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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 02:55:06.38 ID:BlFGCuT/0
説明しよう
一方通行のホルモンバランスは既に女性ホルモンが男性ホルモンを越え
全体の4/5となっていた

その状態で触れた【幻想殺し】は男性ホルモンを幻想と判断
男性ホルモンは消滅し さらに様々な男性的な部分を幻想と判断
色々有って一方通行は女性となったのである
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 03:46:01.82 ID:LwavaFkl0
一方「…な、なにしやがった!!!」

上条「アクセラたん可愛いよ!」

一方「三下ぁ!!!!!!てめぇ死ね!!」

上条「うわっ!!ちょっ、鉄骨投げてくんなぁぁぁぁぁ」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 05:22:30.17 ID:LwavaFkl0
一方「ねぇ…」

上条「無理だって…ホント悪かったと思ってるけど、俺には幻想は殺せても元には戻せないんだ…わりーな一方通行、いや鈴科」

一方「それはもう諦めた…」

上条「そっか…まぁお前も順応してるみたいだし、そのワンピースも似合っててかわいいぞ」

一方「////……あのね、お願いがあるの」

上条「う…(上目づかいは反則だろ)な、なんでしょう」

一方「わたしを…わたしをこんなにした責任をとって////」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 05:34:36.08 ID:LwavaFkl0
美琴「…な、なにしてんのよあいつー」プルプル

黒子「お姉様…のぞき見ははしたないですわよ」

美琴「黒子うるさい!あー、あいつも顔赤くして…声が聞こえないけどなんか雰囲気悪いわね…」ビリビリ

黒子「お、お姉様…落ち着いてくださいまし」

美琴「これが落ち着いてられる!?」

黒子「と、とりあえず同じファミレスに入って近くの席から話を聞いてみてはいかがでしょう」

美琴「!…いくわよ黒子!」

黒子「はぁ…あんな類人猿のどこがいいんですの あ、待ってくださいおねーさまぁ!!」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 08:37:11.25 ID:LwavaFkl0
上条「……」ゴクン

鈴科「…だ、だめかなぁ?」ウルッ

上条「ちょ、ちょっと待ってくれ」(泣くなー!反則だろ!!くそっ、可愛い!!!)

上条(ど、どうしましょう。か、上条さんにも春が!いや、まてでも相手は鈴科と言ってもあの一方通行だぞ?)

チラッ

鈴科「?」

上条(小首かしげてるのも可愛い!!!!!うぎゃーもう一方通行とか関係ないだろ、いまは鈴科なんだし!女の子だし!あぁぁぁぁぁ)脳内で転げまわる



41: どっかのしったかくんにおくる 2010/11/10(水) 15:00:04.80 ID:LwavaFkl0
リアルゲコ「ふむ…」

一方「どうなんだよ」

リアルゲコ「見事に染色体とホルモンバランスが女性になってるね」

一方「はぁ…まじかよ」

リアルゲコ「みるかね?ほら、ホルモンバランスなんか女性ホルモンが男性ホルモンを見事に上回っている」

一方「いや、みたくねーです…はぁ」

リアルゲコ「そうかね?ふむ…これは元に戻すのは難しそうだねぇ」

一方「なんとかなんねぇのかよ先生ぇよぉ」

リアルゲコ「ここまで痕跡もなく変わってしまうとね、これが生まれた時からの正常な状態としか言えないぐらいだよ」

一方「そんなわけねぇだろうが!」

リアルゲコ「いや、例えばの話だよ…ん~、すまないが現時点では治療法も皆無だね、性転換手術とかは嫌だろう?」

一方「ありゃ、あくまで女を外科的に男にするだけだろ」

リアルゲコ「だね。んーそうするとやはり無理だね」

一方「なんだと!?」

リアルゲコ「まぁ考えておくから。いい方法が思い浮かんだら連絡するよ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 15:32:04.66 ID:LwavaFkl0
一方「はぁ…不幸だ…」

店員「ご注文はお決まりでしょうか」

一方「ブレンド、ブラック」

店員「かしこまりましたぁ」

一方「はぁ…くそっ、胸とか外見的なことだけじゃなく内蔵とか細胞レベルまで女になってるなんて…」

イライライライラ…

一方「しかも…せ、生理が近いうちにくるだと…冗談じゃねぇ」

店員「お待たせいたしましたぁ。ホットのブレンドコーヒーお一つ。以上でご注文の方はお揃いでしょうかぁ。ごゆっくりどうぞー」

一方「あーイライラする!こういう時はここのコーヒーで落ち着かねーとな」

チビッ

一方「!?に、にげぇ…なんだこの苦いのは…こんなのコーヒーじゃねぇ…」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 15:56:11.59 ID:lhhHgJgzP
味覚まで……
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 16:03:39.36 ID:LwavaFkl0
佐天「おいしー!やっぱここのデラックスショコラパフェは最高よね!!」

初春「ほんとですね!」

わいわい

一方「………」ジー

おそるおそる

一方「に、苦い…」うるうる…

ハッ!?

一方「ま、まさか…」プルプルプルプルッ

~~~小一時間コーヒーと格闘~~~

一方「…すいません」

~~~~~~~~~

一方「うめー!!!」キラキラキラッ

一方「パフェがこんなにうまいとは思わなかったぞ!!」ニコニコニコニコッ

男A「おい、あそこにメッチャ可愛い子が居るぞ」ニヤニヤ

男B「うぉ!まじだレベルたけーwwww」ニヤニヤ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 18:02:38.98 ID:LwavaFkl0
あ~ん パクリッ ふるふるふる

一方「うめー」うるうるうる
※この時の一方さんは目を見開いてキラキラうるうる状態なので
 当社比で可愛さ300%UP状態なのでした

男A「ねーねー一人?」ニヤニヤ

男B「相席いい?」ニヤニヤ

一方「あぁん?ほかいけほか」

シッシッ

ピクッ

男A「そんなこと言わないでさー」ぴくぴくっ

男B「あ、それここの名物でうまいらしいよなそのパフェ」ニヤニヤ

一方「てめーらのせいで急にまずくなってきたぜ」

男A「なんだとこらぁ!テメーちっと可愛いからって調子にのってんじゃねーぞ!!」

バンッ!

男B「お、おいっ!!」

一方「うっせーうせろぼけ」ぱくぱくぱくっ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 18:16:22.76 ID:LwavaFkl0
男A「上等だこらぁ!!」ぐわっ

一方「(ちっ、騒いで店追い出されると、ここのパフェ食えなくなるじゃねーか)」

男B「まっ───」

ドンッ!

!?

気づいたら男Aは床に転がっていた

呆然とする男Bと周り

目を細める一方通行(ぱくぱくぱくっ)

黒子「ジャッジメントですの!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 18:21:26.45 ID:LwavaFkl0
男B「や、やべぇ!」

黒子「女の子に対する暴行未遂の現行犯で拘束します。」

男A「いてーな!いったい何が」

美琴「大人しくしたほうがいいわよー」

男B「と、常盤台のレールガン!?」

男A「な、なに!?」

黒子「そう!この御方こそ学園都市の頂点レベル5!常盤台のエース!みさ」

男B「じょ、じょうだんじゃねぇ!」

男A「お、おいまて!」

美琴「拘束するんじゃなかったの?」

黒子「まぁ、今回は未遂でしたし十分懲りたでしょう」

初春「白井さん!だめじゃないですか逃しちゃ!」トテテテテ

黒子「初春、時には寛容な心を持つことも大事なのですわよ」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 18:22:20.55 ID:LwavaFkl0
佐天「白井さーん、パフェのアイス溶けちゃいますよー!」

黒子「」

初春「寛容な心ですかぁふーん」

黒子「う、うるさいですわ。行きますわよ」

初春「寛容な心ねーwwww」

美琴「あ、大丈夫でした?迷惑ですよねあぁいう奴らほんとまったく」

一方「(やべー…)」ダラダラダラ

美琴「───あれ?」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 19:55:08.51 ID:LwavaFkl0
美琴「…ア、アクセラレータ?」キッ

一方「(ヤベー…ばれたか…くそ、こんなところ見られるぐらいなら死んだほうが)」ふいっ

美琴「」じー

自分の胸ペタペタ

ピキッ
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 19:55:59.37 ID:LwavaFkl0
美琴「…シ、シスターズ?」ボソッ

一方「あぁ?」(シスターズっていや今度始まる例の実験の…)

コソッ

美琴「あなた、アクセラレータのクローンね」

一方「…はぁ?」

美琴「アクセラレータは男だったはずだし」うん

自分を納得なせるように

美琴「あのアクセラレータが女装してるなんて考えられないわ」

一方「(く…女装じゃねぇ)」

美琴「あなた、なんでここにいるの?」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 19:56:55.60 ID:LwavaFkl0
一方「俺がどこにい(ようと俺の勝手だ…まてよ…)」

美琴「?…あぁごめんね、溶けちゃうしパフェ食べながらでいいわよ」

一方「…」

美琴「ちょっと待っててね」テテテテテッ

オネーサマ!ドウサレタンデスノ?
ゴメン!チョットサッキノ子ト話ガアルンダ
御坂サンノ知リ合イデスカ?
知リ合イッテイウカチョットネ

美琴「おじゃましまーす」

トンッ

美琴「食べながら話しましょう」

一方「…よし」

美琴「?」

一方「気にするn…しないでください」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 19:57:41.06 ID:LwavaFkl0
美琴「まぁいいわ」ぱくり

もぐもぐ

美琴「しかし、ここのパフェは絶品よね」

一方「あぁ、確かにうま…美味しいですね」

ぱくり キラキラうるうる

美琴「さっきの話の続きをいいかしら」ぱくり

一方「あぁ…えぇ、いいですよ」しかめ面
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 19:59:16.76 ID:LwavaFkl0
美琴「あなたはあいつのクローン…でいいの?」ぱくり

一方「…えぇ」しかめ面→ぱくり→ぱぁ ニコニコッ

美琴「へぇ…あ、わたしの名前は御坂美琴って言うの。あなたの名前は?」ぱくり

一方「な、なまえ!?」しかめ面

美琴「えぇ(やっぱり何号みたいな)」

一方「…」(やべぇ…どうする)

一方「す、すずしな…鈴科といいます」ふるふるふる…

美琴「へぇ鈴科さんよろしくね」ぱくり

一方「…はい」しかめ面→ぱくり→ぱぁ うるうるきらきら

美琴「(こ、この子…面白いわwwwwww)」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 21:57:13.52 ID:LwavaFkl0
一方「もきゅもきゅもきゅもきゅ」うるうるきらきら

美琴「(この子本当に美味しそうに食べるわねwwww)」ぱくり

一方「うきゅ?」うるうるきらきら

美琴「あぁ、ごめんねじっと見ちゃって」

一方「(はっ俺としたことが!)」しかめ面

美琴「しかし、鈴科さんはあいつのクローンかって疑うぐらい可愛いわね」

一方「な、なにを!?そ、そそそかかわ可愛いとか!(な、なんで俺は───か、顔が熱い!)」ぶんぶん

美琴「(最初はあれかと思ったけど、ほんっと可愛いわねwww)」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 21:58:13.96 ID:LwavaFkl0
カランカラン

土御門「いやー腹へったにゃー」

上条「しかし、本当におごりでいいのか?」

土御門「まかせろにゃーwwwいい話聞かせてもらったしにゃwww」

一方「………」

上条「………」

土御門「………えっ?まじ?」

美琴「あーあんたぁ!!!」

土御門「お前アクセラレータか!」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 21:58:55.01 ID:LwavaFkl0
一方「!!!!」顔がひきつってフリーズ

美琴「…えっ?」

土御門「女になったって聞いて笑ってやろうかと思ったけど…」

ごくりっ…

土御門「わ、笑えないほど可愛くなったにゃ………」

一方「」フリーズ

美琴「ア、アクセラレータ?」指差し

上条「」頷き

一方「」プルプルプルプル…(顔真っ赤)
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 22:00:34.17 ID:LwavaFkl0
美琴「え?鈴科さん?」

一方「」ダッ!!!!!

美琴「えっちょっと!!」ボーゼン

土御門「ちょ、おいまてよ!!悪かったって!!!」ダッ!!!

美琴「ど、どーゆうことよ!待ちなさい!!!」ダッ!!!

上条「鈴科?」

ポンッ

店員「お会計よろしいでしょうか?」ニッコリ

上条「え?………………………不幸だぁ!!!!!」



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 23:40:05.94 ID:LwavaFkl0
一方「はぁはぁはぁ…」

どこに向かうでもなくただ走っていた

一方「(くそ、速度が出ねぇ、息が続かねぇ…)」

前もそれほど体力があったわけではないが

一方「(く…それにバランスが取りづれぇ)」

前にもまして体力がなくなったことを実感する

一方「(くそ、なんだこりゃ…)」

そして、一番違うのが

一方「(胸が…擦れて痛い………)」

思わず涙が出てしまう

一方「(くそっ!くそっ!くそっ!!!)」

何から何までも全てが違って見えた感じた

こんなにも違うだなんて…

ガシッ

肩をつかまれた
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 23:42:14.92 ID:LwavaFkl0
一方「ふぁっ!?」

土御門「おっと!」

バランスを崩し、倒れそうになったところを土御門が抱くように支えた

一方「はぁはぁはぁ…」

苦しい、息が…

土御門「……」

土御門は戸惑っていた
前から華奢ではあったが、それとは又違う
女の華奢な身体だった、柔らかく、今にも折れそうな
白い肌が赤くなり苦しそうな顔は恍惚としたようにも見える
そして、その赤い瞳から流れる涙
反則だ

様々なことを同時に受け止め思わず呆然としてしまう

美琴「…お、おいついた!」

少し遅れて肩で息をしながら歩み寄る

一方「くそぉっ!!!!」

一方通行は涙を隠すように片腕で目を覆った

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/10(水) 23:47:31.53 ID:LwavaFkl0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かなり走ったつもりだったが

実際はそんなに長くは走れていなかった

美琴「落ち着いた?」

一方「……ぁぁ」

聞こえた声は小さい か細く、可愛いソプラノだ

オープンテラスのカフェに座る3人は言葉数少なく

土御門「(あの一方通行が怒って能力で攻撃してこず逃げるだなんにゃー…)」

美琴「(ほ、ほんとうにこの子があのアクセラレータなんだ…)」

一方「(なんなんだ俺は…いったい俺はどうしたんだ…こんなの俺じゃねぇだろぉが!)」

それぞれが考えを整理するのに精一杯だった



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 02:52:54.35 ID:FFnoC7Z10
美琴「えっと、まず聞きたいんだけど」

気まずい雰囲気の中だけどまず聞きたい

美琴「鈴科さんは…あの一方通行なの?」

土御門「(鈴科?)」

一方「」コクリ

美琴「(そうだよクソガァ文句あっかよ!…ってあの一方通行なら言いそうなのに…)」

美琴「な、なんでそうなってるのか聞いてもいい?」

一方「…………」グスッ

土御門「うわーっと!それわだにゃー」

美琴「えっと、舞夏の義兄さんだったかしら」

土御門「そうだにゃー」

美琴「それで土御門さんがなんで知ってるの?」

土御門「ま、それは本人から聞いたからだにゃー」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 02:53:34.92 ID:FFnoC7Z10
美琴「本人?」指差し

土御門「違う違う、一方通行をこんなふうにした張本人」

美琴「つまり、そいつのせいで一方通行はこう…女の子になちゃったってこと?」

土御門「そうだにゃー」

美琴「まさか…一方通行でも防げない、それかスキを突いた何かの能力なの?」眉ひそめ

土御門「ちがうにゃーちなみに魔術でもないにゃー」

美琴「(魔術?)」

土御門「もうその正反対!犯人もこうなるとは思ってなかった、いわゆる事故なんだが」

美琴「正反対…事故…」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 02:54:15.19 ID:FFnoC7Z10
土御門「上条当麻」

美琴「!!」

土御門「やつが犯人だにゃー」

美琴「当麻が!?どうやって!?」

土御門「それはだにゃ~~~~略 >>1参照 略~~~~ってことで詳しい理論はともかくこうなったんだにゃー」

美琴「そんな…」

一方「あれから色々調べて、冥土返しのじじいにも頼んでみたんだがよぉ」ボソッ

美琴「あのリアルゲコ太ね」

一方「医学的にもどこからどう調べても」
一方「生まれつき女としか判断しようがないぐらいわからないっていわれた…」

シクシクシク…

土御門「(しかもこの様子だと精神構造にまでかなり影響がいってるみたいだにゃー…)」

美琴「ちょっ、気持ちはわかるけど…もう、ほらハンカチ」

一方「…ありがとう」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 02:56:40.72 ID:FFnoC7Z10
美琴「とりあえず、元に戻る手立てが何もないってことね」

一方「」コクン

土御門「そうだにゃー」

美琴「まったくあいつはぁ…」ゴゴゴゴゴッ


バシャカチャバシャカチャ

ゾクッ!

上条「な、なんでせう…寒気が…」

店員B「おい、これも洗っとけよ!!」

上条「は、はい!」

店員B「まったく、この学園都市で無銭飲食とはね」

上条「不幸だぁ…」


125: キャラつかめてなくて使いにくいから土御門は退場って事で 2010/11/11(木) 11:31:20.22 ID:FFnoC7Z10
携帯が震えた

土御門「ん?」ピッ

土御門「はい───わかりました、すぐ行きます」パタン

大きなため息一つ

土御門「悪いにゃーちょっと急用が入ったんでここで失礼するにゃー」

美琴「あぁ、そう」

一方「(あの様子だとグループか)」

美琴「いっちゃったわね…さて」

一方「……(悪い予感しかしねぇ)」ゾクッ
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 11:32:00.73 ID:FFnoC7Z10
美琴「一方通行、いえ鈴科さん」ニヤッ

一方「なんだよ第3位」

美琴「(息吸い込み)…あの!学園都市第1位!レベル5の一方通行が!!」

一方「てめぇ!いや、悪かった!御坂美琴」

美琴「御坂でいいわよ。さんでもちゃんでも好きに呼んで」ニヤニヤッ

一方「み、御坂さん」

美琴「なぁに鈴科さん」ニコニコニコニコ
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 11:32:44.72 ID:FFnoC7Z10
一方「くそっ、なんか話があんだろうが」

美琴「あ、そうそう、気になってたんだけど、あんたブラしてないでしょ」

一方「なっ!…そ、そんなの当たり前だろうが!」

美琴「今は女の子なんだし、ブラするのが当たり前でしょ」

一方「ぐ…俺は男だ!そんな変態みたいな真似できるか!」

美琴「そんなこといっても」

チラッ

美琴「(くそっ、なんでわたしより全然大きいのよ!)
美琴「(B?いやCぐらい?んーそこまで大きくはないけど小さくもないかな)」

正直華奢で細身な分結構目立つ

美琴「その胸、付けないと痛くない?」

一方「…(さっき走って擦れたのがヒリヒリしやがる…)」

正直、擦れて腫れたのか、少し動くだけで服が擦れて痛い
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 11:34:01.53 ID:FFnoC7Z10
美琴「えいっ」

ツンッ

一方「ふわぁ!…て、てめぇ何しやがる!(俺の…ムム胸をつつくんじゃねぇ!!!)」

美琴「あんたさっき走って擦れて痛いんでしょ」

一方「」

美琴「服の上からでもわかるわよ…こっちが恥ずかしいっての」

一方「////な、な、なななな////」

胸を両手で隠し身を捻る
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 11:40:08.37 ID:FFnoC7Z10
美琴「で、今は女の子のあんたが、ノーブラで恥ずかしいのと、ブラして快適なのとどっちを選ぶの?」

一方「(ど、どっちもやだ…)////」

美琴「…はぁ、それじゃもしブラ買ってつけたらそのあと美味しいクレープ食べに行きましょう!」

一方「はぁ?クレープなんぞこの俺が」

美琴「あのデラックスショコラパフェと同じぐらい美味しいんだけどなぁ」

一方「(あ、あのパフェと同じぐらいだとぉ!)」キラキラキラ

一方「ちっ、仕方ねぇな…」

美琴「それじゃ、決まりね!(鈴科さんは甘いもの好きねwwwこういう時はほんと可愛いわwww)」



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 15:16:48.75 ID:FFnoC7Z10
美琴「ほら、さっさと入りなさいよ」

一方「(うわ、下着ばっかじゃねぇか////)」

美琴「いい加減覚悟決めなさいよ男でしょうが」

一方「…いまは女だもん」ふいっ

美琴「じゃ、余計に大丈夫じゃない、ほら行くわよ!」

一方「ちょ、待てよ!!」

美琴「すいませーん、この子のサイズ測ってもらえますか?」

店員「はい、それではあちらへどうぞ」

一方「…はぃ……」ちらっ

美琴「いってらっしゃーい」ニコニコ

小さく手振り

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

店員「こちらがサイズになりますね、少し足らないですけどCでいいと思いますよ」

美琴「へーありがとうございました」

一方「/////」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 15:17:34.48 ID:FFnoC7Z10
美琴「さ、選びましょう」

一方「…お前が」

美琴「ん?」ニコリ

一方「み、御坂さんが適当に選んでください」

美琴「だめよ!鈴科さんも選ばなきゃ!好みもあるし試着して確かめなきゃいけないし」

一方「し、試着とかいいから!」

美琴「試着しないとだめ!サイズだけじゃ着けた時に合わないことがあるの!!」

一方「じゃ、じゃぁ一着だけ…」

美琴「はぁ…まったく、替えもいるんだから最低5着は買うわよ」

一方「えー」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

土御門「で、なんの用かにゃー」

アレイスター「もう知っているかと思うが一方通行のことだ」

土御門「(まさか、アレイスターが絡んでるのか?)」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 15:18:19.15 ID:FFnoC7Z10
アレイスター「勘違いはするな、わたしのせいではない」

土御門「お前には色々前科があるからにゃー」

アレイスター「ふん、わたしが知っているのは常時監視していたからだ。このようにな」

何も無い空間に突如映像が表示される

一方『ど、どうかな?////』

美琴『うん、可愛いわ!あ、ちょっとまって』

一方『えっ、ちょっ////』わたわた

美琴『もう、ほらちゃんとカップの中に入れないとダメでしょ』

ブラに手を入れて補正

一方『ぁぅー/////』真っ赤

美琴『これでよしっと』

一方『////』ぷしゅー

美琴『ほら、じゃ次はこっちのブラも付けてみて』

土御門「覗きとはほめられた趣味じゃないにゃー(一方通行!可愛すぎだろ!!はぁはぁ)」

アレイスター「」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 15:20:41.18 ID:FFnoC7Z10
土御門「で、そんな趣味の告白をするために呼び出したのかにゃー?」

ごほんっ

アレイスター「ま、まぁこの事はまったくの想定外だったが、まぁ影響は些細なことだ」

アレイスター「本題は今度外と取引してる連中が大きく動くらしい、そいつらの殲滅だ」

土御門「了解だにゃー」

話しは以上とその場を後にする

ただ、この部屋には入口など無い出入には───

結標「変態」ぼそっ

土御門「(不幸だにゃー…)」だらだらだら…

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 18:59:16.72 ID:FFnoC7Z10
美琴「まぁ、このくらいでいいかな?」

一方「////(結局上下10セット買ってしまった////)」

そのうち1セットは今身につけている
履いてたボクサーパンツは破棄されてしまった。。。。

美琴「さて、次は服ね!」

一方「まだ買うのかよ…」

美琴「あたりまえでしょ、あんた顔や体つきにその服は合ってないでしょ…」

一方「…クレープ」ぼそっ

美琴「wwwwしょうがないわね、食べたら服だからね!」ニコニコ

一方「ちっ…わかったよ」うきうき

美琴「それじゃ行きましょう」

上条「あー!お前ら!!!」

美琴「あんたは!?」

一方「」サッ

美琴の後ろに隠れる
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 19:00:20.12 ID:FFnoC7Z10
上条「お前らが逃げたせいで上条さんは大変だったんだからな!!」

美琴「あー…(思い出した)あはははは…」

上条「腹減ってたのに皿洗いとか働いて上条さんはへとへとですよ」

美琴「ごめんね、お詫びにクレープでもどう?」

上条「クレープねぇ甘いものでもまぁいいか」

落ち着くとふと気づく

上条「(…げっ、ここは女性用下着売り場の前じゃありませんか)」

ジロジロと周りから見られてるような気がする

上条「って、一方通行?」

一方「」ビクッ
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/11(木) 19:01:37.79 ID:FFnoC7Z10
上条「ここから出てきたってことは…」

一方通行の抱える袋を見る

一方「見るなぁ!」

美琴「いじめるんじゃない!!」

バシッ

上条「いてっ」

美琴「ほらっ、いくわよ!」



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:11:14.54 ID:KX6Ai6GN0
一方「むぅ…」

美琴「フルーツミックスクレープ1つ下さい」

上条「シーチキンタマゴサラダクレープで」

美琴「鈴科さん、ほらどれにするの」

一方「このゴージャスショコラアイス3種盛りクレープで」むふー

店員「はい、少々お待ちください」

美琴「(ほんとこの子チョコが好きねwwwwwww)」

上条「まじかよお前wwwwwww」

一方「なんだ文句あんのかよ!」ムッ

上条「いや、別にいいけどよwwwwあの一方通行がねぇwwww」

一方「三下ァ!!だ、だれのせいでこうなったと思ってんだ!!」

上条「すまねぇ」キリッ

一方「誰が許すか!!死ねぇ!!!」

上条「うわぁぁぁぁ…………」

美琴「ちょっとぉ!!」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:12:07.41 ID:KX6Ai6GN0
店員「お待たせいたしましたぁ」

一方「はい!」キラキラキラ

美琴「……………」

上条「……………」

店員「そちらのお客様もどうぞぉ」

美琴「あ、はい」

上条「…」すっ

一方「さき!先に席に行ってるからな!」トテテテテ

美琴「か、かわいいwwwwwwww」

上条「い、命拾いしたぁ…」

美琴「ったく、あんた少しは考えなさいよ」

上条「すいません…」

美琴「アンタのせいで一方通行はああなっちゃったんでしょうが!」

上条「反省してます」しょぼん
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:12:48.31 ID:KX6Ai6GN0
一方「なにやってんだよ!先食べんぞ!」

美琴「ごめんごめん!」

上条「…(一方通行マジで変わっちまったなぁ、俺のせいだけど…)」ぽりぽり

美琴「ちょっと!早く来なさいよ!!」

上条「うーす(しかし、可愛いなwwww)」

一方「いただきまーす」キラキラキラ

パクリ

一方「うめー」うるうるニコニコ

美琴「(かわいいwwww)」

上条「(かわい過ぎんだろwwww)」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:13:40.22 ID:KX6Ai6GN0
美琴「ところで鈴科さん」

一方「なんだ?」

美琴「その、折角だし言葉遣いも変えない?」

一方「はぁ?なんでだよ」

美琴「やっぱり、女の子なんだから言葉遣いもちゃんとした方がいいじゃない」

上条「」うんうん

一方「やだよ」しかめっ面→ぱくり→キラキラうるうる

美琴「なんでよ」

一方「………」しゅぼん
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:15:06.63 ID:KX6Ai6GN0
上条「なっ、どうしたんだよ」

一方「なんかよぉ、こうなっちまってから変なんだよ」

美琴「変?」

一方「俺が俺じゃないっていうか、俺がいなくなりそうでよ………」

スプーンでクレープをつつきながら

美琴「(自覚あったんだ…)」

一方「なんかよぉどんどん女になってる気がするんだよ」
一方「身体に引きずられてるのかどうかわかんねぇけどよ」
一方「このクレープとかだってよぉ、前は甘ったるくて食えたもんじゃなかったのによ」
一方「いま食ったらめちゃくちゃ美味くて我を忘れるっていうか」
一方「食べてるあいだはすっげー幸せっていうか…」

一方「こんなの俺じゃねぇだろ」ぼそっ

上条「…確かに、前の一方通行はブラックコーヒーばっか飲んでたしな」

一方「…………苦くて飲めねぇんだよ…あんなに好きだったのによぉ…」うる…

ぽたりっ…ぽろぽろぽろ
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:15:47.27 ID:KX6Ai6GN0
上条「ななななな、泣くなよ!」わたわた

美琴「はい、ハンカチ」よしよし

キッ!

上条「」

上条「(うぉぉぉぉ、、、、余計なこと言うなって目が言ってる!!!!!!)」だらだらだら

一方「」ふきふき

一方「このさ…すぐ泣くのもよぉ…」
一方「前は涙なんか流したことが記憶を探っても思い出せねーぐらいだったのによ」
一方「いまはさ、すぐ出てくんだよ…この一方通行様がだぞ、笑っちまうだろ…」

美琴「…………そうね」

上条「!?(な、何いってんですかー!!このビリビリ!!!!!)」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:18:11.15 ID:KX6Ai6GN0
美琴「でもね、こう考えたらどうかしら」

一方「?」

美琴「今のあなたは女の子の鈴科さん。一方通行とは別人だって」

一方「でもよぉ」

美琴「身体が完全に男に戻ったら、今まで通り一方通行に戻ればいいじゃない」
美琴「身体が女になったから、女っぽくなっていくんだっていうんなら」
美琴「男に戻れれば、きっと元通りの一方通行に戻れるわよ」ね?ニコリ

一方「そ、そおか…なぁ?」

美琴「うん、だからさ、今は女の子なんだから」
美琴「女の子としてめーいっぱい楽しんじゃえばいいのよ」
美琴「甘いモノが好きだっていいじゃない、女の子でしょ」ニコリ

一方「………いいのかなぁ?」ぽろぽろぽろ

美琴「うん」ぎゅっ
美琴「いまのあなたは一方通行じゃなくて鈴科さんなの、それでいいじゃない」

一方「言葉遣いも、無理して前みたいにしなくても…いいのかな?」ぐすっ

美琴「いいの、そうだ!いっぱい一緒に遊びましょ!!楽しいこといっぱい!!!ね?」

一方「…」ぐすっ
一方「そうか………………そうだね」ニコリ
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 01:19:13.87 ID:KX6Ai6GN0
美琴「うん!そうと決まったらクレープのアイスが溶ける前に食べちゃお?」

一方「うん!」

美琴「それにさ」

一方「?」

美琴「別人ってことにした方が一方通行の評判を落とさなくていいでしょ?」ニヤリ

一方「そ、そうだね!!!」キラキラ

あははははは

二人の少女が笑う

ぎこちなかった微笑が、花が咲いたような微笑に

楽しそうな笑い声がいつまでも響いた




上条「(上条さんマジ空気…いつまで黙ってればいいんだ………)」


205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 02:30:17.49 ID:KX6Ai6GN0
あの後、服を見に行って

そうそう、その時にこのワンピースを買ったんだっけ

真っ白なかわいいワンピース

あれからよく着ている、わたしのお気に入りの服

そう、それからあの日、名前をつけたんだ

新しいわたしに

百合子

鈴科百合子(すずしなゆりこ)

それが新しいわたし

新しい、楽しい日々の始まりの日だったっけ…

ビシャッ

真っ赤な返り血が全身に降りかかった

百合子「ヒゃはハはハハ!!!!!テめーラァ!!!死ね死ネ死ねぇェェ!!!!!ひャハはハハハ!!!!!」

白いワンピースは、真っ赤に染まっていた───
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 02:32:54.47 ID:KX6Ai6GN0




そこは混沌としていた

あちこちで怒声と悲鳴と銃弾が飛び交っていた

その中を何も無いかのように百合子は歩く

その振動で百合子を濡らす返り血が、重力に引かれて落ちていく

土御門「一方通行!後ろだ!!!」

持っている銃で的確に敵を殺しながら叫ぶ

百合子「俺様を誰だと思ってんだァァァ!!!」

百合子を後ろから狙った敵はことごとく
自分の撃った銃弾を反射されて頭が飛び散っていく

重力に引かれた返り値は、まるで百合子が泣いている涙のようにも見えた




207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 02:34:06.58 ID:KX6Ai6GN0
百合子「任務…ですか…」

土御門「そうだにゃー1週間後、ここの倉庫で違法に外と取引してる奴らが大きく動くって情報が入った」
土御門「俺達はそれをいつも通り殲滅しなけりゃならないんだにゃー」
土御門「まぁ、今回は数が多いから大変だろうけど、第1位には簡単な仕事だにゃー」

百合子「………」

土御門「ここまでで質問とかないかにゃー」

百合子「………」

土御門「ないなら次に突入の───」

百合子「………あの!」↑

土御門「───なんだにゃー?」

百合子「わたし今回は───」→

土御門「なんだにゃー?」

百合子「───えっと…」↓

土御門「ん?」

百合子「な、なんでもないです…」しゅん…

土御門「そう、それじゃ次に突入のポイントとか話しにゃー」
土御門「(ごめんな百合子…でも、俺にはどうすることもできないんだにゃー…)」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 02:34:51.74 ID:KX6Ai6GN0


辺りは静まり返っていた

硝煙の匂いと、血の匂い、内臓がぶちまけられた匂い

あちこちに死体が転がっており、原型をとどめていないモノも多くある

血の海いや、地獄だった

その中心に立つ少女

百合子は空を見上げて泣いていた

声を上げて

はじめは静かに

だんだんと強く

最後にはその場に泣き崩れて

狂ったように泣いていた



223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 11:12:16.37 ID:KX6Ai6GN0
百合子「……………」

冥土返し「うん、今日も体調はいいみたいだね…」

聴診器を仕舞い、百合子の服の前を閉じる

看護師「はい、それじゃ百合子ちゃんちょっと痛いけど我慢してね」

看護師は、百合子の腕に点滴を刺す

看護師「それじゃ百合子ちゃん、またくるからねー」

静かにドアが閉じられた

広々とした病室に静寂が訪れる

病室に一人残された百合子は

どこを見るでもなくぼんやりとしていた

その目は何も映していない
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 11:13:02.48 ID:KX6Ai6GN0
美琴「ねぇ百合子ちゃん、今日はね、チョコクッキーを持ってきたんだよ」
美琴「ほら!じゃじゃーん!なんとわたしの手作りでーす!」
美琴「ねっ、美味しそうでしょ?」
美琴「一生懸命作ったの、ここに置いとくね?」
美琴「そうそう、今度ね黒子や初春さん、佐天さん達とデラックスショコラパフェ食べに行くの」
美琴「百合子ちゃんもよかったら一緒に行こう?」
美琴「あ、でもその前に、さすがにあそこのパフェとまではいかないけど」
美琴「こっちのクッキーを食べてくれると嬉しいかなーって」
美琴「でもでも、パフェ食べに行きたかったらいつでもいいからいってね!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
美琴「でね、黒子がその時、お姉様!そのようなモノを食べてはいけませんの!キリッ って」
美琴「あはははー笑っちゃうでしょ?」
美琴「でさぁ」

コンコン ガチャ

看護師「すいません、面会終了時間です」

美琴「はーい、毎日すいません。。。じゃぁ百合子ちゃん、またくるからねー」バイバイ

バタン

美琴「」グスッ

美琴「」ゴシゴシ

コツコツコツ

暗くなった廊下を歩く音が響く
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 12:58:44.70 ID:KX6Ai6GN0
美琴「いったい何があったの!?」

土御門「お、おちつくんだにゃー」

美琴「これが落ち着いてられますか!」

黒子「おねぇさま、気持ちはわかりますが病院ですので」

土御門「そうだにゃー他の人に迷惑だにゃー」

周りを見ればいったい何事かと周りの目線を集めていた

美琴「……そ、それで、いったいあの子に何があったっていうの?」

土御門「ちょっとショックな出来事があったみたいでにゃー」

美琴「ショックな出来事?…それで?」

土御門「泣き叫んだ後に倒れて、慌ててここに連れてきて」

土御門「意識が戻った時にはもう───」

美琴「何も反応しなくなったってことね」

美琴「だから、いったい何があったのよ。そのショックな出来事って?」

土御門「それは───」

言いよどむ
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 12:59:26.53 ID:KX6Ai6GN0
美琴「言えないの?」

はぁ…

黒子「まさか…無理やり男の人に…」

美琴「…それはないわ(百合子ちゃんは元は一方通行、女の子になっても能力はそのままだしね)」

黒子「なぜそう言い切れるんですの?」

美琴「(だからこそわからないのよね、その百合子ちゃんをここまでするショックな出来事っていったい…)

黒子「おねえさま?」

美琴「ごめん、ちょっと調べたいことができたの」テクテクテク

黒子「おねえさま!」タッタッタッ

土御門「……(まさかこんなことになるとはにゃークソッこんなことなら…)」

ガッ!!!

壁を殴った拳からわずかに血が流れる

土御門「くそぉ!!」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:00:14.19 ID:KX6Ai6GN0
ガッ ドサッ

思いっきり殴られた土御門は地面に転がった

土御門「…!!」

上条「土御門!!いくらお前でももう我慢ならねぇ」
上条「あれから1週間、1週間だぞ!!!鈴科があんなふうになっちまって…」
上条「お前はなんでそうなったか知ってるんだろうが!!!」

土御門「…言えない」

上条「ってめー!!!」ギリッ

土御門「言えない………が、これは独り言だにゃー」

上条「!?」

土御門「…俺たちは学園都市の闇の勢力、その1つに属してるにゃー」

上条「(!!…そうか、そう言えば…一方通行も土御門と同じ組織に属してたんだっけ)」

土御門「あの日は、任務でとある取引現場を強襲したにゃー」

上条「まさか鈴科も!?」

土御門「一方通行は指令通り働いたにゃ」

上条「いったいどんな指令だったんだよ!!!」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:01:16.92 ID:KX6Ai6GN0
土御門「指令の内容は………取引現場にいる人間、全員の抹殺だにゃ」

上条「!?」

土御門「一方通行は指令を完遂、でも百合子は───」

土御門「仕事の終わったら、その場で狂ったようにずっと泣き叫び……倒れたんだにゃ」

上条「!!」ダッ!!!

土御門「…頼んだぜカミヤン」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:02:14.27 ID:KX6Ai6GN0
走る

上条「(自分を悪だと名乗る一方通行と、純粋無垢な鈴科)」

ただひたすら一人のために

上条「(残酷な任務に一方通行ならまだしも、鈴科の心じゃ受け止められず───)」

走る

上条「(俺が、俺が一方通行を鈴科にしちまったからなのか!?)」

上条「(俺のせいで………)」

上条「(……………………)」

上条「(だったら!俺が!!!)」

上条「くそぉぉぉぉ!!!!まってろよ!!すずしなぁぁぁぁぁ!!!!」
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:03:11.27 ID:KX6Ai6GN0










ガチャ!!

上条「」はぁはぁはぁ…

美琴「ちょっ、なんなのよあんた!ここは病室よ!?」

上条「鈴科!!」

美琴「あんたねぇ!」

上条「理由を聞いた!!」

美琴「!!」

百合子「」そのうつろな瞳は何も映さない

上条「すまねぇ、俺がお前を女にしちまったばっかりに…」
上条「俺は、お前にとんでもないことをしちまった…」
上条「だから、俺は一生その責任を負う覚悟だ!!!俺の一生をお前にくれてやる!!!」
上条「…そのお前が…鈴科がショックを受けて殻に篭ってるって言うんなら…まずは、その殻(幻想)をぶっ殺す!!!」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:03:59.61 ID:KX6Ai6GN0
百合子「」まるでよくできた人形のように反応がない

美琴「…あんた何言ってんのよ」

上条「」キョロキョロ

上条「これで、お前の心が元に戻るかわかんねぇけど」

がしっ

美琴「?(果物ナイフ?)」

上条「!!」一気にその刃を振り下ろした

ざしゅ!!!

血が噴き出た

美琴「あんた何してんのよ!!!!!!」

上条当麻は自分の手首を果物ナイフで一気に突き刺したのだ
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:05:55.93 ID:KX6Ai6GN0
上条「ショック療法って知ってるか?」

美琴「?」

上条「鈴科がこうなっちまった原因、それと似たようなショックを与えれば…」

上条「なんらかの反応があるはずだ!!」

美琴「───そ、そんな勢いで血を流したら死ぬわよ!?」

上条「俺は一生をかけて責任を果たすといったはずだ!!!」

ずいっとナイフが突き刺さった腕を百合子に突き出す

ぼたぼたと傷口から流れ出る血がベッドの布団の上に落ちる

百合子「……ゃ………ゃ……て……………め………ゃ……………め………………め…………て」

美琴「!?」

百合子「ゃ……やめてぇ!!!」

叫ぶ ガタガタと震えて頭をかかえる百合子

美琴「百合子!?」

百合子「やめて…もうやだ…したくないのに…こんなことしたくないのに!あぁぁぁぁぁ!!!!」ガタガタガタ

うわ言のようにつぶやき、壊れたように叫ぶ
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:08:38.43 ID:KX6Ai6GN0
上条「」

素早く無傷の腕と口を使い傷付いた腕を縛り止血 ナイフを抜く

上条「鈴科…」

ぎゅっと、百合子を抱きしめる

上条「鈴科、いや百合子、もう大丈夫だ、もうなんの心配もいらない」

百合子の視界に血が入らないようにぎゅっと抱きしめる

上条「俺がお前を守ってやる!!」

百合子に言い聞かせる

上条「もう、あんなことはしなくていい、忘れろ、全て忘れるんだ」

ポンポンと抱きしめたまま背中を叩く

上条「お前は一方通行じゃあない、お前は鈴科百合子だ…」
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 13:09:44.29 ID:KX6Ai6GN0






どれだけ経っただろうか

次第に百合子の震えが止まり

ふっと力が抜けた

上条当麻はゆっくりと百合子をベッドへと寝かせる

百合子は、すーすーと安心した表情で眠っていた

上条「もう、大丈夫だ…」ふらり

バタッ

美琴「あぁもう!!!いわんこっちゃない!!!!!」

ナースコールを押す

でも

美琴「…やるじゃん、当麻」


269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:15:05.08 ID:KX6Ai6GN0
アレ「予測より影響は大きいか…」

土御門「一方通行はもう使えないにゃー」

アレ「……プランの変更を行う必要があるか」

土御門「」

アレ「どうした」

土御門「意外とあっさりと判断するんだにゃー」

アレ「それがわたしの仕事だ」

土御門「(ちっ相変わらず食えない奴だにゃーでも、まぁ今回の決定は百合子にとってはいい事か)」

土御門「仕事熱心なことだにゃー」

その場を後にする

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

美琴「退院オメデトー!!!!」

百合子「心配をおかけしました」ペコリ

あれから1週間、笑顔の戻った百合子が頭を下げる
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 12:55:25.69 ID:NnSYQa2U0
上条「退院できてよかったな!」

百合子「はい!…でも」

上条「俺のことは気にすんなって」苦笑

包帯などでグルグルにされ固定された左手を上げてみる

ナイフは、手へと繋がる血管や筋などを完全に切断していた

ただ、そこは学園都市の医療と冥土返しの腕の見せ所

それだけの怪我でも全治2週間というところだ

ただ、その期間は入院して安静にしてなさいとのことで

あと1週間ほど俺は病院生活だ
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 12:57:07.06 ID:NnSYQa2U0
百合子「…当麻」

上条「…なんだ百合子」キリッ

百合子「…い、一度しか言わないからよく聞いて下さいね/////」

上条「おう(キターッ!)」

百合子「(スーハー…)」キリッ
百合子「…わたしを女にしたあなたを許すことは出来ません」

上条「………(あれ?)」

百合子「でも、今回の事とは別問題です」

上条「そんなことは!」

百合子「き、聞いてください…」
百合子「…あれが、意図的ではなく事故だったとは分かっています」
百合子「だから、それ以外について…あなたを責める気はありません」

上条「………(百合子…)」

百合子「今回は本当にありがとうございました」ペコリ
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 12:58:57.14 ID:NnSYQa2U0
上条「………」

百合子「いじょう終わりです」ニコリ
百合子「お互い様ってことで、これからもよろしくお願いしますね当麻さん////」

上条「おう(ほほ赤く染めて上目遣い!こ、これは!!!!)」

百合子「それと…御坂さんも心配をおかけしてしまってすいませんでした」ペコリ

美琴「い、いいのよそんな…わたしは何もしてないんだし。。。」

百合子「そんなことないです!!!」

美琴「えっ?(び、びっくりした…)」

百合子「だって、わたしがこうなってから毎日毎日お見舞いに来てくれて」
百合子「一杯お話ししてくれたじゃないですか!!」
百合子「わたし、すっごく嬉しくて…////」もじもじ…

美琴「え…聞こえて…」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 13:02:36.38 ID:NnSYQa2U0
百合子「はい、全部聞こえてました。ただ、身体が全然動かなくて、どこか遠くの声みたいな感じでですけど。。。」
百合子「クッキー…美味しかったです/////」うるうる

美琴「////」

百合子「あ、あれ…」ぽろ…ぽろぽろぽろ

美琴「!!」

ぎゅ!
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 13:03:20.75 ID:NnSYQa2U0
百合子「あ、あの…////」

美琴「いいから…しばらくこうしていよ?////」

百合子「はい…////」目を閉じる

お互いの体温を感じる

相手の身体に身を任せる

トクントクンと聞こえる音が気持ちよくて

美琴「」チラッ

ふふん

上条「───あれ?」



こうして、鈴科百合子の日常が始まったのである

おわり



ちなみに、これから百合子を巡って上条当麻と御坂美琴の戦いの幕開けでもあった。
※シスターズの事がないから美琴にはフラガー上条のフラグ立ては無効www
 さらに、今回のことで美琴が百合子にフラグを立ててしまったのでした

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