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1: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:11:04.10 ID:0Lyp0Lil0
フォンドヴォー「そのバーグ師匠の師匠が……今日ここに来るんですか?」

バーグ「ああ、師匠面しだした俺と、お前の顔が見たいってな」

フォンドヴォー(バーグ師匠の師匠……一体どんな人なんだろうか)

デン♪デンデデン♪デンデデデデン♪

フォンドヴォー「!! こ、このBGMは……?」

バーグ「おっ、やっと来たか」

フォンドヴォー「……!! あ、あそこにいるのは……」



















ハンバーグ師匠「この町も変わらねぇな!!!」

フォンドヴォー「……!! こ、この人が……バーグ師匠の師匠……」

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2: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:11:52.26 ID:0Lyp0Lil0
ハンバーグ師匠「ん? どうした? 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」

フォンドヴォー(カウボーイの様な姿をして巨大なフォークとナイフを腰にぶら下げている……)

ハンバーグ師匠「俺のこと、忘れちまったのか? 俺だよ俺……ハンバーグだよぉ!!」

バーグ「はは、忘れちまったも何もフォンドヴォーとは初対面じゃないか師匠」

ハンバーグ師匠「そういやそうだったなバーグ」

メンチ「ブヒッ!!」

ハンバーグ師匠「おうメンチ、お前も変わらねえな」
3: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:12:23.07 ID:0Lyp0Lil0
フォンドヴォー「ハンバーグ師匠……貴方もバンカーなのですか?」

ハンバーグ師匠「……」

フォンドヴォー「……?」

ハンバーグ師匠「俺はな……バンカーなんかじゃねえ。 無職だ」

フォンドヴォー「!!?」

ハンバーグ師匠「だからこの間母ちゃんに言われちまったのさ。 『あんたもそろそろ仕事に就いた方がいいよ』って」

ハンバーグ師匠「そう……定職(定食)にね」

\デエエエエエエエエエン!!!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!!!」

ドカーーーン!!

フォンドヴォー「!!!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:12:55.35 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「師匠、相変わらずすごい威力のハンバーグーだな」

フォンドヴォー「バ、バーグ師匠……今のは……?」

バーグ「何を隠そう、ハンバーグーはハンバーグ師匠が産み出した技なんだ」

フォンドヴォー「!!!」

ハンバーグ師匠「どうしたそんなに驚いて? 今日のマッシュポテトいつもよりちょっと固いなみたいな顔してるぜ?」

フォンドヴォー「は、はい……その例えはよく分かりませんが……正直驚いてます」

ハンバーグ師匠「はっはっはっ!! そうかそうか!!」

バーグ「それだけじゃねえぞフォンドヴォー。 たった今、俺達は体重が100グラム増えた」

フォンドヴォー「……? どういうことですか?」

ハンバーグ師匠「何故なら俺が……たった今熱々の鉄板ジョーク100グラムを食らわせたんだからな!!」

フォンドヴォー「……全く分からないのですが」
5: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:13:24.81 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「要するに……師匠の熱々鉄板ジョークを聞いたやつは聞く度に体重が100グラムずつ増えちまうのさ」

フォンドヴォー(役に立つのか役に立たないのかよく分からないな……)

ハンバーグ師匠「所でバーグの弟子。 お前のハンバーグーの威力はどれぐらいなんだ?」

フォンドヴォー「じ、自分ですか?……しかしハンバーグ師匠程では……」

ハンバーグ師匠「いいから見せろって。 俺がアドバイスしてやるからよ」

フォンドヴォー「あ、ありがとうございます!! では……」

フォンドヴォー「ハン……バー……」

フォンドヴォー「グー!!」

ドカーン!!

バーグ「……師匠、フォンドヴォーのハンバーグーは?」

ハンバーグ師匠「……レアレベルだ」

フォンドヴォー「レ、レアレベル……?」
6: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:14:11.55 ID:0Lyp0Lil0
ハンバーグ師匠「要するにまだまだってことだよ。 因みにバーグはミディアムレベルだな」

バーグ「俺も早く師匠みたいなウェルダンレベルのハンバーグーにしたいな」

フォンドヴォー「専門用語が出てきた……」

ハンバーグ師匠「よーし、そんじゃハンバーグーの威力を高めるコツを伝授しよう」

フォンドヴォー「は、はい……ありがとうございます」

ハンバーグ師匠「それじゃあ熱々鉄板ジョーク200グラム!!」

フォンドヴォー「に、200……?」

ハンバーグ師匠「バーグ!!」

バーグ「ああ」
8: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:14:37.42 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「う……うう……」

ハンバーグ師匠「おいおいどうしたんだよバーグ」

バーグ「師匠……俺……女房に会いてえよぉ」

フォンドヴォー(小芝居を始めた……)

ハンバーグ師匠「バーグ……」

ハンバーグ師匠「ダメだ……かける言葉が見つからねぇよ」

ハンバーグ師匠「……かけてやりなよ……デミグラス」

\デエエエエエエエエエン!!!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!!!」

ドカーーーーーーン!!

フォンドヴォー「!!!!?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:15:13.53 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「さっきよりすごいな師匠」

ハンバーグ師匠「まぁな!! さっきより声でかいしな」

ハンバーグ師匠「兎に角でかい声を出す!! これがコツだ」

バーグ「師匠のハンバーグーの威力は声が大きければ大きいほど増すからな」

フォンドヴォー「あ、あの……今の小芝居は意味があるのでしょうか?」

バーグ「大アリだフォンドヴォー。 ハンバーグ師匠はな、この熱々鉄板ジョークを言わないとハンバーグーを繰り出せないんだ」

フォンドヴォー「!!!?」

ハンバーグ師匠「そう考えるとバーグはすげえよな。 どんな時でもハンバーグーができるんだからよ」

バーグ「師匠程の威力じゃないさ」
10: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:15:42.21 ID:0Lyp0Lil0
ハンバーグ師匠「……しかし!! 鉄板ジョークを言わないとハンバーグーができないのは昨日までの話!!」

バーグ「!!」

ハンバーグ師匠「実は昨日俺は……フライングハンバーグーの習得に成功した!!」

バーグ「あ、あのフライングハンバーグーを!?」

フォンドヴォー(……名前的に空中からハンバーグーを当てる技か?)

ハンバーグ師匠「それではお見せしよう……フライングハンバーグーを!!」

ハンバーグ師匠「……コホン!!」

ハンバーグ師匠「ハンバーグこの間喫茶t\デエエエエエエエエエン!!!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!!!」

ドカーーーーーン!!!

バーグ「す……凄い!! 流石師匠!!」

フォンドヴォー(フライング……そういうことか……)
11: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:16:32.86 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「この間見せたあの技をやるだけでも凄いのに……フライングハンバーグーまでやるなんて!!」

フォンドヴォー「バーグ師匠……あの技とは?」

ハンバーグ師匠「……フライングハンバーグー程じゃないけど……みたいかい?」

フォンドヴォー「は、はいっ!! ハンバーグ師匠が宜しければ……」

ハンバーグ師匠「よし、じゃあ見せてやろう……」

ハンバーグ師匠「……元気ですかっ!!!」

フォンドヴォー「!!?」

ハンバーグ師匠「どうでしたか今回のジョークの焼き加減は!?」

ハンバーグ師匠「みなさんご唱和ください!!」

ハンバーグ師匠「7! 8! 9!」

ハンバーグ師匠「……ジュウ〜(10)」ドドドドド!!

フォンドヴォー「!!!」
12: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:17:19.49 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「あれぞ一瞬で10発のハンバーグーを出すジューシーハンバーグーだ」

フォンドヴォー(14発じゃないのか……)

バーグ「一発を出すので冴え時間がかかるのにそれを瞬時に10発も出す……流石だぜ師匠」

フォンドヴォー「確かに凄いですね……」

ハンバーグ師匠「はっはっはっ!! そうかそうか!!」

バーグ「こんなことできるのは……師匠だけだ!!」

ハンバーグ師匠「いやーーそんだけ褒めてくれると嬉しいね!!」

しかし後にバーグの息子が108発のハンバーグーを繰り出せるようになることはこの時は誰も知る由もなかった。
13: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:18:02.71 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「フォンドヴォー、お前ももっと強くなりたくなっただろ?」

フォンドヴォー「はい……俺も今すぐにジューシーハンバーグーを習得したいです」

ハンバーグ師匠「甘ーーーーーーーい!!!」

フォンドヴォー「!!」

ハンバーグ師匠「甘いよー甘すぎるよー。 クリスマスケーキの上に乗っかってるサンタクロースぐらい甘いよー」

バーグ「……そう簡単に習得はできないってことか」

フォンドヴォー「……浅はかな考えでした。 すみません……」

ハンバーグ師匠「いいか!! まずはジューシーハンバーグー習得の前に最高の威力のハンバーグーを出せるようにならないと話は始まらないんだ!!」

ハンバーグ師匠「今日から俺がみっちり教えてやる!! バーグ!! お前もだ!!」

バーグ「お、俺も!?」

ハンバーグ師匠「お前ら!! 俺についてこい!! 特訓を始める!!」

フォンドヴォー「は、はい!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:18:32.61 ID:0Lyp0Lil0
数日後……

ハンバーグ師匠「ここにでかい岩がある」

ハンバーグ師匠「この岩を使って俺達はどれぐらい強くなったのかを確かめよう」

フォンドヴォー「はいっ!!」

ハンバーグ師匠「では……熱々の鉄板ジョーク100グラム!!」

ハンバーグ師匠「この前ハンバーグとメンチとバーグとフォンドヴォーの四人で芝居をやったんだ」

メンチ「ブヒッ!!」

バーグ「メンチだけ緊張していい芝居ができなかった。 けど残りの三人はナチュラルに芝居ができたんだ」

フォンドヴォー「だって……」

ハンバーグ師匠・バーグ・フォンドヴォー「揚がってないからね!!」

\デエエエエエエエエエン!!!/

ハンバーグ師匠・バーグ・フォンドヴォー「ハンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!!!!!」

ドカーーーーーーーーン!!!
15: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:19:05.94 ID:0Lyp0Lil0
ハンバーグ師匠「はっはっはっ!!! 見ろ、巨大な岩が跡形もない!!」

バーグ「これも師匠が俺達を鍛えてくれたお陰だ!! ありがとう師匠!!」

フォンドヴォー(『バーグ』は『ハンバーグ』ということでいいのだろうか)

ハンバーグ師匠「どうしたフォンドヴォー? 『クレソンって本当に食べれるんですか?』みたいな顔しやがって」

フォンドヴォー「い、いえ……なんでもありません」
16: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:19:44.24 ID:0Lyp0Lil0
バーグ「よし……俺は決めた!!」

フォンドヴォー「バーグ師匠……?」

バーグ「俺の息子の名前は……コロッケじゃねえ!!」

フォンドヴォー「!!?」

バーグ「俺がこうして赤ん坊のコロッケを守れてるのはハンバーグーを教えてくれた師匠のお陰だ」

ハンバーグ師匠「バーグ……」

バーグ「敬意を表して……俺はこいつにこの名前をつける」

フォンドヴォー「……」

バーグ「……『ライス坊や』だ」

ハンバーグ師匠「バアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!!」
17: ◆LYNKFR8PTk 2016/02/26(金) 21:20:21.70 ID:0Lyp0Lil0
樫本学ヴ先生の新連載、『ライス坊や!』は来月からスタート!!

〜終わり〜

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