【艦これ】提督「那智が好意に気づいてくれない」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:41:04.26 ID:F4QsdpII0
提督「――んだけど、どうしたらいいかな?」

妙高・足柄・羽黒「……………………」

提督「えっ、なにその沈黙」

足柄「いや、だって」

妙高「そもそも…」

羽黒「司令官さん、姉さんのことが好きだったんですか?」

提督「あれっ、気づかれてなかった?」

羽黒「はい、全く……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:43:18.63 ID:F4QsdpII0
提督「うーん……毎日秘書艦に指名したり、毎回旗艦に任命したり、毎晩寝酒に付き合ったりしてたから、てっきり那智以外にはバレバレなのかと」

足柄「ああ…そう言われると、確かにそうかなって思うけど」

妙高「私たち姉妹の中で…いえ、重巡の中で最も早く着任したあの子に、戦友としての気安さで接しているものだとばかり思っていました」

提督「あー…那智の方はそう思ってるかもしれんが」

三人「でしょうねー」

提督「そう思うだろ? あいつにとって俺はどこまで行っても戦友でしかないのかなーとか考えるとさ、理由もなく焦るわけよ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:45:41.11 ID:F4QsdpII0
妙高「それで、姉妹艦である私たちに相談を?」

提督「ああ。俺が那智と結ばれるため、ぜひ協力してほしい」

羽黒「私は姉さんにも司令官さんにも幸せになってほしいですから…協力します!」

足柄「あ~あ、那智が羨ましいわねぇ。提督と那智をくっつけたら、私もいい人探そうかしら」

妙高「…そうですね、提督は軽薄で規律に緩く、私生活もだらしない人間ですが、それでも成果を出している不思議な方です」

妙高「提督になら、那智を任せてもいいでしょう」

提督「妙高さんの発言になんか釈然としないけど、三人ともありがとう! それじゃあ早速、策の提案を頼む――」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:47:40.38 ID:F4QsdpII0
 作戦一・酔った勢いで告白

提督「……いきなりド直球すぎないか?」

足柄「何言ってるの、こういうのは勢いよ、勢い!」

妙高「そうねぇ、那智みたいに鈍感だとその方がいいのかも」

羽黒(お酒の場で愛を告げるなんて…なんだかオトナな雰囲気でロマンチックかも///)

提督「むう……ひとまずやってみるか」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:49:21.81 ID:F4QsdpII0
 ――その夜

那智「…………」クイ

提督「よ、よう、那智」

那智「ん? …ああ、貴様か」

提督「一人か?」

那智「見ての通りだ。…よかったら、一杯どうだ?」

提督「そそそうだな、うん。せっかくだしな」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:50:13.86 ID:F4QsdpII0
足柄(提督ったら、目に見えて動揺してるわね)

妙高(あの人、いつも肝心なところで失敗しますから…心配です)

羽黒(はわぁ…グラスを傾けあう二人…絵になってるなぁ)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:52:18.02 ID:F4QsdpII0
那智「……」クイ

提督「……」クイ

那智「………」クイー

提督「………」クイクイ

那智「…………」フゥ

提督「…………」グビッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:53:07.07 ID:F4QsdpII0
足柄(あ~、じれったいわねもう~)

妙高(仕方ないでしょう。そろそろ酔いで気が大きくなる…はずです)

羽黒(ドキドキ)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:55:22.89 ID:F4QsdpII0
那智「……何かあったか?」

提督「え! いや何も」

那智「そうか? ……いつもより随分ペースが早いようだが」

提督「あー…たまには、そんな日もある」

那智「……ふぅん?」

提督「…………」

那智「…まあいい。こうして貴様と飲む時間は……悪くない」ニコ

提督(キュン)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 21:58:15.99 ID:F4QsdpII0
妙高(ここです!)

足柄(提督、押して押して!)

羽黒(キャー///)



提督「那智……!」

那智「うん……?」

三人(ゴクリ…)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:01:44.09 ID:F4QsdpII0
隼鷹「――ヒャッハー! なっちゃん、今日もやってる~?」

千歳「お酒は楽しく飲まないとね~……あら、提督」

三人(ズコー)



 そして始まる酒豪たちの宴……

 提督の意識は一時間も経たないうちに……

 眠りに落ちていった……



 作戦一 D 敗北!
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:04:46.66 ID:F4QsdpII0
 作戦二・パンを咥えて曲がり角で激突

 ――翌朝

羽黒「お早うございます、司令官さん…」

提督「お早う、頭痛い……」ズキズキ

羽黒「あの、私も一応その、作戦を考えてみたんですけど…」

提督「おお、ありがとう……」ズキズキ

羽黒「その……パ、パンを咥えた状態で、曲がり角でぶつかるのはどうでしょうか!?」

提督「…………」

提督「あー……うん。ナルホドナー(棒」

羽黒「ダ、ダメですか……?(涙目」

提督「! い、いやあ素晴らしい考えだ! さすが羽黒、これで成功間違いなしだな! ハッハハハ」

羽黒(パアアアア)

提督(……こいつは難題だな)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:06:43.92 ID:F4QsdpII0
羽黒「……姉さんは毎朝、この廊下を通って食堂へ向かいます」

羽黒「私がタイミングを教えますから、合図したら飛び出してください」

提督「う、うむ……」

羽黒「…! 来ました!」ササッ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:09:02.12 ID:F4QsdpII0
羽黒(まだです……)

羽黒(待ってください、まだまだ……)

羽黒(近づいてきました……)

羽黒(もうすぐですよ……)

提督(…………)

羽黒(…………はい、今!)ドンッ

提督「うわたっ!?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:11:41.12 ID:F4QsdpII0
那智「むっ!?」

 ドカッ、ドササー

提督「つつつ……」

那智「何かと思えば貴様か……一体何をやっている」

提督「す、すまん…」

那智「……なぜ食パンを咥えているのだ?」

提督「……気に留めないでくれ」

那智「? …まあいい。これから朝食だろう?」

提督「え? …あ、ああ、そうなんだよ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:14:25.73 ID:F4QsdpII0
那智「昨夜は少し飲ませすぎたからな。二日酔いに効くものでも教えてやろうと思っていたところだ」

提督「おお、そりゃ助かる…」

提督(案の定と言うか、告白する空気にはなりそうもないが…)

提督(これはこれで成功と言えなくもないか? ありがとう羽黒…)

那智「何してる、行くぞ」

提督「おう…」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:15:34.81 ID:F4QsdpII0
羽黒「…………」



羽黒「うう……司令官さん、すみませぇん……(涙目」



 作戦二 B 戦術的勝利?
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:18:28.79 ID:F4QsdpII0
 作戦三・とりあえずデートに誘うこところから

 ――同日昼

妙高「やはり無理がありました」

足柄「というと?」

妙高「鈍感な那智に、ヘタレな提督が、いきなり告白できるわけがありません」

足柄「冷静に考えると、確かに」

提督「えぇー…」

妙高「一緒に朝食を食べたぐらいで浮かれるとか……遅めの思春期でも来てるんですか?」

提督「…ぐうの音も出ない」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:23:28.55 ID:F4QsdpII0
妙高「まずは目標を一歩下げて、那智をデートに誘いましょう」

羽黒「で、でぇと!///」

提督「でぇー…十分ハードル高いよ…」

妙高「だまらっしゃい」

提督「ハイ」

妙高「心配しなくても那智はデートだとは思いませんよ、おそらく。提督も変に意識せず軽い気持ちで誘って下さい」

妙高「自然体の那智と提督がどんな様子なのか……それを見て次の策を練ります」

提督「なるほど、分かった。……努力してみます」

妙高「…………『やります』と、言いなさい?」ニコ

足柄(ヒィッ)

提督「……や……やります」ガクブル
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:26:21.77 ID:F4QsdpII0
 ――同日午後

那智「…………」テキパキ

提督「…………」ボンヤリ

那智「……おい、手が止まってるぞ」

提督「……ん、ああ、すまん」

那智「…………」チラッ

提督「…………」ソワソワ

那智(やはり昨日から、様子がおかしいような……?)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:28:42.45 ID:F4QsdpII0
提督(…………よし、言うぞ)

提督「…………なぁ」

那智「…何だ?」

提督「明日さぁ、お互い休日だろう?」

那智「ああ…そうだな」

提督「んー……よかったら、一緒にどっか出かけないか?」

那智「…………」

那智「ああ、構わんよ」

提督(ホッ)

那智(……何か相談事だろうか?)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:31:54.96 ID:F4QsdpII0
 ――執務終了後

那智「…………」スタスタ

足柄「那智~、ちょっといい?」

那智「…足柄か。何だ?」

足柄「明日ショッピングに出かけるつもりなんだけどぉ、暇なら一緒に来てくれないかしら?」

那智「…無理だ。悪いが、司令官と先約があるのでな」

足柄「ふ~ん……デート?」ニヤ

那智「馬鹿を言え。昨日今日と、何やら妙な様子だったからな。何かの相談だろう」

足柄(……うーん、脈なしか)

足柄「…ま、そういうことなら仕方ないわね。妙高姉さんにでも頼んでみるわ、それじゃ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:33:03.81 ID:F4QsdpII0
足柄「――といった様子だったわ」

妙高「やっぱりデートという発想はないみたいね。それにしても提督の不器用さといったら……」

足柄「ともかく、これでどうなるか様子見ね」

妙高「本当、どうなるんだか…」

羽黒(はぐぅ、自分のことじゃないのに緊張して眠れそうにないよぅ///)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:34:06.91 ID:F4QsdpII0
足柄「――といった様子だったわ」

妙高「やっぱりデートという発想はないみたいね。それにしても提督の不器用さといったら……」

足柄「ともかく、これでどうなるか様子見ね」

妙高「本当、どうなるんだか…」

羽黒(はぐぅ、自分のことじゃないのに緊張して眠れそうにないよぅ///)
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:36:07.90 ID:F4QsdpII0
 ――翌日

提督(ドキドキ)

那智「悪いな、待たせたか?」

提督「! い、いや、今来たところだ」

那智「そうか」

提督「えーと……そう、とりあえず、昼でも食べに行くか」

那智「そうだな。歩けばちょうどいいくらいか――」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:38:41.93 ID:F4QsdpII0
妙高(――海沿いに歩いた後、やはり海の見える年季の入ったレストランで昼食……)

妙高(書店で時間を潰した後、寂れた映画館に行き……)

妙高(その後、古ぼけた喫茶店で一服した後……)

足柄「あー……何だって休日にこんな労苦を……」ゼエゼエ

妙高(山の中腹の展望台に向かう、と……)

妙高(ベタというか凡庸というか……そもそも選んだお店がすべてレトロな雰囲気なのはいったい……)

羽黒(今日の二人…お店の雰囲気と相まってますます絵画みたいだったなぁ…)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:41:20.93 ID:F4QsdpII0
提督(ゼェハァ)

那智「おい、情けないぞ。もう少しだからしゃっきりしろ」

提督「は?(ゼェハァ)別に(ゼェハァ)疲れてなんて(ゼェハァ)ねーし…」

那智「そうか。……なら、もう少し足を速めても問題ないな」

提督「! …も、問題ねーし」ゼハーゼハー

那智(クスッ)
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:43:31.22 ID:F4QsdpII0
 ――夕刻

提督「あ゛ー、やっと着いた……」

那智「まったく、だらしないな」



足柄(……そう言いつつ肩を貸してあげているあたり、那智もまんざらではなさそうなんだけど)

妙高(というか、自分からこの場所を提案しておいてあの体たらく……本当にもう、提督ときたら……)

羽黒(で、でも、夕暮に染まる空と海がとても素敵ですよ)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:46:54.12 ID:F4QsdpII0
提督「おお……」

那智「ほう、これは……」

那智「夕焼けの影響もあるが……こうして離れて見てみる海というのも、悪くないな」

提督「そう言ってもらえると、頑張って登った……もとい、誘った甲斐がある」

那智「そうか…」

提督「ああ…」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:51:46.56 ID:F4QsdpII0
那智「…………」チラ

提督「…………」ハレバレ

那智「……少しは、気が晴れたか?」

提督「へ……?」

那智「先日から、何かは知らんが何事か悩んでいるのだろう?」

提督「あ、いや…」

那智「話せないというのなら、無理には聞かん。だがな」

那智「私でよければいつでも気晴らしに付き合ってやる。相談にも乗ってやるし、貴様を支えてやる」

那智「それだけ、覚えておいてくれ」

提督「…………那智」グイッ

那智「ん……!?」

三人(!!)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 22:56:45.37 ID:F4QsdpII0
提督(……思わず抱きしめてしまった)

那智「…………」

提督(……嫌がられてはいないようだが)

提督(……ままよ)

提督「那智」

那智「何、だ……?」

提督(スゥーッ…… ハァーッ……)

提督「――好きだ、那智」

那智「ん…?」

提督「俺は、お前が。女として。好きだ」

那智「んん!?」



足柄「言ったッ……!」

羽黒(足柄姉さん、声が大きい!)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:00:47.71 ID:F4QsdpII0
那智「き、貴様、何を言って……!」

提督「戦力として、期待している。秘書として、信頼している。戦友として、敬意を抱いている」

提督「だがそれ以上に……異性として、好きなんだ」

那智「それは……わ、私は……」

提督「好きだ。愛しい。慕っている」

那智「ま、待て!」

提督「大好きだ。愛している。添い遂げたい」

那智「わ、分かった、から……だから一度、離してくれ……」

提督「……無理だ」ギュッ

那智「え……?」

提督(愛しさが……止められない)
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:03:13.08 ID:F4QsdpII0
提督「お前を離したくない。その凛々しい瞳に見つめられたい。その長い黒髪を梳いてやりたい」

提督「お前の戦う姿が好きだ。楽しそうに酒を飲む姿が好きだ」

提督「泣いている駆逐艦を不器用にあやす姿が、時折見せる難しげな顔が、急な告白に戸惑い、照れるその表情が――どうしようもなく好きだ」

那智「~~~~!!」

提督「お前のことをもっと知りたい。お前にもっと近づきたい。お前にずっと側にいてほしい……」

那智「~~っ、すまん、もう無理だ!」ガシッ

提督「え?」

提督(那智に腕を掴まれた――と思った次の瞬間)

提督(俺の体は浮き上がり、地面が近づき――視界が暗転した)
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:05:09.98 ID:F4QsdpII0
提督(…………)

提督(…………?)

提督(……何か、優しさに包まれているかのような柔らかな感触が……)

那智「……き、気が付いたか?」

提督「う……那、智……?」

那智「その……さっきはすまかった」

那智「きゅ、急にあんなことを言われて、どうすればいいか分からなくなってだな」

提督(……徐々に意識がはっきりしてきた。俺は那智に膝枕されているようだ。恥と照れで赤面している那智も可愛い」

那智「ま、またそんなことを!」

提督(声に出てた)
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:06:41.74 ID:F4QsdpII0
提督「俺の方こそ、困らせてしまってすまない」

那智「あ、謝らないでくれ」

那智「…………」

那智「…………そ、それで、な」

提督「ん?」

那智「先ほどの…貴様の、その…(ゴニョ)こくはく(ゴニョ)…に対する…返事なんだが…」

提督「…………」ゴクリ

那智「…………」キュッ

提督(那智の手……)ギュッ
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:11:55.06 ID:F4QsdpII0
 ※ゲーム内でのケッコン(仮)セリフを使用してます。一応ネタバレ注意で



那智「私は貴様を…なんというか…嫌いでは、ない」

提督「……それはつまり、『好き』ということか?」

那智「……そういうことに、なるか」

那智「……と、ともかく! 私と共に在れば、もっと大きな勝利を約束する。絶対だ」

提督「……それは、この先もずっと側にいてくれるということか?」

那智「い、いちいち確認するな! ……まあ、つまりはそういうこと、だ」



妙高(……いい加減、退散しましょうか)

足柄(そうね)

羽黒(はぐぅ…///)
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:14:30.26 ID:F4QsdpII0
提督「那智……」

提督(握った手は離さず、もう片方の手を那智のうなじにかける。そしてそっと力を加え、頭を下げるよう促す)

那智「言葉だけでは、足りないか……?」

提督(足りるわけがない。初めて出会ってから今まで、どれだけ悶々とした日々を繰り返したことか)

提督(那智は抵抗しない。かすかに潤んだ瞳が近づく。那智が目を閉じる。那智の吐息が俺の肌に触れる――)

那智「んっ……」

提督「…………」レロ

那智「…………」ピクッ

提督「…………」レルレロ
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:19:27.59 ID:F4QsdpII0
那智「…………ぷはっ」

提督「…………幸せすぎる」

那智「…………」ボー

提督「那智?」

那智「…………駄目だ、もう」

提督「?」

那智「……好きを意識するのが、こんなに落ち着かないとは……」

提督「…………」グイッ

那智「んむ!? …………んんっ、ぷは」

那智「貴様……この……ばかぁ」

提督(愛しい……)

提督「……これからもよろしくな、那智」

那智「……ああ、よろしくお願いする」



 ――そしてもう一度、口づけを交わす



 作戦三 S 完全勝利!!
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:21:15.04 ID:F4QsdpII0
Extra Operation・翌日の二人

 ――朝

提督「……お、お早う」

那智「あ、ああ……」

提督「えーと……仕事しようか」

那智「うむ……」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:22:02.75 ID:F4QsdpII0
 ――昼

提督「……腹減ったな」

那智「そう、だな」

提督「食堂行こっか……」

那智「うむ……」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:25:14.03 ID:F4QsdpII0
 ――晩

提督「日が暮れたな……」

那智「ああ……」

提督「今日はこのへんにするか」

那智「うむ……」

提督「…………」

那智「…………」

提督「じゃあ……」

那智「…………」ドキ

提督「……また明日」ヘタレー

那智「う、うむ……そうだな」テレ



足柄「……初恋真っ盛りの中学生かっつーの」

妙高「ケッコンはまだ、当分先になりそうね…」



 Extra Operation C 戦術的敗北?



 艦
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/20(土) 23:27:25.87 ID:F4QsdpII0
以上で終了です。読んでくれた奇特な方がいましたら感謝いたします。ありがとうございました

それじゃこれから那智さんとウイスキー飲んできます~ノシ
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 02:14:03.43 ID:eRtWepgy0

どうせなら夜戦まで書いてくれてもry
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/21(日) 15:26:19.17 ID:agn8LFmqo
まだExtraOperationなのであってFinalOperationではないしな
期待しようではないか

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