穂乃果(大人)「やり遂げたよ…最後まで」【後編】

285: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:51:45.70 ID:D9J6cY7+

前スレ:

穂乃果(大人)「やり遂げたよ…最後まで」【前編】




…………………………………
神田明神




穂乃果(まだ12時前だし、人あんまりいないかなーと思って来たけど…)


穂乃果(やっぱすごい人だな…)


穂乃果(さすが大晦日…)


穂乃果(まあせっかく来たんだし並ぶか…)


穂乃果(あの最終予選から数日)


穂乃果(予選前から、ネットではA-RISEとμ'sのどちらかが勝つ、とは言われていたけど…ライブ後の観客の様子を見るとどちらが選ばれるかは一目瞭然だった)


穂乃果(ダンスと歌も良かったけど、あのオレンジの光、凄かったなぁ…)


穂乃果(希ちゃんに聞いてみたら、事前の打ち合わせではなかったんだけど、本番で運営委員の人が突然やってくれたんだって)


穂乃果(そういえばA-RISEの時の照明もカッコよかったし…今回は運営委員の人が張り切ってたのかな?)


穂乃果(そうそう、運営委員といえば、最近、ちょくちょく高坂さんに会ってる。カラオケで)
286: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:52:33.63 ID:D9J6cY7+
穂乃果(一度、街中で歌う前に聞いてもらおうと思って誘ったんだけど、その時、)

高坂『うーん…このレベルじゃまだ街中では歌わせられないかなぁ…』


穂乃果(って、ダメ出しを受けたから、それから何回か練習に付き合ってもらってる)


穂乃果(個室だと人に見られることもないし、そもそも気が合うから話をしていても楽しいし…)


穂乃果(まあ気が合うって、本人同士なんだから当たり前か…)


穂乃果(…そういえば、希ちゃんがここでバイトしてるんだっけ、後で様子見に行ってみようかな)


穂乃果(お、もうすぐ私の番だ、五円玉、五円玉…)


あんじゅ「あら…お財布に小銭いれてくるの忘れちゃったわぁ…」


ツバサ「じゃあ私の一枚あげる!はい」ジャラ



英玲奈「なんでそんなに五円玉持ってるんだ…」


穂乃果(あれ?この3人って…)
287: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:53:12.59 ID:D9J6cY7+
ツバサ「毎年大晦日が近づいてきたら貯めるようにしてるんだー」ジャラジャラ


あんじゅ「ツバサって時々子供っぽいところあるわよね、そこが可愛いんだけど。…じゃあ一枚頂きまーす♪」


英玲奈「なんか信心深いお年寄りみたいだな…」パンパンオジギ-


ツバサ「……」パンパンパンオジギ-


あんじゅ「ツバサは、何をお願いしたの?」パンパンオジギ-


英玲奈「願い事は口にしたら叶わないと聞いたことがあるぞ」


あんじゅ「えー、でもなんかの曲では願い事は口にしなきゃ叶わないー、って言ってたけど…」


ツバサ「まあ、どっちもどっちなんじゃない?」


ツバサ「…ちなみにわたしは、わたし達のライバルがちゃんと優勝しますように、ってお願いしたわ」


あんじゅ「ツバサ…」


英玲奈「……奇遇だな、私もだ」


穂乃果(……………)


あんじゅ「あたしもよぉ、やっぱりあたし達って気が合わね」


ツバサ「…私達を越えたんだ、優勝してもらわないと」



ツバサ「……ところで、そこの貴女、さっきからずっとこっち見てるけど…どこかで会ったことあるかし…」クルッ


穂乃果(!?)ビクッ


ツバサ「……え、…ほのかさん?」


穂乃果「!?」ビクゥッ
288: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:53:53.23 ID:D9J6cY7+
英玲奈「何言ってるんだ、ツバサ…どう見ても違うじゃないか…すみません、こいつアホで…」


穂乃果「い、いえ…そんな」アセアセ


あんじゅ「でも、言われてみれば確かにほのかさんに似てるような…」


穂乃果(嘘!?バレた!?そんな…高坂さんはここで3人にバレるなんて言ってなかったし…)


ツバサ「いえ、別にほのかさん本人ってわけじゃないわよ。どうみても大人の女性じゃない」

ツバサ「…高坂ほのかさんのお姉さんですか?…私、ほのかさんの友達の綺羅ツバサと申します」


穂乃果「あ、どうも…私はほのかの叔母の……遠坂っていいます、その…」


英玲奈「ツバサ、並んでる方に迷惑だから、先に列からどくぞ」


ツバサ「そうね、…すみません突然話しかけちゃって」ペコッ


穂乃果「いえいえ、またどこかで………あはは」


穂乃果(よかった、バレたわけじゃなかったみたい…)


穂乃果(…にしても、さすがツバサさん…なんで気づかれたんだろ…)


穂乃果(まあいっか、私もお願い事…)




穂乃果(…μ'sが、無事ラブライブに優勝できますように)パンパン
289: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:54:47.88 ID:D9J6cY7+
……………………………………




英玲奈「どうしてさっき、あの女性を呼び止めたんだ?…どうみてもほのかさんには見えなかったが…」


ツバサ「…私は、何度もμ'sの動画を見て、踊り、歌、雰囲気、他にもたくさんのことをあの子たちから学んでいた」

ツバサ「…特に、ほのかさん」

ツバサ「この私がほのかさんを見間違えるわけないわ」


あんじゅ「…まあ、ほのかさんの叔母さんらしいし、似ているのも当たり前といえば当たり前だけど…」


英玲奈「本当、よくわかったな」


ツバサ(あの人は本当にほのかさんじゃないのかしら…?例えばの話だけど、未来のほのかさんがタイムマシンとか使ってμ'sの応援に来てたりとかは…?)


ツバサ(………バカバカしい、何考えてるのかしら、私)

ツバサ(タイムマシンなんてそんな非現実的な…あったら面白そうだけど)

ツバサ(きっと眠たくて頭が疲れてるのね、早く帰りましょう)


あんじゅ「あれ?噂をすれば、あそこにいるのは…」


ツバサ「…? あら、あなた達…」
290: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:55:31.62 ID:D9J6cY7+
ほのか「あっ」


ツバサ「やっぱり」フフッ


ほのか「あけましておめでとうございます」ペコッ


ツバサ「おめでとう」


あんじゅ「初もうで?」


海未「はい、A-RISEのみなさんも?」


英玲奈「ええ、地元の神社だしね」


ほのか「ですよね」


μ's「……………」

A-RISE「………………」


ツバサ「…じゃ、いくわね」カツカツ


μ's「………………」

A-RISE「………………」


ツバサ「…ねえ」クルッ


ツバサ「優勝しなさいよ!ラブライブ!」



μ's「……はいっ!」


ツバサ「……」フフッ
291: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:56:28.70 ID:D9J6cY7+
…………………………………
次の日 希の部屋


希「ただーいまーん」


穂乃果「おかえりーん」


希「ふぅ…今日も練習つかれたぁ…」


穂乃果「お疲れ様~」

穂乃果「あ、そうそう、今ラブライブのホームページ見てたんだけど、μ'sってまだキャッチフレーズ付けてないの?」


希「そのことねー、みんなで今日話し合ったんやけど…」


穂乃果「今、考え中?」


希「そんな感じかなー」

希「そういえば、今日、本大会で歌う曲の話もしてきたんよ」


穂乃果「本大会で歌う曲?」


希「そうそう、まだしばらく時間あるから、真姫ちゃんと海未ちゃんが2曲くらいつくって、それからえらぶって感じかんやけど…」


穂乃果「あれ、新曲なんだ?」


希「うん、みんなで相談してね」


希「もしかしたら…これが最後の曲になるかもしれんし…」


穂乃果「…そうかぁ、いよいよ…」


希「うん…折角なら、最高の歌で本大会に出よう、って」


穂乃果(最後かぁ…長かったような、短かったような)


穂乃果(曲も気になるけど、キャッチフレーズも気になるなぁ)


穂乃果(印象に残ればそれだけ有利になるだろうし…)


穂乃果(…どうなるんだろ)
292: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 23:57:50.34 ID:D9J6cY7+
…………………………………
UTX前


ツバサ(……………)


ツバサ(…そろそろ、流れてくるはず)


ツバサ(本大会出場グループのグループ名と、キャッチフレーズ)


ツバサ(μ'sは昨日まで決まってなかったはずだから…これが初公開になるのね)ワクワク


ツバサ(お、きたわ)


ツバサ(μ'sのキャッチフレーズは…)



ツバサ(…………………)


ツバサ「…みんなで叶える物語」


ツバサ(…それが、μ'sを突き動かす原動力なのかしら)フフッ


ツバサ(…頑張りなさいよ、ほのかさん、μ's)
296: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:10:38.08 ID:APj52bwr
……………………………………
数日後 希の部屋


穂乃果(そういえば、本大会が終わったらもうすぐ卒業式…)


穂乃果(絵里ちゃんやにこちゃん、希ちゃんは卒業しちゃうのか…)


穂乃果(…そうしたら、μ'sはどうなるんだろ…)


穂乃果(アイドルグループとかって、脱退とかあっても続けてるイメージあるけど、ほのか達スクールアイドルはどうするんだろう…)


穂乃果「希ちゃん、希ちゃん」


希「ん?どしたん?」


穂乃果「μ'sって…希ちゃん達って、卒業したらどうするの?」


希「うん…それね、今日みんなで相談したんやけど…」

希「やっぱり決めるのは2年生と1年生に任せることにしたん」


穂乃果「ほのか達に?」


希「そういうこと…」ト-ド-ケテ-セ-ツ-ナ-サ-ニワ-


希「あ、メールや」
297: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:12:08.11 ID:APj52bwr
希「…今週の日曜、遊びにいこって…」


穂乃果「だれとー?」


希「μ'sのみんなで、ってほのかちゃんが…」


穂乃果「それって…」


希「…もしかしたら、ここで伝えるつもりなんかな、ほのかちゃん」


穂乃果「…覚悟は、できてる?希ちゃん」


希「…………」


希「…いつかは来るって、わかってたし…それに、これまでの時間でも、形はどうあれ解散してきたわけやし…」


穂乃果「でも、今回は…」


希「…うん、ようやく出来上がった最高のμ's…みんなで叶える物語」

希「その物語を終わらせてしまうんは…ちょっと悲しいけど、いつかは終わってしまうものなんやし」


希「覚悟は、しとるよ」


穂乃果「…希ちゃん…」
298: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:12:44.72 ID:APj52bwr
穂乃果「泣きたくなったら、いつでもこの胸に飛び込んできていいからね!」


希「…もう、穂乃果ちゃんったら」クスッ


希「ありがと」ポスッ


穂乃果「…お、おう…?」ダキッ


希「しばらく、このままで…」グスッ


穂乃果(希ちゃん…)


穂乃果(まさか本当に来てくれるなんて)


穂乃果(…まあ辛いよね、今まで一緒だったμ'sがバラバラになるなんて)ヨシヨシ


穂乃果(ほのかは…ほのか達はどんな結論をだすんだろ)
299: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:15:02.52 ID:APj52bwr
……………………………………
日曜日 海岸


絵里「…合宿の時も、こうして朝日を見たわよね」


希「そうやね」


ほのか「あのね…」

ほのか「………」


希(…ついに…くるんかな…)


ほのか「あのね、わたしたち話したの」

ほのか「あれから6人で集まって、これこらどうするのか」

ほのか「希ちゃんと、にこちゃんと、絵里ちゃんが卒業したら、μ'sはどうするか…」


絵里「…ほのか」


ほのか「一人ひとりで答えを出した、そしたらね、全員一緒だった。みんな同じ答えだった」


希(………………)
300: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:15:33.09 ID:APj52bwr
ほのか「だから…だから決めたの」


ほのか「そうしようって」


ほのか「言うよ…っ…せーっ…」

ほのか「…っ、ごめん…いくよ、…」

ほのか「…せーのっ」


1・2年「「大会が終わったら、μ'sはおしまいにします!」」


にこえり「…………」


希「…………」


ほのか「やっぱり、この9人なんだよ」

ほのか「この9人がμ'sなんだよ」


海未「誰かが抜けて、誰か入って、それが普通なのはわかってます」


真姫「でも、私たちはそうじゃない」


花陽「μ'sはこの9人…」


凛「…誰かが欠けるなんて考えられない」


ことり「1人でもかけたら、μ'sじゃないの!」
301: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:16:11.45 ID:APj52bwr
絵里「…そう」


にこ「絵里!」


希「…ウチも賛成や」


にこ「…希…」


希「あたりまえやん、そんなの…」

希「ウチがどんな想いで見てきたか、名前を付けたか」

希「9人しかいないんよ、ウチにとって、μ'sはこの9人だけ」


にこ「そんなの…そんなのわかってるわよ!…私だってそう思ってるわよ」

にこ「でも…でも…!…だって!」


真姫「にこちゃん」


にこ「私が、どんな想いでスクールアイドルをやってきたか、わかるでしょ?」

にこ「3年生になって諦めかけて、せっかくこんな奇跡に巡り会えたのよ!?こんな素晴らしいアイドルに!仲間に巡り会えたのよ!?終わっちゃうなんて、そんな…」


真姫「だからアイドルは続けるわよ!絶対約束する!何があっても続けるわよ!」


にこ「真姫…」


真姫「でも、μ'sは私たちだけのものにしたい、にこちゃん達のいないμ'sなんていやなの!私が嫌なの!!」


凛「…かよちん、泣かない約束なのに、…凛頑張ってるんだよ?なのに…もう…」
302: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:16:43.75 ID:APj52bwr
ほのか「あーーーーー!」



9人「え?」



ほのか「時間!早くしないと帰りの電車がなくなっちゃう!」タタタ…



希「………………」


希(…あ、そうや…穂乃果ちゃんもμ'sをここまで応援してくれたんやし、今の様子だけでも…)スマホポチ-


希(ポケットにいれとこ…)グスン


希(あかん、もう…)
303: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:17:52.97 ID:APj52bwr
………………………………
希の部屋



穂乃果「あ、もしもーし?希ちゃー…」


穂乃果(みんなの笑い声…?)


穂乃果(そうか、そういうことね)


穂乃果(みんな、楽しそう…よかった、それだけで私…)


穂乃果(……あれ、花陽ちゃん、凛ちゃん…泣いてる……?)


穂乃果(2人だけじゃない、みんなまで……)



穂乃果(みんな………やっぱり、μ'sは…)


穂乃果(決めたんだね、ほのか)


穂乃果(……………)ガチャッ


穂乃果「あとは、思いっきり楽しんで、ライブをするだけだね…」


穂乃果「ファイトだよ、みんな」
305: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:30:40.52 ID:APj52bwr
……………………………………



穂乃果(…μ'sが解散を決めてから、しばらく経った)


穂乃果(いよいよ明日は、ラブライブ本大会)


穂乃果(ホームページで確認してみると、μ'sの出番は一番最後となっていた)


穂乃果(希ちゃんは、今日はみんなで学校に泊まるからって、一度着替えを取りに来てまた出かけていった)


穂乃果(緊張するな…)


穂乃果(できるかな、みんな)


穂乃果(ちゃんと楽しんで…)


穂乃果(……大丈夫、きっとできる)


穂乃果(今のμ'sだったら、なんだってできる)


穂乃果(μ'sを、みんなを信じよう…)
306: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:31:45.56 ID:APj52bwr
……………………………………
学校の屋上 夜


9人「わああぁ……」キラキラ


ほのか「綺麗だね…」


ことり「光の海みたい…」


海未「…この一つ一つが、みんな誰かの光なんですよね」


絵里「その光の中でみんな生活してて喜んだり、悲しんだり」


ほのか「この中にはきっと、わたしたちと話したことも、会ったこともない、触れ合うきっかけもなかった人たちが、たくさんいるんだよね」


にこ「でも、繋がった。…スクールアイドルを通じて」


ほのか「…うん」


ほのか「偶然流れてきたわたしたちの歌を聞いて」


真姫(……)



ほのか「何かを考えたり」


ことり(……)


ほのか「ちょっぴり楽しくなったり」


花陽(……)


ほのか「ちょっぴり元気になったり」


凛(………)


ほのか「ちょっぴり、笑顔になってるかもしれない」




ほのか「…素敵だね」
307: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 01:32:15.49 ID:APj52bwr
にこ「…だからアイドルは最高なのよ」


ほのか「…うん!」


ほのか「わたし、スクールアイドルやってよかったーーーー!」


真姫「…どうしたの?」


ほのか「だって、そんな気分なんだもん!」

ほのか「みんなに伝えたい気分、今のこの気持ちを!」




~~~~~~~~~~~~~

ほのか「でも、一生懸命がんばって、届けたい」

ほのか「いま、わたし達がここにいる、この想いを!」

ほのか「いつか、わたし達、必ず…」

~~~~~~~~~~~~~



ほのか「みんなー!明日、せいいっぱい歌うから、聞いてねー!」


まきりんぱな「ふふっ」コクッ

にこのぞえり「ふふっ」コクッ

ことうみ「ふふふっ」コクッ

μ's「みんなー!聞いてねー!」
313: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:07:05.22 ID:PwPq+t/j
………………………………………
会場



穂乃果(うおお、大きい…)


穂乃果(こんなところで、あの子達ちゃんと歌えるのかな…)


穂乃果(…大丈夫だよね、ここまでやってきたんだもん)


穂乃果(今日だって、最高のパフォーマンスを見せてくれるはず)


穂乃果(どんなことも、乗り越えられる気がする)




穂乃果(…そういえば、本大会で歌う曲)


穂乃果(結局どっちになったんだろう?)


穂乃果(あれから真姫ちゃんと海未ちゃんは2曲作り上げて、さらにことりちゃんまで張り切っちゃって、2種類も衣装を用意していた)


穂乃果(一応、両方練習したらしいんだけど…)


穂乃果(本大会のしばらく前、希ちゃんに動画を見せてもらって、どちらが好きか、と聞かれたことがあった)


穂乃果(どっちの曲も好きなんだけど…片方の歌詞に、『みんなで叶える物語』って入っている方が好き、と答えた)


穂乃果(みんなで叶える物語、って、すごいスクールアイドルらしい言葉だし、μ'sのキャッチフレーズでもあるから、聞いてると他の言葉に比べて耳に残りやすいし…)


穂乃果(残ったもう一曲は、また卒業の前にでも体育館とかで、みんなへのお礼も兼ねてライブをしてみたら?って提案してみた)


穂乃果(結局、どの曲を使って残った方はどうするのか、希ちゃんに聞きそびれちゃったからどうなのかはわからないけど、それは本番までのお楽しみってことで…)


穂乃果(そうだ、高坂さんに呼ばれてるんだった)


穂乃果(大会開始は夜だし…高坂さんもいるから間に合わないってことはないよね)タタタ
314: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:07:45.56 ID:PwPq+t/j
………………………………………


ウワアアアアアア…

真姫「…これが、会場?」


ほのか「大きいねー!」


絵里「さすが、本選はスケールが違うわねー…」


凛「こんなところで歌えるなんて…」


にこ「トップアイドル並みに注目を浴びているのよ!ラブライブは!」


凛「そっか!」


花陽「注目されてるんだ、わたしたち…」
315: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:08:18.67 ID:PwPq+t/j
………………………………………
ライブ会場 夜

雪穂「すごーい!こんなに大きな看板が出てるー!」

亜里沙「ゆきほゆきほ!写真!」

雪穂「はいはい」

亜里沙「ここを目指す写真!」パシャ-
316: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:08:50.14 ID:PwPq+t/j
………………………………………


フミコ「こんなに大きな会場で大丈夫かなー、ほのかたち…」

ミカ「優勝候補とか言われてるし…緊張してるかもー…」

ヒデコ「…大丈夫よ、誰もいない講堂に比べたら、どうってことないでしょ?」

フミコ「そうだね!」

ミカ「…って!時間大丈夫?各校の応援席って、入場時間決まってるんでしょ?」

ヒデコ「あ、ほんとだ」タタッ
317: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:09:25.89 ID:PwPq+t/j
………………………………………


理事長「あのー…」


ほの母「?」


理事長「使います?これ」ヒカルボウ


ほの母「…ご心配なく!」サッ


ほのパパ「…」ササッ
318: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:10:08.11 ID:PwPq+t/j
………………………………………
観客席



穂乃果(…高坂さん、また詳しい話は卒業式の次の日にするって言ってたけど)


穂乃果(それよりも、今はラブライブだよね)


穂乃果(…ついにここまで来たんだ)


穂乃果(希ちゃん、みんな……………ほのか)


穂乃果「ファイトだよ!」コソッ
319: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:11:13.63 ID:PwPq+t/j
……………………………………
ステージ裏


ワ-ワ-キャ-キャ-ワ-ワ-キャ-キャ-ワ-ワ-




ことり「…お客さん、すごい数なんだろうな」


海未「楽しみですよね」


ことほの「ん?」


海未「…もうすっかりクセになりました。沢山の人の前で歌う楽しさが!」


ことり「ふふっ♪」




花陽「だいじょうぶかなぁ、可愛いかなぁ…」オロオロ


凛「大丈夫にゃ!すっごくかわいいよ!」


凛「えへへ、凛はどう?」


花陽「凛ちゃんも可愛いよ!」


希「…今日のウチは、遠慮しないで前に出るから、覚悟しといてね!」


ほのか「希ちゃんが?」


絵里「なら、私もセンターのつもりで目立ちまくるわよ?」


絵里「…最後のステージなんだから!」


希「…面白いやん!」
320: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:11:48.87 ID:PwPq+t/j
凛「あ、やる気にゃ!真姫ちゃん、負けないようにしないと!」


真姫「わかってるわよ!3年生だからって、ぼやぼやしていると置いていくわよ!」


真姫「宇宙No.1アイドルさん♪」


にこ「ふふん、面白いこと言ってくれるじゃない…」


にこ「私を本気にさせたらどうなるか、覚悟しなさいよ!」


海未「…さあ、そろそろ時間ですよ!」


ほのか「…うん」
321: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:12:15.61 ID:PwPq+t/j
ほのか「…みんな、全部ぶつけよう。今までの気持ちと、想いと、ありがとうを、全部載せて歌おう!」ユビスッ


花陽(……)スッ


真姫(……)スッ


凛(……)スッ


ことり(……)スッ


海未(……)スッ


絵里(……)スッ


にこ(……)スッ


希(………………)スッ


ほのか「……」


海未「?…どうしたんです?」


ほのか「なんて言ったらいいか、わからないんだ」


のぞえり「?」


にこ「…何よそれ」


ほのか「…だって本当にないんだもん」


ほのか「…もう全部伝わってる。」


ほのか「…もう気持ちは一つだよ!」


ほのか「…もうみんな、感じていることも、考えていることも、同じ……そうでしょ?」




希「…………………」


希「……そうやね。」
322: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:13:05.89 ID:PwPq+t/j
ほのか「…はぁ、ふぅ。」


ほのか「μ'sラストライブ、全力で飛ばしていこう!!」


ほのか「いち!」

ことり「に!」

海未「さん!」

真姫「よん!」

凛「ご!」

花陽「ろく!」

にこ「なな!」

希「はち!」

絵里「きゅう!」















μ's「……ミューズ!」







μ's「ミュージックー…」








μ's「スタートー!」


キャ---キャ---ワ-ワ-キャ-キャ-ワ-ワ-ワ---…
323: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:15:50.12 ID:PwPq+t/j
ーーーーーーーーーーーーーー

「…どんな明日が待ってるんだろ」

「…少しずつ、手探りしてた」

ほのか「…わかってた」

「同じ、夢を見てると」


「目指すのは」

絵里「あの太陽」

「…大きな、」

ことり「かがやきを、つかまえる」

「いつかの」

ほのか「願いへと、近づいて」

「…歌うんだ、Sensation!」



「奇跡、それは、いまさ、ここなんだ!」

「だから、ほんとうに、今を、楽しんで!」


『みんなで叶える物語』


海未「まぶしいな!」

真姫「いいな!」

希「おいでよ!」

花陽「うれしいな!」

にこ「いいな!」

凛「もっとね!」


「…ひとつになれ、こころ…KiRaKiRa!!」




…ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
……



ーーーーーーーーーーーーーー
324: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:16:27.30 ID:PwPq+t/j
ーーーーーーーーーーーーーー




「東條希!」


「西木野真姫!」


「園田海未!」


「星空凛!」


「矢澤にこ!」


「小泉花陽!」


「絢瀬絵里!」


「南ことり!」


「高坂穂乃果!」



「音ノ木坂学院、スクールアイドル、μ's!」


μ's「ありがとうございましたー!」




………………………………………
325: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:16:53.59 ID:PwPq+t/j
………………………………………



「…ではみなさん、3位、2位の入賞校に、もう一度大きな拍手をお願いします!」


ワ-ワ-パチパチワ-ワ-パチパチオメデト-ワ-ワ-…


「それでは3位、2位に続きまして、第1位を発表したいと思います!」



「第2回ラブライブ、本大会の優勝校は…!」





……………………………………
326: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:17:36.01 ID:PwPq+t/j
……………………………………
舞台裏


りんぱな「………」ヨシヨシ


のぞにこ「………」ギュッ


えりまき「………」ニコッ


ほのうみこと「……………」ギュ-

ほのうみこと「……………」ギュ!


希(…ついに、ここまでやり遂げたんやな……)


希(長かったなぁ………でもよかった、このメンバーでここまで来ることができて…)




ほのか(やったんだ…わたしたち、やり遂げたんだ…!最後ま……)


ワ-ワ-キャ-キャ-ワ-ワ-…アンコ-ル!アンコ-ル!アンコ-ル!


希(……………え…?)


ほのか(………………………)


ほのか(…………たくさんの人が…………)


観客「アンコール!アンコール!」
327: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:18:09.65 ID:PwPq+t/j
ヒフミ「アンコール!アンコール!」


つばあんえり「アンコール!アンコール!」


ゆきあり「アンコール!アンコール!」


理事長&真姫まま「アンコール!アンコール!」


ほの母「アンコール!アンコール!」


ほのパパ「…………」フリフリ


みんな「アンコール!アンコール!アンコール!アンコ-ル!アンコ-ル…………


μ's「…………!」
328: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:18:40.46 ID:PwPq+t/j
~~~~~~~~~~~~~~



『このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。


応援なんて全然もらえないかもしれない。


でも、一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って、届けたい!


今、私たちがここにいる、


…………この想いを!』





~~~~~~~~~~~~~~
329: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:20:11.30 ID:PwPq+t/j
…………………………………



ほのか「…よし!」


9人「「……」」コクン










μ's「…ミューズ!」







μ's「…ミュージックー…!」












「スタートー!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!……
330: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:21:00.36 ID:PwPq+t/j
ーーーーーーーーーーーーーーー



ほのか・海未・ことり「まっすぐなおもいが、みんなを繋ぐ」


真姫・凛・花陽「大きな夢はここにあるよ、はじまったばかり」


にこ・希・絵里「たのしいだけじゃない、試されるだろう」


ほのか・海未・ことり「集まったら、強い自分になっていくよ」


真姫・凛・花陽「きっとね」


にこ・希・絵里「かわり続けて」


ほのか・海未・ことり「We'll be star!」


「それぞれが好きなことで頑張れるなら」


「新しい場所が、ゴールだね!」


「こわがるクセは捨てちゃえ!」


「とびっきりの笑顔で」


「とんで、とんで、高く」



「僕らは、今の中で…」





「輝きをまってた…」




ーーーーーーーーーーーーーーーー
331: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:21:28.42 ID:PwPq+t/j
………………………………………
ワアアアアアアアアアア…




穂乃果(………………)




穂乃果「やり遂げたんだね、最後まで…」
332: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:26:11.36 ID:PwPq+t/j
………………………………………





穂乃果(ラブライブから数日…)


穂乃果(今日は、音ノ木坂の卒業式)


穂乃果(希ちゃんが家を出て行くとき、『こんなに気分良く迎える卒業式は初めてや』って言ってた)


穂乃果(希ちゃんは、この1年間に悔いはなかったみたい)


穂乃果(…私も、戻ってきてからのこの一年間に、悔いはない)


穂乃果(私は何がしたいのか)


穂乃果(こっちに戻ってきてからいろいろと考えたけど、少なくとも、この1年は私にとってすごく充実した時間だった)


穂乃果(見ているだけで、こっちも笑顔になってしまうような、そんな力を、あの子達は持ってる)


穂乃果(…その中に私も入ってるっちゃ入ってるんだけど…)


穂乃果(でも、そのμ'sが今日で解散かぁ…)


穂乃果(…………せっかくだし、私も卒業式見にいこうかな)


穂乃果(ほのかの送辞がどんなもんかも気になるし)
333: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:26:42.95 ID:PwPq+t/j
………………………………………
学校 花壇


希(今日で卒業かぁ…)


希(これが何回目の卒業式だろう)


希(…でも、こんなに気持ちがいい卒業式は、人生で初めてや)


希(…この1年間で、ああすればよかった、こうすれば良かった、とか思うことが全然ない)


希(全てが思い通り、ってわけにはいかなかったけど、最終的には最高の結果を残せた)


希(…それにしてもまさか、ほのかちゃんが生徒会長として送り出されるなんて)


希(あのほのかちゃんが送辞を読むんか…どんな送辞になるんやろ)ニシシ


希(…不思議と、不安ではない)


希(前のウチやったら、こんな大舞台の前は不安で頭がいっぱいだったのに、今は驚くほど落ち着いていられる)


希(…ウチも成長したってことかな)


希(…いや、ちょっと違うな)


希(ほのかちゃんも、大きく成長した。今のほのかちゃん、今のμ'sだったら、何だってできる、そんな気がする)


希(…でも、そのμ'sも、今日で解散なんか…)


希(……だめよ、ウチ…今日は笑って卒業するって決めたんやから)フフ
334: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:27:04.19 ID:PwPq+t/j
ガチャ

ほのか「希ちゃーん!」


希「あ、ほのかちゃん」

希(ほら、この子はこんなに笑顔を見せてくれる)


希(うちも、先輩としてしっかりしなくちゃね)


希「どう?」カミファサ-


ほのか「すっごい似合う!希ちゃん髪綺麗だよねぇー」

希「そんなに言われたら照れるやん♪」


ほのか「でも、ほんとにそう思うよ!」


希「ふふ、ありがと」


ほのか「じゃ、また後で!」


希「あ、絵里ち知らない?」


ほのか「? 知らないよ?」


希「てっきり、ほのかちゃん達と一緒かと思ってたんやけど…」


ほのか「…そっか、見つけたら、いっとくね!」タタタ…



希「忙しい子やなぁ…」


希(というか、絵里ちどこいったんやろ…生徒会室かな)


希(…行ってみよっと)
335: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:28:39.65 ID:PwPq+t/j
………………………………………
生徒会室前


希(…あれ、ほのかちゃんの声がする)


希(絵里ちの声も)


ほのか「じゃ、いくね!」ガチャ

ほのか「あ、希ちゃん!」


希「やっぱりここやったんやね」ニコッ


絵里「希!」


ほのか「また後でー!」タタタ…




絵里「………………」


絵里「…大きくなったわね」



希「…そうやね」


希「もう、立派な…生徒会長やね」
336: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:29:47.95 ID:PwPq+t/j
………………………………………



「続きまして、送辞、在校生代表、高坂ほのか」


ほのか「はい!」


希(お、ついにほのかちゃんの送辞や…)


希(…やっぱり、壇上にほのかちゃんが立つと変な感じするな)


希(…でもほのかちゃん、しっかり話せとるな)


希(ほんと、立派な生徒会長に…)

ほのか「先輩、皆様方への感謝と、これからのご活躍を心からお祈りし、これを送ります」


希(お、そろそろ校歌かな…)


真姫「…………」ストンッ
337: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:31:46.05 ID:PwPq+t/j
希(伴奏は真姫ちゃんかぁ…まあピアノも上手だしね)


真姫「………」スッ

ほのか「………」スウッ

ほのか「…愛してる、ばんざーい、ここでーよかーった、私達のいーまが、ここにあるー」

ほのか「愛してる、ばんざーい、はじまったばかり、明日もよろしくね、まだ、ゴールじゃない…」


海未「…さぁ!」

海未・ことり「大好きだ、ばんざーい、負けなーい勇気、私達は今を楽しもう」

凛・花陽「大好きだ、ばんざーい、頑張れるから、昨日に手を振って、ほら……前向いて…」




ほのか「ねぇ!みんな一緒に!」


みんな「ラーラーラ、ララララララ、ラララ、ラララ、ララララララーラ」



希(…さすが、ほのかちゃんらしいサプライズやね…)グスッ


みんな「ラララーラ、ラーララー…」







…………………………………………
338: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:32:29.29 ID:PwPq+t/j
…………………………………………




穂乃果(うー、私までウルっときちゃったじゃない…)グスン


穂乃果(さっき、2年生と1年生だけを早めに呼んで、体育館にいる全員で歌の練習をしたのはこのためだったのね…)


穂乃果(…思ってた以上に生徒会長しててびっくりしちゃった)


穂乃果(卒業式自体は終わったみたいだし…私はそろそろ帰ろうかな)


穂乃果(明日は高坂さんから話があるらしいし、疲れたらまずいしね…)


穂乃果(…ほのか達に見つからないように、早く帰ろ)



………………………………………
校門


穂乃果(あれ?あの人は…)


高坂「やっほ、来ちゃった」フリフリ


穂乃果「ええ、高坂さん!?こんなとこにいたら見つかっちゃいますよ!」アセアセ


高坂「大丈夫だよ、少々…」


穂乃果「少々って、そんな…」


高坂「多分今頃、ほのか達は部室にいるだろうから」


穂乃果「なんでわかるんですか…?」


高坂「まあ、大人の勘、かな?」

高坂「…それより、お腹すいてない?どっかお店に入ろうよ」
339: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:32:55.29 ID:PwPq+t/j
………………………………………
ファミレス


高坂「今日はあんまり周りの人にチラチラ見られないね」


穂乃果「まあ…私一応ちゃんとした服装してますし…髪も結んでるからパッと見はわかりませんよね」


高坂「そうだね」

高坂「…ところで穂乃果ちゃん、私がわざわざ校門であなたを待っていた理由、聞きたくない?」


穂乃果「そりゃ、知りたいですけど…何かあったんですか?」

穂乃果「明日会う約束してるから、まさか今日も会うことになるとは思ってもいませんでしたけど…」


高坂「うん、本当は明日伝える予定だったけど、せっかくなら今伝えておこうかなって」


穂乃果「せっかくなら?」


高坂「そ。…次のラブライブの事」


穂乃果「…次の…ラブライブ?」

穂乃果「でも、μ'sはもう解散したから…」


高坂「いやいや、まだ決定したわけではないんだけど…次はアキバドームでやる予定なんだ」


穂乃果「アキバドーム!?」

穂乃果「あの野球とかしてる!?」


高坂「そう。あのアキバドーム。…といっても、流石に今のままじゃドームを抑えることはできない」

高坂「そこで、μ'sの力を借りたいんだ」


穂乃果「μ'sの力を…」
340: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:33:30.93 ID:PwPq+t/j
高坂「うん。…実はね、アメリカの大手テレビ会社の社長さんと、希ちゃんが知り合いらしくて」


穂乃果「アメリカの大手テレビ会社の社長さんと…?」


高坂「なんか、転勤続きで住む場所を転々としてたとき、いろいろあって仲良くなったんだって」


穂乃果「ほえぇ…恐るべし希ちゃんの人脈…」


高坂「それでね、たまたまその社長さんが日本のスクールアイドルに注目していて」

高坂「ここぞとばかりに希ちゃんが、ああ今日卒業した方じゃない希ちゃんね?話をつけてきてくれて…」

高坂「生中継で、ライブを放送してくれることになったの」


穂乃果「……なんか…スケールが大きすぎてよくわかんないんですけど…」

穂乃果「要するに、それでμ'sに出てもらって、ここでスクールアイドルの知名度を一気に上げよう、ってことですか?」


高坂「そういうこと。まあいろいろ端折った部分もあるけどね」
341: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:33:59.38 ID:PwPq+t/j
高坂「そこで、穂乃果。あなたも一緒について行ってみたらどう?」


穂乃果「え?私も?」


高坂「うん、移動だったらタイムマシンを使えばいいし…」

高坂「何より、あなたまだあのマイクを使って歌ってないでしょう?」


穂乃果「…はい…… あ」

穂乃果「もしかして、アメリカの方で私も…」


高坂「今日はやけに勘がいいね。そういうこと。アメリカだったら、穂乃果も成功した経験がある地、になるわけだし、ここよりは歌いやすいと思うんだけど…」


穂乃果「…たしかに…ちょっと考えてみます」


高坂「うん、そうして。何も明日とつぜん出発するわけじゃないんだし、じっくり考えてみて」
342: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:35:50.95 ID:PwPq+t/j
…………………………………………




絵里「じゃあ、いくね」


ピロリン♪ピロリン♪

花陽「あっ」ガサゴソ


真姫「なによ、こんな時に…」


花陽「ご、ごめん…」

花陽「…………………」

花陽「………え」


花陽「えええええ!?」


みんな「?」


絵里「花陽?」


にこ「どうしたのよ?」


花陽「あ、ああぅ、あぅあ…!」

花陽「たいへんです!」


みんな「え?」

ほのか「どうしたの?」


花陽「ここでは言えません、部室に戻らなきゃ!」ガシッ
343: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:36:15.66 ID:PwPq+t/j
ほのか「え!?うぇぇぇ!?」


絵里「ちょ、なんなのよいきなり…」


希「ふふ、なになにー?教えてー!」タタッ


絵里「の、希!?」


花陽「たいへんです…!」ダダダ


海未「今度はなんですか…?」タタタッ


凛「にゃーーーー!」タタタッ


ことり「まだ終わってないってことー?」タタタッ


真姫「何それ、イミワカンナイ!!」タタタッ


にこ「行って確認してみるかなさそうね!」タタタタッ


絵里「ちょっと!今日卒業式なのよ!?」ダダッ


ほのか「おわわわわぁ!」タタタ

ほのか「よーし!みんな続けー!」タタタタッ


ほのか「さぁ、いこう!」ダダッ

ほのか「わたしたちと一緒に、見たことのない場所へ!」

ほのか「見たことのないステージへ!」

ほのか「…叶え、わたしたちの夢、叶え、あなたの夢」






ほのか「叶え!みんなの夢!」
344: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:38:39.99 ID:XZqUTAH1
いよいよ劇場版か
347: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/09/01(火) 01:54:58.20 ID:0C6q6mxK
ようやくまたこのSSが動き出すのか
楽しみやでぇ
375: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 00:59:13.01 ID:ApQM9fWN
………………………………………
希の部屋


穂乃果(卒業式からしばらく経った)


穂乃果(卒業式の後、希ちゃん達は理事長から海外ライブの話を聞いたらしい)


穂乃果(学校に行く必要がないから、最近はほのかちゃん達が学校の間も絵里ちゃんとにこちゃんと練習しているみたい)


穂乃果(というかもう卒業しちゃったのに、希ちゃん達はまだスクールアイドルとして活動ができている)


穂乃果(不思議に思って、昨日聞いてみたら、どうやらラブライブ運営委員会が4月の終わりに登録情報を更新するらしくて、それまではスクールアイドルとして活動ができる、ってことらしい)



穂乃果(あと約1カ月…μ'sは何を残せるんだろう)


穂乃果「…ねぇ、希ちゃん」
376: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 00:59:50.57 ID:ApQM9fWN
希「……………」ガサゴソ

希(えーっと、着替えとかは揃っとるか あとは…)ガサゴソ


穂乃果「…希ちゃん?」

希「…きーせーきーそれーはーいまーさーここなんだー♪…」ボソボソ


穂乃果「もしもーし!?希ちゃん?」


希「うぉっ、穂乃果ちゃん、どうしたん急に大声出して…」


穂乃果「さっきから呼んでたよ…」


希「え、そうなん…全然聞こえんかった…」

希「ウチ、耳が遠くなったんかな?」ハハハ


穂乃果「もう…昨日しっかり寝たの?」


希「もちろん!最近にしては珍しく10時には寝たし!」


穂乃果「たしかに…昨日は珍しく早かったよね」
377: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:01:05.32 ID:ApQM9fWN
穂乃果「それはそうと、希ちゃん、向こうでするライブは何を歌うの?」


希「実はね、今回も新曲!」



穂乃果「えぇ、このタイミングで新曲って、しっかり踊れるの…?」


希「まあ…最近春休みやったけ、ずっと1日練だったし、みんなのモチベーションも高かったからいい出来になった、って自負はあるよ」


希「向こうに行っても最終確認とかはするけどね」


穂乃果「そうなんだ…楽しみにしてるね!」

穂乃果「私も見に行くから!」


希「あ、そっか、穂乃果ちゃんはタイムマシンで一瞬でこれるんだったね」


穂乃果「そうそう、飛行機より早いしお金もかからないし…」


希「そんな技術が世に放たれたら、運搬系の職業の人が一気に職を失うことになるよね…」


穂乃果「そうなんだよねー…だから結局このタイムマシンのことは元の世界でも秘密だったんだけど」


希「いろいろと大変やな…」
378: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:01:59.33 ID:ApQM9fWN
希「あ、LINEきとる、えっと…ほのかちゃんもう空港に着いたって…」


穂乃果「はやっ!張り切りすぎだよ…」


希「まあ、それだけ楽しみってことよ…ウチもそろそろ出ようかな」


穂乃果「あ、そうだ希ちゃん、希ちゃん達が泊まるホテルってどこ?」


希「あ、後でパソコンのメールに送っとくよ」

希「どうかしたん?」


穂乃果「いやいや、何かない限りはあんまり近づかないようにしないとなー、って…」

穂乃果「ほのかに見つかったらまずいみたいだし」


希「あ、そういえばそうやったね」

希「じゃ、そろそろ行ってきまーす」ガチャ


穂乃果「うん、いってらっしゃーい」フリフリ


穂乃果(あれ?そう言えばもうすぐ4月…ってことは見つかっちゃってもいいってことかな?)


穂乃果(まあ…また高坂さんに会ったときに話聞いてみよっと)
380: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:02:25.25 ID:ApQM9fWN
…………………………………………
空港


希(…そういえば、ラブライブに優勝してからも、頭の中に纏わりつくようなあの感覚は消えていない)


希(まあ感覚やけ、正確なことはわからんけど…)


希(…まだループは無くなっていない、ゆうことかな)


希(もしかしたらやけど…この繰り返しはいつか終わるもんなんよね…?)


希(…………………)


希(…考えてもムダや、とりあえずはこの海外ライブを全力でやり遂げよう)


希(今は今を、全力で楽しまんともったいないよね)


希(…みんなに会う前に、一回カードで占っとこうっと)スッ…


希「ふふ、旅立ちには最高のカードやね」
381: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:03:21.24 ID:ApQM9fWN
………………………………………




ほのか「私あのエンピツみたいなビル登りたーい!」 テアゲ


海未「…ここに何しに来たと思ってるんですか?」


ほのか「何だっけ?」


海未「ライブです!」 バン!


ほのか「分かってるよぉ…」


海未「大切なライブがあるのです、観光などしているヒマはありません!」 ババン!


ほのか「ええ!?でもぉ………」


海未「幸い、ホテルのジムにはスタジオも併設されているようです」ニコッ


海未「ここで練習しましょう、外には出ずに!」


ほのか「ええ!?」


希「わざわざ来たのに?」


真姫「よっぽど怖かったのね…」
382: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:03:48.79 ID:ApQM9fWN
ほのか「大丈夫大丈夫…街の人みんな優しそうだったよ」


海未「ほのかの言う事は一切信じません!」


絵里「確かに、ラブライブ優勝者としてはこのライブ中継はおろそかに出来ないわ」


海未「その通りです」


絵里「でも歌う場所と内容に関しては、私たちからも希望を出してくれと言われている…」

絵里「この街のどこで歌えばμ'sらしく見えるか、街を回って考えてみる必要があると思うの」


海未「それは……」


ほのか「そうだよそうだよ!」


絵里「だから、朝は早起きしてちゃんと練習」

絵里「その後は、歌いたい場所を探しに出かけると言うのはどう?」


ことり「それいいと思う!」


海未「ことり!」


にこ「賛成の人ー?」


8人「……」スッ


海未「あ……は……は…あ………」


希「決まりやね」


海未「はあ…」


ほのか「よーぅし、そうと決まったらご飯にしよう!」
383: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:04:25.43 ID:ApQM9fWN
……………………………………
希のアパートの近くの公園 夜



穂乃果「……よし」


穂乃果(マイクとスピーカーと……おっけー、道具は整った)


穂乃果(お金も昼のうちにいくらかドルに替えてきたから大丈夫)


穂乃果(えっと、行き先はNYの…ホテルからちょっと離れたところにしようかな)


穂乃果(……よし、この辺りだったらほのか達も来ないだろうし、私も何度か行ったことある)




穂乃果(…はぁ、ふぅ…)


穂乃果(初めて人前で歌うことになるけど…人集まるのかなぁ、声ちゃんと出るかなぁ…)



穂乃果(…大丈夫だよね、高坂さんだって出来たんだもん、私にだってできるはず)


穂乃果(……よし、いこう)
384: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:04:49.38 ID:ApQM9fWN
………………………………………
NY


穂乃果(うわぁ、…たった1年ぶりなのにこんなに懐かしい気分になるなんて)


穂乃果(…やっぱ空気というか雰囲気が違うよね…日本語の看板がないところとか)


穂乃果(えっと…あんまり人が多いところでやると迷惑になるから…ちょっと曲がった角のところでやろうかな)テクテク


穂乃果(よし、この辺で…っと)


穂乃果(この辺だったら人通りが多いところの近くだし、人も来てくれやすいよね)


穂乃果「あー、あー、」

穂乃果「~~~♪」


穂乃果(先に声出ししとかなきゃ上手く声出ないよね)


穂乃果「…………~~~♪」


穂乃果(よし)


穂乃果(準備しよう)ガチャガチャ


穂乃果(うわぁ…やっぱり緊張するなぁ…でも不思議と人に見られてるって感じはしないな)ガチャガチャ


穂乃果(そいえば許可とかとらなくていいんだっけ……まあいいよね、一曲分くらい)ポチ-


~~~~~~~~~~~~~♪


穂乃果(うわぁ緊張する…)ドクンドクン
385: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:05:16.99 ID:ApQM9fWN
穂乃果「…………」

穂乃果「…You must remember this………~~~~♪」


穂乃果(あ、歌ってみると緊張が一気に解けた、むしろ楽しい)


ザワザワ…ザワザワガヤガヤワイワイ…ガヤガヤ


穂乃果(お…何人か立ち止まって聞いてくれてる)


穂乃果(すごいな、こんなに来てくれるもんなんだ)


穂乃果「Well, it's still the same old story……~~~~♪」



穂乃果(なんか…来てよかったかも…)


穂乃果(もっと人なんて来てくれないものだと思ってたけど…)


穂乃果(意外にみんな立ち止まってくれるんだね)


穂乃果「…As time goes by…♪」



外人「Foo!」パチパチ


穂乃果「Thank you! Everyone thanks a lot for being here tonight! 」


パチパチパチパチパチパチパチパチ…


穂乃果(すごい…こんなに楽しいなんて…高校生の頃を思い出すなぁ…)


ガヤガヤ…ワイワイザワザワ…ガヤガヤ…


穂乃果(よし、お客さんみんな帰り始めてるし私も片付けしよっと)ガチャガチャ


穂乃果(この後どうせ暇だし…希ちゃん達のホテルでも見に行こっかな)ガチャガチャ


穂乃果(こんな時間ならさすがにみんな部屋に戻ってるだろうし)


穂乃果(よーし、片付け終わったし、早速…)ポチ-
386: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:05:48.75 ID:ApQM9fWN
………………………………………
ホテル


穂乃果(うわぁ…大きなシャンデリア…)


穂乃果(希ちゃん達こんなところに泊まれるのかぁ…いいなぁ…)


穂乃果(こういうホテルって大抵、売店とかあるよね…なんか買って帰ろっと)


穂乃果(おぉ…なんかこういう左右に分かれてる階段ってどっちから登ろうか迷ったりするよね)テクテク


穂乃果(あ、あった、売店…というかコンビニ)


穂乃果(よかった…売ってあるものは普通の値段だ…ホテルが豪華だから高いものばっかりかと思って不安だったけどそうじゃなくてよかった)


穂乃果(…アメリカのお菓子とかってすごいカロリー高そうな見た目してるよね…というか身体に悪そうな…)


穂乃果(でもせっかくだし何個か買っとこーっと)


穂乃果(…ついでに今日の晩ご飯も買っておこう)


穂乃果(えっと、レジは……ってあれは)


穂乃果「希ちゃんだ」
387: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:06:39.43 ID:ApQM9fWN
穂乃果(ジュースあんなに買って…あれかな、旅行に来たら特に必要ないのにテンション上がって買っちゃうアレかな)


穂乃果「おーい、希ちゃん」


店員「Here you are.」


希「Thank you!」テクテク…


穂乃果「希ちゃーん」


希「真姫ちゃんまだ風呂入っとるかなぁ…」ボソ


穂乃果「…いっちゃった」


穂乃果(なんか今日、希ちゃん聞こえてないこと多いなぁ…病気とかじゃなければいいんだけど)


穂乃果(…追っかける前に買っとかなきゃ、このお菓子)


希「…今穂乃果ちゃんの匂いがしたんだけど…気のせいだよね?」クルッ


希「…まあいるわけないか」テクテク
388: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:07:07.90 ID:ApQM9fWN
………………………………………
希の部屋


穂乃果「ただーいまー…」ガチャ


穂乃果(ふぅ…楽しかったけど疲れた…)ゴトッ


穂乃果(にしても…あんなに聞いてくれる人がいるなんて、予想外だったな)


穂乃果「明日の夜も行こっかなー」


穂乃果(そうだ、高坂さんともお話したいな、せっかく歌ったんだし)


穂乃果「明日また電話してみようっと」
389: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:10:13.62 ID:ApQM9fWN
………………………………………
ホテル 希と真姫の部屋



希「ただいま~」


希「ん?」


希(やっぱり真姫ちゃんまだシャワー浴びとったか…まあ別に何もないんだけど)フフ



希「真姫ちゃん、ジュース買ってきたよ」


真姫「ありがとう」


希(冷蔵庫いれとこーっと……)


希(…なんでこんなにジュース買ったんやろ、2人やったら飲みきれんやろ…)


希(明日誰かにあげよっと……ん?)



希(真姫ちゃんのノート…?)
390: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:10:30.49 ID:ApQM9fWN
希「ん?これって」 パラパラ


希(これまでのμ'sの曲…ではないね…新曲かな…?…でもμ'sはこのライブで…)


真姫「…何勝手に見てるのよ」 フキフキ


希「あ…ごめん」


真姫「中、見たの?」


希「…真姫ちゃん、もしかして」


真姫「いいの、私が勝手にやってるだけだから気にしないで」


希「うん…」


希(やっぱり、真姫ちゃんもまだ未練はあるんかな…μ'sに)


希(…明後日のライブとは別で、最後にみんなで学校かどこかでライブしたい気もするんよねー…)


希(まあ、その辺はほのかちゃん達とまた話し合うところやなー…)
391: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:11:10.40 ID:ApQM9fWN
……………………………………
次の日 希の部屋



穂乃果「…って感じで、意外に立ち止まってくれる人が多くて、びっくりしました」テレフォン


高坂『そうかそうか…それは良かった、上手くいって』テレフォン

高坂『ところで穂乃果』


穂乃果「ん?なんですか?」


高坂『最近、なにか変な感じを…というか違和感を感じることない?どんなことでもいいんだけど』


穂乃果「うーん違和感…これといって特には…昨日NYで買ったチョコ食べたら歯が痛かったことくらいしか…」

穂乃果「あ、そういえば昨日希ちゃんの様子が変でしたねー」


高坂『変って、どんな?』


穂乃果「なんか話しかけてもなかなか気付いてくれないって言うか…なんというか…」

穂乃果「希ちゃん病気とかじゃありませんよね…?」


高坂『……うん、大丈夫だよ。私の知ってる限りでは希ちゃんはそこまで大きな病気になったことはないかな』
392: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:11:28.74 ID:ApQM9fWN
穂乃果「よかった…希ちゃんが何か大きな病気とかだったりしたらどうしようかと…」


高坂『まあそんなことはあり得ないと思うから大丈夫だよ』

高坂『ところで、明後日の昼、会えない?ちょっと話があるんだけど…』


穂乃果「明後日?…あ、夜には向こうに行ってライブ見たいんですけど…」


高坂『それなら大丈夫、そこまで時間かかるものじゃないから』


穂乃果「じゃあわかりました、明後日の昼ですね?いつものところでいいですか?」


高坂『うん、それでお願い。』

高坂『それじゃあまた明後日』


穂乃果「はーい、また明後日ー」ガチャッ



穂乃果(…話…なんのことだろう?)

穂乃果(そういえばさっき言ってた違和感についてのことも結局何なのかよくわかんなかったし…そのことかな?)
393: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:12:06.43 ID:ApQM9fWN
………………………………………
NY



絵里「…ところで、一通り街は廻ってみたけど、ライブに使う場所はどうする?」


凛「凛はあの公園のステージとかいいと思うにゃー」


花陽「わたしも…あそこの雰囲気は好きだったなぁ…」


ほのか「わたし、あの広い芝生のところがいい!」


ことり「たしかに、あそこだったら広く使えそうだよね」


海未「しかし、あそこだと地面が不安定なので踊りにくくはありませんか?」


絵里「大丈夫よ。一応ライブをするときには特設ステージを作ってくれるみたい」


にこ「ええ!?そんなものまで用意してくれるの!?…さっすが私達ね…テレビ局がここまでしてくれるなんて」


凛「だったらせっかくだし、あの公園のステージよりは他の場所の方がいいのかなぁ」


ことり「そうだね…もっと他の場所でどこか良いところは…」
394: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:12:33.83 ID:ApQM9fWN
希「…タイムズスクエアのところとかは、どう?」


海未「タイムズスクエアのところ、ですか?」


花陽「たしかに、あそこだと人も多いしお客さんも多いよね」


ほのか「わたしはこの街でライブができればどのでも!」


ことり「わたしも、ほのかちゃんがいいならどこでも♪」


真姫「本当、ことりはほのかに甘いわね…」


ことり「えへへ♪」


にこ「そうねえ…そこでいいんじゃない?私は賛成よ」


絵里「そうね、私も賛成かしら」


絵里「ほかに意見がある人はいる?」


凛「凛はそこがいいにゃー」


花陽「わたしも、それで大丈夫です」


ほのか「わたしもー!」


希「うふふ、ありがと、みんな」


希(タイムズスクエアの辺り…人が多いせいもあるかも知れないけど、あそこに行くと鼓動が早くなるような気がするんよね)


希(実際、あそこで穂乃果ちゃんに出会ってなければ今のこの状況はないわけやし)


希(何か特別な力があるように思うんよね、あの場所には…)
395: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:12:59.34 ID:ApQM9fWN
………………………………………




ほのか「この街にもこんなお店あるんだね」


真姫「世界の中心だからね。大抵のものは揃っているわ」


花陽「はぁぁ~美味しかったぁ…やっぱり白米は最高です♪」タヌキナデナデ


凛「よかったね、かよちん!」


絵里「…さ、遅くなる前に戻りましょ」


ほのか「うん!」

ほのな「うふふ、なんかこうしてると、学校帰りみたいだね」


絵里「そうね」

真姫「不思議な感じ…」


絵里「…皆とこうしていられるのも…もうわずかなはずなのに」

絵里「この街は、不思議とそれを忘れさせてくれる」
396: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:13:19.96 ID:ApQM9fWN
……………………………………




ピピーッ

ほのか「…あれ?あれぇ?」ガチャガチャ

ほのか「ぅ…そーりー…」


外国人「Oh, excuse me.」


ほのか「お金足りないのかなぁ…」


ことり「でね、希ちゃんに……」


ほのか「あぁっ!ちょっとぉ!!」



………………………………
………………………
………………

ガラン


ほのか「…もしかして…」

ほのか「迷った?」



ほのか「…………………………」



ほのか「どおしよおおおおお!」
397: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:22:57.10 ID:ApQM9fWN
……………………………………
タイムズスクエア周辺


穂乃果「よし、今日はこの辺で…」


穂乃果(昨日よりちょっとホテルから近いけど…こんな夜だしもう部屋にいるよね、昨日と同じで)テクテク


穂乃果(お、いいところ発見、今日はここで歌おう)コトッ



穂乃果(えっと…いろいろと準備しながら…)ガチャガチャ


穂乃果「あー、あー、」


穂乃果「~~♪」


穂乃果(準備完了、そろそろ始めようかな)


穂乃果(今日も何人か立ち止まって聞いてくれるかなぁ…)ドキドキ


穂乃果(…よし)ポチ-


~~~~~~~~~~~♪
398: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/03(木) 01:23:18.99 ID:ApQM9fWN
……………………………………


 

ほのか「うぅ…ホテルの駅……こんな階段じゃなかったよね…?」

ほのか「はぁぁ……」

ドンッ

ほのか「あっ!すみませ…」


外国人「Sorry.」


ほのか「……そーりー…」

ほのか「……」テクテク

ほのか「はぁ…なんて駅から乗ったんだっけ……」



<~~♪……as time goes by... ♪



ほのか「?」
404: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:10:42.96 ID:5+LGJnoY
穂乃果「~~~~~~♪」


穂乃果(今日は昨日は人数少ないかなぁ)



穂乃果「~♪As time goes by…♪」



外国人「Fo!!」

パチパチパチパチ

ほのか「わぁ…あははっ!」パチパチパチ

穂乃果「Thank you! Everyone thanks a lot for being here today! I would like to see you all at my live performance too! 」


ほのか「あはっ、ふふっ!」パチパチパチ


穂乃果「?」


穂乃果(…もしかしてあの子…)


ほのか「ふふっ」ニコッ
405: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:11:44.34 ID:5+LGJnoY
……………………………………


穂乃果「…ふーん……ま、たまにいるよ?あなたみたいに迷子になっちゃう人」


穂乃果(私も来たばっかりの頃はよく迷子になってたし…)


穂乃果「でもまさか…ホテルの名前もわからないとは…」


ほのか「すみません…」 カアア


穂乃果(念のため希ちゃんにホテルの名前聞いててよかった…)


ほのか「…でもお姉さん、大きな駅ってだけでわかるなんて!」


穂乃果「うふふっ」


ほのか「ふぇ?」


穂乃果「あなた、いちいち動きがオーバーね?」フフフ


ほのか「うっ…」


穂乃果(…それだけ、昔の私とは違って自分に自信を持ってる、って事かな)


穂乃果「大丈夫よ、場所は大体わかってるから」

穂乃果「大きな駅があるところの、大きなホテルなんでしょ?」


ほのか「はい!」


穂乃果「大きなシャンデリアもあるでしょ?」


ほのか「あります!」


穂乃果「ふふーん…じゃあ間違いなくあそこね……」


穂乃果(…まあ一応聞いただけで、昨日行ったんだけど)
406: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:12:10.34 ID:5+LGJnoY
穂乃果(………あれ、そういえば私…)


穂乃果「あっ」


ほのか「どうしたんですか!?」


穂乃果「…マイク……忘れた」


ほのか「ええー!?……って、あの…」


穂乃果「え?」



ほのか「もしかして……それじゃあ……」


穂乃果「あ……あ!」

穂乃果「えへっ」ペロ


ほのか「もー!ビックリさせないでくださいよぉー!」


穂乃果「ごめんごめん…あったんだから、いいじゃない」プシュ-


ほのか「あ!この駅!見覚えある!」

ほのか「大っきい駅!ここだ!ここですよ!」


穂乃果「ふふ、だから言ったでしょ?場所はわかってるって」
407: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:12:35.73 ID:5+LGJnoY
……………………………………


トコトコトコ…


ほのか「こっちでずっと歌ってるんですか?」 テクテク


穂乃果「……まぁね」 テクテク



穂乃果「…これでも、昔は仲間と皆で歌ってたのよ?…日本で」 テクテク


穂乃果(…ことりちゃんが、留学しちゃうまでは…)


ほのか「そうなんですか?」 テクテク


穂乃果「うん!」テクテク

穂乃果「でも……いろいろあってね…」テクテク

穂乃果「…結局、グループもおわりになって…」 テクテク

穂乃果(私が、家に引きこもってしまって…)


ほのか「……」


穂乃果「当時はどうしたらいいか、よくわからなかったし…次のステップに進めるいい機会かなー、とか………考えたりしたわねー…」


穂乃果(次のステップ、か…まあ、ある意味、これも次のステップなのかな)


ほのか「………」
408: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:12:59.10 ID:5+LGJnoY
穂乃果「ん、どうしたの?」


ほのか「それで……それで…」

ほのか「…どうしたんですか?」


穂乃果「……簡単だったよ」


穂乃果(…簡単だった…私一人じゃもちろん難しかっただろうけど、希ちゃんの、友達の力を借りて、気持ちを切り替えることができた…はず)


ほのか「え?」


穂乃果「とっても簡単だった」

穂乃果「自分達が今まで、何故歌ってきたのか。どうありたくて、何が好きだったのか」


穂乃果(希ちゃんが、それに気づかせてくれた)


穂乃果「…それを考えたら…答えは、とても簡単だったよ」


ほのか「うぅーん……あの、なんかわかるようなわからないようななんですけど……」


穂乃果「今はそれでいいの!」


穂乃果(この子は…たくさんの仲間がいるんだから。きっとすぐに答えは出せるはず)


ほのか「えー!」 タタッ


穂乃果「それでいーの!」


ほのか「ぃやですー!」 タタタッ


穂乃果「いーの!」


ほのか「えー!」 タタッ


穂乃果「……すぐにわかるよ」 ボソッ


ほのか「?」


穂乃果(…今のあなただったら、私よりもずっと早く、自分の力と、μ'sの力で、それがわかるようになるはず)
409: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:13:29.26 ID:5+LGJnoY
 
トコトコトコ…

海未「ほのかっ!!」


ほのか「?」

ほのか「みんな!」タッタッタッタッ…



ほのか「みんなー!」 タッタッタッ



海未「何やっていたんですかっ!!!」


ほのか「…海未ちゃん……」


ことり「…………」

絵里「…………」

海未「………」

海未「…どれだけ探したと思ってるんですか……」ギュッ


海未「…っく……うぅ……」ギュゥゥ
410: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:14:05.40 ID:5+LGJnoY
ほのか「ごめん……あ、そうだ!実はここまでね…」クルッ



ほのか「あれ?」


ほのか「途中で会った人が………ここまで」


8人「?」


ことり「人………」


凛「誰もいなかったにゃ…」


ほのか「ええー!」


絵里「……まぁいいわ。早く部屋に戻って、明日に備えましょ」



希「あっ!穂乃果ちゃん、帰ってきた!」ガチャッ


花陽「よかったぁ……」テテッ


にこ「遅いわよ!」テテテテテッ
411: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:14:55.40 ID:5+LGJnoY
ほのか「ねぇっみんな!」


みんな「?」


ほのか「ごめんなさい。私、リーダーなのにみんなに心配かけちゃった………」


真姫「もういいわよ」


絵里「その代わり!」

絵里「明日はあなたが引っ張って………最高のパフォーマンスにしてね」


ほのか「ぅ絵里ちゃん……」


にこ「私たちの最後のステージなんだから!」


希「ちょっとでも手ぇ抜いたら承知しないよ!」


ほのか「うん!」


凛「じゃあ明日に向けて、寝るにゃー!」


真姫「寝るのに気合いいれてどうするのよ?」


ワイワイガヤガヤ


ほのか「……なんのために歌う、か…」 クルッ



サアアアアアアア…


ほのか(…あ、このマイク…どうしよ…)

ほのか(とりあえず、わたしが預かっておこうっと)


ほのか(また、会える…そんな気がする)
412: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:16:03.34 ID:5+LGJnoY
………………………………………
希の部屋


穂乃果(………………)


穂乃果「びっくりしたー…」


穂乃果(まさかあんなところでほのかと会うなんて…しかも迷子って)


穂乃果(よかった私がたまたまあそこを歌う場所に選んでおいて…)


穂乃果(そういえば私はなんであそこを選んで歌ったんだっけ?)


穂乃果(…………よく覚えてないや)


穂乃果(…そういえば、大人になってから初めて希ちゃんと出会ったのって確かあの辺りだったよね)


穂乃果(前からあの辺りにいくといつも胸がドキドキするというかなんというか…変な感覚はあったけど)


穂乃果(何か私達にとって不思議な力でも働いているのかなぁ…)


穂乃果「…道具片付けよっと」


穂乃果(明日は…μ'sの…希ちゃん達3年生にとっては最後のライブがあるし、歌うのはやめておこうかな)ガサガサ


穂乃果「…あれ?」


穂乃果(マイク…忘れた)


穂乃果(…今度は本当に)


穂乃果(どこやったけ…電車の中まではあったから…たしか…)


穂乃果「…ほのか」


穂乃果(…そうだ!ほのかに持ってもらってたままそのままなんだ!)


穂乃果(…みんなと合流した後、邪魔にならないように直ぐに帰ったんだけど…もう少し待っておけばよかった…)



穂乃果(まあ、また会えるだろうし、その時に返して貰えばいいか)
413: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:16:51.95 ID:5+LGJnoY
………………………………………
次の日 希の部屋



ピンポ-ン


穂乃果(インターホンは鳴っても居留守使う約束…希ちゃんしか住んでないことになってるし)


ピンポ-ン


穂乃果(……そろそろ高坂さんと待ち合わせの時間だから家出たいんだけど…早く帰ってくれないかな)


ピンポ-ン


穂乃果(………………)




高坂「おーい!私だよー!」



穂乃果(…え?高坂さん?)


穂乃果「…どなたですか?」


高坂「私だよ!高坂だよ!」


穂乃果「…高坂だよ、って…」ガチャ


高坂「来ちゃった♪」
414: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:17:12.74 ID:5+LGJnoY
穂乃果「来ちゃったって…待ち合わせっていつものカラオケでしたよね?」


高坂「…うん、まあそうなんだけど、よく考えたらここの方が話しやすいかなって」

高坂「あ、おじゃましまーす」


穂乃果「…ここの方が話しやすい……もしかして、結構大事な話だったりしますか…?」


高坂「うん、そうだね。かなり大事な話になるかな」


穂乃果「だからここに…」


高坂「うん、そういうこと」


穂乃果「というか、そのマイクって…」


高坂「このことも、今から話そうか」
415: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:17:49.18 ID:5+LGJnoY
穂乃果「お茶でいいですか?」


高坂「うん、よろしく」


穂乃果「そのマイク…この間私にくれましたよね?」

穂乃果「あのマイク、今いろいろあってほのかが持ってるはずなんですけど…」

穂乃果「どうしてここに?」


高坂「簡単だよ、買ったんだよつい最近」


高坂「そしてこれも」ゴトッ

高坂「君にあげる」


穂乃果「………?」


高坂「…意味がわからないって顔してるね、私も昔、そう思ったからその気持ちはよくわかるよ」


高坂「とりあえず、1から説明しようか」


穂乃果「…わかりました」
416: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:18:35.21 ID:5+LGJnoY
高坂「まずマイクの話をしようか」

高坂「私が初めに穂乃果にあげたマイク、あれは、私が知っている限りはあのままほのかが持ち続ける」

高坂「私からはじまる高坂穂乃果のリレーのバトンだ」

高坂「私がラブライブを作って、あなたが、ほのかがラブライブに出場するための手助けをして、ほのかが最後までやり遂げる」

高坂「まあ、バトンを渡したところでまだ役割は終わってないから、リレーとはちょっと違うんだけどね」


高坂「そして、私が今、穂乃果にあげたこのマイク」

高坂「これは、穂乃果が私の立場になった時、あなたの後輩の高坂穂乃果に受け渡すためのマイク」

高坂「要するに、私が一番初めにあげたマイクは、私が私の先輩の高坂穂乃果から2度目に貰ったマイクってこと」
417: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:19:36.18 ID:5+LGJnoY
高坂「次に2つ目の話」

高坂「これは、まだ穂乃果に話してないタイムマシンのこと」

高坂「あなたが持ってるタイムマシンは、完全なものじゃないって、前に話をしたっけ?」

高坂「不完全なものだから、世界線の移動に耐えられなくて、もう時間を移動する機能はなくなっちゃってる」

高坂「でもそのタイムマシンの欠陥はそれだけじゃないんだ」


高坂「穂乃果、思い出してみて。こっちの世界で初めに目が覚めた時のこと…」
418: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:20:07.10 ID:5+LGJnoY
高坂「あなたは道端で倒れていたよね?…でも、もし道端で人が倒れていたとしたらよっぽどじゃない限り声をかけたり救急車を呼んだりするよね?」

高坂「でも、あなたは声をかけられたりすることなく目が覚めた」


高坂「次に、ほのかを空港に送った時のこと」
419: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:20:36.32 ID:5+LGJnoY
高坂「あの時、あなたは校門の影に隠れていたよね?…でも、あなたからほのかが走ってくるのが視認できた、ってことはほのかからも見えてた、ってことだよね?」

高坂「いくらほのかでも、今から自分が通るところにコソコソとしてる大人がいたら流石に立ち止まったりするはずだよね?」

高坂「でも、ほのかはあなたに気づくことなく、走り抜けようとした」




高坂「……次に、みんなが希ちゃんの家に来た時のこと」
420: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:21:02.37 ID:5+LGJnoY
高坂「あなたは、真姫ちゃんと絵里ちゃんが来た時、とっさにそこの後ろにあるクローゼットの中に隠れたよね?」

高坂「その時はクローゼットと話していた場所は離れていたから、そこにいたのがバレなくても全く違和感はなかった」

高坂「…でも、みんなが来てから集まった部屋は、クローゼットと同じ部屋」

高坂「つまりかなりの至近距離」

高坂「…いくら姿が見えないと言っても、すぐ近くのクローゼットの中に人が入っていたら、なんとなく人の気配はするよね」

高坂「…それにあなたは、あの時同じ姿勢をしていたせいで腰が痛くなっていた」

高坂「そのせいで、最後の方はちょくちょく体勢をこっそり変えていたよね」

高坂「…自分達のすぐ後ろのクローゼットで、大人が1人入っていて、息をして、動いていたら、流石に気づくんじゃないかな…?」






高坂「…次に、ラブライブ最終予選の前のこと」
421: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:21:29.64 ID:5+LGJnoY
高坂「あなたは、最終予選の前に様子を見るために学校にいったよね?そのときに、ヒデコ、フミコ、ミカの3人な会話を聞いたと思うんだけど…」

高坂「あの時は、ちょうどお客さんを案内している頃の時間帯だから、大人の、それも先生じゃなく、明らかに雪掻きをするような格好じゃない人を見かけたら、あの3人なら間違いなく校舎の中に案内すると思うんだけど…」

高坂「あなたは、あの時3人の会話がはっきりと聞き取れたよね?……あんな吹雪の中だったのに」

高坂「吹雪の中、会話が聞き取れるほどの距離ってことは、かなり近くで聞いていたってことだよね」

高坂「ということは、普通の人ならあの3人は気がついて校舎に案内していたはずだよね…」

高坂「もしそこにいたのが普通の人で、3人がそこにいることに気づけたのだとしたら、の話だけど」


高坂「この話の意味、わかる?」





穂乃果「……私は、他の人から見えていない…ってこと…ですか?」
422: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:21:57.73 ID:5+LGJnoY
高坂「……惜しいかな、そこまでではないよ」

高坂「だって、姿が見えていないのだとしたら買い物だってできないし、路上で歌ったってだれも来てくれないよ」


穂乃果「……だったら、どういう…」


高坂「今のあなたはね、極端に影が薄い状態なんだ」


穂乃果「影が薄い…?」


高坂「うん。といっても、影が薄いだけだから普通にお店でカウンターに並べば店員さんは気づくし、部屋の中にいれば希ちゃんだって普通に気づくことができる」


高坂「不完全なタイムマシンは、一時的に穂乃果をこの世界に運んでいるだけだから、あくまで一時的にこの世界にいるだけなんだ」


高坂「世界線を移動する、ってのはあなたがヒントに頼って作った部分に上手く隠して入れてあった機能だから、完全な移動は不可能だったんだ」


穂乃果「…………………」
423: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:23:08.99 ID:5+LGJnoY
高坂「でも、ただ影が薄いって状態はもう終わってる」

高坂「今のあなたは、異常な程に人から認識されにくくなってる」


穂乃果「人に、認識されにくくなってる…」

穂乃果「…ってことは、最近希ちゃんに話しかけてもなかなか聞こえていなかったように思えたのは、私の方に原因があった、ってこと…?」



高坂「そういうこと。…ホテルの前でほのかと別れた時も、他のメンバーが気付いて声を掛けてくれていても全くおかしかない状況だったのに、まるでみんな気付いていないような様子だった…」

高坂「もしかしたら、みんなには見えていないようにも思えていたのかもしれないしね」


穂乃果「だんだんと酷くなってる、ってことは…私、このままだとどうなるんですか?」


高坂「別に、死んで消えたりすることはないよ。でも、ほぼ強制的にもといた世界に戻されることになる」

高坂「私も、一度そうして戻ってから、タイムマシンを改良して完成させてから、もう一度こっちに戻ってきた」


穂乃果「その、戻されるまでに、後どれくらい時間があるんですか…?」


高坂「あと約1ヶ月。要するにあなたがこっちへ来た時からちょうど一年くらい経った頃」

高坂「それまでに、あなたにはまだまだすることが沢山あるからね。…実を言うと、今日のアメリカのライブは、μ'sにとってラストライブではない」

高坂「まだ、ほのか達の大きな目標を、夢を叶えるためのライブが残されている」

高坂「それを、穂乃果は叶えるために協力したいし、見届けたい。そうでしょ?」


穂乃果「…はい。最後まで、見届けたいです」


穂乃果「…いや。私も、ここまできたんだったら、最後までやり遂げたいです。私が、μ'sのためにできることを」
425: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:28:15.56 ID:5+LGJnoY
高坂「…そういうと思ってた。…いや知ってた」

高坂「じゃあ、まずはあの子達の海外ライブを見届けないとね。まだまだ時間はあるけど…」


穂乃果「あ、そうだ、いくつか質問いいですか?」


高坂「あ、そうだった」

高坂「なんでもどうぞ」


穂乃果「その…私の影が極端に薄い、ってのはどうして初めて会った時には教えてくれなかったんですか?」
426: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:41:19.63 ID:5+LGJnoY
高坂「それはね、もしそれを初めに話して、あなたが油断してしまって4月までにほのかに見つかったりしたらまずいから、かなぁ」

高坂「実は、私もどうして4月までにほのかに見つかったらまずいのかよくわからないんだ、私も先輩に言われただけで…」

高坂「…もしかしたら、私のずっと前の先輩は4月までにほのかと何度か会ってて、それが原因で失敗してしまった人がいたのかもしれないしね」


穂乃果「そういうことですか…なるほど」

穂乃果「………………」


高坂「…それじゃ、私はそろそろお暇するよ、いろいろと1人で考えたいこともあるでしょ」


穂乃果「そう…ですね」


高坂「うん。…一度に背負いこませちゃって、悪い気もするけど…頑張ってね。私も応援するから」


穂乃果「……」コクン
427: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:43:01.42 ID:5+LGJnoY
高坂「うん、期待してる。…私にだってできたんだ。穂乃果にもできるよ」


穂乃果「…そうですよね。ありがとうございます、自信が湧いてきました」


高坂「…あと、ちょっとで、μ'sは、最高に楽しいライブにたどり着ける…」


高坂「でも、それまでにはまだたくさんの障害がある」


穂乃果「私達が、それをなんとかしてあげないと」


穂乃果「…私だけの力じゃない。…みんなの力も借りて…」









高坂・穂乃果「…やり遂げようね、最後まで」
429: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 01:59:30.57 ID:2MhdkFiv

いろいろ伏線も回収し始めて盛り上がってきた
最後まで頑張ってくれ
430: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 02:19:23.60 ID:4TMklw5T

凄いな、映画の謎はこれだったのか…
次も楽しみ楽しみ(^ω^)
436: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 21:58:27.68 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
NY


……………………
………………
…………
……


「明日じゃない、大事な時は」


「いまなんだと気が付いて」



「心の」



「はばたきは」



「止まらないー♪」




ワアアアアアアアアアアアアアアア…
パチパチパチパチパチパチ…
437: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 21:59:26.88 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
日本 空港


 
花陽「ねえねえ、昨日の中継、すっごく評判よかったみたい!」


凛「よかったにゃー!」


ことり「ドーム大会も、この調子で実現してくれるといいね!」


真姫「はぁー…エコノミーで往復ってこんな感じなのね」


にこ「自慢!?」


真姫「違うわよー…」


にこ「ふんっ!」


希「二人とも、帰ってからも元気やね」フフフ


真姫「元気じゃないわよ」


希「…そういえば真姫ちゃん」


真姫「?」


希「……曲はできた?」コソッ


真姫「うぇぇ、だ、だからあれは関係ないって!」


希「ウチはいい曲やと思うよー?」


真姫「だから違うってー!」


絵里「そろそろ、バスが来るみたいよ。いきましょ」
438: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 21:59:54.73 ID:nQQ4tUR/
ほのか「うん!じゃあ帰ろ!」


ザワザワザワザワ


ほのか「…………?」チラッ



ハアアア…
イッテキナヨ-!エエ-!



ほのか「…?」


海未「知り合いですか?」


ほのか「ううん…」


ヤッパリカワイイ!
コッチミタヨ!

ザワザワザワザワザワ


ほのか「何!?」


海未「これは……」


希「どういうこと?」


絵里「…すごい…見られてる?」


凛「もしかしてスナイパー!?」


花陽「えぇ!?」


りんぱな「うぅ………」ギュー


海未「何をしたんですか!向こうから何か持ち込んだのではないですか!?」ガバッ


ほのか「知らないよー!」
439: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:00:43.86 ID:nQQ4tUR/
 
女の子1「…あのっ!」 タタタッ


ほのか「?」


女の子1「サインください!!」


ザワッ


女の子1「μ'sの…高坂穂乃果さんですよね?」


ほのか
「…あ、はい!」


女の子1「そちらは、南ことりさんですよね?」


ことり「はいっ」


女の子1「そちらは、園田海未さんですね!?」


海未「違います」プイッ


花陽「海未ちゃん!!」


凛「なーんで嘘つくにゃあ!!」


海未「…だって!恐いじゃないですか…空港で行きなり、こんな…」


女の子1「私、μ'sの大ファンなんです!」


ほのか「えっ?……ファン?」


タタタッ

女の子2「私も!」


タタタタッ


女の子3「私も大好きです!」


女の子1.2.3「お願いします!!」ペコ-
440: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:01:32.29 ID:nQQ4tUR/
穂乃果(……………)


穂乃果(…希ちゃん日本に帰ってきた時間になったのに連絡こないから、空港に来てみたら…)


穂乃果(…μ'sが…有名人みたいになってる…)


穂乃果(どういうことなの…)


穂乃果(ん?あれは…)



モニター<ア-モシ-モ-ハ-ホシクナイノサ-モット-ガスキエンジェ->



穂乃果(昨日のライブ…)


穂乃果(あのライブって生中継されたんだっけ、そういえば昨日のTwitterのトレンド入りしたとかなんとかネットで見た気がする)


穂乃果(あれだけ話題になっていれば今日ここに帰ってくるのを待ち伏せされてても違和感はないのかな…?)


穂乃果(…それにしても、いくらスクールアイドルが流行りだと言ってもこの子達がここまで人気が出るなんて…)


穂乃果(…この様子だったら、あの子達、解散とか考えているどころじゃなくなるんじゃ…)
442: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:03:39.63 ID:nQQ4tUR/
…………………………………………
希の部屋


穂乃果(おお…いろんなところで取り上げられてる…)カチカチ


穂乃果(動画もあちこちであがってる…)ア-モシ-モ-ガ-


『スクールアイドルが日本文化を代表して…』
『みんなで叶える物語 ついに海外へ!…』


穂乃果(ニュースでもいっぱい記事があるし…)カチカチ


穂乃果(…スクールアイドルの活動期間は4月の終わりまで…それまでに、あの子達はどんなライブをするんだろう)


穂乃果(…希ちゃんが帰ってきたらまた話そうっと)



………………
…………
……



希「ただいまぁ…久し振りの我が家やぁ…」ヘナヘナ


穂乃果「おかえり~希ちゃん、ライブすごい話題になってるねー」


希「そうなんよー…さっきも空港で捕まってね…」


穂乃果「そうだよ、さっき空港に迎えに行ったらみんなが有名人みたいにファンに囲まれてるからびっくりしちゃったよ…」


希「ウチらもびっくりよ、まさか海外から帰ったらこんな目に会うなんて…」


穂乃果「お疲れ様です…」


希「でも、μ'sも成長しとんやな、って思うと嬉しいね」フフッ
443: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:05:05.38 ID:nQQ4tUR/
穂乃果「…ところで…希ちゃん。疲れてるところ悪いんだけど…ちょっと話があるんだ、シャワー浴びた後に話を聞く元気、まだある?」


希「…また、高坂さんになんか聞いたん?」


穂乃果「…うん、そんな感じなんだけど、これからどうするかについてもすごく関わってくることだから聞いておいてほしいなー、と思って…」


希「わかった、ウチもちょっと聞きたいことあるし、すぐシャワー浴びてくるよ」



……………………
………………
…………



穂乃果(希ちゃんがシャワーを浴び終えたら、私はまずマイクの話をした)


穂乃果(希ちゃんが聞きたかった事も、例のほのかが持っているマイクのことだったらしく、『返さんにゃまずいかなー、って考えてたけどそれならよかった』と、すぐに納得してくれた)


穂乃果(…次に、私がNYでしたことを話した)
444: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:05:47.66 ID:nQQ4tUR/
希「…え?じゃあホテルまでほのかちゃんを送ってくれたんは穂乃果ちゃんだったの?」


穂乃果「うん、そういうこと」


希「でも、みんなは誰もおらんでほのかちゃんが1人で歩いてきたって…」


穂乃果(…私は次に、ホテルの売店で希ちゃんを見かけた時のことを話した)


穂乃果(希ちゃんは一瞬はっ、としたような顔をしたけど、やっぱり私を見た覚えはない、と言っていた)


穂乃果(私は、高坂さんから聞いた話をそのまま希ちゃんに話した)


希「影が…薄くなる…?」


穂乃果「うん…私がこの世界にいられるのがあと一ヶ月くらいしかないから、それにあわせてだんだんと薄くなってきたんだと思う」


希「でも…影が薄くなるなんてそんな…」


穂乃果「…NYに出発した日の朝、希ちゃんと話したよね」


希「……………」
445: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:06:39.08 ID:nQQ4tUR/
~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果『もしもーし!?希ちゃん?』


希『うぉっ、穂乃果ちゃん、どうしたん急に大声出して…』


穂乃果『さっきから呼んでたよ…』


希『え、そうなん…全然聞こえんかった…』

希『ウチ、耳が遠くなったんかな?』ハハハ


~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果「…あれは、希ちゃんというよりは、私に原因があったんだ」

穂乃果「多分、今の希ちゃんは荷物の準備をしている時と違って、私と話すことを目的としているから認識しやすいんだと思う」


希「…………………」

希「…と言うことは、穂乃果ちゃんはもうすぐいなくなってしまう、ゆうこと…?」


穂乃果「…多分、そうなるね…」

穂乃果「それまでの残り時間は、ちょうど希ちゃん達がスクールアイドルとして活動できる残り時間と同じ」


希「…残り時間……それまでに、うちらは…」


穂乃果「…希ちゃん、最後に、μ'sのみんなでライブをするってのはどう?」


希「…ライブ?」 
446: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:07:48.52 ID:nQQ4tUR/
穂乃果「そう、ライブ。さっきネットのニュースとかいろいろ見てみたんだけど、μ'sは解散する、ってことをまだファンの皆には話してないよね?」

穂乃果「だから、海外でのライブが終わった今、また次のライブが期待されてる」


希「…だから、ウチらがみんなの前でもう一度ライブをやって、ちゃんと終わることを伝える…ってこと?」


穂乃果「うん。ライブに成功して注目されている今、それが一番だと思うんだ」

穂乃果「私は、最後にそれを手伝って、見届けてから、もとの世界に戻りたい」


希「…穂乃果ちゃんは、それが一番いいと思うし、それがやりたいんやね?」


穂乃果「…うん。そうしたい」

穂乃果「…希ちゃんは?」


希「ウチも、それがいいと思う。居心地が良いからって、いつまでもμ'sをだらだらと続けてもキリがないし…」

希「何より、μ'sをここまで持ち上げてくれた穂乃果ちゃんが望むことだったらウチは何であろうとそうしたいと思う」


穂乃果「…希ちゃん」
447: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:08:25.06 ID:nQQ4tUR/
希「…なぁ、穂乃果ちゃん。…μ'sのみんなに…穂乃果ちゃんの事話してみん?」

希「そしたら…みんなも…」





穂乃果「………………………」

穂乃果「いいや、それはいいよ、希ちゃん」

穂乃果「私は、影から支える高坂穂乃果でありたい」


希「でも…それじゃあ穂乃果ちゃんが…」


穂乃果「私はね、カルピスの水の部分になりたいんだ」


希「………はい?」
448: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:08:59.11 ID:nQQ4tUR/
穂乃果「いや、ほら、カルピスって原液と水を足して作るじゃない?その時に、味が濃いいほうがいいと思って水を入れないで飲んでみると、なにか違う気がするんだよね」

穂乃果「だから、そこに、無くてもいいように思えた水を入れてみると、ちょうどいい味になるんだよ」

穂乃果「…私は昔、自分が引きこもったせいでμ'sが解散しちゃって、もし私がいなかったら今でもみんなはスクールアイドルを続けていたのかな、とか考えていた事もあって…」


希「…………………………」


穂乃果「だから、私はいらなかったのかなって…」


穂乃果「でも、そうじゃないんだ」

穂乃果「私がいなければ、始まらなかったことだってあるんだから」

穂乃果「自分に自信を持つことにした」


穂乃果「この世界では、カルピスの原液は、ほのか、μ'sのみんな。だったら私は、それを影から支える、水でありたい」

穂乃果「一度失敗してしまった先輩として、あの子達を導いていってあげたいんだ」


希「…穂乃果ちゃん」

希「…わかった、穂乃果ちゃんの事は黙っておくことにするよ」

希「でも、何か意見したいことがあったり、いいアイディアがあったりしたら、遠慮なく言ってね」


穂乃果「うん、ありがとう希ちゃん」



穂乃果(…こんな感じで、希ちゃんとの会話は終わった)


穂乃果(あとは…μ'sが失敗しないように私が支えてあげないと)
450: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:18:22.40 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
学校 部室



ほのか「みんな、次のライブがあるって思ってるんだなぁ…」


絵里「これだけ人気があれば当然ね…」


海未「μ'sは大会をもって活動を終わりにすると、メンバー以外には言ってませんでしたね…」


ほのか「でも、絵里ちゃん達が三年生なのは皆知ってるんだよ?」

ほのか「…卒業したらスクールアイドルが無理だって…言なくもわかるでしょ!?」


真姫「…たぶん…見ている人にとっては、私たちがスクールアイドルかそうじゃないかってことは、あまり関係ないのよ」


希(スクールアイドルか、そうじゃないか…)

希(…ウチらは、スクールアイドル…だったらウチら3年生が卒業してしまったらμ'sは…)


海未「…では…どうすればいいのですか…?」


希「………ライブ、やるしかないんやない?」


ほのか「…ライブ?」


希「そ。皆の前で、もう一度ライブをやって、ちゃんと終わることを伝える」

希「ライブに成功して注目されている今、それが一番なんやないかな?」
451: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:18:56.58 ID:nQQ4tUR/
希「…………」

希「……それに」チラッ


真姫「?」


希「丁度、ふさわしい曲もあるし」


ことり「?」


真姫「ちょっと!」


凛「そんな曲が?」


真姫「のぞみ!」


希「…いいやろ?…実は真姫ちゃんが作ってたんよ…μ'sの新曲を」


ほのか「ホント!?」


ことり「でも…終わるのにどうして?」


真姫「…大会で歌ったのが最後の曲かと思っていたけど……そのあと色々あったでしょ?」

真姫「…だから、自分の区切りとして一応…」

真姫「…ただ、別にライブで歌うとかそんなつもりはなかったのよ……」コトッ
452: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:19:48.56 ID:nQQ4tUR/
………~~~~♪


ほのか「…これ…!」


ほのか「海未ちゃん、これで作詞できる?」


海未「はい、実は私も少し書き溜めてましたので…」


ことり「私も!海外でもずっと衣装ばっかり見てた!」


凛「♪」 フンフン♪


希「ふふ、皆考えることは同じってことやね」

希「…どう?やってみない?」

希「…μ'sの最後を伝えるライブ」


ほのか「あ…………」


希「ん…ほのかちゃん?」


ほのか「…何のために、歌う」


希「ほの…か…ちゃん?」


ほのか「! ああ、ごめん…こんな素敵な曲があるんだったら、やらないともったいないよね!」




ほのか「やろう!最後を伝える最後のライブ!」


絵里「練習、きつくなるわよ?」


希「うちらが音ノ木坂にいられるのは、今月の終わりまで…」


絵里「それまでにやることは山積みよ?」
453: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:20:19.76 ID:nQQ4tUR/
ガチャッ

理事長「皆、ちょっといい?」


9人「?」


ことり「お母さん…?」


理事長「………………」



………………………………………
理事長室



ほのか「続けてほしい…?」


理事長「えぇ。スクールアイドルとして圧倒的な人気を誇るA-RISEとμ's…ドームでの大会を実現させるには、どうしてもあなたたちの力が必要と……皆が思っているようよ」


ほのか「皆が…」


理事長「…三年生が卒業し、スクールアイドルを続けるのが難しいのであれば、違う形でも構わない」

理事長「とにかく、今の熱を冷まさないためにも…」


ほのか「…………」


理事長「…みんな、μ'sには、続けてほしいと思っている」
454: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:20:49.69 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
中庭



花陽「…困ったことになっちゃったね…」

花陽「最後のライブの話をしていたところなのに…」


真姫「…私は反対よ!ラブライブのお陰でここまでこられたのは確かだけど、μ'sがそこまでする必要があるの?」


ほのか「うん、そうだよね…」


絵里「…でも、大会を成功に導くことができれば、スクールアイドルはもっと大きく羽ばたける…」


真姫「待ってよ!ちゃんと終わりにしようって…μ'sは3年生の卒業と同時に終わりにしようって決めたんじゃないの!?」


にこ「真姫の言う通りよ。ちゃんと終わらせるって決めたんなら終わらせないと。…違う?」


希「にこっち……」

希「いいの?続ければ、ドームのステージに…」


にこ「もちろん出たいわよ!けど、私たちは決めたんじゃない…9人みんなで話し合って…あのときの決心を簡単には変えられない!」

にこ「…わかるでしょ?」


花陽「…もしμ's終わりにしちゃったら、ドームはなくなっちゃうかもしれないよね…」


凛「凛達が続けなかったせいで、そうなるのは…」


にこ「それは…そうだけど……」


ことり「ほのかちゃん…」


絵里「…ほのかはどう思うの?」


真姫「ほのか!」


ほのか「…………」
455: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:25:06.97 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
物陰


穂乃果(やっぱり…この問題は避けては通れないよね…)


穂乃果(解散する、とは言ったけど、このまま解散してしまえばラブライブは熱が冷めてしまうかもしれないし、そのせいでドームが叶わなくなるかもしれない…)


穂乃果(ほのかは…9人全員の想いを背負って、きちんと判断しきれるのかな…)


穂乃果(自分が何をしたくて、みんなが何をしたくて、ラブライブの熱を冷まさずにするためには、どうしたらいいか、μ'sは、解散するのかしないのか…)


穂乃果(そして、何のために歌うのか)
456: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:26:03.62 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
ほのかの部屋


ほのか「はぁ……」

「………難しいなぁ」


ほのか(皆喜んでくれるのかな……μ'sが続いた方が……)


ガラッ


雪穂「お姉ちゃーん」


ほのか「…ん」


雪穂「ちょっといいかな?」


ほのか「どうしたの?」


亜里沙「お邪魔してます」


ほのか「あ、亜里沙ちゃん、いらっしゃい」


雪穂「それでね、練習場所相談したいんだ。何処にしたらいいのかわかんなくって…」


ほのか「うーん…なるほどぉ」


雪穂「どこか、おすすめの場所ってある?」


ほのか「うーん…やっぱり屋上かな?…広いし」

ほのか「雨が降ったら使えないけど…」


雪穂「え?でも屋上ってお姉ちゃん達が…」


ほのか「そうだけど、少し離れれば音も気にならないでしょ?」

ほのか「そしたら、頑張ってる二人を毎日そぉ~っと…」 ニヤニヤ


雪穂「だめだめ!まだ始めたばっかりなんだから!///」


ほのか「…………」
457: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:26:42.56 ID:nQQ4tUR/
亜里沙「………」

亜里沙「……楽しく…ないの?」


ほのか「え?…楽しい?」

 
雪穂「そうだよ!亜里沙と二人で話してたんだ、私たちはμ'sに負けないくらい楽しいスクールアイドルを目指そうって!」


亜里沙「だから…だからμ'sは……いつも楽しくいてほしいです」ニコッ


ほのか「……………」


雪穂「じゃ!」 バタンッ


ほのか「……………」ドサッ

ほのか「楽しい……」

プロロロロロロ


ほのか「?…電話?」


プロロロロロロ


【綺羅 ツバサ】
458: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:35:46.63 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
A-RISEの車の中


ツバサ「どうだった?向こうは」


ほのか「はい。とても楽しく、勉強にもなりました」


英玲奈「そうか」


あんじゅ「ライブも大成功だったみたいねぇ…」


ツバサ「まわりはその話題で持ちきりよ?」


ほのか「いやぁ、そんな…」


ツバサ「それで、次のライブはどこでやるの?」

ほのか「えっ…」

ほのか「……それは」

ツバサ「その顔は…どうしようって顔ね」

ほのか「μ'sは三年生が卒業したら終わり…それが一番いいと私たちは思っていました」

ほのか「でも…今はすごい沢山の人が私たちを待っていて…」

ほのか「ラブライブに…力を貸せるくらいにまでなって…っ」
459: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:36:45.20 ID:nQQ4tUR/
ツバサ「……期待を裏切りたくない」


ほのか「…応援してくれる人がいて…歌を聞きたいといってくれる人がいて…」

ほのか「期待に応えたい…ずっとそうしてきたから…やっぱり」


あんじゅ「だったら続けたらぁ…」


穂乃果「思います…でも…!」



ツバサ「…私たちは、続けることにしたの」

ツバサ「…学校を卒業してスクールアイドルじゃなくなっても」

ツバサ「…三人で一緒にA-RISEとして歌っていきたい…そう思ったから」


ほのか「…ツバサさん」


ツバサ「あなたの気持ちはわかっているつもりよ。…私も迷った」


英玲奈「ラブライブを目指し…スクールアイドルを続け」


あんじゅ「そして…成し遂げたときに終わりを迎えるのはとても美しいことだと思う」


ツバサ「でもね」

ツバサ「………やっぱりなくなるのは寂しいの」
460: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 22:37:22.64 ID:nQQ4tUR/
 
ツバサ『この時間を…この一瞬をずっと続けていたい。』


ツバサ『そして、お客さんを楽しませ…もっともっと大きな世界に羽ばたいていきたい!』


ツバサ『…そう思ったから、私たちは…』


ツバサ『あなたがどういう結論を出すかは自由よ。でも、私たちは続ける。あなたたちにも続けてほしい』


あんじゅ『共に、ラブライブを戦ってきた仲間として・・・これからも』



ほのか「………」
461: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 23:02:13.99 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
希の部屋




希「何だか…ほのかちゃんに押し付けたみたいな形になってしもうたけど…」


穂乃果「うーん…今のほのかはいろいろと抱え込み過ぎちゃってるから…」


希「よねー…なんとか助けてあげたいけど…」

希「…穂乃果ちゃんは、昔悩み事とかあったらどうやって解決してた?」


穂乃果「私…私は…ことりちゃんや海未ちゃんに相談したりして…一度相談してみると今まで悩んでたのが嘘みたいにすっきりと応えが出てたりして…」

穂乃果「でも、今のほのかには海未ちゃんやことりちゃんに相談するのは難しいし…」


希「………じゃあ、ほのかちゃんがいってみたら?」


穂乃果「へ?…私が?」


希「そ。他ならぬ自分自身だったら、悩みも打ち明けられるんやない?」

希「穂乃果ちゃんと高坂さんが仲良いみたいに、自然と打ち解けられる何かがあるかもしれんし」


穂乃果「………」

穂乃果「私が、直接…」
462: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 23:03:25.89 ID:nQQ4tUR/
………………………………………
初めに目が覚めた場所


穂乃果「………」ゴトッ


穂乃果(あれからも、私なりに考えた)


穂乃果(どうやったら今のほのかに力を貸してあげられるか)ガチャガチャ


穂乃果(…だけど、やっぱりいい案は思いつかなかった)ガチャガチャ


穂乃果(だって、他人の悩み事に口を出すって、難しいことだもん)ゴトッ


穂乃果(でも、ほのかは他人じゃない、他ならない私自身だ)


穂乃果(だから私は、ほのかと直接話すことにした)


穂乃果(今の私をほのかが見つけられるかどうかわからないけど…)


穂乃果(けど、ほのかはこの道を通るって、そんな予感がする)


穂乃果(だから私は、ここで歌うことにする)スッ


穂乃果「あー、あー」


穂乃果(よし、…どうか、私の歌がまだほのかに届きますように)
464: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:05:50.98 ID:aVRKFYJ2
………………………………………


 

ザーーーーッ

ほのか「μ's…スクールアイドル…うーん」


理事長『μ'sには、続けてほしいと思っている』


亜里沙『いつも楽しくいてほしいです!』


ツバサ『あなたがどういう結論を出すかは自由よ』



ほのか「…あぁーー!もうわけわかんないよぉー!!」

ほのか「こんなことになるなんて…」

ほのか「やっぱり、続けた方が……でも………それって…………」


………~~~~♪


ほのか「…?」

ほのか「この声…!」タタタ…
465: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:07:06.49 ID:aVRKFYJ2
穂乃果「…As time goes by…♪」


ほのか(やっぱり…!)


穂乃果「……また会えたわね」

穂乃果(……また…会えた)


ほのか「なんで!?何でここにいるんですか!?あのときも突然いなくなっちゃって!」

ほのか「………ああーっ!このマイク!!私のうちにもあります!」

ほのか「ちゃんとお礼言いたかったんですよ!?」


穂乃果「ご…ごめぇん…」

穂乃果(悩んでるとは思えないくらい元気だね…でもそれが、このほのかの良いところなのかな)


ほのか「…そうだ!私の家、すぐ近くなんです!」グイッ


穂乃果「…えっ?」

穂乃果(家!?もしお母さんとかにバレたら…いや、それはないかもしれないけど、マイクが…)


ほのか「お茶だけでも飲んでってください!マイクも返したいですし!」タタタッ


穂乃「えぇ~っ!ちょっ…荷物そのままだしぃ~!」
466: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:08:15.44 ID:aVRKFYJ2
…………………
……………
………


ほのか「ここです、中へどうぞ」ニコ


穂乃果「いいよ、ここで」 クルッ


ほのか「え?」


穂乃果「やっぱり・・・また今度ね」

穂乃果(…………タイムマシンはセットしておいた…ぴったりほのかの部屋に移動できるように)


ほのか「あっ……」

ほのか「なんで?せっかく再会できたのに…」シュン


穂乃果「……答えは見つかった?」


ほのか「えっ?あっ…あのときの…」


穂乃果(まあ、それも…だけど)


穂乃果「……目を閉じて…」 スッ


ほのか「? ……こ、こうですか?」


穂乃果(…今から、移動する夢で、全部伝えきる)

穂乃果(一言、たった一言でいい)

穂乃果(思い出してもらえれば…それでこの子は…)
467: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:09:44.90 ID:aVRKFYJ2
穂乃果「…………翔べるよ」


ほのか「とべる……………?」


ビュオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

ほのか「わっ!うっ…………きゃっ……!」ビュンッ!



………………………………………


穂乃果(………いつもの、水溜り)


ほのか「うっ……」

ほのか「………あっ……」パチッ


穂乃果(ほのかも無事立ってる…)

ヒュゥゥゥゥゥ……


ほのか「………」


穂乃果「…………」クルッ


穂乃果(どこにでもある普通のセリフかもしれない。…けど、この子にとって、この言葉は、きっと大きな力になる…!)





「翔べるよ!」



「いつだって翔べる!!!」







「……………あの頃のように!!」



ほのか「…………」
468: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:10:17.37 ID:aVRKFYJ2
ほのか「……………」タッ…タッ…



タッタッタッタッ…





《ーーー穂乃果、絵里です


あのあと、三人だけで話し合いました


人気が出たこと。私たちの歌が多くの人に聞かれていること。


…ラブライブの為に、力を貸してほしいと言われていること。

嬉しく思いました。


でも、私たちの答えは…………変わりませんでした


μ'sを続けることは……ありません



私たちは…………やっぱり 》
469: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:11:12.56 ID:aVRKFYJ2
穂乃果「……………」



サアアアアアアア…





ほのか「っ!」タタンッ!!!






『スクールアイドルであること』に、こだわりたい……!











ほのか「たああああああああああああああああーーーーーーーっ!!」
470: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 00:11:33.73 ID:aVRKFYJ2
………………………………………
ほのかの部屋











私たちは、スクールアイドルが好き


ほのか「…………」スー

ほのか「んっ……んん…」パチッ

ほのか「………あ」



学校のために、皆のために……同じ学生が、この九人が集まり

競いあって………そして、手を取り合っていくスクールアイドルが好き

ほのか「……………」

ほのか「………限られた時間の中で、精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き」




「見つかったよ………答え」
482: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 11:57:05.12 ID:xvLD1TBr
………………………………………
神田明神



穂乃果(…今日は朝練ないからあの子達いないんだ)



穂乃果(希ちゃん達は、久しぶりにみんなで集まる、って言って学校に出掛けて行った)


穂乃果(屋上でこれからどうするかを話し合うって)


穂乃果(私も、しばらくしたら屋上に行って聞いてみようと思う)


穂乃果(…ちょっと盗み聞きみたいになっちゃうけど…まあ、いいよね)



穂乃果「……………」


穂乃果(…昨日…あの後、あの子はどんな結論を出したんだろう)


穂乃果(まあ、きっとどんな結論でも間違いじゃないんだろうな)


穂乃果(そして、μ'sのみんなもそれに協力してくれるんだろうな…)


穂乃果(ん?これは…)



【ラブライブ!優勝しました!】



穂乃果(…ほのかの字…)


穂乃果(…見つかったんだね、答え)
483: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 11:58:09.85 ID:xvLD1TBr
………………………………………
屋上


ガチャッ


ほのか「あ…みんな!」


海未「ずいぶん遅いですね」


ほのか「えへへ…ちょっと久しぶりだね」


ことり「そろそろ練習したいなって」


絵里「私たちも、まだスクールアイドルだし!」


にこ「…まっ、私は別にどっちでもよかったんだけど」ヒザバンソーコー


真姫「めんどくさいわよね」チラッ

真姫「ずっと一緒にいると何も言わなくても伝わるようになっちゃって…」


ほのか「ふふっ」


ことり「みんな、きっと答えは同じだよね?」


海未「μ'sはスクールアイドルであればこそ!」


絵里「全員異議なし、ね!」


花陽「…でも、ドーム大会は…」


8人「…………」
484: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 11:59:17.37 ID:xvLD1TBr
ほのか「…それも絶対実現させる!」


9人「え?」



真姫「どういうこと…?」


 
ほのか「ライブをするんだよ!…スクールアイドルが、いかに素敵かを伝えるライブ!」

ほのか「すごいのは、A-RISEやμ'sだけじゃないっ!」ダンッ!

ほのか「スクールアイドルみんななんだ、って!」

ほのか「それを知ってもらうライブをするんだよ!」 ババン!


花陽「でもそれって…」


真姫「…具体的には?」


穂乃果「実はね!すっごいいい考えがあるんだよ!ねぇねぇ、ねぇ!」テマネキヒラヒラ


8人「…?」

 「「…ええぇーーーっ!?」 」
485: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:00:39.00 ID:xvLD1TBr
海未「本気ですか!?」


絵里「今から間に合うの!?」


真姫「そうよ!どれだけ大変だと思ってるの!」


ほのか「時間はないけど……もしできたら面白いと思わない?」


希「いいやん!うちは賛成!」


凛「面白そうにゃ~!」


花陽「じっ、実現したらこれはすごいイベントになりますよ!」


にこ「スクールアイドルにこにーにとって、不足なし!」


ことり「そうだね、世界で一番素敵なライブ!」


海未「確かに、それは今までで一番楽しいライブかもしれません!」


ほのか「みんな………!」



穂乃果「.………………」モノカゲカラ


穂乃果(夢は大きく、とは言うけど…)


穂乃果(さすがほのか、スケールが違うね)


穂乃果(…これは、私もいろいろと手伝えることがありそうだな)
486: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:02:04.21 ID:xvLD1TBr
ほのか「私、ツバサさん達に話してくる!」タタタ…


絵里「あ、ほのか!…いっちゃった」


海未「流石ほのか、行動だけは早いですね」


真姫「いいの?追わなくて…」


海未「えぇ、今のほのかなら一人でもできるでしょう…それより、私達は私達にできることをしましょう」


ことり「じゃあ、私、お母さんにこの事話してくるね!」


花陽「じゃ、じゃあ私は…全国のスクールアイドルにメールを送ってこようかな…?」


海未「そうですね、ではみんなでその文章を考えましょうか」


希「ほな、部室に移動やね」


絵里「よぅし!最後に来た人ジュースおっごりー!」タタタッ


ワイワイガヤガヤ

…バタン


希「………………」
487: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:02:52.29 ID:xvLD1TBr
希「…穂乃果ちゃん、おるんやろ?」


穂乃果「うん、ここに」ススッ


希「やっぱり」フフ

希「…正直、今のほのかちゃんの提案どう思う?」


穂乃果「……………私だったら、思いついても間違いなく諦めてるね」

穂乃果「いや、その前に空を飛ぶ、とか動物と会話する、と同じように叶うはずない夢として片付けるね…」

穂乃果「でも、楽しそう。やってみたいと思う」

穂乃果「そして、ほのかなら…μ'sなら、そんな事でも可能にしてしまいそうな気がする」

穂乃果「そんな可能性を感じる」


希「…奇遇やね、ウチも全く同じように考えてた」


穂乃果「今のほのか達なら、きっと何処までだっていける。どんな夢だって叶えられる」


希「そうやね…」

希「じゃあ、穂乃果ちゃんも協力してくれる、ってことでええんやね?」


穂乃果「もちろん!」

穂乃果「私にできることがあったらなんだって言って」


希「ありがと」

希「じゃ、ウチはそろそろ部室に行くね」


穂乃果「わかった、もし何か手伝えることがあれば連絡して、いつでも出かけられるようにしておくから」
488: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:03:20.58 ID:xvLD1TBr
…………………………………………
UTX

 

ツバサ「…一緒にライブを?」


ほのか「…私たちはやっぱり、ここでおしまいにしようと思います」

ほのか「まだその事を、メンバー以外の人に伝えられてはいないのですが……」

ほのか「………でも、最後にみんなで集まってスクールアイドルの素晴らしさを伝えたいんです!」


ツバサ「なるほど、私たちスクールアイドルが心から楽しいと思えるライブをやれば、たとえ私たちがいなくなっても…必ずドーム大会に繋がっていく、というわけね?」


ほのか「はいっ!」


ツバサ「あなたらしいアイディアね、みんながハッピーになれるというのも悪くない」

ツバサ「私たちも、今はまだスクールアイドル。協力するわ!」


ほのか「ありがとうございます!」


ツバサ「でも、お願いがあるの」


ほのか「?」
489: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:04:17.55 ID:xvLD1TBr
ツバサ「…みんなでひとつの歌を歌いたい」


ほのか「みんなで、ひとつの歌……?」


ツバサ「そう。誰の歌でもない、スクールアイドル皆の歌!」

ツバサ「せっかく皆でライブをするなら、それにふさわしい曲と言うものがあるはず」

ツバサ「そんな曲を、大会優勝者であるあなたたちにつくって欲しい」

ツバサ「どうかしら?それが私たちの参加する、唯一の条件」


ほのか「…………!」

ほのか「やりたいです!」

ほのか「それっ、すごくいいです!私もそうしたいです!」


ツバサ「ふふ、でも時間はないわよ?」


ほのか「大丈夫です!」カチャッ


ゴクゴクッ


穂乃果「っはぁ!御馳走様でした!みんなにも伝えてきます!」タタタッ


ツバサ「……………」

ツバサ(…スクールアイドルみんなでライブ、ね…楽しそうじゃない)

ツバサ(一見無茶なようにも見えるけど、ほのかさんならそれすらも可能にしてしまいような気がする)


ツバサ「…………」カチャッ

ツバサ「」ビクッ

ツバサ「あ、熱い………」
490: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:05:42.27 ID:xvLD1TBr
あんじゅ「うふふ、ツバサのだけ熱くしておいたわ」


英玲奈「お前…」


ツバサ「もう…ほのかさんが一気飲みして平気そうだったから油断して舌火傷しちゃったじゃない…」ペ-


英玲奈「まあまあ、はい、これ水だ」


ツバサ「ありがとう…」ゴクゴク


ツバサ「…ところで、2人とも。今の話は聞いていたわね?」


あんじゅ「もちろん」


英玲奈「楽しそうじゃないか」


ツバサ「…さて、準備ね。いろいろと大変なことになりそうだけど…」


あんじゅ「まあ、高校最後の思い出作り、ってことでいいじゃない」


英玲奈「そうだな、楽しそうだ」


ツバサ「μ'sにとってもラストライブ、私達にとってもスクールアイドルとして最後のライブだ」


ツバサ「やり遂げるわよ。一度決めたなら。」


あんじゅ・英玲奈「…」コクン
491: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:06:32.31 ID:xvLD1TBr
………………………………………
部室
 

花陽「はぅわぁー……!すごいです…!メールを送ったらすでに何件か返信が!」 カチカチ


ほのか「ほんと!?」


花陽「でも、中には話を聞いてからにしたいっていうグループもいて……」 カチカチ


絵里「確かにいきなりでて欲しいと言われても………戸惑うかもしれないわね」


海未「電話できちんと説明した方がいいかもしれません」


にこ「のんびり構えてていいの?時間はもうそんなに残されていないのよ?」


絵里「それは………」


真姫「じゃあどうするの?」
492: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:06:58.33 ID:xvLD1TBr
穂乃果「会いに行こうよ!」


真姫「そう、会いに行くのが一番!……え?……えぇぇ!?」


8人「会いに!?」


希「本気なの!?」


ほのか「うん!行ける範囲は限られるけど…直接会って直接話した方が気持ちもきっと通じるよ!」


ことり「でも、どうやって?」


ほのか「簡単だよ!」


ほのか「真姫ちゃん!!」ガタッ


真姫「え?」


ほのか「電車賃、貸して!」


9人「なるほど!」


真姫「なんでこっち見るのよ~!!」


ほのか「さあ、行こう!…みんなが待ってる!」バッ
493: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:07:49.53 ID:xvLD1TBr
………………………………………


ことり「こんにちはっ、初めまして。μ'sの南ことりです!ちょっとお話しいいですか?」

ウワァァ…カワイイ…ナンデショウカ-?


…………………


 
「ステージに立ってほしかったら勝負よ!」


ほのか「ぅぇえ!?」


「勝ったら出てあげるわ!」


絵里「ふふーん………いいわぁ…面白そうじゃない!」


ほのか「えぇ!?」


真姫「μ'sの本気、見せてあげる!」


穂乃果「えぇぇ~~!?」


…………………


凛「ワターシハスクールアイドルノシシャ、ソナタたちと共にライブがしたいのじゃ………」


海未「なんですか?あれは…」


希「海外で会得した新技よ?」


海未「そんなバカバカしい………」


凛「参加してくれるにゃ~!」ウキウキ



海未「…えぇ!?」
495: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:08:28.02 ID:xvLD1TBr
…………………………………………
部室



ことり「ふぅ…疲れたぁ」


絵里「これで行ける場所はだいたい行き尽くしたわねー…」


真姫「パパに行ったら、車くらい出してくれたのに…」


希「まあまあ、たまにはええやん、こういうのも」


海未「では…残りは電話ですかね…」


希「…じゃあ、それ任せてもらってええ?」


海未「ええ、お願いします。では希と、私と、あとは…」


希「いやいや、私一人で十分よ?」


海未「ですが、大人数でしたほうが効率が…」


希「ウチにいい考えがあるんよ…」ニシシ


海未「…………? わかりました、そちらは希に任せましょう」


花陽「…ねえ、いろんなスクールアイドルに歌詞を募集してみる、ってのはどう?」


海未「いいですね、では…そちらの方は花陽にお任せします。後は…」



希「……………………」ガチャン


希「…………」プルルルル…


希「あ、穂乃果ちゃん?お願いがあるんやけど…」
496: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:09:08.42 ID:xvLD1TBr
………………………………………


希「すみません、μ'sの東條希って言うんですけど…お話いいですか?」


………………


希「μ'sの東條希です、ちょっとお時間頂いても大丈夫?」


………………


希「練習中ごめんなー、μ'sの東條希って…あ、わかる?」

希「え、ネットでもう出回ってるん…?」


サアアアアアアア…
497: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:29:33.90 ID:xvLD1TBr
………………
部室



花陽「メールが来ました!東京だけでなく、全国から何校も!」


絵里「すごいわね!」


キュキュキュ

凛「これでもう20組にゃ!」 ネコマ-ク

ガチャ


あんじゅ「ハロー?」


ほのか「あんじゅさん!」


あんじゅ「うふふ。曲作り、手伝いに来たわよ」


英玲奈「これ、お土産だ」ガサッ
498: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:31:18.86 ID:xvLD1TBr
………………
屋上


サアアアアアアアアアアア…


穂乃果「お疲れ様、希ちゃん」


希「ふぅ…こちらこそありがと、穂乃果ちゃん」

希「これで電車で行ける距離の何倍ものスクールアイドルに直接お願いすることができたよ」


穂乃果「よかった、また何か用があったら呼んでね」


希「うん、じゃあまた」ガチャ


希(いやー、まさかタイムマシンをこんなにも多く使う時が来るなんて)


希(なんか変な感覚やな…)


ポロロロロン…


希(お、真姫ちゃんが作曲しよんかな、ちょっと見にいこっと)


希(ん?誰か音楽室の前に張り付いてる……)
499: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:32:13.62 ID:xvLD1TBr
……………
………
……

カラカラッ

あんじゅ「あら!可愛い衣装♪」


ことり「ありがとー、ほのかちゃんにいわれて急いで作ったんだぁ」


あんじゅ「うふ、お互い強引な相棒を持つもの同士、大変ね…」

あんじゅ「衣装がたくさん必要でしょ?手伝うわ」


……………
………
……
音楽室


ツバサ「…いい曲ね」


真姫「何かアイデアがあったら言って。取り入れてみるわ」


ツバサ「…そうねぇ、じゃあ」 カミサララ

ツバサ「こういうのはどう?」ポロロロン…


真姫「っ!///」チョロロロ-ン 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
500: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:32:42.11 ID:xvLD1TBr
……………




にこ「ーーーー!!!」ベタ-


希「?…なにしてるん?」


にこ「ひーーーーーっ!!ぬあっ…何でもないわよぉ!」


希「あ、真姫ちゃんか」フフ


にこ「ふんっ、なんでもないってば…」

にこ「それより、この前聞いた真姫の曲を歌うんじゃないの?」

にこ「仲良さそうにまた新しい曲作ってるし…」


希「うちも言ったんやけど、あの曲はμ's9人で歌いたい曲だからって」


にこ「…………なによそれ」


………………
…………
……


生徒会室


英玲奈「全国から集まった言葉だ」


海未「こんなにあるのですか…?」

海未「ここから選ぶ……」


英玲奈「みんなの思いがこもってる…………やるぞ!」
501: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 12:36:31.81 ID:xvLD1TBr
………………………………………
校門


穂乃果(準備、順調に進んでるみたいだね)


穂乃果(この調子だったら、もしかしたら予想以上の規模でライブが出来ることになるんじゃ…)


穂乃果(…あれ?あの人達は…)


穂乃果(ほのかのお母さんに海未ちゃんのお母さん…?)


穂乃果(何か集まりでもあるのかな………あ、そういえば)


ことり『じゃあ、私、お母さんにこの事話してくるね!』


穂乃果(理事長が呼んだのかな…?)


穂乃果(…ついて行ってみようっと)コソコソ
508: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:44:31.48 ID:xvLD1TBr
………………………………………
会議室前


穂乃果(集まってるのは…1、2、3、4…6人…絵里ちゃんと希ちゃん意外のみんなのお母さんってこと?)


理事長「みなさん、突然呼び出してしまって申し訳ございません。実は…」


穂乃果(…なるほど、みんなのお母さんに協力を求めるんだね)

穂乃果(確かにこうすれば色んな方面に協力してもらえるかも…)


理事長「…と言う訳で…みなさんの力をお借りしたいのです」


6人「………………」


ほの母「何言ってるんですか、これは私達の子供の問題です。むしろ喜んでご協力させてください」


海未母「その通りです」


ぱな母・りん母「」コクコク


真姫母「ところで…そのライブ、ってのはどこでやる予定なんです?」


理事長「…実は…あの子達が希望してきた場所が…」
509: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:45:54.29 ID:xvLD1TBr
にこ母「えぇ!?」

海未母「そんなところ…現実的には…」


ほの母「でも…もしできたらすごく楽しそうね」


ぱな母「あんな大きな道路を借りることができれば、自然と注目は集まりますしね!」


りん母「でも…やっぱり許可が降りないんじゃ…」


にこ「………………」


6人「………………」


にこ母「…あのー…」

にこ母「もしかしたら何とかなるかもしれません」


理事長「それはどういう…?」


にこ母「実は、そちらの方面に知り合いの重役の方がいるんです」

にこ母「もしかしたら…」
510: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:46:25.57 ID:xvLD1TBr
海未母「私も…付近のビルに園田道場の元門下生がいまして…もしかすると…」


真姫母「もしどうしても許可が降りない建物があれば、2つや3つうちで買い取りましょう」


ぱな母「…イベントするんだったら、風船とかいりますよね!」チラ


りん母「…あ!同級生のあの子がたしか…!」


ぱな母「安くイベント道具を売ってくれるかも…!」


理事長「…ではみなさん、力を合わせてあの子達のライブを成功させてあげましょう!」


ほの母「ええ!あの子達が誰かのために夢を叶えようとしてるんです」


海未母「私達も力を貸してあげましょう!」


7人「「おー!」」


ウフフフフ…


穂乃果(すごい…お母さん達まで)


穂乃果(これってママライブ…?)


穂乃果(…まあいいや、私も何かすることないか探してみよっと…)
511: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:47:23.29 ID:xvLD1TBr
………………………………………


海未母「…ということです。音ノ木坂学院を廃校から救った娘たちの、お願いなんです。どうか、力を貸して頂けませんでしょうか」


「…わかりました。ウチのビルに飾り付けをしてくださっても構いません。他の者にも話を聞いてみましょう」


海未母「ありがとうございます。なんと御礼を申し上げればいいのか…」


「いえいえ、頭を上げてください、園田さん。貴女には普段からお世話になっているのですから今回くらいは我々にお手伝いをさせてください。」
512: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:47:46.18 ID:xvLD1TBr
………………………………………



真姫ママ「…ってことなんだけど」


真姫パパ「よし、今すぐにでも直接会って話をしてこよう」

………………
…………
……


真姫パパ「なるほど、一日貸切はできない、と…」


「はい…申し訳ございません…」


真姫パパ「で、いくらだ?」


「え?」


真姫パパ「いくら必要なんだ?」


「………………」


「…では…こちらの額で」


真姫パパ「わかった、明日までに振り込んでおこう」
513: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:48:39.16 ID:xvLD1TBr
………………………………………


ぱな母「…ってことなんだけど…」


りん母「あの道路一帯を飾り付けできるくらいのアイテム、安く売ってくれないかな…?」


「……それだけの量となると…」

「………………」

「…わかったよ、お前らには色々相談とか乗ってもらってたしな」

カキカキ

「…この額でどうだ」スッ


ぱな母「………………!」


りん母「これだけでいいの…?」


「…あぁ、今回だけ特別な」

「うちの宣伝にも繋がるしな!」ハハハ


ぱな母「ありがとう…助かるわ!」



「……娘さん達に、絶対成功させてくれ、って伝えといてくれ」
514: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:49:03.41 ID:xvLD1TBr
………………………………………


ほの母「うちはどうしようかしら…」


ほの父「…………」


ほの母「なるほど…たしかに遠くから来てくれるんだったら泊まる場所が必要よね…」


ほの父「…………」


ほの母「そういえば、いつも来てくれるおばあちゃん、この辺りのホテルを経営している会社の会長の奥さんだったけ?」


ほの父「…………」コクン


ほの母「よね!安く借りられないか明日話してみましょう!」


ほの父「…………」


ほの母「そうと決まったら、おばあちゃんの大好きなお饅頭、たくさん作っておきましょう!」


ほの父「…………」コクン
515: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:49:29.84 ID:xvLD1TBr
………………………………………




にこ「…ですから!上の人を呼んでください!」ガタッ



ザワザワザワザワザワザワザワ…



役員1「だからお客様、そういったことは事前に…」


役員2「なんの騒ぎだ…?…ってお前」


役員1「はい?」


役員2「…申し訳ございません、矢澤さん、どうぞこちらへ」


役員1「…へ?」


にこ母「…ごめんなさいね、忙しいところ」


役員2「いえいえ!そんなめっそうもない!先にお部屋でお待ちください。すぐに呼んできますので…」ガチャ


にこ母「わかったわ、お願いね」


役員1「え…?えぇ…?」


役員2「…おい、お前…あの方が例の……」


役員2「…矢澤さんだよ」
516: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:49:53.33 ID:xvLD1TBr
………………………………………


にこ「…と言うことなの。あの人がずっと応援していたあの子の夢が、ようやく叶いそうなの。」



「…そうですか。…あの方がいつも仰られていた夢が…」


にこ母「そうなの…」


「…あの方と貴女には随分とお世話になりました。今でも心より感謝しています。私がこの立場でいられるのも、あなた方のご協力があってのものです」


「…ですが、それほど大きな事をしようとなると、そう簡単には……」


にこ母「…もしこれが成功すれば日本中のスクールアイドルが動くことになる。…今注目を浴びているスクールアイドルが大人数集まれば、宣伝効果はすごいだろうし、次の選挙でも…」



「…………………」


「………わかりました。やってみましょう。上から許可が降りるかはまだわかりませんが…」


「矢澤さんにお世話になった他の者にもあたってみます」


にこ母「ありがとう。助かるわ」


「いえ、矢澤さんが私を頼ってくださるのです、できる限りの事はやらせてください。」


にこ母「お願いね。頼りにしてるわ…」
517: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:50:51.90 ID:xvLD1TBr
………………………………………
UTX前



穂乃果(あれから数日…)


ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ


穂乃果(μ'sの呼びかけで、こんなにもたくさんのスクールアイドルが集まった)


穂乃果(…まあ、私もかなり色んなところ回ったんだけど…)


穂乃果(学校が近いところは、直接音ノ木坂に来てもらって歌やダンスの練習をしてもらったけど、遠いところは希ちゃんと一緒に教えに行ったりした)


穂乃果(μ'sのみんなにバレないようにするのは難しかったけど…)


穂乃果(でも、目立たないポディションの子にも、しっかりと踊ってもらいたいし、何より、こんなところで妥協したくない、って相談したら、希ちゃんが協力してくれた)


穂乃果(…テレビ局に、明日秋葉原でスクールアイドルのイベントがあることは連絡した)


穂乃果(きっと、このイベントでたくさんの人の目に入ることになるんだろうな…μ's、いやスクールアイドルは)


ほのか  「えー、皆さん、こんにちは!今日は集まっていただき、本当にありがとうございます!」

ほのか「このライブは大会と違って、みんなで作り上げていく手作りのライブです!」

ほのか「自分たちの手でステージを作り、自分たちの足でたくさんの人に呼びかけ、自分たちの力で、このライブを成功に導いていきましょう!」


穂乃果(無事、準備も始まったみたいだね)


穂乃果(私も、バレないようにして飾り付けとか手伝おっと!)


穂乃果(スクールアイドル以外の人も、準備には参加していいみたいだし…)


雪穂「でも、私達まだスクールアイドルじゃないのに、参加しちゃっていーのー!?」


「「「「だいじょーぶ!!!」」」」
518: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:51:20.10 ID:xvLD1TBr
シューーーー

花陽「ふぅーーーっ!ふぅーーーーーっ!ふぅーーーーーーっ!!」


真姫「これあるわよ?」スッ


花陽「!ぴえぇっ!?」プシューッ!




ほのか「明日、ライブやりまーす!今度は全員参加のライブです!みんなで歌いましょう!」


ことり「おねがいしまーす!」


にこ「いらっしゃいませー!」


凛「スクールアイドルが考えた、美味しいメニューありますよー!」


「あのー………」


「ここに書いてある……」


にこりん「?」


【はなよの白米スムージー】


「白米スムージーってなんですか?」


にこりん「それは………」
519: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:52:13.26 ID:xvLD1TBr
 
真姫「お願いしまーす!」


花陽「みんな参加してくださーい!」


ミカ「ありがとうございまーす!」


フミコ「ライブも是非参加してね!」


ココデイーイ!?


「もーすこし右ー!」


キャッキャッ…ワイワイ…



「ヤッホーみんなー!はっちゃけてるかぁああい!?」


「明日なんとっ!!全国のスクールアイドルが集まってスペシャルライブを披露してくれるんだって!」

「楽しみだねぇ!楽しみだねぇっ!!」
520: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:52:40.20 ID:xvLD1TBr
 
………………………………………



ほの母「穂乃果ー!頑張ってー!」


「がんばれー!」


ほのか「ありがとー!皆もライブに参加してねー!」


花陽「ライブやります!」


絵里「皆さん参加してくださーい!」



海未「たああああああーーーっ!!!」バシャッ!

海未「…出来ました」

[るどいあ]
【弗 愛 】



オオオオ-!!!


にこ「これ………ほんとにかけるつもり!?」
521: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:53:07.35 ID:xvLD1TBr
……………………
………………
…………




「「「せーーーーのっ!!」」」



ガササァァァァァ…


オオオオーー!!!
パチパチパチパチ…


ほのか「できた……!」


絵里「ところどころ、ちょっと曲がっていたりするけど…」


ツバサ「これも味でしょ?」


絵里「うん」


希「自分たちで作ったステージに皆で!」


凛「わくわくするにゃー!」


花陽「なんか、踊りたくなっちゃうね」


真姫「何いってんの、本番は明日よ?」

 
ことり「えへっ、でも練習しちゃおっか?」
522: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:53:38.77 ID:xvLD1TBr
海未「今からですか!?」


にこ「もう夕方よ?A-RISEだって、急に…」


英玲奈「別に構わないが?」


にこ「!」


ほのか「いいねー!」

ほのか「よぉし!じゃあ最後にみんなで、練習だーっ!」

オー! ヨーシ,ヤルゾー!
アライズ,ミューズニツイテイクゾー!
ガンバルゾー! ワタシダッテ!


穂乃果(明日が、本番かぁ…)モノカゲカラ


穂乃果(ついに…これが最後のライブなんだよね)


穂乃果(最高に、楽しいライブ…)


穂乃果「………………」


穂乃果(私がこの子達のためにできることは、精一杯やってきたつもり)


穂乃果(もう、思い残すことも、ない…)

 
ザワザワ

ほのか「…………」
523: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:55:35.51 ID:xvLD1TBr
絵里「…ほのか」

ほのか「………ねぇ、皆みんな。私たち……みんなに伝えないといけないことがあるの」



穂乃果(いま、伝えるんだね…)


穂乃果(…ファイトだよ、ほのか)


ほのか「………」





絵里『…私たちは、やっぱり………』


『スクールアイドルであることに………こだわりたい!』



ほのか「あのっ!……」




「私たち………私たち、μ'sは…このライブをもって活動を終了することにしました」
524: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:56:06.22 ID:xvLD1TBr
「私たちは………スクールアイドルが好き」

「学校のために歌い、皆のために歌い……」

「お互いが競いあい、そして手を取り合っていく…」

「そんな、限られた時間の中で精一杯輝こうとする、スクールアイドルが大好き!」

「μ'sは、その気持ちを大切にしたい…」


「……みんなと話して、そう決めました」



雪穂「お姉ちゃん………」


「でも、ラブライブは大きく広がっていきます!」

「皆の………スクールアイドルの素晴らしさを……」

「これからも続いていく輝きを、多くの人に届けたい!」

「私たちの力を合わせれば、きっとこれからもラブライブは大きく広がっていく!」



亜里沙「うっ……っ!」ポロポロ

雪穂「っ……うっ…」ジワ


ソンナ……ミュ-ズガ……
525: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:56:49.64 ID:xvLD1TBr
ほのか「っ……」ジワッ


穂乃果(…がんばれ、ほのか)


ことうみ「………」ポンッ

ほのか「…っだから!明日は終わりの歌は歌いません!」





「…私たちと一緒に…スクールアイドルと、スクールアイドルを応援してくれるみんなのために歌いましょう!」







「想いを共にした……みんなと一緒に!!」
527: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:01:16.72 ID:xvLD1TBr
………………………………………
次の日




希「んー…」

希「…朝か」

希(あれ、布団に穂乃果ちゃんがいない…)

希「穂乃果ちゃん…?」ガバッ


希「どこ…?」





穂乃果「んー?希ちゃんおはよー」ゴシゴシ


希「あ、顔洗いよったんか…」

希(焦った…もうおらんくなったんかと思った…)


穂乃果「いい天気だね!」


希「そうやね」フフ


穂乃果「snow harationの時もだけど、μ'sは天気に恵まれてるよね」


希「そうやねー」

希「SUNNY DAY SONG…」


穂乃果「歌詞、みんなで決めたんだよね?」


希「そうそう、あの時のね…」
528: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:01:47.63 ID:xvLD1TBr
~~~~~~~~~~~~~~
数日前


海未「歌詞を、全国のみんなから募集することになりました」


絵里「歌詞?」


凛「みんなで一つの曲を作るんだね!」


ことり「おもしろそう!」


ほのか「私達も応募していいの?」


海未「もちろんです」

海未「ですが、匿名になるので誰が出した、ということまではわかりませんが…」
529: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:02:23.52 ID:xvLD1TBr
………………………………………



絵里「歌詞、ね…」


絵里(いざ考えてみると、以外と難しいものね)


絵里(…そうね、わたしにとってスクールアイドルっていうのは…)


絵里(…はじめは、目の敵にしていた。こんなものが成功するわけない、と)


絵里(でも、それはわたしの本当の気持ちじゃなかった。わたしが、本当にやりたいことだった)


絵里(いままでずっと意地をはってきたわたしを、受け止めてくれた、大切な存在)


絵里「わたし、スクールアイドルになってよかった」
530: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:02:52.44 ID:xvLD1TBr
…………………………………………






海未「歌詞、ですか」


海未(せっかくなので、私も一つくらい応募してみましょう)


海未(といっても、集計するのは私なので大して意味はありませんが…せっかくですしね)


海未(うーん、そうですね、今回はスクールアイドルみんなの曲…)


海未(私がスクールアイドルに対する想いとは…)


海未(初めは、ほのかに誘われて…本当は嫌でしたけど、今は…やってよかったと思えてる)


海未(頭の硬かったわたしが、ここまで変われたのも、スクールアイドルになれたからこそ)


海未「最初は、すこしためらっても…」


海未「…私、スクールアイドルになってよかったです」
531: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:06:26.34 ID:xvLD1TBr
……………………………………

ことり「歌詞かぁ…」


ことり(歌詞って…昔も考えたことあるけど…)

ことり(あの時はたしか、思ったことをそのまま歌詞にしたんだったよね)

ことり(わたしが、今思うこと…)


ことり(…わたしは、μ'sに入ってから、自分の殻を破れたような気がする)


ことり(バイトを始めたのだってそうだし、衣装を他の人に着てもらったのも、μ'sに入ってからだし…)


ことり(わたしにとって、μ'sは…)


ことり(…はじまりの合図)


ことり「わたし、スクールアイドルになってよかった♪」
532: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:10:35.74 ID:xvLD1TBr
……………………………………

凛「凛は歌詞作りとかしたことないけど…」


凛(かよちんが昔、『歌詞を考えるときはまず自分のことを考えればいいんだって!』って言ってた気がする)


凛(凛は…私は…μ'sにはいって…)


凛(自分に自信が持てるようになった)


凛(これまで、ほとんど履いたことがなかったスカートも、着こなせるようになって…)


凛(すごく、大胆に…一歩を踏み出せた気がする)


凛「凛、スクールアイドルになってよかった」
533: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:14:04.55 ID:xvLD1TBr
………………………………………

真姫「歌詞、ね…」


真姫(いつもは作曲しかしてないけど…いざかこうって思うと案外難しいものね)


真姫(…海未には失礼だけど、もっと簡単だと思ってたわ…)


真姫(……………ふふ、こんなことにこちゃんに言ったら怒られちゃうかしら)


真姫(怒られる、か…私が、友達から…)


真姫(私に友達ができたのは、μ'sに入ったから…)


真姫(もし入ってなかったら、誰にもこの曲を聴いてもらうことなく、にこちゃんとも一度も話さないまま高校生活が終わっていたのかもしれないのよね…)

真姫(…でも、私は今、)

真姫「…幸せ」


真姫「私、スクールアイドルになってよかった」
534: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:18:42.58 ID:xvLD1TBr
………………………………………

にこ「歌詞、かぁ…」


にこ(ちょっとマジメな歌詞なんて…私らしくないけど…)


にこ(今日くらい、いいわよね)


にこ(歌詞ってことは、みんなに伝えたいこと、でもあるのよね…)


にこ(でも…伝えたいことなんて…もうわかってるし…)


にこ(…だったら、私が、μ'sに入った理由とか…?)


にこ(…理由、ねぇ…)


にこ(……諦めかけてた夢に、手が届きそう、と思ったからかしら)


にこ(…希望?…なんか普通ね…)

にこ(なんというか…不可能を可能にするような…)


にこ「…なんでもできそうな」


にこ(そうね、これでいきましょう。これなら被ることもないだろうし)

にこ(…それに、μ'sは本当になんでもできた。私の夢も叶えられたし、それ以上のことも…)


にこ「私、やっぱりスクールアイドルになってよかった」
535: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:19:35.78 ID:xvLD1TBr
………………………………………



花陽「歌詞、かぁ…」


花陽(わたしにとって、アイドルは…ずっと憧れだった存在)


花陽(だけど、失敗するのが怖くて、いままで一度もなろう、って努力したことがなかった)


花陽(けど、そんなわたしが、今こうしてステージに立つことができてるのは、μ'sに入れたおかげ)


花陽(それは…もちろん、凛ちゃんや真姫ちゃんの手助けがあったから、だけど…)

花陽(自分から、手を出すことができたから)


花陽「…自分から、手を伸ばしたんだ」


花陽「わたし、スクールアイドルになってよかった」
536: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:24:36.15 ID:xvLD1TBr
………………………………………


希「ウチも、せっかくやし応募してみようかな」


希(うーん…歌詞ねぇ…)


希(ウチは、この繰り返しを何回も見ている中で、何度も、挫けそうになったことがある)


希(それでも、なんとか頑張ってここまできた)


希(それは、みんながいてくれたから…って、ちょっと照れくさいな)


希(そうやね…μ'sは、スクールアイドルは、きっとすごく大きな力を持っている)


希「どんなことも、乗り越えられる」


希「ウチ、やっぱり…スクールアイドルになってよかった」
537: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:28:04.17 ID:xvLD1TBr
………………………………………



ほのか「うーん、歌詞かぁ」


ほのか(歌詞って、どういう言葉をいれればいいんだろう?)


ほのか(印象に残ってる言葉?)


ほのか(大切な思い出?)


ほのか(…なんか違う気がするな…)


ほのか(なにかいい言葉は…)




『翔べるよ!!』



『いつだって翔べる!!!』







『……………あの頃のように!!』


ほのか「…これだ」


ほのか「高く、とびあがれ!」


ほのか「この言葉ってたしか……あれ?そういえばわたしあの人の名前聞いてなかったな」


ほのか「…次会った時に聞こっと!」
538: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 23:29:01.47 ID:xvLD1TBr
希「穂乃果ちゃんも、なんか応募したん?」


穂乃果「したよ!」


希「お、なんてなんて?」


穂乃果「んー、それは内緒!」


希「えー!気になるー!」


穂乃果「また今度ねー」

穂乃果「さっ!準備しよ準備!今日は遅れたらまずいし!」


希「もー上手く誤魔化して…」


希(また今度、があるんかな…)
539: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:14:25.61 ID:yRwqxvFu
 


………………………………………




絵里「おはよう、張り切っていきましょ」


希「誰も遅刻しなかったみたいやね」


真姫「まだ一人わからないわよ?」


絵里「いいえ。きっと誰よりも早く待ってるんじゃないかしら?」


にこ「んんん~……」トンットンットンッ


ほのか「あ!にこちゃんいた!」


にこ「んんんんん………遅い!!」


花陽「にこちゃん…ずっと一人で……」


凛「張り切りすぎにゃ~」


にこ「いいじゃない!ライブ当日なんだから!ふんっ!」


絵里「さ、これでμ'sは全員揃ったわね?」


 
真姫「昨日………言えてよかったわね。私たちのこと」
540: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:15:13.00 ID:yRwqxvFu
花陽「…うん」


ことり「そうだね」


海未「私もそう思います…」


希「…もー、穂乃果ちゃんが急に話すから~」

ほのか「ごめんなさい」クスッ


絵里「でもこれで、もう迷うことも躊躇うこともない。でしょ?」

絵里「私たちは最後までスクールアイドル。….未来のラブライブのために全力を尽くしましょ」


ほのか「絵里ちゃん…うん!」


9人「……………」



絵里「……よぅし!UTXまで競争!」




絵里「負けた人ジュースおごり~!」シュタタッ!



8人「ええぇ!?」


凛「先にずるいにゃー!」タッタッ


希「まけへんよ~!」タッタッ

タッタッタッタッ…
541: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:16:28.21 ID:yRwqxvFu
ほのか(よし、わたしも…)


「…ほのか」ザッ


ほのか「え…?……あ!あの時の!」


ほのか「でもどうしてここに…?」


「まあ、聞きたいこともあると思うけど、まず目を閉じて…」


ほのか「え、…はい」トジ-


「………」ポチ


ビュオオオオオオオオオオオッ!!!


ほのか(うっ………)






ほのか(うーん…すごい風だったな…)


「…もう、目を開けていいよ」


ほのか「わかりまし……え…?」

ほのか「…ここって…たしか前にも来た……」


「…そう。…そしてあなたの思い出の地でもある」


ほのか「思い出の…?」


ほのか「…………!」
542: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:17:15.52 ID:yRwqxvFu
ほのか「子供の頃の…?」


「…そう。それに近いもの」


ほのか「それに近いもの、って…ここはどこなんですか?」


「夢、かな…」


ほのか「夢…?」


「うん、まあそんな感じ」

「1つ、質問していいかな?」


ほのか「…あ!はい!なんでも!」


「μ'sを作って…スクールアイドルになって、後悔してる?」

ほのか「してません」


「…即答だね」フフ


ほのか「わたし、こんなに楽しいって思えること、初めてなんです。μ'sじゃないわたしなんて考えられない。…それくらいに」


「…さすがだね」
543: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:19:08.01 ID:yRwqxvFu
ほのか「…そういえば、お姉さんの名前って、まだ聞いてませんでしたよね?」


「…私はね…」

「穂乃果。」


穂乃果「高坂穂乃果って言うんだ」


ほのか「………?」

ほのか「高坂…穂乃果…って…」


ほのか「私と同じ名前…?」


穂乃果「私は、あなたみたいに上手くいかなかったんだ。ずっと後悔ばかりしてた。」


穂乃果「だから、そんな人生をやり直すために、この時間に戻ってきて、あなた達をずっと見守っていた」

穂乃果「…あなたは、上手くいったみたいだね」

穂乃果「見ていて…すごく元気がもらえたよ」



ほのか「……………」
544: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:21:51.52 ID:yRwqxvFu
ほのか「よく、わからないんですけど…お姉さんは、穂乃果さんは、後悔、してるんですか?」


ほのか「自分が、スクールアイドルになったこと…」


穂乃果「……………」

穂乃果「…どうだろう、わかんないよ、難しくて」


ほのか「…わたしは…」
サアアアアアア……


ほのか「……っ」

ほのか(風が……!)



穂乃果「…そろそろ時間だね」


ほのか「え……時間…?」


穂乃果「あなたは、この夢からさめたら今の会話は全部忘れてしまう」

穂乃果(そういう風に、私が設定した)


ほのか「そんな…!せっかく名前も聞けたのに…!」

ほのか「また、どこかで会えますよね!?」


穂乃果「…さぁ、どうだろう…」

サアアアアアアアアアアアアア…
545: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:22:46.77 ID:yRwqxvFu
ほのか「あのっ!!」



ほのか「わたしっ!!!」



穂乃果「……………」




ほのか「スクールアイドルやってっ!!!」




ほのか「よかったです!!!!」






穂乃果「……………安心した」フフッ



穂乃果「ファイトだよ!!!ほのか!!!!」



サアアアアアアアアアアアア…
552: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:50:04.99 ID:yRwqxvFu
………………………………………


ほのか(あれ?わたし…何を…)


ヒラ………


ほのか(…花…?)スッ


ほのか(これ…どこかで…)



『…跳べるよ』





『…いつだって跳べる!』






『…あの頃のように!!』




ほのか「………………っ!!」タタッ
553: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:50:48.53 ID:yRwqxvFu
 
絵里「ほのか!!」



ほのか「あっ」トンッ …




トットッ…



ほのか「…………あぁ…!」






ほのか「これは………!」




ツバサ「見ての通りよ!」




あんじゅ「あなた達の声を聞いて!」




英玲奈「これだけの人数が集まった!」




にこ「こんなに………!」
554: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:51:22.58 ID:yRwqxvFu
ツバサ「さぁ!時は来たわ!」




あんじゅ「大会と違って今はライバル同士でもない!」




英玲奈「我々はひとつ!」








スクールアイドル達「「「私たちは、スクールアイドル!!」」」




ほのか「…………」ウルッ

ほのか「うんっ!」タンッ!


ほのか「皆!今日は集まってくれてありがとう!いよいよ本番です!」



ほのか「今の私たちなら、きっとどこまでだって行ける!」


ほのか「どんな夢だって叶えられる!!」




ほのか「伝えよう………スクールアイドルの……素晴らしさを!」
555: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:52:26.06 ID:yRwqxvFu
絵里・海未・花陽「楽しいねこんな夢、えがおで喜び歌おうよ、それが……」





「始まりの合図!」







凛・真姫・希「一歩ずつ君から、一歩ずつ」





凛・真姫・希「僕からどこかへ、行きたい、心のステップ!」









ほのか・ことり・にこ「 受けとめてあげるここで…」



「最初は少しためらっても…」




「受けとめる、場所があるって」





ほのか・ことり・にこ「もっともっと知ってほしくなるよ……なるよ!」
557: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:53:33.17 ID:yRwqxvFu
「SUNNY DAY SONG」

「SUNNY DAY SONG」



「高く跳びあがれ!」



「どんなことも乗り越えられる…気がするよ!」



「SUNNY DAY SONG!」


「SUNNY DAY SONG!」 



「くちずさむ時は…」



「明日への期待がふくらんでいいきもち…」



「SUNNY DAY Wow! Sun power!」



「SUNNY DAY Wow! Song power!」
558: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:54:03.54 ID:yRwqxvFu
凛・真姫・希「元気でるこんな夢、あれこれみんなで語ろうよ」



凛・真姫・希「それは…つながりのサイン!」




ほのか・ことり・にこ「二歩目はしっかりと」



「三歩目は大胆に!」



ほのか・ことり・にこ「おそれず行けそうな予感でダンス」







「 自分から手を伸ばしたら…」




絵里・海未・花陽「もっともっと面白くなるよ……なるよ!」
559: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:54:45.95 ID:yRwqxvFu
「SUNNY DAY LIFE」


「SUNNY DAY LIFE」



「輝きになろう!」




「なんて言える今の気分を分け合えば」




「SUNNY DAY LIFE!」


「SUNNY DAY LIFE!」



「君も踊り出す」




「幸せの」





「予感に包まれ…」





「なんでも…できそうさ」
560: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:55:23.43 ID:yRwqxvFu
~~~~~~~間奏~~~~~~~





穂乃果(…私が応募した歌詞)



穂乃果(それを考えるのに、これまでのμ'sの曲をいくつか見てみた)



これからのsomeday『いつか、叶うよ、願いが!』



KiRa-KiRa Sensation!『奇跡それは、今さここなんだ!』



僕らは今の中で『…輝きを待ってた…』





穂乃果(…μ'sは、今、すべてのスクールアイドルの中心に立っている)



穂乃果(誰一人いなかった講堂から、ここまで)



穂乃果(μ'sはこれで解散してしまうけど、これからも、μ'sはスクールアイドルの象徴となるような存在になってほしい)



穂乃果(…そう、スクールアイドルの…)



穂乃果「…輝きに」
561: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 23:57:31.04 ID:yRwqxvFu
ほのか「SUNNY DAY LIFE…SUNNYDAY LIFE」



「輝きになろう」



海未・真姫「なんて言える今の気分を分け合えば」




ほのかSUNNY DAY LIFE…SUNNY DAY LIFE」 



「君も踊り出す…………!」















「SUNNY DAY SONG!SUNNY DAY SONG!」 



「高く跳びあがれ!」


「どんなことも、乗り越えられる…気がするよ!」


「SUNNY DAY SONG!SUNNY DAY SONG」 







「口ずさむ時は…明日への期待がふくらんで…いい気持ち」
562: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:04:17.56 ID:si9gEO/o
「「「SUNNY DAY Wow! 」」」
「「「Sun power!」」」




「「「SUNNY DAY Wow! 」」」
「「「Song power!」」」



「歌うよ!」



……………………
………………
………



サンニ-デ-ソ-!
サンパワ-!
サンニ-デ-ソ-!
ソンパワ-!
コンナ-ユメ-!




「「「SUNNY DAY Wow! 」」」


「「「Song power!」」」









穂乃果(……希ちゃん、高坂さん、私…)









穂乃果「やり遂げたよ、最後まで…」
サアアアアアアアアアアアアア……
563: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:05:48.88 ID:si9gEO/o
…………………………………………



希(あのライブから、数日…)


希(ウチらはアキバドームのラブライブに、ゲストとして呼ばれた)


希(…スクールアイドルでいられる、最後の日に)


ほのか「? 希ちゃん、どうかしたの?」


希「ううん、なんでもないよ」ニコ


ほのか「……………」

 
ほのか「よーーーーしっ!」

ほのか「行くよーーーっ!」


ほのか「1!」

ことり「2!」

海未「3!」

真姫「4!」

凛「5!」

花陽「6!」

にこ「7!」

希「8!」

絵里「9!」

…ガシッ
564: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:07:02.29 ID:si9gEO/o
希(……10!…なんて、言ってくれるメンバーは、おらんのんよね…)


希(穂乃果ちゃん、ウチら、最後までやり遂げるよ、見てる?)


希(もう、頭のモヤモヤも消えた…絶対に、もう巻き戻ったりしない)


希(…これが、最後のライブ)



希(……μ'sのラストライブ、全力でやりとげるから)



希・ほのか(…みててね)


希「…?」チラ

ほのか「」ニコッ







ほのか「ミューーーーーーズ!!!!」





9人「ミュージックーーーー………」










みんな「スタートーーーーー!!!」
565: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:08:02.52 ID:si9gEO/o
おしまい?
568: 名無しで叶える物語(地震なし)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:18:22.85 ID:yfbj9923
やり遂げたよ…最後まで!!
569: 名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 00:20:12.48 ID:0Wga/7z4
最初から最後まで楽しませてもらった。話もよくできてるし文章も読みやすかったわ。あれ、目から汗が…
お疲れ様
583: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 13:43:36.83 ID:7Dyr85P3
普通に公式にスピンオフでOVAとかでやって欲しいな
585: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:36:01.77 ID:si9gEO/o
……………………………………







穂乃果「あれから5年も経ったんだね…」


穂乃果(やっと、完成した)


穂乃果(完全な…タイムマシン)


穂乃果(研究所のみんなには、向こうであったことを大体話した)


穂乃果(そしたら、みんな迷わず完全なタイムマシンの研究に参加してくれた)


穂乃果(ここで研究した技術は、使った私が言うのもなんだけど…危ない面も多くあったから、まだほとんど隠してある)


穂乃果(…けど、少しづつ、安全に、この技術を使えるように、応用して世の中の役に立つような物の研究も進んでる)



穂乃果(そして、私がいなくなった後のこの世界のことだけど…もともとこっちには知り合いも多くなかったし、ちょっと…合法なのかどうかはわからないけど、私の戸籍をなくしてもらうことは可能だって)


穂乃果(…研究所にすごい人がいて助かったよ)


穂乃果(まあ、いずれ時間を移動する技術が世に出ていけば、それに合わせた法律もでるだろうし、それまでの誤魔化しってことで)


穂乃果(それから…こっちの世界の希ちゃん)
586: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:36:37.59 ID:si9gEO/o
穂乃果(あれから5年、ずっと病院で寝たきりになってる)


穂乃果(お医者さんも詳しい原因はわからないって…)


穂乃果(でも、その寝顔は、わたしがこれまで見てきた、どの希ちゃんの寝顔よりも、安らかで、安心しているような表情だった)


穂乃果(…もしかしたら、こっちの希ちゃんはもう目覚めることはないのかもしれないけど、それでも…後悔は、ないと思う)


穂乃果(…そう、思ってる)





穂乃果「そろそろ、行こうかな」


穂乃果(研究所のみんなには、もうお別れのあいさつはしてきたし、後のことも任せた…私の無茶なお願い、聞いてくれてありがとう)


穂乃果(さて、いるものは持ったし…)


穂乃果(昔の私へ届ける、ヒントの手紙も書いてきた)


穂乃果(よし、いこう)


穂乃果(…最後に旅立つ場所に、私が選んだのは、あの…初めてほのかに歌を聞いてもらったところ)


穂乃果(もしかしたら、ここでいつも胸がドキドキしてたのは、私が最後に立った場所がここだったからなのかな)


穂乃果(もしそうだったら、なんだか不思議な気分だよね)フフフ


穂乃果「……………………」


穂乃果(……)スッ



ポチ


……シュン
587: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:37:14.04 ID:si9gEO/o
…………………………………………

シュン…



穂乃果(とりあえずここはまだ同じ世界線だよね)


穂乃果(私の部屋に移動して、手紙を…)


穂乃果(…………この手紙がなかったら、あの世界線はどうなっていたんだろう…?)


穂乃果(同じように成功していたのかな、それとも…)


穂乃果(ううん、考えないようにしよう…せっかく頑張ったんだから)


穂乃果(私は、これから希ちゃんと一緒にラブライブを作っていくんだから)


穂乃果(余計なこと考えたら、頭が余計なこと考えちゃう)


穂乃果(…頑張ってね、昔の私)



……………………
……………
………


「あれ?なんだろ、この手紙…」


「………………」


「これって…もしかして…」


「…これを利用したら…!」


……………
………
……



穂乃果(後は…希ちゃんが大人になったくらいの時間に…)ポチ


シュン…………
588: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:38:56.50 ID:si9gEO/o
………………………………………
??


ワイワイ…ザワザワ…ワイワイ…ガヤガヤ…



穂乃果(……………)


穂乃果「あれ?」


穂乃果(ここは…なんかの会場…?)


穂乃果「行き先はここじゃないなずなんだけど…」


穂乃果(…また夢かな?…いや、このタイムマシンにはそんな設定はないはずだけど…)


穂乃果(また何か壊れちゃったのかなぁ?だったら早くここからでないと…)


ザワザワ……タノシミダネ!…ウン、ミュ-ズノ…


穂乃果「……ん?」


穂乃果(いまμ'sって…)


穂乃果「…………ここってもしかして…」


「…よーし!…いくよー!…」


穂乃果「この声…!」



ガヤガヤ…イマノッテホノカチャン?…ソロソロハジマルノ?…
589: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:39:14.84 ID:si9gEO/o
イチ!
ニ!
サン!
ヨン!
ゴ!
ロク!
ナナ!
ハチ!
キュウ!…………



穂乃果(ほのか達の声だ…)






「「みててね」」






穂乃果「…?」クルッ


穂乃果「…気のせいかな」


穂乃果(まあ、もうすぐ始まるっぽいし、見ていこうかな)


穂乃果(これが夢と同じようなものなんだったら時間が経てばなんとかなるだろうし)


穂乃果(きっとこれが…μ'sの最後のライブなんだろうから)





………~~~~♪

ワアアアアアアアアアアアアアア…




「Ah!ほのかな…予感から…はじまり……」


…………………
……………
………
590: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:39:58.88 ID:si9gEO/o
……………………………………
数年後



希「もうあれから随分たつなぁ…」


希(…μ'sを卒業してから、ウチは、普通に働きだした)


希(いつか、穂乃果ちゃんがやってきて、またあの時間に戻って、今度はウチらがラブライブを作っていくために…)

希(今は、お金を貯めて、会社をたてたり企業したりする方向の勉強をしてる)


希(いつその時がきてもいいようにね)




希(…そんな感じで過ごしていたら、昨日、電話がかかってきた)



『来週の音ノ木坂の入学式の日、いつもみんなで練習していたあの場所にいって!』



希(…高坂さんからだった)


希(それからウチは、仕事を辞めて、身の回りの準備を済ませた)


希(もしかしたら…ウチがおらんくなったって、大騒ぎになるかもしれないけど、きっとそれは高坂さん達がなんとかしてくれるはず…)


希(そして、入学式の日。どうして入学式の日なのかなーって思ったけど、保護者がたくさんくるから校内にいても違和感がないからだね、たぶん)


希(そして、いつもみんなで練習していたあの場所、ってのは…)
591: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:40:29.16 ID:si9gEO/o
希「…ここのことよね」キィ…


希「…おぉぉ、懐かしい」


希「ここで、待っとればいいんよね」トスン






希(…緊張してくる)



希(これから私達がラブライブを作っていくのか)



希(もう一度μ'sの軌跡を見ることができるのか)



希(また…穂乃果ちゃんと一緒に、いろいろ頑張れるんやね)
592: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:40:56.33 ID:si9gEO/o
……………………………………



「Ah…光を…追いかけて、きたんだよ…」



ワアアアアアアアアアア…パチパチパチ



穂乃果(…大きくなったね、みんな)パチパチ


穂乃果(さて、そろそろ移動かな)


穂乃果(今が最高、そう言ってくれるこの子達のためにも、スクールアイドルが活躍できる場を私がつくっていかないと)



穂乃果(…いや、私達、だね)



………シュン…
593: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:42:54.03 ID:si9gEO/o
……………………………………
5年後 屋上



穂乃果(………)シュン



希「……穂乃果ちゃん」

希「待ってたよ」




穂乃果「……希ちゃん」



希「…ん?」



穂乃果「…これから…いろいろ大変だと思う。難しいこともあると思う…けど…」



希「大丈夫よ、ウチも覚悟決めたんやから。…今度はウチらの番だって」


穂乃果「…ありがとう、希ちゃん」


希「ふふ、また一緒に頑張ろうな」


穂乃果「…ねぇ、希ちゃん」


希「…ん?」



穂乃果「………………」













穂乃果「やり遂げようね、最後まで!!」
594: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:44:16.39 ID:si9gEO/o
おしまい。
595: 名無しで叶える物語(地震なし)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:45:46.16 ID:H5YkeBlG
乙。これでほんとにおしまいなんだな。面白かった。次回作もぜひかいてほしい
596: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:52:48.93 ID:si9gEO/o
初ssだったんですけど、思ったよりたくさんの人に読んでいただけてよかったです。ありがとうございました。
回収しきれなかった伏線とかまだあるんで…
もしあれだったら、質問してくださればお答えします。
597: 名無しで叶える物語(世界最後の大陸)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 21:55:54.97 ID:BWvwm+Kl
処女作でここまでの文章がかけるのか…
ぜひ次回作もかいてほしい
598: 名無しで叶える物語(関西地方)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 22:05:55.66 ID:ShETG5Vg
内容もかなり良かったし、映画のセリフをここまで覚えてるのも凄いと思ったよ
ハラショー
601: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 22:23:50.05 ID:tXa1Krsp
本当におつ乙
本編の粗みたいのを回収していったのは脱帽ですよ
602: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 22:47:29.39 ID:7zDqgVX2
ハラショー!
11回映画観ても回収しきれなかった伏線を見事に回収してくれたうp主さすがです!
是非他の作品も読みたくなった!
606: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 23:12:53.68 ID:5jOSj0fb
一気に引き込まれた
最高だよお疲れ様
608: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/09/09(水) 23:49:23.72 ID:+JfJ7VNp
タイトルのやり遂げたよは
このルートを完成させた高坂さんかな?
625: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/09/13(日) 23:35:07.64 ID:vSGR5A8P
感動しました。
映画のいろいろな伏線が違和感なく回収出来ててすごく良かった

このシリーズ:

穂乃果(大人)「やり遂げたよ…最後まで」【前編】


穂乃果(大人)「やり遂げたよ…最後まで」【後編】


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とあるSSの訪問者

あの人が、未来穂乃果ちゃんなのかは意見分かれて、、
俺も否定はなのだが、、、

それは、それとしてこういう話もなかなか良かった
あくまでもifの話としてだけど。


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サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
ページ転移に数字送りを実装
多少の軽量化

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

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