二宮飛鳥「だるい」 佐藤心「だーるい」

1 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:22:07.72
飛鳥「こたつはいいね。人類の生み出した文化の極みだよ」ヌクヌク

心「ほんとにねー」ヌクヌク


梨沙「アンタ達……なに昼間っからダラけきってるのよ」

梨沙「シャキッとしなさい、シャキッと! こっちまでテンション下がるじゃない」

心「もう、うるさいなあ梨沙ママは……」

梨沙「誰がママよっ! アタシの倍以上歳取ってるくせに!」


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2 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:27:19.30
心「あー……そうだねえ。はぁと26歳だもんねえ」

飛鳥「約2.17倍だね」

心「おお、すごい。暗算?」

飛鳥「いや、この前暇だったから電卓で計算した。ちなみに正確に言うと割り切れない」

心「キミ、結構無駄なことやってるね」

飛鳥「人生、無駄なことの積み重ねさ」

飛鳥「だが、その無駄なことが、時として他の要素と結びつき……ふわあ」

飛鳥「……まあいいか」グダー

梨沙「いや最後まで言いなさいよ。いつものよくわかんない語りはどうしたのよ」

飛鳥「今日は口を動かす気分じゃない……朝から寒いし、体力を根こそぎ奪われた」

梨沙「口動かさなきゃごはんも食べられないわよ」

心「もうこたつから出たくなーい。ずっとこうしていたーい」

梨沙「ひ、ひどすぎる……午後もダンスレッスンがあるっていうのに」

梨沙「飛鳥はエクステがしなびてるし、ハートさんは『☆』も『♪』も使ってないし」
3 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:30:07.81
梨沙「ほら、見なさいあそこを!」



光「ライダー……変身! とおっ!」

仁奈「へん……しぃん!」

こずえ「でゅわー」



梨沙「あの子達はこたつに見向きもせずに走り回ってるわよ。ちょっとは見習ったらどうなのよ」

飛鳥「子どもは風の子」

心「はぁと達と違って元気があり余ってて羨ましいね」

梨沙「飛鳥はあっちの光と同い年なんだけど! なに大人ぶってるのよ」

飛鳥「ボクらの年頃は子どもから大人への過渡期だから、時と場合によってどちらにもなりえるんだ……あふぅ」
4 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:32:44.75
梨沙「カトキ?」

ありす「子どもから大人へ、だんだんと変わっていく途中、という意味です」ヒョコッ

ありす「ですよね、飛鳥さん」

飛鳥「そうだね……だいたいそんな感じなんじゃないかな」ダラダラ

梨沙「へえ、そういう意味なんだ。さすがありすね、歩く電子辞書だわ」

ありす「それほどでもありません」フフン

心「実際、タブレット持ち歩いてるしね」
5 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:34:50.16
梨沙「まったく。年上なんだからしっかりしなさいよねっ」フンス

心「………」

梨沙「? なによ」

心「てりゃっ!」ガシッ

梨沙「わ、ちょっとなによ!?」

心「キミもこたつに入って仲間になれ♪しゅがはママからの命令だぞー?」

梨沙「だ、誰がママよ! アタシのママはもーっと美人なの!」

心「なぁにぃ? アイドルシュガーハートに向かってそのセリフは聞き捨てならんなぁ☆」

梨沙「わわっ、こたつに引きずり込まれる! ていうかいつの間にかしゃべり方復活してるし!」

心「さあさあ、一緒にこたつの暖かさに沈んじゃおう♪」

梨沙「ぬわー!?」
6 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:36:24.85
心「うりうり~☆」

梨沙「むむむ……わかった、わかったわよ!」

梨沙「ツッコミ疲れたから、アタシもダラダラする!」

飛鳥「フッ、やはりキミも抗えなかったか。こたつの魅惑に」

梨沙「どう見ても無理やり入らされたんだけど……もういいわ」

梨沙「はぁ……あったかい」ヌクヌク

心「ありすちゃんもどう? まだ一人分空いてるぞー」

ありす「わ、私ですか……仕方ないですね。そこまで言うなら入ってあげなくもないです」イソイソ

梨沙「そこまでって、一回しか言ってないような……」

飛鳥「(最初から混ざるタイミングをうかがっていたようだね)」

ありす「……あったかい」ホカホカ

心「でしょー? なんか本当、気持ちよくなってきちゃうねえ」

梨沙「確かに、頭もぼーっとしてきちゃって……ふわぁ」
7 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:38:43.42
P「ただいまー。みんなに石焼き芋買ってきたぞ」

光「石焼き芋!」

仁奈「あったけーですよ!」

こずえ「ほくほく……」

P「火傷しないようにゆっくり食べるんだぞ」

3人「はーい」


P「……で、こっちのこたつ組は、と」


心「すぴー……」

梨沙「……むにゃ」

ありす「……すぅ」

飛鳥「………」


P「全員仲良くお昼寝中か」
8 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:42:12.68
P「……こうして見ると、やっぱりみんな顔立ち整ってるよな。アイドルなんだから当たり前だけど」

P「飛鳥なんて、寝顔は本当に、年相応にキュートだな」


飛鳥「……悪かったね。普段はかわいげがなくて」ムクリ

P「おう、起きてたのか」

飛鳥「キミの足音が聞こえると、自然と胸が高鳴り目が覚めるんだ」

P「マジか」

飛鳥「もちろん冗談さ」

P「だよな」


P「一応弁解しておくが、別に普段の飛鳥がかわいくないと言っているわけじゃないぞ」

P「起きてる時は、クールな印象が強いってだけだ」

飛鳥「そうかい。本当にそう思ってくれているならいいけど」ジトー

P「おいおい、疑うのか?」

飛鳥「別に」

P「ふむ……」
9 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:45:05.72
P「あ。口元、よだれついてるぞ」

飛鳥「えっ……」ササッ

P「はは、すごいスピードでぬぐったな」

飛鳥「そういうことは早く指摘してくれ」

P「ごめんごめん、本当に今気づいたんだ」

P「なんだか、今日の飛鳥はいつもよりぽややんとしてるな」

飛鳥「ぽややん……?」

P「いい感じに気が抜けてるっていうか……家の中だとそんな感じだったりするのか?」

飛鳥「……どうだろうね。自分のことは、自分ではよく見えない部分もある」

飛鳥「ただ……」

P「ただ?」
10 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:48:06.39
飛鳥「ひとつ言えることがあるとすれば……この空間に、それだけボクという存在が馴染んだということじゃないかな」

飛鳥「警戒心が、薄れているんだろうね」

P「なるほど。みんなと触れ合って、そうなったってことか」

飛鳥「みんな、か。まあ、そういうことになるだろうね」フフッ



ありす「すぅ……私、もうおとなですから……」

梨沙「むにゃ……飛鳥の背なんて、すぐに追い抜いてやるんだから……」

心「すぴー……飛鳥ちゃんのおっぱいも、すぐに大きくなるから……多分…きっと…おそらく……あれ、大きくなるよね?」


飛鳥「……最後の寝言は、ちょっとイラッときた」

P「心さん、寝てますよね……?」
11 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:51:32.94
別の日


ちひろ「プロデューサーさん。そろそろ掃除機買い替えません? だいぶガタがきてて……」



P「というちひろさんの提案により、掃除機を買いに家電屋にやって来たんだけど……」


梨沙「あっ、新作のゲーム! 飛鳥、こっち来て見てみなさいよ」

飛鳥「うん? 面白そうなモノでもあるのかい」

梨沙「それをこれから探すんでしょうが。はい、アンタはそっちの棚ね。アタシはこっち見るから」



P「ついて来たメンバーが早速関係ない場所に夢中だな」

心「まあまあ、掃除機選ぶだけならはぁとで十分♪」

P「お、自信満々ですね。期待していいですか?」

心「任しとけ☆家庭的な一面を見せてやるんだからな♪」

心「佐藤家の鉄砲玉と呼ばれたはぁとの値切りテクニック、とくとご覧あれ☆」

P「ずいぶん男らしい家庭的一面ですね……値切りうんぬん以前に、まずはうちの需要にあった掃除機を見つけてほしいんですけど」

心「ところで、事務所の掃除機買うのってプロデューサーの仕事なの?」

P「ウチは人手が少ないので、多少は」
12 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:54:34.78
梨沙「プロデューサー! うちのテレビもここにあるやつみたいにでっかいのにしない?」

P「却下。部屋にテレビがあるだけありがたいと思いなさい」

梨沙「けちー」

P「というか、掃除機を探してくれ。掃除機を」

梨沙「わかってるわよ。それじゃこのルンバで」

P「普通の掃除機だ。手動でやらないと手が届かない場所とかあるからな」

梨沙「注文多いわね……」

飛鳥「タダで手に入れられる物ではないからね。Pだって慎重に選びたくなるさ」

飛鳥「さぁ、ボクらも探そう」

梨沙「うーん、しょうがないか」
13 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:57:19.13
飛鳥「資金から考えると、手が出せる値段はこのあたりか……ふむ」

梨沙「ねえ飛鳥。アンタってさ、イヤホンとか結構こだわるタイプよね?」

飛鳥「そうだね。そこそこには、好みもあるかな」

梨沙「だったらさ、後でいろいろ教えてくれない? ちょうど新しいの買おうと思ってたのよ」

飛鳥「ボクの解説でかまわないのなら」

梨沙「なんにもないよりはマシでしょ?」

飛鳥「キミの歯に衣着せぬ言葉は嫌いじゃない……いいだろう。付き合うよ」

梨沙「決まりね。ありがと♪」

飛鳥「どういたしまして」



P「………」

心「プロデューサー♪この辺のやつとか……どしたの?」

P「いや……こうして眺めてると、あの子達が姉妹みたいに見えて」
14 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 18:58:39.01
心「姉妹かぁ。うん、確かに」

心「……ということは、はぁととプロデューサーはあの子達の両親ってところかな♪」

P「あの年齢の子どもを持ってるにしては若すぎませんか?」

心「むー、プロデューサーはデリカシーってものがわかってない! そんなんじゃモテないぞ☆」プンプン

P「いつもは若くないと言ったら怒るのに、今日は逆なんですか」

心「それが女の子の心の機微ってヤツよ☆」

P「機微ね……俺にはまだまだわからないみたいです」

心「………」


心「ほんとに?」

P「え?」

心「実はわかってて誤魔化してない?」

P「………」

心「じーーー」

P「………」
15 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/11(金) 19:01:50.63
P「飛鳥、梨沙! なんかよさそうなの見つかったかー!」

心「あー、露骨な話題逸らしはずるいぞ! 逃げんな♪」

P「さあ、なんのことだか」

心「おいコラ☆」



梨沙「………」

梨沙「なに騒いでるの? あの二人」

飛鳥「……大人には大人の事情があるのさ」

梨沙「普段は子どもっぽいのに?」

飛鳥「それでも、大人は大人なんだよ。難しいけれど、ね」

梨沙「アタシにはよくわかんない」

飛鳥「実はボクもそうだ」

梨沙「……なにそれ。ふふっ」


おしまい



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