P「本当、羨ましいんです……」小鳥「……………」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 08:38:43.93
P「……………」カタカタ

P「……あ、また打ち間違えた……デリートデリート……」カタカタ

小鳥「えっと……この資料のチェックは終わって、次は……」

プルルルル……プルルルル……

P「はい、こちらPです」

P「……あ、どうも」

P「はい……今、居るので代わりますね」

P「音無さん、電話ですよ」スッ

小鳥「あ、はい、もしもし音無ですが……えっ、お母さん?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447457923
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 08:44:31.48

小鳥「ちょっと、この電話に掛けないでって……!」

小鳥「どうせ、そこにいるからって……もう!」

小鳥「次からは、あたしの携帯にしてよね?」

小鳥「それで用事は……うん……うん……」

小鳥「あぁ、それは来週の日曜よ、今週じゃないの」

小鳥「うん、そう……はいはい、わかりました、じゃあね」ピッ

小鳥「すみません、プロデューサーさん……母がとんだご迷惑を」スッ

P「いえいえ……何の電話だったんですか?」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 08:50:04.28
小鳥「来週、実家に帰るって言ったのに、勘違いして今週かと思ってたらしくて……」

P「あぁ〜……確か、来週の日曜に遊びに行くんでしたよね?」

小鳥「はい……本当、そそっかしい母親で……勘違いなんかよくして」

小鳥「迷惑な母親で恥ずかしい限りです……」

P「でも、音無さんとは仲良好ですね、電話の様子も見ても……」

小鳥「……まぁ、そうなんですけどね」

P「……ん〜!入力作業、一区切りついた!疲れた〜!」ノビ〜

小鳥「ちょっとここで一息入れて、休憩にしましょうか」

P「おっ、いいですね。一定の体勢じゃ体に悪いですからね」

小鳥「じゃあ、お茶とお菓子出しますね」スクッ

P「あっ、ありがとうございます」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 08:55:21.87


小鳥(えっと……煎餅があったけど……センスがおばさん臭く思われるかも……)ガサゴソ

小鳥(あっ、ポリッピー……まぁ、これでいっか)

小鳥「おまたせしました〜、こっちで休憩しましょうか」スタスタ

小鳥「よいしょっ……と」ストンッ

P「そうですね……じゃ、いつもみたいに」

P「よっ……と」ゴロンッ

小鳥「ふふふ、プロデューサーさん、相変わらず横になるの好きですね」ニコッ

P「疲れた時は、一番楽な体勢でいるのが一番ですよ」ゴロゴロ

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 08:59:56.60


P「あ、お菓子いただいていいですか?」

小鳥「あ、はい、どうぞ」スッ

P「じゃあ……」パクッ

P「……んん〜、ポリッピーですか、酒が飲みたくなりますね」ポリポリ

小鳥「プロデューサーさん?お酒は残りの仕事が終わってからですよ?」

P「了解です……あ、そういえば」

小鳥「どうしました?」

P「音無さん、香水とか付けました?」くんくん

小鳥「えっ……あっ」

小鳥「そういえば、今日の朝、少し匂いの強いシャンプーに変えて……」

P「あ〜、なるほど……どうりで入力作業の時、この匂いが……」くんくん

小鳥「すみません、迷惑でしたか?」

P「いやぁ、結構好きですよこの匂い」

小鳥「本当ですか?よかった……」ホッ


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:05:55.12
P「いやぁ〜、それにしても眠い……今日家に帰るのが億劫だ……」

P「いっそこのまま、今日も泊まり込みで仕事しようかな……なんて」

小鳥「ふふふっ……わざわざ自分の家に家賃払ってるのに、帰らないのって勿体無くありません?」

P「そうですよねー……帰るの疲れるなぁ」

P「それにしても……はぁ〜……」シュン

小鳥「溜息ついて、どうしました?」

P「いや、あのですね……」

P「最近のカップル達が羨ましいんですよ……」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:10:10.49

小鳥「あぁ……またその話ですか?」

P「いや、だって本当羨ましいですよ……」

P「あんな人目を気にせずに、いちゃいちゃイチャイチャと」

P「俺にも、もし彼女がいたら、こんな惨めな気持ちにはなりませんよ……はぁ……」

小鳥「プロデューサーさんも、彼女を作ってみては?」

P「脈がありそうな相手がいなくて……」

P「今の女性の関係者全員に告白しても」

P「きっと、フられて終わり……ですよ」

P「なので、毎日カップルを妬んでは泣き、妬んでは泣きで……」

小鳥「はぁ……そうなんですか……」


小鳥「………………」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:15:14.70
P「この前見たカップルなんて、公園で膝枕してベンチ座ってるんですよ!?」

P「しかも、『耳の中見せてよ〜///』『おぉい、や〜め〜ろ〜よ〜///』とかいう会話して……」

小鳥「公園で堂々と……凄いですね」

P「はぁ〜……俺にも、彼女がいればな〜……」

P「今は、大分前に頼んでから以降……」

P「音無さんに膝枕して貰ってるけど」ゴロゴロ

P「音無さんは彼女じゃないからなぁ……はぁ〜……」ゴロゴロ

小鳥「…………………」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:19:17.80

P「音無さんが彼女だったらなぁ〜……」

P「今の膝枕が、もっと幸せに感じるんだろうなぁ〜……」

P「今も、柔らかい肌包まれた上、音無さんの美人顔が見れて幸せなんだけど……」

P「でも、音無さんは彼女じゃないからなぁ……」

P「これは必死に頼んだから、同情されて、やって貰ってる事なんだよなぁ……はぁ〜……」

小鳥「………………」なでなで

P「あ、どうも」



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:24:45.08
P「他にも羨ましい所があってですね……例えば……」

P「ファミレスとかで、『あ〜ん』なんてしてるカップル!」

P「食べ物は自分で食べるって教育、受けなかったんですかね……全く」

P「……でも、羨ましい……はぁ」シュン

小鳥「食べた本人も、きっと何倍に美味しく感じてるんでしょうね」

P「……あ、またポリッピー貰っていいですか?」

小鳥「あ、はい、じゃあまた、さっきみたいに口開けてもらっていいですか?」

P「はい、あ〜ん」パッ

小鳥「ふふふ、どうぞ」スッ

P「んっ……」パクッ

P「……うん、酒のつまみに合うなコレ」モグモグ

小鳥「あたしも少し貰いますね」パクッ

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:28:42.43

P「音無さんが彼女だったらなぁ〜……」

P「今の『あ〜ん』が、もっと幸せな気分になれるんだろうなぁ……」

P「今も音無さんに食べさせてもらって、ちょっと指と唇が当たったりして、嬉しいんだけど……」

P「だけど、音無さんは彼女じゃないからなぁ……」

P「これは、お願いした事を叶えてくれてる事なんだよなぁ……はぁ〜……」


小鳥「……はい、あ〜ん」スッ


P「あ〜ん」パクッ



16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:33:26.23
P「……他にも羨ましい所があってですね……例えば……」モグモグ

P「電車で、必要以上にくっつくカップルとかいたんです!」

P「2人して席に座って、ベタベタとくっついて……」

P「ほぼ彼女が、彼氏の膝の上に座ってる状態でしたよ」

P「全く……電車がガラガラに空いてたからって……傍迷惑な……」

小鳥「まぁ、ガラガラならいいじゃないですか」

P「……羨ましいなぁ……はぁ〜……」

P「さっきは音無さんに、お願いして」

P「膝の上に座って貰いつつ、資料チェックしてもらったけど……」

P「音無さんは彼女じゃないからなぁ〜……はぁ〜……」

小鳥「…………………」


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:37:43.48

P「音無さんが彼女だったらなぁ〜……」

P「きっと、幸せの重さを、もっと噛みしめられるんだろうなぁ……」

P「さっき乗ってもらった時も、女性らしい柔らかい肌感触や、抱き心地の良さ」

P「シャンプーの良い匂いで、堪らなく幸せだったけど……」

P「しかし、音無さんは彼女じゃないからなぁ……」

P「乗って貰ったのは、頼まれたからやってもらってる訳で……はぁ〜……」

小鳥「…………………」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:41:24.83
P「音無さんが乗ってる間、シャンプーのいい香りを堪能出来ましたよ」

小鳥「な、なんか、匂い嗅がれるのって恥ずかしいですね……///」

小鳥「スウィーティ系のシャンプー使ったんですけど……スウィーティ系好きなんですか?」

P「まぁ、そうですね。音無さんの匂い自体好きなんですけどね」

P「きっと、あの電車カップル彼氏も、彼女の匂いを堪能したんだろうなぁ」

P「彼女の匂いってのは、きっとどんな匂いでも好きになるんだろうな……うんうん」



20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:46:16.77


P「……他にも羨ましい所があってですね……例えば……」くんくん

P「帰り道の時、カップルが互いの両親に挨拶しに行く話をしてて……」

小鳥「ご両親に結婚報告ですかね?」

P「そうですかねぇ……結婚かぁ……俺も早くしたいなぁ……」

P「お互いの家族に認められて、満場一致とかだったら最高ですよね」

小鳥「挨拶しに行くのは緊張しますけど、良い思い出にはなりますね」

P「『娘さんを下さい!』なんてドラマみたいな台詞言って……羨ましいなぁ……はぁ〜……」

P「来週の日曜は音無さんの実家へ、一緒に遊びに行きますけど……」

P「これは、結婚報告のご挨拶とかじゃないしなぁ……」

P「そもそも音無さんは、彼女じゃないしなぁ……はぁ〜……」

小鳥「…………………」



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:50:53.70
P「でも、音無さんのお母さん」

P「音無さんに用があるのに、俺の携帯にかけてくるとは……」

小鳥「すみません、いつも一緒にいるからって、そっちの携帯に掛けて……」

P「いやいや、俺は構いませんよ」

P「音無さんのご両親、凄く良い方達ですよね」

P「前一緒に遊びへ行った時も、夕飯まで用意して下さって……」

P「『うちの娘の事、末長くよろしくお願いします』なんて言って、娘想いな所あるし……」

P「大人になっても友人関係を心配してくれる親なんて、中々いませんよ?」

小鳥「友人……関係……」

小鳥「そう、ですね……ははは……」

P「次で俺、音無さんの実家に行くの2回目になりますけど……」

P「今いる、この音無さんの家には、もう何十回も遊びに来てますよね」


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 09:55:57.10


小鳥「そうですよね……わざわざ遠くから電車で来ていただいて……」

P「よく残りの仕事をしに来たり、一緒に酒を飲みに来るようになりましたよ」

P「これが、彼女の部屋とかだったらドキドキするんだろうなぁ……」

P「今も音無さんの部屋に来ても、半纏姿を見てドキッてしますけど……」

P「きっと、彼女の家に遊びに行くのとは違うドキドキなんだろうなぁ……はぁ〜……」

P「やっぱり、カップルが羨ましい……くそぅ……」ズ〜ン…

小鳥「まぁまぁ、そんなに落ち込まないで下さいよ」なでなで

P「……ポリッピー……」

小鳥「はい、どうぞ」スッ

P「んっ……おいしいです」パクッ


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 10:01:22.12

P「……やっぱ、お酒飲みたくなるなぁ……」モグモグ

小鳥「……お昼ですけど、もう飲んじゃいます?」

P「……そうですね!残りの仕事は後日やります!」スクッ

P「じゃあ、早速冷蔵庫を開けて……」スタスタ…

小鳥「あ、実はまだ買ってなくて……後でコンビニへ買いに行こうと……」

P「そうですか……あ、そうだ‼」

P「あの……音無さん」

小鳥「はい?」

P「一緒にデパートへ……手を繋いで、買いに行ってくれませんか?」

小鳥「手を繋いで……ですか?」

P「実は、前にカップルが手繋いでるのを見て羨ましくなって……」

P「またカップルの真似をしたいんです!」

P「だから……一緒に手繋いでくれませんか?お願いします!」バッ

小鳥「……うふふっ、あたしはかまわないですよ?///」ニコッ

P「やった!よし!」



24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 10:08:31.66

小鳥「あっ、夕飯も食べて行きます?それなら夕飯も一緒に買って……」

P「いいんですか?じゃあ、頂いて…」

P「あっ、でも……夜まで飲んでたら、終電ギリギリになりそうだな……」

小鳥「じゃあもう、今日も泊まって行きますか?」

P「いいんですか?6泊もしちゃって……」

小鳥「本当は家賃が勿体無いから、帰った方がいいと思いますけど……」

小鳥「まぁ、プロデューサーさん本人がいいなら」

P「いやぁ、ありがとうございます!」



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 10:13:29.83
小鳥「じゃあ、化粧や着替えしますので……ちょっと待ってて下さいね」

P「はい、じゃあ、玄関の外で待ってますね」スタスタ

小鳥「あっ……いや、あの……」

P「それじゃあ、後で」ガチャッ

バタンッ







小鳥「……………」

小鳥「もう一緒のベッドで寝た仲だし……」

小鳥「正直、あんまり着替え見られても恥ずかしくないから」

小鳥「中で待ってくれてても、良かったのになぁ……」

小鳥「……まぁ、深い意味でのベッドで寝る、じゃ無いけど……」

小鳥「………………」

小鳥「はぁ……」

小鳥「何で交際相手になって下さい、って言えないんだろうなぁ……」

小鳥「プロデューサーさんも……あたしも」ズーン……




26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 10:55:13.55
こいつら中学生かよ

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 10:55:48.71
壁殴ってたらお隣さんに怒られたぞ乙
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/14(土) 21:33:08.04

家の壁とドアと窓がボロボロなんだが
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/15(日) 07:58:23.01
朝からこんなの読むんじゃなかった…

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