希「あてっ!」

東條「なっ...」

海未「殴った...?」

希「何を...」


にこ「帰るわよ希。夕ご飯の時間よ」


希「は?」
676: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:01:02.17 ID:5XR+H4TC
にこ「聞こえなかったの?それともご飯いらないのかしら」

希「何を言って...」

にこ「はぁー、あんたは全く。いつもいつもトラブル起こして...ちょっとは落ち着きなさいよ」

希「ちょ...」

にこ「私疲れたから手伝って頂戴。今日のメニューはあんたが好きなハンバーグよ」

にこ「もちろん、塩抜きのね」

海未「にこ...?」

東條「...」
677: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:01:43.47 ID:5XR+H4TC
希「何で...何で!?私は悪霊なんだよ!?にこっちを苦しめたし、自分の母親を今殺そうとした...」

にこ「そんなの知ったこっちゃないわ」

にこ「私にとってあんたはふざけてて、バカでお気楽で迷惑なルームメイトよ」

にこ「それ以上でもそれ以下でもないわ」

希「...!」

にこ「大体、自分で自分のことを悪いって言うやつほど悪くないのよ」

東條「にこさん、希は正真正銘の悪霊よ?これまでいくつもの善良な霊や人間に害を与えてきた...」

にこ「そんなこと知りません」

東條「!」
678: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:02:09.08 ID:5XR+H4TC
にこ「私が知る希はお馬鹿な幽霊です。生前にどんなことがあったか、私と出会う前は悪霊だっただとかそんなの関係ありません」

にこ「過去のことなんか関係ない。誰がどう言おうが、あんたがどんな奴だったなんて関係ない」

にこ「私は今の希を信じてるから」

希「にこっち...」

にこ「あんた達も」クルッ

海未「は、はい?」

凛「凛たち?」
679: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:02:43.58 ID:5XR+H4TC
にこ「あんた達も悪霊とか言ってたけど、私にとっては希のうるさい友達ってやつよ」

にこ「いっつも3人で暴れて...全く、あんた達といるとホントに疲れるわねぇ」

海未「にこ...」

凛「にこちゃん...」

にこ「ほらほら帰るわよ。あんたらもうちで食べていくでしょ?」

希「に...にこ...っち」

にこ「...なーに泣いてんのよ。情けない」

希「だって...」

にこ「ほら涙吹きなさい。あーあー鼻水もだして...」
680: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:03:16.36 ID:5XR+H4TC
希「うぅ...!にこっち...!」シュウウ...

海未「あ...怨念が...」

凛「浄化されていく...!」

希「にこっち、私...」

にこ「似合わないわね。いつものヘンテコな関西弁はどうしたのよ」
681: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:03:44.45 ID:5XR+H4TC
希「...ウチ」

にこ「うん?」

希「ウチ...にこっちの友達名乗っていいかなぁ...?」

にこ「...へ?」

希「あの、ねにこっち。ウチと友達になってくれる?」
682: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:04:22.15 ID:5XR+H4TC
にこ「...ぷっ」

希「!」

にこ「あはははははは!!」

希「え、ちょ...何で笑うん?」

にこ「なーに言ってんのよ!」ペシッ

希「あてっ」

にこ「あんた今までどういうつもりで私と暮らしてきたの?」

希「え、え?」
683: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:04:50.05 ID:5XR+H4TC
にこ「希、私といて楽しい?」

希「えっと...」

にこ「私は楽しいわよ」

希「...!」

にこ「あんたはどうなの?」
684: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:05:17.53 ID:5XR+H4TC
希「...楽しい」

希「ウチ、にこっちと一緒にいるのが1番楽しい!」

希「...生きてるうちに、会いたかったって何度も思ったくらいに」

にこ「...ふふ。そうでしょ?」

希「うん」
685: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 19:05:45.77 ID:5XR+H4TC
にこ「あんた達はどう?私や希といて楽しい?」

海未「...ええ、とっても」

凛「楽しいにゃー!」

にこ「だって。一緒にいて楽しいんだったらそれは友達なんじゃない?」

希「...そう、かな」

にこ「そーよ。この私が言うんだから間違いないわ」

希「うん...うん!」
702: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:29:57.64 ID:VNeKFFQX
にこ「帰るわよ希」

希「うん!」

ポテッ

希「...あれ?」

にこ「何してるの?」
703: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:30:51.86 ID:VNeKFFQX
希「ちょっと待ってな...よいしょ」

ポテッ

にこ「希?」

希「あれ...?おかしいな...」

にこ「何してるのよ。捕まりなさい」

ギュッ

希「...えへへ」

にこ「何笑ってんのよ。ほら、帰るわよ」

希「うん!」
704: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:31:23.46 ID:VNeKFFQX
にこ「東條さん」

東條「!」

にこ「あなたも一緒にご飯食べませんか」

東條「え...っと」

にこ「腕によりをかけて作りますよ」

東條「...いいのかしら」
705: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:32:29.96 ID:VNeKFFQX
にこ「いいわよね?希」

希「...うん。お母さんも一緒に食べよう」

東條「希...」

希「にこっちの料理は美味しいんだよ!」

東條「...じゃあ」
706: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:33:03.84 ID:VNeKFFQX
ーー

にこ「はーい出来たわよー!」

海未「凛、運ぶのを手伝いなさい」

凛「はーい」

東條「にこさん、茶碗はこれでいいのかしら」

にこ「ええ。希!机拭いといてー!」

希「りょーかいあいさー!」フキフキ

にこ「ってそれ雑巾!台拭きはこっち!」
707: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:33:35.11 ID:VNeKFFQX
4人「いただきます」

東條「...ん、美味しい」

希「でしょ?」

東條「ええ。お料理上手なのねにこさん」

にこ「それほどでも...」

凛「海未ちゃんの一口もーらい!」

海未「あ、こら!」

凛「むふふー美味しい!」

海未「返しなさい!」ムニー

凛「ふぐぐー!」

にこ「こーら!暴れないの!」
708: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:34:08.89 ID:VNeKFFQX
東條「...」

希「お母さん」

東條「ん?」

希「ごめんね」

東條「いえ...謝らなければいけないのは私よ。あなたが生きている間、私は何も出来なかった」

東條「あなたの苦しんでるのに...何もしてあげられなかった」
709: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:34:35.36 ID:VNeKFFQX
東條「ホントに、ダメな母親だわ...ごめんね、希」ポロッ

東條「ホントにごめんね...あなたはもう死んじゃってるけど...会えてよかったわ」ポロポロ

希「ううん...!私も、会えてよかった...!」ポロポロ

東條「希...!」


にこ「...ふふ」

海未「良かった...」

凛「うん」
710: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:35:02.07 ID:VNeKFFQX
にこ「さ、さっさと食べちゃいなさい」

希「うん!」カチャ

ポロッ

希「あら?」

にこ「ちょっと、何してんのよ。落としちゃって」

希「えへへ、ごめんごめん」スッ
711: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:35:47.67 ID:VNeKFFQX
ポロッ

希「...あれ」

にこ「あんた何して...」

希「掴めない...」

希「力が...入らない」

にこ「何で...」
712: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:36:20.22 ID:VNeKFFQX
スカッ

にこ「え?すり抜けた...」

希「あれ?あれ?」


東條「時間...ね」


にこ「時間?」
713: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:36:54.10 ID:VNeKFFQX
海未「...怨念が晴れた悪霊は、成仏するのみ...」

にこ「成仏...?」

凛「うん...希ちゃんはもう...」

にこ「そんな...待ちなさいよ!希はやっと!」
714: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:37:30.03 ID:VNeKFFQX
にこ「...そうだ!東條さん!どうにかできないんですか!?」

東條「ごめんなさい...成仏を止めることは何者にもできないのよ...」

東條「霊は本来、この世にはもういてはいけない存在だから...」

にこ「そんな...」
715: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:38:21.53 ID:VNeKFFQX
希「そっかぁ...ウチ、もう成仏しちゃうんかぁ...」

にこ「何いってんのよ!あんた...!」

希「ありゃー...せっかくにこっちが夕飯作ってくれたのになぁ...」

希「ごめんなぁにこっち。全部食べられんで」

にこ「残すのは許さないわよ...!ちゃんと全部食べなさい...!」

希「うん、そうしたいんやけど...」
716: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:38:55.29 ID:VNeKFFQX
にこ「何よ!ほんとあんたってやつは!」

希「ごめんね、にこっち」

にこ「何で謝るのよ...!」

にこ「いつもみたいにヘラヘラしてなさいよ!ふざけなさいよ!ゲンコツしてあげらから!」ブン!

スカッ

にこ「...!」

希「にこっち...」
717: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:39:25.61 ID:VNeKFFQX
にこ「...海未!凛!」

にこ「希が馬鹿なこと言ってるわよ!どうにかしなさい!」

海未「にこ!希はもう...!」

にこ「うるさいうるさい!いつものふざけたテンションはどうしたのよ!3人で暴れなさいよ!」

凛「にこちゃん...!もうやめて...!」

にこ「何なのよ!ほんっっとにあんたってやつは...!」
718: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:39:56.98 ID:VNeKFFQX
希「うふふ...ありがとうにこっち」

にこ「はぁ...はぁ...」

希「もう...いいんよ。ね?」

にこ「...希...」
719: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:40:29.96 ID:VNeKFFQX
希「...ごめんなぁ、最後までこんなんで」

にこ「そうよ...迷惑なことこの上ないわ」

希「...いっぱいゲンコツされたなぁ」

にこ「あんたが馬鹿なこと言うからでしょ」

希「...ごめんね、ハンバーグ全部食べられんで」

にこ「食事中は立ちなさんなっていつも言ってるでしょうが」

希「うん...ごめんね」
720: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:41:11.63 ID:VNeKFFQX
にこ「はぁ...疲れたわ」

希「疲れた時は甘いもんやん。『穂むら』の和菓子食べな」

にこ「そうね。あんたの好きなおまんじゅうとかいいかも」

希「うふふ......穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんによろしく」

にこ「......ええ」

希「花陽ちゃんとも、お隣同士仲良くするんよ?」

にこ「あんたに心配されることじゃないわ」
721: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:41:44.33 ID:VNeKFFQX
希「ことりちゃんと絵里ちゃん、真姫ちゃんにもね」

にこ「ええ」

希「にこっちたちのライブカッコよかった...頑張ってな」

にこ「言われずとも。最高のバントになってみせるわ」

希「うん...!」
722: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:42:17.16 ID:VNeKFFQX
海未「希...」

凛「希ちゃん」

希「海未ちゃん、凛ちゃん。今まで、本当にありがとう」

希「2人と居るのがホントに楽しかった!」

海未「こちらこそ...!私も楽しかったです...!」

凛「凛...も。凛も!希ちゃんと一緒にいるの楽しかった!もっと遊びたかった!」
723: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:42:44.24 ID:VNeKFFQX
希「それと、ウチの監視ご苦労さまです!お礼にのぞみんの頑張ったで賞あげる!」

海未「ふふ...ありがたく受け取っておきます」

凛「ありがとうにゃー!」
724: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:43:09.89 ID:VNeKFFQX
希「...お母さん」

東條「希...」

希「見て。こんなに友達できた」

東條「...!ええ...!」

東條「いい友達をもったわね...!」

希「うん!」
725: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:43:42.93 ID:VNeKFFQX
スゥゥゥゥ

にこ「希の体が...」

希「にこっち!」

にこ「!」

希「ウチ、死んでにこっちに会えてほんとーーーーーに良かった!」

にこ「...ぷっ!なによそれ...!」

希「だってホントのことやもん!」

にこ「アンタは全く最後の最後まで...」
726: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:44:38.34 ID:VNeKFFQX
にこ「...ええ、私もあんたと会えて良かったわ」

希「んふっ!ありがとう!」ニコッ

スゥゥゥゥ

にこ「...希!」

希「...バイバイ」

フッ

・20 終わり
732: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/12/17(土) 15:49:03.95 ID:pTvwSjA6
乙です!

こういう展開はやはり切ないなぁ
741: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:22:01.59 ID:cyolpqDA
・21

にこ「最後の曲いくわよーー!!」

キャーキャー!

絵里「ちゃんと付いてきねー!」

真姫「へばってんじゃないわよー!」

ウオオオオオオオ!!

にこ「じゃ最後の曲はー」
742: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:22:31.54 ID:cyolpqDA
ーー

ことり「お疲れ様っ♪はい、タオル」

絵里「ありがとう」

にこ「ことり、どう?」

ことり「頑張ったよ~上手く撮れてるかは分からないけど」

にこ「ちょっと見せて」

ことり「うん、はい」
743: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:22:54.45 ID:cyolpqDA
真姫「カメラ?何を撮ったの?」

絵里「あら、ライブ中の私たちじゃない」

ことり「どうかなぁ?」

にこ「うん、よく撮れてる。ありがとう」

ことり「いいえ~」
744: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:23:19.10 ID:cyolpqDA
真姫「その写真どうするの?売るの?」

にこ「違うわよ。ちょっとね」

絵里「にこ、現像したらその写真頂戴」

にこ「言われなくてもあげるわよ。待ってて」
745: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:23:44.35 ID:cyolpqDA
ーー

穂乃果「はい!ほむまん5個お待たせ!」

にこ「ありがとう」

穂乃果「5個も一人で食べるの?太るよ~」

にこ「うるさいわね、余計なお世話よ。ほらお会計」

穂乃果「はーい!えーっと、18400円です!」

にこ「ぬわぁんでよ!違うでしょ!」
746: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:24:12.06 ID:cyolpqDA
穂乃果「あ、ごめんごめん。えー、1840000円です!」

にこ「だから違う!」

穂乃果「あれー?疲れてるのかな?」

にこ「疲れた時は甘い物がいいのよ」

穂乃果「そうなんだ!にこちゃん物知りー!」

にこ「ふふん、でしょ?」

穂乃果「じゃ、早速...あむっ」

にこ「いやそれ私のおまんじゅう!」
747: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:25:03.17 ID:cyolpqDA
ーー

東條「着いたわ」

にこ「...ここが...」

東條「ええ、希のお墓よ」

にこ「ありがとうございます。案内してもらって」

東條「いえ、このくらいは」
748: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:25:37.20 ID:cyolpqDA
にこ「じゃあ...」ゴソゴソ

にこ「希、あんたの好きな穂むらのおまんじゅう持ってきたわよ」

にこ「あんまり生ものをお供えするのは良くないんだけど...ま、あんたならすぐ食べちゃうでしょ」

にこ「それと...」スッ

東條「その写真は?」

にこ「私たちのライブの様子です。バンド組んでて」

東條「へぇ...」
749: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:26:09.17 ID:cyolpqDA
にこ「あんたまたライブ見に来たいって言ってくれたから...ごめんね、写真だけど」

にこ「今度は動画撮ってくるわ」

にこ「また近いうち必ず来るわね」
750: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:26:54.00 ID:cyolpqDA
東條「...にこさん」

東條「私が言うことじゃないけど...希があなたと出会えて本当に良かった」

東條「できれば、希が生きているうちに出会って欲しかったと心から思うわ」

にこ「過ぎた事を言っても仕方ありません。私が幽霊になった希と出会ったのも何かの縁ですから」

にこ「私は、幽霊のあの子と出会って本当に良かったと思います」

にこ「とっても騒がしかったですけど...本当に楽しかった。私は希と出会えたことを誇りに思います」

東條「...ありがとう。本当に」

にこ「いえ...」

東條「いつか...あなた達のライブを見に行ってもいいかしら」

にこ「ええ、ぜひ」ニコッ
751: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:27:23.14 ID:cyolpqDA
ーー

にこ「ふう...」ガチャ

海未「こんばんは、にこ。お邪魔してます」

凛「お邪魔してまーす!」

にこ「また勝手に入ってる...全く」

海未「ふふ、ごめんなさい」

凛「ごめんね!」

にこ「反省してないでしょ...で、何の用?」
752: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:28:15.44 ID:cyolpqDA
海未「お別れを言いに来ました」

にこ「え?」

凛「希ちゃんの監視役が終わったから、達はこの場を離れるんだ」

にこ「そう...なの」

海未「私たちはこの地の地縛霊ではありませんから...あまり悪霊である私達が長居するものではありません」
753: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:28:47.08 ID:cyolpqDA
にこ「気になってたんだけど...あんた達は何で悪霊化したの?生前何をしたの?」

海未「...悪霊には二種類あります」

海未「一つは希のような生前に大きな苦しみを受けて、死した時にその苦しみによって怨念をまとってしまうもの」

海未「もう一つは生前に大きな罪を犯して、死を持ってもしても償いきれず悪霊化する者」

凛「凛たちは二つ目の方なんだ。だから、希ちゃんのように怨念をすすがれて成仏することができない」
754: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:29:30.02 ID:cyolpqDA
にこ「あんた達が罪人...?そんなこと信じられないけど」

海未「いえ...私たちは間違いなく罪人でした。それは紛れもない事実です」

海未「死んで、霊となってから後悔しても遅いのです」

にこ「じゃあ...あんた達はどうやったら成仏できるの?」

凛「犯した罪が許された時だよ」

にこ「それはどれくらいかかるの?」
755: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:29:59.42 ID:cyolpqDA
海未「それは...分かりません。もしかしたら永遠に許されないかもしれない」

にこ「そんな...じゃああんた達は」

凛「しょうがないことなんだ。正に自業自得だから」

にこ「私に手伝えることはないの?何でもするわよ」
756: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:30:27.84 ID:cyolpqDA
海未「...ふふ、にこは本当に優しいですね」

にこ「笑ってないでちゃんと答えてよ!」

海未「いえいいんです...お気持ちだけで十分です」

海未「あなたは今を生きる人。死人の私達なんかに構わないでください」

にこ「そんなこと...!あんた達だって友達なのよ。困ってたら助けるのは当たり前よ」
757: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:31:27.40 ID:cyolpqDA
凛「...にゃふふ」

ガバッ

にこ「わっ!」

凛「にこちゃん大好きにゃー!」ギュー

にこ「ちょ、苦しい...!」
758: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:32:03.98 ID:cyolpqDA
凛「...ありがとう、にこちゃん」

にこ「凛...」

海未「私も大好きですよ、にこ」ニコッ

にこ「海未...!」

海未「あの方は...私たちを必ず成仏させると言ってくれました。それができるか分かりませんが...今は、あの方についていこうと思います」

凛「凛たちも頑張るから...にこちゃん、祈っててくれないかな」

凛「凛たちが成仏できるように」

海未「お願いします、にこ」
759: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:32:38.44 ID:cyolpqDA
にこ「...ふぅ」

にこ「どこまでも困ったやつらね...分かったわ」

にこ「...祈っててあげる。この宇宙で一番の祈りをあんた達に捧げてあげるわ」

凛「うん...!ありがとう!」

海未「ありがとうございます...!」

にこ「バカ...泣いてんじゃないわよ」
760: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:33:07.51 ID:cyolpqDA
海未「では...私達はこれで」

凛「バイバイ、にこちゃん」

にこ「ええ...あ、そうだ。一つ言い忘れた」

うみりん「?」

にこ「たまには顔を出しなさい...夕飯くらい出してあげるわ」

にこ「腕によりをかけて作ってあげる。美味しすぎて成仏しちゃうくらい!」
761: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:33:39.92 ID:cyolpqDA
にこ「わかった?」

海未「にこ...!」

凛「にこちゃん!」

にこ「返事は?」

海未「...はい!」

凛「分かったにゃー!」
762: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:34:48.61 ID:cyolpqDA
にこ「よろしい。じゃあ、またね」

海未「ええ。さようなら、にこ」

凛「バイバーイ!」

にこ「あんた達が成仏できることを、心から祈ってるわ」
763: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:35:34.79 ID:cyolpqDA
ーーー

にこ「さて...ご飯にしましょう」

にこ「ん?」ガサガサ

にこ「...買いすぎたわね。つい、癖で...」

にこ「ま、明日以降に回せばいいか...」
764: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:36:04.79 ID:cyolpqDA
にこ「...」

にこ「...」スッ

プルルル プルルル

にこ「もしもし絵里?暇ならご飯一緒に食べない?...ええ、真姫も誘って。にこにー特製カレーご馳走してあげる!」

にこ「...うん...うん。亜里沙ちゃんも一緒に連れてきなさい。じゃあ後でね」
765: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:36:35.84 ID:cyolpqDA
にこ「さてさて、花陽と穂乃果達も誘いましょ」

にこ「賑やかになるわね!」

にこ「...ふふっ」

・21 終わり
766: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:38:02.99 ID:cyolpqDA
終わりです
見てくれた人、レスしてくれた人ありがとう

ではでは
767: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:38:28.62 ID:Eq7vnZsk
泣いた

次回作も期待しています
お疲れ様でした!!!
768: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:39:19.38 ID:qSM86Wnr
乙。面白かった。個人的には今年の5本の指に入ると思う。
772: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:42:16.31 ID:Ix9CKszi

すごく引き込まれた
776: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 00:54:05.43 ID:zFDZ0lLj
おつでした
すごく引き込まれました
777: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/18(日) 01:07:59.05 ID:Qhi3fqAF
おつおつ!!面白かった!
生きてる間に二人が出会えていたらなぁ…

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