モバP「凛っていい匂いするよな」

1 : モバP「凛っていい匂いするよな」 :2015/12/06(日) 18:40:00.25
凛「」ススッ

P「無言で距離をとるなよ」

凛「えぇ……だって半分セクハラだよ、今の」

P「そうかもしれんが……ほら、俺と凛の仲じゃないか」

凛「親しき仲にも礼儀ありって、学校で習わなかった?」

P「うっ……まさか高校生にそんなことを言われるとは」

凛「プロデューサーって、絶対授業とか真面目に聞いてなかったタイプだよね」

P「失礼な。凛こそあれだ、気が乗らない時は屋上でサボ凛してるタイプだろ」

凛「うちの学校屋上開いてないし」

P「じゃあ開いてたらサボ凛するのか」

凛「しないよ。不良じゃん、それ」

P「そうか。意外と真面目なマジ凛だったんだな」

凛「人の名前で遊ぶのやめてくれる?」

P「かわりに凛は俺の名前で遊んでもいいぞ」

凛「ふーん」


凛「エロデューサー」

P「ひねりのない直球すぎるだろ。もう少しブレーキングボールにしよう」

凛「アイアムファストボールオンリー、オーケー?」

P「やっぱり授業真面目に受けてないだろ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449394800
2 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 18:42:45.05
P「わかった。ならこうしよう」

P「こういうのは互いにフェアなら問題ない。だから凛が俺の匂いを嗅げば解決だ」

凛「私が……プロデューサーの……匂いを?」

P「ああ」

凛「………」




凛「やだよ絶対臭いよセクハラだよ」

P「失礼な! ちゃんと香水を使ってるぞ」

凛「だったら香水の匂い嗅ぐからいいよ。いちいちプロデューサーを経由する必要ないし」

P「それじゃ本末転倒じゃないか」
3 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 18:46:39.24
ガチャリ


ありす「おはようございます」

凛「あ、ちょうどよかった。ありす、私のかわりに嗅いでくれない?」

ありす「……はい?」




ありす「はあ。Pさんの匂いを、ですか」

ありす「しかし、くだらないことで言い争いしてるんですね。お二人とも」

P「ぐさっ」

凛「胸に刺さる……」

P「薄いのに?」

凛「プロデューサーは頭が薄いよね」

P「貴様触れてはならんことを」

ありす「言ってるそばからこれですか……」
4 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 18:49:35.44
ありす「嗅いでもいいですけど、少しだけですよ」

P「ありすは素直でいい子だなあ」

凛「私も素直に拒絶してるだけなんだけど」

ありす「………」クンクン

P「どうだ? 別に臭くないだろう?」

ありす「………」チョイチョイ

凛「ん? どうしたの、手招きして」





ありす「なんだか香水の匂いが強すぎるような気が」ヒソヒソ

凛「ああ、それってあれじゃない? 体臭をごまかすためについつい香水をつけすぎちゃう感じ」ヒソヒソ

ありす「なるほど。そうなるとPさんのもともとの匂いは……あっ」ヒソヒソ

凛「きっと香水で隠してる下には………」ヒソヒソ


P「ひそひそ話で陰口叩くのやめてくれ。傷つく」

凛「陰口じゃないよ。本人から見える範囲で言ってるから」

P「小学生の言い訳か!」
5 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 18:52:40.21
ガチャリ


泉「おはようございます……なにしてるの?」

P「凛にいじめられてる」

凛「プロデューサーにセクハラされてる」

泉「……よくわからないけど、いつものように馬鹿をやっていることだけは把握しました」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/06(日) 18:54:54.24
クンカーじゃない凛も珍しいな
8 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:00:48.82

泉「ふむふむ」カタカタ


泉「シミュレーションの結果、今回はプロデューサーに非があるという結論が出たわ」


凛「勝訴」


P「ばんなそかな」


ありす「(何をシミュレートしたんだろう)」


凛「理論派な泉の意見は参考になるね」


泉「それほどでも」


泉「でも……凛さんは、プロデューサー相手だとなんだか子どもっぽくなりますね」


ありす「それは私も思っていました」


凛「ん……まあ、プロデューサーが小学生レベルだから、それに合わせちゃうというか」


P「それはもしかして、俺のことが好きだということか?」


凛「ほら、すぐこうやって冗談言う人だし」


泉「なるほど」


ありす「凛さんも大変ですね」


P「凛の評価と引き換えに、俺の評価がどんどん下がっている気がする」

9 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:03:09.59
凛「みかんあるけど、食べる?」

ありす「いただきます」

泉「私も」

凛「はい、どうぞ」

ありす「冬はこたつでみかんという風習がありますが、なぜなんでしょう」

泉「さあ……はっきりとした理由は明らかになっていないようだけど」

凛「昔からのお決まりなんだろうね。それが今までずっと文化として続いてる感じ」

泉「単なるロジック以上のものがありそう……それはそうと、凛さん皮剥くの上手ですね」

ありす「片手でスムーズに剥いてます」

凛「ん、そうかな。慣れれば普通だと思うけど」


P「………ふむ」

P「なんだか、こうして見てると仲良し三姉妹みたいだな」

凛「三?」

泉「姉妹?」

ありす「ですか?」
10 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:06:02.97
P「うん。雰囲気も似てるしな」

P「ありすが末っ子で、泉が上のお姉さんだ」

凛「ちょっと待って。学年的に私が長女のはずなんだけど」

P「泉のほうが頭もスタイルもいいし」

凛「む……それを言われると否定できない」

泉「そ、そんなことは……」

ありす「泉さんって、夏場は制服の胸元をかなり開いてますよね」

凛「自分のスタイルに自信があるんだろうね」

泉「あ、あれは違うの! 友達にそうしたほうがいいよって言われてなんとなくしただけで、あとは涼しいのも事実だったし」

凛「羨ましいね。泉お姉ちゃんは」

ありす「まったくです」

泉「な、なぜ冷たい視線を向けるんです……」
11 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:09:59.72
泉「そ、そうよ。間をとってありすちゃんを長女にすればいいんです!」

ありす「えっ」

凛「なるほど」

凛「ありすお姉ちゃん」

泉「ありす姉さん」

ありす「お、お姉ちゃん……悪くない響きかも」テレリ

凛「お姉ちゃん」

ありす「はいはい、なんでしょう」ニコニコ

凛「ジュース買ってきて」

泉「私ポテトチップスで」

ありす「お姉ちゃんパシリにされてませんか?」

P「お前達、本当に息ぴったりだな。漫才トリオみたいだ」

ありす「むむ……こうなれば」

ありす「P、お姉ちゃんからの命令です。ジュースとポテチを買ってきなさい」

P「あれ? 俺弟にされてる?」

ありす「この際近くにいる人も巻き込んでいきます」

凛「プロデューサーが末っ子の弟か」

泉「年齢逆転ゲームってところかしら」
12 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:11:39.43
P「俺が末っ子……待てよ」

P「ということは、お姉ちゃんに甘えても当然ってことだよな」

P「凛おねーちゃん、甘えさせてくれ」

凛「私やらないよ。泉お姉ちゃんやりなよ」

泉「私やらないよ。ありす姉さんやって」

P「押しつけ合うのやめろよ。なんか悲しくなるだろ、弟嫌われすぎだろ」

ありす「弟だからダメなんじゃないですか? 同性の妹なら」

P「妹?」

凛「じゃあP子だね」

P「お黙りなさい!」

泉「モノマネうまい……」

13 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:17:28.95
P「で、結局弟の俺はお姉ちゃんにスルーされる定めなのか」

凛「私は甘やかさないよ」

泉「私も」

ありす「………」

ありす「(正直、いつもなでなでされているぶん、Pさんを思い切り甘やかしたいかも……)」ソワソワ

凛「………」チラ

凛「まあ、一番うえのありすお姉ちゃんに頼めばいいんじゃない?」

泉「そうね。ありす姉さんにお願いすれば?」

ありす「えっ……」

ありす「(こ、これは……二人が私を気遣って出したパス!)」

P「ありす?」

ありす「し、仕方ないですね。ここは私が弟の願いを叶えてあげます」

P「え、いいのか? 軽い冗談のつもりだったんだが」

ありす「いいから来てください。ほら、膝が空いています」ポンポン

P「わ、わかった」
14 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:20:45.04
凛「さて。私達はコンビニに行こうか」

泉「ジュースとポテチ買わないと」


ガチャ、バタン


ありす「(ありがとうございます、姉さんたち)」

ありす「ほら、弟くん。お姉さんが膝枕をしてあげます。ついでに耳掃除もしましょう」

P「な、なんか本格的だな……せっかくだし、頼もうかな」

ありす「ふふっ♪」
15 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:40:04.63
IN コンビニ


凛「ありすは恥ずかしがり屋だから、お膳立てしてあげないとなかなか動けないんだよね」

泉「ですね。プロデューサーのこと大好きなの、バレバレなのに」

凛「今頃、耳掃除でもしてるんじゃないかな……今日はコーラにしよう」

泉「ポテチ、ポテチ……うーん。どの味にしよう……」

凛「うすしおにしたら?」

泉「どうしてですか?」

凛「プロデューサーが好きじゃない味だから。つまみ食いされなくなるよ」

泉「なるほど。それはいいですね」ニヤリ

泉「でも、プロデューサーも仕事中は真面目なのに……どうしてあんなに子供っぽいんだろう」

凛「少年の心を失わないことが、若いアイドルと接するプロデューサーという職業に必要なんだってさ」

凛「若い目線から見ることで、大人が気づきにくい点を知りやすくなるって」

泉「……なるほど。意外と考えているんですね」

凛「ま、全部建前だろうけどね。ニヤニヤしながら言ってたし」

泉「……感心して損しました」ハア
18 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:43:44.54
凛「あ、そうだ。チョコレート買っておこう」

泉「凛さんはチョコレート好きですね」

凛「うん。でもこれはプロデューサー用だよ」

泉「頼まれてたんですか?」

凛「ううん。けど多分、そろそろ甘い物食べたい気分になってそうだから」

凛「帰ってから言われるより、今買っておいたほうがいいでしょ」

泉「ふうん……」

凛「なに?」

泉「いえ。プロデューサーのこと、よくわかってるんだな、と」

凛「それはまあ、事務所のアイドルの中だと一番あの人と付き合い長いし……なにその顔」

泉「いえいえ」

泉「お似合いだと思いますよ、凛姉さん♪」

凛「ね、姉さんって。さっきまで私のほうが妹って設定だったでしょ」

泉「年齢逆転タイムは終了です」

泉「ほら、行きましょう姉さん。ありすちゃんにも何か買っておかないと」スタスタ

凛「姉さん、か……まあ、悪くないかな」フッ
19 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:46:59.32
凛「ただいま」

泉「今戻りました……あれ?」



P「zzz」グッスリ

ありす「耳掃除をしているうちに眠ってしまって……そろそろ膝が疲れてきました」

泉「熟睡ね……」

凛「なんだかんだ、いっぱい仕事してるから。疲れてたんだろうね」

ありす「どうしましょうか。膝がしんどいのですが、起こすのも悪いような」

凛「いいんだよ。起こして」


凛「ほらプロデューサー、ちょっとだけ起きなよ」ペシペシ

P「……ん? りん……?」

凛「寝るんなら仮眠室使いなよ。ほら、立って」

P「あぁ……わかった」ウトウト

凛「なんか危なっかしいから私が連れて行ってあげる」

P「おー……ありがとう」ヨロヨロ
20 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:50:34.44
泉「………」

ありす「………」

泉・ありす「……お母さん?」

ありす「凛さんって……えっと、あれです。姉御肌なところありますよね」

泉「だね」

泉「あ、そうそう。イチゴのエクレア買ってきたけど、食べる?」

ありす「いただきます」

泉「即答ね……はい、どうぞ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/06(日) 19:54:55.19
雰囲気いいなあ。ニヤニヤしながら読んでます。投稿がんばって!
22 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 19:58:43.91
ありす「……あの、泉さん」

泉「なに?」

ありす「私でも、プログラミングってできますか」

泉「プログラミング? そうね……ダンスや歌と同じで、練習すれば誰でもできるようになるわ」

泉「ある程度は、だけど」

ありす「そうですか」

泉「興味があるの?」

ありす「……泉さんがいろいろやっているのを見ていると、少しだけ」

泉「ふふ、そう。なら少し触ってみる? お姉さんが教えてあげるわ」

ありす「……はい。お願いします、泉お姉さん」

泉「わかったわ。下の兄弟は大事にしないとね」フフッ
23 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 20:09:08.73
凛「ただいま――」



ありす「えっと、これをこうして……あ、画面が」

泉「『Hello, World!』。うん、ちゃんとできたわね」

泉「えらいえらい」ナデナデ

ありす「あ、ありがとうございます……」



凛「………」

凛「よくわからないけど、私も撫でておいたほうがいい?」

泉「ぜひどうぞ」

ありす「なっ……ちょっと、私の頭はおもちゃじゃ」

凛「なでなで」

ありす「あうぅ……」

泉「ふふっ♪」



おしまい
26 : ◆C2VTzcV58A :2015/12/06(日) 20:15:52.45
終わりです。お付き合いいただきありがとうございます
正統進化系と言われてるわりにはありすと泉が絡むSSってあまり多くないような、そんなこともないような

微デレなしぶりんのSS(過去作宣伝)

モバP「今日もよく頑張ったな」ナデナデ 渋谷凛「こ、子ども扱いしないでよ」アセアセ


渋谷凛「クリスマスプレゼントの定番って、なんだと思う?」



ありすの進化系の表見て思ったんですが、あれだけルートが多いとイーブイじゃなくて希望皇ホープじゃないと足りなくないですか
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:11:01.84
乙!
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:44:22.53
乙!和んだからこの三人でまた書いてほしい

オカン凛…略したらオカr
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/07(月) 18:08:50.67

クール姉妹シリーズ:

モバP「凛っていい匂いするよな」


渋谷凛「長女」 大石泉「次女」 橘ありす「三女……なんですかこれ」


渋谷凛「長女」大石泉「次女」佐城雪美「三女」橘ありす「四……って逆です!」


渋谷凛「年越し」大石泉「と」橘ありす「初詣」佐城雪美「……?」




関連スレ:

この書き手のSS


関連記事
タグ:

コメントの投稿



お知らせ
また、サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
カテゴリをあいうえお順にしました、

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

旧ブログはこちら  旧ブログ

スポンサーリンク
最新記事
ピックアップカテゴリ
カテゴリ
人気記事
RSSリンクの表示
リンク