P「未央が同級生に欲しかった……!」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:30:30.11
ちひろ「急に何を言い出すかと思えば……」

P「まってください。まずは話を」

ちひろ「はあ……それで、なんですか?」

P「もしも未央が同級生だったら」

P「よし、じゃあまずは入学から始まりますね」

ちひろ「はい? なにが始まるのかよくわからないんですけど……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444671029

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:32:12.23
未央『ふんふん、ここが今日から未央ちゃんの新しいクラスかー!』

未央『君が隣だよね?』

未央『名前は……ふむ、○○』

未央『えへへ、じゃあこれから友達ということで○○(あだ名)って呼ぶね!』

未央『私は本田未央、よろしく!』
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:33:19.93
P「いやあもうたまらない」

P「会って初対面でもう友達、あだ名呼びですよ!」

P「これはもう、俺に気があるのかな?って思っちゃいますよね!」

ちひろ「えーとこの書類は……」

P「しかもえへへって、えへへって! 可愛すぎません!?」

ちひろ「今日の予定は……ちっ、だれも事務所に来ない……」

P「次は時は少し進み忘れ物編といきましょう」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:34:16.25
未央『ごめん、教科書忘れちゃって……見せてもらってもいい?』

未央『ありがとっ!』



未央『……机くっつけると、広く感じるねー』

未央『ん? 話すときに近いって? だって先生に喋ってるのばれちゃうじゃん』

未央『あ! あんまり近いからって、未央ちゃんに見惚れちゃだめだぞっ』

未央『……でも、これだと先生にばれずに話しやすくていいよねっ』
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:35:24.82
P「見惚れるわっ!」

P「お前自分の凶悪なまでのボディわかってんのかよっ!」

ちひろ「冷蔵庫に何かあったっけ……」

P「しかも喋るときにわざわざ耳元まで近づいて喋るんですよ!」

P「そんな男の俺に気を許すなんて……勘違いしないわけがない!」

P「よし、今度はこの逆パターンをいきましょう」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:36:26.96
未央『え? 宿題を忘れた?』

未央『もー、しょうがないなー。はい』

未央『君だけに特別だぞっ。なーんて、えへへ』

未央『今度、何か奢ってよね♪』
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:37:10.58
P「特別ぅううううっ!!!」

P「俺だけのおおおおおおおおっ!!!」

ちひろ「……あ、プリンがある。食べちゃおっと」

P「すみませんそれ俺のなんで」

ちひろ「え、そうなんですか。すみません」

P「しかもそのあとに奢ってくれという言葉」

P「これは思春期の男子ならば放課後に買い食いデートという可能性を生み出すッッッ!」

ちひろ「しょうがない。ガリガリ君で我慢」

P「そして学校一大イベント、席替え編ではですね」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:38:49.28

未央『あー席替えかー。残念だねー』

未央『君の隣、結構楽しかったのになー』

未央『そうだ! 席替えする前に……はい!』

未央『未央ちゃん印のボールペン。これを未央ちゃんだと思えば……』

未央『離れても一緒、みたいな、さ。えへへ』







P「っっっっっ!!」バシバシ

ちひろ「痛い! 痛いです! プロデューサーさん!」

P「離れても一緒! なにこれ! 凄い魔法!」

ちひろ「ただのボールペンですよ。なにいってるんですか」

P「そしてえへへ! えへへですよえへへ! もう未央といったらえへへですからね!」

P「しかも! まだ席替え編は終わってないですよ!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:40:34.34
未央『あ! また隣になっちゃったねっ』

未央『この人数でまた一緒っていうのは、結構すごい確率だよー』

未央『むむむ、これは君とは何か深い縁がありそうですなあ』

未央『もしかしたら、運命だったりして!』

未央『なんて、迷惑だよね。てへへ、ごめんごめん』






P「……そう、運命」

P「それは絶対に変えられないものであり、初めから定められていた物語」

ちひろ「急に中二病ですか?」

P「つまり俺が未央と結婚するのもまた運命……」

ちひろ「えーと、救急車は何番だったかしら……」

P「迷惑なんてあるわけねえだろうがああああああああっ!!!」

ちひろ「あ、戻った」



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 02:42:32.19

未央が同級生とか幼なじみだったら絶対楽しいよね
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 03:16:07.55
乙乙
ちゃんみおいいよね期待
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/13(火) 08:26:37.62
ふと学生時代を思い出す時
「ああ、あいつ可愛かったな」って感じのクラスメイトってだいたいちゃんみお路線なんだよな
部活とか先輩後輩ではなくクラスメイト
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:07:15.55
P「次は体育編行きますよ体育」




未央『いい走りだったねー、見てたよー』

未央『……あれ? 飲み物持ってきてないの?』

未央『しょうがないなー。この未央ちゃんのをあげよう!』

未央『……ん? 関節キス?』

未央『大丈夫大丈夫! 私は気にしないタイプだから!』









P「こっちが気にしますよね!?」

ちひろ「いや、しりませんけど」

ちひろ「でも確かに、私がプロデューサーさんから貰ったら飲まずに捨てますね」

P「え?」

ちひろ「え?」

P「……はぁ、こんなことやられたら惚れますよ!!」

ちひろ「勝手に惚れててください」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:09:41.32

P「次は体育のペアですね、ペア」

ちひろ「最近では男女では組ませないようになってますけど」

P「いいんです。気にしない」






未央『ん? ペア余ったの?』

未央『じゃあさ、私とやろうよ!』

未央『私もいつもペアの子が今日は休んでてさー。助かったよー』

未央『まず背中合わせのやつだね。よし、ばっちこーい!』

未央『うわっ、ととっ……ぐぬぬ……』

未央『ふぅ……』

未央『凄い凄いっ! やっぱり軽々と持ち上げるねー!』

未央『男の子って感じだね。えへへっ』


―――――――――――――――


未央『おっ、ダブルスだね!』

未央『私たちの絶妙なコンビネーション、見せてあげようよ!』




未央『やったーっ! ねえねえ! 今の、凄くNiceなプレイだったよね!』

未央『えへへ、私たち、結構相性いいかも?』

未央『おー、赤くなっちゃってー。照れるな照れるな!』
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:19:13.48
ちゃんみおは健康的だなぁ!
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:23:51.96

P「王道ですよね、えぇ」

ちひろ「よくわかりませんけど……」

P「このあとクラスメイトから茶化されたりするんですよ」

P「『おいお前、あいつ組むなんて……!』みたいな感じに!」

ちひろ「やっすい恋愛ラノベみたいですね。いや、ラノベに失礼でした。すみません」

P「そして未央も満更じゃない感じで、陰ではあいつら付き合ってんじゃね疑惑が出るんです!!」

ちひろ「はいはい」

P「反応が冷たい……まあ気にしませんけどね、俺は!」

ちひろ「気にしてください」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:26:07.88

未央『お、こんなところで会うなんて奇遇だねー』

未央『私? 私は家族で買い物みたいな感じかな』

未央『もうすぐ終わるところなんだけど……そうだ!』

未央『このあと暇だからさ、一緒に映画でも見に行かない?』

未央『本当? ありがとう! いやー、どうしても見たいやつがあったんだよねー』

未央『よし! じゃあ早速行こう! 善は急げだよっ!』


――――――――――――――――


未央『いやー、面白かったねー!』

未央『そうそう、特にあの部分! 蒼の剣、アイオライトブルーが出てきたところはカッコよかった!』

未央『やっぱり気が合うねー、うんうん』

未央『……あ、もうそろそろ帰らないと……』

未央『え? 家まで送ってくれるの?』

未央『そんな心配しなくても大丈夫だよー』

未央『でも、そんなに言うんだったら送ってもらおう……かな、えへへ……』


――――――――――――――――


未央『わざわざありがとっ! 今日は楽しかったよ!』

未央『その……ちょっと無理やりみたいな感じだったよね……ごめんね?』

未央『君も楽しかった? そっか……えへへ』

未央『その……今、家に家族いないんだけど、さ』

未央『もしよかったら……あ、上がってく? なんて……』

未央『あ、嫌だったら全然いいんだけど!』

未央『わた――――――――――
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:27:02.97


ちひろ「ちょっと待ってもらっていいですか?」

P「はい?」

ちひろ「何かいきなり家に入り込もうとしてるんですけど」

P「そうですけど」

ちひろ「いくらなんでも急すぎません?」

P「同級生ですから、仲よくなるのも早いんです」

ちひろ「妄想乙って感じですね」

P「ふん! 妄想してなにが悪い! それに妄想とは……」

P「……」

ちひろ「どうしたんですか?」

P「そうか、妄想とは限らない……もしかしたら、今未央は学校の男子共とこんなことをしてる可能性は充分にある」

P「既に汚されていることだって……!!」

P「すみませんちひろさん! ちょっと行ってきます!」

ちひろ「やめてください」グイッ

P「ぐええぇええ、痛い痛い! 何で止めるんですか!」

ちひろ「変なことをしようとしてるからです」

P「それは学校の男どもです! あの獣たちを止めないと!!」

ちひろ「はいはい、大人しくしてましょうねー」

P「ぐおおおおおおおっ!!! 止めないでくれえええええ!!!」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:29:13.65



ちひろ「はあ……プロデューサーさん」

P「はい」

ちひろ「遊びはこれぐらいにしましょう」

P「俺にとっては遊びじゃ……」









ちひろ「未央ちゃん、このままでいいんですか?」


59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:30:12.88




P「……はい」

ちひろ「本当に?」

P「俺は、嘘なんてつきません」

ちひろ「嘘ですね。そもそもあの返事が嘘ですから」

P「なんでそう思うんですか?」

ちひろ「じゃなきゃこんな話しないですよ……普通」

P「……まあ、確かに」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:33:03.65

ちひろ「……自分が思っていることを、何も考えないで、言っちゃえばいいじゃないですか」

ちひろ「本音でぶつかればいいじゃないですか」

ちひろ「プロデューサーさんの妄想で言っていた何か深い縁が、プロデューサーさんと未央ちゃんにはあるんでしょう?」

ちひろ「なのに、このままで終わりなんて絶対によくありません」

P「それは、俺の妄想で……」

ちひろ「どっちでもいいです。そんなのは。プロデューサーさんがそう思ってるってことが重要なんです」

ちひろ「せめて、きっちりと決着をつけてください」




ちひろ「というわけで今日の18時、○○の公園に行ってくださいね」

P「どうしてですか?」

ちひろ「未央ちゃんがいますから」

P「はいぃぃいいいいい!?」

ちひろ「いつもその時間になると、そこの公園のブランコに座ってるんですよ」

ちひろ「きっと、だれかを待ってるんじゃないですか?」

P「……そう、ですか」







ちひろ「まあ、どうするかどうかは、プロデューサーさん次第です。あとは勝手にしてください」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:33:58.41

未央「はーあ、暇だなあ」

未央「……前までは、毎日忙しかったんだけどな」

未央「……」

P「何黄昏てるんだ?」

未央「うわわっ! ぷ、プロデューサー!?」

P「お、まだプロデューサーって呼んでくれるんだな」

未央「あっ……」

P「……本当に、申し訳なかった」

未央「……」









P「確か、ここだったよな」

P「告白されたの」


62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:35:49.48


P「未央の告白に、アイドルとプロデューサーだからって、本音も言わずに断ったこと」

P「アイドルをやめたあとも、誤魔化してきたこと」

P「未央がいなくなったあと、真剣に考えた」

P「今ここで、改めて返事をしたいと思う」









P「やっぱり、俺は未央をそういう対象として見れない」








未央「……そっか」

P「俺にとって未央は―――」

未央「あぁ! これ以上はいいよいいよ! 大体理由はわかるから!」

P「そう、なのか?」

未央「うん。それに理由はどうであれ、ちゃんとした返事がきければ大丈夫だから」

P「……ありがとう」

未央「いやいや、むしろ話をややこしくしてごめんね? 私のワガママなのに」

P「そんなことない。未央は良くやってくれた」

未央「そう? そっか……」





P「……最後に何か言うこととか、あるか?」

未央「ううん、何もないよ」

P「そうか……」

未央「うん……」

P「……じゃあな」

未央「……バイバイ、Pさん」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:36:37.57



ちひろ「結局本音は言わないままですか」

P「……そりゃそうですよ。俺がいくつだと思ってるんですか」

P「彼女は15歳ですよ? 人生を棒に振らせるわけにはいかない」

ちひろ「はあ……これだからプロデューサーさんは……」

P「彼女の幸せを最大限考えた結果ですよ」

P「そのうち俺のことも忘れて、もっといい人とくっつきます」

ちひろ「……それでプロデューサーさんはいいんですか?」

P「いいですよ、俺のことなんかはどうだって」

P「まあ、一つ本音を言うなら――」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:37:22.34









P「―――同級生に欲しかった、ですかね」






65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:39:05.11
終わりです。急なうえで適当感はんぱじゃねえ。

思った以上にssって難しかったです。ロムってきます。
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:46:14.22
感動した
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 18:51:23.81
乙ー
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 19:08:58.11
切ない
ハッピーエンド見たいような見たら勿体無いような
切ない


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