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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:23:00.08 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「実は、魔法の修練のため、アルルさんにお相手して欲しいのですわ」

アルル「なあんだ、そんなことか。ボクで良ければ手伝うよ!」

ウィッチ「それでは行きますわよ!」サッ

アルル「うん!」サッ

~~~~~~~~~~

ウィッチ「シューティングスター!」

アルル「くっ、ダイアキュート!」

ウィッチ「まだまだ行きますわよ!フリジングダスト!」

アルル「ダダイアキュート!」

ウィッチ「溜めて一気に来るんですの!?そうはさせませんわ!」

アルル「ダダダイアキュート!」

ウィッチ「メテオストライク!」

アルル「や、やったなあー!ファファファファイヤー!」

ウィッチ「あっつぅーーーー!……だーめだこりゃ」 ばたんきゅ~

アルル「わっ、ちょっとやりすぎた!?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:24:26.22 ID:bCyZfuQs0
~~~~~~~~~~

ウィッチ「う、う~んですわ……ん?」

アルル「あ、気が付いた!ごめんねウィッチ。ちょっとやりすぎちゃったみたい」

ウィッチ「あら、ここは私の家……アルルさんが運んでくださりましたの?」

アルル「そうだよ。火傷薬とかは勝手に使っちゃったけど……」

ウィッチ「ええ、構わないですわ。運んでくださってありがとう、アルルさん」

アルル「どういたしまして!後、それと……服もかえといたからね」

ウィッチ「」

アルル「だ、だって、火傷してたし、服も焼けちゃったし、その、脱がさなきゃいけないと思って///」カァッ

ウィッチ「あ、アルルさん……き、気にしてませんわよ///」プイッ

アルル「そ、そうだよね!僕たち女の子だから問題ないよね!///」

ウィッチ「そ、そうですわ!ヘンタイシェゾでもないのならば大歓迎ですわ!」

アルル「大歓迎なのも、ちょっとどうかと思うけど……」

ウィッチ「も、もうアルルさん!からかわないで下さる!?」

アルル「えへへ、ごめんごめん」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:26:06.09 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「まったく! ところで……この匂いはなんですの?」

アルル「あっ、この匂いはウィッチが結構長い時間気絶してたから、勝手にカレー作っちゃったんだ」

ウィッチ「あら、それはいいですわね。私も食べてよろしいですの?」

アルル「もちろんだよ!このカレーはウィッチのために作ったんだからね!」

ウィッチ「アルルさんのカレー、楽しみですわあ」ウットリ

アルル「えへへ、ボク鍋の様子見てくるね!」


そう言ってアルルはウィッチの部屋から出ると階段を下り、厨房へ向かっていった
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:27:32.50 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ(……アルルさんに、は、は、裸を見られてしまったなんて…///)

ウィッチ(ああ、恥ずかしくて顔から火が出そうですわ!///)


そう言って、ウィッチは枕に顔を埋め、じたばたと悶えていた。
ウィッチは以前からアルルに対して特別な感情を抱いていた。
それが何なのかはよくわからなかったが、つい最近、その感情がなんなのかわかってしまった。
一週間ほど前、たまたまウィッチの店に来ていたシェゾにそれとなく相談すると、それは恋ではないか、という以外な答えが返ってきた。
そんな、私がアルルさんに、とも思いもしたが、どうやらその答えは正解だったようだ。

以後、ウィッチはアルルと会う時はつとめて平常心を保つよう意識をしていた。
女同士の恋愛なんて、成就しない。悲しいけれど、ウィッチはそのことをよく理解していた。
それなのに、アルルの、あの期待を持たせるような行動は、ウィッチの胸をときめかさずにはいられなかった。
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:30:14.34 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「はあ、アルルさん……」ウットリ

アルル「なあに?」

ウィッチ「ふわっ!?あ、アルルさん、いつの間に!?」

アルル「いや、ちょっと福神漬けが見つからないからどこにあるか聞きに来ようと思って」

ウィッチ「ふ、福神漬けなら暖炉の隣の棚に置いてありますわ!」

アルル「そっか、ありがとう、それとウィッチ」

ウィッチ「?」

アルル「枕に顔を埋めてジタバタなんて、可愛いとこあるねぇ」

ウィッチ「んなっ!?////」

アルル「じゃあ、ボクはカレーを作りに戻るねー」


見られていた。また恥ずかしい姿を見られていたウィッチはゆでダコのように顔を真っ赤にしていた。
また、いつアルルが来るのかわからないので、枕に顔を埋めることはせず、部屋の中をうろうろと右往左往していた。
ふわりと香るカレーの香りが、ウィッチの心に落ち着きを取り戻させると、ウィッチは深呼吸をした。
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:31:36.02 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「ふぅー、こんなので動揺してちゃ、一人前の魔女になるのはまだまだですわね……」


ふと窓の外を見ると、もう辺りは暗くなり始めており、空には一番星が煌々と輝き始めていた。
いっそ流れ星にでも願おうかと思いはしたものの、一向に現れないので、ウィッチは見るのを止めた。
きっとアルルとの恋も、実らないのだろう。そう思い、ウィッチは少しだけ泣いた。

しばらくして、アルルがカレーを運んできた。
ふわりと香るカレーの香りは、傷心のウィッチを慰めるのに十分だった。


ウィッチ「これがアルルさんのカレー……!すっごくおいしそうですわ!」

アルル「えへへ、ウィッチに食べてもらいたくて一生懸命作ったんだ!いっぱい食べてね!」

ウィッチ「ええ!それでは」

「「いっただっきまーす!」」

ウィッチ「はふはふ、アルルさんのカレー、すっごくおいしいですわ!」

アルル「そう言ってくれると嬉しいよ!おかわりいっぱいあるからいくらでも食べてね!」

ウィッチ「わかりましたわ!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:33:09.12 ID:bCyZfuQs0
二人での楽しい食事を終えると、二人で後片づけをした。
アルルのカレーはほんとうにおいしく、自分で作るカレーとは大違いだった。
片づけも終わり、ウィッチはアルルに礼を言った。


ウィッチ「アルルさん、ほんとうにありがとうですわ。家に運んでくださるだけじゃなく、カレーまで作っていただいて……」

アルル「いいんだよ!ボクも前からウィッチにカレーを食べて欲しいと思ってたしね!」

ウィッチ「それで、これからお帰りなさるの?」

アルル「うん、これ以上いるのはウィッチに悪いよ」

ウィッチ「あの、もしよかったら……」

アルル「?」

ウィッチ「……うちに泊まっていきませんこと?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:35:05.80 ID:bCyZfuQs0
自分でもわかっていた。これ以上アルルのそばにいるのは、心苦しさを増すだけだと。
自分の胸の痛みが、増すだけなのを。
それでも、誘わずにはいられなかった。


アルル「いいの?あ……でも着替えが」

ウィッチ「もし、アルルさんがよろしければですけど、私の服を貸してあげますわ」

アルル「ほんと?……じゃあ、泊まっていくよ!」


アルルが満面の笑みで答える。その瞬間、ウィッチは誘ってよかったと思った。
この胸の痛みが増そうとも、この笑顔が見れるだけで幸せだった。
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:37:10.24 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「アルルさん、お風呂が沸きましたわよ」

アルル「え、でも一番風呂でしょ?ウィッチに悪いよ」

ウィッチ「気になさらないで、アルルさんは私の大切な客人ですわ」

アルル「んーでも……そうだ!」


アルルが何か思いついたような顔をして手を叩く。
ウィッチはなんとなく、嫌な予感がした。


アルル「一緒に入ろうよ!」

ウィッチ「な、な、な!?」

アルル「それなら二人とも一番風呂に入れるしね!さ、行こっ!」

ウィッチ「あ、お待ちになって!まだ心の準備が……!」

アルル「だーめ!一緒に入るの!」

ウィッチ(ああ、私、自分を抑えきれる気がしないですわ!)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:38:34.84 ID:bCyZfuQs0
その後、無理矢理風呂に連れて行かれたウィッチは、アルルにあんなところやこんなところを洗われてしまったり、
アルルの色気に思わずどきりとしてしまったり、ウィッチにとって夢のようなひと時を過ごした。
風呂からあがっても、ウィッチはしばらくボーっとしていた。


ウィッチ「////」

アルル「ウィッチ?のぼせちゃった?」

ウィッチ「違いますわ!ちょっと、ボーっとしてしまっただけですわ!」

アルル「そう……ならいいんだけど」

ウィッチ「ふふ、それにしても……」

アルル「?」

ウィッチ「魔女装束姿のアルルさんもなかなか可愛いですわ!」

アルル「あーもう、ウィッチったら!からかわないでよ!////」

ウィッチ「あら、ごめんあそばせ。オーッホッホッホッ!」

ウィッチ(貸すと言い出したのは私ですが、お揃いのペアルックだなんて……////)

ウィッチ(それに……普段私の着ている服を着るアルルさん!)

ウィッチ(できれば洗わないで返してもらいたいですわ////)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:42:23.83 ID:bCyZfuQs0
アルル「おーい、ウィッチー?……やっぱりのぼせてるんじゃ?」

ウィッチ「ひゃっ!?だ、大丈夫ですわ!」

アルル「そう、それにしても……ウィッチの髪は綺麗だなあ」

ウィッチ「ふふ、伊達にお手入れは欠かしてませんわ」

アルル「ボクの髪は長くないからねえ。ウィッチの長い髪が羨ましいよ」

ウィッチ「そうですの?でもその代わり、お手入れに時間がかかってしまいますわ」

アルル「それでも羨ましいよ。ちょっと触ってていい?」

ウィッチ「もちろんいいですわ。だって」


アルルさんだもの、とアルルには聞こえないように呟いた。
もちろん当の本人には聞こえていないようで、ウィッチの髪をなでながら鼻歌を歌っていた。
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:43:44.10 ID:bCyZfuQs0
アルル「ん~いい匂い」

ウィッチ「あ、アルルさん!」

アルル「あっ、い、嫌だった?ごめんね」

ウィッチは突然匂いを嗅がれてびっくりしていた。だけどすぐに、


ウィッチ「嫌、じゃない、ですわ……////」


と、顔を真っ赤にして言った。
再び、アルルが髪をなで始めた。こころなしか、さっきよりも距離が近い。
ウィッチの胸は張り裂けそうなくらい高鳴っていた。


ウィッチ(ふわ、アルルさんの吐息が、うなじにかかって……!)

アルル「ねえ、ウィッチ」


アルルが突然耳元で話しかけてくる。


アルル「その、ウィッチにとって……ボクは、特別、なのかな?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:45:48.18 ID:bCyZfuQs0
ウィッチは言葉に詰まってしまった。特別だと言えば、下手をすればアルルに嫌われてしまうかもしれない。
かといって、特別でないと言えば、これからずっとこの気持ちを秘していかなくてはならない気がする。
ウィッチが、言葉に迷っていると


アルル「ご、ごめん。ボクったら、いきなりなんていうことを聞いてるんだろう、アハハ……」


アルルがぎこちなく笑うと、ウィッチもなんともぎこちない笑みを返した。


アルル「そ、そろそろ寝よっか!」

ウィッチ「そ、そうですわね!湯冷めしない内に寝ましょうか!」


ウィッチはぎこちなく寝室に向かうと、アルルの分の床を用意してあげた。
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:47:22.17 ID:bCyZfuQs0
アルル「へぇー随分立派なベッドだねえ」

ウィッチ「こんなもの、私の魔法にかかればちょちょいのチョイですわ!」

アルル「魔法って便利!」

ウィッチ「というのは冗談で、これは客人用のベッドを魔法で呼び出しただけですわ」

アルル「ありゃま」ズケッ

アルルが盛大にずっこける。ウィッチはそれを見て満足そうに笑った。

ウィッチ「アルルさん、明かりを消しますわよ」

アルル「うん」

ウィッチ「おやすみなさい、アルルさん」

アルル「おやすみ、ウィッチ」


明かりを消すと、静寂が訪れた。
ウィッチはしばらく眠ることができず、先ほどのアルルの質問について考えていた。
なぜ、アルルがあのような質問をしたのか。
あの時のアルルの様子はどこかおかしかった。
もしかしたら、自分のアルルに対する特別な感情を見透かされてしまったのだろうか。
だとすれば、ウィッチは不安にならざるを得なかった。
アルルは、自分のことをどう思ってくれているのだろうか。
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:48:48.78 ID:bCyZfuQs0
あれこれ悩み、考えているうちに、一時間ほど経ってしまった。
不意に、隣で物音が聞こえた。
アルルが起き上り、こちらに寄ってくるようだ。


ウィッチ(な、なんですの!?)


ウィッチは寝たふりをしていた。自分が眠れないということでアルルに心配をかけたくなかったからだ。
アルルがウィッチのベッドの端に腰を掛けたようで、ベッドがほんの少し軋む。


アルル「ウィッチ……寝てるよね?」


ウィッチは先ほどの理由から、その問いには答えなかった。


アルル「ウィッチ……今日はとっても楽しかったよ。ボク、こんなに楽しかったのは久しぶりだよ」


アルルが呟く。
私こそ、最高の一日でしたわ。と心のうちで呟く。
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:49:50.61 ID:bCyZfuQs0
アルル「あのね、ウィッチ。寝てるみたいだから、言わせて……」

アルル「ボク、その…………ウィッチの事が……」

アルル「……好き、なんだ」


ウィッチはどきりとする。


アルル「でも、女の子同士だから、こんなの、ダメだよね……」

アルル「さっきの質問にだって、ウィッチに迷惑かけちゃったよね……?」

アルル「でも、ボク、ウィッチが大好きなんだ。誰よりも……」

アルル「だから、卑怯なボクを、許して……!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:50:58.67 ID:bCyZfuQs0
そう言うと、アルルの唇が、ウィッチの唇に触れた
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:52:14.92 ID:bCyZfuQs0
ウィッチ「ほんとに卑怯ですわ」


ウィッチは起きあがると、言った。


アルル「……え?」

ウィッチ「不意打ちは、卑怯でしてよ……」


ウィッチはアルルを押し倒すと、その体を強く抱きしめ、

そして、今度はウィッチから、唇を重ねた。


アルル「んん!?ん…むぅ……」

ウィッチ「……」

アルル「……」

ウィッチ「……ぷはぁ」

アルル「はぁ、はぁ……」

ウィッチ「アルルさん、お返しですわ……」

アルル「はぁ、……う、うぃっち……ぐすっ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:53:53.83 ID:bCyZfuQs0
ウィッチの行動で、アルルにその想いは伝わったようだ。
アルルは安堵と嬉しさのあまり泣き出してしまった。

ウィッチも泣いていた。
二人でしばらく泣きながら抱き合っていた。
しばらくして落ち着くと、


ウィッチ「アルルさん……私、アルルさんのことを、愛していますわ」

アルル「ボクも……ウィッチの事、愛してるよ」


また、二人で唇を重ねた。


~翌日~

ウィッチはカーテンから漏れる朝の日差しで、目が覚めた。
もしかして、昨日のことは夢だったのか。そう思ったがどうやら夢ではないようだ。
ウィッチの隣で寄り添うように寝ているアルルが、何よりの証拠であった。
……昨日のことを思い出すと、ウィッチは赤面してしまうのを抑えられなかった。

ウィッチは名残惜しいと思いながらも、ベッドから降り、厨房に向かう。

アルルさんにおいしい朝ごはんを作ってあげなくては……
そう思い、厨房に向かうウィッチの足取りは、とても軽やかだった。

~おわり~
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:55:47.82 ID:bCyZfuQs0
後日談


ウィッチはいつものように店を開け、店の番についていた。
すると、見知った客がやってきた。

ウィッチ「おいっす!……ってシェゾじゃありませんの」

シェゾ「おう、脳天草と韋駄天草、犬顎菊はあるか?」

ウィッチ「昨日採ってきたばかりの物がありますわ。少々お待ちになって」

ウィッチがカウンターの脇にある棚から、数種類の薬草を取り出す。
その時に、シェゾは前から気になっていたことを聞いた。


シェゾ「そういえばお前、最近アルルとはどうなってんだ?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:56:53.53 ID:bCyZfuQs0
ガシャンッ


ウィッチは動揺したのか、カウンターに置いていた花瓶を倒してしまう。


ウィッチ「ど、どうって、なんですの!?」

シェゾ「そのまんまの意味だよ。恋だよ恋」ニヤニヤ


ウィッチは目の前でニタニタ笑っている闇の魔導師を追い出したくなった。
そもそもなんでこんな男に相談したのだろう、と今更になって後悔していた。


ウィッチ「どうもこうもありませんわ。アルルさんと私はいたって普通の関係ですわ」


もちろん嘘であるが、ウィッチとアルルとの仲は、秘密にしようという約束をしていた。
公になると、いろいろと面倒であるからだ(主にサタン関係で)。
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:58:30.19 ID:bCyZfuQs0
シェゾ「ふ~ん、その割には最近、ずいぶんと足取りが軽いな。良いことがあったように見えるが?」

ウィッチ「な!?そ、そんなとこばかり見てるからヘンタイなんて言われるんですわよ!」

シェゾ「なんだと!?俺はヘンタイではない!」

ウィッチ「まあ、そんなことはどうでもいいですわ。はい、品物」

シェゾ「ぐぬぬぬ……!……ふん、まあいい。お前とアルルの関係なんて見てりゃわかるからな」


ウィッチは顔を真っ赤にして反論していたが、シェゾは金を払うと、我関せず、といった顔で店を出て行った。
まあ、シェゾならこんなことを言い触らしたりはしないでしょう、とウィッチは思った。

そう思った束の間、店の外で「お前が欲しいっ!」といったシェゾの大声が聞こえてきた。
またですの、と思いながらも、ウィッチは店の外に出て行った。
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 21:59:53.28 ID:bCyZfuQs0
すると、やはりシェゾが、アルルに対して求めるような発言をしていた。

アルル「もう、シェゾ!またそういうこと言うからヘンタイ扱いされるんだよ!」

シェゾ「ええい、うるさいわぁ!おとなしくお前の魔力を俺に差し出せえぇ!」

アルル「やだよーだ!」

言うと同時に、アルルがウィッチの存在に気づいたらしく、ウィンクをしてきた。
ウィッチもウィンクを返す。

シェゾ「アレイアーd」

ウィッチ「シューティングスター!」

アルル「アイスストーム!」

二人の放った魔法が、シェゾに襲い掛かる。
さすがに後ろからも魔法が放たれてくるとは思ってなかったらしく、シェゾはまともに魔法を喰らってしまった。
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 22:01:33.28 ID:bCyZfuQs0
シェゾ「ぎゃああああああ!覚えてろよお前らああああ!」


アルルとウィッチは一目散に逃げていくシェゾを尻目に、ハイタッチした。


ウィッチ「アルルさん、やりましたわね!」

アルル「ウィッチ!会いたかったよ!」

ウィッチ「まったく、まだ営業時間だというのに、あなたは……」

アルル「えへへ、細かいことは気にしないの!その、会いたかったし」

ウィッチ「まぁ……わ、私も会いたかったですわ!」

アルル「……ねぇ、ウィッチ?」

ウィッチ「なんですの?」

アルル「……キミが欲しい」

ウィッチ「……あげますわ////」

アルル「……いただきます////」チュッ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 22:02:58.60 ID:bCyZfuQs0
その時、ウィッチの店の陰では……


シェゾ「やっぱりあいつらデキてんじゃねえか」ニヤニヤ


ヘンタイ魔導師が二人の様子をニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべながら覗いていた。
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 22:03:58.75 ID:bCyZfuQs0
一方その頃、サタンの城では……


サタン「……おい、キキーモラ。最近どうもイヤな予感がするんだが」

キキーモラ「風邪でもお引きになったのでは?どこも平和ですよ」

サタン「風邪ではないのだ。なんていうか、我が后が取られそうになるような嫌な予感が……」

キキーモラ「はあ、いつもの杞憂だと思いますわ。アルルさんは好きな人なんていなかったはずですよ」

サタン「むぅ……そうだといいのだが……」

キキーモラ「じゃ、私は掃除に戻りますねー」

サタン「うむ……しかし気になる。一度様子を見に行ってみようかな」


サタンがアルルとウィッチの関係に気が付くのはそう遅くはないのかもしれない


~おしまい~
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 22:06:31.79 ID:MSWbu+2X0
いいSSだった

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