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【パトレイバー】野明「いーい湯っだな~♪」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:32:38.44 ID:PiYGCpoQO
【某日・夕方】

野明「ええっ!シャワーが壊れたァ!?」

遊馬「……」
太田「……」
進士「……」
山崎「……」

シバ「全くぅ、なーにやらしてくれちゃってんのよぉ~…」

太田「篠原ぁ、お前があそこで余計なことをしなければ…」

遊馬「ぬぁ~んだとぉ!?太田が先に売って来たんだろ!」

太田「ぬああああああああんだとおおおおおおおお!?」クワッ

遊馬「あ、やるかぁ?コンニャロ!」

太田「根性、叩き直してくれるわアアアアああああああ!!!!!!!!!」

熊耳「……太田くん!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:34:48.88 ID:PiYGCpoQO
シバ「全くぅ、喧嘩するのは仲の良い証拠だって言うけどさぁ、場所選んでくれなきゃ困るよぉ?」

後藤「あ~あ~…、またうちの連中、また、なんかやらかしちゃったの?」

遊馬「……」
太田「……」

野明「隊長ぉ!!遊馬と太田さんがシャワーを壊しちゃったって!」

南雲「………」

南雲「…後藤さんの指導と鞭撻の賜物かしら?」

後藤「あ…あれ…な、南雲さん…いたの……?」

南雲「…シャワーを浴びようと思って来てみたんだけど。」ギロッ

後藤「…あ…あはは~……」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:36:13.46 ID:PiYGCpoQO
後藤「で…シゲさん、あとどんなもんで直りそう?」

シバ「あ~あ~…こりゃあ、元からいかれちゃってるわ…」カチャカチャ

シバ「隊長さぁ~ん、こりゃーあ、最低でも明日の昼くらいまではかかっちゃいますよ?」

野明「あ、明日のお昼ぅぅぅぅぅぅうううう!?」

熊耳「残念だけど…今日のところは諦めるしかないってことかしらね…」

野明「そんなっ……」

南雲「……」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:39:04.02 ID:PiYGCpoQO
野明「……」キッ

遊馬「んな…何だよ野明」

野明「……」すぅ

野明「遊馬のバカバカバカバカ!!!!」ポカポカポカポカ

遊馬「な、なーんで俺を殴るんだよ!悪いのは太田で……」

太田「まぁ~だそんなことを抜かしおるか!篠原ぁ!!!!」
熊耳「太田くん!!」キッ

太田「………」

山崎「すいません…」

進士「僕らが無力なばっかりに……」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:44:29.82 ID:PiYGCpoQO
後藤「あーお前達、もう事情はじゅーぶん、じゅーぶんわかったからさ、とにかく落ち着け。」

野明「でも、たいちょー!!」

後藤「とりあえず、今日のところはさぁ、銭湯、行って貰えない?」

野明「…せ、銭湯?」

後藤「…風呂に入らないって訳にもいかんだろう」

熊耳「しかし……」

後藤「銭湯に行く位なら構わんさ。何かあれば迎えをよこすから。何なら、行きも送らせるよ?」

後藤「あー、それから篠原と太田」

遊馬・太田「……はい」

後藤「南雲さんに三人分の入浴料と牛乳代、それから慰謝料がわりにアイス代でも渡しておくように。」

遊馬「ええっ!ん、んな事言われたって……きゅ、給料日前ですよぉ!?」
太田「……」

後藤「篠原、『ええっ!』じゃないでしょ~?」チラッ

野明・熊耳・南雲「………」

遊馬・太田「……」
遊馬・太田「……はい」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:45:42.46 ID:PiYGCpoQO
―――――

かっぽ~ん…

野明「でもまあ、行きも遊馬達が送ってくれたし、逆にラッキーだったかもなぁ…」

野明「広いお風呂に入れて、牛乳もただ飲みできるし…しかもおまけにハーゲンダッツ!」

野明「……へへっ」

野明「……」すぅ

野明「…ババンババンバンバン♪ババンババンバンバン♪」

野明「いーい湯っだなぁ~♪いーい湯だなぁ~♪」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:46:21.45 ID:PiYGCpoQO
熊耳「あら泉巡査、懐かしい歌、歌ってるのね」

チャポン……

野明「あ、熊耳さん」

熊耳「うふふっ。湯気が天井からぁ~♪ポタリと背中に~♪」
野明(熊耳さんってこの間は単に少年みたいな身体だと思ってたけど)

野明(ちゃんと見てみると綺麗な身体だなぁ……)

野明「……」ジッ

熊耳「あら、もうのぼせちゃったの?」

野明「えっ……い、いや、あ、あの…ぜ、全然っ!」あたふた
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:48:51.75 ID:PiYGCpoQO
南雲「…楽しそうね。」

熊耳「あら、南雲隊長。」

南雲「たまには良いものね、広いお風呂に、こうして一緒に浸かるっていうのも…」

野明(な……南雲隊長…お、大人だ……)

熊耳(着痩せするタイプなのかしら…意外と胸も……)

野明「………」ゴクリ
熊耳「………」ゴクリ

南雲「……」

南雲「ねえ」

野明・熊耳「!!!」ビクッ

野明・熊耳「ど、ど、ど…どうしたんですか…?」アセアセ

南雲「さっきの唄」


南雲「……誰の曲?」

野明・熊耳「……」

野明・熊耳「……えっ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:49:29.14 ID:PiYGCpoQO
野明「あ、あの…えっと…ドリフターズの……」

熊耳「あれは、作詞は永六輔、作曲はいずみたくで、ドリフターズの『いい湯だな』です。」

南雲「ドリフターズ……」

南雲「……」



南雲「誰?」




野明・熊耳「……」



野明・熊耳「えっ」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:50:19.00 ID:PiYGCpoQO
野明「な、南雲隊長は、確か丁度ドリフターズ世代じゃあ……」

南雲「小さい頃から…テレビはニュースときょうの料理しか見てなかったから。」

熊耳「あの、でももしかしたら雑誌かなにかで…」

南雲「雑誌も…法律時報と…新潮、すばる、たまに文藝…あとは、きょうの料理のテキスト…くらいしか買ってなかったわ…」

南雲「今も昔と…あんまり変わらないわね。競馬番組が追加されたくらいで」

野明(か、変わった人だ…)

熊耳(か、変わった人ね…)


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:51:37.08 ID:PiYGCpoQO
野明(ちょっとのぼせちゃったかも…)
野明(今のタイミングで牛乳を…ぐいぐいって飲んだら、ぜーったい美味しいだろうなぁ…)
野明(よしっ)

ジャバッ

野明「私、先に出ます!」

熊耳「そう。私は…もう少しつかっていようかしら。」
南雲「…私もそうさせてもらおうかしら」

野明「じゃあ、お先に失礼しまーすっ!」

タッタッタッタッ

……すてーん

………


タッタッタッタッタッタッ……

ガララッ

かぽ~ん…

熊耳「……」
南雲「……」
熊耳「……」
南雲「……」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:53:53.71 ID:PiYGCpoQO
野明「いーいお湯だったなぁ~」
野明「よぉーし!早く着替えて牛乳~♪牛乳~♪」

ガサゴソ

野明「ふんふんふふーん♪」
野明「……」
野明「……あれ」

ガサゴソ

野明「……ん」

ガサゴソ

野明「……ありゃ」

ガサゴソ

野明「………あれ、あれれっ」野明「おかしいぞ……」

ガサゴソ

野明「え……」
野明「……えええっ」

野明「………」

野明「な……ない」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:58:17.64 ID:PiYGCpoQO
野明「ちょっと!ちょっとちょっとおおぉぉぉぉ!!!!!」ガサゴソガサゴソガサゴソ

野明「ば…バスタオルはあるのにぃ…」

野明「き、きがえが……着替えがないよぉ!!」

野明「ど…どうしてだ!?何でだ…!?」ガサゴソガサゴソガサゴソ

野明「……」

野明「……ない」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:02:12.32 ID:PiYGCpoQO
野明「ど、どうしよう!どうしよう!どうしよう!」
野明「と、と、とりあえず落ち着け…落ち着んだっ!」
野明「そ、そ、そ、そうだ!ぎゅ、牛乳…牛乳でも飲もう…!!」
野明「お、お、お、おばさん、牛乳!」
番頭「……ZZZ」
野明「おばさん!」
番頭「………へっ」
野明「ぎゅ…、ぎょ…ぎゅうにゅう、い、い、一本!!」
番頭「………あいよ」

ペリッ

野明「んっ……んっ…んっ………んっ……」ごくっごくっごくっ
野明「んっ……」

…つるんっ!

野明「!?」

……ビチャッ!

野明「あ……ああぁっ……」

野明「………」

野明「だ……ダメだ……」がくっ
野明「………」

野明「……もう一本」
番頭「あいよ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:06:38.33 ID:PiYGCpoQO
ガララッ

野明「………」

熊耳「あら、泉巡査。温まり直りに来たの?」

熊耳「うふふっ、口に白いお髭がはえちゃってるわよ」

野明「……」

南雲「?」

野明「…………」フルフルフル

熊耳「ちょ、ちょっと…どうかしたの?」

野明「……がえが……」

熊耳「……がえ?」

野明「き……がえ……きがえが……」

南雲「……着替えが…どうかしたの?」

野明「着替えが……」
野明「着替えが…な……なく……なくなっちゃい……ました……」

熊耳「き、着替えが…」

南雲「……なくなった?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:09:18.60 ID:PiYGCpoQO
【脱衣場】

熊耳「元着てきた服は?」
野明「……それもないんです!」

南雲「………」
ガサゴソ

南雲「……」
ガサゴソ

南雲「…」
ガサゴソ

南雲「……」
南雲「……」
南雲「…ない…わ……」

熊耳「……」
熊耳「私の着替えもなくなってるわ…」

熊耳「おばさん、おばさん!」

番頭「……ZZZ」
番頭「……へっ」

熊耳「私達の着替えがなくなってしまったんですが、誰か…みませんでしたか?」

番頭「……」
番頭「……ちょっと思い出せないねぇ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:10:10.79 ID:PiYGCpoQO
野明「どうしよう熊耳さぁん!!!」

熊耳「着替えを頼もうにも………」

南雲「…特車二課にはもう男性職員しか残っていないわ」

野明「で…でも…このままじゃ帰れないし……」

熊耳「…あえて頼むなら進士さんかしら。」

野明「進士さんかぁ…でも奥さんいるしなぁ……あっ、後藤隊長は?」



ドッガッシャアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!




野明・熊耳・南雲「!?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:10:35.83 ID:PiYGCpoQO
野明「なっ、なんだ!今の音!?」

熊耳「何か重いものがぶつかったような……」

南雲「ちょっと……静かに……」

南雲「……何か聞こえるわ」

『あ…あ……てすてす……』

『…あー…あー、犯人に告ぐ。何も痛いことも怖いこともしないからさぁ、早く降りて来ちゃいなさいよ。』

南雲「こ……この声は……」

野明・熊耳「後藤隊長………!!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:12:36.26 ID:PiYGCpoQO
犯人「うるせー!特車二課の言うことなんぞ信用出来るかああああああああぁ!」

後藤「……篠原」

遊馬「は、はいっ」

後藤「オレが、てきと~に時間を稼いで置くからさ、泉だけでも呼んできてくれない?」

遊馬「…ええっ!」
遊馬「た、たいちょー…そりゃ流石に……」

後藤「って言われても、お前以外、誰が呼んでくるのよ。」

後藤「太田はイングラムに乗ってるし、進士は太田のバックアップに回ってるし山崎がいなけりゃ車、持ってかれちゃうかもしれないでしょ?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:14:41.84 ID:PiYGCpoQO
後藤「んで、俺はこれから楽しく泥棒さんとお話しせにゃならんワケ。」

遊馬「ちょ…ちょっと待ってくださいよ!」

後藤「修理代の分、きっちり働いてもらわにゃ困るのよ。」

後藤「…それとも、3ヶ月払いの方にしとく?」

遊馬「……篠原遊馬巡査、1号機パイロットの回収に向かいます!!」タッ

後藤「……」

後藤「『稲妻の遠くに光る月夜かな』」

後藤「……月が綺麗だわ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:21:55.02 ID:PiYGCpoQO
熊耳「…何かあったのかしら」
野明「……」そわそわ

南雲「ただことじゃないわ…」
南雲「何とかして連絡を……」
野明「………」

ガタッ

野明「…ちょっと見てきます!」

熊耳「み、見てくるってあなた…バスタオル一枚で……!」

タッタッタッタッ……

熊耳「い……泉巡査!?」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:26:05.56 ID:PiYGCpoQO
野明「……」タタッ

遊馬「ああ…野明!」
遊馬「おい、野明ー!丁度良かった、今お前を……」

野明「あ、遊馬ぁ!!」

遊馬「って、お、お前……」
遊馬「な…なんちゅー格好をしとるんだ…!」

野明「遊馬達こそ…どうしてここにいるんだよ」

遊馬「女物の着替えがつまった袋を持って走ってた不審な男…要は着替え泥棒を捕まえようとしてたらしいんだけどさ」
遊馬「追い詰めたはいいがレイバーを乗っ取っちまって…まぁお決まりのパターンだな」ボリボリ
遊馬「そ、それより…お、お前こそどうしてタオル一枚で走り回って……」

野明「そんなことより遊馬!さっき、『着替え泥棒』って言ったよね…!!」

遊馬「あ…ああ……」

野明「……もしかして!」

遊馬「の、野明?」

野明「ぐぐぐぐぐ……」フルフルフル
野明「そう言うことかぁ……!!!!」

野明「ぜえええええええええええええええええええったい、ゆるさないんだからなああああああああああ!!!!!!!!!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:28:31.49 ID:PiYGCpoQO
遊馬「着替えを盗まれたァ~?」

野明「そう!全部だよ!全部!」

遊馬「…腹が減って喰っちまったんじゃないのか?」

野明「ひ、ひどいぞ遊馬!」

野明「それに、私の着替えだけじゃなくて熊耳さんと南雲隊長のも無いんだっ!」

遊馬「そ…そりゃ大変だ…」

野明「『そりゃ』って…どう言う意味だよ」

野明「第一、誰のせいでこんなことになったと思ってるんだよ遊馬ぁっ!!」ぐぐぐぐっ

遊馬「の…野明…痛い…痛いぃ……」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:33:03.18 ID:PiYGCpoQO
【工事現場】

犯人「誰も…誰も俺を理解してくれねえー!!!!!!」

犯人「盗んだ下着だけが…洋服だけが俺に安らぎを与えてくれる!」

犯人「俺の生き甲斐なんだあああああああああああ!!!!!!!!!!」

犯人「女の下着が好きなんだ…女の洋服が好きなんだ」

犯人「まだほのかな香りを感じる下着や洋服の温もりに埋まって眠りに付く幸福感は母親に抱かれ眠るそれに限りなく近い!」

犯人「俺は母親の温もりを感じたいだけなのに…みんな…みんな俺を変態扱いしやがって……!!!!!」


後藤『辛かったろう。悲しかったろう。君の気持ちもわかる。』

進士「あのぉ…隊長…そこは分かっちゃダメ気が……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:35:43.07 ID:PiYGCpoQO
犯人「…じゃあ、アンタにも良さが理解出来るって言うのか!!あ!?」

後藤「………」

後藤「……」

後藤「…」

後藤「…所詮、布は布だなぁ」

犯人「………」

犯人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」グワッ

進士「お、太田さん!そっちに行きました!!」

太田「了解いいいいいいいいい!!!!!!」

後藤「…あれ、もしかして怒らせちゃった?」ボリボリ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:38:38.55 ID:PiYGCpoQO
太田「この犯罪者があああああああああああああああああ!!!!!!!」ジャキッ

進士「ちょっと太田さん!住宅地なんですから発砲したらマズイですってぇ!!!」

太田「警察がそういうちゃちな遠慮やら妥協やらするから、のさばるんだあああああああああああ!!!!!!!!!」

進士「会話が成立しない………」

後藤「太田、犯人が突進してくるぞ。気をつけろ」

犯人「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

太田「ぐっふふふ!まさに飛んで火に入るなんとやらああああ……!!!!」ジャキッ


太田「往生せいやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


バァァァァァァァァン!!!!


進士「は…発砲許可、まだ出てないのに……」

後藤「……あちゃ~」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:39:14.21 ID:PiYGCpoQO
太田「……やったかあぁ!?」

犯人「………」

犯人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

進士「あ、当たってない……」

太田「ぐぬぬっ……」

太田「もう一発……!」

進士「この距離だとダメです太田さん!受け止めて下さい!!」

太田「ぐうう…」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:40:21.99 ID:PiYGCpoQO
進士「相手機のパワーを考えれば一気にケリをつけられます!」

太田「……」

太田「どおりゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

犯人「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

ドオオオオオオオオオン!!!!!

太田「………!」

ぐぐぐぐぐ……

犯人「……うおおおおおおお!!!」

太田「な……なんだぁ!この馬鹿力は……!!!」

太田「進士いいいい!!話が違うぞおおおおおおおおおおおお!!!?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:43:18.13 ID:PiYGCpoQO
進士「……ええっ!」

進士「でも、パワーで言えば計算上ではイングラムが優に……」

太田「うぬぬぬぬぬぬぬ……」
ぐぐぐぐぐ…

後藤「なるほど。こりゃ…お相手は改造レイバーかもしれんなぁ。」

山崎「か、改造レイバー……」
後藤「ここまでってことになると…多分、セキュリティやスピードの分をパワーに回してるんだろうなぁ」

後藤隊長「……違法改造だなこりゃ。」

後藤「これはちと、相手が悪かったかなぁ…」ボリボリ


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:46:10.66 ID:PiYGCpoQO
太田「ぐぅぬぬぬぬぬ………」
ぐぐぐぐぐ…

進士「太田さん!それ、パワーで言えば相手は互角かそれ以上らしいです!」

犯人「うおおおおおおお!!!!!!!!!!」

太田「し、進士!い…泉はまだかああああああああ!!!!!!」

太田「支えてるだけでも、もう………」

野明「……後藤隊長!」ハァハァ

後藤「おお泉、太田がお待ちかねだ」

後藤「……」

野明「………」

遊馬「………」ぽりぽり

後藤「…色々聞きたい事はあるが…全て後だ。山崎」

山崎「 」

後藤隊長「お~い?山崎~?」

山崎「は、はいっ!!!!!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:51:05.96 ID:PiYGCpoQO
太田「うぐ……うぐぐぐ……」

犯人「うお……うおおおおおおお!!!!!」

太田「も……もう……げ、限界………」

ぐぐぐぐぐ……

進士「太田さん、機体の腕が……!」


ぐぐぐぐぐ………

みしっ……みしっ……


野明「……太田さん!」

太田「い……泉、遅いぞぉ……」

遊馬「野明!太田が支えてる内に電磁警棒で仕留めろ!!」

野明「了解!!!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:52:03.52 ID:PiYGCpoQO
野明(ううっ…まさかバスタオル一枚でアルフォンスに乗るはめになるなんて思っても見なかったよ…)

野明(後で太田さんと遊馬から追加で慰謝料、ぶんどってやるぞぉ…!)

野明「暴走中のレイバーに告ぐ!」

野明「窃盗、その他もろもろの現行犯で逮捕する!!覚悟しろ!!!」

野明「とおおおおおおおおりゃあああああああああああああ!!!!!!」

太田「……うおおおおおおおお!!!!!!」

ぐぐぐぐぐ……

犯人「!」

ダダダダダダ…


野明「たあああああああああ!!!!!」

バッ

……はらり

野明「………!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:53:37.92 ID:PiYGCpoQO
野明(ば、バスタオルが………!!)

野明「ああっ……!」



ドオオオオオオオオオ!!!



後藤「……泉!」

遊馬「こ……こけた!?」


ぐぐぐぐぐ……

犯人「な…なんか知らねーけどら、ラッキー……!」

太田「う……腕が……も…もたない……」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:54:11.94 ID:PiYGCpoQO
野明「い……いたたた……」

後藤「大丈夫か~、泉?」

野明「だ、大丈夫です…」

遊馬「野明、なーにやってんだよ!」

野明「だ…だってバスタオルがとれちゃって……」

遊馬「バスタオル!?んなもん誰も見てないんだ、気にすんな!!」

野明「き…気にするなって言われても…遊馬ぁ…!」

遊馬「お前、ちょっ~と自意識過剰なんじゃないのか?」


野明「じ…自意識…かじょーって……!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:55:59.44 ID:PiYGCpoQO
犯人「どおりゃああああああああああ!!!!」

ミシッ……ミシッ……

太田「………!」

……ガシャアアアッ!


進士「お…太田さん!?」

遊馬「まずい!2号機の腕がもげた……!」

犯人「ラッキー!今日の俺ってついてるうううううううううううううううう!!!!!!」

ぐぐぐぐぐぐ……

ガガガガガガガガ!

太田「ぬおおお…も…もう……無理……」

犯人「………」ニヤッ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 19:02:33.37 ID:PiYGCpoQO
太田「………」
犯人「……」ニヤニヤ

ガガガガガガガ……

太田「ぐぐぐぐぐ……」

ガガガガガガガ……

犯人「………」ニヤニヤ

太田「は、犯罪者ぁ…調子に……調子に乗りおってぇぇぇぇ……」
犯人「………」ニヤニヤ

太田「み、右腕なんぞくれてやるわ…!」

犯人「……?」

太田「ぬうううううううう……がああああああああああ!!!」
太田「片腕で十分だあああああああああああああああ!!!!!!!!!」

ガシッ

犯人「……えっ!」
進士「そ、そんな…太田さん…無茶な……!!」

ぐぐぐぐぐ……

太田「ん゛お゛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 19:03:14.32 ID:PiYGCpoQO
太田「い゛…泉゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」

野明「………太田さん!」

野明(そうだ、このレイバーを倒さなきゃ着替えも取り戻せないんだ!)

野明(それにもし、このレイバーが街の方にいったりなんかしたら…)

遊馬「野明!なにやってんだ!早く……!」

野明「………」ジッ


野明(……バスタオルを巻いてても動きにくいだけだ)

野明(ならば……いっそ……!)

野明「……邪魔だああああああぁぁぁぁぁ!」




……バサッ!


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 19:04:20.81 ID:PiYGCpoQO
太田「ん゛ん゛んんんんんんんんんんんん……!!!!」

ぐぐぐぐぐ……

野明「………」グッ

犯人「!」

野明「ここまで…ここまでさせたんだからな………」

野明「もう……もう、絶対に許さないんだからなぁ………」フルフルフル

野明「……覚悟しろ!!!」

犯人「……!」

犯人(ちょ…!!なに、なにあのレイバーヤバい!なんかヤバい!ヤバいってえええええ!)

野明「たああああああああぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:39:32.57 ID:PiYGCpoQO
野明(スースーする…)

野明(座る位置もなんだか…う……ううっ……ダメだ!集中しなきゃ!)

野明「たあああああああああああああああ!!!!!!!!」
遊馬「よし、いけ!野明っ!!」

……ガッ!


ビビビビビビビビビ!!!



犯人「……!?」




野明「もーう……いっっっっっっっちょおおおおおおおおおお!!!!!」

ガシッ!

……ビビビビビビビビビ!!!
犯人「んあああああああああああああああああ!?!?!?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:44:36.25 ID:PiYGCpoQO
レイバー「……」

レイバー「 」ガクッ

野明「や…やった……」ハァハァ

――――

ピーポーピーポーピーポー…


【レイバー内】

進士「これが例の袋…ですか」

遊馬「うわっ……」

進士「す、凄い下着と服の量……」

山崎「……///」

後藤「あはっ。こりゃすごいなぁ…よりどりみどりだぁ~…」

遊馬「ん……?」
遊馬「この一番上の下着…名前が書いて……」

『泉野明』

遊馬・進士・山崎「  」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:50:25.64 ID:PiYGCpoQO
野明「遊馬ぁ~!!!!」タタッ

遊馬「の…野明……っ…!」

野明「あたしの服、見つかった?」

遊馬「い、いや…あの…まぁ……」

一同「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

野明「?」

進士「 」

山崎「あああ……」フラッ

遊馬「ひ…ひろみ!?」

後藤「さて、そろそろ引き渡しの手続きでもしてくるかな……」ぼりぼり

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:54:52.73 ID:PiYGCpoQO
野明「ど、どうしたんだよ?」

遊馬「野明……さん」

野明「なんだよ、いきなりよそよそしいなぁ……」

遊馬「………下」

野明「?」

野明「………」ジッ

野明「………」

野明「……」

野明「…」

うふ~ん…

野明「うっ……」



……うわぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:17:50.55 ID:ka2mW9kV0
そういやバスタオル外してたっけ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:00:36.27 ID:PiYGCpoQO
【銭湯】

野明「く……くまがびざん゛………ひっ……ひくっ……」

熊耳「い…泉巡査………」

野明「み゛ん゛なに…み゛んなに゛裸みられ゛だ……」
野明「もうお嫁に……お嫁にい゛げない゛よおおおおおお……!!!!!!!」
野明「う゛わぁぁぁぁぁああああああああん!!!!!」

熊耳「ほ、ほら泉巡査…これを飲んで落ち着いて……ね?」

野明「……んぐっ…んっ…んっ…んっ…んっ…」
野明「ぷはっ……ん゛……ん……うわあああああああ!!!!!!」
野明「…おかわりっ!……ひぐっ」

南雲「……もう2、3本貰えるかしら」

番頭「あいよ」

野明「ひっ……ひくっ……」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:02:09.06 ID:PiYGCpoQO
――――

後藤「はい、じゃあ、撤収。」

遊馬「……」

太田「……」

進士「……」

山崎「 」

熊耳「泉巡査…落ち着いた?」

野明「はい゛…だい゛ぶ………」

後藤「じゃあ、熊耳、後は頼むわ」

熊耳「…了解しました」

野明「……」

遊馬「……」

太田「……」

進士「……」

山崎「  」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:18:07.96 ID:PiYGCpoQO
バタン…

後藤「参っちゃうよ…奴ら、妙にデリケートでさ」チラッ

南雲「……」

後藤「しのぶさぁ~ん?」

南雲「……」

後藤「……気分でも悪いの?」チラッ

南雲「…後藤さんの優秀な部下がシャワーが壊したことに始まって、行った先の銭湯で着替えは盗まれるわ」

南雲「盗まれた服は全部証拠品として署に持っていかれるわ、バスタオル一枚で車に乗らなきゃならないわ……」

南雲「これで気分が悪くならない方がどうかしてるわ。とんだ厄日よ。」

後藤「あはは……」

後藤「頭かいぃ……」ボリボリ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:19:29.34 ID:PiYGCpoQO
南雲「せめて…着替えだけでもどうにかならなかったのかしら」

後藤「いやぁ、あっちにはちゃーんと事情も説明したし、出来る限りの交渉はしましたよ?」

後藤「でもさぁ、どうしてもダメだって言うもんだから…無理矢理持ってくる訳にもいかないでしょ?」チラッ

南雲「……後藤さんなら出来なくもなさそうなものだけど」

後藤「そりゃしのぶさん、オレのことを買いかぶり過ぎですよぉ~」

南雲「……」ジッ

後藤「いやぁ、今日は飛んだ厄日立ったなぁ~」チラッ

南雲「…の割には楽しそうね」

後藤「ええ?そーお?」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:21:41.35 ID:PiYGCpoQO
ぶうううううん……

南雲「…」

後藤「…」チラッ

南雲「……」

後藤「……」チラッ

南雲「…後藤さん!」

後藤「えっ…いや、しのぶさん?オレは別に……」

南雲「…電柱!」

後藤「……えっ?」


ドオオオオオオン!!



南雲「……」

後藤「……」

南雲「…」キッ

後藤「あ…あはは~……」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:23:13.33 ID:PiYGCpoQO
バタン……

後藤「あーあー…こりゃ…大分やっちゃって………」

南雲「………」

後藤「明日の一面は…『“あの”特車二課隊長が電信柱に激突!』…かなぁ~…?」

南雲「……」キッ

後藤「あ…あはっ…あははは~……」

南雲「………」

後藤「………」


特車二課の夜は長い



―おわり―
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:26:39.68 ID:PiYGCpoQO
以上です。複雑かつ乱雑になってごめんなさい。
お付き合いありがとうございました。

98式特型指揮車の発売が待ち遠しいです
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:29:52.19 ID:ka2mW9kV0
今でも割と脳内再生されるなぁ
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:53:48.44 ID:42KsDXmC0


パトレイバーはやっぱいいな

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コメント

  1. とあるSSの訪問者 2020年03月01日

    整備班ご禁制のドラム缶風呂が有るやん

  2. とあるSSの訪問者 2020年03月01日

    面白かった。声が脳内再生されました。SS作れる人って凄い。

 

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サイトのデザインを大幅に変更しました。
まだまだ、改良していこうと思います。

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