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ギンコ「そろそろ淡幽の所に行くかな」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 22:53:20.66 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「蟲の話もだいぶ貯まったしな」

ギンコ「童貞を喰う蟲の話なんておもしろ……いや、やめておこう……」





ギンコ「ふぅ、ようやく着いたな」テクテク

ギンコ「こんな人気の無い土地に住むとは……まあ事情が事情だし仕方がないか」

ギンコ「……ん?」

淡幽「アッツ!アッツ!」

たま「お嬢様、やはりたまが……」

淡幽「う、うるさい!焼き芋ぐらい一人でできる!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 22:56:17.98 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「ほぉ、庭先で焼き芋とは風流だな」

淡幽「!?」

たま「なんだギンコかい」

ギンコ「なんだとはひどいな、蟲の話を持ってきてやったのに」

淡幽「……!」ドタドタ

ギンコ「どこかへ行くのか?俺が手を貸し……」

淡幽「い、いい!」ドタドタ

ギンコ「どうしたんだ淡幽のやつ?厠か?」

たま「お前の蟲の話はあまり約に立たんのだがな」

ギンコ「はは、あいかわらず厳しいな、たまさんは」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 22:59:17.94 ID:RMTj4cDU0
淡幽「……」ゼエゼエ

たま(……先ほどよりは綺麗な着物)

ギンコ「何だどこかへ行く所だったのか?それなら出直すが……」

淡幽「いや、外出する用事はないよ」ゼエゼエ

ギンコ「そうか」

淡幽「これから焼き芋をするのだ、お前も食べていけ」

ギンコ「お、それは楽しみだ」

淡幽「腹を空かして待っていろ……アッチ!」

たま「お嬢様、やはりたまが……」

淡幽「ええいできると言っているではないか!」

ギンコ「意地はらねえでたまさんにやってもらえよ」

淡幽「馬鹿にするな!焼き芋ぐらい私でもできる!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:01:33.80 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「ほら、芋よこせ」スッ

ピトッ

淡幽(あ……)

ギンコ「お前にまかせたらいつまでたっても食えそうにないからな」ザッザッ

たま「私も手伝うよ、ギンコ」ザッザッ

淡幽「……」

ギンコ「にしても何でそんな良い着物着てきたんだ?ススで汚れるだろ、さっきの着物の方が……」

淡幽「……っ」

淡幽「……」トテトテ

ギンコ「おい淡幽?」

淡幽「……」プイッ

ギンコ「?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:03:17.92 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「どうしたんだ淡幽のやつ、また厠か?」

たま「……」パタパタ

ギンコ「おいたまさん?」

たま「……蟲の事だけか、お前は」

ギンコ「は?」

たま「ま、お嬢様もお嬢様だがな」

ギンコ「一体何の話だ?」

たま「ふふふ……」パタパタ

ギンコ「どうしたんだたまさん、蟲みたいな顔して」

ギンコ「アッツ!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:03:20.05 ID:YOmI2HYy0
かわいすぎ
全巻読み直すか
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:07:13.05 ID:RMTj4cDU0
淡幽「……」

ギンコ「おい淡幽、そろそろ芋が焼けるぞ」

淡幽「……」

ギンコ「淡幽?」

淡幽「今書き物をしていて忙しいのだ、話しかけるな」

ギンコ「お前が焼き芋したいって言ったんじゃねえか……お、ここにあるのは蟲の書か?」ピラッ

淡幽「!?」

ギンコ「……蟲師夫婦旅?」

淡幽「そ、それは駄目だ!よこせ!」アタフタ

ギンコ「何をそんなに慌てて……」

淡幽「よこせ!勝手に読むな!」グイグイ

ギンコ「お、おい危な……」

どたーん!
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:09:11.38 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「いてて……ん?」

淡幽「……」

むにゅっ

淡幽「……」

ギンコ「……」

ばばっ!

ギンコ「す、すまん」

淡幽「い、いや……」ソッ

ギンコ「だがそっちが倒れ込んできたからだな……」

淡幽「……」トテトテ

ギンコ「お、おい……」

淡幽「芋が焼けたのだろう?」クスッ

ギンコ「あ、ああ」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:11:24.59 ID:RMTj4cDU0
淡幽「……」トテトテ

ギンコ(……以前よりは足が動くようになったようだが……それでもまだまだだな)

淡幽「……ふぅ」

ギンコ「肩貸してやるよ」

淡幽「すまんな」

たま「いえ、たまの肩に捕まって下され」ババッ!

ギンコ「おわっ!?」

淡幽「たま、ギンコに頼んだ方が……たまは最近腰が……」

たま「お嬢様の貞操を守るのもたまの役目ですので」

ギンコ(覗いてたのかよ……)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:13:02.59 ID:RMTj4cDU0
淡幽「駄目だ、たまももう歳なのだから、やはりギンコに……」

たま「お嬢様、そんなにギンコに触れられたいのですか?」

淡幽「えっ!?」ドキン

たま「……たまは悲しいです」テクテク

淡幽「お、おい……」

ギンコ「……」

淡幽「……」

ギンコ「……」

淡幽「……肩」

ギンコ「おう」スッ

とてとて
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:15:11.12 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「はふはふ」

淡幽「アッツ!」

たま「お嬢様、お気をつけ下され」

淡幽「この芋熱いぞ……おいギンコ、お前の芋熱くなさそうだ、よこせ」

ギンコ「駄目だ、これは俺の芋だ」

淡幽「蟲の書が読めなくなってもいいのか?」

ギンコ「お前なあ……」

淡幽「いただきっ!」バッ

ギンコ「お……」

淡幽「アッツ!これも熱いではないか!」

ギンコ「当たり前だ、さっきまで火の中にあったんだからな」

淡幽「アッツ!アッツ!……はふ……あっふ!」モグモグ

たま「ふふ……」モグモグ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:23:06.56 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「ごちそうさん」

淡幽「もう夕暮れだな」

たま「蟲の話は明日にしましょう、暗くなってからでは目を悪くする」

淡幽「そうだな、ギンコ、今日は泊まっていけ」

ギンコ「ん……そうするよ」スパー

淡幽「おいギンコ、それ旨いのか?」

ギンコ「これか?」スパー

淡幽「ちょっと吸わせろ」バッ

ギンコ「おい……」

淡幽「……げほげほっ!何だこれは!?煙管と全然違うぞ!?」

ギンコ「当たり前だ、それは蟲避けだからな」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:25:05.68 ID:RMTj4cDU0
淡幽「たま、煙管を持ってきてくれ、口直しに一服したい」

たま「分かりました」テクテク

ギンコ「……」スッ

淡幽「おいギンコどこへ行く?」

ギンコ「うんこだ」

淡幽「礼儀を知らぬ奴だな……」

ギンコ「蟲師だからな」スタスタ

淡幽「関係ないだろ」

スタスタ

淡幽「……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:26:53.12 ID:RMTj4cDU0
淡幽の部屋

ギンコ「……」ピラッ

ギンコ「……」

たま「おい泥棒」

ギンコ「泥棒じゃないよ」

たま「勝手にお嬢様の部屋に立ち入るなんて泥棒さ……何を読んでいる」

ギンコ「いや、ちょっと気になってな……だがもういいよ」

たま「……ギンコ……それは……」

ギンコ「行こうぜたまさん、淡幽に煙管一式頼まれてんだろ?」スタスタ

たま「……うむ」テクテク
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:29:01.61 ID:RMTj4cDU0
縁側

たま「お嬢様」

淡幽「おおありがとう」

プカー

淡幽「うむ、やはり私にはこれだな」プカー

ギンコ「……」スパー

淡幽「……」プカー

ギンコ「……」スパー

淡幽「夕日が綺麗だな、ギンコ」

ギンコ「ああ」

淡幽「一句詠め」

ギンコ「俺にそんな芸当はできんよ」

淡幽「つまらん奴め」プカー

ギンコ「そりゃどうも」スパー
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:31:02.89 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「……ときどき思うんだよ」

淡幽「ん?」

ギンコ「深い雪道を歩いている時とかな……思うんだ、誰か隣にいて欲しいってな」

淡幽「冬は人肌恋しくなると言うからな」プカー

ギンコ「たどり着いた村では必ずしも歓迎されるわけではない、大量の塩を頭からかけられた時もあったよ」

淡幽「元から白くて良かったな」

ギンコ「蟲から助けられず、死なれてしまった事も何度もある」

淡幽「……」プカー

ギンコ「誰か隣にいればそんな時どんなに楽か……そう何度考える」

淡幽「……お前は悪くないさ、ギンコ」

ギンコ「……」スパー
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:35:08.46 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「たまに無性に虚しくなるんだ」

淡幽「自分の髪を見てか?老人みたいだもんな」

ギンコ「あのな……」

淡幽「悪かった話せ、何で虚しくなるんだ?」

ギンコ「一体いつまで俺はこんな生き方を続けるのだろうと……ときたま思うんだよ」

淡幽「……」

ギンコ「……っと、こんな話するべきじゃなかったな」

淡幽「ああ、まったくだ」

ギンコ「すまん……」

淡幽「う……」

ギンコ「?」

淡幽「う……う……」シクシク

ギンコ「お、おい?」オロオロ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:41:40.30 ID:RMTj4cDU0
淡幽「嘘泣きだ」ニタリ

ギンコ「……」

淡幽「馬鹿め、騙されたな、ふふふ」プカー

ギンコ「……はぁ」スパー

淡幽「流浪の身が辛いとな……ふむ……」プカー

ギンコ「気にするな、たまに辛く思うだけだ」

淡幽「目的を持ったらどうだ?」

ギンコ「目的?」

淡幽「ああ、生きる目的があれば人生は楽しいと聞くからな」

ギンコ「そうだな、特に子供とかは」

淡幽「私もこんな体だがな……目的があるから日々が楽しいと感じる時があるぞ?」

ギンコ「……そうか」スパー

淡幽(……お前と一緒に旅をするという夢がな)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:43:26.19 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「生きる目的か……うーむ……」

淡幽「お前にも何か無いのか?」

ギンコ「……」スパー

淡幽「無いのか、つまらん男だな」

ギンコ「……いや、あるよ」

淡幽「ほぅ、何だ、教えてみろ」

ギンコ「……その目的のためにはたくさんの蟲の話を集めないと駄目だな」

淡幽「……」

ギンコ「……」スパー

淡幽「……そうか」プカー
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:46:06.05 ID:RMTj4cDU0
淡幽「ギンコ……いつか私の足から蟲が抜けたら……」

ギンコ「……」

淡幽「その時は……旅するお前の隣で歩いててやるよ」

ギンコ「そりゃ楽しみだ」

淡幽「ふふふ、それまで死ぬなよ」

ギンコ「だがな……淡幽」

淡幽「ん?」プカー

ギンコ「俺が白馬みたいな蟲に乗って空から現れるのはどうかと思うぞ」

淡幽「!!?」ポブッ!

ギンコ「さわりしか読んでないが、なかなか面白かったぞ、あれ」スパー

淡幽「……」プルプル
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:48:15.51 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「……淡幽は?」

たま「まだ部屋に篭っておるよ……まったく……」

ギンコ「まいったな……」

たま「お嬢様を傷つけるような真似、私が許さないよ」

ギンコ「ちょっとからかうつもりだったのだがな」

たま「ギンコ……あの物語に書かれている事はみんな、お嬢様の願望だ」

ギンコ「……」

たま「私も一度盗み見た事があるが……何故お嬢様が筆記者に選ばれてしまったのか……先祖が恨めしいよ」

ギンコ「先祖だって好きこのんで禁種の蟲をその身に宿したわけではないだろう」

たま「わかっておる……だからこそ……お嬢様が可哀相で……」

ギンコ「……」

たま「別の家に生まれていれば……今頃好きなだけ外を歩きまわれて……」

ギンコ「……風呂借りるぞ、たまさん」
32: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/02(月) 23:53:34.66 ID:RMTj4cDU0
風呂

ギンコ「……」ガラッ

淡幽「きゃっ!?」

ギンコ「!!!」

淡幽「……」ジー

ギンコ「……」ジー

淡幽「し、閉めろ馬鹿!」バシャッ

ギンコ「ととっ!」

ピシャンッ!

ギンコ「わ、悪い!部屋にいるとばかり……」

淡幽「……ったく」

ギンコ(……桃色か)ドキドキ

淡幽(は、はじめてみた)ドキドキ
34: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/02(月) 23:56:10.48 ID:RMTj4cDU0
ギンコ「じゃあ俺は後で……」

「待てギンコ」

ギンコ「何だ?どうかしたか?」

「……どうだった?」

ギンコ「何がだ?」

「その……どうだったのかと気になってな……」

ギンコ「だから何がだよ」

「えと……あ、あれだ……わ、私の体がだ」

ギンコ「あ……」

「……醜いであろう?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:56:27.88 ID:u/BsCV5yO
可愛い
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/02(月) 23:58:16.51 ID:vDXSX5BY0
可愛い
37: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/02(月) 23:58:20.89 ID:RMTj4cDU0
淡幽「正直に言っても良いのだぞ?」

淡幽「こんな墨みたいな足だ……自分で見ても異様だよ」チャポ…

「いや、俺は醜いなんて思わなかったがな」

淡幽「!」

「長年いろんな蟲を見てきてるんだ、お前の体を見たぐらいで驚きはしないさ」

淡幽「……失礼な奴だな」ブクブク

「それに綺麗と感じたぞ?お前って桃色なんだな、あs」

ガラッ!

淡幽「黙れ馬鹿!」バシャーン!

ギンコ「うあっちぃぃっ!?」
38: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:02:19.20 ID:4uA1j2JE0
ギンコ「さて、風呂にも入ったし寝るとすr……」ガラッ

淡幽「……」

ギンコ「……おい、ここは俺が寝る部屋だぞ?」

淡幽「……たまがこの部屋に布団を敷いてしまったのだ」

ギンコ「はぁ!?」

たま「すいません、うっかりしてました」

ギンコ「……」

淡幽「お、お前が嫌なら別の部屋に……」

たま「アイタタ……腰が痛い……すいません、今日はもう何も持てませぬ」

ギンコ「大丈夫だ、俺が向こうに布団持っていって向こうで寝るから、おやすみな、淡幽」

淡幽「あ、ああ、おやすみギンコ」

ピシャンッ

たま「……ちっ、失敗のようですな」

淡幽「たま……はぁ」
44: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:05:44.21 ID:4uA1j2JE0
翌朝

ギンコ「おはようたまさん、何してんだ?」

たま「おはようギンコ、蟲が集まって来ててな」

ギンコ「一晩でも集まるものだな」スパー

たま「まったく、話は役に立たないし蟲は集めるしで面倒を持ち込む奴だね」

ギンコ「はは、ひでえな」スパー

たま「……ギンコ、集まった蟲を追い払うくらいなら私にもできるよ」

ギンコ「蟲師をやっていたらしいからな」

たま「だからだな……お前もそろそろ落ち着きたいだろう、お前さえ良かったらここに住み着いてもいいのだぞ?ギンコ」

ギンコ「……危険すぎるよたまさん、どんな蟲が寄ってくるか分からない、それに……」

ギンコ「俺はたくさんの蟲の話を集めなきゃ駄目なんでな」
46: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:09:55.55 ID:4uA1j2JE0
たま「ふん、使えない話ばかりのくせに」

ギンコ「そういやそうだった」

たま「お前がそう言うならこれ以上何も言わんよ」

ギンコ「ありがとな、たまさん」

たま「もうすぐ朝御飯の時間だよ」テクテク

ギンコ「……」

淡幽「ふぁ……おはようギンコ」トテトテ

ギンコ「おはよう淡幽」

淡幽「まだ眠いな……」トテトテ

ギンコ「……」ジー

淡幽「なんだ?私の顔に何か付いているのか?」

ギンコ「……」

淡幽(……え)ドキッ

ギンコ「ああ、目ヤニがべったりだ」
47: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:12:25.33 ID:4uA1j2JE0






淡幽「はは、ドジな蟲だな」

ギンコ「今日はこれくらいにしとくか」

淡幽「そうだな……」

ギンコ「……」

淡幽「……ギンコ」

ギンコ「ああ、終わるまでここにいるよ」

淡幽「……」

淡幽「……」ウネウネ

ギンコ「……」

淡幽「……っ」
48: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:14:16.61 ID:4uA1j2JE0






淡幽「……ふぅ」

ギンコ「……休むか?」

淡幽「いや……外が見たい……おぶってくれ……」

ギンコ「よしきた」

淡幽「……」

ギンコ「よっと……少し重くなったか?」

淡幽「……首絞めるぞ」
51: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/03(火) 00:17:12.14 ID:4uA1j2JE0
ザッザッ

ギンコ「ほぉ……綺麗な紅葉だな」

ギンコ「どこに腰かけたい?」

ザッザッ

ギンコ「あの石か?」

ザッザッ

ギンコ「……おい?」

ギンコ「……」

ギンコ「……何だ、寝てんのか」

体を蟲に蝕まれながらも

蟲を愛し

文字に溺れるように生きている女が

ここにいる

おわり
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 00:18:26.26 ID:FEcXNMih0
これ面白かったよな
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 00:22:40.75 ID:H9AhzvN80
読み返してくるかな乙です

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