クロエ「タケシー、煎餅おかわりー」俺「まだ食うの?太るぞ

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:20:48.08
In 寮
?俺の部屋?
俺「もうすっかり秋だなぁ」

クロエ「デスネ~」
折り折り、折り折り

俺「なんか秋っぽいもの食いたいな」

クロエ「秋っぽいモノ…銀杏とか」

俺「おー。渋いとこいったなー」

クロエ「美味しいデスヨ?銀杏」

俺「いや、なんかマズそうだからいい」

クロエ「えー…美味しいノニ…」

折り折り…

クロエ「じゃあサンマとかどデスカ?」

俺「サンマって秋が旬なのか?」

クロエ「秋刀魚、というからには秋だと思いマス」

俺「秋刀魚…あ、なるほど」
俺「じゃあサンマにしようか」

クロエ「じゃあ、後で買いに行きましょうネ」

折り折り、折り折り

俺「うむ」

折り折り

俺「………」
俺「なぁ」

クロエ「ハイ?」

俺「クロエはさっきから何をやってるの?」

クロエ「えっ。見ての通りデスヨ」
クロエ「折り鶴作ってるデス」

ぐちゃ?…

俺「これが、鶴…」




関連スレ:

クロエ・ルメール「タケシー!ニッポンの夕焼けキレイですネ?」


クロエ・ルメール「タケシー、遊びキマシター」俺「またきた」


俺「クロエってレズなの?」クロエ・ルメール「ナニ言ってるデスかタケシ」


2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:24:01.21
クロエ「んーなんか違いマスネー」

鶴(?)『ぐちゃー…』

俺「鶴というか、鶴だった物というか…。

これが鶴なら、ある意味ちょっとしたショッキング映像だな」

クロエ「タケシ、折り鶴作れマスカ?」

俺「できるぞ。どれ貸してみろ」

クロエ「どぞどぞ」

……


俺「ほれ」

クロエ「………」

俺「どうした?」

クロエ「下からなんか生えてるんデスケド…」

俺「脚、生やしてみた」

クロエ「きもちわるっ!」

俺「二足歩行型のツルだ。
そして、こうすると…」

スタッ!

クロエ「立った!」

俺「かっこよくね?」

クロエ「不気味すぎマスヨ!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:27:34.63
クロエ「クロエ、普通の鶴作りたいデス。
普通の折り鶴の作り方も教えてホシーデス!」

俺「いいぞ。じゃあもう一枚紙取ってくれ」

クロエ「ありがとデス、タケシ!何色がイイですか?

俺「金色」

クロエ「金色……」

ガサゴソ、ガサゴソ

クロエ「ハイ、どぞデス」

俺「おう。ありが…っ、
って、これ金色じゃなくてただの黄色なんだけど」

クロエ「それではタケシ~、折り鶴作り始めまショ~」

クロエ、普通の鶴作りたいデス。
普通の折り鶴の作り方も教えてホシーデス!

いいぞ。じゃあもう一枚紙取ってくれ

クロエ「ありがとデス、タケシ!何色がイイですか?

金色

クロエ「金色…

ガサゴソ、ガサゴソ

クロエ「ハイ、どぞデス

おう。ありが…っ、
って、これ金色じゃなくて黄色なんだけど

クロエ「それではタケシ。折り鶴作り始めまショ~

俺「おい話聞け。色間違えてるぞ。金をよこせ金を」

クロエ「最初は四角に折るでしたヨネ?」

折り折り

俺「まるで話を聞いていな…は?いや待て!最初は三角だ!」

クロエ「了解デース。その次は四角に折るでしたネ」

俺「違う!つーかそっからどうやって四角に折るんだ。
ちょっと待て。一緒に折ろう」

クロエ「ハーイ」

俺「あと、金色の折り紙よこせ」

クロエ「………」

俺「おい無視すんな」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:29:58.09
……
……

俺「っと…こんなかんじだな」

鶴(キリッ!)

クロエ「オー!鶴できマシター!」

俺「結構綺麗に仕上がったなー」

クロエ「ぐしゃーってなってナイ!ちゃんと綺麗!

生まれて初めて折り鶴一人で完成させマシタ!」

俺(ふふ、喜んでる喜んでる)

クロエ「えへへ、写メっとこー」パシャッ、パシャ

俺「でもまだ完成じゃないぞ」

クロエ「えっ。そうナンデスカ?」

俺「最後の仕上げに、
ここをこうして、こうしたら…」

折り鶴(スタッ!)

俺「完成だ」

クロエ「ま、また立ってるーッ!

俺「今度のは四足歩行だぜ!」

クロエ「………」

俺「見た目どっちかというと鶴というより犬だな」
俺「折り鶴ならぬ折り犬」

クロエ「………」
クロエ「でもよく見ると
これはこれで可愛いデスネ」

俺「あらそう?」

パシャッ、パシャ ←シャッター音
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:30:49.69
二足鶴(キリッ)
四足鶴(キリッ)

俺(二匹並べると余計鶴に見えないなこいつら)

クロエ「この鶴たち…」

俺「ん?」

四足鶴(キリッ!)
二足鶴(キリッ!)

クロエ「こうして並んでると仲の良いカップルみたいデス!」

俺「………」

四足鶴(キリッ///)
二足鶴(キリッ///)

俺「いや…流石にそれは無理あるだろ」

クロエ「えー、そんなコトないデスヨ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:31:57.90
クロエ「最初は気持ちわるかったですが…

二足鶴(キリッ)

クロエ「だんだん可愛く見えてきマシタ」
クロエ「ふふっ」

ツンツン

クロエ「にそくづる~」

二足鶴(キリッ///)

俺「………」
俺「まぁいいけど」

俺「そうなると、異種族同士の恋愛ってやつになるな。
同人誌的には激アツな展開」

クロエ「ナニ言ってるですかタケシ」

俺「?」

クロエ「この子たち異種族ちがうデス。
どっちも同じ鶴デスヨ?」

俺「脚の数が違うのにか?」

クロエ「見た目はちがくても鶴は鶴デス」

クロエ「脚の数なんて関係ナイデスヨ」

俺「そうかなぁ」

クロエ「そうデスヨ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:34:03.61
俺「折り紙余ってるし他にも何か作ろうぜ」

クロエ「もちろん作りマス!」

俺「クロエは他に作りたいものなんかある?」

クロエ「そデスネ。強いて言えバー」

俺「うん」

クロエ「折り鶴」

俺「…さっき作ったじゃないのよ」

クロエ「折り鶴、997匹作りたいデス「」

俺「多いな」

クロエ「ハイ。だから大変デース」

折り折り
折り折り

俺「………」
俺「えっ。ほんとに作るの??」

クロエ「作りますよ?」

俺「それは…どれくらいガチのやつ?」

ドスン←紙の束

クロエ「これくらいガチなやつデス!」

俺「Oh…」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:36:26.61
クロエ「実はデスネ、
クロエ、千羽鶴つくりたいデスヨ」

俺「…身内に入院してる人でもいるのか?」

クロエ「?いないデスケド」

俺「そうか」

クロエ「フランスのワタシの両親におくるデス」

俺「ふむ…。いいかもな
千羽鶴は見た目も派手で受けが良さそう」

クロエ「まぁ、それもあるデスケドネ」

俺「他にもなんかあるの?」

クロエ「お父サンお母サン、
ワタシが、ニポンで上手くやってるかすごく心配してるみたいデ、」

俺「うん」

クロエ「だから、千羽鶴おくるのデス!」

俺「??千羽鶴でその不安を解消できるのか?」

クロエ「できますヨ?」

俺「ふーん…?まぁいいけど」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:39:36.23
クロエ「よーしっ」

ガバッ!

クロエ「残り997匹!がんばるデス!」(フンスカ

俺「完成するかどうかかなり怪しいラインだか…
とにかく、やってみないことには始まらんか。
よし、頑張ろうぜ」

クロエ「……タケシ、手伝ってくれるデスカ?」

俺「え。そのつもりじゃなかったの?」

クロエ「まぁ、そのつもりデシタケド」

俺「ならいいじゃん。時間が惜しいし早くやろうぜ」

クロエ「………」

俺「俺の分の紙取ってくれ」
俺「あと、金色の折り紙、今度こそよろしく」

クロエ「タケシ」

俺「どうした」

クロエ「手伝ってくれて、ありがとデス」

俺「ん?まぁ、うむ。感謝しなさい。」

クロエ「タケシはやっぱりいい人デスネ」

俺「大袈裟だな。この流れなら誰だって手伝うよ」

クロエ「それでも、イイ人」

俺「そうすか」

ガサゴソ

クロエ「ハイ。折り紙どぞデス、タケシ」

俺「おう、ありがとう」
俺「………」

俺「おい!また金色入ってないんだけど!?」

クロエ「金色だけは譲れません。金髪の誇りにかけて…!」

俺「なにそのこだわり」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:42:18.31
俺「千羽鶴かー…それっていつまでに作るとか決めてるの?」

クロエ「明日送りマス」

俺「はやっ!無理ゲーにもほどがあるだろ!
寝ないで作るの手伝うほど俺は善人じゃないぞ!」

クロエ「ダイジョブダイジョブー。
クロエも1000作るのは諦めてるデス。」

クロエ「頑張ったけどダメでしたー
的なアピールができればそれでオッケーデス」

俺「なんてゆとりな発想…」

クロエ「最悪そこの二匹だけ送りマスから、

気負い過ぎず気楽にやりマショウ」

四足鶴(ビクッ!)
二足鶴(ビクッ!)

俺「二匹だけじゃ頑張ったアピールにならんだろ
せめて100匹は作りたいな」

クロエ「100匹?

あはは、タケシそれはムリですよ。ワタシ達2人だけなんデスから

俺「今から千羽鶴作ろうっていうのに、

たかが1000の10分の1でそれ言っちゃいかんだろ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:45:12.78
折り折り

クロエ「よし、二作目完成~!」

俺「おー(パチパチ」

二足鶴(キリッ)

俺「………」
俺「やっぱり脚は生えるんだな」

クロエ「ワタシ、生えてるのしか作れませんし」

二足鶴(キリッ)
二足鶴(キリッ)

俺「こいつらが千匹か…。千羽鶴というよりも、

さながらスターウォーズの二足歩行型ドロイドの軍勢だな」

二足鶴(シュゴー…)
二足鶴(シュゴー…)

俺「鶴の顔もどことなくバトルドロイドに似てきた気がする」

クロエ「……なんだかさっきから不満を言いたげデスネ、タケシ」

俺「渡す相手は外国人だし、
やっぱりその辺気になっちゃうよね」

クロエ「だったら普通の鶴の作り方教えてくだサイヨ!

俺「無理。脚生えた鶴しか作れない」

クロエ「どんな人生送ったら
脚生えた鶴だけ作れるようになるデスカ…」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:46:12.53
作業開始
~始まりのGONG~

俺「………」
折り折り

クロエ「………」
折り折り

俺「………」
折り折り

俺「………」
折り折り

クロエ「………」
折り折り

俺「………」
折り折り

クロエ「………」
折り折り…ピタッ

クロエ「タケシ」

俺「どうした」

クロエ「やっぱり千羽鶴はやめまショウ。
もう無理デス」

俺「………」
俺「ま、まだ10分も経ってないですけど…」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:47:53.70
俺「いくらなんでも諦めるの早いって」

ばたーん←床にばたーんする音

クロエ「折り鶴もー飽きマシター」

俺「さっきのさっきでこの体たらく…。」

クロエ「だってー」

俺「ついさっきまで、
イイ顔して俺にありがとうって言ってたクロエは
どこにいっちゃったんだよ。」

クロエ「あれクロエの生き霊。たまにはみ出マス
ワタシと違いマス」

俺「めちゃくちゃ言ってやがるし…」

ぐでーん

クロエ「タケシー、折り鶴もーいいデスヨー。
それより指相撲しまショー、指相撲ー

俺「指相撲してなんになるんだよ」

クロエ「あれデスヨあれ。
指先鍛えて折り鶴上手に折れるようナレマス」

俺「ならん」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:49:40.10
ゴロン、ゴロン

俺「とりあえずさ」

ゴロン、ゴロン

クロエ「ハイー?」

俺「床転がるのだけはやめよ?だらしなさすぎる」

クロエ「これにはデスネー、」
クロエ「深い訳がデスネー…」

ゴロゴロー

クロエ「あるデスヨー」

ゴロン、ゴロン

俺「ウソつけ」

クロエ「ほんとにアリマスヨ?」

俺「なら言ってみろ」

クロエ「クロエのフランスのお家の中、いつも土足デシタ。

ダカラ、ニポンの裸足の文化とても新鮮」

ゴロゴロー

クロエ「クロエ、こうやって転がることで、
ニポンの文化を全身で体感してるデス。

これ、クロエにとっては文化交流。だらしないと違いマス」

俺「それっぽいことを言いよる」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:51:04.73
ゴロン、ゴロン

俺「でもいいのか?」

クロエ「なにがデスか」

ゴロンゴロン

俺「俺の角度から見ると、
クロエのパンツ丸見えになっちゃってるぞ」

ガバッ!

クロエ「!?」

俺「クロエはいいパンツ履いてるんだな。
ハハッ、ナイスパーンツ!」

クロエ「………」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:53:51.08
クロエ「見た…デスカ…?」

俺「そりゃもうバッチリ」

クロエ「………」
クロエ「タケシ…ECTという技術を知テマスカ?」

俺「え?」

クロエ「ECT」

俺「あ、あぁ、高速道路にあるやつな」

クロエ「それはETC」

俺「はい」

クロエ「ECT…Electroconvulsive Therapy、

こめかみに電極をつけて脳に直接電流を流し込み、
人為的にけいれんを起こして治療に役立てる方法デス。
重い躁病やうつ病のな治療の最終手段の一つとして用いられる治療法デスネ。
この治療法は過去実際に多くの実績を上げているのですが、
実は科学的に解明できていない要素が多分に含まれてマス。
その一つとしてあげられるのが、記憶障害の副作用。
ECT治療を受けた患者はECT前後の記憶が曖昧になり、消えてしまうそうデス」

………

クロエ「これを使えば、タケシからパンツの記憶消せます。
でも病気じゃないタケシがこの治療を受けるのはムリですね。
なので、家にあるもので代わりの機械を作りましょう。
まずは、抵抗熱で解けないような導線とワニクリップを準備します。
あとは、コンセントの穴と導線を繋ぎとめ、
クリップをこめかみに付けるだけ。とっても簡単。
だいじょうぶ。一般家庭の電流で死んだりしないデス。スタンガンを喰らうようなものです。
ではタケシ。ホーマックで道具を買ってくるのでその間、

すみませんほんとすみませんパンツなんて見えてませんでしたすみません
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:57:30.12
俺「クロエさん」

クロエ「なんデスカ」

俺「気持ちはわかるけど流石に早くないですか?まだ10分っすよ10分。
せめてもうちょっと頑張りましょうよ」

クロエ「えー」

ばたーんっ

クロエ「ムリー」

ゴロン、ゴロン

俺(また転がっとるし…)
俺「つーか発案者のお前が誰よりもやる気ないってどういうことよ」

クロエ「いやー、ワタシとしても予想外デシタ。
折り鶴作り、思いの外、作業デス」

俺「そりゃ作業だからな」

ゴロン、ゴロン

俺「………」
俺「あ、またパンツ見えた」

クロエ「タケシは懲りないヒトデスネ…。

でもクロエもう知ってマース。
その位置から覗くの、絶対ムリデース」

俺「おぉ、気付いたか」
折り折り…

クロエ「死角ゼロの計算され尽くした完璧なゴロゴロ…!

何ピトたりとも、クロエのゴロゴロは止められまセンヨー!」

ゴロゴロー

俺「そうか」
折り折り…

クロエ「ゴロゴロー!ゴロゴローデース!」

俺「………」
折り折り…

クロエ「ゴロゴロー!」

俺「………」
折り折り…

クロエ「………」
クロエ「タケシ」

俺「どうした」

クロエ「かまって?」

俺「千羽鶴できたらな」

クロエ「うぅ…」

俺「ほれ頑張れ。残り997個だ」

クロエ「先が見えナイ…」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 21:59:20.88
扉『トントン』

俺「ん?」

扉『トントン』

俺「誰だろ」
クロエ「ヤマさんじゃないデスカ?

俺「そんな刑事みたいなあだ名の知り合い、俺にはいない」

クロエ「ヤマモト。
タケシの部屋のルームメイト、ヤマモト ノブヒコ」

俺「あぁ、ヤマモト先輩のことか…

でもヤマモト先輩ならノックなんてしないだろ。自分の部屋なんだし」

クロエ「あ、それもそデスネ」

扉『トントン』

クロエ「とりあえず、早く行ったほうがヨイのでは?」

俺「そうだな」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:01:13.75
俺(ま、どうせ宅急便かなんかだろ)

ガチャ
俺「はいはい、どちらさんで…」

???「あ、あの…」

俺「!?」

ガタガタ!

???「!だいじょぶですか?」

お、お、お、

???「あ、あのー…?」

女の子や!!

女の子「もしもーし。あ、あれ?
ワタシの声聞こえてますかー?」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:03:27.51
俺(女の子!?俺の部屋に女の子!?)

女の子「あ、あの…」

俺(しかもむっちゃ可愛い!)

俺「コホン…」

俺「ごめんごめん。驚かせちゃったね。

ボクの部屋に何か用かな?」

女の子「え?えっと…」

俺「うん?(キリッ」

女の子「………///」

俺(おいおい…なんか頬が赤く染まってないか?
明らか染まってるぜおい!これ完全に恋する瞳や!)

女の子「そ、その……」

俺(この顔…なんとなく見覚えがある気もするが…
でも話をしたことは確実にない。

ということは、学園で偶然見かけた俺に一目惚れしちゃったパティーンか)

女の子「あ、あの!」

俺「うんうん。落ち着いて?僕はいくらでも待つから」ニコニコ

俺(まいったぜ。今は恋人を作るつもりはないんだけどなぁ)

女の子「クロエさん、こちらにいらっしゃいませんか?」

俺「うん?」
俺「………」
俺「…いるけど」

女の子「あー、よかった!いらっしゃるんですね!

すみません、実はクロエさんに用事があって…。
ご迷惑だとは思いますが、クロエさんを呼んでいただけないでしょうか」

俺「………」
俺「うん」
俺「そうか」
俺「わかった。少し待っててもらえるかな?」

女の子「は、はい。よろしくお願いします」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:05:24.37
俺「………」

クロエ「あ、タケシ。お客さん誰でした?」

俺「女の子…」

クロエ「女の子?
タケシにワタシ以外の女の子の知り合いイマシタっけ」

俺「いない。お前だけだ…」

クロエ「えっ。じゃあ」

俺「クロエ、お前に来客だ」

クロエ「ワタシに??
どうしてワタシがここにいるの知ってるデスカネ」

俺「とりあえず、はやく行っておやり…」

クロエ「行きますケド…
たけしなんでそんなに落ち込んでるデスカ

俺「別に…」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:06:55.21
クロエ「~~~」
女の子「ーーー」

かわいい娘だったなぁ
うちの学園にあんな可愛い子がいたとは…

それにしても…

じーっ←自分の姿を見る

Goddammm!
寝巻きのまんまで出てしまった!
もっとちゃんとした服着てればよかった!くそっ!

クロエ「タケシー?」

俺「ん!?ど、どしたー?」

クロエ「ココミさん、ちょっと中入れてもヨイデスカー?」

俺「おー?いいぞー」

俺「………」
俺「い、いや!ちょっと待て!少しだけ待ってもらえ!」

クロエ「?ハーイ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:10:56.59
クロエ「………」

俺「なんだよその目は」

クロエ「タケシ、なんですかその髪。
なんかピンピンしてますケド」

俺「寝癖だ」

クロエ「タケシなんで服着替えたデスカ?」

俺「なんとなくさ」

クロエ「フーン…」じとーっ

俺「そ、それよりクロエ。
彼女のこと紹介してくれないか?」

クロエ「むー…いいデスケド…」

クロエ「こちらはココミさん。
ワタシの友達。私たちの学年ひとつ下。

新体操部の期待の星!とにかく可愛くて何にしても可愛い!
見た目も中身も、そのまんまキュートな女の子デス!」

心実「……うっ…えっと…」ペコリ///

俺(めっちゃ赤面しとる…
なんだかいけないことしてる気分だぜ)

クロエ「そしてこれはタケシ。
まぁ、見たまんまの人デスネ。
みたまんまタケシデス。以上」

俺(適当にもほどがあるだろ…)

心実「こ、こんにちは」ペコリ

俺「こんにちは」ぺこり
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:12:42.28
クロエ「そういえば、タケシには前に写真だけ見せたコトありマシタネ」

俺(あーそれで見覚えがあったのか…)

俺「クロエのクラスメイトのサトウタケシです。よろしく」

心実「椎名心実です。

…さきほどは、大変失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした」

俺「椎名さんは全然悪くないよ。

俺こそさっきはごめんね。
なんだか恥ずかしいところを見せてしてしまって…」

クロエ「タケシ、またスケベしたデスカ…」じとーっ

俺「し、してないよ」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:14:26.99
クロエ「ココミサン、クロエの忘れ物届けてくれました」

俺「あらまぁ…それはそれは…

というか、よく俺の部屋にクロエがいるって分かったね」

心実「女子寮の寮長さんにクロエさんの場所をきいたら、

もしかしたらと、タケシさんの部屋のことを教えてくださって、それで…」

俺「あーなるほど、それでか。」

心実「すみません…お休みの日に急にお邪魔しちゃって…」

俺「いやいや!お礼を言うのはこっちだよ!
休日にわざわざ届けてくれてありがとね」

クロエ「ココミさん、ほんとにありがとデシタ!

ワタシ、ほんとにほんっ…とに困ってマシタ!
ありがとデース!」

心実「お役に立てて良かったです」ニコニコ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:16:51.04
俺「そういえば忘れ物ってなんだったの?」

心実「それは…」
クロエ「財布と携帯デス!」

俺「おまっ…一番なくしちゃいけないやつじゃん!」

クロエ「ヤー、うっかりうっかり」

俺「そうか。だからお前、
今朝いきなり俺の部屋に来て、朝飯ねだってきたのか」

クロエ「食べ物買えず腹ペコだたデスヨー」

俺「それにしたって時間帯を考えようよ。

お前が来たの朝の5時だぞ5時。いくらなんでも早すぎるだろ。」


クロエ「ニポンの言葉で、『早起きは三文の得』とユーのありマスネ。

財布ないワタシ、タケシにご馳走になっても払えるお金ナイ。

だから代わりに、タケシを早起きさせて三文を支払おうとしたデス」

クロエ「お金のないクロエなりの気配りだったデスヨ!」

ドンッ!

俺「なんだその屁みたいな理屈は…。
つーか早起きしたって三文の得なんて何にも…」

クロエ「でもタケシ、
おかげでニチアサ観れたじゃないですか」

俺「ぐっ…た、たしかに」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:24:39.84
俺「なら仮に、
俺はクロエのおかげで60円の得があったと認めたとする」

俺「しかしだ。
三文って今の価格でいくらか知ってるか?
60円だぞ60円!60円で飯が食えるかよ!」

クロエ「…タケシはまだ気づいていないようデスネ」

俺「なに?」

クロエ「まず、タケシが早起きして手に入れた60円」

クロエ「そして…」

クロエ「ワタシが早起きした分も合わせて合計120円!!」

俺「っ!クロエの…早起き三文分か…だと…!」

クロエ「完全に見落としていたようデスネ」

俺「ぐっ…」

クロエ「今朝の料理はなんだったデスカ?

そう、ご飯、シャケ、卵、味噌汁デス。
これらの単価を合計金額は…120円で十分足りるデスヨ!!」

俺「っずがぁっ!」(BGM:逆転裁判のテーマ)

クロエ「『60円で飯を食えるかよ!』デシタっけ?
答えはノー、デスヨ。タケシ」

俺「くそ!くそ!くそおおおおお!!」

心実「………」
心実「お二人は本当に、仲良しさんなんですね」

俺「あっ…!
す、すまん!2人で話し込んじゃって…」
クロエ「ス、スミマセン、つい悪ノリが….」

心実「…財布を拾ったとき、
『クロエさん、頼れるもののない異国で、
財布も携帯もなくて大丈夫かな…』って

すごく心配していたのですけれど…」

心実「その必要は…なかったみたいですね」ニコニコ

俺「ん?」
クロエ「んん?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:31:14.14
俺「あ、そうだ。
これ、お礼といっちゃなんだけど」

ドサッ

心実「ミカンをこんなにっ!?
そんな、受け取れませんよ!」

俺「クロエのこと探して男子寮と女子寮を歩き回ってくれたんだろ?

しかもこんな休日に…これでもお礼し足りないくらいだよ。」

心実「で、でも!
この量、結構なお値段するんじゃありませんか?」

俺「ルームメイトの先輩の実家がミカン作っててさ、

仕送りで毎週のように送られてくるんだ。
ミカンだけは腐る程あるんだよ」

クロエ「実際あまって腐ってマスしね」

俺「余計なことは言わんでいい」

心実「………」


俺「このミカンは3日前届いたばかりで新鮮だ。問題なく食べられる。
だから遠慮なくもらっていってくれ。」

心実「そうですか…。
それでは、遠慮なくいただきます」

俺「うむ」

心実「……実は、わたしミカン大好きなんです」

心実「こちらこそ、
こんなに美味しそうなミカンをありがとうございました」

俺「そうか。ならよかった」

クロエ「………」
クロエ(今更デスケド、
なんでタケシがこんなに気をつかってるデスカネ)

俺(今更だけど、
なんで部外者の俺がここまで気を使ってるんだろう…)

心実(今更ですが、
なぜ私はタケシ先輩にお礼を言われているのでしょうか…)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:37:50.72
心実「あら?」

机を見つめる心実

心実「これは…折り紙、ですか?」

俺「うん。クロエと折り紙で遊んでてさ」

心実「折り紙…なんだか随分久しぶりに見た気がします。
懐かしい…」

俺「歳とると触る機会減っちゃうからねー。
どう? せっかくだし一枚折ってく?」

いいんですか?

クロエ「もちロンデスヨ!ささっ、どぞどぞ!」

心実「ありがとうございます」ぺこり

………
……


折り折り、折り折り

心実「できましたー」

俺「お?どれどれー」
クロエ「見せてくだサーイ!」

心実「孔雀鶴です」

孔雀鶴(ゴゴゴゴ……!)

俺「くじゃく…づる…これが…?」

クロエ「しっぽのところが…バーッて広がって…」

心実「お、お二人とも?どうかしましたか?」

俺「………」
クロエ「………」

俺「く、孔雀鶴SUGEEEEEE!!かっけええええ!!」

クロエ「尻尾のとこトカすごすぎます!オシャレかっこEEEEEEE!!

これココミサン1人で作タデスカ!?」

心実「は、はい」

俺「椎名さんSUGEEEEE!!!」

クロエ「ココミさんはさらっと人の平均を飛び越える!
さすがココミサンンンンン!!!

心実「お、大袈裟ですよ!
そんなに褒められると…照れてしまいます…っ」///
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:43:08.17
クロエ「ココミサン、ココミサン」

心実「はい?」

クロエ「この孔雀鶴、この子たちと一緒に並べてもヨイデスカ?

心実「あ、ハイ!是非! 」

クロエ「よっ、と」

俺「……」

四足鶴(キリッ)
二足鶴(キリッ)

孔雀鶴(ズドンっ…!!)

四足鶴(!?)
二足鶴(!?)

俺(あいつ一人だけ聖闘士星矢の世界観を背負ってるな…)

クロエ「また一歩、千羽鶴に近づきマシタねタケシ!」

俺「一歩というと聞こえはいいけど、

実際のところ数字にして0.001%でしかないけどな…」

心実「千羽鶴?千羽鶴作ってるんですか?」

クロエ「そデスヨー」

心実「それは…あの…」

俺「たぶん椎名さんが考えてる理由ではないみたいよ」

心実「そうなんですか?」

クロエ「千羽鶴、ワタシのお父さんお母さんに送るデス!

ちなみに、ワタシの家族、みんな元気一杯デス!」

心実「なるほど。そうでしたか」ホッ…

心実「ちなみに、今は何羽まで作ったんですか?」

クロエ「………」
俺「………」

クロエ「じゅ、じゅっぴき」

心実「まだ10羽…ですか」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:47:46.81
心実「………」

心実「久々に折り鶴を作ったら、折り紙熱が再燃しちゃいました。

もしお二人の邪魔にならないようであれば、
私も折り鶴作りに参加してもいいですか?」

クロエ「よ、よいのデスカ?

心実「もちろん。むしろやらせて欲しいです!」ニコニコ

俺「……いや、やっぱり悪いよ。
忘れ物を届けてもらった上に手伝ってもらうなんて。

ぶっちゃけ、千匹まで作るのは俺たち鼻から諦めてるんだ。

100匹くらいで辞めるつもり。
それくらいなら俺たち2人でなんとかなるからさ」

心実「なんとかなるんですか?」

俺「…たぶんなる」
クロエ「ならる!」

心実「タケシ先輩、
そんなに気を遣わなくても大丈夫ですよ?」

心実「私は単純に折り紙をもっと作りたいだけなんですから。
満足したらすぐ帰ります」

俺(とかなんとか言いつつ、
この娘は完成するまで付き合ってくれるタイプの娘や。絶対)

心実「それでも…ダメですか?」

俺「………」
俺「椎名さん」

心実「はい」

俺「それじゃあ悪いんだけど、お願いしてもいいかな」

心実「はい、もちろんです!」

クロエ「ココミサン!ありがとデース!

心実「いえいえ」ニコニコ

俺(ええ娘や…)
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:52:29.74
心実「それで、折り鶴の折り方についてなのですが…」

俺「あれ?もしかして作り方知らない?」
クロエ「それなら孔雀鶴でおっけーデスヨ。むしろ孔雀鶴で!」

心実「い、いえ、普通の折り鶴なら作り方を知っているのですが…」

心実「ワタシの知ってる千羽鶴とは…少し違うみたいで…」

チラッ

四足鶴(キリッ!)
二足鶴(キリッ!)

俺「あー」
クロエ「あー」

俺「普通ので構わないですよ」

心実「いいんですか?」

俺「全然オッケーです。
バリエーションが増えてむしろオッケー」

クロエ「タケシ、なんでさっきから仕切ってるデスカ
プロジェクトリーダーはワタシデスヨ」

ゴロンゴロン

俺「リーダー、転がってないで働いてください」

心実「それじゃー…えっと」

折り折り、折り折り

心実「こんな感じで、いいんでしょうか?」

俺「おぉ、そうそうそんな感じ
心実ちゃんやっぱ折り紙うまいねー」

心実「そ、そんなそんな…」///
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:54:08.19
クロエ「ココミさん、できた鶴はここに並べて置くデス」

心実「はい。わかりました」

ストンっ

俺(……うむ)


四足鶴(どん!)
二足鶴(どとん!)
普通の鶴(ファサァッ…!)


俺(これで、ついに鶴の進化の過程が完成したな)

俺(初めは地にはいつくばるだけの獣が、長い歴史の中で人型へと進化し、

そして、ついに、空という自由を手に入れた…)

俺「俺もいつかはきっと翼が生えて空を自由に…っ」

クロエ「タケシ?なに遠い目してるデスカ?

俺「生命の神秘に思いを馳せていたぜ…」

クロエ「?はぁ。そですか」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 22:57:50.22
………
……



折り折り
クロエ「………」

折り折り
俺「………」

折り折り
心実「………」

クロエ「………」
クロエ「ココミサン」

心実「はい?なんでしょう」

クロエ「サンマ、食べたくアリませんカ?」

心実「サンマですか…いいですねー。
今の時期は脂がのってとっても美味しそうです。」

クロエ「わかりマシタ!」

スタッ←立ち上がる音

クロエ「じゃ!」

心実「へ?」
俺「待て。どこへ行く」

クロエ「心実さん、労うために、
スーパー行ってサンマ買って来マス」

俺「鶴はどうする鶴は」

クロエ「………」

俺「目を逸らすんじゃない」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:07:41.98
クロエ「タケシはさっきから随分熱心デスネ…」

俺「単純作業はわりと好き。

そういうクロエは熱意か足りてないんじゃないか?」

クロエ「うぅ…だってー…
予想以上にこの作業つらいんデスよぅ…うぅ…」

俺「クロエはこういう大人しくちまちまする作業苦手そうだもんなー」

クロエ「うぅ…発案者なのにグチグチいってスミマセン…」

心実「…でもクロエさん、
文句を言いながらも作業量は私たちの中でダントツじゃないですか。
クロエさん流石です。すごいです!」

クロエ「おぉっ」
クロエ「タケシ、タケシ。ワタシすごいって!」

俺(この流れは…よし。)

俺「確かにクロエはすごい。
作業量も多いし、一つ一つのクオリティも高い。
さすがクロエだな」

クロエ「そ、そデスカ?えへへ。
なんかもっと頑張れる気がしてキマシタ!」

俺(よし、このまま…)

心実「でも…だんだん雑になってきているのがもったいないですね…。

クロエさんの作った四足鶴、みんな綺麗なのにちょっぴりもったいないです。」

クロエ「そ、そデスネ…もっと丁寧に頑張ります」ショボン

俺(す、素で上げて落としとる…ナチュラル鬼畜さんや!)
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:15:30.48
クロエ「タケシ。せめて休憩がホシーです…」

俺「今までぶっ続けだったしな。そろそろ休もうか」

クロエ「オォ!やったー!
タケシ!なんかおやつ食べたい!

俺「おやつ?よし、ちょっとまってろ」
……

俺「煎餅だ。ほれ」

ガサッ

クロエ「オー!タケシありがとー!
センベー!いただきマース!」

バリバリ!
バリバリ!

心実「おせんべー…おいしそー…」じーっ

クロエ「?心実も食べマショ?美味しいデスヨ!」

バリバリ!バリバリ!
心実「………」

クロエ「おいシ~」

心実「…じゃ、じゃあワタシも」

そ~っ
バリッ!バリバリッ!

心実「うっ…///」

クロエ「ココミサン?どしマシタ?口合わないですか?」

心実「へ?!い、いえ!そんなことは…っ」

クロエ「ならどんどん食べるデス!ササッ!遠慮せず!」

心実「えーっと…はは…」

俺「………」
俺「ほかにも、こんな煎餅があるぞ」

俺「ソフトサラダ。これは比較的やわらかい煎餅だ
クロエ、食べてみろ」

クロエ「?ハーイ」

もふ…もふ…

クロエ「おいしーです!」

心実「あ…」

俺「あとはふっくらおこげ、しっとり煎餅.、ふっくら穂波…
堅焼きからしっとり系まで色々あるぜ」

クロエ「タケシはなんで煎餅そんなにもってるデスカ」

俺「煎餅は妥協しない派なんでね(キリッ」

クロエ「でたー!タケシさんの謎のこだわりヤー!」

………
カプっ

もふ、もふ

心実「あっ…おいしい…」

俺「そうか。よかった」

心実「タ、タケシ先輩。わざわざありがとうございました」///

俺「うむ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:16:34.78
ウワ↑キハウルシマセンヨー
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:20:17.22
………
……

俺「鶴もだいぶたまってきたなー」

ズーン

クロエ「山もいつのまにかでっかくなりマシタ」

クロエ「そうですね。これなら100匹に到達してるんじゃないですか?」

俺「数えてみようか」

クロエ「ハーイ」
心実「はい」

………
……

心実「合計…93、ですね」

クロエ「えーこんなに時間かけてるのにこれだけデスカ~」

バタンっ←床に倒れる音

俺「四足鶴と二足鶴は時間かかるからなー…」

心実「むしろどうして今まで普通の鶴を作らなかったのか不思議です…」

俺(まぁでも…もうこれで十分なんじゃないか?見た目結構量あるし…

そろそろ…)

クロエ「90…あ!」

俺「どうしたクロエ」

クロエ「9って、ニポン語で、九(ここの)つって数えますよね?」

俺「うん」
心実「えげ」

クロエ「だから9は『ここ』
そして3を音読みして『み』!」

クロエ「93!」
クロエ「続けて読むと『ここみ』!」

心実「あっ。私の名前ですね」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:31:08.50
クロエ「これはきっと、
どこかで私たちのことを見ている神様が
ワタシたちに93まで作れと言ってるデス!」

クロエ「むしろ、それ以上は作っちゃダメと言ってるようなもの!

だから、千羽鶴は93匹までで終わりにして、
サンマ食べマショウ!」

俺「まぁ…100まで行ってないけど、
それはそれできりもいいし、それでいいんじゃないか?」

心実「このままワタシの名前で語呂合わせですか?!
ワタシの名前を急に出されても、クロエさんのご両親は困惑するのでは…」

クロエ「ココミサン。ダイジョブデス。

送る時は1000匹いるってことにして送りマス。
きっと誰にもバレない、誰も数えナイ!ダイジョブ!」

心実「う、うそはダメですよ!

そもそもそれじゃ、私の名前で語呂合わせした意味が…」

クロエ「ぶっちゃけ、
ワタシ、語呂合わせに意味求めてナイ。

体のヨイ辞める理由探してたダケ」

心実「ええっ」
俺「ぶっちゃけたなぁ…」

クロエ「ささっ!
千羽鶴…というかココミ鶴?も完成したことデスシっ、

サンマ買い行きましょー!サンマ!
クロエもーお腹ペコペコデス!」

心実「う、うーん」

クロエ「ほら!行きますよココミサン!」

心実「えっ。私も行くんですか?」

クロエ「当たり前デス。ささっ、タケシも立って立って」

俺「ほいほい…どっこいしょっ、と…」

クロエ「それじゃー、サンマを買いにれっつご~」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:39:46.75
In 外
~サンマへの道のり~

クロエ「サンマ~サンマ~♪」

俺「そういえば醤油切らしてたな。買っておかないと」

クロエ「お醤油ならこの前買い足して置きましたヨ?」

俺「あらそう?なら必要ないか」

クロエ「はいデース」

心実(ジーーーッ…)

クロエ「ココミサン?どしました?
さっきから何も喋ってませんけど…」

俺「もしかして…
そんなに語呂合わせの件嫌だった?それなら…」

心実「へ?い、いえ!違うんです!
そういうことじゃなくて…」

クロエ「?」俺「?」

心実「あの…ずっと気になっていたのですけれど…」

心実「お二人は、いつもこうやってタケシ先輩の部屋で過ごしてるんですよね?」

俺「まぁ、わりと」
クロエ「休日はだいたいタケシの部屋来てマスね」

心実「ということはやはり、お二人は…そ、その…」///

俺「うん」
クロエ「ハイ」

心実「お、お、おお付き合い…してるんですよね???」カ~ッ///

……
……

俺「いや、付き合ってないけど」
クロエ「いや、付き合ってないデス」

心実「えっ!そうなんですか…??」

俺「うん」

心実「はぁー…最近の男女ってそういうものなんですねー…」

俺(それはどうだろう…)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:42:12.61
俺「そういえばさー、クロエ」

クロエ「ハイ?なんデスカ?」

俺「なんで千羽鶴を作ろうと思ったんだ?」

心実「あ、それ私も気になります」

クロエ「あー。」

心実「身内の方に病人がいるわけではないのですよね。
なのにどうして千羽鶴を…?」

クロエ「それはデスネ」

俺「うん」

クロエ「千羽鶴って、たぶんワタシ一人じゃ絶対作れないじゃないデスカ」

俺「うん。作れないな絶対」
心実「はい。絶対作れませんね」

クロエ「…そう断言されると無性に反論したくなりますガ…
まぁいいデス」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/24(金) 23:53:49.80
クロエ「ワタシのお父さんとお母さん、
ニポンで一人きりのワタシのこと、いつも心配してマシタ」

クロエ「特にお父さんは、
ワタシの携帯に毎日のように電話してキマス。

…正直ユーと。あれはちょっピリうっとーしいデスケド」

心実「ふふっ。可愛らしいお父さんですね」

クロエ「そデスネ。かわいいお父さんデス。
2人とも、本当にワタシのこと溺愛してくれてマス。

もちろん、そんな2人のことワタシも大好きデス」

クロエ「ワタシ、お父さんとお母さん、なんとかして安心させたカッタ。
ワタシはニポンでもだいじょぶだよ、って教えてあげたかっタ」

クロエ「だからワタシ、千羽鶴作ろう思いマシタ。

ワタシ一人じゃ、千羽なんて絶対ムリ。

作ろうと思ったら誰かに手伝ってもらわないとできマセン」

クロエ「トモダチと折った千羽鶴を送れば、
ワタシはニポンでも一人じゃないよってコト、2人に伝えられる。

そうしたらきっと、安心してくれる思テ、
千羽鶴作りたい思いマシタ….」

………

クロエ「……すみませんデシタ。
2人にはロクな説明もないままこんなことに付き合わさせてしまって…」

ペコリ

クロエ「な、なんだかその、
説明するのが恥ずかしくて…ごめんなさいデス……」

心実「そんな…!頭を下げる必要ないですよ!

むしろクロエさんのお役に立てて本当に良かったです!」

ギュッ←手をギュッ

クロエ「ココミサン…」

クロエ「…お二人のおかげで千羽鶴を完成させることできマシタ。

これでお父さんとお母さん、きっと安心してくれマス!
改めて!今日はほんとにほんとに、
ありがとございマシタ!」

心実「うふふ。どういたしまして」ニコニコ

クロエ「タケシも!ありがとデース」

俺「う、うむ」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/25(土) 00:04:51.34
俺「ま、まぁ、
千羽鶴じゃなくてココミ鶴だけどな」

クロエ「そデシタネ。ふふっ」

心実「うぅ…そのココミ鶴っていうのやめませんか?
なんだか恥ずかしいですよ」

俺「俺は好きだけどな、ココミ鶴」
クロエ「音の響きがカワイイ!私も好きデース!ココミサン!」

心実「も、もー…」
………
……

クロエ「そういえば」

心実「?」

クロエ「ココミサンはサンマには何かける派デスカ?」

心実「そうですねー。お醤油、でしょうか。
大根下ろしがあるとなお嬉しいです」

俺「大根か…あったかな」

クロエ「ナイですよ。買いマショウ!」

俺「うむ」

心実「え?」

俺「ん?」
クロエ「ン?」

心実「私もサンマ食べていいんですか?」

俺「えっ」
クロエ「エッ!!食べない気だたデスカ!」

心実「え?だ、だって…」

俺「椎名さんには悪いが意地でも食べてもらうぞ。

とことんお礼をつくさせてもらわねば俺の気が済まねぇ…」

心実「で、でも…」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/25(土) 00:10:40.99
心実「…いいんですか?私お邪魔になってませんか??」

俺「そんなわけないでしょう」

クロエ「さっきも言いましたガ、
ワタシ達付き合ってまセン。

ココミサンは、そんなこと気にしなくてイイですヨ!」

心実「そう…ですか?
でも…私邪魔者のような気がして…」

俺「というか、俺たち意外にももう一人いるしね」

心実「え?」

クロエ「ヤマモト、います」

心実「ヤマモト…?」

俺「ルームメイトの先輩だ。
クロエと飯食うときはいつも三人で飯囲ってる」

心実「な、なんだかそのヤマモト先輩って方、
その空間だとものすごく浮きそうですね…」

俺「いや、割と普通に馴染んでると思うよ」

心実「ヤマモト先輩…あったことの無い方ですね」

クロエ「ヤマモト、いい人デスヨ?」
クロエ「唐翌揚げの日は、いつもヤマモト、
クロエに唐翌揚げ分けてくれるし」

俺「いや、あれは分けてもらってるというより強奪してるに近い」

クロエ「そんなコトないデスっ」

心実「……ふふっ、なんだか楽しそうですね」

俺「楽しいぞ。だから妙なこと心配しないで食べに来てくれ」

クロエ「ココミサンには来てホシーです!

ここでお別れするのはさみしーデース!」

心実「それじゃあ…今日だけ、お世話になってもいいですか?」

クロエ「もちろん!」
俺「もちろん!」

クロエ「一緒にサンマ食べまショウ!大根も乗せますよ!」
俺「あと三つ葉なんかもさりげなく添えちゃう!あとレモンも!」

心実「そ、そこまではしなくていいですよっ」

(完)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/25(土) 00:13:20.97
乙乙。この空気が素晴らしい。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/25(土) 05:26:12.17

タケシについに女の子の知り合いができたのか
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/10/25(土) 21:57:51.97
今更だけどたけしの鶴の写メ取るときに携帯使ってないか

クロエ・ルメール・たかしシリーズ:

クロエ・ルメール「タケシー!ニッポンの夕焼けキレイですネ?」


クロエ・ルメール「タケシー、遊びキマシター」俺「またきた」


俺「クロエってレズなの?」クロエ・ルメール「ナニ言ってるデスかタケシ」


クロエ「タケシー、煎餅おかわりー」俺「まだ食うの?太るぞ


クロエ・ルメール「タケシと会えるのも今日で最後デスネ…」俺「え、マジ?」


クロエ・ルメール「健康ランドとディズニーランドって違うんデスカ?」


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