提督・夕立・時雨「「「いつまでも三人で」」」

1: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:01:53.60 ID:rmA91iMb0

【過去作】

提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌っている」」


曙「クソ提督がクソ過ぎる」


鳳翔「名前を呼んでください」


木曾「悪くない」




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2: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:02:50.43 ID:rmA91iMb0
夕立「て、い、と、く、さーーーーーーーーーーーん!!!」ダイブ

提督「ぐふっ!?」

夕立「提督さん、夕立起こしにきたっぽい!」

提督「もう少し寝かせてくれー……」モグリ

夕立「もう朝っぽい!起きて、起きて~♪」ピョンピョン

提督「ちょ……わかっ……分かったから、俺の上で跳ねるのはやめてくれ………」

夕立「はーい」

提督「ありがとう」
3: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:04:10.31 ID:rmA91iMb0
提督「それじゃ、起き―――」フトンハガシ

提督「あ、これ駄目だ」マルマリ

夕立「提督さん、どうしたの?」

提督「あまりの寒さに心が折れた。夕立はよく起きれたな……」

夕立「夕立は平気っぽい!」

提督「そうか……どうやら俺は猫らしいから、こたつで丸くなるよ」

夕立「こたつならこの前3人で仕舞ったよ?」

提督「………そうだった」
4: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:04:46.47 ID:rmA91iMb0
提督「だとしたら、俺はこのまま過ごすしかないな」ズリズリ

夕立「提督さんホットドッグみたい!」

提督「食べないでね?」

夕立「流石に人は食べれないっぽい!」

提督「そうだよな~」ハハハ





夕立「………………美味しそう」ジュルリ

提督「さて、時雨が待ってるから早く行こうか」スタスタ

夕立「待って!今のは冗談っぽい~!」タッタッタ
5: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:05:48.45 ID:rmA91iMb0
提督・夕立「いただきます」

時雨「召し上がれ」

提督「………」パクパク

夕立「………」モグモグ

時雨「………どうかな?」

提督「うん、美味しい」

夕立「時雨の料理にはずれはないっぽい!」

時雨「そうかい?それなら良かったよ」ホッ
6: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:06:50.30 ID:rmA91iMb0
提督「うんうん。毎日食べたいくらいだ!」

時雨「え………?」ドキッ

時雨「……………て、提督が望むなら、僕は構わないよ」

提督「いや、流石にそれは大変だろうから遠慮するよ」

時雨「……………」ションボリ

提督「…………でもそうだな……時雨がいいなら、負担にならない頻度で食べさせてもらいたいな」

時雨「—――っ!」パァア

時雨「うん、任せてよ!」

提督「楽しみにしてるよ」
7: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:08:21.98 ID:rmA91iMb0
夕立「……………夕立仲間はずれっぽい」ムスッ

提督「もちろん、夕立も一緒にな」

夕立「………そんな取って付けたような言葉じゃ納得できないっぽい」

提督「悪かったよ。これで機嫌を直してくれ」ナデナデ

夕立「んっ………」

提督「ダメか?」ナデナデ

夕立「しょうがないから許してあげるっぽい!」

提督「ありがとう…………って、時雨?」

時雨「…………………」ソデヒッパリ

提督「ほら、時雨もおいで」

時雨「…………………」スススッ

提督「」ナデナデ

時雨「………やっぱりこれは落ち着くね」ニコニコ

夕立「提督さんの魔力っぽい!」ニコニコ

提督「………まあ、お前達が喜んでくれるなら何でもいいよ」ナデナデ

夕立「ぽい~♪」

時雨「ふふっ♪」
8: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:09:19.69 ID:rmA91iMb0
提督「………………」

夕立「…………ZZZ」

時雨「提督、この書類に………って、手が止まってるよ?」

提督「寒い………」

提督「こたつ……こたつが無いと死んでしまう………」

時雨「大丈夫、このくらいの気温じゃ死なないよ」

提督「…………時雨のいじわる」

時雨「いつまでもこたつを出してるわけにはいかないでしょ?」

提督「それはそうだけどさ……もう少し後でも良かったんじゃないか………?」

時雨「ダメだよ。そう言ってると仕舞わなくなるのがオチだからね」

提督「うぅ………まだ寒いのに…………」
9: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:10:03.57 ID:rmA91iMb0
夕立「ふわぁ………提督さん、寒いっぽい?」ムクッ

提督「ん?夕立起きたのか。そうなんだよ。こたつがないから寒く感じるんだよ……」

夕立「ふ~ん……じゃあ、夕立が暖めてあげるっぽい!」ダキッ

提督「お~…暖かい。けど、まだ逆側が寒いなぁ……」

時雨「………それは僕にもくっつけってことかい?」

提督「ダメかな?」

時雨「………まあいいよ。その代り、仕事はきちんとしてね」ギュッ

提督「ありがとう。これなら仕事も捗るよ」カキカキ
10: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:10:55.36 ID:rmA91iMb0



天気予報『今日の夜は真冬並みに冷え込むでしょう………』



提督「あー、どうしようかなー……」

時雨「どうしたんだい、提督?」

提督「んー…今日の夜寒いらしいんだけどさ、冬用の布団仕舞っちゃったんだよな……」

時雨「あー…僕達も仕舞っちゃったなぁ……」

提督「どうするかねぇ……体調崩すのは嫌だし、面倒だけど布団出すか………」

時雨「そうするしかないね………」

夕立「…………!夕立、良いこと思いついたっぽい!」
11: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:12:02.79 ID:rmA91iMb0
提督「………で、どうしてこうなった」

提督の部屋。布団は一枚、三人川の字。

時雨「僕は夕立に連れてこられて……」

夕立「みんなで集まって寝れば暖かいっぽい!」

提督「確かに暖かいけど……これはこれで色々と問題が………」

夕立「問題?」フニッ

時雨「流石に三人で一つの布団は狭いよね……」フニッ

提督「ああ………」

提督(両側に柔らかい感触が………)

提督(それに良い匂いがする………)
12: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/11(土) 00:12:39.86 ID:rmA91iMb0
提督「……俺はソファで寝るよ」

夕立「それはダメ!」

時雨「ソファなんかで寝たら風邪引いちゃうからね」

提督「でも、これじゃ寝れなくないか?」

夕立「夕立は平気っぽい!」

時雨「うーん……まあ、一日だけだから」

提督「……まあ、二人がいいなら俺もいいけどさ」

提督「それじゃ、明日もあるし寝ようか」

夕立「おやすみなさいっぽい!」

時雨「おやすみ夕立、提督」

提督「おやすみ」










提督(寝れねぇ………)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 03:44:41.32 ID:stkP3HUco
最高の組み合わせだ
時雨も夕立も可愛すぎてつらい
23: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 01:10:54.67 ID:nt5fjmp+0
【雨はいつか止む】



提督「雨だな……」

時雨「雨だね……」

夕立「雨っぽい……」


窓の外に降る雨を見つめながら、それぞれ似たような言葉を零す。

今日ばかりは時雨も「いい雨」とは思えないようだ。

それも当然だろう。だって今日は――――










夕立「これじゃお花見出来ないっぽい……」


三人で花見をする予定だったのだから。
24: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 01:12:40.55 ID:nt5fjmp+0


ある程度平和な辺境の海域とはいえ、警備や護衛等任務はある。

この鎮守府の三人全員で休みを取って、遠出する機会なんて早々ない。

だから三人とも楽しみにしていたのだが、この天気では厳しそうだ。


時雨「折角三人でお弁当作ったのに、無駄になっちゃったね………」

夕立「ぽい………」


久しぶりの遠出ということで張り切っていた分、悲しみも倍のようだ。
彼女達の顔にいつものような明るさは見られない。

だからこそ、二人を元気づけるように口を開く。


提督「まだ分からないさ」

夕立「でも……」

時雨「……残念だけど、この雨じゃ花見は無理じゃないかな」


いつも元気な二人が暗いと、こっちまで気が滅入りそうになる。
25: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 01:13:39.52 ID:nt5fjmp+0

暗い気持ちを出さないように堪えつつ、笑顔を作る。


提督「雨はいつか止む………だろ?」

時雨「そうだけど……今日止むとは限らないよ?」

提督「それはどうかな」

提督「こんなに可愛い子達が願ってるんだ。きっと神様も応えてくれるさ」

夕立「………それなら、夕立いっぱいお願いするっぽい!」

時雨「………提督がそう言うなら、僕もお願いしてみるよ。お花見出来ないのは悲しいからね」


空に向かって晴れて晴れてとお願いする夕立と、祈りを捧げる時雨。

なんとも可愛らしい光景に、こういう状況じゃなければと思わなくもない。

頭を軽く振ってそんな雑念を振り払い、二人の横に並ぶ。





どうかこの子達の楽しみを奪わないでください
26: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 01:14:15.78 ID:nt5fjmp+0




















「………ほら、言った通りだろ?」
29: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 23:36:16.34 ID:nt5fjmp+0
【中破・夕立の場合】



夕立「提督さん、夕立結構頑張ったっぽい!」

夕立「褒めて褒めて~♪」

提督「そんなになって大丈夫か!?すぐにドックへ……」

夕立「も~…提督さんは心配し過ぎっぽい!」

夕立「夕立は大丈夫だから、褒めてほしいっぽい!」ピョンピョン

提督「」

夕立「提督さん、聞いてるの!?」ピョンピョン

時雨「………夕立、自分の格好をよく見なよ」

夕立「?別に問題は―――――」

夕立「—―――っ!!///」
30: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 23:37:10.30 ID:nt5fjmp+0








夕立「て、提督さんのバカーーーーーーーっ!!」ダダダダダッ








提督「………………時雨」

時雨「なんだい?」

提督「どうすれば許してもらえるだろうか………」

時雨「さあね。土下座でもしたらいいんじゃないかな」


時雨(提督は何も悪くないし、夕立の事だから土下座までする必要はないだろうけど………)

時雨(夕立のを見て、鼻の下を伸ばした罰でこれくらいはいいよね?)

時雨(………………………)





時雨(僕の大きさじゃダメかな……?)














この後無茶苦茶土下座した
31: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 23:38:16.96 ID:nt5fjmp+0
【中破・時雨の場合】



時雨「提督、戦闘が終わったよ」

提督『被害は?』

時雨「僕自身は問題ないけど、装備が少し破損しちゃったかな」

提督『分かった。すぐに帰投してくれ。帰りも油断するなよ?』

時雨「うん、気を付けるよ」
32: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 23:38:51.19 ID:nt5fjmp+0
時雨「提督、もうすぐで鎮守府に着くよ」

提督『了解。それじゃ、母港で待ってるぞ』

時雨「提督は中にいていいよ?」

提督『いや、もう近いんだろ?』

時雨「そうだけど、万が一ってこともあるじゃないか」

提督『迎えくらいはさせてくれよ。いざとなったら緊急信号もあるしな』

時雨「……春とはいえまだまだ冷えるし、体調を崩さないためにも中で待っててよ」

提督『それなら尚更寒い中頑張ってくれた時雨を労わないとな。何か暖かい物を持っていくよ』
33: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/12(日) 23:39:49.88 ID:nt5fjmp+0
時雨「……………僕、さっき装備が破損したって言ったよね?」

提督『ああ、言ったな』

時雨「その影響でちょっと提督と会うのが恥ずかしいんだけど……」

提督『?……………あっ』

時雨「それでも迎えに来てくれるのかい?」

提督『……………夕立に暖かい物を届けさせるよ』

時雨「……そうしてくれると助かるかな」

提督『そ、それじゃ!ドックの準備は出来てるから!』

時雨「うん。ありがとう」



時雨(……………もし断らなかったらどうなってたんだろう)
34: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/13(月) 00:00:17.58 ID:NDXt/Ge+0
夕立は「提督さんなら見られても平気っぽい!」って言いそうかなとも思いましたが、それはただの痴女になってしまうのでやめました。
38: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/13(月) 23:04:39.62 ID:NDXt/Ge+0
【春うらら】



夕立「提督さん、遊んで遊んで!」

提督「おう、いいぞ~」

時雨「………提督」

提督「分かってるって。少しだから、な?」

時雨「もう……ちょっとだけだからね?」

提督「ありがとう、時雨」

提督「で、何するんだ?」

夕立「うーん………考えてなかったっぽい!」

提督「夕立らしいな……」

提督「今日は天気もいいし、散歩でもするか?」

夕立「お散歩!!するっぽい!!」キラキラ

提督「時雨はどうする?」

時雨「うーん……僕はいいかな。時間になったら戻ってきてね?」

提督「了解。行ってくる」

夕立「行ってきまーす!」

時雨「うん。行ってらっしゃい」
39: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/13(月) 23:05:27.82 ID:NDXt/Ge+0
夕立「お散歩、お散歩♪提督さんとお散歩♪」

提督「ご機嫌だな~」

夕立「だって、提督さんとお散歩なんて久しぶりっぽい!」

提督「あー……最近寒くてあまり外出なかったからなー………」

夕立「夕立は寒くても雪合戦とかしたいっぽい!」

提督「積もったらな」

夕立「ぽい!」

提督「じゃ、ここの芝生で一休みしようか。お茶とお菓子を持って来たんだ」

夕立「お菓子!!」

夕立「お外でするお茶は格別っぽい!」

提督「ちょうどいい天気だしな~」

夕立「ポカポカして気持ちいいっぽいー………」

提督「そうだなー…偶にはこうしてのんびりするのもいいなー………」

夕立「ぽいー………」
40: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/13(月) 23:06:02.79 ID:NDXt/Ge+0





























時雨「で、何か言い訳はあるかい?」

提督・夕立「「ごめんなさい」」
43: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:17:16.95 ID:V4qMwZ+10





【温もり】




44: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:18:03.25 ID:V4qMwZ+10
「今夜は曇りか……」

「靄も立ち込めていて、視界不良です」

「こんなに視界が悪い夜は珍しいな………」



ああ……嫌な予感がする……
45: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:18:38.48 ID:V4qMwZ+10
「右舷前方、敵艦隊見ゆ!」

「探照灯照射!砲撃開始!!」



…………………
46: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:19:20.41 ID:V4qMwZ+10
「敵の集中砲火を浴びています!このままでは……」

「司令官からの指示はどうなっている!?」

「応答ありません!」

「………止むを得ん。反転、撤退する!」



他の皆は大丈夫かな……
47: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:20:21.11 ID:V4qMwZ+10
「………他の艦はどうなった?」

「………………第一遊撃部隊第二部隊はこの時雨を除いて、全滅です」



そんな………なんで僕だけが……………



やめてよ………置いていかないで……………





















僕を………独りにしないで……………
48: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:20:58.93 ID:V4qMwZ+10




















大丈夫だ。時雨は一人じゃない





















49: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:25:35.00 ID:V4qMwZ+10



 あの優しい声に身を委ねてどれくらい経ったのだろう。
 あれは一体なんだったのだろうか。
 ぼーっとする頭でそんなことを考えながら、身を起そうとすると額から何かがずり落ちてきた。


時雨「これは……タオル…………?」

時雨「一体誰が…………」


 その疑問はすぐに解決することになる。

 段々と頭が働きだしたのか、右手に感じる違和感に気づく。
 ゆっくりと頭を傾け目をやると、そこには愛しい人の寝顔があった。


時雨「………………てい……とく………?」

時雨「……………提督?」

時雨「って、提督!?」


 驚いて飛び起きると、まだ調子が悪いのか眩暈が襲う。
 それでも状況を整理しようと、クラクラする頭を回転させる。

 何故提督がここに。いつの間に。今は何時なのか。今日の仕事は終わったのか。
 答えを出さないまま疑問を羅列していく。
50: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:27:36.04 ID:V4qMwZ+10





提督「…………時雨………大丈夫だぞ……………」





 寝起きの頭でも、この一言と右手に感じる温もりで全てを理解するには十分だった。


時雨「そっか……さっきのは提督だったんだね………」


 空いている左手で、提督の顔を優しく撫でる。


時雨「看病しててくれたんだ。ありがとう……」

時雨「………なんて、寝てる間に言っても意味ないか」



























時雨「………………じゃあ、今はこれで」


 そう呟くと、そっと自分の顔を提督の顔に近づけ―――――
51: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:28:52.14 ID:V4qMwZ+10





















夕立「提督さん、時雨もう起きたっぽい?」


 ―――――残り数センチのところで世界が止まった。





















52: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/14(火) 23:29:21.06 ID:V4qMwZ+10

























夕立「お邪魔しましたっぽい!」

時雨「ああ!ちがっ、違うんだ夕立!!僕の話を聞いて!!!
57: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/15(水) 23:47:14.39 ID:PgMmY4oI0
【誘惑】



時雨「~♪」グツグツ

提督「おー、美味そうな匂いだな~」

時雨「あ、提督。仕事はもういいのかい?」

提督「おう、一段落したよ」

時雨「そっか。じゃあ、夕立を呼んできてもらえるかな?」

提督「分かった」
58: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/15(水) 23:47:48.56 ID:PgMmY4oI0
―――――コンコン

提督「夕立―、ご飯だぞー」

提督「……………夕立?」コンコン

提督「いないのか?入るぞー」

―――――ガチャ

夕立「……………ZZZ」

提督「あー、寝てたのか」

夕立「ぽぃ…………」

提督「………それにしても幸せそうな寝顔だなー」ツンツン

提督「さて、さっさと起こして―――」
59: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/15(水) 23:48:56.35 ID:PgMmY4oI0
夕立「提督さぁん………そんなに強いと痛いっぽぃ……………」ムニャムニャ

提督「」ピタッ

夕立「うぅん………もうちょっと下っぽぃ……………」

提督「………まあ、料理が出来るまでまだ時間はあるからな、うん」

夕立「そこ気持ちいいっぽぃ………」

提督「………………」

夕立「んっ………提督さん激しいっぽぃ……………」

提督「………………」

夕立「ぁっ………提督さんの硬いの当たってるっぽぃ………」

提督「うん。ここから先を聞くと、後に引けなくなる気がするからやめよう」
60: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/15(水) 23:49:29.06 ID:PgMmY4oI0
提督「夕立ーご飯だぞー」ユサユサ

夕立「ぅん………提督さん……………?」ムクッ

提督「おう、顔洗っておいで」

夕立「ぽぃ……」

提督(流石にどんな夢を見てたかは聞けないな……)





夕立「………………」
61: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/15(水) 23:50:18.05 ID:PgMmY4oI0











青葉「この前渡した、司令官ともっと仲良くなる方法はどうでした?」

夕立「うーん……台本通りにやったけど失敗しちゃったっぽい?」

青葉「それは残念ですねぇ………」

青葉(折角いい記事になると思ったんですが………)

夕立「もっと提督さんと仲良くなる方法教えてほしいっぽい!」

青葉「そうですねぇ……次はもっとダイレクトに……」

???「僕もその話に興味があるから、混ぜてくれないかな?」

青葉「ん?ああ、いいですよ!」

青葉(いやー、これでまたネタが増え………僕?)

青葉「………………」クルッ

時雨「」ニコッ



この日、青葉の提督これくしょんから写真が数枚減った。
75: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/24(金) 00:37:06.86 ID:fCshfcQf0
【金の週】



時雨「今日からはゴールデンウィークだね」

提督「あぁ、もうそんな時期か」

夕立「夕立お出かけしたいっぽい!」

提督「GWって言われても、俺達は実質いつもと変わらないからなー……」

夕立「えー…つまんないっぽい……」

時雨「まあまあ、仕方無いよ。敵はいつ来るか分からないんだし…」

夕立「はーい……」

提督「………………」
76: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/24(金) 00:38:12.31 ID:fCshfcQf0
―翌日―


提督「今日は二人とも休みだ」

夕立・時雨「「……………え?」」

提督「本当はもう少し後に出来ればよかったんだが、むこうの鎮守府の都合でこうなった。すまない」

夕立「休み!?じゃあ、お出かけできるっぽい!?」

提督「ああ、好きなところへ行っておいで」

夕立「提督さんも一緒に行くっぽい!」

提督「ん?ああ、俺は仕事があるから二人で楽しんできな」

夕立「……………」

時雨「……………提督はそういう人だったね」

提督「?」

時雨「なんでもないよ。それじゃ、僕たちは早速出かけてくるよ」

提督「気をつけてな~」
77: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/24(金) 00:38:38.19 ID:fCshfcQf0




























夕立「三人じゃないと意味がないっぽい………」

時雨「そうだね………だから―――――」
78: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/24(金) 00:39:48.09 ID:fCshfcQf0
―その夜―


提督「……………二人とも遅いな」

提督「普段ならもうとっくに帰ってくるはずなんだが………」

提督「……………」

――――プルルプルル

提督「……………出ない」

提督「…………………………」ダッ






提督(あいつらの身に何かあったら俺は……俺は………)

提督「夕立ーーーーーー!!時雨ーーーーーー!!」
79: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/24(金) 00:41:53.90 ID:fCshfcQf0
夕立「はーい!」

時雨「あれ、提督。そんなに慌ててどうしたんだい?」

提督「…………夕立?時雨?」

夕立「そうっぽい!」

提督「どうしたんだ、こんな遅くまで!心配したんだぞ!?」

時雨「ごめんよ。準備に思ったより時間がかかったんだ」

提督「準備?」

夕立「三人でお花見っぽい!」

提督「お花見……?この前したじゃないか」

夕立「夜桜はまた違うっぽい!」

時雨「それに、僕たちは三人で過ごす時間が一番好きだからね。遠くないし、少しくらいならと思ったんだけど………ダメかな?」

提督「……………いや、俺も同じだ。ただ、今度遅くなる時は事前に連絡しろよ?」

時雨「分かったよ」

夕立「ぽい!」

提督「じゃあ、行こうか」

夕立「三人でお花見、楽しみっぽい~♪」ニコニコ

時雨「そうだね」ニコニコ

提督(……………夏休みはしっかり取らないとな)
84: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 00:03:56.69 ID:arSGPBE30
【衣替え】



提督「あ~……段々暑くなってきたな~………」グデー

夕立「ぽぃ~………」グデー

時雨「二人ともしゃきっとしなよ」

提督「でも、時雨も暑いだろ~?」

時雨「それはまあそうだけど……」

提督「………よし、夏服を出そう」

夕立「賛成っぽい!」

時雨「まだ少し早くないかな?」

提督「暑いと思った日が衣替えの日だ。というわけで、各自着替えてまた集合な!」

夕立「ぽい!」

時雨「はぁ………まあ、いいけどさ」
85: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 00:04:48.73 ID:arSGPBE30



提督「これで多少はマシになったかな」

夕立「提督さん、半袖も似合ってるっぽい!」

提督「そうか?ありがとう」ナデナデ

時雨「でも、僕達はあまり変わらないんだよね」

提督「元々半袖だしな。というより、夏と冬で生地の厚さしか違わないっていうのがおかしいよな……」

時雨「艤装を付ければ気温は関係なくなるからね」

提督「それでも、普段生活する分には気になるだろ?夏はともかく、冬はどうにかならないかな~」

夕立「寒くなったらまた三人くっつけばいいっぽい!」

提督「あー……///」

時雨「…………///」

提督「ま、まあ冬の事はまたその時に考えよう」

時雨「そ、そうだね」
89: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 23:02:42.81 ID:arSGPBE30
【冷たいの】



提督「あっつい………」ダラダラ

提督「あー、蝉の声で暑さが倍増したように感じる………」

時雨「はい、コーラ」

提督「ありがとう…………ぷはぁ!キンキンに冷えてやがるっ……!」

夕立「うぅー……衣替えしてもまだ暑いっぽい…………」

提督「…………なあ、時雨」

時雨「なんだい?」

提督「クーラーを」

時雨「ダメだよ」

提督「なんで……」

時雨「まだ6月だよ?それに、エアコンはお金がかかるじゃないか」

提督「うち別にお金に困ってるわけじゃ………」

時雨「貯めれるときに貯めておかないと、いざというとき困るでしょ?」

提督「ごもっともです………仕方ない、扇風機で我慢しよう。ちょっと倉庫に行ってくる」

夕立「夕立も手伝うっぽい」

提督「俺一人で大丈夫だよ。んじゃ、ちょっと行ってくる」
90: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 23:04:18.36 ID:arSGPBE30


提督「ただいまー………」ドサッ

夕立「提督さん遅いっぽい!」

時雨「あれ、その袋は?」

提督「夏と言えばこれだろ!」シャキーン

夕立「アイス!!」

提督「扇風機付けて食べよう」ポチッ

夕立「ぽいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

時雨「もう、夕立。そんなに扇風機に顔近づけたら危ないよ?」

提督「昔よくやったな~アイスどれにする?」

時雨「んー……スイカバーで」

夕立「ジャイアントコーン!」

提督「はいよ。じゃあ、俺はビスケットサンドか」
91: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 23:05:25.77 ID:arSGPBE30
夕立「美味しいっぽい!」パリパリ

提督「あ~……冷たくていいなぁ………」

時雨「あれ?これいつものと違うね」

夕立「白いのがかかってるっぽい!」

提督「どれどれ……『杏仁!?かけちゃったスイカバー』だって」

時雨「……………あ、本当だ。杏仁豆腐の味がする」

夕立「一口ちょーだい!」

時雨「はい」アーン

夕立「あーん………杏仁豆腐っぽい!」

提督「それは美味しいの?美味しくないの?」

時雨「うーん………杏仁豆腐だなーって感じ」

夕立「それしか感じないっぽい」
92: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/27(月) 23:06:07.73 ID:arSGPBE30
提督「えー、気になるな~」

時雨「提督も一口食べるかい?」

提督「いいのか?」

時雨「うん。はい」アーン

提督「あ、あーん………………杏仁豆腐だ」

時雨「でしょ?」

提督「ああ……なんというか………それ以外言葉が出てこない」

夕立「ぽい………って、提督さんのアイス溶けかけてるっぽい!」

提督「うおっ!?急いで食べないと!」





時雨(……………………これって間接キスだよね///)
93: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/28(火) 22:13:35.83 ID:T5Yl6oPC0
【夏の音】



ミーンミンミンミンミーーーーン

提督「……はぁ、この暑さどうにかならないかな~」

夕立「心頭滅却すれば火もまた涼しっぽい!」

提督「俺は無念無想の境地には辿り着けてないんだよ」

夕立「うーん……じゃあ、提督さんも艤装付ければいいっぽい?」

提督「それが出来たら俺も戦えるし最高だな……ただ、燃料の消費的に常時装着は無理だろうけど」

夕立「………時雨が許してくれないっぽい」

提督「だな……海上はどうなんだ?涼しいのか?」

夕立「艤装のおかげで暑くはないっぽい。けど、照り返しが眩しいっぽい」

提督「あー照り返しかー……そういえば、お前達って日焼けしないな?それも艤装の効果なのか?」

夕立「出撃前に、時雨に日焼け止め(明石製)を塗られてるからっぽい」

提督「へぇ、そんな物があったのか……」

夕立「提督さんも使うっぽい?」

提督「今度出かけるとき一回試させてくれ」

夕立「分かったっぽい!」
94: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/28(火) 22:15:14.01 ID:T5Yl6oPC0
時雨「ただいま」

提督「おかえり、時雨」

夕立「おかえりっぽい」

時雨「何の話をしてたんだい?」

提督「話題が暑さから日焼け止めに変わったところだ」

時雨「ああ、明石さんの日焼け止めかい?あれは艦娘のほぼ全員が使ってるよ」

提督「そんなに凄いのか?」

時雨「うん。普通の日焼け止めより効果があるし、水で落ちにくいようになってるからね」

提督「流石明石だな……」

夕立「あ!明石さんに暑さを和らげる物を作ってもらえばいいっぽい!」

時雨「明石さんに?うーん……やってくれるかな?」

提督「……………やってはもらえるだろうが、嫌な予感しかしないな」

時雨「あはは、明石さんの発明は当たりはずれが大きいからね」

時雨「あ、そうだ。明石さんの発明には遠く及ばないけど、少しでも涼しくするためにこれを買ってきたよ」チリンチリン

提督「お、風鈴か!」

夕立「これなら涼しく感じるっぽい!」

時雨「早速窓に飾るよ」

提督「セミの声がかき消されれば大分マシになるな!」

夕立「ぽい!」
95: ◆i9QjiD6PFk 2015/04/28(火) 22:16:07.81 ID:T5Yl6oPC0






























時雨「……………風吹かないね」

提督・夕立「……………………………」
100: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/01(金) 21:33:28.59 ID:XyPM8FSb0
【祭り 導入編】



提督「準備出来たか~?」

夕立「ぽい!」

時雨「うん」

提督「おお……二人ともよく似合ってるぞ!」

提督「夕立は薄いピンクか。夕立らしい明るさで可愛いよ」

夕立「えへへ~♪」

提督「対照的に、時雨は青だな。落ち着いた雰囲気が出て綺麗だよ」

時雨「そ、そうかな?」

提督「うんうん、両手に花だよ」

時雨「……提督、花はしっかり持たないとね?」ギュッ

夕立「ぽい!」ギュッ

提督「……ははっ、これは周囲の視線が痛そうだ」
101: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/01(金) 21:35:41.90 ID:XyPM8FSb0


 近所の公園で毎年行われる夏祭り。
 毎年行われるといっても去年は忙しくて行けなかったから、夕立と時雨にとっては初めてのお祭りだ。


夕立「ぽい~♪」

時雨「これは……凄いね………」


 人ごみの中でも多種多様な屋台に目を輝かせる二人。

 その姿はどう贔屓目に見ても可愛い。


提督(知り合いの提督に無理言って予定を空けた甲斐あったな……)

夕立「提督さん!夕立たこ焼き食べたいっぽい!」

提督「分かったからそんなに引っ張らないでくれ!」

時雨「夕立、そんなに急いだら危ないよ」


 夕立はグイグイと俺の手を引き、一直線に屋台へ向かう。

 それを注意する時雨もどこか落ち着かない様子で、半歩先を進む。

 俺は二人に引っ張られながら後ろをついていくのだが………


提督(……………まるで、散歩で喜ぶ犬みたいだな)

時雨「提督、今何か失礼な事を考えなかったかい?」

提督「な、何も考えてないぞ!」
102: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/01(金) 21:48:00.18 ID:XyPM8FSb0
何も言わずに二日間も間を空けてしまい申し訳ありませんでした。
水曜日に少し書こうと思ってたんですが、一日に三回鼻血が出るという謎の現象が起き、パソコンを控えてました。
木曜日はただ忙しく、パソコンを付ける気力が起きませんでした。ごめんなさい。

なるべく報告するようにはしますが、今後もこういうことがあるかもしれません。ご了承ください。
GWだからペースが上がるとかはないです。むしろ下がるかもしれません。
6月頃になればマシになるとは思います。

不定期ですが、よろしくお願いします。
108: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/03(日) 00:03:46.61 ID:8pcKJK2q0
【祭り 食べ物編】



夕立「いっただきま~す!」


 夕立は待ちきれなかったのか、受け取ってすぐにたこ焼きを頬張ろうとする。

 そう、すぐに。


提督「待った夕立!出来立てなんだから――――」

夕立「っ!!はふっ、はふっ……は、はふひっほぃ!!」

提督「あー……間に合わなかったか………」


 先程まで焼かれていた物をいきなり口に入れたのだ、熱いのも無理はない。

 そんな夕立とは対照的に、時雨はきちんと冷ましてから食べている。


時雨「……うん。ちょっと熱いけど美味しいよ。提督も食べるかい?」


 時雨はそう言って爪楊枝を差し出してくる。


提督「いいのか?じゃあ、一つ貰おうかな」


 爪楊枝を受け取り、少し冷ましてからたこ焼きを口に入れる。

 ソースとマヨネーズの平凡な味。

 それでも普段より美味しく感じるのは雰囲気の為せる業だろうか。


提督「うん、美味い」


 感想を述べていると、たこ焼きと格闘していた夕立が口を開いた。
109: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/03(日) 00:04:39.61 ID:8pcKJK2q0
夕立「提督さん、夕立のも食べて!」

提督「え?熱さはもういいのか?……というか、食べてってそれ時雨のと同じだろ?」

夕立「いいから!」


 こういうときの夕立は中々折れないことは、何度も経験済みだ。

 特に断る理由もないので素直に貰うことにする。


提督「じゃあ、ありがたくいただこうかな。爪楊枝を」

夕立「ふーっ、ふーっ……はい!」

提督「」


 前言撤回、断る理由が出来た。

 鎮守府内ならともかく、ここは外だ。

 仮にも軍人で、ここら一帯の海域を任されている俺達が「あーん」なんてしていたら、住人の方々は不安になるだろう。

 だからここは慎重に言葉を選んで―――――
110: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/03(日) 00:05:27.43 ID:8pcKJK2q0
夕立「嫌っぽい………?」

提督「あーん」


 涙目で見上げられて断れるはずがなかった。


夕立「提督さん、美味しい?」

提督「ああ、美味しいよ」

夕立「良かったっぽい!」


 自分が作ったわけでもないのに喜ぶ夕立。

 見ている俺も自然と口角が上がる。


提督(まあ、一回くらいなら見間違いかもしれないしな。大丈夫、大丈夫)


 自分に言い聞かせるように頭の中で繰り返していると、クイクイと控えめに袖を引っ張られた。


時雨「て、提督……もう一個、食べないかい?」

提督「貰おう」


 世間体?なにそれ?美味しいの?
114: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/03(日) 00:35:52.44 ID:8pcKJK2q0
ふと思いついたので。



【艦娘×スーパーマリオRPG】



多摩「2だニャ。かなりやる気ニャ。つぶすニャ」

提督「最後が怖い」



天龍「ふむといたいよ。ふんでみ。ホレ。こわいか」

提督「フフ怖からホレ怖になったのか」



吹雪「たまには、ひなたぼっこしたいなぁ‥‥」

提督「そうだな。平和になったらずーっとしような」



那珂「こいのエクスプロージョン」

提督「曲名変わってるぞ」



綾波「こんなとき、どんな顔すればいいのかわからない」

提督「その元ネタはお前じゃないから!別の綾波さんだから!」



金剛「ワクワクします。 バーニングハートです」

提督「口調どうした」



加古「いい気分で ねていたのに、起こすんだもんなぁ~」

提督「それ素じゃないのか?」



摩耶「見てんじゃねえよ!!」

提督「いやだからそれ素だろ!」



木曾「弱い、よわすぎるんだよ!」

提督「だから(ry」



陸奥「ばくはつするほか のうが無い」

提督「……………」

陸奥「ちょっと!なんで私だけツッコんでくれないのよ!!」


116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/03(日) 09:05:49.28 ID:frxK/9MyO
おつ

むっちゃんかわいいw
124: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:41:50.23 ID:3UGb9rom0

【いつまでも三人で】



夕立「お祭り楽しかったっぽい!」

時雨「そうだね、楽しかったよ」

提督「そうか、楽しんでくれたか。休みを取った甲斐があったよ」


 三人横並びになって、人気のなくなった道を歩く。
 —――――全員、両手に様々な景品を持って。


時雨「……でも、さっきの射的の人泣いてたけどいいのかな?」

提督「いや……うん………そっとしておこう……………」
125: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:42:44.50 ID:3UGb9rom0

―数分前―



射的屋のおっちゃん『お、そこの可愛いお嬢ちゃんたち!どうだい、挑戦してみないかい?』

時雨『お嬢さんって……僕達のことかな?』

提督『い、いや……きっと別の人で………』

夕立『夕立に何かご用事っぽい?』

的屋『そうそう!どうだい?そっちの青い浴衣のお嬢ちゃんも、連れのあんちゃんもやってかないかい?』

時雨『僕達のことだったみたいだね』

提督『あぁ………』
126: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:43:23.78 ID:3UGb9rom0

夕立『ソロモンの悪夢、見せてあげる!』パパパン

時雨『提督、これ訓練みたいだね』パパパン

提督『あ、ああ……そうだな………』チラッ

的屋『』
127: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:44:09.84 ID:3UGb9rom0

………………………………………………

提督「そ、そんなことより!まだ今日のメインが終わってないぞ!」


 無理矢理話題を変えようとした俺の言葉に、いち早く反応したのは夕立だった。


夕立「まだ何かあるっぽい!?」

時雨「でも、もう鎮守府に着いちゃうよ?」


 確かにもう祭りの喧騒は聞こえなくなり、良く知る鎮守府の門がすぐそこに見えていた。


提督「いいんだよ。母港からの方が見やすいしな……っと、時間だ」
128: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:44:49.30 ID:3UGb9rom0

時雨「時間ってなんの………」


 時雨が言葉を言い終わる前に、後方で音が弾けた。
 聞きなれない轟音に、二人は少し身を強張らせて振り向き―――


夕立・時雨「「わぁっ………」」


 —――目を奪われていた。


提督「さあ、こんな道のど真ん中じゃなんだし、母港へ行こう」
129: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 00:54:41.51 ID:3UGb9rom0
今日(昨日)はキスの日だったそうですね。
大井っちと、川内のところのファーストキスでも書こうと思いましたが、日付変わったのでやめました。
夕立・時雨の本編が終わる直前に別のぶっこむのは憚られたので、まあよかったんじゃないですかね、うん。

季節を追っていく(冬までやるとはいってない)。
多分このまま続けるとだれると思ったので、本編畳みます。
それに、祭りってかなりのリア充イベントですし、おすし。
それでは、また。
131: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:49:16.17 ID:3UGb9rom0


 夕立、俺、時雨。自然とそんな並びで港に腰かけ、花火を見つめる。

 夜空に咲く大輪の花。
 幾重にも重なる赤、黄、橙の光が間断なく開き、闇を照らす。
 その輝きは一瞬だが、美しい。
 いや、儚いからこそ美しいのかもしれない。

132: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:50:04.66 ID:3UGb9rom0

時雨「綺麗だね………」

夕立「ぽい………」


 見れば、二人はその美しさに釘付けになっているようだ。
 普段なら、『二人が喜んでいるならいい』と思うところだが、今回ばかりはそうはいかない。
 俺には、まだ二人に伝えなければならないことが二つもあるのだから。

133: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:50:46.67 ID:3UGb9rom0

提督「夕立、時雨。お前達に伝言を預かってる」

夕立「伝言?」

時雨「誰からだい?」

提督「全員だ」

夕立・時雨「「全員?」」
134: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:51:28.75 ID:3UGb9rom0

提督「ああ。このお祭りさ、去年とは屋台の数も、来ている人も段違いらしい。それに加えて、今年は花火まで上げている」

提督「こうやって心置きなく祭りを楽しめるのは、この辺の海域が安全になったからだ」

提督「だから、この付近の住人や、花火師、お偉いさんまで………誇張じゃなく、全員に言われたよ」

提督「—――――『ありがとう』ってな」
135: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:52:13.42 ID:3UGb9rom0


 これが、一つ目。
 自分達のやってきたことが無駄じゃない。
 言葉で言われてきたことが、形となってこうして表れている。
 その事実を噛みしめながら、俺は二つ目の目的を果たすべく、感動と照れくささが混じった顔つきの二人に切り出す。

136: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:53:32.02 ID:3UGb9rom0

提督「あー……その………だな……………」

時雨「どうしたんだい、提督?歯切れが悪いね?」

夕立「まだ何かあるっぽい?」

提督「……心の準備はしてきたつもりだったが、いざとなると緊張するものだな………」

夕立・時雨「「?」」
137: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:54:16.87 ID:3UGb9rom0


 何を言ってるのか分からない、という表情を浮かべる二人。
 そんな二人に想いを伝えるべく、ボケットの中の感触を確かめ、立ち会がる。
 そのまま一歩下がり、同じく立ち上がった二人の正面に立つ。

138: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:55:14.21 ID:3UGb9rom0

提督「俺は、この先もずっとこうして三人でこの光景を見たいと思ってる」

夕立「夕立もっぽい!」

時雨「僕もだよ」

提督「そうか、ありがとう。それで、だな……二人とも、目をつぶって左手を出してくれないか?」

夕立「こうっぽい?」

時雨「こうかな?」

提督「ああ」
139: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:56:04.44 ID:3UGb9rom0


 俺は一つ深呼吸をして、ポケットから小さな箱を二つ取り出し、中の指輪をそれぞれの手に嵌める。


提督「目、開けていいぞ」

夕立「これって………」

時雨「これは………」

提督「それは、艦娘の能力を向上させる装備だ」


 二人の驚きの表情が、微かに翳る。

140: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:56:49.87 ID:3UGb9rom0

提督「だが、まあ、なんだ………堂々と二股させてくれって言ってるもんだから、情けないんだが………」


 二人が顔を上げ、こちらに視線を向ける。
 俺は二人の視線を真正面から受け止め、言葉を紡いでいく。


提督「俺はその指輪―――ケッコン指輪に、それ以上の意味を込めて贈りたい」
141: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:57:37.02 ID:3UGb9rom0










提督「夕立、時雨。俺は、お前達二人が好きだ。これからも一緒にいてくれないか?」








142: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:58:39.94 ID:3UGb9rom0





 ………………………………………沈黙。

提督(まあ、そんな都合のいい話を許してくれるわけないか………)

 そう結論付け、指輪を回収しようと手を伸ばした瞬間、二人が口を開いた。

夕立・時雨「「なんでそんな当たり前のこと言うの(言うんだい)?」」

提督「へ………?」
143: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 21:59:27.54 ID:3UGb9rom0

夕立「夕立達はずーっと前から提督さんのことが好きっぽい!」

時雨「僕たちが提督の傍を離れるとでも思ってたのかい?」

提督「……それじゃあ、二人ともこれからも一緒にいてくれるのか?」

夕立・時雨「「もちろん!!」」


 行き場を無くした右手で頬を掻く。
 どうやら、俺の心配は杞憂だったようだ。

144: ◆i9QjiD6PFk 2015/05/24(日) 22:00:19.32 ID:3UGb9rom0

提督「……ありがとう。そして―――――」

提督「これからもよろしくな、夕立、時雨」

夕立「ぽい!」

時雨「うん!」


 弾けんばかりの笑顔の後ろで、この日最大の花火がその花を咲かせたのだった。






提督・夕立・時雨「「「いつまでも三人で」」」

146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/24(日) 22:28:42.90 ID:4G74mUMwO
乙です
147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/24(日) 23:58:48.21 ID:wZZEk1llO
おつでした
無事完結してよかったww

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