周子「美嘉ちゃんが壊れた」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 22:17:25.14 ID:67XgXme20


バァン



美嘉「ハァッ……ハァッ……」

奏「美嘉? どうしたのそんなに焦って」

周子「なんかあったん?」




美嘉「周子、奏……アタシ……」



美嘉「ゴリラになる!」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465046244
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 22:32:35.07 ID:67XgXme20
奏「えっ……えっ? あ、え?」

周子「いやいや耳の方がおかしいはず」

奏「ごめんなさい、美嘉、もう一度

美嘉「ゴリラになる!」

周子「あー駄目だー! おかしいのは美嘉ちゃんの方だったー!」

奏「美嘉……貴女それでいいの!?」

美嘉「あああー!!! アタシはゴリラになるんだー! ゴリラにならなきゃならないんだー!」ガタガタガタガタ

奏「ちょっ……周子!」ガッシ

周子「美嘉ちゃんそれ以上いけない」ガッシ

美嘉「離せー! アタシは類人猿最弱から森の賢者になるんだー!」バタバタバタバタ

奏「今の状況が既に賢者とは程遠いわよ!」ギギギ

周子「お願いだから賢者タイムに入ってー!」ギギギ

志希「にゃは、なんだか楽しそうだねー」

周子「全然楽しくないよ! いたたたみぞおちに肘めり込んでる肘!」ギギギ

奏「これから私達三人で仲良くショッピングにでも出かけるように見える?!」ギギギ

美嘉「五芒星の中心でゴリラを迎え撃つんだー! 武器はもたないカラテだー!」ジタジタバタバタ

周子「志希ちゃん手貸してー!」ギギギ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 22:41:48.03 ID:67XgXme20
志希「んーしょうがないなー……はい」

周子「何それ」ギギギ

志希「凍ったバナナ」

美嘉「うおおおおおお」ジタバタ

奏「釘でも打とうってことかしら?!」ギギギ

志希「ノンノン♪こうするんだよ~……えい」バナ゙ッ

美嘉「ゔっ゙」カクン

周子「あっ」

奏「あっ」



ばたっ



志希「凍ったバナナで出る杭は打てるのか実験、成功~」

奏「……」

周子「……死人に口無しってやつやね」

奏「ああ……美嘉……救えなかった……」

周子「悔いが残るね……」

奏「……」

周子「ごめん……」

奏「まぁ……冗談はこのぐらいにして、とりあえず落ち着いたわね」

周子「そやねー、目覚ましたら話聞いてみよっか」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 22:51:58.59 ID:67XgXme20
フレデリカ「おはぼんじゅーる♪」

周子「おはよーん」

志希「やっほーフレちゃんシルブプレ~」

奏「おはようフレデリカ。随分ごきげんね」

フレデリカ「フレちゃんはいつもニコニコ現金払いだから~」

志希「今日もいい匂いだね~。はすはす」

フレデリカ「ひゃー、くすぐったいよ~シキちゃん~」

奏「仲良いわね、本当に」

フレデリカ「ところで床ですやすやしてる美嘉ちゃんはおねむなのかな?」

周子「そうだ、そろそろ起こそっか」

志希「美嘉ちゃーん美嘉ちゃんぐっもーにー……」

周子「……? 志希ちゃん?」

志希「息してない」

周子「……チャーンチャーンチャァーン↓」

志希「チャーンチャーンチャァーン↑」

フレデリカ「火曜サスペンス劇場だー」

奏「刑事さん……私、塩見さんが城ヶ崎さんを殺すところを見ました」

周子「えっ」

志希「宮本刑事ー、凶器はこの凍ったバナナと思われます」

周子「えっ」

フレデリカ「うむ、署まで同行願います。一ノ瀬くん手錠を」

志希「あいあいー♪」ガチャッ

周子「えっ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 22:59:30.49 ID:qul0rjTg0
フレデリカ「まぁそれは冗談としてー、美嘉ちゃん起きてー」ペチペチ

周子「えっちょ、何この手錠」ガチャガチャ

志希「持ってると意外と便利なんだな~」

周子「奏ちゃんにはめてあげなよ手錠に鍵をかけてって歌ってるんだから」ガチャガチャ

奏「あら、私の自由を奪ってどうするつもり?」

周子「それはあたしのセリフだよー外してよこれー……」ガチャガチャ

志希「しょうがないなー」カチャッ

周子「しょうがないってなんやねん!って話やね」

奏「というか、それ美嘉につけておくべきじゃないかしら」

美嘉「んん……うーん」

志希「りょうか~い」ガチャッ

美嘉「……えっ?手錠、え?」

志希「そうだよ~手錠だよ~♪」

美嘉「志希、まだ私何もしてないよ?信じて?」

奏「まだ……?」

周子「何する気だったん?」

美嘉「そうだ……ゴリラ……ゴリラにならなきゃ……ッ」ガチャガチャ

フレデリカ「は?」

志希「わーフレちゃんが真顔になってる~珍しいな~」

美嘉「ぐうう……うわあああ」ガチャチャ

奏「落ち着いて、美嘉。何があったのか話してみて?」

志希「ねぇねぇあの美嘉ちゃんなんかキメてるみた

フレデリカ「志希ちゃんめっ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:06:30.47 ID:qul0rjTg0
美嘉「うちの莉嘉がみりあちゃんとね、動物園でのロケがあったらしいの」

周子「逮捕します」

美嘉「なんで?!」

奏「まだ早いわ周子。最後まで聞いてから死刑か終身刑か決めましょう」

志希「罪が重すぎて背負えるレベルじゃないね~」

奏「美嘉、続けて?」

美嘉「なんか腑に落ちないけど……で仕事が終わった後、ちょっと時間あったから見て回ったらしいんだよね」

フレデリカ「いいなー動物園。フレちゃんはあっつい日にぐでーってしてるトラさんが好きだなー。志希ちゃんみたいで♪」

美嘉「うちの莉嘉はライオンとかゴリラとか強そうなのが好きでねー。それでその時もゴリラを見にいったらしいんだけど」

周子「なるほど檻に入れられて妹に観察されたいと。逮捕です」

美嘉「言ってないでしょ!」

奏「まだ早いわ周子。最後まで聞いてから打首か切腹か決めましょう」

志希「段々時代を遡っていってるね~」

奏「美嘉、続けて?」

美嘉「なんか腑に落ちないけど……それではしゃいでたら、飼育員さんがゴリラの話をいろいろ聞かせてくれたらしいんだ」

フレデリカ「うんうん」

美嘉「それでうちに帰ってくるなりキラキラした眼でゴリラって強いだけじゃなくて優しくて賢いんだよって……」

美嘉「お姉ちゃん、アタシゴリラと結婚するねって……わああああああ!!!!」ガチャガチャガチャ

周子「あかん」

奏「志希、麻酔を」

志希「あいあーい」

フレデリカ「何それ?」

志希「バナナだよー♪ えいっ」バナ゙ッ

美嘉「ゔっ゙」カクン

フレデリカ「あっ」

周子「よし」

奏「よし」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:14:18.60 ID:qul0rjTg0
フレデリカ「もー乱暴すぎるよ~! そんなにぽこぽこ叩いたら美嘉ちゃんおバカになっちゃうよ~!」

志希「手遅れじゃな

フレデリカ「しっ」

周子「もう遅

フレデリカ「しっ」

奏「まぁ……賢者とは程遠いわね」

美嘉「はっ」ガバッ

周子「あ、目覚ました」

志希「生命力はどんどん野生に近付いてるね~」

美嘉「ぐ……うう……莉嘉が……私の莉嘉がぁ……」ポロポロ

フレデリカ「よしよしー泣かないの~ほら話してみてー?」ギュッ

志希「……んー」

美嘉「莉嘉がおっきくなったら結婚するって言ってたのに……ゴリラに横から掻っ攫われたぁ……わぁああああ」ポロポロ

奏「落ち着いて美嘉……そもそも結婚は無理よ」

美嘉「なんで!? 私がゴリラじゃないから!? 女だから!?」クワッ

周子「いや血繋がってるから」

美嘉「なによ! 血が繋がってるんだから結婚ぐらい良いでしょ!?」

周子「法そのものに素手ゴロ吹っかけるのよくないと思うなぁ」

美嘉「やだー!ゴリラになるー!莉嘉と結婚するー!」バタバタ

志希「Be quiet♪」バナ゙ッ

美嘉「ゔっ゙」カクン

フレデリカ「あっ」

奏「あっ」

周子「うわー」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:22:33.52 ID:qul0rjTg0
フレデリカ「もーそうやってポコポコ叩いちゃダメだって言ったでしょー!」

志希「にゃはは、そだっけー? んーフレちゃんやっぱりいい匂い~」ギュッ

フレデリカ「そうやってごまかしちゃ駄目だよー」

奏「そんなに叩いて美嘉の頭が凹んだらどうするつもり? 月面みたいにボコボコになるわよ」

志希「それじゃあ旗でも立てようかー、人類にとっては偉大な飛躍だ~って。ね~」スリスリ

周子「あたしらの生まれてくるずっとずっと前にはもう達成されてるよ」

奏「何、あなた達変わらない愛のかたちでも探しに行くの?」

志希「それは面倒くさいなー、あてのない旅をするほど暇でもないし~。めんどいめんどい」

フレデリカ「うーんそれってー」

『レイジー・レイジー♪』

フレデリカ「わおー息ぴったり~♪」

志希「にゃはは、いえーい」パチン

奏「仲良いわね、ほんとに」

周子「床にカリスマゴリラになりたいJKが転がってなきゃほのぼのだったんだけどなー惜しいなー」

奏「転がってるってまた酷い言いようね」

周子「人一人床に転がしてあたしたちくつろいでるんだもん、知らない人が見たら事件だよーコレ」



ガチャ



莉嘉「おねーちゃーん、居るー?」



奏「あっ」

周子「やべ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:31:04.54 ID:qul0rjTg0
周子「奏ちゃんディフェンス、ディーフェーンス!」ヒソヒソ

奏「あら、莉嘉ちゃんいらっしゃい。どうしたの?」サッ

莉嘉「奏ちゃんおはよー☆ 遊びに来ちゃった! お姉ちゃん居る?」

奏「あー、美嘉は、えぇと……」チラッ



フレデリカ「もー美嘉ちゃんおっきしてー」ヒソ

周子「とりあえずソファに寝かせよう……あっ手錠」ヒソソ

志希「はい鍵」ヒソソソ



莉嘉「あれ? お姉ちゃ

奏「起こさないであげて! 死ぬほど疲れてるみたい!」

志希「莉嘉ちゃん暇なのー?」ヒョコ

莉嘉「あっ、志希ちゃん! レッスンが無くなっちゃったから暇なんだー」

奏「あっ」

志希「じゃあちょっとした暇つぶし~。見ててねー?」

莉嘉「なになにー?」

志希「手をギュッと握ってパッと開くとー……じゃーん」

莉嘉「わー! バラだー!」

志希「はいどうぞーお嬢さん。……まぁ折り紙だけどねー。でもー、いい匂い付きだよ~♪」

莉嘉「ほんとだ! バラの匂いがするー! すごいすごーい☆」

志希「志希ちゃん特製フレグランスだよ~♪」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:38:12.11 ID:qul0rjTg0
奏「……ちょっと意外だったわ」

志希「凍ったバナナでガツーンしちゃうと思った?」

奏「そうじゃなくて……子ども、好きなの?」

志希「んー? わかんないなー。フレちゃんの真似してるだけだしー♪」

奏「なんていうか……本当に仲がいいのね」

志希「にゃはは」

美嘉「う、ん……莉嘉?」

莉嘉「あ、お姉ちゃん! おはよー!」

美嘉「? お、おはよう……」

フレデリカ「うんうん、ちゃんと起きられたねーえらいえらい~」

周子「起きてくれなかったら本当に事件だよ……」

奏「昔からそういう時はキスって相場が決まってるのよ」

志希「またの名を人工呼吸とも言う~」

周子「三途の川の手前までいってるやん~ってね」

美嘉「……! そうだ! 莉嘉!」

莉嘉「ど、どうしたのお姉ちゃん」

美嘉「待ってて! 必ずゴリラになって戻ってくるから!」

莉嘉「は?」

奏「どこでどうやってゴリラになるつもりなのかしら」

周子「山にこもっても日本にゴリラはいないんだよなー」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:47:13.57 ID:qul0rjTg0
莉嘉「んー……よく分かんないけど、お姉ちゃんはお姉ちゃんのまんまがかっこいいよ!」

美嘉「り、莉嘉……ほんとに?」

莉嘉「うん!アタシの目標のカリスマJKでアタシの自慢のお姉ちゃんなんだから☆」

美嘉「莉嘉……りかー!」ギュッ

莉嘉「わっ、もーお姉ちゃん」



周子「とりあえず一件落着ってことで、いいかなー」

奏「やっと落ち着つけるわね……」

周子「はー、一息ついたらなんかお腹すいたーん」

志希「バナナならあるよー?」

フレデリカ「それ美嘉ちゃんポコポコ叩いてたやつでしょ」

志希「今なら溶けて丁度食べごろ~はいあーん」グリッ

周子「ちょんぶっくごぇ」

奏「教育的によくない絵面になってるわよ、周子」

フレデリカ「シキちゃん駄目だよらんぼうしちゃー」

志希「思ったより奥まで入っちゃったー、ごめんね?」

フレデリカ「周子ちゃんだいじょぶー?」サスサス

周子「今日から冷凍バナナは事務所NG出してもらう」ゲホゲホ

奏「それはまたピンポイントなNGね」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/04(土) 23:52:48.02 ID:qul0rjTg0
美嘉「えっと……なんか皆、ゴメンね?」

奏「あら、ゴリラはもういいの?」

美嘉「うん、莉嘉がいつかゴリラを紹介しに来た日に殴り飛ばして「うちの妹を任せたぞ」って言うために筋トレすることにした」

周子「結局パワー型なん?」

美嘉「力こそパワーだから★」

周子「あ、うん」

莉嘉「お姉ちゃんいこー?」

美嘉「あ、待って莉嘉ー! 皆おつかれー★」

莉嘉「ばいばーい☆」ブンブン

フレデリカ「おるぼわーる♪」フリフリ

志希「おねーちゃんの言うこと聞くんだよー」フリフリ



バタン



フレデリカ「フレちゃんも帰ろっかな~」

志希「フレちゃんフレちゃん、今日も遊びに行くねー」

フレデリカ「わお、じゃあ一緒に帰えろっか~♪奏ちゃんシューコちゃんまた明日~」フリフリ

志希「ばーい」フリフリ



バタン



周子「……何日目?」フリフリ

奏「確か……1週間目」フリフリ

周子「一般的には同棲やんな?」

奏「ほんっとうに、仲がいいわね」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/05(日) 00:00:07.03 ID:vKSQftZT0
周子「やっと静かになったねー」クルクル

奏「手錠、気に入ったの?」

周子「志希ちゃんが置いて行っちゃったからどうしようかな~って」クルクル

奏「明日にでも返してあげればいいじゃない」

周子「まぁそれもそっか」

ピロン

奏「ん、私も行こうかな。文香とありすちゃんが待ってるみたいだし」

周子「お、寄り道するん? 悪い子やー」

奏「素敵なカフェがあるって藍子が教えてくれたから」

周子「えーシューコちゃん仲間はずれなんー?」クルクル

奏「馬に蹴られる趣味はないもの……いらっしゃい、夕美」

夕美「お、おじゃましまーす」

周子「いらっしゃいませー。夕美ちゃんどしたんー?」

夕美「レッスンが終わったから……周子ちゃんも帰る時間かなって思って、寄ってみたんだっ」

周子「わー迎えに来てくれたん? 夕美ちゃん優しいなー」カチャカチャ

夕美「……周子ちゃん、そういうのが、好きなの?」

周子「え? いや手錠は違、ちょ、奏ちゃん説明」

奏「それじゃ、また明日ね」

周子「待っ

夕美「……手錠かけてみたい?」

周子「え?!」



バタン


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/05(日) 00:06:40.99 ID:vKSQftZT0
というようなお話でございました
とりあえずタイトルはそのままのノリで行こうかなとおもいます
Masはいつも指追いつかなくてTOKIMEKIデスパレードになるので僕もゴリラを目指します
読んでくれた人ありがとう、アドバイスくれた人もありがとう、また次もよろしくおねがいします
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/05(日) 00:12:25.77 ID:idumIZWKO
オレはゴリラだった……?
メルヘンとつぼみのせいで全曲フルコンじゃなくなったけどな(半ギレ)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/06(月) 09:03:02.83 ID:nLxp4LTi0
よかった、パキパキパッキーンするミカ姉ェは居なかったんだね。

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