梅原「美也ちゃんを無視する?」橘「うん」 -

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:35:07.89
梅原「大将……急にどうしたんだ?」

橘「これにはいろいろ理由があるんだよ」

梅原「色々って……でもお前らは仲がいいのに」

橘「そこなんだよ!」

梅原「え?」

橘「美也は僕に依存していると思うんだ」

梅原「自分で言うか……」

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3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:39:12.24
橘「もう高1なのににぃにと呼んでくる」

橘「『学校ではくっついてこないでよね!』って言ったくせにむしろ美也からくる……」

梅原「……」

橘「これだけでもそうと言えないか?」

梅原「そ、そうなのか……なぁ でも、それはいくらなんでもやりすぎなんじゃねぇのか?」

橘「僕もそう思う でも美也だ このくらいじゃないとダメだろう」

梅原(これは止めたほうが……)

美也「お兄ちゃーーん!」

梅原「え?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:43:01.34
梅原(これまた最悪のタイミング……)

橘「……」

美也「お兄ちゃん……ちょっと待ってってずっと言ってるのに……」

橘「梅原、行くぞ」

梅原「え?あ、おい!大将!」

美也「え?ちょっと!……行っちゃった」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:45:01.22
橘「……」

梅原「お、おい……どこまで……」

橘「……」

梅原「ってあぁ、教室ね……」

橘「まあ、こんな感じだ」

梅原「どんな感じだよ……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:47:21.30
梅原「しかし、マジでやるなんて……」

橘「僕はやると言ったらやるよ」

梅原「だけどこんなのいつまで続けるんだ?」

橘「とりあえず一週間かな」

梅原「一週間……か これまた微妙な」

橘「もっとやったほうがいいかな?」

梅原「は?いやいや、こんなことはもう……」

高橋「ほら、二人とも!もう時間よ」

梅原「……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:52:08.69

橘(とりあえず一週間なんて言ったけど……)

橘(本当は今日だけのつもりだったんだよな……)

橘(あの美也の反応みるともうちょっとやりたくなって……)

橘(…………)

橘(まあ、言ったからにはとことんやろう!)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 00:53:42.26
(一週間はかわいそう…ゾクゾクする)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/01(日) 04:34:05.00
ヤンデレ!ヤンデレ来るかこれ!
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:12:00.71

美也(うーんにぃに、美也のこと無視してた?)

七咲「美也ちゃん」

美也(でも急いでる感じだったし……考えすぎかな?)

中多「……?」

七咲「……?」

美也(うん、多分美也の考えすぎ……そうだよ)

中多「み、美也ちゃん……?」チョイチョイ

美也「へ?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:15:07.26
七咲「大丈夫?ずっとぼーっとしてたけど」

美也「え?そ、そうだった?」

中多「うん……私たちが何回か呼んでも……ぼーっとしてて……」

七咲「なにかあったのなら、相談に乗るよ?」

美也「う、ううん!大丈夫大丈夫!」

中多「ほ、ほんとに……?」

美也「うん!ほら、早くご飯食べよう?」

七咲「そうだね」

中多「……うん」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:19:01.18

橘「……腹減ったな」

梅原「当たり前じゃねえか!今は昼飯の時間だぞ?」

橘「あれ?もうこんな時間になってたのか」

梅原「おいおい……しっかりしてくれよ」

橘「ははは……すまん」

梅原「まあいいや、さっさと食堂に行こうぜ」

橘「うん」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:21:35.32

梅原「お、ちょうどいいところが空いてるじゃねえか おーい大将~!こっちこっち!」

橘「お、今日は割りと空いてるな」

梅原「俺も今日はテラスを覚悟してたぜ……」

橘「冬も厳しくなってきたのにテラスはな……」

梅原「ま、食おう食おう」

橘「そうだな、いただきます」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:23:11.53
梅原「ところでよ」

橘「ん?」

梅原「今日なんであんなぼーっとしてたんだ?」

橘「え?そうかな」

梅原「あぁ、棚町がちょっかい出しても微妙な反応でよ」

橘「まあ薫は……うん」

梅原「……で、何を悩んでたんだ?」

橘「なんでそんな嬉しそうなんだよ……」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:25:17.20
橘「特になんでもないよ」

梅原「ほんとかね~……」

橘「本当だよ たまにはぼーっとしたいんだ」

梅原「そうか……」

梅原(俺の予想だと美也ちゃんのことだろうと思っていたが……)

橘「うん」

橘(まさか美也のことを考えてたなんて言えないよな……)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 01:27:58.16

梅原「ふぅ~食った食った」

橘「あ、そうだ 僕本返しに図書室に行くから」

梅原「おう、そうか じゃまた教室でな」

橘「うん、じゃあ」

橘(まあ図書室なら美也も来ないだろう……)

橘(……なんかこれ元々の目的から外れてる気がするんだけど……)

橘(まあ、いいか)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 21:57:42.22
図書室

橘(う~ん、なんかいい本ないかな?)

橘(……あそこにいるのは七咲か?)

橘(ちょっと声かけてみるか)

橘「よ、七咲」

七咲「……あ、先輩」

橘「数学の勉強か?」

七咲「はい、またテストがあるので ちょっと復習を」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:04:28.14
七咲「あ、先輩」

橘「ん?どこかわからないところでもある?」

七咲「あ、いえ……そうではなくて」

橘「??」

七咲「実は美也ちゃんのことなんですけど」

橘「え、美也?」

七咲「はい……実は今日、朝からずっとぼーっとしていて……」

橘「……」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:07:02.29
橘(まさか一日……いや朝ちょっとやっただけでこんなになるとは……)

橘(……まあ一週間はやると決めたんだ!決めたからにはやろう!)

七咲「それで先輩」

橘「え、え?なに?」

七咲「何かわかりませんか?何を考えていたのか……とか」

橘「う、うーん……美也のことだから漫画のことでも考えてたんじゃないの?」

七咲「……」

橘「う、うーん……」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:11:03.15
橘「ま、まあ話しにくいこととかもあるんじゃない?」

七咲「……ですかね」

橘「うん、例えば……うーん、ないと思うけど恋とかさ」

橘(うわぁ……僕何言ってるんだろう……)

七咲「……」

橘「う……」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:13:45.85
キーンコーンカーンコーン

七咲「あ、鳴っちゃいましたね」

橘「う、うん……」

橘(助かった……)

七咲「先輩も美也ちゃんに聞いといてくださいね?」

橘「あ、う、うん!」

七咲「それでは私はこれで 失礼します」

橘「ふぅ……」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:23:05.88
放課後

橘「梅原、ゲーセン行かないか?」

梅原「悪ぃ、今日は部活にな……」

橘「あ、なるほど」

梅原「そういうことだ……じゃすまねぇが俺はここで」

橘「おう、毎日行けよ」

梅原「ははっ、んじゃな~」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:32:20.83
橘「じゃ、一人でゲーセン……」

橘(……それはちょっと寂しいな)

橘(今日はまっすぐ帰ろう)

橘(……)

橘(家に帰ったら美也がいる……はず)

橘(ということを考えると、やっぱり話しかけられるよな……)

橘(……よし!)
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:34:25.11
橘「……」

美也「あ、にぃにおかえり~」

橘「……」

美也「にぃに?」

橘「……」バタン

美也「ちょ、ちょっとにぃに!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:45:55.03
美也「ね、ねえってば!」ガチャ

橘「……」

美也「にぃに、今日みゃーのこと朝から無視してるよね?なんで?」

橘「……」

美也「う……」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:47:28.85
美也「そ、それならみゃーにも考えがあるよ!」

橘「……」

美也「にぃにが好きな漫画……もう貸さないからね?」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 22:50:23.97
橘「……」

美也「う……あー!もう知らない!」

美也「にぃになんてもう知らない!馬鹿にぃに!」

橘「……」

美也「……!」バタン!

橘「……」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/02(月) 23:05:27.31
おつー
無視する系のSSほんとすこ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 11:16:37.61

俺もほんとに好き
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 16:43:26.49
一方その頃……

美也「……」

美也(みゃー、なにかしたかな?)

美也(にぃにが何の理由も無いのに怒ったりはしないし……)

美也(……明日は朝起きたらすぐ謝ろう)

美也(どっちにしても、みゃーはさっき酷いこと言ったし……)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 16:47:34.89
翌朝

美也「にぃに~!朝だよ~!……」

美也「……んもう、まだ寝てるの~?遅刻しちゃうよ~」

美也「にぃに~?入るよ~?」ガチャ

美也「……あれ?いない……」

美也「にぃに、またここ?」スッ

美也「……あれ?」

美也(いつも美也より起きるの遅いのに……)

美也(そういえば鞄もない……)
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 16:55:46.84
美也(ほ、本当に先に行っちゃったのかな……)

美也(にぃに……)ジワッ

美也(……!)ブンブン

美也(み、みゃーも早く学校に行こう……)


橘「絢辻さん!」

絢辻「え?あ、橘君 ちょうどよかった」

橘「え?」

絢辻「ちょっと手伝ってほしいことがあるの、いいわよね?」

橘「も、もちろんだよ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 17:09:19.40
橘「……あれ?」

絢辻「ん?どうかした?」

橘「あー……いや、なんでもないよ」


美也「あ……お兄ちゃん」

橘「絢辻さん、ごめん 僕トイレ行ってくるね」

絢辻「え?どうしたの?いきなり」

橘「ごめん、先行ってて 場所はわかるから」

絢辻「え、ええ……」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 17:19:38.18
絢辻(あれ?この子橘君の妹じゃない?)

美也「……」

絢辻(……目がちょっと赤いわね)


橘「ふぅ……」

美也「に……お兄ちゃん!」

橘「……」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 17:25:38.89
美也「あの……昨日はひどいこと言ってごめんなさい」ペコリ

橘「……」

美也「だから……その……」

梅原「よ~大将!今日は早いんだな」

橘「おう、梅原か おはよう」

美也「……っ!」ダッ!

梅原「あ、あれ……美也ちゃんもいたのか……」

梅原(昨日からずっとタイミングがなあ……)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 17:27:08.67
橘「悪い梅原、僕これを持っていかなきゃいけないから」

梅原「お、おう……気を付けてな」

橘「まあこれくらい大丈夫だよ じゃまた教室で」

梅原「……」

梅原(まさか家でもアレをやってるんじゃないだろうな……)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 22:31:44.92

橘「ここでいいかな?」

絢辻「あ、うん そこでいいわ」

橘「よいしょっと……」

絢辻「ねえ橘君」

橘「え?どうかした?」

絢辻「あなた妹さんになにかした?」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 22:33:59.48
橘「へ?妹って……美也のこと?」

絢辻「他に誰がいるのよ」

橘「ま、まぁ……それはそうだけど」

絢辻「妹さん、目が赤かったわよ?」

橘「え……」

絢辻「本当に何もしてないと言える?」

橘「……」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/03(火) 22:36:18.06
絢辻「ふぅ……まあいいわ 兄妹の関係にはあたしが突っ込む義理はないから」

橘「……」

絢辻「早くいきましょう? もうこんな時間よ」

橘「あ、う、うん」


橘(やっぱり絢辻さんは鋭いな……)

橘(僕そんなに顔に出やすいのかな?)

橘(うーん……まあとりあえず急ごう)
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:03:12.99

梅原「お~い大将!」

橘「ん?どうした?」

梅原「久しぶりにアレ、やるか?」

橘「……」

棚町「は~いやるやる~」

橘「げ……増えた……」

棚町「なによ純一、アンタもしかしてやらないの?」

橘「もちろんやるさ!後でとぼとぼ一人でパンを買いに行くのは薫だ!」

棚町「へぇ~自信満々ね」

梅原「それじゃ行くぜ!じゃーんけーん……」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:06:15.63

橘「はぁ……」

橘「いきなり一人負けなんて……」

橘(うーんどうしてこんなじゃんけんが弱いんだろう)

橘(やっぱ顔に出やすいのかな)

橘(うーん……あれ?あそこにいるのは……)
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:10:41.41
橘「お~い!中田さ~ん!」

中多「え……?あ、先輩」

橘「どうしたの?」

中多「あそこに……入っていけなくて……」

橘「あ~……今日も混んでるな……」

橘(そうか……中多さんまだ慣れてないんだ)

橘「じゃあ僕が取ってくるよ」

中多「え……?で、でも……」

橘「いいっていいって で、なにがいい?」

中多「すみません先輩……では……」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:12:41.07
橘「はい中多さん」

中多「ありがとうございます……これ、お金……」

橘「あ、うん それじゃ、僕急がなきゃマズイから」

中多「せ、先輩!」

橘「え?まだなにかある?」

中多「あ……すみません なんでもありません」

橘「そ、そう?それじゃ」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:15:29.26

橘「ほらよ」

梅原「お!今日は珍しくちゃんと揃ってるじゃないか!」

棚町「アンタにしては上出来上出来」

橘「なんでそんな偉そうなんだよ……」

梅原「……」

橘「ん?どうかしたか?梅原」

梅原「ん?あぁ、いやなんでもない それより食おうぜ」

橘「あぁ、そうだな」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:17:23.97

棚町「ふぅ~お腹いっぱい」

橘「僕もだよ」

梅原「今日は全部とれたからよかったな 大将、恩に着るよ」

橘「じゃあ二人とも、お金」

棚町「ケチね……」

橘「普通誰でもするだろ!」

棚町「はいはい、ごちそうさまでした」

橘「うん、ぴったり」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:20:59.30
橘「それじゃ僕図書室行くから」

梅原「おいおい大将……最近どうしちまったんだ?」

橘「……ちょっと読書に目覚めてな」

棚町「アンタがぁ!?うっそ~!」

橘「ま、まあいいや じゃ僕はこれで」

梅原「あいよ~」

棚町「じゃね~」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/04(水) 23:26:33.72

七咲「あ、先輩」

橘「あぁ、七咲」

七咲「先輩ならここに来ると思ってました」

橘「へ?僕に用?」

七咲「はい ここではちょっと話しにくいことなので……場所を変えましょうか」

橘「う、うん……」

橘(も、もしかしてこれは……!)

橘(ちょ、ちょっと期待しちゃうな……)

橘(いやいや……それはないよな……)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 22:44:34.72

七咲「ここならいいですかね……」

橘(ここは……校舎裏?)

七咲「じゃあ……先輩」

橘「は、はい!」

七咲「なんでそんな緊張してるですか?美也ちゃんのことです」

橘「あ、そ、そうか……それで美也がどうかしたのか」

七咲「はい、実は……」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 22:48:02.71
七咲「ちょうど私がランニングをしていたときに、美也ちゃんを見かけたんです」

橘「うん」

七咲「でも、この時点でおかしいんです……先輩、わかりますか?」

橘「え?そ、そうだなぁ……」

七咲「学校とは逆方向に行ってたんです」

橘「そ、それはあるんじゃないか?忘れ物とか……」

七咲「自分もそう思いました なので声をかけたら……」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 22:54:38.85

七咲「美也ちゃん!」

美也「はぁ……はぁ……って、え?逢ちゃん?」

七咲「どうしたの?忘れ物?」

美也「えっ!……と~……」

七咲「……目が赤いけど、何かあった?」

美也「……」グスッ

美也「っく…あい…ちゃん……」ポロポロ

七咲「ど、どうしたの?大丈夫?」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:02:50.93

七咲「落ち着いた?」

美也「……うん」

七咲「昨日からちょっと様子がおかしいなって思ってたんだけど……昨日、何かあった?」

美也「……なんでも、なにもないよ……」

七咲「じゃあ……なんでこんなに泣いたの?」

美也「……」

七咲「私でよかったら相談に乗るよ いらなかったら、今からランニングに戻るけど……」

美也「うん……ごめん、逢ちゃん」

七咲「え?」

美也「話、聞いてくれるかな?」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:09:40.48
七咲「うん、もちろん じゃあまず……何があったの?」

美也「……お兄ちゃんのこと、なんだけど……」

七咲「橘先輩……」

美也「うん……その、お兄ちゃんがさ、最近……無視してきて……」

七咲「え……?」

美也「も、もちろんみゃーが悪いんだよ!?でも、その…謝るのも無視されちゃった……っていうか、その…」

七咲「先輩がそんなことを?」

美也「う、うん……多分……」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:14:11.37
七咲「わかった、そういうことなら私が先輩に直接聞くよ」

美也「え!?そ、そんなことしたら……」

七咲「え?な、なに?」

美也「そんなことしたら……益々無視されちゃうように……」グスッ

七咲「……美也ちゃん、今日はもう帰ろう」

美也「え……?」

七咲「目が誰にでもわかるくらい赤くなってる これ以上私みたいに聞かれたくないでしょ?」

美也「……」

七咲「大丈夫、私が先生に言っておくから」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:16:21.30
美也「ごめん逢ちゃん……その……」

七咲「ううん、いいよ それより早く行かないと皆来ちゃうよ」

美也「……本当にごめん逢ちゃん それと……」

七咲「ん?」

美也「ありがとう、聞いてくれて こんな話……誰にもできなかったから……」

七咲「ううん、大丈夫 またいつでも相談していいよ」

美也「……ごめん逢ちゃん、みゃーもう行くね」

七咲「……うん」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:24:49.38

七咲「ということがあったんです」

橘「……」

七咲「……最低です」

橘「……」

七咲「もうチャイムが鳴るので、この辺にしますが、よく自分のしたことを考えてどうするべきか考えてください」

橘「……」

七咲「相手が橘先輩でも、私は容赦しませんよ それでは失礼します」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:26:15.82
橘(って言われても……)

橘(うーんどうしよう?)


●僕は男だ!一週間続けるぞ!

●七咲の言う通りだ 何をするか考え直そう
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/05(木) 23:27:18.97
どっちも見たいな
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/06(金) 01:55:10.20
ただ無視するのはやめて、無視しつつ何かアプローチしていこう
まんま肉まん沢山買って美也の前で食べるとか、気を引くような行動を取りつつこちらから接触しない
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/06(金) 03:59:57.54
ガッツリ一週間無視して、仕返しに七咲にいじめられる展開オナシャス!
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/06(金) 05:47:02.30
考え直そう(やめるとは言ってない)

兄離れが目的なんだから、七咲とかふかふかボディとかに協力お願いして……と思ったけど逆に結託してぼっこぼこにされそう
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/06(金) 14:40:51.34
無視しつつ抱きしめたり愛でればいいのだよ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/06(金) 14:55:56.11
とにかく最後に美也と無茶苦茶イチャイチャしてくれれば俺は満足だぜ!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:00:36.54
色々な意見ありがとうございます
一応下のほうでやりたいと思います
しかし、書いてくださった提案をなるべく入れられるようにしたいと思います
では続けます
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:02:53.09
橘(七咲の言う通りだ 何をするか考え直そう)

橘(っとと……もうすぐチャイムだ 急ごう)

 教室

橘(とはいえ……どうすればいいんだろう)

橘(まだ美也は僕から離れていない気がする……)

橘(でも、これ以上やると七咲が本気で軽蔑してきそうだな……)

橘(そ、それはそれで……)

橘(いやいやいや!!!僕は何を考えてるんだ!?)

橘(もっと真剣に……)
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:08:19.49
橘(うーん……)

高橋「それじゃあ、橘君 今のところを読んでください」

橘(いやこれでもない……いやこーでも……)

高橋「はぁ……橘君!」

橘「は、はい!何でしょうか」

高橋「はぁ、もういいわ それじゃ、絢辻さん よろしく」

絢辻「はい」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:10:35.44
キーンコーンカーンコーン

橘(結局何も決まらないまま一時間が……)

高橋「橘君」

橘「は、はい」

高橋「最近ピシッとしないわね もっとしっかりしなさい!」

橘「は、はぁ……すみません」

高橋「遅刻は減ってきたけど、もうちょっと授業をちゃんと受けなさいよ?」

橘「ちょっと……すみません」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:12:09.82
高橋「とにかく!ピシッとしなさい、わかった?」

橘「あ、は、はい」

高橋「返事からしっかりしなさい!返事は『はい』よ、わかった?」

橘「はい!」

高橋「うん、いい返事 それじゃ、ちゃんとするのよ」

橘「……」

橘(はぁ……)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:14:39.79
梅原「よっ、大将!麻耶ちゃんからの説教とはうらやましねぇ……」

橘「僕は疲れたよ……」

梅原「で、どうしたんだよ」

橘「え?」

梅原「最近……って言っても昨日辺りだが、お前、ちょっと様子がおかしいぞ?」

橘「そ、そうかな」

梅原「もう何年も付き合ってりゃ、そんなことはわかるさ」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:16:28.09
梅原「いや、言えねえならいいんだ 例えば恋愛とかだったら俺は何も言えねえしな」

橘「……」

梅原「ま、悩むときはお互い様ってとこだ いつでも相談になら乗るぜ?」

橘「あぁ、ありがとう」

梅原「んじゃ、もうチャイムも鳴るし……座るとするか」

橘「そうだな」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:22:09.69
放課後

橘(とりあえず、一つ思い付いた)

橘(まんま肉まんを買っていこう!)

橘(美也の好物……これを美也がどっか行ってる間にこたつの上に置いておけばいいんだ!)

橘(じゃ、買いにいくか……)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 00:24:41.56




橘(ま、こんなところかな)

橘(でもいつ置けばいいんだろうな?)

橘(うーんそうだなあ……)

橘(やっぱ風呂入ったときとかかな?)

橘(まあその辺は適当にやっとくか)

橘(じゃ、帰ろう)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:05:46.02


橘「……」バタン

美也「あ……」

橘(……)

美也「ぉ、おか……えり」

橘(……)バタン

美也「う……」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:06:45.46
美也「に、にぃに~?」

橘「……」

美也「お風呂、先にはいるね」

橘「……」

美也「……」タタタッ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:13:27.37
お風呂

美也「……」

美也(みゃーどうしたらいいんだろう……?)

美也(今までにぃにが怒ったことはあったけど、謝ったら許してくれた……)

美也(でも……)

美也(どうしたらいいんだろう……)
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:23:42.16
一方その頃……

橘(……)

橘(美也は風呂に入ったかな?)

橘(美也が行くところは……こたつかな?)

橘(じゃあ……そこにコレを……)


橘(よいしょっと)

橘(……)

橘(来ない内に戻るか……)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:34:56.99

美也(はぁ……)

美也(結局何も思い付かなかったよ……)

美也(逢ちゃんは相談に乗るって言ってくれたけど……)

美也(はぁ……)

美也(……あれ?なんでこたつの上にビニール?)

美也(みゃー置きっぱなしだったかな……)
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:39:59.29
美也(……)ガサゴソ

美也(あれ?……まんま肉まん……にぃにのかな?)

美也(みゃーも食べたいけど……)

美也(だ、ダメ!そんなことしたらまた……)

美也(うん、にぃにに返しに行こう……)
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:43:22.13

美也「にぃに~?」

橘(……え?)ガタッ

美也「このまんま肉まん……にぃにの?」

橘「……」

美也「へ、返事がないならみゃー食べちゃうよ?」

橘「……」

美也「ぅ……」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:49:09.51
美也(ど、どうしよう……)

橘(どうしよう……)

美也「ほ、ホントに食べちゃうよ?」

橘(それでいいから!)

美也「じゃ、じゃあみゃー下で食べちゃうからね?」

橘(うん!それでいいから!)

美也「……じゃあ、下で待ってるから」ボソボソ

橘(え?今何て……)
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:52:27.68

橘「ふぅ……」

橘(あ、危なかった……)

橘(美也が部屋に入ってきたらまんま肉まんを一人で食べることになってたよ……)

橘(……ちょっと楽しくなってきたな)

橘(なんかもうちょっとやりたく……)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/07(土) 23:58:00.74

美也「はぁ……」

美也(まだ無視されちゃってる……)

美也(……また明日も、その次の日も無視されちゃうのかな……)

美也(……)グスッ

美也(……今日何回泣いたかな……)

美也(にぃに……)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 21:57:50.57


橘「美也、朝御飯の卵焼きのことについて話がある」

美也「ふぇ?」

橘「とぼけても無駄だ! 切れ端しか残ってないあの卵焼き、他に誰が食べるんだ!」

美也「み、美也一切れは残しておいたよ!?」

橘「嘘だよ、本当は一切れ残ってたよ」

美也「なーんだ……よかった」

橘「……ただ、これで犯人が確定したな」

美也「あ……」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:00:41.24
橘「さて、どんな仕返しを……」

美也「あ、にぃに!」

橘「え?」

美也「隙あり!」ダダダッ

橘「あ、こら美也!」


113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:02:13.51


美也「……」

美也(夢……?)

美也(なんか……いい夢だったな)

美也(いつも通りにぃにをからかって……いつも通り……)

美也「……」ジワッ

美也「う、うぅっ……」ポロポロ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:05:54.98

橘「ま、まずい!遅刻してしまう!」

橘「いってきまーす!」


梅原「お、おい大将!」

橘「え?あぁ、梅原」

梅原「マズイぞ……この前麻耶ちゃんに怒られたばっかなのに……」

橘「僕なんて昨日遅刻は減ったって言われたばっかだよ……」

梅原「と、とにかく急ごうぜ!」

橘「あぁ」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:10:06.23

棚町「純一、今日は危なかったわね」

橘「あぁ、まあな」

棚町「最近は美也ちゃんが起こしてくれるから遅刻が減ったんだって言ってたのに」

橘「……」ピクッ

棚町「……あれ?ひょっとして言っちゃいけないこと言った?」

橘「いや……」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:11:29.91
絢辻「橘君」

橘「え?」

絢辻「高橋先生がお呼びよ」

棚町「純一、説教がんばって!」

橘「応援されてどうにかなるもんじゃないだろ……」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:15:31.73
一方その頃……

教室

七咲「あれ?美也ちゃんは?」

中多「うん……どうしたんだろうね?」

中多「逢ちゃんも聞いてない?」

七咲「うん……」

七咲(まさかとは思うけど……)
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/09(月) 22:19:52.32


棚町『最近は美也ちゃんが起こしてくれるから遅刻が減ったんだって言ってたのに……』


橘(……言われてみればそうだ)

橘(なんで今日美也は起こしてくれなかったんだろう)

橘(というか……僕が起きたときいなかったような……)

橘(いやいや、急いでたからわからないだけだ……家にいてもおかしくない)

橘(……でも美也はそんなに早く行かないしな……)
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 19:58:47.03

梅原「…い、た……う!」

橘「……ん?」

梅原「おい!大将!」

橘「あぁ……梅原か」

梅原「梅原か……じゃねえよ!さっきから何度も呼んでるのによ」

棚町「アンタ、ホント大丈夫?」

橘「え?……えっ!?もう昼!?」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:00:02.57
梅原「もうって……お前ずっと起きてたぞ?」

橘「あ、まあ……」

棚町「ちゃんと朝飯食べてきたの~?」

橘「あ~……そういえば食べてないな」

梅原「……まぁ、食いに行こうぜ」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:03:51.50
田中「おーい!薫~!」

棚町「え?あ、恵子!ごめん、二人とも アタシ今日恵子と食べる約束してたんだ!」

橘「え?……そういうことは覚えとけよ……」

田中「あはは……」

棚町「どう?二人とも一緒に食べる?」

橘「あ、じゃあ……」

梅原「いやぁ~すまんすまん 俺はこいつと話したいことがあって……」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:05:46.01
橘「え?」

梅原(大将、ここは乗ってくれ)ボソボソ

梅原「ほら、大将さっさと行こうぜ~!」

橘「お、おう……」

橘(急になんだ?)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:08:54.69

橘「おい梅原、急に……」

梅原「美也ちゃんのことについてだ」

橘「は?美也?」

梅原「ほら、大将この前無視するだのなんだの言ってただろ?」

橘「あ、あぁ……まぁ」

梅原「今日午前の授業中……いや最近からだな、ずっと悩んでる感じだったのはそれか?」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:11:43.86
橘「……」

梅原「……まさかとは思うが……その……」

橘「無視することか?」

梅原「あぁ、まだやってんのか?」

橘「……」

梅原「……」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:19:23.40
橘「実は……梅原の言う通りそのことで悩んでたんだ」

梅原「そうか……」

橘「今さらどう謝ればいいのか……」

梅原「やらずに後悔するよりやって後悔した方がいい……」

橘「またその座右の銘か……」

梅原「あまり深く考えないで、普通に謝っとけよ 何もしないよりずっといいぞ」

橘「……そうだな こんなこと相談できるの梅原くらいだし、本当ありがとう」

梅原「いいってことよ!悩んだときはお互い様ってとこだ」

橘「ははは……ありがとうな」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:20:48.65
橘「じゃあ早速……」

梅原「おっと、今はもう無理だぜ?時計見てみろよ」

橘「あ、昼飯……」

梅原「そうだよ!さっさと食べちまおうぜ!」

橘「そうだな」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:23:25.73
放課後

橘(普通に謝ればいい……か)

橘(うん、確かにそんな気がするな)

橘(僕のしてきたことは七咲の言う通り、最低なことだし、許してもらえるかは……)

橘(うん、とにかく帰ろう 帰ってすぐ謝ろう)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:25:45.87
橘「ただいまー……」

橘(この言葉……久しぶりに謂ったような気がするな)

橘(さて、美也は……)

橘(……あれ?靴がない……)

橘(出掛けて……)

橘(……いやそれはないはず)

橘(いったいどこに……)
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:27:22.87

橘(部屋にもいない……)

橘(まさか……じ……)

橘(いや……そんなことは……)

橘(と、とにかく探さなきゃ!)

ピーンポーン

橘(……こんなときに誰だよ)

橘(まったく……)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:28:50.29
七咲「あ、先輩ですか」

橘「あ、あぁ七咲か……」

七咲「これ、美也ちゃんに」

橘(これは……!)

橘「な、なぁ七咲」

七咲「はい、なんですか?」

橘「今日……美也は休んだのか?」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:30:58.76
七咲「え?先輩知らないんですか?」

橘「う、うん……」

七咲「家にいるはずじゃ……」

橘「それが……いないんだよ」

七咲「……先輩、まさかとは思いますがまた美也ちゃんを……」

橘「そ、そんなことは」

七咲「正直に話してください」

橘「あ……は、はい」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:32:50.24
橘「……」

橘「…………き、昨日はこんな感じです……」

七咲「……それで、美也ちゃんは?」

橘「え、えっと……」

七咲「今すぐ探してきてください!」

橘「も、もちろんだよ!」タタタッ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:36:01.43

橘「おーい!美也~!」

橘(ダメだ……ここにも……)

桜井「あっ、純一~」

橘「え?あぁ、梨穂子」

桜井「そういえば、さっき美也ちゃんがあそこで座ってた気が……もしかして美也ちゃんのお迎え?」

橘「え!?どこにいたか覚えてるか!?」

桜井「え、えーっとね……公園かな」

橘「ありがとう!」タタタッ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:37:21.33
ちょっと無視してから優しくして
甘えん坊になった美也をかあいいかあいいしたい
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:37:47.51
橘(って、公園なんて結構あってわからないじゃないか!)

橘(どうしよう……手当たり次第に行くか?)

橘(じゃあまずこの一番近い公園に……)



橘(いない……)

橘(そ、それじゃあ次は……)

ミャー
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:40:34.93
橘「えっ!?……あ、なんだ猫か……」

橘(はははっ……どんな間違えだよ……)

橘(……って、あれ?この猫なんか見覚えが……)

橘(……気のせいだよな)

ミャー タタタッ

橘(あっ……あの猫……)

橘(そうだ……あの時の……)

橘(……よし!)
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:42:31.70
橘(け、結構早いな……)

橘(当たり前か……猫だし)

橘(でもこれで見つからなかったら……)

橘(……とにかく付いて行こう)

橘(多分……この猫、美也が前拾った猫に似てるような……)
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:47:23.23
公園

ミャー

橘「はぁ…はぁ…」

橘(ここに……美也が……)

橘(いるのかな……)

ミャー トテトテトテ

橘(……ついていってみるか)
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:51:39.63
ミャー

橘(あ……もしかしてあそこのベンチに座ってるの……)

橘(もしかして……本当にこの猫は……)

橘(……まあいいや、よし)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:54:57.09
橘「美也!」

美也「……っ!」ビクッ

美也(あれ?なんで……にぃにが……)

橘「その……本当にごめん!」

美也「え……?」

橘「あの……」

美也「い、いくら謝っても……み、みゃーは……」

橘「……本当にごめん」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 20:59:45.17
美也「……なんで、無視したの?」

橘「それは……」

美也「やっぱ、みゃーが……悪いから……」グスッ

橘「それはちがう 悪いのは僕だ」

美也「じゃ、じゃあ……な、なんで……無視したの?」

美也「みゃ、みゃーは……ほ、本当に辛かったのに……!」ポロポロ

橘「……」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:01:34.49
橘「その、ただ美也が僕から離れていないような気がして……」

美也「ふぇ?」

橘「な、なんていうか……」

美也「そ、それだけなの?」

橘「え?ま、まあ……うん」

美也「本当に……それだけ?」

橘「……うん、そうなんだ だから僕が悪い」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:03:32.78
美也「……馬鹿にぃに」

橘「え……」

美也「じゃ、じゃあみゃーのことを嫌いになったんじゃなくて……」

橘「そんなわけないじゃないか!」

美也「……」

橘「僕は美也の兄だ 嫌いになんてならないよ!」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:10:38.13
美也「ううう……グスッ……」ポロポロ

美也「みゃー、嫌われた……かと思っ…っく…てた、から」

橘「……ごめん」

美也「……」ギュッ

橘「こ、こら!美也……急に抱きつくなよ……」

美也「……」

橘「……ご、ごめん」

美也「……」ギューッ
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:12:16.93
橘「……」

美也「……一つだけ……」

橘「……?」

美也「みゃーが落ち着くまで……このままでいさせて」ギューッ

橘「……うん」ギュッ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:13:57.99




橘「落ち着いたか?」

美也「……うん」

橘「……」

美也「……」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:16:41.37
美也「まんま肉まん」

橘「え?」

美也「……」

橘「わ、わかったよ……何個だ?」

美也「……」

橘「えーっと……」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:18:25.25
橘「あのー……」

美也「……」

橘「……」

美也「……ねぇにぃに」

橘「……ん?」

美也「無視されるってどう?」

橘「……!」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:20:47.07
橘「……そうだな、言葉じゃ言い表せないくらい辛いな」

美也「……もうしないよね?」

橘「もちろん」

美也「にしししし!じゃあ買いに行こう?」

橘「……うん」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:21:47.24
美也「……」

橘「……」

美也「ねぇ、にぃに」

橘「ん?」

美也「あの……さ、その……」

橘「どうした?もう無視はしないから……」

美也「そ、そうじゃなくて!」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:23:54.38
美也「この前のこと……覚えてる?」

橘「この前?」

美也「うん、みゃーが子猫ちゃんを拾ってきたときのこと」

橘「あぁ、うん」

美也「あの時は雪が降ってたよね」

橘「……そうだったな」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:28:09.36
美也「でさ……その時子猫ちゃんとお母さん猫が再開して……みゃー達はこの道を通ったよね」

橘「……そうだったかな?」

美也「その時にさ、みゃーがした質問……覚えてる?」

橘「えーっと……」

美也「もしみゃーが迷子になったら探してくれる?って質問した」

橘「あ……うん、思い出した」

美也「そしたらにぃには、探すに決まってるって言ってくれたよね」

橘「……うん」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:29:40.19
美也「で……本当に探してくれたよね?」

橘「あ……」

美也「にししし、みゃーすごく嬉しかったよ?」

橘「……」

橘(なんか照れるな……)
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:31:46.22
美也「じゃあさ……お母さん猫に子猫ちゃんが何をしていたか覚えてる?」

橘「あー……甘噛みしてたな」

美也「もう、察しの悪いにぃにだなあ!」

橘「え?」

美也「前向いて」

橘「え?な、なんで……」

美也「いーから!」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:33:14.20
橘(なんなんだ?一体?)

美也「とりゃー!」

橘「うあっ!」

美也「……」

橘「お、おい!美也!なんで首を噛むんだよ!」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:34:22.31
美也「ふぇ?甘噛みだけど……」

橘「そ、そういう問題じゃなくてな……」


美也「にししし!愛情表現なのだー!」

159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 21:36:00.82
終わりです

こんな文章でよければ、要望があった場合またアマガミで無視するシリーズでも書こうかな~なんて思ってます
それでは、今日はこのへんで
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/12(木) 22:23:40.91
乙ー
無視SS好きだからまた書いてくれたら嬉しい
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/13(金) 01:35:26.95

絢辻さんを無視したら大変なことになりそうだ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/13(金) 06:09:56.89
絢辻さんは裏表のない素敵な人だから
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/17(火) 21:13:20.41
森島先輩出てへんやんけ
つぎは森島先輩で頼むわ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/18(水) 10:30:12.26
一番無視が映えるのは梨穂子。
七咲も捨てがたいけどバッドエンド率が高そうだから梨穂子がいい。イチャラブならばゆっこ先輩もいいけど

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