モバP「凛って好きな人とかいるのか?」 渋谷凛「うん」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:33:48.00 ID:qYqJ7ugeo

本格サスペンスだよ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444728827
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:34:15.03 ID:qYqJ7ugeo

P「…………」

凛「…………」

P「……え、あ。いる……のか」

凛「うん」

P「…………」

凛「…………」

P「あー……」

凛「…………」

P「……まぁ、凛はアイドルだけど」

凛「うん」

P「そりゃ……好きな奴の一人や二人、いるよ、な」

凛「一人だけだよ」

P「そうか」

凛「うん」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:38:46.98 ID:qYqJ7ugeo

P「あー……」

凛「…………」

P「その、付き合ってたりは……するのか?」

凛「えっと……」

P「…………」

凛「付き合ってはないよ、まだ」

P「そ、そうか」

凛「うん」

P「まぁ、その、あれだ」

凛「…………」

P「人の心なんて完全には縛れないからな。こっそり頼むぞ」

凛「こっそりがいいの?」

P「まぁ、そうだな」

凛「分かった」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:39:46.50 ID:Dis3qnif0
サスペンス…あっ(察し)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:40:47.85 ID:a1ENo+G9o
ドキドキする
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:46:33.48 ID:qYqJ7ugeo

凛「あ、それと一つ訂正しなきゃいけないんだけど」

P「ああ」

凛「好きな人、じゃなくて。大好きな人、だね」

P「…………」

凛「…………」

P「そう……か」

凛「うん」

P「……凛ってさ」

凛「うん」

P「結構、乙女だよな」

凛「そうかな」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:49:52.75 ID:qYqJ7ugeo

P「でもやっぱり、凛はアイドルだからさ」

凛「うん」

P「その……心苦しいが…………抑えて、くれると……助かる」

凛「…………」

P「…………」

凛「……ちょっと、難しいかも」

P「……そうか」

凛「自分の気持ちに、嘘はつきたくないから」

P「そう、だよな」

凛「……でも」

P「ん」

凛「プロデューサーに迷惑掛けたくないって気持ちも本当だから」

P「…………」

凛「頑張ってみるよ」

P「……ありがとうな、凛」

凛「お礼を言う場面なんかじゃないよ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 18:58:57.04 ID:qYqJ7ugeo

P「その、凛」

凛「なに?」

P「…………誰、なんだ?」

凛「……誰、って」

P「あ、いや、すまない。余りに失礼だよな……忘れてくれ。すまない」

凛「…………」

P「…………」

凛「…………プロデューサー」

P「…………え?」

凛「…………」

P「…………」

凛「……知りたいの?」

P「…………あ、ああ……そういう事か」

凛「何が?」

P「いや、何でも無い。忘れてくれ」
13: ごめん>>9と>>10の間が抜けてたので補填 2015/10/13(火) 19:22:26.62 ID:qYqJ7ugeo

凛「それで」

P「ああ」

凛「知りたいの?」

P「…………まぁ、な」

凛「どうして?」

P「どうして、って」

凛「…………」

P「…………そりゃ、事務所側としては把握しとい」

凛「プロデューサー」

P「ん」

凛「私、そういう嘘は大嫌い」

P「…………」

凛「…………」

P「…………ごめん、凛」

凛「うん」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 19:06:49.99 ID:qYqJ7ugeo

凛「それで、どうして?」

P「…………」

凛「…………」

P「……凛は、その…………すごく大切なパートナー、だから、さ」

凛「…………」

P「パートナーの事は、その、知っておきたいと、そう思ったんだ」

凛「…………」

P「…………」

凛「…………そっか」

P「ああ」

凛「じゃあ、教えてあげようかな」

P「凛」

凛「なに?」

P「何で嬉しそうなんだ?」

凛「別に」
15: >>10から続き 2015/10/13(火) 19:23:40.36 ID:qYqJ7ugeo

P「あー、無理しなくていいからな」

凛「うん。名前はちょっと出したくない、かな」

P「分かった。……芸能関係の人、か?」

凛「芸能関係……うん、そうなるのかな」

P「そうか。同い年ぐらいの子か?」

凛「ううん、年上だよ」

P「年上か……どれくらいなんだ?」

凛「一回りも離れてないくらいだったと思う」

P「そうか」

凛「ところでプロデューサー」

P「ん?」

凛「プロデューサーって何年生まれだっけ」

P「その話、いま関係あるのか?」

凛「うん」

P「まぁいいけど……ほら、免許証」

凛「へぇ……うん、ありがとう」

P「もういいのか?」

凛「うん」

P「そうか」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 19:34:48.68 ID:qYqJ7ugeo

P「その人、格好良いのか?」

凛「うん、すごく」

P「俳優とかか……?」

凛「ううん、どっちかっていうと目立たない方、かな」

P「……?」

凛「プロデューサー」

P「ああ」

凛「プロデューサー、学生時代って結構モテてた?」

P「その話、いま関係あるのか?」

凛「うん」

P「そうか……俺はそういう話とは縁遠かったよ、残念ながら」

凛「ふーん」

P「凛」

凛「なに?」

P「機嫌良さそうにしないでくれよ。流石にヘコむよ」

凛「ごめん」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 19:48:15.49 ID:qYqJ7ugeo

P「ちなみに、どんな風に格好良いのか訊いてもいいか?」

凛「うーん、そうだね……」

P「…………」

凛「仲間とか、周りの人の為にすごく一生懸命になれて」

P「…………」

凛「お仕事の合間に視線をくれて、笑い掛けてくれたり」

P「…………」

凛「背筋がぴんと伸びてて、話し方もぴしっとしてて」

P「…………」

凛「評価されると、ちょっと照れたみたいに謙遜して」

P「凛」

凛「なに?」

P「何か、やけに具体的じゃないか」

凛「いつも目で追ってるからかな」

P「……そうか」

凛「うん」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:00:09.06 ID:qYqJ7ugeo

凛「悩みを相談すると、子供だからって態度じゃなくて、真っ直ぐに向き合ってくれて」

P「…………」

凛「息抜きも大切だって、ちょっと良いお店に連れて行ってくれたり」

P「…………」

凛「私のミスはちゃんと叱ってくれて、でも周りからも庇ってくれて」

P「…………」

凛「お仕事が成功したら、何も言わずに拳を突き合わせてくれたり」

P「凛」

凛「なに?」

P「格好良さはよく分かったよ」

凛「そっか」

P「俺もそんな格好良い男になってみたいもんだよ」

凛「全然分かってないじゃん」

P「え?」

凛「ううん、何でも無い」

P「そうか」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:17:51.11 ID:qYqJ7ugeo

P「そんなに凄いと何だか悔しくなってくるな」

凛「そうかな」

P「他にはどんな感じなんだ?」

凛「うーん…………あ」

P「何かあったか」

凛「けっこう好き嫌いがあるかな」

P「ははは、意外な弱点があったんだな」

凛「うん。あ、そうだプロデューサー」

P「ん?」

凛「今日のお弁当、ササミの紫蘇チーズ揚げ入れといたから」

P「え、俺シソ苦手なのに……」

凛「何でも食べなきゃダメだよ」

P「そうは言われてもなぁ」

凛「私のプロデューサーなんだから、格好悪いとこは直してよね」

P「頑張るよ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:30:33.72 ID:qYqJ7ugeo

凛「あ、後はお仕事に一生懸命過ぎるのも困りものかな」

P「そうなのか?」

凛「うん。ちゃんと休んだ方がいいよって言っても聞かないし」

P「意外に頑固なんだな」

凛「うん。プロデューサー、肩揉んであげる」

P「どうした急に」

凛「別に」

P「……じゃあ、お願いしてもいいか」

凛「うん……うわ、随分凝ってるね」

P「……そうか?」

凛「ちゃんと休んでよね、プロデューサー」

P「あー、おう」

凛「身体壊したら元も子も無いんだから。長めの有給でも取ったら?」

P「いや、でも今は凛も良い感じに伸びて来てる時期だしな……」

凛「…………はぁ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:39:15.39 ID:m1a2MeEzo
すっごいニヨニヨする
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:40:08.23 ID:VDBVcfLo0
うわーこわいなーさすぺんすだー
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:40:48.71 ID:rXP7hGWlO
俺はまだ安心出来ていない
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 20:45:52.62 ID:qYqJ7ugeo

P「……ちなみにさ」

凛「なに?」

P「いつ頃出会ったんだ、その人とは」

凛「二年くらい前かな」

P「俺が凛をスカウトした時ぐらいか」

凛「うん」

P「二年前からにしては随分、その……慕ってるんだな」

凛「けっこう一緒に居たからね」

P「そうなのか」

凛「うん」

P「全く気付かなかったぞ俺」

凛「そう」

P「凛は秘密を隠すのが上手いなぁ」

凛「プロデューサー」

P「ん?」

凛「そろそろ怒っていいかな」

P「どうした急に」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 21:27:42.07 ID:qYqJ7ugeo

P「きっかけは何だったんだ?」

凛「きっかけ?」

P「ほら、仕事で一緒になったとかさ」

凛「ああ、学校帰りに声掛けられたんだ」

P「…………」

凛「……?」

P「……ナ、ナンパか……?」

凛「…………はっ?」

P「ナンパで、だったのか……?」

凛「え、ナンパだったの……?」

P「はっ?」

凛「ううん、何でも無い」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 21:39:57.68 ID:qYqJ7ugeo

P「……ええと、具体的にはどんな感じだったんだ?」

凛「うーん……」

P「…………」

凛「……気障、だったね。すっっごく」

P「キ、キザ……?」

凛「綺麗ですね、ってお世辞から始まって」

P「…………」

凛「長い髪が素敵だとか、瞳に意志が篭もっていて良いとか」

P「…………」

凛「自分を持て余してるんなら、一緒に何かしてみないか、って」

P「……凛」

凛「なに?」

P「ごめん。何か腹立ってきた」

凛「うん。私もだよ」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 21:51:22.35 ID:qYqJ7ugeo

P「それで、だな」

凛「ん?」

P「……その人とは、どうなりたいんだ?」

凛「…………」

P「…………」

凛「……真剣にお付き合いしたい、かな」

P「…………そうか」

凛「うん」

P「…………俺は」

凛「うん」

P「凛の気持ちを、最大限尊重したい」

凛「……うん」

P「凛」

凛「なに?」

P「アイドル、楽しいか?」

凛「うん、すっごく」

P「そうか」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 21:58:38.99 ID:qYqJ7ugeo

P「アイドルに恋愛は御法度、って事になってる」

凛「……うん」

P「だから、その……凛」

凛「…………」

P「まずは、トップアイドルに。シンデレラに、なってほしい」

凛「……!」

P「それで、恋愛とか……交際とかさ」

凛「…………」

P「十二時の鐘の後なら、それこそ思いっ切りしてくれよ」

凛「…………分かった」

P「そうか」

凛「約束するよ」

P「ありがとう、凛」

凛「約束だからね」

P「ああ」

凛「約束だよ」

P「……? ああ、約束だ」

凛「うん」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 22:10:22.40 ID:qYqJ7ugeo

凛「プロデューサー」

P「どうした?」

凛「…………」

P「……?」

凛「……ふふっ。やっぱり言わないでおくよ」

P「何だよ、気になるな」

凛「きっと……ううん。後で、必ず言うよ」

P「そうか」

凛「トップアイドルになったら、きっと言うから」

P「……え、そんな重要な話なのか」

凛「うん」

P「一体どんな話なんだろうな」

凛「…………」

P「凛?」

凛「……ううん。後で怒るよ」

P「えっ」

凛「トップアイドルになったら、きっと怒るから」

P「えっ?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 22:20:15.13 ID:qYqJ7ugeo
 ― = ― ≡ ― = ―

「…………ところでさ」

「どうした?」

「プロデューサーって好きな人とかいるの?」

「ああ」

「…………」

「…………」

「……え、あ。いる……んだ」

「ああ」

「…………」

「…………」

「……まぁ、プロデューサーだって大人だし」

「…………」

「そりゃ……好きな人の一人や二人、いるよ、ね」

「一人だけだよ」



「そっか」

「ああ」


終わり
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 22:34:46.71 ID:x14O6EG/0

もどかしすぎてイーッってなったww
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/13(火) 22:46:34.53 ID:7jgHmP0Ho
いやーこれはミステリーですねー
探偵の出番な気がしますねー
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/27(火) 19:05:02.98 ID:TGd5/4TL0
よかったです

関連スレ:

この書き手のSSまとめ


関連記事
タグ:

コメントの投稿



お知らせ
サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
ページ転移に数字送りを実装
多少の軽量化

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

旧ブログはこちら  旧ブログ

スポンサーリンク
最新記事
カテゴリ
人気記事
RSSリンクの表示
リンク