一夏「嘘だと言ってよ・・・・・。」

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 11:14:17.69
IS学園、そこで毎日の日常として実習訓練が行われていた。

箒「も、もうすぐクリスマスだな一夏!駅前で今・・・。」

鈴「なに抜け駆けしてんのよ!一夏!明日・・・!」


一夏「(なんだ?なんかみんな今日おかしいぞ?)」

いつも通りというわけではないのだが、鈍感な少年には理解するには少々難しすぎたようだ。


※ポケ戦(ガンダム)×ISのクロス
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 11:20:12.29
千冬「織斑、次の項目はお前に手本としてやってもらう。接近戦主体のISを扱うのには必須技能だからな。」

一夏「わかりました。(やばっ、何をすればいいのか聞いていなかったぞ!)」

千冬「話などをしているからだ!馬鹿者!・・・・まあいい。グラウンド5周は今回は無しだな。」

一夏「えっ?」

千冬「その代わり、明日は一日付き合ってもらう。」



「なにあれ?」


「なんか空から降ってきてるよ!?」



千冬「っ!?全員校舎へ退避だ!急げ!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 11:29:02.56
バーニィ「・・・・・ってぇ・・・。」

コクピットの中、体に強い衝撃を受けた青年。

何がおきたのかも分からない状況だったが、自分が生きていることが分かり、安心した。

バーニィ「一体どうしたんだ?・・・・推進系がやられたのかな・・・。」

コンソールをたたき、モニターに現在の状況を映す。機体に目立った損傷もいくつか見受けられるが

さして問題にならない程度だった。誘爆する恐れも無い。

そして、目の前に敵が映ったわけでもないのだが、問題は・・・・・。


バーニィ「なんで水着姿の女がたくさん映っているんだよ!?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 11:38:42.28
千冬「っ!人が出てきたな。」

山田「宇宙服・・・でしょうか?」

千冬「そうだな。・・・・・相手も状況を掴めてはいないようだが、全員油断するなよ。」



一夏「すごいな・・・あれ。昔見たロボットアニメに出てきてた奴みたいだ。」

箒「集中しろ、一夏!もしかしたら・・・・・・。」

小さい頃、一夏と一緒に見たアニメ。2機の緑色のロボットがコロニー内で発砲して大勢の人が犠牲になる

というシーンを思い出した箒は、目の前のロボットに恐怖していた。

箒だけではない。そこにいる全員が、目の前のロボットが人殺しの道具であることを認識していたのだ。

そう思っていると、ロボットから出てきた宇宙服を纏った男がグラウンドに降りてくるのが見えた。

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 11:49:23.90
バーニィ「どうしよう・・・・。でも、こいつら武器も持っているしコロニーにいる民間の部隊かもしれないな。」

なにもせずにここはおとなしく投降したほうがいいかもしれない。

そう思った青年は、昇降機代わりに自分の機体『ザクⅡ改』の腕を使って地面へと降りた。

拳銃を地面に置き、敵意の無いことをアピールすると何人かの、武装をもった女性が近づいてきた。

山田「そのまま動かないでくださいね。」

バーニィ「うわっ・・・・すごいなぁ・・・・。あっ!」

目の前に来た女性のある部分を思わず凝視してしまい、しかも声に出してしまった。

その言葉を聞いた目の前の女性は赤面して軽いパニック状態に陥っているようだが、

そんなことを気にせずにと、もう二人の女性に腕を掴まれた。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 12:00:55.13
一夏「さっきのロボット、ほんとにすごいな!」

シャル「そうだね、一夏はロボット好きなの?」

一夏「ああ。ロボットは男のロマンなんだよ。」

今ではISという超兵器もあり、あんなに大きなロボットを兵器として使うという構想をする人間も

いなくなってしまった。そして、女尊男卑が進む今ではアニメも女の子向けに遠まわしにISを宣伝

するようなものが多くなり、重厚感あふれるロボット物は衰退してしまったのだ。

鈴「そういえば、弾たちとよく見てたわね。プラモデル、中学の時学校で作って怒られてたじゃない。」

一夏「そういえばそんなこともあったなぁ。あのときはみんなで授業中にパーツ分けしてさ。俺は両腕

弾は胴体・・・とかな。あの時作ってたのはヅダだっけな・・・。」

平和だった中学時代を思い出して、懐かしくなる少年。

ラウラ「嫁はロボットが好きなのか・・・。たしかに軍でも未だにそういったものを好んで開発しようとする

技術者がたくさんいる。ドイツの技術力は世界一ぃとか言いながら。」

一夏「本当か!?くそう、早く開発してもらいたいぜ!・・・・ん?」

箒「・・・・ああ。」

一夏と箒が互いに顔を見合わせる。

一夏「あのさ、ラウラ。」

ラウラ「なんだ?嫁。」

一夏「もしかして、あのロボットはドイツが開発したんじゃないのか?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 12:09:52.83
千冬「機密もあるから、あんまり言わないが。それは違う。」

一夏「そんな!」

ラウラ「嫁。ここに来るまで何度も言ったぞ。実際ドイツでは巨大ロボットの開発に成功した事例はまだない。」

千冬「あのロボットと、パイロットはしばらくこの学園で預かることになった。まあ、あのパイロットに

聞いて、話をしてくれたら事実を知れるんじゃないのか?」

一夏「おい、聞いたかラウラ!こうなったら聞くしかないぞ!」

テンションを上げる一夏。その様子を見て、千冬とラウラは少し微笑んだ後、小声でやり取りを交わす。

ラウラ「教官、状況の説明を。」

千冬「今、分かったことはあのパイロットは確実にこの世界の物ではないということだ。パイロットも意味不明な

ことしか話さない。そして、その話していることが事実だというのなら・・・・。」

ラウラ「政府に知られれば、あのロボットを巡って戦争が起きかねないということですか?」

千冬「そうだ。もっとも、今はまだ情報が漏れることは無いだろう。・・・しかし・・・・。」

ラウラ「時間の問題・・・」

千冬「そういうことだ。」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 12:34:14.45
バーニィ「今日からみんなの指導をするバーナード・ワイズマンです。よろしくお願いします。」

「き」

バーニィ「き?」


「「「「「きゃあああああああああああっ」」」」

バーニィ「な、なんだ!?」

「イケメンよイケメン!」

「金髪外国人で、さらに優しそう!」

千冬「静かにしろ!・・・・ワイズマンは、あのロボットのパイロットだ。ISのデータをあのロボットのOSに活かしたい

との事で、学園に来たのだがエンジンの不調によりあのような事故になったそうだ。」

バーニィ「そ、そうなんです。まだあのロボットには空中制御のための機能が充実していなくて、そのデータを集めた

いのです。」

一夏「すげぇ・・・・すげぇよ!!」

バーニィ「男?」

千冬「あいつは世界で唯一ISを使える男でな。話に聞いていただろう?」

バーニィ「え?あ、ああ!あの有名な!はじめまして、バーナード・ワイズマンです。」

一夏「織斑一夏です。あのロボットの話、あとで聞きたいんだけど・・・。」

バーニィ「え、えーと。」

千冬「かまわん」

バーニィ「わかった。じゃ、後で休み時間にな!」

その後、授業はもはや崩壊状態。出席簿で叩かれる生徒が続出した。

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 12:44:39.17
一夏「ワイズマン先生!」

バーニィ「ん?あ、ああ。ロボットの話だっけか?」

一夏「そう、だけど昼飯も食べたいし・・・・・・。あ、そうだ!俺達と一緒に食堂行こうぜ!」



鈴「で、ここに呼んできたわけね。」

バーニィ「あ、どうも。バーナード・ワイズマンです。」

セシリア「ワイズマンさんは、どこの出身で?」

バーニィ「シドニー生まれの、シドニー育ちさ。今頃、街は雪で真っ白だろうな。」

シャル「へぇ、歳もあんまり変わらないように見えるんだけど。」

バーニィ「19歳だから・・・まあ、そんなに変わらないかな。ワイズマンじゃ呼びにくいだろうから

バーニィでいい。」




一夏「俺がロボットの話聞こうとしたのに・・・・。やっぱモテるんだな、イケメンは。」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 13:03:07.90
一夏「じゃあ、あのロボットは宇宙でも使えるのか!?」

バーニィ「ああ、もともとは宇宙での作業用に開発されたんだ。」

一夏「すげぇ・・・。」

バーニィ「だけどさ、まだ重力下での制御をテストしている段階なんだ。」

もちろん、全部ウソである。もともとモビルスーツとしてはザクはもう完成しているものなのだから。

IS学園側からの案として、秘密裏に開発が進んでいる宇宙探索機ということになっているのだ。

バーニィ「ほら、もうすぐ実習の時間だし、もう準備をしなきゃ。じゃあな!」

一夏「すごいな・・・・。俺もロボットのパイロットになりたかったなぁ・・・・。」

鈴「一夏!一夏はIS乗りでいいの!」

セシリア「そうですわ!一夏さんじゃロボットのパイロットになれないと思いますわ!」

箒「そうだ!剣の腕も未熟だというのに、あんなもの操縦できるわけ・・・・。」


一夏「なんでこんなにひどいこと言われてるんだ、俺?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 13:14:08.97
アドバイスありがとうございます。


一夏「ああーっ、疲れた…。」

シャル「今日も厳しかったもんね。バーニィばかりみんな見るから織斑先生も激怒してたし。」

一夏「そうだな。シャル、俺ちょっともう部屋に戻るわ。」

シャル「?」




一夏「へへっ、今日は学校で使うものに偽装してプラモデル郵送してもらったからな…。組み立てるのが楽しみだぜ。」

ガチャ

一夏「あれ?」

バーニィ「よぉ。これからよろしくな。」

一夏「ああ、男同士だから同じ部屋になったのか!」

バーニィ「まあな、教師たちは別に同じ部屋に来てもかまわないとか言ってたけど、なんか危ない気がして…。」

一夏「?…まあ、男同士のほうが気楽だもんな。さて、この荷物を開けてと。」

バーニィ「なんだ?それ。」

一夏「これか?プラモデルだよ。今じゃレア物のロボットのやつなんだけど、一個作ってみるか?」

バーニィ「!?」

一夏「どうしたんだよ。そんなに驚いた顔して。そんなに珍しかったか?」

バーニィ「いや、な懐かしいなぁと思っただけさ。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 13:26:37.40
バーニィ「これ、間違いなくグフだよな…。」

出来上がったプラモデルを持ち上げて、そうつぶやく青年。

さっきまではしゃぎまくっていた少年はベットの上で大の字になって寝ている。

バーニィ「俺の知っているのと少しだけ違うけど、間違いない。」

グフカスタム。グフのバリエーション機で、主にエースが乗ってガンタンク部隊を全滅させたことなどが

有名である。青年はそこまでは知らなかったが、それの原型機になったグフは知っている。

バーニィ「一夏が作っていたのも間違いない。形は少し違うけど、あれは連邦のジムだ。」

一夏が作ったプラモデルも持ち上げて見てみる。ジムキャノン。地球連邦軍の傑作機ジムのバリエーション機

であり、パーツのほとんどを原型機と共有しているため生産がしやすく、支援機として一年戦争で多数実戦

投入されている。一夏が作ったものは、後のグリプス戦役で活躍したタイプの機体である。

バーニィ「箱にも書いてあるし、付属の説明書に書いてある事柄も俺の知っている事実と同じだ。

ここが別世界って事はあの教師達に聞いていたけど、こんなものがあるなんて…。」


バーニィ「ちょっと、調べてみるか。」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 13:40:35.23
山田「おはようございます。ワイズマンさん。…どうかしましたか?」

バーニィ「あ、おおはようございます!」

山田「そうですか。た、大変だと思いますけど頑張ってくださいね!私も、応援してますから!」

バーニィ「は、はぁ。」

初めて会った時に胸を凝視してしまった女性なのだが、その時のことを気にしていないようで青年も

安心していた。今では事情を知っている人物の中では一番親身になって相談に乗ってくれたりする存在だったりもする。


バーニィ「(ここは俺の居た宇宙世紀とは違う世界。でも、宇宙世紀を舞台にしたアニメがこの世界で

放送されていたらしいし…。一体どうなっているんだよ…。)」


バーニィ「ま、今日は一時間目から実習だからグラウンドに行かなきゃな。」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 13:54:21.60
一夏「そこぉ!」

箒「なんだ…今日の一夏…。」

シャル「なんか動きがいつもよりすごいね。」

一夏「みんなには分かるまい、この俺の体を通して出る力を!(今日部屋に戻ったらZ作れる…へへ)」

セシリア「一夏さんに負けてられませんわ!」



山田「あの、先輩…。今日の織斑君…。」

千冬「ああ。あいつ…。なにか隠し事をしているな…。」

バーニィ「(平行世界説が正しいとして、宇宙世紀を題材にしたアニメが…しかもあんなに俺の知る史実通りの

ものがこの世界で作られているなんて事が、偶然だとしてもありえるのか?)」


千冬「今日は一夏の部屋に先回りしておくか。あいつが変なものを隠し持っていないか調べなければな。」


バーニィ「(もし、一夏がPC内に所持していたアニメが正しければ、ジオンは負けたのか…。まあ、それも

そうだよな。あんなにギリギリな感じだったし。今日も一夏が寝たら調べるか…。)」




???「あれが噂の別世界のパイロット君かぁ。モビルスーツなんていう出来損ないみたいなもの

をこの世界に持ち込むなんて、ちょっと許せないね。」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 14:09:41.62
一夏「そこのMP!一方的に殴られる痛さと怖さを…ってね。Z作るの楽しみだな、改造してZプラスにでも

しようか…。いや、アムロ専用カラーの…。へへっ」

ガチャ

千冬「…。」

一夏「失礼しました。」

千冬「待て。」ガシッ



千冬「これはなんだ?一夏。」

一夏「プラモデルです。」

千冬「はぁ…。昔私は言ったはずだぞ、こういうのはもう作るなと。大体こんなものどうやって持ち込んだ。」

一夏「(そんなこと…。どうだっていいだろ…。大体なんでプラモデルを作っちゃダメなんだよ…。)」

千冬「どうしてダメかだと?それは、このロボットは…。」

???「人殺しの道具だから、だよね。」

千冬「!?お前は…。」

???「はろー、ちーちゃん。いっくんも久しぶりだね。」

千冬「束。どうしてここに来た?何か妙なことでも…。」

束「そんなことないよ。それよりもいっくん。」

一夏「なんですか、束さん。」

束「そのプラモデルは束さんも良くないと思うなぁ。だって、そんな

出来損ないみたいなロボットの模型なんて作ってどうするの?場所も取るし。」

一夏「!」

束「あと、この学園に飛んできたロボットの形、覚えてる?そのプラモデルとあのロボット。よく

見比べてみるといいと思うよ。じゃあね!」


千冬「何をしにきたんだ、あいつは…。もうあんなに遠くまで飛んでいっているし、今日は本当に

何かをしにきたわけではなさそうだな。」

一夏「あのロボットと見比べ…あのロボット…。!?」

千冬「どうした、一夏?」

一夏「千冬姉!バーニィのことなんだけど…。」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 14:22:30.47
バーニィ「お、もう戻ってたのか。今日も大変だったなぁ…いろんな先生が呼び止めてきてさ。」

一夏「バーニィ…。」

バーニィ「なんだよ?模型、作るんだろ?」

一夏「バーニィはさ、あのロボットのテストパイロットなんだよな?」

バーニィ「ああ。どうしたんだ?どこの開発までかは機密だから…。」

一夏「ジオン軍。」

バーニィ「!?」

一夏「やっぱり、そうだったのか…。まさか本当に…。」

バーニィ「まあ、座れよ。」



バーニィ「一夏、これから話すことをよく聞いてくれ。」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 14:38:29.17
宇宙世紀にいた頃の話が終わり、バーニィが立ち上がる。

バーニィ「まあ、分かっただろ?俺はただの新米兵士のひよっこさ。なにがどうしてかこんな世界に

来ちゃったけどさ。」

一夏「……。」

何も話さない一夏。険しい顔のまま、何かを考え込んでいるようなようにも見える。

バーニィ「どうした?…まあ、ジオンの兵士が自分達を騙して同じ部屋にいるなんて嫌だよな。」

一夏「そんなことない。バーニィが違う世界の人でも、俺は嫌いになったりしない。みんなだってそうだと思う。」

バーニィ「えっ?」

一夏「今度の日曜、みんなで出かけようぜ!千冬姉に許可とってさ。」





千冬「バーナード・ワイズマン。別世界の人間…か。」

山田「どうしたんですか?先輩。」

千冬「いや、奇妙なこともあるものだな…と思ってな。」

山田「?…先輩、この前ワイズマンさんが…。」

千冬「(そういえば、昔束が私に言っていた事があったな…。)」

束「ちーちゃんちーちゃん!聞いてよ!」

千冬「?」

束「私達が住んでいるこの世界とは別に、何個も別世界が存在するって。」

千冬「聞いたことがある。映画とかでもよくあるような…。」

束「それがね、現実でも同じようなことが出来るんだって。」

千冬「へぇ、どうやって?」

束「それはね…。」

千冬「(ふっ…まさかな、あの理論を成功させるには束の技術力だけでは不可能だ…ましてや非現実的すぎる。)」

山田「それでですね、そのときワイズマンさんがこう…ガバっと…。」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 14:58:04.08
日曜日、一夏といつも一緒にいるグループにバーニィを加えた形でショッピングに来ていた。

鈴「一夏!見てこの服、似合ってる?」

シャル「ぼくのもどうかな?」

一夏「あ、ああ。いいと思うぞ!」

バーニィ「(一夏、思いっきりどっちの服も誘惑してるようにしか見えないのに気づかないのか?)」

ラウラ「よ、嫁…。」

一夏「なんだ?」

カーテンから顔だけ出しているラウラ。次の瞬間、鈴とシャルによってカーテンが開け放たれた。

バーニィ「おお…。」

シャル「ぼくたちで選んだんだ。かわいいでしょ!」

ゴスロリっぽい服に身を包んだラウラ。その体系などにマッチして、かわいらしさは最高レベルだった。

セシリア「一夏さん、私のも…。」

バーニィ「ふっふふっ。」

みんなでわいわいと服を選んでいるのを見て、自然と少し微笑む青年。

戦争がなければ、自分もああいうふうに今頃学友と過ごせたのかもしれない。そう思っていた。

箒「その、バーニィ。」

バーニィ「?」

箒「日本の和服を着たことはないのだろう?私にはああいう服は似合わない。どうだ?向こうにある

着物の専門店に行ってみないか?」

バーニィ「ああ!」




バーニィ「おい、なんだこれ?すごく動きにくいぞ!」

箒「そんな大股で歩かずに、こうやって…。」

セシリア「ドレスよりもちょっときついですわね…。」

鈴「お祭りのときにちょっとだけ着たことあるけど、こうやって専門店に来たのははじめてかも。」

一夏「みんなすげぇ似合ってるぜ。よし、用意できたか?」

カメラマン「撮りますよー!」

パシャッ

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 15:07:20.01


ラウラ「クラリッサ、例の件は本当なのか?」

クラリッサ「はい。観測部からの情報によるとこのままでは確実に実用化されるとの…。」

ラウラ「対策は?」

クラリッサ「今のところ、わが軍で開発された超弩級戦車を対抗策として…。」

ラウラ「あれはもともとISが出てきた際に、対策として開発をされたまま凍結したものだろう!

もうそれから何年も経っていると聞く。それでは足止めにもならないぞ!」

クラリッサ「しかしISの配備からわが軍では大規模な軍縮を行っており、それ以外の戦力といえば

旧世代の軽戦闘機や戦闘車両しか…。」

ラウラ「ISが役に立たなくなるかもしれないというのに…。このままでは…。」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 15:19:40.69
バーニィ「あ、山田先生。どうぞ。」

山田「どうも、ありがとうございます。ワイズマンさん。」

飲み物をカップに入れて差し出すと、それを受け取ってゆっくりと飲み始めた。

テレビ『デュノア社主導!新型ISの性能に迫る!』

バーニィ「あれ、シャルの…。」

山田「はい、経営難に陥っていましたが最近新型ISの開発に成功したとかで注目を浴びていますね。」

テレビ『今回は本番組独占でISの外観の撮影を許可されました!見てください、今までのISとは違った

この…。』


山田「はぁ…もうすぐクリスマスですから、そのときに合わせようとしているんですかねぇ。」

バーニィ「かもしれませんね。あ、カップ片付けますよ。クリスマス、予定あるんですか?」

青年はただ聞いただけなのだが、それは目の前の独身女性を勘違いさせるには充分だった。

山田「え?え?これは私誘われてる?そ、そんな落ち着いて私…。」

バーニィ「?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 15:34:18.88
バーニィ「ザク…。もう、この世界にきてかなり経ったんだな…。」

定期的にザクの点検をしている青年。それとともに破損箇所もすでに改修してあり、もう動かすことの出来る

状態にはなっていた。

千冬「おい、ワイズマン。いるか?」

バーニィ「は、はい!います。」

いきなり横たわる機体に向かって呼びかけられたため、びくっとする青年。

千冬「少し失礼するぞ。」

いきなりコクピットに乗り込んできたため、驚きながら少し期待してしまう青年。

千冬「これがコクピットなのか…。狭いな。」

バーニィ「あ、当たり前ですよ!一人乗りなんですよ、この機体。」

千冬「そうか…。ワイズマン、聞いて欲しいことがある。」

バーニィ「えっ?ななななんですか?」

千冬「この機体、もう動かせる状態なのか?」

バーニィ「は?えぇ、まあ。」

千冬「もうすぐ…。戦争になるかもしれない。」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 15:45:03.55
一夏「クリスマス、どこか行こうぜ!」

鈴「え!?それってわた…。」

セシリア「鈴は中国に帰るんですわよね!一夏さん、私と。」

箒「これは、戦うしかないか…。」

シャル「そうだね。」

ラウラ「…。(これから起きようとしていることを嫁達は知らない。…しかし、もしあれが本当のことになれば私達

だっていつどうなるかも分からないのだ。…絶対に…絶対に阻止しなければ…。)」

一夏「ラウラもいっしょに行こうぜ、クリスマス会!五反田食堂でやるからさ。」

ラウラ「そ、そうか嫁!私も行こう。(私がこの日常を守らなければ…。)」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 16:00:35.44
一夏「バーニィ、見てくれよ!ハンブラビ隊が出来たぜ!」

バーニィ「そうか、おお!すごいじゃないか!たしか、クモの巣だっけか?」

一夏「そうそう、こうやって海ヘビを3機で展開させてと、リックディアス撃破!」

バーニィ「一夏はさ、ISで戦うときにどう思ってる?」

一夏「どうって、難しいなぁとか?」

バーニィ「いや、相手を倒すときとかにどう思うかってこと。」

一夏「まだ俺じゃそんなに相手を倒せることはないけどさ、倒せたらうれしいかな。」

バーニィ「そっか…。」

一夏の純粋な受け答えに少しだけ胸が締め付けられるような感覚がした青年。これからもし聞いたことが

本当になれば、それはスポーツ感覚でできる戦いではない。それをこの少年が知ったらどう思うだろうか。

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 16:13:13.84
『システムチェックOK。火器、推進系ともに異常なし。』

軍士官「もうすぐだな…。ISが出てきてからというものの、軍事バランスはめちゃくちゃにされた。

まさかそのISの時代を終わらせることの出来る機体を開発できるなどとはな!」

『ミノフスキー粒子散布装置、正常稼動。コードG起動します。』

ハッチが開き、射出される10m程の大きさの機体。ISというのは大きすぎるし、なによりも中に人が

乗っているわけではなかった。

軍関係者「おおっ!これはすばらしい…。」

ビーム兵装を標準装備、そして従来のISを凌駕した防御性能。機動力はかなり劣るものの軍関係者達からは

感嘆の声があがる。

軍士官「どうです、この性能!まさしくISの時代はこの機体によって塗り替えられるのです!ISによって

支配されたこの世界を、再びISによって!」

軍管制官「これは…。大変です!Gが!」

軍士官「何!?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 16:18:53.02
山田「明日、何の日か分かりますか?」

バーニィ「えっ?」

山田「クリスマスですよ。あの、明日…その。」

バーニィ「?」

山田「い、いっしょにショッピングでもどうですか?割引券もあるので!」

バーニィ「別に良いですよ。」


教師「大変です!今連絡が入ったのですが、新型ISが暴走!学園に高速で接近しているとの事!」

バーニィ「!?」

千冬「来たか…。」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 16:30:15.23
バーニィ「どうする…。情報どおりならISじゃ歯が立たないって言うけど、そもそもザクで戦えっていう

ほうが無理があるよ…。」


倉庫で一人悩む青年。クリスマス、一夏たちはみんなで楽しいパーティーをやるはずだったのに

こんな時に新型ISの暴走が起きるとは。

千冬『ワイズマン、これが送られてきた機体スペックだ。目を通しておいてくれ。』

バーニィ「は、はい!」

携帯端末に送られてきたデータを見ると、青年は驚愕した。

バーニィ「こ、こいつは…。連邦のガンダムじゃないか…!」






千冬「(まさかあいつが昔言っていたことが現実になるとはな。)」

束「空間移動って言って、ものすごい大きな力を人為的に発生させたりすると起きることがあるんだよ。

たとえば、ビーム兵器なんかを開発しようとして空間に穴を開けちゃったりね。)」

千冬「(大方今回の新型ISにはその空間から流れてきた技術が使用されているに違いない。でなければ…。)」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 16:43:25.56
見ている人いなさすぎて、もうラストにさしかかっているという。

次はもう少し面白いものを書ける様になりたい。駄文過ぎて申し訳ないです。


バーニィ「くそっ…ここにあと3時間後には来る。なにか、何か手は無いのかよ…。」

山田「あの、ワイズマンさん。明日のことは…。」

バーニィ「はい…。(残念だけど、明日は…。)」

山田「ですよね、せっかく大きなバルーンも学校で用意したのに…。」

悲しそうな顔を見て、青年も気分が沈んでいく。せっかくのクリスマスなのに…。

バーニィ「…クリスマス?…まてよ、これはいけるかもしれないぞ!」

山田「え?ええっ?どうしたんですか?」

バーニィ「そのバルーン、ちょっと見せてくれませんか?あと、ISの予備もあれば…。」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 17:49:11.41
ありがとうございます。

ちょっと安心しました。では続けます。

クラリッサ「新型IS接近!…隊長…。」

ラウラ「ああ。…全員、これは実戦だ。気を抜くな!よし、行くぞ!」


G『ミノフスキー粒子散布開始。ビームライフル接続完了、これより敵勢力の駆逐に移行します。』


ラウラ「な、なんだ!?ハイパーセンサーが機能しないだと?まさか、ISを無効化するとはこのような手段で…っ!?」

ISの要の一つであるハイパーセンサー。それが機能しないとなると、完全な目視で戦うしかない。

しかし、相手は完全な機械。こちらには視界の限界もあるし、相手を目で追うにしても無理があった。

隊員1「きゃ、キャアアアアアアアアアアアッ来ないでっ!」

クラリッサ「陣形を崩すな!落ち着けっ!」

隊員の一人が迫る恐怖にパニック状態になり、一人隊列から外れてから誘導ミサイルを一斉掃射した。

しかし

ラウラ「ミサイルが誘導していない!?…奴はハッキングでも仕掛けてきているというのか?」

その推測は合っているようで間違ってもいる。Gのほうから直接ハッキングを仕掛けているわけではなく、ビーム兵器の

運用のために使用、撒布しているミノフスキー粒子の効果によるものなのだ。

G『ロックオン、ビームライフル発射します。』

隊員たちが必死の応戦をしながらも、迫り来るISに直撃を与えることすら出来ない。そして…。

隊員1「あっ!…隊長っ!」

助けを呼ぶ時間も無かった。高速で発射されたビームに直撃し、墜ちていく隊員の一人。

そして一人、また一人と撃墜されていくのであった。

ラウラ「残ったのは…。」

クラリッサ「私達だけですね、隊長。」

ラウラ「私、私がもう少し指揮をしっかりと…。」

クラリッサ「隊長。隊長は学園へ逃げてください。」

ラウラ「な…。やめろ、クラリッサ!」

クラリッサ「これは私からの命令ですよ。階級は下ですけど、歳ではこっちのほうが上なんですから。

さあ、早く逃げてください。」

ラウラ「そんなこと、出来るわけないだろう!私が部下を見捨てるなど…。」

クラリッサ「逃げてください!私の足止めを、無駄にしないでください…。」

クラリッサは泣いていた。本当はクラリッサだって怖いはずだ。軍でいくら訓練を受けたって、人間の少女に違いないの

だから。怖くても、大切な人を守るために自分が足止めになろうとしている。

それを拒んで無駄にすることなど、ラウラにはできなかった。

ラウラ「くっ…。クラリッサ…。」

泣きながら学園のほうへと飛び立っていくラウラ。

それを確認したクラリッサは、自分のISのリミッターを解除する。

クラリッサ「隊長、私は幸せでした。隊長とすごせた時間はとても楽しくて…。ですから、そんな思い出を作ってくれた

隊長を傷つけさせるわけにはいかないんです。」

ビームライフルを構えてくる新型IS。そして…。

クラリッサ「うわああああああああああああああああああっ!!」

リミッターを外されたISがビームを回避、高速機動をしながら新型ISへと突撃していった。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 18:05:35.16
一夏「千冬姉、本当に…。」

千冬「ああ。お前たちは逃げてくれ。私が、復元改修した白騎士で出る。」

白騎士。かつてISの存在を世にしらしめた伝説の機体。その名前を知らない者はいないだろう。

その搭乗者は織斑千冬。最強のIS乗りだ。

一夏「そんな…。無茶苦茶だ、白騎士っていってももう何世代も…。」

千冬「一夏。今、お前の周りの奴を見てやれ。こんなとき、男が女を落ち着かせないでどうする。」

一夏「俺も、俺も出る!俺のISならあいつだってっ!」

千冬「今回の新型ISは、今までの物よりも数段性能が上だ。前に戦闘をした福音などとは比較にもならないくらいだろう

な。」

一夏「でも!」

千冬「一夏!」

一夏は怒鳴られて言葉を発することをやめる。

千冬「お前は私の、大切な家族なんだ。いつもは怒鳴ってばかりいて何もしてやれなかったが、こういう時くらい私の

お願いを聞いてくれ。頼む。」

一夏「…。」

山田「あ、あれはボーデヴィッヒさんのIS!?こちらに向かってきます!」

千冬「突破されたか…。急いで回収しろ!一夏、ボーデヴィッヒや他の生徒をしっかり守るんだぞ。わかったな?」

一夏「うん。千冬姉。」

千冬「学園では、織斑先生。だろう馬鹿者…。」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 18:32:31.11
バーニィ「来たか…。まずは山田先生達が押さえてくれるはずだけど…。」



千冬「嫌なら参加しなくてもかまわないぞ。もともと別の世界の人間だ。私達のことに

無理に首を突っ込んでもらう必要もない。」


バーニィ「って言われたけれどさ…。」

モニターには、グラウンドで戦う教師陣と新型ISが映されていた。

数では教師陣が圧倒的。しかも実力者しかいないはずなのだが、押されているのは新型ISではなく、教師陣であった。


バーニィ「教師陣がやられたら俺が出る番だけど…。ああっ!」

モニターに一人の教師が撃墜されていく様子が映された。一人分の戦力が失われてから、新型ISの攻撃はさらに激化した。


バーニィ「いいつけは破っちゃうけど…。俺にだって、できることがあるはずだ!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 18:49:55.74
千冬「くそっ、やはりこちらが不利か!しかも、ISを一撃で撃墜するビームなど!」

山田「先輩、援護します!その隙にそのISに搭載された零落白夜を!」

千冬「そうするしかない。援護しろ!」

山田先生の的確な援護。そして、織斑千冬の反応速度により一気に距離をつめる。

新型ISはそれに反応できていないようだ。

千冬「くらえっ!」

そして、手に持つ刀が新型ISに直撃し…。

千冬「やったか!」

G『…。』

ガシャッ…。バキィン!

山田「先輩!まだそのISは!」

千冬「なに!?」

倒せたはずの新型IS。しかし、煙の中から出てきたそれの装甲が剥がれていって新品同様の別の装甲が出現した。

今破壊されたのは単なる追加装甲(チョバムアーマー)だったのだ。

千冬「ちっ、もう一度攻撃を仕掛ける!行くぞ!」

山田「はい!」

もう一度加速をかけ、新型ISに接近して刀を振りかぶる。勝った…そう確信していた。

千冬「なっ!?ぐはああっ!」

山田「先輩!?きゃあっ!」

チョバムアーマーを脱ぎ捨てたことで生じるメリットは機動性の確保だけではない。

アーマーに阻害されて使用できなかった腕部の固定ガトリング砲も使えるようになっていたのだ。

すでにエネルギーが限界であった白騎士は解除され、山田先生のISも撃墜されてしまう。

G『敵の殲滅を確認、これより…。!?』

どこかから飛んできた大口径の砲弾を受けて、少し傷がつく新型IS。

山田「あれは…。」

千冬「あいつの『ザク』か!」

そのひるんだ隙をと、何かが高速で飛来し、新型ISを斬りつけた。そして、その飛来した物体は千冬たちの前に降り立っ

た。

一夏「千冬姉、やっぱりあのお願いは聞けなかったよ。」

千冬「この…馬鹿者。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 19:03:05.89
バーニィ「よし、みんなは下がっていてくれ!あいつに撃墜されたときに、救助できるISはもう無いんだから

な!」


セシリア達は、教師陣を救出後にそのまま安全なところまで退避した。

あとはミノフスキー粒子の範囲外に出てから、政府の軍と待機しているドイツ軍の大型戦車に砲撃をしてもらう。

その砲撃を受ければあの新型ISはひとたまりもないだろう。


一夏『よし、バーニィも一緒に逃げよう!早くこっちに来てくれ!』

バーニィ「…。」

一夏『バーニィ?そっちはグラウンドのほうじゃないか!俺達がいるのは…。』


バーニィ「…。」

一夏『まさか!バーニィ待って!そんなことしちゃダメだ!バーニィ!バーニィ!』プツッ

特別な通信機器を一夏に持たせておいて正解だった。青年がいた宇宙世紀において使われていたものだ。

ザクの通信機器を用いてミノフスキー粒子撒布下でもその通信機と連絡を取ることができるからだ。

しかし、青年はザクの通信機を切った。少年からの叫びを聞かないようにするかのように。

バーニィ「一夏…それとみんな、ごめんな。怖いけど、なんだかガンダムと戦ってみたくなったんだ。」

バーニィ「女の人や年下ばかり戦わせて、俺はまだみんなに恩を返せてもいない。」

操縦桿をしっかりと握り、ザクのマシンガンもリロードした。最後のマガジンだ。

バーニィ「よし、行くぞ!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 19:38:09.45
バーニィ「よし、こっちには気づいていないようだな。」

新型ISはレーダーが壊れたのか、こちらに気づいていない。

青年は、タイミングを見計らって手に持ったスイッチを押した。

G『!?敵機確認!』

新型ISから放たれたガトリング砲。それによって大きな人型の物体が爆発する。

G『撃破確認。!?』

そしてまた突如として出現する人型の影。それを次々と爆発させていった次の瞬間、新型ISに深い傷が負わされていた。




バーニィ「どうだ!」

ヒートホークを直撃させたため、もう新型ISとて持ちはしないだろう。

そう思ったのも束の間、大きな衝撃が青年を襲うのであった。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 19:54:28.14

軍人「そこの少年もこっちへ来なさい。今から学園にいるISに砲撃をするから、危ないぞ。」

一夏「え!?それじゃあバーニィも!」

軍人「誰か残っているのか?だが、これ以上時間を延ばすわけにも…。」

軍人から聞かされたのは、ドイツ軍の大型戦車によるISの撃破。

抗議をしていると、大きな輸送機から30メートル以上はあろうかという巨大な戦車が顔を出した。

一夏「あ…ああっ!やめろっ!バーニィを撃たないでくれ!」

軍人「なっ!やめなさい!…だれかこの少年を連れて行ってくれ!」

軍人に掴みかかるも、簡単に振り払われて他の軍人に腕をつかまれてしまう少年。

一夏「やめてくれっ!バーニィ!バーニィィィィィっ!」

箒「一夏!」

なおも叫び続ける一夏の思いもむなしく、戦車は30cmはあろうかという砲弾の発射準備を完了させていた。



セシリア「あら?」

シャル「どうしたのセシリア?」

セシリア「いえ、先ほどから山田先生の姿が見えないのと思いまして。」

もう一度辺りを見回す二人。しかし、いくら探しても生徒達や教師の中にいなかった。

千冬「誰かISを動かせる状態の者はいるか!」

織斑千冬が、なにやらあわてた様子で問いかけてくる。

シャル「織斑先生、どうしたんですか?」

セシリア「先ほどの作業で、専用機持ちの全員は、エネルギーを切らしてしまいましたわ。」

それを聞くと、顔を歪めながら壁を叩いた。







44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 20:13:25.67
バーニィ「くそっこいつっ!」

繰り広げられる死闘ですでにザクの左腕は失われて、コクピット付近に被弾したため搭乗者の青年の顔も血まみれになっ

ていた。

しかし、最後の底力とでもいうのだろうか。性能面で大きく上回るはずの新型ISも満身創痍の状態となっていた。

バーニィ「これで…決める!」

この世界に来てからずいぶん経ったと思う。これまでの一日一日が宇宙世紀にいた頃よりも充実していたし

とても大事な思い出になっていた。

気さくで明るい少年、織斑一夏。

剣道をやっていて厳しそうだが実は案外乙女チックな篠ノ之箒。

一夏の隣のクラスだというのに、一夏に酢豚を作ってあげようとしたりと頑張り屋で可愛らしい凰 鈴音。

少しプライドが高いところがあるけど、仲間思いであったり面倒見がよかったりするお嬢様。セシリア・オルコット。

優しい性格と、ぼくという特徴的な一人称。そして笑顔のまま怒るので割と怖かったシャルロット・デュノア。

小さな体だけどもドイツ軍の軍人であり、一夏をなぜか嫁と呼ぶ眼帯の少女、ラウラ・ボーデヴィッヒ。

とても厳しいが弟の一夏のことを気にかけている、優しくてとても強い女性、織斑千冬。

そして、この世界に来てから最初にハプニングがあったけれど、それから親身に接してくれた女性、山田 真耶。

その全員との思い出が思い出されていき、血まみれになって痛みで表情もつくれない顔で精一杯の笑顔をした。

バーニィ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

新型ISに突進し、動きを封じたと同時だった。砲弾による炎の中へと緑の巨人は消えていった。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 20:27:30.88
一夏「よう、箒。久しぶり。」

箒「一夏!皆でずっと一夏を待ってたんだぞ!」

一夏「ごめん。ちょっと寝坊しちゃってさ!」

箒「そのジャケット…。」

一夏「ああ、バーニィのだよ。」

箒「そうか…。あれからもう4年も経つのだな。」

一夏「そうだな。」

あの事件から4年経ち、少年たちは学園を卒業してそれぞれの道へと歩んでいた。

一夏はというと、結局ISの操縦関係には進まずにロボットの開発などによる宇宙開発を目指している。

一夏「バーニィがいなければ、この仕事には就かなかっただろうな…。」

箒「もう始まってるかもしれないぞ、急ごう一夏!」

一夏「そうだな!」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 20:39:56.77
鈴「一夏!遅い!」

セシリア「そうですわ!みんなでこうやってまた集まれることになったのに。」

シャル「まあまあ、まだ始まってないし許してあげようよ。」

ラウラ「クラリッサ、このドレスは一夏に効果抜群なのだな?」

クラリッサ「隊長のドレス姿、本当に可愛らしい!これぞ日本の文化です!」

一夏「(ラウラの、スクール水着のようなドレスを選んだ犯人はあなただったか)」

ソンネン「お、あと2分で始まるみてぇじゃねぇか。」

一夏「あなたは?」

ソンネン「お前はあの時のガキか。へっ、立派な顔になってんじゃねぇか。」

軍服を着て、いかにも柄の悪そうな中年だが誰だろうか?と思っていると、ラウラが口を開いた。

ラウラ「クラリッサの嫁だが?クラリッサの嫁、嫁を知っているのか?」

ソンネン「ちょっとな。まあ、俺はコクピットから見ていたから知らなくても無理は無い。」

一夏「?」

千冬「よし、はじまるぞ。」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 20:59:35.57
山田「今日はありがとうございます。皆さん私のために集まってくれて。」

千冬「いや、すばらしい式だった。私ももうそろそろ相手を見つけなければな。」

シャル「すごく綺麗だったね、一夏。」

一夏「ああ。」

???「よう、一夏。元気にしてたか?」

新型ISに組み付いた瞬間に飛んできた砲弾だが、すべてザクには当てていなかったのだ。

どうやら戦車の操縦士が一夏の様子を見て、考慮したらしく照準器に映るザクを避けて砲撃したらしい。

もっとも、そんなこと狙って出来る天才などそうそういないのだが。

そして、着弾した砲弾の位置に新型ISを投げ込んで撃破。

その後ザクも動かなくなってしまったが、山田先生が助けに来てコクピットから救出されたのだ。

一夏「うっうう…。」

???「お、おい泣くなよ一夏!俺は死んだわけでもなんでもないんだぜ?」

額にちょっとだけ傷のついている金髪の青年は、泣きじゃくる少年の頭をなでた。

???「はぁ…。全く、あんまり泣かれてもこっちが困るっての。」

鈴「あっ!動いた!」

セシリア「本当ですわ!」

山田「皆さんに祝福してもらえて、今日は赤ちゃんもうれしいって言ってるんですよ。」

???「…。そうだな。一夏だってもうそろそろ結婚する時期なんじゃないのか?」

箒・鈴・セシリア・シャル・ラウラ「「「「!!!!」」」」ガタッ

???「そういえばもう気になる相手がいたんだったっけか?一夏。」

箒「本当か!一夏!」

セシリア「相手は誰ですの?」

シャル「もちろんぼくだよね?そうだよね、一夏。」

ラウラ「違うぞ、一夏は私の嫁だ!」

鈴「一夏!アンタ私以外の女に!」

一夏「お、おい!これは冗談だぞ、そうだよな?」

???「そうか?前に街で見たんだけどさ…。」

「「「「いーちぃーかぁー?」」」」

一夏「嘘だといってよ…。バーニィ。」

バーニィ「はははっ。」






終わり
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 21:05:03.52
これで終わりです。

SS自体全然書いていなかったので拙い文章だったと思います。

ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。

SS書くとき毎回バーニィ出してるのに未だにバーニィっぽくならないという…。

今回、内容もめちゃくちゃでなにやってるのかわからないような文章でしたが、次回はもう少しスキルアップ

した文章にできたらなぁと思っています。

途中、アドバイスをしてくださった方もありがとうございました。


メリークリスマス!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 21:06:40.61
>>48
乙!
思わずソンネンの登場で噴いた
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/23(日) 21:23:16.08

今年の冬も独り身だよバーニィ…

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