真姫「矢澤症候群…?」

1: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 20:47:54.56 ID:HUElzfoV
希「久しぶりやね…真姫ちゃん」

真姫「希…来てくれたの?」

希「最近忙しくてあんまし顔出せんくてごめんな」

真姫「希、先生に言ってほしいの。私はどこも悪くないわ。健康なの…早くここから出してって」

希「うん…言っとくよ」

真姫「ありがとう。またみんなと一緒にどこかへ行きたいわね。そうだわ、私の家の別荘で…」

希「また来るね…お大事に」
6: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 20:52:27.86 ID:HUElzfoV
3ヶ月前

穂乃果「にこちゃんが?!」

凛「家出?!」

絵里「まだそうは決まってないわ…でも、昨日、家に帰ってないみたいなの」

花陽「心配だね…」

真姫「どうせどこかをブラブラしてるんじゃない?」

海未「しかし…家族想いのにこがそんなことをするでしょうか…?」

希「なにか事件に巻き込まれたのかも…」
7: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 20:57:04.72 ID:HUElzfoV
花陽「事件?!」

海未「もしもの話です。しかし、理由もなく家出するよりかはその方が納得がいきます」

絵里「親御さんは捜索願を出したそうよ。でも、まだ大ごとにはならないように…近しい私たちにだけ本当のことを教えてくれたの」

穂乃果「にこちゃん…大丈夫かな…」

絵里「そこで提案なんだけど、私たちで今からにこが行きそうな所を探してみようと思うの」

希「そうやね。大人では気付かない所にいるかもしれないし…」
8: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:02:58.80 ID:HUElzfoV
真姫「本当に迷惑な先輩ね。私たちに心配かけて…」

ことり「真姫ちゃん…そんな言い方…」

真姫「悪いけど、私は用事があるから帰るわ」

凛「ちょっと待ってよ!にこちゃんがいなくなったんだよ!」

真姫「ふん…」ガチャ

花陽「真姫ちゃん…どうして…」

凛「信じらんない!こんな時に!」

海未「花陽、凛…用事があるなら何故真姫がわざわざここに寄ったのかわかりますか?」

凛「…」

海未「にこがいなくなって一番動揺していたんです。きっと1人で…今から探しに行くつもりなのでしょう」
10: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:09:01.50 ID:HUElzfoV
真姫(意味わかんないわよ)

真姫(なんで勝手にいなくなった人を私が必死で探さなきゃいけないの?)

真姫(見つけたら…一番高いパフェをおごらせてやるんだから!)

真姫「それにしても…」

真姫「この広い東京の…どこにいるかなんてわかるのかしら…」

真姫「とりあえずアキバの方にも足を伸ばして…」

猫「(^ω^)」

真姫「…見かけない猫ね」

真姫「何を咥えてるの?」ヒョイ

真姫「これ…にこちゃんのリストバンドじゃない…」
11: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:12:44.92 ID:HUElzfoV
真姫「なんであなたがにこちゃんのリストバンドを…」

猫「(^ω^)」ササッ

真姫「待って!」タッ



真姫「細い路地裏まで来ちゃったけど…あの猫は…」

??「何を探してるの?」

真姫「にこちゃんのリストバンドを咥えてた猫を…」

にこ「私のリストバンド?」

真姫「にこちゃん?!」
12: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:16:17.79 ID:HUElzfoV
真姫「どこ行ってたのよ!みんな心配してたのよ!」

にこ「ごめ~ん☆ちょっと帰れない事情があってね…」

真姫「とにかく!早くみんなの所に行くわよ!親御さんも警察の人もにこちゃんを探してるんだから!」

にこ「ちょちょちょっと待ちなさいよ」

真姫「待たないわよ!私だってにこちゃんがなにか事件に巻き込まれたんじゃないかって不安だったんだからね!」

にこ「真姫ちゃん、そんなににこのことを想ってくれてたの?」

真姫「…っ!うるさいわよ!」
13: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:21:02.52 ID:HUElzfoV
真姫「言いたいことは山ほどあるけど…とにかく家に帰りなさい!」

にこ「それは…」

真姫「帰りたくない理由があるの?」

にこ「うん…」

真姫「…」

真姫「一晩だけ、私の家に泊めてあげる。お家の人にちゃんと無事だって連絡しなさい」

にこ「真姫ちゃん!」パァァ

真姫「一晩だけだからね!」
14: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:23:35.97 ID:HUElzfoV
真姫「ちゃんと電話した?」

にこ「あはは…実はケータイ失くしちゃったのよね」

真姫「なにやってんのよ…私のケータイからかけるから話しなさい」

にこ「…」

真姫「親とも話したくってわけ?」

にこ「ごめん…」

真姫「呆れた。それでも年上なの?」
15: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:26:52.71 ID:HUElzfoV
真姫「もしもし…?」

真姫「はい、はい…にこちゃんを見つけました」

真姫「一晩だけ私の家に泊めますので…はい…学校と警察にも…そのように…」

真姫「はい…ちゃんと反省させます…はい…失礼します」ピッ

真姫「ほら、これでいいでしょ?」

にこ「悪いわね…」

真姫「ほんと、どんだけ手のかかる先輩なのかしら」
16: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:33:34.91 ID:HUElzfoV
真姫「ただいま~」

にこ「お邪魔しまーす…」

真姫ママ「あら、おかえりなさい」

真姫「ごめんママ、今日はにこちゃんを泊めてあげるから」

にこ「お世話になります…」

真姫ママ「あら、真姫ちゃんがお友達とお泊まりなんて…」

真姫「ご飯はお部屋に持って行くから、分けておいてね」

真姫ママ「わかったわ。ママが腕によりをかけて作るわね!」
17: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:36:29.79 ID:HUElzfoV
真姫「で…」

真姫「理由、話してくれない?」

にこ「にっこにこにー☆」

真姫「次ふざけたら追い出すわよ」

にこ「すみません…」

真姫「はぁ…絵里達にも連絡しとかないと…」

にこ「悪いわね…何から何まで…」

真姫「そう思ってるならちゃんと話しなさいよ!ムカつくわね!」
18: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:40:42.59 ID:HUElzfoV
真姫ママ「真姫ちゃ~ん?」コンコン

真姫「あ、ご飯を持って来てくれたんだわ」ガチャ

真姫ママ「お友達、まだ来てないみたいだけど…ご飯は2人分作っておいたわね」

真姫「…?何言ってるの?」

真姫ママ「じゃあ、お母さんはこれから病院に少し顔出してくるから、にこちゃんによろしくね」

真姫「待っ…!」バタン

真姫「なんなのよ…」
19: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:42:15.49 ID:HUElzfoV
真姫「…」

真姫「あれ?にこちゃん?」

真姫「ちょっと!ふざけてたら怒るわよ!」

真姫「…」

真姫「にこちゃん…?」

真姫「まさか…またどこかに行っちゃったの?」
21: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:44:40.63 ID:HUElzfoV
翌日

真姫(はぁ…昨日は散々にこちゃんに振り回された…)

花陽「おはよう!」

真姫「おはよ…」

花陽「真姫ちゃん、昨日にこちゃんを探しに行ったの?」

真姫「うぇ?!なんで知って…!」

凛「やっぱりそうだったんだ~海未ちゃんの言ったとおりにゃ!」

真姫「凛?!いつからいたの!?」

凛「最初からいたよ~」
23: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:48:48.09 ID:HUElzfoV
花陽「私達もあの後色々探したんだけど…」

凛「見つからなかったんだよね…」

真姫「あぁ…それなら心配いらないわ。昨日、私が見つけたの」

花陽「えぇっ?!そうなの?!」

真姫「家に帰りたくない…親とも話したくないって言うから、泊めてあげようとしたんだけど…」

凛「けど…?」

真姫「いつのまにか部屋からいなくなってたのよ!失礼だわ!挨拶も無しに…」

真姫「学校で昨日のことも含めてビシッと言ってやらなきゃ!」

花陽「元気だね~」

凛「真姫ちゃんはにこちゃんが大好きなんだね」

真姫「違うわよ!!」
24: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:51:25.58 ID:HUElzfoV
凛「やっと昼休みだ~!」

花陽「ご飯食べよ~」

真姫「私は3年の教室に行ってくるわ」

凛「逢引…?」

真姫「凛、叩くわよ?」バシッ

凛「痛いにゃ~!」
25: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:53:14.19 ID:HUElzfoV
真姫(教室の中には…いないみたいね)

真姫(まさか学校に来てない…とか?)

真姫「はぁ…」

にこ「なに溜息ついてんの?」

真姫「!」

真姫「あなたねぇ!昨日はなに勝手に…!」

にこ「ここではあれだし、屋上で話そ?にこっ☆」

真姫「…」
26: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 21:59:06.04 ID:HUElzfoV
真姫「納得の言い訳をしてくれるかしら?」

にこ「急用を思い出しちゃったの~本当ごめん!」

真姫「なんなのよその態度…みんなに迷惑かけてるって自覚あるの?!」

にこ「あるに決まってるじゃん…」

真姫「家には帰ったんでしょうね!」

にこ「あー!帰ってないわよ!悪い!?」

真姫「悪いに決まってるでしょ!バカじゃないの?!」

にこ「バカにバカって言われたくないわよ!」

真姫「バカはあなたじゃない!」

にこ「バカって言う方がバカなのよ!」

真姫「いい加減にしなさい!もう知らないんだから!」
31: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 23:27:23.63 ID:HUElzfoV
真姫「はぁ…」

花陽「真姫ちゃん…昼からずっとあの調子だね」

凛「なにかあったのかな…」

真姫「ねぇ、2人とも…」

花陽「ど、どうしたの?!」

真姫「私、今日は練習休むわ…」トボトボ

花陽「真姫ちゃん…」

凛「今日もみんなでにこちゃんを探そうって話だったのに…」
32: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 23:29:29.25 ID:HUElzfoV
真姫ママ「おかえりなさい。昨日のことなんだけど…」

真姫「ごめんなさい…今は少し一人になりたいの」

真姫ママ「真姫ちゃん…」

真姫「はぁ…」ガチャ

にこ「遅いわよ」

真姫「なんでにこちゃんが私の部屋のベッドで寝転がってんのよ」

にこ「泊めてくれるって言ったのは真姫じゃない」

真姫「それは昨日の話よ!」
33: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 23:32:26.93 ID:HUElzfoV
真姫「だいたいどうやって部屋に入ったのよ!」

にこ「秘密だよ~」

真姫「…」イライラ

にこ「ねぇ…」

真姫「話しかけないで」

にこ「しばらくここにいてもいい?」

真姫「追い出したって無駄なんでしょ」

にこ「真姫ちゃんの物分かりのいいところ、好きにこ☆」

真姫「私の邪魔をしないって約束しなさいよね」

にこ「もっちろん!」
34: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/11/29(火) 23:35:52.46 ID:HUElzfoV
真姫ママ「真姫ちゃん…」トントン

真姫「なに…?」ガチャ

真姫ママ「矢澤さんのお家から電話があってね…にこちゃん、まだ家に帰ってないみたいなの」

真姫「そう…」

真姫ママ「真姫ちゃん、何か知らない?にこちゃんのお母さん…すごく心配してるのよ」

真姫「ごめんなさい…ママ…」

真姫「私にも…わからない…」

真姫ママ「そう…」バタン

真姫「これでいいの?」

にこ「上出来だよ♪」
43: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:37:29.99 ID:6ZG2L6Fi
絵里「真姫、突然呼び出してごめんなさい」

真姫「どうしたのよ…なにかあったの?」

絵里「実はね…凛と花陽から、あなたがにこを見つけたって聞いて」

真姫「その話ね…にこちゃんったら、μ'sのみんなにも連絡してなかったのね」

絵里「教えてほしいの。にこを見つけた時のことを…」

真姫「説明するのが面倒よ。にこちゃんなら私の家に泊まってるから直接聞いてくれない?」

絵里「…」
44: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:39:15.13 ID:6ZG2L6Fi
絵里「真姫、にこはあなたの部屋にいるの?」

真姫「そうよ。にこちゃん、まだ家に帰りたくないって…」

絵里「落ち着いて聞いて」

真姫「ど、どうしたのよ…絵里…?」

絵里「今日、にこが隣町の河川敷で亡くなっているのが見つかったの」

真姫「え…」
45: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:41:26.59 ID:6ZG2L6Fi
真姫「何言ってんのよ!悪い冗談だわ!」

真姫「あなたに呼び出される直前まで、私はにこちゃんと一緒にいたのよ?!」

絵里「そう…なら、私もあなたの部屋にお邪魔してもいい?」

真姫「当たり前よ。ちゃんとにこちゃんに謝りなさいよね!」
46: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:43:47.31 ID:6ZG2L6Fi
真姫「にこちゃん!」ガチャ

絵里「…」

真姫「ウソ…にこちゃん…どこに行ったの…?」

絵里「にこが亡くなってショックなのはわかる。あなたは少し心の整理を…」

真姫「なによ!私がおかしいって言うの?!」

絵里「真姫、落ち着いて」

真姫「帰って!もう顔も見たくないわ!」

絵里「にこのお通夜は明日よ…またね」

真姫「…っ!!」
47: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:48:42.69 ID:6ZG2L6Fi
真姫「ねぇ、にこちゃん…隠れてるんでしょ?」

真姫「ドッキリのつもり…?μ'sのみんなまで巻き込んで…死んだフリして…」

真姫「泣いちゃう私をバカにするつもりよね?」

真姫「返事しなさいよ…バカ…」
48: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:52:40.58 ID:6ZG2L6Fi
真姫ママ「じゃあ…お願いしますね」

花陽「はい…真姫ちゃん、行こう」

真姫「…」

花陽「真姫ちゃん…」

真姫ママ「昨日からずっとこの調子なの。すごくショックみたいで…」

真姫「にこちゃん…どうしてよ…」
49: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:55:04.83 ID:6ZG2L6Fi
真姫(いやでも実感させられる)

真姫(にこちゃんのお通夜…そこにはたしかに氷のように冷たいにこちゃんが眠ってた)

真姫(にこちゃんは…死んだ…?)

真姫(じゃあ…私と一緒にいたにこちゃんは…)

にこ「シケた顔してるわね~」

真姫「ひっ?!」ガタッ
50: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 21:57:47.56 ID:6ZG2L6Fi
にこ「なによ!人の顔見てその反応は?!」

真姫「な…なんで…」

にこ「昨日は悪かったわよ。突然いなくなって」

真姫(にこちゃんは…死んだのに…)

真姫「おばけ…なの?」

にこ「はぁ?」

真姫「にこちゃんは死んだのよ!なんでここにいるのよ!」

にこ「あー…やっぱ死んでたんだ…」

真姫「?!」
51: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:07:06.68 ID:6ZG2L6Fi
真姫「あなた…知ってたの?」

にこ「まぁ…なんとなくね」

真姫「じゃあ私の目の前にいるにこちゃんは…」

にこ「幽霊?になっちゃうのかな?」

真姫「にこちゃん!にこちゃん!」ガバッ

にこ「真姫ちゃん?!」

真姫「あなたが幽霊なんて信じないわ!だって…こうやって抱き締められる!鼓動も吐息も感じるもの!!」

にこ「ごめん…それでも私は、もうこの世界にはいないんだよ…」
52: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:10:03.16 ID:6ZG2L6Fi
真姫「…」

にこ「落ち着いた?」

真姫「うん…」

にこ「まさか真姫のこんな顔を見れる日がくるなんてね」

真姫「聞いていい?」

にこ「なんでも聞いてにこ☆」

真姫「あなたがなんでここにいるのか。私に何を伝えたいのか…とりあえずはそれを知りたいの」

にこ「う~ん…企業秘密、かな」

真姫「…」イラッ
54: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:13:06.64 ID:6ZG2L6Fi
真姫「じゃあそのへんはもういいわ…ひとつだけ、絶対に答えなさい」

にこ「なになに~」

真姫「ずっと…一緒にいられる?」

にこ「真姫ちゃんが望めば…ってとこかな」

真姫「安心した。じゃあ疲れたから寝るわね」

にこ「えぇ~っ!?もっと話そうよ!」

真姫「お、こ、と、わ、り!!」
56: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:23:30.74 ID:6ZG2L6Fi
真姫「おはよ!」

凛「真姫ちゃん?お、おはよ…」

花陽「おはよ~」

真姫「花陽!凛!今日はいい天気ね!」

凛「かよちん、真姫ちゃんどうしちゃったのかな…」ヒソッ

花陽「う~ん…にこちゃんのこと、整理がついたのかな…」

真姫「マッキマッキマー!」

凛「性格まで変わってない…?」
57: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:27:07.43 ID:6ZG2L6Fi
真姫「~♪」スラスラ

にこ「さすが容姿端麗、頭脳明晰、歩く姿は百合の花…完璧超人の真姫ね」

真姫「こんな問題くらい楽勝よ。っていうか、授業中に話しかけてこないで」ヒソッ

にこ「だって暇なんだもん」

真姫(どうやら本当ににこちゃんは他の人には見えないみたい)

真姫(もう、本物のにこちゃんはいない…)

真姫(これが…私の望んでいた結末だったんだと思う)

真姫(私はにこちゃんを…ずっと自分だけのモノにしたかった)
59: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:33:53.34 ID:6ZG2L6Fi
海未「ことり、遅くまで付き合ってもらってすみません」

ことり「ううん!私、海未ちゃんとお買い物するの好きだから」

海未「しかし…私ばかり行きたい所に行ってしまって…」

ことり「穂乃果ちゃんも誘えばよかったね」

海未「…」

海未「いえ、穂乃果はいるべきではありませんでした」

ことり「海未ちゃん…?」

海未「ことり、教えてほしいことがあるんです」

海未「にこがいなくなったあの日…あなたはどこにいたんですか?」
60: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:37:08.65 ID:6ZG2L6Fi
ことり「海未ちゃん、やだよ」

ことり「話したくない」

海未「答えなくても構いません。私の中で…疑念が確信に変わるだけです」

ことり「私は海未ちゃんとこれからも親友でいたいな」

海未「私も…そう思っていました」

海未「けれど、見てしまったんです」
61: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:39:30.85 ID:6ZG2L6Fi


海未(弓道部の練習が長引いてしまいました…早く屋上に行かないと)

海未(おや…?)

海未「あれは…にこ?」

にこ「どういうことよ?!」

海未(誰かと言い争っているようですが…)

ことり「にこちゃん…全部私のせいなの…」

ことり「ごめんなさい…」

海未(ことり…?)
62: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:44:38.57 ID:6ZG2L6Fi
ことり「もう、これっきりだから!ごめん!」ダッ

にこ「あっ…」

海未(あの2人が…いったい何を…)

にこ「…っ」グスッ

海未(にこ…何故泣くのですか…)

65: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:46:18.89 ID:6ZG2L6Fi
海未「その日の晩…にこは家に帰りませんでした」

海未「あなたは…にこの死の全てとは言いませんが、その一端を知っているはず」

ことり「…」

ことり「私とにこちゃんは…」

ことり「付き合ってたの」

海未「やはり…そうだったのですか」
66: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:54:05.99 ID:6ZG2L6Fi
ことり「でも…すれ違ってばっかりで…」

ことり「距離を置きたいって、あの日…にこちゃんに言ったんだ」

海未「何故…相談してくれていれば…」

ことり「言おうと思ったんだよ!海未ちゃんにも…穂乃果ちゃんにも!2人は親友だもん!」

ことり「でも…私は1人で全部抱えこんじゃった…そのせいで、にこちゃんは二度と手の届かないところに…」

海未「すみません…辛いことを思い出させてしまって」ギュッ

ことり「海未…ちゃ…」

海未「にこはもう帰ってきませんが…欠けてしまったあなたの心を…」

海未「私が塞ぎます。にこの分まで…」

ことり「ごめん…ずるいよね…私は…」

海未「いいえ、卑怯者は私です。にこのことで苦しむあなたを…こんな形で愛してしまったのですから…」
67: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 22:58:33.01 ID:6ZG2L6Fi
真姫「ねぇ」

にこ「なによ」

真姫「あなた、ずっと私の近くにいるつもり?」

にこ「行くあてもないからね~」

真姫「それって、私に取り憑いてるってこと?」

にこ「大雑把に言ってしまえばそうなるかも」

真姫「なんで私なの?」

にこ「勘違いすんじゃないわよ。私は別に真姫に特別な感情とかないし」

真姫「こっちのセリフよ…私の日常を壊さないで」

にこ「お風呂もトイレも一緒だね☆」

真姫「プライバシーを守りなさい!」
68: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 23:12:31.65 ID:6ZG2L6Fi
にこ「真姫…」

真姫「な、なによ…突然…」

にこ「ことり、泣いてくれた?」

真姫「…」

真姫「そんなに気になるなら自分で見に行きなさい」

にこ「それが出来ないから聞いてるのよ!」

真姫(やっぱり…そうなのね)

真姫(幽霊になっても…まだあの子のことを想っている)

真姫「ことりは…」

真姫「お通夜にもお葬式にも来なかった」

にこ「そう…」

真姫(でも、もうにこちゃんは私のモノよ)

真姫(にこちゃんには私しかいないの)
69: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/02(金) 23:17:52.17 ID:6ZG2L6Fi
希「イヤな空やね」

絵里「きっと、私たちの気持ちを映してるのよ」

希「えりちにしては詩的なこと言うやん」

絵里「人はいずれ死ぬ…けど、にこは突然で…それに早すぎたわ」

希「なんでにこっちが死ななあかんのかな」

絵里「…」

絵里「おかしなことだらけよ。にこはどうしてあの日、家に帰らなかったの?どうして隣町で見つかったの?それに…」

希「真姫ちゃんは…にこっちに会った」

絵里「嘘をついてるようには見えなかった。でも、このままだと…私達はあの子まで失ってしまう気がする」

希「えりちの勘は…当たる方?」

絵里「そうでないと思いたいわね」
78: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:20:55.29 ID:lEPMiBIW
花陽「真姫ちゃん…」

花陽「ううん!私がしっかりしなきゃいけないんだもんね!」

花陽「明るく…元気な感じで!」

花陽「おはよ!」

真姫「花陽…?朝から妙に元気ね…」

花陽「私はいつもこんな感じだよ!」

真姫「嘘、そういう役は凛でしょ」

花陽「今日からは私もそういう感じにするの!」

真姫「めんどくさいわね~うるさいのが増えちゃうじゃない」

花陽「真姫ちゃんもその方が楽しいでしょ」

真姫「まぁ…否定はしないけど」
79: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:23:39.16 ID:lEPMiBIW
にこ「花陽…私を失って落ち込んでる真姫を励ますために…なんていい子なの。さすが私の後輩だわ…」

真姫「別に失ってないわよ!」

花陽「真姫ちゃん?誰と話してるの?」

真姫「なんでもないわよ!」

真姫「話しかけないでって言ってるじゃない!」ヒソッ

にこ「えーこれはにこの独り言だしー」

花陽「あはは…なんか真姫ちゃん、にこちゃんといる時みたい」

真姫「えっ…」

真姫(まぁ実際ここにいるんだけど)
80: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:28:04.12 ID:lEPMiBIW
花陽「真姫ちゃん、あのね」

真姫「どうしたの?そういえば…今日は凛がいないわね」

花陽「凛ちゃんは来ないよ」

真姫「どういう意味?」

花陽「そのままの意味だよ」

にこ「真姫、気をつけなさい…花陽、さっきまでと様子が違う」

真姫「何言って…」

真姫「?!」

花陽「真姫ちゃん」

花陽「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃん」

真姫「…」ゾクッ
81: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:31:10.92 ID:lEPMiBIW
真姫「花…陽…」

花陽「凛ちゃんは今日は風邪でお休みなの」

真姫「そ、そうなの…」

花陽「だから今日は2人っきりの通学路…今しかないと思うから、言うよ」

花陽「にこちゃんとことりちゃんの関係、知ってたよね」

真姫「えぇ…」

真姫「お似合いだったわ…あの2人は」

花陽「ウソ」

花陽「真姫ちゃんは嘘をついてる」

花陽「私、知ってるんだよ」

真姫「…」
83: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:36:57.93 ID:lEPMiBIW
真姫「知ってる…?笑わせないで。花陽に私の何がわかるのよ!」

花陽「全部わかる…真姫ちゃんが誰を想ってたのかも…それが叶わなかったってことも…」

真姫「なんで…」

花陽「ずっと見てきたもん」

花陽「真姫ちゃんのこと」

真姫「あなた…今日はおかしいわ…」

花陽「一番おかしいのは真姫ちゃんだよ」

花陽「にこちゃん、笑ってた?」

真姫「…!」
85: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:42:32.58 ID:lEPMiBIW
花陽「真姫ちゃんはにこちゃんがいなくなってから…にこちゃんに会ったんだよね?」

花陽「何か言ってたのかな?誰かに伝えたい気持ちとかあったのかな?」

真姫「やめて!!」

真姫「にこちゃんの話をしないで!!」

花陽「ごめん…ひどいこといっぱい言っちゃったよね。触れられたくないこともあるよね…」

真姫「…」グスッ

花陽「でもそれじゃあいつまで経っても真姫ちゃんの中からにこちゃんがいなくならないから…」

真姫「やめ…て…」

にこ「真姫!しっかりしなさい!」

真姫「!」

にこ「走るのよ!とにかく遠くまで!」

真姫「え、えぇ…!」ダッ
86: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:46:31.77 ID:lEPMiBIW
真姫「…」ゼェゼェ

にこ「まさか運動音痴の真姫がこんな所まで走ってきちゃうとはね」

真姫「花陽…どうしちゃったのよ…」

にこ「あんた…わからなかった?」

真姫「なにを…」

にこ「あれは花陽の姿をした全然違う誰かだったってことよ。あんたの知ってる花陽は、内側にあれをずっと隠してたの」

真姫「意味わかんない…どういう理由があるの?」

にこ「花陽はあんたが好きだってこと」

真姫「はぁ?」
88: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:51:15.51 ID:lEPMiBIW
にこ「真姫が他の誰かを好きだったから、ず~っと内側に溜め込んでた自分の気持ちを…」

にこ「ついに表面に出しちゃったの」

真姫「私が誰を好きだって言うのよ…」

にこ「…」

真姫「憶測も大概にしなさいよね。ただでさえにこちゃんの幽霊に取り憑かれて、わけわかんなくなってるのに…」

にこ「間違ってたらごめんね」

真姫「なによ」

にこ「あんた、私のこと…好きだったんでしょ…友達とか、そういうのとは別で」

真姫「…」

真姫「…だったらなんだって言うの」

にこ「ごめん…」

真姫「謝らないで!」

真姫(それじゃあ私が…余計惨めになるじゃない…)
89: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:53:22.29 ID:lEPMiBIW
真姫「…」

にこ「…」

真姫「ねぇ…」

にこ「なに…?」

真姫「面白い話しなさいよ」

にこ「嫌よ」

真姫「役立たずね」

にこ「幽霊が笑いとってどうすんのよ」

真姫「そっか…」

にこ「…」

真姫「…」
90: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 18:59:19.90 ID:lEPMiBIW
にこ「私さ…」

にこ「こうしてここにいるけど、自分がなんで死んじゃったのかわからないの。その日の記憶が丸々霧がかかったみたいで思い出せない」

にこ「ことりとか、μ'sのみんな、家族に伝えたいことは山ほどあるけど」

にこ「でも、自分はもうこの世界からいなくなっちゃったんだって…実感するほど、何も言えなくなる」

真姫「にこちゃん…」

にこ「けど、こうして真姫にだけ見える幽霊っていうのも悪くないわ。ほんの少しでも、私は誰かと繋がってるって感じで」

真姫「ねぇ…」

にこ「なに?」

真姫「ここにいる、私だけのにこちゃんなら…弱音を吐いても、許されるかしら」

にこ「めんどくさい子ね」

真姫「うるさい」
91: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:09:08.22 ID:lEPMiBIW
真姫「私はね、にこちゃん…」

真姫「ずっと1人だった。友達も…誰からも理解なんてされないって思ってた」

真姫「それが変われたのよ。μ'sに出会って、アイドルを始めて…」

真姫「にこちゃんのことは、ただのお馬鹿な芸人さんみたいな…年上とは思えないっていうのが第一印象」

真姫「事あるごとに突っかかってきて、まるで正反対」

真姫「でも、不思議なものね…いつからか私はにこちゃんをずっと見てたの」

真姫「ことりと恋人になったって聞いた時はショックだったけど、これでいいんだって思ったわ」

真姫「所詮私の片思い、一方通行の気持ちをぶつけられても…きっとにこちゃんは戸惑ったから」

真姫「にこちゃんが死んじゃって…幽霊になって私の元に来て…」

真姫「にこちゃんは私だけのモノになったかもしれない。嬉しいけど、これは罰なのよ」

真姫「もう本物のにこちゃんは…いないんだから…」ポロポロ
92: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:16:01.88 ID:lEPMiBIW
にこ「ふ~ん…」

真姫「真面目に聞きなさいよ!勇気を出して私の気持ちを言ったんだから!」

にこ「あんたの気持ちは嬉しいわ。真姫、ありがとう」

真姫「なによいきなり…」

にこ「でも、これは罰でもなんでもないわ。大体、人を勝手に偽物扱いするなんて失礼ね」

真姫「だって!本物のにこちゃんは!」

にこ「だ~か~ら~!ここにいる私が矢澤にこ!宇宙No.1アイドル矢澤にこにーなの!」

にこ「あんたを心から愛してはあげられない。けど、今の私にはあんたしかいない…」

にこ「そういう歪んだ関係、私達らしくない?」

真姫「不倫する人みたいなこと言わないで」

真姫「でも、悪くないわ」

にこ「にこっ☆」
94: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:32:06.70 ID:lEPMiBIW
にこ「学校行かないの?」

真姫「今日はこのまま家に帰るわ…学校には…その…花陽がいるだろうし…」

にこ「あー…まぁ、無難ね」

真姫「明日からどんな顔して会えばいいんだか…」

にこ「普通でいなさい。花陽だって、根は良い子なんだから」

真姫「わかってるわよ」
96: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:39:02.64 ID:lEPMiBIW
希「ことりちゃん、昼休みにごめんね~」

ことり「いいよ~でも、屋上でお話って何?」

ことり「海未ちゃんは絶対連れてこないでって…」

希「そのことなんやけど…」

希「ことりちゃんと海未ちゃんは…恋人になったの?」

ことり「え…」

ことり「ううん!違うよ!海未ちゃんは落ち込んでる私を支えてくれて!話を聞いてくれて!」

希「そっか…」

希「うちの勘違いかも知れんけど…しばらく海未ちゃんには近付き過ぎんようにね」

ことり「えっ…」

希「あはは…!あんまし深く捉えんといて!ただ、にこっちが亡くなってまだ日が浅いし…天国のにこっちも寂しいかな~なんて」

希「二人の事やのに余計なお節介でごめんね!この話は忘れて!」

希「ほな~」

ことり「なんだったんだろう…」

海未「…」
97: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:44:46.90 ID:lEPMiBIW
穂乃果「部室も寂しくなっちゃったね」

花陽「にこちゃんがいないと…なんだか自分が半分無くなっちゃったみたい」

絵里「それだけにこの存在がみんなの中で大きかったってことよ」

絵里「でも、不安ね」

穂乃果「絵里ちゃんが?」

絵里「今日だって…真姫は学校に来てないし、凛は体調不良…ことりと海未も遅れるみたいじゃない」

花陽「みんな…離れ離れになっちゃいそう」

穂乃果「そんなことないよ!私達の絆はそんなもんじゃない!」

絵里(希…携帯の電源が切られてる)

絵里(今、何をしているの?)
98: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 19:52:14.00 ID:lEPMiBIW
希(えりち…勝手なことしてごめん…)

希(一人で抱え込む…ウチも人のことは言えんね)

海未「そこにいるのでしょう?」

希「?!」

海未「私を尾行しようなんて…甘いです」

希「あはは…バレてもうた」

海未「希、最近私やことりのことをコソコソと嗅ぎ回っているようですが…」

海未「私達が何か疑われるようなことをしましたか?」

希「にこっちのことや」

海未「…」

希「一番得をしたのは誰か?考えたら簡単やったよ」

海未「はぁ…探偵ごっこのつもりですか」

海未「仲間を疑うなんて、堕ちたものですね」
100: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:23:33.87 ID:lEPMiBIW
真姫「整理しましょう」

真姫「私はにこちゃんと一緒にいられる。これは私のメリット」

にこ「うん」

真姫「じゃあにこちゃんは?私といることにメリットがあるの?」

にこ「そうねー…」

にこ「じゃあ真姫ちゃんは私がなんで死んだのか真相を探るなんてのはどう?」

真姫「私はおまわりさんじゃないわよ」

にこ「ポリス真姫ちゃんも可愛いかもね」

真姫「拒否権はないのね…」
101: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:35:26.74 ID:lEPMiBIW
真姫「大体、あなたなんであの日家に帰らなかったのよ」

にこ「それがわかれば苦労しないっつーの」

真姫「誰かに呼び出されたとか?」

にこ「うーん…なんかショックなことがあって…フラフラしてた気がするのよね」

真姫「要するに、手掛かりなしってこと」

真姫「明日は学校が休みだから、にこちゃんがあの日何をしてたのか調べるわ」

にこ「真姫ちゃん、頼りになるにこ~☆」ダキーッ

真姫「抱きつかないで!」
102: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:38:48.20 ID:lEPMiBIW
絵里「…」プルルルル

絵里「…」プルルルル

希『…はい』

絵里「やっと出た!希、心配したのよ!何してたの?!」

希『ごめんね…大丈夫やから』

絵里「なにが大丈夫なの?!まさか危ないことしてるんじゃないわよね?!」

希『ごめんえりち、今お客さんが来てるから…』プツン

絵里「希?!ちょっと!!」ツーツー
103: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:42:01.24 ID:lEPMiBIW
絵里「お客さんって…もう夜の23時よ…」

絵里「希…」

亜里沙「お姉ちゃん…」ガチャ

絵里「亜里沙、まだ起きてたの?」

亜里沙「寝れないよ…にこさんがあんなことになって…」

亜里沙「それに…」

絵里「…?」

亜里沙「ことりさんがにこさんを殺したって噂が…ネットに…」

絵里「え…」

絵里「亜里沙…そのページ、教えてくれない?」
105: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:52:12.20 ID:lEPMiBIW
【μ's】矢澤にこちゃん追悼スレッド【崩壊】

95 名無しで叶える物語(コシヒカリ)

矢澤と南は付き合ってたらしい

98 名無しで叶える物語(ササニシキ)

マジか!?
じゃあ痴情のもつれじゃね?

103 名無しで叶える物語(トチオトメ)

(^8^)
ニッコ、冷えとるチュンか~?

104 名無しで叶える物語(コシヒカリ)

その日、2人でアキバ歩いてたの見たからほぼ確定だろーな

絵里「なにこれ…」

絵里「こんな根も葉もない噂…酷すぎるわ」

絵里「…っ!」カタカタッターン

108 名無しで叶える物語(シベリア)

根拠の無い憶測を書かないでください。
u'sの人達が傷付くんですよ!
それと、もし何か情報があれば教えてください!

絵里「顔も知らない人の情報なんてアテにできないけど…ないよりはマシね」
106: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 20:59:49.75 ID:lEPMiBIW
109 名無しで叶える物語(トチオトメ)

>>108
シwwべwwリwwアww

110 名無しで叶える物語(あきたこまち)

>>108
こいつ賢くて可愛いあの方じゃね?

111 名無しで叶える物語(みずかがみ)

ハラショーww

絵里「…」イライラ

絵里「もう!マトモに日本語も読めないのかしら!」

112 名無しで叶える物語(コシヒカリ)

俺μ'sのファンだから2人に声かけようとタイミング見計らってた。なんかギスギスしてるし、最初南は矢澤を無視ってたぽい
でも途中から南の機嫌が直ったのか仲良く手を繋いでたよ。もうだいぶ夜遅かったし俺はそのまま帰ったが…

絵里「…」

絵里「まぁ…話半分に聞いておかないとね」
107: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:03:33.37 ID:lEPMiBIW
にこ「真姫ちゃ~ん」

にこ「真姫ちゃんすごいなさしすせそ」

にこ「真姫ちゃんとびきりたちつてと」

真姫「…起きてるから朝から騒がしくしないで」イライラ

にこ「ねぇ、早く出かけようよ~」

真姫「あなたと違って私は色々準備がいるのよ!ホント幽霊って便利よね!」
108: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:12:40.14 ID:lEPMiBIW
にこ「にっこにこにー」

にこ「にっこにこにー」

真姫「…」

にこ「ほら、真姫ちゃんも♪」

真姫「うぇ?!」

真姫「ま、まっきまきまー…」

通行人「…」クスクス

真姫「もう絶対やんない!」

にこ「えー」
109: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:15:41.84 ID:lEPMiBIW
真姫「ほら、ここがにこちゃんの死体が見つかった場所よ」

にこ「へぇ~」

真姫「なにか思い出した?」

にこ「なんにも…」

真姫「無駄足になっちゃったわね…」

にこ「にこは真姫ちゃんと歩けて楽しかったよ」

真姫「そういうこと言うの禁止!」

にこ「ぬぁんでよぉ!」

真姫「…」プクーッ

真姫(可愛いからよ!!)
110: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:20:14.09 ID:lEPMiBIW
絵里「希ー?」ピンポーン

絵里(結局希は昨日、電話もメールも返さなかった)

絵里(今日は休み…まだ朝早いから家にいるはずなんだけど)

絵里「…」

絵里「?!」

絵里(何これ…ドアの前の床に…これって血じゃない!)

絵里「希!?大丈夫なの!?」ガチャガチャ

管理人「あの~…どうかされました?」

絵里「希が…友達が…!!」ガチャガチャ

管理人「これ…血じゃないか!大変だ!」

絵里「早く!警察を呼んで!救急車も!!」
111: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:24:33.59 ID:lEPMiBIW
医師「手術、終わりましたよ」

絵里「希は…」

医師「幸い、今は安定してます」

絵里「よかった…」

医師「ご両親は海外にいるそうで、急いでも明後日にしか帰ってこれないそうです。あなたに頼むのもなんですが…患者さんが目を覚ましたら、声を掛けてあげてください」

絵里「はい…ありがとうございます…」

警官「君が第一発見者の絢瀬さんだね」

絵里「え…はい…」

警官「時間は取らせないから、少し話を聞かせてもらえるかな?」
112: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:27:32.93 ID:lEPMiBIW
真姫「はぁ…アキバなんてよく行ってるからなんてことないと思ってたけど…」

にこ「探し物をしてると疲れるわね」

真姫「幽霊って疲れるの?」

にこ「気疲れくらいはするわよ」

真姫「次は学校の近くに行ってみようかしら…」

ファン「あの!すみません!」

真姫「な、なんですか?!」

ファン「私、μ'sのファンなんです!サインもらえますか!?」
113: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:30:28.14 ID:lEPMiBIW
真姫「…」サラサラ

ファン「ありがとうございます!」

真姫「あら…」

真姫「そのサインは…」

ファン「実はこの間もμ'sのにこさんとことりさんにここで偶然会えて!その時にもらったんです!」

真姫「そうなの?」ジロッ

にこ「記憶にないわよ?!」タジッ

ファン「でもその日の晩ににこさんは亡くなったって聞いて…ショックでした」

真姫「え…」

真姫「あの日、にこちゃんはここにいなのね?!」

ファン「は、はい!!」
114: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 21:34:13.05 ID:lEPMiBIW
真姫「覚えてた?」

にこ「全然」

真姫「にこちゃんは死んだ日の夜、家に帰らないでことりとアキバに来てたのよ」

にこ「う~ん…そう言われればそうだった気が…」

真姫「ことりに聞いてみましょう」

にこ「ことりに…?」

にこ「…いいの?」

真姫「正直、にこちゃんをことりに会わせたくないわ。『元』恋人だし…」

真姫「でも今は、にこちゃんは私だけのモノなの。だから、大丈夫…」

にこ「…」
115: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/05(月) 23:42:59.87 ID:hdqKSp0A
こわい
124: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 14:23:02.48 ID:BmANN8Wj
海未「絵里、大丈夫ですか?」

絵里「海未…来てくれたのね」

海未「まさかにこに続いて希まで襲われるなんて…」

絵里「…」

海未「希は…?」

絵里「まだ寝ているわ。絶対安静だけど、命に別状はないそうよ」

海未「そうですか…よかったです」

絵里「海未、私の質問に答えて欲しいの」

海未「どうしたのですか…絵里…」

絵里「昨日、どこにいたの?」
125: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 14:25:56.94 ID:BmANN8Wj
海未「昨日、ですか?」

海未「昨日は家にいましたよ。なぜそんなことを聞くのですか」

絵里「私はあなたに『希が倒れた』としか電話で話さなかったはずよ」

絵里「どうして希が『襲われた』と知っているの?」

海未「…」

海未「まったく、希といい…あなたまで私を疑うのですね」

絵里「私の質問に答えて」
126: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 14:31:53.26 ID:BmANN8Wj
海未「では正直に話します。昨日希は私に帰り道でにこのことを何か知っているのではないかと問い詰めました」

海未「私はもちろん何も知らないのでそのように答えました」

海未「そしてそこで別れました。それだけです」

絵里「じゃあどうしてさっき…『襲われた』って…」

海未「ことりです。彼女はにこが亡くなってから、またμ'sの誰かが襲われると怯えていたのです」

絵里「ことりが…?」

海未「今回の希のことで、ことりの恐れていたことが現実になってしまいました。私は…私なりにμ'sを守るつもりです」

海未「では…希のことをお願いします」

絵里「海未…あなたは…」
127: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 14:35:13.72 ID:BmANN8Wj
花陽「真姫ちゃん…」

花陽「真姫ちゃんだけは…花陽が絶対に守るからね…」

凛「かよちん…喉が渇いたよぉ…」

花陽「真姫ちゃん真姫ちゃん…」ブツブツ

凛「お見舞いに来てくれたのは嬉しいけど、さっきから真姫ちゃんのことしか話してないにゃ…」

花陽「あ!そっかぁ…真姫ちゃんは照れてるんだ!」

凛「かよちん話聞いてないのぉ…」
128: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 14:38:52.78 ID:BmANN8Wj
真姫「ことりはこの時間、バイトに来ているはずよ」

にこ「まだメイド喫茶で働いてたのね」

真姫「恋人なのに知らなかったの?」

にこ「恋人になる前の方が仲が良かったしね…最近はずっとギスギスしてたし…」

真姫「にこちゃんは恋人にしたら面倒くさいタイプなのかしら」

にこ「うるさいわねー」

ことり「いらっしゃいませ~」

真姫「ことり、話があるの」

ことり「…」

ことり「真姫ちゃん…ここではアレだから」

ことり「裏に来て」

真姫「えぇ…」
130: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:11:01.04 ID:BmANN8Wj
ことり「休憩もらったから、ゆっくり話していいよ」

真姫「悪いわね。突然お邪魔して」

ことり「にこちゃんのことだよね?」

真姫「わかってるなら話が早いわ。どうしてあの日…」

ことり「悔しかったんだよね?」

真姫「え…」

ことり「私ににこちゃんを取られて、悔しかったんじゃないかって」

真姫「ことり、今日はその話をしにきたんじゃ…」

ことり「私はずっと怖かったよ」

ことり「にこちゃんと恋人になって、身に染みてわかったの」
131: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:16:14.28 ID:BmANN8Wj


ことり「にこちゃんと恋人同士になれるなんて、まるで夢みたい♪」

ブーッ ブーッ

ことり「あれ…?メールだ…知らないアドレスから…」

矢澤先輩に相応しくない
ブス鳥はチュンチュン言ってろ

ことり「酷い…誰がこんな…」



モブ「南さんってにこにーと付き合ってんの?」

ことり「う、うん!そうだよ!」

モブ「マジ?ウケるw」

モブ「お前みたいなチーズケーキ脳があの人に見合うわけないだろw」

ことり「そんなことない!」

モブ「うっせぇ!早く別れろバカ!」ドンッ

ことり「…っ!」
132: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:21:40.41 ID:BmANN8Wj
ことり「にこちゃんと付き合ってから…私はクラスのみんなからいじめられるようになった…」

ことり「守ってくれたのは幼馴染の穂乃果ちゃんと海未ちゃんだけ…それで表立っていじめはなくなったけど、もっと陰湿な嫌がらせをされるようになったんだ」

ことり「にこちゃんはそれだけみんなの憧れだったの…いつのまにか私も、自分がにこちゃんの恋人として相応しいのかわからなくなって…」

真姫「ことり…あなたずっとそれを隠して…」

ことり「私だけが耐えればそれで済むことだもん。でも、にこちゃんと一緒にいればいるだけ、私の心は…」

真姫「…」
133: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:27:56.44 ID:BmANN8Wj
ことり「あの日私は、にこちゃんに少しだけそっとしておいてほしいってお願いしたの」

ことり「にこちゃんは…すごく怒ってた」

ことり「私の気持ちはどうなるの?!ってね」

ことり「それがにこちゃんの良いところなんだけど…私は逃げ出したの」

真姫「その後…アキバで追いつかれたのね」

ことり「うん…凍った私の心を、にこちゃんはゆっくり溶かしてくれた。私はにこちゃんが好きだって、思い出させてくれた」

ことり「また明日って…約束してお別れしたのに…もう会えなくなって…」ポロポロ

真姫「そう」
134: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:33:10.34 ID:BmANN8Wj
真姫「あなたがもっと強ければ、にこちゃんはあの日アキバに行かなくてもよかった。死なずに済んだかも」

ことり「やめて…全部私のせいなの…」

真姫「そうやって後悔して、ずっとにこちゃんに謝り続けなさい。にこちゃんがそれを望んでるのかはわからないけどね」

ことり「どういうこと…?」

真姫「例えばの話よ…ずっと落ち込んだままで、にこちゃんが喜ぶと思う?」

真姫「にこちゃんは…きっとことりの笑顔を見たいって…そういう人でしょ?」

ことり「真姫ちゃん…」

真姫「私が偉そうに言うことじゃなかったわ。ごめん…また明日学校で」
135: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 18:36:02.42 ID:BmANN8Wj
真姫「…にこちゃん?」

真姫「なによ…あんなにことりに会いたがってたのに、肝心な時にいないんだから」

真姫「にこちゃんはことりと別れた後、誰かに殺されてしまった…」

真姫「でも、にこちゃんだって知らない人にホイホイ付いていくほどバカじゃない…もしかして…」

真姫「にこちゃんを殺したのは…顔見知りの人だった…?」
144: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:27:00.93 ID:LPfyfqfJ
真姫「ただいま~」

真姫ママ「おかえりなさい」

真姫ママ「お友達が来てるわよ」

真姫「友達…?」

海未「突然お邪魔してすみません」

真姫「珍しいわね。海未が私の家に来るなんて」

海未「希のこと、もう絵里から聞きましたか?」

真姫「希…?希がどうかしたの?」

海未「知らないのですね…希が入院していること…」

真姫「えっ…」
145: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:31:01.42 ID:LPfyfqfJ
真姫「なんで希が…?」

海未「襲われたんです。命に別状はないらしいんですが…」

真姫「それって、もしかして…」

海未「察しがいいですね。私たちを何者かが狙っている。その人物がにこを殺し、希を襲ったということです」

真姫「まさか?!なんで私たちが狙われるのよ!」

海未「理由はわかりません。ですが、用心に越したことはないと思って…」

真姫「私のところへ来たというわけね」
146: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:35:16.87 ID:LPfyfqfJ
海未「私は、犯人にある程度目星をつけています」

真姫「本当なの!?」

海未「にこはともかく、希は自宅内で襲われました。きっと犯人は…」

真姫「私たちが…つい油断してしまう人物…」

真姫「それって…」

海未「考えたくないですが、知り合い…それもとても近い人でしょう」

真姫「…」

真姫「私も…同じ結論に至ったわ」
148: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:39:41.95 ID:LPfyfqfJ
海未「真姫、自分の身は自分で守らなくてはなりません」

海未「たとえ知り合いでも、二人きりになるような状況にならないよう注意してください」

真姫「わかってるわよ」

海未「私もμ'sの全員を同時に守るのは不可能ですし…」

真姫「もしかしてあなた…1人でみんなを守るつもり?」

海未「当たり前です!大切な人を守るために武道の修練をしているのですから!」

真姫「大概にしときなさいよ。犯人が1人とは限らないし、大男かも知れないんだから」

海未「その気持ちだけ受け取っておきます」

海未「では私は、これから花陽と凛の所に行くので」
149: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:44:25.57 ID:LPfyfqfJ
希「…」

希「…」

希「…」

絵里「希、あなたが生きてくれているだけで…嬉しいわ」

絵里「いろんな人から質問責めにされちゃってね。刑事ドラマとかみたいだった」

絵里「あとはあなたが目を覚ましてくれるだけよ。それでこの物語は終わるんだから…」

絵里「…」
150: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:48:13.18 ID:LPfyfqfJ
真姫「海未…大丈夫かしら」

にこ「まったく、海未はやっぱり海未なのね」

真姫「いつからいたの」

にこ「ずっといたよ」

真姫「ことり、会わなくてよかったわけ?」

にこ「いいの。どうせこの世に未練が残るんだし」

真姫「あの子、にこちゃんのことを好きだったわ。悔しいくらいにね」

にこ「や~ん、にこってみんなを魅了しちゃうのかな~」

真姫「ことりの話…にこちゃんはアキバまでことりを追いかけて、仲直りして別れた後に襲われた…」

真姫「これで合ってる?」

にこ「多分そうなんじゃない?」
151: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:53:39.78 ID:LPfyfqfJ
真姫「それだけじゃないの。希も…襲われたんだから」

にこ「それは聞いてたわ」

真姫「だから犯人は、にこちゃんを個人を恨んでるわけじゃない…μ'sのメンバーを狙っているの」

にこ「偶然、ってことはないわけ?」

真姫「偶然でこの短期間に知り合い2人が襲われるなんて考えにくいわ」

真姫「2人を油断させて襲うことができるのは…」

にこ「じゃあ名探偵真姫ちゃんに、にこからスペシャルヒントをあげるね」

にこ「私と希、2人の共通の知り合いで、なおかつ油断しちゃうような相手って…」

にこ「μ'sのメンバーくらいしかいないにこ☆」
152: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 18:59:14.95 ID:LPfyfqfJ
真姫「自分が何を言ってるかわかってるの?!」

にこ「だって、本当のことなんですもん」

真姫「私たちは仲間なのよ…それも、どんな時も一緒だった…大切な仲間なのに」

にこ「だからこそ、ってことも考えられない?」

真姫「何を…」

にこ「ずっと一緒にいるから…イヤな部分も汚くて見たくない部分も見えてくる」

にこ「真姫ちゃんへの気持ちを隠さなくなった花陽みたいにね」

真姫「…っ!」

にこ「μ'sの誰かも…それに耐えられなくなったのかも」

真姫「そんなこと…」

にこ「真姫ちゃんはあの花陽を見てどう思った?」

真姫「少しだけ…気持ち悪い、怖いって思った…」
153: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:27:19.05 ID:LPfyfqfJ
真姫「そんな…μ'sの誰かが…2人を…」

にこ「これで容疑者は6人に絞られたじゃん」

真姫「なんで冷静でいられるの?あなた、血の通った人間でしょ…あ…」

にこ「幽霊、なんだよ。忘れてた?」

真姫「ごめん…」

にこ「あんたはまだ生きてる。その命、大切にしなさいよ」

真姫「にこちゃんのくせに…偉そうにお説教しないで」
154: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:33:21.20 ID:LPfyfqfJ
ことり「海未ちゃん、家まで送ってくれてありがと♪」

海未「いえ、ことりは可愛いですから…夜道は危険です」

ことり「もう!海未ちゃんの方が可愛いよ!」

海未「そんなことは…」

ことり「あの話…本当なの?」

海未「はい…2人を襲ったのは…私たちにとても近い同じ人物だと思います」

ことり「じゃあ、気をつけないと…」

海未「大丈夫ですよ。あなただけは、何があっても守りますから」

ことり「ありがとう。信頼してるよ…海未ちゃん」
155: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:39:05.66 ID:LPfyfqfJ
真姫「花陽と顔を合わせないように時間をずらして学校に来たけど…」

にこ「見事に遅刻ギリギリね」

真姫「仕方ないじゃない!誰かさんがトイレについてこようとするから…!」

にこ「見られたくなかったの?」

にこ「お風呂で隅々まで見せてくれたじゃない」

真姫「あれは不可抗力よ!にこちゃんのエッチ!バカ!」

ざわ…
ざわ…

真姫「…?ヤケに校庭が騒がしいわね」

凛「真姫ちゃん!」

真姫「凛…体調はよくなったの?」

凛「そ、それどころじゃないよ…!」

真姫「騒がしいけど、何かあったの?」

凛「海未ちゃんとことりちゃんが…屋上から飛び降りたみたいで…それが朝見つかって…」

真姫「海未とことりが…?」

真姫「嘘…でしょ…」
156: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:43:13.43 ID:LPfyfqfJ
教師「下がってなさい!近寄らないで!」

真姫(…!)

真姫(顔は見れないけど…あの髪…)

真姫(間違いない…あれは海未とことり…)

凛「真姫ちゃん…どうしよう…」

真姫「凛…」

真姫(あの凛が…怯えてる…)

真姫「大丈夫よ。向こうに行きましょう」

凛「え…」

真姫「立ってるのもやっとなんでしょ?震えてるわ」

凛「ごめん…」
157: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:51:43.70 ID:LPfyfqfJ
真姫「保健の先生には話しておいたから…外は騒がしいけど、ゆっくり寝るのよ」

凛「うん…」

花陽「…」ガラッ

真姫「は、花陽…」

花陽「真姫ちゃん、凛ちゃんを保健室に運んであげてくれてありがとう」

真姫「え、えぇ…」

花陽「凛ちゃん、花陽が手を握っててあげるからね」

凛「うん…かよちんの手、暖かい…」

真姫「あの、花陽!この間は…ごめんなさい」

花陽「…」

真姫「にこちゃんのこと言われて…私、ついムキになって…」

花陽「ううん、私こそ…普段はあんな感じじゃないのに」

凛「ねぇ、2人ともなんの話してるの?」

花陽「凛ちゃんには内緒♪」

凛「うー…」
158: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 19:58:19.68 ID:LPfyfqfJ
真姫「…」

にこ「学校、休みになっちゃったね」

真姫「あの二人のこと…先生達も不自然に話を濁してたわ」

にこ「まぁ、理事長も娘をなくしたからショックでまともに表には立てないでしょ」

真姫「そうね…」

真姫「屋上から…自殺だったのかしら」

にこ「状況から見たらそうでしょうね」

真姫「でも…」

真姫「つい昨日、海未は私にみんなを守るって言ったのよ?それが突然自分から命を断つなんて信じられない」

にこ「まだ続いてるって言いたいわけ?」

真姫「きっと犯人は…最後の一人まで続けるわ…」

にこ「物騒なことね…せっかく幽霊ライフを満喫できると思ってたのに」

真姫「あなたにら幽霊になって悲壮感とかないのかしら…」
159: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 20:03:09.09 ID:LPfyfqfJ
にこ「ことりも…いなくなっちゃった」

にこ「守ってあげられなかったわ」

にこ「ことり…」

真姫「にこちゃん、私はこれ以上みんなを失いたくないの」

真姫「犯人を見つけて、海未の代わりにみんなを守る!」

にこ「真姫は…強いのね」

真姫「強くなんてないわよ。でも、これは私の意地よ…私の居場所は私が守るの」
160: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 20:28:20.25 ID:LPfyfqfJ
凛「ごめんねかよちん…最近、付きっきりでいてもらって…」

花陽「凛ちゃんらしくないよ。花陽はいつもの凛ちゃんに…笑顔で元気いっぱいでいて欲しいな」

凛「うん…」

花陽「最近、辛いことばっかりだから、すぐには無理かも知れないけど…ゆっくり癒していこう」

凛「かよちん…凛はかよちんのこと、大好きだよ」

花陽「ありがとう…凛ちゃん」

花陽「花陽も、だよ…」
161: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 20:38:11.10 ID:LPfyfqfJ
【南も】矢澤にこちゃん追悼スレッド【園田も】Part.3

名無しで叶える物語(オブリビオン)

今日オトノキで飛び降りたのは、μ'sのメンバーらしいな


名無しで叶える物語(黄泉国)

ことりタソとうみみちゃんだぞ
オトノキの妹が見たから間違いない


名無しで叶える物語(コキュートス)

μ's呪われ過ぎだろww
ワロタwwワロタ…

絵里「…」カタカタ

絵里「どうして…こんなことに…」

絵里「このままじゃ…みんな…」

亜里沙「お姉ちゃん…」

絵里「亜里沙…」

亜里沙「海未さんが…海未さんが…」グスッ

絵里「亜里沙…今日はお姉ちゃんと寝ましょう」ギュッ

亜里沙「うん…」ギューッ
162: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:15:39.06 ID:LPfyfqfJ
にこ「真姫、こんな朝早く出かけるの?」

真姫「今日は海未たちのことがあったから臨時休校でしょ?行かなきゃいけない所があるの」

にこ「1人で出歩いて大丈夫?」

真姫「心配いらないわ。人の多い場所を通るし、こうして書き置きも残しておくの」

にこ「『絵里と会います』…ね」

真姫「絵里だって1人で不安になってるだろうから」

にこ「絵里が犯人だったらどうするつもり?」

真姫「疑ったらキリがないでしょ」

真姫「それでも私は行くと決めたの」
163: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:19:14.47 ID:LPfyfqfJ
真姫「…」ピンポーン

絵里「はい…どちら様ですか?」

真姫「絵里、話をしに来たの」

絵里「真姫…入って」ガチャ

真姫「少しやつれた?」

絵里「こうも続けて友達を亡くすとね…心が痛いわ」

真姫「そのことなんだけど…」

絵里「あなた、何か知ってるの?」

真姫「亜里沙ちゃんは…」

絵里「学校に行ったわ」

絵里「亜里沙には聞かれたくない話かしら」

真姫「そうよ」

絵里「薄々…気付いてはいたけど」
165: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:26:14.31 ID:LPfyfqfJ
真姫「まず、にこちゃんのこと」

真姫「ことりに聞いた話だと、2人は付き合ってた…恋人として」

真姫「あの日、ケンカをして…アキバに行ったことりを追いかけたにこちゃんは、仲直りした後、1人で帰る途中に誰かに殺された」

真姫「希…のことは聞いたわ。2人は同じ、顔見知りの犯人に襲われたの」

真姫「2人が気を許して、油断する相手は…μ'sのメンバーしかいない」

真姫「海未とことりも…自殺のように思えるけど、私にμ'sを守ると宣言した海未がその日に自殺してしまうなんて不自然…」

真姫「この2人も殺されたと思うわ」

絵里「…」

絵里「あなた…本当に真姫なの?」

真姫「はぁ?」
166: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:46:22.57 ID:LPfyfqfJ
絵里「友達が3人も死んで…希だってまだ意識は戻ってない」

絵里「こんな状況で…冷静沈着に犯人探しをしているあなたは…私の知ってる真姫じゃないわ」

真姫「…」

絵里「まだ言ってないことがあるんじゃない?」

真姫「本当のことを話しても、あなたは戸惑うだけよ」

絵里「言って」

絵里「信頼するのはその後よ」
167: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:54:38.85 ID:LPfyfqfJ
真姫「にこちゃんの幽霊が私に取り憑いてるの」

絵里「…?」

絵里「真姫…ふざけないで」

真姫「ふざけてないわ」

真姫「にこちゃんの幽霊が、ずっと私と一緒にいる。それが今、私の支えになってるわ」

絵里「もしかして、にこを見つけたっていうあの話は…」

真姫「そうよ。にこちゃんは死んでから、側にいてくれてる」

絵里「…」

絵里「一応は…信じるわ。今はなりふり構ってられないから」

絵里「でも覚えておいて。この部屋の会話は録音しているし、私に何かあればネット上にアップロードされるようになってる」

真姫「疑心暗鬼なのはお互いさまよ。犯人を見つけるまで、これくらいの緊張感を持って付き合う方がいいわ」
168: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 22:57:31.86 ID:LPfyfqfJ
凛「ん…」

花陽「…」スヤァ

凛「かよちん…昨日はずっと手を握っててくれたんだ…」

凛「みんながいなくなるのはイヤだけど…かよちんさえいれば、凛は…」

花陽「ん…まき…ちゃ…」

凛「…」

凛「凛、諦めないよ。かよちんが真姫ちゃんを好きでも…」

凛「絶対に…」
169: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 23:01:30.67 ID:LPfyfqfJ
絵里「にこは…」

絵里「にこはなんて言ってる?」

真姫「この事件について?」

絵里「えぇ…」

真姫「なんだかまるで他人事みたいなの」

真姫「もう死んじゃったし」

絵里「そう…」

絵里「今もここにいるの?」

真姫「今は姿は見えないけど…」

絵里「あなたは犯人に目星はついてる?誰にも言わないから教えて欲しい」

真姫「そうね…」
170: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 23:06:15.48 ID:LPfyfqfJ
真姫「正直、全員が疑わしいの」

真姫「誰も信じちゃいけないって…まるで自分自身に言い聞かせてるみたい」

真姫「動機がわからない…何故仲間を殺さなくちゃいけないのか…」

絵里「はぐらかさないで。私は誰が犯人だと思うのか聞いたのよ」

真姫「…」

真姫「…穂乃果よ」

絵里「私も…」

絵里「私も同じことを考えてたわ」
172: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 23:13:15.34 ID:LPfyfqfJ
真姫「この数週間、穂乃果は集まりには顔を出してたけど、積極的に輪には入ってなかった」

真姫「いつもの穂乃果からしたら…不自然なほどに」

絵里「まるで自分の存在を埋もれさせているようだったわね」

真姫「目立つことを避けて、順番にみんなを襲ってるのかもしれないわ」

真姫「でも、動機だけは全くわからない…」

絵里「μ'sを作ったのは穂乃果…その穂乃果自身がμ'sを壊すなんて、おかしい」

真姫「そうなの」

真姫「私たちには想像も出来ないような動機がある…」

絵里「どんな理由があっても…あの穂乃果が人を殺すなんて…考えたくないわ」

真姫「私もそうよ…でも、状況は明らかに穂乃果を不審にしている」
182: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 20:06:47.17 ID:4uad26bD
絵里「考えが一致したなら、やる事は決まってるわ」

真姫「そうね…まずは…」

真姫「穂乃果に直接問いただす」

絵里「ハラショーよ、真姫」

真姫「穂乃果は…答えてくれるかしら」

絵里「あの子だって、馬鹿ではないはずよ…こうなることは予想していると思う」

真姫「決着をつけるのね」

絵里「これ以上…誰かが死ぬなんて耐えられないわ」

真姫「当たり前よ。さぁ、行きましょう」
183: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 21:15:18.66 ID:4uad26bD
真姫「穂乃果!いるんでしょ!」

絵里「話があるの!出てきて!」

雪穂「絵里さんに…真姫さん?」

雪穂「どうしたんですか?家になんか用でも…?」

真姫「穂乃果と話したいのよ」

絵里「悪いけど、呼んでもらえないかしら?」

雪穂「…」

雪穂「いや…です」

絵里「!」

真姫「どうして?!」

雪穂「ここだけの秘密にして欲しいんですが、お姉ちゃん…2、3日前から様子が変なんです…」

雪穂「1人で部屋にいるのに…誰かと話してるみたいで…」

絵里「どうゆうこと…?」
185: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 22:14:46.39 ID:4uad26bD
雪穂「とにかく!お姉ちゃんはそっとしておいてあげてください!」

真姫「絵里、埒があかないわ」ダッ

絵里「真姫!?」

真姫「出てこないなら、こっちから行くまでよ!」バンッ

真姫「穂乃果!」

真姫「?!」

穂乃果「…やっぱり真姫ちゃんだ」

真姫「聞きたいことがあるんだけど」

穂乃果「あの人の言ってたとおりだ…私を殺しに…来たんだ」

絵里「真姫!あなた、なんて無茶を…!」ハァハァ

穂乃果「2対2かぁ…一か八かだね」

絵里「穂…乃果…」

穂乃果「うん。もちろんだよ…答えは簡単だった。私、すぐに決められた」

真姫「質問に答えなさい!みんなを殺そうとしてるのはあなたなんでしょ?!」

穂乃果「ありがとう…ことりちゃん達も穂乃果の味方だね…」

絵里「ダメよ…今の穂乃果には、言葉は届かない…」

真姫「…」
186: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 22:17:39.39 ID:4uad26bD
穂乃果「できるよ。いつだってできた。あの時みたいに…」

穂乃果「あああああ!!!!」ガシャーン

真姫「?!」

ドグシャッ

絵里「なんで…なんでなの…どうしていきなり穂乃果は二階から飛び降りたの…」

真姫「絵里、気を確かに持ちなさい!とにかく救急車よ!」

雪穂「…お姉ちゃん?お姉ちゃぁぁん!!」

ピーポー
ピーポー
187: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 22:21:43.09 ID:4uad26bD
真姫「…」

絵里「…」

真姫「私、こっちだから」

絵里「…」

絵里「えぇ…」

真姫「…」

真姫「その、あなたが…迷惑でなければ、泊まってあげても…いいわ」

絵里「…」

絵里「ありがとう…」

絵里「その言葉に甘えてもいい?」

真姫「私だって…1人じゃおかしくなりそうだもの」

絵里「ごめん…三年生の私がしっかりしなきゃいけないのに」

真姫「もう私たち高校生にどうにかできる話じゃないわよ。あなたが自分を責めることはないの」

絵里「…うん」

真姫「手、つなぐ?」

絵里「子どもじゃないのに…」

絵里「けど、今はこの手の暖かさが…嬉しい」
188: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 22:30:16.13 ID:4uad26bD
にこ「穂乃果がねぇ…」

真姫「あなた、真面目にこの事件を解決する気はあるの?」

にこ「幽霊だし、あんまりモチベーションとか上がらないのよね」

真姫「呆れた…」

にこ「絵里、相当参ってるみたいね」

真姫「当たり前じゃない。目の前で穂乃果が飛び降りたのよ…私もあなたがいなければ孤独と不安で狂うと思う」

にこ「結局、犯人は穂乃果じゃなかったわけ?」

真姫「みんなを襲ったのが穂乃果だとしたら、目的を達成する前に自分の命を断つ?私と絵里に疑われたから、ここまでだと思ったのかもしれないけど…」

にこ「いくら穂乃果でも、私や希を1人の時に不意打ちで襲えたとして…海未とことりにその手が通用するかしら?」

真姫「そうね…そんなに周到に綿密な殺人計画を組めるなら、まだ4人も残ってるのに自分が疑われるようにはしないはず」

にこ「推理、また一からになるわね」

真姫「仕方ないわ…でも、これで残った選択肢はあと3つだけ」

絵里「真姫、お風呂沸けたわよ」ガチャ
189: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/11(日) 22:33:52.95 ID:4uad26bD
真姫「ありがと」

絵里「…」ジーッ

真姫「…一緒に入りたいの?」

絵里「な?!そんな…!わけぇ!」

真姫「はいはい…行くわよ」グイッ

絵里「入るなんて言ってないわ!」

真姫「了承したようなものでしょ…脱ぎなさい」ガバッ

絵里「ハラショー!!」

亜里沙(お姉ちゃん、今日は一段とうるさいなぁ…)
204: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 17:38:35.69 ID:YegEP7aF
真姫「一緒にお風呂に入るの、合宿以来ね」

絵里「えぇ…いい思い出よ」

真姫「あの頃はみんな笑って…楽しかったわ…」

絵里「…」

真姫「その腕の傷…」

絵里「見つかっちゃったわね…」

真姫「あなた、自分で傷付けたの?」

絵里「…怒らない?」

真姫「怒るわ」

絵里「じゃあ言わない…」

真姫「ダメよ」

絵里「…ごめんなさい」

絵里「ずっと落ち着かなくて…不安で…血を見ると、スーッと心が晴れたの…」

真姫「馬鹿…せっかく綺麗な身体してるのに」

絵里「私は弱虫よ…今起きてる現実に向き合うのが怖かった」

真姫「大丈夫。私はずっとここにいるわ」
205: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 17:42:00.87 ID:YegEP7aF
真姫「絵里、あなたは亜里沙ちゃんとテレビでも観てて」

真姫「晩御飯は私が作るから」

絵里「真姫はお客さんなんだから、遠慮せずゆっくりしてればいいのに」

真姫「私の料理、パパとママは褒めてくれるのよ?」

亜里沙「お姉ちゃん、私も真姫さんの料理食べてみたい!」

絵里「もう…亜里沙まで」

真姫「ふふっ…亜里沙ちゃん、ご飯ができるまでいい子に待ってるのよ?」

亜里沙「はーい♪」

真姫「絵里も」

絵里「はーい…」
206: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 17:47:24.21 ID:YegEP7aF
真姫「できたわよ!」バーン

亜里沙「ハラッショォ!真姫さん!これは?!」

真姫「真姫ちゃん特製トマト鍋よ♪」

絵里(トマトと鍋の具材を煮込んだだけ…)

亜里沙「早速いただきまーす!」パクパク

真姫「いっぱい食べてね」

絵里「悪いわね。ご飯まで作ってもらって…」

真姫「いいのよ。私もたまには気まぐれでこういう事をしたくなるの。はい、絵里」コトッ

絵里「真姫…この缶は…?」

真姫「見てわからない?おいしいジュースよ」プシュッ

絵里「これはお酒じゃない…」

真姫「お固いのは抜きにしましょ。気晴らしだって必要だわ」

絵里「仕方ないわね…」プシュッ

真姫「乾杯」

絵里「プッ…真姫、おじさんみたい」

真姫「うるさいわよ」ゴクゴク
207: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 17:50:56.26 ID:YegEP7aF
花陽「凛ちゃん!どうしちゃったの?!こんなの凛ちゃんじゃないよ!」

凛「かよちん…ずっと一緒って約束したよね」

花陽「落ち着いて!とにかくそんな危ない物持っちゃダメ!」

凛「やっとわかったんだ…どうしたら2人でずっとずっと…幸せになれるか…」

花陽「や…だよ…」

凛「真姫ちゃんにかよちんは渡さない。かよちんは凛だけのモノ…」

花陽「凛ちゃん…お願い…」

凛「ごめん」

凛「大好きだよ」
208: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 17:55:45.90 ID:YegEP7aF
亜里沙「幸せぇぇ…」ぐてー

絵里「亜里沙!食べてすぐ寝たらシロクマになっちゃうわよ!」

亜里沙「むー…お姉ちゃん、おばあちゃんみたいなこと言うー」

絵里「準備は真姫がしてくれたんだから、後片付けくらいは私たちがやるの!」

亜里沙「はーい」

真姫「いいわね。姉妹って…」

絵里「恥ずかしいわ。亜里沙ったら少しズボラなところがあって…」

真姫「私は一人っ子だから、あなたみたいなお姉さんがいたら良かったのにって思う」

絵里「褒めてもなにもでないわよ。真姫はゆっくりしててね」

真姫「ありがとう」
209: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:01:29.54 ID:YegEP7aF
真姫「…」チラッ

真姫「?!」

真姫「花陽からの着信が…52件も?!」

真姫「と、とにかく電話を…!」

プルルルル

ガチャ

花陽『真姫ちゃん…やっと気付いてくれた』

真姫「花陽!何かあったの!?」

花陽『ううん、真姫ちゃんの声が聴きたかったんだ…』

真姫「そんなことで50件も電話を掛けるわけないでしょ!正直に言いなさい!」

花陽『…』

花陽『凛…ちゃんを…』

真姫「凛?!凛もそこにいるの?!」

花陽『凛ちゃんを…殺しちゃった』

真姫「なっ?!」

真姫「花陽!どこにいるの!?すぐそこに行くわ!」

花陽『心配してくれてありがとう。でも、大丈夫…』

花陽『最後に声を…聴け…良かっ…』ガガッ

ツーツー

真姫「もしもし?!もしもし?!」

絵里「真姫…どうしたの?誰からの電話…」

真姫「花陽が!花陽が大変なの!」
210: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:05:49.55 ID:YegEP7aF
絵里「見当はついてるの?!」ハァハァ

真姫「全くよ…でも、とりあえず花陽の家に…」ハァハァ

ガヤガヤ

モブ「小泉さんの家が火事とはな…」

モブ「娘さん、連絡が取れないそうだ」

モブ「あれだけ燃えてるんだ…家の中にいたら…」

真姫「…」ドクンドクン

絵里「真姫…これって…」

真姫「嘘でしょ…花陽…」

ゴオオオオオオオオ
211: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:12:03.26 ID:YegEP7aF
真姫「…」

絵里「…」

真姫「また、何もできなかった…」

絵里「大丈夫よ…まだ花陽と凛が死んだと決まったわけじゃないんだもの」

真姫「いいえ…わかるのよ。2人はもう…いない…」

絵里「…」

真姫「私たちのした事は…何の意味も…」

絵里「真姫、あなたにまだ言ってないことがあるの」

絵里「希は部屋の中で襲われたことになってるんだけど…」

絵里「凶器になった包丁からは、希の指紋しか出なかった…そして、部屋は内側から鍵をかけて、ドアに隙間なく粘着テープが貼られていたの」

真姫「それって…」

絵里「そう」

絵里「希は…自分で自分を刺したのよ」

絵里「何かから逃げるために…」

真姫「…」
212: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:17:45.64 ID:YegEP7aF
真姫「あなたの言いたいことはなんとなくわかる」

真姫「でも、それを言ってしまったら…」

絵里「そう。結論付けてしまえばそれで全てが終わるわ。ただ、その結論から出る答えは…」

真姫「私たちも…いずれ死ぬ…」

真姫「自分自身の手で…」

絵里「知りたくなかった…こんなことなら人間の犯人がいる方がよかったのかも」

絵里「イヤよ!私は死にたくない!亜里沙やみんなと離れるなんてイヤ!!」

真姫「絵里!!」

絵里「…!」

真姫「あなたは強いわ。誰よりも強い。死んだりなんかしない。そんな手で逃げ出したりしないわよ」

絵里「ごめんなさい…また私…」

真姫「生き延びる方法はあるわ…必ず…」
213: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:28:52.90 ID:YegEP7aF
にこ「絵里、やっと寝たんだ」

真姫「大変だったんだから…寝かしつけるの」

にこ「普段大人ぶってるくせに、ベッドの中では甘えん坊よね」

真姫「変な言い方しないの。絵里もすごく不安なのよ」

にこ「…」

にこ「聞かないんだ」

真姫「私はにこちゃんにまた会えたのが、奇跡だと思ってる」

真姫「だからあなたを責めたくない」

にこ「あんた本当に1年生?私達よりずっと大人じゃない」

真姫「にこちゃんは知ってたの?」

にこ「…知ってたよ」

真姫「そう…」

にこ「でも、信じたくなかった」

にこ「みんなのことが大好きだったんだもん」

真姫「安心したわ…にこちゃんが悪霊だったら、すぐにお祓いに行くところよ」

にこ「本当にごめん」

真姫「いいの。謝らないで」
214: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:36:37.47 ID:YegEP7aF
真姫「絵里にはこんなこと言えないから、にこちゃんにだけ…私の推測を聞いてもらえる?」

にこ「うん…」

真姫「きっかけはにこちゃんが死んだことだった」

真姫「何故かはわからないけど、それからμ'sのみんなは自分にしか見えない『何か』が見えるようになったの」

真姫「その『何か』がみんなを自ら命を断つよう追い込んでいった」

真姫「誰かが死ねば、残った人たちは一層死ぬことを焦り始めた。そして、死の連鎖が止まらなくなった」

真姫「つまりこれは、感染者を死に追いやる『伝染病』ということ…」

にこ「それが真姫ちゃんの答え?」

真姫「信じられないけど、私はそれが一番道理に適ってるわ」

にこ「真姫ちゃんに見えるその『何か』は…」

真姫「えぇ…きっと、にこちゃんのことだと思う」

にこ「怖くないの?」

真姫「あなたに殺されるなら、本望よ」

にこ「…バカ」
215: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/13(火) 18:43:07.89 ID:YegEP7aF
真姫「止める方法は正直わからないわ」

真姫「絵里にはあぁ言ったけど、根拠も希望的観測も何も無いから」

にこ「にこは…」

にこ「にこは真姫ちゃんを殺す気はないわよ」

真姫「あなたがそうでも、私はどうなるかわからない」

真姫「事実…さっきから私は、寝ている無抵抗の絵里の首を絞めたいって欲求があるの」

にこ「ダメよ…あんたは…」

真姫「もちろん自制できるわ。現時点では、ね」

にこ「私はあんたを死なせないわ。他のみんなの死を防げなかった未練ってのがあるの。あんただけは…!」

真姫「その言葉…生きてる間に言ってほしかった」

真姫「じゃあ私も寝るわ。おやすみなさい…」

にこ「…」
222: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 13:44:47.25 ID:bNlvkiy5
絵里「おはよう、真姫」

真姫「おはよう。あら、意外と寝起きはすんなりしてるのね」

絵里「どういう意味よ」

真姫「さぁ?」

絵里「なんだか、妙に心地いい朝だわ」

真姫「誰かが隣にいたからじゃない?」

絵里「そうね。そういうことにしておこうかしら」

真姫「一旦家に帰るけど、またここに寄るわ。行かなきゃいけない場所もあるから」

絵里「にこの死んだ場所ね」

真姫「あそこがすべての始まりだったはずよ。まだ見落としてる何かがあるわ」
223: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 13:48:55.41 ID:bNlvkiy5
真姫「ただい…」ガチャ

真姫母「反対よ!真姫ちゃんを入院させるなんて!」

真姫父「しかし、真姫のお友達が次々と自殺してるんだぞ?心配ない…知人の病院だし、24時間体制でサポートしてくれるんだ」

真姫母「だからって…閉鎖病棟はあんまりよ…」

真姫父「事情は話してある。あの子の経歴には何も傷はつかない。少し落ち着くまでの間だ…」

真姫「…」

真姫(私に残された時間は…あと少しってわけね…)
224: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 13:52:50.04 ID:bNlvkiy5
にこ「またあそこに行くの?」

真姫「えぇ…何もしないでいるよりはマシだと思ったから」

にこ「えー…にこ、あそこ嫌いなのよね」

真姫「絵里といたらあなたは出てこないじゃない。関係ある?」

にこ「姿は見えなくてもにこはいるんだけど」

真姫「はいはい、文句なら帰ってから聞くわ」

にこ「ねぇ…」

真姫「…急に真面目な顔しないでよ。なんなの?」

にこ「どんなに真実が残酷でも…真姫ちゃんは真姫ちゃんでいるって約束して」

真姫「なによ…わかってるわ。私はいつだって私よ」

にこ「うん…信じてるからね」
225: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 13:55:10.80 ID:bNlvkiy5
絵里「真姫、ハラショー」

真姫「絵里…それ挨拶だったの?」

絵里「ロシアでは普通よ」

真姫「あんまり外ではやらないで。バカっぽいわよ」

絵里「バ、バカ?!」

真姫「だいたい、あなたロシア語話せるの?」

絵里「…」

絵里「…ピロシキ?」

真姫「聞いた私の方がバカだったわ…」
226: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 13:57:31.61 ID:bNlvkiy5
真姫「ここがにこちゃんの死体が見つかった場所よ」

絵里「…」

絵里「アキバからすぐだったわね」

真姫「えぇ…一度来たんだけど、その時は特に手掛かりみたいな物は見つからなかったわ」

絵里「…にこが倒れてたのはどの辺り?」

真姫「たしか…この茂みの中よ」

絵里「そう…」

真姫「う~ん…やっぱり何もないじゃない」ガサゴソ
227: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:05:02.82 ID:bNlvkiy5
真姫「…ん?」

キラッ

絵里「真姫?何かあったの?」

真姫「これ…」スッ

絵里「ペンダント…の破片かなにかじゃない?」

真姫「これ…私が付けてるペンダントだわ…」

絵里「?!」

真姫「なんでこれが…ここに…」

絵里「やっぱり…そうだったのね」

真姫「あれ…私…どうして…?」
228: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:08:47.14 ID:bNlvkiy5
絵里「真姫、落ち着いて聞いてほしい」

真姫「あなた…何か知ってるの…」

絵里「にこはたしかにこの河川敷で見つかったの。でも、河川敷のどこで見つかったかまでは…最初に見つけた人と警察しか知らないはずよ」

真姫「待ちなさい絵里…頭が混乱して…」

絵里「もしそれ以外で知っている人間がいるとすれば…」

真姫「痛い…お願い…助けて…にこちゃん…」

絵里「あなたがにこを殺したのね、真姫」

真姫「ああああ!!!!」ガクッ
229: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:17:59.79 ID:bNlvkiy5


にこ「話って、何?」

にこ「私の後を付けて…こんな場所で声掛けてくるって…あんた一歩間違えたらストーカーよ?」

真姫「にこちゃん、ことりと別れて」

にこ「はぁぁ?!なんでよ!!」

真姫「今日ずっと…あなた達を見ていたわ。ことりはにこちゃんを振り回してるだけとしか思えない。そんなの、にこちゃんが可哀想よ」

にこ「何を言うかと思ったら…」

にこ「あのねぇ、にこの幸せはにこ自身が決めるの。真姫にとやかく指図される筋合いはないわ」

真姫「…っ!にこちゃんのわからずや!私の想いも知らないで!」ガッ

にこ「何すんのよ!?」グイッ

真姫「あなたが好きなの!あなたには、ずっと笑ってて欲しいの!」

にこ「…っ!なら黙って見てなさい!」ブチッ

真姫「私のペンダント…よくもやったわね!」ドンッ

にこ「痛った~!さすがの私も怒るわよ!」ドンッ

真姫「あっ…」グラッ

にこ「ちょ、ちょっと?!」ガシッ

ガンッ

真姫「ごめん…熱くなり過ぎたわ…庇ってくれてありがとう…にこちゃん…」

真姫「…にこちゃん?」

にこ「」

231: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:23:11.87 ID:bNlvkiy5
金髪「あなたはにこと会った最後の人間…」

金髪「全部、思い出したみたいね」

真姫「嘘…こんなの嘘…」

金髪「都合の悪い真実を封じ込めて…ずっと知らないふりをしていたのよ」

真姫「あは…は…にこちゃん?!にこちゃん、どこにいるの?!私はここよ!」

金髪「にこの死は事故だった…私はあなたを責めないわ。あなたは、これからずっと自分の罪と向き合っていかなきゃいけない」

真姫「ねぇ!いつもみたいににっこにっこにーって!出てきて!」

金髪「さようなら…私の…いえ、私達の『友達』…」

真姫「1人にしないって約束でしょ?!にこちゃん!にこちゃん!!」
232: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:28:13.64 ID:bNlvkiy5
3日後

希「…」

希「…ん」ムクッ

絵里「やっと起きたのね…お寝坊さん」

希「えりち…?ウチは…」

絵里「あなたは悪い夢を見ていたのよ。でも、悪夢はもう終わったわ」

希「そっか…ずっと側に居てくれたん?」

絵里「ずっと…とは言えないけど、目を覚まして1人だったら、希は寂しいだろうなと思ったの」

希「ごめんなぁ…迷惑かけて」

絵里「いいのよ。希が帰って来てくれたのは、この悪夢で1つだけ良かったことなんだから」
233: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:31:35.97 ID:bNlvkiy5
真姫「…」

真姫「…」

真姫「…」

医師「余程強いショックを受けたんだと思います。治療も効果があるかどうか…」

真姫ママ「話せないんですか…?」

医師「会話をするのは不可能です。彼女はとても頑丈な壁を作って…ほんの僅かに残った正気を保ってる状態です」

真姫ママ「そんな…」

真姫「…」

真姫「…」

真姫「…」
234: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:36:00.62 ID:bNlvkiy5
にこ「真姫ちゃん…」

真姫「にこちゃん?!もう!どこにいたのよ!」

真姫「ずっと探してたんだから!」

にこ「ごめん…私があんたの気持ちに応えられてたら…ちょっとでも気の利いた言い方で友達のままでいられたら…こうはならなかった」

真姫「新曲が出来たのよ!にこちゃんに一番に聴いてほしいの!」

にこ「にこの姿が見えるのはこれで最後よ。でも、忘れないで…私はずっと真姫ちゃんの側にいるわ」スゥゥ

真姫「にこちゃん!待って!まだ全然話せてないの!」

真姫「にこちゃん…にこちゃん…」ポロポロ
235: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/12/14(水) 14:43:29.04 ID:bNlvkiy5
絵里「あれからもう3ヶ月も経つのね」

希「うん…今日、真姫ちゃんのお見舞いに行ったんやけど相変わらずやった」

絵里「仕方ないわ…真姫はたくさん背負い込み過ぎたのよ」

希「残ったんはウチらだけ…本当に寂しくなったね…」

絵里「でも、ずっと立ち止まってるわけにはいかないわ」

絵里「みんなの為にも…私達だけは先へ進まないと…」

希「うん…頑張ろうね」

「にっこにっこにー」

絵里「え…?」

絵里「希…何か言った?」

希「ううん。どうかしたん?」

絵里「いえ…なんでもないわ」





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