- 1: 2011/05/31(火) 21:59:53.94 ID:j+k65re80
- 志保「…ええ。」
コナン「め、めずらしーじゃねえか…」
志保「貴方を見下ろすのってはじめてかもね」
コナン(やっぱ灰原って美人だな~…)
- 2: 2011/05/31(火) 22:01:32.39 ID:j+k65re80
- 志保「何?人の事ジロジロ見ちゃって」
コナン「あ、美人だな~っっ…―っ!!(やべ)」
志保「(ドキっ…)まあ、あの彼女には負けるけどね?」
コナン「(今の嫉妬だったりしてな)」
コナン「そ、そーでもねーぞ…!」
志保「貴方も工藤新一に戻ってみる?」 - 5: 2011/05/31(火) 22:03:29.39 ID:j+k65re80
- コナン「えっ!俺もいいのか!?」
志保「ええ。博士いいわよね?」
コナン「ああ。ワシは構わんが…」
志保「じゃあ、はい。すぐ効き目が表れるから」
コナン「サンキュー!灰原!」
パタン。
志保(まったくあの人ってば…クス)
5分後。
新一「ふぅー」
志保「その姿お久しぶりね」 - 8: 2011/05/31(火) 22:06:34.78 ID:j+k65re80
- 新一「そーか?」
志保「貴方これからどうするの?」
新一「今蘭忙しいと思うからちょっと会いに行って…そのあと灰原一緒に昼飯食うか?」
志保「(―えっ…!)な、なんで…」
新一「なんでって、まだ食べてねーんだろ?」
志保「でもこの姿じゃ危険よ!(嬉しいけど…)」
新一「だいじょーぶだって!たまにはいいだろ?」
そして彼の笑顔にやられて私は…
志保「わかったわ」
そう答えた - 17: 2011/05/31(火) 22:12:20.35 ID:j+k65re80
- 新一「じゃ博士行ってくる!」
博士「気をつけるんじゃぞ!」
志保「じゃあ…」
パタン
博士「仲良くやるといいのう…」
-ー
新一「じゃあ蘭のとこ行ってくるから外で待ってろ」
志保「ええ。」
志保(先に彼女に会いにいくのは嫉妬しちゃうけど仕方ないわ…)
すると向こうから見覚えのある女の人がいた。
園子「…あれ―?(誰だろあの美人さん…)」
園子だった。
園子「蘭のお友達?」
志保「…いえ、違います」
園子「そうですか…」
志保(ばれたかしら?…)
園子(だれだろ…?) - 20: 2011/05/31(火) 22:14:48.83 ID:j+k65re80
- すると上から工藤君が降りてきた
新一「わりぃな!遅くなって…―って」
園子「あー!!!新一君!蘭のとこいってたの?」
新一(ゲッ…、面倒なやつにあっちまったぜ)
新一「あーまあな。園子も蘭に?」
園子「そうよ。京極さんとのことを言いに!」
新一「そうか、じゃあ頑張れよ!じゃ!」
そういいながら工藤君は私の腕を引っ張っていった。
志保「あっ…」
園子(あのコが待ってたのは新一君だったんだ…。あれ?じゃああのコって…?) - 24: 2011/05/31(火) 22:17:07.58 ID:j+k65re80
- 志保「ちょ、ちょっと―っ…」
新一「あ?」
志保「私と一緒にいたらなんかおかしいじゃない!」
新一「そうか?」
志保「勘違いされちゃうってことよ!」
新一「あー…そうだな」
志保「…」
新一「俺は別にいーけどな」
志保(―っ!な…っ)
私は彼にすぐバレるくらい顔が赤くなった。 - 28: 2011/05/31(火) 22:19:52.31 ID:j+k65re80
- そして彼は私の頭をくしゃっと撫でた
新一「おめーってなんかすぐわかるよな」
志保「…は?」
新一「そっちのおめーの方がいいぜ」
志保「(キザのくせに…)」
新一「じゃどこ行くか?」
志保「パスタ…」
新一「へいよ!」 - 36: 2011/05/31(火) 22:21:57.32 ID:j+k65re80
- 彼は意識してるのかよくわからないけど
自然に私の手を握って引っ張っていった
志保(なんでこんな探偵さんに…ありえないわ)
新一「ここでいいよな?」
志保「ええ。」
ガチャ
店員「いらっしゃいませー」
新一「2人で」
店員「ではこちらにどうぞ―…」
案内された席に座ると彼は突然私の向こうを見て
驚いた顔をした。
志保「どうしたの?工藤く―…」 - 44: 2011/05/31(火) 22:24:39.70 ID:j+k65re80
- 平次「お!工藤やんかー!!」
和葉「えっ、工藤くん!?」
新一(やべえ!また面倒なやつと…)
平次「おい、お前なんでそんな体になっとるんか?」ボソッ
新一「いや予想外に解毒剤貰ってな…」
和葉「あー工藤君お久しぶり!元気やった?」
新一「ああ、まあな…」 - 51: 2011/05/31(火) 22:28:19.71 ID:j+k65re80
- この人達見たことあると思ったら関西の色黒男ね…
平次「あれ?この人もしかしてあのちっこい姉さ…もがっ!!」
工藤君は色黒の口を塞いだ
和葉「なんなん?ってかこの美人さん誰やん!!もしかして…かのry」
新一「ちげーっつの!」
平次「そうやろなあ~。あのお姉さんいるもんなあ」
和葉「新一君は蘭ちゃんだけやもんな!」
新一(おい勝手に蘭を彼女にすんな…)
平次「このちっこいお姉さんもどうなってんのや」ボソッ
新一「それはまた後日…」 - 52: 2011/05/31(火) 22:30:04.67 ID:j+k65re80
- 新一「それよりなんで東京に?」
平次「ああ。明日おっちゃんに会いに行こうといてたんや」
和葉「遊びに誘おうおもってな!」
新一「へ、へえ…。」
平次「もう今日会ったのは仕方ないし今日遊ぶか?」
新一「いや、俺今こいつといるし…」
そういって工藤君は私をさした。 - 60: 2011/05/31(火) 22:33:01.83 ID:j+k65re80
- 和葉「あ、はじめまして!平次の幼馴染です。和葉ってよんでな!」
志保「ええ…。」
和葉「そちらは何て名前言うんですか?」
志保「…志保。でいいわ」
和葉「わかった!宜しくね!」
新一「もういいだろ?俺達まだ昼食べてねーんだから」
平次「俺らもう終わったし、ほなまたな!後日教えろよ!」
新一(へいへい…) - 63: 2011/05/31(火) 22:36:46.33 ID:j+k65re80
- 新一「ごめんなー。あいつら東京にいたのかよ…」
志保「別にいいわ」
新一「おめー何食う?」
志保「…たらこ」
新一「おめー意外だな」
志保「…そう?」
そして10分ほどで頼んだものがきて30分ほどで食べ終わった - 64: 2011/05/31(火) 22:39:17.68 ID:j+k65re80
- 新一「あー今日は俺が払うからいーよ」
志保「そう?…ありがとう」
新一「―っ!!」
志保「なにか?」
新一「おめーでも礼は言うんだな」
志保「貴方結構失礼ね」
新一「バーロー、冗談だって」 - 67: 2011/05/31(火) 22:41:30.50 ID:j+k65re80
- 一方
園子「-らーん!!」
蘭「園子!どうしたの?」
園子「京極さんのことで!…ってか下にいた美人の人蘭の知り合い?」
蘭「え?誰?」
園子「新一君と走ってどっか行っちゃって―っ…!(やば)」
蘭「…え?」
園子「あ、いや、えっと…なんか忙しそうだったよ…」
蘭(…誰…なの…?) - 69: 2011/05/31(火) 22:45:40.77 ID:j+k65re80
- 新一「あれ…?雨か…?」
志保「そうみたいだわ…」
新一「―っ!!やべえ本降りになってきたぞ!!走るぞ」
志保「…ええ」
――
近くのコンビニの屋根の下に雨宿りした
新一「やっべえな…っておめー薄着じゃねえかよ」
志保「仕方ないじゃない…子供の頃の服しかなかったんだから」
新一「ったくよー…ほら」
志保「…え?くしゅっ!!」
新一「ほらくしゃみ出たじゃねーか。ジャンパー貸してやるよ」
志保「あ、ありがとう…」
貸してもらった上着から少し工藤君の匂いがした。
志保(―って、私変態みたいじゃない) - 73: 2011/05/31(火) 22:49:32.61 ID:j+k65re80
- 志保「…」
新一「何だよ、その顔」
志保「・・・別に、ちょっと温かいだけよ」
そういって私は指先を裾でかくした
新一(何こいつ、かわいーな…)
志保「…くしゅん!」
新一「おい、おめー風邪引いたのか?気をつけろよ…」
志保「ち、違うわよ…」
新一「ちょっとおでこかしてみろよ」 - 74: 2011/05/31(火) 22:53:01.09 ID:j+k65re80
- 志保「そんな事しなくても…子供じゃないんだから」
ぐいっ
その瞬間私はすぐに引っ張られて額に手をおかれた。
志保「―っ、あ…」
新一「まあ少し熱いけど大丈夫っぽいな。おめー雨弱いのか?」
志保「そういうことじゃないわ…」
私は額に手を当てられたことでまた熱くなった。
志保(恥ずかしいわ…) - 77: 2011/05/31(火) 22:56:46.99 ID:j+k65re80
- 志保「も、もーいいわよ!離して…」
私は工藤君の手首をとって離そうとした。
するとさっきよりも顔が近くに感じた。
志保(え、これってもしかして―…)
志保「―っ!!」
ちゅ
- 80: 2011/05/31(火) 22:58:19.33 ID:j+k65re80
- すぐ離れた
志保「え、何…して…」
新一「おめーがあわててんのめずらしーな」
志保「なんでいきなり…っ」
新一「あの俺この際言うけど」
志保「…?」
新一「灰原、おめーが好きなんだよ」 - 83: 2011/05/31(火) 23:00:31.13 ID:j+k65re80
- 志保「―っ…。冗談言わないで」
新一「はあ?」
志保「何回貴方のそのような態度に私、振り回されてると思ってんのよ」
新一「…」
志保「貴方にはあの彼女がいるじゃない。」
新一「…おいっ…」
志保「映画のときは私の事相棒って言ってたくせに…!!」
新一「だからっ…」
志保「もう私の中に入ってこないで…っ!!!」
ダッ - 86: 2011/05/31(火) 23:03:25.93 ID:j+k65re80
- そして私は借りたジャンパーを彼に投げつけて
雨の中私は走り出した
新一「おい!まだ雨・・!!」
志保(雨なんて関係ないわ…!もう私をこれ以上彼中心に動かさないで欲しい…)
彼はサッカーをやっていたのか私よりも
走りが早くてすぐ追いつかれた
志保「―っ!!離して!」
バサッ
また私は彼のジャンパーに包まれた。
そして後ろから抱きしめられた。 - 90: 2011/05/31(火) 23:05:35.84 ID:j+k65re80
- 志保「ちょっと貴方!」
新一「…」
志保「…」
新一「俺は今でも蘭の事が好きだよ」
志保「―!!だったら何で…!」
新一「でもそれは幼馴染として大事な女だと思う」
志保「…」
新一「だけどそれ以上におめーが好きなんだよ」 - 93: 2011/05/31(火) 23:08:18.05 ID:j+k65re80
- 志保(もしこれが本当だったら…私はどうするの?)
志保「わ、からないわ…」
新一「じゃあ、わからなくてもいいから俺の事少しでも受け入れてくれるならおめーからキスして」
志保「―っ!そんなっ」
新一「無理だったら今までどおりコナンと灰原で」
志保「(どうすれば―…?)」
新一「灰原…」
志保(でも、少しだけ言えるのは―…あの彼女に会いにいってほしくはなかった―) - 94: 2011/05/31(火) 23:10:14.29 ID:j+k65re80
- 志保「―っ!!」
志保(でもっ…)
私が色々考えているうちに体が自然と彼に向いた。
新一「灰原…?」
志保「貴方の事、嫌いなわけじゃないから…」
お互い雨でずぶ濡れなのに
強く抱きしめた。 - 98: 2011/05/31(火) 23:12:43.68 ID:j+k65re80
- そして何かが耐え切れなくて
私から彼を引っ張った
ちゅ
新一「―っ!?はあ!?」
志保「…今だけよ」
私が少しだけ照れながらいうと
彼は笑っていつも通り言った。
「バーロー。」
― END ― - 105: 2011/05/31(火) 23:16:45.25 ID:j+k65re80
- ありがとうございました
ではおやすみ!いい夢見ます
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- 50:50 2020年03月12日
お知らせ
サイトのデザインを大幅に変更しました。まだまだ、改良していこうと思います。
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