渋谷凛「犬だよ、犬」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:33:21.67
まゆ「プロデューサーさん」

モバP「何?」

まゆ「何で、プロデューサーさんの自宅に凛ちゃんが居るんですかぁ?」

モバP「えーっと……それは……その」

凛「犬だよ。室内犬」

モバP「犬……そうだ、犬だよ」

まゆ「犬…ですか」

モバP「俺のペット、飼い犬だ!俺の家族みたいな存在。いや、家族だよ!愛しい飼い犬だよ、まゆ」

凛「わんわーん、ね?」

まゆ「そうですか」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:34:15.83
プロデューサーに対する情念において、事務所一と自負する佐久間まゆ。

彼女の発するプレッシャーに臆することなく、プロデューサーに"犬"と

呼ばせる渋谷凛の胆力は、シンデレラガールのみが持つもの。


まゆ(流石はシンデレラガールですねぇ)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:35:55.17
モバP「ほら、犬!ワンちゃんだよ」

まゆ「野良犬ですか?随分と汚い野犬を拾ったんですねぇ。まゆが保健所に通報してあげますよ」

凛「あん?」

まゆ「は?」

凛「その辺の雑種とは違うよ!血統書付きだよ」

モバP「そうだぞ?血統書付きだぞー………多分」

凛「保健所に通報するなんて、もっての外!」

モバP「血統書付きなら、保健所に通報するのは、やめたほうがいいな」

まゆ「プロデューサーさんが、そう仰るならやめておきます」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:36:52.63
凛「そうだよ。ところでプロデューサー、アイス食べていい?」

モバP「もう、袋を開けてアイス食べてるじゃん」


渋谷凛は、自己を犬と言い切った後、他人の冷凍庫を開けアイスを器用に食べた。

犬がアイスを食べることは、不可能。

しかし、アイドルの中のアイドルにとっては、造作もないことであった。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:37:48.17
凛「美味しい」

まゆ「本当にそれは犬なんでしょうか?器用に自分でアイスの袋を開けて」

まゆ「プロデューサーさんの横でアイスクリームを貪っている……本当にそれは犬なのでしょうか」

凛「まゆ」

まゆ「何でしょうかぁ。異論でも?」

凛「くどい」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:39:28.40
凛「れろれろぺろぺろ」

モバP「美味しいかい?よかったねぇ」

まゆ「話は変わりますが、一つ質問なんですけど……」

凛「まだ何かあるの?」

まゆ「もしも…ですよ?万が一、渋谷凛に見えるソレが犬だとしたら」

凛「ご馳走様。アイスはラクトアイスより、アイスクリームに限るね」

まゆ「何でプロデューサーさんのボクサーパンツを穿いているのでしょうか?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:40:01.75
モバP「それは……ほら、アレだ。愛犬に服を着せる人いるでしょ?」

まゆ「ああ、そういう趣味の人は存在しますね」

凛「下着の代えが無かったからだよ」

凛「下着を持ってくるのめんどくさいし、プロデューサーのパンツでいいんだよ。3枚480円だけど、なかなか良いよ?」

モバP「まゆ、納得した?」

まゆ「いいえ。納得できません」

凛「新品のプロデューサーのパンツがあるから、まゆに1枚あげるよ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:41:12.71
渋谷凛は、佐久間まゆにボクサーパンツを投げた。これは無礼な行為であり

アイドルの間で決闘が開始されてもおかしくなかったであろう。

しかし、プロデューサー愛を随一と自負する、佐久間まゆにとっては……。


ドクン ドクン


プロデューサーのパンツを手に取った佐久間まゆは、全身の血流が促進され

心拍数が上昇し、心の中が清く正しい尊い”何か”で満たされるような気分であった。

人はこれを、恋心という。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:42:04.72
まゆ「ええええええええええええええええパパパパパ、パンツを頂けるんですかあああああああ」


彼女の股座から尿のような物が溢れた。


凛「声が大きいよ、まゆ。ご近所迷惑だよ」

まゆ「ありがとうございます!!ジップロックに入れて、持ち帰ります!!」

モバP「そこまでしなくても……」

まゆ「ハァハァ…そ、それでででまゆは、帰りますね!!失礼しまままますッッッッッ!」

凛「まゆ、お疲れー」

モバP「お疲れ様」


ガチャ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:43:03.38
凛「ふぅ…何とか誤魔化せたね」

モバP「まゆ、嬉しそうだったな」

凛「顔が真っ赤だったね」

モバP「あいつ、下着に困ってるのかな」

凛「おかずにするんじゃないのー」

モバP「え?」

凛「ああ、何でもない。それよりプロデューサー、晩御飯まだ?」

モバP「よーし!バイソンの肉を焼くか」

凛「えー、またそのメニュー?」

モバP「肉を食べなきゃ。ステージで頑張れないよ」

凛「それなら、食べようか」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:44:01.17
―――――


ありす「プロデューサーさん」

モバP「何?」

ありす「何故、プロデューサーさんの自宅に桃華さんがいるのでしょうか」

モバP「えーっと……それは……その」

ありす「プロデューサーさん、ここに桃華さんが存在する理由を答えて下さい」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:45:29.05
桃華「ATMですわ」

ありす「ATM?」

モバP「え!?ATM!?」

桃華「橘さん、聞こえませんの?ATMですわ」

ありす「意味がわかりませんね。人間ではないと言いたいのですか」

桃華「ねぇ、Pちゃま?わたくしは、何でしょう」

モバP「………」

桃華「Pちゃま、これを受け取ってくださいな」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:48:30.96
櫻井桃華は、プロデューサーのパンツに札束を入れた。

このような行為を"男気"と芸能界では表現する。

しかし、櫻井桃華からは"男気"とは違う、一部の貴人のみが

持ち合わせる"気高さ"を、橘ありすは感じ取った。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:49:28.50
ありす「さ、札束ッ…!?」

モバP「ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!ATM!AAAAATTTTTMMMMMMMMMMMMMMM!」

ありす「なッ…!?言いきった!?」

モバP「そうだよ、ATMだ!間違いなくATMだ!俺の現金自動預け払い機!俺だけのAutomated teller machineだよ」

桃華「ふっ…ただの普通のしがない、何所にでもあるATMですわよ?」

ありす「………」

モバP「ATMなら仕方ないよねーアハハ」

桃華「仕方ありませんわねーウフフ」

ありす「ぐぬぬ」

モバP「フッハハハ」

桃華「ふふっ」

ありす「実弾を使うとは……どこかのモグリの名医のようですね」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:50:33.53
デジタル家電を使いこなし、ユビキタス社会に生きる346プロの麒麟児、橘ありす。

彼女の追求をかわし、笑顔で白を切る櫻井桃華のタフネスは

一流の家に生まれた者のみが持つ才能である。これは、平民に生まれた者が持たない才能であった。


モバP「まぁ、この家は桃華の援助で住めているわけだしね」

ありす「え?」

モバP「プロデューサーの収入で、こんな都会のマンションに住めるわけないでしょ」

桃華「Pちゃま、やめてくださる?公にせぬと約束したではありませんか」

モバP「ごめんね」

ありす「衝撃ですね」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:51:27.57
モバP「車とスーツ、時計のアクセサリーは桃華と琴歌からのプレゼント」

ありす「そう言われると、プロデューサーさんの衣服だけ、一流のオーラが…あるような、ないような気がします」

モバP「俺という人間は一流ではなく、二流だと言いたそうだね」

ありす「社会人として二流です。ほとんど、アイドルのヒモというか飼い犬ですからね」

モバP「へへっ」

ありす「笑いごとではありません」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:54:03.34
桃華「Pちゃま、将来は楽しみですわね。後、十年もすれば櫻井家の一員ですわ」

モバP「ん?」

ありす「何を言っているのでしょうか?。プロデューサーには"待って"もらいます」

ありす「しかし、その"待て"は貴女のための"待て"ではありません」

ありす「全ては、私のための"待て"です。プロデューサーは私のために待つのです」


飼い犬に待てを命じるが如く、プロデューサーに待てと言い切る、橘ありす。

橘ありすの脳内の計画では、両名は既に夫婦であった。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:55:05.96
モバP「な、何だってええええええええ!?」

桃華「勘違いなさらないでくださる?わたくしは、Pちゃまが誰と夫婦となろうと構いませんわ」

ありす「そ、そうですか。安心しました」

モバP「君達、おませな事ばっかり言って…びっくり!フフフハハハ」

桃華「もしも、明日にPちゃまがアイドルの誰かと結婚しても、よろしくてよ?」

ありす「ふっ……」

モバP「プロポーズしてないのに、遠まわしにフラれた感じだな」

桃華「わたくしは、何も異論はありませんわ」

ありす「直球でフラれましたね」

モバP「むむむ……ありす、嬉しそうだな。馬鹿にするな」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:56:12.51
このとき、橘ありすは勝利を確信した。プロデューサーと計画通りに結婚し、プロデューサーの子を宿し

プロデューサー家と橘家、どちらも繁栄させていくという、壮大な野望。

『オギャオギャオギャ』

『元気な5000gの男の子ですよー』

『ありすさん』

『お義母様。20人目の子が産まれました!』

『ありすさんって毎年妊娠してるけど、健康は大丈夫なのかい?』

『お父さん!嫁であるありすさんに向かって何と言うことを…!本心でも口に出してはいけません』

『ごめんね』

麒麟児の脳裏には、鮮明なる結婚生活の幻が浮かんだ。

ありす(私の計画に狂いはありません)ポワワ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:56:53.25
桃華「わたくしが婚姻可能な年齢になるまで、ご自由に結婚してくださいまし」

ありす「え?」

桃華「結婚しても、何度でも10回でも1000回でも、Pちゃまが死ぬまで離婚の手続きは可能ですわ」

ありす「り、離婚…!」

桃華「何度でも構いませんのよ?」

モバP「そう言われると……確かに。何度でも離婚できちゃうね」

ありす「感心しないでください。反論しましょうよ」

桃華「この世の中に、犬が食べられる無料の餌なんてありませんわよ」

ありす「餌…!!衣食住を提供し、プロデューサーさんを飼いならしている…とでも言いたげですね」

モバP「そうやって罠にハメるなんて、桃華は賢いなぁ、ハハハ!」

ありす「否定してください。断固として否定してください!」

モバP「桃華の犬か…まぁ、それも悪くないかな」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:58:02.49
―――――


凛「何で、プロデューサーのベッドに周子がいるの」

モバP「え…あーそれは…その……」

凛「答えてプロデューサー」

周子「野生動物保護やろ」

モバP「野生動物!?…え…あ、ああ!そうだ。保護したんだ」

周子「絶滅危惧種は、保護するでしょ?ソレと同じやん」

凛「へぇー……」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 02:59:33.70
周子「プロデューサーが、住みかを(両親から)追われた可哀そうなしゅーこを保護したんだよ。わかるかな?」

凛「一人暮らししても、家賃を滞納してアパートを追い出されたんでしょ」

モバP「ハハハハ……マジで!?」

周子「ハハハ、ノーコメント」

凛「プロデューサー、捨ててきなよ」

モバP「うーん、捨てるのは可哀そうじゃないかな」

凛「ダメ。元に居たところに返してきてよ。駆逐してよ」

周子「絶滅危惧種でデリケートなしゅーこちゃんを、駆逐するなんて外道がやることだよ」

モバP「え?絶滅危惧種なの?それは保護しなきゃ、うん…守らねば」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:00:37.47
凛「プロデューサー、周子に騙されてるよ」

モバP「絶滅危惧種らしいしゅーこを駆逐するのは、いかがなものだろうか」

凛「プロデューサー、よく聞いて。コレは絶滅危惧種でも、血統書付きでもない、ただの野生動物だよ」

モバP「な、なんだってえええええええ!!!」

周子「は?」

凛「あん?」

周子「絶滅危惧種だってば。ジャジャーン!ほら、胸から豆大福が出てきましたー」

モバP「おおお!」

周子「お次は……苺大福!!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:01:47.83
塩見周子が胸元より、取り出したのは豆大福と苺大福である。

通常の和菓子である大福と、酸味を併せ持つ苺大福を、用意する知略。

この知略こそは、塩見周子が4代目シンデレラガールに輝いた原動力。


モバP「ううううおおおおお!!すげええ」

周子「どや?はい、あーんして」

モバP「あーん」

周子「美味しいね」

モバP「モグモグ…うん、美味しい」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:04:28.06
凛「プロデューサーを食べ物で手なずけるなんて…まるで、犬に行う餌付け」

モバP「すげええええええ、凄いな周子。いいじゃないか、絶滅危惧種!これなら最高だ、いつでも和菓子が味わえる」

周子「でしょー?」

モバP「この種は絶やすことまかりならない。保護しなければ、愛情をもって手厚く保護しなければならない!」

モバP「神が、仏が、南無八幡大菩薩が、父祖達が、言っている!保護して、繁殖しろと言ってる!!」

凛「な…!! 正気?」


3代目シンデレラガールである渋谷凛の迫力に対し、意見を貫き通せるのは芸能界広しといえども

4代目シンデレラガール塩見周子のみである。懐に豆大福を忍ばせ、さらに奥の手として苺大福まで用意する。

"現"シンデレラガールである塩見周子に、一切の死角はない。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:05:10.99
凛(3代目シンデレラガールの私に抵抗できるなんて……シンデレラの正統な後継者)

凛(4代目シンデレラガールなだけのことは、あるね)


周子「ふっはははは、やったねー保護される権利ゲットー♪」

凛「プロデューサーを誑かすとは……やってくれたね、周子」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:06:22.64
おわり。HTML依頼だしてきます

ありがとうございました。
凛がワンワンになるのもいいけど、色んなパターンもイイヨネ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 03:47:24.47
おつおつ
寝る前にとんでもないSSを見つけてしまった
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 10:50:28.43
で、結局部屋でナニしてたんでしょうね?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/23(月) 20:53:54.66
なにこの無駄に力強いけど無駄な地の文wwww


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