武内P「アナルブレスケアです」
- カテゴリ:アイドルマスター シンデレラガールズ
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- 815: 2017/12/29(金) 19:38:38.85 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「……は?」
武内P「アナルブレスケアです」
美嘉「いや、別に聞こえなかったワケじゃないんだケド」
武内P「……そろそろ時間ですね」
美嘉「時間って、何の?」
武内P「城ヶ崎さんの、新時代の幕開けの時間です」
美嘉「……は?」
- 816: 2017/12/29(金) 19:40:55.92 ID:NgsabcPAo
- 武内P「……」ゴソゴソ
美嘉「え、何そのごっつい機械」
武内P「これは、ラジカセですね」
美嘉「へー! 実物、初めてみた★」
武内P「……」
ポチッ
~♪
美嘉「あっ、これアタシの『TOKIMEKIエスカレート』じゃん★」
武内P「……」 - 817: 2017/12/29(金) 19:43:56.80 ID:NgsabcPAo
- 武内P「……」
~♪
美嘉「カリスマJKアイドルの生歌、聞いとく? なーんてね★」
~♪
美嘉「TOKIMEKIどこまでも~エスカレート~♪」
~♪
美嘉「サイダーみたいにはじける恋モ――」
ぱちゅんっ!
美嘉「ド――――ンッ!?」ケアァ!
武内P「……」 - 818: 2017/12/29(金) 19:47:47.38 ID:NgsabcPAo
- ~♪
美嘉「はーっ!? 何!? あっ、は、あーっ!?」ケアァ!
~♪
美嘉「あっ、あっつう!? あっつい! あっつい!」ケアァ!
~♪
美嘉「何!? 何なの!? はーっ!? あーっ!?」ケアァ!
~♪
武内P「……」
ポチッ
美嘉「ヤバい! これマジでヤバいって! あーっ!」ケアァ
武内P「……」 - 819: 2017/12/29(金) 19:50:12.69 ID:NgsabcPAo
- ・ ・ ・
美嘉「……ちょっと! ちゃんと説明してよ!」
武内P「このVTRを御覧ください」
美嘉「……は?」
武内P「……」
ガチャガチャ…ポチッ
美嘉「何それ?」
武内P「テレビデオです」
専務『専務の美城だ』
美嘉「え? 専務? 何で?」 - 820: 2017/12/29(金) 19:53:34.64 ID:NgsabcPAo
- 専務『城ヶ崎美嘉くん。私は、キミには失望した』
美嘉「……開幕から、めっちゃ感じ悪いんだケド」
武内P「……」
専務『私の提示した方向性に逆らった事は許そう』
専務『確かに、当初のキミは私の意に反しながらも非常に優秀だった』
美嘉「……なんだ、褒める時は褒めるんじゃん★」
武内P「……」
専務『しかし、今のキミは何だ? カリスマの欠片も感じないではないか』
美嘉「……」
武内P「……」 - 821: 2017/12/29(金) 19:58:09.31 ID:NgsabcPAo
- 専務『故に、キミにはアナルブレスケアをして貰う』
美嘉「えっ? 故にって、えっ?」
武内P「こちらが資料になります」
専務『安心しなさい。我が346プロと小林製薬が総力を上げてキミのために開発した』
美嘉「……マジ?」
武内P「はい、残念ながら」
専務『――アナルブレスケア専用ブレスケアで、カリスマを取り戻しなさい』
美嘉「アタシのために頑張った感出してるのイラッとするんだけど!?」
武内P「……」 - 822: 2017/12/29(金) 20:02:37.82 ID:NgsabcPAo
- ・ ・ ・
美嘉「……詳しく聞かせて」
武内P「アナルブレスケアには、新時代の幕開けをさせる力があります」
美嘉「……それで」
武内P「カリスマとは、常に時代を切り開いていく者の事です」
美嘉「……続けて」
武内P「残弾は後二発、頑張ってください」
美嘉「最悪! 担当呼んで、担当!」
武内P「彼は、今日から二週間の休暇を取りハワイにバカンスに」
美嘉「んああああああ!」 - 824: 2017/12/29(金) 20:07:42.60 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「いつの間にそんなもの仕込んだの!?」
武内P「朝食に、妹さん――城ヶ崎莉嘉さんが仕込みました」
美嘉「帰ったら泣くまで叱る!」
武内P「待ってください!」
美嘉「!?」
武内P「彼女も、貴女のためを思ってした事なのです」
美嘉「……莉嘉」
武内P「本来は経口摂取ではないのですが、さすが小林製薬さんですね」
美嘉「……」 - 825: 2017/12/29(金) 20:11:46.07 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「っていうか、なんでアンタが関わってるの?」
武内P「……上の命令には、はい、逆らえませんので」
美嘉「そっ……か」
武内P「申し訳ありません。止めは、したのですが」
美嘉「良いよ、別に。だって、元々最近のアタシがだらしなかったのが悪いんだし」
武内P「城ヶ崎さん……」
ポチッ
~♪
美嘉「は!? え!? もう次!?」 - 826: 2017/12/29(金) 20:16:44.72 ID:NgsabcPAo
- 武内P「資料にもありましたが、二発目は最初のものよりも威力が高いです」
~♪
美嘉「威力って! ってか、はぁ!? さっきよりも!?」
~♪
武内P「TOKIMEKIどこまでも~エスカレート~♪」
~♪
美嘉「いやいや、アンタが歌うの!? 何のために――」
ぱちゅんっ!
美嘉「きはああああああん!?」ケアアァン!
武内P「……」 - 827: 2017/12/29(金) 20:19:31.78 ID:NgsabcPAo
- ~♪
美嘉「ぐおおおおああっ!?」ケアアァン!
~♪
美嘉「ああああっ!? こっこ、あっ、ああああっ!?」ケアアァン!
~♪
美嘉「いたいたたたいたいたいたいたいたい!!」ケアアァン!
~♪
武内P「……」
ポチッ
美嘉「ついてる!? アタシのお尻ついてる!? ついてる!?」ケアアァン!
武内P「……」 - 828: 2017/12/29(金) 20:24:47.52 ID:NgsabcPAo
- ・ ・ ・
美嘉「次は!? 次はいつくるの!?」
武内P「申し訳ありません。タイミングは、伝えてはならない、と」
美嘉「そんなの、お尻に爆弾抱えてるようなもんじゃん!」
武内P「それも醍醐味だと、そう、小林製薬さんが」
美嘉「それなら……しょうがないか」
武内P「城ヶ崎さん……大丈夫、ですか?」
美嘉「カリスマのためだもん! 頑張るしか無いっしょ★」
武内P「……良い、笑顔です」 - 829: 2017/12/29(金) 20:28:59.41 ID:NgsabcPAo
- ・ ・ ・
美嘉「……って事があってさ、アタシ、ブレスケア苦手なんだー」
奏「そ……そうなのね」
美嘉「だからゴメンね★ 気持ちだけ受け取っとくから★」
奏「最近、美嘉がたくましいのはそういう理由があったのね」
美嘉「もー、たくましいってやめてよ! もっと、別の言い方があるでしょ!」
奏「……ふふっ、そうね」
美嘉・奏「カリスマ」
美嘉・奏「……!」クスクス - 830: 2017/12/29(金) 20:31:40.05 ID:NgsabcPAo
- 奏「あの、それで……」
美嘉「ん? 何ー?」
奏「最後の一発は……どうなったの?」
美嘉「今もアタシの中にあるよー★」
奏「はい!?」
美嘉「なーんてね★ 多分、三発ってのは嘘だったんだと思う」
奏「……嘘?」
美嘉「そ、嘘」 - 831: 2017/12/29(金) 20:35:30.25 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「アタシの中には、いつ爆発するかわからない爆弾がある」
美嘉「だからさ、爆発するまでは、常に全力でアイドルをやろう、って」
美嘉「……えへへ、ちょっとカッコつけすぎかな★」
奏「……いいえ、とても、ステキだと思うわ」
美嘉「本当にそう思う?」
奏「私としても、美嘉のそういう所は見習わないといけないと思うわ」
美嘉「本当に?」
奏「ええ。……って、妙に念押ししてくるけど、何なの?」
美嘉「……」 - 832: 2017/12/29(金) 20:40:24.55 ID:NgsabcPAo
- ガチャッ
武内P「……失礼します」
奏「あら、シンデレラプロジェクトの、プロデューサーさん」
武内P「おはようございます、速水さん」
奏「ふふっ、今日もとってもチャーミングね」
美嘉「はやく! はやくアナルブレスケア専用ブレスケアケアを!」
奏「み、美嘉!? 一体、どうしたの!?」
美嘉「……ごめん、奏」
奏「ごめんって、何を……」
奏「……」
奏「っ!?」 - 833: 2017/12/29(金) 20:45:20.46 ID:NgsabcPAo
- 奏「美嘉……まさか!?」
美嘉「最初の威力が1とすると、二発目が2なんだって」
武内P「どうぞ、こちらです」
奏「待って! どうして、私に威力の解説をしてるの!?」
美嘉「……ゴクン。これで解除? 解除? ねえ、解除!?」
武内P「はい。長い間、お疲れ様でした」
奏「私の質問に答えてちょうだい!」
美嘉「三発目の威力が10って聞かされたら……奏はどうする?」
奏「……!?」 - 834: 2017/12/29(金) 20:52:03.00 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「アタシさ、もう新時代の幕を開くしか無いと思ったんだ」
美嘉「カリスマJKギャル……そこに、小悪魔要素を追加しようってね★」
奏「いいえ……美嘉、貴女は悪魔に魂を売ったのよ」
美嘉「売りなんかしないって! アタシ、アイドルだし★」
奏「……良い、笑顔ね」
美嘉「やっぱり、アタシってカリスマがあるからね★」
奏「教えて、プロデューサーさん。私の爆弾は、いつ爆発するのかしら?」
武内P「……」ゴソゴソ
奏「ラジカセ……もうすぐ、なのね」 - 835: 2017/12/29(金) 20:55:17.05 ID:NgsabcPAo
- 美嘉「奏、頑張って!★」
奏「ふふっ、頑張ったら、貴方にご褒美のキスが貰えるのかしら?」
武内P「……」
ポチッ
~♪
美嘉「さすが奏★ こんな時でも……って」
奏「……」
~♪
美嘉「『TOKIMEKIエスカレート』!? は!? 何で!?」 - 836: 2017/12/29(金) 21:01:06.60 ID:NgsabcPAo
- 武内P「……間に、合いませんでした」
~♪
美嘉「だって解除って! 解除って言ったもん!」
奏「諦めるしかないみたいね、美嘉」
~♪
美嘉「ヤダヤダヤダヤダ! ムリムリムリムリ!」
~♪
奏「サイダーみたいにはじける恋モ――」
ぱちゅんっ! - 837: 2017/12/29(金) 21:06:11.68 ID:NgsabcPAo
- ・ ・ ・
奏「……とっても怖いのね、アナルブレスケアって」
武内P「そう、ですね」
奏「安心させた所を爆発だなんて……とっても悪い人」
武内P「……」
奏「これは……ふふっ、そんな悪い唇は、塞ぐ必要があるわよね」
武内P「速水さん。貴女のその言動が、上層部で問題視されています」
奏「あら、そうなの?」
武内P「……」
ポチッ
~♪
奏「えっ? 『Hotel Moonside』? えっ?」
奏「えっ!?」 - 838: 2017/12/29(金) 21:13:23.75 ID:NgsabcPAo
- 奏「ちょっと待って!? 美嘉を安心させるための、フェイクじゃ!?」
武内P「……ありません」
~♪
奏「問題視って……どうして今さら!?」
武内P「詳しい説明は後ほど。速水さんの事は、小林製薬さんも応援しています」
~♪
奏「や、嫌……! やめて……!」
武内P「――ワン、トゥー、キス」
ぱちゅんっ!
おわり
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