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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:00:36.47 ID:RCKOm1eR0
遊馬「はは、まっさか」

ひろみ「そんな」

進士「あり得ませんよ」

熊耳「太田君が明日、警視総監賞をもらうって方がまだ現実味があるわよ」

遊馬「そりゃあり得ない!!」


一同「あっはははははははは!!!」


野明「だって!昨日聞いたんだよ!シゲさんだって!」

シゲ「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!!!!!!!」

野明「し……シゲさん………!」

遊馬「いつの間に……」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:01:42.21 ID:RCKOm1eR0
シゲ「本当なんだってば!明日、太田さんと香貫花が初デュェェェェェェィトするんだって!」

進士「いくら香貫花さんがアメリカから来てるからって」

シゲ「ま、場所はどこだかまた分からないけどぉ…そのうち整備班のサイバーネットワークを駆使して」

後藤「上野だって」

一同「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!?」

後藤「……ゴキブリ見っけたみたいな声ださないでよ」

遊馬「……いつの間に」

後藤「ずーーーーっといたよ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:02:13.17 ID:RCKOm1eR0
後藤「それが俺も昨日、こっそり聞いちゃってさぁ……」

シゲ「ね?ね?後藤隊長もそう言ってるんだからさぁ……」

進士「……確かに太田さんって香貫花さんと文通のみならず3日に一度アメリカに電話してるらしいですよ」

遊馬「国際電話ってのはちょーっと掛けただけでもウン千円だぜ。それを3日に一度ってのは……」

ひろみ「た、ただ事じゃありませんね……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:02:56.90 ID:RCKOm1eR0
遊馬「そう言えば太田って香貫花のこと香貫花って呼ぶしな……」

進士「それは外国人ですし、同僚ですから特別なことではないと思いますけど……」
遊馬「でも権力に弱い太田だぞ。いくら香貫花の命令に素直に従うったって、一応上司っちゃ上司だぞ」

ひろみ「熊耳さんのことは、あんまりおタケさんって呼びませんよね」

熊耳「意外と呼ばれてるけど?」

遊馬「でも“香貫花”ほどじゃあ……」

熊耳「結構な頻度で呼ばれてるけれど?」

一同(………なんで張り合ってるんだよこの人は)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:05:38.38 ID:RCKOm1eR0
シゲ「………ま、とりあえず」


シゲ「張った!張った!張った!」

遊馬「何もなしに1万!」

整備員A「Aに1万!!」

進士「Bに5千円!!」

整備員B「Cに3千円!!」

整備員C「じゃあDに3千円!」

遊馬「……Dって何だよ」

シゲ「プロポーズ」

遊馬「太田が!プロポーズ!!」

一同「ギャハハハハハハハ!!!」

野明「ちょ……ちょっと………」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:07:09.76 ID:RCKOm1eR0
熊耳「 お や め な さ い ! 」バンッ


一同「!?」


熊耳「いくら太田君と香貫花さんのこととは言え、人の恋路で賭け事だなんて最低よ!遊びじゃないんだから!」

野明「くまがみさん………!」

一同「………」

遊馬「そ……そういやAとかDだのはともかく、BだのCだのの判断はわからんちんだな……」

進士「つまり賭事としても成立してないんじゃありませんか……コレ」

シゲ「あ、ば、バレた?」

後藤「と、言うわけで。ハイ、掛け金は回収しまーす」

遊馬「あああ!!ちょ!隊長!!」

熊耳「篠原巡査!己がしたことを少しは反省しなさい。みんなもよ!!」


一同「はい…………」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:08:32.16 ID:RCKOm1eR0
後藤「まあこの金はアレだ。初デート資金にでもしてもらおうや」

遊馬「なーーんで太田に!!」

後藤「……篠原、スポンサーとしちゃ、デートが上手く行っとるかどうか…見届ける権利くらいありそうなもんだなぁ。なぁ?」


一同「………!」

野明「隊長、私も3千円!」

ひろみ「ぼくも3千円………」

熊耳「………」

熊耳「………私は2万円」



一同「おお………」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:10:02.38 ID:RCKOm1eR0
【翌日】
―上野駅前―

遊馬「……時間になったな」
野明「2人とも来ないね」

後藤「あれじゃないの」

シゲ「えーっ……姿は似てますけどアレですかぁ?」

進士「アレですよアレ」

シゲ「もうちょっと近づいて………」

熊耳「ダメです!私達が来てるってカンづかれたら……」

シゲ「大丈夫だってぇ」

後藤「香貫花ってカン、いいのよ?尾行巻く訓練を……確かアメリカで受けたって聞いたし」

シゲ「うへぇ!」

野明「スッゴーい香貫花!」
遊馬「……なんでもござれだな」

ひろみ「……あの、その前にいくら非番とは言えこんな大人数じゃ」

一同「大丈夫!大丈夫!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:10:33.46 ID:RCKOm1eR0
遊馬「な……なんか話してるぞ」

野明「熊耳さん読唇術使えないの?」

熊耳「……いくらなんだって無茶よ」


後藤「『ま、っ、たか』『いい、え…おーた…そ、れ、じゃ……い、き、ま……しょ』」

後藤「だって」


一同「 」


野明「……ま、まさか後藤隊長が読唇術使えたなんて」

シゲ「流石は往年のカミソリ後藤だよね……」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:11:14.38 ID:RCKOm1eR0
熊耳「と、とりあえず……アレが太田君と香貫花さんってことは確定したわよね」

進士「話し込んでますね」

野明「隊長!2人が話してる内容って……」

ひろみ「あの……金杯見たいから、家に帰るそうです………」



ズコッーーー!!


遊馬「な……なんだってんだよ!この大事な時に!」

進士「まあ良いじゃないですか……前々からそう言う人ですし……」

熊耳「……あら、どこかに移動するみたいよ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:11:41.90 ID:RCKOm1eR0
野明「……動物園とか?」

遊馬「ここは……美術館か」

進士「博物館でしょうかね……」

シゲ「アメ横かねぇ………」

熊耳「えっ………」

野明「ど、どうしたの熊耳さん!」

熊耳「駅の中に戻って行ったけど……」


一同「な……なんで………!?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:13:00.97 ID:RCKOm1eR0
【電車内】

ガタンガタンガタンガタンガタンガタンガタン

野明「山手線かあ」

遊馬「なんで上野駅に集まったんだか……」

進士「もしやアレじゃありません……山手線を一周するのがデートだとか」

野明「……ちょっと初デートであんまりじゃない、それ」

シゲ「2人とも…そんなに鉄道に興味あり気には思えないしねぇ……あ、気づかれちゃうから顔隠して隠して」


野明「あれ、なんか2人……いまから降りるみたいだよ」

遊馬「おっ、案外すぐだな」


アキハバラー!アキハバラー!


ズコッーーー!!
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:17:28.24 ID:RCKOm1eR0
野明「あ……アキバ………?」

シゲ「ま……まあ……アキバもいいんだけどね」

進士「太田さんと香貫花さんが……」

遊馬「初デートでアキバって…お前……」

熊耳「……頭がグラグラして来たわ」

ひろみ「あ…アイドルがすきな太田さんらしいですけど………」

シゲ「でもさ」

一同(……周りに喧嘩を売ってるとしか思えない)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:17:56.11 ID:RCKOm1eR0
【秋葉原駅前】

遊馬「…一体、どこから回るつもりかあの2人」

野明「アキバなんてめったに来ないからなぁ………」

進士「どこに行くつもりでしょうか……」
シゲ「はい!寒いからおでん缶だよー!美味しいけど、たべるぅ?」

熊耳「シゲさん…いつの間にそんなもの……」

野明「あたしさつまあげ!」

遊馬「なっ!2つも取るなよ!1つよこせ!」

進士「僕だいこんで……」

ひろみ「こんにゃくで……」

熊耳「あなたたち遠足に来てるんじゃないんだから……私はウズラね」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:18:18.15 ID:RCKOm1eR0
シゲ「あれ、なんか様子が変だよ太田さん」

熊耳「……なんだか焦り出したわよ」

野明「あっ、また駅に戻った!」

遊馬「またかよ……」

シゲ「ちょっとテンパり過ぎなんじゃないの太田さんさぁ……ぬあああああ!!!!って俺の分がないッ!?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:19:57.75 ID:RCKOm1eR0
【電車内】

ガタンガタンガタンガタンガタンガタン………

遊馬「太田のヤツ…一体どこに行くつもりなんだか」

シゲ「多分、俺が思うにこのまま田町まで行って、歩いて三田駅……で、芝公園まで行くんじゃないの?」

野明「芝公園……って事は東京タワー?」

熊耳「まあ、定番と言えば定番ね」

進士「でももう少し、おしゃれな所に行きませんかね?今は色々出来てるんですから……」

ひろみ「……香貫花さんも東京慣れしてますしね」

熊耳「東京タワーって言うのが太田くんらしいじゃない。なんだか」

熊耳「………ハァ」

野明「ど、どうしたんですか熊耳さん」

熊耳「ついに香貫花さんにも太田くんにも先越されちゃったなーって」

熊耳「もうすぐ30なのにねぇ……南雲隊長みたいになるのかしら………ハァ」

一同(………掛ける言葉が見つからない)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:21:47.26 ID:RCKOm1eR0
【芝公園駅】

シゲ「ねっ、ビンゴでしょ?」

野明「わあ!本当に東京タワーだ!」

遊馬「……東京に出てきてお前何年だっちゅうの」

野明「うるさいな。何年経っても物珍しいものは物珍しいの」

遊馬「タワーなら確か札幌にもあるだろ」

野明「……まあ、さっぽろテレビ塔の方がイケてるけどぉ?」

シゲ「しっかし太田ちゃんも奥手だよねぇ。電車乗ってる間に歩いてる間にもなーんにもしゃべんないんだからさぁ」

野明「あ、ノッポンだ!遊馬!写真!写真!おーい!」

遊馬「バカ!野明お前!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:22:46.22 ID:RCKOm1eR0
野明「大丈夫だって!太田さん達、もう上に行ったみたいだし」

遊馬「そう言う問題じゃ」

熊耳「ここから先は、どうせ見失わないんだし、良いじゃない。すいません、一枚いいですか?」

遊馬「熊耳さんまで……」

シゲ「ほら遊馬ちゃん入らないの?」

遊馬「……入りますけど」


一同「ハイチーーーズ!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:23:49.13 ID:RCKOm1eR0
【特別展望台】

熊耳「………居たわよ」

進士「まあ、ここまで来たからには特別展望台まで登りたいものですよね」

遊馬「……しかし、景色見るだけで1,420円ってのは、ちょーっと高いんじゃないのか?」

野明「ここまで来て野暮なこと言わないでよね」

進士「こう言うところに来るのはカップルとか観光客が殆どですから」

シゲ「いちゃつくショバ代ってワケね」

ひろみ「あ、なんか2人とも結構イイ感じみたいですよ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:24:40.76 ID:RCKOm1eR0
シゲ「ここでさ、人もあんまりいないんだから太田さんも香貫花の肩をガッと抱いてさ、ブチューってしちゃえばいいのにね」

進士「まっさかぁ!太田さんがそんなこと出来るタイプの人間だと思います?」

シゲ「まあ……無理だよね……」

野明「……さっきからなーんにも喋んないけどあの2人」

熊耳「大丈夫なのかしらね……」

遊馬「意外と奥手そうだよな。太田も香貫花も」

シゲ「ああ……一生前に進まないタイプのやつね」

一同「ああ………」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:25:26.45 ID:RCKOm1eR0
【1時間経過】

野明「………あの位置から微動だにしないけど」

遊馬「……何見てんだろうな」

ひろみ「っていうか何だか逆に長年連れ添った夫婦の雰囲気的なものを感じます……」

熊耳「……あの2人を飽きずに見てる私達も私達だけど」

シゲ「………うーん」

野明「どうしたのシゲさん」

シゲ「この後どこ行くのかなぁって、あの2人。やっぱりさ、東京タワーって言ったら……」

野明「ま……まさか……」

シゲ「ろう人形館」

野明「んぎゃああああっ!!」

進士「……あそこは色んな意味ですごいですからね」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:29:18.73 ID:RCKOm1eR0
シゲ「でもさ、1000円払ってパンダデメキン見るよりかコスパ良いじゃない?」

熊耳「……最早コスパの問題なのかしらね」

進士「コストパフォーマンスの面から言えばセット券がいいんじゃないんですか?」

シゲ「ありゃダメよ。特別展望台までついてないしさ、結果的に特別展望台からろう人形館が一番いいんだよね」

野明「あ、あ、あたし……ろう人形館はパス……」

遊馬「なんだよ野明、怖いのかぁ?」

野明「こ、怖いよ……そりゃ。昔東京観光に来てさ、それ以来……夢に出てくるんだからな……」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:30:42.54 ID:RCKOm1eR0
進士「……確かになんかアソコにある人形全てが目が虚ろで無機質ですもんね」

シゲ「マリリン・モンローとかモナリザとか吉田茂とかさ…あんまりだよね……」

遊馬「確かに……アンネ・フランクと中世の拷問は……」

シゲ「……なんか取り憑いてそうだよね」
熊耳「ごっ……拷問!?」

遊馬「妙にリアルなんですよ……血とか…切り口が………」

野明「ぎゃああああ!やめてぇ!思い出させないでよぉ!」

ひろみ「ひぃぃぃぃ………」

熊耳「非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的非科学的」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:31:19.81 ID:RCKOm1eR0
シゲ「あっ、太田ちゃん達……下に降りるみたいよ」

野明「……どうしよう遊馬」

遊馬「……どうしようもこうしようも行くしかないだろ」

ひろみ「く……熊耳さん大丈夫ですか?無理しないで下さい」

熊耳(裏声)「だ!大丈夫よ!大丈夫!全然!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:32:28.26 ID:RCKOm1eR0
【タワービル(現フットタウン3F)・ろう人形館】

シゲ「中に入ったよ」

遊馬「じゃあ………俺達も………」

野明「う……うげえ…なんか空気がおかしいよ……」

熊耳「ぅぅ………」

シゲ「大丈夫熊耳さん?止めとけば?」

熊耳「い、いくわよ……いきます……」

進士「相変わらずマリリン・モンローは似てませんね……」

シゲ「このマリリンのろう人形ってさ、秘宝館とかに行くとよく有るらしいんだよ。ハンドル回すとスカートが捲れたりするんだよねぇ」


男一同「へぇ」

野明「えっ、何?秘宝館って何?遊馬」

遊馬「……お前は知らんでいい」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:34:18.86 ID:RCKOm1eR0
遊馬「じゃあそろそろ先にいこうぜ」

ひろみ「あ、あの……遊馬さん……」

遊馬「どうしたひろみ」



ひろみ「く……熊耳さんが……」

熊耳「 」チーン




一同(も……もう………?)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:35:02.62 ID:RCKOm1eR0
―そして―


熊耳「ぅ……ぅぅ………」

ひろみ「く……熊耳さん……」パタパタ
野明「な……なんか良かったような良くなかったような……」

遊馬「まあ、こうなることは予測出来てたしな」

シゲ「だからって、ちょっと入っただけで倒れちゃうかなぁ……」

進士「……向こうの人も気を使ってお金、返してくれましたしね」

熊耳「はっ!」

ひろみ「あ、気がつきましたか熊耳さん」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:36:03.66 ID:RCKOm1eR0
熊耳「お、太田くんと!香貫花さんはどうしたの!ねぇ!」

野明「ま……まだ出てきてませんけど……」
進士「そろそろ出てきそうな気がしますけど……」

シゲ「あっ!なんか誰か出てくるよ!」
遊馬「隠れろ!」

キャッキャッキャッキャッキャッキャッ
一同「………」

野明「……ねえ遊馬」

遊馬「なんだ野明」

野明「あの二人さ……手、繋いでるよね」

遊馬「……まあな」

熊耳「な……何があったのよ……あの二人………」

進士「さ……さあ………」

遊馬・シゲ「うがあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

野明「ちょっと落ち着いて落ち着いてぇ!!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:36:44.32 ID:RCKOm1eR0
【電車内】

ガタンガタン……ガタンガタン………

野明「ふぅ……重い」

遊馬「そんなに土産物を買いこむからだ」

シゲ「なーに買ったのよそんなに」

野明「クッキーに金平糖にタワージュエルストラップに日本列島キーホルダー、ゴジラストラップでしょ」
野明「それから東京タワーライター、東京タワーマグネットに東京駅の発車ベルキーホルダー、曲がる鉛筆とタペストリー、ノッポンバッジにノッポンボールペンにノッポンキーホルダー!」

遊馬「……野明、お前はアホか」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:37:29.12 ID:RCKOm1eR0
野明「むっ、東京タワーはテンションあがるんだぞ」

遊馬「だからってさ、いつでも来れるんだからこんなに買いこまなくても」

野明「あ……そうか……」

遊馬「お前な……」

野明「ふん。離島根性が抜けなくて悪うござんしたね!」

熊耳「で、この後だけど……2人はどこにいくつもりかしらね」

シゲ「まあ……多分この後は、三田に戻ってるみたいだし、都営浅草線に乗り換えて……」


一同「浅草」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:38:14.83 ID:RCKOm1eR0
【浅草】

野明「ほ……本当に浅草だ」

遊馬「シゲさんさ、なんでこう…人のデートルートをポンポン当てられるんだよ」

シゲ「まあね!デートは1万回以上したからね!シュミレーションだけど!」

一同「………」

シゲ「なんだよ悲しい顔しないでよね!おれっちレベルになるとさ、デートで話す内容何かも考えちゃうワケ!!」

野明「じゃあさ、シゲさん。この電気ブランっていうのは?」

シゲ「ああ、神谷バーのね」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:40:37.77 ID:RCKOm1eR0
シゲ「電気ブランってぇぇぇのは!ブランデーとジンとワインとキュラソーと薬草が入ってる酒なんだよね!詳しい材料とかは内緒らしいんだけど!」ペラペラペラペラ

シゲ「元々はさ、「電氣ブランデー」って名前だったんだけどねぇ、その後『ブランデー』じゃああああああないってことで、電気ブランになああああああああああああったワケ!」ペラペラペラペラ

シゲ「ちなみに電気ブランの電気ってのは、当時電気がハイカラだったから使われたのよ。舌が痺れるからってのはさ、ありゃガセよ!ガセ!」ペラペラペラペラ

一同「へぇ」

シゲ「それから、電気ブラン(30度)、電気ブランオールド(40度)の2種類があって!!!」ペラペラペラペラ

シゲ「メニューじゃ30度の方をデンキブラン、40度の方が電氣ブランってなああああああああああああああああああああああああってるワケ!」ペラペラペラペラ

シゲ「電気ブランの説明終わりイエーーーイ!!!!!!!!!!」

一同「オオー」パチパチパチパチ
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:41:30.17 ID:RCKOm1eR0
野明「他には!他には!」

シゲ「ええと……浅草はチベット語の”アーシャークシャ”から来てるとか」

一同「へぇ」

シゲ「花やしきは、元々は菊を展示する植物園だったから『花やしき』とか」

一同「へぇ」

シゲ「浅草寺のおみくじは凶が多いとか」

一同「あ、それは知ってる」

シゲ「……まあさ、こんなこと調べててもさ、彼女は出来ないんだけどね」

進士「あ、香貫花さんと太田さんが腕を組み始めましたよ」

シゲ「うがあああああああああ!!!!!!!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:42:03.29 ID:RCKOm1eR0
【浅草寺】

野明「………」

遊馬「どうした野明」

野明「……いつ見ても思ったより提灯って小さく感じるんだよね」

遊馬「お前んとこの時計台ほどじゃないだろ」

野明「……返す言葉もございません」

熊耳「この辺りは出動でも良く来るわよね」

進士「そうですね。まあ、とりわけ上野周辺は多いですからねぇ」

遊馬「……あれ、そういやひろみは」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:42:27.26 ID:RCKOm1eR0
店員「お兄さんお兄さん、これ食べていきなよ」

ひろみ「す……すいません……」もぐもぐ

店員「おいしい?今ね、これ3袋で1000円だから~お得だよ~」

ひろみ「じゃあいただきます」

店員「まいどー」

店員「お兄さんお兄さんうちの人形焼きもおいしいから……」

ひろみ「え、じゃあ……」


遊馬「……無限地獄に堕ちてるな」

野明「ひろみちゃん……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:43:33.11 ID:RCKOm1eR0
シゲ「ひろみちゃん、どーしたのよ…その量さぁ……」

ひろみ「な……なんかいつの間に……」どっさり

シゲ「進士さんも……」

進士「多美子さんが人形焼き好きなんですよ。買って帰らなくっちゃ」どっさり

遊馬「……」ジッ

野明「……なんだよ遊馬。揚げ饅頭が美味しかったから……つい」

遊馬「端から見れば俺達も立派なおのぼりさんだろうな」

シゲ「……何しに来たんだろうね、俺達」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:44:14.82 ID:RCKOm1eR0
熊耳「あら、相変わらず2人は腕は組んでるものの、無言のままよ」

進士「あ、太田さんがハトに襲われてます」

遊馬・シゲ「ヤレヤレ!やっちまえ!!」

野明「そんなことより遊馬!おみくじ!おみくじ!」

遊馬「やめとけって。どうせ凶しか出ないんだからさ」

野明「その中から大吉引くってのが醍醐味だろ?よいしょ」

カラカラカラカラ

野明「……あ、32番……えっと、これだこれ」

野明「………」

野明「ぬわあああああああ!!?」

遊馬「どうした。まさか大吉か?」

野明「………大凶だって」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:44:53.10 ID:RCKOm1eR0
熊耳「あら……なになに……」

熊耳「『大きな過ちに注意』ですって」

野明「お……大きな過ちって………?」

遊馬「『目上の人間に注意せよ』」

シゲ「目上の人間って言うとさ、後藤隊長かね」

野明「も……もしかして……ご、後藤隊長をレ、レイバーで踏み潰しちゃうとか……」

シゲ「んふっ!」

遊馬「大丈夫だって。レイバーで踏んだくらいじゃ、あのオッサンは死なないっちゅうの」

野明「う……うん……」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:45:22.30 ID:RCKOm1eR0
進士「まあ、こう言うのは事前に注意すればいいものですから」

ひろみ「泉さんは心がけがいいから大丈夫ですよ」

野明「うん……」

遊馬「……だから言ったろ。落ち込むくらいなら引くなって。まあ気にするな」

野明「うん。よし。じゃあ!」

野明「大吉がでるまで引き直そう!!」



ズコーーーーッ!!!!!!!!!!!
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:46:28.40 ID:RCKOm1eR0
【電車内】

ガタンガタン……ガタンガタン…


野明「……大吉出すまで5000円掛かった。スッカラカンだよ遊馬」

遊馬「大きな過ちってこの事だな、野明」

熊耳「でも目上の人に注意って……何かしらね」

進士「ま、ちょっとした占いですから」

シゲ「もう時間が時間だしさ、このまま上野に行って食事した後に解散って感じかね」

野明「結局腕組んだのと、手を繋いだくらいだったよね」

遊馬「……何を期待してたんだ野明」

野明「べ……別に期待はしてないけど……」
シゲ「香貫花に一発くらい殴られるもんだと思ったけどね、太田さん」


一同(期待外れだったなぁ………)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:46:54.43 ID:RCKOm1eR0
【上野駅】

遊馬「…なんか普通のつまらんデートを見させられた感じだったな」

ひろみ「っていうか僕たち……普通に東京観光してしまいましたよね」

野明「……ね」

シゲ「もうすぐ上野だし、この後特に何も起きそうもないしさ、このまま飲みにでも行こうよ」

熊耳「そうね。じゃあ……」



一同「んーーーーーーーーーーー?」



シゲ「ねえ……なんでJRの改札に入ったのよ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:48:06.42 ID:RCKOm1eR0
遊馬「まだ……どこかいくつもりか」

熊耳「やっぱり……夜景を見に?」

遊馬「太田が夜景って熊耳さん」

一同「………」

シゲ「ちょっと面白そうだからついてく?」


一同「賛成」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:48:41.04 ID:RCKOm1eR0
【車内】

ガタンガタン………ガタン………


熊耳「山手線ね……このまま行くと池袋、もしくは新宿ってところかしら」

遊馬「太田が新宿って!」

シゲ「新宿のホテルのレストランで夜景を背にして愛を囁く太田さん……」

一同「ぶふふふふふふ!!!!!!!!」

熊耳「わ……笑っちゃ悪いわよ……ぷふっ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:49:08.89 ID:RCKOm1eR0
ウグイスダニーウグイスダニー

一同「……ん」


一同「……ん」

一同「…………ん?」


シゲ「今さ……降りたよね」

遊馬「あ……ああ………」


一同「 」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:49:34.41 ID:RCKOm1eR0
【鶯谷】

野明「え、なに……なにこれココ」

遊馬「いや……まさか……」

ひろみ「 」

熊耳「 」

野明「ラ………」

遊馬「……皆まで言うな野明!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:50:00.46 ID:RCKOm1eR0
シゲ「えっ……だって……さっきまでアレだよね……無言だったし……えっ」

進士「いや…ほら……秋葉原の時みたいに間違えて降りたとかですよ……きっと」

遊馬「間違えてここまで来るかよ……」

野明「ごめん、あたし理解出来ないっていうか……えっ…えっ?」

シゲ「いきなり、いきなり、初デートで行っちゃうの?えっ?」

熊耳「お……太田くんも香貫花さんも……ぶっ飛んでるとは……思ったけれど……そんな………」

進士「……確かに色々飛ばし過ぎてますけどね」

ひろみ「 」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:52:48.18 ID:RCKOm1eR0
シゲ「もしかしたらさ……初デートだなんて思いこんでたのは俺達だけなんじゃないの」

遊馬「……そういや誰も直接本人からそんな話を聞いてなかったもんな」

野明「確かに……初デートだなんて誰も一言も……」

進士「……もしかしたら随分前から関係が出来上がってたのかもしれませんよ」

ひろみ「なんだかぎこちないを通り越して夫婦みたいでしたしね……」

熊耳「……人は見かけによらないっていうけど」


一同「…………」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:56:10.50 ID:RCKOm1eR0
遊馬「……前で立ち止まって何か話込んでるぞ」

野明「……なんで」

進士「……なんか怒ってますよ」

遊馬「初デートの可能性もなきにしもあらずだもんな」

野明「ま……まさかホントに初デートで………?」

進士「なら怒って当然ですよね……」

遊馬「当然というより最低だな」

シゲ「……後で野郎共引っ張り出してリンチだな太田は」

熊耳「悪い仲間に何か吹き込まれたのかしら……」

野明「見損なったよ太田さん……」

一同「…………」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:57:35.76 ID:RCKOm1eR0
遊馬「……ここは覚悟して太田の野郎を殴りに行くべきか」

シゲ「おうよ!」

ひろみ「ぼ……僕も今回は………」

熊耳「あら、香貫花さんがこっち見たわ」

一同「えっ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:58:11.77 ID:RCKOm1eR0
シゲ「め……目があった?」

野明「こっち………くる………?」

一同「げっ」


ツカツカツカツカツカツカ!!!!

一同「 」




おばさん「アンタら何よ!!こんなところまで付けてきて!!!!」





一同「え?」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:59:11.07 ID:RCKOm1eR0
おばさん「ちょっと、アンタ!こいつらシメてやって!」

野明「え……あれ……かぬ………え?」

おじさん「あ……あのぅ………警察………呼びますよ………?」

遊馬「お………おおた…………?えっ?」
おばさん「おおた?誰よそれ!」

おじさん「………」

シゲ「よ……よくみりゃ全然違う……アカの他人……アレェ?」

ひろみ「 」

おばさん「何よ!」

一同「す………」

一同「すいませんでしたああああああ!!!」ダダダダダダッ!
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:00:59.67 ID:RCKOm1eR0
一同「………」ハァ、ハァ

遊馬「に……逃げ切ったか」

野明「う……うん…え…なに………なにがなんなんだかあたしさっぱり」


熊耳「香貫花さんが香貫花さんじゃなくておばさんで太田くんが太田くんじゃなくておじさんだったのよ」



一同「えっえっえっえっえっえっ」



シゲ「え……じゃ何……俺達さ、ずっと」


一同『 ア カ の 他 人 の デ ー ト を追いかけ続けてた……ってワケ(ですか)?』


一同「…………」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:04:58.92 ID:RCKOm1eR0
遊馬「………誰だよあれが香貫花と太田だなんて言ったのは」

一同「…………」

一同「…………」

一同「あああああああああ!!!!!!!!!!」

進士「じゃあまさか……」


シゲ「よくみりゃ全然似てなかったけどさ……後藤さんにああ言われちゃさ………」
野明「じゃあ…あたしたち…後藤隊長に騙されて休みを1日無駄にさせられたってワケ?」



一同「後藤隊長ずるっけーーー!!!!!!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:06:33.79 ID:RCKOm1eR0
「お兄さん達、遊んで行かない?」ポンッ

一同「ギャアアアアアアアアア!!?ゴメンナサアアアアアイ!!!!!!」


後藤「お前達、まだやってるの?」


一同「たい……ちょう………?」


一同「隊長おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:07:15.04 ID:RCKOm1eR0
遊馬「何なんですか隊長!!!!」

シゲ「今日ばっかりはアンマリですよ後藤さん!!」

後藤「いやだ、ごめんってば。別にさ、騙すつもりは無かったんだけどね」

遊馬「……騙す気しか無かったんでしょう」

熊耳「もしかして隊長……まさかずっと私の後を……」

後藤「雷おこし、食べる?」ニヤッ

一同「 」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:07:53.28 ID:RCKOm1eR0
遊馬「……なんでワザワザこんなことするんですか隊長!」

後藤「だって、お前達さ、覗くなって言われても覗くでしょ?」

一同「うっ……」

後藤「良かったじゃないの。みんなでお出かけ出来てさぁ」

一同「よくありませんよ!」

後藤「ってことでさ、ま。カンパの金の中から奢るからさ」

遊馬「……元々は」

野明「あたしたちのお金なんですけどね……」


野明「……隊長、そういえば、今香貫花と太田さんは?」

後藤「お舟の上じゃないの」

一同「?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:11:36.99 ID:RCKOm1eR0
【東京湾】

香貫花「ごめんなさいね、グランマったら急に……クルージングに行かないとか言い出して」

太田「……いや、俺はかまわないが体調が悪いなんて言っていたが大丈夫なのか?」

香貫花「嘘よ。全くなんのつもりなんだか……」

太田「お……おお……」

香貫花「でも今日は良かったわ。後藤隊長にいいガイドを紹介してもらって」

太田「………そうか」

香貫花「いやね、数年東京から離れてるだけでも分からなくなっちゃうなんて」

太田「ま…まあ……今は色々出来るのが早いからな……」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:14:09.87 ID:RCKOm1eR0
香貫花「まさか太田、あなたにガイドの才能があるなんてね。グランマも大喜びしていたわ。ありがとう」

太田「ああ。その……おばあさんにもよろしく伝えておいて……くれ」

香貫花「そうね。グランマもアナタを気に入ったみたいだし、今度もガイド、頼もうかしら」

太田「……よ、喜んで」

香貫花「ふふっ。よろしくお願いするわ」
香貫花「でも珍しいわ。グランマが男の人をあんなに誉めるなんて。太田が好きなのかしら」

太田「………変な冗談はよせぃ」

香貫花「ふふふっ」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:17:59.57 ID:RCKOm1eR0
香貫花「でもビックリしたわ。まさか太田が、最後にこんな気の利いたところで夕食をご馳走してくれるなんて夢にも思わなかったわよ」

太田「い……嫌だったか」

香貫花「嫌じゃないわよ。全く」

太田「そうか……」
香貫花「……でも」

太田「……でもなんだ」

香貫花「……いきなりどうしたの?」

太田「こ……細かい事は気にするな」

香貫花「そうね、ごめんなさい」

太田「………」

香貫花「………」

香貫花「カンパイ」
太田「……乾杯」


チーン


【パトレイバーで学ぶ東京観光・終】
■To be continued
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:19:32.83 ID:RCKOm1eR0
この物語はフィクションである
……が、
10年後においては定かではない。



25周年だからパトレイバーSSが今年こそ増えますように増えますように増えますように

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