上条「素直になる現象……?」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:12:16 ID:tos6LdAk
 ――前日。

上条「ゲ!? ビリビリ中学生!」

美琴「何? その、痛々しいあだ名?」

上条「君のことですよ。だっていつも人様に向かって電撃を飛ばすじゃありませか」

上条「上条さんじゃなかったら、タダじゃすまさられないんですよ。救急車が何台あっても足りません」

美琴「……」


*上琴ssを作ってみました。
*初心者なので至らぬ点多々あると思いますが、宜しければご覧下さい。
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:12:49 ID:tos6LdAk
上条「まだ小学生気分が抜け切れてないのは分かりますけどね、少しは成長して下さいよ」

上条「そろそろ人様に迷惑かけている自覚をね」

美琴「……………………」

上条「あ、あれ?」

上条「うつむいてる……? えっと、なんかごめ……!」

上条「……い、いや、演技、だよな? ビリビリがこんなに女々しいはずが……いやでも……」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:13:21 ID:tos6LdAk
美琴「誰が? 女々しいですって?」

上条「っ! わ!(右手電撃セーブ)」

美琴「だいたい、ちょっと腕に自信があるからって、傲慢なんじゃないの?」

美琴「自分じゃなかったら~とか、まるで特別みたいじゃない……」

上条「え、えっと……」

美琴「?」

上条「あー、そうだ! 上条さん、スーパーに用事があった! 早く行かなきゃってわけで、バイバイビリビリ……」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:14:04 ID:tos6LdAk
 ガシ

美琴「ところで、まさか本当に、私が傷つけられたように見えたのかしら?」

上条「見えてない。すごく毅然としているように見えました、はい」

美琴「本当かしら?」

上条「も、勿論! 精神界のエースストライカーともあろうビリビリ様が、まさか自分ごときに傷つけられるなんて思ってもないですよ!」

美琴「……目が泳いでる」

上条「ちゃんと目線を合わせます!」

美琴「別にしゃがまなくてもいいから!」

上条「いや、だってビリビリの身長に合わせるには……」

美琴「はぁ」

上条「な、なんでもありません!」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:15:00 ID:tos6LdAk
美琴「分かったわ。じゃあ最後の確認だけするわ」

上条(確認……?)

美琴「私は、女の子らしい? それとも、らしくない?」

上条「……え?」

美琴「女々しいか女々しくないか聞いているのよ」

上条「ああ! それは勿論、スポーツ万能度胸満点、趣味が立ち読みで家事が一切出来ず、おまけに女の子に慕われてうきうきの……」

美琴「長い長い。三秒でまとめて」

上条「女々しくないに決まってるよ」

美琴「……よし」

美琴「分かれば、よろしい」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:16:12 ID:tos6LdAk
美琴「分かったわ。じゃあ最後の確認だけするわ」

上条(確認……?)

美琴「私は、女の子らしい? それとも、らしくない?」

上条「……え?」

美琴「女々しいか女々しくないか聞いているのよ」

上条「ああ! それは勿論、スポーツ万能度胸満点、趣味が立ち読みで家事が一切出来ず、おまけに女の子に慕われてうきうきの……」

美琴「長い長い。三秒でまとめて」

上条「女々しくないに決まってるよ」

美琴「……よし」

美琴「分かれば、よろしい」

上条「はは、なら良かった」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:16:46 ID:tos6LdAk
美琴「……」

上条「う……」

美琴「どうしたの?」

上条「えっと、スーパーで特売があるから、もう行っていいかな?」

美琴「遠慮せずに行って来たら? でも、時間はまだ間に合うの?」

上条「え……もう55分! ごめんビリビリ、また落ち着いて話そうな!」

美琴「そうね。私も新しい武器でも揃えておくわ」

上条「はは、落ち着いて、な」

美琴「……」

美琴「…………バカ」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:17:18 ID:tos6LdAk
 ――翌日。

禁書「と、ととととと当麻! 大変なんだよ!」

上条「どうした? 三度の飯が何より大好きな妹のインデックス」

禁書「普段私をどう見てるか良く分かったんだよ。ガッカリだよ」

上条「あ、あれ? 俺、何言ってんだ?」

禁書「っ! そうだった、黒い箱を見て!」

『臨時ニュースをお伝えしています。本日、午後一時より、深層心理が現実化してしまうという現象が起きています』

『具体的には他者との会話などで、言いたくもない本音が出てしまうなど……仕事早く終わらないかな……などという現象です』

『現象地域は開発区限定、また発生源や理由などは分かっておりません』

『詳細は分かり次第、お伝えいたします』
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:18:33 ID:tos6LdAk
禁書「とうま、これはどういう意味?」

上条「んー、簡単に言うと、言いたくもない本音がつい口をついてしまう、ってことかな?」

禁書「た……大変! 大変なんだよ!」

上条「なんで?」

禁書「それは女心のピンチなんだよ!」

上条「あーえっと、インデックスは大丈夫だよ」

禁書「どういう意味かな?」

上条「いつでも本能に忠実だし」

禁書「……どういう意味かな?」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:19:03 ID:tos6LdAk
上条(休日だけど、さすがに今日は人通りも少ないな)

上条(素直な気持ちが言葉に出る、か……)

女A「何で俺から離れるのか、だって? ……そんなの、親友の恋人に言われる台詞じゃないんだよ!」

男A「かずさ! 本当はかずさが好きなんだ!」

上条(いいことばかり……なわけ、ないよな)

上条(とにかく知り合いにだけは……)

上条「っ! び、ビリビリ!」

美琴「とっ!」タッタタタタタタ……

上条「逃げた? おい、待てよ!」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:20:04 ID:tos6LdAk
ガシ

上条(あれ、何で俺は腕をつかんだりしたんだろ?)

上条「元気だったか?」

美琴「……21時間25分前にも会ったわ」

上条「いやでもほら、今日は色々と大変みたいじゃないか」

美琴「大変? ……ああ、あのニュースね」

美琴「やれやれ。私みたいに、普段から素直に生きている人には関係ないのよ」

上条「はは、そうかもな」

美琴「そうかも、じゃなくて、そうなのよ」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:21:03 ID:tos6LdAk
上条「はは。美琴の周りは特に変化ないのか?」

上条(あれ、俺今……ビリビリのこと、何て呼んだ?)

美琴「っ! そ、そうね……今日は、黒子がやったらスキンシップをしてきたわ」

上条(気づかれていない? ……よな)

上条「いつも通りじゃないか、はは」

美琴「まあね。けど、本当に酷いのよ? さっきだって……」

美琴「って、あんたにこんな話しても仕方ないわね」

上条「セクハラでもしたのか?」

美琴「私じゃなくて黒子がね!」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:22:38 ID:tos6LdAk
上条「はは、本当にみこ……ビリビリは変わらないな」

美琴「そうね。 ……本っ当に、どいつもこいつも」

上条(あれ、眉間にシワ寄せて……怒ってる?)

上条「ビリビリ、大丈夫か?」

美琴「その名前!」

上条「名前?」

美琴「ビリビリってやつ……やめてよ。あんたに言われると、すごく傷つくわ」

上条「……お前……」

美琴「って、何言ってるのかしら! 今のは、なし! 忘れてね!」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:23:14 ID:tos6LdAk
上条「ビリビリ?」

美琴「な、なによ……」

上条「美琴?」

美琴「だから何よ?」

上条「おー、何か可愛い顔になった」

美琴「は、はあ? あんた頭わいてるんじゃないの?」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:23:54 ID:tos6LdAk
上条「写真撮っちゃおうかなー」

美琴「……二人で?」

上条「ん?」

美琴「二人で撮るってこと?」

上条「え、あ……うん」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:24:27 ID:tos6LdAk
 ――パシャ

上条(すごく良い笑顔だ……)

上条(トップ画像にしておこう……)カチカチ

美琴「さっきの写真、いちおう私にもくれない?」

上条「あ、ああ、いいけどメアドを知らない……」

美琴「赤外線通信するから、貸して」

 ――ヒョイ

上条「ああ、勝手に取るな!」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/08/27(木) 02:24:58 ID:tos6LdAk
美琴「何よ、写真出しっぱなしにしているじゃない。これを……って、あれ?」

美琴「もしかして、デスクに張り付けたの?」

上条「い、いや、あまりにも良く摂れてたもんだから、つい……」

美琴「……」

上条「美琴さん?」

美琴「あ、えっと……そういうことなら、うん、仕方ないわね」

美琴「私も……」

美琴「私も、当麻と同じ写真を使うわ」

上条「……」

美琴「だ、ダメ?」

上条「いや、嬉しいですよ! はい」

 ――その日、ビリビリ……美琴との距離が縮まった。

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コメントの投稿

とあるSSの訪問者

素晴らしい!!

とあるSSの訪問者

コーフンしたw

とあるSSの訪問者

良い!!

とあるSSの訪問者

上条さんは幻想殺しがあるから関係ない筈なのになぜ急に口調が変わるのかね


お知らせ
サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
ページ転移に数字送りを実装
多少の軽量化

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

旧ブログはこちら  旧ブログ

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