スネーク「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」【前編】

1 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:24:16.88
(注意)
・MGSと俺ガイルのクロスSS
・転生要素あり
(転生しても八幡の人格は足す)
・時系列はアニメの2話以降
(前後する可能性あり)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405099456
2 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:24:59.77
~MGS4ラスト~

ビッグボス「蛇は…一人で…いや、蛇はもういらない」

スネーク「……」カチッ

ビックボス「はぁぁ………良い物だな」

ビックボス「……」

スネーク「ビッグボス…」


ビッグボス(来世は…静かに暮らしたいものだな…)
3 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:25:29.62
~しばらく時が経ち~

スネーク「俺も…いよいよだな」

オタコン「スネーク…」グスッ

スネーク「オタコン…今までありがとう」

オタコン「うん。所でスネーク」

スネーク「なんだ」

オタコン「来世は…どんな人生を送りたい?」

スネーク「そうだな…闘いとは無縁の」


スネーク「静かに穏やかに、平凡な人生を歩みたい」

~~~
4 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:26:07.36
~17年後~

八幡「やはりプリキュアは素晴らしい」ホロリ

八幡「……」

八幡「俺もあんな風に強いヒーローになれないものか」

八幡「……はは。厨二病乙」

八幡「……」

八幡「たまには散歩でもして体を鍛えるか…」
5 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:26:38.38
~道中~

八幡「……ま、散歩しただけで強くなれたら苦労しないけどな」

八幡「ふぁあ…眠い…帰りたい…」ボヘ~

犬「キャンキャン!」

八幡「犬が道路のど真ん中で陽気に走り回ってやがる」

八幡「危ない奴だな」

ブロロロロロ

八幡(おいおいおいおい。車が来てるじゃねぇか。シャレになんねぇぞ)

八幡(……アレ?前にもこんなシチュエーションが)

八幡「って、んな事を言ってる場合じゃないよな」ダダッ

犬「キャンキャン!!」

ブロロロロ

八幡「……間に合え!!」


ドォォォォォォン!!!!
6 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:27:37.90
~病院~

八幡「」

結衣「ヒッキー目を覚まして!!」ボロボロ

雪乃「比企谷君……」

八幡「……っ」パチッ

結衣・雪乃「!!」

八幡「……」

結衣「ヒッキー!!」ダキッ

八幡「……」ムギュ

結衣「もう…バカ!!何でまた無茶するの…」ボロボロ

八幡「……」
7 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:28:43.28
雪乃「全く…心配かけさせて」

八幡「……」ボーッ

雪乃「あなたみたいな腐った人を、こうやってお見舞いに着てあげてるんだから有難く思いなさい」

八幡「……」

結衣「ゆきのんと私はね、ヒッキーを一晩中看病してたんだよ?」

雪乃「ちょ、由比ヶ浜さん。それは言わなくても」

結衣「もうゆきのんったら!そんなに照れなくても良いのに!」

八幡「……」

結衣「あ…ごめん騒いじゃって。体はその…やっぱ痛いかな…?」

八幡「……」ガタッ

雪乃「比企谷君…何処に?」

八幡「トイレ」

結衣「あ、ああ、あんま無理しちゃダメだよ!」

八幡「心配はいらねぇ。なんとか歩ける」テクテク

結衣「ヒッキー…?」

雪乃「事故にあったとはいえ、様子がおかしすぎるわね」
8 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:29:12.56
~トイレ個室~

八幡「……」

八幡(初めは事故のショックで、また厨二病に目覚めたのかと思っていた)

八幡(いや、本気で頭がおかしくなったと錯覚した)

八幡(だが違う。これは厨二病から来る妄想なんかとは訳が違う)

八幡(生々しく刻み込まれている闘いの記憶)

八幡(俺は前世…伝説の男…)

八幡(―――だったんだ)
9 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/12(土) 02:29:51.80
八幡「……」

八幡「確かに俺は、平穏な人生を望んだ」

八幡「だが…違う。今の俺の人生は平穏なだけで、充実感が不足している」

八幡「俺は…またしても闘わなければ成らない」

八幡「今度は…銃を握るリア銃でなく、平凡で平穏なリア充になる為に」
77 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:30:53.66
~数日後~

八幡「……」ブツブツ

八幡(そういえば…あの時代の他の者はどうしてるだろうか)

八幡(ゼロも生まれ変わったのか?現代では上手くやっているのだろうか)

八幡(カズの行方も気になる…まあアイツなら元気良くしてそうだが)

結衣「……ねーヒッキー?」

八幡「……」ブツブツ

雪乃「あなた、耳まで腐ってしまったのかしら?聞こえてるなら返事しなさい。由比ヶ浜さんに失礼よ」

八幡「……」ブツブツ

結衣「ねー!!ヒッキー!!!」

八幡「~~っ!!な、なんだいきなり叫んで…」

結衣「さっきからずっと呼んでたでしょ!!無視しないでよ!!」

八幡「あ、そ、そうか。気がつかなくてわるい」

結衣「もう」プンプン

八幡「……」ボーッ

八幡(しかしあれから17年…バーチャスミッションからだと60年以上か)

雪乃「……また上の空状態になってるわよ比企谷君」
78 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:31:49.77
平塚「やあ、調子はどうだ?」

結衣「あ、先生!」

雪乃「こんにちは先生。ノックぐらいして下さい」

平塚「いやーすまない。所で比企谷は…」チラッ

八幡「……」ゝ

平塚「……なぜ敬礼?」

八幡「はあ…何かおかしいでしょうか」

平塚「いや、別に悪くは無いが」

八幡「……」

平塚「まあ何にしても、命に別状が無くて良かった」

平塚「しかし…」ジーッ

八幡「?」

平塚「君は…………比企谷八幡で良いんだよな?」

八幡「何処からどう見てもそのハズですが」
79 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:33:03.47
結衣「あ、わかるわかる!!なんか雰囲気変わったよね?」

雪乃「確かに何処となくまとってるオーラが…」

八幡「な、なな、何をいってるんだお前ら…厨二病も大概にしとけ」ドキッ

平塚・雪乃・結衣「……」ジーッ

八幡「あのージロジロ見るの止めてくれませんか…」

平塚「……目だ」

八幡「は?」

雪乃「確かに…目が違うわ」

結衣「あ、本当だ!目が腐ってない!!」

八幡「お、おう…」

雪乃「良かったわね。目の濁りが消えて。少しはマトモになったんじゃない?気持ち悪いけど」

八幡「結局、低評価には変わりはないんだな」

雪乃「事故のショックが原因のかしら?良かったわね事故にあって。気持ち悪いけど」

八幡「お前はとにかく俺を罵倒したいんだな。しかも患者にいう事じゃないぞ今の台詞」
80 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:33:47.38
平塚「まあいい、差し入れにリンゴを持ってきた。食べると良い」

八幡「っ!!それはありがたい!!」ガタッ

平塚・結衣・雪乃「!?」

八幡「ん、どうした?」

平塚「いや、まさかそんなに喜んでくれるとは思わなくてだな」

八幡「早く食べたいんで渡してください」ウズウズ

結衣「あ…私がリンゴ剥いてあげるよ」

八幡「悪いな」

ブ~ン

雪乃「…?きゃっ!!」

結衣「いやああ!!ハチが…」

平塚「窓から入ってきたな…しかたない。上手く追い払うとするか」
81 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:34:32.94
八幡「……由比ヶ浜、ナイフを貸せ」ササッ

結衣「え?」

雪乃「比企谷君何を?」

八幡「全員危ないから伏せろ。ほら先生も」

結衣・雪乃「……??」サッ

平塚「何をする気だ?」サッ

八幡「フン!」ビュンッ

ズバンッ!

ハチ「」

八幡「よし」

結衣・雪乃「」

平塚「ナ、ナイフがハチごと壁に突き刺さっている…だと…」
82 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:35:21.52
結衣「」ポカ―ン

八幡「ありがとう。ナイフを返す」

八幡「ん?どうした由比ヶ浜。俺は早くリンゴを食べたいんだ」

結衣「えと…その…」

八幡「ああもういい。俺が剥く」ススッ

結衣「ああ、ちょっと待て!ちゃんと洗わないと汚いよ!」

八幡「汚い?大げさだな。俺がジャングルで任務を行ってた時は……」

平塚・結衣・雪乃「……は?」

八幡「あ…………その、今のは聞かなかったことにして欲しいです」

雪乃「流石に本気で引くわよ比企谷くん」

結衣「ヒ、ヒッキー…本当にどうしちゃったの?まさか事故で頭がおかしくなっちゃったの?」

八幡「いや、その、ジョ、ジョークだ」

平塚「……」

八幡「先生もそんな哀れみな目で俺を見ないで下さい」
86 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 05:53:00.72
八幡(いかん。つい前世での事を…これじゃただの電波じゃないか)

八幡(今の俺はジョン・ドゥでもビッグボスでもない。平凡で孤独な高校生、比企谷八幡だ)

八幡(態度を気をつけないとな)

結衣「はいヒッキー!リンゴ向けたよ」

八幡「サンキュ」スッ

八幡「……」シャリ…モグモグ

八幡「美味すぎる!!!」

平塚「!?」

雪乃「比企谷君…アナタ…」

結衣「やっぱりヒッキーおかしいよ…」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/14(月) 10:59:29.79
早く段ボールの出番を
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/14(月) 12:50:14.20
オロシャヒカリダケやウラルツキヨタケを食べるシーンはまだか
89 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:13:19.00
~退院後・自宅~

小町「あ、お兄ちゃんおはよ!」

八幡「朝からパン食べながら雑誌読むとか余裕だな」

小町「へへ~ん、小町は毎日早起きで健康的なんだよ!お兄ちゃんも小町を見習ったら?」

八幡「時間見て行動取れるように成ったらな」

小町「え?あ、やっば!もうこんな時間!」

八幡「先に口を拭け」

小町「え、ジャムってる?」

八幡「ああ。食べながら雑誌読むのは止めておけ。だからジャムなんて起こすんだ」

小町「うん!気をつけるね」

八幡(シャレでいったつもり何だが通じてしまった)

小町「それにしても」ズイッ

八幡「なんだ?」

小町「お兄ちゃんどうしたの?事故にあってから目の濁りが消えたけど」

八幡「……さあな」

小町「力強い目になったのは良いけど、何か別人みたいになって寂しいかも。あ、今の小町的にポイント高い!」
90 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:14:22.52
~教室~

八幡(久しぶりの教室…ま、別に変わりは無いな)

ガヤガヤ

クラスメイト1「なあ、アイツ誰?」

クラスメイト2「さあ」

八幡(しかしいい加減俺のこと覚えないのかコイツら)

クラスメイト3「あんな目つきが鋭い奴うちのクラスにいたか?」

八幡(……ああそうだよな。よけい認知しにくい訳だ)
91 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:16:13.68
八幡「そうだ。生物のレポートをまだ出してないな。もう書き終えてるけど」

八幡「しかしこのレポート。自分で作っといて難だが酷いな」

八幡「『生まれ変わったら孤高なクマになりたい』…か。前世は蛇だった訳だが」

キャッキャッ

八幡「ん?」

三浦「それでさ~~~」

葉山「へぇ~そうなんだ」

海老名「ははは」

結衣「マジ受けるんだけど~きゃはは!」

八幡(カースト上位メンバーも特に変わらず…か)
92 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:17:05.06
八幡(しかしどうしようか)

結衣「あ、ヒッキーおはよう」

八幡(俺はこれまで孤独なボッチ生活を送ってきた。それを良しとしてきた)

八幡(一方、前世は戦いに明け暮れていた。その最中、裏切られたり、悲惨な体験もした)

八幡(人間不信になりかけたのは前世も一緒だ)

八幡(だが……)

――PW編ラスト回想――

『俺たちは必要とされてるからこそ闘う。持てぬ者たちの抑止力となる』

『ここは俺達にとって唯一無二の家。天国でもあり地獄でもある』

『それが、俺たちのアウターヘブンだ!』

VIC BOSS!VIC BOSS!VIC BOSS!VIC BOSS!
―――

八幡(あの時には生死を共にした多くの仲間もいた)

八幡(前世の記憶を覚醒した今だから言える。カラに閉じこもった生き方は良く無い)
93 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:17:40.02
八幡(しかし良いのだろうか…いきなり比企谷八幡という男がガラリと変わってしまうのは…)

八幡(今なら葉山の人格を素直に評価も出来る…だが俺はまたリーダーのような生き方をする気は無い)

八幡(こんどは小さく平穏に生きたい。だが充実した生活も送りたい)

結衣「ヒッキー、聞こえてる?」

八幡(本当に平凡で良い。カースト上位など望まん。だが孤独はイヤだし友人は欲しい)

八幡(後できれば彼女も)

八幡(しかし…どう変化していこうか)

結衣「ヒッキー!!!」

八幡「わわわ!?な、なんだよいきなり!!」

結衣「さっきからずっと呼んでたんだよ!」

八幡「わ、わるい」

結衣「もう!!しっかりしてよ!!」
95 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:18:27.19
~昼休み~

三浦「結衣、最近付き合い悪くない?」

結衣「えと…止むに止まれぬ私事で恐縮ですというか…」

八幡(……全く飯の時間に)

八幡「……」ガタッ

八幡「その辺にしておこうか」

三浦「うっさい…!」

八幡「うるさいだと?」ズイッ

三浦「っ!?」ビクッ

三浦(な、なによヒキオの癖に…凄い目力)

葉山「ヒキタニくん…?」

八幡「俺はな、今カロリーメイトを食べてるんだ」

三浦「……は?」

八幡「どんな好物もこれじゃ飯がまずくなる。由比ヶ浜の意志を尊重してやったらどうなんだ?」

三浦「アンタには関係ないでしょ!?」

八幡「あるさ。同じ奉仕部の仲間だ」

結衣「っ!!」
96 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:21:35.65
八幡「由比ヶ浜と友達なら、その意志を尊重すべきじゃないのか?」

八幡「お前がやってるのは嫉妬から来る一方的な束縛だ。それはいい事なのか?」

八幡「それに由比ヶ浜に非があるとは思えん」

三浦「……!」

戸部(な、なあアレ本当にヒキタニくんなのか!?)ヒソヒソ

大岡(なんか違う人に見えるぞ)

大和(あの優美子を圧倒してる…)

葉山「ま、まあまあ、もうその辺にして…優美子もさ?」

優美子「ちっ…」

八幡「葉山」

葉山「ん?なんだいヒキタニくん」

八幡「お前にもしリーダーとしての自覚あるなら、もう少し早く三浦を説得したらどうだ」

葉山「え…」

八幡「部外者である俺が先に止めに入るようでは、まだまだだ」

クラスメイト全員「」ポカーン

葉山「ヒキタニくん…」
97 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:23:17.16
結衣「ヒッキーありがとう。さっき立ち上がってくれて」

八幡「俺は仲間を庇った。それだけ」

結衣「でも奉仕部の仲間ってだけの理由じゃイヤだな」

八幡「どういう意味だ?」

結衣「えっと……」

結衣「~~~~!!」ブンブン

八幡「?」

結衣「あの……友達。グループ違うけど…友達だから助けたと言うか…」

八幡「……」

結衣「だから次に私に何かあったら、奉仕部の仲間ってだけじゃなくて、友達として私を助けて…ね?」

八幡「……ああ。わかった」
98 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:24:19.38
~廊下~

八幡(友達……良い響きだ)ジーン

八幡(真の平凡生活への第一歩だな)

雪ノ下「さっきは少し見直したわ」

八幡「ん?なんだ雪ノ下か」

雪ノ下「さっきのような啖呵、なかなか出来ないわよ」

雪ノ下「初めは私が注意しようと思ったのだけど…お役をとられたわ」

八幡「そうだったのか」

雪ノ下「それと良かったわね」

八幡「ん?」

雪ノ下「友達、一人目が出来て」

八幡「……」

結衣「ゆきのん行こう!」

雪ノ下「それじゃ。また放課後」

八幡「……」

八幡(一人目…か。まだまだこれからだな)
99 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/14(月) 16:25:13.10
~翌日~

結衣「あ、ヒッキー!」

八幡「おうどうした」

結衣「昨日のお礼に、またクッキー焼いてきたんだけど」

八幡「お、おう…」ビクッ

結衣「何よ!そんなビビらなくても良いじゃん!」

八幡「だ、だってよぉ…おまえ…」

結衣「あれから猛練習したんだよ!前よりも上手に焼けてるんだから!」

八幡「……まあせっかくだ。頂いてやる」

結衣「はい!」

八幡「サンキュ」

モグモグ


八幡「不味過ぎる!!!」

結衣「」ガーン

八幡(まだ昔のレーションの方がマシだ…)グッタリ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/14(月) 16:28:13.63
かっけえな
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/14(月) 16:46:58.52
これは良メタルギアスレ
116 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 03:57:07.12
~放課後~

結衣「あ、やっはろー」

雪乃「こんにちは由比ヶ浜さん」

結衣「あれ、ヒッキーはまだ?」

雪乃「ベランダにいるわ」

結衣「ベランダ?」

雪乃「良く分からないけど、絶対に入ってくるなと言われてるわ」

結衣「なんだろう…気になるな」

雪乃「確かに、何か怪しい事でも……ん?あれは煙」
117 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 03:59:00.53
八幡「……」カチッ

八幡「スー…ハァー…やはり良い物だ」

八幡(葉巻を吸ったのは…我が息子スネークに看取られた時以来か)

八幡「現代日本では葉巻を入手するのが困難だった」

八幡「しかも未成年という立場のせいで、人前で堂々と吸えんのが難点だ」

結衣「ヒッキー!!何やってんの!!」

八幡「っ!!しまった…」

雪乃「最低ね。学校で煙草を吸うなんて…どこまで根性が腐ってるのかしら」

結衣「ヒッキーが不良になっちゃったよ…」

八幡「人聞き悪いこというな。それにこれは煙草ではない、葉巻だ」

八幡「それに葉巻は良いぞ。どうだ?一本吸うかお前たち」

結衣「いらない!」

雪乃「少なくとも奉仕部の部室で吸わないで頂戴。これは没収ね。」スッ

八幡「楽しみが一つ減ったな…」シュン
118 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 03:59:51.70
~翌日・体育~

八幡「……」イライラ

材木座「どうしたのだ八幡!物凄く不機嫌そうだが」

八幡「法律というのは時に人に害を与える物だな」

材木座「ふむ、良ければ我が相談に乗ろうか?」

八幡「いや、いい」

材木座「そういうな我が相棒!言ってみたまえ」

八幡「葉巻が吸いたい」

材木座「……え?」

八幡「せっかく手に入れたのに、没収された」

材木座「」
119 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 04:03:43.62
八幡「はあ…放課後はダンボールでも被って落ち着こうか」

戸塚「あの…比企谷くん。大丈夫?元気無さそうだけど」

八幡「」ドキッ

戸塚「体調悪いの」

八幡「いや、たった今元気になったところだ」キリッ

戸塚「え、そう?それじゃ一緒にテニスしよ!」

八幡「ああ、喜んで」

~~

戸塚「比企谷君凄いね。もしかして経験者?」

八幡「いや」

八幡(……体を動かすのはやはり良いな。イライラが吹き飛んだ。半分は戸塚のおかげだが)

八幡(俺も何かスポーツでも始めようか…)

八幡(そうだ。またCQCの訓練でも始めよう)

八幡(いざとなった時のための、護衛術にもなるしな)
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/15(火) 04:04:20.56
第三者視点だとヒッキーが高2病を拗らせただけにしか見えない葉巻
121 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 04:04:40.50
戸塚「比企谷君、お願いがあるんだけど…」

八幡「ん?どうした」

戸塚「うちのテニス部って人数も少なくて弱いんだ」

戸塚「比企谷君さえ良ければテニス部に来てくれないかな」

八幡「ふむ…」

八幡(CQCの訓練もしたいが…よくよく考えると、一人じゃ出来ない)

八幡(よし…それなら)

八幡「考えてもいいぞ。テニス部」

戸塚「本当!?」

八幡「ああ、奉仕部と掛け持ちになるがな」

八幡「そのかわり…CQCの訓練に付き合ってくれないか?」

戸塚「CQC…?」
122 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 04:08:37.50
~放課後~

雪ノ下「却下。集団活動を出来るとでも思ってるの?それにアナタみたいな生き物受け入れてくれるハズないでしょ」

八幡(……否定はしない。『比企谷八幡』ならな。だが前世は軍の首領だった)

八幡(雪ノ下の意見を覆す自身はある)

八幡(しかし元兵士としてのプライドに固執する気も、過去の栄光にすがる気もない)

八幡(今の俺の人生は、小さく平穏に生きる事が目標だ)

八幡(『比企谷八幡』としての答えを出して諦めよう)

八幡「……ああ、諦めるよ。入部しない」

~数分後~

結衣「やっはろー」

戸塚「失礼します」

八幡「おおう、来たか」
123 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 04:11:27.16
~~~

八幡「すまんな、やはりテニス部に入部できん」

戸塚「そっか…」

雪ノ下「でも、戸塚君の依頼は引き受けるわ」

結衣「やったね彩ちゃん!」

戸塚「ありがとう雪ノ下さん!」

雪ノ下「されじゃ明日の昼休み、テニスコートに」

八幡「戸塚。依頼は引き受けたが、約束は守れなかった」

八幡「だからCQCの件も忘れてくれ」
124 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/15(火) 04:11:58.14
戸塚「いや、CQCだけど僕も興味あるんだ」

八幡「いやしかし」

戸塚「お願い八幡!僕にCQCを教えて!」

八幡「お、おう。わかった」

結衣「CQC?」

雪ノ下「クローズクォーターズコンバット…アナタ使えるの?」

八幡「まあな。てか良く知ってるな」

雪ノ下「英雄であり狂人と呼ばれた男…ビックボスが編み出した近接戦闘術でしょ?」

八幡「………………」

結衣「ゆきのん詳しいね!」

八幡「………厳密にはザ・ボスと二人で作った技術だ」ボソッ
137 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:04:50.86
~翌日・テニスコート~

雪乃「それじゃ早速、練習を開始しましょ」

結衣・戸塚「うん!」

雪乃「さて、その前に比企谷君」

八幡「何だ?」

雪乃「……その頭に巻いてるバンダナは一体?」

八幡「何となくだ。気合を入れるためにな」

八幡(バンダナ巻くのも随分久しぶりだな)

雪乃「気持ち悪い」

八幡「ほっとけ」

戸塚「比企谷くんカッコいいね!」

八幡「お前だけに理解してもらえればそれで良い」

結衣(なんかヒッキー、ワイルドでカッコいい…)ドキドキ


八幡「ん?このキノコは…うん!結構いけるな!」モグモグ
138 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:05:54.88
結衣「えい!」パンッ

戸塚「やあ!」パンッ

雪乃「もっと力強くボールを打てるように意識して」

戸塚「分かった!えい!」バコン

八幡「」グッタリ

雪乃「ところで比企谷君。なぜ地面に転がってるのかしら?」

八幡「実は…コートの隅に生えていたキノコを食べてから腹の調子が…」グルル

雪乃「…アナタ事故にあってから食べ物への執着が異常よ?本当に頭大丈夫なかしら」

結衣「ヒッキー…キモすぎるよ…」

材木座「我でもそんな事はしないぞ八幡…」

八幡「い、良いじゃないか!葉巻を奪われた俺からこれ以上楽しみを奪うな!」
139 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:06:46.11
八幡「は、腹が…くそ…」グルル

戸塚「痛たたた…膝を擦りむいちゃった…」

雪乃「……はぁ、仕方ないわね。由比ヶ浜さん後はお願い」テクテク

結衣「あ、ゆきのん…」

八幡「待て雪ノ下」ガクガク

雪乃「何?」

八幡「もし保健室に行くのなら、解毒剤も持ってきてくれ」

雪乃「……あったらね」
140 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:07:47.67
~~

三浦「ねえ~あーしらもここで遊んで良い?」

戸塚「三浦さん、僕たちは遊んでるわけじゃなくて」

三浦「え、何?聞こえないんだけどぉ?」

戸塚・結衣「……」

八幡「戸塚は許可を得て使っている。テニス部としてな」

三浦「は、またアンタ?つーかアンタだって使ってるじゃん」

八幡「俺は奉仕部として任務を遂行してるだけだ」

三浦「はぁ?意味わかんないだけど」

葉山「まあまあ喧嘩腰になんなって。皆でやったほうが楽しいしさ」

八幡「葉山。皆でやるという前提で事を進めるのは止めてくれないか」

葉山「……」

八幡「任務の邪魔になる。融通利かなくて申し訳ないが、戯れは後にしてくれ」

葉山「……それならこうしよう。テニスで勝負して事を決めるのは?」

八幡「闘いで事を決する…か。良いぞ」
141 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:08:56.10
~~~

三浦「えい!!」

結衣「きゃっ!」ズザザザ

戸塚「ゲーム!」

八幡「大丈夫か?」

結衣「足捻っちゃった…でも負けちゃったら彩ちゃん困るよね…」

八幡「……分かった。お前はコートの中で立ってるだけで良い」

八幡「後は俺に任せろ」

結衣「え、でもヒッキーもお腹の調子悪いんじゃ」

八幡「気合でどうにかする。それに後で雪ノ下が保健室から帰ってくる」

八幡「そしたらお前は雪ノ下と交換すれば良い。俺は解毒剤で回復できる」

結衣「でも…一人で大丈夫?」

八幡「大丈夫だ。俺の真の本気を見せてやる」

八幡「このバンダナに誓ってな」
142 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:10:26.85
三浦「せい!!」バコンッ

八幡「ふん!!」バコンッ

葉山「でや!!」

八幡「ぜぇぜぇ…」

三浦(どうなってんのよヒキオの奴!?)

葉山(さっきと力が見違えてる…追い詰められてるとは言え凄い)

ギャラリー1「おいおい…もう5分以上ラリー続いてるぞ」

ギャラリー2「スゲェ体力だ!」

八幡「ぜぇぜぇ…!」

葉山(まるで次に、何処にボールが飛んでくるか分かっているかの様な動きだ…)

~~~

三浦「ぜぇぜぇ…こいつ、本当に素人なの!?」

八幡「は、早く来い雪ノ下…!!このままじゃ倒れてしまう…」グルル

八幡(『八幡』の体じゃこれ以上、ラリーを続けるのは限界だ…)


雪乃「比企谷君が一人であの二人に善戦してる…!?」
143 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:10:57.58
~~~

雪乃「それじゃ交換ね」

結衣「頑張ってゆきのん!」

八幡「おかげさまで、体調も良くなってきた」

雪乃「もう二度と落ちてるキノコなんて食べない事ね」

八幡「それは出来ない約束だ。これ以上俺の楽しみを減らすな」

雪乃「馬鹿は死んでも治らないのね」

八幡「俺が馬鹿じゃないのは、テニス勝負で照明してみせる」
144 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:11:58.28
ギャラリー全員「すげええ雪ノ下さん!」

八幡「県選抜に選ばれた三浦をあそこまで圧倒するとは…やるな」

雪乃「でもそろそろ限界みたいね…体力には自信がないの」

八幡「そうか。ならここから先は俺がどうにかしよう。お前は休め」

雪乃「……期待しておくわ」

~~~

三浦「ぜぇぜぇ…何なのよアイツの動き!なんであーしの球を全部打ち返すのよ!」

葉山「返してくる球の勢い自体は弱い。でも確実に打ち返してくる…!!」

ギャラリー「もう15分以上ラリーやってるぞ!?」

八幡(解毒したとは言え…やはり体力的に限界だ)

八幡(前世の俺ならまだ平気なハズだった…鍛え方が足りないな)

八幡(潮風を利用した魔球を打つ手もありだが、今の俺にそれを打つ余裕はない)

八幡(このままラリーを続けて、せめて引き分けまで…)
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/17(木) 23:12:19.02
さすがは伝説の傭兵…!
146 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:12:50.63
八幡(やばい、もう限界だ)グラッ

八幡「……っ」バタッ

結衣「ヒッキー!」

雪乃「っ!!」

八幡「頼む雪ノ下…」

雪乃「時間を稼いでくれたお陰で、少しは体力も回復したわ」

雪乃(でも膝が…ガクガクしてる。マズイわね)ガクガク

雪乃「ゼェゼェ…!」バコンッ

三浦「弱いっつーの…とりゃ!」バコンッ

戸塚「ゲ、ゲーム…三浦さんチームの勝ち…」


結衣「そ、そんな…」

雪乃「ご、ごめんなさい…」

八幡(負けた…任務失敗か…)ガクッ
147 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:14:14.77
パチ…パチパチパチ…

八幡(ん、拍手…?)

ギャラリー1「すげえ勝負だった!」

ギャラリー2「メチャクチャ熱い戦いだったぜ!」

八幡(……)

雪乃「ごめんなさい戸塚君、あなたの依頼を台無しにしてしまって」

戸塚「ううん、皆頑張ってくれたし…」

三浦「……」コツコツ

雪乃「三浦さん。私たちが勝負に負けたから約束通り…」

三浦「あーしらが勝ったけど、テニスコートの権限はあんた達の物で良いよ」

雪乃・結衣・戸塚「え…?」

三浦「……じゃあね」

結衣「えっと、つまり」

雪乃「試合に負けて、勝負に勝ったという事かしら」

八幡(結果オーライ…だな)
148 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:15:55.39
葉山「ヒキタニ君、驚いたよ。凄い動体視力と体力だね」

八幡「……いや、まだまだ。これでも衰えた方だ」

八幡「でも良いのか?コートの権限は」

葉山「ああ…もういいよ。それにあそこまで必死にやり合ったんだ」

八幡「そうか」

テニス部員1「えっと…比企谷君で良いのかな?」

八幡「ん?ああ」

テニス部員2「さっきの試合、見させてもらったよ」

テニス部員1「戸塚からも聞いてるけど…やっぱりウチの部員になる気はないかな?」

テニス部員2「君は才能あるし、すぐにエースになれる」

テニス部員1「いやもういっその事、次期キャプテンになってほしい」
149 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:17:22.66
八幡「キャ、キャプテン!?おいおい新入部員の素人がそれはいかんだろう」

戸塚「比企谷君が次期キャプテンか…僕は大賛成だよ!」

戸塚・テニス部員1・2「キャプテン!キャプテン!キャプテン!」

八幡「……」

結衣「あのヒッキーが崇められてる…!?」

雪乃「」

八幡(……俺が雪ノ下の言うとおりテニス部への入部をやめた理由)

八幡(それは俺が雪ノ下に煽られた事が原因で、無意識に見返してやろうと、リーダーシップを取ってしまう気がしたからだ)

八幡(戸塚に誘われた時はそんなつもり無かったが、もうリーダーとして生きる気はない)

八幡(俺は平凡に小さく生きたい。だからやめた)


八幡「俺は…」

雪乃「良いんじゃない?テニス部に入っても」

八幡・結衣「!?」
150 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:18:25.16
八幡「何だって?」

雪乃「比企谷君だって元々は、不本意ながら奉仕部に入ったのでしょ?」

雪乃「本当にやりたいことが見付かって良かったじゃない」

八幡「いや待て、仮に入るにしても掛けm」

雪乃「掛け持ちなんて中途半端しなくて良いじゃない」

雪乃「私は元々、平塚先生にアナタの『腐った根性と孤独体質』の改善を命じられ、アナタの入部を許可したハズよ」

雪乃「もうアナタは孤独体質じゃない。ウチの部にいる意味もない」

結衣「ゆきのん…それはいくらなんでも…」

雪乃「強制的に入らせられ、部に仕方なく来られてるよりマシだと思うけれど」

結衣「……」

雪乃「それじゃ比企谷くん。さよなら」

八幡「……」
151 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:19:12.44
~放課後・部室~

結衣「ゆきのん…あんな言い方、無いと思う」

雪乃「いえ、お互いのためよ」

結衣「でも…あれじゃヒッキーが」

雪乃「彼はいずれ、この部を去るわ」

結衣「え…?」

雪乃「ずっと孤独だった人間が、いきなりあんな風に称えられてしまっては、反動で天狗にもなるわ」

雪乃「強制的に入れられた地味な部より、やりがいのある華やかな運動部を優先するに決まってるじゃない」

結衣「……」

雪乃「そんな裏切りを受けるくらいなら……早めに見切ったほうが良いわ」

結衣「ゆきのん…もしかして嫉妬してる?」

雪乃「……馬鹿なこと言わない。そんなわけ」

ガラガラ

八幡「よお」
152 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:19:48.76
雪乃「っ!!」

結衣「ヒッキー!!!」

八幡「まだ依頼は来てないか?」

雪乃「……どうしてまたココに来たの」

八幡「俺が奉仕部の人間だからだ」

雪乃「テニス部に転部すれば良いじゃない。そっちのほうが未来は明るいわよ?」

八幡「いや転部はしない。掛け持ちもだ。テニス自体は面白いがな」

雪乃「もうアナタが抱えてる問題は解決したのよ?どうして」
153 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:20:23.51
八幡「確かにこの部に来たのは、不本意な始まりではあった」

八幡「だが孤独だった俺に居場所をくれたのも事実だ」

八幡「そのおかげで由比ヶ浜とも友達に成れたしな」

八幡「俺はお前らに感謝してる」

八幡「これからもこの部での任務、使命を全うしたい」

結衣「ヒッキー…」

八幡「それにな雪ノ下、俺はまだ問題を解決していない」

雪乃「……どういうことかしら?」
154 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:21:01.93
八幡「俺には…まだ友達に成りきれてない奴がいる」

雪乃「……?」

八幡「雪ノ下、俺と友達に成って欲しい」

雪乃「」ドキッ

八幡「この奉仕部での活動を通して、俺はお前と『友達』になりたい」

雪乃「…………」

八幡「今はまだ奉仕部のただの『仲間』で良い。だがいずれは友達にもなりたい」

雪乃「…………」
155 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/17(木) 23:22:01.72
雪乃「まさかそんな事を言ってくるなんて思わなかったわ」

八幡「………」

雪乃「でも、その………ありがとう」

雪乃「これからも…よろしく」

八幡「ああ、よろしく頼む」ススッ

雪乃「……」アクシュ

雪乃「……」ドキドキ

結衣「ゆきのん?なんか顔が赤いけど…」ジーッ

雪乃「き、気のせいよ」ドキドキ
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/18(金) 00:03:44.44
おつ
ゆきのんかわいい
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/18(金) 00:47:22.42
どうしてもスネークの声で脳内再生される
ここからどうなるかな
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/19(土) 00:32:57.16
ムキムキ八幡見てみたいな
181 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:28:42.70
~~~~

八幡「そうだ職業見学の調査票を出さないと。どこに見学しようか」

八幡「……正直迷う。闘いばかりしてきた俺にどうしろと」

八幡「もしも『八幡』としての意見なら、専業主夫と書いて見学先は自宅だろうな」

八幡「前世での意見なら米軍へ入隊、もしくは自衛隊とでも書くのだろう」

八幡「だが平穏に暮らしたいし…」

八幡「今回は八幡としての意見を通し、専業主夫にしてみよう」
182 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:29:41.21
平塚「ふざけてるのかキミは?」ゴゴゴ

八幡「すいません。やり直します」

平塚「全く…最近は男前になったかと思ったら、まだ性根が腐っていたとは、先生は残念でならないぞ」

八幡「……はぁ」

平塚「む?何か不満でもあるのかね」

八幡「先生。俺はもう苦労(地獄の様な)したくない。のんびりしたいんだ」

ボゴォォン

八幡「ぐはぁぁ!?」

平塚「キミは社会を舐めすぎだ」


平塚「撃滅のセカンドブリットを喰らいたくなかったら、それ以上変なことを口にしないことだ」

八幡「な…なんてパンチ力だ…」ガクッ

~~~

八幡(見学先は後で考えるか)

八幡(しかし将来はどうしようか)

八幡(息子も俺も蛇としてでなく、人として生きる事にしたが…何をすれば)
183 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:31:04.02
~部室~

八幡(あの後、葉山から依頼が来た)


八幡「……変な噂をメールで流す奴がいる、か」

葉山「ああ」

雪ノ下「クラスで何か変わったことはあったかしら?」

八幡「……職場見学とか?」

由比ヶ浜「ああそれだよ!イベント事のグループ分けは、その後の関係性にも影響あるからね」

八幡「仲間はずれにあいたくない…だから誰かを蹴落とそうと言う訳か」

雪ノ下「つまり葉山君のグループ三人の中から、犯人がいる可能性があるという事ね」

葉山「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺はアイツらの中に犯人がいるなんて思いたくない」

八幡「仲間を悪く言いたくない…か。まあ気持ちは痛いほど分かるが」

八幡「…………」

由比ヶ浜「ヒッキー…?」

八幡(俺も前世での体験あったからな…確執、裏切り)
184 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:31:56.55
~後日~

八幡(俺は『八幡』としての答えを導き出し、葉山の悩みを解決した)

葉山「おかげで丸く治まった。サンキュな」

八幡「俺は何もしてない」

葉山「俺がアイツらと組まないって言ったら驚いてたけど、これがキッカケで本当の友達成ってくれればそれで良い」

八幡「……そうか」

葉山「そういえばまだグループ決まってないよね。一緒に組まない?」

八幡「ああ。戸塚もいるが良いよな?」

葉山「勿論だ」
185 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:33:33.31
八幡「戸塚、葉山も一緒に見学に行きたいって言ってたが良いよな?」

戸塚「うんいいよ八幡!」

葉山「ありがとう。それにしてもヒキタニくん」

八幡「ん?どうした」

葉山「最近、雰囲気変わったよね」

八幡「……まあ友達は増えたな」

葉山「そっか。そういえばキミが見学に行く場所なんだけど」

葉山「自衛隊って…驚いたよ」

八幡「ああ、平塚先生にも調査票を再提出したら異様に驚かれた」

八幡「お前は行き先は自衛隊で大丈夫なのか?」

葉山「うん。実際に自衛隊目指してる訳じゃないけど…ああいう世界を見るのも良いかと思うし」
186 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/21(月) 11:35:21.90
三浦「あーしも隼人と同じところにするわ」

クラスメイト1「あ、俺も隼人と一緒にしようかな!」

クラスメイト2「私も私も!」

葉山「ははは、みんなも来るのか」

八幡(自衛隊の基地に大勢で見学か…部隊が出来上がる人数だな)

八幡(しかし、俺はなぜ自衛隊なんて選んだんだ?)

八幡(その気になれば選択肢なんていくらでもあったハズだ)

八幡(たしかに前世の俺は闘う事でしか生きられなかった…しかし…)


八幡(俺はまだ戦場に未練がある…?)


八幡(馬鹿な、そんなはずがない。俺はこんどこそ平穏に生きるんだ)

八幡(……戦友だったゼロやカズには会いたいのは事実だが)


結衣(ヒッキーどうしたんだろ?難しい顔して)
200 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:46:18.77
~数日後~

八幡(今日は同じクラスの、川崎沙希の問題を解決し任務を完了した)

八幡(今回も『八幡』としての答えを出して解決へと導いた)

八幡「眠いな…朝日が見える」

小町「ふあぁ~…あ!そうだお兄ちゃん。ちゃんと会えてたんだね」

八幡「ん、何のことだ?」

小町「ほらお菓子の人!良かったね~骨折ったおかげで、結衣さんみたいな可愛い人と知り合えて~」

八幡「!?」

八幡「な、なんだと…」

小町「お兄ちゃん?」キョトン
201 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:47:06.71
~職場見学・自衛隊基地~

大佐「本日は見学に来ていただき光栄に思う!!」ゝ

先生「ほら、みんなも敬礼だ」ゝ

クラスメイト全員「はい」ゝ

大佐「本日は安全性を考慮し、銃での訓練は行わない」

大佐「基礎訓練とハイポート、それと最後に近接格闘術を行う」

八幡(……)

八幡(由比ヶ浜が、助けたい犬の飼い主だとはな)

八幡(……帰りに由比ヶ浜とあの一件について話してみるか)

八幡(以前の俺なら由比ヶ浜と距離も置いただろう。だがこんな事で動揺してどうする)

八幡(ともかく、今は見学に集中するか)
202 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:48:14.85
~~~

大佐「では最後に近接格闘術を披露しようと思う」

大佐「さあ!来い!」

隊員「でや!!」ササッ

大佐「ふん!」ガシッ

ドサッ

隊員「くっ…!」

クラスメイト全員「おおお!!」パチパチ

八幡(CQCが自衛隊にまで伝わっていたとわな)シミジミ

大佐「さて今のは基本的な物だが、この中で私と訓練をしたい者はいるか?」

クラスメイト1「隼人、お前いってみれば?」

大岡「お、いいね。隼人行ってみなよ」

葉山「おれ?ははは、参ったな…でもせっかくだし。お願いします」

三浦「隼人ガンバー!」

葉山「お願いします」

大佐「いいか?まずは…」
203 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:48:58.20
葉山「せい!」ガシッ

大佐「そうだ。その調子」ググッ

戸部「やっべー!隼人マジパネェ」

八幡(初心者にしては中々の腕前だな)

大佐「他にも誰か訓練したい者はいるか?」

クラスメイト全員「……」

葉山「そうだ、ヒキタニ君はどうだい?」

八幡「俺が?」

結衣「そういえば前にヒッキー、格闘技を彩ちゃんに教えるとか言ってたよね」

戸塚「うん!今度教わる予定なんだ」

八幡「……まあいいけど」
204 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:50:04.30
クラスメイト1「なあ、アイツだれ?」

クラスメイト2「さあ?」

クラスメイト3「前に優美子に口喧嘩やテニスで圧倒させてた奴じゃない?」

クラスメイト4「え、アイツだっけ?」

ヒソヒソ

八幡(コイツら本当にいつになったら俺の存在を認知するんだ)

八幡(まあいい、この演習を名刺代わりにして俺の存在を認知してもらおう)

大佐「それではもう一度、基本を…」

八幡「いや、その必要はありません。CQCには自信あるんで」

大佐「ほう?ならまずは、そこの隊員達と組手してもらおうか」

~数分後~

隊員達「くっ…」ボロッ

クラスメイト「」アゼン

八幡「ぜぇぜぇ…体が重い…」

八幡(やっぱりこの体じゃ体力がすぐ無くなるな…しんどい)
205 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:50:54.41
葉山「ヒキタニ君…キミ、一体そんな技術を何処で」

八幡「昔にちょっとな」

大佐「比企谷君と言ったな?」

八幡「はい」

大佐「キミの実力には驚いた。最後に私と手合わせ願いたい」

八幡「わかりました。よろしくお願いします」

大佐(この少年、一体何処でCQCを学んだのか知らんが相当なやり手だ)

大佐(体は華奢だが、技術は達人の粋にある。下手すれば私も負ける)

大佐(ココは…少々汚いが、心理的に意表を突こう)チャキッ

八幡「!」

クラスメイト全員「!?」

隊員全員「大佐!!?何を!!」

葉山「拳銃を構えた!?」
206 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:51:43.21
大佐(彼も驚いてる。この隙に…)ススッ

八幡「……」ダダッ

ガシッ

大佐「!?」

大佐(銃を掴まれた!)

八幡「ふん!!」ガチャッ

大佐「なっ…銃を分解しただと!?」

八幡「せい!!」ヒジウチ

大佐「ぐはぁ!!」

八幡(後は俺の腕で、相手の体を1回転させて…)ブンッ

八幡「チェックメイトだ」

ドサッ

大佐「がはぁっ!!」

隊員全員「た、大佐にまで勝ちやがった…!」
207 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:53:03.25
クラスメイト1「す、すげぇ…なんだアイツ」

クラスメイト2「えーっと…名前は…」

八幡「比企谷八幡だ。いい加減クラスメイトの名前くらい覚えておけ」

八幡(これで流石にもう覚えてくれるだろう)

大佐「比企谷君。すまないなさっきは」

八幡「いえいえ」

大佐「しかし私が銃を構えてもよく冷静でいたな」

八幡「初めに言ってたじゃないですか。今日は安全を考慮して銃は扱わないって。それなら弾薬だって入ってるわけも無い」

大佐「……」

八幡「それでは、今日はありがとうございました」ゝ

大佐「……待ってくれ、話がある」

八幡「はい?」
208 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:53:48.69
~帰り~

八幡「はぁ…やっと解放された」

結衣「ヒッキー遅い!もう皆バスの中で待機してるよ!」

八幡「ああ、すまん。待っててくれたのか」

八幡(あの後、学校を卒業したら自衛隊に来てくれとせがまれて大変だった)

結衣「それにしても今日凄かったね!!私ビックリしちゃったよ」

八幡「おう。そうか」

結衣「あの訓練のおかげで、やっとみんなヒッキーの存在に気付いたみたいだし」

八幡「全くアイツらは…まあいい。それより由比ヶ浜、話があるんだ」

結衣「?」
209 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:54:47.84
八幡「この間、小町に言われてやっと思い出したよ。お前があの犬の飼い主だってな」

結衣「あっ…」

八幡「あの一件について俺は気にしちゃいない。だが聞きたい事がある」

八幡「今日まで俺と友達でいてくれたその意味をな」

結衣「……意味?」

八幡「奉仕部に入ってもクラスでまだボッチだった時から、お前は俺に優しかった」

八幡「だがそれが義理や同情からくるものなのか…気になってな」

結衣「えと…あの、ヒッキーはそれを知ってどうしたいの?」

八幡「どうもしない。どんな出会いであれ、お前が大事な友達である事には変わりない」

結衣「ヒッキー…」

八幡「ただ確かめて起きたかった」
210 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:55:26.20
結衣「べ、別に…義理とか同情で声をかけた訳じゃなくて…」

結衣「奉仕部に来るまでは、私達よく話したりとかしてなかったし…」

結衣「仲良く慣れたのは奉仕部に悩みを解決してもらって、入部したのがキッカケであって…」

八幡「……そうか。変なことを聞いてすまなかったな」

結衣「ううん!それはそうと…今更だけど、あの時はごめんね」

八幡「気にするな。ハプニングやアクシデントで出会った人間ほど後々、頼りになるもんだ」

結衣「そ、そっか…えへへへ///」

結衣「あれ?でもアクシデントで出会った人ほどって、ヒッキーってそんなに交友関係広かったっけ?」

八幡「む、昔にそういう事が合っt…じゃなくて、聞いた事があってな」
211 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:56:10.43
八幡「さて、バスに戻るか」

結衣「あ、待って」

八幡「なんだ?」

結衣「その…事故で知り合って、部活で仲良く慣れたのは良かったというか…」モジモジ

結衣「ああでも!ヒッキーが事故にあって良かったって意味じゃなくて」

八幡「……?どうした」

結衣「あ、その…サブレ助けてもらった事に感謝してるし、でもそれと友情は別だし…でもそれ以上に…」

八幡「何が言いたいんだ?」

結衣「その…ヒッキーの事…」モジモジ

結衣「~~~~!!」カァァァ

結衣「ごめん、やっぱり何でもない!」ダダッ

八幡「おい!全く…何だったんだ?」
212 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:56:46.41
~数日後・放課後~

八幡「おう由比ヶ浜」

結衣「あ、ヒ、ヒッキー」ドキッ

八幡「一緒に部室行くか」

結衣「あ…ご、ごめん!今日は用事あるんだ!」カァァ

八幡「……?今日もか」

結衣「あはははは…」

八幡「つーかお前顔赤いぞ、熱でもあるのか」

結衣「へ!?あ、ああ、うん。そんなとこ!」オドオド

結衣「それじゃ!」タタッ

八幡「……?」
213 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:58:04.06
~部室~

雪乃「あなた、由比ヶ浜さんと何かあったの?」

八幡「いや」

雪乃「何も無かったら、由比ヶ浜さんは来なくなったりしないと思うのだけれど」

八幡「……」

八幡(この間、あの質問をしたのがいけなかったのか?いやしかし…)

雪乃「どうなのかしら」

八幡「本人は風邪を引いてるって言ってたな。顔が赤かったし」

雪乃「夏風邪?でもそんなに体調が悪いなら普通は学校には来ないわよ」

八幡「う~ん…あと、気のせいか、妙にキョドってるんだよな最近」

雪乃「………………」

雪乃「まさか…ね」チラッ

八幡「なんだこっちを見て?」

雪乃「別に」
214 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 12:59:41.66
~廊下~

雪乃「あ…そういえば比企谷君。お願いがあるの」

八幡「なんだ」

雪乃「6月18日…多分、由比ヶ浜さんの誕生日なの」

八幡「アドレスにも0618と合ったな」

雪乃「ええ、だから誕生日祝いをしたいの」

八幡「なるほど」

雪乃「それで…ね、ねぇ…あの、比企谷君」オドオド

雪乃「私と付き合ってくれないかしら」

八幡「!?」

~休日~

雪乃「ごめんなさいね、休日なのにつき合わせてしまって」

小町「いえいえ!小町も結衣さんの誕生日プレゼント買いたいですし、お出掛け楽しみですし!」


八幡(あの時、不覚にも一瞬、勘違いしてしまった…)
215 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 13:00:50.83
雪乃「それじゃ行く方向を分けましょう。私はアッチの方を見るから…」

小町「せっかくなので皆で周りませんか?その方がアドバイスし合えるしお得です!」

雪乃「けれど、それだと周り切れないのではないかしら」

小町「大丈夫です!小町の見立てだとて…」

八幡「……」ジーッ

小町「おやおや?お兄ちゃん随分と熱心にエリアマップを見てるね。結衣さんの為に真剣に…」

八幡「なあ、寿司と焼肉どっちが良い?」

小町・雪乃「は?」

八幡「腹が減っては戦はできん!まずは食うぞ!」グゥゥ

雪乃「あ、アナタって人は…」

小町「ゴミィちゃん…」
216 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/26(土) 13:02:05.68
休憩します

(告知)
SS本編終了後、おまけで小ネタを書きます

お題は『もしも○○(俺ガイルキャラ)が○○(MGSキャラ)の生まれ変わりだったら』

本編で出すハズだった設定とか、あるいは未だに出そうか悩んでる設定を、最後のオマケに書いていこうと思います
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/26(土) 14:47:54.90
もう容姿がスネークにしか想像できん
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/26(土) 16:54:46.78
この八幡の私服が気になる
226 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:38:02.51
~1時間後~

八幡「もう食べられん…腹いっぱいだ」

小町「お兄ちゃん最近、本当によく食べるよね~」

八幡「ああ。しかしここの回転寿司は美味いな」

雪乃「さあ、食べたんだから早くいきましょ」

八幡「ああ」


小町(さて…機をうかがって、お兄ちゃんと雪乃さんを二人っきりに…)コソソ


八幡「何処へ行くんだ小町?」サッ

小町「反応早!?」

八幡「迷子になったらどうするんだ。こんだけ広いんだ、しっかりしてくれ」

小町(しっかりするのはお兄ちゃんの方だし~!!)
227 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:39:55.46
~数十分後~

八幡「何なんだ小町さっきから。トイレにでも行きたいのか?」

小町「ぜぇぜぇ…そ、そんな事は…って、乙女に変な言い掛かりやめてよね!」

小町(お兄ちゃんってこんなに動体視力良かったっけ~!?)

雪乃「比企谷君、いくら実の妹といえどその言い掛かりは無いと思うわ」

八幡「でもやたら落ち着きがなくてだな」

小町(参ったな…どうすればお兄ちゃんと雪乃さんのラブコメ展開を…)

小町「ん?あれは」

店員「……」ガラガラ

小町「店員さんが動かしてる台車の上にあるの物は…」

小町(よ~し!ここは前にお兄ちゃんから教わったアレを使おう!)

小町「あ!あそこのお店、プリキュアのブルーレイが半額だって!あと、パンさん人形も!!」

八幡「何!?どこだ!!」クルッ

雪乃「っ!!」クルッ


小町「あの…店員さん」ボソッ

店員「はい?」

小町「無茶なお願いをしますが……」コソソッ
228 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:42:00.81
八幡「おい小町どこにも……って、また消えた!」クルッ

八幡「……チッ!今度は完全に見失った!!」

雪乃「困ったわね………ん?」チラッ

ダンボール「」

雪乃「……?」クビカシゲ

八幡「どうした雪ノ下」

雪乃「あれ…」

八幡「っ!ダンボールじゃないか!!」

八幡「だがなぜあんな不自然な位置に……って、店員の荷物か」

八幡「……」ウズウズ

雪乃「何を疼いてるの?」

八幡「べ、別に……流石にデパートのど真ん中でダンボールに入る気はない。入りたいけど」ウズウズ

雪乃「比企谷君、やっぱりアナタの脳みそ腐ってるわ」

八幡「お前もあの中に入れば理解できるハズだ」

雪乃「理解したくないわ」

八幡「……とにかく小町を探すぞ」


ダンボール(小町)「作戦成功」

店員「あの…それ処分するので早く…」
229 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:43:03.57
ppppp

八幡「おい、皆で回ろうって提案したのはお前だろ、何処にいる」

小町『いや~買いたいの沢山あるのすっかり忘れてたよ。5時間位かかりそうだし~あとは二人で頑張って』

八幡「……何なんだアイツは」

雪乃「どうしたの?」

八幡「5時間ほど一人で野暮用があるようだ」

雪乃「付き合わせてもらってた訳だし、文句を言えた義理もないわね。あとは私達で何とかしましょ」チャリン

店員「ありがとうございましたー!」

八幡「パンさん好きなのか」

雪乃「……別にいいでしょ」

八幡「……」ジーッ

雪乃「な、何よ」

八幡「なあ、パンダって美味いと思うか?」

雪乃「あなた最低ね。おもに発想が」
230 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:44:38.22
女性客「……」ジーッ

八幡「……どうやら俺がここらにいるのは場違いのようだな」

八幡「俺は少し休憩所に」

雪乃「待ちなさい。私のセンスに任せるつもり?私は一般の女子高生と離れた価値基準を持っているのよ?」

八幡「自覚はあったんだな」

雪乃「あなたの価値基準はもっとおかしいけれど」

八幡「だからダンボールに直に入ればお前も…」

雪乃「一生理解したくないわ」

八幡「もったないことを…」

雪乃「と、ともかく…その…手伝ってもらえると助かるのだけど」

八幡「しかし店の中は入れないしな」

雪乃「はぁ、仕方ないわ。この際あまり距離を開かないようにして頂戴」
231 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:46:23.16
八幡「……それはつまり、あれか」

雪乃「あら意外と物分りが良いのね。頭の中身腐ってるから理解できないと予想してたけど」

八幡「腐ってないことが照明できたな」

雪乃「それで…その、今日一日に限り恋人の様に振舞うのを許可するわ」

八幡「凄い上から目線だな」

雪乃「何か不満でも?」

八幡「特に無い」

雪乃「え…そ、そう」キョトン

八幡(恋人の様にか…そんな振る舞い前世ではエヴァとならしたが…)

~とあるショップ~

雪乃「このエプロンはどうかしら?」

八幡「由比ヶ浜にはそれは似合わんな。アイツにはもっとフワフワしたのが良いだろ」

八幡「だがお前はそのエプロン似合っているな」

八幡「良いセンスだ」

雪乃「そ、そう。ありがとう」ドキッ


陽乃「あれ~雪乃ちゃんじゃない!!」

雪乃「姉さん…」

八幡「なに、姐さんだと…」
232 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:49:54.68
陽乃「雪乃ちゃんの姉の陽乃です!アナタのお名前は?」

八幡「比企谷です」

陽乃「比企谷君…へぇ、よろしくね」ジロジロ

八幡「……」

陽乃「それでそれで?二人はいつから付き合ってるんですか~?」ツンツン

雪乃「ただの同級生よ」

八幡「彼氏じゃないですけど」

陽乃「キミもムキになっちゃって~雪乃ちゃんを泣かしたらお姉ちゃん許さないぞ~?」ボヨンボヨン

八幡(胸が当たってる当たってる…!!)

八幡「せ、性欲を持て余す」

陽乃「あらあら元気な子ね~」

雪乃「比企谷君、下品な言葉は慎みなさい。セクハラよ」
233 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/27(日) 03:51:10.72
陽乃「それじゃ比企谷君!雪乃ちゃんの彼氏になったらお茶しようね!」

八幡「しかし強烈な姉だったな」

雪乃「姉に会った人は皆そう言う。確かにあれほど完璧な存在もいないわ。誰もがあの人を褒めさやす」

八幡「俺が言いたいのはそういう事じゃない」

雪乃「え?」

八幡「何というか…強化外骨格みたいな外面というか」

八幡「人当たりが良くて、ずっとニコニコしていて、優しく話しかけてくる…だがその完璧さ故に嘘くさい」

八幡「あれは完全に諜報員向けだな」

雪乃「……なかなか鋭い所を突いてるけど、なぜ諜報員に例えるのかしら」

八幡「お前の姉なら恐らく、闘う技術を身に付ければ一流のスパイ…トリプルクロスにだって成れる」

八幡(あのよく思考が読めない雰囲気…そうだ、オセロットに近い。見た目はエヴァっぽいが)
250 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 01:59:27.35
八幡「お、犬だ」ダキッ

サブレ「キャンキャン!」

雪乃「い、犬…」ビクビク

八幡「なんだお前、犬が苦手なのか」

雪乃「……」ガクガク

八幡「随分、懐いてくるなコイツ」

八幡(しかし猫を飼ってたり、犬に懐かれたり…前世も今もやたら動物と縁があるな)

結衣「ごめんなさーい!ウチのサブレがご迷惑を……って、ふぇ!?ヒッキーとゆきのん!?」

八幡・雪乃「何でって。別に」

八幡(……なにやら面倒な事になってきたな)
251 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:00:07.02
~次の日・部室~

結衣「え~!?じゃあ二人は付き合ってたりはしてないの!?」

八幡「そんな訳ないだろう」

雪乃「由比ヶ浜さん、私でも怒ることくらいあるのよ。大体あの男に、まとも男女交際ができるハズがないでしょ」

結衣「そ、そんな事……それに前よりも男らしくなってカッコいい…」

結衣「って私何言ってるの///ごめん、今の忘れて!あははは…」

雪乃「でも、そこらに生えてるキノコを食べたり、やたらダンボールをプッシュする男子はどう思うかしら?」

結衣「う…そ、それはキモイかな…」

雪乃「……ま、まあ男らしくなったのは認めるけど」

八幡「お前ら俺を褒めたいのか、貶したいのかどっちなんだ」

結衣「二人とも、誕生日プレゼントありがとね!」

雪乃「ええ」

結衣「えへへへ」
252 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:01:37.40
八幡「そういえば由比ヶ浜。お前、夏風邪は大丈夫なのか?」

結衣「は?」

八幡「前に風邪引いてるって言ってたじゃないか。だから部室にも来なかった。俺の記憶違いか?」

結衣「あ、えと、それはその」

八幡「それに最近、会うといつも挙動不審だし…もしお前に失礼な事をしたのなら、正直に言って欲しいんだが…」

結衣「あ、えと、いやそうじゃなくて…その」オロオロ

八幡「やっぱりこの間、事故の事に関して俺が言及したからか?」

結衣「そ、それも違うって!あの話はあの時に終わったじゃん…」

八幡「じゃあどうした?」

結衣「そ、それは…///」カァァ

結衣「~~~~」モジモジ

八幡「……」

雪乃「朴念仁」

八幡「は?なんだいきなり」

雪乃「自分で考えなさい」

八幡(前世でエヴァにも同じことを言われたな…何だってんだ)
253 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:02:38.92
~帰り道~

結衣「あ、ヒッキー待って!」

八幡「どうした」

結衣「あの…ちょっと話があって…」

八幡「ああどうした」


雪乃「ん?比企谷君と由比ヶ浜さん…」


八幡「話ってのはなんだ」

結衣「えーっとね…」

結衣「実は私…ずっと…」

八幡「ああ」

結衣「す、す、すす…すk………なの」

雪乃「っ」ビクッ

八幡「すき焼き?」

結衣「ち、違う!!ヒッキーの馬鹿!!」

八幡「なんだよそんな怒って」
254 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:04:30.33
結衣(やっぱりいきなりは……順序を踏んで)

結衣「あのね…今度一緒にデーt………したいかな」

八幡「デザート?ああ良いな!一緒に食うか」

結衣「え、へぇ!?うん///……じゃなくて」

八幡「なんだ違うのか」

結衣「デザートもいいけど……その……」

結衣「夏休みに……デー…デーt…」

八幡「?」

結衣「…デー…デー……シー…」

八幡「シー?」

結衣「しーきゅーしーを教えて」

八幡「なんだと?」

結衣「こんど彩ちゃんにも教えるって言ってた、しーきゅーしー…だっけ?私にも教えてよ」

八幡「ああ、構わないが」

八幡(しかし由比ヶ浜とCQCか…)ジーッ

結衣「……?」ボイン

八幡(……うまく加減しないとな)


雪乃(な、なんで私二人の会話をこっそり聞いてるのかしら)

雪乃(私には関係ないじゃない。帰りましょ)
255 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:06:39.73
~夏休み・公園~

八幡「ふん!ふん!ふん!!」

八幡「くっ…!!」パッ

八幡「ぜぇぜぇ…スタミナ切れるのが早すぎるぞこの体は…!」

ブー!ブー!

八幡(さっきから携帯がうるさい。集中できないじゃないか)

小町「お兄ちゃん~!」

八幡「おう。宿題は終わったのか」

小町「うん。っていうかお兄ちゃんは勉強しなくて大丈夫なの?」

八幡「宿題はもう全部終えてる。宿題以外で勉強する気にはなれない」

八幡(記憶を取り戻した時、前世で学んだ事も同時に引き継がれた)

八幡(だから勉強しなくてもテストで結果を残せる。特に英語は)

八幡「それよりもこの貧弱な体をどうにかしないと」

小町「お兄ちゃんは今なにやってるの?」

八幡「鉄棒で懸垂だ」
256 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:07:09.42
八幡「所で宿題が終わって、ここに来たという事は…CQCの特訓か?」

小町「それもいいけど、今日は千葉にいこうよ!」

八幡「千葉?なんだいきなり。まあいいけど」

小町「ストーップ!上半身裸で千葉行くのはNGだよお兄ちゃん!」

八幡「上を脱ぐのは気持ちいいが、着替えてから行くに決まってるだろ」

小町「最近のお兄ちゃんのアクティブ振りを見ると、上半身裸のまま千葉に行きそうで小町心配だよ~」

八幡「人を性犯罪者みたいに言うな」
257 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:07:53.34
~待ち合わせ場所~

平塚「さて、電話に出なかった言い訳を聞こうか」

八幡「先生…?まさかしつこく連絡をしてきてたのは先生なのか?」

平塚「ふん!!」パンチ

八幡「ぐはぁ!?」

平塚「連絡が来てるのに携帯自体みてなかったのか…全く」

結衣「ヒッキー遅い!」

小町「あ、結衣さん、雪乃さん!やっはろー!」

結衣「やっはろー!」

雪乃「やっh……こんにちは」

八幡「みんな来てたのか…」

戸塚「はちまーん!!」タタッ

八幡「やはり戸塚は癒される…いいものだな…!!」
258 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:08:25.60
~千葉村~

八幡「千葉と聞いて一体何処にいくと思ったらココか」

葉山「やあヒキタニ君」

八幡「おう。お前達も来たのか」

八幡(大方、平塚先生が内申点を餌に呼びかけてたんだろうな)

八幡「だが自然が満ち溢れている…これは良い」wktk

結衣「なんかヒッキー目が輝いてるよ…」

八幡「楽しみだ!!」

雪乃「この男が目を輝かしてるとなんだか気持ちが悪いわ。あ、元々気持ち悪かったわね」

八幡「お前はどうしても俺を貶したいんだな」
259 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:10:06.23
~オリエンテーリング~

戸部「小学生マジ若いわ~!俺らオッサンじゃね?」

三浦「ちょっと止めてくれな~い?あーしがババァみたいじゃん」

戸塚「でも小学生くらいの頃って、高校生は凄く大人に見えたな~」

小町「小町から見ても高校生は大人って感じがしますよ~」

小町「ウチの兄は最近、老けすぎ感が否めませんが~」

八幡「おい。俺はまだ17歳だぞ」

八幡(精神年齢は前世のも足すと、100歳近いが)

結衣「たしかに最近ヒッキー渋くなったよね~」

雪乃「ねぇ、あの子達は何をしてるのかしら?」

少女達「うわ~やだ~!!」

葉山「ちょっと見てこよう」

八幡「……ん?」


留美「……」ポツーン


雪乃「……はぁ」

八幡(なるほど。これは複雑だな)
260 : ◆ExcbJR30iQ :2014/07/31(木) 02:12:39.73
葉山「大丈夫、ただのアオダイショウだよ」

少女1「お兄さんすごーい!」

少女2「よく触れるね!」

少女達(このお兄さんかっこよくて優しい!)

八幡「ほう、ヘビか」シャキーン

葉山「あ、ヒキタニくん…って何でナイフを!?」

八幡「お前達はアッチ向いてろ」

ザクッ

蛇「キシャァァーー!!」

少女達・葉山「!!!?」

雪乃「あなた…何やってるの!!?」

八幡「だからアッチ向いてろと言ったのに…ヘビをキャプチャーしてるんだ」

八幡「あとは、バックの中に入れてっと…」ゴソソッ

少女達(このお兄さんキチガイだ…)ガクガク

雪乃「あなた、頭がおかしいんじゃないの?」

八幡「サバイバルではヘビを狩って食うくらい当然だ」

雪乃「別に追い詰められた境遇でもないでしょ」

留美(……変わった人)

八幡「今夜の夕飯が楽しみだ」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/31(木) 02:16:01.81
ワロタ
320 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:32:15.57
~キャンプ場・調理場~

平塚「ほう、火を起こすのに手馴れてるじゃないか比企谷。やるじゃないか」

八幡「恐縮です」

平塚「だが」

少女達「」ガクガク

少年達「すっげー!!今日はヘビも食うのかよ!!」

平塚「もうすこしニーズを弁えろ。男子はともかく、女子小学生はビビるぞ」

八幡「いやしかし小学生にサバイバルのコツを教えるのも」

平塚「とにかく、その焼いてるヘビを食うのは私とお前だけで良い」

雪乃「せ、先生は食べるんですね…」
321 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:33:16.92
平塚「間違ってもそのヘビを、カレーの具材として入れないように」

八幡「楽しみが一つ減ったな…」

結衣「ヒッキーキモイよ…」

雪乃「もはや生理的に無理だわ、ヘビガヤ君」

八幡「お前なんで俺のコードネームを…」

雪乃・結衣「?」

八幡「あ……そ、それよりだな!家カレーだと、家によって個性が出るじゃないか」

八幡「だから俺がカレーの中にヘビを入れるという選択肢は間違ってない筈だ!」

小町「お兄ちゃん、ウチのカレーにヘビが入ってた記憶なんて無い様な…」

八幡「それじゃこれからは入れるか!」

小町「家から追い出すよごみぃちゃん」

八幡「世知辛い世の中だ…」
322 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:35:13.78
~~~

葉山「カレーは好き?」

留美「……」

少女達「」ヒソヒソ

留美「…別に、カレーに興味ないし」テクテク

葉山「………よし、カレーに隠し味入れようか。何か入れたい物ある人!」

少女達「はーい!はーい!」ノ

結衣「はーい!私はフルーツがいいと思う!桃とか!」ノ

八幡「馬鹿かアイツは。想像しただけで吐きそうだ」ガツガツ

留美「本当、馬鹿ばっか」

八幡「む?ああ、しかし桃が良くてなぜヘビをカレーに入れてはいけないんだ!」

留美「……」

雪乃「アナタはある意味一番馬鹿…いえキチガイだと思うけれど?」
323 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:35:55.63
八幡「キチガイとは言ってくれるじゃないか。なあ雪ノ下、お前もヘビを食え。ほら一本やる」スッ

雪乃「訴えるわよ?」

八幡「文明社会から人類の原点、野生に立ち返ることも大事だ」

雪乃「そんな事を堂々と言えるのはアナタくらいね。呆れるのを通り越して軽蔑するわ」

八幡「文明社会に馴染みすぎた代償…哀しいな」

留美「名前」

八幡「ん、名前がなんだ」

留美「名前!普通は今のでわかるでしょ?」

雪乃「人の名前を知りたくば、まずは自分から名乗りなさい」

留美「……鶴見留美」

雪乃「私は雪ノ下雪乃。そこのは…キチガヤくんよ」

八幡「哀しいな本当」ムシャムシャ
324 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:37:30.94
八幡「俺は比企谷八幡。んで今来たコイツは比ヶ浜結衣だ」

結衣「ヨロシクね!」

留美「なんかソッチの二人は違う感じがする。あの辺の人達と。私も違うの、あの辺と」

雪乃「そこの野蛮人と一緒にしないで欲しいのだけれど」

結衣「ヒッキーが明らかに雰囲気違うの分かるけど…他の人は何が違うの?」

留美「みんなガキなんだもん。だから別に一人で良いかなって」

結衣「でも小学生時代の思い出とかは大事だよ?」

留美「思い出とかいらない。中学に入れば、よその人と友達に成ればいいし」

雪乃「残念だけど、そうはならないわ」

留美「え……」

雪乃「アナタを仲間はずれにしてる子達が、今度は違う学校の子達と結託して同じ事が起きるわ」

留美「………」
325 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:39:20.09
留美「誰かをハブるのは何回かあって…けどそのうち終わって、また話したりする」

留美「そしたら今度は私がそうなった。別に何かした訳じゃないのに」

八幡「……環境が変わることで良い事も悪い事も起きる。子供でいようと大人になろうと悩むことはある」

八幡「そして昨日までの仲間が敵になる…信じていた物が簡単に崩壊する」

――――

『俺はもうアンタとは縁を切る』

『スネーク!待ってくれ…私は…』

『恐るべき子供達計画…よくもこんな計画を立てたもんだ』

『……』

~PW・ジーク戦後~

『パスが言っていたサイファーとは“空”の意味の暗号。もう一つの意味は』

『………ゼロ』 

~ザンジバーランド蜂起~

『ビッグボス!ソリッドスネークが潜入してきました』

『スネーク。やはり来たか』

『それとボス…言い辛いのですが。ミラーさんは…』

『わかっている。今回は敵同士だ』

『カズ…』

―――

留美「八幡も辛い事いっぱい経験したの?」

八幡「……それなりに」
326 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:40:34.51
留美「……」

八幡「俺の事は良い。それよりほら、蛇の串刺し一本やる」

留美「いらない」

八幡「そういうな。食ってみろ」スッ

留美「……」

結衣「ちょっヒッキー!!?」

雪乃「ちょっと!その男の言う事を真に受けてわ…」

留美「……意外とおいしいかも」ムシャムシャ

八幡「だろ?」b

結衣・雪乃「!?」
327 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:41:34.55
~夕食~

八幡「美味過ぎる!!!」

雪乃「この食事に対する執着…こっちが食欲失せて気持ち悪いわ」

八幡「もっと食わせろ!」

結衣「あははは、もうヒッキー食べ過ぎだって!」

八幡「なんだ、もうカレーはないのか…」ガクッ

小町「小町も呆れちゃうよ~お兄ちゃん何杯御代わりしてるんだよ」

平塚「もう食べ終えたか?なら議題に入るが、君達はその孤立してしまってる少女をどうしたい」

葉山「俺は可能な範囲で何とかしてあげたい」

雪乃「可能な範囲…でね。アナタには無理よ」

葉山「……っ」

平塚「雪ノ下、キミはどうなんだ?」

雪乃「彼女が助けを求めるなら、あらゆる手段を持って解決に努めます」
328 : ◆ExcbJR30iQ :2014/08/04(月) 04:43:09.96
平塚「……で、少女本人は助けを求めてはいるのかね?」

雪乃「それは…」

結衣「ゆきのん…留美ちゃん言いたくても言えないんじゃないかな?」

雪乃「……」

結衣「留美ちゃん言ってたじゃん、自分も同じことしてたって。だから自分だけ助けてもらうのは許せないんじゃないかな」

全員「……」

八幡「仲間はずれしてきた者への罪悪感や責任感か…それが自らの人間関係を事更に悪化させている」

八幡(彼女はまだ若い。あんなか弱い娘に辛い思いはさせたくないな)

八幡(ボッチだったころの知恵を活かして、彼女を救えないものか)

八幡(あるいは前世、軍人として培ってきた経験を活かして何か出来ないか…)
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/04(月) 08:26:57.83
スネーク流解決術も見てみたいものだな
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/08/04(月) 10:13:27.34
麻酔銃とCQCによる拘束後、フルトンで回収して仲間(強制)になれば言うこと(強制)聞いてくれんじゃないか?
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/04(月) 10:53:12.24
意識不明のまま次々空に打ち上がって行く女子小学生とか完全に事件
このシリーズ:

スネーク「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」【前編】


スネーク「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」【後編】




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時系列的にMGS4でBIGBOSSが亡くなって17年後って事はこのssの年代は相当進んでると見た。


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