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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:32:19.45 ID:nWPCLaZs0
傭兵「えー……ちょっと待て、落ち着けよ」

女騎士「落ち着けるか! わ、私に……あんな事を……!」

傭兵「え? あんな事って?」

女騎士「だから……ぇ……っち……をだな……」ボソボソ

傭兵「え? さっき言えてたじゃん」

女騎士「くっ……! ……だ、だから……エッチ……した……/////」ボソッ

傭兵「何ですか何ですか? 何ですかァ?」ズイッ

女騎士「貴様っ!いい加減にしろ!」 バンッ!!

傭兵「って言われてもさぁ……正直、覚えが……なぁ」

女騎士「……思い出してみろ。まず、この間……戦いを終えて野営地に戻っただろう?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:32:49.80 ID:nWPCLaZs0
傭兵「うん。その後、酒盛りをしたな」

女騎士「そこへ私も加わっただろう」

傭兵「ああ、そうそう。お前、飲み過ぎて寝てたな。俺のテントへ運んで寝かせた」

女騎士「そ、その時……お前……私に…………その…ぇっち…しただろ!」バンッ!!

傭兵「……確かに俺もかなり飲んでたし、ところどころ記憶は飛んでるな」

女騎士「シラを切るなっ! わ、忘れてないぞ! 貴様が私にした事……!/////」ワナワナ

傭兵「……えー……何? ……俺、何かしたっけ……?」

女騎士「……とぼけるなよ」

傭兵「すまん、本当に覚えがない。教えてくれ、頼むから」

女騎士「ふん、いいだろう。教えてやる」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:33:58.41 ID:nWPCLaZs0
傭兵(………何でコイツ、こんな偉そうなんだ?)

女騎士「私が貴様のテントで横になってから、寝入るまでしばらくは意識があった」

傭兵「ふむふむ」

女騎士「その間に、貴様が……私の寝込みを襲ったのだ!/////」

傭兵「えぇぇぇー……?」

女騎士「わ、私に……私に……あんな、事を……!」ジワッ……

傭兵「待て、泣くな。詳しく話せ」

女騎士「私に……私の、頬に……」

傭兵「えっ……」


女騎士「私の頬に、口付けしただろう!!!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:35:02.51 ID:nWPCLaZs0
傭兵「あー……そういえば、した」

女騎士「ほぅら見ろ! 忘れたフリなどと姑息な真似を!!」

傭兵「出来心でな。寝顔が綺麗だから耐えられなかった」

女騎士「き……!? ば、莫迦者! 弄するか!!/////」

傭兵「……そんなにイヤだったのか。ごめん」

女騎士「い、嫌……という、程では……その……。ただ……心の、準備というものがだな……」ゴニョゴニョ

傭兵「……で、キスだけ? 俺がやった事って」

女騎士「『だけ』……だと? 貴様、自分のした事が分かっているのか!? く、口付けなんてしたら………」

傭兵「したら?」

女騎士「赤ちゃんが出来ちゃうだろっ!!」




\ デデーン 傭兵、アウトー /
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:35:50.80 ID:nWPCLaZs0
傭兵「……くっ………くくっ……!」プルプルプル

女騎士「何がおかしい!?/////」

傭兵「え……っいや……ブッ……マジで……?」プルプル

女騎士「……見損なったぞ。軽々しく…あんな事をするなんてな」

傭兵「えっと……整理…しようか……」プルプルプル

女騎士「何だ」

傭兵「俺は、お前の頬にチューして」

女騎士「は……辱めるような物言いをするな……/////」

傭兵「……で、お前は『ほっぺにチュー』で赤ん坊が出来てしまう、と」

女騎士「だから、そう言っているだろう」


傭兵「………wwwwwwwwwww」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:36:37.56 ID:nWPCLaZs0
女騎士「貴様……笑ったな?」スラッ……

傭兵「待て待て。とりあえず剣をしまおうか」

女騎士「……貴様にとっては、単なる遊びという事だったのだな。よろしい。私が直々に―――」

傭兵「……ちなみに」

女騎士「何だ。最期に言いたい事があるのか?」ピタッ

傭兵「ほっぺにチューするのが、『エッチ』なのか? 女騎士的に」

女騎士「他に何だと言うんだ」

傭兵「なら『唇にキス』するのは、いったい何て呼ぶんだ?」

女騎士「えっ……!?」

傭兵「だから、唇でやったらどうなるんだ?」

女騎士「く…くく、唇だと!?///////」

傭兵(面白いなこいつ)
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:37:34.95 ID:nWPCLaZs0
傭兵「なぁ。唇にチューするのは何にあたるんだ」

女騎士「…………っ////」カァァァァ

傭兵「……頬にチューするのは『エッチ』なんだよなぁ?」ニヤニヤ

女騎士「貴様……いいかげんに……!////」

傭兵「…『変態プレイ』かな?」

女騎士「…………」

傭兵「しかし、その場合……問題が一つある。まあ一つどころじゃないけど、これはお前にも関わる」

女騎士「何?」

傭兵「唇にチューするのが『変態』の行為だと言うなら……」

女騎士「回りくどいぞ」

傭兵「……お前も『変態』になってしまうぞ?」

女騎士「えっ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:39:00.32 ID:nWPCLaZs0
女騎士「ど、どど…どういう事だ!?」

傭兵「先月、お前が毒矢を受けた事があっただろ。味方陣地から離れた場所で」

女騎士「……くっ……あれは……誘い込まれて……」

傭兵「しかも、山賊まがいの連中に囲まれてただろ。あの時点で超フラグ立ってたぞ。……正直、俺が空気読めてなかったな」

女騎士「フラグ?」

傭兵「いや、そこはひとまず置いといて。……俺が、そこを助けて、馬で運んでやったろ」

女騎士「うむ。……あの時は助かったよ」

傭兵「で、途中で意識失ったじゃん。偶然こんな事もあろうかとたまたま奇跡的に持ってた解毒剤を飲ませてやった訳だが」

女騎士「……感謝している」

傭兵「お前、ここまで言っても分かんないとか…………」

女騎士「???」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:39:33.90 ID:nWPCLaZs0
傭兵「いいか、まずお前は意識を失ってた」

女騎士「うむ」

傭兵「薬は、口から飲まねばならんよな?」

女騎士「何を今さら」

傭兵「…………」

女騎士「どうした続けろ」

傭兵「わざと?」

女騎士「何がだ」

傭兵「……ハァ」

女騎士「続けろと言っているだろう」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:40:10.51 ID:nWPCLaZs0
傭兵「……まず、薬をお前の口に含ませた訳だ」

女騎士「うむ」

傭兵「……水で流し込む必要があったから、俺は一度、水を口に含んだ」

女騎士「?」

傭兵「…………そして、口移しで水を飲ませて、薬を飲ませた」

女騎士「 ! ? 」

傭兵「全部説明しなきゃ分からなかったのかよ」

女騎士「そ、そんなの分かるものか!」

傭兵「普通は分かるよ」

女騎士「き、貴様……開き直ったな!?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:40:45.02 ID:nWPCLaZs0
傭兵「とにかく、チューして赤ん坊ができるんなら、とっくにお前は身籠ってないとおかしいだろ」

女騎士「…………」

傭兵「そんなガキみたいな思い込み、一体誰に吹き込まれた」

女騎士「…………そう、か……既に……」

傭兵「何?」

女騎士「気付かなかった。もう……できていたんだな」

傭兵「えっ」

女騎士「……わ、私と……お前の………/////」

傭兵「なるほど、そう来たか」

女騎士「………喜んで、くれないのか」シュン
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:41:23.51 ID:nWPCLaZs0
傭兵「その誤解を解くにはどうすればいいんだ?」

女騎士「ご、誤解とはなんだ!? 私は、お前の子なら……!」

傭兵「何だって?」

女騎士「…………っ!////」

傭兵「よく聞こえなかったなー」

女騎士「……お前、との……赤ちゃんなら……その……/////」

傭兵「何だって?」クイクイ

女騎士「……ま、まだ言わせるのか……?/////」

傭兵「却下」

女騎士「なっ……!?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:41:57.53 ID:nWPCLaZs0
傭兵「いや、冷静に考えてみろ」

女騎士「何を冷静になれというんだ!?」

傭兵「住所不定で不安定な仕事をしてる旦那が、果たして嫁を幸せにできると思うか?」

女騎士「……なら、我が国の騎士になれ。話は来ているだろう」

傭兵「却下」

女騎士「何ィ!?」

傭兵「だって俺……『騎士』ってなんか好きになれないもん」

女騎士「……私もか?」

傭兵「いや、お前は大好きだ。チューしたいぐらい」

女騎士「かっ……からかうな! 莫迦者!!/////」ニヤニヤニヤ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:42:30.01 ID:nWPCLaZs0
傭兵「……ともかく、ハッキリさせようじゃないか」

女騎士「そう、だな……。はっきり……決めてくれ/////」

傭兵「いいか、一度しか言わん」

女騎士「う、うむ……」ドキドキドキドキ

傭兵「赤ん坊はな」

女騎士「………////」

傭兵「キスしただけじゃ出来ない」

女騎士「…………!」ピシッ

傭兵「俺はかれこれお前に五回はキスしてるが、五つ子だとでも言うのか?」

女騎士「…………えっ!?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:43:25.52 ID:nWPCLaZs0
傭兵「嘘じゃないぞ。今言った二回を含めて五回だ」

女騎士「えっ……えっ!?」

傭兵「残りの三回の内訳を言おうか?」

女騎士「………言ってみろ」

傭兵「寝顔に一回。包囲された砦の中で、援軍を待ってた時だな」

女騎士「……あぁ、三か月前の…………」

傭兵「眠ってるお前が涙を流したんだ」

女騎士「何? そんな筈は……」

傭兵「恥ずかしがるのは良くない。誰だって泣きたくなるだろあの状況」

女騎士「……あの時私に『どうせ、誰だって一度は死ぬもんだ』と言って笑っていただろう」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:45:03.15 ID:nWPCLaZs0
傭兵「悪い。正直、本当は死にたくなくてたまんなかった。泣きそうだった」

女騎士「き、貴様……!!」

傭兵「包囲されてなきゃ、逃げ出したけどなー。無理ゲーだろありゃ」

女騎士「…………」

傭兵「そんな訳で、寝ながら泣いてたお前を見てたら、なぜかキスしたくなった。これで一回ね」

女騎士「…………残りは?」

傭兵「次の日。正面に敵の本隊が現れたから、いっそ突貫しようって時にな。覚えてないか?」

女騎士「……あっ!/////」

傭兵「思い出したか」

女騎士「そう、いえば……そうだった……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:45:55.51 ID:nWPCLaZs0
~~~~~~~~

傭兵「……本気か? お前……」

女騎士「ああ。……城門の前に敵の大将が現れたのが、逃す手は無い」

傭兵「死にたがりが」

女騎士「…死ぬつもりなど、ない」

傭兵「……膝が震えてんぞ、おい」

女騎士「ち、違う……これは……!」

傭兵「………大丈夫だ。お前の代わりに、俺が死んでやるよ」ギュッ

女騎士「は、離れろ莫迦! それに、死ぬなんて……貴様……!」ジタバタ

傭兵「……」

チュッ

~~~~~~~~
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:46:35.18 ID:nWPCLaZs0
傭兵「……なんて事があっただろ」

女騎士「―――///////」プシュー……

傭兵「ともかく、その時おでこに一回。何か質問は?」

女騎士「そ、その……貴様……恥ずかしくないのか? 大っぴらに……そんな回想をだな……///」

傭兵「は? だから、今まさに照れてるだろ」

女騎士「どこが!?」

傭兵「今すごく顔熱いんだけど。赤くなってないか?」

女騎士「いや、全然……」

傭兵「嘘じゃないんだけどな」

女騎士「何かずるいぞ、貴様…………」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:47:26.81 ID:nWPCLaZs0
傭兵「その後、震えがピタっと止まったよな」

女騎士「う、うむ……」

傭兵「援軍も来てくれたし、まぁ、生きててよかったよかった」

女騎士「そう、だな。……貴様が生きていてくれて、良かった」

傭兵「聞き逃さないよ?」

女騎士「だ、黙れっ! いい加減にしろ!/////」

傭兵「キチンと言葉聞いてやったのに、その言い草かよ。お前、かなり優遇されてんだぞ」

女騎士「何を言っているんだ」

傭兵「誰とは言わないが、人格障害レベルの鈍感&即受診レベルの難聴男に惚れたヒロインがいてだな。あれは正直……無いわ」

女騎士「意味は分かったが、その手の発言は止めないか!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:48:28.26 ID:nWPCLaZs0
傭兵「…ところで、なんで『エッチしたのに』って話になったんだっけ」

女騎士「そ、そんなにハッキリ言うな!!」

傭兵「最初に言ったのお前だろ」

女騎士「……来週から、別の戦地に行くんだろう」

傭兵「そうだけど、別に敵同士になる訳じゃ無いしな」

女騎士「貴様から申し出たんだろう!? そんなに、私といるのが嫌か!!」

傭兵「そういう話じゃない」

女騎士「なら、何故だ!」

傭兵「ここにいるより、前線行った方が金になるし」

女騎士「金、だと……!」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:54:27.54 ID:nWPCLaZs0
傭兵「っていうかお前、聞いてないのか?」

女騎士「……何を」

傭兵「俺が転戦する所、お前も飛ばされるんだぞ」

女騎士「えっ!?」

傭兵「この辺りはもう落ち着いちゃったし。司令官の会話盗み聞きした」

女騎士「……」

傭兵「なんだ、イヤか。仕方ない、今から司令官に話……」クルッ

女騎士「ま、待て待て!! 嫌じゃない! 嫌じゃない!!//////」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 01:56:20.43 ID:nWPCLaZs0
傭兵「……で、他に話は?」

女騎士「…………」

傭兵「離ればなれにならないんだから、もういいだろ」

女騎士「……そう、だ……な///」

傭兵「ほら、もう寝ろ。明日にでも辞令が来るだろ」

女騎士「……わかった。おやすみ」クルッ……スタスタスタ

傭兵「はいはい」

傭兵「……まぁ」


傭兵「……エッチはしたと思うんだけどな」



終わり
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/17(土) 02:38:54.77 ID:nWPCLaZs0
すまない、終わりなんだ

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