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上条さんと黒子のいちゃいちゃSS

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 02:00:28.66 ID:I2IUGdae0
黒子「・・・本気で言ってますの?」

上条「ああ、そうするしか他にない・・・!」

黒子「でも、それではあなたが・・・」

上条「いいんだ、お前だってこのままは嫌だろ?」

黒子「ですが私は・・・」

上条「俺がそうしたいんだ・・・お前とちゃんと結ばれるために・・・!」

黒子「上条さん・・・」

上条「今まで、お前の優しさに免じてこの関係を続けてきたが・・・もう耐えられない・・・!」

黒子「わかりましたわ。上条さんがそこまで言うのでしたら私も止めるわけには参りませんもの」

黒子「たとえどんな結末になろうとも、私は最後まであなたの味方ですわ」

上条「ありがとう、黒子・・・それじゃあ・・・」


上条「今から御坂を振ってくる」


時は夏休みまで遡る。



191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 14:19:48.75 ID:I2IUGdae0
ガチャ

美琴「あ、黒子、起きてたんだ・・・。ただいま・・・」

黒子「お帰りなさいませ、お姉様」

黒子「寮監の目をごまかすのも大変なんですから、朝帰りは程々にしてほしいですのー」

美琴「ごめんね、アンニャロウ・・・、いつか・・・かなら・・・ず・・・」バタン

黒子「またあの殿方ですの?」

美琴「」スピー

黒子「お姉様自身がが自覚されているかはともかく、お姉様と親しい方というのは確かな様ですし」

黒子「まさかお姉様に限って、とは思いますが、どんな方なのか一応調べておく必要がありますわね」

美琴「ん・・・待ちな・・・さい・・・よ・・・」スピー

黒子「はぁ」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 14:57:55.84 ID:I2IUGdae0
黒子は上条の顔をまだ知らないという設定で


上条「不幸だーーーーーーーーーーー!」

黒子「なんですの!?今角を曲がった先から殿方の・・・悲鳴・・・?」

ザッザッザ

上条「は、ははは、ははっははっは・・・」

黒子「どうしましたの・・・って、何ですの・・・その格好・・・」

黒子(全身ゴミだらけ・・・あの校章は第7学区の○○高校、かしら)

上条「あはは・・・どうも・・・バスに乗り遅れて歩道で呆然としていたところを原付にはねられ、」

上条「突き飛ばされた先にごみ収集所があってさらに今日は生ごみの日だった、というわけです・・・」

黒子(何という不幸体質・・・恐るべし、ですの)

上条「着替えに帰ったら確実に遅刻だなあ、はあ、不幸だ・・・」

黒子(なんというか、放っておけない方ですの)

黒子(幸い汚れは上半身だけのようですね・・・)

黒子「シャツを脱いでくださいまし」

上条「ヘッ!?」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 15:10:13.83 ID:I2IUGdae0
黒子「だからシャツを脱いでくださいまし」

上条「え、いや、もちろん寮に帰ったら速攻洗濯機行きなんですが路上で脱ぐのはちょっと・・・」

黒子「その必要がないから言ってるんですの・・・さあ、早く」

上条「うわ、やめろ、脱がすな・・・ていうか汚いから触るなって!」

上条「しょうがないな」ヌギヌギ

黒子(まったく世話のやけ・・・!?・・・///)

上条「脱いだぞ・・・まさかこのシャツをそのままゴミにする気じゃねーだろーな・・・って」

上条「なんで固まっておられるのでせう?」

黒子「あ・・・いえ・・・そ、その・・・い、意外と立派な体つきをしてますのね・・・///」

黒子(!・・・わ、私はなんということを口に・・・///)

上条「ああ、生まれつき喧嘩やら事故やらに巻き込まれやすい体質でしてね、」

上条「気が付いたら体だけは頑強にできていたのですよ・・・っていうか」

上条「道行く人がじろじろ見てるんですけど・・・!!これじゃ俺が露出狂みたいじゃないか・・・!!」

黒子「あ、申し訳ありませんの・・・!とにかくそのシャツを貸してくださいまし」グイッ

上条「あ、おい・・・」
196: 途中送信スマソ 2011/02/10(木) 15:24:41.81 ID:I2IUGdae0
黒子(左手で持ってと・・・シャツの繊維だけを右手側に・・・っと)

スッ・・・ボタボタコロッ

上条「!?」

黒子「はい、終わりましたの、どうぞ」

上条「な、何したんだ今!?」

黒子「私はレベル4の空間移動能力者ですの、汚れ以外だけ転移するなど造作もありませんわ」

上条「すげえ・・・あんたすげえよ・・・!これで遅刻しなくて済む・・・!ありがとう!」

黒子「わかりましたから・・・その、早くシャツを着てくださいまし///」

黒子(そんな半裸の状態で笑顔で話されたら、どうにかなりそうですわ・・・///)

黒子(いけませんの黒子・・・この身もこの心もお姉様に捧げると誓ったはず・・・このような男ごときに・・・!)

上条「よっと、おお、洗濯した後よりもきれいだ・・・ってあれ、ボタンがないぞ!?」

黒子(しまった!繊維だけ転移してボタンをゴミと一緒に落としてしまいましたの・・・!)

黒子「ごめんなさいですの・・・!ミスをしてしまったようで・・・この通りですの」

上条「いや、とんでもない。今日は暑いからこれでも充分だろ」

黒子(だから胸元をはだけさせて笑顔でこちらを向かないでくださいですの・・・///)
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 15:37:19.75 ID:I2IUGdae0
上条「悪い、もう行かないと!ありがとな!ほんとは何かお礼したいんだけど・・・」

黒子「いえ、こちらこそお詫びしなくてはいけませんわ・・・!」

上条「じゃあお相子ってことで。またどこかで会ったら飯でもおごるよ」

黒子「え、あ、・・・そうですの・・・わかりましたわ、私も空間移動を使わなければ学校に間に合いませんし」

上条「学校って、その制服、常盤台だな?さすがはお嬢様。お世話になりましたよ」

上条「誰かさんと違ってすごくいい人だなあ。上条さんは感謝感激なのです」

黒子「誰の事だか知りませんけど、もう時間がないので失礼しますわ」スッ

上条「あ、消えちまった・・・ってヤバッ!これで遅刻したらあの娘に合わせる顔が・・・!!」ダッダッダ

-----------------------

黒子(本当はまだ余裕があるんですけど・・・なんだか恥ずかしくて逃げてしまいましたの)

黒子(かみじょう・・・さんとか言ってましたわね・・・もう会うこともないんでしょうけど・・・)

美琴「黒子ー!そんなとこで何してんのー?早くいかないと遅刻するわよー?」

黒子「はっ!お姉様!お姉様はどんな時でも私のもとへ駆けつけてくださるのですね、愛を感じますわ、ああっ、お姉様」ギュッ

美琴「暑いんだからくっつくなっての!もうっ!さっさと行くわよ!」

黒子「はいですの♪」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 17:30:51.73 ID:KqDuDqZQO
黒子「セブンスミスト、ですの?」

美琴「うん、佐天さんと話しててみんなで行こうって話になったんだけど、今日の夕方にでもどう?」

黒子「お姉様と一緒にお買い物をしたいのは山々なんですけど、まだグラビトン事件の調査がありますので・・・」

美琴「そっか・・・、じゃあしょうがないよね」

美琴「でも、ずいぶん手こずってるのね・・・」

黒子「ええ、この件が終わったらぜひお姉様とお出掛けしたいですわ」

美琴「みんなで、ね。じゃ、頑張ってね」

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初春「御坂さんは何か欲しいものがあるんですか?」
美琴「うーん、パジャマかなあ」

初春「あ、じゃあこっちですよ!」

美琴「あ、これ、かわいい・・・///」

佐天「御坂さん、私水着見てますね!」

初春「水着ならこっちですよ!」

美琴「今なら誰も見てないし、ちょっと合わせてみるだけなら・・・」バッ
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 17:54:03.86 ID:KqDuDqZQO
上条「何やってんだお前」
美琴「ヒャア!!」ビクッ

美琴「何であんたがここに・・・って、え?」

美琴(何なのよこいつ!?なんでこんなエロい格好してんのよ・・・///)

上条「何でって、この娘の案内してただけだが?」

少女「あ、常磐台のお姉ちゃんだ!お兄ちゃん、お姉ちゃんの友達なの?」

上条「ああ、こわ~いお姉ちゃんだから、怒らせちゃダメだぞ」

美琴(何この前衛的なファッション!?シャツのボタンの代わりに安全ピン!?)

美琴(しかも安全ピンが妙にでかいからはだけた胸元に目がいって・・・///)

美琴「な、何でそんな非常識な格好してんのよ!?///」

少女「あたしも変だなあと思ったけど、お兄ちゃんが『これはりゅうこうのさいせんたんのだめーじふぁっしょんなんだ』って」

美琴「・・・バカ?」

上条「まあ、そんなことはいいだろ///」

上条(糸を買う金もなく家にあったのが妙にでかい安全ピンだけだったなんて言えない・・・)



223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 18:53:42.53 ID:KqDuDqZQO
少女「お兄ちゃん、あたしトイレ行きたい」

上条「おお、そっか、じゃあお兄ちゃんこの辺にいるからな」

少女「うん!」

タッタッタ

上条「・・・」

美琴「一瞬変質者かと思ったわよ」

上条「シャツよりも上条さんの心が大ダメージです、うぅ・・・」

美琴「何でそんなことになってんのよ。あんたのことだからどうしようもない不幸に巻き込まれたっていいそうだけど」

上条「返す言葉も見つかりません」

上条「あ、そういえば、この前常磐台のお嬢様に世話になったんだ。礼を言いたいんだけど・・・て、御坂さん、何故にビリビリしていらっしゃるので?」

美琴「別にー。どうせ私は欠片もお嬢様らしくないですよーだ」ピクピク
226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 19:01:33.60 ID:KqDuDqZQO
美琴「で、どんな子だったの?」

上条「え、ええ、可愛らしいツインテールをした小柄なお嬢様で、空間移動能力者だとか・・・あの、御坂さん、先程よりさらにご機嫌g」

美琴「あ・ん・た・は・・・!!」ビリッ

上条「ヒィッ!」ビクッ

美琴「私の後輩にまで手を出すつもりかあぁー!!!」バシュゥッ

上条「みみみ御坂さん、ここ店内ですよ!!」

美琴「問答無用!!」

上条「不幸だーーーー!!」
----------------------

固法「いいのー?白井さん、ここは私に任せてみんなとお買い物に行ってもいいのに」

黒子「平常時の業務なら代わりが利くかもしれませんけど、今回の事件は凶悪で目が離せませんもの」

固法「そうねぇ・・・ん!?」ピピッ

黒子「どうしましたの、固法先輩?」

固法「重力子の爆発的加速を確認!場所は・・・第7学区の洋服店、セブンスミストよ!」

黒子「何ですって!?」ガタッ
229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 19:14:55.32 ID:KqDuDqZQO
ウィーンウィーンウィーン

アナウンス「店内の電気システムに不具合があることが判明したため・・・」

モブA「えー?臨時閉店?なにそれー」

モブB「聞いてないよー」
美琴「待ちなさいってば!この!」

上条「御坂!!」

美琴「へ!?」

タッタッタ

初春「御坂さん、落ち着いて聞いてください」

美琴「ご、ごめんなさい・・・!!ちょっとカッとなっちゃって・・・///」

初春(だめだこりゃ)

初春「すみません、そちらの高校生の方にも協力していただきt・・・///」

上条「ん?俺?」

初春(何この人エロい!!むむむ胸が絶妙に露出して・・・!まさか御坂さんのかかかかか彼氏!?御坂さんやっぱり大人なんだ・・・!!)パクパク

上条「よ、よくわからないけど落ち着いて!」アセアセ
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 19:39:22.74 ID:I2IUGdae0
初春「ハッ!はい!風紀委員第177支部の初春です。今日は非番で御坂さんたちと遊びに来てたんですけど・・・」

上条「俺は上条。いったい何が起こっているんだ!?」

初春「あの、最近起きている連続爆破事件の次のターゲットがこの店だとわかって・・・」

初春「お二人には、一般客の避難誘導をお願いできますか?」

上条「わかった。おい、御坂はあっちを頼む」

美琴「え、ああ、うん、任せて!」

-----------------------ーーー

固法「ちょっと待って、このデータ!!虚空爆破事件のターゲットはすべて風紀委員よ!」

黒子「何ですって!?」

ピッ

初春『あ、白井さんですか?』

黒子「初春、今すぐそこかr・・・」

初春『一般客の避難は全員しゅうry・・・、どうしたんですか、上条さん!!?』

上条『初春さん、さっき一緒にいた女の子がいないんだ!』

黒子「な、何故セブンスミストに上条さんが・・・!!?」カタン、ツー、ツー
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 20:04:29.31 ID:I2IUGdae0
ガタッ、シュルシュル(鉄針の装備音)

固法「ちょ、白井さん、どうするつm・・・」

黒子「現場に向かいます」

固法「今は初春さんや御坂さんを信じt」

黒子「一般人が危険に晒されてますの!初春やお姉様はもちろん信じておりますが万が一のことがあっては・・・!!」

シュッ

固法「白井さんが冷静さを失うなんて、珍しいわね・・・。とにかく私は情報の整理と警備員との連携に努めないと!」

-----------------------

黒子「間に合ってくださいまし・・・!」

黒子(私の空間移動は瞬間長距離移動ではありませんの!)

黒子(自身を確実に目的地に運ぶためには1回の転移あたり50m程度が安全)

黒子(転移後に座標と向きの認識、再演算のために一息おかないと誤差が出かねませんの・・・!)

黒子(急がば回れ・・・!確実に皆さんを助け出すために黒子は心を落ち着けますの・・・!!)

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少女「お花のおねーちゃーん!」
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 20:19:54.12 ID:I2IUGdae0
初春「あ、あの子・・・!」

上条「早くこっちに・・・!」

少女「あのね、メガネのお兄ちゃんがお花のお姉ちゃんにあげてって!」

初春「そう・・・うっ!?」シュウウ

シュッタッ

黒子「初春、今すぐそれを手放しなさい!」

初春(これが爆弾!?)ポイッ

初春「伏せて!!」シュウウウウ・・・

美琴「超電磁砲で爆弾ごと・・・!」スチャ、ポロッ

美琴「しまった・・・!」

黒子「・・・お姉様!」

黒子(こうなったら私が直接触れて上空80mまで転移させれば・・・!)シュッ、スタッ

上条「ダメだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

黒子「上条さん!!?」
243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 20:22:12.09 ID:I2IUGdae0
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245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 20:36:04.59 ID:I2IUGdae0
カッ---------------------

-----------------------

黒子(耳が・・・何も聞こえない?目も・・・)

黒子(だんだんと回復してきましたの・・・目の前に誰か・・・すぐ近くに・・・)

ユサユサ

上条「大丈夫か?」

黒子(かみ・・・じょう・・・さん・・・?)

黒子「うっ、どうなったんですの・・・?」

上条「はぁ、はぁ、何とか、誰も傷つかずに済んだみたいだな・・・!」ニカッ

黒子「///」

黒子(私、上条さんの左手に抱きかかえられてますの・・・!///)

黒子(上条さん、私を庇って背で爆風を受けて・・・?なんで無事なんですの?右手を後ろに突き出してますけど・・・?)

上条「爆心地に近かったから右手の肩までシャツが焦げちまったみたいだ・・・」

上条「ごめんな、せっかくお前にきれいにしてもらったのに、ボロボロにしちまった」(右手で頭を掻きながら)

黒子「いいえ、上条さんが無事で何よりですわ」
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 20:51:59.32 ID:I2IUGdae0
上条「そういや、お前の名前、聞いてなかったな」

黒子「そうですわね。私は白井黒子。風紀委員第177支部、常盤台中学校の1年生ですわ。以後お見知りおきを」

上条「俺は上条当麻。○○高校1年生の無能力者だ。よろしくな」

黒子「・・・」

上条「・・・」

上条・黒子「ぷっ、あははははははははははは」

黒子「ごめんなさい、なんだか可笑しくて。命を懸けて守ってくださったのにまだ名乗ってすらいなかったんですもの」

上条「そうだなあ。俺もとっさのことだったからな、あはは」

初春「お二人とも、大丈夫ですか~!?怪我はないですか!??」

少女「お兄ちゃん、てれぽーとのお姉ちゃん、だいじょうぶ!?」

上条「ああ、みんなも怪我はないか?」

少女「うん、お花のお姉ちゃんが守ってくれたし、常盤台のお姉ちゃん2人とお兄ちゃんが守ってくれたもん」

初春「私たちは大丈夫なんですけど・・・」

ビリビリバチィ

美琴「お、お、おのれら、いつまで抱き合っとんのじゃーーーーーーーーーー!!!」バシュウゥ
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 22:05:34.06 ID:I2IUGdae0
介旅「ヒシシシ、これが僕の力。もう僕にかなう奴なんかいない」

佐天「確かにすごい爆発でしたね、でも奇跡的にケガ人はいないようですよ」

介旅「へっ!?そんな馬鹿な!あれだけの爆発だぞ!」

佐天「ええ。レベル4クラスですね。でも、あなたなんかにそんな力使いこなせませんよ」

介旅「何だと!?ぼ、僕にそんな口きくなんて、自分の能力に相当自信があるようだけど、僕の力が発動してからじゃそんn・・・」カサコソ

介旅(な・・・!?無い!?僕の、アルミのスプーンが・・・全部プラ製に入れ替わってる!?)

固法「探し物はこれかしら、爆弾魔さん?」ジャララララ

介旅「あ、ああ、あああ・・・」ヘタリ

固法「あなた、前から気になってたのよね。事件現場付近に必ずいる、カバンがスプーンだらけの男。」

固法「プラスチックスプーンを大量に入れたまったく同じカバンを用意して、すり替えておいたの。現行犯じゃないと拘束できないから大変だったけど、今ので確定ね。」

介旅「ああ、終わりだ・・・何もかも・・・」

佐天「それとね、私は無能力者。だけどあなたのような人には負けない。自分のためにしか力を使えない人には」

佐天「御坂さんや白井さんたちが誰かを助けるために力を使ってるっていうのに、私みたいに努力しても力を掴めない人だっているのに」

佐天「一人だったら負けるかもしれないけど私には仲間がいる。だから私は何度でも立ち向かう。さあ、歯を食いしばりなさい、人でなし」

パチィン
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 22:19:40.69 ID:I2IUGdae0
黒子「改めて紹介しますの。こちら風紀委員第177支部所属、柵川中学1年、初春飾利」

初春「あ、あの、本当にありがとうございました。誰も傷つかずに済んだのは上条さんのおかげです」

上条「いやいや、初春さんもあの娘をしっかり守っていて立派だったとわたくし思いますのことよ」

黒子「つ、続いて・・・、常盤台中学2年、私のルームメイトの御坂美琴お姉様」

美琴「よろしくね、上条サン」バチバチ

上条「いや、そいつは知ってるんだが、な、なんでお機嫌がお悪いのでしょう、御坂さん」

黒子「お姉様はレベル5ですの。自分の実力で結果を導けなかったことに対して引け目を感じていらっしゃるのでしょう。」

黒子「結果的に無能力者に手柄を取られたことになりましたからね。あまりお姉様のプライドを逆撫でてはいけませんわよ、上条さん」

美琴「黒子、私はそんなつもりじゃ・・・」

上条「御坂、お前が恥じることなんてない!今回の結末はみんなが必死になって努力したからこそのものだ」

上条「必死になってるお前の姿、かっこよかったぞ」

美琴「そ・・・そう、ありがとう///」

少女「みんなかっこよかったよ!」

上条「そうだな、でも君もよく泣かなかったぞ、よしよし」ナデナデ

少女「えへへ」
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 22:35:23.70 ID:I2IUGdae0
上条「じゃ、俺はタイムセールがあるから、もう行くぜ」

少女「バイバイ、お兄ちゃん」

黒子「ちょっと待ってくださいの、上条さん」

上条「なんだ白井?」

黒子「上条さんの能力、幻想殺し、書庫には登録されていませんの。どう報告書に書いたらよいか・・・」

上条「何だそんなことか。お前が爆弾を瞬間的に転移させたとでも、爆風を連続的に転移させたとでも、」

上条「あるいは空気中の窒素のみを転移させて防御膜を作ったとでも、空気そのものを転移させて真空帯を作ったとでも、」

上条「どうとでも書けるじゃねえか。それだけお前の能力って汎用性に満ちてるんだぜ」

黒子「あ、そ、そうですわね・・・」

黒子(驚きましたわ、上条さんって、見かけによらず頭の回転がすごく速いんですのね・・・)

上条「じゃあな、世話になったよ、白井。また会ったらよろしくな。つっても同じ第7学区とはいえなかなか会うこともないだろうけど」

黒子「あら、私の能力をお忘れですの?上条さんのような特徴的な髪形の人でしたら視界に入ればすぐにそれとわかりますわ」

黒子「見つけたら1秒以内にご挨拶に駆けつけますわ」

上条「げ、なんか監視されてるみたいだな・・・。ともかく、またな」

黒子「ええ、お元気で」
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 22:51:22.36 ID:I2IUGdae0
黒子「ふぅ・・・さてと・・・」

黒子(何故か、妙に澄んだ気持ちになりますわね、上条さんと話していると)

黒子(不思議ですわね・・・)

固法「し・ら・い・さーん?」

黒子「ヒャウッ、こ、固法先輩!?ビックリさせないでくださいまし」

固法「私はただ話しかけただけよ?でもなんだか恋する乙女みたいな顔してたわね?愛しの男性でもできた?」

黒子「まっさか。私はお姉様一筋ですわ。男なんて、猿畜生ですわ」

佐天「でも、白井さん、御坂さんを見てるときと同じ顔をしてます。すごくいい顔です。きれいですよ、白井さん」

黒子「佐天さんまで・・・。でも、佐天さんも・・・、なんだかいい顔をしていますわよ」

佐天「私は別に・・・。でも、そうですね、同じ無能力者の男の人に、勇気を与えられたのかもしれません」

黒子「・・・。そうですわね。私たちも、彼のおかげで少し大人になった気がしますわ・・・」

固法「ふふ、若いっていいわね。人生観をちょっぴり変えてくれる男の人を見つけること、それが恋よ、白井さん。私もあったなあ」

黒子「からかわないでくださいまし。男なんてただのケダモノですの」

佐天「じゃあ、上条さんは私がもらっちゃってもいいんですか?」

黒子「な・・・!」
269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 23:00:42.19 ID:I2IUGdae0
少女「なんかさっきから静電気がチクチクするよ~」

初春「あ、あはははは」タラー

美琴「・・・」バチバチバチ

タッタッタ

少女の母「すみません、うちの娘を助けていただいてありがとうございます」

初春「いえいえ、あ、あのみみみ御坂さん?」

美琴「んん?何?あ、ああ、あああ、ど、どうも・・・」ペコリ

少女「お姉ちゃんたち、かっこよかったんだよ!」

少女の母「よかったわね、じゃあご挨拶は?」

少女「ありがとう、お姉さんたち!バイバーイ!」
271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 23:08:44.17 ID:I2IUGdae0
初春「バイバーイ、あはは、子供はかわいいですね、御坂さん」

美琴「・・・」フルフル

初春「御坂、さん?」

美琴「初春さん、カフェ、行かない?」パアッ

初春「え?でも白井さんたちh・・・!」

初春(御坂さん、堪えてる・・・目尻から涙こぼさないように頑張ってる・・・)

美琴「黒子なんてほっといて行きましょ!」フルフル

初春「そうですね、たまには2人でミ○ドでカフェオレ飲みまくりましょう!」

美琴「・・・けない」

初春「え?」

美琴「まけないまけないまけないまけない負けない!私は負けないもん!!」ツー、ポタ

初春(うう、御坂さん健気です・・・私もらい泣きしやすいのに・・・)ウルウル

-----------ミ○ド店内------------

美琴・初春「「うぅっ、ぐすっ」」ムシャムシャゴキュゴキュグシャグシャチーン

姫神(何。あの。客。怖い・・・。)
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/10(木) 23:15:24.12 ID:I2IUGdae0
上条「はあ・・・今日はつかれたなあ・・・」

上条「ただいまっと」

上条「あれ、電気がつかないんですが・・・ブレーカー落ちてないのに!?停電か!?」

上条「昨日まで雨だったから洗濯してないしこのシャツはもう捨てるしかないし・・・」

上条「またエアコンなしですか?結局・・・」

上条「不幸だーーーーーーーーーーーーー!」


補足解説:どうやらミ○ドの隣には変電所があったようです



虚空爆破事件編 とりあえず完
352: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/11(金) 20:14:19.21 ID:3OnPrUSb0
翌日(7月19日)

黒子「幻想御手(レベルアッパー)?」

佐天「はい、都市伝説の一つなんですけど、それを使うと能力のレベルが上がるっていう噂なんです」

黒子「ふむ・・・、確かにそんなものが実在するのなら介旅のようなケースも説明が付きますが・・・、いったいどんな理論なんですの?」

佐天「ただのネット上の噂ですよ、オカ板で使ってレベル上がったって自演してるだけd・・・」

初春「白井さん、ちょっとこのスレ見てもらえます?」

黒子「何ですの?このふざけたスレタイは?『【レベル5に】幻想御手使用者オフ【なっちゃうぞ】』・・・?」

初春「はい、私の目から見ても糞スレにもほどがあるんですけど、ところどころに厨房のマジレスがあるのが気になります」

黒子「厨房って、あなたも中学生でしょうが・・・」

初春「私は神コテって呼ばれてるからいいんです!」プンプン

黒子・佐天「「」」

-----------------------

浜面「うっひょー、神降臨ktkrwwwwwwwww」

半蔵「相変わらずFirst Spring様は神画像おいてきますなー」

浜面・半蔵「「学校行かないでスキルアウトやっとってよかったwwwwwwwwwww」」
355: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/11(金) 20:36:21.90 ID:3OnPrUSb0
黒子「それで、幻想御手の実態に関する情報はありますの?初春」

初春「それが、zipで出回ってるみたいなんですけどパスがわからなくて・・・」

初春「パスを聞こうとした新参はみんなリモホ晒されて学校特定されてます。」

初春「私も串とかいろいろ工夫したんですけど本丸は落とせなくて・・・」

黒子「じぷ・・・?りもほ・・・?くし・・・???」

初春「パスを唯一知ることができる唯一の機会がこのオフである可能性がかなり高いんです」

黒子「・・・なるほど・・・わ、わかりましたわ。では今夜にも第7学区のオフがあのファミレスであると・・・?」

初春「そうみたいですね、もちろん釣り臭いですけど、情弱がリーダー権握ってるので、まず間違いないと」

黒子「では私が潜入しますのでういh・・・」

美琴「私も行くわ!」

黒子「お姉様!?いつからそこに!?」

美琴「話は聞かせt・・・ちょっとトイレ・・・!あ、一人で勝手に行くんじゃないわよくろk・・・やばっ」ギュルグルル

黒子「お姉様・・・凄い顔色でしたわ・・・」

初春「あはは、御坂さん、昨日カフェオレ3リットルは飲んでましたからね・・・」

黒子・佐天「「」」
357: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/11(金) 20:58:45.53 ID:3OnPrUSb0
カランカラン、イラッシャイマセー

黒子「どうやらあそこにいるDQNたちのようですわね・・・」

美琴「ごめ、黒子、ちょっとトイレ行ってk・・・やばっ!」ダッダッダ

黒子「・・・、席はとっておきますわよ」

美琴「すいません、トイレかります・・・!」

店員「いらっしゃいm・・・、早っ!」

黒子「連れがすみません」

姫神(さっき。トイレに行った子・・・。昨日私がドーナツ30個に挑戦してる時に。カフェオレを3リットル飲みつくしてた子・・・!)

姫神(今日こそ。私は。ひそかに彼女に勝つ。)ワクワク

美琴「ふぅ・・・、ごめんね、黒子」ハァ、ハァ

黒子「い、いえいえ。ず、ずいぶんと格闘されていたようで・・・」

美琴「そ、そんなことないわよ。で、あの連中なの?」

黒子「おそらくは。これといって特定できる話はありませんが、リーダー格がお子様のようなので初春の言質にも合致しますの」

美琴「そ。じゃあ私ちょっとお話ししてくるね」ガタッ

黒子「お姉様?まだ打ち合わせも何m・・・、はぁ、幸と出るか不幸と出るか、ですわ」
363: なんかすごく重い・・・ 2011/02/11(金) 22:04:30.27 ID:3OnPrUSb0
美琴「お兄さんたち、幻想御手について知ってるってホント?」

黒子「物凄い猫かぶりっぷりですの・・・」

DQNA「なんだぁ、このガキはぁ?俺らのち○こでも欲しいのか?」

美琴「わたしぃ、お兄さんたちがネットで・・・」

黒子「やれやれ、嫌な予感しかしませんの」

カランカラン、イラッシャイマセー

上条「はぁー、明日から夏休みだーって無駄にテンションあがってたけど・・・」ドサッ

上条「何だってあんな見ただけで地雷の漫画を面白くもないのに最後まで立ち読みしちまうかなぁ」

上条「よし、景気づけに無駄食いでもするかー!ここ安いし!(不味いけど!!)えー、どれどれ?」

上条(期間限定メニューか・・・なんか地雷臭いけど、新しい夏休み生活の幕開けのためにも、上条さんはチャレンジ精神で挑むのです!)

店員「ご注文はお決まりですか?」

上条「苦瓜と蝸牛の地獄ラザニアってやつで!!」

店員「かしこまりました。しばらくお待ちくださいませ」

黒子「あれ、この声・・・、隣のテーブル?」クル

黒子「あ///」
364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/11(金) 22:26:30.09 ID:3OnPrUSb0
上条「しかし落ちこぼれの上条さんには実は補習が義務付けられてたり・・・」

上条「いやいかんいかん、ポジティブに考えるんだ・・・明日から何しよっかなー」フンフーン

黒子「か、上条さん・・・ですの・・・?」

上条「ん?お、白井じゃないか!奇遇だな!昨日も会ったってのに」

黒子「え、ええ・・・、そうですわね・・・///」

上条「白井みたいなお嬢様でもこんなファミレスとファーストフードの間みたいな店来るんだなー、意外」

黒子「お嬢様とばかり呼ばないでくださいまし」

上条「何でだ?嫌なのか?」

黒子「確かに常盤台は難関私立ゆえに経済力の高いそれこそ箱入りのお嬢様も多いですけど」

黒子「私はそのような中でこそ、期待にふさわしい人間となるよう、努力していますの!」

上条「白井らしいな、そういう考え方」

上条「でも、俺は嫌味で言ったんじゃないんだ。そういうまっすぐな生き方をしてるお前みたいなやつこそ、尊敬できるお嬢様なんじゃないかな」

黒子「あ・・・、か・・・///」

上条「俺、お前のこと尊敬してるぜ。何があっても自分の信念を曲げない奴。お前は俺の目標だ!」

黒子「上条さん・・・///」
367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/11(金) 23:20:04.62 ID:3OnPrUSb0
上条「白井は一人で来たのか・・・って、向かいにもグラスがあるな」

黒子「あ・・・お姉様と一緒ですの」ポリポリ

上条「そっか」

上条(御坂はトイレってことね・・・ん?御坂の声が聞こえるような・・・)


DQNA「ガキはさっさと帰ってねんねしてな」

美琴「え~、わたしそんなに子供じゃないよぉ」

DQNB「子供じゃねえよな、俺はけっこーあんたのこと好みだぜ」

美琴「ホント~?みことうれしーぃ!」


上条「」

黒子「あ、あの・・・、か、上条さん・・・?」アセアセ

上条「へえ~、御坂ってあんなDQNが好みなのかー、意外だなー」

黒子「ま、まあ、年上の殿方とは話がよく合うようですけど」

上条「マジですか!?にしても逆ナンとはねえ~。かんっぺきにぶりっ子決めちゃって、恐れ入りますなあ」クスクス

黒子(わ、私はどうすれば!?落ち着きなさい、落ち着くのよ黒子!)ドキドキ
373: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/11(金) 23:56:41.25 ID:3OnPrUSb0
姫神(!?3リットル女が。テーブルに。戻ってこない・・・!?)

姫神(私の。知らないところで。フードファイトが。始まろうとしているっ!!!)


DQNB「そんなこと言われてもただで教えるわけにゃ・・・」

美琴「ダメ・・・かな?」グスン

DQNB(キューン)

姫神「私も・・・。やる。」シュタッ

全員「「「「はぁ?」」」」

姫神「私。魔法使い。3リットル女。昨日の借りは返す!!」シャキーン

美琴(何なのよこの巫女さんいきなり!?)
黒子(何ですのこの巫女さんいきなり!?)
上条(巫女服すげー似合ってんなあ・・・)
DQNA・B・C(め・・・女神だ!!!)

DQNB「お、お嬢さん、学校はどちらで?」

姫神「霧が丘女学院。三沢塾にも。勧誘されている」

DQNC「お姉さん、電話番号交換しよーよ」

美琴「な、な、な、なんなのよあんたはーーーーーーーーーーー!!!」バチバチィ
381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 00:33:45.68 ID:ILRSpsoC0
姫神「私。魔法使い。あなたには負けない」

DQNA「大丈夫だって、こんなガキがおねーちゃんに敵うわけないって」

美琴「・・・」ビリッ

DQNB「そうそう、こんなマナイタほっといて俺たちとあそぼーぜ」

美琴「・・・・・・」バチバチッ

姫神「だけど。私は。勝たなくてはいけない」

DQNC「いいっていいって。おい常盤台のガキ、お前の負けでいいだろ?」

美琴「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」バチバチバシュゥッ

DQNA・B・C「「「オワッ!」」」ザザッ

美琴「い、いきなり出てきて、私の計画ぶち壊しやがってーーーーーーーーー!!」

美琴「表へ出なさい!!!」ハァ、ハァ

姫神「野外での屋台勝負。初めての試み。でもなかなか粋な申し出。受けて立つ」コツコツコツ

店員「あ・・・ありがとうございます。トリノ風ドリア10杯で、3,150円になります」

美琴「上っっっ等じゃない!!!」タッタッタ

DQNA・B・C「「「お、俺らも行くぞ!」」」
386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 00:47:03.13 ID:ILRSpsoC0
店員「ありがとうございましたー」

DQNC「さっきのガキ、いきなり雷みたいなの出しやがったぞ!やばいんじゃねえのか」

DQNB「電気系能力者か・・・でも巫女の姉ちゃんだって胸元からサッと警棒出してたぞ。ありゃ只者じゃねえ」

DQNA「俺の熱い警棒も豊満な胸元ではさんでほしいZEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」

DQNC「でもよ、女同士の喧嘩なんて初めて見るぜ!」

DQNB「確かになー。勢いでいろんなところがはだけちゃったりして・・・///」

DQNA「巫女様ー!もうだめでしゅぅー!僕の警棒からビーム出ちゃいましゅぅぅーーーー!!!」

カランカラン、バタン

黒子「」

上条「」

黒子「は、そうですの!!」タッタッタ

ガサゴソ

上条「何やってんだ、白井?」

黒子「特に遺留物に手がかりはなし、と」

上条「?」
388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 01:02:51.28 ID:ILRSpsoC0
店員「お待たせしましたー、苦瓜と蝸牛の地獄ラザニアになりまーす」

上条「おう、サンキュ」

店員「あの、お知り合いでしたら、お席のほうくっつけましょうか?」

黒子(そ、そんなことしたら、かかかかカップルみたいじゃありませんの・・・!///)

上条「ああ、そうだな、御坂もしばらく帰ってこないだろうし、いいか、白井・・・白井?」

黒子「・・・へ?あ、ああ、そうですわね、か、構いませんわ」

上条「じゃあお願いします」

店員「かしこまりました」ガタゴト

店員「それでは失礼いたします」

上条「いただきまーす・・・って辛っ、水、みず・・・!」ゴキュゴキュ

黒子「・・・///」ジーッ

上条「うん、最初は死ぬほど辛いけど、意外といけるな。ん?どうした白井?」

黒子「・・・い、いえ、何でも///」

上条「ん、お前も食うか?なかなかイケるぞ!」スッ

黒子「け、結構ですの!」
392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 01:21:28.96 ID:ILRSpsoC0
上条「うん、うまい。この店にしちゃいい客寄せになんじゃないかな」モグモグ

黒子「ふぅ・・・」

上条「ん?白井はドリンクバーだけなのか?」

黒子「え、ええ・・・」

黒子(そりゃ飲食目的で来たわけじゃありませんもの!でもどう説明すれば・・・)

上条「もうこんな時間だし、お腹減ってるんじゃないのか?少しぐらいなら上条さん奢りますよ?」

黒子「・・・!!そ、そういっていただけるのはうれしいのですけど、他人様から施しを受けるわけには参りませんわ」

上条「そういうんじゃねえよ。この前のシャツのお礼。男に二言はありませんのことよ」

黒子「いえいえ、私のほうこそ先日は助けていただきましたし。シャツももうボロボロだったじゃありませんか」

上条「いいんだよ。俺はお前の好意に対してお礼がしたいんだ。ダメか、白井」

黒子「あ・・・///、ありがとうございます。上条さんのお気持ちはわかりましたわ。でも生憎夕食は寮で用意されますの」

上条「じゃあ軽いもんならいいだろ?こういう店で女の子が食べるんなら・・・これに決まりだな・・・すいませーん、追加でパフェ1つお願いします!」

店員「かしこまりました、少々お待ちください」ペコリ
395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 01:36:24.65 ID:ILRSpsoC0
黒子「か、上条さん!私は別に・・・」

上条「甘いのは苦手だったか?だったら残していいぞ。俺も食うから」

黒子「そ、そういうわけではありませんけど・・・///」

上条「そっか。よかった」ニカッ

黒子「///」

黒子(初めて殿方に『女の子』と呼ばれましたの・・・何ですのこの感覚は・・・)

上条「・・・ぃ」

黒子(上条さんの前では私自分が保てませんの・・・まさか、これが・・・恋!?)カアァ

上条「・・・ぁい!」

黒子(ありえませんわ、だって、私の最愛の人であるお姉様へ向ける恋心とは全くの別物ですもの)ブルンブルン

上条「おーい、白井!」

黒子「!な、何ですの!?///」

上条「何首振ってんだ?それより、お前と御坂は何でこんなところにいたんだ?」

上条「普通常盤台の奴らって学び舎の園の中でカフェでもショッピングでも何でも済んじまうんじゃねえのか?」
402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 01:58:24.49 ID:ILRSpsoC0
黒子(そうですわね・・・一応上条さんも無能力者)

黒子(噂くらい聞いていても不思議ではありませんの)

黒子「実は・・・」

-----------------------

上条「幻想御手?」

黒子「やっぱりご存じありませんわよね、まだ噂だけで何も確定した情報はありませんし・・・」

上条「ふーん、まあでも俺の学校の奴らにしてみれば、食いつきそうな話だな」

黒子「そうなんですの?」

上条「ああ。常盤台のお嬢様方にはわからんかもしれんが、俺たち無能力者の能力に対する憧れはみんな同じですよ」

黒子「・・・」

上条「俺はまあ・・・、特殊だけど、いくら筆記の成績が良くても、何も能力を使えないんだったら、ダメってレッテルを貼られるからな」

黒子「確かに・・・今の学園都市のシステムはそうなってますわね」

上条「だから、たかが噂でもそんなもんがあるかもって知ったら、ggるくらいはするんじゃねえか?」

黒子「なるほど・・・」
403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 02:11:43.64 ID:ILRSpsoC0
上条「だから、俺も協力するよ」

黒子「?協力・・・とは?」

上条「まずはうちの高校に通ってる生徒に探りを入れてみる。少しでも何かわかったら連絡する」

黒子「それはありがたいですけど・・・あまり危険なことは避けてくださいまし」

上条「わかってるって。スキルアウトのアジトに乗り込んだりはしねえよ。・・・よっと、ほい」ズイ

黒子「携帯?それがどうしましたの?」

上条「Greentoohだよ。学園都市製の携帯だったら使えるだろ」

黒子「グ・・・///」

上条「どうした?」

黒子(落ち着くのよ黒子・・・GreentoothとはBluetoothの進化した規格で、)

黒子(より高速、大容量のデータを非接触で通信できる学園都市ならではの無線データ通信技術、)

黒子(って誰に説明してますの私は!!?そうではなくてこの機能を使うことはつまり・・・)

黒子「か、上条さんの・・・ぷ、プライベートな連絡先をぉ!!!!?///」

上条「当たり前だろ?学校も違うんだし、こうしないと連絡とれねーじゃねえか」

黒子「・・・そ、そうでしたわね・・・携帯、携帯っと、あ」ポロッ
407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 02:28:17.86 ID:ILRSpsoC0
上条「何か落ちたぞ、白井?」

ゴソゴソ

上条「何だこれ、小さい・・・筒?歴史博物館にあったフィルムケースみたいだな、いや、それより小さいか・・・」

黒子「それですの」

上条「はい?」

黒子「私の携帯ですの」

上条「ほい。こんな携帯あるんだ、すげーデザインだな」

黒子「どういたしましてですの」ツイー

上条「お、携帯っぽくなった!」

黒子「で、では交換ですの///」ピッ

上条「おぅ」ピッ

黒子(私の携帯に初めて殿方の連絡先が・・・上条さんに携帯の処女を奪われてしまいましたわ・・・ハァ///)

??「ブッ!!」ピチャ

黒子「何ですの今の音?」

心理掌握(ヒィ、ヒィ、携帯の処女ってなんだよ!!プフフフフ、し、死ぬ、笑い死にするぅ~!!)プルプル
409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 02:44:08.57 ID:ILRSpsoC0
黒子(何ですの?誰かに心の内を見られてるような変な感覚・・・気のせいですわよね、まさかあのイヤミ女がこんなところにいるわけが)

心理掌握(ヒィ、ヒィ、あーもうダメ、超電磁砲と空間移動が一緒に学び舎の外に出るから追跡してみれば・・・)プルプル

心理掌握(何だよこの乙女wwwwただのレズじゃなかったのかよwwwこwれwは週刊トキワのスクープだなwwww)

上条「?そういえば、さっき太ももにホルスターみたいなの巻いてたけど、あれなn・・・」

黒子「」ガタッ

上条「どうした?いきなり立って。トイレならあcch」

シュン・・・ドゴッ

上条「ぐあっ!!」

黒子「乙女のスカートの中を恥ずかしげもなく観察しないでくださいですの!!」パンパン

上条()シュウゥ・・・
410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 02:50:11.70 ID:ILRSpsoC0
36c9d695d554a2883c1e2ca4207be8c6.png あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『俺は目の前に立っていた少女に
両足で踵落としを食らっていた・・・』

な・・・何を言ってるのか
わからねーと思うが 俺も何をされたのか分からなかった・・・

頭がどうにかなりそうだった・・・


超能力だとか魔術だとか そんなちゃちなもんじゃあ
断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 02:58:20.54 ID:ILRSpsoC0
あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ…

『焼酎のお湯割りのためだけにお湯を沸かしたのに、
いつの間にかポットが空になっていた』

な…何を言ってるのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

つまみがちくわだけだとか梅干しの味がなかなか染み渡らねえとか、そんなチャチなモンじゃ断じてねぇ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


というわけでどうやら酔っていてフラッフラなので、そのうちベッドに倒れこみます
レスが途絶えたら「無茶しやがって・・・」と思ってスレをそっと閉じてください
お願いします
415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 03:13:08.13 ID:ILRSpsoC0
上条「ん、むぅ・・・」

黒子「上条さん、上条さん・・・!!やりすぎましたの!!ごめんなさいですの!!」

上条「む、あれ、白井・・・?」

黒子「よかった、大丈夫ですのね」

上条「俺は確かさっきしゃがんで・・・何か見たような・・・?」

黒子「そ、それは幻覚ですの。上条さんは思いっきり後頭部をテーブルの縁にぶつけたんですの」

上条「言われてみれば頭がズキズキするような・・・」
417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 03:23:52.48 ID:ILRSpsoC0
上条「まあいいや、とりあえず地獄ラザニアもくったし、俺は帰r・・・」

店員「お待たせいたしました。当店人気の『カップルパフェ』でございます」

上条・黒子「「」」

上条「そういやパフェ頼んだっけ・・・あれ、普通のパフェじゃなかったっけ?よく覚えてないけど」

黒子「そ、そうですの!!作り直してくださいですの!」

店員「申し訳ございませんが、パフェ自体には従来のパフェと違いはありません」

店員「当店では男女二人組のお客様向けのサプライズ企画をご用意しておりまして。カップルの皆様にはご好評ですのよ」

黒子「わ、わわわ私たちはそそそそんなかんけいではわわ・・・///」

上条「いいじゃねえか、白井、せっかくのご厚意だ、お言葉に甘えようぜ」ニカッ

黒子「は、はいですの・・・///」コクン

黒子(そのまっすぐな笑顔の前にはどんな言い訳もできませんの・・・///)

店員「ご理解いただきありがとうございます。それではどうぞこちらの『カップルスプーン』でお召し上がりください」

上条「あはは、どーも・・・て、なんじゃこりゃ、60㎝くらいあるぞ!?これじゃ食いにくくないですか?」

店員「それはそうですよ、お互いに相手に『あーん』してあげるための特注のスプーンですから」クス

上条・黒子「「」」
421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 03:38:49.90 ID:ILRSpsoC0
店員「それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ」ペコリ

上条「・・・///」

黒子「・・・///」

上条・黒子「「あの・・・!」」

上条「な、何だ、白井///」

黒子「いえ、上条さんからお先にどうぞですの///」

上条「せっかくだし、自分でじゃ食べにくいし、やってみるか?その・・・、あ、『あーん』って///」

黒子「そ、そうですわね・・・///」

上条「じゃあ、その、ど、どっちから・・・やろうか?///」

黒子「い・・・言わせないでくださいの。こ、こういう時は、殿方がリードしてくださるんでしょう?」

上条「そ、そうだよな、す、すまん」

黒子(自分で食べさせて欲しいアピールしちゃったではないですの!!恥ずかしくて死にそうですの///)

黒子「では、お願いしますの///」

上条「よし、いくぞ、白井、あーーーn・・・」

黒子「!?待ってくださいですの!!」
422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 03:53:28.67 ID:ILRSpsoC0
上条「!??」ビクゥ

上条「ど、どうした?危なく落とすところだったじゃないk・・・」

黒子「・・・」ウルウル

上条(な、何だろう、そんな罪悪感を感じさせる目をされても・・・乙女心は上条さんにはさっぱりわかりませんのことよ!!///)

黒子「・・・んで・・・///」カアァ

上条(俯いてしまわれた・・・上条さんは何か悪いことをしたのでしょうか・・・?)

黒子「・・・えで・・・んで・・・くださ・・・ですの・・・///」

上条「・・・・・・あ」

黒子「・・・こんな時くらい・・・、白井ではなく・・・、名前で・・・、呼んでくださいですの・・・」ウルウル

上条「」キューン

上条(お、落ち着け、上条当麻!こんなときこそ、父さんのあの言葉を思い出すんだ!!上条刀夜の息子として・・・俺は・・・!!)

上条【絶対に女を泣かせるようなことはしない!!!!!】

上条「ほら、顔上げろよ、黒子」

黒子「へっ!?」

上条「ほら、あーーーん」ニカッ
423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 04:05:28.44 ID:ILRSpsoC0
黒子「あ、あ・・・」ゴクリ

上条「ほら、早くしないと落ちちまうぞ?」フフッ

黒子「・・・はむ」ムグムグ

上条「お味はいかがですか、マドモアゼル?」

黒子「はぅ・・・、おいsh・・・!?」

黒子「ゴホン、わ、悪くはありませんわよ、セバスチャン」

上条「・・・」

黒子「・・・」

上条・黒子「「ぷっ、あはははははははははは」」

黒子「はぁ、はぁ、何ですの、マドモアゼルって、あっはははは」

上条「お前だって、セバスチャンはないだろセバスチャンは、あっははは」

黒子「も、もう、傑作ですわ、はぁ、はぁ」

上条「ああ、でも・・・」

上条「楽しく食べたほうが、美味しいだろ?」

黒子「・・・そうですわね」ニコッ
428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 04:25:47.21 ID:ILRSpsoC0
上条「お、いい顔」

黒子「へっ?何ですの?」

上条「いや、何つーかな、お前が心の底から笑ってる感じがしたんだ」

黒子「心の底から・・・ですの?」

上条「うまく言えないんだけど、お前っていつも頑張ってるからさ」

上条「自分の手に負えないことまで背伸びして頑張ってるってわけじゃないんだけど、」

上条「自分の能力や立場を理解したうえで、その中で理想を目指し続けてるよな、お前は」

上条「御坂の相方として、風紀委員として、初春さんの同僚・先輩として、」

上条「こうあらなきゃって自分を律して、それにふさわしい役を演じてるように見えるんだ」

上条「そういうところがお前の強みだし、尊敬されるところだとは思う。俺もお前のそういうところは好きだ」

上条「だけど、いつも肩肘張ってばっかりだと疲れちゃうだろ?」

上条「お姉様の相方としてでなく、風紀委員としてでもなく、一人の女の子としているときは、ありのままのお前を見せていいんだよ」

上条「俺みたいなどうでもいい相手の前ではな」ニカッ

黒子(やっと・・・、わかりましたの・・・)

黒子(この方は・・・、少ししかお話していないのに、私自身も知らない私の奥底の、裸の私を見抜いてしまうんですのね・・・)ジーン
431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 04:39:00.69 ID:ILRSpsoC0
黒子「ふふっ、ズルいですの、上条さん」

上条「えっ?」

黒子「私のスカートの中も、心の中も、すべてお見通しですのね」

上条「は?上条さんはあなたのスカートの中なんて覗いてませんのよ?」

黒子「嘘ですわ。しっかり見てましたわ。記憶にはないかもしれませんけれど」

上条「な、なんだって!?おい、上条当麻の脳細胞、復活せよ!復活せy・・・」ミシッ、バタン

黒子「ふん、やっぱり男なんて猿畜生ですわ」ゲシゲシ
432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 04:44:18.61 ID:ILRSpsoC0
黒子「さて、気を取り直して、パフェを食べないといけませんわね。アイスが溶けかけてますわ」

上条「うーん、何故か今日は頭が痛いなぁ、でもその原因がどうしても思い出せん・・・」ポリポリ

黒子「二日酔いじゃありませんの?」プイ

上条「俺はおっさんか!ていうかまだ未成年だっつーの!」

黒子「さて、次は上条さんが食べる番ですのよ、さ、どうぞ」スッ

上条「おい、待てよ」

黒子「な、何ですの?早く口にしないとこぼれt・・・」

上条「俺にだけ呼ばせるつもりかよ!?」

黒子「!」

上条「上条さん、じゃないだろ?」

黒子(何でこの方は肝心なところは覚えてますの!?///)

黒子「し、仕方ありませんわね、と、当麻さん、あーーん///」グイ

上条「お、おう」パク

黒子「美味しいですの?」ニコッ

上条「あ、ああ、ありがとな、黒子」
433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 04:54:18.92 ID:ILRSpsoC0
心理掌握「すいませーん、コーヒーお代わりー」

店員「かしこまりました、少々お待ちくださいませ」

心理掌握(あーあ、つまんないなー、もうただのバカップルじゃん)

心理掌握(『裸の私』で吹きかけたけど、『携帯の処女』にはかなわんわwww)

心理掌握(何か面白いこと起きないかなーっと、ん?)

店員「お待たせしました、コーh・・・」

心理掌握「ちょっと黙って!」

店員「はっ!」

心理掌握(女の心の声が二つ・・・?こっちに向かってくるわ・・・!)

心理掌握(聞こえてきた・・・この声はどこかで・・・超電磁砲とさっきの巫女じゃない!)

心理掌握「これは面白くなりそうね・・・!」

店員「あの・・・ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

心理掌握「何アンタ、まだいたの?」

店員(何なんだよこのガキャ偉そうに!」

心理掌握「ふふっ、あんた途中から口に出てるよ?」
434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 05:10:28.75 ID:ILRSpsoC0
美琴「いやーお強いんですね秋沙先輩!見事な警棒捌きでしたよ」

美琴(スタンガン内蔵は反則だろ・・・、能力的に人のこと言えないけど)

姫神「ただの護身術。幼少から。吸うか吸われるか。という環境で生きてきたから。」

美琴「『吸うか』?『食うか食われるか』じゃなくて?」

姫神「それより。みこちんのビリビリのほうが。はるかに凄い」

美琴「私のはなんていうか、喧嘩する相手がいたからね、あはは。でも楽勝だったね」

姫神「アイツらが。みこちんを傷つけるようなことを言った。女の敵。だから天罰」

美琴「うん、ありがと///なんか他人に想われるのって久しぶりで、何か照れちゃった///」ハハ

姫神「みこちん。カワイイ」

美琴「もう、からかわないでください!にしても収穫なしかあ、あの『姉御』にはちょっと期待したんだけどなあ」

姫神「あねごちゃんも。かわいかった。ツンデレ」

美琴(お願いだから『あねごちゃん』て呼ばないでって泣いて頼んでたよあの人・・・)

姫神「でも収穫は。これから。もう着く」

美琴「そうね、なんだか暴れたらお腹すいちゃった。ちょっと豪勢にいっちゃおっかな」

姫神「ここからが。本当の。ファイト・・・!」
435: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 05:22:33.05 ID:ILRSpsoC0
黒子「うふふふっ」ニコッ

上条「あはははっ」ニカッ

心理掌握()イラッ

黒子「じゃあ今度は同時に食べましょ」ウワメヅカイ

上条「お、そうだな、ほら、黒子」グイ

黒子「はい、当麻さんも」グイ

上条・黒子「「あーーーーーーーん」」

カランカラン、イラッシャイマセー

美琴「黒子ー、お待たせー、ごめん、収穫なかtt・・・」

上条・黒子「「!!??」」ムグムグ

心理掌握「ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」バンバンバン
437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 05:36:06.51 ID:ILRSpsoC0
美琴「へ、へぇー、私が風紀委員の代わりに仕事してる間、あんたは・・・ず、ずいぶん・・・グスッ、楽しそうね、黒子ぉ!?」ジワァ

黒子「も、もめえはま、ごふぁいですの!」ガタッ

美琴「あんたも、中1の私のぉ、可愛い後輩をぉ、よくもたぶらかしてくれたわねぇ!?」ウルウル

上条「まふぇ、おちふへみはは!」ガタッ

姫神「よく。わからないけど。みこちんを泣かすやつは。女の敵」スチャッ、ビリビリ

美琴「問答無用!お前ら全員黒こげになりなさい!!!」バシュウゥッ

上条「ふふぉうはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

-----------------------

翌日、同ファミレスのエントランスには、

『7月19日夕、電気系システムの一斉故障と原因不明の爆発があり、ただいま営業を中止しています。

再発防止と修繕・改修工事のため、9月初頭からの営業再開とさせていただきます。

幸い、ケガ人は出ませんでしたが、お客様にはご不便をおかけし、大変申し訳ございません。

尚、修繕費の大部分は、私立常盤台中学校の海原理事長のご厚意によるものです。

この場を借りて厚く御礼申し上げます』

との張り紙があった。
438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 05:50:25.39 ID:ILRSpsoC0
翌日(7月20日)

美琴「はぁ、何で夏休み初日なのに職員室登校なんてしなきゃなんないのよ!」

黒子「反省文くらい仕方ありませんわ。親を呼ばれないのが奇跡といったものでしょう」

黒子「それに、実際に破壊活動を行ったのは紛れもなくお姉様ですし」

美琴「あんたには!反省の気持ちは!少しばかりもないのね!!?」

黒子「そんなことはありませんわ。お姉様の前では二度と殿方とはいちゃつかないとここに誓いますわ」ペコリ

美琴「ーーーーーッ!」

JC「号外!号外だよー!『週刊トキワ』号外だよー!」ドゾ

黒子「何か嫌な予感がしますが、何か事件でもあったんですの、新聞部員の方?」パサ

JC「いやこれがすごいんですよ・・・って、あ、あの、失礼します!」ダッ

美琴「何なのよいったいって、これ・・・!」

『ファミレス大破の原因は痴話喧嘩!?常盤台最強の三角関係の行方は?

そして謎の巫女服魔法少女の乱入で大混乱に・・・!!!』

美琴・黒子「「な、なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」


幻想御手 前編(7月19日) 完
463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 14:57:16.96 ID:ILRSpsoC0
7月24日

佐天「え、アケミ、今何て・・・?」

アケミ「だから幻想御手(レベルアッパー)。涙子だって聞いたことぐらいあるだろ?」

むー「そーそー、アケミがダウン人数1人のzip偶然見つけてさー」

マコ「ほんと、ラッキーだったよねー。あの後1分もしないうちにスレストされてたよー」

佐天「へ、へー、でも、そのzipって、解凍しちゃって大丈夫なの?絶対ウイルスだって」

むー「へーきへーき。解凍しても容量は同じで、ただのMP3だった。ただのダミー圧縮」

佐天「何だか余計に怪しくない?やっぱりこういうのは初春に相談したほうが・・・」

アケミ「ハッ、涙子って相変わらず情弱だね。exeとかじゃなきゃ大丈夫に決まってんじゃん!」

マコ「涙子は初春にべったりだからねー。料理の上手な嫁を持つと、料理の腕は鈍るわけよ」ウンウン

佐天「よ、嫁って・・・!別に私と初春はそんなんじゃ・・・///」

むー「おぅおーぅ、ムキになって否定するあたりがあやしーー!」クスクス

アケミ「あっははは」

マコ「涙子カワイー」キャッキャ

佐天「んもう、からかわないでよ!///」
464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 15:13:02.91 ID:ILRSpsoC0
アケミ「涙子も聞いてみる?」

佐天「?」

アケミ「だから幻想御手。まあ効果があるかわかんないけどさー」

マコ「何だか不思議な曲だったねー。何となく、こう自分でも知らない力が湧き出してきそうな感じ」

むー「あっはは、何それマコチーン、宗教くさーい!でもウチも何となく能力使いやすくなった気もするかもー」

アケミ「あたしも、何だか少し体が軽くなった感じするかもー」

マコ「あー、わかるー?それそれー!」キャッキャ

佐天「ちょ、ちょっと待って、みんなもう聴いたの?」

むー「?聴いたのも何も、毎日寝る前と起きた後は30分は集中して聞いてるよー」

マコ「何かロマンチックだよねー、効果があるかどうかも分からないものを信じるなんて、星占いを信じる乙女みたい」キャ

むー「マコチンは相変わらず臭いなー」ニシシ

佐天「・・・」ポカーン

アケミ「でもさ、やらないよりは何事もやったほうがいいじゃん。チャレンジ精神を捨てたらお婆ちゃんになっちゃうよ、涙子」

むー「そーそー、涙子オバハンかよー」

佐天「あはは、そうかもねー」
465: 眠い・・・眠すぎる・・・おまえら・・・すまん・・・ 2011/02/12(土) 15:30:13.76 ID:ILRSpsoC0
アケミ「ほら、私今iPed持ってるよ?」グイ

佐天「あはは、私はいいよ、みんなも効果薄そうだし」

アケミ「そう?」ガッカリ

佐天「そ、そうだ、そんなことよりさ、第5学区に新しくできたっていうショタ喫茶行ってみない!?」

??「!?」ガサゴソ、シュンッ

マコ「何それー、超気になるー!!」ワクワク

むー「ちぇー、涙子も第四波動とか使えるようななればいいのにー。まあショタも悪くないけど」

アケミ「ねえ、さっきベンチの陰で何か動かなかった!?」

マコ「何、ねこちゃん!?チッチッチ、みゃーーお」

むー「気のせいじゃね?」

アケミ「そうかなぁ?一瞬人影みたいに見えたんだけど・・・、まあいいや、いこっかー!」

むー「おーぅ!」

佐天(ふぅ・・・、何とか話題を逸らせたけど・・・、何となく気になるな・・・。帰ったら初春に話してみよ・・・)

-----------------------

結標「・・・。気づかれなかったようね・・・。でも、たまには外での情報収集も実を結ぶものね・・・。ふふっ、待っていなさい、子犬ちゃん」
468: あと、もうちょっとだけ・・・ 2011/02/12(土) 15:52:05.24 ID:ILRSpsoC0
カランカラーン、「「「おかえりなさい、お姉ちゃんたち!!!」」」

むー「へぇ、思ったより童顔揃いじゃん。でも歳は同じくらいかな・・・?」

ショタA「お姉ちゃん!お友達連れて来たの!?みんな綺麗な人だね・・・て、あ!!」

アケミ「何だ、クラスの後藤じゃん」

後藤「お、お前ら、何でこんなとこ来てんだよ!!?ここは大学生街の第5学区だぞ!?」

佐天「あっはは、世界って狭いねー」

むー「マコチンがどうしても行きたいってゆーからさー」

後藤「げ、お前そういう趣味だったの!?おとなしい奴だと思ってたけどマジかよ・・・」

マコ「ち・・・、ちがぅ・・・!!だいたい後藤こそ規則違反なんじゃないの!?」

後藤「ひっでぇ、ゆする気かよ・・・。それにここにいるやつらはだいたいみんなそこんとこは誤魔化してるよ」

後藤「みんなチャイルドエラー出身だからよ・・・。」

後藤「まあとにかく、客として来たからには、ゆっくりしてってくれ、お姉ちゃんたち。ご注文は?」

マコ「とりあえず今すぐチェンジ!!」

後藤「はいはい・・・、ごめんね、お姉ちゃん。僕が悪かったよ」シュン

マコ「・・・!」キュン
470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 16:10:53.23 ID:ILRSpsoC0
マコ「・・・」

むー「マコチン、さっき後藤にキュンってなっただろー?」

マコ「そ、そんなことないもん、あんな演技で・・・!」

アケミ「あっはは、サービスちゃんとしてるじゃん。優良店だなここは」

佐天(マコチンって、ホントにそんな趣味だったんだ・・・)

ショタB「お姉ちゃんたち、何してあそぼっか!?」

マコ「こんにちわ!とりあえずお姉ちゃんたちにジュースくれる?君が好きなのでいいよ」

ショタB「うん!お姉ちゃんたちをイメージしたオリジナルジュースを僕が作ってあげるよ!!」

佐天(この子も置き去り(チャイルドエラー)だったのか・・・)

カランカラーン、「「「お帰りなさい、お姉ちゃん!!!」」」

結標「ただいま、何か涼しくなるような飲み物ないかしら?」

後藤「う、うん、お姉ちゃん・・・!僕もお姉ちゃんみたいな綺麗な人見てたら、気持ちが澄んできたよ・・・///」

結標「ふふっ、お世辞が上手いのね、坊や///」

後藤「お世辞なんかじゃないよ・・・!!待っててね、お姉ちゃん、僕、たくさんサービスするよ!!!」

佐天・アケミ・むー・マコ「「「「」」」」
472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 16:28:02.21 ID:ILRSpsoC0
ゴー!ゴー!レディゴー!ダイスキ!イエス!・・・ピ

佐天「あれ、初春から電話だ・・・もしもし?」

初春『佐天さぁん、今どこですかぁ?』

佐天「え、どこって・・・」

初春『もしかして、私との約束忘れちゃったんですか?』

佐天「約束・・・?あ・・・!」

初春『うぅ・・・ひどいです、さでんさぁん』プンプン

佐天「ごめんごめん、今すぐ行くから!」ガタッ

初春『すぐに来ないと、絶好ですからね!』ピ、ツーツーツー

アケミ「初春がどうかしたの?」

佐天「やっばー、今日一緒に初春んちでケーキ作る約束してたの忘れてたぁ」ポリポリ

マコ「うわ、嫁さんほっといていかがわしいところ行ってたなんて知ったら離婚だねこりゃ」

佐天「ごめんね、みんな、お先」

後藤「何だ佐天もう帰るのか・・・また来いよな、姉ちゃん///」

佐天「!///ありがと・・・、後藤も頑張ってね」ニコッ
474: 眠気なくなってきた任せろ 2011/02/12(土) 16:49:41.95 ID:ILRSpsoC0
ガチャ、バタン

佐天「はぁ、はぁ、ご、ごめん、初春」ハァ、ハァ

初春「むううう・・・」グスン

佐天「あ、あの、遅れたけど・・・、一緒にケーキ作ろ?」

初春「もう生地作っちゃいました。今オーブンで焼いてます」プイ

佐天「ごめんね、初春・・・」

初春「何してたんですか!?」

佐天「うぅ・・・、実は・・・」
475: このいちゃいちゃ分で我慢してくれ・・・ 2011/02/12(土) 17:02:10.71 ID:ILRSpsoC0
初春「え、アケミさんたちですか?」

佐天「う、うん・・・ごめん・・・、別に初春を蔑ろにしたわけじゃないんだけどね・・・」

初春「わかりました。そういうことなら別に怒らないです。さ、チョコレートクリーム作っちゃいましょー」

佐天「え・・・?怒らないの・・・?」

初春「佐天さんが自分勝手なことしてたら怒ります。でも、佐天さんはみんなに元気をくれる人なんです」

初春「だから、私と一緒にいなくても、誰かと一緒にいて、その人たちを元気にしてあげてるなら、私嬉しいんです」

初春「わたし、風紀委員とか頑張って、能力開発もレベル1だけど頑張ってます」

初春「でも、全然人の役に立てなくて・・・、笑顔だけでみんなを元気にできる佐天さんが羨ましいんです・・・!」

佐天「!!」ジーン

初春「だから佐天さん・・・佐天さん!?」

佐天「初春・・・///」ギュッ

初春「さささ佐天さん、いきなりどうしたんですか!!?ええエプロン付けないと・・・私小麦粉だらけですよ・・・!?」

佐天「違うよ、初春はいつも私のそばにいてくれるじゃない!だから役に立ってないなんてこと・・・絶対にない!!」ギュウゥ

初春「佐天さん・・・、一緒に、ケーキ作りましょ?」ニコッ

佐天「え・・・、う、うん!」パァッ
477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 17:35:07.10 ID:ILRSpsoC0
アケミ「そうそう、ちょっと不思議な曲なんだけどね・・・聞いてみない?」

後藤「へー、面白そうじゃん、よっと・・・ん?なにこれ、メロディーなのか?不協和音にしか・・・」シャカシャカ

むー「まあ、半信半疑だけどね、『結局努力じゃん』、とか先公がいう通りなのかねー」

結標「・・・」

マコ「アケミ、どうしたの?ねえアケミ?」ポン

アケミ「っ・・・」バタン

マコ「えっ・・・アケミ!?・・・アケミーー!!!!」

結標「・・・!?」

むー「・・・」バタン

マコ「むーちゃん!!?」

結標「・・・!!」

後藤「い、今、救急車を・・・!」ピッ

結標「待ちなさい!救急車は呼ばないで!」

後藤「お、お姉さん?何を言って・・・!」

結標「私がこのフロアの人間を全員、ビル屋上のヘリポートに転移させるわ」
478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 17:44:12.60 ID:ILRSpsoC0
-----------------------

初春「え!?佐天さん今なんて・・・!?」

佐天「だから幻想御手。みんなそれ聴いて何となく能力が使いやすk・・・」

初春「佐天さんは!?佐天さんは聴いたんですか!?」

佐天「私は聞いてないけど・・・、!?、あ、マコチンから電話だ」

ゴー!ゴー!レディゴ・・・ピ

??『ビュウウウウウゥ』ザザァ

佐天「な、何、風の音!?」

マコ『る・・・、るいこぉ・・・、ケミと・・・ゃんが・・・』ザーザッ

佐天「マコチン!?よく聞こえない!」

マコ『アケミとムーちゃんが倒れ・・・!』ドサッ、ザザッ

佐天「うっ・・・、マコチン!!?」

後藤『ぉぃ、マコチン、マコチーン・・・!!』ザザザッ

初春「佐天さん、もしかして・・・」

佐天「うそ・・・みんな・・・倒れちゃったの・・・!!?」
479: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 17:58:42.52 ID:ILRSpsoC0
後藤「ど、どうしてこんなことに・・・!!」

結標「あの曲ね」

後藤「え!?」

結標「おそらく学習装置(テスタメント)の代わりをしているのでしょう。不完全でしょうけど」

後藤「じゃあ、あれを聞いた俺も・・・!?」

結標「おそらく、直にね・・・」

後藤「くそ、その前に、マコチンたちをたすk・・・」ドサッ

結標「・・・安心しなさい。あなたたちは必ず、私が助ける!!」

結標「少年!」

ショタB「は、はい!」

結標「今から言うところに回線を繋ぎなさい。周波数は・・・で暗号は・・・ね」

ショタB「で、できました!」

結標「ふふっ、頭のいい坊やは好きよ・・・もしもし先生?」ガッ

冥土返し「何だね?統括理事長専用回線を使って掛けられても、こっちは急患でてんてこ舞いなんだがね?」ガガッ

結標「簡単なお願いよ。ええ、病棟屋上の今から指定する座標に、至急担架を4つ配置しなさい!」
481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 18:35:47.09 ID:ILRSpsoC0
上条は、喉の渇きと体の熱で目が覚めた。

禁書「とうま?」

上条「痛てて、何だこりゃ。陽が昇ってるって事は、一晩明けたんだろ。今何時なんだよ?」

禁書「一晩じゃないよ・・・」グスッ

上条「?」

禁書「三日」

上条「みっか・・・って、え?三日!?何でそんなに眠ってたんだ俺!?」

禁書「知らないよ、そんなの!!」

上条(待て、『三日』という言葉には深い意味があったような気がする・・・!)

上条(『制限時間(リミット)』!)

カツ、カツ、カツ・・・

小萌「上条ちゃーん、何だか知らないけどお客さんみたいです!」ガチャ


そう、7月24日。
幻想御手使用者が一斉に意識を失ったこの日、上条当麻は運命の1日を迎えようとしていた・・・。
御坂美琴と白井黒子、上条当麻とインデックス・・・。
未だ深く関わるべくもなかった4人が運命のいたずらによって交差するとき、
誰も知り得ない、新しい物語が始まる・・・!
484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 18:59:50.88 ID:ILRSpsoC0
神裂「・・・ありがとうございました。あなたが『足枷』になってくれたお陰で安全に彼女を保護することができました」

上条「・・・は、そういうことか・・・俺にトドメを刺さなかったのは」

神裂「1年近く我々の追跡を逃れて来た子ですから。それに・・・」

神裂「別れの時間が必要でしょう?」

上条「・・・」カツ、カツ、カツ

神裂「どちらへ?」

上条「いいか、分っかんねーようなら一つだけ教えてやる」

上条「俺はまだ諦めちゃいねェ」

上条「100回失敗したら100回起き上がる」

上条「1000回失敗したら1000回這い上がる!!!」

上条「たったそれだけの事を、テメェらにできなかった事を果たしてみせる!!!」

神裂「残り数時間・・・何をするつもりか知り得ませんが・・・」

神裂「・・・最後に素敵な悪あがきを」

ステイル「・・・フン」

上条(待ってろよ、インデックス・・・!!!)
486: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 19:17:45.86 ID:ILRSpsoC0
黒子「・・・わかりましたの。初春は佐天さんのケアをお願いしますわ」

美琴「黒子!佐天さんのクラスメイトが倒れたって・・・!やっぱり幻想御手がらみ?」

黒子「ええ、どうやらその線のようですの」

美琴「初春さんと佐天さんは?」

黒子「木山先生の研究室に向かってますの」

冥土返し「ちょっといいかい?」

美琴「リアルゲコ太!」

黒子「」


冥土返し「先ほど救急搬送された幻想御手使用者の脳波に共通するパターンが見つかったんだよ?」

美琴「被害者は幻想御手に無理矢理脳波をいじられて植物状態になった・・・って事?」

黒子「誰が何のつもりでそんなことを・・・」

冥土返し「僕は職業柄いろいろと新しいセキュリティを構築していてね?」

冥土返し「その中の一つに人間の脳波をキーにするロックがあるんだね?」

冥土返し「それに登録されているある人物の脳波が植物患者のものと同じなんだね?」

美琴・黒子「「登録者名・・・『木山春生』!!」」
487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 19:30:54.67 ID:ILRSpsoC0
ドンドンドン

初春「木山先生!開けてください!!木山先生ー!!」

佐天「アケミ・・・むーちゃん・・・マコチン・・・ごめんね・・・私・・・ごめんね・・・」ボソボソ

ドンドンドン

初春「木山先生!いらっしゃらないんですか!?」

ハジメテデモコワクナンカナイ・・・ピ

初春「!?もしもし!?」

黒子『初春!?今どこにいますの!?』

初春「木山先生の研究室の前なんですけど・・・、先生がドアを開けてくれないんです!!!」

黒子『初春、落ち着いて聞いてくださいまし。おそらく木山晴美は逃亡済みと思われますの』

初春「!?逃亡って、どういうことですか!?何から逃げるっていうんですか?」

初春「先生が協力してくれないと、アケミさんもむーch・・・」

黒子『落ち着きなさいと言っておりますの!』

初春「う、す、すみません・・・」

黒子『ふぅ・・・、いいですか、初春、よく聞きなさい。今回の幻想御手事件の首謀者は・・・おそらく木山春生ですの!』
488: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 19:44:56.83 ID:ILRSpsoC0
初春「どういうことなんですか白井さん!?だって木山先生は・・・!!」

黒子『言葉で説明している暇はありませんの・・・!冥土返し先生の分析結果を初春のポータブルに送信しますわ』

初春「え、あ、はい・・・!」ゴソゴソ、パカッ

初春「こ、これって・・・!!」

黒子『状況は理解しましたわね?』

初春「はい。誰に言われるまでもなくデータが証拠を示してるじゃないですか!!」

黒子『物わかりが良くて助かりますわ。私たちは木山を追跡しますの』

黒子『その間に初春は幻想御手のプログラムを解析し、アンインストーラを至急組み上げていただきたいんですの』

初春「ふっ、ふふふっ、そういうことなんですか」

黒子『・・・。難しいですの?』

初春「ふふふっ。そうですね。無理でしょうね」

黒子『そうですの・・・。わかりましたわ、木山はなんとしても私たちの手d・・・』

初春「普通のプログラマなら、ね・・・」ニヤリ

黒子『う、初春・・・?』

初春「上等じゃないですか!!!私が学園都市最強のハッカーだということを思い知らせてやりますよ!!!」
489: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 19:59:10.75 ID:ILRSpsoC0
初春「と、意気込んでみたはいいものの、セキュリティが厄介で室内に侵入できないみたいです・・・」

黒子『こちらで確認したところによると施設は全て電子ロックで制御されているとありますが』

初春「普通のロックならネットワークに割り込めば簡単に解除できるんですけど・・・」

黒子『普通ではない、と?』

初春「はい。この電子ロック、アナログ回路なんです」

黒子『アナログ?』

初春「はい。デジタルでしたら直流数百mV~数Vの素子をON/OFFするだけなので、汎用の制御器でもなんとかなるんですが・・・」

初春「このロックはアナログで、学園都市特殊研究施設交流規格の500Vをそのままスイッチングしているんです」

初春「オーダーメイドの耐高電圧マルチトランジスタを使わないと、あっという間に制御器に電流が逆流して端末もろともパアですよ」

黒子『なるほど・・・高電圧・・・アナログ・・・』

初春「そうなんです・・・何かトランジスタに代わるものが・・・」

黒子・初春「『あ』」

黒子『何と、すぐ近くにあるではありませんの』

初春「奇遇ですね・・・私も今思いつきました」

黒子『お姉様!!』
初春「御坂さん!!」
490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 20:01:35.91 ID:ILRSpsoC0
いちゃいちゃから離れてすみません・・・
※専門用語っぽいところは何となくそうなのかなあ的に解釈して流してください
筆者自身は厳密には電気電子工学を専攻しているわけではないので
491: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 20:14:45.41 ID:ILRSpsoC0
美琴「ん?私がどうかした?」

黒子「まさにアナログ・高電圧の申し子ではありませんの・・・!!」

初春『そうですね・・・!』

美琴(何でだろう・・・微妙に馬鹿にされてる気がするのは・・・?)ピクピク

黒子「そうですわよねぇ。お姉様なら数百mVを制御するというよりは何百Vですわよねえ」

美琴「黒子?やっぱり馬鹿にしてなぁい?」バチバチ

黒子「いえいえ、適材適所ということですわ・・・」ドウドウ

初春『じゃあそれで行きましょう。御坂さんを至急こちらにお願いします!』

黒子「了解ですの。・・・あっ・・・」

初春『どうしました、白井さん?』

黒子「佐天さんは・・・いかがですの・・・?」

初春『・・・あ・・・、少し参っちゃってますね。御坂さんが来るまでの間私のほうからお話ししてみます』

黒子「・・・そうでしたの・・・、初春、あなたなら安心ですの。佐天さんをよろしくお願いしますわ」

初春『任せてください!あ、じゃあ切りますね』プツッ

黒子「さて・・・と」ピ
492: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 20:23:36.29 ID:ILRSpsoC0
黒子「それではお姉様、お願いしますわ」

美琴「わかったわよ。ピッキングしてくればいいんでしょ」プイ

黒子「初春もかなり精神的に参っていると思いますの。お姉様からフォローしていただけますの?」

美琴「あ、当たり前じゃない!!あんたに言われなくても大丈夫よ///」

黒子「それでこそお姉様ですの。黒子は信じておりましたわ」

美琴「は、恥ずかしいこと言うわね、急に///」

黒子「ファミレスでの一件以来、お姉様との距離を感じておりましたの・・・。でも、私の思い違いだったみたいですわ」ニコッ

美琴(だ、だからどうしてそんなにいい笑顔ができるのよ///)

黒子「ここから先は各々の戦場ですの。お姉様、戦いが終わりましたら一緒にお買い物でも行きましょ」

美琴「そうね・・・!私に失敗なんかあるわけないけど、あんたも木山を逃がすんじゃないわよ!」

黒子「ええ、約束しますの」スッ

美琴「・・・///」スッ

ギュッ

黒子「では、参りましょうか!」

美琴「それぞれの、戦場へ!」
494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 20:36:04.01 ID:ILRSpsoC0
佐天「・・・ア・・・ケミ・・・むー・・・ちゃ・・・マコチ・・・」ボソボソ

初春「佐天さん、元気出してください」

佐天「どう・・・して・・・?・・・みんな・・・悪い・・・こと・・・したの・・・?」

初春「佐天さん・・・」

佐天「いや!どうして!私と倒れたみんなと、何が違うっていうの・・・!?」

初春「・・・」

佐天「私だって同じだ・・・同じように倒れて一生目覚めなくても・・・文句言えないんだ・・・」

初春「・・・佐天さん!」

佐天「・・・だったら・・・いっそ・・・私なんか・・・!」

初春「佐天さん!!」ガシッ

佐天「何よ!邪魔しないで!!」バッ

初春「・・・」


バチイィンッ!!

佐天「え・・・え・・・?」

佐天「うい・・・はる・・・泣いて・・・るの?」
497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 20:47:42.68 ID:ILRSpsoC0
初春「っ・・・」ウルウル

佐天「・・・初春・・・?」

初春「・・・他人と・・・違ったって・・・いいじゃないですか・・・!」グスン

初春「・・・さてんさんは・・・佐天さんなんだから・・・!!」ズズッ

初春「・・・私に元気をくれる・・・佐天さんなんだから・・・!!!」ポタッ

佐天「初春・・・」

初春「佐天さん・・・ケーキ焼いてるとき・・・言ったじゃないですか・・・」

初春「ケーキは・・・スポンジしか・・・できなかったけど・・・」

初春「『初春はいつも私のそばにいてくれるから、役に立ってないなんてこと絶対にない』って・・・!」

佐天「・・・あ・・・」ツー

初春「その言葉、そのままお返しします・・・!」グスン

初春「佐天さん・・・、これからも・・・、私のそばに・・・、いてください・・・!!!」ギュウゥッ

佐天「あ・・・、ああ・・・、初春・・・」ギュウゥッ

初春「な、なん・・・ですか・・・、佐天・・・さん・・・?」ズズーッ

佐天「ありがと・・・。これからも、よろしくね・・・!!」ニカッ
500: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 21:01:28.92 ID:ILRSpsoC0
初春「うっ・・・、うぅっ・・・」グジュグジュ

佐天「こーら初春ぅ、いつまで泣いてんのよー」ケラケラ

初春「だ、だってさでんざんがぁっ・・・!」グスッ

佐天「ごめんね、初春。私、自分がやるべきことがわかったよ」

初春「ほ、ほんどですかぁ~っ?」ズズー

佐天「うん!私は御坂さんや白井さんのようにすごい力は持ってない」

佐天「初春みたいに他人を思いやったり、プログラミングができるわけでもない」

佐天「でも、初春は教えてくれた・・・!」

初春「・・・え・・・?」グス

佐天「こんな私でも、みんなに元気をあげることができるんだって・・・!」

佐天「今、アケミたちはすごい絶望と闘ってる。たとえそれに勝ち残っても、すごく自信を無くすと思う」

佐天「だから、アケミたちが起きたら、笑顔で言ってあげるんだ、『おはよ』って!」

初春「佐天さん・・・!!」

佐天「私は病院に行くよ。みんなのこと信じてるから!絶対に・・・、私が笑顔でいられる結末にしてよね!!」ニカッ

初春「・・・はいっ!任せてくださいっ!!」ニコッ
501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 21:14:03.59 ID:ILRSpsoC0
木山「・・・警備員、か・・・。上からの命令があった時だけ動きの早いやつらだな・・・」

黄泉川『木山春生だな。幻想御手頒布の被疑者として勾留する。直ちに降車せよ』

木山「・・・フッ」バタン

黄泉川『両手を頭の後ろに組んでその場でうつぶせになれ』

木山「ハイハイ」オテアゲ

黄泉川『よし。確保じゃん!!』

警備員「・・・」ザッザッザ

木山「フッ」

警備員「何がおかしい?」

キィィィィン
ゴォォォォォ

黄泉川「まさか・・・能力者・・・だと!?」

木山「」ニヤリ

ドカーーーーーン!!

警備員「ぐおおおおおっ!」
503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 21:25:51.48 ID:ILRSpsoC0
黒子「木山の所在は・・・まだ掴めませんの・・・!?」

固法「ええ、でも、学区の境界には検問を敷いてるから、逃走しているのなら必z・・・!?」

黒子「固法先輩・・・、どうしましたの?」

固法「そんな・・・、まさか・・・!!?」

黒子「固法先輩!!」

固法「ええ、ごめんなさい・・・。警備員から入電があったの・・・」

固法「『市道17号線学区境界検問にて、木山春生と交戦中』って」

黒子「交戦・・・!?どういうことですの!?」

固法「それが・・・どうやら木山は能力を使っているらしいの」

黒子「しかし書庫には木山が能力開発を受けたという記録はありませんの!」

固法「それだけじゃないわ。この状況、どう考えても『複数の能力』を使っているとしか・・・!」

黒子「まさか・・・、それでは今の木山は・・・!」

固法「ええ、こういうことができるでしょうね。今の木山は実現不可能と言われた幻の存在・・・」

黒子・固法「「『多重能力者(デュアルスキル)』!!」」
505: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 21:37:29.29 ID:ILRSpsoC0
黒子「・・・」スチャ

固法「ちょっと、何をしているの、白井さん!?」

黒子「見てわかりませんの?戦闘の準備ですわ」

固法「そんなバカげたことを!」

黒子「バカげてなどおりませんの!!」

固法「っ・・・!!」

黒子「仮にも風紀委員の中で最高レベルのレベル4である私が、」

黒子「たとえどんな強大な敵であろうと、学園都市の平和を乱す者に対して立ち向かわないわけがありませんの!!」

固法「そんな・・・!!犬死したいの!!?」

黒子「1週間前の私でしたら犬死でしょう。しかし、今の私にはこと能力者戦における切り札を知っていますの!!」

固法「切り札?」

黒子「ええ。固法先輩、私を信じてバイクを出してくださいませんか?」

固法「で、でも、あなた移動手段なんかいらないじゃない!バイクなんか何に・・・!?」

黒子「ええ、要りませんとも・・・。でも、この切り札だけは私・・・運べませんの・・・!」

512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 22:05:17.86 ID:ILRSpsoC0
上条「イキオイで出てきちまったけど・・・、気合でどうにかなるって状況じゃないよな・・・」

上条「しっかりしろっっ、上条当麻!!こういう時はあれだ!!一から情報整理だ!!」

上条(インデックスは記憶し続ける事で頭がパンクしてしまう・・・)

上条(ここは学園都市・・・。『一大能力開発機関』として、脳医学の研究者は溢れるほどいるはずだ・・・!)

上条(何とかコネを得て、記憶操作(マインドハウンド)系の能力者でも紹介してもらえれば・・・!!)

上条(でも、ただの無能力者のダメ高校生である俺に、どうやってそんなコネを作れと・・・)


黒子「固法先輩、その公園に入ってくださいまし!!」

固法「えっ!でもここは車両進入は禁sh・・・!」

黒子「構いませんの!迷っている時間はありませんの!」

固法「・・・わかったわっ・・・!」

ブロロロロ・・・

上条「ん・・・?」クル

黒子「止まってくださいですの!!!!」

キキーーーッ

黒子「やっと見つけましたわ、当麻さん」
514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 22:18:16.98 ID:ILRSpsoC0
上条「・・・黒子・・・なのか?」

黒子「ええ、黒子でございますのよ、当麻さん」

上条「どうして・・・ここに?」

黒子「あなたの助けが必要なんですの、当麻さん」

上条「・・・無理だ」

黒子「・・・当麻さん?」

上条「・・・そんな余裕は、今の俺にはないんだ・・・」ギリッ

黒子「・・・当麻さん・・・」

黒子(よく見ると・・・いえ、よく見なくても体中ボロボロで包帯だらけ・・・)

黒子(虚空爆破事件の時とは比べ物にならないほど打ちのめされていますわ・・・)

黒子(どんな時でも明るい未来を望み、邪魔する者に立ち向かうことを恐れなかった当麻さんが・・・)

黒子(今、確かに『無理だ』といいましたのね・・・)

黒子(その心にどれだけの闇があるのか、どれだけの事件に巻き込まれているのか・・・黒子には想像もつきませんの)

黒子(でも、そんな当麻さんの弱さを支えたいと、黒子は思っているのかもしれませんの)

黒子「何があったのか、打ち明けてはいただけませんの?」
516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 22:33:21.54 ID:ILRSpsoC0
上条「・・・すまん・・・言えないんだ・・・」

黒子「・・・えっ・・・?」

黒子(今、何と言いましたの?・・・『言えない』・・・?)

黒子(私には打ち明けられないことがあるんですの・・・??)

黒子「当麻さんは・・・、私のことを・・・、信じてはくださらないのですね・・・」ジワッ

上条「・・・違う。お前を、どこまでも真っ直ぐなお前を信じているから・・・、言えないんだ・・・」ギリッ

上条(黒子は風紀委員だ。その中でも治安維持の責務に誇りを持ち、危険を覚悟でも誇りを守り抜く奴だ)

上条(そんな奴にインデックスのことが知れたら、追放で済むのだろうか・・・)

上条(たとえそれで済んだとしても・・・、インデックスはまた、パン一個を追い求める、誰も信じられない生活に身を投じることになるのか・・・!?)

上条(何でだよ・・・!?何でインデックスばかりが不幸な目に合わなけりゃならないんだよっ!!!)

上条「・・・すまない・・・最低な奴だとでも・・・思ってくれ・・・!」

黒子「どうして・・・どうしてですの!!?私は、当麻さんのお力になりたいんですの!!」ツー

上条「・・・・・・守りたい奴が・・・いるんだ・・・。そして、その重荷をお前に担がせるわけには・・・いかないんだ・・・」

黒子「!?」

黒子(・・・私以外の誰かを・・・守りたい・・・ということですわ・・・よね・・・)ポタッポタッ
519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 22:49:35.65 ID:ILRSpsoC0
上条「・・・すまない・・・」

黒子「・・・えぐっ・・・うぅっ・・・・・・わかり・・・ました・・・わ・・・」

固法(うわー、完全にアウトオブ眼中なのね白井さんのことは!)

固法(それなのに思わせぶりな態度とって・・・、名前で呼び合って・・・)

固法(この男のクズ加減は蛇谷クラスだわー)ドンビキ

黒子「・・・それ・・・でも・・・」

固法(!?)

黒子「・・・当麻さんが誰を想っていてもいい、私に振り向いてくれなくてもいい、」

黒子「それでも私は当麻さんの苦しむ顔を見るのが耐えられませんの・・・!!」フルフル

黒子「いつもみたいに、真っ直ぐ私の目を見て、時々笑いかけてくれさえすれば・・・、私は満足ですの!!!」

黒子「ですから、当麻さんの苦しみを取り除けるのなら、私は何でもいたしますわ」

黒子「詳しくお話にならなくても結構ですの。何か私にできることはありませんの!?」

固法(あちゃー、白井さんこれマジ惚れだなぁ、かわいそう)

固法(しかしきっぱり振らない男も悪いわよねー、マジサイテー!!)

上条「・・・ありがとな、黒子・・・。実は・・・無理かもしれないけど、取り急ぎ脳医学の専門家のコネが必要なんだ・・・!」
524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 23:03:16.01 ID:ILRSpsoC0
黒子・固法「「脳・・・医学・・・?」」

上条「・・・ああ、記憶操作の能力者でも構わない。どうしても今日中に知り合って、頼みたいことがあるんだ・・・!」

黒子「はあ・・・」

黒子(その『守りたい人』というのが記憶障害か何かですの?にしても何故今日中に???)

黒子(・・・いえ、いけませんの黒子。詳細は問わないと約束したはず。にしても脳医学か記憶操作・・・あ゛)

黒子(・・・ものすごく嫌な奴を思い出しましたわ。人のトラウマを知ったが最後、一生それで脅し続ける鬼・・・、その名も『心理掌握』!)

黒子(・・・・・・却下ですの。まあ意地の悪い考え方をすれば、ライバルの弱みを握れるかもしれませんが・・・、諸刃の剣どころかまるっきり地雷ですの)

黒子(・・・となると・・・残念ながら打つ手なしですわね)

黒子「ご期待にそえず申し訳ありませんの・・・」

上条「まぁ、そうだよな、お前が責任感じることはないぞ、くろk・・・」

固法「待って!!」

上条・黒子「「へ?」」

固法「『脳医学』・・・、何か最近そんな単語をよく使ってた気がするんだけど、何だったかしら・・・あ」

黒子「あ」

固法・黒子「「大脳生理学者・木山春生!!!!」」
526: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 23:17:58.22 ID:ILRSpsoC0
上条「大脳生理学?・・・木山サン?・・・誰ですか知り合い?」

黒子「まあ思いっきり知り合いなんですけど・・・」

固法「知り合いっていうか・・・もはや敵よね・・・」

上条「はい?・・・敵・・・?上条さんにはちょっとばかり話が見えませんのことよ・・・?」

固法「ていうかやっば!この二人の修羅場見てる場合じゃないじゃん!!」

固法「黄泉川先生!?黄泉川先生!?風紀委員第177支部の固法ですが、検問の状況を報告願います!!」ガッ

黄泉川『んな大声出さなくても聞こえてるじゃんよ!あれだ、一応膠着状態だ!でもこっちもやばいじゃん、突破も時間のもんd・・・』

『ドゴーーーーーーン』ザザザッ

鉄装『ひゃああああああぁぁ』

黄泉川『今鉄装が100mくらい飛んでったじゃんよ、おっと』ガガッ

『ザザーーーーーーーーーーーーン』ザザザザッ

黄泉川『悪いがこっちは防衛で手一杯じゃん!通信終!』ガッ

固法「ま、まだ一応戦線はもってはいるみたいね・・・」

上条「あのー、一体何がおこってるんでせう?敵ってのはいったい?」

黒子「木山春生、多重能力者。学園都市の敵ですの!」
527: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 23:29:45.26 ID:ILRSpsoC0
上条「・・・なるほど。・・・って言っても半分も理解していませんが」

上条「もしかして、その敵と戦うために俺に助けを・・・?」

黒子「最初はそのつもりでしたの。当麻さんの幻想殺しこそ多重能力者の天敵ですもの」

固法「まあでもあなたが手伝ってくれないなら私たちでやるしかないわ、玉砕覚悟でね」

黒子「ということですの。私たちは急ぎますのでそれでh・・・」

上条「何言ってんだお前ら?」

黒子・固法「「??」」

上条「俺がそいつをぶっ倒して、説得して、イン・・・俺に協力してもらえばいいだけの話だろ?」

黒子「いいんですの?」

上条「何だよ、最初からそう言ってくれればすぐOKしたのに。警備員も押されてんだろ?さっさと行こうぜぃ!」

黒子「そ・・・それが・・・」プルプル

上条「どうした黒子、下なんか向いて?」

黒子「泣かせた女に対する態度ですのーーーーーーーーー!!」シュン、ゲシ

上条「ぐあああああああぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

固法「はあ、自業自得ね。クズ男」
528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/12(土) 23:31:25.32 ID:ILRSpsoC0
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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『俺は目の前に立っていた涙でぐしゃぐしゃの少女に
 両足で踵落としを食らっていた・・・』

な・・・何を言ってるのか わからねーと思うが
俺も何をされたのか分からなかった・・・

頭がどうにかなりそうだった・・・
ていうか頭に直撃だった・・・


嫉妬だとかツンデレだとか
そんなちゃちなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
552: ごめんちょっと難産だった 2011/02/13(日) 01:42:40.99 ID:jqTB8CQQ0
黒子「固法先輩、警備員との連絡をお願いしますわ」

固法「了解。こちら風紀委員第177支部固法。黄泉川先生応答願います」ガッ

黄泉川『まだ生きてるじゃんよ、なんとかじゃん』ザザッ

黒子「風紀委員第177支部、只今より応援に向かいます。黄泉川先生、持ちこたえてくださいまし」

黄泉川『了解じゃん。まったくクソ生意気なガキじゃん。お前ら、二手に分かれて敵を攪乱するじゃん!死ぬ気で持ち堪えろ!』ザザ

黄泉川『177支部、あんたらは死にに来るんじゃないよ!わかってるね!通信終!』ザッ

黒子「それではお先に失礼しますわ、固法先輩、なるべく早めにお願いしますn・・・」

上条「ちょっと待てよ黒子!お先にってどういうことだ!?」

黒子「当麻さんが来るまで私が時間を稼ぎますの!」

固法「ちょっと待って白井さん、彼も連れて行くんじゃないの!?」

黒子「その方は私は連れていけませんの。理由は本人に聞いてくださいまし。では・・・」

上条「黒子!」

黒子「何ですの!?もう時間が・・・」

上条「また、パフェ食おうな///」

黒子「・・・ええ、楽しみにしておりますわ」ニコッ
555: さあ、焼酎タイムだ! 2011/02/13(日) 01:58:08.36 ID:jqTB8CQQ0
シュンッ

上条「黒子・・・」

固法「・・・白井さんを信じてあげなさいな、トウマサン?」

上条「・・・ああ、死ぬんじゃねえぞ!!」

固法「・・・さて、改めまして・・・ていうか初めましてかしら、自己紹介するわね」

固法「私は固法美偉。白井さんと同じ風紀委員第177支部所属。レベル3の透視能力(クレアボイアンス)を持っているわ」

固法「今回の件では・・・主に後方支援、情報収集、警備員との連絡係の役割だったんだけど、」

固法「今現在は見ての通りアッシーよ」

上条「どーも、俺は上条当麻っす。無能力者だけど超能力とかいろいろ打ち消せちゃう妙な右手持ってます」

固法「なるほど、それで切り札ってわけね。ちょっと試させてもらうわ、ん・・・」

上条「?」

固法「へぇ、驚いたわ!右手の手首くらいから先は血管も骨も見えないわ!これはホンモノね」

上条「・・・何となく言わんとすることはわかりますが、もうちょっと一般人に想像しやすい話をお願いしますよ」

固法「じゃ、行くわよ。白井さんがかぶってたメットつけて!しっかりつかまってなさい!」

上条「げ、これっすかぁ!?ああ、上条さんの自慢のツンツンヘアーが・・・」
557: 今日のつまみはワカメの酢の物だーい 2011/02/13(日) 02:11:55.45 ID:jqTB8CQQ0
シュン、シュタッ

黒子「黄泉川先生、風紀委員第177支部白井、応援に参りましたの!」

黄泉川「早かったじゃん?彼氏とは十分話せたの?後ここでは隊長ね、隊長」

黒子「か・・・!そ、そんなんじゃありませんの///ていうかそんな情報発信してませんの!」

黄泉川「あら、知らなかったの?固法ちゃん、無線の発信ボタンは受信時以外ずっと押してたじゃんよ」

黒子「な・・・!!///」カチンコチン

黄泉川「あっはっは、まだ青いねえ、戦場では誰に裏切られるかわからないじゃん♪」

ズドオオオオオオォォーーン!!

黄泉川「っと、無駄口叩いてる暇はなさそうじゃん、新入り、よろしくじゃん!」

黒子「はいですの!隊長!」

黒子(とりあえずバリケードの再構築をしますの!生きてる車両が6両、燃料タンクを抜いて・・・)シュン、シュン

黒子「当麻さん・・・当麻さんが来るまでに、この戦場を互角以上のものにして見せますの!」
559: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 02:25:50.49 ID:jqTB8CQQ0
ブロロロロロロ

上条「あの、固法さん?ちょっと電話させてもらっていいっすか?」

固法「まったく、この女ったらしが・・・。好きにしなさい!」

上条「サンキュ」ピッピッピ

禁書「ひゃい、こ、こちらIndex-Libro-・・・じゃなくてツクヨミです!」

上条「小萌先生はいないのか・・・、おい、インデックス、よく聞け!」

禁書「あれ、とうま、どこにいるの?こもえが心配して探してたんだよ!」

上条「ああ、すまないな、でも俺は、必ず、お前を助けるために戻るからな!信じて待っててくれるか?」

禁書「とうま・・・、また危ないことしてるんだね。もし怪我して帰ってきたら噛み付き程度じゃすまないんだよ!」

上条「ああ、覚悟してる。そん時は頭蓋骨にお前の存在を好きなだけ刻み付けてくれ!」

禁書「むぅ・・・何だか今のセリフ、ちょっとエロいんだよ///」

上条「じゃあ切るぞ、インデックス!」

禁書「とうま!信じてるんだよ・・・///」

上条「ああ・・・またな」ピ

固法(クズ男が氏ね!)
560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 02:33:22.86 ID:jqTB8CQQ0
神裂「何でしょう・・・、あの少年、高速で走り去っていきますが・・・?」

ステイル「さあね、どうせ僕たちには関係のないことだろうさ」

神裂「追わなくてよいのですか?」

ステイル「大方現実から逃げようとしているんだろ、僕たちはインデックスさえ保護できればいい」

神裂(しかし、一瞬見えたあの表情・・・とても諦めたようには見えませんでしたが・・・)

ステイル「どちらにせよ、今夜には答えは出る。最も、僕たちが見慣れた答えだろうがね・・・」

神裂「・・・」

神裂(上条当麻・・・あなたは本当にその程度の人間なのですか・・・?)

神裂(その程度の覚悟であの子の命を背負うと口にしたのなら・・・、私は決して許しませんよ)
562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 02:48:46.46 ID:jqTB8CQQ0
ウイーン、コツコツコツ

佐天「ここが第7学区総合病院・・・」

佐天「あのー、すいませーん」

ナース「はい、どうしました?」

佐天「あ、あのー、ここに私の友達が入院してると思うんですけどぉ・・・」

ナース「申し訳ございませんが、一般の面接時間は終了しておりますので・・・」

佐天「はあ、そうですか・・・」

コツコツコツ、ウイーン

佐天「結局、ここに来ても私ができることはないのか・・・」

??「そうやってまた諦めてしまうのかしら」

佐天「!?」クルッ

結標「こんばんわ、お嬢さん」

佐天「あ、あなたは・・・!」
565: ジョカいいなあ・・・ 2011/02/13(日) 02:56:34.55 ID:jqTB8CQQ0
結標「数時間ぶりかしら?」

佐天「ショタ喫茶にいたサラシのお姉さん・・・!」

結標「そう、覚えていてくれたの。嬉しいわ」

佐天「あ、あの・・・、先ほどは友人たちに迅速で適切な処置を・・・」

結標「お礼はいいわ。どうせ彼女たちは眠ってただけなんだから」

佐天「はあ・・・どうも」

結標「少し、お話をしていいかしら」

佐天「はい?」
566: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 03:08:07.44 ID:jqTB8CQQ0
結標「人は誰でも、自分の中に限界を決めてるの」

佐天「あの、お姉さんもそうなんですか?あんなに凄い能力なのに?」

結標「ふふ、意外かしら。その限界を超えたら私はレベル5になれるのにね」

佐天「やっぱり、すごい方だったんですね・・・!」

結標「でも、私はいつかその限界を超える」

佐天「いつか・・・」

結標「そう、いつか。今超えなきゃだめだ、と思うと、尻込みするでしょ。だから、『いつか必ず超える』って」

佐天「うーん、なかなか壁とか意識したことなくて。そもそも無能力者ですし。壁があるとしても、掴みどころがないんです」

結標「そうかしら、今あなたには超えたい壁が少なくとも1つはあるのではなくて?」

佐天「え・・・?」

結標「お友達のところに行きたい?」
568: 焼酎空いた・・・ 2011/02/13(日) 03:15:47.65 ID:jqTB8CQQ0
佐天「それは行きたいですけど・・・やっぱり無理でした」

佐天「病室もわからないし、そもそも会っていいのかも分からない」

結標「ふーん、じゃあズルして会わせてあげましょうか」

佐天「でもズルは、その、幻想御手を使うようなものですし」

結標「あら、私はそうは思わないわ」

佐天「え・・・?」

結標「自分からズルを選んで逃げるのは反則だわ。でもね・・・」

結標「一生懸命努力している人の前に神様が落とした道具は、反則じゃないと思う」

佐天「・・・」

結標「あなたがお友達のところに行くのに壁を感じていないなら、私に土下座でもして頼むはずよ」

佐天「そう・・・なんですかね」

結標「あなたは何をしたいの?そのために、何を超えたいの・・・?」

佐天「私は・・・」
571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 03:26:51.74 ID:jqTB8CQQ0
佐天「私は、みんなが起きた時に、そばにいてあげたいです」

佐天「そして、みんなに元気をあげたいです」

佐天「これからもまた、一緒だねって、言ってあげたいです・・・」

佐天「そのために、みんなのところに行く、勇気がほしいです!」

結標「よくできました」パチパチ

結標「それじゃ、送るわね」

佐天「あ、あの、お名前を・・・」

結標「名乗るほどのものじゃないわ。それにいつかあなたのお友達とは敵同士になるかもしれないし」

佐天「え・・・?」

結標「あ、安心して。ここにいる子じゃないわ。もっと強い子」

佐天「あ、ああ、なるほど」

佐天(白井さんも空間移動能力者だしね・・・)

結標「それじゃ・・・」

佐天「あ、あの、本当にありがt・・・」

結標「お礼はいいわ。グッドラック☆」シュンッ
574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 03:41:38.80 ID:jqTB8CQQ0
シュッ、ストン

佐天「あ、ここは・・・!みんな・・・!」

アケミ「」スー
マコ「」スー
むー「」ンガー
後藤「」スー

冥土返し「おや、またお客かね?」ゴシゴシ

佐天「あ、すみません、急に入ってきちゃって・・・」ペコリ

冥土返し「構わんよ、彼らの友達なんだよね?」ゴシゴシ

佐天「あ、はい・・・」

冥土返し「彼らの闘いを見守っててくれないかね?」ゴシゴシ

佐天「は、はい!・・・あの、ところで、先ほどから何を・・・?」

冥土返し「ふむ・・・あのサラシの子は特殊なストレス性逆流性食道炎でね?」ゴシゴシ

佐天「じゃあこれ・・・」

冥土返し「その通りなんだね?無理しなくていいのに、わざわざ自分を転移させて安全な方法を取ってくれたんだね?」ゴシゴシ

佐天「へぇー・・・」

佐天(ホントに限界と闘ってたんだ、あのお姉さん・・・)
575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 03:44:39.08 ID:jqTB8CQQ0
シュン・・・シュン、シュタッ

結標「うっぷ」ケホッケホッ

結標「はぁ、はぁ、もう胃液しか出ないわね・・・」

結標「あの子、いい顔してたな・・・」

結標「男の子だったらよかったのにな・・・」

結標「私も、まだまだね」

結標「いつか、超えよう」

シュンッ
576: 焼酎タイム終了ー 2011/02/13(日) 04:04:31.43 ID:jqTB8CQQ0
タンッタンッタン

美琴「はぁ、はぁ、初春さん!」

初春「あ・・・、御坂さん・・・お疲れ様です!」ニコッ

美琴「ううん、初春さんもご苦労様・・・って、どうしたの、目真っ赤よ!?」

初春「あはは・・・、佐天さんに泣かされちゃいましたぁ・・・」グスン

美琴「あー、うんがんばったがんばった、よしよし」ナデナデ

初春「もー、子ども扱いしないでください!」ブーブー

美琴「あはは、ごめんごめん」

初春「みんなズルいです・・・!いつも最後は私ばっかり泣いてて恥ずかしいですっ」

美琴「そうかな、私、今の初春さんの顔、好きだよ。いい顔してる」

初春「嘘つかないでください!はなみじゅだって・・・ズズッ・・・垂れてるのにー」チーン

美琴「あはは・・・。さ、初春さん、私たちの仕事、しちゃいましょ!」

初春「はいっ!なんか、御坂さんと二人って、あまりないですよね・・・。えへへ、なんか緊張するなぁ」

美琴「そう言われればそうかもね・・・っと、えいっ」バチバチッ

ガチャ、ギイィッ
580: >>578-579、ありがとう 2011/02/13(日) 04:32:52.22 ID:jqTB8CQQ0
美琴「ここが・・・木山春生の研究室・・・」

初春「あ・・・、共感覚性に関する論文がこんなにたくさん・・・!」

美琴「ダウンロード日時もまちまちね・・・かなり前から計画的に行動していたのね・・・」

初春「何でしょうか、この写真・・・?小学校?にしてはずいぶん人数が少ないですね・・・」

美琴「そうね・・・田舎の分校みたい・・・ってちょっと待って、この真ん中にいるのって!?」

初春「髪型違うけど・・・、木山先生みたいですね・・・若いです・・・」

美琴「そういえば・・・教鞭を執ってたことがあったって言ってたっけ」

初春「なんか幸せそうな顔ですね、ほとんど無表情ですけど」

美琴「そうね・・・。この写真・・・、デスクに座ると絶対に目に入るところに固定してある・・・」

初春「よほど木山先生にとっては大切な想い出なんですね・・・」

美琴「こんなに優しそうな先生なのに、どうして幻想御手なんか・・・」

初春「うーん、わかりませんねぇ・・・」

美琴「とにかく、プログラムを探さなきゃ。電源はっと、あそこか・・・」

初春「あ!ストップです!御坂さん!!」

美琴「え!?」
583: 専門用語っぽいのは自己満足。スルー推奨 2011/02/13(日) 05:13:54.30 ID:jqTB8CQQ0
初春「この端末、分解された跡があります・・・!」

美琴「分解・・・?」

初春「はいっ!位置的に電源ボタンから伸びていて、筐体に無理矢理穴を開けて通した信号コードが伸びてるんです!」

初春「御坂さん、この薄い赤と白のエナメルの撚(よ)り線を辿ってもらえますか?」

美琴「う、うん・・・あ、これ、書類棚に巧妙に隠されてるけど、超長波無線機の発信機に繋がってるわ!」

初春「思った通りです・・・!おそらく何らかの信号を受けてから電源スイッチに触れないと、」

初春「セキュリティエラーが木山に送られ、データ全削除、故意のウイルス感染、即時的な暗号化、ダミータスクの永久実行など、」

初春「たぶん複数のセキュリティ対策が実行され、さすがの私でも手出しできなくなると思います」

美琴「へ、そ、そこまで!?危なかったー!でも、どうすればいいの?発信機ごと超電磁砲でドカンじゃダメ?」

初春「確証はありませんが、それでも瞬間的にパルス信号が送られる可能性が否定できないので、万全を期すならやめたほうがいいかと」

美琴「じゃあどうすればいいのよ!」

初春「御坂さん、落ち着いてください!よくよく考えたらこれは最高の布陣なんです。」

初春「私はソフトウェアを、御坂さんはハードウェアを自在に操作できる・・・!私たち二人なら宇宙の果てまでハッキングできるんですよ!」

美琴「えーと、つまり?」

初春「御坂さんは自身を5Vの直流電源に成りすまして、『異常なし』の電気信号を発信機に送り続けてください。その間に私がプログラムを探ります」
585: こ、この二人、本当に中学生なのか・・・!? 2011/02/13(日) 05:31:24.85 ID:jqTB8CQQ0
美琴「うーん、つまり私がまずレコーダの役目をして、撚り線に流れている信号パターンを読み取り、」

美琴「そのあと私が電源としてそのパターンを発信機に送り続ければいいって事ね」

初春「その通りです。さすがはエレクトロマスターですね」

美琴「私はともかく、初春さんの雑学レベルに驚きだわ・・・」

初春「ちなみに信号パターンを読み取るときに、撚り線の被覆(ひふく)をめくって直接電圧を測るのは」

初春「ノイズが入る可能性があって危険です。幸い御坂さんは磁力も扱えますから、」

初春「電磁誘導を利用した非接触電圧測定が安全ですね」

美琴「そ、そんなこと言われなくてもわかってるわよ。私を誰だとお思い?」

初春「あはは、そうですよね。じゃあよろしくお願いします。結構集中力が問われると思いますけど、」

初春「御坂さん、覚悟はいいですか?」

美琴「当然よ、私をアナログパワー女だといったアイツを見返してやるんだから・・・!」

初春(そこまで言ってないですよ白井さんは・・・。ていうかそんなに根に持ってたんですね・・・)

美琴「すー、はー、よし、始めるわよ、初春さん!」

初春「はい。起動したら私はプログラムにしか集中できなくなります。ハードは頼みましたよ、御坂さん」

美琴「ええ、その言葉そっくりそのまま返すわ、初春さん。じゃ、作戦スタート!」
587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 05:51:25.57 ID:jqTB8CQQ0
ブロロロロロ

上条「固法さん、もっとスピード出ないんですか!?」

固法「これでも130km/hは出してるんだけど!?」

ッドゴオオオオォォォォーーーーンッ

上条「何だ、地鳴り!?」

固法「戦闘の余波ね。見えて来たでしょ?」

上条「確かに、遠くからは土煙しか見えなかったけど、近づいてみたらだんだんと輪郭が明らかに・・・、えっ!?」

上条「あの空中に浮かんでるの、人、か!?しかも二人?」

固法「おそらく木山と白井さんでしょうね。もうタイマンで空中戦の様相を呈してきたわね」

上条「んなっ、そうは言っても、あの2人、高度50mぐらいのところでもうスピードで・・・」

固法「地上でやりあってたら、関東ローム層の地盤なんかどうなるかわかったもんじゃないわ」

固法「幸いにも、二人ともそれを危惧するだけの良識はあるようね・・・」

上条「はぁ、あんな神をも恐れない二人の間に、俺が割って入って、本当に何かできるのかよぅ・・・」

固法「それを考えるのがあなたの仕事でしょ!ほら、あと5分くらいで着くわよ!」

ブロロロロロ
590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 06:19:30.54 ID:jqTB8CQQ0
ドム!ギッ!ボンッ! シュッ!シュッ!シュッ!スタッ

黒子「はぁ、はぁ、驚きましたわ、本当に能力を使えるんですのね」

黒子「しかも・・・、『多重能力者(デュアルスキル)』!」

スタッ、コツン、コツン、コツン

木山「その呼称は適切ではないな。私の能力は理論上不可能とされるアレとは方式が違う」

木山「言うなれば『多才能力者(マルチスキル)』だ」

シュッ!ゴバッ! シュッ!スタッ

黒子「はぁ、あら、地上に降りてきてよかったんですの?地上は私が転移できる障害物だらけですのよ?」

木山「それは、空中戦のほうが私にとって有利だったという意味か?」

黒子「それ以外にどんな意味がありますの?」

木山「いや、あまりに正論だったのでね。私はハンデを背負っただけだよ」

黒子「何・・・ですって?」

木山「私が気づかないとでも?空力使い(エアロハンド)を持った私が空中に浮くことと、」

木山「ただの空間移動能力者(テレポーター)でしかない君が空中にとどまることの違いに?」

黒子(っ・・・気づかれて・・・!?)ズキッ
591: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 06:38:27.76 ID:jqTB8CQQ0
木山「空力使いを持つ私は揚力を得るが、君の場合は重力による自由落下のみだ」

黒子(くっ・・・、やはり気づかれて・・・!)ハァ、ハァ

木山「それでも空中で転移を続けようとすれば、落下速度は空気抵抗による終端速度に落ち着く」

木山「その速度では人間は目を開けていることはおろか呼吸すらままならないはず」

木山「それを回避するために数秒毎に着地を行っているが、それを繰り返すことに足腰が耐えられるとでも?」

木山「もっとも、気づいたのはそんなことよりも、常に上向きの空気抵抗に晒される君の体を見たからだが・・・」

黒子「何が言いたいんですの・・・?」

木山「直立姿勢のままずっと落ち続けているわけだから、その、何だ、『パンツ丸見え』、だ」

黒子「・・・!!///」

黒子(私としたことが・・・このようなことで心を乱されるとは・・・、不覚ですの!)

木山「まあそんな問題もあの超電磁砲なら話は違ったかもしれないがな」

黒子「!!・・・なぜそこでお姉様の名前が出てきますの!?」ピキ

木山「おや意外だったか。これは失礼した。私はてっきりあちらのほうが私と戦うものだとばかり思っていたのでね・・・」

木山「まあそれでも、単一能力者(シングルスキル)である限り雑魚なのは目に見えているがな」

黒子「・・・私を侮辱することは構いませんの・・・、ですが、お姉様を侮辱することだけは、ぜえったいに、許しませんの!!」シュッ
596: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 07:38:13.23 ID:jqTB8CQQ0
固法「ここに停めるわ。ここから先はもう道とは言えないからね」

上条「彼我の距離100~200mってとこか。上等だ!」

固法「じゃ、あなたには177支部の無線機を預けるわ。備品だけど、私が管理してるから、できれば壊さないでほしいわね」

上条「固法さん、悪いけどソイツは無茶ってもんじゃないですか?」

上条「無線機守ってあの怪物の前じゃ、命がいくつあっても足りやしませんよっと」

固法「冗談よ。生きて帰ってきてね」

上条「あたりめーだ。黒子とまたパフェ食う約束したからな」

固法「そーいうかっこつけは、本人の前でしてあげなさいね」

上条「はいはい。固法さんはこれからどうするんですか?」

固法「悪いけど、支部に戻らせてもらうわ。」

固法「ここにいても足手まといだし、支部に戻れば追加の情報収集も可能だしね」

固法「30分したら連絡が取れると思って」

上条「了解!さてっと、黒子が待ってるからちゃちゃっと行きますか!」

固法「調子がいいんだから。さよならなんて言わないからね」ブウォンォン

上条「おうよ、ありがとな、先輩!」タッタッタ
598: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 07:53:16.65 ID:jqTB8CQQ0
黒子「はぁ、はぁ、はぁ」

木山「もう止めにしないか。私はある事柄について調べたいだけなんだ。それが終われば全員解放する」

木山「誰も犠牲にはしない・・・」

黒子「ふざけるなですの!!」ハァ、ハァ

黒子「『誰も犠牲にはしない』といいましたの?」

黒子「あなたの身勝手な目的に多くの人を巻き込んでおきながら見過ごせとおっしゃるんですの?」

黒子「そんなこと、天が許してもこの白井黒子が認めませんわ!」

木山「何故だ、何故わかってくれない?君はもう演算能力すら満足に使えていない!」

木山「そんなボロボロの体で立ち向かったところで私の単一能力で10mは吹き飛ぶ体ではないか!?」

木山「何故そこまでする?何故負けを認めない!?」

黒子「負け・・・ですの?・・・ふふっ、そうですわね、認めてもいいのかもしれませんわね」

木山「なら・・・!」

黒子「ただし私が・・・」コクン

黒子「一人なら、ですの!」
上条「一人なら、な!」

木山「誰だ!?」クルッ
600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 08:38:03.98 ID:jqTB8CQQ0
木山「君は・・・、あの時の少年」

上条「いやぁ、先日はいろいろとお世話になりまして、脱ぎ女さん」

黒子「いろいろって、どういうことですの、トウマサン?」ヒクヒク

上条「え、いや別に深い意味はございませんのことよ、あはははっ」

黒子「・・・」ジーッ

木山「・・・それで、君は何をしに来た?少年」

上条「アンタを説得するためだ、木山春生!」

木山「やれやれ、私が聞かないと言ったら?」

上条「力ずくでも聞いてもらう!!」

木山「ぷっ、あっははは、何の冗談だそれは?」

上条「冗談なんかじゃねぇよ!」

木山「何?」

上条「冗談なんかじゃねえって言ってんだよ!」

木山(この少年からは全くと言っていいほどAIM拡散力場への干渉を感じない・・・)

木山(つまり・・・、このレベルの発火能力(パイロキネシス)でも!)ボオォッ!
610: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/13(日) 13:27:49.86 ID:73IaID8YO
キイィィン!

木山「な・・・に・・・!?」

木山(炎が・・・消えた・・・!?それも一瞬で・・・!?)

木山(AIM拡散力場への影響は・・・、な!!こ・・・これは・・・!?)

木山(・・・あの少年の右手首をノードとする波動関数の振幅が・・・、限りなくゼロに近づいている・・・だと!?)

上条「黒子・・・、ソイツの能力は俺が消す!だから俺の後ろにいろ!!」

黒子「は、はいですの!///」シュンッ

木山(ど、どういうことだ!?エ、空力使い!)

ブオオォォォッ!

キイィィン!!

木山(テ、念動能力(テレキネシス)!!)

ヒュン、ヒュン、ヒュン!
キイィン、キイィン、キイィィン!!!

上条「終わりだ・・・!」
木山「くっ・・・!」
611: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/13(日) 13:41:19.44 ID:73IaID8YO
上条「木山春生・・・!!」

木山(し、量子変速(シンクロトロン)!!)

ボムッ!

キイィィン!!!!

上条「アンタの目的が、多くの無能力者の望みを踏みにじらなきゃ果たせないっていうのなら!」

木山(くそ、テ、テレポーt・・・!)

黒子(11次元座標空間のAIM拡散力場に異変!?)

黒子「させま・・・せんの!!!」シュンッ

ガシィッ!

木山「くっ・・・!!」

上条「まずは、そのふざけた幻想を・・・!!!」

上条「ぶち殺す!!!!!」

ガキイィィン!!!!!

木山「ぐっ、はっ・・・」ドサッ

黒子「ですの!!」
621: 保守ありがとう 2011/02/13(日) 16:47:02.22 ID:jqTB8CQQ0
美琴「初春さーん、もうこっちは慣れて安定したみたい。特に意識しなくても発信機の信号系はジャックできてるわ」

初春「さすがですね・・・っと・・・。私も解析プログラム実行中です・・・、っと、あれ?」

美琴「どうしたの初春さん?」

初春「いえ、幻想御手関連のデータ以上にセキュリティが厳しいディレクトリがあったんです」

初春「それもレジストリいじらないとそのディレクトリが存在することすら認識できない代物なんですけど・・・」

美琴「ずいぶんと手の込んだことするのね。それだけ見られたくないって事?」

初春「まあ、言ってしまえばそうなんですけど、それって変じゃないですか?」

美琴「えっと、どういうこと?」

初春「セキュリティの深さに序列をつけるってことは、裏を返せばセキュリティが浅い方は見られるのを覚悟してるって事ですよ?」

美琴「っ・・・!それじゃあ・・・」

初春「ええ、幻想御手関連のデータを私たちに奪われることまでは木山先生も予測済みって事ですね」

美琴「まんまとのせられたわね。それで上辺だけ探らせて帰らせようって事だったのね!」

初春「いえ、それが・・・、まだ解析中なので確証はないんですけど、どうやらこの上辺のデータからだけでも、被害者を元に戻すことはできそうなんです」

美琴「どういうこと?」

初春「木山先生は、幻想御手を頒布するような事態を、心の中では誰かに止めてほしかったんじゃないでしょうか・・・?」
622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 17:06:32.68 ID:jqTB8CQQ0
美琴「ますますよくわからないわね。いったいどうしてそんな回りくどいことするのよ」

初春「これは推測なんですけど・・・、幻想御手を頒布することはただの手段で、それ以上に絶対に成し遂げたい目的があるんじゃないでしょうか・・・?」

美琴「なんなのよその目的って・・・!」

初春「それはおそらくこの隠しディレクトリの中にあると思います。」

美琴「じゃあそれを調べて・・・!」

初春「調べてどうするんですか?」

美琴「え?」

初春「私たちの目的は、幻想御手使用者を元に戻すことです。ここから先は、踏み入れなくても誰も責めないんですよ」

美琴「それはそうだけど、あんな非人道的な手段をとる人が目指してる最終目的なんて、ろくなもんじゃないに決まってるわよ!」

初春「それもそうかもしれませんね。それにこれを調べずに事件解決になったら、これらのデータは警備員に押収されて二度と調べられなくなりますしね」

美琴「そうね・・・。初春さん、調べましょう!私も最後まで付き合うわ!」

初春「わかりました!・・・えーと・・・」カタカタ、ターン

初春「UIで見れるように反映させました。・・・このディレクトリ、最近は全く更新されていませんね」

美琴「どれどれ、『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)使用申請書』、『暴走能力の法則解析用誘爆実験』・・・」

初春「何なんですかね・・・、あ、これって、木山先生の日記じゃないですか!?」
624: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 17:32:26.96 ID:jqTB8CQQ0
・・・・・・

美琴「・・・」

初春「・・・」

美琴「くっ・・・、何、何なの、ここに書いてあることは何なのよぉ!!?」バンッ

初春「人体・・・実験・・・!!」ガクブル

白井『初春!こちら黒子!木山を確保しましたの!』ガッ

初春「し・・・しらい・・・さん・・・?」

美琴「な・・・なんで・・・こんな・・・こと・・・!!」

白井『初春!?お姉様!?一体どうしましt・・・ちょっと・・・何しますn・・・』ガガッ

木山『やあ。見てしまったのか、君たち・・・』

美琴・初春「「木山先生!?」」

上条『・・・ぉぃ・・・どぅなってん・・・!?』

黒子『・・・ぅぃはr・・・ちゃんt・・・説明sh・・・ぃまし!!』

美琴「・・・初春さん・・・、黒子たちに教えてあげて・・・」

初春「・・・あ・・・、はい!・・・白井さんの携帯に私のポータブルからデータを送りますね!」
626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 17:45:41.97 ID:jqTB8CQQ0
・・・・・・

黒子「こ、こんなことが・・・!!」

上条「学園都市の上層部の計画だって・・・言うのか・・・!?」

木山「見ての通りだ・・・」

木山「『暴走能力の法則解析用誘爆実験』・・・」

木山「『置き去り』のあの子たちを使い捨てのモルモットにした人体実験だ・・・!」

黒子「・・・でしたらそれこそ警備員に・・・」

木山「『23回』」

木山「あの子達の恢復手段を探るため、そして事故の原因を究明するために」

木山「樹形図の設計者の使用を申請して却下された回数だ」

木山「統括理事会がグルなんだ。警備員が動くわけがない」

上条「だけどそれじゃあアンタのやってる事だって同じになっちまうじゃねーk・・・」

木山「君たちに何がわかるっ!!」

木山「あんな悲劇二度と繰り返させはしない!そのためなら私は何だってする!」

木山「この街の全てを敵に回しても止まる訳にはいかないんだっ!!!」
630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 18:03:20.24 ID:jqTB8CQQ0
ズグンッ

木山「ぎッ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

上条「おい、あんた!」

黒子「ど、どうしましたの!木山先生!?」

木山「がッ・・・ぐ・・・ネットワークの・・・暴走?」ズキンズキン

木山「いやっ・・・これは・・・AIM・・・虚数学区・・・の・・・!」ビキィ

『ズギョオオオオオオオオォォッ!!』

上条「・・・は?・・・胎児・・・!?」

黒子「・・・何ですの?・・・アレ・・・!?」

『ぎっ?ぎ?キィヤアアアアアアァァッ!!』

ドォン!ガァン!

上条「危ない、黒子!!」ドッ

キイイィィン!

黒子「あ・・・!当麻さん!」
632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 18:10:52.77 ID:jqTB8CQQ0
第7学区総合病院

ザワ・・・ザワ・・・

冥土返し「どうしたんだね?」

ナース「例の患者さんたちが急に暴れだして・・・!」

冥土返し「まさか、意識が戻ったのかね?」

ナース「いえ、さっきまで眠ってるようだったのに一斉に発作を・・・」

冥土返し「全員同時にかね?」

ナース「はい!」

冥土返し「ふむ・・・、これは・・・もしかすると、もしかするのかもしれないね?」
633: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 18:25:17.21 ID:jqTB8CQQ0
固法「ふぅ・・・、あちこちの道路が閉鎖してて随分時間を食ったわね・・・」

固法「さて・・・、画面ロック解除・・・と」カタカタッターン

固法「・・・!!!」

固法「何、何なのこの化け物は・・・!!?白井さん達はまさかここに・・・!」

固法「白井さん!応答しなさい!白井さん!聞こえないの!?」ガガッ

『・・・』シーン

固法「そんな・・・!!?いや、まだわからないわ・・・!」

固法「上条くん!応答してください!上条君!」ガガッ

『・・・』シーン

『・・・あれ、こうか?・・・もしもし?』ガッ

固法「上条くん!上条くんなのね!?無事なのね!?」

上条『あ、すんません、使い方がよくわからなk・・・』

固法「白井さんは!?白井さんと連絡が取れないの!!!」

黒子『・・・してくだ・・・まし・・・白井ですの。さっき攻撃が掠った折に無線機が故障した様ですの』

固法「よかった・・・!二人とも無事でよかった!!!」
635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 18:38:56.79 ID:jqTB8CQQ0
・・・・・・

固法「ええ、こちらでも確認してるけど、あの化け物は異様に濃いAIM拡散力場の塊みたいなものみたい」

上条『AIM・・・なんだって?』

黒子『An Involuntary Movement。能力者が無意識に発している力場ですわ』

上条『つまり、超能力の塊みたいなもんなんだろ。だったら俺の右手で消えるんじゃねえか?』

黒子『可能性としてはあり得ますわね。それでは私たちは何とか交戦してみますの、何かわかりましたら報告お願いしますわ』

固法「了解。こちらも引き続き調査にあたるわ。通信終」ガッ

ピコンピコン

固法「あら、スカイプ?何かしら」

固法「H.C・・・?」
638: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 18:50:14.77 ID:jqTB8CQQ0
JM177> こちら風紀委員第177支部、どなたでしょうか?

H.C> 『冥土返し』と名乗ればわかってもらえるのかね?

JM177> まさか、Heaven Canceler!?

H.C> 何かの助けになればと思ってね?

H.C> 学園都市に巨大なAIM拡散力場の歪みが生じているとの報告を受けているね?

H.C> おそらく肉眼では巨大な生物のように見えるはずだね?

H.C> それが発生した時からうちの患者の精神が暴走しだしてね?

JM177> 何か関係があるんですか?

H.C> 恐らく患者たちの感情・精神を吸収して拡大を続けているね?

JM177> つまりあの怪物は・・・!

H.C> 幻想御手使用者の脳の集合体、そのものだね

H.C> 無理に破壊しようとすれば患者は一生植物状態の危険があるね?

固法「・・・!!」ガタッ
640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:06:57.16 ID:jqTB8CQQ0
上条「何とかして俺の右手で触れることができれば・・・!」

上条「でも接近するにしてもあんだけ多様な攻撃を放射状に巻かれたんじゃとても・・・!!」

黒子「放射状ではありませんの。一応人間を認識して攻撃している様ですの」

黒子「ただ一撃一撃の口径が大きすぎてそのように見えるだけですわ」

黒子「私たちだってあの怪物の狙いの精度が悪いから生きていますけど、もう少しでも精度が高かったら・・・」

黒子「しかも怪物の大きさ、攻撃の威力、精度、どれも急速に成長していますの。ですから・・・!」

上条「ああ、早いうちに決着をつけなくちゃな!」

黒子「ええ、そのために私が囮になって敵を攪乱しますの」

上条「!?ダメだ、危険すぎる!」

黒子「大丈夫、成功しますの。先ほどから飛行機や乗用車など、高速で移動する物体に狙いが傾きがちですの」

黒子「当麻さんはここで静かに待ち、私が誘導してきたところを狙い打ってくださいまし!」

上条「無茶だ・・・!」

黒子「私、当麻さんのこと、信じておりますのよ///」グイ

黒子「当麻さんも、私のことを信じてくださいまし///」

上条(・・・!顔が・・・近い・・・///)
641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 19:14:02.00 ID:jqTB8CQQ0
黒子「当麻さん・・・お願いですの・・・///」

当麻「・・・ああ。黒子・・・お前を信じてる・・・」

ギュッ・・・

チュッ

上条・黒子「「・・・」」

黒子「ありがとうございますの、当麻さん。私これで覚悟ができましたの」

上条「ああ。絶対に生きて帰るぞ」

黒子「そうしたら、また先程のようなことできますわね」

上条「そ、そんなにしたいか?///」

黒子「ええ、毎日でも構いませんの・・・///」

上条「よし、やる気が出てきたぞ・・・!」

黒子「まったく、すぐに調子に乗るんですから」ツン

上条「黒子・・・」

黒子「当麻さん・・・」

上条「武運を祈る」
黒子「ご武運をお祈りいたしますわ」
651: ただいま 2011/02/13(日) 21:22:08.35 ID:jqTB8CQQ0
初春「・・・幻想御手プログラム・・・解析完了しました・・・」

美琴「・・・そう・・・」

初春「これ、プログラムっていうより、ウイルスですね」

初春「使用者の意識を外部から操作できるようにできてますし・・・」

美琴「・・・」

初春「御坂さん・・・?」

美琴「・・・ねえ初春さん、私たちって、正しいことしてるのかな・・・?」

初春「・・・御坂さん・・・確かに、ショックな内容でしたね・・・」

初春「何が正しいかなんて、私にだって正確にはわかりませんよ・・・」

初春「でも、私はアケミさんたちに元気になってほしいです」

初春「それで、全部終わったら、佐天さんによく頑張ったねって褒めてもらって、」

初春「またみんなでクレープ食べに行きたいです!」

初春「だから、私はここにいるんです。御坂さんはどうですか?御坂さんの目には、どんな未来が映ってますか?」

美琴「・・・私は・・・」

美琴「ありがと、初春さん、ちょっとだけ、何をすればいいかわかった気がするわ!」
652: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 21:35:18.87 ID:jqTB8CQQ0
初春「御坂さん・・・私だって、すごく不安なんですよ」

初春「でも、御坂さんに頼ってもらえることってあまりないから、ちょっと背伸びして大人ぶってみました、えへへ」

美琴「ううん、初春さんは私よりずっと大人だよ。・・・とでも言うと思ったかー、よしよし」ナデナデ

初春「あうー、一瞬期待したのにー」

美琴「ごめんごめん。・・・それで、私に何かできることある?」

初春「そうですね・・・、今、アンインストーラ・・・というよりワクチンソフトですね、これを自動生成してます」

初春「たぶん、あと10分くらいで完成すると思うので、これを音声ファイルに変換します」

初春「問題は、このワクチンソフトをどうやって被害者に聴かせるかなんですけど・・・」

美琴「なんだ、そんなこと?私に任せなさい!」

初春「ふえ?」

美琴「学園都市中の電波ジャックして流せばいいんでしょ?」

初春「そ、それはちょっとやり過ぎかと・・・」

美琴「いいのよ。私に見えた未来は、眠ってた人たちが一斉に目を覚ますような明るい未来だから!」

初春「御坂さん・・・。・・・でも、現実問題として、テレビとラジオの電波くらいでいいんじゃないですか?」

美琴「・・・確かに、言われてみればそうかもね・・・。ま、でも、明るい未来のためなら、やり過ぎってことはないでしょ!」
653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 21:56:13.16 ID:jqTB8CQQ0
ギュンッギュンッギュンッ! シュンッシュンッシュンッ!

黒子「予想通りですわ!より近くでより早く動いたものを狙いに来る・・・!」

ボオオォォォォッ! シュンッ!

黒子「しかし、やはり時間がたつほど威力も速度も精度もアップしてますの!」

黒子「当麻さんの隠れる柱まであと10m!」

ドオオオォォォォンッ! シュンッ!

黒子「あと5m!」

ジジジジジジジィィィィッ! シュンッ!

黒子(ギリギリまで引きつけて・・・!)

黒子「今ですの!当麻さん!!」

上条「おう、まかせr・・・!」ダッ

ガガッ

固法『上条くん触っちゃダメえええええええええええええええ!!!!!!』

上条「んな!?」ピタ

黒子「は・・・!?」
654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 22:10:31.88 ID:jqTB8CQQ0
黒子「と、当麻さん・・・!?」

ギュン!

上条「黒子、よけろおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!!!」ダッ

黒子「ぐああああぁぁぁっ!!」ジュウゥゥ

上条「くろこおおおっ!!」

黒子「はぁっ、はぁっ!」

上条「大丈夫か、黒子っ!」

黒子「少し背中の肉が焼けただけです・・・ツッ・・・の・・・、それより化け物は?」

上条「俺たちが動いてないから警備員のほうに動いて行ったぞ・・・!」

黒子「うぐっ・・・そうですの・・・あらっ?」ポロッ

黒子(ブラのホックが完全に溶けてしまいましたのね・・・って、え?)

上条「///」カチンコチン

黒子「よくも背中がグロテスクになった少女のノーブラで欲情できますのね?」ピキピキ

上条「いや、だって、か、上条さんも男ですから・・・」

黒子「ケダモノ!」シュンッ、ゲシッ
657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 22:26:54.68 ID:jqTB8CQQ0
木山「う・・・ん・・・私は・・・?」

ギュンッギュンギュンッ

木山「あれ・・・は・・・クッ・・・ハハッ・・・アハハハハハハ!」

上条・黒子「「!?」」

木山「すごいな・・・まさかあんなばけものだったとは・・・学会で発表すれば表彰ものだ」

黒子「木山先生?気が付いたんですのね!」

上条「おいアンタ、どうすればあれを止めることができるんだよ!?」

木山「私を信用する気かい?君たちは」

黒子「木山先生は嘘をつく方ではありませんわ。子供たちのお話をされている時の顔でそう確信しましたの」

上条「ああ、俺もそう思ってる」

木山「・・・本当に、根拠もなく人を信用する人間が多くて困る」

木山「・・・あれは幻想御手のネットワークが生んだ怪物だ。ネットワークを破壊すれば止められるかも・・・」

初春『上条さん、幻想御手のアンインストーラが完成しました!』

美琴『今から私の力で街中にばらまくから!』

上条「聞くまでもなかったみたいですな」フッ
659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 22:36:52.12 ID:jqTB8CQQ0
♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ナース「患者さんたちの発作が止みました・・・!」

冥土返し「どうやら間に合ったみたいだね?」

冥土返し「君、起きなさい」

佐天「ふぇ・・・?この音楽は・・・?」

冥土返し「もうすぐ君の出番なんだね?」

佐天「あ・・・!はい!」
661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 22:48:24.54 ID:jqTB8CQQ0
上条「怪物の動きが止まった?」

黒子「どうやら幻想御手のネットワークからは切り離せたようですわね!」

上条「じゃあもう俺の右手で触れても大丈夫なんだな!?」

木山「!?驚いたな・・・君はまだ触れていなかったのか!?よほど優秀な参謀がいると見える」固法「ヘクチン」

木山「ああ、もう大丈夫だ。あれはもう人間の感情からは切り離された純粋無色の力場の塊だ」

木山「だが一万人分のAIM拡散力場の塊。普通の生物の常識は通用しないし、自己の破滅を拒むかもしれん」

上条「上等!手が出せるってだけで何百倍も楽だぜ!」ダッ

黒子「ですわね。サポートしますわ」フッ
662: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 22:58:34.65 ID:jqTB8CQQ0
上条「これでどうだ!!」

キイイイィィン!

黒子「!?消えませんわよ!?」

上条「いや、確かに超能力を打ち消した時のような手ごたえはあったんだ!」

上条「俺が触れた周辺の一部だけ切り離されたような感じだ!」

『ギイイイイイイィィィィィッ!』

ギュウウゥン!

黒子「・・・怒ってますのよ・・・」シュンッ

上条「あっぶねえ」ザッ

黒子「当麻さん、もしかして、1万人中1人分の力場を打ち消しただけじゃありませんの?」

上条「そんな!今のを1万回もやれっていうのかよ!そんな暇は俺にはないぞ!」

黒子「あ・・・、そうですわね。そうでなくても時給ぐらいつけてほしいですけど」

木山「力場の塊を自立させている核のようなものがあるはずだ。それを破壊できれば・・・!」

黒子「この巨体の中からどうやってそれを探せというんですの?」

??「無様ね。こうすればいいだけじゃない」シュッ
664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 23:17:39.23 ID:jqTB8CQQ0
シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンッ!

上条・黒子・木山「「「!!!」」」

木山「何だ!!?あの巨体がばらばらにちぎれて・・・!!」

上条「牛が丸ごとサイコロステーキにされてくみたいだぜ・・・!!」

黒子「もうちょっと上品なたとえはありませんの?」

黒子(11次元座標空間への莫大な干渉を感じましたわ・・・!!!)

黒子(確かに寸断されているように見えますが、その本質は空間移動!)

黒子(一瞬で1万の塊を全てわずかに転移させたというんですの!!?)

キラーン

上条「ん?何か光る三角柱みたいなのが見えたぞ・・・」

シュン

結標「それはあなたへのプレゼントよ。はい、坊や」

上条「!いきなり目の前にエロいお姉さんが!それよりこの三角柱が例の核って奴ですか?」

結標「さあ?知りたかったら触ってみたら?」

上条「お、おう・・・」
666: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 23:26:52.25 ID:jqTB8CQQ0
キイイイイィィンッ!

上条「うおっ、まぶしっ!!」

木山「消えた・・・のか?」

黒子「・・・」

結標「お疲れ様、坊や」ナデナデ

上条「はあ、どーも・・・///」

黒子「」ムカ

結標「それじゃね」

黒子「待ちなさいですの、露出狂女」

結標「あら、パンツ丸見えで戦ってたノーブラ女には言われたくないわね」

木山「・・・」

上条「丸見え?」

黒子「忘れなさいですの」シュンッ、ゲシッ

上条「ぐおぁ!?」

黒子「それより、ずっと私たちの戦いを陰で見てたんですの!?」
669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 23:37:04.85 ID:jqTB8CQQ0
結標「さあ?ご想像にお任せするわ。それじゃ」

黒子「まだですの!」

結標「他にも何か?」

黒子「あなた、何者ですの!?」

結標「・・・あなたに名乗る名前はないわ、白井黒子さん」

黒子「!!ようやくわかりましたの。あなたとは何も話すことは内容ですわ」

結標「それは嬉しいわ。じゃあね、坊や。あなたとはまた会うかもね」

上条「はあ・・・」

シュンッ!

黒子「キーッ!・・・胸くそ悪い女ですの」

上条「そうか?ミステリアスで綺麗なお姉様じゃないk・・・いてえ何しやがる!!」

木山「犬猿の仲、という奴みたいだな」


シュン、スタッ

結標「うっぷ」ゲーオロオロオロ

結標(あの雑魚空間移動能力者、無駄に話伸ばすんじゃねえっつの!こっちは食道が限界なんだっつの!!)
672: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/13(日) 23:48:01.36 ID:jqTB8CQQ0
アケミ「うーん、あれ、涙子!?」

佐天「アケミ!おはよ!」

アケミ「る・・・いこ・・・うわーん怖かったよー」ダキッ

佐天「あっはは、アケミ甘えん坊だなあ。お姉さんにいってごらん♪」

むー「んー、むお、涙子ー!会いたかったぞー」グイ

佐天「むーちゃん、首決まってるギブギブ!!」パンパン


後藤「あれ・・・」

マコ「おはよ///」

後藤「ああ」

結標「おはよ、寝坊助さん」

後藤「サラシの姉ちゃん///」

マコ「後藤くん!」

後藤「んあ、なんだよマコチン・・・、あれ、姉ちゃんがいない・・・姉ちゃん!?」


結標「うえっぷ」オロオロ
冥土返し「またかね?」
673: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 00:00:40.02 ID:VKXIwUyC0
黒子「何だか最後の最後にどっと疲れましたの」

上条「?俺はめちゃめちゃ楽だったぞ?」

黒子「こっちの話ですの!」イライラ

木山「これで私もしばらくムショ暮らしか・・・。世話になったな、君たち」

上条「あ、そうだ!ムショに行く前にアンタに聞かなきゃいかねえことがあるんだ、木山先生!」

黒子(この男当初の目的本気で忘れてませんの?)

木山「何だ?私に答えられることならいいが・・・」

上条「完全記憶能力って、脳がパンクしちまうもんなのか!?」



幻想御手 後編(7月24日前半) 完

 次章 禁書目録(7月24日後半)に続く
717: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 07:23:05.84 ID:VKXIwUyC0
木山「・・・は?」

黒子「・・・」

上条「いや、あのですね・・・、実はちょっと困った事情がありまして・・・」

上条「知り合いが完全記憶能力の持ち主なんですけど、事情があって脳の15%しか使えなくて・・・」

木山「・・・」

黒子「・・・」

上条「で、今日の24時過ぎると脳の容量がいっぱいになっちまうらしいんですけど・・・なんかいい方法ないですかね?」

木山「・・・君は私を大脳生理学の専門家だと知った上で、馬鹿にしているのか・・・?」

上条「へ・・・いや!ホントに困ってるんですって!信じられないかもしれないですけど信じてください!」

黒子「・・・はぁ」

木山「・・・ふぅ。結論から言わせてもらうが、記憶に脳の10%も使うなんてことは、一生かかってもあり得ない」

上条「・・・へ?」

木山「どこの誰が君にそんなデタラメを吹き込んだかしらんがね」

上条「・・・・・・」

黒子「・・・もしかして・・・、そんな胡散臭い話を信じて、わ、私を泣かせたんですの・・・!?」ピクピク
718: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 07:34:25.78 ID:VKXIwUyC0
上条「・・・え、あの、その、いや・・・え・・・?」

黒子「・・・当麻さん、あなた高校生ですわよね?」

黒子「仮にも能力開発を主軸とするカリキュラムを受けておいて、脳の構造に関する基本的な常識もご存知ないんですの!?」

上条「あ・・・、あはは・・・、その、上条さんはそういう座学はあまり得意ではなくてですね・・・」

上条「・・・って、あの・・・く、黒子さん・・・?何故そんな涙目で今にも噴火しそうなくらい怒ってるんでせう!?」

木山「・・・私は色恋には疎い方だと思っていたが・・・、さすがに彼女に同情するな」

黒子「た・・・、単なるあなたの無知のおかげで心に一生残るような傷をつけられた私の身にもなってくださいまし!」

シュンッ、ゲシッ、シュン、ゲシッ、シュン、ゲゲシッ!!!

上条「がっ!ぎっ!ぐっ!!ふ、不幸だあぁ~~~~~~~~~~~!!!!!」
720: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 07:38:41.09 ID:VKXIwUyC0
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あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!



『俺は目の前に立っていた涙目でノーブラでボロボロの少女から

 両足で頭頂にドロップキックを3発食らっていた・・・』



な・・・何を言ってるのか わからねーと思うが

俺も何をされたのか分からなかった・・・



頭がどうにかなりそうだった・・・

ていうか頭に直撃っていうかもう慣れたと思ってたけどすげー痛かった・・・



夫婦喧嘩だとか『実家に帰らせていただきます』だとか

そんなちゃちなもんじゃあ 断じてねえ



もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

722: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 07:53:18.10 ID:VKXIwUyC0
上条「ってえ・・・!今までで最大級に痛かったぞ・・・!!」

黒子「当たり前ですの。木山先生とあの化け物との戦闘でこれだけボロボロだというのに、」

黒子「痛みも疲れも忘れるくらいぜんっりょくで蹴りましたの」

上条「はぁぁ・・・、何で俺の嫁さんはこんなにバイオレントなんだ・・・」

黒子「っ!よ・・・ヨメ・・・///」

黄泉川「おう、あんたら、ご苦労じゃん。木山春生は警備員で預かるじゃんよ」

上条「・・・あんた・・・、さっきは、おれが馬鹿だったけど、とにかくありがとな」

上条「これで、イン・・・知り合いを助ける目途がついた」

木山「別に問題ないさ。不出来な学生にわかりやすく教えるのも研究者の務めだからね」

黄泉川「・・・」

黒子「木山先生・・・」

木山「・・・そうだな、君たちには言っておこう」
723: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 08:02:09.91 ID:VKXIwUyC0
木山「私はあの子達を諦めた訳じゃない」

上条・黒子「「・・・」」

木山「もう一度最初からやり直すさ。理論を組み立てる事はどこでもできるからな」

木山「刑務所の中だろうと世界の果てだろうと、私の頭脳は常にここにあるのだから」

上条「・・・」ニッ

黒子「木山先s・・・」

木山「ただし」

木山「今後も手段を選ぶつもりはないぞ」

木山「気に入らなければその時はまた邪魔しに来たまえ」

上条「・・・ったく、こりねえ人だな、アンタも」フッ

黒子「任せてくださいまし。その時はまたお姉様たちと一緒に、全力で叩き潰して差し上げますわ」フフッ

木山「強いな、君たちは」

黄泉川「木山春生、幻想御手の頒布の容疑、ならびに公共物破損の疑いで拘束する」

木山「ああ」
727: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 08:53:53.70 ID:brEm94iOO
上条「さて…、うおっ、もうこんな時間かっ!!」

黒子「そうですわね。当麻さん、付き合わせてしまって申し訳ありませんの」ペコリ

上条「いや、それはいいんだけど。今後の展望が見えたし」

上条「それより、今すぐインデックスの元に行かなきゃいけないんだ!」

ゴソゴソ

上条「お、おい、何やってんだ、黒子!?あっ・・・///」

黒子「はぁ・・・、年中発情してますのね、あなたは。猫ですの?」フーッ

上条「やめろ、耳に・・・息を・・・///」

黒子「うふふっ、冗談ですの。・・・っと、ありましたわ。借りますわよ」

上条「ハァ、ハァ・・・、って、無線機が欲しいならそう言えよな!」

黒子「固法先輩、応答願いますの」ガッ

上条「無視かいっ!」

固法『白井さん!?ごめんなさい、警備員との連絡が忙しくて・・・!でもようやく一段落ついたから今から連絡しようと・・・!』ガガッ

黒子「構いませんの。それより・・・」

黒子「固法先輩、取り急ぎ現場に急行願いますの!!」
729: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 10:22:33.24 ID:brEm94iOO
上条「おい、いいのかよ黒子!?」

黒子「何がですの?」

上条「それって、職権濫用じゃないのか!?俺は一応無関係の一般人だぞ?」

黒子「はっ!あれだけ関わって活躍しておきながら、今さら無関係などとおっしゃらないでくださいまし」

黒子「それに・・・、あれだけ私を虜にしておきながら・・・///」ギュウゥッ

上条「黒子・・・///」

黒子「当麻さん・・・///」

アイトヨブノナラバソウデスノ-

上条・黒子「「!!」」

上条「お、おい、電話だぞ黒子・・・///」

黒子「そ、そうですわね!」アタフタ

ピ

初春『白井さん!無事だったら連絡くらいしてくださいよ!』

黒子「あっ、ごめんなさいですの・・・」

初春『もう、心配したんですからね・・・』プンプン
736: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 12:38:19.09 ID:brEm94iOO
黒子「それで、どういった用件ですの?まだ何か問題が!?」

初春『あっ、いえいえ、そんなんじゃないんです』

初春『実は、アケミさんとむーちゃんとマコチンの退院祝いをしようってことになりまして』

黒子「・・・」

初春『後藤くんも誘おうと思ったんですけど、いつの間にか病室からいなくなってたんですよね・・・、どこいっちゃったんでしょうか・・・?』

----------------------

結標「ヘクチン」

後藤「姉ちゃん、いくら夏だからってまだ夜は少し冷えるんだから、そんな露出狂みたいな格好してたら風邪引くぜ?」

結標「あら、じゃあ坊やが暖めてちょうだい?」

後藤「えっ・・・、ず、ずりーよ、姉ちゃん・・・///」

結標「うふふっ」

----------------------

初春『最初はファミレスでぱーっとやろうと思ったんですけど、まだ一応検査があるから退院が遅くなっちゃうんです』

初春『それで、女の子だけだし、佐天さんの部屋でパジャマパーティーをしようってことになったんですけど』

初春『もちろん白井さんも来ますよね?』
737: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 12:56:39.74 ID:brEm94iOO
黒子「・・・」

初春『白井さん・・・?』

黒子「・・・申し訳ありませんの。・・・まだ、やることが残ってますので今日は行けませんの」

上条「・・・」

初春『えっ?・・・でも固法先輩はもうやることはないからそのまま解散でいいって・・・』

黒子「・・・実は、先程の戦闘でケガをしてしまいまして・・・」

初春『えっ!?た、大変じゃないですか!じゃこれから病院に行くんですか!?』

黒子「いえ、そこまでの大ケガではありませんの」

黒子「ただ、体力の消耗も激しいですし、今日は大事をとって休みたいんですの」

初春『・・・そうでしたか。残念ですけど、しかたありませんね。どうかご自愛なさってください』

黒子「ありがとうございますの。初春もお疲れ様」

佐天『(えー、白井さん来ないの!?)』

黒子「・・・」

美琴『(初春さん、ちょっと貸して)』

初春『あっ、ちょっと御坂s・・・』
741: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 14:41:02.39 ID:Bbey1HEb0
美琴『黒子!あんたそんなに調子悪いの!?』

黒子「いえ、ただちょっと静養を・・・」

美琴『もう、みんな心配してるんだからね!』

黒子「申し訳ありませんの・・・」

美琴『あ、だったら、寮監に連絡して、繚乱家政の子派遣してもらおっか?』

黒子「え・・・?」

美琴『病院に行くほどじゃないんだろうけど、ケガの手当てはさすがよ。絶対受けたほうがいいって!ね、そうしよ、くろk!』

黒子「必要ありませんの!!」

美琴『!?・・・く、黒子・・・!?』

黒子「・・・あ・・・、いえ、それより寮監に連絡などとったらお姉様のほうが強制的に帰らされるんじゃありませんの・・・?」

美琴『あ・・・、うんと・・・、それなんだけどね、今私たち風紀委員の仕事の手伝いって事で、門限遅くしてもらってるの』

黒子「それでもさすがにパーティーは・・・」

美琴『実はそれがね、許可されてるの。幻想御手事件の犠牲者には心のケアが必要だって』

美琴『寮監も意外と理解あってね、もう別人みたいだった、あははっ!意外と優しいところあるんだよね、あの人も』

黒子「・・・そうだったんですの・・・」
742: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 14:56:14.04 ID:Bbey1HEb0
美琴『でもね、ホントのこと言うとね、黒子・・・』

黒子「・・・?」

美琴『私、アケミさんたちよりも、黒子を一番ねぎらってあげたかったんだ』

黒子「!!」

美琴『もちろん寮監に言った言い訳をただの口実にしようと思ってるわけじゃないのよ』

美琴『ただ、今回の事件で、初春さんも佐天さんも・・・、それに私も、それぞれ欠かせない大事な役割を果たしたと思う』

黒子「・・・」

美琴『誰か1人かけたらこの作戦は成功しなかったんじゃないかって、なんか不思議な感じなのよね』

黒子「・・・そうですわね・・・」

美琴『でも一番きつくて、重要な仕事を立派にこなしたのはやっぱり黒子・・・、あなただと思う!』

黒子「!」

美琴『きっと初春さんも佐天さんも心の中ではそう思ってるはず。黒子に会いたい、みんなでお祝いしたいって・・・!』

美琴『黒子がいないとね、何だか主役がいないみたいな感じなんだ・・・』

黒子「・・・お姉様・・・」

美琴『・・・あ・・・、ご、ごめんね!休みたいのにこんなこと言って・・・黒子には無理してほしくないの。だから、遠慮せずに休んで』
743: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 15:11:41.48 ID:Bbey1HEb0
美琴『むしろね・・・、これは、黒子がよかったらの話なんだけど・・・』

黒子「?」

美琴『繚乱の子がいやだって言うなら、そ、その・・・私がパーティー抜けて手当てしてあげたいなって・・・///』

黒子「!!」

美琴『わ・・・、私だって一応黒子のルームメイトなんだし、こういう時ぐらい黒子のために何かしてあげたいなって・・・』

黒子「いけませんの。お姉様は私のことなど気にせず、楽しんでこられた方が黒子も嬉しいですわ」

美琴『ううん、パーティーだってね、別に今日しかできないってわけじゃないんだし・・・、だから黒子・・・、どう、かな?』

黒子「うぅ・・・」

黒子(私は何故迷っていますの?ほんの1週間前だったらお姉様の看護と聞いただけで卒倒ものでしたのに・・・)

黒子(お姉様も初春も佐天さんも・・・、本当に私のことを思ってくれてますのね・・・それなのに私は・・・)

黒子(いえ・・・、だからと言って当麻さんを放ってはおけませんわ・・・)

黒子(当麻さんが一度だけ私に見せたあの絶望の表情・・・私・・・どうしても忘れられませんの・・・)

黒子(もしここで当麻さんと離れてしまって、それが原因でその絶望がゆるぎないものになるとしたら・・・)

黒子(私・・・、一生自分を許せませんの・・・)

黒子「お姉様・・・、お姉様の心優しい言葉、黒子の心に深く響きましたわ。ですが・・・」
750: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 15:48:35.50 ID:Bbey1HEb0
上条「・・・」イライラ

上条「おい黒子、さっきからなにウジウジしてんだよ、御坂のところ行ってやれよ」

黒子「!!とうまさん!?・・・あっ・・・」

美琴『・・・とう・・・ま?とうまって、え?何、黒子あんたアイツといるの?』

黒子「・・・あ、あ、お、お姉様、これはその・・・」

美琴『何、どういうこと?あんた私たちの打ち上げには参加したくないし、私と寮の部屋で二人になるのも嫌・・・』

黒子「・・・あ・・・あ・・・」

美琴『そんなにそいつと一緒に居たいの!!?』

黒子「お、お姉様、落ち着いてくださいまし、これには訳が・・・」

美琴『ああそう、訳ね、わ・け。どうせ一緒に戦って愛でも芽生えちゃったんでしょ!!!』

黒子「お姉様・・・そんな言い方・・・」

美琴『気に障った?私は謝らないわよ!これだけみんなあんたのこと思ってるのに、』

美琴『アンタは自分が良ければいいんでしょ!?私たちのことなんか頭にないんでしょ!!!』

上条「おい御坂、お前何言ってるのかわかってんのか!!?」

美琴『うっさいわねえ!!アンタには関係ないでしょ!口出さないでくれる!!!?』
755: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 17:08:13.45 ID:TpdLofFN0
上条「御坂・・・」

黒子「・・・」

美琴『・・・ごめん、言い過ぎた』グズ

黒子「・・・」

美琴『ごめんね、邪魔しちゃって。寮で待ってるね』ズズ

黒子「お姉様、一つだけ聞いていただけますの?」

美琴『・・・うん・・・っく・・・、いいわよ。何?』

黒子「今日幻想御手事件を解決できたのは、お姉様の言うとおり、関わった方全てが最善に向かって動けたからですわ」

美琴『・・・うん』

黒子「私は決して、自分が重要な役割を担ったとは思っておりませんの」

美琴『・・・』

黒子「皆さんとともに戦ったこと、みんなで力を合わせて・・・最良の結果を出せたことを、黒子は誇りに思っていますの」

美琴『・・・そうね』

黒子「これからも・・・よろしくお願いしますの、お姉様」

美琴『・・・・・・っ、・・・切るね、黒子』ツー、ツー
756: また落ちます ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 17:28:20.15 ID:TpdLofFN0
黒子「・・・・・・、お姉様・・・」

上条「御坂・・・、何であんなにムキになって・・・」

黒子「当麻さんは、その理由に心当たりはありませんの?」

上条「え・・・、俺?・・・いや・・・・・・」

黒子「・・・本当に、鈍感ですのね。・・・お姉様は・・・お姉様は・・・ずっと当麻さんのことが・・・!」

上条「黒子・・・!」ガシッ

黒子「す・・・むぐっ」

上条「・・・」ギュゥッ

黒子「ん・・・っん・・・」プルプル

黒子「はぁ、はぁ・・・、いきなり何をなさいますのっ!?」

上条「・・・いいんだ、無理して言わなくても・・・」

黒子「・・・当麻さん・・・でも・・・」

上条「お前だけがつらい思いをすることはない」

上条「お前が今後また、自分の心を抉ろうとするのなら・・・」

上条「そんな穴、何度でもさっきみたいに俺が塞いでやる」
763: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 19:04:50.07 ID:wZEfHRIJ0
黒子「・・・大丈夫ですの、当麻さん」

上条「無理は・・・してないな?」

黒子「ええ、いきなりでちょっとびっくりしただけですの」

黒子「お姉様は、必ずわかってくれますの」

上条「黒子・・・」

黒子「私、当麻さんのことが好きですの。当麻さんのことを信じてますの」

黒子「でも、当麻さんが私の全てというわけではありませんの」

上条「・・・」

黒子「お姉様と過ごした時間は、当麻さんと過ごした時間の、何倍、いえ、何十倍という長い時間ですの」

黒子「それだけ、お姉様という存在は私の中に染みついていますの!」ジワッ

黒子「私、お姉様のことだって、当麻さんと同じくらい好きですし、同じくらい信じてますの!!」ブワッ

黒子「もう、とっくに切って離せる関係ではなくなってしまっているんですの!!!」ツー

上条「黒子・・・」

黒子「当麻さんが私の右半身であるならば、お姉様は私の左半身ですの」

黒子「二人の異なる私は、それでも片方だけでは生きていけませんの!!」
766: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 19:22:52.60 ID:wZEfHRIJ0
上条「その言葉・・・いつか御坂に届くといいな」

黒子「言葉は違えど毎日言ってますの!」

上条「御坂は半分じゃ足りないんだろきっと」

黒子「え?」

上条「それまでお前の愛情を一身に受けてきたのが半分になってみろ、娘を嫁に出す親の気持ちだぞ」

黒子「・・・」ムスッ

上条「な、何だよ黒子、そんな顔して・・・」

黒子「いったいどの口がそんなことほざきますの」ギロ

上条「へ?」

黒子「あなたという男は・・・、いっそ女のいない世界でいっぺん死んで来いですの!」シュンッ

上条「ふっ、いつまでも同じ手に引っかかると思うn・・・」ゲシ

黒子「回し蹴りですの」パンパン

上条「ぐ、ぐはぁ」ドサ
767: またID変わるか落ちる ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 19:35:01.91 ID:wZEfHRIJ0
ツー、ツー、ツー

美琴「・・・うっ・・・えぐっ・・・」

佐天(あちゃー)

初春「御坂さん・・・」

美琴「・・・ごめん・・・ね・・・」

初春・佐天「「!?」」

美琴「・・・ごめんね、黒子・・・ごめんね・・・」

初春「・・・御坂さん・・・?」

美琴「私・・・黒子のこと、大好きなのに・・・、ほんとに妹みたいに思ってるのに・・・!」

美琴「どうして私、素直になれないんだろ・・・」グス

初春(み、みさかさん・・・またもらい泣きしちゃいますぅ・・・)グジュ

佐天(ああ、やばい・・・あと30分もしたらアケミたち来るのに・・・!)

佐天(何とか空気を変えないと・・・!えっと・・・あっ!)

佐天「そ、そうだ御坂さん、どうせならこの間話してくれたあの人も呼びましょうよ!!」

美琴「え?」
772: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 21:36:34.07 ID:brEm94iOO
ピンポーン

佐天「はーい」ガチャ

姫神「よばれて。とびでて。じゃじゃじゃじゃーん」
佐天「・・・あ、あの、姫神さん・・・、ですよね・・・?」

姫神「そう。巫女の姿で世間を欺く。しかして真実の姿は美少女魔法戦士。その名は。姫神秋沙」スチャッ、ビリビリ

佐天「」

姫神「みこちんの。乙女心のピンチに。駆けつけた次第」

佐天(みこちん・・・?もしかして・・・、いや、もしかしなくても御坂さんのことか)

佐天「さ、さあどうぞ中へ。御坂さんが待ってますよー」

姫神「うむ。かたじけない」

佐天(格好も言動もアイテムも全て規格外・・・!これが一夜で御坂さんと打ち解けた『あいさ先輩』・・・!恐るべし!!)

佐天(ていうか『アイテム』っておかしくない!?)
ガラッ

姫神「みこちん。久しぶり」

美琴「秋沙先輩!わざわざきてもらってありがとうございます!」
774: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 22:08:40.93 ID:brEm94iOO
美琴「いやー、あれからもう1週間近く経つんですねー。秋沙先輩と一緒に戦ったのが昨日のようですよー!」

姫神「あの興奮は。未ださめやらず。私の奥底をくすぶり続けている」

初春(戦った!?どんなhotな関係なんですか!!?)

初春「えっと・・・、姫神先輩は御坂さんとはどんな関係なんですか・・・?」

姫神「一夜にして意気投合。マブダチ」

初春「へ、へぇーっ」

初春(ほんとに必要なこと以外喋らない人だなあ・・・)
775: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 22:15:46.79 ID:brEm94iOO
姫神「そういう。あなたは」

初春「は、はい!柵川中学2年、初春飾利です!風紀委員第177支部所属です!」

姫神「・・・」ジーッ

初春(む・・・無言のプレッシャー・・・!!)ドキドキ

姫神「・・・お・・・」

美琴・初春・佐天(((・・・お・・・!!?)))
姫神「・・・お花。かわいい///」ナデナデ

初春「えへへ///」

美琴・佐天「「」」

初春「そういう姫神先輩も、巫女服すごくキュートです!!」

美琴「そうよね!私なんて初めホントに巫女さんかと思っちゃった!」

初春「私もですよー!!」
姫神「やめて。照れる///」

佐天「普通に照れてる!?」
778: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 23:31:15.93 ID:VKXIwUyC0
佐天(御坂さんや初春さんは普通に会話が通じてる・・・)

佐天(私だけが置いてけぼり・・・!?)

佐天(つまり、このままでは『無能力者』と『コミュ障』のダブル不名誉レッテルを貼られることに・・・!!)

佐天(でも今更どうしよう・・・もう楽しそうな流れができちゃってるし、私なんかいなくても・・・)

『人は誰でも、自分の中に限界を決めてるの』

佐天(限界・・・かぁ。結局、そんなの、確かに自分で決めてるだけだよね)

『あなたは何をしたいの?そのために、何を超えたいの・・・?』

佐天(みんなに・・・、特に今は御坂さんに元気をあげたい・・・!)

佐天(そのために、超えるものは・・・!!!)

佐天「今更だけど、初めまして。この部屋に住んでる、佐天涙子って言います」

佐天「初春とはクラスメイトで、あ、でも私は無能力者だけど・・・、毎日みんなと楽しく過ごしてます!」

姫神「・・・」

佐天(来た来た・・・!この無言のプレッシャー・・・!!でもこの後には必ず何かを言われる・・・!!!)

姫神「・・・お・・・」

美琴・初春・佐天(((・・・お・・・!!?)))
779: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/14(月) 23:43:25.74 ID:VKXIwUyC0
姫神「お茶。美味しい」ズズー

美琴・初春・佐天「「「」」」

佐天(かんっぺきにスルー!!!?)

佐天(あれ、おかしいな、何か目が熱いような・・・)ジワッ

佐天(私、何か、失敗したのかなぁ・・・うぅ)

『そう、いつか。今超えなきゃだめだ、と思うと、尻込みするでしょ。だから、『いつか必ず超える』って』

佐天(あれ、おかしいな、何でこんなセリフ思い出すんだろう)

『・・・『いつか必ず超える』って』

佐天(・・・もしかして、タイミングミスった?『いつか』ってそういう意味!?)

佐天(今やるべきじゃなかったって事・・・!?)

佐天(でもおかしいよね・・・、どんな物語でも師匠の話の回想シーンが出てきたら勝利フラグなのに・・・!)

佐天(うわー、何か私もしかして自分に酔ってた!?チョー恥ずかしい!!)アタフタ

初春「?佐天さん?さっきから何一人でもぞもぞしてるんですか?」

姫神「・・・よろしく。佐天さん」

佐天「遅いわっ!!!!!」ビシッ
781: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 00:01:13.84 ID:zOodeUlh0
姫神「ナイス。ツッコミ。あなた。才能ある。私と。コンビ組まない?」

佐天「そんな毎回ドキドキハラハラして心の底から疲れるような漫才はごめんです!!!」

美琴「時々思うけど、秋沙先輩ってドSですよねー」

初春「佐天さんは純粋な子なので、あまりいじめちゃダメですよー?」

姫神「そこが。かわいい」

美琴「あっはっはっはっは、もう秋沙先輩ひどすぎですよー」

初春「でもよかったですね佐天さん、姫神先輩とおしゃべりできて」ニコッ

佐天「あ・・・う、うん///」

姫神「やっぱり。かわいい」

佐天「も・・・もう!///」

美琴「ふふふっ」

初春「あははっ」

佐天(不思議な人だなぁ・・・。さっきまでの雰囲気が嘘みたい・・・。『みんなに元気をあげる』って、こういうことだったんですね・・・)

佐天「姫神先輩、尊敬します!」

姫神「?」
784: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 00:47:03.54 ID:zOodeUlh0
姫神「・・・それで。みこちんの乙女心の。ピンチとは」

美琴「ああ、もうなんかどうでもよくなっちゃった。ちょっと人間関係でね」

姫神「人間関係?」

美琴「そう。後輩・・・っていうか、・・・親友、とね、喧嘩しちゃったの」

美琴「もう絶交って思ってた。・・・でもね、私が馬鹿だったの」

美琴「あの子のいうことロクに聞きもしないで、勝手に決めつけて・・・」

美琴「こんなんじゃ、私が愛想尽かされちゃうよね・・・はぁ」

姫神「・・・」

姫神「切れる人間関係なんて。ない」

姫神「切れるとしたら。それは。どちらかが死ぬとき」

美琴「秋沙先輩、それはさすがに極論すぎじゃ・・・」

姫神「そうかも。でも私は。それしか知らない」

姫神「私のチカラが。そうやって。たくさんの関係を。切った」

佐天「!!姫神先輩の能力って・・・?」

姫神「知らない方が。いい。あなたたちには。あんな光景を。知ってほしくない」
785: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 00:58:14.72 ID:zOodeUlh0
姫神「生きている限りは。どんな関係でも。作り直せるかも。しれない」

姫神「でも。死んだら。絶対に。無理」

初春「姫神先輩・・・」

美琴(秋沙先輩・・・どれだけ悲しい道を歩いてきたんだろう・・・)

姫神「だから。生きていることが。私は。好き」ニコッ

美琴・初春・佐天「「「・・・!」」」

姫神「あなたたちに。会えた。また新しい人間関係が。できた」

姫神「それが。私の。宝物・・・」

美琴(秋沙先輩・・・)

佐天(姫神先輩・・・)ジーン

初春(うぅっ・・・うっ・・・)ウルウル

ピンポーンピンポーンピンポーン!

美琴・初春・佐天「「「!!!!!」」」

姫神「?」

アケミ「涙子ー、きったよー!」
786: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 01:09:09.16 ID:zOodeUlh0
ガチャ

佐天「もうビックリしたー。心臓止まるかと思ったじゃない!」

アケミ「あれ、4人もいるじゃん!物音ひとつしないからさ、もう寝てんのかと思ったよ」

マコ「あー、すっごい綺麗なお姉ちゃん!」

美琴「!」ビクッ

むー「むおー、すっげー、この世のものとは思えねーなぁ!」

美琴「・・・そ、そんな・・・///」モジモジ

アケミ「ホントだ!でもなんで巫女服なの?」

美琴「」

-----------------------

佐天「事件解決&退院おめでとー!カンパーイ!!」

『カンパーイ!!』カチャンカチャン

むー「涙子ー、愛してるー」ワーイ

佐天「酔っ払いかお前は!」ガヤガヤ

・・・パジャマパーティーの夜は賑やかに更けてゆく・・・
787: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 01:23:32.79 ID:zOodeUlh0
上条「いってぇ・・・、何だ元気じゃねえかよ・・・」

黒子「ふふっ、あなたのおかげですわ」

上条「心配して損したぜぇ」

黒子「あら、心配してくださったんですの?」

上条「ああ、そりゃな。だってお前は俺の・・・」

黒子「?私は当麻さんの・・・何ですの?」

上条「・・・なあ黒子」

黒子「はいですの」

上条「お前に言ってなかったことがある」

黒子「あら何でしょう。何故かドキドキしますわ」ワクワク

上条「・・・その・・・何だ・・・、今更なんだが」

黒子「ええ」ニコニコ

上条「好きだ」
790: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 01:32:37.36 ID:zOodeUlh0
黒子「・・・ふっ・・・」

黒子「ふふふふふ、あははははは」

上条「っく、あっははははははは」

黒子「何ですのそれは?サイッテーな告白ですわねっ」

上条「いや、だって、お前のほうはさっき流れで言ってたじゃねえかよっ」

黒子「何ですのそのいい方?まるで私が重みもなく言ったみたいじゃないですの」

黒子「私があの時どれだけ心を痛めていたかわかってますの?」

上条「ごめん、冗談ですよ。嬉しかったぜ!」

黒子「何をおっしゃってますの?忘れるほど聞き流してたくせに」

黒子「・・・はぁ、もういいですわ」

上条「・・・すまねえ」

黒子「それで、続きはありませんの?」

上条「ああ・・・」

上条「付き合ってくれ」キリッ

黒子「ええ、喜んで」ニコッ
793: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 01:47:38.11 ID:zOodeUlh0
黒子「はぁ・・・」

上条「恋人になった第一声がそれですか黒子さん」

黒子「だって何も変わらないじゃないですの」

上条「うぐっ・・・確かにそうかもしれないけど」

黒子「全く、もう少しはロマンチックにしてくださってもよろしいのに」

黒子「・・・でも、まぁ」

上条「?」

黒子「わ、わかってはいても、言葉で言われるのはまあ嬉しいことですわね」プイ

上条「そうか、よかった」ニカッ

上条「何度でも言うぜ、好きd・・・むぐっ」

黒子「ダメですの、1回あたりの濃度が下がりますの」

上条「ぷはぁ・・・、わかったよ・・・。・・・なあ黒子」

黒子「何ですの?」

上条「すk・・・」シュンッ、ゲシゲシゲシゲシッ、ドサッ

黒子「・・・学習してくださいですの。それともMですの?」
796: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 02:04:23.55 ID:zOodeUlh0
アイトヨブノナラバソウデスノー

ピッ

黒子「はいこちら白井」

固法『渋滞に嵌っちゃって・・・あと5分だけ待ってもらえる?』

黒子「了解ですの」ピッ

黒子「あと5分で固法先輩が到着しますの」

上条「固法さん?・・・ああ、そっか・・・、ん、あれ?」

黒子「どうかしましたの?」

上条「固法さん呼んだときって、無線だったよな」

黒子「そうですわね」

上条「しかも俺の無線機をわざわざ取り出して」

黒子「仕方ないじゃありませんの。私の備品は一瞬で灰に・・・」

上条「そういう話じゃない」

黒子「は?」

上条「お前なんで最初から携帯使わなかったんだ?」
797: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 02:11:40.29 ID:zOodeUlh0
黒子「!?」

上条「なあ」

黒子「そ、それは・・・」

上条「それは?」

黒子「わ、忘れていただけですの、携帯の存在を」

上条「ホントは?」

黒子「ほ、ほんとですのっ!」

上条「ふぅ・・・ほんとは俺のポケット弄りたかったんだろ?」

黒子「・・・っ、・・・ちがっ」

上条「こんな風にさ」

黒子「あ、だ、ダメですのっ・・・///」

上条「耳にフーッってしちゃったりしてさ・・・」フーッ

黒子「ひゃ、ひゃうぅ・・・///」

上条「なあ、黒子、白状しろよ」レロッ

黒子「いぃ・・・!そ、そう・・・ですのっ・・・!!」ビクンビクン
801: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 02:24:09.60 ID:zOodeUlh0
上条「なんだって?」

黒子「と・・・、当麻さんのあちこち触りたかったんですのっ!!」

上条「よく言えました」

黒子「でも・・・い、一番いいのは・・・」

上条「一番いいのは?」

黒子「ゅぅ・・・て・・・」

上条「ん?」フーッ

黒子「にゃぅ・・・その・・・ぎゅうっ・・・てしてもらう・・・ことですの」

上条「かわいいな、黒子」ギュウッ

黒子「あ、ああ、あああっ、黒子は・・・、黒子は・・・、幸せですのぉっ!!」ギュゥ

上条「はぁ、黒子・・・!黒子・・・!」ギュウウゥッ

黒子「と・・・当麻さん、当麻さん!!」ギュウゥッ

上条「かわいいよ・・・黒子・・・」スリスリッ

黒子「!?ひゃっ・・・、ひゃうぅっ!!!!」ビクン

上条「?」
802: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 02:38:18.46 ID:zOodeUlh0
黒子「と・・・、当麻さん!!あ・・・、あまり・・・擦らないで・・・!」

上条「どうして・・・?」スリスリ

黒子「・・・ぅれて・・・」

上条「ん?」レロ、ジュリュジュゥッ

黒子「いあぁ、耳に舌をぉぅっ・・・ん、んんぅっ!!」ビク

上条「何がダメなのか言ってごらん」

黒子「・・・ら・・・が・・・ぁぃ・・・から・・・」

上条「うんん?」

黒子「ぶ・・・ブラがないから擦れてぇっ・・・」

上条「でもぎゅうってしてスリスリしてほしいんじゃなかったのか?」

黒子「でも・・・敏感すぎて・・・やぁ・・・」ガクガク

上条「黒子・・・チュ・・・ジュル・・・」

黒子「ん・・・ジュリュ・・・ほう・・・ん・・・まはぁん・・・ジュジュウゥ」

黒子「ぷはぁ・・・はぁ・・・当麻・・・さん・・・」ギュウッ

上条「はぁ・・・、黒子っ・・・」ギュウゥッ
803: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 02:50:00.28 ID:zOodeUlh0
ブロロロロロロ

上条「タイムオーバーだな・・・」

黒子「はぁ、はぁ、5分で・・・、イかされるところでしたの・・・はぁ」

上条「・・・」ガシッ

黒子「・・・うんん!?ンジュ・・・ムジュリュ・・・むうん・・・はぁ・・・はぁ・・・」

上条「ぷふぁ・・・」

黒子「も、もう、固法先輩が・・・み、見えてますの」

上条「見えなきゃいいのか・・・?」サワッ

黒子「い・・・いゃぁ、お、おしりはぁ・・・はぁ・・・」ガクガクゥ

上条「こら・・・!ちゃんと立ってないと気づかれるぞ・・・!?」

上条「・・・?あれ・・・」ヌチュ

黒子「い・・・いぃ・・・擦ったらぁ・・・」ヌッチュニュッ

上条「・・・」フーッ

黒子「ひゃむっ!!」

固法「お待たせーっ・・・、ん?」
810: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 03:53:49.77 ID:zOodeUlh0
黒子「はぁ、はぁ、はぁ・・・///」

固法「白井さん!?大丈夫!?」

黒子「はぁ、はぁ、だい・・・じょうぶ・・・ですの・・・」ハァ、ハァ

黒子「固法・・・先輩・・・早く・・・当麻さんを・・・目的地に・・・」ハァ、ハァ

固法「白井さん?あなたはどうするつもりなの・・・!?」

黒子「先輩・・・たちを・・・後から・・・追いかけ・・・ますの・・・」ハァ、ハァ

上条「何言ってんだ黒子!そんなの許すわけないだろ!!」

黒子「!!?」ハァ、ハァ

固法「上条くんの言う通りよ!白井さんは早く帰って休みなさい!」

上条「固法さん、こいつの演算能力が下がっているうちに・・・早く出してください!」

上条「こいつ回復したら、ほんとに追ってきますよ!」

黒子「とう・・・まさん・・・?いったい・・・何を・・・いって・・・ますの・・・?」ハァ、ハァ

固法「わかったわ。行くわよ。捕まりなさい!」

ブロロロロロロ・・・

黒子「・・・うそ・・・ですわよね・・・?とうま・・・さん?・・・とうま・・・さん・・・!?」ハァ、ハァ
811: もう寝るかも・・・ ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 04:06:06.43 ID:zOodeUlh0
ブロロロロロロ・・・

上条「黒子・・・すまん・・・!」

固法「・・・やっと男らしいところ見せたじゃない」

上条「やっぱり・・・気づいてましたか・・・」

固法「ええ、演技がダサ過ぎ。でも気持ちだけはよくわかったわ」

上条「俺がこれから目指す場所は・・・本当に危険なんです・・・!」

上条「万が一にも黒子を巻き込むわけには・・・!」

固法「はあぁ、私まで悪役になっちゃったじゃない」

上条「固法さんが聡い方で助かりました」

固法「・・・」

上条「・・・」クルッ

固法「・・・もう追ってはこれないわ。完全に森林区域に入ったもの」

上条「・・・固法さんは・・・、俺を助けるなんて言わないですよね・・・?」

固法「まさか。命を懸ける理由なんてないわ」

上条「・・・それを聞いて安心しましたよ」
829: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 13:37:29.03 ID:zOodeUlh0
初春「はいはいはーい、もうgdgdになってきましたから解散しましょー!」

美琴「・・・そうねー」

佐天「うぉ、もーこんな時間じゃん!もう終わりね!帰った帰った!」

むー「えー、涙子ぉー、もっといちゃいちゃしよーよぉー」

佐天「何なのこいつウザったいっ!離れろ、はーなーれーろっ!!」

アケミ「あっはははは、じゃあこいつ連れてくよ涙子、こらむーちゃん!」ベシッ

むー「むあうぅっ!やだやだ、もっと涙子と一緒に居るんだぁー」

アケミ「はいはい。それじゃ涙子、またねー。今日はほんとありがとー!!」

マコ「クスクスッ、うん、すごく楽しかったよ。なんか入院して得した気分かも」

初春「ダメですよ、そんなこと言っちゃ!みんなホントに心配したんですからね」

マコ「そうよね。ごめんなさい。じゃあまたね」

姫神「お邪魔。しました。楽しかった。みこちん。初春さん。佐天さん。またどこかで」

美琴「秋沙先輩!わざわざ来てくれてありがとう!またねー!」

初春「姫神先輩、ありがとうございました!」

佐天「姫神先輩!一生ついて行きますからねっ!!!」
830: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 13:53:16.04 ID:zOodeUlh0
美琴「・・・ふぅ・・・、今日はほんといろいろあって疲れたわねー」

佐天「御坂さんも、さすがにそろそろ帰らないと寮監にどやされるんじゃないですか?」

美琴「・・・そーよねー・・・はぁ・・・」

初春「でも、佐天さんの提案が大当たりでビックリしました!」

初春「まさか姫神先輩があんなに面白い人だったなんて!」

佐天「あはは、最初はすごいいじめられたけどね・・・」

佐天「さ、御坂さんも、お疲れ様でした!今日は早く休んだ方がいいですよ!」

美琴「・・・ええ・・・、あの部屋に・・・帰るのよね・・・黒子との思い出が染みついた・・・あの部屋に・・・」

初春「御坂さん・・・」

佐天「・・・、御坂さん、いつまでも引きずってないで仲直りすればいいじゃないですか!いつもの御坂さんらしくないですよ!」

初春「・・・さ、佐天さんの言う通りですよっ!白井さんは御坂さんのことが大好きだから、きっとわかってもらえます!」

美琴「佐天さん、初春さん・・・」

佐天「さ、さっさと電話して仲直りしちゃってください!私たちも応援しますからっ!」

美琴「・・・う、うん!私、やってみる!」

プルルルルル・・・
835: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 15:23:05.07 ID:zOodeUlh0
黒子「・・・うっ・・・・ひっく・・・」

黒子(・・・もう・・・見つかりませんの・・・)

黒子(・・・空間移動で探りましたけど・・・私がまともに演算できるようになったときにはもう・・・)

黒子(・・・私・・・当麻さんに・・・捨てられたんですの・・・?)

黒子「・・・えぅっ・・・グスン・・・っ・・・」

黒子(でも・・・、「好きだ」と言ってくれた時の目・・・、「付き合ってくれ」と言ってくれた時の顔・・・)

黒子(いつものようにとてもまっすぐで・・・黒子は疑いもしませんでしたの・・・)

黒子「・・・うぅ・・・ズズッ・・・はぁ・・・」

黒子(・・・でも・・・そのあと・・・いろいろと触られたり・・・///)

黒子(・・・あれは・・・私を突き放すため・・・?)

黒子(当麻さんが・・・私を騙したって・・・いうんですの・・・?)

黒子(もう・・・わけが・・・わかりませんの・・・)

アイトヨブノナラバソウデスノー

黒子「・・・うぐっ・・・うぅっ・・・?・・・ひっく・・・おねえ・・・さま・・・?」

美琴『もしもし、えっと・・・・・・くろ・・・こ・・・?・・・あんた・・・泣いてるの?』
836: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 15:47:03.98 ID:zOodeUlh0
初春・佐天「「!?」」

美琴「黒子・・・!?」

黒子『お・・・お姉様ぁ!おねえさまぁぁ・・・!!』

美琴「・・・黒子・・・あんた、今どこにいるの!?」

黒子『ぐすっ・・・まだ・・・事件現場ですの・・・』

美琴「!・・・今・・・1人・・・なのよね・・・?」

黒子『うっ・・・えうぐっ・・・そ・・・うです・・・の・・・っ・・・』

美琴「わかったわ。今は何があったかなんて聞かない」

佐天「・・・」ニッ

初春「・・・」ニコッ

黒子『うぐっ・・・おねえ・・・さま・・・?』

美琴「そこから動くんじゃないわよ!」ピ

美琴「初春さん、佐天さん・・・」

初春・佐天「「はいっ!」」

美琴「今から黒子を助けに行くわよ!!」
838: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 16:07:30.99 ID:zOodeUlh0
ピッピッピッ

初春「大至急このポイントまでお願いします!」

運転手「えーと・・・ん!?無理だよ!ここ爆発事故があって前後2kmは封鎖されてるよ!」

初春「それでもお願いします!できるだけ近くまでお願いします!」

運転手「困ったな・・・そんなこと言われても・・・」

佐天「ねえ初春、この高架の下通ってる農道ならいけるんじゃない?ちょっと歩くけど」

初春「あ!ほんとだ!佐天さんありがとうございます!!ここまでお願いします!!」

運転手「・・・わかったよ。シートベルト締めてね」ブウゥゥン・・・

佐天「でもどうやって高架の上に登るの?」

美琴「私に任せて!高架道路の支柱はだいたい鉄筋よ!」

佐天「あ、そっか!さすが御坂さん!」

初春「そうですね・・・!あれ・・・?」

美琴「どうしたの、初春さん?」

初春「い、いえ、気のせいでした、あはは・・・」

初春(今すれ違った二人乗りのバイク・・・固法先輩のに似てたなぁ・・・)
844: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 16:47:12.32 ID:zOodeUlh0
上条「23時57分・・・!もう少し速くなんねえのかよ固法さん!!」

固法「あなた私には催促しかしないのね・・・!!これ以上は危険なの・・・!!!」

上条「頼むよ・・・間に合ってくれっ!!」

固法「第7学区に入ったわ・・・!?あれ・・・!?」

上条「どうかしたのか!?固法さん!?」

固法「いえ・・・ごめんなさい、気のせいだったみたい・・・」

上条「勘弁してくれよ・・・!」

固法(今すれ違ったタクシーの助手席・・・初春さんのように見えたけど・・・気のせいよね・・・?)

上条「あそこだ!あのボロアパート!!」

固法「あの一棟だけ歴史を感じさせる建物ね・・・了解!!」

ギィッ

上条「・・・!?おいっ!アイツら、もう小萌先生の部屋に入ってくじゃねーか」

固法「お願い上条くん、落ち着いてっ!!!」

上条「くそ、くそくそくそくそくそくそぉ!!インデックスに触るんじゃねえ!!!」

バタン
845: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 16:56:09.28 ID:zOodeUlh0
運転手「この辺でいいですか?」オソルオソル

美琴「いいわ!カードで!!」

運転手「はい」ピッ

美琴「行くわよ!」ダッ

初春・佐天「「はいっ!!」」ダッダッ

運転手「」ポカーン

-----------------------

美琴「登るわよ!二人は私の両手に掴まって!絶対に離すんじゃないわよっ」

初春「はいっ!」ガシ

佐天(ホントにこの垂直な柱登るの・・・!!?怖い怖い怖いこw・・・!)

美琴「佐天さん!」

佐天「は・・・はいっ!!」ギュウッ

美琴「行くわよ・・・ふんっ!!!」

初春「うわぁぁ・・・浮いてますぅっ・・・!」

佐天(ぎゃああああああっ!!!お、落ちそうっ!!!!)
846: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 17:05:43.08 ID:zOodeUlh0
上条「・・・・・・」イライラ

固法「上条くん、もう着くけど・・・最後に一つだけ教えて」

上条「!何ですか!?」

固法「・・・あなたは・・・白井さんについて、どう思ってるの?」

上条「!!」

固法「教えて」

上条「黒子は・・・俺の彼女です!!」

固法「そう」

キキーッ

固法「着いたわっ!」

上条「ありがとうございます、固法さん!」ダッ

固法「気を付けてね、白井さんの彼氏さん♪」

上条「・・・!はい!俺はあいつに謝るまでは死ねませんからっ!!」

カッカッカッカッ

固法「・・・白井さん、よかったわね、素敵な人で」
847: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 17:19:37.24 ID:zOodeUlh0
美琴「どこ!?どこなの!?くろこぉーーーーー!!」

初春「白井さーん、どこですかぁー!?」

佐天「白井さー・・・!ん!?あそこ!あれじゃないですか!?」ダッ

美琴「黒子っ・・・!」ダッ

初春「白井さん!?」ダッ

佐天「白井さん、白井さん!目を覚ましてください!!」

黒子「」

美琴「!・・・気を失ってるみたいね・・・」

初春「すごいケガじゃないですか!!早く手当てしないと!」

美琴「・・・ばかっ・・・何が・・・大したケガじゃない・・・よ・・・!」ボソッ

初春「佐天さん、上着脱がすの手伝ってください!」

佐天「う、うん・・・!」

美琴「黒子・・・しっかりしなさいっ・・・」

黒子「う・・・うぅ・・・」

佐天「白井さん!?気が付いたんですか!?」
848: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 17:34:30.96 ID:zOodeUlh0
ガチャ、バァン

上条「はぁ、はぁっ・・・」

ステイル「ちっ、何の用だ!まだ邪魔したりないのか貴様は!」

上条(こいつらに脳の構造について説明する時間もないし、)

上条(俺にはこいつらを納得させられるほどの知識もない・・・!なら・・・!!)

上条「別れを・・・」

ステイル・神裂「「!!」」

上条「インデックスに・・・最後の言葉を・・・」

神裂「フウ・・・どうぞ」

ステイル「神裂!?正気か?こいつは得体のしれない能力の持ち主だ!!」

ステイル「僕らが目を離した隙にどんな妨害工作をしかけてくるか分からないぞ!!」

神裂「彼はインデックスの害になることはしませんよ」

神裂「とはいえ、あなたの事は、少々買い被り過ぎていたようです」

ステイル「10分だ!いいな!?」

バタン
853: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 17:53:59.76 ID:zOodeUlh0
黒子「うっ・・・あ・・・」

美琴「黒子・・・目が覚めたのね・・・おはよう」

黒子「お・・・ねえ・・・さま・・・?・・・お姉様・・・!!」ギュウッ

美琴「黒子・・・よく頑張ったわね・・・」ギュッ

黒子「お姉様ぁ・・・ぁ・・・」

美琴「落ち着いた?黒子?」

黒子「ええ、いきなり抱きついてすみませんでしたの」

美琴「ならそこに座って」

黒子「はいですの・・・おねえs・・・」

バチイィンッ!!!

黒子「・・・っ・・・ぁ・・・」

美琴「そんな体で、休みもしないで、今まで何やってたの!!!」

黒子「・・・すみませんでしたの」

美琴「ほんっっっっとうに心配したんだからっ!!!!」ジワッ

黒子「お姉様・・・」
854: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 18:10:07.80 ID:zOodeUlh0
上条(記憶の容量を縛り、1年ごとに消さなければならないように苦しませる魔術的な何か・・・)

上条(そいつがあるとしたら・・・、『頭』に近い場所だ・・・。普段人の目に触れない・・・)

上条(・・・インデックス本人も気付かないような・・・!)

ムニッ

禁書「んぁ・・・」スゥスゥ

上条「・・・あった!!!は・・・はははは・・・は・・・」

上条「・・・考えてみりゃ・・・、使い方次第で『世界をねじ曲げる』なんて危険なもんが・・・野放しにされるはずないよなあ・・・」

上条「・・・ガマンしてくれよ・・・インデックス・・・!」

ムニッニュニュッ・・・・・・ガッキイイィィィンッ!!!!!

上条「ぐぁっ!!」ドカッ

ノソッ

禁書「・・・警告」

禁書「Index-Librorum-Prohibitorum・・・第一から第三まで全結界の貫通を確認」

上条「イン・・・デックス・・・?」

禁書「10万3000冊の『書庫』保護のため・・・侵入者の迎撃を優先します」
855: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 18:26:39.93 ID:zOodeUlh0
美琴「・・・もういいわ。さ、早く帰りましょ」

黒子「・・・?この・・・包帯は・・・?」

初春「応急ですけど、私が手当てしておきました。きつくないですか?」

黒子「初春・・・ありがとうですの・・・」

佐天「さ、白井さんも帰って、飲みなおしましょう!」

美琴「佐天さんどれだけジュース飲むのよ・・・」

佐天「で、白井さんは上条さんにはフラれちゃったんですか?なら次は私が狙いますね・・・!」

初春「ちょ・・・佐天さんっ!!」

美琴「ねえ黒子・・・アイツと一緒だったんじゃないの・・・?どうしたの・・・?」

黒子「・・・」

初春「御坂さんまで!!白井さん、今日は忘れて帰りましょうよ!」

黒子「固法先輩と一緒にどこかに消えてしまいましたの・・・私を置いて・・・」

美琴・佐天「「固法先輩が!?」」

黒子「ええ、でも固法先輩は悪くありませんの。動けなかった私が悪いんですわ」

初春「・・・あれ、そういえば、第7学区から出るあたりで固法先輩のバイクとすれ違いましたよ?誰か後ろに乗せてましたけど・・・」
856: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 18:45:08.71 ID:zOodeUlh0
禁書「・・・警告。第三章第三節。『首輪』の自己再生は不可能」

禁書「対侵入者用の特定魔術『聖ジョージの聖域』を発動します」

キン!ドドドドドドドドドドドッ!

上条「ぐっ・・・!」ガキイイィィィィ・・・・・・

バンッ!

ステイル・神裂「「!!??」」

神裂「『竜王の殺息(ドラゴン・ブレス)』!!?」

ステイル「なっ・・・!どういうことだ!!」

神裂「そんな、なんであの子が魔術を・・・!」

上条「んなの見りゃ分かんだろ!」

上条「インデックスは魔術を使っている!お前ら『教会』に都合の良いウソを教え込まれてたんだよ!!」

ステイル・神裂「「!?」」

上条「一年おきの記憶消去もだ!」

上条「全部インデックスの脳に仕組まれた魔術が元凶だったんだ・・・!!!」


858: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 18:56:09.37 ID:zOodeUlh0
黒子「それは確かですの!?」

初春「え!?たぶん・・・ですけど・・・」

黒子「わかりましたわ。では・・・」スッ

美琴「!黒子!?」

黒子「お姉様、初春、佐天さん・・・、私のことを思い、来ていただいて感謝していますの」

黒子「ご心配・ご迷惑をおかけしましたの・・・。この通りですの」ペコリ

美琴・初春・佐天「「「・・・」」」

黒子「そして、もう一度だけ謝っておきますの」

美琴・初春・佐天「「「!!?」」」

黒子「私・・・当麻さんが好きなんですの。ですから、彼を思い、彼のもとへ行ってまいりますわ!」

シュンッ!

美琴「!く、くろこーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

初春「あ・・・行っちゃいましたね・・・」

佐天「あーあ、こりゃベタ惚れですねぇ、御坂さんも勝てないんじゃないんですかぁ?」

美琴「っ・・・!あんのやろーっ!ていうか佐天さん、何でそこで私が出てくるのよ!!///」
861: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 19:11:06.38 ID:zOodeUlh0
キイイィィィッ・・・ジリッ・・・

上条(!幻想殺しの処理が間に合わねェ・・・!?)

上条「おまえら!いつまで固まってんだ!!」

ステイル「黙れ!貴様に何が分かる!!」

上条「待ってたんだろ・・・ずっと・・・インデックスが・・・俺たちが笑って迎えられる結末を・・・!」

上条「テメェらだって主人公のほうがいいだろ!?命を賭けてたった一人の女の子を守る、そんな魔術師になりたかったんだろ!!!」

上条「だったらそれは全然終わってねえ!!始まってすらいねえ!!ちょっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!!」

上条「今、手を伸ばせば届くんだ!!いい加減始めようぜ!魔術師!!!」

ステイル・神裂「「!!」」

上条(やば・・・もう抑えきれな・・・)バギンッ


神裂「Salvare000(救われぬ者に救いの手を)!!」

ガガガガガガガガガガガッ!!

禁書「・・・」グラー、ドサッ

ジュオオオオォォォォォッ!!

上条(天井に、穴が・・・!!)
862: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 19:22:11.04 ID:zOodeUlh0
シュンッ!シュタッ!シュンッ!シュタッ!シュンッ!シュタッ!

黒子「間に合ってくださいましっ!」

黒子(第7学区・・・!空間移動なら数十秒ですの!!)

黒子(当麻さんが何を思って私を置き去りにしたのかはわかりませんの・・・)

黒子(それでも私は当麻さんの絶望に満ちた表情を二度と見たくありませんの・・・!)

黒子(そうならないために私が今できることがあるというのなら、どんな小さなことでもいい、お力になりたいんですの・・・!!)

シュンッ!シュタッ!シュンッ!シュタッ!シュンッ!シュタッ!

黒子「もう・・・第7学区には入りましたわね・・・どこですの・・・当麻さん・・・?」

ピカッ

黒子「!!?」

ゴオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!

黒子「な・・・!何なんですのあれは・・・!?光の・・・柱・・・!!?」

黒子(あの辺りには当麻さんの通っておられる学校がありましたわね・・・!もしかしたら・・・!!)

黒子「・・・当麻さん・・・!待っていてくださいまし!!!」

シュンッ!!
865: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 19:37:33.70 ID:zOodeUlh0
シュタッ!

黒子「な、何なんですのこれは一体!?」

上条「!?来るな、黒子!!!」

ステイル「ちっ、次から次へと邪魔者がっ・・・!」

黒子「シスターさんから・・・光の柱が・・・?」

神裂「それは『竜王の殺息』!聖ジョージのドラゴンの一撃と同義です」

神裂「余波の『光の羽』が当たっただけでも危険です!早くインデックスのもとへ!」

黒子「・・・当麻さんは・・・いったい何を!?」

禁書「・・・警告、第六章第十三節。新たな敵兵を確認。戦闘思考を変更、戦場の検索を開始・・・完了」

禁書「現状、最も何度の高い敵兵『上条当麻』の破壊を最優先します」

黒子「・・・!!」ダッ

ガシィッ!

黒子「やめて・・・離してくださいまし・・・!このままでは当麻さんが・・・!!」

神裂「あなたが立ち向かったところで無駄死にするだけです」

神裂「おとなしく部屋の外で待っていてください」ギロ
866: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 19:50:07.39 ID:zOodeUlh0
上条(神裂・・・すまん!しばらく黒子をおさえといてくれっ!!)

ステイル「何をのんきに余所見をしているんだ貴様は!?」

上条「!?」

上条(インデックスが・・・立ち上がる・・・!やばい・・・このままじゃ・・・!!)

ステイル「ちっ、『魔女狩りの王(イノケンティウス)』!」

上条「ステイル!?」

ステイル「別に、君の口車に乗せられたわけじゃない」

ステイル「確実にあの子の命が救えるなら・・・そのためにならなんだろうと壊す!!」

上条「あぁ!わかってらぁ!」

ステイル「行け!能力者!!」

禁書「・・・警告、第二十二章第一節。炎の術式の逆算に成功しました」

禁書「・・・曲解した十字教の教義をルーンにより記述したものと判明」

禁書「対十字教用の術式を組み込み中・・・第一式、第二式、第三式」

禁書「命名、『神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)』完全発動まで12秒」

上条「・・・・・・神様、」
867: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 20:02:02.87 ID:zOodeUlh0
上条「この物語(せかい)が、アンタの作った奇跡(システム)の通りに動いてるってんなら・・・!」

上条「・・・・・・まずは、その幻想をぶち殺す!!!」

ガキイイィィンッ!!

禁書「・・・警、こく。最終・・・章。第、零・・・。『 首輪、』致命的な、破壊・・・再生、不可・・・消」

ドサッ

禁書「・・・っ・・・」

上条「!イン・・・!」ダッ

ステイル「・・・フン・・・」

神裂(・・・ふぅ・・・)

黒子「・・・!」

禁書「・・・っ・・・!」

上条「え?何か言ったか?・・・!!」

上条(頭上から・・・!何枚もの光の羽が・・・!!)

上条(ダメだ・・・!一枚を右手で消しても次の羽がインデックスに・・・!)

黒子「・・・・・・!!」
868: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 20:11:19.16 ID:zOodeUlh0
シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンッ!

禁書「?」

上条「!!!?」

ステイル「!!」

神裂「靴・・・!?」

パンッパンッ

黒子「ここが畳敷きのごくごく和風の部屋でラッキーでしたわ」

黒子「私とお姉様の寮室のように洋風だったら、部屋の外にこんなに転移させるものはありませんでしたから」

ドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサッ

禁書「むぐっ」

上条「・・・ってぇ!っていうか汚ねえ!!」

ステイル・神裂「「・・・」」

黒子「ご存知でして?当麻さん・・・、」

黒子「私の空間移動は、『移動する物体』が『移動先の物体』を押しのけて転移しますのよ」


7月24日後半 『禁書目録』編 完
869: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 20:12:05.37 ID:zOodeUlh0
お付き合いいただきありがとうございました
後日談書くかもしれないので埋めすぎないようお願いします
885: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 23:00:01.76 ID:zOodeUlh0
冥土返し「二人ともしばらく入院だね?」

上条・黒子「「はぁ」」

冥土返し「大ケガを負ったまま派手に動きすぎなんだね?」

冥土返し「上条君は全身に切り傷、右手首から先の骨には何か所かひびが入ってるね?」

上条「あはは、一応ギプス外せば動くんですけどねぇ」ワキワキ

冥土返し「白井君は背中の皮膚を移植しないといけないね?」

黒子「いつまでもうつ伏せで寝るのも大変ですの。成長途中の胸がつぶれてしまいますの」

上条「もともと大したもんはないでしょうが」

黒子「私はこれから成長しますのっ・・・!ぐぁっ、あ、頭が割れるぅ・・・!」

冥土返し「痴話喧嘩は2人きりの時にしてほしいんだね?」

冥土返し「それに、能力の使用は院内では禁止なんだね?」

冥土返し「能力を使おうとする脳波を察知して妨害電波がが流れる仕組みになっているのは説明済みなんだね?」

冥土返し「ま、上条くんの幻想殺しは特殊だから効かないみたいだがね?」

黒子「くっ・・・、馬鹿にされるたびにドロップキックをかまそうとする癖がつい・・・」

上条「何だよその癖こえーな」
888: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 23:44:43.96 ID:zOodeUlh0
冥土返し「そういえば赤毛の神父さんからこれを預かっているんだね?」

上条「ステイルから?何だこの手紙」

黒子「ラブレターですの!薔薇・・・何といい響きでしょう!『とま×ステ』・・・語呂が悪いですわね」

上条「気持ち悪いこと言うなよ・・・てかこれ俺たち二人宛だぞ?」

黒子「へ?」

上条「ほら」

『親愛なる上条当麻&白井黒子へ 炎の魔術師』

黒子「ま・・・まさか3Pをご所望ですの!?二人に代わる代わる汚される私・・・」

上条「いい加減妄想から目を覚ませこの変態」

黒子「誰が変態ですのおおおぉぉぉぉぉ頭が割れるぅぅぅ」

上条「学習しない奴だな」

冥土返し「ふぅ・・・、まあ、ほどほどにね?お邪魔なようなので失礼するね?」

-----------------------

上条「はぁ!!?俺たちが・・・」

黒子「インデックスの管理人ですの!!?」
889: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/15(火) 23:46:39.28 ID:zOodeUlh0
ということでインデックスが美琴と黒子と一緒に住んで、
何故か常盤台に編入するという展開などどうでせう
896: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 00:14:41.69 ID:rYv8nweH0
やっぱ編入はなしだな、あまり話が広がらん
一緒に住むだけなら有りか
907: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 03:51:51.28 ID:rYv8nweH0
コンコン

上条「はい?」

禁書「・・・」ゴクリ

ギィ

上条「・・・」

禁書「・・・///」


上条『あなた、病室を間違えていませんか・・・?』

禁書「・・・」プルプル

黒子「・・・」ハァ

禁書「・・・とうま?遠回しに『私は邪魔者』みたいなこと言わないでほしいんだよ!」

禁書「だいたい何なんだよそのセリフは・・・!!」

上条「いや、何となーく頭に浮かんできたもので・・・、はは、あははっ」ポリポリ

黒子「はぁ・・・、女を泣かせるスキルだけはレベル5ですのね・・・」

禁書「とうまのばかあああぁぁーーー!」ガブ

上条「ぎゃーーーー!不幸だーーーーーー!!」
909: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 04:49:48.58 ID:rYv8nweH0
上条「忘れてた・・・黒子のドロップキックはともかく、インデックスの噛み付きは能力でも何でもねえ・・・!」

黒子「当麻さん?あなた報復さえされなければ何されてもいいと思ってませんの?」ギロ

上条「い、いやぁ・・・、まさかそんなことおお思ってませんよ、はは・・・」

禁書「とうまは命の恩人だけど、いじわるするから嫌いかも」プイ

黒子「無意識でやってるあたり、殺意を覚えますわよね」

禁書「・・・」ジーッ

黒子「・・・な、何ですの・・・?///」

禁書「それでも、くろこはとうまのことが大好きなんだねっ!!」ニコッ

黒子「!な・・・!///」

禁書「だって、そんなにボロボロになってもとうまを想って駆けつけたんだよね!!」

黒子「あ・・・あの時は必死で・・・!///」

禁書「あ、照れてる・・・!一途なくろこはかわいいんだよっ!えいっ!」ギュッ

黒子「あっ・・・あ・・・///」

禁書「ねえ、くろこ、お友達になろっ!」ニコッ

黒子「・・・ええ、よろしくですわ、インデックスちゃん!!」ニコッ
918: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 12:42:43.35 ID:FYOsbOwyO
禁書「・・・ふーん、くろこはちゅーいちなんだ。私と同じくらいかも」

黒子「インデックスちゃんはおいくつですの?」

禁書「・・・それは・・・正確には、わからないんだよ・・・」ションボリ

黒子「・・・え?」

上条「あ・・・、こいつ、ちょっと事情があってさ、あまり昔のことは覚えてないんだよ」

黒子「・・・あ・・・、ごめんなさいですの・・・」

禁書「ううん、気にしなくていいんだよ。そういう呪いから救ってくれたのもとうまとくろこなんだよ」

上条「そっか・・・、ようやく、終わったんだな・・・」

禁書「うん!改めてありがとうなんだよっ!」

黒子「インデックスちゃんは、これから私たちとたくさん楽しい思い出を作っていくんですの。昔の記憶が少しくらいなくても、ノープロブレムですわ!」

禁書「・・・やっぱりくろこはすごくいい友達かも!!」

禁書「でも、こんないい友達ができたのもとうまのお陰だから・・・、とうまのことも・・・、ちょっとだけ・・・好き、かも・・・///」

黒子「うふふっ、いくらインデックスちゃんでも、当麻さんは渡しませんわよ?」

ギイィッ

??「アンタたち、ずいぶん楽しそうじゃない?」
921: ごみ言うなww ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 13:19:28.89 ID:FYOsbOwyO
禁書「?」

上条「っ!ビリビリ!」

黒子「っ!お姉様!?」

美琴「人が心配して見舞いに来てやってんのに、病室内でいちゃついてんじゃねーーー!!」ビリビリ、バチィ

黒子「お姉様、今回ばかりは場所が悪かったようですわね。この病院内では能力を使おうとするとぼうg・・・え?ぎゃーーー!!」プスプス

上条「ばかっ、黒子!・・・くっ!」キイイィィンッ!

禁書「!??」

美琴「ふんっ、妨害電波なんて、エレクトロマスターの私に効くわけないじゃない」

黒子「ふ、不覚・・・」バタン

上条「あ・・・あのぅ、みみ御坂さん?・・・お見舞いに来ていただいたのでは?」

美琴「ええ、そうよ!でもあまりにも元気そうなアンタたち見せたらなんか腹立っちゃってね・・・!」

禁書「む・・・!何だかよくわからないけどくろこととうまを傷つけるこの短髪は私の敵なんだよ!!」カプ

上条「おいダメだインデックス!」

美琴「いったいわね何よこのちっこいのは!!」ビリビリ

禁書「ひゃうっ!?」バタ
928: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 14:33:58.67 ID:FYOsbOwyO
初春「御坂さん、何やってるんですか!!」

禁書「うぅ・・・、何だかちょっと体が痺れたんだよ・・・」

佐天「こんな小さな子に電撃なんてあり得ませんよ!」

初春「そうですよ!いくらなんでも子供相手に本気になるなんて、大人げないです!」

禁書「何だかそこはかとなくバカにされてる気がするんだよ!」

美琴「ご、ごめんね・・・、つい、カッとなっちゃって・・・。でも、威力は一応静電気程度に抑えたつもりなんだけど・・・」

禁書「ううん、ちょっとビックリしただけで全然平気なんだよ!むしろ・・・」
美琴「むしろ・・・?」

禁書「ちょっと気持ちよかったんだよ・・・///」

上条・美琴・初春・佐天「「「「ドM!?」」」」

禁書「長い間寝てたせいで染みついてた腰痛が何ともなくなったんだよ!もっとやってほしいかもっ!」

美琴「わっ、来るな、抱きつくなーっ!!」

禁書「ほらほら、もっとピリってやるんだよーっ」スリスリ

黒子「わ、私へのフォローは誰からもありませんのね・・・」

美琴「アンタもともとドMでしょーが!」
937: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 17:05:01.85 ID:FYOsbOwyO
上条「えーと、そっちの花飾りの子は爆発事件の時以来だな。黒子の同僚だったっけ」

初春「は、はい!改めまして、柵川中学1年の初春飾利です!」

禁書「かわいいお花だねっ!」ニコッ

初春「えへへ・・・///」

上条「隣の子は?」

佐天「は、はい!さ、柵川中学1年の佐天涙子ですっ!私は初春とは違って風紀委員でもないし、無能力者ですけど・・・」

初春「佐天さんは虚空爆破事件では容疑者拘束に一役かったんですよ!」

上条「へぇ、すごいじゃないか!」

佐天「わ、私は、全然すごくないですよっ!あの時だって、固法先輩がいなかったら返り討ちにあってたのは私のほうですし・・・」
佐天「それよりも、あの時は上条さんのほうが格好よかったです!!」

上条「いやいや、敵わないかもしれない相手に立ち向かうなんて、十分すげえことじゃねえか!」

上条「そういう勇気のあるやつ、俺は好きだけどな」

佐天「・・・///」

黒子「当麻さん?誰彼構わず誤解されるような愛想の振り撒き方をするのはおやめくださいの」

美琴「ほんと、節操なしよねー、はぁ」
938: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 17:25:01.40 ID:FYOsbOwyO
禁書「私はインデックス。ほんとはもっと長い名前なんだけど、インデックスって呼んでくれて構わないんだよ!」

禁書「かざりも、るいこも、みんないい人なのかも。よろしくなんだよ!」ニコッ

初春「よろしくね、インデックスちゃん」ニコッ

佐天「おぅ、よろしくなっ!」ビシッ

美琴「あの・・・、私は・・・?」

禁書「短髪には毎日でもピリってやって欲しいんだよ!一緒にお風呂とか入って電気風呂とかいいかも!!」

【筆者注:サービスシーンにご期待ください】

美琴「私の呼び方は『短髪』なのね・・・。ていうか、毎日なんて無理よ。そもそもあんたどこに住んでるのよ?」

禁書「え・・・、どこだろ?」

美琴「は?」

禁書「うーん、昨日まではこもえの家に泊めてもらってたけど、今夜とかどうしよっかな・・・」

美琴「住むとこ決まってないの!?」

禁書「・・・うん」

上条「あー、あれだ、インデックスは俺が持ち込んだ厄介みたいなもんだし、住むとこないならしばらく俺の部y・・・」

黒子「そんなのダメですのーーー!!」
美琴「そんなのダメーーー!!」
944: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 19:49:09.64 ID:FYOsbOwyO
上条「!?何でダメなんだ?」

黒子「はぁ・・・、またしても当麻さんの常識のなさを痛感しましたの」

美琴「あんたそれって『同棲』ってことでしょ!?非常識に決まってるじゃない!!」

禁書「でも私たちは昨日までは一緒にこもえの部yもごっ!?」

上条「いやぁ、あはは、そうですよねぇ、冗談ですよ冗談、あはははは・・・」

黒子「全く当麻さんは私というものがありあああぁ痺れますのぉお姉様ぁ!」ビリビリ

美琴「シスターちゃん、あんなのと女の子と一緒にいたら襲われるに決まってるじゃない!!」

禁書「おお襲うって、とうまが私を・・・?///」

上条「ふっ、みくびってもらっては困りますよ御坂さん。俺がこんな幼児体型に欲情すると思っていでででで・・・!!」

ガジッガジッ

禁書「とうまのバカっ!だいたい私と短髪の体型も似たようなもんなんだよ」

美琴「はいっ!?」ピクピク

上条「確かに言われてみればそんなに違いは・・・!あぶねっ!」キイイィィンッ

美琴「ちっ、討ち損じたか・・・」バチバチ

上条「何で俺だけ狙うの?不幸だーーーーーっ!!」
946: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 20:34:55.62 ID:FYOsbOwyO
黒子「でしたら、私たちの部屋にお招きすればよろしいのでは?」

美琴「黒子!?」

禁書「いいの!?でも迷惑かけちゃうんだよ・・・」

黒子「当麻さんのお話では、インデックスちゃんは何やら大変な立場にいるみたいですの」

黒子「その辺の安宿を借りたところで、何か問題になったときに対応できなければ、私たちが守った意味がありませんの」

黒子「常磐台の女子寮であれば、セキュリティもしっかりしておりますし、いざという時には私やお姉様、他大勢の能力者がおりますから、そのような心配は激減しますの」

黒子「それに、ここは学園都市。学生や教職員でない者に世帯主としての逗留を認めるほど甘いところではありませんの。」

黒子「そもそもゲストIDの登録があるかどうかすら怪しいのに・・・」

美琴「確かにそれはそうだけど・・・、でも、許可が下りるとは思えないけどなぁ・・・」

黒子「ま、私もそう思いますが、ダメ元で申請してみましょう」

美琴「・・・わかったわ、任せといて。じゃあ今日はこの辺で帰ろっか。シスターちゃん、私の寮に入れるかどうか、聞きに行こっか!」

禁書「うん!それじゃあまたね、とうま、くろこ!」

初春「また支部で会いましょう。上条さんも機会があれば」ニコ

佐天「ちゃんと養生してくださいよー」ニヤニヤ

黒子「ええ、また」ニコッ
上条「ありがとなー!」ニカッ
948: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 21:08:28.38 ID:FYOsbOwyO
美琴「ここが私と黒子が住んでる寮よ」

禁書「すっごい豪華!ホテルみたいかも!!」

美琴「まあ、期待しないほうが幸せだと思うけど・・・あ」

寮監「御坂、帰ったか。白井の調子はどうだった?」
美琴「あ、はい。まだもう少し退院までかかるみたいです」

寮監「そうか。ところで・・・」

理事長「おや、これは御坂美琴さんかな?」

寮監「海原理事長!?もうお帰りになられたのでは!?」

理事長「いや、そこでたまたま孫に会ったのでちょっと話し込んでいたんだ」

理事長「ところで、その奇抜な衣装を着た少女は君の友人かな、御坂君?」

美琴「あ、はい。ちょっと事情があって住むところがないので、もし良ければ私たちの部屋に泊められればと・・・」

寮監「何を馬鹿なことを言っている。もう夕食の時間だ、さあ早く・・・」

理事長「いいではないか」
寮監「理事長!?」

理事長「我が校の最優秀生徒の御坂君のことだ。何か考えがあるのだろう。好きにしなさい」
952: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 21:27:12.76 ID:FYOsbOwyO
美琴「まさかあんなにあっさり申請が通るとは・・・」

美琴(まさか海原理事長が視察に来てるとは・・・。さすがにあの寮監も理事長には逆らえないのね・・・)

禁書「これで毎日短髪と一緒なんだね!」

美琴「ねえ、いい加減その短髪って呼び方、やめない・・・?」

禁書「なんで?短髪は短髪なんだよ」

美琴「はぁ・・・、まあいわ」

禁書「それより、私の寝るところが無いんだよ!」

美琴「ああ、それなんだけど、黒子が退院するまでは黒子のベッド使ってね。あいついないと予備のベッド運ぶ気しないし」

禁書「わかったんだよ!わー、フカフカのベッドー!」バフッ

美琴「はぁ、なんか疲れたわね・・・。私先にお風呂入るわね」

禁書「あ、私も短髪と一緒に入るー!電気風呂ー!!」

美琴「ごめん、ほんっとに疲れてるからお風呂くらい1人で入らせてお願い」ギロ
【筆者注:ホントにごめんなさい。次スレ中に必ずm(_ _)m】

禁書「あれ、枕の下にカエルのパンツがあったよ?くろこの趣味かな?へんなの」

美琴「なんで私のパンツが黒子の枕元にあんのよおぉーーーっ!!!」
960: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 22:13:16.74 ID:rYv8nweH0
黒子「お姉様からメールですの。どうやらインデックスちゃんは私たちの部屋に住むことに決まったようですの」

上条「そんな簡単に決まるもんなのか?少なくとも一晩くらい小萌先生に頭下げることになると思ってたけど」

黒子「お姉様が何かしたに違いありませんわ。まさか色仕掛け・・・!?」

上条「ねーよw」

黒子「ですわよねwww」

---------------------

美琴「ヘクチン、うぅー」

禁書「いくら短髪だからって、髪はきちんと乾かさないと風邪ひくんだよ?」
961: ◆.IjiuJ4vLQ 2011/02/16(水) 22:24:41.23 ID:rYv8nweH0
上条「・・・」

黒子「・・・」

上条「なあ、黒子」

黒子「何ですの、当麻さん」

上条「この一週間、いろんなことがあったな」

黒子「あら、奇遇ですのね。私も同じことを考えていましたわ」

上条「虚空爆破事件、幻想御手事件、インデックス救出・・・」

黒子「カップルパフェとお姉様によるファミレス爆破事件も忘れてもらっては困りますわ」

上条「でも、俺があの日ゴミ捨て場に突っ込まなかったら、今頃全然違う人生を送っていたんだろうなぁって思って」

黒子「そうですわね。そんな人生まっぴらですわ」フフ

上条「はは、俺も同意見だ。・・・なあ、黒子」

黒子「はいですの」

上条「これからも、よろしくな」ニカッ

黒子「ええ、こちらこそ」ニコッ


7月25日 後日談  完

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コメント

  1. とあるSSの訪問者 2020年02月05日

    正直なところ、黒子の目の前で羽根に当たる上条さんも見てみたかった
    記憶破壊された上条さんと黒子はどう接するんじゃろか…

 

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