雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【中編】

521: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:40:18.29 ID:MU80edIR0
前スレ:

雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【前編】



平塚「キミたち、何をしている?」


雪乃「平塚先生!」


結衣「あの…実はですね…」


この騒ぎにようやく気づいたのか、

これまで室内の隅で寛いでいた平塚先生が私たちの前に駆けつけてくれた。

これでとりあえず事態は収拾するものかと思われたのだけど…

522: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:40:46.13 ID:MU80edIR0

少女A「平塚先生お聞きします。
奉仕部の三人…八幡とこちらの二人ですが…
先生は三人が2年前の事故の被害者と加害者の関係だと知っていましたか!?」


平塚「あぁ、知っていたぞ。
私は生徒指導を受け持っているから生徒の事情は大体把握している。」


少女A「それなら何でこのことを事前に注意しないんです?
この二人…八幡が傷ついた事故について有耶無耶にして終わらせて…
八幡をなんだと思っているんですか!?」


この女は平塚先生の配慮の足りなさを指摘してきた。

当初、私も事故については比企谷くんがあの時の被害者だとは知らなかった。

けどそれを平塚先生が事前に知っていたということは…?

541: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 20:26:41.52 ID:MU80edIR0

平塚「私は生徒の自主性を重んじている。
あの三人に成長を促すため、
そして自分たちで気づいてもらいたかったから敢えて何も言わなかったんだ。」


少女A「それでも配慮が足りないと思います…」


平塚「それはどういう意味だね?」


少女A「確かに平塚先生の意見も一理あると思います。
けれど車の事故ですよ。先生も車に乗られるならわかりますよね。
一歩間違っていたら八幡は死んでいたかもしれないんですよ?
それなのにその当事者たちを同じ部に入れるなんてトラブルが起きると思いませんか!」


平塚「愚問だな。それこそ彼らが乗り越えるべき壁だ。
私はあの三人が必ずその壁を乗り越えて真にわかりあえると思っていたよ。」


さすがは国語教師というべきか。

平塚先生はあの女の質疑を次々と論破してみせた。

確かに放任主義ではあるけれど…

525: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:46:45.51 ID:MU80edIR0

少女A「それにしても…
事故の関係者を一緒にさせるのは…普通入部させる前に注意しておくくらいの配慮は…」


小町「あれ?前にお兄ちゃんが愚痴ってたの聞いたけど…
確かお兄ちゃんって平塚先生が奉仕部に強制入部させましたよね。
つまり入部したのはお兄ちゃんじゃなくて平塚先生の意思によるものじゃ…?」


少女A「ちょっと待って?強制入部?一体どうして?」


平塚「比企谷は私の授業でふざけた感想文を書いてな。その懲罰で奉仕部に入れたんだ。」


少女A「強制って…部活って学生の意思で入るものじゃ…?」


平塚「だから懲罰だと言っているだろ。ちなみに比企谷には拒否権はないがな。ハハハ!」


平塚先生は豪快に笑いながらそう言ってのけた。

それは平塚先生にしてみれば単なる笑い話にしか過ぎなかったのかもしれない。

けれど…この女はちがった…

今の平塚先生の話を聞いて私たちをまるで汚物でも見るかのような目で嫌悪感を顕にした。

524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:44:23.68 ID:MU80edIR0

少女A「それでも配慮が足りないと思います…」


平塚「それはどういう意味だね?」


少女A「確かに平塚先生の意見も一理あると思います。
けれど車の事故ですよ。先生も車に乗られるならわかりますよね。
一歩間違っていたら八幡は死んでいたかもしれないんですよ?
それなのにその当事者たちを同じ部に入れるなんてトラブルが起きると思いませんか!」


平塚「愚問だな。それこそ彼らが乗り越えるべき壁だ。
私はあの三人が必ずその壁を乗り越えて真にわかりあえると思っていたよ。」


さすがは国語教師というべきか。

平塚先生はあの女の質疑を次々と論破してみせた。

確かに放任主義ではあるけれど…

526: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:47:11.37 ID:MU80edIR0

少女A「つまり…あなた方…奉仕部は…」


少女A「2年前に八幡を事故で傷つけてその謝罪もせずに…」


少女A「そして懲罰だと言って彼を加害者たちのいる奉仕部へ入れた。」


少女A「それからは八幡に責任を擦り付けるかのように次々と依頼を達成させていった。」


少女A「あなたたちは…」


それからこの女はあることを私たち三人の前で吐き捨てた。

それは私たち奉仕部のあり方を全て否定するものだ。

527: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:47:38.13 ID:MU80edIR0






「どこまで残酷なんですか!」






528: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:48:55.18 ID:MU80edIR0

雪乃「な…何を言っているの…?」


結衣「そうだよ…私たちは…」


少女A「これが残酷と言わず何と言うんですか!
出会い頭に八幡を傷つけてそれについて二人は八幡に何も言わない!
それから彼を奉仕部に入れてその後は自分たちに都合のいいように利用し続けた!
そして修学旅行の件で用済みとなった後は八幡を見捨てた!
これを残酷と言わずに何というんですか!?」


残酷…そんなはずは…

確かに事故の件は仕方なかった。

あんなのは避けられることなど出来なかった。

そのことを今更悔やんでも仕方ない。

けど私たちの間では既に解決している。

比企谷くんだってそのことについて納得してくれたはずだ。

530: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:50:20.74 ID:MU80edIR0

平塚「いい加減にしたまえ。これ以上事故の件を蒸し返すな。
あの件は既に示談が成立していて解決済だ。
まだ何か言うのならこのまま生徒指導室に行って話をすることになるぞ。」


少女A「私はそれでも構いません。
けどこれだけは言わせてください。この件に関しては先生も同罪ですよ。」


平塚「私にも罪があるとは…どういうことかね…?」


少女A「平塚先生は奉仕部の顧問ですよね。
顧問なら部活に問題があればそれを正すのが役目のはずです。
それなのに先生はその役目を放棄している。何故ですか?」


平塚「またそれを言うとは愚問だな。私は生徒の自主性を重んじて…」


少女A「生徒の自主性を重んじて、それは随分とうまい言い訳ですね。
本音を言えば面倒事を全部奉仕部に…いえ…八幡に押し付けていただけですよね。
平塚先生はこの件が面倒だと思って知らないふりをしていただけじゃないんですか。」


その発言に今まで余裕の態度を見せていた平塚先生の表情が険しくなった。

けどこの女の発言に私も以前から少し思うところがあった。

確かに平塚先生は私たち奉仕部に押し付けている面はあると…

531: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:54:36.12 ID:MU80edIR0

少女A「それに平塚先生には事故以外にも問題があります。
たとえば文化祭の件です。
もう解決した話ですけど屋上での一件、八幡が南に暴言を吐いてしまった件。
平塚先生は文化祭の顧問として大体の事態を把握していましたよね。
それなのにどうしてあの時八幡のことを周りにフォローしてあげなかったんですか?」


平塚「あの時は一応比企谷にこう言ったぞ。」


『比企谷、誰かを助けることは、キミ自身が傷ついていい理由にはならないよ』


平塚「あいつを慰める言葉をかけてやった。これも顧問としての勤めだからな!」


私は知らないが文化祭で相模さんが逃げ出した屋上の一件。

あの後、周りからバッシングを受ける比企谷くんに平塚先生は慰めの言葉を掛けたらしい。

平塚先生はそのことを誇らしげに語ってみせた。

532: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:55:14.19 ID:MU80edIR0

少女A「それで…?」


平塚「だからこうして労わる言葉をだな…」


少女A「いえ、言葉だけでなくその時の対応は?
平塚先生は文化祭の顧問ですよね。まさか八幡へのフォローを何もしなかったんですか?」


平塚「それは…私は教師だから中立の立場を取らなければな。
いくら顧問とはいえ一生徒にだけ肩入れするわけにはいかないだろ。」


確かに平塚先生は教師だ。

教師は一生徒に肩入れせずに中立である立場を取らなければならない。

それは正論だ。教師として本来の役割だ。

533: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 19:57:23.73 ID:MU80edIR0

少女A「教師だから…中立…
確かにもっともな正論です。けれど私たちはまだ未熟な学生ですよ。
全て正しい方向へ向かって行けるわけじゃありません。間違うことだってあります。
現に文実の作業は切羽詰まった状況でした。」


平塚「未熟な学生だから何だと言うのだね。まさか甘えさせてほしいとでも言う気か?
キミたちはもう高校生で大人の一歩手前だぞ。
いつまでもおんぶに抱っこというわけにはいかないはずだ。」


少女A「確かに私が言っていることは甘えかもしれません。
けど先生はあの時文化祭の顧問でした。
それなら八幡が文実委員として誰よりも働いていたことをご存知のはずですよね。
そんな頑張った生徒に対して…
何のフォローもしないのは顧問としてありえないことだと思います!」


その反論に平塚先生は思わず苦い顔になった。

私も以前から平塚先生の放任主義は問題があるとは思っていた。

けどそれは先生なりのやり方が…

534: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 20:13:25.48 ID:MU80edIR0

いろは「それなら私からも言わせてください。
以前、私はクラスの子たちの嫌がらせで生徒会長に立候補させられました。
一応言っておきますけどこれは自分の意志とは無関係でのことですから。」


めぐり「その件に関して一色さんから相談を受けた私は平塚先生に話しました。
その件を受けて平塚先生は奉仕部に依頼としてこの問題を丸投げされました。
けどこれはどう考えてもおかしいですよね。」


平塚「おかしいとは…何だ…?」


めぐり「この件は明らかに学校側が負わなければならない問題です。
それを私たち生徒だけで解決するなんて普通なら出来るはずがありません。
それに当初、比企谷くんは自ら応援演説を失敗させて一色さんを落選させようとしました。
こんな汚れ役を一生徒に押し付けるくらいなら、
学校側がこの問題に介入してくれた方がまだ事が荒立てずに解決できたはずですよ。」


なんとあの女だけでなく一色さんと城廻先輩までもが平塚先生の指導を指摘してきた。

私はこの件に関わってはいないけれど、

平塚先生はこの件も奉仕部に押し付けようとしていたなんて…

さらにまだ追い打ちをかけるように海老名さんや三浦さんまでもが平塚先生を問い詰めた。

535: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 20:14:19.67 ID:MU80edIR0

海老名「今度は私にも言わせてください。
夏の林間学校、鶴見留美ちゃんのイジメ問題についてのことです。」


結衣「あれは一応解決できたはずだよ。」


海老名「でもあの解決方法って今考えたら相当やばかったよね。
だって高校生が寄って集って小学生の女の子たちを脅したんだよ。
あの時はイジメを行っていた子たちに非があったから大事に至らなかったけど…」


小町「もしかしたら停学か下手したら退学処分でしたよね。
最悪の場合は警察沙汰だってありえたかもしれないし…
小町も今だから言えますけどあんなやり方普通の教師なら絶対止めに入りますよ?」


平塚「それは…」


夏の林間学校による鶴見留美さんのイジメ問題。

あの時、平塚先生は私たちにこの件を任せると言って自分はさっさと寝てしまった。

けれど彼女たちの指摘することもわからなくはない。

あれは私ですら最低だと思える方法だから。

543: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 20:28:45.69 ID:MU80edIR0

三浦「あーしからも言わせてもらうよ。
これはあーしらのグループが悪いことだけど修学旅行の件…
あの依頼って本来なら受けちゃいけないものじゃないの?」


結衣「そんな…何で…?」


三浦「だって他人の恋愛についてだよ。
しかもあの時の戸部の依頼は告白を成功させたいっていう話だったし。
それって普通に考えたら成功するはずないし…」


沙希「まず海老名の意思を完全に無視してるからね。
顧問ならトラブルが起こると判断したら止めるべきじゃないの?」


海老名「あの時はハッチーに気づいてもらえてよかったけどそのせいでハッチーは…」


平塚「いや…その修学旅行に関しては何も聞いてないが…?」


修学旅行についても触れられた。

私たち奉仕部の仲に亀裂が入るきっかけとなった出来事だ。

最後は比企谷くんに全ての責任を負わせて終わらせた後味の悪い結末。

葉山くんからの依頼さえなければ私たちは今もあの関係を続けられたのに…



平塚「まったく比企谷はいつも最低な方法ばかり考えて困ったものだな!ハハハ!」


それを聞いて平塚先生は笑って誤魔化そうとしていた。

けれど…

537: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/05(火) 20:17:48.54 ID:MU80edIR0

少女A「笑うのをやめてもらえますか。」


平塚「うん、どうした…?」


少女A「八幡が最低な方法を取るのはその生い立ち故彼がそれしか思いつけないから。
でもその方法で彼が傷つくのがわかっているのなら他の方法を提示してあげればいい。
それが教師であり顧問としての平塚先生の役目ではありませんか?」


平塚「それはちがうな。
人は間違い、傷つきながら成長を遂げていく。キミたちはまだ成長途中だ。
だからいくらでも間違えればいい。それで過ちがあればその時は私が叱る。
それに叱られるのは悪いことではないよ。誰かが見てくれている証だ。」


人は傷つきながら成長する。

確かにそうかもしれない。

私もそうだ。

小学生の頃、この端正な容姿を妬まれ同性の女子にイジメを受けた過去がある。

確かにあれは嫌なものだった。

けれどその時の経験が私を強くしたのもまた事実だ。

やはり平塚先生の言葉には私たちに対する想いが込められていると改めて思う。

そのことをこの女もわかってくれたはず…

589: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:01:06.25 ID:qEQdaS6u0

少女A「もういいですよ。今の先生の言葉は虚しいだけですから。」


平塚「なんだと…何が言いたい…?」


少女A「立派な言葉を並べられても説得力がないと言っているんです。
結局、先生は八幡に全ての責任を押し付けて逃げただけの卑怯者じゃないですか。
着飾った言葉で誤魔化して、
未だ八幡に謝ることもできない雪ノ下さんや由比ヶ浜さんと同じですよ!」


あの女は平塚先生の言葉を虚しいと言って罵った。

なんてことを…

かつて比企谷くんは、

平塚先生の言葉にどれほど救われたのかそれを理解してないから言えるのね。

590: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:03:10.00 ID:qEQdaS6u0

少女A「平塚先生、本当に八幡を思うなら彼を今すぐ退部させてあげてください。
それが八幡のため、このまま雪ノ下さんたちと同じ部に居ればろくなことがありませんよ。」


平塚「それは許可できんな。
元々比企谷は孤独体質を矯正させるために奉仕部に私が強制入部させた。
まだヤツの更生は終わっていない。だから退部は認めん!」


雪乃「そうよ、あなたの勝手な思い込みで彼を退部させるわけにはいかないわ!」


結衣「ヒッキーだってそんなこと望んでないし!」


彼の退部なんて私たちは認めない。

これ以上、土足で私たち奉仕部を踏みにじるのは許さないのだから。

593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:08:44.51 ID:qEQdaS6u0

少女A「矯正って…
それが本当に必要なのはあなたたちの方じゃありませんか。」


平塚「どういう意味だ…?」


少女A「まだわかりませんか?
あなたたちは困ったことがあればすぐに八幡に泣きついて、
そして八幡にその責任を擦り付けて自分たちは知らぬ存ぜぬなんて…
彼と一緒にいること自体が恥だと思った方がいいですよ。」


平塚「おい小娘…さすがに女相手でもこれ以上何か言うなら私は手を上げるぞ…」


その発言に今まで余裕だった平塚先生の態度が一変した。

まさに火花散ろうとする瞬間だった。

594: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:09:22.71 ID:qEQdaS6u0

少女A「それならちがうと言えますか?
感想文の懲罰で部活に強制入部させたのは単なる口実で、
本当は先生の雑用係にちょうどいい生徒が八幡だったから彼を入部させただけ。」


平塚「黙れ…」


少女A「だから先生は八幡に問題を押し付けて大した責任も取ろうとしない。」


平塚「黙れと…言ってるだろ…」


少女A「矯正だの更生だとか言っているのも、
全ては八幡を奉仕部に縛り付けて逃がさないための口実。
それとも…もしかして部長である雪ノ下さんと共謀でもしているんですか?」


雪乃「共謀とは…どういうこと…?」


少女A「雪ノ下さんは奉仕部の部長ですよね。
そして平塚先生はその顧問、それに強制入部させられた八幡。
二人で共謀して面倒事を引き受けて八幡に汚れ役を全て押し付ける。
解決すれば雪ノ下さんは部長として、それに平塚先生も顧問としてそれぞれ評価される。
そのために彼を尽く利用した。そうじゃありませんか?」



平塚「キサマ…黙れというのがわからんのかァァァァァァァッ!!!!」



平塚先生の怒号が家庭科室に響き渡った。

もう私たちとこの女の間にある溝はあまりにも深すぎる。

これは永遠に埋められないものであるとお互い確信した。

そして他の人たちも…

誰もが私たちを敵視している。

595: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:14:19.70 ID:qEQdaS6u0

三浦「ねぇ、今の話どうなん!」


海老名「さすがに本当なら引くよ?」


小町「うちのお兄ちゃんを何だと思ってるんですか…?」


結衣「ち…ちがうよ…そんなわけないよ…私たちはヒッキーをそんな風に利用したりは…」


いろは「でも副会長さんの指摘してることって特に間違ってませんよ。」


沙希「実際比企谷は面倒な問題を押し付けられてるからね。」


めぐり「そうだね…文実でも最後は全部彼が…」


相模「それに関してはうちは強く言えないけど…」


平塚「待ってくれ…私は…その…」


少女A「雪ノ下さん。あなたたちは本当に卑怯です。
いつまでも八幡に甘えて、
そのくせ自分たちが行った八幡への仕打ちに関しては有耶無耶にしてばかり!
人として最低ですね!!」


雪乃「よくも…」


悔しい。

かつてここまで徹底的に他人から蔑まれたことなどなかった。

私はこれまで挑んできた相手に対しては完膚なきまでに叩きのめした。

けど今度ばかりは…

この場に私たちの味方はいない。

今のこの女の話を聞いてみんながそれを信じている。

まるで世界が敵になった感じだ。

嫌な世界だ。

もう抗うことはできないのだろうか…?

596: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:16:14.32 ID:qEQdaS6u0

そう諦めかけた時、私は糾弾するこの女の左手を見た。


それは自分こそが、


比企谷くんに選ばれた証だとでも言うように私たちへ見せつけたあの指輪だ。


本来その指輪は私の手にあるべきなのに…


このままでは比企谷くんはこの女に奪われてしまう。


ダメ…それだけは絶対に認めない…


こんな弱くて醜くてすぐ嫉妬し蹴落とそうとする人が私たちを糾弾しようとしている。


こんな世界…


私は認めない。


だから変えなければ。人ごと世界を…!

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 02:16:43.10 ID:qEQdaS6u0
ここまで

次回ゆきのんたちの反撃開始です
602: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/11(月) 03:11:17.36 ID:V5fXPLx20
反撃ってそういう事かまさかwwwwwwwwww





(アカン)
次スレ:

雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【後編】




このシリーズSS:

雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【前編】


雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【中編】


雪乃「比企谷くんを救うことになった。」final【後編】


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