結標「小学生?」一方通行「……おォ」【前編】
- カテゴリ:とある魔術の禁書目録
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- 3: 2011/05/29(日) 00:42:57.94 ID:Ykct5IlD0
-
一方通行「あァ? なンて言った?」
黄泉川「だから、折角籍があるのに勿体ないじゃん!」
一方通行「別にいいだろ……、勉強することとかねェし」
黄泉川「学校はそれだけを学ぶものじゃないじゃん、特に一方通行?」
一方通行「……ンだよ」
黄泉川「一方通行には社交性というものが足りないじゃんよ」ビシッ
一方通行「……」チッ
打ち止め「あなた学校に行くの? ってミサカはミサカは飛び跳ねてみたり!」ピョンピョン
一方通行「いや、これは黄泉川が勝手に……」
黄泉川「よし、手続きは私がしておくじゃん。制服はあるじゃんよ?」
一方通行「……ありますけどォ!」
黄泉川「じゃあ来週から復学じゃん」
一方通行「……おォ」ハァ
打ち止め「あなたの制服姿を見るのが楽しみってミサカはミサカは緩む頬を抑えられない」ニマー
- 4: 2011/05/29(日) 00:43:33.10 ID:Ykct5IlD0
-
一方通行(学校なンて何年ぶりだァ?)
一方通行(あァ……制服はあるけど、ノートとかねェな)
一方通行(買うかァ……めンどくせェ)
一方通行「おい、出かけてくる」ヨイショ
打ち止め「お買い物? ミサカもついて行きたいなってミサカはミサカはミサカをアピールしてみる!」ハイハイ
一方通行「別に面白いもン買わねェぞ」
打ち止め「あなたとお出かけできるだけで楽しいのよってミサカはミサカは頬を膨らませてみたり」プクー
一方通行「……そォですか」
打ち止め「あれれー、耳が赤いよってミサカはミサカはわかりやすいあなたに意地悪を言ってみる」ニマニマ
一方通行「うっせェ!」ウガァ
打ち止め「うふふ、じゃあ靴履いてるね! ってミサカはミサカは玄関に向かって駆けだしてみたり!」
一方通行「待ちやがれクソガキ!」
黄泉川(ほのぼのしてるじゃんねー)
芳川「私のコーヒーも買ってきてくれないかしらね」
黄泉川「んー、今回はコーヒーを買いに行ったわけじゃなさそうじゃん」
芳川「あら、そうなの?」
黄泉川「一方通行を復学させることにしたじゃんよ。それで筆記用具とか買いに行くんじゃないか?」
芳川「へぇ……でもあの子、ランドセルは持っているのかしらね」
黄泉川「……え?」
- 5: 2011/05/29(日) 00:44:09.40 ID:Ykct5IlD0
-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
打ち止め「えーと、大学ノート10冊と、シャーペンに消しゴム、ボールペン」
一方通行「ン。これで充分だろ」
打ち止め「もっと可愛いノートもあったのに
ってミサカはミサカは文句を言いながらシンプルな大学ノートを手に取ってみたり」
一方通行「俺が可愛いノートとか使ってたらホラーだろォが」
打ち止め「そんなことないかもよってミサカはミサカは可愛いノートを使っているあなたを想像してみる」
一方通行「ヤ メ ロ」
打ち止め「むー、あっ」
一方通行「? どうした」
美琴「アンタたち、何してんの?」
一方通行「げっ」
美琴「げっとは何よ、げっとは」ムカッ
打ち止め「お姉様久しぶりってミサカはミサカは元気よく挨拶してみたり!」
美琴「久しぶりー」ギュー
打ち止め「わわっ苦しいよお姉様!」ワプ
一方通行「……」
- 6: 2011/05/29(日) 00:45:05.89 ID:Ykct5IlD0
-
一方通行(なンだこれ居づれェ)
一方通行(あ、猫)
一方通行(……にゃンだ、オマエも仲間かにゃー)
一方通行(……)
一方通行(……“猫と会話が出来るだなんて、まずはそのふざけた幻想をぶっ殺す!”)キリッ
打ち止め「ねぇ、それでね、あなた」
一方通行「お、おォ?!」ビクッ
打ち止め「話聞いてた? ってミサカはミサカはあなたに疑いの眼差しを向けてみる」ムー
一方通行(聞いてませンでした)
美琴「アンタ、復学するんだって?」
一方通行「……おォ」
美琴「長点上機だっけ?」
一方通行「そうだが……、なンで知ってンだ?」
美琴「噂好きな友達がいてねー、その関係でちょっと」
打ち止め「お姉様は交友関係が広いのねってミサカはミサカはあなたに見習ってほしかったり」
美琴「あはは……私もそんなに広くないけどね」
一方通行「だろォな」
美琴「……」ムカッ
- 7: 2011/05/29(日) 00:45:42.02 ID:Ykct5IlD0
-
美琴「そういえば、アンタがロリコンって噂本当なの?」
一方通行「はァ?!」
美琴「本当だったら打ち止めを任せておくの不安っていうか」ウン
一方通行「ンなわけねェだろ……」ハァ
打ち止め「なんか複雑な気持ちってミサカはミサカは微妙に落ち込んでみたり」ショボーン
美琴「まぁ、それならいいんだけどねー」ウン
一方通行「それで、もォいいか?」
美琴「んー、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
一方通行「あァ?」
美琴「あの馬鹿がどこにいるか知らない?」
一方通行「あの馬鹿って……あァ三下か」
打ち止め「ヒーローさんならさっきスーパーの前で妹達が見たみたいだよって
ミサカはミサカは有力情報を漏らしてみる」
美琴「ほんと?!」
一方通行「あンまり困らせンなよ」
美琴「べ、別に困らせてないもん!」ウゥ
- 8: 2011/05/29(日) 00:46:16.34 ID:Ykct5IlD0
-
一方通行「困らせてないもンって……ババアが言う台詞じゃねェな」ハッ
打ち止め「なんであなたはそう喧嘩を売るのかなってミサカはミサカは慌ててみたり!」アワアワ
美琴「ホント、いちいち腹が立つわねえ……」ムカッ
打ち止め「お姉様も短気なんだからってミサカはミサカは二人の顔を見比べてみる」アセアセ
美琴「というか、本当にアンタロリコンじゃないの?」
一方通行「あン?」
美琴「だって私まだ中学生よ? ババア呼ばわりされる覚えなんてないし」
一方通行「そンなンただの罵倒語だろォが」
美琴「ふぅん?」ジトー
一方通行「ちげェっての」
打ち止め「お姉様、この人は本当にロリコンじゃないよってミサカはミサカはあなたをフォローしてみる」
美琴「……ま、打ち止めに免じて納得してあげるわ」
一方通行「……ありがとォございますゥ」ハンッ
打ち止め「それに、あなたはお姉様よりも年下だから、そんなに可笑しくないんじゃないかな」ウン
美琴「……」
一方通行「……」
打ち止め「……」
美琴「……え?」
- 9: 2011/05/29(日) 00:46:58.18 ID:Ykct5IlD0
-
美琴「え?」
- 31: 2011/05/30(月) 00:24:50.69 ID:/Q4Yl0xu0
-
打ち止め「固まっちゃったお姉様、置いてきちゃって良かったのかなって
ミサカはミサカはあなたの空いている手を握りながらちょっと不安になってみたり」テクテク
一方通行「いいンじゃねェか?」テクテク
打ち止め「あなたってけっこう薄情よね」
一方通行「今更だろ」
打ち止め「むーってミサカはミサカは今の返事にちょっと不満を抱いてみる」
一方通行「おいガキ、コンビニ寄ってくぞ」
打ち止め「はーいってミサカはミサカは良いお返事をしてみたり」ハイ
一方通行(今日発売のコーヒーがあったよなァ……)
一方通行(前回はハズレだったが、今回はどォだろォな)
一方通行(期待すべきか、しないべきか……)ウーム
ドンッ
一方通行「あァ?」
上条「イタタ……あれ? 一方通行」
打ち止め「あれ? スーパーじゃなかったのかな
ってミサカはミサカは目の前にいるヒーローさんを不思議に思ってみる」
上条「何で知ってんだ? いや、財布忘れたから取りに戻ってたんだけどな」
一方通行「ふゥン……」
上条「それより、お前らがこの辺りにいるのって珍しいな」
一方通行「そォかァ?」
上条「あぁ。こっちに用事でもあったのか?」
打ち止め「この人の学校用具を買いに来たのよ、ってミサカはミサカは説明してみたり」
- 32: 2011/05/30(月) 00:25:24.16 ID:/Q4Yl0xu0
-
上条「学校? 一方通行って学校行ってるのか?」
一方通行「いや……」
打ち止め「復学するのよってミサカはミサカはさらに説明を重ねてみる」
上条「復学? へぇ……どこの学校だ?」
一方通行「長点上機ィ」
上条「うぉ、トップ校じゃねえか」
一方通行「ン」ウン
上条「はー……すげえなあ。どういう内容やってんだ? ってまだ学校行ってないのか」
一方通行「教科書の類は送られてきたままだから、あったと思うけどなァ」
上条「へえ……長点上機って何か特別な授業とかやるのか?」
一方通行「特にないと思うぜェ? 普通の学校と大して変わらねェだろ」
上条「ちょっと意外だな」
一方通行「そうかァ?」
上条「あぁ。……そういえば、お前って何歳なんだ?」
上条「上条さんは同い年くらいかなぁって思ってたんですけど」ウン
打ち止め「あ……」
打ち止め(ミサカはミサカはさっきお姉様が固まった理由が何となくわかってみたり)
一方通行「……六年だよ」
上条「へ?」
一方通行「チッ……一回で聞き取りやがれ」
- 33: 2011/05/30(月) 00:25:53.86 ID:/Q4Yl0xu0
-
一方通行「長点上機学園初等部六年、一方通行……これでわかったか?」
- 34: 2011/05/30(月) 00:26:36.61 ID:/Q4Yl0xu0
-
打ち止め「あー、やっぱり固まったってミサカはミサカは考えていた通りの展開に項垂れてみたり」
一方通行「なンでだァ?」
打ち止め「それを本気で言っているんだったら、ミサカはびっくりするよ」
一方通行「……別にいるだろ、こンぐらいの身長の小学生」サイキンハ
打ち止め「まぁヒーローさんが背が低いってのもあるかもねって
ミサカはミサカはあなたとヒーローさんの身長が同じくらいなことを暗に示してみる」ジー
一方通行「ン……」チラッ
上条「」
一方通行「……あァ」ナルホド
上条「ううううるせえ! 170以上なんてあっても無駄なだけだろ!」
一方通行「……」ポン
上条「慰めんなよ! 余計に惨めになるわ!」
打ち止め「背の低い男の人も好きって奇特な人もいるよ、ってミサカはミサカはフォローしてみたり」
打ち止め(お姉様とか)
上条「うぅ……。ん、あれ? ということは」
一方通行「あァ? どうした?」
上条(上条さんは小学生を殴ったということに……っ)
上条(いや、あれはそげぶするべきだったと思うけどもですね!)チラッ
一方通行「ン?」キョトン
上条(なんだこの罪悪感……)ズドーン
- 36: 2011/05/30(月) 00:26:55.74 ID:/Q4Yl0xu0
-
上条「よし、一方通行! お菓子とか買ってやろうか?!」
一方通行「いやいやいや、なンでですかァ?」
上条「なんて言うかですね、せめてものと言いますか……」
一方通行「オマエ、小学生だとわかった途端に菓子で釣ろうとすンなよ」ハァ
上条「しょ、しょんなつもりは……」タジタジ
打ち止め「……少なからずもあるのねってミサカはミサカはヒーローさんの言葉を続けてみる」
上条「いや、そんなことはありませんでせうよ……?」アハハ
一方通行「それに三下に買ってもらうほど落ちぶれちゃいねェしなァ」
上条「……面目ない」ウゥ
一方通行「はン、それよりいい加減どいてくれねェか?」ソコ
上条「へ? あ、あぁ悪い! 引き留めちゃってたな」
打ち止め「大丈夫だけど、ヒーローさんこそ大丈夫? ってミサカはミサカは心配してみたり」
上条「あ、あぁー!! 悪い打ち止め一方通行! じゃあな!」
一方通行「ン」
打ち止め「またねーってミサカはミサカはスーパーに走っていくヒーローさんに手を振ってみたり!」バイバイ
上条「おぉ! あぁそうだ一方通行!」タタッ
一方通行「?」
上条「お前ってロリコンじゃなかったんだなー!」
一方通行「は、はァ!?」
打ち止め「本日二回目ねってミサカはミサカはもう背中が小さくなってるヒーローさんを呆然と眺めてみる」ポカン
- 37: 2011/05/30(月) 00:27:23.89 ID:/Q4Yl0xu0
-
一方通行「……俺ってそンなにロリコンっぽいかァ?」
打ち止め「ノーコメント! ってミサカはミサカは回答を誤魔化してみたり」
一方通行「……」
打ち止め「……」
一方通行「帰るかァ」
打ち止め「あれ、コーヒーは……ううん何でもない! ってミサカはミサカは空気を読んでみる」
一方通行「……」ナデナデ
打ち止め「ふにゃ?!」
打ち止め「な、何かなってミサカはミサカは不意打ちに心臓の鼓動が激しくなったのを確認してみる」ドキドキドキ
一方通行「なンでもねェよ……」フイッ
打ち止め「あ、撫でるのやめないで!」
一方通行「……ふン」ナデナデ
打ち止め「ふへへーってミサカはミサカは顔をだらけさせてみたり」ニヘー
打ち止め(あれ、これが原因じゃねって
ミサカはミサカはまさかのミサカの責任説を頭から振り払ってみる)ブンブン
一方通行「おい、頭振ンな」
- 38: 2011/05/30(月) 00:27:58.06 ID:/Q4Yl0xu0
-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
打ち止め「たっだいまーっ」バタバタ
一方通行「おいクソガキ! 走ンな!」
打ち止め「えー……ってわぷっ」ボヨン
黄泉川「ははっ二人ともお帰りじゃん」
一方通行「おォ」
一方通行「……飯はァ?」
黄泉川「もうすぐ出来上がるじゃんよ」
打ち止め「今日のご飯はなぁに? ってミサカはミサカはキッチンの炊飯器を思い浮かべてみる」
黄泉川「それは出来てからのお楽しみじゃん」ニカッ
黄泉川「そうそう一方通行、ちょっと予定外のことがあったけど、手続きは完了したじゃんよ」
一方通行「……ン」
黄泉川「それで復学は明日からじゃん!」ドンッ
一方通行「」
一方通行「は、はァあ?!」
黄泉川「一週間後って言った手前悪いけど、勘弁して欲しいじゃん」
打ち止め「ずいぶん急なのねってミサカはミサカは吃驚してみたり」
黄泉川「何事も勢いが大切じゃんよ! それに……」
打ち止め「どうしたの?」
黄泉川「いや、何でもないじゃん」
黄泉川(ちょーっと考えていることもあるしな)
- 84: 2011/06/01(水) 22:46:40.93 ID:3fcJ3Ayl0
-
――――次の日
チュンチュンチュン
打ち止め「あなたー! 早く起きないと遅れちゃうよ
ってミサカはミサカはあなたに向かってダイブしてみる!」ジャンプ
一方通行「」グフッ
打ち止め「起きた? ってミサカはミサカはあなたの顔を覗き込んでみたり」
一方通行「……打ち止めちゃァン? その起こし方はヤメロって言いませンでしたかねェ?」ヒクヒク
打ち止め「あ……え、えへっ」
一方通行「……」テクテク
打ち止め「あれ、どうしたの?
ってミサカはミサカは普段使わないクローゼットの方に向かうあなたを不思議がってみたり」
一方通行「制服着るンだよ」
打ち止め「!」ピコーン
一方通行「……」
打ち止め「……」ジー
一方通行「……いや、出てってくれませンかァ?」
打ち止め「えーってミサカはミサカは不満を漏らしてみたりー」ブー
一方通行「今後のおやつ譲ってやンねェぞ?」
打ち止め「そっそれはだめーってミサカはミサカは慌てて部屋から退出してみる!」ダダーッ
一方通行「……」ハァ
- 85: 2011/06/01(水) 22:47:16.00 ID:3fcJ3Ayl0
-
ガチャ
黄泉川「おはようじゃん!」
一方通行「ン」
打ち止め「わぁーってミサカはミサカは制服姿のあなたをまじまじと眺めてみたり!」キラキラ
打ち止め「調整中の番外個体にも見せてあげたかったなってミサカはミサカは残念がってみる」
一方通行「そンなに珍しい制服じゃねェだろ」
打ち止め「でもあなたが制服姿っていうのは新鮮よ
ってミサカはミサカはこっそり今のあなたの姿を保存してみる」
一方通行「おいヤメロ」
黄泉川「それにしても良かったじゃんね」
一方通行「何がだ?」
黄泉川「初等部って言っても、ほとんど高等部とデザインが同じで」
打ち止め「あーってミサカはミサカは黄泉川の言わんとするところがわかってみたり」
一方通行「あァ?」
黄泉川「正直一方通行が短パンの制服姿とか想像つかないじゃんよ」
一方通行「」
打ち止め「そ、それでもミサカはアリだと思うよ
ってミサカはミサカは軽く落ち込んでるあなたから目線をそらしながら言ってみる」
一方通行「」
- 86: 2011/06/01(水) 22:48:20.90 ID:3fcJ3Ayl0
-
黄泉川「まぁまぁまぁ、朝ご飯にするじゃん!」
芳川「ふわぁお……んー、ねえ愛穂。私のコーヒーは?」テトテト
黄泉川「桔梗! 起きてたじゃんよ?」
芳川「ふふっ、だって今日は記念すべき日だもの」チラッ
一方通行「……俺ってそンなに小学生に見えねェかァ?」ブツブツ
芳川(なにあれ)
打ち止め(可哀想だけどフォローできないかも
ってミサカはミサカはどう見ても小学生に見えないあなたを応援してみる)
黄泉川「おーい、一方通行もコーヒー飲むじゃん?」
一方通行「あ、あァ」ハッ
打ち止め「ミサカはきな粉牛乳ね!
ってミサカはミサカは下位個体から聞いたバストアップ方法を試してみたり!」ハイ
黄泉川「はいはい」
芳川「……愛穂」
黄泉川「ん? どうした?」
芳川「やっぱり私もきな粉牛乳にするわ」キッ
黄泉川「わ、わかったじゃん」
- 87: 2011/06/01(水) 22:48:58.77 ID:3fcJ3Ayl0
-
一方通行「……ン」ゴクリ
一方通行「そろそろ出るかァ」
芳川「あら、もう出るの?」
一方通行「そンな近いってわけじゃねェしな」
芳川「そう……ねぇ、あなた。ランドセルは?」
一方通行「はァ?」
芳川「持ってないみたいだから」
一方通行「……普通の学生鞄でいいだろ」
芳川「何を言っているの!!」カッ
一方通行「」ビクッ
芳川「ランドセル無くして小学生を語れるとでも思ったの?
そもそもランドセルというのは伊藤博文が当時皇太子だった大正天皇の学習院初等科の入学祝い品として
献上し、それがきっかけで世間に徐々に浸透して今のような形になったとされるという、由緒正しいものなのよ?
それに今やインテリアとして、過去に使っていたランドセルを子どもの頃の思い出として残しておきたい
との需要から「ミニランドセル」として小型に再加工するビジネスすら成り立っているというこのご時世に!
まったく……第一位って言ってもここまでということなのかしらね」ハッ
一方通行「」
芳川「そんなわけで、ここにランドセルがあります」
一方通行「」
打ち止め「黒いランドセルなのねってミサカはミサカは案外普通だったことに拍子抜けしてみる」
芳川「やっぱり基本が大事よね」ウン
- 88: 2011/06/01(水) 22:50:18.34 ID:3fcJ3Ayl0
-
一方通行「……って待て待て待て、俺は持ってかねェぞ!」
芳川「……私常々からあなたに足りないのは年相応さだと思ってたのよね」
一方通行「あァ?」
芳川「絶対能力者進化実験」
打ち止め「!」
一方通行「おい……その話は」
芳川「もしあのまま実験を続けていたとしても、あなたには確実に足りないものがあったわ」
一方通行「……」
芳川「あなたが妹達を守るというのも同じことよ」
一方通行「……なンだと?」
芳川「それが」
一方通行「……」ゴクリ
打ち止め「……」ドキドキ
芳川「……」
芳川「ランドセルよ」キリッ
「「」」
一方通行「……オマエっ」
芳川「なにかしら、ランドセル? ランドセルが持ちたいの?」
一方通行「オマエただランドセル持たせたいだけだろォおおお!!」
打ち止め「芳川はやっぱり芳川なのねってミサカはミサカは肩を落としてみる」ガックリ
- 91: 2011/06/01(水) 22:52:20.60 ID:3fcJ3Ayl0
-
テクテクテクテク
一方通行(どうしてこうなった)
一方通行(泣き落としはともかく、脅しとかねーよ)
一方通行(……ねェよ)
ガラス
一方通行「……」クルリ
一方通行「これは……」
一方通行「あ、一方通行でェす」キャピ
一方通行「……いまのはなし、なしで」
一方通行(でも……)
一方通行(意外と、似合うンじゃねェ?)
一方通行(こういう格好すれば俺だって小学生に……)
『あなたに足りないのは年相応さよ』
一方通行(……ふン)
一方通行「でもま、知り合いには会いたくねェな」
一方通行(あれ、これってフラグじゃね?)
土御門「ん?」
一方通行「あァ?」
一方通行(ですよねー)
- 92: 2011/06/01(水) 22:53:00.20 ID:3fcJ3Ayl0
-
土御門「……」
一方通行「……」
一方通行(……他人の振り他人の振りィ)スタスタ
土御門「……一方通行か?」
一方通行(無視無視ィ……)スタスタ
土御門「ロリコンだからと言って、それはないにゃー……」ボソッ
一方通行「ロリコンじゃねェよ!」ウガァ
土御門「あ、やっぱり一方通行か」
一方通行「あ」ヤベ
土御門「何してるんだ? 割と本気で」
一方通行「いや、一方通行って誰ですかァ? 僕わからないンですけどォ」
土御門「もう手遅れだからな?」
一方通行「……」チッ
- 93: 2011/06/01(水) 22:53:34.60 ID:3fcJ3Ayl0
-
一方通行「別にィ……これから学校なンでェ構わないでもらえますかァ」
土御門「お前学校行ってたか?」
一方通行「今日から復学すンだよ。つーか土御門、馴れ合いは禁止じゃなかったのか?」
土御門「……」
一方通行「……」
土御門「……知り合いが犯罪行為に走ろうとしてたら、誰だって止めたくなるぜぃ」
一方通行「あァ? 犯罪行為ィ?」
土御門「ランドセルとかあれだろ? 小学校に潜りこんで幼女の食い込みがちな体育服姿を観察しに行くんだろ?」
一方通行「……」
土御門「けどさすがに無理があるにゃー……中学生のコスプレをするならまだしも」ハァ
土御門「中学生はババア、そう明言する一方通行には満足しきれないのかもしれないが……」
土御門「中学生の少し背伸びしている雰囲気も乙なもんだぜぃ?」ン?
土御門「かの有名な主人公も言ってたにゃー」
土御門「『俺、ポニーテール萌えなんだ』」
土御門「知ってるか? 中学生のポニーテール率の高さは小中高で一番なんだぜぃ」
土御門「……ツインテールが好きだと言うなら、小学生だがにゃー」
一方通行「……」
- 94: 2011/06/01(水) 22:54:06.10 ID:3fcJ3Ayl0
-
土御門「まぁ、仕方ないにゃー。そこまで言うなら、俺もわからない人間じゃない」
土御門「ロリコン仲間のよしみだ……協力してやるぜぃ」キリッ
一方通行「……土御門ォ」
土御門「へ?」
一方通行「 歯 ァ 食 い し ば れ 」カチッ
ドッコォオオオオオン!!
一方通行「……クソが」チッ
- 107: 2011/06/04(土) 14:37:11.22 ID:Y2jz6tpy0
-
長点上機初等部 六年一組 鈴島源太
×月××日
昨日遅刻したので(ごめんなさい)、
今日は急いで学校に来ました。
早く来すぎたので、校庭で友達を待っていました。
そしたら校長先生が出てきて、
高校生くらいの男の人を連れて校舎の中に入っていきました。
その人は、ランドセルを背負っていました。
俺は知っています。
あれは変態です。
ぺどふぇりあ、だっけ? 真野ちゃんが言ってた。
変態が学校に入っていると思うと、
不安で今日は一日ビクビクして過ごしました。
先生からのコメント
きっとそれはペドフィリアのことではないでしょうか?
先生も詳しくないので、調べてみましたが、
日本ではロリコンとは違い、少女よりも幼い幼女に性的嗜好を表す者のことを示すようですね。
細かい規定などもあるそうですが、性犯罪者の蔑称のニュアンスを含むようです。
真野さんは、大人びていますね。
先生としては、鈴島くんにはもっと子どもらしく育ってほしいものです。
- 108: 2011/06/04(土) 14:37:43.08 ID:Y2jz6tpy0
-
――お待ちしておりました
――それではこちらにご案内致します
――しかし、小学生でレベル5とは、いやはや全く、溜め息しか出ませんな
――その白い髪の毛も、あなたの能力に関係あるんですか
――ははは
――いや、ご冗談がお上手でいらっしゃる
――お、着きましたよ
――こちらの教室です
――特別に新しいクラスを作らせていただきました
――後ほどまた担当の者を寄越しますので
――飲み物も揃っておりますので、寛いでお待ちください
――それでは、失礼しました
ピシャリ
一方通行「……隔離の間違いだろ」ハッ
- 109: 2011/06/04(土) 14:38:14.62 ID:Y2jz6tpy0
-
期待していた、のかもしれない。
思いの外落ち込んでいる自分に驚く。
自分は変わったのだと、
変われたのだと、
調子に乗っていたのかもしれない。
ランドセルを机の横に置いた。
教科書の重みが腕を引く。
その重みがドシリと心にのしかかったようで、それを振り切ろうと頭を横に振った。
備え付けの低い棚の上に用意されたコーヒーサーバーを手に取る。
コポリと音をさせながら、白い紙コップの口に注いだ。
紙越しに熱が伝わる。
内側の白が、コーヒーの黒に侵食されていく。
ふわりと、香ばしい匂いが鼻孔をくすぐった。
一方通行「……」ズズッ
一方通行(これ、旨いな)
きっと、高い豆を使っているのだろう。
それでも、
そこから学校側の意図が見え隠れしているようで、
これ以上飲もうという気にはなれなかった。
一口ほど飲んだところで、コップを机に戻す。
一方通行(しっかし特別クラス、ねェ……)
特別開発研究室という文字が頭に浮かんだ。
復学したところで、
何も、変わらない。
一方通行(まァこうなるとは思ってたがなァ)
一方通行「ふン」
- 110: 2011/06/04(土) 14:38:41.94 ID:Y2jz6tpy0
-
窓から風が吹いてきたかと思うと、子どもの声が一緒に聞こえてきた。
特有の甲高い声は良く響く。
閉じられたカーテンを軽く引くと、太陽の光が目に痛い。
瞬き。
この教室は校庭側に向いていたようで、
外を覗くとすぐに子どもたちが遊んでいるのがわかった。
体育の時間だろうか。
低学年の授業のようで、自分よりもずいぶんと小さな子どもたちが
笑い声をあげながら緑の上を走り回っている。
校庭全てが土ではなく芝生で覆われているのは珍しい。
そこはさすが長点上機と言うべきか。
ずいぶんと、楽しそうに遊ぶものだ。
最初は不満そうな顔をしていた子どもも、すぐに一緒になって笑い声を空に響かせている。
自分もあんな風に遊んだことがあっただろうか。
そう考えて、すぐに否定する。
同年代の子どもと交流を交わすことすら、ありえなかった。
そんなことも、考えなかった。
思いつくことさえ、なかった。
ふと、外から引っ切り無しに聞こえていた子どもの声が、止んだ。
どうしたのかと思い、原因を捜すと、二人の少年が向かい合って立ちつくしているのが目にとまる。
周りの子どもたちも、
それを少し離れたところから様子をうかがっていた。
喧嘩、か……?
細かい表情までは見えない。
けれど、周りの反応が――不本意ではあるが――、
オリジナルと自分の間に立たされたときの打ち止めの反応と、
少し、似ていたから。
一方通行は、そう思った。
- 111: 2011/06/04(土) 14:39:07.99 ID:Y2jz6tpy0
-
別にどうでもいいが、どうなるのか興味はある。
窓を自分の肩幅程度に開き、顔を覗かせる。
そのとき、
片方の少年が、もう片方の少年の頬に向けて、平手打ちをした。
思わず目を見張る。
一方通行「へェ」
なかなか、やるもんだ。
変なところで感心をする。
このまま殴り合いになって、教師に止められ、二人の間は気まずくなる
――という流れでいいのだろうか。
しかし、その一方通行の予想は大きく裏切られた。
何故だかはわからない。
けれど、殴った方の少年が思い切り、声をあげて、泣き出したのである。
普通殴られた方が先に泣くものではないのか?
殴られた方の少年も、それに続いて泣き出した。
うわああああん、
うわああん、
と声が続き、それはますますと大きくなっていく。
その様子を見守っていた――放っておいたのか? ――教師は二人のもとに駆け寄ると、
何かを二人に向けて言ったようだった。
泣き声が止む。
一方通行「……」
一体、なんだというのか。
一方通行は、眉間に深い皺を寄せた。
- 112: 2011/06/04(土) 14:39:48.19 ID:Y2jz6tpy0
-
一方通行(……すぐに仲直りしちまいやがった)
不可解。
不思議。
怪訝。
謎。
理解できない。
わからない。
最近、よく引き起こされる感情だ。
頭でわかっても、
心に追いついていないのだ。
そう自分に言った男を非科学的だと一蹴すると、
今更非科学的も何もないだろうと、逆に馬鹿にされた。
(そのときはソイツを締めてやった)。
少年たちの表情も、周りの子どもたちの表情も、
さきほどまでとは打って変わって、明るいものに変わっていた。
一方通行(さっきまで泣いてたってェのに、もう笑顔になってやがる)
一方通行(……)
一方通行(……これが黄泉川の言っていた“学校で学ぶ勉強以外のこと”かァ?)
息を吐きながら、カーテンの位置を戻す。
教室を振り返ると、
そこは机と椅子が一脚ずつあるだけの、ガランとした部屋だった。
黒のランドセルが、その空間ではやけに目立つ。
一方通行(まァこンなクラスじゃ学べるもンも学べないだろうがなァ)ハッ
- 113: 2011/06/04(土) 14:40:17.55 ID:Y2jz6tpy0
-
椅子をひき、トスンと身体を落とした。
そのまま机の上に突っ伏す体勢になる。
このまま寝てしまえ。
鉛筆で塗りつぶしたかのようなモヤモヤを追い出そうと、
頭をぐしゃりと掻いた。
喉に何かが痞えてしまったようで、気分が悪い。
首の後ろに熱が溜まってしまっているようだ。原因は――不明。
そのことにまた、やきもきする。落ち着かない。
一方通行(……あァ、めンどくせェ……)
帰りはガキにプリンでも買ってやろう。
あァ、番外個体の調整が終わるのは今日だったか。
めンどうだ。
この姿を見られたら、なンて嘲弄されるかわかったものじゃない
重みが増してきた目蓋を、そろりと下ろす。
頬に冷たい机の感触が伝わった。
自分の拍動が大きく感じられる。
ガラッ
一方通行(……ン?)
- 114: 2011/06/04(土) 14:41:01.96 ID:Y2jz6tpy0
-
――も、申し訳ありません!
――車のタイヤがパンクしまして!
――レベル5の授業を受け持つなんて、もう楽しみで眠れませんでしたよぉ
――……ってあれ?
――寝てる?
――えー……
一方通行(なンだコイツ)
扉が開かれて入ってきただろう男性が声を張り上げる。
校長が言っていた、担当の者とやらか。
本来なら起き上がって、挨拶なり何なりをするべきなのだろう。
が、
これは相手にすると疲れそうだ。
となんとなく、
まだ若いだろう男の声から面倒くさそうな雰囲気を察する。
そんな彼の下した決断は、
一方通行(……寝たフリしとこ)スピー
という実に小学生らしい、安易なものだった。
- 124: 2011/06/05(日) 20:29:25.33 ID:LBUponUM0
-
キーンコーンカーンコーン
――(結局ずっと寝てたなぁ)
一方通行「……帰るか」ヨイショ
一方通行(帰りもこれ背負ンのかァ……)ランドセル
一方通行(……)ハァ
テクテク
一方通行(コンビニ行くか)
ガー
<シャーセー
「なん、だと……」
- 125: 2011/06/05(日) 20:29:49.57 ID:LBUponUM0
-
ミサカネットワーク
1.【速報】あのもやしがランドセルを背負っている件(1)NEW
3.【学園都市】スネークに依頼したいこと書いてけ【専用】(432)
3.ミサカにありがちなこと(72)
4.上条「愛してるよ」(451)
・
・
・
・
【速報】あのもやしがランドセルを背負っている件(32)
1 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
ごめんなさい
こんな時どんな顔を すれば良いのか分からないの
2 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15302
笑えばいいと思うよ
3 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039
余裕の2get
4 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12290
>>3
5 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032
>>3
6 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13999
>>3
7 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
一方通行さんと聞いて!
8 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15333
春厨は黙ってろ
- 126: 2011/06/05(日) 20:30:16.94 ID:LBUponUM0
-
9 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13999
>>1
kwsk
10 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
いや、ちょっと調整終わったから散歩してたんだよ
11 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12290
俺ら簡単に外歩いちゃ駄目だろwwww
それで?
12 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090
あー、あの後か
13 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
>>12うん、そう
上条いねーかなーって思いながら、まぁ歩き回ってたわけだ
その後、
ランドセル背負った一方通行を見つけた
14 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12290
全然わかんねーよwwwww
いや、本当にどういうことだってばよ
- 127: 2011/06/05(日) 20:30:48.82 ID:LBUponUM0
-
15 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
説明メンドクセ
おまいら、これを見ろ⊃ htp://misaroda.xxxxx
16 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090
えっ
17 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14886
えっ
18 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka16582
これはこれで……ゴクリ
19 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka15333
>>18黙れショタコン
- 128: 2011/06/05(日) 20:32:13.82 ID:LBUponUM0
-
20 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13999
/\___/ヽ
/ :::\
. | (○), 、(○)、 .:|
| |_, .:::|
. | r―-、 .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
21 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
ふむ……なるほどな
22 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090
遅かったな変、態……?
あれ、変態だよな?
23 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12290
>>22まだ油断するな
24 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
マジレスすると
お前がセロリたんと思えばそれがセロリたんのタルタル美味しいよぉ!
んほぉ!どぴゅっ!
セロリたんのおちんちんきもちいい!きもちいい!おちんちんセロリたんきもちいい!
タルタルいっぱいでたねっ!
セロリたんのタルタル濃すぎて脳が焼けちゃうのぉおおおお!んぁぉ!
セロリたんタルタルを口移しでセロリたんに飲ませたい!
口から白いのが垂れてるのどっちかわいいよぉぉぉぉ!
口から垂れたセロリたんタルタルを掬い取ってペロって食べたらセロリたんがはにかんで恥ずかしい…
って赤らめた顔がにゃあああああああ
タルタルでちゃいます!ミサカのタルタルもでちゃいます!
セロリたんもミサカのタルタル食べてくれるよね!食べたね!
セロリたんがタルタルを喉に通す音でまたおちんちん気持ちよくなっちゃうよぉ!
セロリたんのおちんちんも気持ちよくなっちゃうね!
セロリたんとミサカのおちんちんこすり合わせてタルタル大盛り出来ましたぁっ!
二人で犬みたいにタルタルぺろぺろしあたいね!
ぺろぺろしてるね!今ぺろぺろしてるよ!
セロリたんちんちんビクビクさせながらタルタルごくごくぺろぺろごくごくしてる!
セロリたんのおちんちんこすこすしながらセロリたんがもうタルタルでないって言ってるけど
まだセロリたんタルタル食べたりないのぉ!
どぴゅどぴゅしてりゅ!セロリたんタルタルどぴゅっ!って出てるね!
特濃セロリたんタルタルでミサカのおなかもいっぱい!ごちそうさまでした!
……ふぅ
とりあえず運営に聞いてみたらどうだ?
- 129: 2011/06/05(日) 20:33:27.51 ID:LBUponUM0
- 25 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13999
変態はやっぱり変態だった
26 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13992
>>21お前ちんこ付いてねーだろ
あと氏ね
>>15ってブラクラじゃないよね?
27 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14423
>>22精神が不安定になるから見ない方がいい
28 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
やっほー
20000号はとりあえずあとでお仕置きね☆
>>15あー、やっぱり似合ってないね
29 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14886
う、運営さま!
30 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
一体どういうことですか運営さま!
31 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
どうしよう一方通行さんのコンビニに入る真剣な瞳が格好良すぎる///
32 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka16893
>>24おい、背中をよく見ろ
33 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
あの人は今日から学校だったの
34 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14671
いや何でそれでランドセルを背負っているということに……
アレ? 嫌な予感がしてきたんだが
35 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka13577
>>34言うなよ、絶対に言うなよ!
- 130: 2011/06/05(日) 20:34:23.99 ID:LBUponUM0
-
36 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14671
一方通行って何歳だっけ?
- 131: 2011/06/05(日) 20:34:59.00 ID:LBUponUM0
-
打ち止め「あ、落ちたってミサカはミサカはネットワークを確認してみる」
打ち止め「これは今度学園都市にいる妹達にはあの人を会わせてあげた方がいいのかしら
ってミサカはミサカは混乱しているだろう下位個体を労ってみたり」
打ち止め「まぁそれはともかく、復旧復旧ってミサカはミサカは口ずさんでみる」フフーン
ガチャ
番外個体「ただいまーって、あれ? 最終信号しかいないの?」
打ち止め「お帰りなさーい、芳川なら部屋にいるんじゃないかな」
番外個体「あの人は? 引きこもりのモヤシの癖して珍しいじゃん」
打ち止め「あの人は学校だよってミサカはミサカは簡単に説明してみたり」
番外個体「へぇ、あのコミュ障が学校に行ってもぼっちにしかならなそうだけどね☆」ギャハ
打ち止め「そんなこと言わないであげてってミサカはミサカは今はいないあの人のことを庇ってみる」
冷蔵庫<パカッ
番外個体「ねぇーこのコーヒーって誰の?」
打ち止め「それはあの人のだよってミサカはミサカは最近あの人がハマっているメーカーと一致することを確認してみたり」
番外個体「ふぅん、じゃあミサカは飲んでもいいってことだよね」プシュッ
打ち止め(あの人もそれを見込んで買ってきてる気がするから、いいんじゃないかなって
ミサカはミサカはそれを言ったら怒りそうな番外個体に心の中で思ってみる)
番外個体「ぷはっ」
打ち止め「よくそんな苦いものを一気に飲み干せるねってミサカはミサカはあの人も含めて理解できなかったり」
番外個体「おこちゃま味覚にはちょーっと早いかもねぇ? あひゃひゃ」
打ち止め「むー」
- 132: 2011/06/05(日) 20:35:29.36 ID:LBUponUM0
-
番外個体「ふくれないでよ。……そういえば、ネットワークが大騒ぎだけどどうしたのさ」
打ち止め「んー、発端はこれかなってミサカはミサカはログに貼られているミサろだURLを教えてみる」
番外個体「……」
打ち止め「番外個体?」
番外個体「あひゃ」
番外個体「ぎゃっははははははは! なにこれなにこれ!
第一位のコスプレとかキモすぎてミサカ笑いが止まんない☆」ブヒャヒャ
打ち止め「」
打ち止め(あっれー? 番外個体も知らなかったけ?
ってミサカはミサカは意外と知られてなかったことにこっそり驚いてみたり)
打ち止め(これ見たらあの人落ち込むだろうなぁ……結構気にしてたし)
打ち止め(ここは遠回しに明かした方がいいかもってミサカはミサカは笑い続けてる番外個体を見て決心してみる)
打ち止め「えっと、あのね」
芳川「あら?まだあの子は小学校から帰ってきてないの?」
打ち止め「」
番外個体「ぶひゃ、ひゃ……え……?」
打ち止め「よ、芳川……? いつ入ってきたの?」
芳川「ついさっきよ。誰も気付いてくれないから寂しかったわ」
打ち止め(……空気を読んでほしかったなってミサカはミサカは番外個体を見るのが怖かったり)
番外個体「ちょっと、どういうこと?」
芳川「その言葉の通りよ」
番外個体「……」
打ち止め(そろそろこのやりとり飽きてきたかもってミサカはミサカは本音をぶっちゃけてみる)
- 134: 2011/06/05(日) 20:36:23.57 ID:LBUponUM0
-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
黄泉川「はい、はい、あーやっぱりそうですか、はい。ありがとうございます」
ガチャッ
黄泉川「……はぁ」
小萌「黄泉川先生? どうなさったんですか?」
黄泉川「いや、ちょっと予想していたとはいえ予想通りのことが起こったというか……」
小萌「?」
黄泉川「……小萌先生、お願いがあるじゃん」
小萌「私にできることでしたらお聞きするのですよ」
- 170: 2011/06/11(土) 15:35:46.95 ID:3q7/a06l0
-
こんにちは、検体番号20001号、通称打ち止めです。
あれから番外個体はあの人が小学生だということ知って、
疲れたように「ちょっと時間ちょうだい……」と言って部屋に引きこもってしまいました。
芳川も「もう一眠りするわ」と言って部屋に戻っていきました。
無責任なのか空気が読めないのか、ミサカはミサカは判断に困ってみたり。
天岩戸って言うんだっけ?
ミサカはミサカは最近得たばかりの知識を出し惜しみなく使ってみる。
現在ミサカは番外個体を部屋から出すために奮闘中なの。
下位個体から聞いた方法を実行してみようとミサカはミサカは芳川がいないことを確認してから、
パンツを半分ずりおろしてたり。
打ち止め(……よし)
打ち止め「びっくりするほどユートピア!」パンパン
打ち止め「びっくりすr
ガチャリ
一方通行「……」
打ち止め「……」
一方通行「……なにやってンだ」
打ち止め「……」
13555号、お仕置き決定。
- 171: 2011/06/11(土) 15:36:16.65 ID:3q7/a06l0
-
一方通行「……」
打ち止め「……」
一方通行「……」
打ち止め「……」
一方通行「打ち止めァ」
打ち止め「な、なにかな?! ってミサカはミサカh」
一方通行「コンビニでプリン買ってきたンだが、食べるかァ?」
打ち止め「ほっ本当?! わーい!!
ってミサカはミサカはさっきのことを誤魔化すためにも大げさに喜んでみる!」ワーイ
一方通行「ン……ほら」ゴソ
打ち止め「ありがとう! ってミサカはミサカは受け取ってみたり!」
一方通行「……おォ」
一方通行(さっきのことは忘れよう)ウン
打ち止め「あなたも一緒に食べようってミサカはミサカは手を引っ張ってみる!」
一方通行「俺は甘いもンは食わねェっての」
打ち止め「あれ? じゃあこのもう一つって……」
一方通行「別に意味はねェよ」
打ち止め「!」ピーン
一方通行「……」フイッ
打ち止め「番外個体なら帰ってきてるよ
ってミサカはミサカは素直じゃないあなたに伝えてみたり」ニヨ
一方通行「……ふゥーン」ソォデスカ
- 172: 2011/06/11(土) 15:36:44.84 ID:3q7/a06l0
-
・
・
・
タダイマジャン
アー! ヨミカワオカエリー! ッテミサカミサカ
オナカスイタワ
キョウハワルイケドオベントウジャンヨ
ミサカハコレー!
オレコノニクデェ
ワタシハアマリモノデイイワ
アレミサカワーストハ?
ワイワイワイ
・
・
・
打ち止め「ふわぁ、ねみゅい……ってミサカはミサカは目蓋を擦ってみゆ……」コシコシ
黄泉川「もう寝るじゃんよ」
打ち止め「ふぁーいってミサカはみしゃ……」テトテト
芳川「んー……私もそろそろ寝るわね……」テクテク
黄泉川「二人ともおやすみじゃん」
黄泉川「……ふぅ」
一方通行「……」テクテク
黄泉川「あ、一方通行は待つじゃんよ」
一方通行「ンー?」
黄泉川「ちょっと話したいことがあるじゃん」
一方通行「明日でいいだろ……」ネミィ
黄泉川「今日中に話しておきたいじゃんよ」
一方通行「……わかったよ」ハァ
- 173: 2011/06/11(土) 15:37:12.03 ID:3q7/a06l0
-
黄泉川「ほら、そこに座るじゃん」
一方通行「おォ」ヨイショ
黄泉川「コーヒー飲むか?」
一方通行「いや、いい……で、なンだよ」
黄泉川「んー」
一方通行「早くしてくれ」ネタイ
黄泉川「……」
黄泉川「……一方通行、今日の学校はどうだったじゃん?」
一方通行「あァ?」
黄泉川「楽しかったか?」
一方通行「……」
黄泉川「ん?」
一方通行「別にどうでもいいだろ」
黄泉川「わたしは別に無理に言わせようっていうんじゃないじゃん」
黄泉川「じゃあ、一つだけ聞かせてほしいじゃんよ」
一方通行「……なンだよ」
- 174: 2011/06/11(土) 15:37:39.13 ID:3q7/a06l0
-
「もし、特別扱いされることもない、
異端と見られることもない、
そんな学校があったとしたら―― 一方通行、お前は行きたいか?」
- 175: 2011/06/11(土) 15:38:06.09 ID:3q7/a06l0
-
何を、言っているのか。
彼女から発せられた言葉を、ゆっくりと飲み込む。
その意味が、頭の中全体に染み渡ったとき、
一方通行は自分でも気付かぬうちに、膝の上で拳を握りしめていた。
喉に蓋がされるような錯覚を感じる。
エアコンから吐き出される冷気が、余所余所しく一方通行の肩を撫でた。
首筋が引き攣れ、頭が重い。
期待をすればするほど、それが叶わなかったときの失望は大きい。
一匹狼と言われるが、違う。
自分は単に勇気がないのだ。
根拠も無い未来に恐れて、自ら、自身の手足を縛っているだけなのだ。
真剣に、
実直に、
素直に、
素朴に、
心の内をさらけだすことすら怖くて、躊躇ってしまう。
ならば適当に言葉を見繕って、彼女に答えてしまえばいい。
誤魔化してしまえばいい。
そう思っても、
それで彼女を誤魔化せる気などしなかった。
- 176: 2011/06/11(土) 15:38:34.10 ID:3q7/a06l0
-
時計の針の音が、大きく部屋に響いた。
まるで時が止まってしまったかのようだ。
針の進みがやけに遅く感じる。
このまま、黙っていたら
彼女は諦めてくれるのではないか?
そんな甘い考えすら頭に浮かぶ。
しかし、彼女は黙って一方通行を見つめるだけだった。
その目は優しい。
けれど甘やかすわけではなく、
ゆっくりと、彼自身の言葉で話されるのを待っているかのように見えた。
「俺は――」
ようやく声を絞り出す。
それだけで、重く感じていた空気が微妙な変化を帯びたように感じた。
右拳を固めて、左手で抱え込む。
- 177: 2011/06/11(土) 15:39:29.49 ID:3q7/a06l0
-
「 」
- 186: 2011/06/11(土) 19:32:28.40 ID:3q7/a06l0
-
小萌「はいは~い、今日は転校生が来ましたよー」
小萌「喜べ子猫ちゃん達! そして残念でした男子共」
小萌「転入生は男の子でーす」
<キャーキャー
<ブーブー
小萌「なんと飛び級での転入なのですよー」
<ナンデコノガッコウナンデスカー
小萌「黄泉川先生のご推薦でーす」
<イクツデスカー
小萌「小学生なのですよー」
<ミョウジハ サンゼンインデスカー
<バッカ イスミサンニキマッテンダロ!
<オマイラ…オトコノコダゾ? ワタルニキマッテンダロ!
<ワタルノナニガイインダヨ!
<カンガエテミロ…サキサンがツイテクルンダゼ?
<オマエ…テンサイカ
ザワザワザワザワ
――扉の前
一方通行(うっせェ……)
一方通行(……)
一方通行(……学校生活、かァ)
一方通行(なンだコレ)ドキドキドキ
一方通行(俺は……緊張してンのか?)
一方通行(……すゥ)
一方通行(……はァ)
<ドウゾー ハイッテキテクダサーイ
一方通行「……よし」ゴクリ
- 187: 2011/06/11(土) 19:32:59.05 ID:3q7/a06l0
-
ガラッ
小萌「はーい、自己紹介お願いしまーす」
一方通行「……一方通行だ」
<……
小萌「……口下手さんなので、たくさん話しかけてあげてくださいなのですよー」
一方通行「はっ、はァ?!」
<ハーイ!
一方通行「?!」
一方通行(クックソ! ……ってあれアイツって)
上条「……」コソコソ
一方通行「さ、三下ァ?!」
上条(……おぉう、バレた)
上条「お、おー……久しぶりー」
土御門「汗が凄いぜぇ、上やん」
一方通行「」
一方通行(土御門ォおおおおおお?!)
一方通行(なンだこれ、どうなってやがる?!)
青ピ「……これは、アリかナシかと言われると」
青ピ「アリやな!」ドンッ
一方通行「?!」
上条「お前本当に守備範囲広いな……」
青ピ「当たり前やろ」
青ピ「ボクぁ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様
金髪黒髪茶髪銀髪ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテール
お下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着保母さん看護婦さん
メイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタツンデレチアガールスチュワーデス
ウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス病弱アルビノ電波系妄想癖二重人格女王様お姫様ニーソックス
ガーターベルト男装の麗人メガネ目隠し眼帯包帯スクール水着ワンピース水着ビキニ水着スリングショット
水着バカ水着人外幽霊獣耳娘まであらゆる女性を迎え入れる包容力を持ってるんよ?」
上条「一方通行は女性じゃないだろ!」
青ピ「……ショタもアリや」キリッ
- 188: 2011/06/11(土) 19:33:35.74 ID:3q7/a06l0
-
小萌「じゃあ上条ちゃんは、一方通行ちゃんのお世話係でお願いしまーす」
上条「え、えぇえ?!」
上条「上条さんは放課後スーパーの特売とか色々用事があるんですが……っ」
小萌「えっとー」
上条「……」ゴクリ
小萌「問答無用なのですよー」ニッコリ
上条「」
上条「ふ、ふ……っ」
上条「不幸だあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
姫神「また濃そうなキャラ……私の存在が。どんどん薄くなっていく」
青ピ「あれ、土御門くん。何携帯いじっとるん?」
土御門「ちょっとにゃー」カチカチ
――――――――――――――
From:土御門
Sub:
クラスに飛び級小学生が転入してきたぜい
――――――――――――――
――――――――――――――
From:結標
Sub:
kwsk
――――――――――――――
――――――――――――――
From:土御門
Sub:
(添付ファイル)
これだにゃー
――――――――――――――
――――――――――――――
From:結標
Sub:
え?
これって一方通行よね?
――――――――――――――
――――――――――――――
From:土御門
Sub:
そうだぜぃ
――――――――――――――
――――――――――――――
From:結標
Sub:
ごめんなさい……ちょっと考えさせて
――――――――――――――
パコン
土御門「いや、面白いことになりそうだにゃー」
青ピ(ニヤニヤしとる……)キメェ
- 189: 2011/06/11(土) 19:34:04.35 ID:3q7/a06l0
-
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――
一方通行「ただいまァ」
打ち止め「お帰りなさいってミサカはミサカはあなたの胸に飛び込んでみる!」バーン
一方通行「っと……危ねェだろクソガキィ!」
打ち止め「えへへ、そうやって支えてくれるあなたがミサカは大好きよってミサカはミサカは伝えてみたり」ニコニコ
一方通行「……チッ」
打ち止め「学校はどうだった?」
一方通行「オマエ……」
打ち止め「うん、黄泉川から聞いちゃった」
打ち止め(でも、その表情なら大丈夫かなーってミサカはミサカは安心してみる)
一方通行「……三下がいた」
打ち止め「!」
打ち止め「……そっか」ニッコリ
一方通行「あァ」
打ち止め「じゃあ早く来て! ってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張ってみたり!」
打ち止め「今日はミサカも手伝ったのよ、ってミサカはミサカは今日の夕飯はハンバーグであることを伝えてみる!」
一方通行「……おゥ」
プルルルルル
一方通行「ン?」
着信:結標
一方通行(なンだ……?)
- 190: 2011/06/11(土) 19:34:44.51 ID:3q7/a06l0
-
一方通行「おい、ちょっと先行っててくれ」
打ち止め「? はーいってミサカはミサカは疑問に思いながらも頷いてみたり」コクリ
タタタタッ
<アノヒト?
<ソウダヨッテミサカハミサカハ
一方通行「……」ポチッ
一方通行「なンの用だ」
結標『……』
一方通行「オイ、用事がねェンなら切るぜ?」
結標『ねぇ……ちょっと聞きたいことがあるんだけど』
一方通行「あァ?」
結標『あなたって……』
一方通行「……」
結標『小学生なの?』
一方通行「はァ?」
結標『あ! や、やっぱり違うならいいのよ!?』
一方通行「いや……」
結標『そうよねー、そんなはずないわよn』
一方通行「……おォ。正確には違うが、年齢的にはそォだな」
結標『』
一方通行「それよりオマエ、それどこで聞いたンだ?」
結標『……ありがとう、切るわね』
一方通行「いやだから」
プツッ
ツーツー
一方通行「……」
一方通行(……なンだったンだ?)
- 191: 2011/06/11(土) 19:35:15.43 ID:3q7/a06l0
-
ガチャ
一方通行「……」フウ
打ち止め「誰からだったの? ってミサカはミサカは女の子の気配を感じて嫉妬してみたり」
芳川「この子も男の子なんだから、そういうことだってあるわよ」
番外個体「は、はぁ? 第一位が女から電話貰うなんてあるわけないじゃん!!」
打ち止め(何か番外個体は素直になったの、かな……? ってミサカはミサカは感じてみる)
番外個体「で、誰に貰ったのさ」ムウ
一方通行「……ただ露出狂だ」
打ち止め「それはただのって言わないんじゃってミサカはミサカはあなたの言動に危惧してみたり」
番外個体「そうだよ! 第一位はまだ小さいんだからs……じゃなくて、
変態仲間がいるとかミサカ聞いてないんだけど? 変態は変態に寄りつくってやつ?」アヒャ
芳川「目を反らしながら言っても、全然説得力がないわね」
番外個体「うるさいよ」
一方通行「……それより、飯、作ったンじゃなかったのか?」
打ち止め「あ、ごめんなさい あなた! 黄泉川ー」
<チョットマツジャンヨー
一方通行「……」ハァ
▽
「「「「「ごちそうさまでした」」」」
一方通行「……さまァ」
打ち止め「声が小さいよってミサカはミサカはもう一度あなたに求めてみる!」
一方通行「うるせェなァ」
打ち止め「むー……。ね、あなた」
一方通行「なンだよ」
打ち止め「美味しかった? ってミサカはミサカはちょっと不安になりながらも聞いてみたり」
一方通行「……まァまァだよ」ボソッ
打ち止め「ん? なに?」
一方通行「あァァああ! 旨かったですよ畜生!!」
打ち止め「えへへ、嬉しいってミサカはミサカはあなたから聞けた言葉を永久保存してみる」ニヘー
一方通行「……くそォ」
番外個体(何かミサカ仲間外れじゃない?)
- 192: 2011/06/11(土) 19:35:43.28 ID:3q7/a06l0
-
黄泉川「そうだ一方通行来るじゃん!」
一方通行「ンだよ」テトテト
芳川「私と愛穂からのプレゼントよ」
芳川「もちろん、ランドセルもだから……これからも背負っていってほしいけど」
一方通行(えェー)
黄泉川「一方通行もそんな嫌な顔しないじゃんよ、桔梗もやめる!」
芳川「えー」
黄泉川「全く……」
一方通行「で、なンだよ」
黄泉川「あぁ、これじゃんこれ」ハイ
一方通行「日記帳……?」
芳川「折角の良い機会だから、と思ってね」
黄泉川「後々から見直すと、けっこう楽しいものじゃんよ」ニカッ
一方通行「……」
一方通行「……一応、貰っておいてやる」
黄泉川「まったく、素直じゃないじゃん」ハハッ
打ち止め「それがあの人の魅力なのよってミサカはミサカは会話に乱入してみる」ヒョコ
番外個体「ミサカには全然わからないけどね」ヒョコ
黄泉川「……二人にまでこう言われてるけど、どう思うじゃん?」
芳川「全くもって同意見よ」
一方通行「――あァもォ、くそォ」
一方通行(感謝してるよ、クソッタレ)
- 193: 2011/06/11(土) 19:36:41.05 ID:3q7/a06l0
-
××月××日 木曜日
今日は、学校に行った。
変な奴らばかりだった――あの青髪ピアスって奴はなンなのだろう。
結標の様子が可笑しかったが、何かあったのか。
今度会ったときにでも聞いてみようと思う。
夕食はクソガキが作ったらしい。
旨かった。
- 268: 2011/06/18(土) 18:52:36.57 ID:/UCwQMLu0
-
××月××日 金曜日
昼休み。
デルタフォースと言われる三人に昼食に誘われる。
弁当を持ってきてないと答えたら、
学食に案内された。
- 270: 2011/06/18(土) 18:54:04.78 ID:/UCwQMLu0
-
ガヤガヤガヤ
上条「えーっと、ここが学食なんだけど」
一方通行「へェ……」
土御門「けっこうメニューは豊富だぜい」
土御門(代わりに試作品ばっかだがにゃー)
青ピ「ボクのお勧めはこれやね」
一方通行「あァ? なンだこれ」
上条「いちごシロップもんじゃ焼き……?」
土御門「……名前からしてアウトだにゃー」
青ピ「案外イけるんやで?」
上条「いや何処にもイけねーよ、八方塞がりだろ」
土御門「甘いのか甘くないのかハッキリしてほしいぜい」
青ピ「それは食べてからのお楽しみや!」フフン
- 271: 2011/06/18(土) 18:54:43.55 ID:/UCwQMLu0
-
土御門「頼まないからな?」
青ピ「えー土御門くんのいけずー」ブー
一方通行「……」
青ピ「あれ、一方通行くん?」
一方通行「オイ、サイズとかは選べンのか?」
青ピ「モチロン。大中小に特大特小痒い所に手が届くサービスになっとるで」
一方通行「……じゃあ、特小頼ンでみる」
青ピ「おっ! じゃあ気が変わらないうちに食券買おか」
一方通行「ン」
上条「これが勇者か……」
土御門「いや、単なる無謀だにゃー……」
青ピ「失礼やなぁキミたち」
- 272: 2011/06/18(土) 18:55:22.91 ID:/UCwQMLu0
-
青髪ピアスとやらの勧めるメニューを頼むことにした。
いちごシロップもんじゃ焼きだ。
食券を買うのに少し戸惑って、
10分近く上条当麻と口論するはめになった。
- 273: 2011/06/18(土) 18:56:03.74 ID:/UCwQMLu0
-
上条「一方通行、オマエ何してんだ……?」
一方通行「あァ? カード入れてンに決まってンだろ」グイグイ
一方通行「見てわかンねェのか?」グイグイ
上条「いやいやいや! 無理矢理入れようとして曲がってんじゃねーか!」
一方通行「ン? なンだこれ」
上条「だからカードは入らないんですって!」
一方通行「……おォ」
上条「あ……やっと分かってくれましたか?」
一方通行「こっちに入れンのかァ?」グイグイ
上条「違うから! ちょっと教えてやるからお前は何もするな!」
一方通行「いやいや、出来るし」
上条「いやいやいや、出来てないから!」
- 274: 2011/06/18(土) 18:56:37.21 ID:/UCwQMLu0
-
一方通行「……あ、こっちか」グイ
上条「お願いですから俺の言うこと聞いて下さい!」
一方通行「大丈夫だって」グイグイ
上条「」
青ピ「上やん頑張れー」
上条「いやお前らも手伝えよ!!」
土御門「お世話係は上やんだしにゃー」
上条「……不幸だ」
一方通行「お、入った」ガー
上条「何で?!」
- 275: 2011/06/18(土) 18:57:03.20 ID:/UCwQMLu0
-
意外と不味くはなかった。
でも糞甘かったので、もう食いたくはねェ。
- 276: 2011/06/18(土) 18:57:31.79 ID:/UCwQMLu0
-
一方通行「……うェ」ゲフ
青ピ「ごちそさん」
上条「うわ……よく食べたな」
土御門「甘い匂いが食欲をそそらないことは初めてだにゃー」
青ピ「酷いなぁ。コレが結構美味しいんやって」
上条「食って嘔吐いている一方通行を見ながら言うことじゃねーだろ」
青ピ「えー……そンな駄目やった?」
一方通行「いや……不味くはねェが……俺甘ェの苦手なンだよ」
上条「それで良く食べる気になったな……」
一方通行「ンー……」
土御門「いやでも肉ばっかよりは健康的だぜい」
- 277: 2011/06/18(土) 18:58:10.22 ID:/UCwQMLu0
-
家に帰って打ち止めに話してやったら、ミサカも食べたいとほざきやがった。
明日の昼にでも作ってやろうと思う。
- 278: 2011/06/18(土) 18:58:45.50 ID:/UCwQMLu0
-
××月××日 火曜日
ランドセルも良いかもしれない。
- 279: 2011/06/18(土) 18:59:17.98 ID:/UCwQMLu0
-
上条「お前って鞄ランドセルなのな」
一方通行「同居人が背負ってけってうるせェンだよ」
上条「ふーん……でもそれだと、一方通行も年相応に見えるし良いんじゃないか」
一方通行「普段は見えないって?」ジトー
上条「そ、そんなことはありませんでせうよ?」
一方通行「目ェ逸らしてンじゃねェぞ三下ァ」
上条「いやいやでも格好良いぞ?」
一方通行「……はァ?」
上条「ランドセルって何かほら」
一方通行「あァ?」
上条「黒光りしてるとことか、戦隊物のヒーローとかを連想しないか?」
一方通行「……」ハッ
上条「あれ?」
上条「お、おーい。一方通行ー?」ヒラヒラ
一方通行「……」
上条「おーい」ヒラヒラ
- 280: 2011/06/18(土) 18:59:53.25 ID:/UCwQMLu0
-
××月××日 水曜日
青髪ピアスに「お兄ちゃんと呼んでもええんやで」と言われた。
丁重にお断りをしておいた。
- 291: 2011/06/19(日) 20:06:17.89 ID:uJgqC3q00
-
××月××日 金曜日
最近結標からよく電話が掛かってくる。
「今なにしてるの?」
俺はオマエの友達か何かか。
- 292: 2011/06/19(日) 20:06:45.49 ID:uJgqC3q00
-
××月××日 土曜日
朝起きたら、夕方だった。
冷蔵庫を見たら、
缶コーヒーが切れていたのでコンビニに買いに行くことにした。
- 293: 2011/06/19(日) 20:07:16.43 ID:uJgqC3q00
-
一方通行「……」
姫神「こっちにしようか。迷う」
一方通行「……」
姫神「でも。こっちも美味しそう」
一方通行「……」
姫神「あ。これも」
一方通行(……どンどン選択肢が増えてねェか?)
- 294: 2011/06/19(日) 20:07:49.30 ID:uJgqC3q00
-
菓子を目の前に座り込んでいる女子高生を見つけた。
姫神だった。
目を合わせないようにレジに向かおうしたところ、
声を掛けられた。
- 295: 2011/06/19(日) 20:08:20.69 ID:uJgqC3q00
-
姫神「待って。一方通行くん」
一方通行「」ギクッ
一方通行(なンでバレたンだ……?)
姫神「一方通行くんも。お買い物?」
一方通行「……あァ」
姫神「そう。私は吹寄さんと勉強会のためのお菓子を買っているんだけど」
姫神「どれがいいと思う?」コレトコレ
一方通行「……」
姫神「あ。あとこれ」
一方通行「……俺甘いもン苦手だから選べねェよ」
姫神「これもいいかも」ヒョイ
一方通行「……」
姫神「あ。これも」ヒョイ
姫神「あれ。何か言った?」
一方通行「……全部買えばいいンじゃないですかねェ」ハァ
- 296: 2011/06/19(日) 20:08:57.85 ID:uJgqC3q00
-
結局、帰りは途中まで付き合わされることになった。
- 297: 2011/06/19(日) 20:09:37.94 ID:uJgqC3q00
-
テクテクテク
姫神「一方通行くんは。上条くんと前から友達だったの?」
一方通行「はァ?」
姫神「転入してきた日。知ってるみたいだったから」
一方通行「……友達ではねェよ」
一方通行「顔見知りって程度だ」
姫神「……そう。でも、今は友達」
一方通行「……」
姫神「上条くんは。そう思っているはず」
一方通行「俺とアイツじゃ、釣り合わねェよ」
姫神「友達は。釣り合いが取れてないといけないの?」
一方通行「……」
姫神「……」
姫神「……私と。上条くんは友達」
姫神(……友達。たぶん。ずっと)
一方通行「そォか」
- 298: 2011/06/19(日) 20:10:12.56 ID:uJgqC3q00
-
姫神「……道。どっち?」
一方通行「右」
姫神「私は。左」
一方通行「ン、じゃあこれ」ハイ
姫神「荷物。持ってくれてありがとう」
一方通行「別に大したことはしてねェよ。荷物ったって重くねェしな」
姫神「……手を出してもらってもいい?」
一方通行「? ン」
姫神「はい」ポン
一方通行「……なンだこれ?」
姫神「蒲焼さん太郎。今日のお礼」
姫神「甘いの苦手って言ってたから」
一方通行「……聞こえてたのかよ」
姫神「ふふ。子どもにはお菓子が一番」
一方通行「……それだとオマエの方が子どもってことになるな」
姫神「そうかも」
一方通行「……ありがとよ」
姫神「ふふふ」
姫神「……悩みごとがあったら。お姉さんに相談すればいい」
姫神「一応。私も年上だから」
一方通行「……」
姫神「じゃあ」
姫神「また学校で」バイバイ
一方通行「……おォ」
- 299: 2011/06/19(日) 20:10:55.67 ID:uJgqC3q00
-
姫神と別れたあと、珍しい奴等に会った。
絡まれたと言った方が正確かもしれない。
- 300: 2011/06/19(日) 20:11:52.39 ID:uJgqC3q00
-
絹旗「まさか」
黒夜「まさか?」
絹旗「一方通行が私と超同い年くらいとは思いませんでしたよ」
絹旗「……」ジー
絹旗「超年齢詐称とかじゃないんですか?」
黒夜「……間違いはないはず、だけど」
絹旗「けど?」
黒夜「正直、不安になってきたぜ……」ジー
一方通行(……なンで俺はこいつらにしがみつかれてンだ?)
絹旗「……一方通行、超問題です」
一方通行「はァ?」
絹旗「ここに鶴と亀合わせて10匹います。足の数は全部で30本です。鶴、亀はそれぞれ超何匹いますか?」
黒夜(さすが絹旗ちゃん……)ゴクリ
黒夜(これなら自然に確かめることができる……ッ)
一方通行「鶴は5羽で亀は5匹だろ」
絹旗「それの計算には超何を使いましたか?」
一方通行「あァ? ほぼ条件反射みてェなもンだが……方程式だな」
- 301: 2011/06/19(日) 20:12:20.56 ID:uJgqC3q00
-
絹旗「ふっふっふ」
一方通行「?」
絹旗「あーはっはっはっ! 超引っかかりましたね一方通行!!」
一方通行「……はァ?」
絹旗「小学生はXなんて使いません! 鶴亀算が超基本なんですよ!!」
黒夜「な、なんだってー!! なんて自然な誘導尋問なんだ!!」
一方通行「……いや、オマエら。俺第一位だからな? わかってンだろ?」
黒夜「」
絹旗「……」チッ
黒夜「うおおおおいっ! 絹旗ちゃんはわかってて言ってたのかよ!!」
絹旗「超当たり前じゃないですか、これだから劣等生は」ハッ
黒夜「……ッ」
黒夜「そう言ってられンのも、いつまでかなァ?」ヒクヒク
絹旗「私と超やりあうつもりですか?」
黒夜「ひゃはははは!! また屋上からぶら下げてやンよ!!」
黒夜「覚悟しなァ!! ……って、あれ?」ゴソゴソ
黒夜「あれ?」ゴソゴソ
絹旗「あ、ちなみにあの変なイルカなら超置いてきましたから」
黒夜「」
一方通行(これは俺は行っちまってもいいのか?)
一方通行(……)
一方通行「あァー、ンじゃ。俺行くンでェ」ジャ
- 302: 2011/06/19(日) 20:12:46.82 ID:uJgqC3q00
-
長くなりそうだったので、
二人が言い合っている内に退散することにした。
- 303: 2011/06/19(日) 20:14:09.75 ID:uJgqC3q00
-
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
絹旗「あ、あれ? 一方通行がいつのまにか超いません……」
黒夜「さっき普通に挨拶して行ったじゃねェか……」ボロボロ
絹旗「超教えてくださいよ!!」
黒夜「ボコられてるときにそンな余裕ねェよ!!」
絹旗「くそぅ……同い年の男子なんて超いませんから、ちょっと楽しみだったのに……」
- 304: 2011/06/19(日) 20:14:45.61 ID:uJgqC3q00
-
アイツらは、何がしたかったンだろう。
つーか、いつのまに仲良くなったンだ?
上条当麻が、
「女の子は何を考えているのかわかりません……」って言っていたのを思い出した。
- 305: 2011/06/19(日) 20:15:14.09 ID:uJgqC3q00
-
ガチャ
打ち止め「お帰りなさいってミサカはミサカは録画しておいたカナミンに夢中だったり」ジー
一方通行「もっと離れてみねェと、目ェ悪くなンぞ」
打ち止め「むー。じゃああなたのお膝の上に座っても良い? ってミサカはミサカは妥協案を出してみる!」
一方通行「どこが妥協案だどこが」ヨイショ
打ち止め「そう言ってミサカが座りやすいような体勢で座ってくれるのね」ニヘー
一方通行「……チッ」
打ち止め「あれ? あなた珍しいものを持っているのね
ってミサカはミサカはコーヒーと一緒に入れられているものを見て目を丸くしてみたり」
一方通行「ン? あァ……そォだな」
打ち止め「食べてみてもいーい? ってミサカはミサカは興味津々に聞いてみる!」
一方通行「……これは、俺のだ。また今度買ってきてやる」
打ち止め「? あなたがそういうことを言うのは珍しいね。
わかった、楽しみにしてるねってミサカはミサカはにっこり笑顔で返してみたり」ニコ
一方通行「おォ」
- 306: 2011/06/19(日) 20:15:55.11 ID:uJgqC3q00
-
夕食後、姫神に貰ったお菓子を食べた。
変なパッケージだと思ったが、意外と美味い。
けどコーヒーには合わねェな、コレ。
- 324: 2011/06/23(木) 21:19:59.54 ID:BylDgOzR0
-
××月××日 月曜日
珍しく朝から机に向かっている生徒が多いと思ったら、
今日は課題の提出日だったらしい。
- 325: 2011/06/23(木) 21:20:42.37 ID:BylDgOzR0
-
一方通行「……何やってンだ、オマエ」
上条「いや、その」
土御門「今日提出の課題だぜい」
一方通行「あァ? そンなン出てたかァ?」
上条「おっ! 一方通行も一緒に怒られようぜ!」
一方通行「はァ?」
青ピ「仲間も見つけたからって嬉しそうやなぁ」
上条「うっせぇ! 何でお前はやってきてんだよ!」
青ピ「だってこの課題小萌先生のやないし」
青ピ「ボクはわざわざ中年のおっさんと接する時間を増やしたくないんやで?」
上条「俺が中年のおっさんと接したいみたいに言うな! ……クソ、不幸だ」
土御門「自業自得だにゃー」
- 326: 2011/06/23(木) 21:25:53.54 ID:BylDgOzR0
-
上条「うぅ……全然終わらない」
土御門「ちなみに問一間違ってるぜい」
青ピ「たぶんその途中式も違うで」
上条「」
一方通行「……ン、オイ。見せてみろ」
上条「へ?」
一方通行「あァー……問一が3、問二が6であァーと、問三から5、1、3、2、1」
上条「え、ぅえええ?!」
一方通行「あー、と。これは解き方も無いと駄目なのか?」
上条「いやそう言うことではないんですけど」
青ピ「はぁー……流石やなぁ」
一方通行「ふン」
上条「うわ本当に助かる……ありがとな、一方通行」ニカッ
一方通行「……別にィ」フイッ
- 327: 2011/06/23(木) 21:26:27.28 ID:BylDgOzR0
-
上条当麻が忘れていたらしく、慌てている様子が印象に残った。
- 328: 2011/06/23(木) 21:26:59.04 ID:BylDgOzR0
-
土御門「しかし情けないにゃー」
上条「うっ」ギクッ
土御門「子どもに教わる高校生(笑)」
青ピ「(笑)」
上条「な、なんだよお前ら!」
吹寄「あら? 貴様一方通行くんに教えてあげているの?」
上条「」
吹寄「偉いじゃない。見直したわよ上条当麻」
上条「」
一方通行「いやほら、俺第一位だし……な?」
上条「その優しさが胸に突き刺さる!!」
吹寄「え? 何よどういうこと?」
青ピ「止め刺したのはどっちやろね?」
土御門「微妙なところだにゃー」
吹寄「?」
- 329: 2011/06/23(木) 21:27:31.13 ID:BylDgOzR0
-
××月××日 火曜日
放課後、教室の影で話している二人を発見。
ずいぶんと盛り上がっていたため、
気になって声を掛けることにした。
- 330: 2011/06/23(木) 21:28:14.18 ID:BylDgOzR0
-
青ピ「 」
上条「 ?」
青ピ「 !」
青ピ「 !」
青ピ「 !」
上条「 」
一方通行「何コソコソ話してンだオマエら」
上条「」ギクゥッ
青ピ「あ、一方通行くんはどの子が好みy「ちょっと黙れ青ピ!」
青ピ「……何やねん」
上条「駄目だろさすがに!!」ヒソヒソ
青ピ「何が駄目なん?」
上条「いやだって一方通行はまだ子どもだし!」ヒソォッ
一方通行「……」ピクッ
上条「教育上良くないっていうか!」ヒソソォッ
一方通行「……」
上条「子どもにこれを見せるのはって上条さんは思うわけでしてね?!」ヒソォォオオッ
青ピ「上やん、上やん」チョイチョイ
上条「ん?」チラッ
一方通行「……ンだよ」ブスゥー
上条「あ」
一方通行(……年相応に見られねェのはムカツクが、子ども扱いされンのもムカツク)ブスッ
- 331: 2011/06/23(木) 21:28:45.00 ID:BylDgOzR0
-
何故か上条当麻が明日コーヒーを奢ると言い出した。
断ったが、
青髪ピアスが「年上には甘えるもんやでー」と言ったので、
遠慮無くいただくことにした。
二人は雑誌について話していたようだったが、
すぐに鞄に仕舞われてしまったので何の雑誌だかは分からなかった。
- 332: 2011/06/23(木) 21:29:37.12 ID:BylDgOzR0
-
青ピ「じゃあこっちなら平気やろ」ジャン
上条「まぁこれなら……ってかお前学校に持ち込みすぎだろ」
一方通行「ンだこれ……グラビア?」
青ピ「せやでー。ボクとしてはこの子が一番可愛いと思うんやけど」コレコレ
上条「んー、俺はこの子かな」コレ
青ピ「……いつも思うんやけど、上やんって巨乳ばっか選んどるな」
上条「ぅええ?!」
青ピ「いやボク的には全然アリやけど」
青ピ「土御門くんはロリか義妹系しか選ばへんからなぁ」
上条「そういや土御門は?」
青ピ「職員室に用があるんやて」
上条「ふーん……あ、この子可愛い」コレコレ
青ピ「Eカップやね」
上条「胸じゃねーよ?! 顔のことだからな?!」
青ピ「一方通行くんはどうや?」
上条「聞けよ!!」
- 333: 2011/06/23(木) 21:30:09.51 ID:BylDgOzR0
-
一方通行「……別に、興味ねェし。どうでもいい」フイッ
青ピ「そうなん?」
上条「ほらほらじゃあこれはもう終わり!! 帰ろうぜ!!」
青ピ「んー、ボクが小学生のときは捨ててあったエロ本とか拾ってきて読んでたけどなぁ」コッソリト
上条「本人が興味ないって言ってんだから良いだろ」
青ピ「えー」チラッ
一方通行「……」フイ
青ピ「……せやね」
青ピ「じゃ、帰ろか。……机の中にコレ置き忘れるかもしれんな」ボソッ
一方通行「……」ピク
上条「何か言ったか?」
青ピ「別に何も言ってないでー」
上条「そうか? 一方通行はどうする?」
一方通行「ァ、あァ?! ッ何がだよ」ビクゥ
上条「いや、一緒に帰るか?」
一方通行「……用事があるから、イイ」
上条「そうか。じゃあな」
青ピ「明日学校でなー」ニヤニヤ
- 334: 2011/06/23(木) 21:30:51.17 ID:BylDgOzR0
-
二人が帰ると、教室に一人になった。
- 335: 2011/06/23(木) 21:31:26.58 ID:BylDgOzR0
-
一方通行(……同じ誰もいねェ教室なのに、ずいぶン違ェな)
一方通行(……)チラッ
一方通行「別に興味ねェけど」
一方通行(……いや、ねェよ?)
一方通行(これはアレだよアレ)
一方通行(番外個体に馬鹿にされたとかでもねェし?)
一方通行(……クソ)
一方通行(……)キョロ
一方通行(誰もいねェな)ウン
ガサ
一方通行(よし……)ソロー
姫神「あれ。一方通行くん?」
一方通行「~~~~~ッ!??」ゴンッ
姫神「どうしたの?」チカヅキ
一方通行「……ッなンでもねェよ!」
姫神「それなら。いいんだけど」
姫神「凄い音がしたから」
一方通行「大丈夫だ」
姫神「そう?」
一方通行「大丈夫なンでホント」
姫神「でも。涙目」
一方通行「大丈夫なンで」
姫神「?」
- 336: 2011/06/23(木) 21:32:04.49 ID:BylDgOzR0
-
突き指をしたので、帰り病院に寄ることになった。
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サイトのデザインを大幅に変更しました。まだまだ、改良していこうと思います。
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