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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 22:50:55.68 ID:RnBalltV0
森夏「結局高校三年間で一度も彼氏が出来なかった」

森夏「正直、自分では元中二病さえ隠してれば普通にモテると思ってた」

森夏「普通にしてればそこそこの男の子に告白されて付き合って人並みの青春を謳歌できると思ってた」

森夏「でも蓋を開けてみれば完全に売れ残り」

森夏「他のカップルをくっつける事十数回。片想いの駆け込み寺とまで言われるようになった」

森夏「で、私自身には何も無いまま時は流れてあれよあれよと言う間に受験シーズンになり、来月は卒業式」

森夏「なんで?どうしてこうなったのよ!」

勇太「俺に言われてもな」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 22:58:28.07 ID:RnBalltV0
森夏「だって親しい人で受験終わったのって推薦で決まった私と富樫くんだけでしょ。受験生にこんな話できないわよ。
   中坊に話したらネタにされそうだし」

勇太「そりゃごもっともだが、丹生谷がそんな愚痴を言うとは意外だな。あと凸守はとっくに高校生だぞ」

森夏「ハァ……こんなはずじゃなかったのに……」

森夏「やっぱり中二病臭さが滲み出てたの?学祭であんな事やったから?」

森夏「どうしてよ!何で私が独り身なのよおお!」

勇太「どうしてと言われましても」

森夏「富樫くん、小鳥遊さんとはもうエッチしたんでしょ?」

勇太「そりゃ、まぁ」

森夏「ほら!童貞が服着て歩いてたような富樫くんですら今みたいな質問されても、照れたりビックリしたりせずに」

森夏「エッチくらいしてますけど何か?みたいな態度じゃない!」

勇太「だから何だよ……。つーかそんなに童貞臭かったのか俺は」

森夏「私はまだなのに、周りはフッツーにヤッててもはや恥ずかしがりもしない。私だけ完全に取り残されちゃってるわ」

森夏「ふん、さぞかし幸せで、めくるめく虹色の快感が身体を駆け巡るんでしょうね!私は行き遅れだから知らないけど!」

勇太「そんな大層なもんでもないぞ。ていうか落ち着け。お前そんなキャラじゃないだろ」

森夏「それよそれ!その余裕が腹立つのよ!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:04:37.95 ID:RnBalltV0
森夏「はぁ……こんな惨めな人生になるなんて思わなかったわ……」

勇太「大分参ってるな」

森夏「富樫くんにはわかんないわよ、この劣等感は……。もうダメ。無理。私は来世に期待するわ」

勇太「来世って……まだ18だろ。これからじゃないか」

森夏「ハッ。何?今までなーんにも無かったのに、この先突然状況が変わるとでも?」

勇太「有り得る話だろ。大学行けば環境も変わるし」

森夏「無い無い。そういうのは勝ち組の理屈よ。そりゃあね、富樫くんみたいに幸せでキラキラーな恋愛をしてる人はそうでしょ。
   でも私みたいな負け組は一生負け組なの。もうそういう運命なの。干からびてシワシワになってバカみたいにトカゲでも追いかけてりゃいいのよ。
   大学に行っても、『うわコイツ処女かよ。地雷じゃん』って目で見られるのよおおお!!」

勇太「卑屈になり過ぎだ。丹生谷は普通に美人じゃないか。そんな風にうらぶれる必要ないって。大体、処女ってマイナスステータスじゃないぞ」

森夏「はいはい。じゃあ聞くけど、私と小鳥遊さんならどっちが美人なの?」

勇太「六花は別だろ」

森夏「ちゃんと答えなさいよ」

勇太「そりゃ俺は六花が好きだから六花と答えるしかない」

森夏「ほーらね。何が丹生谷は美人、よ。同情から出た慰めじゃないの。
   私なんてブスよブス。誰にも相手にされずに朽ち果てるゴミなのよ」

勇太「そんな事無いって」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:09:41.48 ID:RnBalltV0
森夏「みんな口を揃えて、『丹生谷さんならすぐいい人が見つかるよー』とか何とか言うけどね」

森夏「全然出てこないじゃない!ああ、何?やっぱり来世?来世なら見つかるのね?そういう意味なんでしょ」

勇太「違うってば。何をそんなに焦ってんだ」

森夏「別に焦ってないわ。もう諦めてるから」

勇太「諦める必要無いって。丹生谷ならいくらでも男は寄ってくるだろ。気付いてないだけなんじゃないか?」

森夏「じゃあ、どこにいるのよ、その寄ってくる男は」

勇太「それは……わかんないけどさ。一年の時に一色がやったカワイ子ちゃん選手権だって丹生谷が一位だぞ」

森夏「ほらやっぱり。どこにもいないのよ、そんな男は。あんなランキングなんて参考にならないわ。
   私は一生一人で水晶でも磨いてるのがお似合いなのよ」

勇太「そんな、せっかく美人なのにもったいないぞ」

森夏「またそれ?じゃ、勿体ないなら富樫くんはどうなのよ。今も部屋で二人っきりなのに全然手を出そうとしないじゃない」

勇太「んな……あ、当たり前だろ!俺には六花がいるし、丹生谷は友達なんだからそんなことしねーって!」

森夏「出た、友達。要は対象外、お前なんかとヤりたくねーよブスって事でしょ。
   勿体ないっていうのはね、価値のあるものに対して言うことよ。私みたいな価値マイナスの存在に使う言葉じゃないわ」

勇太「ヤりたいとかヤりたくないとかじゃなくてな……」

森夏「あーあ、一生処女なんだろうな私。子孫を残せない生物なんて酸素と空間の無駄よね。つくづくマイナス価値だわ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:13:00.63 ID:RnBalltV0
勇太「丹生谷、念のためもう一度言っておくけど」

森夏「何よ」

勇太「俺には六花がいる。俺は六花を裏切りたくない」

森夏「なにそれ。まさか私が富樫くんに処女貰われようと思ってここに来てるとでも?」

勇太「……そうじゃないならそれに越したことはない」

森夏「そんなわけないでしょ、このダークスケベマスター。
   闇の炎なんかに抱かれたくないんだけど」

勇太「古傷を抉るな……」

森夏「やっぱり私ってそういうみっともない女に見えるのね~。そりゃモテないわよねぇ」アハハハ



~五分後~

森夏「エッチしたい」

勇太「おい」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:16:50.93 ID:RnBalltV0
森夏「何よ。富樫くんにしてくれとは言ってないでしょ」

勇太「わかってるよ」

森夏「エッチしたい」

勇太「……丹生谷らしくないぞ」

森夏「もういい。そういうの疲れたのよ。丹生谷らしさって何よ、バカバカしい」

勇太「そう捨て鉢になるなって……」

森夏「エッチしたい」

森夏「あーエッチしたい」

勇太「やめろって。いい加減怒るぞ」

森夏「じゃ、私とエッチして」

勇太「結局そうなるのかよ!?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:21:24.44 ID:RnBalltV0
森夏「いいでしょ?富樫くん的には美人なんでしょ私」

勇太「美人だったらするってもんじゃないだろ」

森夏「あ、やっぱり私なんかとはしたくないんだ」

勇太「あのな……」

森夏「したくないんでしょ」

勇太「したいとかしたくないとかじゃないって。しちゃダメだっつーの」

森夏「小鳥遊さんには内緒にしておくわよ」

勇太「そういう問題じゃない」

森夏「じゃあやっぱりしたくないのね。私みたいなブスとは」

勇太「ブスじゃないってば。誰がどう見たって美人の部類だ。今だから言うけど、高校入学当初は俺も丹生谷を好きになりかけてたくらいだ」

森夏「へぇ、そうだったんだ」

勇太「夢枕に出るくらいだった。言いたかないけど妄想も結構してたし。
   告白されたりデートしたり……。正直、下心を持って丹生谷を見てしまう事もいまだにある」

森夏「きもっ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:27:40.95 ID:RnBalltV0
勇太「……とにかく、丹生谷が卑屈になってブスブス言う必要なんてないんだよ」

森夏「でも結局は小鳥遊さんを好きになって、私の事は『あ、やっぱこいつはねーわ。パスパス』ってなったんでしょ」

勇太「……」

森夏「そうなんだ。へー、そうなんだ。ホント終わってるわ私。顔も性格も終わってる」

勇太「最初は性格きつくて面食らったけど、色々話してるうちに良い奴だなって思うようになった。だから別に性格も悪くないって」

森夏「所詮良い人止まりって事ね。やっぱり対象外じゃない」

勇太「対象外じゃないって。六花の前じゃこんな事言えないけどな、もし六花がいなかったらあのまま丹生谷を好きになってた可能性も正直俺は否定できないくらいだ」

森夏「ウソね。対象外でしょ」

勇太「違う。丹生谷の水着姿を見て目のやり場に困ったりもするし、今日丹生谷がここに来るってなった時だって心ならずもソワソワしちゃってるんだぞ」

森夏「じゃあエッチしてよ。今。ここで。妹さんもいないし、小鳥遊さんも講習で出掛けてるんでしょ」

勇太「何でそうなる……」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:33:26.54 ID:RnBalltV0
森夏「対象外じゃないならできるでしょ」

勇太「だからそれは俺の良心が許さないんだってば!」

森夏「怒鳴らないでくれる?」

勇太「……なぁ丹生谷。処女捨てたいなら彼女持ちの俺じゃなくても、他にいくらでもいるだろ。
   そんな形で捨てるのは感心しないけど丹生谷がどうしてもって言うなら、大抵の男は喜んで引き受けてくれるはずだ。
   例えば一色とか」

森夏「嫌に決まってんでしょ。あいつ絶対言い触らすわよ。丹生谷のアレがああだったこうだったって。それだけは死んでも嫌」

勇太「いやいやそんなことは……」

勇太「……まぁ、ありそうだな」

森夏「でしょ?その点、富樫くんなら小鳥遊さんがいるから絶対秘密にしてくれるよね」

勇太「お前のその発想怖いわ……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:39:26.35 ID:RnBalltV0
森夏「どうしてもダメなわけ?エッチしてくれないの?」

勇太「……ダメだ」

森夏「私がブスだからね」

勇太「違うってば。俺には六花がいるからだよ」

森夏「だから内緒にしておくって言ったじゃない」

勇太「内緒にしてても俺の心が痛むんだよ」

森夏「……」

勇太「すまん丹生谷。今度また相談には乗るから、今日は帰ってくれ。少し冷静になれ。
   六花の事で色々相談に乗ってくれたお前がこんな事言うなんて変だ。疲れてるんだよ」

森夏「別に疲れてなんかないわよ。エッチしてくれたら帰る」

勇太「……しつこいぞ。俺は丹生谷とするつもりはない」

勇太「ていうかな、そうやって安売りしてるのが良くないんじゃないのか。もっとお高くとまってるほうが良いんじゃないか」

森夏「安売りしても売れ残るようなものを値上げしてどーすんのよ。バカでしょ」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:43:07.95 ID:RnBalltV0
勇太「あのなぁ……本音を言うと、丹生谷クラスの女の子に『エッチして』なんて言われて、しかも初めてで、お咎め無しなんて状況は、男にとっちゃ泣いて喜ぶレベルだぞ」

勇太「余りにも都合が良すぎて気後れするほどだ。もう、エロマンガかと」

森夏「じゃあ、して」

勇太「浮気はしない。何度も言わせないでくれ」

森夏「浮気じゃないわよ。私は富樫くんの事好きじゃないし、富樫くんもそうなんでしょ。もっと事務的なものよ」

森夏「ただの作業と思えばいいわ。むしろ事故でもいいわよ。私ブスだし」

勇太「……ダメだ。そんなことしたら今後丹生谷と気まずくなるだろ。あといい加減言い飽きたけどブスじゃない」

森夏「ふうん。じゃ、もし今日私がこのまま帰れば次に会った時は気まずくならないって言うの?」

勇太「……」

森夏「どのみち気まずくなるのはもう確定よね。だったら今エッチしちゃったほうがよくない?」

勇太「うーん……」

森夏「……」

勇太「……はっ!だ、ダメだ!ダメなものはダメなんだよ!」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:47:35.86 ID:RnBalltV0
森夏「……」

勇太「わかってくれ丹生谷。俺も男だし、したくないと言えば嘘になる。それでも断るって事はそれだけ六花が大事なんだ」

森夏「……わかった。もういいわ。帰るわよ」

勇太「力になれなくてすまん」

森夏「いいのよ。ブスはブスらしく出張ホストでも呼ぶわ」

勇太「……」

森夏「あ、それとも駅前でプラカードでも提げようかな。誰かエッチしてくださいって」

勇太「やめろって……。普通に恋愛して普通にやればいいじゃないか……」

森夏「その普通が私には無縁なのよ。じゃあね富樫くん。これから街に出て処女捨ててくるわ。そしてエイズになって死ぬの」

森夏「さよなら富樫くん」スタスタ

勇太「こらこらこら。待て待て待て。そんなのは許さん」ガシ
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:51:15.65 ID:RnBalltV0
森夏「私が私の身体をどうしようと私の勝手でしょ」

勇太「だからって丹生谷がそんな事をするのを黙って見過ごすわけにはいかないだろ」

森夏「余計なお世話よ。エッチしてくれないならもうほっといて。じゃ、帰るから。さーて、その辺のおっさんにでも声かけよっかな」

勇太「……」

森夏「そこどいてよ。帰るって言ってるでしょ」

勇太「……六花には絶対言わないんだよな?」

森夏「言わないわよ。その気になってくれた?」

勇太「……」

勇太「うぐぐぐ……」

勇太「わ……かっ……た」

勇太「……わかった。するよ……」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:51:49.67 ID:MpLgfZ2N0
きたああああああああああああ
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:51:56.61 ID:iS8rL5yh0
堕ちたー!
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:52:00.25 ID:QeIWko2C0
よし!
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 23:54:57.28 ID:RnBalltV0
森夏「うん。ありがとう。段取りがわからないから、富樫くんに任せていい?」

勇太「浮気じゃない浮気じゃない……あくまでも作業、あるいは慈善活動……」ブツブツ

森夏「何呟いてんのよダークフレイムマスター。早くしようよ」

勇太「う、うん」

森夏「あ!避妊はしてね。大学一年から妊婦なんて笑えないし」

勇太「あ、あぁ……そうだな」ゴソゴソ

森夏「……?何してんの?」

勇太「いや、ゴム用意しないと。ほら、これ」

森夏「ちょっと見せて」

森夏「……へぇ、保健の授業で見たのより薄いのね」ビヨーン

勇太「って開けちゃダメだよ。直前じゃないと乾いちゃうって……」

勇太(ていうかマジで俺丹生谷とすんの……?いいのかこれ?)
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:03:10.61 ID:+tTi9Ku50
森夏「え?そうなの?経験無いから知らなかった。さすが、ヤりまくってる人は違うわねー」ビヨーンビヨーン

森夏「へぇー……こんななんだ……」グニグニ

その時である。
「あの丹生谷森夏が俺の部屋でしげしげと避妊具を眺めている」。その光景は富樫勇太の理性を爆☆砕した。
実のところ、丹生谷が部屋に入って来た時点で勇太の理性には揺らぎが生じていた。
丹生谷の全身から発せられるフェロモン。それは同年代の他の女子とは桁外れに強烈無比で、当然彼女の生活圏内にいる男は誰もがそれを感じ取っていた。
それ故、高校生活を破滅させるような暴挙(レイプやら痴漢やらスク水強奪やら)に出てしまわないよう、逆に理性を保とうという男の自分自身の性欲に対する警戒を強めてしまったいたのである。
クラスメイトの男子にとっては苦行の日々であった。
結果、三年間誰一人として丹生谷森夏に手を出せなかった。
「自分の部屋」というある種の無法地帯においてここまで己を抑えた富樫勇太を彼らと比較して咎人と貶めるのは、酷であろう。

森夏「……?富樫く……きゃっ!?」

理性の枷を外した富樫勇太は無言で丹生谷をベッドへ押し倒す。いつも小鳥遊六花を乗せていたベッドはいつもより深く沈んだ。

丹生谷森夏は一瞬手ではねのけようとする。
しかし自尊心がそれを許さなかった。自分から頼んでおきながらいざ始まると怖がってしまってはあまりにも情けない。
ここ最近の彼女を支配していたのは劣等感であったが、自尊心の強い者ほど現実と自己評価の乖離を受け入れる事ができずに劣等感は膨れ上がるのだ。
突き飛ばすために伸ばした手をそのまま富樫勇太の背中へと回し、丹生谷森夏は自分に覆い被さる男を抱き締める。
太股に当たる硬質の感触は、いよいよ『友達』の防波堤が決壊して『男女』の関係へと流れ込む濁流が、せき止めようのないものである事を物語っていた。。
普段の穏健な勇太とは結びつかないどこか暴力めいたその硬さへの驚き、恐怖、混乱。男性と身を寄せ合っている事からくる本能的な幸福感。
それらと同時に、深い安堵が丹生谷森夏の中にあった。

森夏(良かった……。ちゃんと私の身体に反応してくれるんだ……)
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:03:44.36 ID:frpxEWRO0
おっ?
134: 新参人参丸 ◆ToPCnBi.BE 2013/01/05(土) 00:04:09.86 ID:HmMP/JSd0
お・・・おう・・なんか始まったぞ・・・
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:06:30.93 ID:6LY6USNG0
ここにおいて丹生谷森夏は本来の自分と尊厳をトリモロス。
自身の女性性に十全と価値が備わっている事は太股を圧迫する硬さから理解できた。
元中二病患者ということもあり思い込みの激しいところもあったのだろう、「性価値が全く無い」、この極端な自己評価は覆され、自分をトリモロした丹生谷森夏の心に浮かぶのは、富樫勇太への惜しみない感謝であった。
見栄のぎこちない抱擁はすぐにそれを反映し、腕にはさらに力が込められ、指々の先で富樫勇太の背中をさするようなものに様変わりした。

森夏「ありがとう富樫くん……。ありがとう……」

丹生谷森夏は生まれて始めて感謝の涙を流した。
彼女はそれほどまでに己を喪失していたのだ。

さて、既に丹生谷森夏の目的は達せられている。
彼女が求めていたのは行為そのものではなく、他者群との比較論的な内省の果てにどこかへ消え去ってしまった女性としての自負の復権であり、行為はその手段でしかなかった。
丹生谷森夏は今、その事を自覚した。
ならば、なぜ彼女はここで待ったをかけないのか。
既に丹生谷森夏はかつての丹生谷森夏である。にも関わらず、単なる友人でしかない男の愛撫に身を委ねているのはなぜなのか。
感謝を情欲と錯覚していたのは事実であり、やはり自尊心が中断を潔しとしなかったのもまた事実である。
が、それは富樫勇太と丹生谷森夏の今この瞬間を継続させる理由の本質ではない。
真の理由は大小二つあった。
ひとつは、富樫勇太がかつての富樫勇太ではなかったからである。
とある病院長の娘の言葉を借りよう。

入須「富樫勇太、君には技術がある」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:12:00.79 ID:6LY6USNG0
思わず身を捩らせる。
鼓動の音が鼓膜を内側から破る勢いで身体中に響く。
富樫勇太の指、舌、吐息が肌に触れるたび、丹生谷森夏はその部分の細胞が一斉に騒ぎ出すような感覚に陥った。
琴楽器のように丹生谷森夏の身体はその都度従順に反応した。

制服のボタンを外し、セーターの下から入れられたら富樫勇太の手が腹の上を滑る。
指先が流麗に快感の線を描く。

森夏「っ……」

森夏「ん……」

――富樫勇太と小鳥遊六花が初めて身体を重ねたのは一年半前、高2の夏である。
以来、二人は頻繁に夜を共にしたが、驚くべきは毎夜の密度である。
重度の元中二病患者と現役の中二病患者。セックスという舞台にあって二人は正に千両役者であった。
メソッド演技法にも似た、自己像と時間と空間への極度の能動的な没入を伴った夜の営みは、常人の十倍の密度を誇った。
それが二人の性技を加速的に飛躍させたのである。
富樫勇太は「大層なもんじゃない」と謙遜したが、毎夜の情事はどれもが充実していた。
無論、二人は互い以外との行為は未経験であったため、その技術偏差の異常な高さについては知る由も無かった。
小鳥遊六花以外を知らないが故、富樫勇太は丹生谷森夏に対しても全くの同様に触れる他なかった。
それは風船に機関銃を撃ち込むに等しい行為で、丹生谷森夏の身体を不可逆に変えてしまう事になった。
富樫勇太の技術はもはや往年のポルノ男優に比肩し、老成した刀鍛冶を思わせる一つの芸術と表現しても過脚色ではないだろう。
言うに及ばず、その無双の業に丹生谷森夏の無垢な心と無知な身体は他愛なく服従したのである。
技術は次々と丹生谷森夏の身体の奥に眠る性感を呼び起こし、彼女は未知なる快感への恐怖や不安を覚える間もなく陥落した。

森夏「ふぁ……」「あ」「あぁ……」

だが、事の核心は二つ目の理由にこそあり、富樫勇太の傑出した技術すらもただの前提でしかない。
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:19:27.05 ID:6LY6USNG0
性の権化と化したのは彼女だけではなかった。
富樫勇太もまた、一音一音冷静に鍵盤を叩くように業を積み重ねる一方で、鮮烈な驚きを抱いていた。
丹生谷森夏は何一つ技術を持っていない。
まして今や性技のAmazonと化した小鳥遊六花とは比較にもならない。
小鳥遊六花の妙技を一身に受けてきた富樫勇太をして性獣たらしめたのは、丹生谷森夏の身体そのものであった。
当然、全くの未開発の身体に快感を呼び起こした富樫勇太の技術もさることながら、確実に反応を示した丹生谷森夏にも魔才があったのは確かである。
名手の技術と名機の潜在能力があって初めて至高は立ち現れる。
が、それは小鳥遊六花も同じである。個体に潜む淫才に、小鳥遊六花と丹生谷森夏の間の差は無かった。
しかし富樫勇太はこれまでの性体験にはない衝撃をまざまざと感じていた。


――『 カ ラ ダ の 相 性 』 。


富樫勇太もその言葉は聞いた事があった。
皮肉にも、『恋人の小鳥遊六花』『友人の丹生谷森夏』という比較を経て、初めて富樫勇太は相性を実感した。
小鳥遊六花の身体とも決して相性が悪いわけではない。むしろ相当に良かったからこそ二人はこれまで飽く事なく技術を磨いてこられた。
が、女として羽化したばかりの丹生谷森夏の身体は、それをあっさりと越えてしまったのだ。

勇太(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!)サワサワ

森夏「はぁッ」「あ」「あ……ァ……」

丹生谷森夏はただ愚直に抱き締める事しか出来なかったが、ただそれだけの行為によって、失神しそうになるほどのデタラメな快楽が富樫勇太の脳髄に突き刺さった。
もし、この丹生谷が六花みたいに色々出来るようになったら……。
富樫勇太はその空想をすぐさま掻き消す。

勇太(ななななに考えてんだ俺は!この一回で終わりだし、俺に六花以上の相手がいるはずもないっつーの!ワンチャンだっつーの!うぇーい!)サワサワ

大学進学を控えた富樫勇太は脳内の言葉遣いも大学生っぽくなっていた。
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:24:52.72 ID:6LY6USNG0
丹生谷森夏の身体に触れれば触れるほど、相性の良さを疑う余地は消えていく。
セーターを捲り上げ、ベッドと丹生谷森夏の間に手を入れて下着のホックを外す。

間も無く、富樫勇太の言語野は機能を停止し、野性に支配された。

勇太(丹生谷……丹生谷……丹生谷……!)

森夏「ん、ふ……」ギュウウウウウウウウ

勇太(くそっ!くそっ!何だよこれ!!何でこんなッ……!!)スリスリスリ

勇太(ぽ、ぽぽ……ぽぽぽ……)

勇太(おdj483msかp;・momwp0お……!)

勇太(〃◎♂♀§¶†∑□∪!!!!!!)



これが世に言う『バニッシュメントディスワールド』である。
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:32:20.09 ID:6LY6USNG0
験も知識も乏しい丹生谷森夏は、ただただ本能に身を任せた。
闇雲に相手の身体を触る事しかできない。愛撫と呼ぶにはまだ拙く幼稚な動き。
ただ触るだけの――肩や胸板や腹筋を擦るように触るだけの行為。
にも関わらず、その拙い行為は、小鳥遊六花の愛情も技術も兼ね備えた極上の愛撫と同等以上の快感をバニッシュメントなんちゃら中の富樫勇太にもたらした。
細胞の小器官全てが一気に活性化していくのが、富樫勇太にはわかった。


互いが互いにとって、天上天下に無二のセックスパートナーだった。
この世に2ピースから成るパズルが存在するとしたら、富樫勇太と丹生谷森夏の肉体だろう。

小鳥遊六花と富樫勇太の身体の相性は60億人に一人のものであり、その相手と巡り会えた事は奇跡と呼ぶ他無い。
しかし、こと丹生谷森夏と富樫勇太の身体の相性となると、それは最初の人類がアフリカに現れた瞬間から人類史の終焉までに存在した全個体の無数の組み合わせの中でも最適の答えとなる。
この二人が同じ時代に生まれ、出会い、身体を重ねるというのはもはや奇跡すら超越している。
それは神の祝福か、悪魔の呪いか。どちらにせよ非現実の領域であった。

一般に、身体の相性とは互いのフェロモンの合致とそこから予見される遺伝子の相互補完性から決まる。
富樫勇太と丹生谷森夏はこれを当然の如く満たしている。
ただし、生物の生存戦略上、このような組み合わせの存在と邂逅は遺伝子のシナリオ通りに過ぎない。
二人の相性の真髄は、人の心と肉体を支配する二重螺旋構造すら想定していなかった驚くべき事実に基づく。

富樫勇太の手が丹生谷森夏の乳房に触れる。

勇太「!?」
森夏「っ、あッ……!?」

二人が同時に息をのんだ。

富樫勇太は自身の経験から、事態の深刻な異常性を察知する。
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:41:48.11 ID:6LY6USNG0
触れ合う部位の、細胞と血管と汗腺と感覚神経の配置。
これら全てが、互いを悦ばせるためだけに設計されたように存在していたのだ。
性感体となるであろう部位を一撫ですれば、細胞の隙間と隙間の摩擦によって一気に最大限の開発が為される程に。
その配置は全くの偶然。
「セックス」という概念における、宇宙が導き出した最適解の具現。
それが二人の肉体である。

無論、富樫勇太も丹生谷森夏もミクロの世界で起きているこの超常的な事実を知る事はない。
ただ、「異常」という実感が富樫勇太につきまとい続ける。

勇太(!!!???)モミモミ

勇太(!!!!!!!!!!!!??????????)モミモミ

森夏「んんっ」「ん」「うううーーーっ……!!」

乳頭に触れられただけで、丹生谷森夏の身体は弓なりに仰け反り、小さく痙攣する。
生娘には余りにも強すぎる快感に、彼女の精神はいつ壊れても不思議ではなかった。

勇太(〓?√∃Ⅲ△!!??) 訳:Why……?
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:47:35.28 ID:6LY6USNG0
愛撫は続き、富樫勇太の指が丹生谷森夏の膣内に挿入される。
指の太さ、長さ、骨の出っ張り、爪の硬さ、関節の皺。
膣内の幅と奥行き、ヒダの配置、分泌される愛液量。
互いの部位に隠る体温。
これらもやはりあつらえたように快感に向かって完全適合していた。

森夏「あ」「うあっ」「あーーーッ」

この嬌声もまた、富樫勇太の脳がドーパミンを分泌するにあたって最適な『音』であった。
あらゆる周波数と音圧の中で、丹生谷森夏の嬌声以上に彼の性欲を掻き立てるものは無かったのである。

まだ男根を挿入していないどころか、物理的な刺激をほとんど加えられていないにも関わらず、富樫勇太は射精の波が押し寄せてくるのを感じた。
焦燥に駆られた富樫勇太は即座にベルトを外して男根を露わにする。
富樫勇太は、「友人を苦しめる劣等感の払拭」という目的のために罪悪感を抱きつつも愛撫に時間をかけるつもりだったが、既に丹生谷森夏の膣が挿入時の潤滑油としては十分過ぎる程愛液を分泌している事は明らかであった。
結局のところ、富樫勇太の類い希な技術も、人智を超えた身体の相性の良さの前ではさほど意味を為さなかったのである。

丹生谷森夏の貞操の最期を前にして、富樫勇太にようやく言語が還ってくる。

勇太「に、丹生谷……本当にいいんだな」

これだけでも、彼の人徳は人並み外れていると言える。
常人であればとっくに即ハメ生中出しをぶちキメているほどの激烈な性刺激に、彼は今襲われているのだ。
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 00:55:36.59 ID:6LY6USNG0
丹生谷森夏は答えない。答える術が無かった。
言語の喪失に加えて、彼女はもう自分が丹生谷森夏であるという自己認識すら持っていなかった。
無上の幸福に彼女は包まれ、夢見心地となっていた。

富樫勇太の男根が膣内へ押し入ると、破瓜の痛みが一瞬快感を上回る。

森夏「い、ぎっ……!」

しかしそれも本当に一瞬で、凶悪な快楽は無慈悲に二人を支配する。
もう書き記すまでもないだろう。
男性器と女性器の適合性も、ミクロの次元でイデアであった。

森夏「あっ」「ああッ」「っあーーっ!!」

勇太「っ、くっ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

普通、女性の初体験は不安と恐怖と激痛が大部分を占めるが、悪魔的な身体の相性はただただバカげた規模の快楽を惜しみなく丹生谷森夏に与えた。

数回の前後運動で富樫勇太は一回目の射精を果たす。
間を置かずに数分間動き、二回目の射精。三、四がなくて五に射精。
動き続けて六回目の射精。もひとつおまけに七回目。ワン、ツー!ワン、ツー!
なおも性衝動は尽きない。
丹生谷森夏の声が、匂いが、膣圧が、肌の感触が、ありとあらゆる全てが、富樫勇太の精巣に子種の生産を強制する。
鞭打たれてピラミッドを建設する奴隷のように、富樫勇太の精巣は働いた。

丹生谷森夏は涙で視界が霞む程の恍惚の中で涎を垂らした。男根を刺激して精液を搾り取り、子宮に導くためだけの身体と化す。
富樫勇太は唇を重ねて、彼にとって極上の液体であるその涎を吸い上げる。小鳥遊六花の唾液がロマネコンティであるならば、丹生谷森夏のそれは『水』だった。
ヒトが口にするあらゆる液体の王、『水』なのである。

膣に深々と突き立てられた男根からさらに精液が放出され続ける。
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:00:20.33 ID:6LY6USNG0
――結局、インターバルのないまま二十三回目の射精を経て、ようやく富樫勇太の動きは止まった。


…………
……


森夏「あ……あ…ぅ……」ぞくぞくぞくぞく

勇太「はぁ……はぁ……はぁ……」ガクリ

森夏「あ、あ……すご、い……ね……」ヒクヒク

勇太「……」

森夏「エッチって……こ、こんなにすごい、のね……」ヒクヒク

森夏「みん、な……こんな……すごい事……し、してたんだ……」ヒクッ

富樫勇太は何も言わなかった。

――みんながしてる、だって?
そんなわけない。こんな事、普通じゃ絶対にありえない。

彼は、この受け入れがたい現実を自分一人で飲み込もうと決意した。

丹生谷に言ってしまったら、丹生谷のこの先の恋愛にも影を落としかねない。

それは目の前で快感の余韻に浸る友人への優しさと、己の肉体への虚しい反抗だった。
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:03:13.95 ID:6LY6USNG0
……………
……


森夏「じゃ、もう帰るから」

勇太「うん」

森夏「……今日の事、絶対誰にも言わないでね」

勇太「当たり前だろ……。言えるわけ無いって」

森夏「ところで、避妊してくれなかったよね。もしもの事があったらどーすんのよ。小鳥遊さんにバレるってわかってる?」

勇太「それは……ごめん。丹生谷が魅力的だったから、つい」

森夏「つい、で済む問題じゃないんだけど。まぁ……美人って言ってくれたのがお世辞じゃなかったのは伝わったわ」

勇太「そうそう。だから早く彼氏作れって」

森夏「言われなくてもそうするわよ。富樫くんとは二度としないし、全部忘れて。忘れないと呪い殺すから。じゃあね」


~翌日~

勇太「で、なんでまた俺の部屋にいるんだ……」

森夏「何?猫と遊びに来ただけよ。勘違いしないで」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:07:44.43 ID:6LY6USNG0
森夏「まさか私が富樫くんと昨日みたいな事しに来たとでも思ってんの。サイテーね。見損なったわ」

勇太「そ、そうじゃないけど」

森夏「自意識過剰なんじゃないの?つーか忘れてって言ったでしょ」

勇太「いや、今はそっちが言い出したんだろ……」

森夏「いい?昨日のアレは事故よ、事故。私もどうかしてたし、今思うと中二病並みの黒歴史だわ。何で私があんたとしなきゃいけないんだか」

勇太「……はは、すっかり元通りだな」

森夏「ま、とにかく私は無かった事にするから富樫くんも忘れなさいよ。アンタには小鳥遊さんがいるでしょ」

勇太「だな、あれは夢だ。夢なんだ。そうに決まってる」

森夏「そうそう、私と富樫くんがするなんてありえないよね。悪夢よ悪夢」



~10分後~

森夏「あっ、あ、ああっ!ふぁぁっ!」

勇太「はぁはぁはぁ」パンパンパンパン
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:11:59.04 ID:6LY6USNG0
……………
……


森夏「……何て事してくれてんのよ……」

勇太「す、すまん……」

森夏「……昨日のお礼ってことで、今回は超特別に水に流してあげる。もう二度とゴメンだからね」

勇太「うん……。でも俺がっていうか、どっちかっていうと丹生谷のほうから……」

森夏「何それ、私のせい?あんだけ腰振ってて自分は悪くないっての?」

勇太「いや……そうだな、ごめん」

森夏「……次にこんな事したら絶交だから覚えときなさいよ」



~翌日~

森夏「はぁあっ!いいっ!きもちいいよぉ……!あ、ああん!!」ギュウウウウ

勇太「うっ!くぁっ!!」ドプドプドプーーーッ
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:15:44.94 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「ほんっといい加減にしてよ!!私は富樫くんのオモチャじゃないのよ!?」

勇太「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんさい!!!」

森夏「なんなの!?一回したから何回でも身体許すとでも思ってんの!?最っ低ねアンタ!!」

勇太「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいィィイイイイ!!もう二度としませんっっ!!!!」ドゲザ

森夏「っとに……!私はアンタの浮気相手になるつもりはないんだから、次に手を出してきたらマジで呪い殺してやる!!」



~二日後~

森夏「はぁん!もっと!もっとぉ!」パンパンパンパン

勇太「あああああっ!また射精る!射精すよっ!」ドピューーーーッ
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:18:52.12 ID:6LY6USNG0
………………
……


森夏「……ごめん」

勇太「いや、俺も乗っちゃったし……お互い様だって……」

森夏「……完っ全に私からだったわね……。ごめん。謝る」

勇太「いいって……。昨日俺も同じようなことしたし」

森夏「……じゃあこれでおあいこね」

勇太「うん。……もう本当これっきりな。これ以上はマジで浮気になっちゃうし、事故とか間違いとか気の迷いじゃ済まなくなる」

森夏「そうね……。お互い気をつけましょう……」



~翌日~

森夏「あぁーっ!いいっ!だしてだしてぇっ!」パンパンパンパン

勇太「ああああああああああ!!」ドクドクドクドク
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:24:26.40 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「ヤバいヤバいヤバいヤバい!!YABAI!!!!!ほんっとうにヤバいわよもう!これじゃ本当に浮気じゃないのよおおお!」ワタワタ

勇太「ににに丹生谷!もうここではっきり決めよう!俺と丹生谷は二度としない!いいな!?」オタオタ

森夏「も、もちろんよ!これじゃ小鳥遊さんに会わせる顔がないわよ!」

勇太「ああああ……六花ごめん……マジでごめん……最低だ俺……。受験で六花の留守が多いのを利用してこんな……」

森夏「いい!?私は絶対にもう誘わないから富樫くんも誘ってこないでね!」

勇太「ああ、誓う!六花への愛にかけて誓う!二度としない!マジでこれ以上は取り返しがつかなくなる!」




~翌日~

森夏「あ」「あぁん」「あっ」「あっ」「あーっ」パンパンパンパン

勇太「そらっ、そらっ、そらそらそらそら」バスンバスンバスンバスンバスン
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:27:30.61 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「もうダメだ……。言い訳のしようがないわ……」ずぅぅん……

勇太「……六花のメールを見ると心が痛む……。あいつ俺と同じ大学行くために一般入試の勉強頑張ってるのに……。死にたい……」

森夏「……ねぇ、誓約書書かない?」

勇太「誓約書?」

森夏「精霊王に誓って丹生谷森夏と富樫勇太は二度と淫らな行いをしませんって。血判捺すの」

勇太「なるほど……。でも精霊王はやめないか?それじゃ中二病だし……」

森夏「そ、そうね。気が動転してたわ。じゃあ天地神妙に誓って、に変えるから」

勇太「わかった、ちょっと紙用意してくる!」タタッ
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:35:30.44 ID:6LY6USNG0
      誓約書

   私、丹生谷森夏と
   私、富樫勇太は

  天地神妙に誓って二度と淫らな行いをしません


            2月21日 富樫宅にて @




勇太「よし、誘惑に負けそうになったらこれを見て今の決意を思い出そう」

森夏「うん。……はぁ、ここまでしなきゃいけないなんて自分の意志の弱さが嫌になるわ……」

勇太「大丈夫。血の誓いまでしたんだ。元中二病にこういうのは効くぞ」

森夏「あぁ……精霊よ、どうか私の汚れた魂を見捨てないで……」



~翌日~

森夏「とが、し……くぅん……。ん、ふぅ」チュッチュ

勇太「ん……」チュッチュ
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:39:36.31 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「……どうしたらいいのよ、もう……。ヤッてる最中に気分が盛り上がって誓約書破いて悦ぶなんて頭おかしいでしょ私……」ハァ…

誓約書「」ボロッ…

勇太「六花ごめん六花ごめん六花ごめん六花ごめん」ブツブツ

森夏「……私は富樫くん以外とした事が無いわ。でも、薄々感じてたんだけど、もしかして私達がしてるのって普通のエッチじゃないんじゃないの?」

森夏「どう考えてもおかしいでしょ。私も富樫くんも根は真面目なのにこんなにハマるなんて、他の人がこんなのを常に我慢してるとは思えない」

勇太「六花ごめん六花ごめん六花ごめん六花ごめん六花ごめん六花ごめん」ブツブツ

森夏「聞いてってば!私達のエッチって普通じゃないんでしょ!?」

勇太「……」

勇太「……丹生谷の今後を思って言わないでおいたけど……俺達のは普通じゃないと思う。はっきり言って異常だよ……」

森夏「やっぱりそうなんだ……。どうなってんのよコレ……」

勇太「多分、身体の相性が度を越えて良すぎるんだと思う。それも天文学的な確率のパターンで……」

森夏「何ソレ……。なんで私と富樫くんなのよ……。わけわかんない……」

勇太「俺だってわけわかんないよ……」
321: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:42:32.23 ID:6LY6USNG0
森夏「ねえ富樫くん、こうしよう?もし会いそうになっちゃったら、ニンニクとかニラレバとか食べて口臭くするの」

勇太「な、なるほど!それならお互いゲンナリして何事もなく終われる!」

森夏「そう。心でヤらないって決めてもダメなんだから、もう身体に拒否させるしかないわ。
   私は女として辛いけど、しかたない。それくらいしなきゃもう無理よ」

勇太「よし、いっそ歯磨かないってのもアリだな!」

森夏「お風呂入らないとか。パンツ代えないとかね」

勇太「名案だ!早速今日から始めよう」

森夏「うん。もう本当の本当の本当の本ッッッ当に二度と富樫くんとはしないわ……」



~翌日~

森夏「んむ」「ふ、ん……」「んっ」「んっ」ジュプッニュムッ

勇太「あ、でる……でるでるでる……!」ビュッビュビュッ
331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:45:57.85 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「……ダメだったわね、結局」

勇太「いくら風呂入らないって言っても、そんなの関係なかったな……。ていうか昨日の今日じゃどっちみち大して汚くもならないし……」

森夏「しかも私今日、生理だったのに口でしてまで……なんなのよもう……」

勇太「でも丹生谷、日に日に上手くなってるよな……。まぁ丹生谷相手だと上手いとか下手とかあんまり関係無いんだけど……」

森夏「きもっ……」

勇太「……すまん」

森夏「あのさぁ、ええと、男の人って、その……自分で処理するんでしょ?もう私に会う前に自分で済ませて、欲情しないようにできないの?」

勇太「とっくに試してるよ……。でもダメなんだ。丹生谷に触った瞬間、再生産フルリロードって感じで」

森夏「そう……」

勇太「丹生谷。もう連絡取り合えないようにお互いの携帯の番号を消そう。消して、ついでに着信拒否しよう。
   そもそも、会えるって状況を無くさないとダメだ」

森夏「そうするしかないわね……」
348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:52:31.44 ID:6LY6USNG0
ピッ ピッ

勇太「よし、消したぞ」

森夏「うん、私も」

勇太「……」

森夏「なんか……番号消すのって心が痛むね……」

勇太「うん……。相手の存在まで抹消したみたいで……」

森夏「……でも仕方ないわ。このままじゃ破滅一直線だし、疎遠になるくらいでちょうどいいのよ。
   ていうか私と富樫くんってこんな事になる以前から仲良すぎだった気がする。一部で噂立てられてたっぽいし、元々距離を置いたほうが良かったのよ」

勇太「……」

森夏「富樫くん、私は別に富樫くんを恨んでないわ。私は自分の身体にムカッ腹が立つ」

勇太「敵は自分の身体、か……。確かにそうだな」

森夏「もう富樫くんのチンポなんかに負けない。自分の身体になんて、絶対に負けない。心が身体を上回るって事を証明してみせる」



~五日後~

森夏「はぁ」「はぁ」「んっ」「くっ」「あああっ」グイングイングイン

勇太「あああ!丹生谷っ!好きだ!好きだああああ!!だすよ!だすよだすよだすよだすよおおおおおああああああ」ビュッビュビュビュビュビュルルルルン
353: 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:15) 2013/01/05(土) 01:53:28.12 ID:5gZRyzH90
チンポには勝てなかったかwwww
354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:53:41.39 ID:GHV7LNme0
もう心も体もダメじゃん
358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:54:26.01 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「着拒なんて簡単に解除できるからね……。富樫くんは悪くないわよ……」

勇太「解除どころか、履歴から番号も復元しちゃったよ……。意志弱すぎだろ俺……」

森夏「私なんてわざわざ一色に富樫くんの番号聞いて再登録したわよ……。もうどうしたらいいの……」

勇太「……」

森夏「……」


結論は明白だった。
この抵抗しがたいループが始まった時から、二人の脳裏に浮かんでは消えていた解決策。
しかしそれはあまりに哀しい結末。それを避けるためここまで足掻いてきたと言ってもいい。
だが、他に方法が無い事は火を見るより明らかで、もはや問題は、いつ、どちらが口に出すかであった。

そして丹生谷森夏が口火を切った。
367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:57:47.02 ID:6LY6USNG0
森夏「……最初に言っておくわ。私は富樫くんが嫌いなわけじゃない。むしろ友達としては好きだった。色々きつい事言ってたけどね」

森夏「一番仲が良い男友達は、富樫くんだったと思う」

勇太「……俺も、六花とは別の部分で丹生谷は良い理解者だった。六花には話さないような事も、丹生谷になら言えたって事は少なくなかった」

森夏「……だからね、私が今から言うことは、今の爛れた関係を断ち切るためだから。本当はこんな事言いたくないの。それはわかってね」

勇太「……」

森夏「……」

勇太「……」

森夏「……」

森夏「……富樫くん。絶交しよう」
387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:02:12.11 ID:6LY6USNG0
勇太「……それしか……ないのか……」

森夏「私だって悲しいし辛いわよ……」

勇太「ごめん。本当は他に方法が無いってわかってた。でも言い出せなかった。それを丹生谷の口から言わせてしまう事になったのは、本当に申し訳ないと思う」

森夏「ヘタレだもんね、アンタ……」

勇太「……そうだな。ヘタレだな……」

森夏「なんてね。富樫くんがヘタレじゃない事は私がよく知ってる。小鳥遊さんの事になると、本当にヒーローみたいだったし、ちょっとカッコ良かったよ」

勇太「……」

森夏「連絡しないのは当然として、学校で会っても一切話さない。目も合わせない事。こないだみたいな着拒とはもうわけが違うの。
   私と富樫くんは未来永劫関わらない」

勇太「ああ」

森夏「いっそ周りにお互いの事大っきらいって言って回ったほうがいいわ。口にした言葉がそのまま自分の心になっちゃうのなんてよくある事だし」

勇太「……辛いな」

森夏「私を失うより小鳥遊さんを失うほうが富樫くんには辛いでしょ。仕方ないのよ。だからさっさと私を嫌いになってね。私も富樫くんの事、嫌いになってあげるから」

勇太「六花は大切だし、丹生谷も大事だ。でも、二者択一なら……すまん、俺は六花を選ぶ……」

森夏「何で謝るのよ。恋人をとるのは当たり前でしょ。ここで私を選んでたら殴ってるわよ」

勇太「ははは……」
400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:07:53.50 ID:6LY6USNG0
森夏「ごめんね富樫くん。最初に私が無茶を言って関係を迫ってなかったら、こんな事にはならなかったね」

勇太「よせよ……」

森夏「中二病だった頃よりも、あの時の自分を殺してやりたいわ……」

勇太「やめろって……」

森夏「……あまり話してると、名残惜しくなっちゃうわね」

勇太「……」

森夏「ねえ」

勇太「……何だ?」

森夏「……最後に一回だけしよう?気持ちよく出来るなら、痛めつけるのも簡単でしょ?それで全部終わり」

勇太「……わかった」

そこに愛はなかった。元より二人の行為には愛など無かったが、今のこの行為は互いの身体に対する恨み節のぶつけ合いだった。
どこに触ろうと、どんな触り方をしようと、快感は生まれる。それは同時に、意志一つで苦痛を与える事も出来るという事である。
富樫勇太の自尊心は歪められ、丹生谷森夏の尊厳は蹂躙された。にも関わらず、ありありと浮かび上がる性感が二人を絶望させる。
あろう事か、二人はその苦痛と共に顕在する快感を噛み締め続けた。
二人はグロテスクな涙を流し、ほとんど断末魔のような呻き声をあげ、果てた。
快感の余韻は友情の亡骸。
うなだれる富樫勇太の横で、丹生谷森夏は腕で顔を隠して嗚咽を漏らしながら自分に向けて呪詛を繰り返す。
それすらも甘美に響いて富樫勇太の性欲を掻き立てる。煽られた水底から泥が浮かぶように、情欲はまた立ち上る。
富樫勇太は耳を手で覆い、心音と血流の軋みが支配する昏い世界へ逃げ込んだ。
408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:13:01.18 ID:6LY6USNG0
丹生谷森夏が去った後、富樫勇太は何度も自分の身体を殴った。
精神を蔑ろにして、恋人を裏切り、友人を傷つけた己の肉と骨を、彼は心の底から憎んだ。

翌日から、二人は誓い通り、一切の関わりを絶った。
異変に気付いたのは小鳥遊六花だった。


本命校の受験が迫った小鳥遊六花は、それを前にして富樫勇太の逢瀬に気力の充実を求めた。
久々に二人きりになっても、富樫勇太の心は晴れない。恋人への罪悪感と、友人の喪失に彼は苦しんだ。


六花「ゆうた……丹生谷と喧嘩したの?」

勇太「……」

六花「なんで?仲直りしてほしい」

勇太「あいつの話はしないでくれ」

六花「丹生谷にはずっと応援してもらってた。ゆうたと丹生谷が喧嘩するのはつらい」

勇太「仕方ないんだよ。あいつとは元々ソリが合わなかったんだ」

六花「そんなのウソ」

はっきりとした物言いだった。
富樫勇太は庇護対象として見ていた恋人の、思いがけない鋭さにぎょっとした。
411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:16:40.62 ID:XucMOOQ10
六花ェ...
423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:21:01.42 ID:6LY6USNG0
六花「邪王真眼の前で偽証は無意味」

カラーコンタクトを外した左目は、かえって深遠さを湛えており、言葉の通り真実を見透かしているような気がして富樫勇太はおののく。

勇太「確かに昔は憧れてたかもしれん。
   でも今はあいつの事なんてそりゃもうクソのクソ、腹パンしたい子ちゃん選手権一位だ」

六花「何があったの」

勇太「何もないって。大体あいつの前髪のピン、わけわかんないし。あれ意味あんの?デカ過ぎだし。どーゆーこっちゃ」

六花「でも」

小鳥遊六花の言葉を遮るために、富樫勇太は彼女を抱き寄せる。
身体の相性の最適な相手が丹生谷森夏なら、精神における最良の伴侶は小鳥遊六花だった。
故に、彼女は即座に抱擁に宿る欺瞞を悟る。
が、拒絶しなかった。

自分が勉学に励んでいる間、この恋人には何かがあった。
己を呪わずにはいられないほどの何かが。

丹生谷森夏に向けられた乱暴な言葉とは裏腹に、富樫勇太が憎んでいるのは富樫勇太自身だという事を彼女は見抜いた。
それは邪王真眼の力などではなく、愛のなせる業であった。

失意の底にいる富樫勇太を見て、小鳥遊六花には母性が芽生え始めていた。

私がこの人を助けてあげないと――。

常に守られるしかなかった彼女がこのような思考に至ったのは、やはり富樫勇太と愛を育む中で彼女もまた成長していたという事であろう。
小鳥遊六花が抱き返すと、二人はそのまま情事へとなだれ込んだ。
462: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:35:51.94 ID:6LY6USNG0
一方、丹生谷森夏は三週間後に迫った卒業式に向けて、卒業生代表の挨拶の原稿を書き進めていた。
しかし遅々として筆は進まず、心はどこか遠方を彷徨う。

凸守「何をボヤボヤしてるデスか。こんなもんちゃっちゃと終わらせるデス」

森夏「うっさいわね……。大体何でアンタがひっついてくんのよ」

凸守「凸守は来年の卒業生代表に選ばれるはずデスから、偽モリサマーのを参考にするデスよ」

森夏「なんでもうアンタって決まってんのよ。私がやる事になったの決まったのなんて12月よ?」

凸守「深遠な知識を持った凸守以外、誰が代表を務めるっていうんデースか。凸守がやる事になるにきまってるデス」

森夏「こういうのは別に成績で決まんないわよ。つーか本当は引退後の生徒会長がやるの。
   私の場合は生徒会長がなんか突然『やべえ、クリスティの有名小説をひとひねりもふたひねりもしたマンガを描きたくなってきた』
   とか言っていきなり高校中退したから、私に代役が回ってきただけよ」

凸守「え゛……そうだったんデスか」

森夏「そ。だからアンタが来年の総代になる事はないから、さっさと帰りなさい。中坊はおやすみの時間でしょ」

凸守「で、凸守はもう高校生デス!」

森夏「いまだに中二病じゃない。まだまだ中坊よ中坊」

凸守「ぐぬぬぬぬ……!でえい!!」ヒュンヒュン ポカッ

森夏「いたっ!?何すんのよ!」
468: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:46:18.86 ID:6LY6USNG0
凸守「はっはっはー!!お前が今したためているのは魔導戦争における降伏の偽勅書デースね!」

森夏「あーはいはい。また始まった」

凸守「白旗を揚げたフリをして隙をつくつもりデースね!凸守の目は誤魔化せないデース!」

森夏「何言ってんだか。ほら、邪魔だから早く帰って」フゥ

凸守「マ、マスターのサーヴァントとして凸守が今ここでお前を滅して……!」ポカポカ

森夏「はいはい」

凸守「うう……」

森夏「……」ホケー

凸守(張り合いがないデス……。マスターは受験、じゃなくて魔導士のクラスアップの試験で忙しいし、こいつがこんなんじゃ誰も構ってくれないデス……)シュン

森夏「はー……」ホケー

凸守「……」

凸守「……すみません。お邪魔しました、丹生谷先輩……」トボトボ

森夏「はいはい、じゃーねー」

森夏「はぁ……」ホケーッ
474: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:53:34.26 ID:6LY6USNG0
……………
……


六花「ゆうた……。今日は疲れてた?」

勇太「いや、別に」

六花「……邪王真眼の使い手の私と、ダークフレイムマスターは恋人の契約を交わしている。
   私はゆうたの力になりたい」

勇太「いいから自分の勉強の心配しろって。大丈夫なのか?わかんないところがあったら教えてやるぞ?」

六花「大丈夫。少し手こずったが、邪王真眼に不可能はない。既に魔導アカデミーの判定は、A」

勇太「そうか。頑張ったな。よしよし」

六花「……だから、私はゆうたの力に……。ゆうたを苦しめる邪悪な何かを共に打ち払いたくて……」

勇太「なんも無いって。丹生谷とは元々仲が悪かったの。六花が気にするな」

六花「……わかった。でも辛い時はいつでも私を頼ってほしい」

勇太「……ああ」

六花「……」

勇太(……これで良かったんだ……。これで……)
483: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:00:55.47 ID:6LY6USNG0
~一週間後~


森夏「あ♥」「あん♥」「んっ♥」「あはっ♥」

森夏「あ~ん♥イクっ♥イクイクイクイクイクイクイッちゃうよぉ~♥」

勇太「丹生谷っ、丹生谷いいいいいいいいい」ズコズコズコズコ

森夏「あ~~~っ♥あ~~~~っっ♥♥」ガクガク

勇太「丹生谷ッ!好きだっっ!愛してる!!」ズコバコズコバコ

森夏「うぁ♥」「あぁああん♥」「あっ♥」「あっ♥」

どぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぴゅるるるるるるるるるるるるるる
ずぴゅるるるるるるるるるるるるるる
ぶるるるるん

ぽたっぽたっ

どぷっ……

ズコバコズコバコズコバコズコバコバッコンコン!!
カクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクヌプブプブプ

はい!どどんがドン!はい!どどんがドン!


森夏「あぁぁ~~~~っっ♥♥♥」ビクビクビクゥ
484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:01:29.28 ID:RimeHaoz0
まあ一週間持っただけでも良しとしよう
490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:03:10.65 ID:k2C4DGxlP
ドドンがどんじゃねえよwww
495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:04:30.45 ID:LAIqJ1dD0
>はい!どどんがドン!はい!どどんがドン!

声出してワロタ
492: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:03:52.88 ID:6LY6USNG0
……………
……




森夏「……」

勇太「……」

森夏「……」

勇太「……」

森夏「何か言ってよ……」

勇太「すまん……。もはや言葉になんねー……。ていうかまだ余韻が引いてない……」

森夏「私も……」

勇太「……」

森夏「……」

勇太「……」

森夏「もう……諦めない?」
503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:08:04.02 ID:6LY6USNG0
勇太「諦める……?」

森夏「もう無理でしょ。あんだけ悲壮な感じで絶交したのに性懲りもなくまたヤッちゃったのよ」

森夏「どんな対策しても無理無理。絶対またヤッちゃうに決まってる。あれこれ策を巡らせてもバカ見るだけよ」

勇太「……俺ももう、ダメな気がする。どんな手を使っても我慢できる自信がない」

森夏「ま、10日くらい開いたからね、私達にしては頑張ったほうじゃない?」

勇太「でも間があいたぶん、ハンパじゃなかったな……」

森夏「うん。正直、今までで一番気持ち良かった。気持ち良すぎて冗談抜きで死ぬかと思ったわ」

勇太「俺も……。テクノブレイクって都市伝説らしいけど、マジでああなるんじゃないかと……」

森夏「全く……どんだけ相性良いわけ?もう笑えてきたわ」アハハ

勇太「これってやっぱ完全に浮気だよな……」
510: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:11:15.03 ID:6LY6USNG0
森夏「何言ってんのよ今更。浮気っていうか、もはやセフレよセフレ」

勇太「うぅ……」

森夏「一年の時に二人でクラス委員やってたときは、まさかこんな関係になるなんて想像もしてなかったなぁ」

勇太「俺も……。ていうか昔の話はやめてくれ……。余計悲しくなる……」

森夏「富樫くんは想像してたでしょ」

勇太「してないって。んなセフレなんて概念、当時の俺には無かった」

森夏「私を使って色々妄想してたって言ってたじゃん」

勇太「あれは恋人というかそういう感じのをだな……。って、今それほじくり返すのかよ。やめて。マジでやめて」

森夏「言っとくけど、恋人になるつもりはないわよ。別に富樫くんと付き合いたいとは思ってないし、小鳥遊さんから奪うとかしたくない」

勇太「俺だって六花以外と恋人になるつもりはない」
515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:14:00.26 ID:6LY6USNG0
森夏「じゃ、セフレって事でこれからよろしく」

勇太「……」

森夏「イヤって言っても無理よ。私は我慢できないだろうし、富樫くんもそうでしょ」

勇太「それはそうなんだが、こう、いざセフレって確定させるのは気が引けるな……」

森夏「あのねぇ、私だって彼氏作る前にセフレが出来ちゃうなんて心底イヤなんだからね」

森夏「でもどうしようも無いじゃない。今の関係を指す言葉も他に無いんだし、テキトーな言葉で誤魔化したって余計虚しくなるだけよ」

勇太「……だな。……不束者ですが、今後共どうぞよろしく」

森夏「何その三つ指ついてお願いするみたいな言い方。うざっ」

勇太「丹生谷は開き直り過ぎだ……」
519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:17:09.25 ID:6LY6USNG0
森夏「じゃ、セフレになるにあたって、ルールを決めないとね」

勇太「ルール?」

森夏「いい?セフレになるのは、あくまでもお互いの精神衛生上のためだから」

森夏「良心を痛め続けてこないだみたいにおかしくなっちゃうのを避けるための、言わば保留関係よ」

森夏「本来なら絶対にあってはならない状態なの」

勇太「うん」

森夏「でもセフレと自分達を銘打つ事で、これまで以上に歯止めが効かなくなる可能性は高いと思うわけ。だから今のうちに最低限のルールを決めて、まずは現状維持を優先、悪化を防ぐべきなのよ」

勇太「なるほど。で、どんなルールを設けるんだ?」
523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:19:56.80 ID:6LY6USNG0
森夏「そうね、まず一つ。この事は絶対誰にも言わないこと」

勇太「そりゃそうだ」

森夏「もう一つ。エッチ中の録画と録音は禁止。物的証拠を残さないためもあるけど、そういう事を始めたらエスカレートして外でもエッチするようになりそうだと思わない?」

勇太「……そうだな。一旦プレイ内容がエスカレートしたら、俺には自分を抑える自信がない」

森夏「私も。……ほんと自分が嫌になるけど」

森夏「次に、エッチ中に互いが発した言葉について後で言及しない事」

勇太「あぁ、弾みで好きとか愛してるとか言いまくってるもんな俺……」

森夏「私も自分が何言ってるかよくわかってないし、お互い発言に責任持てないからね」

勇太「丹生谷はいつもほとんどアンアン言ってるだけじゃないか」

森夏「ちょっ……はぁ!?だからそういうの禁止っ!!素の状態でそういう事言うわけ!?」

勇太「あ、すまん。デリカシー無かったな……」

森夏「次言ったらマジで呪い殺す」ズイ

勇太「ごめん」

森夏(……あ、やばい。スイッチ入る)ムラッ
524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:21:42.03 ID:L5hjrCPt0
どこでだよwww
525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:22:02.76 ID:CDkVa0gn0
罵ったら興奮するって……
532: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:24:27.63 ID:6LY6USNG0
勇太「……」

森夏「……」トローン

勇太「……あの、あんまり顔近づけないでくれ。また正気を失いそうだ」

森夏「んふ……」チュッ

勇太「ーーーーーーっ!!ま、待て丹生谷!今は大事なルールを決め……て、る……とちゅ……う……」ムラムラムラムラムラムラ

勇太「……」スッ プチプチ さわさわ

森夏「あ、うぁ……♥」「はっ♥」「ああっ♥」ビクッ



~二時間後~

森夏「……会話ひとつまともに出来ないってホントどうなのこれ……」

勇太「猿より酷いな俺達……」

森夏「……話を戻すね。私からのルールの提案の最後。したくなった時はもうお互い無駄に我慢しない事。
   まぁ今も全然我慢出来てないけど」

勇太「あ、あぁ。俺はいいけど、丹生谷はそれでいいのか?」
534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:28:13.08 ID:6LY6USNG0
森夏「ていうか我慢してると何も手につかなくなるし。この10日間、本当に頭がおかしくなりそうだった。特に昨日なんてベッドの上でのたうち回ってたわ……」

勇太「わかる。すごいわかるよ……」

森夏「でも小鳥遊さんと会ってる時くらいはちゃんと断ってね。私よりあの子を優先しないとダメよ」

勇太「なんか……ほんと申し訳ないです……」

森夏「別にいいから。私も彼氏が出来たら富樫くんよりそっちを優先するからそのつもりでいて」

勇太「了解しました」

森夏「こんなところかな。富樫くんからは何かある?」

勇太「いや、今のところは特にないよ」

森夏「そ。ならこれで話はおしまい。とにかく、今決めたルールは絶対に守ろうね。……そ、それじゃあ、早速だけど、もう一回いい?いいよね?」ススス…

勇太「う、うん。俺もさっきからずっと……!」バッ

森夏「あ♥」
569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:46:38.52 ID:6LY6USNG0
――かくして、鉄の掟は定められた。

 【セフレ三ヶ条】

其の壱…如何なる場合も是れを口外するべからず
其の弐…是れを記録するべからず
其の参…是れを我慢するべからず



其の参により、二人はいよいよセックスに没頭した。
卒業直前という時期は拘束時間を激減させ、家族の隙を見つけては互いの家を行き来して身体を重ねた。

昼夜が消えた。時間の概念は殆ど二人を縛らなかった。
食う寝る以外の時間はほぼ全てセックスに充てがわれ、富樫勇太は小鳥遊六花と逢引するのも忘れて、丹生谷森夏の子宮に精子を送り込み続けた。

森夏「ああああ♥」

勇太「ううううううううう!!!すごいっ!丹生谷の身体本当にすごいよおおおおおおおおお!!!!」ドバズコグワシャアアアア

森夏「あぁああぁあ~~~ッッッ♥」ガクガクガクガク


しかし時間は全てに平等に降り積もる。人の意志や祈りなど思慮はしない。
卒業式は一日、また一日と迫る。

そして小鳥遊六花の大学合格発表の日を境に、この善き物語は佳境を迎える――。


                                                    前編 完
572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:48:01.29 ID:UkfxExar0
前編……だ、と?
650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 06:20:43.33 ID:6LY6USNG0
……………
……



森夏「で、富樫くんはこういうとこよく来るの?」

勇太「うーん、六花と何回か来た事が……って、あ、ごめん」

森夏「は?」

勇太「いや、六花の話をしちゃって……」

森夏「なんでそれで『ごめん』になるのよ。何度も言うけど、私は別に富樫くんの事が好きなわけじゃないんだから。
   変に気を遣われても鬱陶しいわよ」

勇太「それはわかってるんだけど……」

森夏「せめて恋人のフリしてないと俺の心が痛む?何、まだそんな事言ってんの」

勇太「むしろそんな平気そうな丹生谷のほうが普通じゃないんだよ」

森夏「とっくに普通じゃないじゃん、私達。はー、ほんと富樫くんって形から入りたがるのね。さすが中二病。キャラ設定はお手の物なわけね」

勇太「元をつけろ元を。俺はとっくに卒業したんだ」

森夏「どうだか。……あっ、見て見て!カラオケとかゲームとかあるわよ!へぇー、結構色々揃ってるのね」キョロキョロ

勇太「……なんか、丹生谷ってラブホが似合うな」
652: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 06:23:32.74 ID:DJwOhxom0
後編きた!
659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 06:29:38.57 ID:6LY6USNG0
森夏「何言ってんのアンタ」

勇太「いや、なんか……『丹生谷がラブホの中にいる』って妙にしっくりくるな」

森夏「まさか褒めてるつもりじゃないよね。それ言われて喜ぶ女の子なんてどこにもいないわよ」

勇太「あぁ、まぁそりゃそうだな」

森夏「丹生谷ってラブホが似合うな」キリッ

森夏「だって」

勇太「……」

森夏「さぶっ。聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ~」

勇太「わ、わかったわかった。変な事言って悪かったよ……」

森夏「丹生谷ってラブホが似合うな」キリッ

勇太「のああああああ!!恥ずかしくなってきたからやめろおおおおおおお!!!」ガシッ

森夏「ふふ……」スッ

勇太「……っ」ムチュ

森夏「ん……♡」
679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 06:53:34.78 ID:6LY6USNG0
これまで二人は家族の留守を狙って身体を重ねていた。
が、鉄の掟の三条目によっていよいよ自制の理由が希薄になり、二条目の改編が起きた。
行為のエスカレートを防ぐために設けられた二条目はもはや額面通りの意味しか持たなくなっていた。
即ち、「互いの部屋以外でのセックス」の解禁である。

丹生谷家は比較的留守がちであったが、それでも二人の情念を燃やすには時間の有限性が強く感じられるほど、理性の枷が緩くなっていたのである。

どちらからともなく他の場所を探す話が持ち上がり、説教趣味の人間達が支配する倫理強固の現代社会において、自宅以外に唯一性交を公に許される施設へと二人が足を運んだのは当然の流れと言える。


勇太「う、くぅううっ……」ブルルッ

森夏「んん……っ」ジュプッ

『今日は朝から晩までここにいよう』と取り決めるまでもなく、二人は居座って互いの身体を貪るつもりでいた。
――どこに触れても気持ちいい。どこに触れられても感じる。
全身が性感帯になり得る二人の間で技術はまるで意味を為さなかったが、丹生谷森夏の技術の成長が目覚しかったのは、ひとえにその近視眼的な没入癖に由来する。
身体の相性もさる事ながら、やはり元中二病同士、小鳥遊六花同様に、内面の性質においても最高の性交相手だったのだ。


勇太「あ、あ……で、る……でるっ」ピューーーーーーーーーー

森夏「む」「んむっ」「っ、ふ……」ジュボベロニュルルルルンニュルンベルク

丹生谷森夏は富樫勇太に精液を膣内へ注がれる事を至上の悦びとしている。
その丹生谷森夏が口への射精を許したのは、もはや彼女も富樫勇太の精液が彼女の身体によって驚異的な再生産を行えるという事を熟知していたためである。

森夏「んっ、く」ゴックンチョ

と、ここで富樫勇太の携帯電話が鳴る。
689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:11:24.28 ID:6LY6USNG0
携帯「デーンデレレーンデレレレレ♪」←AnotherのOP

勇太「あぁ、こんだけ出してもやっぱ全然おさまんないわ……」ボッキーン

森夏「うん、知ってる♥はやく挿れて♥」


行為に慣れ始めていた丹生谷森夏は、嵐のような性衝動の中にあっても会話が出来るようになっていた。
ただし、言葉遣いと声色は普段のややもすると高圧的ですらあるそれとはまるで違う、扇情的な雌そのものであった。
恐らくどんな言葉でも……「この中二病野郎」、「いてまうぞ我ェ」、「パターン青!間違いありません!」、「雨ニモ負ケズ、風ニモマケズ」、「日本をトリモロス」……
これらのいずれを発したとしても、その声は富樫勇太の男根をボッ王(キング)として戴冠せしめただろう。

携帯「デーンデレレーデレレレレ♪」←AnotherのOP

勇太「あ、あぁぁ……あああああ……」ヌプ

森夏「あ♥」「あ♥」「あ♥」

しかし挿入時の快感にだけは大脳新皮質も正常に動かなくなる。
セックスの本質は、やはり挿入とピストン運動なのだ。

勇太「あが、あががががががおー!!!!」パンパンパンパンパンパンパンパンパン

森夏「あああああっあ♥」


携帯「デーンデレレーデレレレレ♪」←AnotherのOP
696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:22:37.83 ID:6LY6USNG0
【AM11:00】
森夏「あ♥」「あ♥」「あはぁっ♥」

勇太「どおおおおおおおおおおおっせい!!」スパパパパパパパ

【PM2:00】
携帯「デーンデレレーデレレレレ♪」←AnotherのOP

森夏「ああ♥」「んっ♥」「んふう♥」

勇太「はい、はい、はい、はいっ」スパパパパパパパパパパパパパパ

【PM9:00】
携帯「デーンデレレーデレレレレ♪」←AnotherのOP

森夏「~~~~っっっ♥♥」ガクガクガク

勇太「といといといといといとい」ZUKOZUKOZUKOZUKO

【AM0:00】
携帯「デーンデレレーデレレレレ♪」←AnotherのOP

森夏「し……しあわせ…♥」グッタリ

勇太「はい、もしもし」ピッ

六花『ゆうたぁ……』グスッ
698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:25:45.93 ID:vky5m+hg0
もしもしじゃねえよwww
699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:27:59.88 ID:6LY6USNG0
勇太「!?」

六花『何で今まで出てくれなかったのぉ……』グスン

勇太「え、あ、いや……ごめん。ちょっと立て込んでて。ど、どうした?」

六花『どうしたじゃないよ……。忘れたの……?』

勇太「……?なんか用事あったっけ……?」

六花『……』

勇太「すまん、本当にわかんないんだ。教えてくれ」

六花『……ひどいよ。私、頑張ったのに……』グスン

勇太「ご、ごめん。なんだっけ……」

六花『今日、私の合格発表だったんだよ……。一緒に見に行く約束だったのにひどいよぅ……』グスン

勇太「……」

勇太「あ」サーッ…
702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:34:23.32 ID:6LY6USNG0
勇太「ご、ごめん六花!!本当にごめん!」

六花『もういいよ……』グスッ

勇太「ほんっっっとうにごめん!!今すぐそっち行くから!!今どこ!?家!?」

六花『うん……プリーステスも来てる……』

勇太「と、十花さん帰国してたのか。ええと、とにかくすぐ行くから!マジでごめん!」

六花『うん……』

勇太「あ、そ、それと、どうだった?試験の結果は……」

六花『……春からはゆうたと一緒に闇の魔術を学べる……』

勇太「そうか……。良かった……。あ、すぐそっち向かうから!じゃ!」ピッ

勇太「……」

勇太「……やっちまった」

森夏「今の……小鳥遊さん?」
707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:42:58.03 ID:6LY6USNG0
勇太「ああ……。今日あいつの合格発表だったんだ……」

森夏「え」

勇太「最悪だ……。何やってんだ俺……」

森夏「だ、大丈夫なの?ここにいる場合じゃないんじゃ……」

勇太「うん……。悪い丹生谷。俺先行くわ……」

森夏「それならほら、早くしないと!もう、なんで私のほう優先してんのよ!バカじゃないの!」

勇太「忘れてたんだ……。丹生谷とする事で頭が一杯で……」

森夏「……泣き言なら後で聞いてやるから、さっさと行きなって。もぉー……これじゃルール決めた意味ないじゃないのよ~……」

勇太「……本当にすまん。じゃあ、また後で連絡する」

森夏「連絡なんてどうでもいいから早く小鳥遊さんのところに行きなさいってば!」
710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 07:51:22.36 ID:6LY6USNG0
……………
……


樟葉「あ、やっと来た。もう、お兄ちゃん遅いよ。小鳥遊さんずっと待ってたんだよ」

勇太「く、樟葉……」

十花「六花の合格祝いだからな。お前んとこの家族も来てくれた」

勇太「十花さん……ご無沙汰してます」

十花「ん」

六花「……」

勇太「り……六花、ごめん、俺……」

六花「……特別に許す。今は宴の刻。ゆうたも早く座って。共に祝杯を上げよう」

勇太「……ああ。そうだな」

夢葉「またあの女のところにいってたのね!ひどい人!」

勇太「!?な、ななななな何を言って……」ギクッ

樟葉「何ばたばたしてんのお兄ちゃん。夢葉のいつものごっこ遊びでしょ?」

勇太「あ、ああ。そうだな。そうだよな……。はは、ははは……」
716: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:02:48.51 ID:6LY6USNG0
樟葉「それじゃあみんな揃ったところで六花さん、ご挨拶を!」

六花「へぇっ?わ、私っ?」

十花「主役はお前だろ。きちんと挨拶しなきゃ場が始まらん」

六花「う、うん。えーと……///」

樟葉「六花さんがんばって」

夢葉「がんばれー」

六花「……コホン」

六花「クックック……。暗黒の宴へようこそ。今宵は魔が騒ぐ刻。各々存分に魔力を……高……め……」

勇太「……?六花……?」

六花「……みんな、ありがとう」

六花「みんなが応援してくれたおかげで、勇太と一緒の大学に行く事が出来ました」

六花「あんまり勉強ができなかった私がここまでこれたのも……みんなと……勇太のおか、げ……」

六花「うぅ……本当に今日はみんな来てくれてありがとう……」ポロポロ

十花「っ……。め、目にゴミが……」グスッ
725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:11:12.97 ID:6LY6USNG0
六花「うえええええん」ポロポロ

樟葉「や、やだ……。私まで貰い泣きしそう」グスッ

夢葉「びえええええええん」ビービー

十花「ま、まったく。最初から泣く奴があるか。しんみりさせてどうする。祝いの席だぞ」ツーン

六花「ゆうた……良かった……良かったよぉ……。落ちてたらどうしようかと思ったよぉ……」ポロポロ

勇太「あ、あぁ。頑張ったもんな、六花」

六花「ゆうたぁ……」ギュッ

勇太「六花……」

樟葉「え、えーっと、それじゃあ十花さんの用意してくれたご飯、みんなで食べましょうか!六花さん、乾杯の音頭をお願いします!」

六花「うん……」ニコッ

六花「か、かんぱーい」

カンパーイ!! コン コン




勇太(ううう……胸が痛む……)ズキズキ
729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:21:56.24 ID:6LY6USNG0
……………
……


ベランダに吹く風が富樫勇太の肌を刺す。この日は一ヶ月ぶりの冷え込みを見せ、三月にしては……とどこか異常に気温が低かった。
立ち昇る白い息の先に星は見えず、ただ重い雲が夜空を覆っていた。

十花「なんだ、まだいたのか」

勇太「十花さん……」

十花「夢葉はもう帰って寝た。樟葉も戻ったぞ。六花は部屋で寝てる。泣き疲れてな。まったく、いつまでたってもガキだ」

勇太「……」

十花「……礼を言う。お前のおかげで六花も無事大学に進学できた」

勇太「いえ、俺は何も……。六花が頑張った結果ですよ」

十花「大変だろうが、これからもあいつの事を頼む」

勇太「はい」

十花「……で、六花とはどこまでいったんだ?」

勇太「え」

十花「……ふん、聞くだけ野暮か。二年以上付き合っているんだからな。男女の関係になってないほうがどうかしてる」
731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:29:30.89 ID:6LY6USNG0
勇太「まぁ、はい……」

十花「身内のシモの話にあまり突っ込むのも良くないな。変な事を聞いた。忘れてくれ」

勇太「いえ……」

十花「お前に渡したいモノがある。これだ」スッ

勇太「写真、ですか?」

十花「お前が一年の時、ウチに部活の連中と泊まりに来たろ。その時のだ」

勇太「ああ、あの時の……。何で今頃……?」

十花「荷物を整理してたら出てきた。私が持ってても仕方ないからな。ま、体よくゴミをお前に押し付けてるだけだ」

勇太「そうですか。じゃあ、貰っておきますね」スッ

十花「……ところで、その女」

勇太「え?」

十花「長い茶髪の奴だ。そいつ、ガキの割にずいぶん発育がいいよな」

勇太「え、ええ。そ、そそそそそそうですね」
737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:38:27.80 ID:6LY6USNG0
十花「六花と比べてどうだ?お前も男ならそういう女を抱きたくなるんだろう?」

勇太「い、いえっ!お、俺にはりりり六花だけですから……」

十花「心はな。でも男は、いや、女もだな。心と身体は別だ」

勇太「そ、そうなんですかね?よよよよよよくわかんないです」ダラダラダラ

十花「その茶髪の女……そいつを抱けるってなったら、お前も飛びつくだろ?」

勇太「ままままままさか!そんなはず無いじゃないですか!」ダラダラダラダラダラダラ

十花「……ま、そうか。お前、甲斐性なさそうだからな」

勇太「そ、そうですよ。なななな何言ってるんですか十花さん。はは、ははははは……」ダラダラダラダラダラダラダラダラ

十花「酒が回ってるのか、どうもさっきから妙な事を聞いてしまうな。そろそろ戻るか。寒いだろ、ベランダは」ガラッ

勇太「はははははははははい」ソソクサ

十花「ところで勇太」

勇太「な、なんですか?」

十花「お前の肩についているその茶色い髪の毛は何だ?」

勇太「!?」ビビビビビビビビクゥ
739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:40:01.85 ID:vVN5F5T70
やべぇよやべぇよ
746: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:46:57.12 ID:6LY6USNG0
勇太「かっ、かかかかかか髪の毛!?」アセアセアセアセ

勇太「そそそそそそそんなものがどどどどどどどどどどどどどこに」バッババッバッ

十花「すまん、見間違いだった。そんなものはついてなかった」

勇太「っ……!」

十花「それと、六花はずいぶん激しいんだな。お前の首の周り、キスマークだらけだぞ」

勇太「キッ、キスマーク!?」

唇で皮膚を強く挟むと、その部位で軽い内出血が起きる。それは痣のようになり、肉眼でも容易に確認できる。
これが俗に言うキスマークである。
もちろん丹生谷森夏が意図的にこれを富樫勇太の全身に残したわけではない。
彼女も富樫勇太も、キスマークというものを知らなかっただけなのだ。
もし彼等がそれを知っていたら、密会の証拠となるそれを残さないようにセックスに励んでいただろう。
彼等の本能が許せば、の話だが。

勇太「あ、あのっ!いや、これは!」アセアセアセアセ

十花「……」

勇太「え、ええとですね……」ドキドキドキドキ
753: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 08:53:55.80 ID:6LY6USNG0
十花「……」

勇太「……」ドキドキドキドキ

十花「勇太、私はお前を信頼して、六花を任せた」ズイ

勇太「……」ビクビクビク

十花「お前が何で今日、合格発表をあいつと一緒に見に行ってやらなかったのはあえて聞かないでおいてやる」

十花「だがな、これだけは言っておくぞ」

勇太「は、はい……」ビクビクビクビク

十花「もし、お前が六花の気持ちと私の信頼を裏切るような事があれば、その時は」ガシッ

勇太「ひっ」

十花「その時は、お 前 を 殺 す」

勇太「ひゃ、ひゃい……」ジョオオオ

十花「……先に戻る。あまりここに長居すると風邪を引くぞ」スタスタ

勇太「……」ドッドッドッドッ
765: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:04:43.81 ID:6LY6USNG0
勇太「……」ヘナ

勇太「……」ヘナヘナヘナ

勇太「……」ペタン

勇太「は、はは……ははは……」ガクガクブルブル


富樫勇太は震えた。寒さからではない。真の恐怖から彼は心底震え上がった。
数時間前には雄々しく屹立し、王の中の王であった彼の股間のイチモツは、今やドブを這い回る物乞いのように惨めに縮み上がっていた。

『お前を殺す』

誇張でも比喩でも無かった。
小鳥遊十花の目には、確かな殺意がこもっていた。
富樫勇太はこの時ようやく、己の置かれた立場を正確に把握した。
「偽証、即ち死」
生まれて始めて、死の恐怖を感じた。
それはかつてダークフレイムマスターを自称していた時に死線だの冥府だのとのたまっていた時とは違う、暗く冷たいモノだった。


富樫勇太は自室に戻ると、手の震えを必死で抑えながら丹生谷森夏に電話をかけた。
769: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:12:02.46 ID:6LY6USNG0
森夏『もしもし。どうだった?大丈夫だった?』

勇太「に、にににに……」ブルブル

森夏『はぁ?何言ってんのアンタ』

勇太「ににに丹生谷、やめよう。ももももうやめよう」ブルブル

森夏『えっ。な、何?まさかバレたの!?』

勇太「ま、まだ完全にはバレてない!でも多分十花さんは勘づいてる!」ガクガク

森夏『富樫くん、何かヘマしたのね?』

勇太「キ、キスマーク、首、首に……」ガクガク

森夏『キスマーク?なにそれ』

勇太「とっ、とにかくもうやめよう!こ、殺される!!」

森夏『殺されるって……大袈裟ね』

勇太「大袈裟じゃない!十花さんは俺が浮気してるって確証を得たら本気で殺すつもりなんだ!!」

森夏『……やめられるならそれが一番いいけど、でも今まで私達も散々色々試してきたじゃない。何か方法があるの?』

勇太「あ、あるっ!イチかバチかだけど、方法がっ……!」
780: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:29:39.27 ID:6LY6USNG0
富樫勇太の考えはこうであった。

『全てを包み隠さず小鳥遊六花と小鳥遊十花、凸守早苗と一色誠、そして既に高校を卒業していた五月七日くみんに話す』
『その上で、自分と丹生谷森夏を別々の場所に軟禁して、彼等に見張ってもらう』
『もし情欲が湧いてきたら殴ってでも止めてもらう。むしろその都度殴らせる』
『それにより、負のパブロフの犬の効果、つまり、「性衝動=暴力の苦痛」を身体に刻み込み、欲情を本能が避けるようにする』

以上である。


これは正に一か八かの博打であった。
事実を話した瞬間、小鳥遊十花の手によって富樫勇太の首がかき斬られるかもしれない。
小鳥遊六花が彼を見捨てるかもしれない。
凸守早苗も一色誠も愛想を尽かすかもしれない。
五月七日くみんはそもそも話を聞く前に寝てるかもしれない。

しかし、偽証は死であり、もはや富樫勇太が死の運命を逃れるための他の方法が無かった。
富樫勇太と丹生谷森夏、当事者二人だけで性衝動を抑える事は不可能なのだ。
第三者の強制的な力で、解決する他無かったのである。


森夏『……わかったわ。隠れてエッチしてれば誰にも迷惑かからないと思ってたけど、もう富樫くんは小鳥遊さんの約束すっぽかしちゃってるもんね……
   私も腹を決めるわ』

勇太「ああ……。明日、俺からみんなに話すよ」

森夏『私も行くわよ。私も関わってる事なんだから、自分だけのうのうとしてられないわ』

勇太「……わかった。頼む」
786: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:37:38.94 ID:UNAxACFm0
>五月七日くみんはそもそも話を聞く前に寝てるかもしれない。

性的な意味で、か…
788: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:40:05.53 ID:6LY6USNG0
……………
……



一色「で、いつになったらあいつらは来るんだよ」

森夏「今こっち向かってるって」

勇太「悪いな一色。わざわざ呼び出して」

一色「そりゃいいんだけどよ。くみん先輩も来るって話だしなっ」

ガチャ

凸守「来てやったデスよ。一体何の騒ぎデスか。結社勢ぞろいとはただごとじゃないデス」

森夏「悪いわね凸ちゃん。とりあえず座って」

ガチャ

くみん「やっほー。みんな久しぶりだねえ」

一色「うおおおおおおおお!くみん先輩いいいいいいいいい!!お、大人っぽくなってるうううううううううう!!」クゥーッ

くみん「一色くんも髪伸びたねぇ」

一色「は、はい!でもくみん先輩がお望みならいつでもまたボーズにっ」

森夏「あーはいはい!ちょっと黙ってて一色。……後は小鳥遊さんと小鳥遊さんのお姉さんを待つだけね」
794: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 09:50:33.55 ID:6LY6USNG0
ガチャ

六花「クリアリング完了。大丈夫、ここは安全」ササッ

勇太「そりゃ俺の部屋だからな」

凸守「マ、マスター!久しぶりデス……!魔導アカデミー合格まで全然お供できなくて、凸守は……凸守は……!」ジワッ

六花「フッ……待たせたな凸守。また共に魔導戦争の前線で戦おう」キリ

凸守「は、はいっ!」ウルウル

勇太「あとは十花さんか……」

十花「私ならとっくにいるぞ」

勇太「うわっ!いたなら言ってくださいよ!」

十花「で、これで揃ったんだろ。その大事な話とやらをさっさと話せ」

十花「……」チラッ

森夏「……」

十花「ま、大体察しはつくがな。潔さだけは認めてやる」

勇太「……俺から話します。みんな、聞いてくれ」

一同「……」
799: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:00:16.12 ID:6LY6USNG0
……………
……


勇太「……というわけだ。めちゃくちゃな事言ってるのは百も承知だ。その上でみんなに頼む。協力して欲しい」

凸守「(゜д゜)」ポカーン

一色「お、お前……今の話マジかよ……」

森夏「本当よ。冗談でこんな事言う訳無いでしょ」

一色「……いや、でも……なぁ?」

六花「……」

勇太「六花。本当に済まない。謝ってどうにかなる事じゃないのはわかってる。俺は六花を裏切ってしまった。
   本当に申し訳ない」

十花「……話はそれだけか?じゃあ覚悟はできてるんだろうな」ギラリ

森夏「待ってください。さっきも言ったように、私と富樫くんはこの関係を断ち切りたいんです。
   でも自分達だけじゃ本当にどうしようもないから、みんなの力を借りるしかないんです」

十花「黙れ。要はお前が勇太を誘惑したからだろ。どの口がそんな事を言う」

森夏「……確かに私から始まった事です。言い訳はしません。でも、本当にもうやめたいんです。だから……」

凸守「(゜д゜)」ポカーン
805: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:02:53.58 ID:Ant2VOhj0
凸ちゃんwwwww
放心状態から戻ったら真っ赤になるんですね可愛いです
809: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:04:48.69 ID:xVoMidik0
凸守ちゃんが放心過ぎて凹守ちゃんになってる
812: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:10:21.87 ID:6LY6USNG0
勇太「お願いします十花さん。協力してください。俺と丹生谷、それと六花のためにも」

十花「六花のため?ふん、まだ六花の彼氏のつもりか。おめでたい奴だな」

勇太「……六花、頼む。信じてもらえないかもしれないが、俺が好きなのは六花だけだ」

六花「……」

十花「六花、こんな奴はもう相手にするな。私も見る目が無かった。こんなクズだったとはな」

凸守「(゜д゜)」ポカーン

一色「俺は……う、うーん、まぁ勇太の気持ちは男としてわからんでもないから、協力したいのは山々なんだが……」

十花「バカ同士だけで何とかしろ。私と六花は金輪際お前らには関わらん」

くみん「あのぉー……ちょっといいかなあ」

勇太「何ですか?くみん先輩」

くみん「それってそんなに悪い事なのかなぁ?」

森夏「……?どういうこと?」

くみん「セフレってみんないるものでしょ?悪いことなの?」

一色「!!!!!!!!!!??????」
816: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:12:37.39 ID:Wpu/HakU0
!!!!!!!!!!??????
828: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:19:11.98 ID:6LY6USNG0
勇太「い、いや、いる人はいるかも知れませんけど……でも良くないでしょ、やっぱり……」

くみん「そうかなあ。私はいっぱいいるよ?」

一色「いっぱい!!!!!!!???????」

森夏「……アンタ、セフレの意味わかってないでしょ」

くみん「え?セックスフレンドの事だよね」

勇太「そ、そうですけど」

くみん「それなら私もいるよ?高校の時で五人、大学入ってからは17人」

一色「!!!!!!!!!????????????」

勇太「……先輩、セックスの意味わかってます?」

くみん「うん。おマンコにおちんちん入れてびゅびゅっってするやつでしょ。それくらいわかるよ~」

一色「あ、あが、あばばばばばばばばばbbbb」ビクンビクン

森夏「……あ、あんたにセフレが多いことはわかったけど、私はこんな関係嫌なの。やめたいの」

くみん「そっかぁ。モリサマちゃんがそうなら、私は協力してあげたいなぁ」

十花「……付き合いきれん!行くぞ六花。こんな男、殺す価値もない」

凸守「(゜д゜)」ポカーン
836: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:26:13.93 ID:6LY6USNG0
勇太「り、六花!」

森夏「お願い小鳥遊さん!私はあなたから富樫くんを奪うつもりなんて無いの!信じて!」

六花「……」

十花「六花、立て。行くぞ」

森夏「小鳥遊さん!」

十花「おい、そこのビッチ。気安く名前を呼ぶな」

森夏「……っ」

六花「……」

十花「六花!もういくぞ!」

六花「……」

六花「……」

六花「私……は……」

六花「私はゆうたと丹生谷を助けたい」
852: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:34:18.13 ID:6LY6USNG0
十花「お前……何を言って……」

六花「私はゆうたと丹生谷に協力してあげたい」

六花「二人にはずっと助けられっぱなしだった。ゆうたは私の大事なヒト、丹生谷は私の友達」

六花「その二人が苦しんでるなら、私は助けたい」

勇太「六花……」

十花「お前、自分が何を言ってるのかわかってるのか?こいつを許せるのか?」

六花「だって!ゆうたはあの時……受験の前の日、すごく辛そうだった!見てるだけで、私も辛かった!
   ゆうたを助けられるなら、私、どんな事でもしてあげたい!」

六花「丹生谷も、色々私の相談に乗ってくれてた。だから……」

森夏「小鳥遊さん……本当にごめんなさい。私は……あなたに何て酷いことを……」

六花「いい。それより、二人が苦しんでる方が私は辛い」

勇太「……」

森夏「……」




「まぁ苦しいっていうかすっごく気持ちいいんだけどね」とは口が裂けても言えない二人であった。
865: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:44:00.39 ID:6LY6USNG0
そして「禁セックス」のための軟禁が始まった。
渋っていた小鳥遊十花も最終的には協力を承認した。

薬物中毒者であった五月七日くみんは禁欲のための自発的な軟禁について見識があり、その準備は円滑に進んだ。
用意されたのは、凸守早苗の邸宅の一室とその離れの部屋。
食料品、簡易トイレ、テレビ、着替え、洗面具、マンガ等である。

富樫勇太には、一色誠と小鳥遊姉妹が
丹生谷森夏には、凸守早苗と五月七日くみんが、それぞれ監視役を交代で行う事になった。

卒業式直前という事で、登校日がほとんど無かったのは幸いであろう。




勇太「よーし!頑張るぞ!!」



==============================


森夏「今度こそ自分の欲望に勝ってみせるんだから!」
870: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 10:46:23.16 ID:kI4h+rks0
(あかん)
883: DAY 1 2013/01/05(土) 10:53:03.48 ID:6LY6USNG0
勇太「さて、ただ部屋にいても暇だし、漫画でも読むか」パラッ

一色「ていうかお前、思ってたより普通じゃん」

勇太「まぁ今はな。お前こそ大丈夫か?くみん先輩、けっこうエグイ人だったけど」

一色「……やめろ。その話はすんな」

勇太「お、おお、悪い。って……あ、やばい。丹生谷とセックスしたい」ムラッ

一色「いきなりかよ!?」

======================================

森夏「暇ねえ。凸ちゃん、なんか無いの?」

凸守「ないですよ……。ていうか丹生谷先輩も富樫先輩もメチャクチャですよ……」

森夏「ちょっと、素にならないでよ。絡みづらいじゃない」

凸守「私には刺激が強すぎて……もう何がなんだか……」

森夏「しっかりしてよ。私がムラついたらアンタが止めるんだからね」

凸守「……はい」

森夏「……う、やば。来た。富樫くんとエッチしたくなってきた」ムラムラムラ

凸守「結構早いですね……。まだ一日目なのに……」
892: DAY 2 2013/01/05(土) 11:03:57.34 ID:6LY6USNG0
勇太「うぐうううううううう……丹生谷……丹生谷いいいい……」

十花「……」ドゴォ!!

勇太「がふッ!?……あ、ありがとうございます十花さん……」

十花「……本当に中毒みたいなもんなんだな。デマカセかと思ってたぞ」

勇太「はい……。ほんと、自分の意思じゃどうしようもなくて……。酸素レベルで丹生谷とのセックスが必須になってしまったというか……」

十花「……」ズドッ!!

勇太「げうッ!!?ちょ、今はまだ何も……!」


====================================

くみん「えいっ」ゴキン

森夏「痛っ!!……あ、あんた結構容赦ないわね」ズキズキ

くみん「こういう時は手加減しないほうがいいんだよ」

森夏「そ、そう。まぁその方がいいんだろうけど……あんたの印象大分変わったわ……」

森夏「……富樫くんに突かれたい……。抱かれたい……」ムラムラムラ

くみん「えーい!」ズドゴォ!!!

森夏「ぎゃあ!!!」
900: DAY 3 2013/01/05(土) 11:13:24.54 ID:6LY6USNG0
勇太「六花……ごめんな……ごめんな……」ボロッ

六花「ゆうた、頑張って。私がついてる」

勇太「あぁ……六花……。六花がいてくれて本当に助かっ……」

勇太「丹生谷はどこだ。俺は丹生谷とセックスをしないと」

六花「……っ」バチン

勇太「いっ……!……ハハ、六花のビンタが一番効くよ……。心に刺さる……」

六花「ゆうたぁ……」グスン

================================

森夏「……」ボロッ

凸守「……三日目でずいぶんボロボロになりましたね。どんだけ殴られたんですか……」

森夏「うるさいわね。富樫くんに会わせて。エッチさせてよ」

凸守「っ!!ミョルニルトルネード!!」ボコッ

森夏「いたっ!……そ、そうそう。それでいいのよ。悪いわね、こんな事させて……」

凸守「いえ……。乗りかかった船ですから……」
907: DAY 4 2013/01/05(土) 11:22:28.29 ID:6LY6USNG0
勇太「うわああああああああああ丹生谷!丹生谷いいいいいいい!!!俺をここから出せえええええええええええ!!!」

一色「おりゃっ!」ボコッ

勇太「う、ぐ……ごああああああ!!丹生谷とセックスしたいいいいいい!!丹生谷がいないと俺はダメなんだあああああ!!!」

一色「せいやっ!!」バキッ

勇太「げふっ……はぁ、はぁ……。サ、サンキューな一色……」

一色「……俺、セックスが怖くなってきちゃったぞ……」

勇太「……お前、まだ童貞だったんだな」

=====================================

森夏「ハァハァハァハァハァ……富樫くんが欲しい……富樫くんとエッチしたいよぉ……」

くみん「えーい」ドグワシャァ

森夏「う、が……もうイヤァァァァ!!エッチさせてよ!!エッチしたいのおおおおおおおおお!!!」

くみん「えーい」バキッゴキッガスッ

森夏「あうっ……」

森夏「……うう、痛い……痛いよぉ……」グスン

くみん「モリサマちゃん頑張って。ここを越えればもうすぐだよ!」
917: DAY 5 2013/01/05(土) 11:30:43.28 ID:6LY6USNG0
勇太「ひっ!な、殴らないでぶたないで!」ビクビクビク

十花「……」スッ

勇太「ひいい!もうしません!絶対欲情しませんから殴らないで!」ビクビクビク

十花「……こうなるとさすがに哀れだな」

勇太「ううう……」ビクビク

勇太「もうセックスなんて嫌だ……。殴られるの怖い……」ガタガタブルブル

===================================

森夏「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

凸守「ま、まだ殴ってないですよ。えっちな事考えてないみたいですし」

森夏「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

森夏「もうエッチなんてしたくありません!だから痛くしないでください!」

凸守「……」

森夏「ごめんなさいごめんなさい……。痛いの嫌、痛いの嫌、痛いの嫌……」ブツブツ

凸守「……なんか、もう丹生谷先輩にいつものノリでちょっかい出しにくくなっちゃったな……」

森夏「ごめんなさいごめんなさい……」ポロポロ
929: DAY 6 2013/01/05(土) 11:42:14.71 ID:6LY6USNG0
勇太「ククク……セックスとは愛情表現。みだりに行うものではないぞ。いいな?」

六花「はい」

勇太「行う時は必ず避妊をするのだ。結婚前の性交渉なぞもってのほか。……許されるものではないッッ!!!」喝ッ

六花「……はい」

勇太「本来セックスとは不浄なる者が行う事。我らは闇の眷属だが、卑属ではない。それを忘れるな」

六花「はい」

六花(良かった……。もう大丈夫みたい……)

======================================

森夏「愛こそ全てです。これが幾年もの時を越えて生きた私の導き出した世界の真理なのです」

くみん「Zzz」

森夏「人は愛に生きるべきなのです。肉体の快楽に惑わされてはいけません」

くみん「Zzz」

森夏「嗚呼、この世の全てに精霊の祝福を。その御名において光を」

森夏「平和を。愛を。心の安らぎを、我は求めん……」

くみん「Zzz」
933: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 11:44:02.28 ID:pwMu301u0
モリサマーになっとるwww
940: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 11:51:55.91 ID:6LY6USNG0
かくして、富樫勇太と丹生谷森夏は肉体の呪縛から解き放たれた。
二人が借りた凸守邸の部屋はいくつも穴が空き、血と涎で凄惨な暴力の跡を残したという。
その暴力はわずか六日で二人を変えた。
恐怖は崇拝に成り代わり、今や彼等に肉欲はなく、心には安寧があった。
もし、水、空気、光、土を、人の身体が欲しなくなったら、それは暗黒であろうか。
いや、そうではあるまい。
生存に必須なものが多ければ多いほど、渇望を生み、飢餓を生み、嫉妬を、争いを起こす。
太陽と海こそが、人を呪う魔なる存在なのかもしれない。



そしてついに迎える卒業式。
晴れやかな笑顔がそこにはあった。
さぁ、門出を祝おう。欲から解放された彼らの希望に満ちた未来を、今――


アナウンス『卒業生代表、丹生谷守夏』

森夏「はい!」
953: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:00:22.41 ID:6LY6USNG0
森夏「今日という佳き日に、このような式を行って頂ける事を、心から感謝します」

森夏「私達はこれから、それぞれの道を歩んで参りますがうんたらかんたら」

森夏(あーあ、我ながら眠たい挨拶ね……。ヤんなるわ……)





一色「しかし色々あったけど、何とか無事卒業できたな」ヒソヒソ

勇太「ああ、世話かけたな」ヒソヒソ

一色「ま、男はな、親友を大事にするもんだからな。トーゼンの事したまでだぜっ」ヒソヒソ

勇太「……大学行っても、たまに連絡するからな」ヒソヒソ

一色「おう。こいこい。……それより丹生谷、やっぱこうやって澄ましてると可愛いよな」

勇太「そうか?普通だろ」

一色「何言ってんだよ。やっぱなんだかんだでカワイコちゃん選手権一位だぜ」

勇太「はいはい」

一色「……って、お?見てみろ、台に上がってるからパンツ見えそうだぜ」

勇太「え……」
958: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:01:14.24 ID:qMZPauGb0
一色てめえ
962: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:02:03.59 ID:qVqDNG/Z0
一色空気嫁!
979: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:12:16.54 ID:6LY6USNG0
森夏「思えば、入学式では満開の桜がうんたらかんたら」

森夏(……結局彼氏できなかったな)

森夏(最後の最後で酷い生活になってたし、大学では絶対こうならないようにしなきゃ)

森夏(ちゃんと好きな人作って、彼氏になってもらって、清らかにね)

森夏(ああ、彼氏欲しいなぁ……)

男子「!!!??」

――その瞬間、式典が行われている体育館は全て丹生谷森夏の強力無比なフェロモンに支配された。
彼女は今、欲情していない。ただ「彼氏が欲しい」と願っただけである。
しかしそれだけで、無自覚なフェロモンは無防備な男性全てを襲うほどの威力を持った。
げに、丹生谷森夏は存在そのものが至上のエロスだったのである。

絶対領域-フェロモンフィールド-にいる男性全て、男子生徒も教職員も父兄も、丹生谷森夏のスカートから伸びる至高の太ももに視線を一斉に注いだ。

森夏「~~ッッ!!?」

丹生谷森夏はたった一人でこの場の男性全員からフェロモンを引き出した。
その数、1200。それらは全て、丹生谷森夏を目掛けて大挙して押し寄せる。

森夏(な、何……?うそ……これって……まさか……)

大量の性欲を一身に受けた丹生谷森夏の女性性が、今、真の覚醒をみる。
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:35:47.05 ID:6LY6USNG0

森夏「並びに、ご出席くださった来賓の皆様、父兄の皆様に、深く感謝の意を……」

森夏「か、感謝の意を……」

森夏(だ、だめだめだめ!もうそういうのやめたはずでしょ!?ていうか今卒業式っ!総代の挨拶中っ!!)

森夏「感、謝の……」ドクンドクン

森夏「……」

森夏「……」ドクン

校長「ど、どうしたのかねキミ」ハァハァ

森夏「……たい」

森夏「……チ……たい」

森夏「エッチしたい」

森夏「エッチしたいエッチしたいエッチしたい」

森夏「富樫くんとエッチしたいっっ!!!!!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 12:56:55.60 ID:6LY6USNG0
その高らかな意志表明は、マイクを通して館内に響き渡った。
呆気にとられる女性達。
欲情中だった男性達も瞬時に我に返る。
唯一人――

勇太「あ……ああ……あああああああああああああああああああっ!!!!!!」バッ

――唯一人、富樫勇太を除いて。

富樫勇太は、あの暴力の六日間を通して、紛うこと無き聖人になっていた。
その彼が再び性人となったのは、今やセックスの神に等しい存在となった丹生谷森夏の、オカルト的なエロスによるものだった事はもはや説明するまでも無いだろう。
全身からフェロモンという名の無償の愛を散蒔く女神の指名を受けて、誰がそれを拒めようか。

勇太「丹生谷っっっ!!!!」

富樫勇太は衆人環視の中、一心不乱に女神の髪を触り、頬を撫で、キスをした。
彼は今、未来を捨てた。過去を捨て、人である事すら捨てた。

丹生谷森夏を「神」と見立てるのは、あくまでも男性だけである。
この空間にいる女性にとって、彼女は邪悪の象徴たる悪魔以外の何者でも無かった。
悪魔のキスは純粋に欲望を反映し、瞬く間に富樫勇太を射精させる。

森夏「う……うう……ううううううっ」

六花「……!?な、何、あれ……」

館内にどよめきが起こる。
女神は……悪魔はさらにフェロモンの量を増し、靄として誰にも視認できるほどであった。
神に射す後光、あるいは悪魔の邪気か。中二病の世界でしかあり得なかった光景が、今、人々の目の前に広がっている。
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:12:54.99 ID:6LY6USNG0
勇太「ににににににぶぶぶにぶににぶたにいいいいいいいいいいいいい!!!」

丹生谷森夏。
神の御名を富樫勇太は叫ぶ。

森夏「は、はやくっ!はやくしてええっ!!」

卒業証書の置かれた机は神の台座となる。
富樫勇太は丹生谷森夏を台座に乗せ、スカートの下から下着を脱がせる。

空前絶後のフェロモンが館内に飛散する。
男達はその凶悪な性刺激に耐えかね、一人、また一人と気を失っていく。

勇太「ばあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ぬぽ

射精しながら富樫勇太は挿入する。

台座に座ったまま、丹生谷森夏は富樫勇太の背面に脚を回し、交差させて拘束した。
そのまま脚を使って、男根を自身の奥へ奥へと誘う。

森夏「あっ♥」

射精を繰り返しながら富樫勇太は腰を振り続ける。
既にピストンによる摩擦に意味はない。それでも、神を前にした彼に出来る唯一の事が、ピストン運動だった。

大量に注がれる精子は、子宮の奥へと至り、卵子との邂逅を果たす。

これが、今まで二人のセックスに唯一欠けていた『モノ』をとうとうもたらした。

森夏「は♥」「ああっ♥」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:15:01.92 ID:PVs9sFuT0
※卒業式です
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:17:57.19 ID:iLs3Ml/90
流石にこれは夢だろう(願望)
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:23:48.48 ID:6LY6USNG0
森夏「と、が……し、くん」

勇太「あ、ああああああああああああああああ」

森夏「き、きい、て……」

彼女は受精を自覚していない。
彼女の『心』は自覚していなかった。
が、身体は受精の事実をしかと受け止め、如実に反応を示した。

本来、精神が肉体を定義するのではない。
肉体こそが精神を定義するのだ。

受精した肉体によって定義された精神は、丹生谷森夏を変えた。
彼女は己の裡の変化を、富樫勇太に伝えようと思った。
理性ではなく、本能がそれを伝えようとしたのだ。

言語野が活動を許されたのは、本能の意志だった。

丹生谷森夏はなけなしの意識を手繰り寄せ、それを言葉にしようとする。

森夏「うぁ……あ……」

森夏「とが、し、くん」



森夏「富樫くん、好き♥」

ついに、人類は『セックス』を完成させた。
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:34:55.97 ID:6LY6USNG0
六花「す、すごい……」ゴクリ

小鳥遊六花は自意識を忘れ、ただただその光景に賞賛の眼差しを向けていた。
小鳥遊十花ですら、目の前で起きている性行為に感動すら覚えて涙した。

十花「う、うっううううう」ポロポロ

一色「」

一方、一色は前述した男達同様に気絶していた。

冨樫勇太は最後の射精に入ろうとしていた。
精神と肉体の合致した行為は、今までのセックスが児戯に思えるほどの、筆舌に尽くしがたい快感を富樫勇太と丹生谷森夏に与えた。

勇太「ぶうううあにっしゅめんとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

勇太「ずうううううううううういすわああああああああああああああああるどわあああああああああああああああああああ」

森夏「あああああああああああああああああああああああああああああああああ~~~っっっっ♥♥♥♥♥♥」

どぴゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーるるるるるるるるる
るるるるるうううううううううううううううううううううううううううううううるるるるるるるるるるる







ちなみに卒業式であったため、一部始終は全て記録映像として残った。
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 13:43:02.95 ID:6LY6USNG0
森夏「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

勇太「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

森夏「と、富樫くん……」

勇太「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

森夏「好きよ。好き。大好き」

勇太「ぜっ、ぜっ……」

森夏「これからもいーーーーーっぱいエッチしようね」

勇太「うん………」

生き残った者達から、喝采の拍手が巻き起こった。
小鳥遊六花も、その姉も、惜しみない拍手を送った。凸守早苗はなぜか泡を吹いて気絶していた。

……以上が、丹生谷森夏の卒業生代表の挨拶である。


 【セフレ三ヶ条】

其の壱…如何なる場合も是れを口外するべからず ←×
其の弐…是れを記録するべからず           ←×
其の参…是れを我慢するべからず           ←たいへんよくできました
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 14:00:21.03 ID:6LY6USNG0
――そして時は流れ、ここは二億年後の地球。
人類は核戦争によって絶滅し、異星の知的生命体が地上を支配していた。

親愛の情に満ちた彼等は、争いの果てに滅んだ人類を哀れんだ。

彼等は探る。
果たして本当に人類は憎悪しか知らなかったのか。
人の本質は憎しみなのか。

荒野を探索するうち、彼等は二体の白骨の痕跡を発見する。
瓦礫の下から現れたそれを復元した彼等は、驚愕した。

その骨の、四肢の先から背骨に至るまで、全てがお互いを求め、慈しみ、確かに愛していた事を示唆するように、身を寄せ合ったまま二体のヒトは息絶えたのだ。
およそ70年ほど生きたであろうその二体の内一体の頭蓋骨の傍らには、何かを留めるような金属の物体が残されていた。

地上の新たな支配者達は、この二体を丁重に電子固定すると、名をつけて知識の陳列棚に置き、種の規範とした。

その名は、【〃◎♂♀§¶†∑□∪】。
――我々の言語での、『愛こそすべて』であった。







       完
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 14:01:32.53 ID:YGkKi+5o0
お、おう
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 14:01:59.10 ID:QWjd7Dj7O
着地点が壮大すぎる

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