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1: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:20:35 ID:yEW
・パロディです
・短いです
・酒注意です
2: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:21:14 ID:yEW
酒場という聖地へ、酒を求め___肴を求めさまよう。

高垣楓の居酒屋放浪紀。
3: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:22:01 ID:yEW
楓「高垣楓です。円青線、海楢町に来ています。
  近くに大学がいっぱいあるので学生さんの町として有名だそうです。

  私も今日は学生の頃の気持ちに戻り、“ふれっしゅ”な気持ちでお酒を楽しんで参ります……では」

 海楢町。学園都市の一区画で、すれちがう人間の大半は学生さん。
 そうなったのはここ20年のことで、昔は居酒屋がいくつも立ちならぶ飲み屋街。
 
 区画整理で消えていった店もある一方で、住民の根強い支持もあって残った店も少なくない。
 新鮮な若者文化と、昔ながらの居酒屋がひざをつきあわせる不思議な町へ。

 酒を求めて、いざ出陣。
4: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:22:42 ID:yEW
楓「ここは古着屋さんがいっぱいありますね。
  私もよくお世話になりました……あの頃は、再利用が最良(さいりょう)……ふふっ」

高垣さんが入ったのは、『Middle & Old』。幅広い品揃えと手頃な価格で学生さんから圧倒的な支持を得ている、地域の一番店。いまはちょうど春物のセール中で、店内は少々混み合っています。

楓「お古って、あんまりよくないイメージを持ってるひともいますけど……やっぱりいいですね……」

店主がヨーロッパから仕入れてきた、フランス製のリネンシャツに高垣さんもうっとり。

「ここでしか見つけられないものがあるんですよね」

高垣さん、リネンシャツをお買い上げ。
5: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:23:39 ID:yEW
お店から出て程ないところへ、酒場を発見。

「天ぷら……」

高垣さん、酒場の前ですでに恍惚。

『酒処 揚尾』。
ツボをおさえた揚げ物と、季節感をかえりみない熱々、だが極上のおでんが売り。
創業60年。2代目のおかみさんが、創業時と変わらない味でお客を満足させています。

「おかえりなさい」

扉を開けると、一風変わった挨拶でおかみさんが出迎えてくれた。

「ただいま、です」

高垣さん、実家のような気軽さでカウンターへ陣取り。
すぐそばでは、汁の黒いおでんがぐらぐらと煮られてる。
6: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:24:17 ID:yEW
「生を」

生ビール・中ジョッキ(税込520円)

お通しはおでん3種。
丸々とした新じゃがと、たまご……それから?

「これは牛スジ、ですか?」

「牛ガツです。スジはウチのやり方だとなくなっちゃうから」
 
ガツは一番目の胃。焼肉ではミノと呼ばれる、ホルモンの人気部位。
焼くとぷりぷりでハリのある歯応え。それを特性の煮汁で何時間も煮込むことで、やわらかくジューシィな一品に。
7: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:25:04 ID:yEW
「あっ、あっ……ん」

高垣さん、熱さに思わず艶めかしい声。
夜の時間帯の放送でよかったぁ……。

「関西おでんとちがう、結構しっかりした味付けです」

ビールとの相性は……言うまでもないようですね。ジョッキが消えていました。
天ぷらのメニューは季節変わり、今の時期は鱧(はも)がよく出るそうです。

「おすすめの鱧と、玉ねぎ。あと、うずらを」

「天ぷら? フライ?」

「天ぷらで。あとは、紋次郎をストレートで」

つわぶき紋次郎・ストレート(税込み580円)

高垣さんが2杯目に選んだのは、鹿児島、さつま無双のつわぶき紋次郎。
刺激の強すぎない、ちょうどいい塩梅の辛さと後味の甘さ。
前衛、つなぎ、締め。全てをバランスよくこなす芋焼酎。

「しょっちゅう飲めますね……ふふっ」
8: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:26:02 ID:yEW
鱧・天ぷら(税込み700円)
玉ねぎ・天ぷら(税込み80円)
うずら・天ぷら(税込み140円)

店主が市場で直接仕入れてくる鱧は、産卵を控えた6月と7月が旬。
店主の丁寧な骨きりで、小骨が綺麗に取りのぞかれてます。
ふっくらとした脂の旨味と特製のタレが、焼酎と抜群の相性。

「「美味しい……!」」

高垣さん、他のお客さんとハモってお互いに照れ笑い。
玉ねぎとうずらも、鱧に負けずに味わい深い。酒との相性も……。

「はぁ……」

ほっぺたが少し赤くなってる。
だけど高垣楓は、ここからが強い。
9: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:26:38 ID:yEW
「焼酎をおかわりで。それから牛ガツを…あっ、鱧のフライもお願いします」

高垣さん、紋次郎とガツをおかわり。

鱧・フライ(税込み700円)
鱧のフライは、天ぷらよりも引き締まって濃厚な味に。

「フライとガツで、“がっつ”が湧いてきます……ふふっ」

牛ガツ(税込み80円)
居酒屋。おでん、揚げ物、焼酎。黄金トリオに囲まれて高垣さんもニッコリ。 
10: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:27:02 ID:yEW
『酒処 揚尾』

 0141ー0000ー1345
 円青市海楢町567番地34
 営業 18~24時(平日)
    10~22時(土日祝) 火休


 外れのない揚げ物と、熱々のおでん。旨い酒。
 素材に甘えない店主のこだわりが見える、極上の酒場。
11: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:27:35 ID:yEW
……………。

「おでん、他のお客さんにも大人気でした。
 次に来るときは、“おでんまだありますか”ってお電話で聞かないと……うふ」

高垣さん、上機嫌で次の店へ。

天ぷらと
おでんが伴の ひとり酒

高垣さんの夜は、まだ始まったばかり。
12: 名無しさん@おーぷん 19/07/02(火)17:27:45 ID:yEW


おしまい

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