津田タカトシ「ワンナイト人狼、ですか?」

1 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 20:42:52.39

ミステリーツアーの夜 10巻#261、ディナーの後



出島 「はい。ミステリーイベントのさ中ではございますが、ちょっとしたゲームでもと思いまして」

津田 「それはいいですが……どんなものですか?」

スズ 「それってあれですよね、『汝は人狼なりや』ってゲームですよね」

出島 「はい。欧米では盛んですね。最近は日本でも広まってきましたが」

コトミ「へー、やってみたーい!」

スズ 「でもそれ、少なくとも10人くらいは人数が必要だったような」

ウオミ「出島さんや橋高さんを入れても8人ですが」

出島 「8人でもできなくはないですが、面白味に欠けますので、少人数でできるワンナイトルールで行います」

津田 「ワンナイト、とは?」

出島 「まず本来の人狼から説明していきますね」

シノ 「あれだな、今日は遅いから送っていくよ、といってそのまま家に上がり込む……」

津田 「そりゃ送り狼だろっ」


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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/22(水) 20:44:19.30

生徒会役員共のSSです

OVAのスズちゃん可愛かったね

でも今週の森さんもすっごい可愛かったね

今回はこんなの書いてみたけど、いつも通りのノリでイケるようにします

いやぁ、OVAのスーツスズちゃんほんと可愛い
3 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 20:51:25.51

出島 「ゲームの参加者たちで、ひとつの村ができてると考えてください」

シノ 「ふむふむ」

出島 「村人の中には、人間に紛れることができる、人狼が存在します。人狼は一夜のうちに、村人一人を殺すことができます」

コトミ「おお……」

出島 「村人は昼のうちに会議をし、一日に一人、投票で決めた人物を処刑していきます」

出島 「これを繰り返していき、村人側はすべての人狼の処刑をしたら勝利。人狼側は自分たちより村人が少なくなったら勝利になります」

出島 「これが基本的なルールですね。人狼側は互いに仲間の人狼が誰かを知ることができますが、村人は互いを知ることはできません」

シノ 「む、それはだいぶ……人狼側が有利か?」

出島 「そうもいきません。村人の中にはいろいろと役職があり、その役には特殊能力があります」

コトミ「私の能力はもう、止められないぜ!」シャキーン

津田 「あ、すいません、続きを」
4 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 20:57:42.69

出島 「では今回のワンナイト人狼に必要な役職のみ紹介しますね」

アリア「よろしくね」

出島 「まずは占い師。村人側で、夜のうちに生存している一人を占い、その役職が分かります」

シノ 「おお、絶対権力」

出島 「ですが、本当に占い師であるかは個々の判断に任せられます。もしかしたら、人狼が『私は占い師だ』と嘘をついている可能性もありますので」

津田 「えっ、そんなこともできるんですか」

出島 「会議中、発言は自由です。人狼は村人に紛れているので、表面上は村人の振りをするのが基本ですね」

津田 「ポーカーフェイスですか……あまり得意じゃないですね」

ウオミ「でもタカくんは大丈夫だよね」

津田 「え、なんでです?」

ウオミ「だって」

シノアリアウオミ「「「男は狼っていうからね」」」

津田 「オレが狼を見せたことがあるか」
5 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 21:06:50.18

出島 「次は狂人ですね」

コトミ「無敵・最強!」

津田 「それもゲームだけど違うなぁ」

出島 「ある意味、無敵で最強です」

津田 「そうなんですか?」

出島 「狂人は目標が特殊で、人狼側の勝利が目標となる村人です」

出島 「自分が処刑されようと、人狼側が勝てば狂人も勝利になります」

シノ 「おもしろいポジションだな」

アリア「だけど悪目立ちすると、狂人と思われちゃって相手にされなくなっちゃうかも」

ウオミ「人狼がそれを狙って狂人の振りをする、という作戦もとれそうですね」

シノ 「むむ、考えることが多くなってきたな……」

コトミ「ひぇ~、頭こんがらがりそう~」
6 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 21:16:08.03

出島 「そして、これはワンナイトだけででてくる役職ですが、怪盗というものがあります」

ウオミ「あなたのハートをねらい打ち」バッキュン

津田 「避けて」

出島 「……よろしいですか」

津田 「……すいません、どうぞ」

スズ (津田がつっこまれる珍しい図……)

出島 「怪盗は指定した人との役職を、密かに入れ替えてしまう村人です」

ウオミ「入れ替えるとなると……標的になった人はそれを知ってるんですか?」

出島 「いいえ、分かりません。標的が人狼だったとしたら、怪盗が新しい人狼になり、標的は人狼だと思いこんだまま続けます」

シノ 「やっかいだなそれは……」
7 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 21:32:45.56

出島 「互いに正体のわからないゲームですが、人狼同士だけは、会議の前に仲間を見分けることができます」

津田 「それは有利ですね」

出島 「本来なら夜のうちに人狼は話をする時間が取れるのですが、ワンナイトでは誰が仲間か、のみの情報になっています」

シノ 「さすがに、この少人数のなかで結託できると強いものな」

ウオミ「どうやって互いを見分けるんでしょうね」

シノ 「そりゃあ狼なんだから」

ウオミ「…………」

アリア「……匂い?」

シノ 「互いに嗅ぎ合ってるなんて、妄想がはかどるな、津田!」

津田 「うわっ、こっちに話振ってきた! 知りませんよ!」
8 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 21:45:47.09

出島 「そして最後に、村人です。特殊な能力はありませんが、潔白という意味で最強です」

シノ 「一番気楽そうな役だな」

アリア「でも、薄い本とかだと、村人は○したり○されたり、大変そうよね」

シノ 「逆○○○もあるから、基本的には美味しい役だと思うぞ」

アリア「そっか納得♪」

津田 「何の話だよ……」

シノ 「潔白というより白濁だけどな! はっはっは」

津田 「畳みかけない!」

出島 「役職についてはこんなところですね。では、具体的なルールを」

コトミ「私がこの世界のルールなのさ」ビシッ

津田 「お前ゲームの時は輝くのな」
9 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 22:10:46.86

出島 「先ほど、人狼と村人は昼と夜で村人を一人ずつ減らしていくと言いましたが、これは大人数でやる場合のるルールです」

出島 「ワンナイト人狼では、一回の投票で処刑される人を決め、ゲームの勝敗が決まります」

シノ 「一夜で結果が出るわけか。だからワンナイトなんだな」

スズ 「投票となると……複数人が上位になってしまった場合はどうなります?」

出島 「その上位を取った全員が処刑されます。その中に一人でも人狼が含まれていれば村人側の勝利、村人だけが処刑されれば人狼側の勝利です」

スズ 「なるほど」

出島 「まずは全員に役職を割り振ります。ゲーム参加を6人とすると……役職の内訳はこのような感じです」

人狼:2
村人:4
占師:1
怪盗:1

津田 「? 役職8人分ありますよ」

出島 「この中から6人分の役職が振り分けられます。残る2つの役職は、不明です」

ウオミ「ということは…… その中に人狼がいる場合も」

出島 「ありますね。人狼は2人の場合もあれば、1人、もしくはいない可能性まであります」

津田 「ん、人狼が1人もいなかったらどうなるんです?」

出島 「この場合は特例で、互いを信じて全員バラバラに投票してください。誰一人処刑されず、狂人も含めて全員の勝利です」

出島 「ただし、信じ切れずに投票が偏れば村人全員の負けですし、もし上手く隠れた人狼が1人でもいたら、人狼側の勝利です」

シノ 「疑うことよりも、信じる方が難しいというやつか……」
10 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 22:19:53.04

出島 「役職が決まったら、以下の順番で行動です」

1.人狼。仲間が誰かを確認します。
2.占い師。誰かを指名してその役職を見るか、もしくは使われなかった2つの役職を知ることができます。
3.怪盗。誰かを指名して、その人の役職と取り替えます。
村人、狂人は特にやることはありません。

出島 「以上が終わりましたら、会議の開始です」

ウオミ「会議では何でも喋っていいのですか」

出島 「構いません。自分の役職の勝利に向かって、推理したり嘘をついて行くことになるでしょう」

シノ 「ふふ、意外と津田は強いかもしれないな」

津田 「え、なんでです」

シノ 「あれだけ泣かせる記事を書けるんだ。どっち側についても、勝利へのシナリオを作れそうじゃないか?」

津田 「はは、そんな上手くいきませんよ」

シノ 「それに妄想は得意だろう」

津田 「はは、会長に言われたくないです」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/10/22(水) 22:25:13.05
人狼の解説ありがとう
期待
12 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 23:01:26.98

出島 「では、この別荘にある豊富な部屋を使って、ミステリーっぽさを演出しつつやっていきましょう」

コトミ「うひょぅ、本格的!」

津田 「あれ、でも出島さんが」

出島 「私が参加するわけには行きません」

スズ 「どうしてです?」

出島 「私が人狼になってしまった時……人狼どころか狼になって襲ってしまいますので」ハァハァ

津田 「そーですかー……じゃあ始めましょう」

出島 「今回は私はゲームマスターとして、皆様のルールブックとなりましょう」

スズ 「なんだかちょっと申し訳ないような」

出島 「いえいえ。皆様のルールブックとしてこの身体を使われる、といった妄想だけでさっきから達しそうでして」

津田 「ああ……」

出島 「残念な目で見ないでください。興奮します」
13 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 23:14:04.38

出島 「それでは皆様、各自室で待機していてください。私が役職を伝えながら回ります」

出島 「あ、役職はもちろん公平にランダムで振りますので、ご心配なく」

出島 「もちろん、携帯電話などで連絡を取るのは禁止ですよ」

全員 「「「「「「はーい」」」」」」

ゾロゾロ

津田 「うわー、こういうゲーム初めてだから、なんか緊張するなぁ」

スズ 「意外と、やってみたらすぐ慣れると思うわよ」

津田 「そう? 頭いい人には勝てる気しないよ」

スズ 「このゲーム、ディスカッションが主軸なのよ。いかに自分の発言に説得力を持たせられるか。それが醍醐味ね」

津田 「萩村、経験あるんだ」

スズ 「ふふーん、イタリアで何度かね」

津田 「おお、さすが帰国子女」

コトミ「スズ先輩は経験済み、と……」

スズ 「あらゆる手段で人狼に祭り上げるぞ」
14 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 23:31:51.27

タカトシ部屋

津田 「……んー、部屋に一人か……なんか落ち着かないな……」

津田 「いまごろ、それぞれの部屋で役職が知らされているんだな」

津田 「人狼側も難しそうだけど……狂人とかどうやればいいのかな」

コンコン

津田 「おっ。どうぞ」

ガチャ

出島 「津田様の役職を伝えに参りました。あなたは」

出島 「占い師、です」

津田 「お……ああ、結構やりやすそうでよかったです」

出島 「では、どなたを占いますか」

津田 「もう決めていいんですか…… えーと……」

津田 (経験者の萩村がどっち側かはっきりしていれば、強い情報になるかな?)

津田 「じゃあ、萩村を」

出島 「萩村様ですね。彼女は……」

出島 「人狼です」

津田 「!」
16 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/22(水) 23:58:20.66

出島 「それでは、5分後にリビングへおいでください。全員揃いましたら開始です」

津田 「はい」

パタン

津田 「…………」

津田 「萩村が人狼側か……敵側となると、これは厄介だぞ……」

津田 「でもこれは、重要な情報を手に入れたな……」

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リビング

出島 「では全員そろいましたので、会議開始です。そうですね、10分ぐらいにしましょうか」

津田 「…………」

津田 (全員、ちょっと緊張した面持ちだな……)

シノ 「ふむ、何から話したものかな。私は村人なので、特に話せることもないが」

ウオミ「誰に聞いても、自分は村人だ、と言いませんか。自分から話していくのは、むしろ怪しいかと」

シノ 「む、それもそうだな…… 胸を張って潔白だと言える人が、まずは発言するのがいいのか」

ウオミ「胸を張って、ね」たゆん

シノ 「張るんじゃなーいー!」
17 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 00:27:38.08

津田 「となると、オレが言うのがいいですかね」

コトミ「お?」

津田 「オレが占い師です」

シノ 「ほう。誰を占って、どう出たのか知っているというわけか」

津田 「はい。オレは萩村を占いました。その結果ですが」

スズ 「…………」

津田 「萩村は人狼です」

スズ 「なるほど、そう来るのね。中々危険な橋を渡るじゃない」

津田 「!?」

スズ 「本当は怪盗がカミングアウトしてくれた方が信頼度も高まるから、黙っていたけど」

スズ 「私が占い師です。占って出たのは村人判定でしたが」

津田 「な、何を言って」

スズ 「七条先輩を占いました。村人です」

シノ 「なるほど、占い師が二人か……」
18 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 00:41:30.79

津田 (……さ、さすが萩村……すぐさまオレの占いに対抗して、占い師の振りをしてきたのか)

津田 (七条先輩を村人……ってことは、七条先輩も人狼なのか?)

津田 (よし、その線で行こう)

津田 「は、萩村が人狼なのは間違いないですよ。オレの占いに対抗したんです。ええと、七条先輩を村人だっていうことは、七条先輩も人狼の可能性が」

津田 「そうね、そう言うのが定石だと思うわ。もうちょっときちんと喋った方が、本物っぽいわよ」

シノ 「むむ、これは中々」

ウオミ「萩村さんも毅然と対抗するから、どっちが本物か決め手がないですね」

津田 「そ、そんな」

シノ 「村人と言われたアリアはどうなんだ」

アリア「私ー? スズちゃんが私の立場を証明してくれるから、どっちにしても味方ね」

シノ 「となると、投票先は津田か?」

アリア「そうなるかなぁ。スズちゃんが津田くんに投票するなら、それに一緒に投票するよ」

シノ 「なるほど……」
19 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 00:57:41.23

コトミ(ふぅん…… タカ兄の態度を見ると……恐らく、本物の占い師)

コトミ(身内読みでごめんねー、タカ兄。となれば、私がとる行動は、えーと……)

コトミ「はいはーい、私も役職だしまーす」

ウオミ「そのとき、コトちゃん動くッ」

コトミ「ふふふ……実は私、怪盗だったのです」

シノ 「ほほう。誰と交換したんだ?」

コトミ「スズ先輩ですっ。交換された役は占い師でしたので、スズ先輩は占いをした後に私に交換され、いまは怪盗です」

シノ 「つまり、萩村の立場を証明しているわけだ」

コトミ「はいっ」

津田 「な、な……」

シノ 「これで3対1か。津田が不利だな」

津田 「い、いやっ、その…… え、ええと……」

津田 (な、なんでコトミが……オレが占い師で有利だったはずなのに、いつの間にか形勢が逆転されてる……!?)
21 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 01:09:10.22

ウオミ「タカくん不利ですが、あくまで中立として双方の視点から考えると」

ウオミ「タカくんとしては、スズポンが人狼、組する七条さんも恐らく人狼。コトちゃんが……狂人?」

津田 「そ、そうだっ、お前狂人なんだろ」

コトミ「タカ兄から見たらそうかもしれないけどー。でもそれ、タカ兄が占い師だ、って確信しないと私動けないよ?」

津田 「え、え?」

シノ 「なるほど。狂人は、誰が人狼かは知らないからな。コトミにとっては、津田も萩村も不確定な占い師だから」

ウオミ「もしコトちゃんが狂人だったら、占い師には援護してはいけない。そのうえでスズポンに援護したということは」

アリア「コトミちゃんが怪盗と考えた方が自然だね」

シノ 「理屈は通ってるな……」

(タカ兄が占い師だって確信したから動いたんだけどねー)

津田 「そんな……」

コトミ「つまりっ。タカ兄は人狼なのに先走りすぎたのだよ!」

シノ 「そうか、やはり津田は先走り汁が!」

津田 「何の話!?」
22 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 01:27:48.48

津田 (ま、まずい……コトミのせいで、萩村と七条先輩がまとまってオレに投票してくる!)

津田 「あの、現在中立の会長とお姉ちゃんは、誰に投票します……?」

シノ 「ふむ、流れは津田に投票だが…… 私としてはまだまだ検証が終わってないぞ」

スズ 「というと?」

シノ 「津田が真だった場合、萩村とアリアが人狼、さらにコトミが狂人という、村人には最悪の展開が待っているからな」

津田 「か、会長」パァッ

シノ 「津田よ。君は誰に投票する?」

津田 「えっと、オレは……オレが確信できる情報は、占いで手に入れた、萩村が人狼ということだけが真実です。萩村に投票します」

シノ 「…………なるほど」

ウオミ「シノっち…… 考えていること、分かります」

シノ 「ウオミー…… やはり分かるか」

ウオミ「ええ……」

シノ 「うむ……」

シノウオミ「「狼コスプレさせるなら女の子の方がエロい!」」

津田 「ねえ、もう一回やり直して!」
23 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 01:39:28.18

出島 「さて、時間です。投票は、その指で行いましょう」

コトミ「おおっ、まるで犯人はお前だー! みたい!」

シノ 「その指でさす……」チラ

ウオミ「指さし……」チラ

アリア「指入れ」ジー

津田 「こっちみんな! 特に七条先輩っ!」

アリア「あれはズボン越しだったもんね」

出島 「お嬢様、是非私にも」

スズ 「いいから投票しましょうよ……」

出島 「それでは、いっせーのせで行きますよ。いっせーの」

出島 「せ!」

ピシッ
24 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 01:55:13.13

津田 「う」

スズ 「む」

出島 「津田様3票、萩村様3票。お二人が処刑され…… 結果、萩村様が人狼! 村人側の勝利です!」

津田 「え」

シノ 「よし」

ウオミ「OKですね」

スズ 「んー、このパターンは駄目ね……」

アリア「ごめんねー、フォローあまりできなかったよー」

コトミ「惜しかったですねぇ……会長とお姉ちゃんが村人だったのが一番の敗因かも」

津田 「え、あれっ?」

シノ 「何だ津田。こっちの勝利だぞ」

ウオミ「村人は人狼を一人でも処刑できれば勝利ですよ」

津田 「あ、あー…… でもオレ処刑されて」

シノ 「チームの勝利のための犠牲だ。誇っていいのだぞ」

津田 「……そうですか?」
25 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 01:57:31.49

ウオミ「私たち村人にとっては、タカくんが人狼だろうと、どっちかが処刑できればそれでモガモガ」

シノ 「ウオミー、しーっ」

津田 「ああ…… だから考えが意気投合して……」

コトミ「つまりそれって、タカ兄の犠牲のおかげっていうか」

スズ 「津田を見捨てる選択をした、両会長の友情の勝利、ですかね」

津田 「あ、あが……」

シノ 「だから言うなと…… つ、津田、まあその、勝ったから、な! 気にするな!」

津田 「あはは…… はぁ……結局、七条先輩も人狼で、コトミは狂人でよかったのか?」

アリア「そうだよー」

コトミ「うん」

津田 「うーん、間違ってはいなかったけど、それを信じさせるって難しいんだなー……」
26 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/23(木) 02:01:26.80

シノ 「私は村人だったから、気兼ねなく推理に徹せたな」

ウオミ「ですね。私も村人です。だいたいの構図は見えていたので、そう難しくありませんでした」

シノ 「もし津田が狂人で、最後の投票で裏切ったりしたら負けていたかもしれないが」

ウオミ「まあ、そこまで器用じゃないですよね、タカくんは」

津田 「否定できない……」

シノ 「不器用もほどほどにしないとな。……特に、人間関係は」チラ

津田 「はい?」

ウオミ「そうですね。あまり器用でも困りますが」チラ

津田 「な、なんです?」

スズ 「ぶ、不器用だっていいじゃないですか……」プイ

アリア「あらー。スズちゃんそういうところがいいの?」

スズ 「はいっ!? ああいやっ、何の話ですかね!」

津田 「何の話……?」

コトミ「ぷふー、不器用ですなぁ」
33 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 20:09:25.12

出島 「では、第2回戦を」

シノ 「うむ、なんとなくコツは掴めたぞ」

津田 「今度は気楽な役がいいなー……」

スズ 「それは私の台詞よ」

コトミ「狂人またやりたいなー」

ウオミ「コトちゃんそういうの得意そうだもんね」

津田 「頭は良くないけど、立ち回りはいいもんなお前」

コトミ「ぶえー、タカ兄だって頭の中身は同じようなもんじゃーん」ポカポカ

津田 「ははは、そうだな、悪い悪い」

コトミ「そうだよ、頭の中身は桃色思考じゃん!」

津田 「ごめんやっぱ違うわ」

シノ 「なぁに、気にするな津田。私だってピンクな妄想は好きだぞ」

津田 「なんも気にしてませぇん!」
34 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 20:24:35.12

ウオミ「ゲームの最中も面白いですが、終わってみるとそのあとの暴露話も面白いですね」

アリア「そうだね。例えば学校での会議中、バ○ブ挿れて密かに絶頂に達していたのを、後から暴露するような」

ウオミ「バ○ブを挿れるよう強要されて、あとから『どうだったんだい』と聞かれるのも一興ですね」

津田 「まさかと思うけど、やってないですよね?」

ウオミ「タカくんはさせる側だよね」

津田 「オレがそんなこと」

シノ 「するわけないだろう」

津田 「会長……」

シノ 「Mの津田がそんなこと!」

津田 「誰がっ…… ……そうだよー」

スズ 「いっそ認めるのね……」
35 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 20:39:40.56

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タカトシ部屋

津田 「初戦は会長とお姉ちゃんの機転で勝ったようなもんだなぁ」

津田 「萩村との舌戦では負けていたよなぁ…… 気を付けないと」

津田 「しかしこのゲーム、ドキドキするな……人気なのもうなずける」

津田 「今度占い師になって人狼を当てても、簡単には情報を出さないようにしないとな」

コンコン

津田 「来たな」

津田 「はい、どうぞ」

ガチャ

出島 「何か最中だったりしませんでしたか」

津田 「出合い頭になんなんですか。なにかって何です」

出島 「恥ずかしいことを言わせようとするだなんて、やはり津田様も」

津田 「恥ずかしいこと考えてるのはあなただけです」

出島 「またまたそんな」

津田 「いいから役職を教えてくださいよ……」
36 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 20:53:04.04

出島 「緊張しているようでしたので、小粋なジョークで場を和ませようと思ったのですが」

津田 「いまの話のことでしたら、小粋なジョークが気を悪くしますよ」

出島 「言いますね」

津田 「おかげさまで」

出島 「では、津田様の役職ですが」

津田 「はい」

出島 「あなたは人狼です」

津田 「わー……」

出島 「それでは、失礼します」

津田 「ん、え、あれっ」

出島 「はい?」

津田 「えっと、確か人狼は仲間がいたらそれが誰かわかるんですよね」

出島 「ええ」
37 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 20:57:21.61

津田 「仲間は誰ですか」

出島 「おりません」

津田 「……えっ」

出島 「人狼はひとりです。それでは5分後に、リビングへお越しください」

パタン

津田 「……えー……」

津田 「…………」

津田 「い、いや頭真っ白にしてる場合じゃないぞ!」

津田 (おっと、あまり声に出しちゃまずいな……)

津田 (にしても、よりにもよって一人で人狼か……え、これ何を考えればいいんだ……)

津田 (他の誰がどの役職になるんだ……特に占い師が誰を占うかで、オレの難易度がずっと変化するよな)

津田 (人狼がオレ一人、ということは余りの役職に一つ人狼があるから……)

津田 (確率的には、村人が一人余りに入ってそうだ)

津田 (逆に、占い師が人狼を占う確率が半分になってるから、運が悪くなきゃ人狼には当たらないはず)

津田 (占い師に占われなかったら、あとは村人の振りをして上手くかわしていれば……)

津田 (……うん、占い次第だけどこれは……いけるか……?)
38 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:08:08.77

津田 (逆に当てられた時のケースは……)

津田 (……う、うわー、どうしようどうしよう、対抗で占い師の振りをするのか!?)

津田 (オレにそんなとっさの嘘ができるか……?)

津田 (…………)

津田 (う、そろそろ時間だ…… 冷静に、冷静になれよー……)

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リビング

出島 「皆様お揃いですね。……おや、だいぶ緊張されているようですが」

スズ 「そ、そうですか」

ウオミ「おやおや。どこが緊張しているのでしょう」ジー

津田 「オレの下半身凝視するな」

コトミ「いやいや、そこは充血してるのかもしれませんぜ」

シノ 「なにっ、津田の海綿体に血が!?」

津田 「平常運転かいっ!」

出島 「程よく和んだところで始めましょう。会議開始です」
39 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:18:38.64

全員 「…………」

津田 (最初はみんな、沈黙の一手か……周りに合わせて生き残ることを考えなきゃ……)

アリア「…………えーとー」

シノ 「お、なんだアリア」

アリア「この場合はほぼ安全だと思うから、早めに情報出すね。私が占い師なの」

シノ 「ふむ」

ウオミ「誰を占ったのですか?」

アリア「シノちゃんを占ったわ。そして、普通に村人だったの」

シノ 「おお、助かるぞアリア」

スズ 「確かにそれは安全そうなパターンですが」

アリア「そうだねー、私とシノちゃんが人狼だったらとても危険だけど」

ウオミ「自らその危険性に触れていくとは。とても安全に見えますね」

スズ 「村人にしろ人狼にしろ、お二人は協力状態となったと考えていいですね」

シノ 「うむ、それで構わないな」

津田 (……2人は間違いなく占い師と村人だな。もちろん、それを言うわけにはいかないけど)
40 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:26:30.23

ウオミ「怪盗は出てきませんでしょうか」

スズ 「そうですね、怪盗の動き次第で変わるけど、さらに安全になりえますし」

ウオミ「でも先ほどのように、狂人と人狼2人の場合がでてきてしまいますが」

スズ 「それでもその確率は今より下がります。加えて、対抗の占い師CO(カミングアウト)がなければ、ほぼ安全と言っていい状況でしょう」

ウオミ「なるほど…… ……萩村さん、ずいぶんと安全面を押しますね」

スズ 「は、えっ」

ウオミ「危険部分に目を向けさせたくない何かが、あるのでしょうか」

スズ 「いやそれは、ですね。危険面に話を向ける前に他の誰かが解説してしまっているだけでして……」

ウオミ「そうですか。留意しておきます」

スズ 「む……」

津田 (……ん、いったいこれはどういう構図だ……? 萩村とお姉ちゃんが対立気味だな)

シノ 「では、怪盗COもなさそうだし、アリアに対抗しての占い師COもなしか」

アリア「ん……」モゾモゾ

シノ 「どうしたアリア」

アリア「か、カミングアウトって聞くと、性癖のカミングアウトとか連想しちゃって」

シノ 「いや、いまさらそう言われてもな……」
41 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:34:35.23

スズ 「……さっきから静かね、津田。というかそこの兄妹」

津田 「うっ」

コトミ「そ、そうですか?」

シノ 「確かに、あまり発言してないな」

ウオミ「タカくんに至っては、先ほどのツッコミもありませんでしたし」

コトミ「あ、いえそれはー……特にしゃべることもなく進んでしまってー」

津田 「そうなんですよね、会話の展開に推理が追い付かなくて……」

シノ 「確かにそういうこともあるだろうが」

スズ 「このゲームにおいて、何も喋らないのは悪手よ」

コトミ「えっ。じゃ、じゃあ」

ギュッ

スズ 「な、なにこれは」

コトミ「え……握手」

スズ 「違うっ!」

コトミ「あっ、タカ兄にされた方がよかったですよね!?」

スズ 「そうじゃないっ!」
42 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:47:44.69

津田 「確かに特に喋ってなかったですね。推理に集中していました」

スズ 「推理ねぇ」

シノ 「ならば、その推理とやら聞かせてもらおう」

津田 「えっ」

コトミ「よっ、タカ兄名探偵~」

津田 「茶化すなよ…… 推理と言っても皆さんが口に出していることと変わらないのですが」

津田 「そうですね、お姉ちゃんが萩村の発言に対して疑問を持ったのは引っかかっています」

シノ 「それはつまり、彼女らが対立関係になりえると」

津田 「あり得ると思います」

ウオミ「なるほど…… すっ」

スッ

スズ 「え、なんですいきなり構えて……」

ウオミ「竜虎相打つという構図でしょうか」

スズ 「私は構えませんよ…… っていうか自ら対立を煽らないでください。立場悪くなるだけです」

ウオミ「となると、このようになるよう仕向けた真の黒幕は……」

スッ

津田 「えっ?」
43 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 21:56:08.48

津田 「な、なんでオレじゃなく…… ……七条先輩に構えを向けたんです!?」

アリア「あらー?」

ウオミ「怪盗COを待っていました。ですが恐らく使われなかった役職に入っているのでしょう」

ウオミ「占いの結果は黒です。情報が出そろうまで泳がせておきましたが、時間が無くなっても問題なのでこのタイミングでCOします」

コトミ「おおっ、お姉ちゃんカッコいー!」

ウオミ「私が占い師です。七条さんが人狼でした」

アリア「あらー」

スズ 「となると自動的に会長が……」

チラ

シノ 「わ、私も人狼か? 確かにいまのウオミーの発言ではそうなるが……」

アリア「そうだねー。いまはまだ、魚見さんと私たちが対立しただけの形になるねー」

ウオミ「さすが七条さん。一言で私の形勢逆転台詞を均衡まで戻しましたね」

津田 「…………」

津田 (これは……『嘘』だ……! 確実な真実、それは……この場に人狼は一人しかおらず、それはオレであるということ……)

津田 (七条先輩が人狼はありえない。それをなぜ嘘ででっちあげるかというと……)

津田 (お姉ちゃんが『狂人』だからだ! )
44 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 22:06:15.26

津田 (お姉ちゃんが仲間……ではないけど、人狼を守るための存在だ。だけど……)

ウオミ「均衡にはなりましたが、気になる点はまだありますよ」

アリア「あらそうなのー?」

ウオミ「最初の占い師COのあと発言をほぼしていません。これはボロを出さないための策のように思えます」

シノ 「むむ……はたから見れば一考する余地はあるが、いまは既にアリアと一蓮托生。引くわけにはいかないな」

ウオミ「そこで話を変えると矛盾が生じますものね」

シノ 「うむ……つまり、ウオミー、君は狂人だな?」

ウオミ「はいそうですとは答えませんよ。それに…… シノっち、狼コス似合うと思いますよ」

シノ 「えっ、そ、そうかなっ。ま、まあ、あまり肉食系女子という程がっついているつもりはないのだが、そういうことに興味がなくもないし……」

津田 「そんな理由でなに話そらされてるんです!」

津田 (あっ)

津田 (あちゃー、なんでお姉ちゃんをフォローせずに会長に突っ込んじゃったんだ……)

津田 (どうすれば、お姉ちゃんを援護しつつオレは隠れていられる……?)
45 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 22:14:48.67

スズ 「……私視点から見ると、ですね。この場には人狼1、狂人1の構図が見えてきてます」

スズ 「狂人候補は魚見さんです。理由はきちんとしてそうですが、若干不自然なタイミングのCOでした」

ウオミ「そう見えますか」

スズ 「見えます。本物の占い師なら、対抗COはもっと早くしていると思います」

ウオミ「それは」

スズ 「怪盗を待っていたと言いますが、七条先輩の占い師COが危険度が低いため、本物らしく見えてしまいます」

スズ 「その場で魚見さんがCOしていれば、現状の不利に近い均衡じゃなく、対等な話題として取り上げられたでしょう」

スズ 「時間が無くなるほど話題の操舵が難しくなることを含めて考えれば…… うん、やっぱり魚見さんが狂人と考えるのが自然なんです」

ウオミ「ぬぬ」

津田 (ま、また萩村が立ちはだかるのか……しかもなんだ、この冷静にして的確な分析……)

津田 (これでお姉ちゃんは苦境だ……)

スズ 「そうなると、私、津田、コトミちゃんの中に人狼が紛れているはずです」

スズ 「特に喋らない2人がいるのも合点がいきます。もちろん、私も同等に人狼の危険がありますが」

シノ 「となると萩村は、私とアリアにつくと考えていいのか」

スズ 「ある程度支持はしていますが、お二人が人狼の可能性もまだ捨ててはいません」

シノ 「ふむ。その慎重さが安心できる気がするな」
46 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 22:27:04.60

津田 (こ、これはまずい……コトミとオレのどっちかに人狼がいる流れになっている……)

津田 (本当に危険なのは、占い師の萩村なんかじゃない。自分の身の潔白さから信頼できる、村人の萩村が一番危険だ……!)

シノ 「さて、津田兄妹、2人の意見を聞きたいところだが」

津田 「そう、ですね……」

コトミ「一つ議論していないのがありますよー」

津田 「え」

コトミ「人狼がいない場合」

シノ 「む、確かに」

アリア「その場合は……魚見さんの空回り状態?」

スズ 「それについては、確認のしようがあるわ」

コトミ「そうなんですか?」

スズ 「怪盗が出てきていない」

コトミ「ああ……」

スズ 「この段階で怪盗が出てきていないということは、怪盗が使われていないか、怪盗が人狼と入れ替わって出てこないという状況と考えていいわ」

シノ 「なるほど。人狼は、少なくとも一人は紛れ込んでいるわけだ」
48 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 22:47:13.42

津田 (…………そうだ)

津田 (この構図を利用すれば……危険な橋かもしれないけど……)

津田 「確かに現状オレたち……萩村含めて3人の中に人狼がいるとみて間違いないでしょう」

津田 「つまり、オレたち3人全員を処刑するよう投票すれば、いいんじゃないでしょうか」

シノ 「…………ふむ」

スズ 「……そうね。私は処刑されても問題ないわ。目的は人狼に最大票が入ることだもの」

スズ 「問題は誰が誰に入れるかという点よ。この中に人狼がいるというならば……」

コトミ「そうですね。絶対にそれを……」

津田 (そう、オレが票の集まりをかいくぐって……)

コトミ「裏切る!」

津田 (裏切る!)
49 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 22:54:53.73

津田 (だが、どうやって……?)

津田 (6票を3人に分けるなら、2票入ればいいけど……)

津田 (その意見を出すためには、オレに2票投票してくれと言わないと信頼できずに、最悪オレに票が集まってしまう)

津田 (あと一手……その一手を……!)

ウオミ「…………」チラ

ウオミ「皆さん。会議は10分でしたよね。残り15秒です」

シノ 「えっ……」

ウオミ「そして、私は七条さんに票を投じます」

全員 「なん……」 ざわ ざわ 「だと!?」

津田 「…………」

津田 (これは狂人の……最後の一撃……!)

津田 (嘘ばかりついてきた狂人の、初めての真実!)

津田 (勝つための最後の一手は…… お姉ちゃんの言葉だ!)

津田 「……お姉ちゃんの狂人が確定した発言ですね……いや、それよりも」

スズ 「まずいわ…… 今のは確実に人狼への票の操作!」

シノ 「アリアの2票が確定だと……」

スズ 「つまり、私たちの中にいる人狼に、4票のうち3票以上を入れなければ」

シノ 「人狼と狂人の勝ちになってしまう……!」

出島 「時間です。以降の会話はいけませんよ」

津田シノスズコトミ「「「「!!」」」」
50 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 23:13:19.60

出島 「では投票先を決めますよ。せーの……指挿れっ!」

ビシッ

津田 「ほかに掛け声あったろ!」

出島 「ちゃんと投票はされているからいいではないですか。では結果ですが……」

出島 「お嬢様に3票! 津田様に2票! コトミ様に1票!」

出島 「処刑対象はお嬢様…… ……そして彼女は、占い師、村人側です」

出島 「よって、人狼、および狂人側の勝利となります」

津田ウオミコトミ「「「やったー!」」」

津田 「これはお姉ちゃんの機転による勝利で……えっ」

コトミ「え?」

津田 「え、なんでお前も喜んでるの」

出島 「そうそう。津田様は人狼でしたが……」

コトミ「ふっふっふ……タカ兄の役職はこの私、怪盗コトミンによって、すり替わっていたのさ!」ズビシャァアン

津田 「なんとぉー!?」

コトミ「やったね、お姉ちゃーん!」

ウオミ「へい」パシッ(ハイタッチ)

出島 「よって、津田様は怪盗によって村人側、魚見様とコトミ様の勝利です」

スズ 「うわー、これはかわいそー……」

津田 「…………その慰めが痛いぜ」
51 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/10/28(火) 23:22:32.85

ウオミ「私としては、人狼がいないパターンの確率は低いので賭けでしたが、やはり一人は人狼がいたので、結果オーライです」

シノ 「なるほど、アリアはウオミーと津田とコトミからの票でトップになってしまったわけだ」

コトミ「お姉ちゃんが七条先輩に投票するって言った時点で、タカ兄もそれに続くと思いました。だからそこに私も入れれば」

シノ 「アリアに票が集まり、他はばらける、と」

コトミ「はいっ」

スズ 「敗因は、村人の票をまとめ損ねたところですね。それまでの考察も何も、魚見さんの直前の発言だけで人狼側の票がまとまってしまいました」

シノ 「これは完全に狂人が仕事をした形だな」

アリア「津田くんは振り回されただけだったねー」

スズ 「ま、あんたらしいけど」

津田 「もうやめて、オレのハートがぼっきり折れそう」

コトミ「ふふふ、タカ兄は私の掌の上で踊っていたのさ」

津田 「そのドヤ顔やめろ」

コトミ「まあ動くなら、むしろタカ兄の上で」

津田 「やめい!」
60 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 21:14:01.96

出島 「では3回戦に移行しましょう」

シノ 「うむ。では部屋に戻って」

コトミ「ぽんぽん進んでいい感じですねー、これ」

出島 「あ、ちなみに」

コトミ「はい?」

出島 「一晩で3回戦となると、アソコがだいぶ擦れて結構つらく……」

コトミ「ほほぉっ!」

津田 「はいっ、みんなさっさと部屋に戻るんだ」パンパン

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津田 「うーむ」

津田 「さっきはコトミにしてやられたけど、コツは掴めてきたかな」

津田 「要は2つの陣営に分かれて投票し合うわけで…… 浮遊票をどうやって引き寄せるかが勝負か」

津田 「でもそれは人狼とか、占い師の立場だからできるわけで……村人なら、それをしっかり判断していくしかないんだな」

津田 「仲間を見つけて、票をまとめる。これだけでもかなり勝ちやすくなるはずだ」

津田 「さて、どうなるかな……」
62 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 21:31:38.57

コンコン

津田 「はい、どうぞ」

ガチャ

出島 「津田様の役職を伝えに参りました」

津田 「はい、お願いします」

出島 「津田様は今回」

津田 「…………」

出島 「村人です」

津田 「お」

出島 「変哲もないモブ役ですね」

津田 「そう言われるとなんか語弊が……」

出島 「まあ、薄い本なんかではヒロインを恥辱に塗れさせたりできますのでお得かもしれま」

パタン

津田 「村人か……うん、今回は気楽そうでいいな」
63 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 21:44:57.81

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リビング

出島 「お集まりですね。それでは3回戦目、本番開始です」

津田 「本番?」

シノアリアウオミコトミ「「「「本番……」」」」

スズ 「…………私は突っ込まないわよ」

シノ 「萩村は突っ込まれる側だから」

スズ 「でぇい! どっかで見たようなボケを!」

津田 「……突っ込んじゃった」

コトミ 「えっ! タカ兄突っ込んじゃったの!?」

津田 「いいから会議しない!?」

スズ 「っと、そうだった。こんなことしてる場合じゃないわ」

シノ 「ふむ。時間は惜しいものな」
64 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 21:51:17.88

シノ 「ではいつも通り、占い師がいれば名乗り出るのが定石だが」

スズ 「はい」

シノ 「お、萩村が」

コトミ「むむ、本物なのか、狂人なのか……」

スズ 「さて、占い師として名乗り出たわけだけど、今回情報は段階公開させてもらうわ」

津田 「段階公開?」

シノ 「む」

ウオミ「そうきましたか」

津田 「え、どういうことです」

スズ 「察しが悪いわね。情報の公開を、小出しにするの」

津田 「でも時間が惜しいんだろ?」

スズ 「だからよ。それはね、これから私に敵対する陣営にとってもそうなの」

津田 「はあ」

津田 (どういうことだろう……すごく本物っぽい喋りだけど、萩村だしなぁ……まさか……)
65 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 22:04:15.99

シノ 「大方の察しはついたぞ」

スズ 「そうですか?」

シノ 「ともあれ、萩村自身から聞くのがいいな」

スズ 「では。占いの結果だけ先に言います。人狼が出ました」

アリア「まあ、そうなるよねぇ」

コトミ「え、え。誰です?」

スズ 「その情報は今は伏せさせてもらうわ」

コトミ「な……!」

津田 「に……?」

スズ 「それが誰なのかは、残り……そうね、残り4分の時に発表させてもらうわ」

シノ 「ふむ……」

ウオミ「これはなかなか……」

アリア「いい作戦だねー」

津田 「…………あ、そうか、なるほど」

津田 (最初に誰かを指名して人狼だというと、その情報が引き金になって、別の人狼や狂人に票をまとめる時間を作っちゃうんだ)

津田 (情報をギリギリまで温存することで、人狼側は下手に動けない状況を作るなんて……)

津田 (これはかなり本物っぽいなぁ……)
66 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 22:13:06.69

ウオミ「これはかなり本物らしい戦略ですね」

シノ 「もしくは、相当肝が据わってないとできないな」

ウオミ「さて……対抗で占い師COが無ければ、私は萩村さんを占い師としてかなり信用できるのですが」

一同 「「「「「…………」」」」」

シノ 「同意見だな」

津田 「ですね」

コトミ「ふむー。信頼と人狼側を不利にするのをいっぺんにやっちゃうなんて、さすがですねぇ」

シノ 「いやコトミ、それは必然なのだよ」

コトミ「そうなんですか?」

シノ 「人狼に対し確実に不利な状況を作る。それ自体が村人への信頼に繋がるのだからな」

コトミ「なるほどー」

アリア「これはかなり信じられそうだねー」

ウオミ「さて、対抗がなさそうなので私もここでひとつ」

シノ 「お」
67 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 22:41:36.98

ウオミ「怪盗COです。対象はタカくん」ススッ

津田 「お姉ちゃんがオレの……あの、なんか近くないですか?」

ウオミ「タカくんの役職をゲット、村人でした」

グイッ ギュ

津田 「あの、立場の証明は嬉しいんですが、その、腕が」

シノ 「コラー! ウオミー、離れなさーいー!」

ウオミ「あら、私とタカくんは一蓮托生ですよ?」

シノ 「それとこれとは話が違う!」

ウオミ「そうは言いましても、こればかりは如何ともしがたく」

シノ 「役職の話じゃなくて、腕組みの話ー!」

ウオミ「一緒の村人側なんだからいいじゃないですか」

シノ 「うぬぬー…… た」

スズ 「た?」
68 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/06(木) 22:49:05.99

シノ 「対抗! 怪盗CO! 津田の村人と交換したー!」

スズ 「会長、私情混ぜないで!」

グイッ

津田 「あの、会長……」

シノ 「な、なんだ! ウオミーは良くて私は信じられんというのか!」

津田 「いやそうじゃないですが……」

アリア「じゃあ私もー」

シノ 「はい?」

アリア「怪盗CO、津田くん村人ー」

シノ 「あのー?」

アリア「じゃあ私は後ろからー」

ギュムッ

津田 「え、あ、わ……!?」

津田 (な、なんか首のあたりに当たってるー!)

コトミ「えー、じゃ私もー」

津田 「お前まで張り合うな!」

ゴチャゴチャ ムギュムギュ

スズ 「…………なんだこれ」
74 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 21:37:55.68

シノ 「アリア、それは卑怯だぞ!」

ウオミ「そうです。場所変わってください、シノっちはともかく私にもできます」

シノ 「そうじゃなくて! っていうかケンカ売ってんのかー!」

ウオミ「何故ただのゲームがこんな修羅場になったのでしょう」

津田 「オレの記憶ではあんたのせいです」

スズ 「はいはいはい。とりあえず落ち着いて下さい。特に会長」

シノ 「む、萩村……」

スズ 「とりあえず先ほどの怪盗COは、全員無かったことにしていいですね?」

シノ 「う、うむ……」

ウオミ「あ、いえ。私は怪盗の主張は通しますよ?」グイグイ

津田 「しゅ、主張は分かりましたからっ! あの、あまり引っ張らないで」

ウオミ「あら、タカくんはそんなところの主張が」

アリア「まあ?」

シノ 「津田ァ!」

津田 「してないです!!」
75 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 21:54:50.59

スズ 「はい、じゃあ、わかりました…… 魚見さんは、怪盗を主張ということで……」

ウオミ「萩村さん。震えてます?」

スズ 「ません!」

津田 「えーと、会長と七条先輩は、ひとまずさっきのCOは無しでいいんですか」

シノ 「私は、そうだな。済まないが撤回させてもらう。村人としての判断だ」

スズ 「はい。人狼でも同じ判断をするとは思います。七条先輩は」

アリア「私は主張変えるよー」

津田 「え?」

アリア「占い師CO。私も占って出たのは人狼だったの」

コトミ「んんっ」

シノ 「ふむ」

ウオミ「なるほど……」

津田 「ええと、誰を占ったんです?」

アリア「それはね」

スッ…
76 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 22:14:02.00

ピシ

アリア「スズちゃん」

スズ 「私、ですか」

アリア「黙っててごめんね。ただ、とっかかりが無くて」

シノ 「萩村が人狼と言えるだけの事なのだな?」

アリア「私にはわかるけど、みんなには推理してもらうことになるかなぁ」

スズ 「どういうことです?」

アリア「スズちゃんがシノちゃんの怪盗COをかばっているのが目についたの」

アリア「スズちゃんが人狼なら、そのフォローも確実にされたシノちゃんも人狼かなーって気がするんだけど、どう?」

シノ 「私は村人なのだが」

アリア「私にはスズちゃんが人狼だと分かっているから、特にそう見えたのかしら。じゃあ、やり玉に挙がったのはスズちゃんだけね」

スズ 「…………私が人狼というには、弱くないですか」

アリア「だと思うでしょう?」

スズ 「ええ」

アリア「重要なのは、スズちゃんより先に『誰が』人狼なのかを言ったことよ」

スズ 「む……」
77 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 22:31:37.38

アリア「本物らしさを見せるために、ちょっと慎重になりすぎた気がするなー」

シノ 「そうだ。萩村の言う人狼は誰なんだ? 発表のタイミングは今でもよさそうだが」

スズ 「…………」

津田 「萩村?」

スズ 「沈黙です。予定通り、4分前に発表するわ。私がどちらにせよ、七条先輩とは対立関係。それなら、発表の主導権を握られるのは得策じゃないもの」

津田 「そう、なの?」

コトミ「不利にならないんですか?」

ウオミ「タカくん。これは理屈だけじゃない部分にかかわってくるんですよ」

津田 「はい?」

シノ 「どこまで話し合っても、蓋を開けるまで役職は分からないからな」

津田 「それはわかります」

シノ 「一本通し続けるということは感情に訴えるものがあるから、不利を取っているようでも、得票を競うこのゲームにおいては決して不利とも言えないだろう」

津田 「な、なるほど……」

スズ 「……会長、説明すると効果減るんですが」

シノ 「だが、それが村人の役目だしな」

津田 (む、む、むー…… みんなゲームを重ねて慣れてきたから、村人側ばかりに見えてきたぞ……)
78 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 22:43:16.09

津田 (今のところ怪しいのは七条先輩。しかも狂人と言っていいような動き方だ)

津田 (もし七条先輩の言う通り萩村が人狼なら……最初から占い師を演じ続けるなんて大変なことを……)

津田 (でも萩村はそれをやりかねないからなぁ)

津田 (会長は…… 不審な動きもなく、全部公平に見ている感じがする。七条先輩から人狼の疑惑がかけられているけど)

津田 (断定はできないけど、おおよそ白、としておこう)

津田 (萩村は…… 七条先輩に対立を突き付けられて揺るぎそうになったけど、何だかんだイーブンで事が進んでいる)

津田 (七条先輩につくか萩村につくかといった状況だな)

津田 「萩村」

スズ 「なによ」

津田 「最低限、1人は人狼側がいるのは確定していると思うんだ」

スズ 「ふん?」

津田 「情報公開の時間の約束を通すのはありかもしれないけど、村人側にも時間が欲しいから、早めの情報公開をした方がいいかもしれない」

ウオミ「おお」

シノ 「なんと」

コトミ「タカ兄がまともなことを!」

津田 「……みんなオレをなんだと思ってるのー」
79 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 23:11:37.86

スズ 「ふん…… 会長と津田が言うなら、早めに情報出した方がよさそうね」

ウオミ(ツンデレ)

シノ (ツンデレか)

コトミ(ツンデレですなぁ)

津田 (なに考えてるか分からないけど、みんなの思っていることがまとまっている気がする)

スズ 「私が占ったのは」

一同 「「「「…………」」」」

スズ 「コトミちゃん、あなたよ」

コトミ「ひゃー、私ですかー」

スズ 「さっきから発言も少ないしね」

コトミ「いえいえ、それは発言することも特になかったというだけでー」

アリア「ともあれ、これで敵対関係ははっきりしたかな?」

シノ 「そうだな。萩村対アリアコトミ連合か」

津田 「ということは……」

シノ 「うむ……」

ウオミ「バストサイズでは比べるべくもなく」

シノ 「あの大きさに対抗するには……くっ」

津田 「オレたちの票次第で……えっ!?」

スズ 「先輩たちだろうと張り倒ーーす!!」
80 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 23:30:01.28

津田 (これでかなり関係がはっきりしたな)

津田 (ん……?)

津田 (そういえばお姉ちゃんは怪盗COしてるんだよな)

津田 (…………)

津田 (これはもしかして……)

津田 「思ったんですが」

シノ 「何だ津田」

津田 「萩村に2票は確実だと思います」

シノ 「そうだな」

津田 「で、萩村の主張するコトミには、まず萩村が1票いれるはずです」

シノ 「まあ、そうなるはずだ」

津田 「これでコトミにも票を入れて、2人とも同数にしてしまえば」

シノ 「うむ。それが常套手段だな。だがどうやって票を操作する?」

ウオミ「私たち残り3人の票を、上手くばらけさせればいいわけですね」

津田 「ええ。そこで、会長は一度七条先輩に疑われた。これはコトミに投票する理由になりませんか」

シノ 「…………欠点があるな。私とアリアが人狼側だった場合だ」

津田 「仮定が多いですが……七条先輩と会長が人狼側だとしたら、七条先輩は狂人のはずです。萩村を黒ということはできても、簡単に会長まで疑えるかというと」

シノ 「なるほど。君は私を信用しているとみていいのかな」

津田 「その、常に公平な感じをみて、大方は」

シノ 「ふむ…… で、津田とウオミーはどうする」
81 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/12(水) 23:56:01.86

津田 「こっちにいる中で確実に白と言えるのは、オレと、オレと交換した怪盗のお姉ちゃんでしょう」

津田 「なので、オレたちは互いに票を入れあうのがいいのではないかと」

シノ 「そうきたか」

スズ 「……待って」

シノ 「萩村?」

スズ 「魚見さんの怪盗COを信用したうえでの発言?」

津田 「誰にも分らないけど、オレ自身は村人だったから、信用できる気がする。他に怪盗COもないし」

スズ 「…………いいわ」

ウオミ「つまり私はタカくんに」

津田 「オレはお姉ちゃんに」

アリア「挿れあう仲なんだね!」

津田スズ「「言うと思ったよ!!」」

シノ 「票はまとまったかな。出島さん、残り時間は」

出島 「あと30秒です」

シノ 「ふむ。みんな、意見はないな」

ウオミ(…………ふふ、ごめんねタカくん)
82 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/13(木) 00:27:28.57

出島 「時間です。それでは、せーの……」

出島 「挿入!」

津田 「ついに指ですらなくなりやがったー!」

出島 「失礼な! 指でだって挿入できますよ!」

アリア「むしろ、指じゃないとしたら何を挿れるのかなー」

津田 「うぐっ」

スズ (あーあ、墓穴った……)

シノ 「そりゃあアリア、ナニを挿れるに決まってるだろう」

ウオミ「でも、タカくんのタカくんをここで大きくさせて、それで誰かを指すだなんて」

津田 「しませんよ!」

コトミ「そうそう、タカ兄の右曲りを考慮すると、若干身体を左に向けてですね……」

津田 「お前口閉じろ」

シノ 「ハッ、我々は指すモノをもってないではないか!」

アリア「大丈夫よシノちゃん、ペニバン貸してあげるから」

シノ 「すまないなアリア」

津田 「いいから投票しない!?」
83 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/13(木) 00:42:03.88

出島 「では改めてどうぞ」

ピシッ

スズコトミウオミ「「「!!?」」」



アリア、コトミ→スズ投票

スズ、シノ→アリア投票



ウオミ「……なぜ……」



ウオミー→スズ投票



津田 「…………これしかなかったんです」



タカトシ→アリア投票
84 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/13(木) 00:48:23.95

シノ 「津田、これは一体……君たちは互いに投票するはずではなかったのか」

津田 「ええ。お姉ちゃんが怪盗だと本当に信じられるなら」

ウオミ「ばれていたのですか。私が『人狼』だと」

シノ 「ウオミーが人狼だと……」

スズ 「……もう一人は魚見さんでしたか」

ウオミ「ええ、最後まで隠しおおせたと思ったのですが」

津田 「正直解りませんでした。だからこのような手段を取らせてもらいました」

津田 「あの時点……会長の票を操作した時点で思いついたんです」

津田 「もしお姉ちゃんが人狼だった場合の危険性について。案の定萩村に止められたけど」

スズ 「危惧していた通りではあったのね。私から見れば、コトミちゃんの人狼は確定。津田と魚見さんが二人とも人狼のはずはないから、ある程度信じて止めなかったわ」

シノ 「だが実際ウオミーは人狼で、津田を裏切り萩村に投票」

津田 「オレも、もとからお姉ちゃんに投票するつもりはありませんでした」

津田 「お姉ちゃんが誰に投票してもいいようにしたんです」

シノ 「つまり津田は、コトミが人狼だというのを確信していたのか?」

アリア「もしくは、スズちゃんの占い師を信じて?」

津田 「両方でしょうか。萩村が一番に占い師として名乗り出たのもあるし、コトミの発言も少ないので」

コトミ「あちゃー、やっぱりばれてたかー」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/13(木) 00:55:57.73
>>83
ん?スズ、シノ、タカ→アリアでなりたってるの?
87 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/13(木) 00:59:36.84

>>85
う、うわああ、やっちまった!
>>83のアリアへの投票、全部コトミ宛です
申し訳ない
86 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/13(木) 00:58:03.33

シノ 「となるとアリアが狂人で」

アリア「うん」

シノ 「コトミが人狼」

コトミ「はい」

出島 「得票数、萩村様3票、コトミ様3票、お二人が処刑され、村人側の勝利となります」

シノ 「うむ、やったな」

スズ 「いい判断だったわね」

津田 「はは、ありがと」

ウオミ「むぅ、まさかタカくんに騙されるとは」

津田 「すいません。お姉ちゃんが怪盗でも人狼でもどっちでも勝つようにするには、手段が無くて」

ウオミ「まあ、私もタカくんを騙していたわけですし」

津田 「ですね。おあいこで」

ウオミ「いいえ、そこは」

津田 「?」

ウオミ「お○○こ、で」

津田 「伏字にしたからって印象変わらないからね!?」
89 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/21(金) 23:08:41.48

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

出島 「皆様、お茶が入りました」

シノ 「ありがとうございます」

コトミ「いやー、緊張したなぁ」

津田 「他のゲームにはない緊張感でしたね」

シノ 「これほど人の理屈と心情を揺さぶるルールだとはな」

コトミ「なんか軽く汗かいちゃいましたよー」

アリア「あら、湿っちゃった?」

コトミ「ちょっとだけー」

シノ 「またお風呂入ってきてもいいんじゃないか」

コトミ「どっちかっていうと、トイレの方が解消できますかねー?」

津田 「……ん?」

シノ 「緊迫感が緊縛感に変わったということだな」

津田 「うまいこと言ったつもりか」
90 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/21(金) 23:10:23.71

スズ 「今回はワンナイトルールでしたが、人数がいれば正規の方もやってみたいですね」

シノ 「そうだな」

ウオミ「せいき、の方ですね」

スズ 「ええ。やっぱり10人くらいで……」

ウオミ「10人くらいでせいきを……」

スズ 「……あの?」

ウオミ「多人数プレイだなんて、萩村さんもなかなか」

スズ 「無理矢理変えてまでボケんな!」

津田 「あー、でも確かに、もっとたくさんの人でやったらおもしろそうですね」

シノ 「ふむ。今度生徒会主導によるイベントでも検討してみるか」

アリア「あら、それいいわねー」

ウオミ「ドキッ、人狼だらけの桜才学園 ~やめて、私に乱暴する気でしょう~」

シノ 「タイトルはそれだな!」

津田 「副会長権限で全力で阻止してやる」
91 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/21(金) 23:14:03.57

出島 「実際にやるなら、いっそのこと現実時間でやってみるのはいかがでしょう」

アリア「現実時間?」

出島 「設定として昼のうちに会議、投票で処刑を行い、夜は人狼が村人を狙うのを繰り返すわけです」

シノ 「なるほど。実際の時間の流れでやってしまうわけですね」

津田 「じゃあ、何日もかかってしまいますね」

出島 「考える時間が増えますし、会議に参加して投票を行うのが最低限かかる時間ですから、一日の負担は少ないですね」

コトミ「けど、一日中気になっちゃったりして……」

アリア「それはありそうだねー」

スズ 「勉強が手につかなくなるのはまずいですね」

シノ 「む、それは本末転倒だな」

コトミ「大丈夫です!」

シノ 「ん?」

コトミ「もともと勉kyムグムグ」

津田 「オレもそっちに入りかねないから口閉じてろ」
92 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/21(金) 23:14:38.12

コトミ「せっかく慣れてきたから、もうちょっと続けたいなぁ」

ウオミ「とはいえ、本編のミステリーツアーの謎もあることですし」

シノ 「これはこれで余興として、また後日、人狼会を設けてみるのもよさそうだな」

コトミ「さんせー!」

津田 「今回参加できなかった人たちも参加できますしね」

アリア「人数増えたら普通の人狼にする?」

シノ 「どうしたものかな。ワンナイトって何人までできるんですか?」

出島 「そうですね。ワンナイトそのものがローカルなルールではありますので」

出島 「特殊な役職を入れても、10人ぐらいまででしょうか」

シノ 「一夜の方がとっつきは良さそうだがな」

ウオミ「その時はまた、および下さい。ぜひ参加させていただきます」

シノ 「もちろんだ」
93 : ◆WO7BVrJPw2 :2014/11/21(金) 23:15:15.74

津田 (そんなこんなで)

津田 (初めての人狼でみんなこのゲームの魅力にハマり、後日、桜才学園ではゲーム大会を行う段取りが組まれていくのであった)

津田 (まあそれは、またのことということで)

出島 「いやあ、おかげで捗りました」

津田 「ああ、出島さん。そういえばミステリーツアーの下着泥棒の謎って……」

出島 「ゲーム中に好きなだけ物色できました。いやぁ、感謝です」

津田 「…………」

出島 「…………」

津田 「あんたが一番の嘘つき狼じゃないかぁー!!」

出島 「ほほほほ」





終了!
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/21(金) 23:38:22.32
乙です

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おすし

やはりこの人の書くSSは素晴らしい


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