海未「惨劇の館」【前編・ホラー注意】

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:16:44.95
バァン!

花陽「た、大変です!!」

穂乃果「花陽ちゃん?」

凛「そんなに慌ててどうしたの?」

花陽「え、えっと……その……と、とにかくこれを見てください!!」

希「携帯電話がどうかしたん?」

花陽「け、携帯ではなく……これです!」

真姫「メール……?」

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:17:33.17
From:Unknown
Subject:なし
本文
アルパカは死ぬ


真姫「…………」

にこ「…………」

絵里「…………」

凛「た、大変だにゃ!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:18:07.07
花陽「一体どうしたらいいんでしょうか……」

真姫「他っておきなさい」

花陽「ええ!? でもこのままじゃアルパカが死んじゃいます!」

にこ「あんたねぇ……こんなのどうみたって悪戯に決まってるでしょ!」

花陽「で、でもぉ……」

にこ「でもも何もないわよ。無視しなさい無視」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:18:35.21
穂乃果「ううん、これは一大事だよ!」

ことり「そうだよ! アルパカさんが死んじゃったら悲しいもん!」

にこ「だからそれが嘘だって言ってんのよ!」

凛「にこちゃんの言うことは当てにならないにゃー」

にこ「なんですって!?」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:19:01.43
海未「……ですが、アルパカの件は冗談だとしても、花陽にこのメールが届いたことは問題ですね」

絵里「そうね、悪戯にしては笑えないもの。悪質な嫌がらせかもしれないわ」

希「最近はストーカー被害も増えとるし……気をつけないとね」

花陽「す、ストーカー!?」

希「あくまでも例えや。怖がる必要はないよ」

絵里「でも用心に越したことはないわ。なるべく一人で帰らないようにしなさい」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:19:29.01
凛「花陽ちんは凛と帰るから大丈夫にゃー」ギュ

花陽「り、凛ちゃん……」

真姫「……私も一緒に帰ってあげるから安心しなさい」

花陽「真姫ちゃんも……」

花陽「……二人とも、ありがとう」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:19:55.54
にこ「全く……あんな悪戯メールだけで大騒ぎしすぎよ」

絵里「そう言わないの。何かあってからじゃ遅いでしょ?」

にこ「そりゃそうだけど……」

希「まあまあ、三人で仲良く帰るだけなんやしええことやん」

絵里「それとも、にこもあの中に交ざりたかった?」

にこ「なっ、なんでそうなるのよ!」

絵里「冗談よ、冗談」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:20:23.93
穂乃果「ねえねえ、海未ちゃん」

ことり「ちょっと相談があるんだけど……」

海未「却下です」

穂乃果「ええ!? なんで!?」

海未「どうせ、夜に学校に来てアルパカを守ろう、なんて言い出すつもりでしょう?」

穂乃果「う……」

ことり「あはは……」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:21:04.60
海未「いいですか、あのメールはにこが言っているようにほぼ確実に悪戯メールです。行っても徒労に終わるだけとすよ」

海未「それに私達は生徒会役員です」

海未「その三人が夜の学校に忍び込んだなんてばれたら他の生徒への示しがつきません」

海未「また、もし仮に本当に犯人がアルパカを殺しにやってきたとしましょう」

海未「その時どうするつもりですか? 凶器を持った犯人と戦うつもりですか?」

穂乃果「う……」

ことり「無理……かな……」

海未「解ったのであれば、おとなしく帰りますよ」

穂乃果「……海未ちゃんの意地悪」

海未「……何か言いましたか?」ニコッ

穂乃果「な、なんにも言ってないよ?」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:21:30.42
絵里「ほら、暗くならないうちに帰るわよ」

凛「花陽ちん、真姫ちゃん! ラーメン食べに行こう!」

花陽「い、今からは……ちょっと……」

真姫「無理に決まってるでしょ!」

希「ふふ、楽しそうやなぁ」

にこ「お子様なだけよ」

真姫「にこちゃんに言われたくないわ」

にこ「なんですって!?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:22:11.23
穂乃果「ねえねえ、穂乃果達もどこかーー」

海未「却下です。太りますよ」

ことり「海未ちゃん……駄目……なの?」ウルウル

海未「うっ……」

穂乃果「いいでしょ? 海未ちゃん!」

ことり「海未ちゃん!」

海未「…………き、今日だけですからね」

穂乃果「やったー!」

ことり「やったね、穂乃果ちゃん!」

海未「……食べたらすぐに帰りますからね?」

穂乃果・ことり「「はーい」」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:22:41.08
ーーーー次の日

穂乃果「いやー、美味しかったね、昨日のパフェ」

ことり「うん、チョコレートがとっても甘くてふわふわしちゃった」

海未「……すぐに帰ると言ったのに、なんだかんだで二時間以上いましたね」

ことり「……ごめんね、海未ちゃん……嫌だった……?」

海未「い、いえ、嫌というわけではありませんが……」

穂乃果「そうだよね! 海未ちゃんも顔を真っ赤にして楽しそうだったもん!」

海未「わ、忘れてください///」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:23:10.47
ガヤガヤ

穂乃果「うん……?なんだか学校の方が騒がしくない?」

ことり「本当だ、何かあったのかな?」

海未「行ってみましょう」

タッタッタッ

穂乃果「……あそこだ、人が沢山いるよ」

海未「……アルパカ小屋?」

ことり「も、もしかして……!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:23:40.84
絵里「皆、教室に戻りなさい!」

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「穂乃果?」

穂乃果「一体何があったの?」

絵里「それは……」

チラッ

穂乃果「っ!?」

ことり「ひっ!?」

海未「……っ」

絵里「アルパカが……殺されたわ」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:24:12.84
穂乃果「そ、そんな……」

絵里「話は後よ。今は、皆を教室に誘導して」

穂乃果「う、うん……」

ことり「な、なんで……こんな酷いこと」ポロポロ

海未「悪質すぎます……!」



ーーー
ーー
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:24:38.71
ーーーー部室

絵里「……皆も聞いてると思うけど、アルパカが殺されたわ」

花陽「そんな……」

穂乃果「やっぱり、夜に来るべきだったんだ……」

絵里「いいえ、昨日海未も言ってたと思うけれど、そんなことをしたら穂乃果まで殺されていたわよ」

ことり「どうして……こんなことができるの……?」

花陽「ことりちゃん……」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:25:08.71
ことり「アルパカさんには、なんの罪もないのに」

ことり「それなのに……どうして……」ポロポロ

海未「…………」

凛「…………」

絵里「…………」

にこ「あーもう、やめやめ!」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:25:43.40
にこ「確かにアルパカのことは可哀想だけど、悲しんでいる暇なんてないわよ!」

にこ「次のラブライブ予選に向けて、にこ達は練習しないと」

花陽「なんで……そんな……」

希「……にこっちも、本当は辛いんや」

花陽「え……?」

希「でも、誰かが言わなければいけないこと。そうしないと、皆が先に進めないから」

絵里「……にこの言うとおりよ。皆、辛いと思うけど、気持ちを切り替えましょう」
20 :>>18サンクス :2014/06/08(日) 00:27:09.30
絵里「今週末から真姫の別荘に行って、トレーニングや新曲の調整をするわ」

絵里「真姫、いつもありがとう」

真姫「……別に、たいしたことじゃないわ」

穂乃果「そうだ、その合宿のことなんだけど」

海未「どうかしたのですか?」

穂乃果「うん、雪穂もくるって」

海未「……え?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:27:38.15
海未「ど、どうしてですか?」

穂乃果「来たいって言うから?」

海未「あ、貴女という人は……!」

絵里「えっと……言いにくいんだけど、亜里沙も……」

海未「絵里まで!?」

絵里「どうしても断れなくって……」

にこ「あんた達ねぇ……遊びに行くんじゃないのよ!?」

ことり「あはは……」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:28:18.08
花陽「えっと、ということは11人で……?」

凛「賑やかで楽しそうだね!」

穂乃果「バーベキューやろうよ! バーベキュー!」

希「ええな、お肉たくさん持ってこか!」

真姫「ちゃんと片付けなさいよ?」

ことり「じゃあ、ことりもチーズケーキを……」

にこ「却下」

海未「却下です」

凛「却下にゃー」

ことり「酷い!?」

絵里「まあ、ずっと練習ばかりじゃ息も詰まっちゃうし、適度に息抜きしながら楽しみましょう」

穂乃果「そうだね、今からワクワクが止まらないよ!」



ーーー
ーー
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:29:00.94
ーーーー夜

プルルルルルル

ガチャ

海未「こんばんは、絵里」

絵里『こんばんは。どうかしたの?』

海未「いえ……その、大丈夫かなと」

絵里『心配してくれたの? 大丈夫よ、ありがとう』

絵里『……皆明るく振舞ってたけど、やっぱり簡単には事件のことは忘れられないわよね』

海未「はい……今度の合宿が、いい気分転換になればいいのですが」

絵里『そうね、こんな調子でラブライブにでても、絶対に勝ち残れないもの』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/08(日) 00:29:42.08
絵里『そうだ、亜里沙が合宿をとっても楽しみにしていたわ』

海未「亜里沙が……ですか?」

絵里『ええ、海未さんに会える、なんてはしゃいじゃって』

絵里『モテモテで羨ましいわね』

海未「え、絵里……? ちょっと怒っていませんか?」

絵里『別に? 可愛い妹が後輩に懐いてるからって怒ったりしないわよ』

海未「あはは……」

絵里『あら、亜里沙が呼んでるみたい。それじゃあ切るわ。お休みなさい、海未』

海未「はい、お休みなさい」

プツン

プープー
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:19:26.23
ーーーー合宿一日目

穂乃果「待ち合わせ場所が港だったからおかしいなって思ってたけど……」

ことり「もしかして……船に乗っていくの?」

真姫「当たり前じゃない、無人島に行くのに歩いていけるわけないでしょ?」

花陽「む、無人島……?」

真姫「ええ、こないだは山だったから、今回は島にしようと思ってね」

にこ「ぐぬぬぬ……」

凛「スケールが違いすぎるにゃ……」

海未「真姫にはお世話になりっぱなしですね」
33 :>>28ある :2014/06/15(日) 01:20:24.91
穂乃果「海未ちゃんは驚かないの?」

海未「はい、事前に真姫から無人島で合宿をするということは聞いていましたので」

穂乃果「ええー!? ずるい!」

海未「ずるくありません。一体誰が合宿の予定や練習メニューを作っていると思っているんですか!」

穂乃果「そ、それは……えへへ」

真姫「ちなみに、絵里と希も知ってるわよ」

にこ「なんですって!?」

凛「なんだかずるいよ!」

花陽「で、でも、それで予定とかを立ててくれるから、私たちが慌てずに練習できるんだし……」

穂乃果「それはそうだけど……」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:21:15.85
ことり「……あれ? 穂乃果ちゃん、雪穂ちゃんは?」

穂乃果「ああ、そうだった! 聞いてよ! 雪穂ったら酷いんだよ!?」

凛「何かあったの?」

穂乃果「それがねーー」

「海未さーん!」タタタタ

海未「え?」

ギュッ

亜里沙「えへへ、おはようございます、海未さん」

海未「あ、亜里沙!?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:21:47.85
雪穂「ちょっ、待ってよ亜里沙!」

穂乃果「あー! 雪穂、なんで穂乃果と一緒に来なかったの!?」

雪穂「えー、お姉ちゃん起きるの遅かったし、絶対道に迷うじゃん」

穂乃果「う……き、今日は迷わなかったもん」

雪穂「それは海未さんとことりさんが迎えに来てくれたからでしょ?」

穂乃果「そ、そうだけど……」

雪穂「いつも二人に頼ってばっかりじゃ駄目だよ」

穂乃果「……はい」

凛「穂乃果ちゃん、お姉ちゃんなのに叱られてるね」

にこ「全く、だらしないったらありゃしないわ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:22:19.48
絵里「皆、お待たせ」

希「まさかウチらが最後とはね」

穂乃果「あー! 絵里ちゃんと希ちゃんおそーい!」

真姫「いつも遅れて来る人が何言ってんのよ」

雪穂「……姉がご迷惑をおかけしています」

ことり「べ、別にそんなことないよ?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:22:55.92
絵里「ねえ海未、その荷物は?」

海未「はぁ、普通ですが」

絵里「……今から行くのは島よ?」

海未「もちろん解っていますよ。無人島にある未開の山。ワクワクが止まりませんね!」

凛「凛はもう行かないからね」

海未「何を言っているんですか、練習メニューの一つですよ! そんな甘えた発言は許されません!」

凛「そんな!? もうあんな目にあうのは嫌だにゃ!」

にこ「あんたらいつまでも漫才やってんじゃないわ!揃ったならさっさと行くわよ!」

絵里「そうね。ほら、皆、船に乗り込んで」

絵里「楽しい合宿の始まりよ!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:23:47.53
ーーーー別荘

花陽「わぁ……」

ことり「凄い……」

絵里「ハラショー……」

真姫「何驚いてんのよ、さっさと中に入るわよ」

穂乃果「いやいや、だってこんなに大きいんだよ!?」

穂乃果「真姫ちゃんは驚かないの!?」

真姫「いや、私の家の別荘だし……」

真姫「さっさと入るわよ」

ギィィィィィ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:24:17.50
凛「扉から変な音が!」

穂乃果「なんだか古いお屋敷みたい!」

亜里沙「中もすっごく大きいですね、海未さん」

海未「そうですね、まさかここまで凄いとは想像していませんでした」

にこ「……ふん、なによ、少し大きいからって」

希「まあまあ、そう言わんの。部屋の場所はもう決まっとるん?」

真姫「まだよ。適当に部屋の鍵渡すから、皆こっちに集まって」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:24:49.74
穂乃果「ねぇねぇ真姫ちゃん! あれないの、あれ! ジャラジャラしてる奴!」

真姫「ジャラジャラ……? ああ、もしかして鍵束のこと? 今はないわよ」

穂乃果「えー、なんでー!」

凛「そうだよ! 一度は見てみたかったのに!」

真姫「しょうがないでしょ、予備の鍵もマスターキーも今は修理に出してるんだから」

真姫「もし部屋の鍵を失くしたら、廊下で寝てもらうからね」

凛「ま、真姫ちゃんが怖いにゃ……」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:25:26.92
絵里「鍵を貰ったら、一度部屋に行って荷物を置いてきて。その後ラウンジに集まりましょう」

真姫「そうね……にこちゃん」

にこ「なによ」

真姫「はい、部屋の鍵」

にこ「……ふん」パシッ

花陽「にこちゃん、機嫌悪いのかな?」

凛「ただ嫉妬してるだけにゃー」

にこ「そこ! 聞こえてるわよ!」

真姫「……全く。はい、次の人、早く取りにきなさいよ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:26:01.39
バタン

穂乃果「うわー! 見て見て雪穂、凄く広いよ! ホテルみたい!」

雪穂「もー……お姉ちゃん、恥ずかしいからあんまりはしゃがない」

穂乃果「むぅ、なんで雪穂はそんなに落ち着いていられるの?」

雪穂「いや、十分驚いてるけど。真姫さんて凄いお金持ちなんだね」

穂乃果「うん、そうなんだよ。どこにでも別荘持ってるし」

雪穂「……ていうか、お姉ちゃんの部屋隣でしょ、何くつろごうとしてんのよ」

穂乃果「あれ、そうだったっけ、あはは」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:26:48.55
凛「花陽ちん、凄いよ! この部屋ベランダがあるよ!」

花陽「り、凛ちゃん、そんなに身を乗り出したら危ないよ」

凛「平気平気! 全部の部屋にベランダがあるから、これなら違う部屋にいても花陽ちんとお話できるね!」

花陽「うん……そうだね。えへへ、こういうのも楽しそう」

凛「……でもベランダは距離がありすぎて飛び移れそうにないね」

凛「これじゃあ花陽ちんの部屋に忍び込めないにゃー」

花陽「……危ないことはしないでね?」

凛「解ってるよー」

凛「というか、なんでこんな崖の上にお家を立てたんだろ?」

花陽「うーん……真姫ちゃんに聞いてみるとか?」

凛「そうだね、後で真姫ちゃんに聞こっと」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:27:45.83
ことり「……海未ちゃん、その鞄には何が入ってるの?」

海未「鞄の中身ですか?水、食事、ウェットティッシュ、ごみ袋、ロープ、耳栓、アイマスク、筆記具、マスク、地図、保険証、ナイフ、帽子、服、着替え、防寒具、雨具、タオル、ヘッドランプ、軍手、携帯酸素ーー」

ことり「す、ストップ! もう解ったから!」

ことり「海未ちゃんは本当に山が好きなんだね……」

海未「はい、大好きです! 今回の山も楽しみで仕方ありません!」

ことり「え……登る……の?」

海未「もちろんです! ちゃんとスケジュールも組んであるので安心してくださいね」

ことり「あ、あはは……」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:28:29.30
希「なあ、えりち、本当に大丈夫?」

絵里「? なんのこと?」

希「……あの事件や。皆の手前、平気そうにしとるけど、本当はかなりショックなんやろ?」

絵里「……ありがとう、でも私なら大丈夫よ」

絵里「私たちには、立ち止まってる時間なんてないんだから」

希「…………」

絵里「ほら、湿っぽい話はなしよ。今は合宿を楽しみましょう」

希「……そうやな。せっかくやし、おもいっきり羽目を外すとしよか」

絵里「その調子よ。さあ、準備も終わったし、ラウンジに向かうわよ」

絵里「……あれ?亜里沙の姿が見えないんだけど?」

希「ああ、亜里沙ちゃんならさっき、海未ちゃんの部屋に行ってきます、って出てったよ」

絵里「…………そう」

希「げ、元気だしてや」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:29:01.85
ーーーーラウンジ

絵里「それじゃあ皆集まったみたいだし、今日の練習メニューを発表する……って言いたい所なんだけど」

穂乃果「? どうかしたの?」

絵里「今日は練習を無しにして、皆好きなだけ遊びましょう」

穂乃果「本当!?」

絵里「ええ、本当よ。ただし、明日からはハードスケジュールになるからちゃんと覚悟しておくのよ」

絵里「そういうことで、皆もいい?」

にこ「……ま、いいんじゃない」

希「たまには羽のばさんといかんしなぁ」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:29:39.25
穂乃果「そうと決まったら泳ごう!」

穂乃果「真姫ちゃん、海にいこうよ海に!」

真姫「……今は冬よ。外で泳いだら風邪ひくに決まってるわ」

穂乃果「そ、そういえばそうだった……」

にこ「季節くらい覚えておきなさいよ!」

穂乃果「あはは、ごめんね……でも、それならなにしよう」

にこ「しょうがないわねぇ、それならにこと一緒にアイドルの極意の研究を……」

穂乃果「それはいいや」

真姫「意味わかんない」

にこ「なんでよ!?」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:30:15.90
ことり「凛ちゃんは何をするの?」

凛「うーん、凛はねー」

海未「ことり、凛、ちょっとよろしいですか?」

ことり「よくないかなぁ」

凛「絶対に嫌だにゃ」

海未「な、何故ですか!?」

ことり「だって……ねぇ?」

凛「山登りしようって言うに決まってるもん」

海未「それの何が悪いんですか!」

凛「凛は前回それで酷い目にあってるんだよ!絶対に行かないにゃ!」

ことり「こ、ことりも……遠慮しておきたい……かな、あはは」

海未「そ、そんな……」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:30:42.83
海未「私は……一体なんのために……」

亜里沙「海未さん」

海未「亜里沙……」

亜里沙「元気だしてください、私が一緒に登りますから!」

海未「本当ですか……?」

亜里沙「はい! 雪穂も一緒に!」

雪穂「わ、私も!?」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:31:22.90
雪穂「待ってよ亜里沙、どうして私まで」

亜里沙「特に予定もないし、いいでしょ?」

雪穂「いや、確かに予定はないけどさ……」

海未「……亜里沙、雪穂。あなた達の熱い思い、確かに受け取りました」

雪穂「えー……勝手に受け取られても……」

海未「さあ、行きますよ! 山頂アタックです!」

亜里沙「はい!」

雪穂「そんなぁ」



絵里「……海未、ちょっといいかしら?」ニコニコ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:31:56.82
穂乃果「あれ、ことりちゃん、海未ちゃんは?」

ことり「えーと、絵里ちゃんにどっかに連れていかれちゃった」

花陽「絵里ちゃん、笑顔だったけどとっても怖かったね……」

凛「自業自得だにゃ!」

希「それより、何をするのか決まったの?」

穂乃果「それなんだけどさ、せっかく無人島に来たんだから探検しようよ!」

真姫「探検って、道もほとんど舗装されてないし、危ないわよ」

穂乃果「少しだけだから大丈夫だって! それとも真姫ちゃん、怖いの?」

真姫「はぁ!? 怖いわけないでしょ!」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:32:25.19
穂乃果「それじゃあ決まりだね!皆行くよ!」

真姫「うぇっ!?」

凛「面白そうだにゃー! 花陽ちんも行こう!」

花陽「あ、危ないことは駄目だよ……」

凛「大丈夫だよ、ほら、立って!」

花陽「だ、誰か助けてー!」

穂乃果「ほら、雪穂も」

雪穂「わ、私はいいよ」

希「じゃあうちもついていこうかな。にこっちはどうするん?」

にこ「あんた達だけじゃ不安だし、にこもいくわよ。下手に怪我されちゃあ困るからね」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:33:24.09
ドタドタドタ

亜里沙「皆さん、とっても元気ですね」

ことり「そうだねぇ」

雪穂「ことりさんは皆と一緒に行かないんですか?」

ことり「うーん……ちょっとゆっくりしたかったし、海未ちゃんを一人にしちゃったら可哀想かなって」

亜里沙「私がいるから大丈夫です」

ことり「……えーと」

雪穂「亜里沙……今のはちょっと」

亜里沙「え? あ、そういう意味じゃないんです。ただ、疲れているのなら海未さんのことは心配しないでってことで……」

ことり「あはは、別にいいよ」

ことり「亜里沙ちゃんは本当に海未ちゃんのことが好きなんだね」

亜里沙「そ、それは……///」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:33:59.75
ガチャ

海未 フラッ

ことり「う、海未ちゃん?」

亜里沙「どうかしたんですか?」

海未「……絵里にたくさん怒られました」

海未「私はただ山頂アタックがしたかっただけなのに……」

絵里「そんな危険なことに亜里沙を巻き込まないの」

ことり「絵里ちゃん」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:34:35.23
絵里「全く、鞄の中にあんなに詰め込んでたなんて……ってあら、皆は?」

亜里沙「皆なら探検に行くってでて行ったよ」

絵里「そう……それじゃあ皆も遊んできなさい」

亜里沙「お姉ちゃんはどうするの?」

絵里「ちょっとやることがあるから……一緒に遊べなくてごめんね?」

亜里沙「はーい。じゃあ海未さん、行きましょう」

海未「すいません、私も少しやることがありますので」

亜里沙「むぅ……」

雪穂「じゃあ私たちも遊びに行ってきますね。亜里沙、行こう」

亜里沙「はーい、それじゃあ海未さん、また後で」

海未「はい、二人とも、気をつけてくださいね」

バタン
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:35:08.87
絵里「さて……海未、ことり、あなた達も遊んできていいのよ?」

海未「……そうやって一人でなんでもしようとするのは、絵里の悪い癖ですよ」

ことり「そうだよ、一人でやるより、皆でやった方が楽しいし、早いよ?」

絵里「……二人とも、ありがとう」

絵里「それじゃあお手伝い頼むわね」

絵里「皆が帰ってくるまでに、頑張らないと」



ーーー
ーー
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:35:48.01
穂乃果「いやー、楽しかったね!」

真姫「……あれだけ走り回ってどうして元気でいられるのよ」

にこ「あれ~? もしかして真姫ちゃんバテちゃったの~?」

真姫「はしゃぎすぎて途中で倒れた人が何言ってんのよ」

にこ「あ、あれはちょっとつまずいて転んだだけよ!」

希「にこっちもまだまだ子供やからね」

にこ「あんただってノリノリに走り回ってたじゃないの!」

凛「……ん? なんだかいい匂いがしてきたにゃ!」

花陽「本当だ……それに、お米の匂いも……!」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:36:16.53
ジュゥゥゥゥ

海未「おや、いいタイミングですね」

ことり「ちょっと待っててね、皆の分のご飯つけちゃうから」

希「ふふ、やっぱり皆集まったらバーベキューが一番やな」

穂乃果「あれ、でもこの準備って……」

花陽「私たちがいない間に、やってくれてたんですか?」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:36:50.65
絵里「そんなことは気にしなくていいわよ」

穂乃果「で、でも!」

絵里「皆いつも頑張ってるんだから、そのご褒美よ」

絵里「それに、あんまり気にされるよりも、皆が笑顔で食べてくれたほうが嬉しいわ」

にこ「絵里……」

絵里「さ、焦げないうちに食べるわよ。早くしないと誰かさんに全部食べられちゃうかもね」チラッ

希「ちょ、なんでうちの方見るんや!」

絵里「なんでもないわよ、ふふ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:37:39.58
凛「ねぇねぇ、このお肉美味しいよ! 」モグモグ

花陽「り、凛ちゃん、あんまり早く食べすぎるのは……」

凛「大丈夫だよ、ほら花陽ちんちんももっと……あふっ!?」

花陽「り、凛ちゃん!?」

凛「ふぁ、ふぁふぅいほぉぅ」モゴモゴ

花陽「の、飲み物……飲み物を……!」

海未「凛、これを」

凛 ゴクゴク

凛「……ふはぁ……熱かったにゃぁ……」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:38:06.66
海未「全く……いくら美味しいからといって、調子に乗っていると火傷しますよ」

凛「うう、ごめんなさい……」

海未「次からは気をつけてくださいね。はい、花陽にも飲み物を」

花陽「あ、ありがとうございます」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:38:45.94
ことり「あれ、真姫ちゃんどうしたの?」

真姫「……別に、ちょっと休憩よ」

にこ「とかなんとかいって、本当は輪の中に入りにくいんでしょ?」

真姫「なにしに来たのよ」

にこ「可愛い後輩の様子が気になって見に来てあげたのよ」

真姫「…………」

にこ「ほら、あんたの分よ」

真姫「え?」

にこ「せっかくの皆での食事なんだから、そんなしかめっ面してんじゃないわよ」

真姫「……ありがとう」

にこ「ふふっ」

真姫「な、なによ!」

にこ「素直にお礼言うなんて、可愛い所もあるじゃない」

真姫「…………意味わかんない」ボソッ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:39:12.85
絵里「…………」

希「何黄昏とるん?」

絵里「……こうやって皆で楽しく過ごすなんて、μ'sに入る前には考えられなかった、なんてね」

希「今日のえりち、なんだか感慨に耽ってばっかりとちゃう?」

絵里「……そうね。あんまりにも楽しいから、この時間が終わって欲しくないって思っちゃうの」

絵里「皆で過ごせる時間は、もうそんなに長くないんだから……」

希「…………」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:40:38.88
ガシッ

絵里「えっ?」

希「そ~れわしわしわしぃ!」

絵里「なっ!? ちょ、やめっ!」

希「楽しいバーベキュー中に悲しい顔をしてる悪い子はお仕置きやで!」

絵里「……やっ……っぁ……はぁ……はぁ……」

絵里「……もう、いきなりやられたらびっくりするでしょ」

希「あはは、堪忍な」

希「でも、ちょっとは元気でたやろ?」

絵里「……ええ、そうね。いつもありがとう」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:41:17.31
穂乃果「いやー、食べた食べた、ことりちゃん、デザート!」

雪穂「お姉ちゃんまだ食べる気なの?」

穂乃果「デザートは別腹っていうからね」

ことり「はーい、今用意するね」コトン

花陽「これは……ショートケーキ?」

ことり「うん……皆がチーズケーキは却下っていうから……」

海未「…………」

真姫「…………」

絵里「…………」

亜里沙「????」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:41:55.25
花陽「で、でも、ことりちゃんのケーキは美味しいから、とっても楽しみです」

ことり「……えへへ、ありがとう、花陽ちゃん」

ことり「美味しく食べてね?」

花陽「はい!」


トメーラレナイコドークナヘブン


花陽「あ、すみません、メールが……」パカッ



花陽「…………え?」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:42:41.71
From:Unknown
Subject:一人目
本文
小泉花陽は死ぬ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/15(日) 01:44:13.57
乙 誰か花陽を助けてくれ…
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:04:15.64
花陽「ひっ……!?」

ことり「花陽ちゃん? どうしたの?」

花陽「あ……あ……」

希「メールがどうかしたん?」

花陽「ど、どうして……」

にこ「あーもう焦れったいわね! 見せなさいよ!」

バシッ

にこ「どうせ新種のお米が出たとかそんなんーー」

にこ「…………なによ、これ」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:04:52.38
海未「にこ? 何が書いてあったのですか?」

にこ「…………これよ」

コトッ

絵里「これは……!」

ことり「…………っ」

穂乃果「あの時の……」

希「予告メール……やな」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:05:57.54
凛「大変だよ……花陽ちんが死んじゃう!」

花陽「ひっ!?」

にこ「落ち着きなさい! こんなの悪戯に決まってるでしょ!」

凛「どうしてこれが悪戯だって思うの!? 花陽ちんが危ないんだよ!?」

にこ「どうみたって悪戯じゃない! 殺人予告? 馬鹿馬鹿しい」

凛「あの時もそんなこと言ってたけど、実際に起きたよね!?」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:06:45.83
雪穂「あの……海未さん」

海未「どうかしましたか?」

雪穂「えっと、皆さんどうしてこんなに重たい表情をしているんですか?」

雪穂「その、内容は確かに危ないですけど、ありきたりな嫌がらせメールだと思うんですが」

海未「……この間、音ノ木坂でアルパカが死んだという事件は知っていますか?」

雪穂「はい……お姉ちゃんもそのせいで落ち込んでいましたし」

海未「その時、同じように花陽の携帯にアルパカの殺害予告が届いたんですよ」

雪穂「そうだったんですか……」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:07:17.98
凛「いつもそうだよ! にこちゃんは自分勝手で!」

にこ「何が自分勝手よ! つまらないことに構ってる暇はにこ達にはないって言ってるだけでしょ!」

絵里「にこ、凛、二人ともやめなさい」

希「そうそう、ここで二人が喧嘩したら、このメールを送った犯人の思う壺やで」

穂乃果「思う壺……って、どういうこと?」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:08:03.94
絵里「このメールは、花陽、もしくはμ's全員に対する嫌がらせだと思うわ」

絵里「皆を暗い気持ちにさせて、練習意欲を削ぐ……みたいなね」

凛「で、でも、アルパカは本当に死んじゃったんだよ?」

絵里「……アルパカと人を[ピーーー]のには、大きな壁があるわ。そう簡単に人なんて殺せるものじゃない」

凛「それは……そうだけど」

凛「けど、おかしいよ! どうして皆そんなに平気そうな顔をしていられるの!?」

花陽「…………っ」ブルブル
82 :>>81訂正 :2014/06/22(日) 01:08:38.62
絵里「このメールは、花陽、もしくはμ's全員に対する嫌がらせだと思うわ」

絵里「皆を暗い気持ちにさせて、練習意欲を削ぐ……みたいなね」

凛「で、でも、アルパカは本当に死んじゃったんだよ?」

絵里「……アルパカと人を殺すのには、大きな壁があるわ。そう簡単に人なんて殺せるものじゃない」

凛「それは……そうだけど」

凛「けど、おかしいよ! どうして皆そんなに平気そうな顔をしていられるの!?」

花陽「…………っ」ブルブル
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:09:37.59
穂乃果「そうだよ、皆で花陽ちゃんを守らないと!」

海未「……やめなさい、穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「いいですか、これが悪戯メールだっていう確証があるんですよ」

穂乃果「え?」

ことり「そうなの……?」

海未「はい。穂乃果、貴女は今何処にいるんですか?」

穂乃果「えっと……真姫ちゃんの別荘かな」

海未「真姫の別荘は何処にあるんですか?」

穂乃果「無人島……だけど、それがどうかしたの?」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:10:13.21
海未「いいですか、無人島ということは、この島にいるのは私たちだけということです」

海未「そうですよね、真姫」

真姫「そうね、管理人さんも、お手伝いさんも、整備士の人も、今はこの島にはいないわ」

海未「ありがとうございます、真姫」

海未「いいですか、つまり、このメールを送った人はこの島にはいないということになるんですよ」

亜里沙「なるほど……」

ことり「そっかぁ……それなら安心だね」

穂乃果「でも……もし、もしも私ーー」

海未「穂乃果ッ!」

穂乃果「っ!?」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:10:45.23
海未「……犯人はここにはいません、解りましたか?」

穂乃果「…………うん」

海未「今日の所は、もうお開きにしましょう。明日は朝から練習がありますから、早目に休んでください」

凛「待ってよ! まだ話は!」

花陽「凛ちゃん……大丈夫だから」

凛「でもっ!」

花陽「凛ちゃん」

凛「っ……」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:11:31.28
絵里「……皆を送っていくわ。海未、片付けお願いね」

海未「了解です」

穂乃果「穂乃果も手伝うよ」

ことり「ことりもやるね」

亜里沙「亜里沙もやーー」

絵里「行くわよ、亜里沙」ギュッ

亜里沙「ああっ~」ズルズル

スタスタスタ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:12:01.20
海未「……穂乃果、先程は怒鳴りつけて申し訳ありませんでした」

穂乃果「……どうかしたの?」

海未「……穂乃果は、私たちの誰かが犯人なら、って言おうとしたんですよね?」

穂乃果「うん……あのメールを送ったのが私たちの誰かなら……」

海未「アルパカと同じように、花陽を殺すと?」

穂乃果「っ……!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:12:42.46
穂乃果「そ、それは……」

ことり「…………」

海未「……少し、意地悪でしたね。皆、誰かが花陽を殺すなんて考えてはいませんよ」

海未「問題なのは、メールを送ったのが私たちの誰かだとすると、μ's内の関係がとても悪くなることです」

海未「もちろん、私はμ'sの誰かが花陽にそんなメールを送ったとは思っていません。皆もそうでしょう」

海未「ですが、それを口に出してしまうと、花陽の不安が増幅します」

ことり「だからあの時怒鳴ったの?」

海未「……はい。皆を不安にさせないためとはいえ、申し訳ありませんでした」

穂乃果「ううん、穂乃果こそ、なんにも考えてなかったんだね……止めてくれてありがとう、海未ちゃん」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:13:20.81
穂乃果「さあ、それじゃあ早く片付けて皆でトランプやろうよ!」

海未「駄目です! 明日は朝から練習だと言ったでしょう!」

穂乃果「えー、せっかく別荘に来てるのにただ寝るだけなんてつまんないよ!」

ことり「そうだよ、皆で遊んだらとっても楽しいと思うな」

海未「…………夜間登山というものがありましてね」

穂乃果「ことりちゃん、明日は練習だから早く寝ないと!」

ことり「そうだね、穂乃果ちゃん! 練習が一番大事だもんね!」

海未「…………はぁ」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:14:13.47
ガチャ

凛「……花陽ちん、本当に大丈夫なの?」

花陽「へ、平気だよ……このメールを送った人は、この島にいないんだもん」

凛「…………」

花陽「えへへ、だから安心して? 明日は頑張って一緒に練習しよ?」

凛「……うん! 絶対、絶対だからね!」

花陽「うん、絶対だよ……お休み、凛ちゃん」ニコッ

パタン
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:14:51.12
ーーーー絵里の部屋
コンコン

絵里「……? 誰?」

穂乃果『絵里ちゃーん、開けてー!』

絵里「穂乃果……待ってて、今開けるわ」

ガチャ

穂乃果「えへへ、お邪魔しまーす!」

海未「失礼します、絵里」

ことり「あれ、希ちゃんもいるの?」

希「いろいろ打ち合わせがあってなぁ」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:15:19.28
絵里「どうかしたの?」

海未「明日の練習のことで少しだけ確認をしようと思いまして」

絵里「わかったわ、話してもらえるかしら?」

海未「はい、まず、走り込みについてなんですが……」

穂乃果「ねぇねぇ、希ちゃん、これなーに?」

希「ん? ああ、これは皆の部屋の配置図や」

穂乃果「……見てもいい?」

希「ええよ、あんまり汚さないようにな」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:16:33.12
部屋配置図

3F
|希|絵里|亜里沙|真姫|にこ|

2F
|花陽|凛|ことり|海未|穂乃果|雪穂|
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:17:09.65
穂乃果「希ちゃん達、途中でいなくなったと思ってたら三階にいたんだ!」

希「なんで気づかなかったんや……」

ことり「穂乃果ちゃん……建物の中楽しそうに見てたもんね」

海未「お待たせしてすいません。穂乃果、ことり、行きますよ」

穂乃果「あ、はーい」

穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、また明日ね!」

ことり「お休みなさーい」

絵里「お休みなさい」

希「気をつけて戻るんやでー」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:17:49.92
ビュォォォォォォ

真姫「…………っ」ブルブル

真姫「…………全く、なにしてんよ」ボソッ

ガチャン

真姫「!」

にこ「ふぅ……いいお湯だったわ」

にこ「あれ、真姫ちゃんも夜風にあたってるの?」

真姫「……そうよ、何か文句あるの?」

にこ「文句なんてないわよ」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:18:17.89
にこ「それにしても、違う部屋からテラスで会話できるなんて、やっぱりお金持ちは凄いわね」

真姫「……嫌味?」

にこ「違うわよ、ただそう思っただけ」

真姫「…………」

にこ「花陽のことが心配なの?」

真姫「……別に、あんなの、誰がどう見ても悪戯じゃない」

にこ「解ってるけど、納得できてないって感じね」

真姫「っ……」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:19:02.63
にこ「はぁ……いいわよ、無理しなくて」

にこ「あんたはまだ一年生なんだから、感情のコントロールなんてそう簡単にできるものじゃないわ。そういうのはにこたちに任せて、思う存分心配してあげなさい」

真姫「なによ……大人ぶって。にこちゃんだって子供じゃない」

にこ「それでも年上にはかわりないわよ」

真姫「…………」

にこ「全く……もう少し素直になったほうがいいんじゃないの?」

にこ「そういう生き方、疲れるでしょ」

真姫「……余計なお世話よ」

にこ「ま、そうね。でも、もし困ったり、不安になったりした時にはちゃんと言いなさいよ」

にこ「そういう時は、にこが助けてあげるから」

真姫「……意味わかんない」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:19:31.77
にこ「あーやめやめ、こんなの皆のアイドルにこにーのキャラじゃないわ」

にこ「真姫ちゃんもおねむのようだし、にこもそろそろ寝るわ」

真姫「わ、私は別に……こんな時間に寝るなんて子供じゃないんだから」

にこ「夜更かしはお肌の敵よ、あんたも早く寝なさいよね」

にこ「それじゃあお休み、真姫ちゃん」

ガチャン

真姫「…………」

真姫「……ありがとう」

真姫「お休みなさい、にこちゃん」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:20:15.76
花陽(怖くない……怖くない……だって犯人はここにはいないんだもん)

花陽(メールは絶対に悪戯だよ……有名なスクールアイドルにはそういうことだってあるらしいし)

花陽(でも、それなら……アルパカは……)

花陽(違う、駄目なのに……悪戯だって解ってるのに……怖い、怖いよ)

花陽(どうして……どうしてこんなことに……嫌だよ……)

花陽(震えが止まらない……全然眠れないよ……)

花陽(誰か……誰か助けて……!)


ーーー
ーー
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:21:13.28
ーーーー朝

コンコン

海未「穂乃果、早く起きないと練習に遅れますよ」

ことり「ふわぁ……海未ちゃん、まだ練習まで一時間もあるよ」

海未「駄目です、そんなことを言っていたら、練習時間になっても起きられません」

ガチャ

雪穂「まだお姉ちゃん起きてないんですか? 怠惰な姉ですいません……」

海未「…………」

ことり「…………」

雪穂「あ、あれ……? あ、そういえば挨拶していませんでしたね、おはようございます」

海未「……はい、おはようございます」

ことり「お、おはよう……」

雪穂「あの……二人とも、どうかしたんですか?」

海未「えーと……雪穂」

雪穂「は、はい」

海未「服が裏表逆ですよ」

雪穂「え……?」

雪穂「うわ!? し、失礼します!」

パタン
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:21:43.84
海未「…………ふふ、似たもの同士ですね」

ことり「そうだね、正反対に見えるけど、やっぱり姉妹なんだね」

ガチャ

穂乃果「おはよう、二人とも!」

海未「おはようございます、穂乃果」

ことり「おはよう、穂乃果ちゃん」

穂乃果「全く、こんな早く起こすなんて海未ちゃんの意地悪」

海未「起きていて当然の時間ですよ」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:22:33.78
海未「おや、凛と花陽もまだ起きてきていないようですね、起こすとしましゃうか」スタスタスタ

ことり「もう少しくらい寝かせてあげてもいいんじゃないかな?」

海未「駄目です」

穂乃果「海未ちゃんが厳しいよぅ……」

コンコン

海未「凛、起きていますか?」

凛『……うーん、まだ眠いにゃー』

海未「もうすぐ練習が始まりますよ、早く起きてください」

凛『……まだ一時間もあるにゃ、もう一度寝ーー』

海未「二度寝したら練習メニューを倍にしますよ」

凛『す、すぐに起きるね!』

ガタゴト
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:23:18.16
穂乃果「うわぁ……」

ことり「凛ちゃん……可哀想」

海未「馬鹿なこと言っていないで、花陽を起こしますよ」

海未「花陽は真面目ですから、きっともう起きていると思います」

コンコン

海未「花陽、起きていますか?」

海未「…………」

穂乃果「返事……ないね」

ことり「まだ寝てるのかな?」

海未「ふむ……」ガチャ

海未「え……?」

穂乃果「開い……た?」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:24:53.87
ことり「鍵、かけ忘れちゃったのかな?」

海未「…………」

キィ

海未「花陽、入りますよ」

穂乃果「花陽ちゃんおはよう!」

ことり「お邪魔しまーす」

海未「暗いですね……電気をつけましよう」パチッ

穂乃果「ん? あそこで寝てるのって花陽ちゃ……え?」

ことり「ひっ!?」

海未「そんな……!?」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:25:51.31
そこにあったのは、身体中を血塗れにして横たわる、見るも無惨な花陽の姿であった。
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 01:26:23.68
oh…
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/22(日) 06:53:00.56
貴重なかよちんが
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:10:09.26
ことり「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

穂乃果「な、なんで……」

ドタドタドタ

絵里「どうしたの!?」

希「凄い悲鳴やったけど、大丈夫?」

海未「絵里……希……」

穂乃果「あ、あれ……」

絵里「……っ!?」

希「……嘘やろ」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:10:55.40
真姫「朝からあんまり騒がないでよ」

にこ「あれ~? もしかして真姫ちゃん、まだおねむなの?」

真姫「べ、別にそんなんじゃないわよ!」

亜里沙「お姉ちゃん、何かあったの?」

絵里「来ちゃ駄目!」

希「皆、すぐに部屋に戻るんや!」

にこ「はぁ? なにいってんのよ。もしかして花陽がおねしょでもしちゃったの? 全く、仕方ないわ……え?」

亜里沙「あ、あれって……」

真姫「か……よ……?」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:11:55.08
雪穂「あ……あ……」

絵里「皆すぐに部屋からでなさい!」

海未「っ……穂乃果、ことり、外へ」

ことり「…………」フラッ

海未「ことり!」ダキッ

穂乃果「……嘘、だよ」

絵里「三人とも早くーー」

コトン

凛「かよ……ちん?」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:12:25.87
絵里「……凛」

凛「あ、あはは……かよちんってば、そんなところで寝たら風邪ひいちゃうよ」

凛「全く、かよちんはドジっこなんだから……」フラフラ

凛「ほら、早く起きて。皆待ってるよ」ユサユサ

凛「…………ねぇ」

凛「早く……目を開けてよ……かよちん」ポロポロ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:12:58.20
凛「……冬なのに、こんなところで、寝るから……体もこんなに……っ……冷たく……なって……」

凛「床も……真っ赤にしちゃって……こんなに汚したら……真姫ちゃんに怒られちゃうよ……」

凛「早く……起きてよ……今なら……っ……冗談でと……許してあげるから……」

凛「昨日……一緒に練習するって……約束したのに……こんな……こんなのっ……」

海未「……凛」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:13:39.85
凛「ねぇ、海未ちゃん……どうしてかよちんは死んじゃったの?」

海未「え……?」

凛「海未ちゃん……言ったよね……これは悪戯だって……犯人はいないって……」

海未「…………っ」

凛「かよちんは……それを……っ……信じて……皆に、心配かけないように……無理やり笑って……」

凛「凛が……もっとしっかりしてたら……こんな……ことには……っ」

凛「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんん」ボロボロ


ーーー
ーー
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:15:25.09
ーーーー食堂

絵里「凛の様子はどうだった?」

希「凄い落ち込んどる。まあ、当然といえば当然やけどな……」

希「今、にこっちが頑張って励ましとるわ」

絵里「…………そう」

絵里「海未、辛かったら貴女も休んでいいのよ」

海未「……大丈夫です」

絵里「……解ったわ」

絵里「それじゃ、この後どうするのか話しましょう」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:16:09.80
穂乃果「絵里ちゃん……花陽ちゃんが……ああなったばかりなんだよ……? どうしてそんなに冷静でいられるの……?」

穂乃果「それに、こういうのは4人だけじゃなくて、皆で話した方が……」

絵里「……私だって好きでこんな話をしているんじゃないわよ」

海未「次の犯行の可能性……ですよね」

絵里「ええ、そうよ」

穂乃果「……どういうこと?」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:16:45.90
海未「……あのメールの予告通り、花陽は殺されました」

海未「つまり、この無人島には、まだ明確な殺意を持った殺人者がいるということなんです」

穂乃果「……っ!」

希「メールの要件には『一人目』って書いてあったし……な」

穂乃果「そんな……」

絵里「……だから、私たちは悲しんでる場合じゃないの」

絵里「なんとしてでも、皆を守らないと」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:17:51.89
海未「……穂乃果」

穂乃果「……何?」

海未「すいませんが、ことりや雪穂の側にいてあげてくれませんか?」

海未「あの子達も……とても落ち込んでいるでしょうから」

穂乃果「で、でも……」

海未「こちらは大丈夫ですから、安心してください」

穂乃果「……うん」

穂乃果「それじゃあ、また後でね」

バタン
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:18:36.95
海未「…………」

海未「絵里、希」

絵里「何?」

希「どうしたん?」

海未「単刀直入に聞きます」



海未「犯人は、私たちの中にいると思いますか?」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:19:25.91
絵里「…………」

希「…………」

海未「真姫の言葉通りなら、ここには私たち以外誰もいませんから」

絵里「……そうね、私もそう考えてるわ」

希「信じたくないけど……ね」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:21:03.40
絵里「でも、犯人探しは後よ。これ以上被害を出さないためにも、どうするか考えないと」

希「さっきから考えとるけど、どうにもなぁ……海未ちゃんは何かある?」

海未「……私は迎えが来るまでは、自室でおとなしくしていた方がいいと思います」

海未「不用意に廊下を出歩かず、鍵をかけておけば安全ではないかと」

希「でも、それだとご飯はどうするの?」

海未「……ご飯は時間を決めておいて、皆でその時刻に廊下に出ることにすればいいかんじゃないでしょうか」

海未「もしそれが怖いのであれば、私が全員を迎えに行きます」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:22:44.37
絵里「そこまでする必要はないわ。その時は私たちが迎えに行くから」

海未「ですがーー」

絵里「海未、花陽が死んだのは貴女のせいじゃないわよ」

海未「……っ!」

絵里「少し気負いすぎよ、休んだ方がいいわ」

海未「……申し訳ありません」

絵里「別にいいわよ、海未がしっかりしてくれているおかげで、私たちも助かってるんだし」

希「そうそう、たまには三年生にもええ格好させてもらわへんと」

海未「……それでは、お二人に任せるのは心苦しいですが、私も一度ーー」


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


海未「っ! 今のは!?」

絵里「悲鳴……?」

希「二人とも、行くよ!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:23:35.49
ーーーー少し前

凛「えぐっ……かよちん……なんで……」

にこ「……凛、辛いのはわかるけど、元気だしなさい」

凛「……無理だよ……凛には……かよちんがいないと……」

真姫「…………」

にこ「…………」

凛「一緒にやりたいこと……いっぱいあったのに……どうして……」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:24:21.41
凛「凛が……凛があの時、もっと頑張ってたら……」

凛「皆を、説得できていたら……」

凛「ごめん……ごめんね……かよちん」

凛「凛が……不甲斐ないせいで……」

凛「皆なんて無視して、凛がずっと側にいてあげればよかったんだよ……」

凛「そうすれば……かよちんは……」


チイサーナシーグナルリンリンリンガベール


凛「……誰?」パカッ

凛「ひっ!?」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:25:35.59
From:Unknown
Subject:二人目
本文
星空凛は死ぬ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:26:39.19
凛「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

にこ「っ!? どうしたの!?」

凛「あっ……あっ……!」

真姫「携帯……? まさか!?」

にこ「見せなさい!」バシッ

にこ「……そんな」

真姫「……まだ、続くの?」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:27:15.33
凛「出てって……」

真姫「凛……?」

凛「早く出てってよ……」

真姫「り、凛、落ち着きなさーー」

凛「もう無理なの! 凛には誰も信用できないの!」

凛「お願いだから早くどっかに行ってよ!」

真姫「…………っ」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:27:45.23
凛「早く!」グイッ

にこ「や、やめなさっ」

真姫「っ……お願い、凛、話をーー」

凛「出てって!!」

バタン

ガチャン

真姫「……凛」

にこ「…………」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:28:18.66
タタタタタタタタタタ

海未「にこ! 真姫!」

真姫「……海未」

絵里「一体何があったの?」

にこ「………凛に、予告メールが届いたわ」

希「なっ!?」

真姫「……そして、もう誰も信用できないって、追い出されたわ」

海未「…………っ」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:29:26.45
海未「凛! 開けてください!」ドンドンドン

絵里「海未、やめなさい」

海未「で、ですが!」

絵里「今は……そっとしておきましょう」

絵里「時間が必要だわ」

海未「で、ですが……」

絵里「海未も言っていた通り、ずっと部屋の中にいれば殺されないはずよ」

海未「…………」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:30:01.98
絵里「凛、聞こえてるわね」

絵里「お昼の時間に迎えに来るから、それまでは絶対に外に出ちゃ駄目よ」

絵里「例え、誰が来たとしても」

希「えりち……」

絵里「……それじゃあ、皆は部屋で休んでてもらえる?」

絵里「これ以上、凛を刺激するのはよくないわ」

にこ「……そうね、行くわよ、真姫ちゃん」

真姫「……うん」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:30:30.88
海未「……それでは、私も失礼します」ペコッ

絵里「ええ、ゆっくり休みなさいよ」

希「さっきの話を、うちらが皆にしとくから安心しといてや」

スタスタスタ

絵里「…………」

絵里「希、この後、付き合ってもらってもいいかしら?」

希「……ええよ、えりちの部屋でええんか?」

絵里「うん」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:31:32.09
凛(どうして……こんなことになっちゃったの……)

凛(今まで、かよちんと……皆と一緒にいられて、楽しかったのに……)

凛(やっぱり、μ'sになんて……入るべきじゃなかったんだよ……そうしておけば、かよちんは死ななくてすんだんだもん……)

凛(ごめんね、かよちん……全部凛が悪いの)

凛(反省……してるから……もう一度……凛の前で……)


ーーー
ーー
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:32:20.36
ーーーー絵里の部屋

希「それで、要件はなんなん?」

絵里「……花陽の事件についてよ」

希「……犯人が、解ったと?」

絵里「そこまでじゃないわ。ただ、怪しい人物がいるの」

希「……誰?」

絵里「海未よ」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:33:08.58
絵里「あの部屋は鍵が開いていたけど、寝る前に花陽が鍵を掛け忘れることなんてあり得ない」

絵里「しかも、あの部屋は荒らされた様子もなく、綺麗なままだった」

絵里「つまり、扉を無理やり壊したという線はない」

絵里「それじゃあ犯人はどこから侵入したのか、それは窓よ」

絵里「でも、ベランダは距離がありすぎて渡ることは不可能。それならどうするか」

絵里「私が海未の説教をした時、鞄の中を見せてもらったの」

絵里「その時、海未の鞄の中に見つけたのよ」

絵里「 長い長い……ロープをね」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:33:48.82
希「つまり、海未ちゃんがロープを使ってベランダに行き、花陽ちゃんの部屋に侵入した……と?」

絵里「……恐らくは」

希「……えりち、少し休んだ方がええで」

絵里「え……?」

希「えりちも、花陽ちゃんの死で動揺しとるんや。いつものえりちなら、こんなことは言わへん」

絵里「ど、どういうことよ?」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:34:44.11
希「ロープなんて向こう側に引っ掛けんと伝うことなんてできん」

希「つまり、相手の部屋にいって最初からベランダを繋げておく必要があるんや」

希「しかも、そんなの誰かがベランダに出た時点で気づかれる。こんなのまず不可能や」

希「まあ、もしも方法があるとしたら、ロープを垂らして、下の階に行くことや」

希「ただ、部屋の配置図見ればわかるように、そんなのできるのは、うちしかおらん」

絵里「の、希は!」

希「ああ、もちろん解っとる。別にうちのこと疑ってるわけやないんやろ」

希「それに、このトリックにはまだ欠点があるしね」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:35:16.61
絵里「欠点……?」

希「自分で言ったやん、部屋は綺麗なままやったって」

希「ベランダなんて渡っても、窓を壊さないと部屋の中に入れないんとちゃうか?」

絵里「……っ」

希「探偵の真似事もええけどな、疑われる子の気持ちも忘れたらんといて」

希「うちらが一番年上なんや。うちらがしっかりしとらんと、取り返しのつかへんことになるよ」

絵里「ごめん……」

希「謝るなら海未ちゃんに……やで。お昼までまだ三時間くらいあるし、ゆっくり休もう」

絵里「そうね……ありがとう、希」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:36:11.25
ーーーー海未の部屋

海未「…………」

コンコン

海未「……? どなたですか?」

亜里沙『亜里沙です、海未さん。今大丈夫ですか?』

海未「亜里沙っ!?」

ガチャン

キィ

亜里沙「あ、海未さん、こんにちは」

海未「こんにちはではありません! 不用意に外を歩かないように、絵里に言われませんでしたか!?」

亜里沙「えーと……ごめんなさい」

海未「……全く……貴女という人は」

海未「とりあえず、中に入ってください」

亜里沙「えへへ、お邪魔しまーす」

パタン
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:37:27.84
亜里沙「あれ、結構散らかってますけど、何かしてたんですか?」

海未「……落ち着かなかったので、荷物の整理をしていたんです」

亜里沙「そうだったんですか……見たことないものが沢山ありますね」

亜里沙「このポーチみたいなのはなんですか?」

海未「それはポーチではなく、コンパクトナイフですよ」

亜里沙「ハラショー。珍しい形をしてますね」キラキラ

海未「……ふふ、よければ差し上げますよ」

亜里沙「本当ですか!?」

海未「はい、本当ですよ。ただ、危ないから使うときは注意してくださいね」

亜里沙「ありがとうございます! 大切にしますね!」

海未「はい、そうしていただけると嬉しいです」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:38:29.37
亜里沙「それにしても以外です」

海未「……? 何がですか?」

亜里沙「えっと、海未さんは、穂乃果さんやことりさんのところに行ってるんじゃないかなって思って」

海未「……正解ですよ、私は二人のところに行きました」

海未「ただ、穂乃果は雪穂を慰めていて、ことりは一人になりたいと言っていたので、戻ってきたのです」

海未「大切な幼馴染の力にもなれないなんて……正直、自分が情けないですよ」

亜里沙「そんなことはありません!」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:39:22.11
亜里沙「海未さんはいつも皆のことを考えていて、頼りになります!」

海未「……亜里沙は、怖くないのですか?」

亜里沙「何がですか?」

海未「殺人事件が実際に起きているような状況で、私に会ったりして」

海未「ナイフにロープ……殺人に使えそうな道具を持っているんですよ?」

海未「ことりが一人になりたがったのだって、私が犯人だと思ったからかもしれません」

海未「それなのに、どうして貴女は……」

亜里沙「うーん……そんなこと言われても……」

亜里沙「亜里沙は、海未さんのことを信じていますから」ニコッ
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:40:04.24
海未「私のことを……?」

亜里沙「はい、例え皆が海未さんを疑っても、亜里沙だけは海未さんの味方です」

亜里沙「だから、そんなに悲しい顔をしないでください」

海未「……ありがとうございます、亜里沙」

海未「おかげで、少し元気がでてきました」

亜里沙「えへへ、海未さんの役に立てたのなら嬉しいです」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:40:43.35
亜里沙「あの、お昼までここにいてもいいですか?」

海未「……ええ、もちろん」

亜里沙「ありがとうございます!」

亜里沙「そうだ、最近ちょっとミステリー系の本を読んでるんですけど、そこに面白い暗号が出てきたんですよ」

海未「へぇ、どんなものですか?」

亜里沙「それはですね……」


ーーー
ーー
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:42:33.31
コンコンコン

絵里『海未、いるかしら?』

海未「絵里……? どうかしましたか?」

絵里『お昼の時間だから呼びにきたのよ』

海未「もうそんな時間でしたか、すぐに行きます」

海未「亜里沙」

亜里沙「はい、海未さん」

ガチャン

キィ

海未「お待たせしました……おや、皆もいたのですね」

亜里沙「亜里沙たちが最後みたいですね」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:43:21.71
絵里「……やっぱり海未のところにいたのね、亜里沙」

亜里沙「えへへ」

絵里「えへへ、じゃないわよ……全く」

ことり「……あの、海未ちゃん」

海未「ことり……」

ことり「えと……さっきはごめんね、せっかく海未ちゃんが励まそうとしてくれたのに……」

海未「いえ、いいんですよ。あの時は、私も冷静ではいられませんでしたから」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:43:48.75
絵里「はいはい、お喋りはそこまで」

絵里「凛を迎えに行くわよ」

穂乃果「そうだね、凛ちゃんもきっとお腹を空かせてるよ」

穂乃果「ほら、皆早く!」

海未「(穂乃果、少し無理をしていますね)」

ことり「(うん……きっと、皆を心配させないために、元気に振舞ってるんだよ)」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:44:34.76
コンコンコン

穂乃果「おーい!凛ちゃーん、ご飯だよー!」

穂乃果「いないのー?」

穂乃果「…………うーん」グググ

穂乃果「あれ、鍵はかかってないみたい……? でも、なんだかノブが固くて開かない……」

真姫「壊れてはいないはずよ」

穂乃果「ふんっ!」ガチャ

穂乃果「あ、やっと開いた!」キィ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:45:46.28
彼女達の目に飛び込んできたのは、ベランダでもがく凛の姿だった。

次の瞬間、凛の頭部が宙を舞い、紅い飛沫が迸る。

地に落ちた頭部の両目は見開かれ、その表情は恐怖に歪んでいた。

両腕で柵に縛られた胴体は、脳の支配からの解放を悦ぶかのようにビクビクと痙攣していた。
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/29(日) 04:09:08.06
描写がいちいち生々しいぜ…
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:20:08.74
パシャパシャ

穂乃果「…………」

海未「…………」

絵里「…………」

にこ「…………」

真姫「…………」

ことり「…………ひっ」

ことり「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

雪穂「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:20:37.54
穂乃果「あ……あ……」

にこ「な……によ……これ……」

亜里沙「…………っ」

海未「嘘……です……」

ことり「…………ぁ」フラッ

海未「ことり!」ダキッ
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:21:16.16
絵里「…………」

希「え、えりち、はよ皆をここから……」

希「……えりち?」

絵里「もう……駄目よ……」

希「え?」

絵里「私たち……全員……!」

希「えりち!!」

絵里「っ!?」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:22:48.44
希「穂乃果ちゃん、扉を閉めて!」

穂乃果「ぁ……」

希「くっ……」

ガチャン

希「皆、すぐに自分の部屋に戻るんや!」

希「絶対に一人にならないで、誰かと一緒にいるように!」

真姫「…………」ブルッ

にこ「真姫ちゃん……行くわよ」

真姫「…………」コクン

海未「ことり、しっかりしてください!」

ことり「…………」

雪穂「お姉ちゃん……」ギュッ

穂乃果「っ……!」

穂乃果「雪穂……」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:23:34.62
希「えりち、うちらも行くで」

絵里「のぞ……み」

希「…………」ギュゥ

絵里「!」

希「今は手だけで堪忍な……」

絵里「……うん」

希「それじゃあ皆、後で様子を見に行くから、部屋からでないように」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:24:16.73
ーーーーにこの部屋

パタン

にこ「…………」

真姫「……ねぇ、にこちゃん」

にこ「……どうしたの?」

真姫「…………」ギュッ

にこ「ま、真姫ちゃん!?」

にこ「いきなりどうしーー」

真姫「…………」ブルブル
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:24:48.34
にこ「…………」ナデナデ

真姫「んっ……」

にこ「辛かった……わよね」

にこ「友達が二人もあんなことになって……あんなもの見せられて」

真姫「……うん」

真姫「私たち……皆殺されちゃうのかな……」

にこ「…………」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:25:41.32
真姫「怖いの……」

真姫「次殺されるのは……私なんじゃないかって」

真姫「私も、皆の前で……あんな……風に……っ」

にこ「……大丈夫よ」

真姫「え?」

にこ「にこが……絶対に守ってあげるから」

真姫「……本当?」

にこ「ええ、本当よ。だから安心して休みなさい」

にこ「なんなら、よく寝られるように子守唄でもいる?」

真姫「……いらない」

真姫「それよりも……手を、握って」

にこ「そのくらい、お安いご用よ」ギュゥ
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:26:37.46
ーーーー海未の部屋

穂乃果「ごめんね、海未ちゃん。私と雪穂までお邪魔して」

海未「構いませんよ。こんな時ですから、皆でいた方が安全ですし」

穂乃果「……ありがとう」

穂乃果「ねぇ、海未ちゃん」

海未「なんですか?」

穂乃果「どうして、こんなことになっちゃったんだろうね」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:27:17.34
穂乃果「昨日までは皆で楽しく過ごせてたのに……」

穂乃果「花陽ちゃんも……凛ちゃんも……あんな風になって……」

穂乃果「穂乃果たち……何か悪いことしたのかな?」

海未「……穂乃果」

穂乃果「ごめんね、こんなこと言って……でも、こんなの……」

ガチャ

亜里沙「海未さん、シャワー終わりました」

雪穂「…………」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:28:31.85
穂乃果「えっと……二人とも大丈夫?」

亜里沙「亜里沙はなんとか……ただ雪穂が」

雪穂「…………っ」

穂乃果「雪穂……」

雪穂「お姉ちゃん……私……」

ギュッ

雪穂「ぁ……」

穂乃果「辛かったら、泣いていいんだよ」

穂乃果「穂乃果はお姉ちゃんなんだから……もっと甘えて」

雪穂「っ……」ポロポロ

雪穂「ぅぁ……ぐすっ……」

穂乃果「…………」ナデナデ

海未「亜里沙も、辛かったら我慢せずに言ってくださいね」

亜里沙「……はい」

亜里沙「あの……それなら私もーー」

ことり「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガバッ
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:29:15.79
海未「ことり、目が覚めましたか」

ことり「はぁ……はぁ……」

亜里沙「魘されていましたけど、大丈夫ですか?」

ことり「ぃゃ……」

ことり「凛ちゃんの……首が……あああああああ!!」

海未「こ、ことり?」

ことり「あ……海未ちゃん……」

海未「大丈夫ですか、ことーー」

ギュッ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:29:59.85
海未「えっ?」

ことり「怖い……怖いよ……」

ことり「助けて……海未ちゃん」

ことり「このままいったら、ことりも殺されちゃう」

ことり「嫌だ……ことりは死にたくない!」

ことり「お願い、ことりのことを守って!」

ことり「ずっとことりの側にいてよ!」

海未「ことり……」

亜里沙「…………」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:30:52.84
海未「……安心してください、私が絶対に貴女を守りますから」

ことり「絶対だよ……?」

海未「はい、絶対に……です」

ことり「……ありがとう」

ことり「海未ちゃん……海未ちゃん……」スリスリ

海未「…………」

亜里沙「…………っ」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:31:20.61
ことり「すぅ……すぅ……」

亜里沙「安心して、眠っちゃったみたいですね」

海未「はい……これで落ち着いてもらえたらいいんですが」

亜里沙「あの、少し気になったことがあるんですけれど」

海未「なんですか?」

亜里沙「えと……警察に連絡とかはしないんですか?」

穂乃果「あ……」

海未「そういえば……」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:32:29.42
海未「気が動転してそんなことにも気がつかなかったとは……」

海未「一度、絵里と希に話をしてきます」

亜里沙「亜里沙も行きます!」

海未「……わかりました。穂乃果、ことりと雪穂をお願いします」

穂乃果「うん、了解だよ」

海未「解っているとは思いますが、なるべく外にでないようにしてください」

穂乃果「大丈夫、ずっと部屋の中にいるから」

海未「……すいません、ことり、約束を破ってしまって」

海未「では、行きますよ、亜里沙」

キィ

183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:33:06.68
ーーーー絵里の部屋

コンコンコン

絵里「……誰?」

海未『絵里、いませんか? 海未です』

亜里沙『お姉ちゃん、開けて!』

絵里「海未と亜里沙……?」

ガチャ

絵里「どうしたの? 部屋から出ないように言ってあったはずだけど」

海未「突然すいません、絵里。少し話がありまして」

絵里「解ったわ、中に入って」

パタン
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:33:50.84
にこ「絵里、誰がきたの?」ヒョコ

海未「にこ? どうして貴女がここに?」

にこ「なによ、にこがここにいちゃいけないの?」

海未「そうではなく、真姫はどうしたんですか?」

にこ「真姫ちゃんなら部屋で寝てるわ」

海未「一人にするのは危険です」

にこ「大丈夫よ、ちゃんと鍵はかけてきたから」

にこ「それより、あんたはどうしたのよ?」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:34:35.30
海未「……すぐに、警察に連絡をしましょう」

海未「全員殺される前にすぐにでも迎えをーー」

絵里「無理よ」

海未「え?」

希「……にこっちがさっき知らせてくれて、うちらも気づいたんや」

希「それで、さっき別荘の電話使おうとて……繋がらんかった」

希「おそらく、犯人が電話線を切ったんだと思う」

海未「…………っ」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:35:04.14
海未「いえ、まだ諦めるには早いです。携帯電話で外部と連絡をとればいいのでは」

希「……海未ちゃん、自分の携帯見てみ」

海未「はい」カパッ

海未「え……?」

海未「圏……外……?」

亜里沙「そんな!?」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:35:55.73
にこ「解ったでしょ、にこ達は生き残る方法を考えなくちゃならないの」

海未「待ってください! それなら、あの予告メールはどうやって!?」

絵里「……解らない」

にこ「今はそんなことはどうでもいいのよ」

にこ「大切なのは、これから私たちが生き残るためにどうするか……」

希「何か考えがあるの?」

にこ「……絵里、亜里沙を皆がいる部屋に送ってあげて」

絵里「え?」

にこ「こっからは大人の話だから、亜里沙ちゃんには退場してもらうわ」

にこ「あんたはついでに皆の所に顔を出してきなさい。皆を安心させるのも、重要な仕事よ」

絵里「……解ったわ」

絵里「亜里沙、行くわよ」

亜里沙「……はーい」

キィ
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:36:47.84
にこ「さて……と、それじゃあ始めるわよ」

海未「何をですか?」

にこ「何って、犯人探しに決まってんでしょ」

海未「犯人って……それは」

希「にこっち、それはあかん」

にこ「何が駄目なのよ、このままいったら、皆殺されるわよ」

にこ「こっちも反撃にでないと……手遅れになるわ」

海未「ですが……」

希「ちょい待ってや」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:37:27.41
希「にこっちの言うことも解るで」

希「でもな、情報も全くないのにどうやって推理するんや?」

にこ「それは……」

希「……推測だけで犯人語るなんて、絶対にしたらあかん」

希「それは、にこっちも解ってるやろ?」

にこ「…………」

希「それよりも、この後どうしたらいいのか考えよ」

希「三人寄れば文殊の知恵、って言うし何かいい案が思いつくかもしれん」

にこ「……そうね」

海未「あの、でしたらこういうのは……」

ーーー
ーー
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:38:07.90
ーーーー海未の部屋

絵里「そう……そんなことがあったの」

穂乃果「うん、今は落ち着いて寝てるんだけど、ことりちゃんも限界みたい……」

亜里沙「あんなのずるい」ボソッ

絵里「亜里沙?」

亜里沙「……なんでもないよ、お姉ちゃん」

絵里「……そう」

絵里「それにしても、皆がまだ冷静でいてくれた助かったわ」

絵里「今冷静さを欠いたら、とても危険なことになるもの」

ことり「ん……」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:38:45.10
絵里「ことり? 起きたの?」

ことり「…………海未……ちゃん」

絵里「え?」

ことり「ああ……いや……いやっ!」

絵里「こ、ことり!? 落ち着いて!」

ことり「ひっ!? 来ないでっ!」

絵里「っ!?」

ことり「ぁ……ぁぁぁぁ……」

絵里「……どうなってるのよ」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:39:25.78
穂乃果「ことりちゃん、落ち着いて」

ことり「ぁ……穂乃果ちゃん……」

穂乃果「うん、穂乃果だよ。一体どうしたの?」

ことり「う、海未ちゃんが……いないの」

ことり「側にいてくれるって……言ってたのに……」

ことり「穂乃果ちゃん……海未ちゃんはどこ?」

穂乃果「絵里ちゃんの部屋で、皆を助けるために頑張ってるよ」

ことり「そう……海未ちゃん……」フラッ
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:40:04.31
絵里「何処に行く気よ!?」

ことり「海未ちゃんの所に行かないと……」

絵里「駄目よ、今は大事な話をしているんだから、ここでおとなしくしてなさい」

ことり「いや! そんなこと言ってことりのことを殺そうとしてるんでしょ!?」

絵里「なっ!? そんなことするわけないでしょ!?」

ことり「わかんないよ! 誰が犯人じゃないかなんて証明できないもん!」

絵里「貴女は……っ!」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:40:48.36
穂乃果「ことりちゃん、絵里ちゃん、喧嘩は止めて!」

穂乃果「今はそんなことしてる場合じゃないよ!」

絵里「…………ごめんなさい、穂乃果の言うとおりね」

絵里「解ったわ、海未の所へ連れて行ってあげる」

絵里「何度も悪いけど、雪穂と亜里沙のことを頼めるかしら、穂乃果」

穂乃果「いいけど……本当にいいの?」

絵里「……このままことりをここに留めていると、他の皆に不安が宿るわ」

絵里「海未には悪いけど、ことりの相手を頼みましょう」

キィ
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:41:39.41
スタスタスタ

絵里「…………」

ことり「…………」ブルブル

絵里「ん……? あれは……真姫?」

絵里「部屋に戻る所かしら……でも、どうして一人で外に……?」

ことり「手に……何か持ってる……」

絵里「……本当ね、病院で貰う薬の入った袋みたいに見えたけど……」

絵里「…………」

絵里「ことり、今見たことは誰にも話さないで」

絵里「少し、考えがあるわ」

ことり「…………」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:42:13.33
ガチャ

にこ「お疲れ様、あんたもしっかり休むのよ」

海未「失礼します。絵里によろしくお願いします」

ことり「海未ちゃん!」ギュッ

海未「っ!? ことり!? どうしてここに……」

ことり「なんで黙ってどっかにいっちゃうの? 一人にしないでよ……」

海未「……申し訳ありません」

ことり「許して欲しかったら……ずっと側にいて」

海未「……はい、解りました」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:42:46.02
にこ「あーあ、お熱いこと」

にこ「にこは先に帰るわよ、真姫ちゃんが寂しがるといけないからね」

にこ「話の内容は希に聞きなさい、絵里」

絵里「ええ……真姫のこと、頼んだわよ」

にこ「まかせなさい、スーパーアイドルにこにーが、真姫ちゃんを笑顔にしてあげるから」

にこ「それじゃあ、また後で会いましょう」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:43:29.00
ーーーーにこの部屋

にこ「ただいま、帰ったわよ」

にこ「……あら、真姫ちゃん起きてたの? ごめんね、一人ぼっちにして」

にこ「寂しかったでしょ、ほら、にこにたっぷり甘えていいわよ」

真姫「…………」

にこ「……真姫ちゃん?」

にこ「どうしたの? さっきから携帯ばっかり……」

にこ「え……? 携……帯?」

にこ「まさか!? ちょっと見せなさい!」バシッ

にこ「…………っ!?」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:43:59.98
From:Unknown
Subject:三人目
本文
西木野真姫は死ぬ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 01:44:31.03
おお…もう……
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/06(日) 14:37:08.58
にこにー頑張れ
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/09(水) 20:02:22.14
あ・・・ああぁぁああああ・・・・・・
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:44:28.79
ーーーー食堂

穂乃果「絵里ちゃん、急に集まってなんてどうしたの?」

海未「皆まだ疲れていますし、もう少し休んだ方がいいのでは」

ことり「…………」

希「それが、のんびりしてられんくなってな」

海未「何かあったんですか?」

絵里「……落ち着いて聞いてちょうだい」

絵里「真姫に、死亡予告が届いたわ」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:45:04.28
穂乃果「そんな!?」

雪穂「今度は真姫さんが……?」

真姫「…………」

にこ「死なないわ」

にこ「真姫ちゃんは、死なない」

絵里「……そうよ、これ以上、絶対に死者は出さない」

絵里「だから、皆で作戦会議をしましょう」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:46:05.50
亜里沙「作戦会議?」

絵里「ええ、これからどうするか、とか」

絵里「犯人はどうやって二人を殺したのか、とか」

ことり 「っ」

希「えりち!」

絵里「……希、正直、このままじゃ拉致が空かないわ」

絵里「生き残るためにも、前に進まなくちゃいけないのよ」

希「でも、だからって……まだ事件のショックから抜け出せてない子らもおるんよ?」

絵里「……そうね。でも、犯人は立ち直るのを待ってはくれないわ」

希「……っ」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:47:34.98
絵里「それじゃあ、会議を始めるわよ」

絵里「まずは花陽の事件から」

絵里「鍵がかかっていたはずの花陽の部屋に、どうやって侵入したのか」

亜里沙「あの、お姉ちゃん」

絵里「何?」

亜里沙「犯人は、花陽さんの鍵を盗んでおいたんじゃないかな?」

亜里沙「そうすれば、寝てる間に気づかれずに入れるよ」

海未「……それでは、花陽は自分の部屋に入れませんよ」

亜里沙「あ……」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:49:31.58
海未「それに、状況としては凛も似ています」

海未「犯人は、どうやって凛の部屋に入ったんでしょうか」

希「あれだけ警戒しとったら、誰が行っても開けてはくれんやろうしな」

穂乃果「……部屋の中に抜け道があったりとか?」

真姫「……あるわけないでしょ」

穂乃果「そう……だよね」

海未「やっぱり、情報が少なすぎます」

雪穂「あの、すいません」

絵里「どうしたの?」

雪穂「その……犯人は、どうやってメールを送っているんですか?」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:50:19.97
雪穂「ここ、無人島ですよね? それならメールなんて届くはずが……」

穂乃果「そういえば……」

雪穂「もしかして……この犯人って、何かの呪いなんじゃ……」

真姫「……そんなこと、あるわけないじゃない」

絵里「真姫?」

真姫「電波が届くのは当たり前よ。この島には携帯の基地局が置いてあるんだから」

海未「そうなんですか?」

真姫「前に説明したでしょ。パパが不便だからって作ってもらったのよ」

穂乃果「でも、それっぽい設備はなかったよね」

真姫「景観を損なう、って違う場所に作ったからね」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:51:12.96
真姫「だから、呪いなんかじゃないわ」

雪穂「それなら、どうして私たちの携帯は圏外なんですか?」

海未「確かに……私や絵里の携帯も圏外でしたし」

海未「何か問題でもあったんですか?」

真姫「……知らないわよ」

にこ「そんなの電波の調子が悪いだけでしょ」

にこ「それよりも今話してて解ったのは、私たちは何も犯人の手がかりを掴めていないってこと」

にこ「このままだと、本当に全員死ぬわよ」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:51:56.07
絵里「……何か事件で思いついたことがあったら、私に教えて頂戴」

絵里「どんな小さなことでもいいわ」

海未「絵里……」

希「それじゃ、今後の予定について話そうか」

亜里沙「予定って、ご飯を食べて寝るんですよね?」

希「そうや。それでさっき話し合ったんやけど、寝る時にグループに別れへんか?」

穂乃果「グループに?」

海未「はい。一人になるのは鍵をかけていても危険だ、という結論になったので複数人でいようと」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:52:36.20
亜里沙「グループ分けはどうするんですか?」

絵里「……にこ、真姫、私とことり、海未、亜里沙と希、穂乃果、雪穂ちゃん、って結論になったわ」

絵里「解ってると思うけど夜中に部屋から出たら駄目よ」

絵里「朝に迎えが行くまでは必ず待機。解ったわね?」

亜里沙「はい!」

海未「解りました」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:53:16.56
絵里「それじゃあご飯にしましょう」

希「なるべく離れないように、皆で作ろうか」

にこ「その必要はないわ」

にこ「にこが腕によりをかけて美味しい物を作ってあげるから、あんたらは食器でも並べてなさい」

海未「で、ですが」

にこ「なによ、にこの腕を疑うの?」

海未「いえ、そういうわけではありません……」

にこ「それじゃあ決まりね。お腹空かせて待ってなさい」


ーーー
ーー
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:53:46.75
「「「「「ご馳走様でした」」」」」

穂乃果「美味しかったね、にこちゃんの料理」

にこ「当たり前でしょ、にこを誰だと思ってんのよ」

穂乃果「えへへ、ごめんごめん」

にこ「真姫ちゃんはどうだった?」

真姫「……まあまあよ」

にこ「そう、ならよかった」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:54:43.92
絵里「それじゃあ、皆、自分の部屋から荷物を持って移動しましょう」

絵里「にこと真姫は私の部屋。亜里沙とことりは海未の部屋。雪穂ちゃんと希は穂乃果の部屋に」

海未「解りました。ことり、亜里沙、行きますよ」

ことり「うん♪」ギュッ

亜里沙「……はい」

スタスタスタ

絵里「…………」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:55:29.68
絵里「ねぇ、希」

希「ことりちゃんのこと、やな」

絵里「……そうよ。どう思う?」

希「……きっと、生存本能やろうなぁ」

絵里「どういうこと?」

希「妹みたいに可愛がってた花陽ちゃんが殺されて、その上凛ちゃんが死ぬ所を目撃したからね」

希「心が耐えられんくなったんやろ」

希「そして、死にたくないという気持ちが抑えきれなくなった」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:56:07.00
希「海未ちゃんは頼りになるからなぁ」

希「甘えることで、自分を守ってもらおうとしとるんやろ」

絵里「……っ、そんなの」

希「えりちの言いたいことはよく解るよ」

希「皆辛いのに、一人だけそんなことしとるのが許せやんのやろ?」

希「だけどな、今はそんなこと言っとる場合じゃない。もし誰かがパニックになったら、それが伝染する危険性があるのはえりちも知っとるやろ?」

絵里「そう……ね」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:56:47.68
希「ほな、うちもそろそろ行くで」

希「また明日、な」

絵里「ええ、また明日」

スタスタスタ

絵里「にこ、真姫、お待たせ」

絵里「それじゃあ私たちも行くわよ」

にこ「やっとね」

真姫「…………」


ーーー
ーー
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:57:38.13
スタスタスタ

亜里沙「お姉ちゃん!」

海未「おや? 絵里一人ですか?」

絵里「海未? 亜里沙? それに皆も」

絵里「一体どうしてここに?」

海未「穂乃果がどうしてもお休みなさいを言いたいって」

穂乃果「えへへ、さっきいい忘れちゃったから。ごめんね?」

絵里「全く……」

海未「あれ、にこと真姫はどうしたんですか?」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:58:25.86
絵里「あの二人なら、少し二人きりになりたいって言って、部屋に閉じこもったわ」

海未「ああ、だから絵里はにこの部屋の前で待ちぼうけを……」

穂乃果「うーん、二人きりになりたい、かぁ……これはもしかして!」ピトッ

海未「ほ、穂乃果!? 扉に耳を押し当てるなんてはしたないですよ!」

穂乃果「いいからいいから、海未ちゃんもやろうよ!」

海未「い、いえ、私は……」

穂乃果「遠慮しないで」グイグイ

海未「わ、解りました……」ピトッ

ことり「ことりもやるー♪」ピトッ

希「ふふ、面白そうやな」ピトッ

絵里「貴女たち……」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 01:59:20.65
希「まぁまぁ、えりちもやろ?」

絵里「私はいいわよ」

希「全く、頑固やなぁ」

穂乃果「しっ! 何か聞こえてきたよ」

海未「本当ですね、これは一体……」

ツメタイヤケドヲオシエテアゲルー

穂乃果「え?」

海未「なっ!?」

ことり「っ!」

希「今のは……!」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:01:14.52
海未「にこ! 何があったんですか!?」ドンドン

絵里「え、どうしたの?」

希「真姫ちゃんの携帯に予告メールが届いたんや!」

絵里「でも、もうメールは届いてるはずじゃ……」

希「解らん! だから本人に聞くしかないんや!」

海未「反応がありません……」

希「こうなったら、無理やりにでも入るしかないみたいやね」

海未「解りました。皆さんは下がっていてください」

希「行くで……いっせーのっーー」

ガチャ

真姫「何かよう?」

穂乃果「真姫ちゃん!」

雪穂「良かった、無事だったんですね」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:01:59.73
真姫「何の話し?」

絵里「皆が、真姫の携帯にもう一通予告メールが届いたって言い出して……」

真姫「そんなの届いてないわよ」

真姫「聞き間違いじゃないの?」

穂乃果「確かに聞こえた気がしたんだけどなぁ」

希「うちも聞こえたよ」

絵里「それよりも、にこはどうしたの?」

真姫「にこちゃんなら奥にいるわ。皆こそ集まってどうしたのよ」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:02:47.61
穂乃果「あ、えっと、真姫ちゃんにお休みを言いに……」

真姫「そう……ありがとう。お休みなさい」

穂乃果「う、うん。お休み……」

亜里沙「(ねぇねぇ雪穂、なんだが真姫さん冷たくないかな?)」

雪穂「(……次に狙われるのが自分なんだもん。仕方ないよ)」

にこ「……皆集まって、どうしたのよ」

希「にこっち!」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:03:18.67
海未「にこにお休みの挨拶を言いにきたんですよ」

にこ「…………そう」

絵里「にこ?」

にこ「…………っ」

希「にこっち、どうかしたんか?」

にこ「うるさいッ!」

希「っ!?」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:03:52.20
にこ「……先に行くわよ」

絵里「にこ、待ちなさい!」

絵里「全く……皆、お休みなさい。真姫、行くわよ」

真姫「…………」

スタスタスタ

希「にこっち……何があったんや」

亜里沙「なんだか、怖かったです」

海未「おそらく真姫と何かあったのでしょう」

穂乃果「何かって?」

海未「そこまでは……」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:05:14.28
希「まあ、きっとえりちが宥めてくれるやろ」

希「うちらも部屋に戻るとしよ」

海未「そうですね……と、その前に」

希「どないしたん?」

海未「(穂乃果の様子が、少しおかしいです)」

希「(!? どういうことや?)」

海未「(解りません。ただ、いつもと何かが違います)」

希「(……解った。ちょっと気を配ってみるわ)」

海未「(ありがとうございます。穂乃果と雪穂を、お願いします)」

希「(了解。そっちも気をつけてな)」

海未「それでは希、お休みなさい」

希「ああ、お休み、海未ちゃん」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:06:11.04
カチャ

亜里沙「海未さん、あったかいものどうぞ」

海未「あったかいものどうも」

海未「申し訳ありません、飲み物を入れて頂いて」

亜里沙「いえ、このくらいは……」

亜里沙「ことりさんもどうぞ」

ことり「……ありがとう、亜里沙ちゃん」

亜里沙「…………」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:07:00.69
亜里沙「海未さん、一つだけ聞いてもいいですか?」

海未「はい、どうしました?」

亜里沙「海未さんは誰が犯人だと思ってるんですか?」

亜里沙「ごめんなさい、あんまり聞かない方がいいとは思うんですが……気になってしまって」

海未「……いいですよ。ただ、私の考えは外れていました」

亜里沙「どういうことですか?」

海未「私は、真姫が犯人なら犯行が可能だと思っていたんですよ」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:07:56.89
亜里沙「どうしてですか?」

海未「真姫なら、マスターキーを使って全部の部屋に入ることが可能だからです」

海未「マスターキーが壊れたかどうかなんて、誰にもわかりませんからね」

亜里沙「なるほど。でも、真姫さんはメールが……」

海未「はい。ですから、外れていると」

海未「正直なところ、皆同様何もわかっていません」

亜里沙「そうですか……」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:08:53.58
海未「……犯人探しは明日にして、今日はもう寝ましょう」

亜里沙「はーい」

ことり「ことりは海未ちゃんの隣がいいな♪」

亜里沙「亜里沙も海未さんの隣がいいです!」

海未「二人とも、暴れないでくださいよ」

海未「いくら大きいとはいえ、一人用のベッドで三人寝るのですから」

ことり「じゃあ落ちないように海未ちゃんにひっついちゃお♪」ギュッ

亜里沙「あ、亜里沙もひっつきます!」ギュッ

海未「…………はたして寝られるのでしょうか」


ーーー
ーー
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:09:46.16
ピピピピピピピピピピピピ

カチッ

海未「遅いですね、絵里」

亜里沙「そうですね……もう約束の時間から20分も経ってます」

海未「……なんだか嫌な予感がしますね」

ことり「どうかしたの?」

海未「……なんでもありませんよ」ナデナデ

ことり「んっ……」

コンコンコン

海未「! 絵里ですか?」

希『海未ちゃん? うちや』

海未「希?」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:10:25.28
ガチャ

キィ

海未「どうしたんですか、希」

希「……えりちが来ないのが心配になってな」

海未「そちらにも行っていませんでしたか」

希「ということは、海未ちゃんところにも……か」

海未「……希、もしかすると」

希「ああ……何か起きたのかもしれへんな」

海未「皆を連れて、すぐに向かいましょう」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:11:14.81
コンコンコン

希「えりち、起きとるか?」

シーン

穂乃果「返事がない……ね」

亜里沙「お姉ちゃん……」

コンコンコン

希「えりち!」

シーン

海未「これは……」

希「っ……!」

ドンドンドン

希「えりち!!!」

絵里『ん……なによ……』
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:12:13.91
穂乃果「絵里ちゃん!」

希「なんや、大丈夫やったんか」

にこ『全く……うるさいわねぇ』

にこ『ほら、真姫ちゃんも早く起きなさい』

雪穂「ただの寝坊……だったんでしょうか?」

海未「みたいですね。全く、人騒がせな……」

にこ『ち、ちょっと……真姫……っ』

にこ『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:13:17.31
海未「!?」

希「なんや今のは!?」

絵里『にこ、どうし……っ!?』

絵里『あ……あ……!』

希「あかん! えりち!しっかりしてや!」

海未「希!」

希「わかっとる! いっせーのせっ!」

ドカッ ドカッ ドカッ ガタン!

海未「っ……なんとか開けましたね」

希「せやね……皆はここから入らんように!」

希「えりち! にこっち! 一体何がーー」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:14:44.15
視界に飛び込んできたのは、茫然自失と立ち尽くす絵里と、泣きながら肩を震わせるにこ。

そして、その二人に見守られて、眠るように横たわる真姫。

可愛らしいネグリジェと相反するように、彼女の首には痛々しい条痕が浮かび上がっていた。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/13(日) 02:45:31.80
乙 あーこの苦しくなる感じがたまらなくすき
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/13(日) 03:57:53.43
乙 これで1年全員さよならか…今んとこ共通点そこだけか?
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:03:26.71
海未「そんな……」

希「嘘……やろ?」

絵里「こんな……あり得ない……」

希「えりち! 一体何があったんや!」

絵里「の……ぞみ、ま、真姫が……!」

希「そんなことは解っとるんや! どうしてこうなったんや!」

絵里「わ、解らない……」

海未「希……絵里は混乱しています。一度、この部屋から出ましょう」

希「っ……そうやな。にこっちも……行くで」

にこ「…………ぃゃ」ガタガタ

海未「にこ……?」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:04:59.11
にこ「あああああああああああああああ!!!」ドンッ

海未「っ!? に、にこ?」

にこ「はぁ……はぁ……」

希「ど、どうしたん、にこっち。落ち着いてや」

にこ「っ!」ダッ

海未「にこ!?」

穂乃果「海未ちゃん、一体どうしたの……わっ!?」

亜里沙「にこさん……?」

タタタタタタ

キィ

バタン

雪穂「な、何かあったのかな?」

ことり「…………」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:05:43.98
希「皆、今にこっちが来んかった?」

穂乃果「えっと、にこちゃんなら自分の部屋に行ったけど……」

希「自分の部屋に……?」

タタタタタタ

ドンドンドンドン

希「にこっち! にこっち!!」

海未「希! にこの様子はどうなってるんですか!?」

希「わからん……部屋から出てきてくれへん……」

にこ『ぅ、あっ、おげぇぇぇぇっ、がっ、ぁぁぁぁぁぁ!』
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:06:52.60
海未「にこ……」

希「……っ」

海未「今は、そっとしておいた方がいいみたいですね……」

海未「一度絵里に話を聞きましょう」

希「ま、待ってや! にこっちをこのまま一人にしとくわけには!」

海未「……このままここにいても、慰めるどころか、逆効果になると思います」

希「それは……」

希「…………せやな。ごめん、少し熱くなってしもうた」

希「にこっち、何があったのかまだわからんけど、真姫ちゃんが死んだのはにこっちのせいじゃない」

希「だから、そんなに自分を責めんといて」

海未「希……」

希「情けないなぁ……目の前で悲しんどる友人を助けることもできないなんて」

海未「希は情けなくなんかありません。頼りにる先輩ですよ」

希「……ありがとうな、海未ちゃん」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:07:50.87
ーーーー海未の部屋

海未「落ち着きましたか、絵里」

絵里「ええ……なんとか」

希「一体何があったんや?」

希「あの状況で真姫ちゃんだけを殺すなんて、不可能やろ」

絵里「それが……」

穂乃果「……どうしたの?」

絵里「何も、わからないの」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:08:33.22
海未「どういうことですか?」

絵里「……昨日は二人と一緒に話をしていて、眠くなったから寝たのよ」

絵里「そして、起きたら真姫が……」

希「つまり、えりちは何も知らんていうことか」

絵里「……ごめんなさい」

海未「何か、おかしいことはありませんでしたか? 物音を聞いた、とか」

絵里「何も……なかったわ」

希「手がかりは無し……か」

亜里沙「犯人は、一体どうやって……」

ことり「何を聞いても無駄だよ」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:09:23.64
海未「ことり?」

ことり「だって、犯人は絵里ちゃんなんだもん」

絵里「なっ!?」

ことり「だって部屋には鍵が掛かっていたんでしょ? それなら同じ部屋の人にしか殺せないよ」

ことり「にこちゃんはあんな風になってるんだし、犯人は絵里ちゃんしかいないじゃん」

ことり「最低だよ、絵里ちゃん」

絵里「違う……私じゃない……」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:10:41.51
希「ことりちゃん、もうその辺に……」

ことり「なんで庇うの? 状況的には絵里ちゃんが犯人なんだよ?」

ことり「それなのに疑わないなんて絶対おかしいよ」

ことり「もしかして希ちゃんも共犯なの?」

希「なっ!?」

ことり「そうだよ、いつもこそこそ二人で何か話してたもん」

ことり「それが皆を殺す相談だったんだね」

希「ことりちゃん……いい加減にせえよ」

ことり「どうするの? ことりのことも殺すの? 皆みたいに?」

希「っ!」グッ

雪穂「もうやめてください!」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:11:51.87
ことり「!?」

希「!?」

雪穂「お願い……です、喧嘩しないでください……」ポロポロ

雪穂「楽しい合宿だったのに……花陽さんも……凛さんも……真姫さんも……死んじゃって」

雪穂「にこさんはあんな風になって……その上皆がお互いを疑いあって……」

雪穂「もう……嫌なんです……」

雪穂「なんでこんなことになっちゃったんですか……」

穂乃果「雪穂……」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:12:59.17
海未「穂乃果、雪穂と亜里沙を連れて部屋に」

穂乃果「……うん、わかった」

穂乃果「いくよ、二人とも」

雪穂「……うん」

亜里沙「亜里沙は……」

海未「亜里沙、今は部屋で休んでいてください」

亜里沙「……解りました」

ガチャ

パタン

海未「さて……と」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:14:05.57
海未「ことり」

ことり「どうしたの? 海未ちゃん」

海未「これからは、他の人を犯人扱いするのは禁止です」

ことり「どうして? だって、どうみたって犯人はーー」

パァンッ!

ことり「あ……あ……」

海未「目は、覚めましたか?」

ことり「痛いよ……海未ちゃん……なんで……」

海未「今私たちが疑いあい、仲たがいをすればどうなるかくらい貴女にもわかるでしょう」

海未「もしこれ以上絵里のことを犯人だというつもりなら、部屋に一人でいてもらいます」

ことり「ひっ!?」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:14:51.16
ことり「う、嘘……だよね?」

ことり「そんなことされたら……ことり……」

海未「…………」

ことり「あ……ごめんなさい……ごめんなさい……」

ことり「もう余計なこと言わないから……なんでも言うこと聞くから……」

ことり「お願い……見捨てないで……」ポロポロ

海未「…………」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:15:50.63
海未「解ってくれればいいんですよ」

海未「すいません、叩いてしまって……痛かったですよね?」

ことり「ううん……ことりが悪かったから……」

海未 ナデナデ

海未「さて……すいません、絵里、希」

希「ええんや……うちもカッとなってしもうてごめんな」

海未「仕方ありませんよ、犯人と疑われたのですから」

海未「そうだ、絵里に一つ聞いておきたいことがありました」

絵里「……何?」

海未「どうして、泊まる階を全員同じにしなかったんですか?」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:16:50.22
ーーーー穂乃果の部屋

雪穂「ぐすっ、えぐっ」

穂乃果「雪穂……」

雪穂「お姉ちゃん……私たち……死んじゃうの?」

穂乃果「……大丈夫だよ、海未ちゃん達が絶対になんとかしてくれる」

穂乃果「だから、雪穂もーー」

ガタンッ

穂乃果「!?」

亜里沙「っ……」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:17:41.54
穂乃果「亜里沙ちゃん!?」

亜里沙「大丈夫……です……」ブルブル

穂乃果「大丈夫じゃないよ! こんなに震えて……顔も真っ青……」

穂乃果「待ってて、すぐに海未ちゃんをーー」

亜里沙「止めてださい!!」

穂乃果「っ!?」

亜里沙「……はぁ……はぁ……大丈夫、ですから」

穂乃果「で、でも……」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:18:42.92
亜里沙「お願いします……海未さんに、こんな所を見られたくはないんです……」

穂乃果「亜里沙ちゃん……」

穂乃果「…………」

ギュッ

雪穂「え?」

亜里沙「!?」

穂乃果「二人とも、辛かったよね……」

穂乃果「ここには私たちしかいないから……いっぱい泣いていいんだよ」

雪穂「お姉ちゃん……ぐすっ」

亜里沙「ぅぁ……うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:19:58.55
ーーーー海未の部屋

希「泊まる……階?」

海未「はい。私たちは2階、絵里たちは3階に泊まりました」

海未「何かあった時のためにも、全員同じ階にいた方がよかったんじゃないんですか?」

絵里「…………」

希「海未ちゃん、それは」

海未「安心してください、絵里を疑っているというわけではありません」

海未「部屋が遠くなれば、犯人が人に見つかる可能性は増え、少しばかりの抑止力にはなる」

海未「発案者は絵里ですが、そうやって最終的な決定を下したのは私たちです」

海未「ただ、それだけではありませんよね?」

海未「隠し事は無しですよ、絵里」

海未「一体、三人で何を話したんですか?」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:21:37.12
絵里「…………別に、隠すようなことは話していないわ」

絵里「ちょっと、真姫に聞きたいことがあってね」

海未「何をですか?」

絵里「メールについてよ」

海未「あの予告メールですか」

絵里「ええ。犯人は自由にメールを遅れて、私たちは送れない」

絵里「だから、もしかすると犯人は基地局の位置を知っているんじゃないかって」

海未「それで、場所を聞いていた……と」

絵里「ええ。近くに小さな小屋もあるって聞いたから、そこに犯人いるんじゃないかって思ったんだけど、小屋の作りが特殊らしくて住めたものじゃないそうよ」

希「特殊って……どういうことや?」

絵里「さぁ……悪い子が入れられるってことしか教えてくれなかったわ」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:22:36.65
海未「でも、それだけなら階をわざわざ分ける理由にはならないと思うのですが」

絵里「…………真姫を、問い詰めたのよ」

海未「え?」

絵里「本当はマスターキーを持ってるんじゃないかって」

希「えりち……それは」

絵里「解ってる……自分がおかしいことをしてたって」

絵里「でも、今までの犯行には絶対にマスターキーが必要だった……だから、あの時は真姫が犯人だって……!」

絵里「そう……思って……っ」

絵里「ごめんなさい……真姫……最低なっ……先輩で……」ポロポロ
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:23:45.82
海未「……過去を悔やんでも仕方ありません。今は、未来のことについて話しましょう」

希「何か考えがあるん?」

海未「……はい。今までの事件の現場検証をしましょう」

絵里「なっ!?」

希「海未ちゃん、探偵気取りはよくないで」

海未「解っています。ですが、私たちには手がかりが必要なんです」

海未「例えそれが、死んだ皆への冒涜になるとしても」

希「…………トリックが解ったとしても、犯人が解るとは限らんよ?」

海未「このままじっとしているよりはマシですよ」

希「……了解や。一度、調べてみようか」

海未「ありがとうございます、希」

希「じゃあ皆に報告して……にこっちの様子も見なあかんな」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:24:31.97
希「……そうや、海未ちゃん」

海未「なんですか?」

希「穂乃果ちゃんについてなんやけど」

海未「! 何か解ったんですか!?」

希「いや……解ったわけではないんやけど、携帯を気にしてるように見えたんや」

海未「携帯を……?」

希「うん。何しとるかまではわからんけどね」

海未「そう……ですか。ありがとうございます」

希「このくらいどうってことないで。さあ、行こうか」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:25:55.37
ーーーー穂乃果の部屋

海未「私から一つ提案があります」

亜里沙「なんですか?」

海未「寝るのは、皆同じ部屋にしませんか?」

絵里「それって……」

海未「はい。こうなったら、全員で寝たほうが安全だと思います」

海未「机と椅子をどかせば、リビングで寝られそうですし」

希「……そうやな。うちは賛成や」

穂乃果「うん……皆でいたほうが、安全だもんね」

海未「……反対意見は、ないようですね」

海未「それじゃあ、荷物を持ってリビングに集まってください」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:26:53.98
海未「絵里、後のことはお任せできますか?」

絵里「いいけど……その、私も行った方がいいんじゃ」

海未「大丈夫ですよ。絵里は、皆を安心させてあげてください」

絵里「……解ったわ」

ことり「あ、あの……海未ちゃん……」

海未「ことりも、皆と一緒にリビングにいてください」

ことり「で、でも……」

海未「ことり」

ことり「…………っ」

ことり「わかり……ました……」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:28:01.22
亜里沙「あ、あの! 海未さん!」

海未「どうしました?」

亜里沙「亜里沙にもお手伝いさせてください」

亜里沙「海未さんの役に立ちたいんです」

海未「…………駄目です」

海未「今からすることは、人としての倫理に反することです」

海未「亜里沙にそんなことをさせたくはありません」

海未「解ってくれますね?」

亜里沙「……はい」

海未「もう、そんな悲しそうな顔をしないでください」

海未「そうだ、もしよかったら、私の荷物をリビングまで持って行ってくれませんか?」

亜里沙「!」

海未「忙しいので、やってもらえるととても助かります」

亜里沙「解りました!」


ーーー
ーー
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:28:57.65
ーーーー海未の部屋

亜里沙「えっと……これで全部ですね」

ことり「…………」

亜里沙「ことりさん、他に何か持っていくものはありますか?」

ことり「……っ……ない……よ」

亜里沙「……そうですか」

亜里沙「はぁ……」ガサッ

亜里沙「ん? なんですかこれは?」

亜里沙「…………」フム

ことり「どう……したの?」

亜里沙「なんでもありません。行きましょう」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:30:43.40
ーーーー花陽の部屋前

海未「……結局、にこは出てきてくれませんでしたね」

希「ああ……何をいっても『関わらないで』の一点張り」

希「どうすればええんやろうな」

希「っと、ごめんな、さあ、部屋に入ろうか」

海未「……そうですね」

希「辛かったら、うちが一人でやってもええんよ?」

海未「……希だけに背負わせるわけにはいきませんよ」

海未「行きますよ」

キィ

海未「…………え?」

希「そんな……あほな」

海未「死体が……失くなってる?」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:31:57.54
希「ど、どういうことや……なんで死体が」

海未「解りません……私にも……」

希「……海未ちゃん、一旦出るで、嫌な予感がする」

海未「そうですね、一度報告をーー」


『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』


海未「っ!? 今のは!」

希「にこっち!?」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:33:44.97
タタタタタタ

ドンドンドン

希「にこっち! どうしたんや!」

にこ『なんで……なんでよ!』

希「にこっち……?

にこ『こんなの、嘘よ……』

海未「にこ! どうしたんですか!?」

にこ『…………』

海未「にこ……」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:35:10.55
タタタタタタタタタタ

絵里「海未! どうしたの!?」

海未「解りません……ただ、何かあったみたいです」

希「…………どうしたんや、にこっち」

希「にこっちは皆を笑顔にするんやなかったんか……」

絵里「希……」

希「……ごめん、海未ちゃん。調査はお終いや」

希「うちは、ここに残るよ」

海未「……いいんですよ」

絵里「駄目よ! 一人でなんて危険すぎる!」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:36:13.43
希「多分大丈夫や」

絵里「何を根拠にそんなこと……」

希「うちにはまだ予告メールは来てないからな」

海未「……そうですね。殺される人の前には、必ずあのメールが来ています」

絵里「だからって次も来るとは限らないじゃない!」

希「まあそうなんやけど……多分メールはにこっちの所に行ったんやろうな」

絵里「……さっきの、悲鳴?」

希「おそらくは……ね」

希「だから、うちはここを離れるわけにはいかん」

希「皆のこと、頼むで」

絵里「……解ったわ」

海未「……それでは、失礼します」

絵里「何度か様子を見に来るからね」

スタスタスタ
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:37:22.15
ーーーーリビング

絵里「皆、戻ったわよ」

穂乃果「お帰り、絵里ちゃん」

雪穂 スゥスゥ

ことり スゥスゥ

穂乃果「にこちゃん……大丈夫だった?」

絵里「……ええ、大丈夫よ」

絵里「希もついてるし、平気よ」

絵里「後で様子を見にいきましょう」

穂乃果「……うん」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:38:46.71
絵里「あれ、そういえば亜里沙は?」

穂乃果「亜里沙ちゃんなら、『手伝ってきます』って言って出て行ったけど」

絵里「……海未の所ね」

絵里「まあ、それなら大丈夫でしょう」

絵里「穂乃果、貴女も疲れてるなら休んでもいいのよ」

穂乃果「絵里ちゃんこそ、ちゃんと休まなきゃ駄目だよ」

絵里「私は大丈夫よ」

穂乃果「じゃあ、穂乃果も大丈夫」

絵里「全く、頑固なんだから」

穂乃果「ふふ、絵里ちゃんこそ」


ーーー
ーー
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:39:28.19
穂乃果「絵里ちゃん、もうお昼の時間だよ」

絵里「そうね……海未と希はまだ頑張ってるのよね……」

穂乃果「絵里ちゃん……」

『…………ち!』

穂乃果「……え?」

『……や! ……………して!』

絵里「希の声……!?」

絵里「くっ!」ガタッ

穂乃果「絵里ちゃん!?」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:40:35.99
タタタタタタタタタ

絵里「希!」

希「えりち……」

絵里「今度はどうしたの?」

希「わからんのや……急に何か言い出して……」

絵里「何か……?」

希「ああ……今もまだ……」

にこ『こんなの……おかしいじゃない!』

にこ『一体にこが何をしたの!?』
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:41:22.60
絵里「ちょっとにこ! 何があったの!?」

にこ『こんなの……できるわけ……!』

にこ『でも、そうしないと……』

にこ『こんな……こんなのって……!』

にこ『嫌よ……絶対に嫌!』

にこ『ああああああああああああ!!!』

希「あかん……はよなんとかしないと!」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:42:32.96
海未「絵里! 希!」

希「海未ちゃん」

海未「何かあったんですか?」

希「解らへんけど……なんとかしないとかなりやばいっちゅうことや」

にこ『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

海未「!?」
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:44:23.29
にこ『ちが、違うのっ! あ、あれは……』

にこ『に、にこは……こんなの……駄目で……』

にこ『にこが……守らないと……』

にこ『ごめん……ごめん……』

にこ『そう……だね、そうしないと、駄目だよね』

にこ『全部、にこのせいなんだから……』

希「っ……こうなったら! 海未ちゃん!」

海未「はい!」

希「せーのっ!」

ドカッ ドカッ ドカッ ガタンッ

希「にこっち!!」
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:45:17.59
ヒュォォォォォォォ

海未「風……?」

希「にこっち……なにしとんのや」

にこ「…………」

希「そんな手摺の上に乗ったら危ないやろ……おまけに包丁なんてだして」

希「ほら、早くこっちに……」

にこ「…………」スッ

にこ「ごめんね……真姫ちゃん」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 02:46:51.13
ぐずり、と肉を抉るような音が聞こえた気がした。

辺りに血が飛び散り、にこの胸が真っ赤に染まっていく。

その表情は恐怖と苦痛に歪んでおり、まるで助けを求めているかのようで。

ひゅぅ、と風に煽られるように揺れた体は、ゆっくりと手摺の上から崩れ落ちて行くのであった。
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 05:26:37.30
乙乙、ドッキリオチならどんなに楽か…
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/20(日) 08:40:00.18

自殺者が出たか…よく練られてる感じするな、すげえ
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/20(日) 12:00:40.61

消えた?死体ってのは花陽のことでいいのか?
296 :>>292 あってる :2014/07/27(日) 01:10:36.47
ズルッ

バシャァァン

希「にこっち!」ダッ

海未「希!?」

希「今助けにーー」

海未「駄目です! 下は海なんですよ!? 死ぬ気ですか!?」

希「で、でも……!」

海未「貴女まで死んでしまったら他の皆はどうなるんですか!」

希「っ!」
297 :>>294 別の人 :2014/07/27(日) 01:12:03.01
海未「お願いします……冷静になってください」

海未「希までおかしくなってしまったら、私は……」

希「……ごめん」

希「……落ち着かんと、いかんのやね」

希「…………」

希「必ず、迎えにくるから」

希「少しだけ冷たいの我慢してな、にこっち」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:12:48.66
絵里「なんで……自殺なんかっ……」

海未「…………っ」

希「何か、理由があったんやろ」

海未「自殺する程の……理由ですか?」

希「…………」

絵里「……一度、リビングに戻りましょう」

絵里「皆が心配しているわ」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:13:39.44
ーーーーリビング

穂乃果「自……殺……?」

雪穂「そ、そんな……」

ことり「…………」ブルブル

絵里「……信じられないと思うけど本当よ」

海未「一体何があったのかは、解りませんけどね」

希「……『ごめんね……真姫ちゃん』か」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:14:28.66
穂乃果「え?」

希「にこっちが最後に言った言葉や」

海未「……にこは、自分が許せなかったのでしょうか」

海未「真姫を守れなかった、自分が」

絵里「……よく喧嘩してたけど、にこは真姫のことを本物の妹みたいに可愛がってたしね」

穂乃果「……っ。そんなの……」

希「酷い……話やな」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:15:15.44
絵里「…………海未」

海未「どうしました、絵里?」

絵里「一つ聞きたいことがあるのだけれど、いいかしら?」

海未「はい……構いませんが」

希「えりち、何を……?」

絵里「希は少し黙ってて」

絵里「海未、貴女は今まで何をしていたの?」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:15:58.62
海未「え……?」

海未「何をって、調査ですけど」

絵里「そう、それじゃあ希が扉を叩き出した時、貴女はどこにいたの?」

海未「それは……凛の部屋に」

絵里「凛の部屋? 本当に?」

絵里「にこの部屋で別れてからずっと凛の部屋にいたっていうの?」

海未「…………っ」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:16:44.21
絵里「希、別れてから一度でも海未の姿を見た?」

希「……見てないよ」

絵里「ありがとう。つまり、海未は一度も真姫の部屋に訪れていないわけ」

絵里「さあ、それじゃあ教えてもらいましょうか、ずっと凛の部屋にいた理由を」

海未「…………」

絵里「……決まりね」

雪穂「何が、ですか?」

絵里「犯人は海未よ」

穂乃果「え?」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:17:34.18
穂乃果「う、海未ちゃん……本当にに……?」

海未「違い……ます、私じゃ……」

絵里「じゃあ何をしていたのか話してみなさい」

海未「それは……」

希「ちょいまってや、えりち! 今回の事件にアリバイは関係ないやろ!? それだけで海未ちゃんを犯人に決めつけるのはあかん!」

絵里「そうね。でも、隠し事をするのはやましいことがあるからでしょ?」

絵里「もしも自分が犯人じゃないっていうなら、何をしていたのか答えてみなさい、海未!」

海未「…………っ」

海未「凛の……部屋に行けば……わかります」
305 :>>304訂正 :2014/07/27(日) 01:19:00.85
穂乃果「う、海未ちゃん……本当に……?」

海未「違い……ます、私じゃ……」

絵里「じゃあ何をしていたのか話してみなさい」

海未「それは……」

希「ちょいまってや、えりち! 今回の事件にアリバイは関係ないやろ!? それだけで海未ちゃんを犯人に決めつけるのはあかん!」

絵里「そうね。でも、隠し事をするのはやましいことがあるからでしょ?」

絵里「もしも自分が犯人じゃないっていうなら、何をしていたのか答えてみなさい、海未!」

海未「…………っ」

海未「凛の……部屋に行けば……わかります」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:19:49.47
希「凛ちゃんの部屋?」

絵里「そう……皆、行くわよ」

海未「っ!? 絶対に駄目です! 」

絵里「確認しないと、海未の容疑は晴れないのよ?」

海未「そんなことは解っています! でも、行くなら絵里だけで行ってください!」

海未「皆に見せるわけには行きません!」

絵里「……いいわ。それじゃあ部屋の前まで皆で行きましょう」

絵里「ほら、早く行くわよ」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:20:30.04
ーーーー凛の部屋前

絵里「さて、行けば解るって言ってたけど、本当に部屋を見ただけで海未が何をしていたのか解るの?」

海未「……ええ、解りますよ」

絵里「そう……」

希「三人は下がってて」

キィ

絵里「こんなもので、証明できるわけーーうぐっ!?」

希「な、なんや……これは!?」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:21:35.24
バタン!

絵里「あぐっ……げっ……おぷっ」

希「……海未ちゃん、あれはなんなんや!?」

海未「…………凛、ですよ」

希「あれが……凛ちゃんやと?」

海未「はい……ベランダに放置されていたせいで、海鳥が群がっていたんです」

海未「なんとか追い払って……凛を部屋に入れましたが……め、目も……食べられ……っ」

海未「体っ……も……皮膚っ……っぁ……」

希「もういい、それ以上喋らんとき」

希「凛ちゃんを守ってくれてありがとな……辛かったやろ」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:22:52.90
希「えりち、もう解ったやろ、海未ちゃんは犯人じゃない」

希「凛ちゃんを助けるために頑張ってくれとったんや」

絵里「じゃあ、にこの時は……」

希「……自室におったんやろ?」

海未「……はい、気分が悪くなってしまって。情けない限りです……」

希「情けなくなんかないよ。あんな姿の凛ちゃんに直に触れたんや、気分が悪くならんほうがおかしいて」

絵里「でも、それじゃあ……なんで隠して……」

希「この惨状をうちらに見せたくなかったからやろ!」

希「どうしてそんなことも解らんのや!?」

絵里「っ!」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:23:54.32
海未「希、もうそのくらいにしてください」

海未「私は大丈夫ですから」

希「……そうやな。えりち、海未ちゃんに謝ろう」

絵里「…………っ」

絵里「ごめん、なさい」

絵里「ごめんなさい……ごめんなさい……」ポロポロ

絵里「私……っ……また間違えて……っ」

絵里「こんな……最低な先輩で……ごめんなさい……」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:24:47.88
海未「絵里、もういいですから」

絵里「っ……海未……」

海未「誰にでも間違いはあります。今は、冷静さを失わないようにしましょう」ナデナデ

絵里「……うん」

ことり「…………っ」ギリッ

希「これで一件落ちゃーー」

雪穂「あ、あの!」

希「ん? どうしたん、雪穂ちゃん」

雪穂「……亜里沙は何処ですか?」
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:25:40.59
絵里「え……?」

雪穂「さっきから、亜里沙の姿が見えないような気がするんですけど……」

絵里「亜里沙なら……海未と一緒に調査を……」

海未「え?」

海未「私はずっと一人でしたけど……」

海未「絵里たちと一緒にいたんじゃないんですか?」

絵里「……それじゃあ、亜里沙は何処に……?」

絵里「っ!」ダッ
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:26:30.67
海未「絵里!?」

希「ここはうちに任せといて」

希「海未ちゃんは、皆で亜里沙ちゃんを探しといてくれる?」

海未「わかりました」

希「……それとな」

海未「?」

希「(えりちは……もう駄目や)」

海未「!?」

希「(冷静そうに振舞おうとしとるけど、もう限界っぽい)」

希「(堪忍したってな)」

海未「(……しょうがないですよ。絵里の心の負担は相当なものだったでしょうし)」

希「(……ありがとう)」

希「それじゃあ、皆を頼むで」

海未「はい」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:28:12.03
ーーーー亜里沙の部屋

キィ

絵里「亜里沙!!」

絵里「何処……? 何処にいるの!?」

絵里「嘘よ……こんなの……」

絵里「早く……見つけないと……」ヨタヨタ

絵里「……ん?」

絵里「机の上に……何か……」ガサッ

絵里「……これは!」

希「えりち、なんなんそれ?」

絵里「っ!?」

希「なんや変な文章が書いてあったようにーー」

絵里「なんでもない!」

希「っ!」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:29:06.60
希「え、えりち……?」

絵里「……ごめん、一人にしてもらえる?」

希「で、でも」

絵里「大丈夫、私には予告メールは来てないから」

絵里「亜里沙を探さないといけないしね」

希「それなら皆で探せばええやん、どうして……」

絵里「少し、落ち着きたいのよ」

絵里「……ごめんなさい」

希「……えりち」

希「落ち着いたら、ちゃんと戻ってきてな」

絵里「……ええ」

ガチャ

バタン
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:30:37.06
希「……どうしてしまったんや、えりち」

海未「希!」

希「海未ちゃん……ことりちゃんも」

海未「絵里の様子は……?」

希「……一人になりたいって、閉じこもってしもうた」

海未「そんな!?」

海未「それじゃあ、前の時と同じでは……」

海未「希、今すぐ絵里を部屋から出しましょう!」

希「……いや、そのままにしとこ」

海未「え?」

海未「どうして……?」

希「それについては、後で説明する。穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんはどこにおる?」

海未「もしかすると亜里沙が帰ってくるかもしれないので、リビングで待ってもらっています」

希「了解、じゃあ一度リビングに戻ろう」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:31:32.32
ーーーーリビング

海未「それで、どうして絵里を一人にしたんですか?」

希「えりちには、落ち着く時間が必要や。流石にショックが大きいやろうしな」

海未「で、ですが……!」

希「……もう一つ、理由がある」

海未「え?」

希「えりちが手紙みたいなものを読んどった」

穂乃果「手紙?」

希「そうや。今内容を紙に書くから、ちょいまってな」サラサラ
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:32:40.36
π
つはのきひもいふおげきう。
あいまへぬをづりふけの。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:33:18.13
穂乃果「なに……これ?」

雪穂「なんだかおかしな文章ですね……」

ことり「…………」

海未「希……これは、もしかして」

希「うん」

希「暗号……やろうな」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:34:14.77
海未「これを書いたのは……亜里沙なんでしょうか?」

希「多分な。差出人は見えなかったけど、『お姉ちゃんへ』って書いてあるのが見えたし」

穂乃果「どういう意味なの?」

海未「……解りません。余り、こういったものは得意ではないので」

海未「希はどうですか?」

希「……うちも解らん。ちょっと考えてみんとな」

雪穂「あの……これって絵里さん宛なんですよね?」

雪穂「それなら、絵里さんに聞いた方がいいんじゃないですか?」

ことり「……答えてくれないよ」

雪穂「え?」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:35:37.35
海未「私もそう思います。もし皆に見せる気があるのなら、この部屋にきているでしょう」

希「そうやろうな……隠したってことは、きっとうちらにばれたくなかったんやろ」

希「だから、ここで話したことはえりちにはないしょやで」

希「きっと、何か解れば教えてくれるはずや」

雪穂「それまでは、我慢ですか」

穂乃果「絵里ちゃん……どうしちゃったんだろう」

希「落ち込んでる場合やないよ」

穂乃果「え?」

希「実は、ちょっと気になることを発見したんや」

海未「なんですか?」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:36:32.20
希「にこっちと真姫ちゃんが同じ部屋にいる時、うちらで壁に耳当てとったやろ?」

穂乃果「うん」

希「その時、確かに皆聞いたはずや、真姫ちゃんの予告メールの音を」

ことり「…………」ギュッ

希「それでな……よっと」ゴソッ

海未「それは……真姫の携帯?」

希「そうや。それで、ちょっと見てみてくれる?」

雪穂「これは……?」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:37:22.89
受信BOX
From:Unknown
From:ママ
From:にこちゃん
From:にこちゃん
From:ママ
From:ママ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:38:24.16
穂乃果「これがどうかしたの?」

海未「……そういうことですか」

ことり「どういうことなの、海未ちゃん」

海未「メールが足りないんですよ」

雪穂「足りない……ですか?」

海未「はい。真姫は、予告で一度『Unknown』からメールを貰っています。もしあの時真姫の所にメールが来ていたのなら、もう一通『Unknown』からのメールがあるはずです」

海未「それがない、ということは……」

希「誰かが……メールを消した?」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:39:11.88
海未「……恐らくは」

雪穂「で、でも、それなら消すよりも携帯を持っていけばいいんじゃ……」

希「……確かに」

海未「それも謎……ですね」

海未「そうだ、希、一つお聞きしたいのですが」

希「どうしたん?」

海未「……真姫の遺体はありましたか?」

穂乃果「っ!?」

希「……あったで」

海未「……そうですか」

希「犯人は……どうして花陽ちゃんの遺体だけ消したのか……やろ?」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:39:58.24
海未「……はい。それにどうやって密室の中で真姫を殺せたのか……も」

希「全く……考えることが多いなぁ」

希「……こんな時に、えりちがいてくれたら……」

ガチャ

希「!?」

絵里「……ごめんなさい、遅れたわ」

海未「絵里!」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:40:40.78
海未「もう大丈夫なんですか?」

絵里「ええ、大丈夫よ。心配をかけてごめんね」

希「良かった……無事やったな」

希「それで、亜里沙ちゃんは見つかったんか?」

絵里「……どこにもいなかったわ」

希「それなら皆で探しに行ったほうが……」

絵里「いえ、それよりも、この部屋からでないようにしましょう」

絵里「もしかすると、亜里沙がひょっこり帰ってくるかもしれないしね」

希「…………」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:41:26.84
絵里「皆、気が滅入ってると思うし、少し気分転換でもしましょう」

絵里「そうね……最近あったこととかについて話すとかどうかしら?」

ことり「…………」

穂乃果「……最近っていうと、穂乃果、全校集会で生徒会長として話させられたんだっけ」

雪穂「え……お姉ちゃんが皆の前で?」

穂乃果「な、なんでそんなに不安そうな顔するの」

雪穂「いや、だってお姉ちゃんだし……」

穂乃果「あー! 雪穂酷い!」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:42:23.09
絵里「まあまあ、穂乃果はちゃんとできてたわよ」

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「でもまあ……その後が駄目だったけどね」

穂乃果「……え?」

海未「……校長先生のお話の時に寝ていたでしょう」

希「それがばれて、先生にめっちゃ怒られとったもんな」

雪穂「お姉ちゃん……」ハァ

穂乃果「う……ごめんなさい」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:43:16.33
穂乃果「で、でも、あの時は疲れてたし……」

海未「でも、じゃありません! 疲れているのは皆同じなんですよ」

穂乃果「はい……」シュン

穂乃果「……あ、ちなみにどんなお話してたの?」

絵里「そうね……音楽の先生が結婚するとか、町でお祭りがあるとか、猫の暴行事件が増えてるとか」

希「もしかして全部寝とったん?」

穂乃果「あ、あはは……」

海未「全く……貴女という人は……」


ーーー
ーー
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:43:58.65
絵里「それじゃあ、電気消すわよ」

穂乃果「はーい」

パチン

希「(海未ちゃん)」

海未「(どうしました、希)」

ことり「(海未ちゃんに何かようなの?)」

希「(あはは、ちょいと堪忍してな、ことりちゃん)」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:45:04.95
希「(なあ海未ちゃん、えりちは、どうして亜里沙ちゃんのことを放置しとくんやろうな)」

海未「(そうですね。それに、手紙についても話しませんでしたし……)」

海未「(おそらく、あの手紙に何か書いてあったんだと思います)」

希「(うちらの知らん情報……か。それなら明日、無理やりにでも問い詰めてみたほうがええんやろか)」

海未「(……そうですね。こうなった以上、あまり長く待てませんしね)」

希「(よし、じゃあ決まりやな。そうと決まれば早くねんとな。お休み、海未ちゃん)」

海未「(はい、お休みなさい、希)」


ーーー
ーー
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:45:53.84
ユサユサユサ

「…………み」

希「…………んっ」

「…………ぞみ」

希「……後五分」

「………さい、希」

希「むぅ……誰や」

海未「起きてください、希」

希「……海未ちゃん?」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 01:47:07.25
海未「……やっと起きてくれましたか」

希「あ、うん……おはよう」

希「ってまだ真っ暗やん……一体どないしたん?」

海未「……いないんです」

希「……いない? どういうことや?」

海未「……落ち着いて聞いてください」



海未「絵里が……いなくなりました」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 02:32:31.06
乙 怖い…
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/30(水) 22:48:09.08
πってたしかキリル文字のпとかで表記されるときもたまにあるんだっけ?
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/08/08(金) 16:12:24.16
真面目に全部読んでたら怖くなってきた
はよ続き書いて解決してー
次スレ:

海未「惨劇の館」【後編・ホラー注意】


このシリーズ:

海未「惨劇の館」【前編・ホラー注意】


海未「惨劇の館」【後編・ホラー注意】


海未「惨劇の館」【犯人視点編・ホラー注意】



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これ、マジでオススメ長いけど最後まで見るのをオススメする!


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