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1: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:33:10 ID:PBe
友紀「幸子ちゃん誕生日おめでとー!」パァン!

幸子「フフーン!世界一カワイイお誕生日様の凱旋ですよ!」

まゆ「お誕生日おめでとうございます幸子ちゃん」パァン!

幸子「ありがとうございます。皆さんの太陽輿水幸子の生誕祭にお集まり頂きありがとうございます!」ドヤフーン

輝子「い、いつにも増して絶好調だな…あ、おめでとうございます」パァン!

幸子「ご丁寧にどうもありがとうございます。でも耳元でクラッカーはやめてくださいキーンてしますので」

小梅「お誕」パァンパァンパァンパァン!

幸子「えっ何ですか全然聞こえません!」

紗枝「おめ」

幸子「淡泊っ」

あの子「お誕生日おめでとうございます。これからも元気で明るく健やかでいてください。いつも応援してます」

幸子「丁寧っ」

楓「乾杯~♪」

幸子「未成年ですよ」

りあむ「えっ?なにこれ何の騒ぎ?誰かやらかしたの?」

幸子「把握すらしてない」

時子「豚」

幸子「輿水家の幸子です」

紗枝「幸子はん幸子はん」ツンツン

幸子「はい?」

紗枝「おめ」

幸子「淡泊ゥ!」

卯月「祭りの場所はここですか!」バァン!

幸子「腕白ゥ!」
2: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:35:02 ID:PBe
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モバP(以降P表記。アデュー)「フンフンフンフフーン♪古戦場エンドレス~♪」

P「それじゃあお先に失礼します」

ちひろ「あ、ちょっと待ってくださいプロデューサーさん」

P「えっ?何ですかもうすぐアサルトタイムなんですけど」

ちひろ「そんなの後で芳乃ちゃんにハイパークロックアップしてもらってください」

P「お前うちの可愛い芳乃を何だと思っとる」

ちひろ「明日は幸子ちゃんとデートに行くんですよね?」

P「デートて。お誕生日様をしこたま祝うだけですよ」

ちひろ「参考までに、明日はどのようなプランで?」

P「プライバシーという言葉をご存じですかなチッヒさんや」

ちひろ「今度奢りますから」

P「まずは秘境グンマーにあるというまだ人の手が入っていない未開の洞窟に…」

ちひろ「出だしからアウトです」

P「失礼な!ちゃんとその後は海底神殿、天空の城と巡る予定ですよ!」

ちひろ「陸海空揃えろって問題じゃないです」

ちひろ「はぁ…まともなデートプランも立てられないんですかこの人は。無駄に女たらしの癖に」

P「ハハッ人にデートとはどうあるべきかを説けるほど経験がおありとは知りませんで痛い痛い小刻みなローキック痛い」

ちひろ「念の為に聞いておいて正解でしたねこれは。…ちょっと耳貸してください」

ちひろ「いいですか?ゴニョゴニョゴニョ…」

P「うんうん…なるほど、大体わかった」

ちひろ「大丈夫ですか?ちゃんと出来ます?」

P「お安い御用ですよその程度。幸子の手を捻るようなものです」

ちひろ「お誕生日様捻るなや」
4: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:37:45 ID:PBe
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凛「あれ、プロデューサーの匂ゲフン姿が見えないけど」スンスン

未央「忘れたの?今日はさっちーのお誕生日お祝いデートに行くって言ってたじゃん」

シマー

凛「ああそうだったっけ。ごめん、つい不都合な記憶だったから消しちゃってた」

未央「くれぐれも邪魔しちゃ駄目だからねー?お誕生日様はその日一日エグいぐらい甘やかされるのが346プロのルールなんだから」

凛「・嫌だな、それくらいちゃんと弁えてるって」

未央「今まさにプロデューサーに電話かけようとしてなきゃ信じられたんだけどなぁ」

シマーッ

凛「未央はいいよねえ、つい最近もシンデレラガール祝いでプロデューサーと2人きりでお出掛けしたらしいし」

未央「し、しぶりんだって3代目お祝いでナンジャタウン行ってたでしょ!?」

凛「やだ!私も未央みたいにもっとムーディーな場所に行きたかった!」

シママーッ

凛「…」

凛「…ところでさ」

未央「うん?」

凛「頭の上に乗っかってる小っちゃい卯月は何?」

未央「えっ?お出かけしようとするプロデューサーに駄々捏ねたからよしのんに教育的指導されてしまむーだけど」

うづき「シマーッ」シュッシュッ



P「へーちょ」クシュン

P「う~…凛と未央あたりが噂してんのかな」ズビッ

P「…」

P「今日一日幸子おちょくり禁止かぁ…」

P「……自信無いなぁ」
5: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:38:46 ID:PBe
幸子「フフーン!ボク、参上!」

P「おはよう幸子。お待たせ」

幸子「プロデューサーさんの方が早く来てるじゃないですか。待ち合わせした時間より随分早いですよ?」

P「そりゃあデートに遅刻するようじゃ紳士失格だからな」

幸子「まぁこれくらいは当然ですけどね!曲がりなりにもボクと一緒にお出掛けするんですから」フフーン

P「それはそうとして一つ聞いてもいい?」

幸子「はい?」

P「そのゴツいリュックは何なん?」

幸子「もちろんいつものサバイバルアイテム一式ですけど」

P「いらんて」

幸子「えっ?……ああ、確かに最低限ナイフ1本あればどうにでもなりますしね」

P「いらんいらん」

幸子「えっ……流石に1からナイフは作れませんよ。製鉄スキルはまだ持ってませんし」

P「いいから取り合えず着替えてきなさい。どこの探検隊だよその恰好」

幸子「はい?どこぞの秘境の洞窟に行くんじゃないんですか?」

P「行きません」

幸子「…あ、海底神殿?」

P「行かんて」

幸子「まさかの天空の城ですか!」

P「その果て無き冒険スピリッツは何なん!?」
6: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:40:13 ID:PBe
幸子「着替えたボク、再び参上!」

P「うん、おかえり」

幸子「フフーンどうですかプロデューサーさん。滅多に見られないカワイイボクのカワイイプライベート私服姿に何か言う事があるんじゃないですか?」

P「そのワンピース、前に遊園地に行った時の色違いか。ああヘアピンと合わせてるんだな。良く似合ってるよ」

幸子「…なーんてどうせプロデューサーさんの事だからすぐにからかったりせずに的確に気付いてくれて褒め……え?」

P「その帽子はこの前買い物に付き合わされた時に買ったやつか。結局そっち選んだんだな」

幸子「えっ、えっ?」

P「うん?どうした?」

幸子「え、あの…プロデューサーさん、どこかお加減が?」

P「健康診断で医者がキレるくらい健康だけど」

幸子「…」

幸子「さてはドッキリですね!?」シュバッ

P「いつも頑張ってくれてる娘の誕生日にそんな事しないっての」

幸子「…」

幸子「ほ、本物のプロデューサーさんはどこですか正体を現してください!」

P「正真正銘お前のプロデューサーご本人だよ」

幸子「う、嘘です本物のプロデューサーさんなら「疑り深い輿水は横ハネペッタンコの刑に処すでごぜーますよ」とか言う筈です!」

P「地味に傷つくけど日頃の行いだと真摯に受け止めておこう」

幸子「…何を企んでいるんです?」

P「お誕生日の幸子を祝う気持ちしか無いよ」

幸子「……それはそれで何か気恥ずかしいですね」

P「素直に褒めたんだから照れ隠ししないで素直に受け入れなさいな。あ、日頃の行いか」

幸子「じゃあつまり今日一日プロデューサーさんはボクに絶対服従という事ですよね!よぉし日頃の恨みぃ!」ベチッ

P「俺たちの日頃って一体」

幸子「さぁさぁ行きますよ!ボクを独り占め出来る貴重な時間は1分1秒だってプライスレスなんですから!」
7: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:42:42 ID:PBe
幸子「フンフンフフーフンフフーン♪フフーンフフーン♪」トテトテ

P(ご機嫌な様子で何よりでごぜーますよ)

幸子「そう言えばプロデューサーさん、今日は珍しい服装ですよね」

P「そうか?え、変?」

幸子「まぁスーツ姿じゃないってだけで大分違和感ありますけど…何というか今日はその…何といいますか」

P「あくまで主役は幸子なんだし全体的にシックに且つ幸子の隣を歩くのだからフォーマルでスマートな中にもムーディーに仕上げてみたんだけど」

幸子「ちょっと何言ってるのか分かんないんですけど」

P「え、変?」

幸子「変じゃないですけど、いやよくお似合いなんですけど…何でしょう、落ち着かないというか何というか」

P「ちょっと何言ってるのか分かんないけど、幸子の御眼鏡に適ったのなら何よりだよ」

幸子「…」

P「どうした?行かないのか?」

幸子「やっぱり何か企んでますね!?」シュバッ

P「あ、すいませんタピオカミルクティー2つ。激甘と里美スペシャルで」

幸子「聞いてくださいっ!」

P「別に何も企んでないっての。ほら幸子の分」

幸子「…本当ですか?」

P「本当だよ」

幸子「本当に本当ですか?」

P「本当に本当に本当に本当にライオンだよ」

幸子フフーン!ボクの心はこの銀河より広いので今日のところは信じてあげましょう!」

P「ハハッ幸子絶好調だなぁ」ズズーッ

P「爆甘っ!!」ブフォッ

幸子「何やってるんですかもう…」ズズッ

幸子「糖分の暴力っ!!」ブフォッ
8: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:44:08 ID:PBe
幸子「さぁ!今日一日しっかりボクに付いてきてくださいねプロデューサーさん!」

P「ハッハッ幸子が楽しそうで何より」

幸子「…で、まずはどうしましょう?」

P「付いてこいと言った直後なのに」

幸子「も、もちろん前々から今日の予定は色々と考えていたんですよ!?ショッピングとか映画とか遊園地とかナンジャタウンとか…」

P「流石に今日一日で全部は無理じゃね?」

幸子「…い、移動時間を限りなく0に出来れば何とか」

P「遊園地とか遠出はまた今度付き合ってあげるから。今日一日でそんな無理やり詰め込まなくてもいいだろ」

幸子「そんな事言って次はいつ遊びに連れて行ってくれるか分かったもんじゃないじゃないですか!」クワッ

P「そこは悪いとは思うけどオッサンだって忙しいんだよ」

幸子「フーン、毎日女性をとっかえひっかえですもんねぇ」

P「アイドルプロデュースと言いなさい」

幸子「…まぁ仕方ないですから遊園地はまた今度にしてあげます。ボクの心はこの地球より広いですからね」

P「あれ、さっきより若干心狭くなってない?」

幸子「じゃあまずは映画ですね映画!デートげっふん!お出掛けの定番中の定番ですしね!」

P「了解。幸子は何が観たい?」

幸子「そうですねぇ…やっぱり最近話題のこれですかね」

P「ああ泰葉のドラマの劇場版か。よし行こうか」

幸子「当然ここはプロデューサーさんの奢りですよね?」

P「勿論でございますお誕生日様」

幸子「あ、ポップコーンはキャラメル味でお願いしますね」

P「お飲み物はホットココアで宜しいでしょうかお誕生日様」

幸子「フフーン♪」

P(横ハネがピコピコしとる…分かりやすい奴め)
9: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:46:44 ID:PBe
『それでも…それでも私は自分の力を…芸歴を信じてる…!』

『フゴフゴ!フゴフゴフゴ!』

『さぁ返してもらうよ!サクサクふっくら派なのはあなただけじゃないんだよ怪盗フゴフゴ!』



幸子「…ヒック、グスッ……ふぐぅ……」

P「騙された…序盤あんな茶番劇だったのに…何なんだあの感動巨編は」グスッ

幸子「よかった…本当によかったです…ハッピーエンドで終わって…」スンスン

P「芸歴探偵VS怪盗フゴフゴ、これは後世に残る名作になるな」

幸子「DVDとブルーレイ絶対買います…」

P「俺もだ。…ほらスタッフロール終わったぞ?涙拭いて鼻ちーんしなさい。はいティッシュ」

幸子「グスッ…ティッシュどうも…」ズビフフーン!

幸子「はぁ…こんなに泣いたのは久しぶりです。特殊部隊の訓練を受けた時に味わった催涙弾より泣けました」

P「俺も年甲斐も無くグッと来ちゃったよ…きっとこの作品は長くシリーズ化するな」

幸子「…あ、ボクちょっとお花を摘みに。プロデューサーさんは先に出ていていいですからね」

P「ん。パンフレットは?」

幸子「ボクの分もお願いします」トテトテトテ

P「はいよ」


幸子「あー、目も鼻も赤くなっちゃいました…」

幸子「まさかあんな感動大作だったなんて、泰葉さんの演技力を侮ってましたね…」

幸子「……うん、これでよしと。プロデューサーさんの前でみっともない顔は見せられませんからね!」

幸子「それにしても今日のプロデューサーさん、どうも何か様子がおかしいんですよねぇ…全然おちょくってこないし」

幸子「…」

幸子「も、物足りないとか思ってませんからね!?」
10: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:48:38 ID:PBe
幸子「お待たせしました!天の道を往き総てを司るカワイイボクが戻ってきましたよ!」

P「お帰り。あ、ちょっといいか?」

幸子「はい?」

P「危ないから動くなよ?」スッ

幸子「んぶっ」

P「これでよし、と。悪い、ちょっと涙が残ってたからさ」

幸子「…」

P「さてと、次はどうする?ショッピングしたいんだったっけ?」

幸子「…」ポフッ

P「いたっ。いや痛くないけど。えっ突然のパンチ何なん?」

幸子「何なんですか今日はっ何なんですか今日はっ」ポフポフッ

P「痛い痛いジワジワ痛い。本当に何なん?何なんなん?」

幸子「フーン!ほら行きますよプロデューサーさん!時間が勿体ないです!」

P「何なんなんなん!?」


ナンボヤロ カレンガタオレター! ヘーイ! ゼツメライズ


幸子「休日だけあって随分混んでますねえ」

P「凄い人混みだな。はぐれないように気をつけないとな」

幸子「そうですねえ。はぐれないように気を付けないといけませんねぇ」

P「こんな人混みの中はぐれたら大変だもんなぁ」

幸子「こんな人混みの中はぐれたら大変ですねぇ」

P「…お手を繋いでも宜しいでしょうか幸子さんや」

幸子「しかたないですね。ボクは優しいので特別に許可してあげますよ」ギュッ
11: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:49:34 ID:PBe
幸子「プロデューサーさんプロデューサーさん!こっちとこっち、どっちがボクに似合うと思いますか?」

P「どちらも良くお似合いになるかと思います」

幸子「フフーン」


幸子「プロデューサーさんプロデューサーさん!右と左、どっちの方がボクのカワイサを引き立ててくれると思いますか?」

P「どちらも幸子という現世に舞い降りた天使を引き立てるに相応しいかと思います」

幸子「フフーン!」


幸子「プロデューサーさんプロデューサーさん!赤と青でしたらどっちがボクらしいと思いますか?」

P「それだったらこっちの白の方が組み合わせ的に幸子のイメージに合うんじゃあないかと思います」

幸子「フフーン♪」


幸子「プロデューサーさんプロデューサーさん!チョコバナナカスタードとトロピカルミックスクリームどっちがボクにピッタリだと思いますか?」

P「両方買って半分こすれば万事解決かと思います」

幸子「フフフフーン♪」


幸子「次はですねえ…」

P(買った荷物で前が見えねえ)ズシッ

幸子「あ、向こうのお店なんて良い感じですね!ほらプロデューサーさん行きますよ!」

P(女の子の買い物には黙って付き合うのが紳士のルールだろう)

幸子「プロデューサーさんプロデューサーさん!ズンドコベロンチョとケルテペッキョシルトリンゲロンどっちがボクっぽいと思いますか?」

P「まずは両者の詳細のご説明からお願い頂きたいと思います」
12: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:51:11 ID:PBe
P「流石に荷物がエグい量になってきたのでサービスセンターで配送頼んだでごぜーますよ」

幸子「誰に話しかけてるんですか?ほら、次行きますよ次」グイグイッ

P「はいはい行くから引っ張るな引っ張るな」

P「もう随分買い込んだけどまだ欲しいのか?」

幸子「だって仕方ないじゃないですか。ボクはどんなものでも似合ってしまうんですから。カワイイもここまでくると罪ですよね!」

P「さっきから自分でお金出してるけどいいのか?誕生日なのに」

幸子「フフーン、プロデューサーさんには後々しっかり買って貰いますから安心してください」

P「せめて6桁まででお願い致します」

幸子「あっ!向こうで何かイベントやってるみたいですよ。行ってみましょう!」

P「だから引っ張らなくてもちゃんと付いていくから。付いていくから!」


P「ただの夢見りあむサイン会だったな」

幸子「ただの夢見りあむさんサイン会でしたね。一応貰ってきましたけど」

P「念のため横ハネぺったんこにしておいて良かったな。こんなところに幸子がいるなんてバレたら大騒ぎだもんな」

幸子「ボクの存在証明はこの横ハネなんですか!?」

P「ほら動くな、今元に戻してやるから」クシクシ

幸子「んぅ」

P「これでよしと。うん、いつもの幸子だ」

幸子「言っておきますけどボクの髪にこんな気軽に触れるなんて本来なら感涙ものの名誉なんですからね?」

P「そうだな、幸子の髪綺麗だもんな」クシクシ

幸子「あっあっ」

P「お、あっちにファンシーグッズショップがあるぞ。見に行ってみよう」スタスタ

幸子「…」

幸子「本当に何なんですか今日は!」
13: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:52:56 ID:PBe
幸子「プロデューサーさん」

P「見ろ幸子。ヘアピンあるぞヘアピン。こんなに沢山」

幸子「えっ?あ、本当ですね。うわぁ凄い種類豊富」

P「これなんてどうだ?あ、でも持ってるやつと若干被るか」

幸子「そうですか?ボクこんなタイプ持ってましたっけ?」

P「ほら、今の部署に異動してから初めてライブバトルで勝った時の記念に幸子が買ったやつ」

幸子「えぇ~…よく覚えてますねそんな前の事」

P「大きなライブとかイベントの時にいつも付けてるから勝負服ならぬ勝負ヘアピンなのかと思ってたけど、違うのか?」

幸子「違いませんけども」

幸子「って、そうじゃなくてプロデューサーさん今日は何だかちょっとおかしくないですか?」

P「そうか?ほら、普段通りのジェントルマンじゃないか?」

幸子「呼吸をするかのように人をおちょくり倒すドS社畜を世間様は紳士なんて呼びませんよ」

P「幸子の気のせいじゃないか?」

幸子「……何を企んでいるんです?」

P「何も企んでない何も企んでない」

幸子「本当ですか?絶対ですか?」

P「埼玉県民、1個ダケシカ嘘ツカナイ」

幸子「……あ、もしもしちひろさんですか?プロデューサーさん今日は何を企ててるんです?」

P「ちょ、おま」


カクカクシカジカ ダイハツムーヴ


幸子「誕生日だから今日一日からかったりおちょくったりしないようにしてた?」

P「はい…」

幸子「はぁ…これでもかってくらいしょうもない話でしたね」

P「やっといて何だけど俺もそう思う」
14: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)22:59:14 ID:PBe
幸子「道理で今日はずっと様子がおかしいと思いましたよ」

P「そんなにおかしかったか?普通にしてた筈なんだけど」

幸子「普通にお祝いされているのが違和感凄いです」

P「そこに違和感覚えちゃう幸子に問題なくない?」

P「ちひろさんも「お誕生日様にいけずしたら瞬獄どすえ」って釘を刺すように言っといてくれって頼まれてたらしくてさ」

幸子「主に誰が言ったのか隠す素振りすら無いですね」

P「ハハッ、幸子は愛されてるなぁ。もしくはよっぽど俺の幸子に対する扱い方が信用されていないか」

幸子「ボクがあらゆる生命体から愛されているのは当然の事ですから後者じゃないですか?」

幸子「とにかく、事情は分かりましたし普段通りにしてください。はっちゃけてないプロデューサーさんなんてプロデューサーさんじゃないです」

P「日頃の俺ってどう思われてんの!?」

幸子「意地悪で子供っぽくて目が死んでてパピコ割るのが下手な人外社畜」

P「おい俺にだって傷つく心はあるんだぞ」

幸子「と言うか、そういう人だっていうのはずっと前から知ってるんですから今更変に取り繕われたりする方が迷惑です!」クワッ

P「えー…幸子のバースデーだから張り切って普段の2割増し紳士な振る舞いしてたつもりなのに」

幸子「似合わない事しないでくださいよ。ドッキリじゃなければ変なものでも食べたのかとか頭打ったのかとか心配してたんですからね?」

P「ハハッ、不思議と大きな病気や怪我とは無縁なんだよなぁ」

幸子「本当にしょうもない事でしたね…はい、じゃあここからはいつも通り平常運転でお願いしますね?」

P「ハァァッピィーバースデー幸子ォゥ!神の祝福を受け取れィ!」ブゥンッ

幸子「前言撤回ぃ!!」ヒューン


りあむ「あ゛~…やっと終わった…ザコメンタルのクズがサイン会とかどんな拷問だよ誰だよ考えたのPサマだよ」トボトボ

りあむ「……」

りあむ「…疲れてるのかな。宙を舞う幸子ちゃんが見えるや。アハハ頭パーになっちゃったかな元々だよ」」ヤムヤム
15: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:01:53 ID:PBe
P「と言う訳で改めて」

幸子「はい」

P「誕生日おめでとう幸子」

幸子「フフーン!ありがとうございます。さぁさぁ思う存分祝ってください!」

P「おめ」

幸子「淡泊っ」

P「嘘だよ冗談だよ祝え!過去と未来をしろしめすリアクション芸の王者!」ヒョイッ

幸子「腕白っ!」

P「幸子は軽いなぁ。もっと肉付けたまえ肉。よぉし今夜は焼肉にするかぁ!」

幸子「別に構いませんけど取り合えず降ろしてくれませんかボクがいくらカワイイからってこの歳で高い高いされてるのは流石に!」

P「あ、ちょっとスイマセーンお誕生日の輿水幸子が通りますよー」ヒューン

幸子「悪目立ちぃ!!ああすいませんすいませんカワイイボクが通りますよ」

P「で、これからどうする?どこか行きたいとこあるか?奏と美波が主演してるサメ映画観るか?」

幸子「映画はさっき行きましたしプロデューサーさん単に千夜さんがサメに食べられるシーンで笑いたいだけでしょ」

P「試写会では大爆笑させて頂きました」

幸子「相変わらず愛が歪んでいるというか何と言うか」

幸子「って言うかそろそろ本当に降ろしてもらえませんか正直ちょっと楽しいですけど周りの好奇の目が」

P「そう言えば何で俺幸子持ち上げてるん?」

幸子「知りませんよ!」スタッ

P「そう言えば何で俺今日は幸子とお出掛けしてるんだっけ」

幸子「アイアム!バースデー!カワイイ!」

P「はしゃいだらちょっと小腹が空いたな。タピオカ奢ってあげよう」スタスタ

幸子「平常運転になった途端水を得た櫂さんの如く」

P「いやぁ、だってずっと幸子おちょくり倒したくてウズウズしてたからさ」

幸子「ボクはそれを聞いて喜べばいいんですか怒ればいいんですか」
16: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:08:57 ID:PBe
アリガトウゴザイマシター ソコノタレヲトッテクレ


P「本当に焼き肉にしちゃったけど良かったのか?幸子の事だからもっとムーディーでアダルティーな店に行きたがると思ってたけど」

幸子「何ですかその限りなくフワッとしたイメージ」

P「いや打ち上げにご飯に連れていくと「カワイイボクとのご飯にファミレスですか」とか文句言うし。本気で言ってないのは分かってるけど」

幸子「分かっているならそういうのは本人に向かって言わないのがルールではないですか!」

P「レジでガム貰ったけどいる?」

幸子「ミント味だから押し付けたいだけですよね」

P「うん」

幸子「凄まじくどうでもいい時にだけ素直」

P「さてと…満腹になったしそろそろ良い時間だけどどうする?寮に送ろうか?」

幸子「もうそんな時間ですか?…なんだ夜はまだこれからじゃないですか」

P「こらこら14歳はもうお休みの時間だろ」

幸子「プロデューサーさんはボクくらいのお年頃こんな時間にお休みしてたんですか?」

P「夜はこれからだろ何言ってんだお前」

幸子「説得力という言葉をご存じですか?」

P「…仕方ない、お誕生日様特権で今日だけちょっぴり夜更かしさせてあげよう」

幸子「プロデューサーさんは一体ボクの何なんですか…プロデューサーでしたね」

P「お腹一杯だし腹ごなしに少し歩くか。…おっ、トロピカルデラックスジャンボ三村パフェだってさ」

幸子「数秒前のお腹一杯発言は何処へ」

P「あ、レジで飴も貰ったけどいる?」

幸子「メキシカンチョリソー味だから押し付けたいだけですよね」

P「うん」

幸子「正直」
17: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:10:59 ID:PBe

幸子「フフーン、夜景を見下ろせる観覧車なんてプロデューサーさんにしてはロマンティックな事をしますねぇ」

P「いやデッカい観覧車が近くにあるの見えてたし」

幸子「折角褒めて上げてるのに台無しです!」

P「ハッハッ、しかし思わぬところで遊園地要素クリア出来たな」

幸子「えっ?もちろん今日とは別に遊園地には連れて行って貰いますよ?」

P「アッハイ」

幸子「それにしても良い眺めですねえ。見てくださいライトアップされた街並がまるでボクを祝っているかのようです!」

P「こらこらあんまり揺らすなっつの」

幸子「何ですか、これくらいの高さで怖がってるんですか情けない人ですね」

P「お前はスカイダイビングの達人だから平気だろうけどもよ」

幸子「誰かさんのお陰ですありがとうございます」

P「何度も言ったけど嫌なら断ってくれてもいいんだぞ?」

幸子「何度も言いましたけど本当にボクが嫌な仕事はそもそも取って来ないじゃないですか」

P「……こうして段々とロケの内容が苛酷になっていく訳か」

幸子「仕方ありませんよね!ボクは何をしたってカワイイんですから!」フフーン

P「はいはいカワイイカワイイ」

幸子「ちょっと!雑すぎやしませんか!?」

P「はいはいカワウソカワウソ」

幸子「フギャー!」ジタバタサチカワ

P「だから揺らすな怖い!!」

幸子「はいリテイク!」

P「…実はうちのアシスタントが不治の病に侵されていてね…輿水幸子を今週中にスカウト出来ないと全身の毛穴という毛穴から紫色の液体を噴射して絶命してしまうんだ」

幸子「ボクをスカウトした時のセリフ!戻りすぎぃ!!」
18: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:14:57 ID:PBe
幸子「おぉ…流石に頂上まで来ると壮観ですね。地上の人たちがごま塩みたいです」

P「幸子」

幸子「はい?」

P「いつもありがとうな」

幸子「……はい?何ですか藪から棒に」

P「何だかんだで引き受けてくれる幸子に甘えていつも珍妙な仕事持ってきてるのに嫌な顔…はするか。でもいつも二つ返事で引き受けてくれて感謝してる」

幸子「え、ですからいきなり何を…」

P「カワイイカワイイってただ言ってるだけじゃなくてちゃんと相応の努力を欠かさないのも分かってるし最近は言ってきた新人の事も色々気にかけてくれてるのも知ってる」

幸子「ちょ…も、もう通常運転にしてくださいって言ったじゃないですか!」

P「幸子が俺の担当アイドルでいてくれて本当に良かったと思ってる。ありがとうな、幸子」

幸子「…」

P「これからも、もしかしたら色々変な仕事持ってきたりしちゃうかもしれないけど。この先も一緒に頑張ってくれるか?」

P「…」

P「……?」

P「幸子?もしもし幸子ー?」

幸子「……」

P「おーい幸子さーん。さっちゃーん?竹達さん?」

幸子「…ヒグッ、ぐすっ…えうぅ……」

P「何で号泣!?」

幸子「ヒック…プロデューサーさん……死んじゃうんですか…?…もう、治らないんですか…」グスグス

P「健康そのものだよ!?」

幸子「じゃあ事務所の経営が危ないとか…みんなバラバラになっちゃうんですか…?もう一緒に、お仕事できないんですか…?」

P「そんな訳無いしそんな事には絶対させねえよ!?」

幸子「だ、だって…いきなりプロデューサーさんが何の捻りも無く感謝の気持ちを伝えたりしてきたからぁ!」エーン

P「普段の俺は一体どんな奴だと思われてるんだよぉ!」エーン
19: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:16:16 ID:PBe
幸子「…」グスッ

P「泣き止んだ?」

幸子「…泣いてません。カワイイボクに涙は似合いません。ボクは常に笑顔なんです」

P「昼間映画で号泣してたよね」

幸子「気のせいです目の錯覚です幻覚です白昼夢です鳳凰幻魔拳です」

P「そっか気のせいか」

幸子「そうです」

P「じゃあそろそろ膝から降りてくれない?」

幸子「気のせいです」

P「そっか気のせいか」

幸子「そうです」

P「…」

P「えっと、その…ごめん?」

幸子「普段通りに接してくださいって言ったじゃないですかぁ…もぉ」ペチッ

P「思った通りに日ごろの感謝の気持ちを言葉に出してみたつもりだったんだけど」

幸子「突然改めて言われたりしたら何かのフラグかと思うじゃないですか」ペチッ

P「まぁ、ビックリさせちゃったみたいだしゴメン」

幸子「…別にわざわざ改まって言われなくても分かってますし」

P「言わなくても分かって貰えてるなんていうのは甘えだよ。こういうのはちゃんと口に出さないと」

幸子「プロデューサーの癖に、プロデューサーの癖に」ペチペチ

P「ハッハッさっきからこそばゆい」

幸子「よくも世界を照らすカワイイの権化であるボクを泣かせてくれましたね。この、このっ」ペチペチペチペチ

P「やっぱり泣いてんじゃねーか」

幸子「輿水ファング!」ガブッ

P「喉笛はやめ…っ!」
20: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:18:06 ID:PBe
幸子「…」

幸子「…ボクだって」

P「ん?」

幸子「ボクだってもちろん感謝してるに決まってるじゃないですか」

幸子「そりゃあプロデューサーさんはいつもいっつも意地悪だしからかってくるし意地悪だし意地悪ですけど」

P「3度も言うたな」

幸子「でも、ちゃんとボクの事を真剣に考えてくれているのも知ってますしボクの為に頑張ってくれているのも分かってます」

幸子「えっと、だからその…ボクの方こそ、プロデューサーさんがボクのプロデューサーで良かったと思っています」

幸子「いつもありがとうございます。それと…これからもよろしくお願いします」

P「…」

幸子「…あ、あの何か言って下さい恥ずかしいじゃないですか!」

P「……」

幸子「ぷ、プロデューサーさん?」

P「」ブワッ

幸子「漫画のような涙っ!」

P「グスッ…突然何なん…?もしかして俺余命僅かなん…?」スンスン

幸子「そんな訳無いでしょう!もしそうだとしても絶対死なせませんよ!」

P「…娘の結婚式で感謝の手紙読まれた時ってこんな気分なのかな」

幸子「も、もう忘れてください!今のは夢!そう夢です幻です鳳凰幻魔拳です!」

P「うちの幸子はいつから聖闘士になったん?」

幸子「はいおしまい!もうこの話は終わりです!」

P「幸子」

幸子「何ですか!」

P「明日からも一緒に頑張ろうな」

幸子「フギャーッ!」ガブッ
21: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:20:24 ID:PBe
幸子「…」

幸子「…な、何か喋ってくださいよ」

P「火星で発見されたパンドラボックスが引き起こしたスカイウォールの惨劇から十年。 我が国は東都、西都、風都の三つに分かれ…」

幸子「誰がOPナレーションしろと!」

幸子「あぁもう!途中まで何か良い感じだったのにすっかり台無しですね!」プンスコ

P「幸子の希望通り平常運転でごぜーますよ」

幸子「確かにそう言いましたけどそれはそれと言いますか何と言いますか…まぁ、別にプロデューサーさんにその辺の機微を求めるだけ無駄ですね」

P「ハハッよく分かんないけど酷ぇ言われよう」

幸子「さぁ、もう行きましょうか!まだボクのカワイイ・ザ・バースデーは終わっていませんよ!」

P「うん、確かにまだ日付は変わってないけど…でも行くって」

幸子「ほらほら時間が勿体ないです!まだまだ行きたいところはあるんですから!」ガチャガチャ

P「いや、あの幸子ここ観覧車…」

幸子「え?」ガラッ

P「開けやがったコイツ!」

幸子「えっ?」フワッ

P「ちょっ」

幸子「ひゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」

P「幸子ォーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」バッ






幸子「せいっ!」スタッ

P「グェー」グシャッ



アッキー「終わりだ」

優「どうしたのアッキー。幸子ちゃんとPくんが空から降ってきたような顔して」
22: ◆Dm8ArSIo3MOQ 19/11/25(月)23:24:52 ID:PBe
メリークリスマス、紳士です。と言う訳で何とか間に合いました輿水幸子お誕生日おめでとうマジウケるSSでした。
メインにもサブにもツッコミにもオチにも万能選手な幸子マジ幸子9代目シンデレラガールは君のものだ幸子

…嘘です9代目シンデレラガールはよしのんです(予言)
県民性を患ってしまっているので次回は多分短編集方式になるかと思いますが気にしないでください。持病です


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