FC2ブログ
124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:20:39.08 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「――って、言ってたよな?」

武内P「はい。申し訳、ありません」

夏樹「ああ、良いんだ謝らなくて」

武内P「? では、何故、その話を……?」

夏樹「――アナスタシアさん、ってのは名前じゃないのかい?」

武内P「!?」
125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:23:54.26 ID:KN1u4Jrjo
武内P「それは……そう、ですが」

夏樹「つまり、名前で呼べないってのは嘘だった、って訳だ」

武内P「! ですが、アナスタシアさんの場合は……!?」

夏樹「……フッ、悲しいな」

武内P「……木村さん?」

夏樹「アタシを名前で呼ぶのは、あんなに嫌がったってのに……」

武内P「……」


みく「夏樹チャン、ものすっごく楽しそうにゃ」

李衣菜「うっすら笑ってるもんね」
126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:26:20.57 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「そりゃ、そうだよな」

武内P「……木村さん」

夏樹「アタシは担当でもない、ただのアイドルさ」

武内P「……」

夏樹「それに、あの子に比べたら可愛げも無いしな、ははっ!」

武内P「……木村さんには、木村さんの良さがあります」

夏樹「……そうだね、木村さんには、ね」

武内P「……」


みく「これは……さすがのPチャンも折れるんじゃない!?」

李衣菜「さっすがなつきち! やっぱり違うよなー!」
127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:29:34.44 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「悪かったね、変なこと言って」

武内P「……いえ」

夏樹「なんだか、寂しくなってさ……っく……く」

武内P「……木村さん……まさか、泣いて……!?」

夏樹「っく……ああ、いや、なんでも……うっく、ないよ……っ!」

武内P「……!?」


みく「あー、やっぱり笑いを我慢出来なかったにゃ」

李衣菜「プロデューサーの困り顔、慣れてきたら笑えちゃうもんねぇ」
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:33:06.84 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「……く……うっくく」

武内P「……」

夏樹「あー、もう駄目d」


武内P「夏樹さん」


夏樹「!?」

夏樹「へっ、あ……はい///」


みく「夏樹チャン、完全に虚を突かれてやられたにゃ!」

李衣菜「うっ、嘘でしょ!? なつきち……なつきちー!」
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:37:37.01 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「きゅ、急に名前で呼ぶから、お、驚いたよ///」

武内P「申し訳、ありません」

夏樹「い、良いって……謝らないでくれよ」

くしゃくしゃっ

武内P「まさか、貴女にそんな思いをさせていたとは……思いませんでした」

夏樹「そ、それよりさ……もう一回、名前で呼んでみてよ」

ジーッ

武内P「もう一回、ですか……?」

夏樹「う……うん」


みく「髪を下ろして、革ジャンも閉じて露出を減らしたにゃ……!?」

李衣菜「駄目だよなつきち! その口調は全然ロックじゃないよ!」
130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:42:06.34 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「ほ、ほら……早く」

武内P「……」


武内P「夏樹さん」


夏樹「……はい///」ジュンジュワー


李衣菜「なつきち!!」


夏樹「! だ、だりー!? いつからそこに!?」

李衣菜「最初から居たよ! 何、今の!?」

夏樹「ああ……名前で呼ばせる事に、成功したぜ!」グッ!

李衣菜「かもしれないけど、明らかに負けてたよ!」


みく「……ふっふっふ!」
131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:46:50.77 ID:KN1u4Jrjo
みく「やっぱり、ロックなんてそんなもんにゃ!」

夏樹「おいおい、それは聞き捨てならないな」

李衣菜「なつきちは、今ちょっと黙ってて」

みく「やっぱり時代はネコミミ! キュートなアイドルが勝つにゃ!」


ガチャッ


菜々「キャハッ! 皆さん、ここに居たんですね!」


みく「菜々チャン! みく達の、大勝利にゃー!」

菜々「へっ!? 大勝利!?」

みく「いえーい!」

菜々「な、なんだかわからないですが……い、いえーい!」


夏樹・李衣菜「……」
132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:52:36.47 ID:KN1u4Jrjo
夏樹「みく、一方的な勝利宣言はロックじゃないぜ」

李衣菜「そうだね、なつきちの言う通りだよ」

みく「……つまり、二人は、菜々チャンも名前で呼ばれてみろ、って?」

夏樹・李衣菜「……」コクリ

みく「良いよ! その勝負、受けて立つにゃ!」

菜々「えっと……どういう事なんでしょうか?」


みく「菜々ちゃんが、Pチャンに名前で呼ばれて平気だったら勝ちだよ!」


菜々「ふえっ!? な、ナナがやるんですか!?」

みく・夏樹・李衣菜「勿論!」

菜々「……!?」


武内P「……」
133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:57:49.30 ID:KN1u4Jrjo
菜々「えーっと……なんだかそういう話らしいので、お願いします」

武内P「あの……安部さんを名前で呼ぶのは、さすがに」

菜々「そ、そうですよねー」


夏樹「……これは、アタシの不戦勝かな」

李衣菜「うん、ステージに立ててすらいないんだもん」

みく「菜々ちゃーん! 頑張ってー!」


菜々「がっ、頑張る!?」

菜々「これが若い子のノリ……!? うぅ、キツいです……!」ボソボソ


菜々「と、とにかく! ナナを名前で呼んでください!」

武内P「……申し訳、ありません」

菜々「……!? ど、どうすれば……!?」
134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:04:03.21 ID:yuli92kpo
みく「菜々チャン……!」

夏樹「……フッ、見てられないな」

李衣菜「……なつきち、見てるだけって、ロックじゃないよね?」

みく「二人共……?」

夏樹「――行くぜ、お前達! 菜々に、熱い想いを届けてやるんだ!」

みく・李衣菜「!」


みく・李衣菜・夏樹「――ミンミンミン、ミンミンミン、ウーサミン!」


みく・李衣菜・夏樹「ミンミンミン、ミンミンミン、ウーサミン!」


菜々「これは……ド級のありがた迷惑ですよ……!?」

武内P「……」
135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:09:20.70 ID:yuli92kpo
菜々「あの……名前で、呼んでくれませんか?」

武内P「ですが、それは……」


みく・李衣菜・夏樹「ミンミンミン、ミンミンミン、ウーサミン!」


菜々「もうホント! ホントあの……キツいので、はい」

武内P「……」


みく・李衣菜・夏樹「ミンミンミン、ミンミンミン、ウーサミン!」


菜々「えっと、土下座とかします?」

武内P「!? いけません、土下座は! それは、あまりにも!」


みく・李衣菜・夏樹「ミンミンミン、ミンミンミン、ウーサミン!」


菜々・武内P「……」
136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:14:03.02 ID:yuli92kpo
菜々「それじゃあ、どうすれば? メルヘンチェンジしますか?」

武内P「……いえ、名前で呼びますので、ご安心を」


みく・李衣菜・夏樹「! やった!」


菜々・武内P「……」

菜々「えっと……じゃあ、お願いします」

武内P「……はい」


武内P「菜々」


菜々「……」


みく・李衣菜・夏樹「呼び捨て!?」
137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:19:56.04 ID:yuli92kpo
菜々「……はい」

武内P「これで……よろしかったでしょうか?」


夏樹「……さすが、菜々さんだ。動じてない」

李衣菜「菜々、さん?」

みく「菜々ちゃーん! みくは……菜々ちゃんを信じてたにゃ!」


菜々「あの……ちょっと、ウサミン星から電波が来てたので」

くいっ

武内P「あの……何故、上着の裾を引っ張って……」

菜々「もう一回、呼んでくれないと駄目かもです……///」


夏樹・李衣菜「……あちゃー」

みく「菜々ちゃーん!? キュートだけど、負けてるよ!?」
138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:25:46.96 ID:yuli92kpo
菜々「……」

武内P「……菜々」

菜々「……頑張ったね、菜々……で、お願いします」

武内P「いえ、それは……」

菜々「お願いします」

武内P「……」


武内P「頑張ったね、菜々」


菜々「……えうっ……!」ポロッ

武内P「!?」

菜々「……うっ、ひっ……! ううぅ……!」ポロポロッ


みく・李衣菜・夏樹「泣いた!?」


武内P「……!?」オロオロ
139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:31:19.70 ID:yuli92kpo
  ・  ・  ・

ちひろ「……それで、その後はどうなったんですか?」

武内P「何とか、必死で安部さんをなだめました……」

ちひろ「あら、もう名前では呼ばないんですか?」

武内P「……はい」

ちひろ「でも、その方がプロデューサーさんらしいかも知れませんね」

武内P「ええ……やはり、慣れない事は、するものではありませんでした」

ちひろ「それじゃあ、慣らしていけばいいのでは?」

武内P「……」

武内P「はい?」
140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:36:36.79 ID:yuli92kpo
ちひろ「今回の事は、普段とギャップがあったから起こったと思うんです」

武内P「ギャップ……ですか」

ちひろ「いつもと違って、親しげに名前で呼ばれたから、ですね」

武内P「だから……普段から、名前で呼んで私も慣れろ、と?」

ちひろ「はい♪」

武内P「しかし……やはり、アイドルの方を名前で呼ぶのは……」

ちひろ「あら、ここに良い練習相手が居るじゃありませんか」

武内P「千川さんを名前で……ですか」

ちひろ「はい♪」

武内P「……」
141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:42:31.79 ID:yuli92kpo
武内P「ち……」

ちひろ「……」

武内P「ちひろ、さん」

ちひろ「さん、は無しで」

武内P「ちっ……ちひろ」

ちひろ「はい、もう一回」

武内P「……ちひろ」

ちひろ「はい、もう一回」

武内P「ちひろ」

ちひろ「……」


ちひろ「……!」ムフー!


武内P「……」
142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:48:55.18 ID:yuli92kpo
ちひろ「……ゴホン! 中々、良いと思います」

武内P「そう……でしょうか? 自分では、よく……」

ちひろ「だけど、やっぱり練習が必要ですね」

武内P「……口調は、結局なおりませんでしたからね」

ちひろ「なので、私が良いと言うまで、他の子を名前で呼んじゃ駄目ですよ?」

武内P「はい……わかりました」

ちひろ「よろしい」
143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:53:52.24 ID:yuli92kpo
武内P「元々……アイドルの方を名前で呼ぶのは、抵抗がありましたから」

ちひろ「それをなくすため、二人っきりの時、私は名前で呼びましょうね♪」

武内P「これからよろしくお願いします、千川さん」

ちひろ「んー? 千川さんー?」

武内P「……すみません」

ちひろ「はい、もう一回」

武内P「……これからよろしくお願いします、ちひろ」

ちひろ「……!」ムフー!

武内P「……」
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:56:56.99 ID:yuli92kpo
武内P「……では、質問なのですが」

ちひろ「はい、何ですか?」

武内P「呼び方で距離感が変わるならば……」

ちひろ「?」

武内P「私の呼ばれ方も、名前にした方が良いのでしょうか?」

ちひろ「え、っと……それは……その」

武内P「? どうか、されましたか?」

ちひろ「……」


ちひろ「プロデューサーの方は、名前で呼べません」



おわり
148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 15:58:49.19 ID:yuli92kpo
書きます


武内P「人妻が溢れそう?」
149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:00:52.00 ID:yuli92kpo
美波「はい……! もう、限界です……!」

アーニャ「美波! しっかりしてください!」

武内P「あの……人妻が溢れそう、とは……?」

美波「落ち着くのよ美波……! 私、まだ独身……独身……?」

アーニャ「ダー! 美波は、まだ結婚してない、です!」

武内P「……!?」
150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:03:21.11 ID:yuli92kpo
武内P「あの、新田さん……?」

美波「新田さんだなんて、もう! 昔の呼び方ですか?」

アーニャ「ニェート! いけません、美波!」

武内P「昔も何も……私は、いつも通りに……」

美波「美波、って呼ぶ約束でしょう?」

武内P「!?」

アーニャ「いけません……! アー、人妻が、溢れてしまいました!」
151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:06:48.84 ID:yuli92kpo
武内P「人妻が、溢れた……?」

アーニャ「ダー。今の美波は、アー、貞淑な人妻、です」

美波「優しい夫。だけど、刺激が無く、物足りない日常……」

武内P「待ってください! 不穏なモノローグを語りだしています!」

アーニャ「ダー。所詮は、人妻です」

美波「今は、とても幸せ。そう、そのはずなのに……」

武内P「新田さん! 戻ってきてください、新田さーん!」
152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:10:53.59 ID:yuli92kpo
アーニャ「このままでは、美波が!」

美波「私は、何を求めているのかしら?」

武内P「これは……一体、どうすれば!?」

アーニャ「このままでは……寝取られ? て、しまいます!」

武内P「アナスタシアさん、そんな言葉をどこで!?」

美波「わからない……誰でも良い……教えてちょうだい」

アーニャ「美波に教わりました♪」

武内P「新田さーん!?」
153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:14:10.29 ID:yuli92kpo
ガチャッ

今西部長「――おお、ここに居たのかい」

武内P「! 部長! 新田さんの様子が、おかしいのです!」

部長「何?」

美波「お義父さん……あっ、駄目です……!」

アーニャ「ニェート! 部長は、お義父さんではない、です!」

部長「ふむ……何が、駄目だと言うのかね?」

武内P「部長も乗らないでください!」
154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:19:27.30 ID:yuli92kpo
美波「駄目……いけません、こんなの……!」

部長「だから、何が、駄目だと言うのかね?」

美波「駄目よ美波……! 夫を裏切れないわ……!」

アーニャ「プロデューサー! 夫として、美波を止めてください!」

武内P「何故、私が!?」

アーニャ「はやくしないと、取り返しがつかなくなります!」

美波「夫もアーニャちゃんも見てます……! いけません……!」

武内P「どんなシチュエーションですか、一体!?」
155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:22:37.96 ID:yuli92kpo
美波「でも、もう……駄目ぇ……!」

武内P「! 待ってください!」

美波「!? あ、アナタ……これは、違うの!」

武内P「新田さんは、私の大切な担当アイドルです」

美波「アナタ……いえ、プロデューサーさん……」

部長「ほう……ならば、目を離すべきではなかったねぇ」ニヤリ

武内P「部長、少し黙っていてください」
156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:26:07.71 ID:yuli92kpo
武内P「申し訳ありません、新田さん」

美波「……いえ、そんな」

武内P「貴女の人妻が溢れるのを止めることが出来ませんでした」

部長「何を言っとるんだねキミは」

武内P「……私も、何を言っているかわかりません」

美波「でも……おかげで、人妻が溢れるのを抑えられました」

アーニャ「ハラショー! プロデューサー、すごいです!」

武内P「はぁ……そう、でしょうか」
157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:31:13.93 ID:yuli92kpo
武内P「しかし……これは、困りましたね」

美波「はい……私も、困ってたんです」

アーニャ「いつもは、私が、アー、当て身をして止めていました」

武内P「気絶させて止めていたのですか!?」

アーニャ「ダー。そうでないと、止められなかった、です」

武内P「……!?」

部長「ふむ……これは、キミのお手並みを拝見するとしようか」

武内P「待ってください! これは、かなりの大問題では!?」
158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:36:57.73 ID:yuli92kpo
武内P「なんとか、人妻を溢れるのを止めなくては……!」

美波「頼りにしてます……アナタ♡」

武内P「もう早速溢れているじゃないですか!」

アーニャ「美波、とっても幸せそう! 美波、可愛い、です!」

美波「ふふっ、アーニャちゃんも祝福してくれてますね♪」

武内P「助けてください、部長!」

部長「すまない、ちょっと煙草吸ってきても良いかい?」

武内P「はい!? よりによって、今ですか!?」
159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:42:05.89 ID:yuli92kpo
部長「ちょっと吸ってくる間に、何とかしておきなさい」

武内P「待ってください! それは、あまりにも!」

部長「キミに、一つだけ忠告しておこう」

武内P「っ……忠告、ですか?」

部長「……」

ガチャ…バタンッ

武内P「――何も言わないのですか、部長!」

美波「ふふっ……二人っきり、ですね♡」

武内P「違いますから! アナスタシアさんがいらっしゃいます!」
161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:46:59.23 ID:yuli92kpo
武内P「アナスタシアさん! 新田さんを止めてください!」

アーニャ「ニェート。それは、出来ません」

武内P「!? 何故、ですか!?」

アーニャ「アーニャと呼んでくれないと、駄目、です」

武内P「……!?」

アーニャ「夫婦だから、アー、愛称も無しはいけませんよ♡」

武内P「溢れた人妻の影響を受けてるじゃないですか!?」
162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:51:52.88 ID:yuli92kpo
美波「ねぇアナタ……♡」

アーニャ「マーマでも良い、です……パーパ♡」

武内P「……!?」

武内P「お二人とも、いけません!」

武内P「私達は、プロデューサーとアイドルです!」

武内P「それに、まだお昼ですよ!」

武内P「嬉しいですけど……夜まで我慢なさってください♡」

武内P「……」

武内P「――私にも人妻の影響が!?」
163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 16:57:08.73 ID:yuli92kpo
武内P「いけない……! 気をしっかりもたなくては……!」

武内P「私はプロデューサーだ……! 決して、人妻ではない!」

武内P「人妻には、決して負けない!」

美波「もう……意地悪言わないでください♡」

アーニャ「ロシアでは……普通、です♡」

武内P「ダーメ! ゴハンとお風呂を済ませてから、ね♡」

武内P「……」

武内P「んあああああ!?」
164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:02:40.17 ID:yuli92kpo
武内P(どうすれば……どうすれば、人妻から逃れられる!?)

武内P(助けを……いや、駄目だ。人妻が増えるだけだ)

武内P「……」

武内P「!」

武内P「――そう言えば、お二人ともそろそろお子さんは?」

美波・アーニャ「えっ?」

武内P「……」

武内P(私だけ、人妻で無いから夫にされてしまうのだ……)

武内P(ならば……私も人妻になってしまえば良い!)
165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:07:15.86 ID:yuli92kpo
美波「子供……ですか」

アーニャ「それは……アー」

武内P「子供って、良いですよね」

美波・アーニャ「……」

武内P「お二人の子供だから、やっぱりアイドルになったり」

美波・アーニャ「……」

武内P「あっ、もうこんな時間。それじゃあ、私はこれで……」

ガチャッ…バタン

武内P「……」

武内P「……なんとか、脱出する事が出来た……!」
166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:11:13.73 ID:yuli92kpo
武内P「部屋の外までは、人妻の影響は無いようですね……」

武内P「新田さんと、アナスタシアさんには申し訳ないですが……」

武内P「……落ち着くまで、中に居て貰うしかありません」

ドンッ!

武内P「!? いけません、今、外に出ては!」


美波『開けてください! どうして、閉じ込めるんですか!?』

アーニャ『ひどい、です! これは、アー、家庭内暴力、です!』

ドンドンッ!


武内P「違います! これは、そういうのではないですから!」
167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:19:53.85 ID:yuli92kpo
美波『閉じ込めておきたいほど、愛してるって事ですか!?』

アーニャ『ハラショー! そこまで、私を愛して!?』

ドンドンッ!


武内P「なんてパワーだ!? ドアが悲鳴を上げている……!?」

武内P「落ち着いてください! お二人とも、落ち着いてください!」


美波『「さよならだね」って、さ~い~ご~のこ~とば♪』

アーニャ『耳に、残る、から、い~たいよ今も♪』

美波・アーニャ『愛し~ているから♪』

ドンドンドンドンドンドンドンドンッ!


武内P「うおおおおおおっ!?」

武内P「何故『Memories』を歌うとパワーが急激に上がるんですか!?」
168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:24:17.73 ID:yuli92kpo
武内P「これが……パワーオブスマイル……!?」


未央「ねえ……何、やってるの?」

卯月「中に……誰か、閉じ込めてるんですか?」

凛「ねえ、どういうこと? 説明して」


武内P「! 皆さん、これには、事情が……!」


美波『!? 今、女の人の声がしたわ!』

アーニャ『ニェ――ット! どういう事、です!?』


武内P「それはしますよ! アイドル事務所ですから!」
169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:29:45.05 ID:yuli92kpo
蘭子「我が友よ! この狂乱の宴は、一体何事ぞ!?」

智絵里「閉じ込めるのは……可哀想、です」

かな子「クレープ美味しい~♪」

杏「良いなー、杏も引きこもって楽したいよー」


武内P「これには、事情が!」


美波『事情って何ですか!? ひどい……ひどすぎるわ!』

アーニャ『泣かないでください、美波。償いは、きっちりとさせましょう』


みく「うっわ……Pチャン、最低にゃ」

李衣菜「見損ないましたよ、プロデューサー」


武内P「待ってください! 本当に、事情があるのです!」
170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 17:37:00.45 ID:yuli92kpo
莉嘉「とにかく、二人を出してあげようよ!」

みりあ「うんうん! さんせー!」


武内P「待ってください! そんな事をしては!」


きらり「閉じ込めたりしないで、皆でハピハピするにぃ☆」

ガチャッ!


武内P「……ああ、なんてことだ」


CPアイドル達「……さあ、説明してください」

CPアイドル達「ねっ、アナタ♡」



武内P「人妻が溢れてしまった」



おわり
171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 19:45:08.27 ID:xXbLn9RUO
人妻と夜の生活編はよ
172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 20:24:57.88 ID:yuli92kpo
では、夜をドタバタ書きます
173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 20:33:03.99 ID:yuli92kpo

「……」


 夜、寝苦しくて目が覚めた。
 季節は夏――シンデレラプロジェクトの、恒例の合宿中だ。
 普段と枕が違うと眠れない、という細やかな神経では無いつもりだったのだが、
蒸すような気温と、寝相で乱れたシーツのシワが気になる。


「……」


 聞こえるのは、虫の鳴き声。
 田舎の虫は大きく、数も多いためその鳴き声は都会の比ではない。
 だが、今はその鳴き声も夜のBGMとしては相応しい。


「……」


 モゾモゾと体を動かし、少しだけ体勢を変える。
 それだけで、また安らかな眠りの世界に戻れる。
 そう、思ったのだが、


「グッスリ寝てる」
「プロデューサーさんの寝顔、可愛いです♪」
「ふーん。まあ、悪くないかな」


 私の部屋に、侵入者が居た。


「!?」


 今の声は、ニュージェネレーションズの三人。
 何故、私の部屋に居るのですか、という疑問は一先ず置いておこう。
 今は、一刻も早く体を起こし、彼女達に注意をしなければいけない。
 よし、体を起こ――


「……!?……!?」


 ――まさか、ここで、金縛り……!?
174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 20:40:35.07 ID:yuli92kpo

 体が、動かない。


「……!……!」


 声が、出ない。


「……!?」


 金縛りは、疲れている時になるものだと聞いたことがある。
 しかし、まさか今、この状況でなるとは最悪の一言に尽きる。
 ニュージェネレーションズの彼女達の意図はわからないが、
このままでは、為す術無く思い通りに事が運んでしまう。


「さあ、宴の始まりぞ」


 神崎さん!?
 まさか、貴女まで居たのですか!?


「しーっ、蘭子ちゃん。あんまり大きな声を出しちゃ駄目よ」
「ダー。美波の言う通り、です」


 ラブライカのお二人まで!?


「プロデューサー……気持ちよさそうに寝てますね」
「まな板の上の鯉、だね~」
「どうせなら、一緒に飴玉も欲しいかなー」


 キャンディアイランドの方達も!?


「……!?」


 どれだけ、この部屋に集まっているのですか!?
175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 20:49:51.57 ID:yuli92kpo

「にょわー☆ Pちゃん、お酒飲んでたもんねぇ」


 諸星さん……!


「でも、莉嘉チャンとみりあチャンは良かったの?」
「寝ちゃってたもん。しょうがないって」


 アスタリスクのお二人まで……!?
 しかし、城ヶ崎さんと赤城さんが居ないのは……不幸中の幸いか。


「……!」


 体の自由がきかないため、耳に神経を集中する。
 私の耳に届かないように話しているつもりなのかもしれないが、
今の私は、押し殺した彼女達の息遣いさえ聞こえる気がする。


 彼女達は、一体何をしようと言うのか?


「それじゃあ、寝起きドッキリの練習開始だね」


 ……成る程、そういう訳だったのか。
 彼女達には、そういった仕事を入れた事はないが、今後に備えて、という事だろう。
 だとすればまあ、合点がいかないでもない。
 しかし、プロデューサーである私で練習とは……皆さん、今回限りにしてください。


「はいっ♪ まず、ぬるま湯を股間にかけるんですよね?」
「うん。そうすると、漏らしちゃうって話だけど……確かめないと」


 練習にしては、内容がハードすぎませんか!?
176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 21:01:40.25 ID:yuli92kpo

「……!」


 待ってください! それは、あまりに危険すぎます!


「……!?」


 金縛り!
 何故、こんな重要な時に私は金縛りにあっているのだ!


「聖杯より、我が友へ降り注げ」


 ちゃぷん、という音が聞こえる。
 彼女達は、本気で私の股間にぬるま湯をたらすつもりでいるらしい。
 何故、後先を考えないのか。
 もし、本当に私が漏らしたらどうするつもりなのか。


「布団はもう剥ぎ取ったわ」


 いつの間に!?


「浴衣は、アー、はだけさせますか?」


 いけません! 貴方達は、アイドルなのですよ!?


「それは……寝てても、寒そうだからやめてあげよう?」
「だねー。それは、さすがに気が引けるよ」
「うんうん、パンケーキ美味しい~♪」


 皆さんの優しさの基準が、私にはわかりません!
 そして三村さん、パンケーキの匂いが尋常でなく鼻につきます!
 この時間に、他人の部屋で焼きたてパンケーキを食べないでください!
177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 21:15:27.64 ID:yuli92kpo

「それじゃあ~、Pちゃんの股間に~……」


 まさか、もう!?
 待ってください、心の準備が!


「どうなるのか……ぷくく、楽しみにゃ」
「ちょっと、笑ったら起きちゃうって……うくく」


 後で、アスタリスクのお二人には個別で話をします。


「行くわよ、皆」


 新田さん……貴女をシンデレラプロジェクトのリーダーに指名したのは、
最初の合宿の時でしたね。
 それがまさか、こんな事になるとは思ってもみませんでした。
 彼女達の、統率の取れた動きは……恐らく、貴女によるものなのでしょうね。


「シンデレラプロジェクト、ファイトぉぉぉ……」


 おーっ、という、いつもの彼女達の掛け声は聞こえない。
 代わりに部屋に響いたのは、バシャリと、勢い良く私の股間に降り注いだ、


「んああああああああっ!?」


 熱湯、そして、私の叫び声だった。
 ぬるま湯とは明らかに違う、生易しい温度でないそれに、
私の体は危険信号を発し、金縛りを彼方へ吹き飛ばした。


「……!?」


 私の叫びを聞いた彼女達は、あまりの驚きに絶句している。


「うわあああああっ!? あっ、ああああっ!?」


 図らずも、逆ドッキリが成功した。
178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 21:29:05.05 ID:yuli92kpo
  ・  ・  ・

「……」


 私の前で、城ヶ崎さんと、赤城さんを除く、シンデレラプロジェクトメンバー12人が正座している。
 事情はわかっているので、特に聞くことはない。
 聞くことはないが……説教だ。


「皆さんの今回の行動は、行き過ぎています」


 いつもよりも低い私の声に、メンバー達は体をビクリと震わせる。
 彼女達を憎いとは思わない。
 だが、ここでしっかりと話をしておかなければ、私が今後もたない。


「今後は、絶対にこのような事は無いように、お願いします」


 はい、と、全員が揃って返事。
 その肩は震えていて、泣くのをこらえているのだろうか。
 しかし、泣いても今回ばかりは簡単に許す訳にはいかない。


「……あの」
「はい、何ですか本田さん」


 本田さんが、おずおずと挙手をした。
 何か、言いたいことでもあるのだろうか。


「ドッキリした?」


 彼女の言葉に対する私の返事をメンバー達はワクワクとした顔で待っている。
 此処に来てその質問が出来るとは、恐れ入ります。
179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 21:45:46.55 ID:yuli92kpo

「そうですね……はい、とても驚きました」


 私の答えを聞き、メンバー達は顔を見合わせ、笑った。
 それは、とても良い笑顔で、思わず見とれそうになるもの。


 しかし、心底腹が立った。


「では、イタズラのお仕置きとして、一発尻を叩こうと思います」


 メンバーがざわつく。
 私の表情を伺おうとしているが、恐らく、何の表情もしていないだろう。
 反省を促すためとは言え、体罰はしたくはない。
 だが、それが彼女達にとって必要な事ならば、私は鬼になろう。


「それじゃあ……リーダーの私から、お願いします」


 新田さんが手を上げた。
 その顔は、仕方ないという諦めの色が強い。
 まずは、彼女に反省してもらう事にしよう。


「では、両手を壁について、尻をこちらに向けてください」


 聞きようによっては、とても艶めいた言い回し。
 彼女もそう思ったのか、他のメンバーを安心させるためか、少しおどけた口調で、


「んっ……プロデューサーさん、優しくしてくださいね?」


 と、のたまった。
 さすがはリーダーですね……今の言葉を聞いて、メンバー達の緊張が少しほぐれたようです。


「いえ、駄目です」


 私は、それを無慈悲に打ち砕いた。
180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 22:01:05.44 ID:yuli92kpo

「……!」


 天を貫くように、右手を高く振り上げる。
 イメージするのは、鞭。
 硬さだけでなく、しなやかさも併せ持つ鋼の鞭だ。


「ぷ、プロデューサーさん……?」


 呼吸を整え、心を落ち着かせて、全身に回る血液を意識する。
 細胞の一つ一つを掌握し、全身の、髪の毛一本に至るまでの全てを連動させる。
 今の私は、プロデューサーではない。
 ただ一個の、尻を叩くためだけに存在する、兵器だ。


「あのっ!? や、優しく! 優しくお願いします!」


 筋肉が、爆発の時を待ち、今か今かと叫び声を上げている。
 骨が、寸分の狂いも無く尻を打ち据えるため、残忍な笑い声を上げている。
 一瞬で、何十、何百回と、理想の尻叩きをイメージしては、最高のものに近づけていく。


「……」


 果たして、それは成った。


「や、やめ……おねが」


「プロデュゥゥゥ――スッ!!」


 円運動の軌跡を描き、鋼と化した私の右手が、
新田さん……いや、イタズラをした少女の尻に叩き込まれた。
 破裂音にも似た打撃音。
 衝撃は尻だけでは止まらずに、彼女の体を一直線に突き抜け、パプリと鼻水を噴出させた。


「はああああっ!? ほっ、ほあああああ!?」


 辺りに、アイドルらしからぬ叫び声が響いた。
182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 22:12:30.69 ID:yuli92kpo

「……」


 お仕置きとは言え、彼女はアイドル。
 その体に痕が残るような打ち方はしていない。


「んんんんん! これやば、んんんんん!」


 だが、私のプロデューサーとしての全てを用いて、尻を叩いた。
 その結果が、これだ。
 新田さんは、その場で尻を押さえてのたうち回っている。


「では、次は誰にしますか?」


 私が視線を向けると、残されたメンバーがビクリと肩を震わせた。
 彼女達に、こんな顔をさせるのはとても心苦しい。
 しかし、やらなければならないのだ。


「皆あああああ! 逃げてえええええ!」


 新田さんが、残された力を振り絞り懸命に他のメンバーを逃がそうとする。
 鼻水を垂らしながらにも関わらず、仲間を思いやるその姿勢には胸を打たれる。


「では、次も新田さんという事で、宜しいですか?」


 その思いには、応えなければならないだろう。


「アーニャちゃああああん! ファイトおおおおお!」
「ミナアアアアミ!? なんで、私ですかあああ!?」


 わかりました、次はアナスタシアさんですね。
184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 22:37:08.69 ID:yuli92kpo
  ・  ・  ・

「ねえねえ、昨日の夜何かあったの?」


 赤城さんが、不思議そうに首を傾げている。


「なんか皆、お尻を気にしてるみたいなんだよねー?☆」


 城ヶ崎さんの、お尻、という言葉を聞いて昨夜のメンバー達がビクリと動きを止める。
 休憩時間中だと言うのに、他のメンバーは全員立ったままだ。
 いや、双葉さんはうつぶせの状態で寝転がっているか。


「いえ……私には、よくわかりません」


 右手を首筋にやろうと動かした途端、メンバー12人が身構えた。
 何故か、数名ほど壁に手をついて尻をこちらに向けているが、放置する。


「あっ! そういえば、昨日の夜のドッキリどうだった?」
「そうそう! アタシとみりあちゃん、寝ちゃったんだよねー☆」


 お二人の言葉を聞いて、少し考える。


「そうですね……成功、だったと思います」


 確かに、かけられたのが熱湯でなければギリギリセーフだったかもしれない。
 ドッキリ自体は私の金縛りがあったにせよ、成功だったとも言える。


「あーん! みりあも参加したかったー!」
「それじゃあそれじゃあ、今晩はアタシ達がドッキリしにいくねっ☆」
「……あらかじめ言ってしまっては、駄目なのでは」


 そう、言ってみたものの、赤城さんと城ヶ崎さんはやる気になっているようだ。


「皆さん……赤城さんと城ヶ崎さんを止めてください」


 私の言葉を聞いて、数名ほどが必死で彼女達の説得に回ってくれた。
 残ったメンバーが軒並み壁に手をついて尻をこちらに向けているのを見て、私は頭を抱えた。



おわり

関連記事
タグ:

コメント

 

お知らせ

サイトのデザインを大幅に変更しました。
まだまだ、改良していこうと思います。

カテゴリ

今週の人気記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


※メールの打ち間違いにお気をつけください。
返事無い時は、メールの打ち間違いの可能性がありますので、再度送信していただくか、コメント欄をご使用下さい。

ブログパーツ ブログパーツ ブログパーツ アクセスランキング