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妖精「ラノベの主人公の耳を塞ぐだけの仕事だ」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 20:34:41 ID:7M2NtsrM
女「あのね、男君が良ければ私は……」

男「?」

妖精「出番だ」サッ、ズボッ
男「」

女「一緒にデートなんて、どうかなぁって……」

男「……」
妖精「よし」サッ

男「……はいぃ?」

女「?! ――男君の鈍感っ!」タタッ

男「?」

妖精「今日もいい仕事をしたな……」ふぅ
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 20:46:57 ID:sQicJsn6
そうかあれは妖精の仕業だったのか
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 20:50:05 ID:7M2NtsrM
妖精「主人公担当の朝は早い」ガチャッ

男「ZzZ....」

妖精「全く、呑気なものだな……」サッ

男「」ズドーン

妖精「し、神経だけでなく、こういう所も図太いのだなぁ///」ドキドキ

妖精「いかんいかん、仕事仕事……」ギュッ……シュッシュッ……

男「ウッ……」

妖精「これでよし……」
――

友「おはよー、相変わらず気だるそうな奴だな」

男「るせーよ……」ハァ
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 20:57:28 ID:7M2NtsrM
男「そういうお前も元気なさそうじゃないか」

友「振られたんだよ……一世一代の告白を」

男「恋愛か……俺にはさっぱり分からないよ」

友「お前は聖人かよ……」

妖精「賢者です」

男「こみ上げるような感情など、理解出来ない……」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 21:08:18 ID:7M2NtsrM
女「おはよ、男君……昨日はごめんね?」

男「何の事かな? さっぱり分からないのだけど」ダルッ、キリッ

女「もー、鈍感なんだからぁ
(相変わらずクール……って、この臭い……まさか男君、今朝もまた……?!)」カアアア

妖精「(耳元で)男、女が風邪気味のようだぞ? 繰り返す、男、女が風邪気味のようだぞ?」ボソッ

男「……」

男「どうした、女? 熱か?」おでこピトッ

女「~~~!!!!」

女「な、何するの、男君のえっちっ!!」バチィン

男「?!」

女「し、知らないっ!
(あ、やっちゃった……)」タタタ

男「女性というものがよく分からない」キリリッ、ジンジン……
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 21:26:21 ID:7M2NtsrM
幼馴染「男、お昼休みになったらご飯一緒に食べない?」

男「うん、いいよ」

幼馴染「約束だからね?」タタタ

妖精「脳が記憶せんうちに」ガンッ
男「!?」ドサッ

男「……ん、転けたのか俺?」

後輩「先輩、今日お弁当作ってます? 先輩の分作ってきたんですけど……お昼に一緒に食べません?」

男「(何か大事な事を忘れているような気がするのだけど……)
ああ、ちょうど良い。頼むよ、後輩」

後輩「ふふっ、約束ですよ?」

男「ああ、もちろんさ」
妖精「……」
ブンッ――
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 21:40:30 ID:7M2NtsrM
ヤマ○ト艦内

沖田艦長「波動砲回路、開け」

古代「波動砲薬室内、圧力上がります!」

――

妖精「む……そろそろ賢者の時間も終わりを告げる頃合いか……」

先生「……であるからして……」

男「ZzZ....」


妖精「クロロホルムの効果は絶大だな」

妖精「教室での処理は危険だが、これも仕事だ」しゃがみっ
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 21:48:05 ID:7M2NtsrM
妖精「朝晩はティッシュで回収していたが……ポケットティッシュでは対応しきれんな」

妖精「……仕方ないのだ、これはあくまでも仕事だからな……やむを得ないのだ」ジーッ

男「」ボロンッ

妖精「相変わらず大した奴だ……///」ウットリ

妖精「いかんいかん」

妖精「全員着席している以上、机の板が死角となるが、誰かが消しゴムを落とさないとも限らない。
今回の処理はいつもより早めにせねばな」

妖精「では……いざ!」ハムッ
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 21:57:30 ID:7M2NtsrM
妖精「うぐぐ……(口に入りきらない……だが、何としても)」ジュルッジュル

妖精「(片手で腰に手を回して固定……
亀の周りを舌でなで回すように丁寧に刺激しながら……
リズミカルに、緩急をつけながら前後運動する!
もう片方の手による玉への刺激も忘れない)」ジュップジュップ……

男「ア…?!」プルプル

―――
キムタク「波動砲、発射ァ!」
―――

妖精「んぐっ!?」ビュルル……
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 22:03:34 ID:7M2NtsrM
……ふぅ



――最低だ……俺って……
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 22:18:54 ID:7M2NtsrM
女「(また男君寝てる……って、この臭い! やだ……またぁ?)」

女「(でも不思議……男君がますます刺激的に見えちゃう……)」ドキドキ

先生「あの……男君、授業中なんですけど(あら、この臭い……男の臭いだわ……

まずい、彼は生徒なのよ……そんな邪な考えは……ああ)」

男「ん……すみませぇん」キリリッ

女・先生「はううっ!」キュウウゥン

先生「い、一旦顔を洗ってきなさい!」

男「そうさせてもらいまぁす……」

妖精「ゴックン」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 22:27:48 ID:7M2NtsrM
トイレ

妖精「ここはお前の仕事だ、頼むぞブサメン」

ブサメン「承知です、姐さん! では鏡を外して……窓をつけて」ガチャガチャ

男「あー、何で毎回目覚め悪いんだろ? ちゃんと睡眠とってるつもりなのに」バシャバシャ

男「それに」ヒョイ、ジー
ブサメン「」ヒョイ、ジーッ

男「この醜い顔! 友からは女たらしと言われるが、絶対にからかわれているよなぁ……」
ブサメン「」クチパクパクパクパク

男「戻るか」スッ
ブサメン「」スッ

ブサメン「姐さん、俺やりましたよ……今日の報酬を!」

妖精「この役立たずの豚がぁ!!」バチーン
ブサメン「アヒィィン、スバラシッ////」ビクンビクン
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 22:45:05 ID:7M2NtsrM
昼休み
女「男君、ご飯食べよう?」

男「ん……(何か忘れとるような)……いいよ」

女「やった!」

幼馴染「……男? ボクと約束したのは嘘だったのかなぁ?」ジト

男「ん、そうだっけ」

後輩「そうですよ、男先輩は私とご飯食べる約束したんですからぁ、ね、幼馴染先輩?」

幼馴染「……何かな?」ギリッ

後輩「……先輩こそ」ギロ

女「あ、あの……」オドオド

友「我がクラス名物、お昼の修羅場です」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 22:59:15 ID:7M2NtsrM
男「……そう言えば、確かに幼馴染と最初に約束したんだっけ」

後輩「!」

女「そんな」

男「ごめんな二人とも……また今度ね?」

幼馴染「男っ!」ギュッ

妖精「そろそろ仕上げ時かな」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:04:36 ID:7M2NtsrM
屋上
男「ん、うまい」

幼馴染「それは良かった」

男「幼馴染は良い嫁さんになれるな」

幼馴染「ええっ?! いきなり不意打ち過ぎるよ男ぉ……でも、嬉しい」

幼馴染「ねぇ、男……もし良ければね、男の……」

妖精「再び出番だな」サッズボッ
男「」

幼馴染「男のご飯、毎日作ってあげる」

妖精「はい」スポッ
男「……」

男「……はいぃ?」

幼馴染「」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:12:38 ID:7M2NtsrM
幼馴染「あはは……相変わらず鈍いね。だけど、今日のボクは負けない……
君が聞こえるまで、諦めないよ」

男「な、何を言ってるんだ?」

妖精「来たか」サッ
男「」ズボッ

幼馴染「男、ボクが君に毎日お弁当作ってあげる!」

妖精「甘い」サッ
男「……すみませんねぇ……僕の悪い癖です」

幼馴染「くっ」

妖精「次」サッズボッ

幼馴染「学食より幼馴染特製の味なんて如何?」

妖精「」サッ
男「……では、もう一つだけ」

幼馴染「」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:19:27 ID:7M2NtsrM
幼馴染「何だよ……ボクをからかってそんなに楽しいの……?」フルフル

男「お、おい、幼馴染よ……何故涙ぐむ。俺、何かしたか?」

幼馴染「むしろしてないのが悪いよ!

もういい…どうせ聞こえないんだから、この際言ってやる……!」スゥ

妖精「おっ……来るか?」ミガマエ

幼馴染「ボクは! 男の事が!」

男「……」
妖精「……」

幼馴染「大~~好き、なんだよっ!」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:24:21 ID:7M2NtsrM
男「……」

幼馴染「ふん、どうせまた聞こえないんじゃ」

男「……ほ、本当に?」ボンッ
妖精「ふふっ」

幼馴染「えっ」

男「俺、不細工だぜ? 風呂上がり補正も効かないくらい不細工だぜ? 良いの?」

ブサメン「それは私です」
妖精「お前もう帰っていいぞ」

幼馴染「そ、そんなことない……私にとって男は昔っから、格好良かったよ?」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:31:49 ID:7M2NtsrM
男「……」

幼馴染「……」ドキドキ

男「幼馴染……」ギュッ

幼馴染「あ……」

男「ごめんな、鈍い男でさ……」ギュウッ

幼馴染「……ホント、鈍感なんだから」グスッ

妖精「この世界での役目は終わったな……」

ブサメン「では姐さん、次の世界へ行きますか!」

妖精「黙れこの豚がっ!」バチィン
豚メン「ブヒィィン///」ビクビクビクン

――こうして今回の妖精さんの仕事は終わりを迎えた。
次に彼女が現れるSSはあなたの物語かも知れない。

<終劇>
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/27(月) 23:44:12 ID:be4ij0SI
乙。でも妖精が仕事しすぎると主人公にイラッとするよな
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/28(火) 00:16:34 ID:OWKgS5mU

この妖精は小鷹のところで仕事するべき
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/28(火) 02:36:47 ID:DJkw6sH2
魔法陣グルグルのさっぱり妖精思い出した
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/28(火) 02:44:22 ID:xFQelqCQ
これはw
なるほどな発想

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