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麦野「ねぇ、そこのおに~さん」

1: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:05:56.84 ID:1tK4ZOQ0
上条「え~っと、上条さんはこういうの初めてです」

麦野「そう? 結構カッコイイのに~」

上条「あ、ありがとうございます (なんだろう)」

麦野「んじゃあ、どっかお茶でもしに行こうか。奢ったげるよ」

上条「それはありがたいです (すごく嬉しい場面のはずなのに)」

御坂「……」ジー

上条「……(悪い予感しかしない!!!)」


~ ~ ~ ~ ~
・アイテム解散前。キャラ崩壊等あるかもしれませんがよろしくお願いします
3: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:11:51.70 ID:1tK4ZOQ0
-数時間前-

麦野「んなわけないでしょ」

絹旗「超嘘ですね」

フレンダ「遅刻の言い訳だね。しかも結局嘘」

浜面「本当だって! 街で逆ナンされてさ、喫茶店につれてかれたんだ!」

滝壺「大丈夫だよはまづら。そんなウソツキはまづらでも私は受け入れてみせる」

浜面「滝壺……でも嘘はついてないぞ?」

絹旗「滝壺さんに超ヒットしてないで実際にあったことを超話してください」

浜面「あ、あぁいいだろう! ―――あれは、夏の暑い日で」

麦野「その作り話長い? 長いならドリンクバー行ってきてからにしてくれない?」

絹旗「あ、じゃあ私も超頼みます」

浜面「話すらさせないのかよ!」

滝壺「はまづら……」

浜面「何!? 何も言ってくれないの!? もう救えないってこと!?」

フレンダ「結局、もう浜面には期待してないってことだね。私はそもそも期待してないけど」

麦野・絹旗「「私も(です)」」
4: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:15:30.61 ID:1tK4ZOQ0
麦野「でも浜面が逆ナンねぇ……」

絹旗「超物好きな人もいるんですね」

滝壺「はまづらはカッコイイよ……多分」

浜面「そこは言い切ってほしかった!」

フレンダ「ホイホイついてった浜面が結局悪いんだね」

浜面「うっ。それを言われると何にも言えない」

麦野「やってみよっか」ボソ

4人「「「?」」」

麦野「やってみようか、ナンパ」

4人「「「えっ!?」」」

絹旗「超ナンパですか?」

麦野「なんか面白そうじゃない。ちょうど仕事もないし」

フレンダ「結局、暇つぶしってわけだね」

浜面「でも誰がやんの?」

絹旗「浜面ですね。それを私達が遠くから見て超笑いものにします」

フレンダ「私も結局それに賛成ね」

滝壺「大丈夫、はまづら……大丈夫……」

浜面「あぁ!なんかありがとうな滝壺。とにかく励まそうとしたんだな!それだけで十分だ!」
5: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:21:29.25 ID:1tK4ZOQ0
麦野「いや、私がやる」

4人「「「えぇっ!?」」」

麦野「なんか面白そうじゃない!」

絹旗「で、でも相手がもし超襲ってきたりしたら」

麦野「だいじょぶだいじょぶ。私レベル5だし」

浜面「相手に悪い気が……」

麦野「は~まづらあ? 何か言った?」

浜面「いや何にも」キリッ

麦野「じゃ、ナンパに出発! 適当に声かけてくるわ」

―――

麦野「…………」

―――

絹旗「麦野は超綺麗ですから、黙ってても超ナンパされるんじゃないですか?」

浜面「黙ってれば、な」

フレンダ「結局、浜面は後で死刑ってわけだね」

浜面「チクんの!? ていうかこれだけで俺殺されんの!?」

滝壺「大丈夫だよはまづら。骨は回収してあげる」

浜面「結局死ぬのか……回収っていう言い方がなんとも」

絹旗「あ、超動きましたよ!」
7: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:27:17.59 ID:1tK4ZOQ0
麦野「あ、あのぉ」

一方通行「あァ?」

麦野「もしよかったらぁお茶しませんかぁ?」

―――

浜面「うぜぇ! あのしゃべり方うぜぇ!」

絹旗「……ぷっくっくくくく」

滝壺「はまづら、きぬはた、今までありがとう」

絹旗「えぇ!? 浜面と一緒に死ぬなんて超嫌なんですけど」

浜面「嫌がんのそこかよ!」

―――

一方通行「チッ」スタスタ

麦野「待ってくださいよぉ」

一方通行「なンだよ」

麦野「そのぉ…えっとぉ、カッコイイなぁって」

一方通行「そりゃどうもォ。じゃあなァ」

麦野「スマートな体と白い髪の毛とかぁもやし、じゃない。クールでカッコイイよぉ」

一方通行「うっせェババァ。消えろ」

麦野「」

麦野「ふふふふふふふふふふふふふ」

―――

浜面「うわぁ! あの白いの死んだ! はい死んだ!!」

フレンダ「結局ご愁傷様ってわけだね」

滝壺「……南無南無」

絹旗「助けましょうよ!!」
8: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:34:09.90 ID:1tK4ZOQ0
麦野「っと(落ち着くのよ沈利。キレちゃ駄目よ)」

麦野「えぇ~? じゃあ私っていくつに見えるぅ?」

一方通行「35ォ」

麦野「」

麦野「こ、このもやしぃいいい!!!」

一方通行「あァ? やるってェのかァ?」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

一方通行「いいぜェやってやンよ」カチッ

浜面「うわあぁぁ! すいません!」

絹旗「ウチの麦野が超迷惑かけました! 超ごめんなさい」ペコッ

一方通行「るせェ! ガキは引っ込ンで……ガキ…?」

絹旗「?」

一方通行「っ(上目遣いだとォ……!?)」

一方通行「ま、まァこンくらいでキレンのも大人げねェからなァ」

麦野「ふっざけんなぁぁああああああああ」

浜面「今のうちに向こうに行くぞ! フレンダと滝壺も手伝え!」

―――

フレンダ「結局、失敗ってわけだね」

滝壺「むぎの、どんまい」
10: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:41:39.90 ID:1tK4ZOQ0
麦野「…………」イライラ

―――

絹旗「麦野、超イライラしてますね」

滝壺「さっきの白い人が原因」

浜面「つかまだやんのかよ」

フレンダ「さっきのが結局悔しいって訳だね」

浜面「お」

―――

麦野「ね、そこのボク」

青ピ「僕?」

麦野「そそ。一緒にお姉さんと遊ばない?」

青ピ「くぅっ! ついに僕の時代が来たってことか!!」

―――

浜面「次はどんなキャラだよ!!」
14: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:49:10.56 ID:1tK4ZOQ0
麦野「ふふっ」

青ピ「へへへ」

―――

絹旗「今回は超上手くいきそうなんじゃないですか?」

フレンダ「結局、失敗は成功の元って訳だね」

―――

麦野「どこか行きたいところってある?」

青ピ「お姉さんと一緒ならどこでもええよ~」

麦野「……」

青ピ「……」

麦野「どっか行きたいとこは?」

青ピ「え? だからどこでも……」

―――

浜面「あいつ、ナンパって何すりゃいいのかわからないんじゃ……」

滝壺「2回目だからね」
15: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 01:55:01.53 ID:1tK4ZOQ0
麦野「チッ」

青ピ「舌打ち!? でもそこがまたええなぁ」

麦野「とりあえず歩こうか。好みのタイプってどんな女の子?」テクテク

青ピ「落下型ヒロインのみならず、義姉義妹(ry」テクテク


青ピ「というわけで……あれ?」

青ピ「さっきのお姉さんは!?」

―――

麦野「チェンジ」

浜面「もうやめろよ……」

麦野「ん~? じゃあ成功するまでってことで」

浜面「(いつになるんだか……)」

絹旗「麦野、超頑張ってください!」

麦野「ありがと~」ナデナデ

絹旗「えへへ//」

滝壺「……はまづら、はまづら」

浜面「あぁ、わかってるよ」ナデナデ

滝壺「……//」

フレンダ「…………結局こうなるんだね……別にいいもん」
20: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:07:23.80 ID:1tK4ZOQ0
麦野「何か作戦でもたてようかしら」ナデナデ

フレンダ「にへへ//」

滝壺「可愛い系、とか」

麦野「え~? 最初のやつ可愛い系なんだけど」

浜面「いやいやいや、ないない」

麦野「ん~」

絹旗「語尾に何か付けてみたらどうです?」

麦野「あ、いいわね。それでいってくるわ」

―――

土御門「……」テクテク

麦野「……にゃー♪」バッ

土御門「うわっ! び、びっくりしたにゃー」

麦野「えへへ~お兄ちゃん、あそぼ~?」

土御門「」

―――

浜面「」

滝壺「」

フレンダ「」

絹旗「」
23: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:16:51.20 ID:1tK4ZOQ0
浜面「決定的に何か間違ってる。間違ってる!!」

フレンダ「麦野は結局選ぶキャラがいまいちってことかな」

絹旗「う~ん……」

―――

土御門「……い、いったい何の冗談だ」シリアス

麦野「えへへ~」ニコニコ

土御門「……金か? 俺が言うのもなんだがそういう危ないバイトはやめた方が」

麦野「バイトじゃないも~ん。ちょっと遊びたかっただけだもん」

土御門「はぁ……」

麦野「むぅ、ため息つくと幸せがにげるゾ☆」

土御門「…………」

麦野「な~に? その変人を見るような顔。も~むぎのん怒っちゃうよ~」プンプン

―――

浜面「もう駄目! あんなあいつ見たくない!!」

絹旗「たしかに、刺激が超強すぎます……」

滝壺「……りこりん怒っちゃうぞ」ボソ

浜面「ん?」

滝壺「なんでもない」
27: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:23:54.70 ID:1tK4ZOQ0
土御門「ま、まぁ困ったことがあったら相談に乗るからにゃー」スッ

麦野「名刺?」

土御門「じゃっ!」ダダダダダ

麦野「ちょ、ちょっと……」

―――

浜面「はい、反省か~い」

絹旗「なんだかんだで浜面も超ノってきましたね」

麦野「何がいけなかったのかしら」

4人「「「「全部」」」」

麦野「えぇっ!?」

滝壺「仕方ない。私が行ってくる」

浜面「気をつけてな」

―――

滝壺「……」ビシッ

―――

麦野「あの子、妙にビシッっと立ってない?」

浜面「そうだな」

絹旗「超緊張してるんでしょうか」
29: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:32:22.66 ID:1tK4ZOQ0
滝壺「っ!」ドサッ

―――

4人「「「「!!?」」」」

浜面「何だ!? 急に倒れたぞ」

麦野「熱中症?」

フレンダ「結局体が弱すぎるんじゃ……」

―――

垣根「お? どうした?」

滝壺「……」

垣根「お、おい!! しっかりしろ! きゅ、救急車……いや、間に合わねぇ!」

滝壺「あ、なおった」

垣根「うぉ!?」

滝壺「心配してくれてありがとう」

垣根「おぉ……大丈夫か?」

滝壺「でも、まだちょっとダルいかも……」ギュ

垣根「!!?」

―――

浜面「……」

麦野「浜面泣いてるわよ?」

絹旗「……浜面」

フレンダ「……」
31: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:38:32.22 ID:1tK4ZOQ0
滝壺「ねぇ、あなた結構カッコイイね」

垣根「お? ありがとうな」

滝壺「まるで……」

垣根「?」

滝壺「売れないホストみたい」

垣根「売れないは余計じゃね!? あと俺実はホストとかチャラチャラしてんのじゃなくてもっと硬派な……」

滝壺「硬派といえば、はまづら」

垣根「? 誰だそいつ」

滝壺「私の……大切な人」ポッ

垣根「じゃあとっととそいつのとこに行けよ」

滝壺「うん」テクテク

垣根「なんだったんだろうな。常識が通用しねぇ奴だった……」

垣根「……」




垣根「結構、胸あtゲバッ!?」

垣根「だ、誰だ!? サッカーボールぶつけやがったのは!」キョロキョロ

―――

浜面「滝壺!」

滝壺「はまづら」

麦野「で、何だったの? さっきの」
33: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:46:47.45 ID:1tK4ZOQ0
麦野「よし、行ってくるわ」

浜面「滝壺~」ギュ

滝壺「はまづら…」ギュ

フレンダ「2人は結局ラブラブってわけか」

―――

麦野「あ、アンタ!」

海原「僕ですか?」

麦野「そうよ! アンタよアンタ」

海原「何でしょう?」

麦野「ち、ちょっと私に付き合いなさいよ!」

―――

浜面「あれ何?」

滝壺「いわゆるツンデレ口調」

絹旗「どんどん超訳がわからない方向に行ってますね」
37: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 02:54:18.98 ID:1tK4ZOQ0
海原「でも、今は少々忙しくてですね」

麦野「ど、どこに行くのよ」

海原「友人と遊びに」

麦野「へ~アンタに友達なんていたんだ?」

海原「……はい(この人誰?)」

麦野「え~ま、結構イケメンだけど、私は別に趣味じゃないかな~」ギュ

海原「ではこの手を離してもらえませんか?」

麦野「え、えとえと」パラッ

海原「?(メモ?)」

麦野「べ、別にアンタのことが好きな訳じゃないんだからね!」

海原「はぁ、あの、僕そろそろ失礼します」スタスタ

―――

麦野「うん、今回は私が悪かったわ」

浜面「今回〝は〟じゃないけどな」

絹旗「いっそ、超普通でいったらどうですか?」

麦野「む?」

浜面「ぎ?」

フレンダ「の?」

麦野「じゃなくて! あーじゃあ次で最後ね」
41: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 03:01:37.61 ID:1tK4ZOQ0
滝壺「むぎの、ナンパは最初が肝心。逆ナンの基本はお姉さんっぽくだからむぎのは自然に行けば間違はない……はず」

絹旗「滝壺さん何でそんなこと超知ってるんですか?」

滝壺「はまづらの雑誌で読んだ」

浜面「いつのまに!?」

フレンダ「結局、浜面もナンパしたかった訳だね」

麦野「よっし、次の勝負行ってくるわ!」

麦野「……」

麦野「ん?」

???「うぉおおおおお! 特売ぃいいいい!!」ダダダ

麦野「(ツンツン頭に黒髪……よっし)」

麦野「ねぇ、そこのおに~さん」ダダダ

上条「はい? 上条さんですか?」ダダダ

麦野「えっと、時間ある?」ダダダ

上条「今は忙しいです!」ダダダ
45: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 03:07:05.87 ID:1tK4ZOQ0
麦野「い~じゃんい~じゃんあそぼ~よ~」ダダダ

上条「でも大事な特売が……(走るの結構速いな……)」ダダダ

麦野「ね~オ・ネ・ガ・イっきゃっ」ドテッ

上条「!?」

麦野「いたたたた……」

上条「大丈夫ですか?」

麦野「え?」

上条「ま、特売はいいや。まだ他の店にもあるし」

麦野「あ、ありが痛っ」

―――

3人「「「おぉ~」」」

フレンダ「結局、3度目の正直って訳だね」

絹旗「しかも超優しい人じゃないですか。あれ? 浜面は?」

滝壺「飲み物買いにいった」

―――

上条「ん? 足、血が出てますよ」

麦野「えー? あ、本当だ」

上条「このハンカチどうぞ。立てます?」

麦野「痛ぁ~ちょっと派手にやりすぎたかな」ボソ

上条「え?」

麦野「ん? 何でもない。ありがと」
58: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:10:18.44 ID:1tK4ZOQ0
上条「で、何か用でせうか?」

麦野「用っていうか……ちょっとナンパを」

上条「ナンパ?」

麦野「そ。ナンパ」

上条「俺を?」

麦野「君を」

―――

浜面「ただいま~っと。お前らの分も買ってきたぞ」

絹旗「浜面にしては超気が利きますね」

浜面「ん? 成功したの? ってアイツどっかで見たような……」

滝壺「はまづら、お知り合い?」

浜面「知り合いっていうか前に殴られたような」

滝壺「はまづらを殴るなんて10年早い。ちょっと殴ってくる」ムカムカ

浜面「大丈夫だから! ってか10年後には殴っていいの!?」

―――

上条「え~っと、上条さんこういうの初めてです」

麦野「そう? 結構カッコイイのに~」

上条「あ、ありがとうございます (なんだろう)」

麦野「んじゃあ、どっかお茶しにいこうか。奢ったげるよ」

上条「それはありがたいです(すごく嬉しい場面のはずなのに)」

御坂「……」

上条「……(悪い予感しかしない!!!)」
59: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:18:57.42 ID:1tK4ZOQ0
麦野「んと、名前は上条君だっけ?」

上条「はい、上条当麻っていいます」

麦野「私は麦野沈利。よろしくね当麻君」スッ

上条「あ、はい(まぁ悪い人じゃなさそうだし)」ギュ

麦野「……ねぇ」

上条「はい?」

麦野「もしかして、彼女とかいる?」

上条「え? いえ、いませんけど」

麦野「そっか。ふふっ」ギュ

上条「えぇ!? 突然どうしたんですか!?」

麦野「いいじゃない腕を組むくらい。それに上手く立てないから杖代わりってことで」ニヤッ


御坂「!?」

―――

絹旗「うわ、腕組むなんて麦野超大胆です」

フレンダ「結局、女は度胸って訳だね」

浜面「ていうか、もう怖くて見てられない」

滝壺「どういうこと?」

浜面「後ろの方、常盤台の制服がすっげぇ目で睨んでる」



4人「「「「…………」」」」




4人「「「よし、(超)逃げよう(ましょう)」」」
62: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:29:00.54 ID:1tK4ZOQ0
麦野「ここでいい?」

上条「えぇはい、奢っていただけるならもうどこでも」

麦野「苦学生ってやつ?」

上条「まぁ、なんというか……家に1匹飼ってるんで」

麦野「ペット?」

上条「あ、じゃあ2匹か」

麦野「???」

―――

御坂「あ、アイツ……!」

御坂「デレデレしちゃって……しかもあの女1回こっち見たってことは気づいてる?」

御坂「見せつけてくれちゃって!」ビリビリ

白井「お、お姉さま?」

御坂「ここ入るわよ」

白井「でも今日はわたくしと一緒にお買い物を」

御坂「入 る わ よ」

白井「はいですの」

―――

麦野「何頼んでもいいわよ(あ、結局着いて来るんだあの常盤台)」

上条「じ、じゃあこの〈デラックスパフェ〉とか頼んでも……?」

麦野「あら? パフェだったらこっちの〈レベルFIVEスペシャルジャンボパフェ〉の方が色々凄くない?」

上条「え? でもこれってカップル限定ですよ?」

麦野「いいじゃない」

上条「俺なんかとカップルに見られて嫌じゃないですか?」

麦野「全然。あと、敬語じゃなくていいわよ」

上条「じゃあ遠慮なく。そういえば、金持ちってことは高レベルの人?」

麦野「ん~一応、このパフェと一緒」
63: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:35:08.30 ID:1tK4ZOQ0
上条「へ~じゃあビリビリと一緒だ」

麦野「ビリビリ?」

上条「知り合いにもレベル5がいるんですよ」

麦野「ふ~ん(斜め後ろの席からチラチラ見てきてるのがビリビリちゃんかしら?)」

麦野「当麻君はレベルはいくつ?」

上条「いや、俺は無能力者ですよ」

麦野「じゃあ浜面と一緒か」

上条「浜面?(どっかで聞いたような名前だな)」

麦野「じゃ、頼んじゃおうか」

上条「麦野は?」

麦野「私はこれ、シャケ弁」

上条「いやいやいや。駄目でしょう」

麦野「えっ? でも何にも言われないよ?」

上条「とにかく、駄目ですって」

麦野「えー? じゃあこの紅茶で」

―――

上条「おぉ……さすがレベル5、なんともボりューミーだな……」

麦野「えぇ……ここまでとは思わなかったわ」

店員「では写真を撮りますのでパフェを中心に近くにどうぞ」

上条「え?」

麦野「あら、ここに書いてあるわ」

上条「[2人の想いを写真に]……パフェでやることじゃないんじゃ」
64: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:40:15.58 ID:Xr3bpADO
>麦野「ん~一応、このパフェと一緒」

う、うわああああああん麦のんかわいいいぃぃいぃいい
65: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:44:25.77 ID:1tK4ZOQ0
麦野「じゃ、当麻君。あ~ん」スッ

上条「えっ!?」

麦野「あれ? こういうものじゃないの?」

店員「いえいえ。さ、彼氏さんもどうぞ」

上条「っじゃあ……(何だこれ公開処刑か? 恥かしすぎる……!)」

上条「む、麦」

麦野「沈利」ボソ

上条「え?」

麦野「カップルらしくしないとね。だから下の名前で呼んで」

上条「し、沈利」スッ

店員「はい、撮りますよー」カシャッ



麦野「写真ってどのくらいでできます?」

店員「お会計の際お渡しします。それではごゆっくりどうぞ」

麦野「ふふっ」ニコニコ

上条「(沈利楽しそうだし、いっか……って俺今『沈利』って)」
66: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 19:54:24.29 ID:1tK4ZOQ0
上条「じゃ、いただきます」

麦野「この紅茶、なかなかおいしいわ」ズッ

上条「うわクリームが崩れ……今度はこっちが!」

麦野「ふふふ」ニコニコ

―――

御坂「(な、なななな、なによアイツ!)」

白井「あ、お姉さま! このカップル限定の〈レベルFIVEスペシャルジャンボパフェ〉というのを……」

御坂「……(ちょっとナンパされたくらいでデレッデレしちゃって……わ、私だって『あ~ん』ってやりたいのに)」

白井「……(……無視が一番辛いですの)」

御坂「あーもう! ヤケ食いよ!!」

白井「! で、ではこのパフェを」

御坂「すいません、ここからここまで全部! あとこっからここまでテイクアウトね。お持ち帰り!」

店員「わ、わかりました(て、店長ぉぉおおおおお!!)」

白井「(わたくしは負けませんのぉぉぉおおおおお!!!)」
68: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 20:03:46.51 ID:1tK4ZOQ0
麦野「じゃ、手伝ったげる……ムグ、甘くておいしいわね」

上条「量が多いけどな」モグモグ

麦野「ふふっ頑張れっ」

上条「え? お手伝いもうおしまい!?」

麦野「じゃ、はい。あ~ん」スッ

上条「うぇ!? (こ、これって間接キスってやつじゃ)」

麦野「ん~?」グイッ

上条「あ、あ~ん」パクッ

麦野「ふふっ間接キス」

上条「!! ゲホッゲホッ」

麦野「ホント、からかい甲斐があるな~」

上条「(な、なんか遊ばれてる……?)」


上条「あ、そういえば大学生? 歳はいくつ?」

麦野「」ピタッ

上条「?」

麦野「ふふふふふ(そういえばあのもやし、35とかぬかしてたわね……ふふふ)」

上条「あ、いえ、な、なんでもないです」モグモグモグモグ
69: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 20:14:22.18 ID:1tK4ZOQ0

――
上条「ふぅ、なんとか食べきった」

麦野「へ~すごい。あ」ズイッ

上条「ん?」

麦野「……」ペロッ

上条「!!??!!!???」

麦野「頬、ついてたわよ」ツン

上条「あ、あ、ありがとう」

麦野「じゃ、出ましょうか」

―――

白井「も、もう食べられませんの……」

御坂「く~ろこっ。はい、あ~ん」

白井「あ、あ~んですの(嬉しいのに! 嬉しいのにぃぃいいい!!)」

御坂「あ、あれ?」

白井「どうかしました?」モッシャモッシャ

御坂「ううん、なんでもない(あいつらどこいったんだろ)」
70: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 20:18:40.33 ID:1tK4ZOQ0
-外-
麦野「……ごめんね」テクテク

上条「え?」テクテク

麦野「急いでたのに……それにせっかく時間まで割いてもらったのにその理由が適当なナンパなんて」テクテク

上条「いや、俺は楽しかったしいいよ。むしろ俺なんかと居て沈利は楽しかったか?」ピタッ

麦野「私は…… (『沈利』……)」テクテク

麦野「私も」クルッ



麦野「楽しかった」ニコッ

上条「っ」ドキッ

麦野「この写真、大切にするね。今日はありがとう。さようなら」テクテク

上条「あぁ!」

―――

白井「おねーさま……」

御坂「これ追加!」ムッシャムッシャ

白井「おねぇさまぁああああ!!」
72: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/06(木) 20:27:06.18 ID:1tK4ZOQ0
麦野「(上条当麻……か)」

麦野「(良い人っぽかったけど無自覚であぁいうこと言ってそう)」クスッ

麦野「(……本当にいい人。ヒーローみたいな、そんな人)」

麦野「(だから、私には眩しすぎるかな)」

prrrr prrrr


麦野「はい。はい。わかりました。えぇ、〝仕事〟ですね。(ホントは『さようなら』じゃなくて『またね』って言ってやるつもりだったのに…………)」



麦野「……」



麦野「ん?」


麦野「あ (ハンカチ……)」


麦野「(ふふっ。また会わなきゃいけなくなったね)」クスッ

麦野「またね、当麻君」



書き溜めでは終わりだけど、不完全燃焼気味だ……

とりあえず今回の投下は終了します
96: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:24:07.84 ID:wxgD/.Y0
麦野「…………」

滝壺「むぎの、ごめん」

絹旗「この前は逃げちゃって超すいません」ペコッ

フレンダ「私も結局謝るよ」

浜面「あ、悪「ま、怒っちゃいないわ」ええっ!!?」

浜面「何で? どうして? ほわーーい!!? あの麦野が? ためらいも無く人[ピーーー]ようなやつが!?」

滝壺「はまづら」ボソ

絹旗「超不味いですよ」ボソ

浜面「ハッ す、すまん麦野! 悪気があったわけじゃ……だからバラバラとかやめて!はま/づらにしないで!」

フレンダ「?? 浜面は結局何を言ってるの?」

麦野「ふふっいいわよ。私が勝手にナンパしにいっただけだし」

4人「「「「!!!」」」」

絹旗「超天使的笑顔です!」

麦野「あーそれより、このハンカチ届けに行かなきゃな~♪」

―――

滝壺「むぎの、変」

絹旗「そんな超率直に言わなくても」

フレンダ「でも結局違和感というか、そういうのが……」

浜面「ふっ」

3人「「「?」」」

浜面「この名探偵シアゲ、原因がわかっちったぜ!」クワッ

絹旗「早く超教えてください。いや、教えろ」

浜面「……(最近、絹旗が俺に高圧的態度をとってくる)」

滝壺「多分、むぎのは恋をしている」

絹旗・フレンダ「「恋!?」」
98: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:28:22.16 ID:wxgD/.Y0
浜面「……(先に言われた)」ドンヨリ

絹旗「ど、どういうことですか?超滝壺さん」

フレンダ「き、絹旗、『超』をつけるところ間違ってるよ! 驚きすぎ!」

絹旗「フレンダだって『結局』が超死んでますよ」

フレンダ「『死んでる』とか言わなくても……」

滝壺「むぎの、最近うわの空な事が多い」

フレンダ「たしかに、この前のナンパの後の〝仕事〟では結局一人も殺さなかったし」

絹旗「なんだか妙に超ニヤけて時折血のついたハンカチ握り締めていたそうですよ。まぁ、それがまた恐怖になったらしいですけど」


浜面「そういうことなんで、麦野が優しいんだ。この前、うっかり着替え中に部屋に入ったときだって」

滝壺「はまづら、浮気は許さないよ?」スッ

浜面「滝壺? 何でどこからともなくナイフ取り出してんだ? OK、落ち着いてくれ」

絹旗「いつもなら超罵声を浴びせて浜面が酷いことになりますもんね」

フレンダ「結局、恋をすると人は変わるもんなのよ」
ウワ、ヤメテクレ
ハマヅラ、マッテ

―――

麦野「『あ、この前のハンカチどうも~』……駄目」ウロウロ

麦野「『はいこれハンカチ』……冷たいわ」ウロウロ

麦野「『はい、ハンカチと一緒に私もア・ゲ・ル』……ってまだ早いわよーー」キャーー

麦野「どう渡すのがベストなのかしら……」
100: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:33:18.03 ID:wxgD/.Y0
滝壺「おまかせを」

麦野「うわっ!!」

滝壺「恋の悩みならこの脱力系☆少女りこりんにおまかせ」

麦野「え~?」

滝壺「ん、信用してない?」

麦野「むしろどこに信用できる要素があるのか知りたいわ。ていうかアンタのそのテンションなに?」

滝壺「しょうがないなぁ……はまづら」


浜面「第1回ッッッ」バッ

滝壺「恋に悩む」

フレンダ「ぎ」

絹旗「の」

浜面「を、救う会ッッッ!!!」

フレンダ「サブタイトル、結局麦野は散りました」

滝壺「開催~~」

麦野「あああ!? ツッコミどころが多すぎるわ!!」
104: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:39:14.49 ID:wxgD/.Y0
絹旗「ていうか、何ですか!私の台詞『の』だけですか!超不満です!」

滝壺「どうどう」

絹旗「そんなに超興奮してません! 馬みたいに扱わないでください!」

麦野「で? 何なの?」

滝壺「ごほん……ゲホッゲホッ」

浜面「咳払いしようとしたら本当に咳が出てしまった滝壺に変わって俺が説明。ようは、面白そうだから麦野の恋路を見守りつつ何か相談に乗ってみようっていう企画」

絹旗「ささ、麦野。私達に超お話してみてください」

麦野「こ、恋!? そんなのしてないわよ!」

フレンダ「ここにきてのツンデレか! 結局バレバレだけどね」

麦野「第一、私は闇の方の人間で、あっちはもう普通どころか光り輝いてて、ヒーローみたいで……ポッ」

絹旗「超重症ですね」

浜面「そういやハンカチがどうのとか言ってなかった?」

麦野「そ、そうなの。ハンカチを借りっぱなしだったから返したいんだけど」

滝壺「返せば?」

浜面「失敗したからってすねるなすねるな」ナデナデ

滝壺「……//」

麦野「どんな風に返せばいいのかなって……」モジモジ

絹旗「そんなの、超普通に『この前はありがとう』でいいんじゃないですか?」

フレンダ「それじゃ結局つまらん、ということかな?」

浜面「てかとっとと返した方がよくないか?」
105: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:47:05.88 ID:wxgD/.Y0
麦野「……そうよね。なんか変な風に浮かれてたわ」

滝壺「でも、ハンカチ返すついでにデートに行けばいいと思う」

麦野「! それよ! 行ってくるわ!!」ダッ


浜面「さて、俺らも行くとするか」

絹旗「どこにです?」

フレンダ「結局ストーキングするのよん」

絹旗「えぇ? 駄目ですよ~」棒読み

滝壺「では、出発。でも4人で行動するとバレるから2チームにわけよう」

絹旗「そうですね。じゃあクジでm」

滝壺「じゃ、デートに出発」ギュ

浜面「お、おぉ」スタスタ


絹旗「……」

フレンダ「……」

絹旗「…………」

フレンダ「……デートに出発!」ギュ

絹旗「や、やめてくださいよ」

フレンダ「え~?」ナデナデ

絹旗「ふにゃぁ//」

フレンダ「結局子供なんだから」スタスタ
107: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 01:57:48.65 ID:wxgD/.Y0
-街-
麦野「(とはいったものの……)」

麦野「(ここどこよ!? ボーっとしてたら知らない街に来てたわ!)」

麦野「(とにかく、当麻君探さなきゃ)」キョロキョロ

―――

浜面「ここどこ?」

滝壺「さぁ」

浜面「まずくない?」

滝壺「大丈夫。はまづらとなら、私はどこ行ってもこわくな」

カラスの群れ「……」ジーーー

滝壺「はまづら、はまづら」ウルウル

浜面「おーよしよし」ナデナデ

―――

絹旗「んっ、や、やめてください」

フレンダ「前から思ってたけど、結局さ、絹旗って可愛いよね。肌すべすべ~」ツツッ

絹旗「ちょ、ちょっと!」チッソパンチ

フレンダ「んぎゃっ」

絹旗「い、いきなり何をするんですか!」

フレンダ「にへへへ、つい」

絹旗「つい、じゃありません! 麦野を超見失ったじゃないですか」
109: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:06:23.72 ID:wxgD/.Y0
麦野「(う~ん)」テクテク

麦野「ん?」


不良「おい、アンタだろ? この頃不良相手に暴れまわって、何人も病院送りにしてる奴って」

???「えぇ!? なんか色々違うんですが……」

不良2「チッしかもうわさじゃ何人もの女連れてマンションで猫と暮らしてるらしいじゃねぇか」

???「ところどころ合ってるけど!」

不良1「とりあえず、殴らせてもらうぜ。いやなら金だしな」

???「無理! 上条さんにはそんなお金はありません!!」


麦野「(『上条』!)」

麦野「さて、助けに行きますかね」スタスタ

―――

絹旗「見つけました!」

フレンダ「お~いたね」

絹旗「で、あの不良達の方に超向かってる訳なんですけど」

フレンダ「ま、結局大丈夫でしょ」
110: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:19:54.33 ID:wxgD/.Y0
麦野「あれー? 当麻君、久しぶり~」

上条「あ、えっと、沈利!」

麦野「やっほ(やっぱり名前で呼んでくれるんだ)」

不良「あ?」

不良2「おほっ! ドストライクだぜ!」

不良3「じゃ、こいつシメたらこの女であsブファッ!!」

麦野「悪いけど、そんな軽い女じゃないのよ。これ以上は能力使うわよ?」

麦野「あと当麻君はここで退場。じゃ~ね」

上条「は!? 女の子残して逃げれるかよ!」

麦野「だいじょぶだいじょぶ。私強いから」

上条「で、でも!」

麦野「いいから!!」

上条「っ! あぁ、じゃあまたあとで」ダッ

麦野「(……殺すところなんて、見せたくないのよ)」

不良2「チッ能力者か!」

不良s「へっへっへ」ニヤニヤ

麦野「? もしかして、殴られて悦ぶ趣味とかあるの?」

不良3「じゃ、これでもくらいな」

キィィィィィィィィィン

麦野「っっ!?(何これ!?)」

不良s「「「「キャパシティダウンもどき!!」」」」

麦野「ハモってんじゃないわy痛っ」ズキズキ
111: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:29:49.26 ID:wxgD/.Y0
不良3「とあるお方に作ってもらったもんだ。能力の使用を困難にさせるだけじゃないぜ」ニヤニヤ

不良2「しかも、能力が強ければ強いほど、痛みは増す」

麦野「あ、あ、あ痛い痛い痛い」ズキズキズキ

不良「おい! お前らも出て来い」

不良s「……」ゾロゾロ

麦野「はぁはぁ……チッ(ちょっと、不味いんじゃないかしらね)」

不良「さ~てと、まずどうしよっかな~」

麦野「……」キッ

不良2「おーこえーこえー」

不良3「じゃ、目玉でもえぐる?」ニヤニヤ

不良「なぁ、能力は使えないし相手はこんだけいるんだぜ? おとなしく俺らの言うことに従えば痛いことはしねぇ」

麦野「ハッ! 誰が……あんたらなんかに!」ズキズキ

不良「それとも、さっきのバカみてぇに逃げる?」

不良2「お、それもいーねー。逃げるやつ捕まえんのとか結構燃えるなー」

麦野「……オイ」

不良「あ?」

麦野「バカって誰のことだ?」
115: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:39:55.56 ID:wxgD/.Y0
不良「もちろん、さっき逃げたあのツンツン頭nぎゃああああああああああ!!腕がぁああああああ」ボトッ

不良s「「「!?」」」

麦野「私の愛する人をバカ呼ばわりなんて……」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」




不良2「お、おい! もっと音量上げろ!!」

不良3「あ、あぁ……あれ?」

麦野「あー痛ってぇー……いてぇ……いてぇなぁもぉ……いたかったぞ、これ」グシャッ

不良4「あ、あれ?」

麦野「じゃ、あんたらにはもっとすげぇ痛みってもんを味あわせてやろうじゃないの」ニヤッ

―――



麦野「…………」ペッ

麦野「血、とれねぇ……」グシグシ

―――

絹旗「フ、フレンダぁ……」ダキッ

フレンダ「き、絹旗ぁ……」ダキッ
117: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:50:49.23 ID:wxgD/.Y0
上条「お、おいだいじょ!!」

麦野「……」

上条「お、おい……こ、これ「そうだよ」

麦野「私がやったの」

上条「……」

麦野「幻滅した? でも、ごめんね。これが本当の私。レベル5第4位、麦野沈利」

上条「沈利……」


麦野「…………ねぇ」

上条「え?」

麦野「最初に私に会ったとき、正直どう思った? 正直に答えて」

上条「……あぁ。ちょっとオカシな人で、なんかフラフラしてて、すっげぇ怪しい人で」

麦野「……」

上条「とっても、良い奴だと思った」

麦野「ふふっ、そう。で、今は? どう?」

上条「……」

麦野「答えろよ!!!!!」
119: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 02:59:41.91 ID:wxgD/.Y0
上条「……」

麦野「チッ、ダンマリかよ」

上条「なぁ」

麦野「あぁ?」

上条「あんたは、俺のことどう思ってんだ?」

上条「なぁ『どうでもいい』なんて思ってないんだろ!? だから助けたんだろ!? だから逃がすフリして…」

麦野「うっせぇ!!! うっせぇ!!!! うっせぇうっせぇうっせぇ!!!!!」ガンガンガン

麦野「るっせぇんだよ!!! 何もシラネェ癖にピーピーピーピーと。ぶっころすぞ!!!」ガン!

上条「……みろよ」

麦野「あぁ?」

上条「やってみろよ!!」

麦野「なぁ、わかってんの? 私レベル5。アンタ、無能力者。てめぇなんざ100回でも1000回でも殺せんだよ!!!」

上条「いいや、アンタはできない」

麦野「はぁ?」

上条「アンタに俺は殺せねぇっつってんだよ!!」

麦野「てめぇ……」
121: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 03:13:01.79 ID:wxgD/.Y0
上条「アンタ言ったよな『これが本当の』って」

麦野「あぁ、そうd「じゃあなんで、そんな悲しそうな顔してんだよ!!!」

上条「アンタがどんなトコにいんのか知らねぇ。何を見てんのか、何を見てきたのかもわかんねぇ」

上条「生き方変えろなんざ、そんな偉そうなことは言わねぇ」

上条「だが、アンタが悲しそうな顔してやってることは、アンタが本当に望んでやったことじゃねぇと思ってる」

麦野「……」

上条「俺はアンタに比べれば、平凡な毎日を過ごしてる平和な野郎だ。だからアンタが何を抱え込んでんのかなんてわからねぇ」

上条「でもな、こういう麦野沈利が本当のアンタだとしてもこの前の、あの笑顔の麦野沈利が嘘の麦野沈利だとは思えねぇ」

上条「なぁ、本当は楽しかったんじゃねぇのか? そして、こっちの世界にいる今のアンタは、苦しんでるんじゃねぇのか?」

麦野「わたし、は……」

上条「いいぜ」

上条「お前が何か抱えてんなら、俺が半分持ってやるよ」

麦野「っ」

上条「誰かと居たいって思うなら俺がお前のそばにいてやるよ」

麦野「っっ」

上条「だから、もう自分に嘘つくのはおしまいにしようぜ」

麦野「…………」

上条「お前が笑顔になれないような、そんな苦しい世界、俺がぶち壊してやるよ」

麦野「とう……ま……君」ギュ
127: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 03:20:13.94 ID:wxgD/.Y0
-数日後-
麦野「……」

上条「……」

麦野「ねぇ、当麻君」

上条「うん?」

麦野「ずっと、一緒にいてくれるんだよね?」

上条「あぁ」

麦野「でさ、質問なんだけど」

上条「え?」

麦野「『ぶち壊す』って具体的に?」

上条「えぇっ!?」

麦野「何? 何でも私の思い通りってこと?」

上条「い、いやそうじゃなくて」

麦野「ふふっやっぱからかい甲斐があるわ」クスッ

上条「……(やべー。具体的に、なんてわかんねー)」

麦野「目、瞑って」

上条「え?」
128: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 03:25:58.61 ID:wxgD/.Y0
上条「は、はひ」ギュ









麦野「なーに期待してんの?」ツン

上条「えええええええええ!!? 今上条さんのハートは崩壊すんぜんですよ!?」

麦野「じゃあ」クスッ





麦野「私が、壊しちゃおっかな」ギュ
上条「はは……」ギュ
138: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 03:49:36.86 ID:wxgD/.Y0
上条「……」ギュ

麦野「……」ギュ

上条「あの……」

麦野「『俺がそばにいてやるよ』」ボソ

上条「うっ、はい……」

麦野「……」スリスリ

上条「あ、あの……」

麦野「ん~?」ギュゥゥ

上条「ぐえっ苦しっ」

麦野「んふふふ。離さないもん」ギュ

上条「あ、あ、あのおおおお!!」

麦野「まったく……なぁに?」パッ

上条「ト、トイレ」ダッ
142: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 03:56:37.28 ID:wxgD/.Y0
麦野「ったく……ん?」

絹旗「」

フレンダ「絹旗~」ギュ

浜面「滝壺~」ギュ

滝壺「はまづら~」ギュ

麦野「あ、あれ? 絹旗? フレンダ?」

絹旗「ハッ ってちょっとおおおおお」チッソパンチ

フレンダ「ぐえっ」

絹旗「もう!何なんですか!」

フレンダ「結局さ、麦野は「話を超そらさないでください!!」

―――

上条「っとと、早く戻んなきゃな~」

上条「(にしても彼女ねぇ……)」

上条「(実感わかねぇなぁ……)」

土御門「お? カミやん!」

上条「土御門?」

土御門「奇遇だにゃー」
143: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 04:04:54.62 ID:wxgD/.Y0
上条「何でここに?」

土御門「いや~ちょっと行き着けのメイドな喫茶店ににゃ」

上条「そうか……」

土御門「カミやんは?」

上条「あぁ、俺は彼女と」

土御門「」

上条「ん?」

土御門「か、かか、彼女?」

上条「あぁ! ついにできたんだ!」

土御門「」

土御門「……」prrrprrr

上条「?」

土御門「……ねーちん、すまん」
『は? ちょっと、どういうこ』プツッ

土御門「……」prrrprrr

上条「?」

土御門「いつわ、すまねぇ……すまねぇ」
『いいえ……グスッ 別にいいです グスッ』



上条「五和?」

土御門「で、カミやんの彼女って誰だにゃー?」

上条「あ、あぁ……」スタスタ
144: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 04:12:35.01 ID:wxgD/.Y0
土御門「ま、やっぱりデルタフォースやらせてもらってるからにゃー」スタスタ

土御門「やっぱり、挨拶くらいはちゃんとしないと」

麦野「あ、当麻く~ん」フリフリ

土御門「」

『麦野「お兄ちゃ~ん」』

土御門「……」ダラダラ

上条「あ、土御門。俺の彼女、沈利」

麦野「どうも~」

土御門「カ、カミやん! 絶対だまされてるぜい!! いいからねーちんに変え」

麦野「あぁ?」

土御門「ひっ」

上条「何言ってんだ? こんな可愛い彼女、他にいないぜ」

麦野「もう、当麻君たら!」ペシペシペシ

上条「あ! 痛っ痛い!」
145: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 04:19:40.89 ID:wxgD/.Y0
土御門「……ま、まぁ2人がいいんならそれでいいんだにゃー」

麦野「あ、ねぇあなた」

土御門「なんだにゃー?」

麦野「余計なこといったら、つちみ/かど、ね」ボソ

土御門「は、はい!(よくわからないけど、やばいにゃーー!!)」

―――

滝壺「はまづら」

浜面「どうした?」

滝壺「あのサングラス、すごいおびえてる」

浜面「あ~、麦野に何か言われてるみたいだな」

滝壺「はまづら」

浜面「ん?」

滝壺「私は、どんな時も後ろにいてはまづらを守ってあげるよ?」

浜面「うん。ありがとう。でもお前の場合『どんな時でも』ってのが怖すぎる!!」
146: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 04:26:07.61 ID:wxgD/.Y0
麦野「じゃ、この後デートにでも行こうか」

上条「あぁいいな」

麦野「じゃ、ちょっと行ってくるね~」


浜面「第2回!」

フレンダ「かみむぎストーキング!」

絹旗「か「開始~」ちょ、ちょっと!!私が超言うとこ!」

フレンダ「いいからいくよん最愛ちゃ~ん」

滝壺「もう、名前で呼ぶ仲に……うんうん。良いことだ」

浜面「そうだな~」

―――
上条「あ、この店」

麦野「うん。最初に行ったときの店」

麦野「ここで私がでっかいパフェぺろってしたんだよね」

上条「そうだけど、ちょっと違うかな」

麦野「???」

上条「いや、普通ぺろっとしたって言ったらこの場合ぺろっと食べたっていう」

麦野「うん。ぺろっとなめたよ」

―――

滝壺「……」ジー

浜面「どうした?」

滝壺「私も、ぺろって……」

浜面「いや、でっかいぺフェなんて食べられないだろ」

絹旗「えっ」

フレンダ「えっ」

滝壺「……」

浜面「えっ?」
147: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 04:28:38.14 ID:wxgD/.Y0
麦野「なつかし~」

上条「そんな、なつかしむほどでは……」

麦野「あ、写真飾られてる」

上条「マジで!?」

麦野「マジ」

上条「うわぁ……ふk「不幸だぁ?」恥かしいなぁ///」

―――

浜面「……」

フレンダ「結局さ、それ犯罪じゃない?」

浜面「だって中入ったらバレるだろ」

滝壺「うん。仕方ない。だからはまづらは間違ってない……と言うことにする」

浜面「その最後のいらないから!」

絹旗「遠くから双眼鏡……」


165: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 17:30:56.89 ID:wxgD/.Y0
上条「ふぅ」

麦野「さ、なんでも頼んで」

上条「いや、今回は俺が出すよ」

麦野「え? でも苦学生で毎日にぼしを3mmずつ食べる生活なんでしょ?」

上条「何その盛大な情報偽造! そこまでじゃありません!」

麦野「ま、今回はお昼を食べにきたわけだしね」スッ

上条「だからお店でそういうことしちゃいけません!」

麦野「?」キョトン

上条「なんでそこでキョトンとしてんの!? 前回はちゃんとわかってくれたのに!」

麦野「まったく……」

上条「俺!? 俺が悪いの!?」

―――

4人「「「「……」」」」

黄泉川「まったく……4人で、しかも男女混合で真昼間から覗きなんてどうかしてるじゃん」

黄泉川「ま、浜面が主犯なんだろ?」

浜面「え「「そうです!!」」フレンダぁあああ!?絹旗ぁあああ!?」

滝壺「大丈夫だよはまづら。私はそんなはまづらを、応援していた」

浜面「過去形!?」

黄泉川「じゃ、ちょっと浜面くるじゃん」

浜面「俺!?俺が悪いの!?」
166: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 17:40:13.75 ID:wxgD/.Y0
上条「おーこのハンバーグうめぇ」モッシャモッシャ

麦野「そう? じゃ、一口」

上条「あぁいいぜ」スッ

麦野「わ、こういうの、ちょっと照れるわね」

上条「前回はこっちがやられたからな。仕返しだ」

麦野「当麻君のくせに、なまいきな」パクッ

上条「どうだ?」

麦野「うん。おいしい」

上条「じゃあそっちのも」

麦野「それは駄目」

上条「えぇ!?」

―――

絹旗「うぅ超お腹減りました」グゥ

フレンダ「結局朝から何にも食べてないもんね」

絹旗「で、浜、いえバカ面はいつ帰ってくるんです?」

フレンダ「さぁ。しばらくは帰ってこないんじゃない」ワキワキ

絹旗「な、何で指を超わきわき動かして……」

フレンダ「ふふふふふ」

絹旗「た、滝壺さん! 超助けてください」
169: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 17:53:48.27 ID:wxgD/.Y0
上条「う~ん、満足」

麦野「ごちそうさま」

上条「で、会計は……(た、たけぇ……)」

麦野「……ふふっ割り勘ね」ニコニコ

上条「ありがとうございます!!」


上条「あ、この後ってどうする?」

麦野「そうねぇ……」ピト

上条「……(あごの下に人差し指添えて考えてる仕草とか、反則すぎです)」

麦野「じゃあ上条君の家に」

上条「お、俺ん家は「しゅっぱ~つ」ちょ、ちょっと!」

麦野「ペットちゃんにも会いたいし」

上条「あ~そういえば、そんなことも言ったなぁ」

麦野「2匹いるんでしょ?」

上条「え? うちには猫が…………」

麦野「どうしたの?」

上条「い、いや何も(インデェェェェックスウウウ!!)」

―――

滝壺「……」フイ

絹旗「た、滝壺さん?」

滝壺「……『バカ面』」

絹旗「う、超すいませんでした!浜面はバカなんかじゃなくて、超賢くて、超カッコ良くて……」

滝壺「……浜面は渡さないよ?」

絹旗「超いりませんよ!」

フレンダ「最愛ちゃ~ん」

絹旗「ぃ!?」
170: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:00:12.42 ID:wxgD/.Y0
――
上条「ここです……(きちまったぜぇ……)」

麦野「お、寮なんだ」

上条「えぇ……(頼むインデックス、小萌先生でも舞夏のとこでもどこでもいい。とにかく今だけは家にいないでくれ)」ガチャ

麦野「お邪魔しま~す」


???「お腹へったんだよ!」

???「シスターちゃん、さっき食べたでしょう?」

???「うぅ……でもでもぉ」

???「そうだぞ腹ペコシスター。乙女の自覚を持つべきだぞー」

???「ったく、私以外みんなちっさいわね」

???「うるさいんだよピンクさらし!」

???「ピンクさらしって何よ! 小萌がどうしてもっていうから来たのに」

上条「な、なんでだよぉおおおおお!!!」

インデックス「あ、とうま!」

小萌「上条ちゃん? まったく、女の子をほっといてフラフラ遊びあるいてもう!」

舞夏「お、上条当麻ー」

結標「あ、お邪魔してるわ」




麦野「……ねぇ」

上条「すべて説明させていただきます!!だから、あ、あ、あ、やめうわあああああ」
172: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:07:58.86 ID:wxgD/.Y0
麦野「……でぇ?」

上条「この人は俺の担任の先生」

小萌「わ~上条ちゃんにも彼女が出来たんですね……なんだか、先生は寂しいです」シミジミ

上条「そういう発言やめてください!」

舞夏「私はこの隣の部屋に住んでる兄貴の妹だー。そろそろ兄貴もかえってくるから、じゃあなー」

結標「……あんた、第四位ね?」

麦野「んなことはどうでもいいだろ。てめぇ誰だよ」

上条「お、落ち着いて! ていうか俺この人知らない!(うわああこえぇ!)」

結標「そういうこと。私この家主さんとは面識なしだから。ついでに言うとこの人が同居人でこの人の家に居候してるの」

小萌「そうなのですよー」

麦野「……(胸、けっこうあるのね。ま、負けないけどね)」

結標「どこみてんの?」

麦野「ま、それならいいわ」

結標「? ま、いいわ。 小萌帰ろう」

小萌「じゃ、上条ちゃん先生は失礼するのですよー」

麦野「……で、あんたは?」

インデックス「い、インデックスなんだよ(大変!とうまが変な女連れてきたんだよ!)」
175: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:16:40.87 ID:wxgD/.Y0
麦野「へぇ、で何であんたは帰んないの?」

インデックス「そ、それは私の家がここだからかな」

麦野「……」ギロ

上条「こいつはなんというか、ただの居候でそういうのじゃないから!」

麦野「へぇ……」

上条「(どうすりゃいいんだ……)」

インデックス「……とうま」

上条「うん?」

インデックス「この人は、誰? 彼女っていうことは、私は……」


麦野「ふっ、あっははははは」

2人「「!?」」

麦野「ちょっと睨んだら怖がっちゃって、かわいいな~」ナデナデ

インデックス「ふぇっ!?」ダッ

麦野「も~なんで逃げんの?こんな可愛いのを取って食うわけないじゃない」

インデックス「それだと『とって食べる』こと自体は否定できてないかも!」

麦野「だって」




麦野「こんな可愛いペットだしね」ナデナデ

インデックス「えっ」

上条「えっ」
176: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:25:41.15 ID:wxgD/.Y0
上条「……」

インデックス「ペットってどういうことかな!」

麦野「ま、いいじゃない」

インデックス「よくないんだよ! 今まで様々な冒険を共に過ごしてきた相棒を犬・猫のように扱うのは納得できないんだよ!」

上条「いや、そう言われましても」

インデックス「とうまのバカぁ!」ガブ

上条「ぎゃああああ不幸だーー!」


麦野「おいでー」

スフィンクス「ニャー」

―――

絹旗「ヒック……グスッ…ヒック」

フレンダ「ご、ごめんよ最愛~結局ちょっと調子に乗っちゃったわけで」

絹旗「……グスッ」

フレンダ「な、泣くなよ! 結局最愛も男だろ!!」

絹旗「男じゃないですよぉおおおおおお!!!」チッソパンチ→チッソキックのコンボ

フレンダ「わっ! やめ、ちょ、本気で痛い!」

浜面「……どうしたんだ?」

滝壺「ふれんだがきぬはたを襲った」

浜面「……ゴクリ」

滝壺「きぬはたがこけて地面に頭ぶつけて泣いた」

浜面「なんだ……」
178: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:33:34.29 ID:wxgD/.Y0
上条「さて、と」

インデックス「おなかすいたんだよ」

麦野「あ、じゃあ私が何か作ろうか?」

上条「マジですか!」

麦野「ってアンタはさっき食べたじゃないの」

上条「沈利の手料理だぞ? 食べないわけにはいかない!」

麦野「も、もう! わかったわよ」

インデックス「楽しみにしてるんだよ!」

―――

滝壺「…………」ジー

浜面「な、なんだよその目!」

滝壺「別に」ジー

浜面「うっ……」


フレンダ「ほ、ほら! 痛いの痛いのとんでけ~」

絹旗「そんなので超治ったら苦労しません!」

フレンダ「結局気休めだもんね」

絹旗「というより少しは反省してください!」

フレンダ「はいはい、結局ちょ~反省してます」

絹旗「口調パクんなぁぁぁああああ!!」
182: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:44:30.41 ID:wxgD/.Y0
上条「そらインデックス、ご飯だぞ」ニコニコ

インデックス「とうま先にどうぞなんだよ」ニコニコ

上条「なンだインデックス。遠慮なンかしてねェで食ェ」ニコッ

インデックス「口調が変わってるんだよ!!」

麦野「ん? 食べないの?」

上条「い、いや、今食べるぞインデックスが」

インデックス「とうまが食べるんだよ」

上条「ふざけんな、あんな未元物質食えるか!」ボソ

インデックス「私はあんなダークマターは食べたくないんだよ!おとなしく犠牲になるんだよ!」

上条「お、おい!」

インデックス「あっ」

麦野「……」シュン

上条「し、沈利?」

麦野「あんな垣根のクソヤローに例えられるのはちょっと……」シュン

上条「そこ!?」

―――

垣根「へっくち!」

ドレスの女「な、何その可愛いくしゃみ!」

垣根「うっせぇ」

ドレスの女「ほ、ほら! 次行くわよ」

垣根「えー? ったく女の買い物はなんでこんなに長いんだよ……」
185: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 18:53:50.35 ID:wxgD/.Y0
上条「」

インデックス「とうま、今までありがとう」

インデックス「思い返せば色々あったね」

インデックス「私は感謝してるんだよ」


上条「死んでたまるか!」

インデックス「うわ!」

上条「せっかく彼女もできたのに、こんなところで死んでたまるか!!」

麦野「わっ上条君元気だね!」

上条「あぁ! なんか元気がガンガンでてき」ムクムク

上条「……(な、なぜだ!? 今ここにそんな要素はないはずなのに!)」

麦野「? 前かがみになってどうしたの?」

インデックス「おなか痛いの?」

麦野「あ、じゃあ擦ってあげる」スッ

上条「ま、ま、待てい!!」

麦野「え?」

上条「とりあえず、トイレいってくる」ダッ

麦野「う、うん」

インデックス「じゃ、私はまいかと遊んでくるんだよ」
187: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:03:00.40 ID:wxgD/.Y0
上条「(なぜだなぜだなぜだ!!?)」

上条「(何でいきなり息子さんはこんなに元気になってるのでせうか!?)」

麦野「当麻君、大丈夫~?」

上条「あ、あぁ!ちょっと腹痛くて」

麦野「ごめんね……私、帰ろうか」シュン

ガチャッ
上条「そんな!」

上条「あ」↑

麦野「と、当麻君?」

―――

浜面「あ~どうすっかなぁ……双眼鏡没収されちまったし」

滝壺「あ、肉眼でも見えるよ」

浜面「うそっ!?」

滝壺「私、視力6.5あるから」

浜面「うそっ!?」

滝壺「嘘」

浜面「くっ……不覚にも信じちまったぜ」

滝壺「でも」

浜面「?」

滝壺「はまづらの心なら、何km先でも見える」クワッ

浜面「こ、怖いから! 今のお前怖いから!」
190: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:10:57.90 ID:wxgD/.Y0
上条「い、いやあああああ!」ダッ

麦野「あ、ちょっと」


上条「(見られた見られた見られた!)」

麦野「当麻君?ふとんにくるまってないで出ておいで~」

上条「無理です! せめて落ち着くまで待って!」

麦野「え?じゃあ……」ギュ

上条「えええええ!?」

麦野「ん、落ち着いた?」

上条「そうじゃなくてですね!」

麦野「ん?」

上条「ってか今の位置はいったいどうなってんだ!?」ジタバタ

麦野「あ、ちょっと、暴れないで!」


2人「「!?」」

上条「あ、わ……(顔近ぇ……)」

麦野「…………」ジー

上条「ん? なんで下の方……あ」

麦野「……」スクッ

上条「?」

麦野「……」グニュッ

上条「なんで踏むんですか!?」
192: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:16:20.89 ID:wxgD/.Y0
麦野「ねぇ、どうしてほしい?」

上条「え、えぇ?」

麦野「ふふふ」ニヤニヤ

上条「あ、あはは(何かスイッチ入っちゃったのかな……?)」

―――

絹旗「どうしてほしいですか?」

フレンダ「や、やめて最愛」

絹旗「窒素を使って思いっきり蹴ったら、どうなっちゃいますかね?」

フレンダ「い、いやっ!」


絹旗「……これで超いいんですか?」

フレンダ「う~ん……結局いまいち。結局さ、やっぱりこっちかな」ムニムニ

絹旗「ひぃ!」

フレンダ「うんうん」ニコニコ

絹旗「何超満足そうに笑ってるんですか!!」

浜面「お前達、変態だったんだな」

絹旗「〝達〟じゃありません! しかも超変態の浜面に言われたくありません」

浜面「はあああ!?」

フレンダ「まあああ!?」

絹旗「づらあああ!?」

フレンダ・絹旗「「(超)決まったね(決まりましたね)」」

浜面「………」

滝壺「今日もアイテムは、元気です」
200: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:39:15.93 ID:42zZTRM0
>浜面「はあああ!?」

>フレンダ「まあああ!?」

>絹旗「づらあああ!?」

何この子達可愛い
193: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:26:43.92 ID:wxgD/.Y0
投下と平行で書き溜めしてますが、それも尽きてきた

麦野「……う~ん〝からかい耐性〟ついちゃったのかな?」

上条「え?」

麦野「ドキドキしてくんなきゃつまんない」

上条「あ、いや」

麦野「?」

上条「実はかなりドキドキしてます。もういつ理性が飛んでもおかしくないです」

麦野「……きゃっ」ポッ

上条「さて、と」スクッ

麦野「?」

上条「落ち着いたから、コンビニ行ってくる」

麦野「あ、行ってらっしゃい」

麦野「……」




麦野「……あれー?」

―――

上条「ふ~」

上条「これ、一応買っとこうかな……ちゃんとしないと、責任とかあるし」

ウィーーン

一方通行「……」

上条「あれ? 一方通行?」
197: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:35:55.25 ID:wxgD/.Y0
一方通行「チッ なにやってンだ三下ァ?」

上条「いや、特には」

一方通行「そォかよ」ガラガラガラ

上条「うわ、コーヒーそんなに買うのか?」

一方通行「悪ィか?」

上条「よくそんな金あるな。レベル5ってやっぱ皆そうなのか? あっさり奢ったり……」

一方通行「知らねェ……ン? 奢ってもらったってェ超電磁砲にか?」

上条「いや、第4位だったかな?」

一方通行「ほォ」

上条「ちなみに俺の彼女ね」

一方通行「ほォ~(超電磁砲哀れってなァ!カカカッ)」

御坂「……アンタ、何やってんの?」

一方通行「あァ?」

上条「ビリビリ……」

御坂「ま、いいわ。実験はもう終わったんだし。仲良くするつもりはないけど、戦うこともないわね」

上条「なぁビリビリ」

御坂「ビリビリって言うな! で、何?」

上条「……太った?」
202: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:43:33.14 ID:wxgD/.Y0
御坂「」

一方通行「お? じゃあちっと失礼」ムンズ

御坂「な、何すんのよ!」

一方通行「(解析……クソガキの4年後の予想体格と照合……)」

一方通行「4,31キロってとこかァ?」

御坂「!!?(な、なんでそんな細かいとこまで!?)」

上条「なんかムカつくことあってヤケ食いでもしたのか?」

御坂「そっ、そうよ!」

上条「俺でよければ相談に乗るけど」

御坂「……じゃあ聞くけど」

御坂「前、一緒にご飯食べてた茶髪の人って誰?」

上条「あ、沈利か」

御坂「(名前!?名前で呼んでるの!?)」

上条「俺の彼女」

御坂「えっ?」



御坂「えっ?」

上条「俺の、か、の、じょ!」

一方通行「(うぜェ)」
203: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:46:55.81 ID:wxgD/.Y0
御坂「……」ボー

一方通行「?」

御坂「かの、かのじょ?」

上条「うん」

御坂「彼氏じゃなくて?」

上条「? うん」

一方通行「あァ?三下ァ、この風船みたいなのはどういうことですかァ?」ニヤニヤ

上条「あ、それは!」

一方通行「ま、がンばンなァ。ガキの世話ってンのも大変だぞォ?」

上条「ま、まだ早ぇよ/// ありがとうな! お前って……」

一方通行「見直したかァ? それとも崇めたくなったかァ?」

上条「ロリコンでもやしで主にセンスとか何か勘違いした変人でぜってぇ話したくねぇって思ってたけど、いいやつなんだな!」

一方通行「……うン」

御坂「」

上条「じゃあな!」
205: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/07(金) 19:49:53.37 ID:wxgD/.Y0
上条「♪」

上条「たっだいま~」

―――

浜面「滝壺……それはなんだ?」

滝壺「必要かなって」

浜面「いや、その、な?」

滝壺「はまづらは私としたくないの?」

浜面「そ、そそ、それは……」


フレンダ「あれ結局水風船だけどね」

絹旗「はぁ…はぁ…」

フレンダ「ん? ずいぶん息が……発情期?」

絹旗「あなたが超買いにいかせたんでしょぉおおおお!!!」


218: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 13:31:12.46 ID:br.O5z20
麦野「で、どういうこと?」

絹旗「だから、フレンダが超襲ってきて怖いんです!」

フレンダ「え~? 結局喜んでるくせに」

絹旗「んな訳ないです! もう最悪アイテム抜けます!」

フレンダ「それはやめて! 私の生甲斐が結局119個になっちゃう!」

絹旗「そんだけ超あるならいいじゃないですか!」

上条「……」

麦野「あ、おかえり」

絹旗・フレンダ「「お邪魔してます」」

上条「え~っと……誰?」

絹旗「麦野の……同僚?」

フレンダ「絹旗の恋人です」キリッ

上条「そうですか、それはそれは……」

絹旗「ちょ、超違います! 誤解しないでください!」
219: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 13:34:53.71 ID:br.O5z20
上条「まぁいいんじゃない? 人の趣味はそれぞれだし、俺の知り合いにも同じようなのいるし」

フレンダ「だよね~ 結局この人わかってるわ~」

絹旗「……はぁ」

フレンダ「あ、ごめんよ最愛。結局私が構ってあげないとヤキモチ焼くんだね」

上条「へ~可愛いとこもあるんだな」

絹旗「あーもう! っていうか〝も〟って何ですか!他に私のどんなとこを知ってるんですか!」

麦野「……」

―――

浜面「……」

滝壺「赤と黒と……白どれがすき?」

浜面「また唐突だな! てかそれ、何の色だ?」

滝壺「バニー」

浜面「う~ん、黒かな」

滝壺「へぇ」

浜面「え?それだけ?」

滝壺「はまづらは何を期待してたの?」

浜面「うっ、なんでもない」

滝壺「意気地なし」ボソ

浜面「ん?」
220: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 13:40:19.58 ID:br.O5z20
フレンダ「で、結局これが麦野の彼氏?」

上条「〝これ〟って……」

フレンダ「……」ジロー

上条「な、なんでせうか……」

フレンダ「う~ん……」

上条「?」

フレンダ「その前に質問なんだけど」

上条「はい?」

フレンダ「窓の外に張り付いてこっち凝視してるのは結局誰?」


御坂「……」ジー


絹旗「あ、超こっち見てますね」

麦野「ね~」

上条「え!?何でそんな冷静なの!?」

―――

滝壺「これかこれ。もしくはこれでも可」

浜面「え~?これじゃないのか?これの方が似合うんじゃ」

滝壺「……ふっ」

浜面「何その〝これだからはまづらは〟みたいな笑い」

滝壺「じゃあこれにする」

浜面「結局俺が選んだやつじゃねぇか!」

滝壺「浜面が選んだやつだからだよ」

浜面「じゃあ買うか」

滝壺「ううん買わない」

浜面「冷やかし!?」
221: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 13:52:06.64 ID:br.O5z20
上条「えっと……俺の知り合い」

麦野「あ~そういえば前にもこんな事あったわ」

絹旗「へ~超恨まれてるんですかね」

フレンダ「あれ、結局第3位じゃない?」

麦野「あ、ビリビリちゃんか」

上条「っていうか今にも窓割ってこっち来そうなんですが」

絹旗「超強い麦野がなんとかしてくれますよ」

麦野「それなんだけど、私もう殺しの〝仕事〟やめようかなって」

上条「いや、何も殺さなくても……」

フレンダ「え?結局邪魔者は消すんじゃないの?これ常識じゃないの?」

3人「「「えっ」」」

上条「どういう教育されてんだよ」

麦野「テヘッ」

上条「アンタか!」

―――

滝壺「あれがむぎの達がいるとこ」

浜面「お~……なんか変なのがくっついてんな」

滝壺「俗にいう、レールガン」

浜面「わ、怖ぇ」

滝壺「大丈夫だよ浜面。私が守ってあげるから」

浜面「わ!久々にまともな発言でびっくりした」

滝壺「……じゃ、ちょっと引き剥がしてくる」

浜面「やめとけ殺されるって!」
229: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:06:47.09 ID:br.O5z20
バリン!

上条「うわ来た!」

御坂「ちょっと、アンタ!麦野沈利ってどいつ!?」

フレンダ「これ」スッ

絹旗「え?」

御坂「こんな小さい子に……!」

絹旗「え、ちょ、私じゃな「頑張れ絹旗~」フレンダぁぁああああ!」


垣根「お、よう!第3位と4位が揃ってやがる!俺、第2位。よろしく~」バサッバサッ

上条「なんでだよ!何で空飛んでんだよ!!」

ドレスの女「ちょっと、早く行ってよ」

垣根「はいはい」バリン

上条「なんで窓割ってくの!?」

垣根「いや、中途半端とか嫌いだから」バサッバサッ

上条「もうやだ。レベル5っておかしなのばっかじゃん……」

―――

浜面「うわ~可哀そう……」

滝壺「じゃ、私がちょっと事態を収束してくる」

浜面「待て、お前じゃ無理だ」

滝壺「むっ、はまづら黙れ」

浜面「唐突に何!?『黙れ』って!!」

滝壺「行ってくる」ダッ

浜面「待て待て待てー!」ダッ
230: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:15:04.30 ID:br.O5z20
御坂「で」

麦野「私、麦野沈利。当麻君の彼女」ギュ

御坂「……」バチッ

上条「はは……」

フレンダ「私、フレンダ。最愛の彼女」ギュ

絹旗「超やめてください!違います!」


滝壺「私、滝壺理后。はまづらの下僕」

浜面「やめてくれ!誤解だ!」

上条「てかアンタら誰!?」


御坂「ま、いいわ。じゃあね」

麦野「バイバイ」

フレンダ「じゃ、私も結局失礼するわ」ギュ

絹旗「何で私も超連れて行こうとするんですか?」

フレンダ「え?」

絹旗「まぁここにいるのも超悪いですから失礼します」

麦野「ばいば~い」


上条「この窓ガラスどうすれば……」
231: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:24:30.23 ID:br.O5z20
-なんだかんだで夜-

麦野「じゃ、お風呂入ってくるけど覗いちゃ駄目よ?」

上条「ムー ムー」

麦野「あ、何?」ビリッ

上条「痛っ! ってかなんで縛って口にガムテープ張ってるの!?」

麦野「いや、襲われたら怖いじゃない」

上条「そんなことしませんって!」

麦野「男は狼らしいしね。じゃ」スタスタ

上条「あー!ちょっと!! インデックス、助けて」

インデックス「い、いやなんだよ! 助けたら何されるかわかんないんだよ!」

上条「そんな!今まで一緒に様々な冒険に行った相棒じゃないのか!?」

インデックス「じゃあ解約するんだよ」

上条「ちくしょぉおおおおお!!」

―――

麦野「♪」
232: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:34:07.98 ID:br.O5z20
麦野「ふ~」

上条「……」

麦野「あれ?なんで体縛ってんの?そういう趣味?」

上条「あなたがやったんですよ!?」

麦野「あ、そうだっけ」

インデックス「じゃあお風呂入ってくるんだよ」


上条「で、いつまでいるの?」

麦野「ん~どうしよっかな~とりあえずこの本読み終わるまでは」パラパラ

上条「……ってそれは!」

麦野「天井裏に隠してあったよ」

上条「あーあーあー!!」

麦野「ほーこういう趣味ね~」

上条「……男の子は仕方ないんです……はい」

麦野「クスッやっぱり縛られるの好きなんだ」

上条「えっその本からどうやったらその結論に?」

麦野「だって、これどう見ても〝お姉さん〟系でしょ?」

上条「だからっていきなりそんな!」
233: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:42:55.90 ID:br.O5z20
上条「いつになったらこの拘束は解除?」

麦野「さぁね~」

上条「……」ガックリ

麦野「……」ツンツン

上条「ん?」

麦野「あ~風呂上がりはあっついな~」バサッ

上条「!」

麦野「……」ニヤ

上条「あわわわわ」

麦野「ふー」パタパタ

上条「や、やめて!」

麦野「えー何が?」ニヤニヤ

上条「くっ(で、でかい……)」

麦野「ふふっ」ズイ

上条「っ!?」

麦野「こんなに近いのに、手は出せません!残念」

上条「い、いや、上条さんはそんなこと考えてません」

麦野「ん?じゃあ触ってみたくないの?」

上条「え……?」
234: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:51:21.12 ID:br.O5z20
麦野「……ん?」ズズイ

上条「わ、近っ」

麦野「本当は?」

上条「上条さんは紳士です!」

麦野「紳士なら女性には従うべきじゃない?」

上条「で、でも……」

麦野「ねぇ」ズイ

上条「(み、耳元で……!)」

麦野「どう? し・た・い・の?」

上条「……」

上条「……じ、じゃ「さて、そろそろ帰るか」……え?」

麦野「じゃ~ね」

上条「本当に帰っちゃったよ……」

インデックス「ふーいい湯だったんだよ」

上条「インデックスぅ……」

インデックス「どうして涙目なの? じゃ、私はもう寝るんだよ」

上条「え、ちょっと」

インデックス「おやすみとうま」

上条「ふ、不幸だーー!!」
235: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 17:59:24.83 ID:br.O5z20
-朝-
インデックス「ふわぁ……おなかへったんだよ」

上条「」

インデックス「あれ?とうま?」

上条「あ、インデックスか」

インデックス「おなかへった」

上条「うん、俺もだ」

インデックス「じゃあ作って」

上条「じゃあこれ解いて?」

インデックス「で、でもそれ解いたら爆弾とか……」

上条「そんなバカな!」

インデックス「……」ソー

インデックス「大丈夫かな……」

上条「早く解いてくれ!」

インデックス「待つんだよ!私の命に関わることだからね!」

上条「爆弾だったら俺の命にもかかわるけどな!」
236: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:07:36.00 ID:br.O5z20
上条「全身が痛てぇ……」

インデックス「ふぉんまい(どんまい)だよ」モグモグ

上条「食いながら喋るな。というか俺のは?」

インデックス「もう食べたんだよ」

上条「なんてことを!」

インデックス「あ、これが残ってるよ」っ昨日の未元物質

上条「あ、いいや」

インデックス「あ、そういえば今日からしばらくイギリスにお仕事に行くんだよ」

上条「いやっふーーー!」

インデックス「その反応は失礼以外の何ものでもないんだよ!」

上条「スマンスマン。気をつけてな」

インデックス「まったく……とうまもね」

上条「え?」

インデックス「これ以上居候増やさないでね」

上条「あ、居候って自覚はあったんだ」

インデックス「そこじゃないかも!」
237: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:16:04.31 ID:br.O5z20
神裂「迎えにきましたよ」

インデックス「待ってたんだよ」

上条「迎えがくるのか」

神裂「お、お久しぶりです」

上条「……あーとっとと行ってくれると助かるかも」

インデックス「失礼すぎるんだよ!」

上条「そうじゃなくてだな、まぁ確信はないんだ「当麻君」……きちゃった」

麦野「おっはよ~……わかってるね?」

上条「ち、違っ」

麦野「……」ビーム

神裂「あ、危なっ」

上条「うわっ……あ、生きてる!さんきゅー右腕!」

麦野「え?今どうやって……」

神裂「……」ギロ

上条「す、ストップ神裂!」

麦野「……」

上条「今説明いたしますとも!」
238: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:18:30.71 ID:zKbIFik0
修羅場キター
240: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:22:30.03 ID:br.O5z20
上条「と、いうわけ」

麦野「ふ~ん……この右手がねぇ」ニギニギ

上条「はは……」

神裂「ではインデックス、行きましょうか」

インデックス「うん」

上条「じゃーなー」

麦野「とっとと行け」

神裂「チッ」

インデックス「こ、怖いんだよ……」

―――

滝壺「おはようはまづら」

浜面「あぁ、おはよう。で、ここはどこだ?」

滝壺「?はまづらの家だよ?」

浜面「うん、そうだな。じゃあなんでお前がいるんだ?」

滝壺「何か?」

浜面「いや……ここ結構侵入とか難しいらしいんだけど」

滝壺「そんなの、私とはまづらの間では何の意味も」

「警告:侵入者の可能性有り。警備員に連絡します」

浜面「……」

滝壺「最近のセキリュティはすごい」
241: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:30:26.82 ID:br.O5z20
上条「……」

麦野「……で、解いちゃったの?縄」

上条「え?」

麦野「ま、いっか。でさ、何でアンタの周りは女が多いわけ?」

上条「ひっ! そんなこと言われましても……」

麦野「色々助けてたらいつのまにって?」

上条「その通りでございます」

麦野「アンタらしいわ。ってことは私はそいつらの頂点なわけね」

上条「う~ん……そうなんですかね」

麦野「ふぅ」ドサッ

上条「その荷物は?」

麦野「今日泊まるから」

上条「……えっ」

―――

絹旗「……」スースー

フレンダ「よっと、あれれ?まだ寝てんのかな?」

フレンダ「じゃあちっとこの爆弾なんかをしかけて……拘束をって訳よ」

絹旗「……超何してるんですか?」

フレンダ「え、夜這い?」

絹旗「もう朝ですよ」

フレンダ「あはは、じゃあ朝這いって訳だね」

絹旗「フレンダは相変わらず超バカですね」

2人「「あはははは」」

絹旗「あ、警備員ですか?」
242: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:38:44.07 ID:br.O5z20
上条「さて」スクッ

麦野「?」

上条「朝食べてないから」

麦野「行ってらっしゃい」

上条「ついてこないの?」

麦野「荷物重くて疲れちゃってね」

上条「ま、いいや」

麦野「気をつけてね……ふふっ」

上条「?」

―――

絹旗「……あの」

フレンダ「何?」

絹旗「結構超マジな質問ですけど、フレンダは本気なんですか?」

フレンダ「?」

絹旗「その、私のこと……」

フレンダ「さぁ」

絹旗「え?」

フレンダ「よくわからないけど、面白いのが一番な訳よ」

絹旗「はぁ……」

フレンダ「だからこれからもよろしく」スッ

絹旗「……はい」スッ
243: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/08(土) 18:46:03.76 ID:br.O5z20
フレンダ「……」ギュ

絹旗「!ちょ、ちょっと」

フレンダ「今だけ……ね? あとちょっと聞いてもらいたい話がある訳よ」

絹旗「……?」

フレンダ「……小さい頃にさ」

フレンダ「私、爆弾とか作ってるじゃない?だからその練習中にさ、結局誤作動しちゃって」

フレンダ「両親、結局殺しちゃったんだよね」

絹旗「!」

フレンダ「火薬の量。バカな私はとにかく多め多めに入れてて、それでバァンって訳」

フレンダ「それで、私を庇って……」

絹旗「フレンダ……」

フレンダ「……」

絹旗「…………」グスッ

フレンダ「!?」

絹旗「そうとは知らずに……すいません、いつも超殴ったりして」

絹旗「私でよければいつでも超胸貸しますから!」

フレンダ「……う、うん(どうしよう、嘘だなんて言えない……)」

―――

滝壺「盗み聞きしたらすごい話を聞いてしまった」


278: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 00:32:49.16 ID:cnBMMsU0
絹旗「さ、どうぞ!」

フレンダ「え?」

絹旗「ガンガン泣いちゃってください! 泣きたいときは超泣くべきです」

フレンダ「あ、あの……」

絹旗「?」

フレンダ「…………嘘」

絹旗「えっ」

フレンダ「嘘なんだ……テヘッ」

―――

滝壺「はまづら」

浜面「?」

滝壺「ふれんだを、応援しよう」

浜面「えっ!?お前も変態に」

滝壺「貴様!」

浜面「えっ?『貴様』?」

滝壺「はまづらがそんな人とは思わなかった」

浜面「え、ちょっと!」
280: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 00:42:41.93 ID:cnBMMsU0
滝壺「かくかくしかじか」

浜面「なるほどな……」

滝壺「だから」

浜面「あぁ……フレンダ、負けるな!」

滝壺「ファイト!」

―――

フレンダ「ガッ ヒュー ヒュー」

絹旗「はぁ、はぁ、はぁ」

フレンダ「ヒィ ヒィ」

絹旗「……え?」

フレンダ「し……にたく……ない……よぉ」ポロポロ

絹旗「そんな超殴ってませんよ!!」
281: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 00:49:39.28 ID:cnBMMsU0
上条「う~ん……金、大丈夫かなぁ」

上条「お、なんとか足りるか」

―――

上条「ただいま~」

シーーーーーーーーーーーーーーン

上条「……?」

上条「あれ?帰っちゃったのか「ちょ、ちょっとやめてよ!」「いいじゃんいいじゃん!ちょっとだけ!」

上条「」


「か、帰えってきちゃうから……んっ」

「あんな彼氏より、俺の方が数倍よくね?」

「で、でも」

「何ならセフレでいいから!」

「う……うん」

「決まり~」

「わっいきなり、や、やめ」

上条「」
282: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 00:55:19.88 ID:cnBMMsU0
上条「」フラフラ

上条「」ダダダダ

麦野「あれ?どっか行っちゃった?」カチッ

CD「ん、もっとやさしプツッ」

麦野「ちょっとからかい過ぎたかなー。電話電話っと」prrrr

―――

上条「」フラフラ

御坂「ん?」

上条「」prrrr

御坂「ね、ねぇ、電話なってるけど」

上条「みさか、か」

御坂「ど、どうしたの?」

上条「……」ポロポロ

御坂「!?」

―――

麦野「出ない……」

麦野「自殺とかしないでしょうね……」

麦野「探しに行くか」ダッ
286: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 01:04:44.00 ID:cnBMMsU0
上条「……グスッ」

御坂「え、えと……どうしたの?」

上条「みさかぁ」ポロポロ

御坂「よしよし……」ナデナデ

上条「実は……」

―――

麦野「あれ?どこいったんだろ……」

麦野「……こうなったら滝壺に、ってアイツ無能力者か」

麦野「……」prrrr

『あれ?麦野?どうし「急いで上条当麻を探して!」あ、あぁ』

『はまづら、どうしプツッ

―――

御坂「まぁ……それはそれは」

上条「もう俺、どうしたら」

御坂「……許せないわ」バチッ

上条「え?」

御坂「……」バチバチバチ

上条「あ、あの」

御坂「……」スクッ

上条「みさか、さん?」
289: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 01:15:18.14 ID:cnBMMsU0
「はぁ、はぁ……」キョロキョロ

「っもう!どこにいんっ!?」

麦野が避けた、今まで立っていた場所はもうとても人が立てるようなところではなくなっていた。どうしてこうなったかはわからないが、殺すつもりで故意にやったことは間違いない。なぜなら……

「誰? 出てきなさい!」

なぜなら、丁寧に地面に文字が浮かんでるから。

【殺 す】と

麦野は思う。私のような、レベル5に〝挑戦〟することはままある話だ。実際過去に何人か自分を倒しにきたやつらは、いる。だが皆それは〝倒す〟のであり自分の能力がどの程度通用するのか試すような、その程度のものなのだ。だから簡単に潰せる。
いくら能力が凄かろうがその程度の覚悟ではレベル5、超能力者には勝てない。
それに自分は闇の人間だ。〝仕事〟は殺し。人を殺めた数など今まで潰してきた蚊と同等かそれ以上かもしれない。だから自信を持ってこう言える。

「私を殺す? ハッ上等じゃないの!」

一瞬、〝彼〟の姿が思い浮かんだ。そして思い出す過去の自分の発言。

――〝もう、殺しの仕事はやめようかなって〟

麦野はそれを無理矢理奥へねじ込む。知っているのだ。こんな気持ちでは〝殺す〟つもりでかかってくる相手には勝てない。
自分を殺すやつにはこっちも殺すつもりでいかなければいけない。
293: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 01:25:39.30 ID:cnBMMsU0
人が立っていた。麦野以外の人だ。上条当麻か、そう思った時にはもうその人は動いていた。そして電がバチバチと音を出して飛んでくる。
それでわかった。奴は、私を殺そうとしている奴は

「第3位ビリビリの御坂美琴、だっけ?」

ランクで言えば相手が上だ。だが、それはあくまでも数字の話。常盤台だかなんだか知らないが、そんな甘いところで育ってるやつには負けない

「……ビリビリって言うな。アンタが口にしていい名称じゃないのよ」

「へぇ、じゃ、何だっけ?」

〝ビリビリ〟っていうのが何を指してるのかようやくわかった。ビリビリと電気を飛ばすからビリビリ。まったく、誰がつけたのかわからないがレベル5相手に命知らずなことをする奴だな、と麦野は思う。

「超電磁砲の御坂美琴よ!!」

言うと同時に電撃が放たれる。
電圧が何ボルトだろう、だとか
電流は何アンペア、だとか抵抗の計算だとか、そういうのは必要ない。
当たったら〝死ぬ〟

「いいわぁ、久々に運動ってわけね」

それでも麦野沈利は〝妖艶〟という表現が相応しいようなそんな恍惚な笑みを浮かべた
371: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 15:40:34.86 ID:cnBMMsU0
「っ!」

美琴の〝電撃の槍〟が麦野を襲う。
が、麦野はこれをスイスイと避けていく。しかし逆に麦野から攻撃することはなかった。

「アンタ、攻撃しないわけ?」

美琴が質問する。
〝殺しにこないのか〟と

「うっせェ!、関係ねぇだろ!!」

言葉はこうだが内心麦野は焦っていた。
何故、何故、なぜ――そういう疑問でいっぱいだった。
かなり前から隙はある。まるでワザと作っているような隙が。
だが攻撃できない。能力〝原子崩し〟を使えない。
出てくるのは彼の前で言った言葉。
〝もう、殺しの仕事はやめようかなって〟

「つぅか、何でアンタは攻撃してくんの?」

特に疑問に思っているわけではないが質問した。
そしてかなり追い込まれてると自覚した。

「アンタ、それ本気で言ってんの?」

「へぇ、あの男に惚れてんだ」

一瞬相手の攻撃が止まる。隙が出来た。ここだ、と思うが何故か出来ない。
演算をするが実行に移せない。イライラする。何で、何で、何で、何で。
373: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 15:45:35.56 ID:cnBMMsU0
私が今こいつに攻撃したら〝彼〟は悲しむだろうか。

私が今こいつに攻撃されたら〝彼〟は悲しんでくれるだろうか。

私が――

自分の行動に対する〝彼〟の気持ちが気になってしょうがない。イライラする。何で、何で。

「遊びなの?」

「は?」

「アイツに近づいて、恋人にもなって、それは遊びなのかって聞いてんのよ!!」

絶叫にも近い声で発せられた声は電撃と一緒に麦野に向かう。

麦野沈利は考える。何でこんなことに……

思い返せば私が悪い。でも――

「お前には関係ねぇんだよォォ!!!」

初めて能力が発動した。

その放たれた光線は美琴のすぐ横の電柱に当たり、その電柱は粉々になった。

「やっとやる気になった?」

「うぜぇよ。吠えんなガキ!!」
374: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 15:52:17.88 ID:cnBMMsU0
上条当麻は動けなかった。
美琴に言われた言葉を思い出す。

「アンタ、アイツが遊びでアンタと付き合ってるとしてたらどう?」

〝そんなことはない〟その一言が出ない。

「今から私はアイツを殺す。絶対殺す」

〝やめろ〟その一言が出ない。

そして最後の言葉

「好きだよ、当麻」

これが一番上条当麻を狂わせる。
美琴が俺を好き、その事実を知るが返す言葉はでない。
〝俺には彼女がいるから〟の一言が、出ない。

「どうすりゃいいんだよ……」

天を仰ぐ。空は今日も青く雲一つない明るい空だ。
そんな空に不釣合いな音が響き、光が見えた。美琴が戦ってるんだろうか。
麦野沈利は、という疑問より先に美琴が出たことに戸惑う。

「よくわんねぇ」

自分は馬鹿だなと思う。だから、やっぱり行くしかないのだと思う。

上条当麻は走り出す。2人の超能力者のもとへ
375: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 15:57:44.95 ID:cnBMMsU0
「はぁ、はぁ……」

「あれー? 息が荒いわよ? 殺すんじゃないの?」

〝原子崩し〟に美琴は戸惑っていた。
自分が電撃を放つと、それが軌道を変えられるのだ。前にもこんな風に自分の電撃がまったく通じ無かったことがあった。
絶対能力進化――〝実験〟
一方通行に何度電撃を浴びせても一発も届かなかった。

「じゃ、こっちからいこうかなー」

笑いながら放たれる白く輝く光線。

「くっ!」

美琴の後ろ、2つ目の電柱が崩れ落ちる。

「まだまだァ!」

今度は四方八方へ分散された光線。
美琴は思う。ここで戦うのはマズい。まず、狭すぎる。
そう考えた美琴は走り出す。

「逃げんな売女ァ!! 愉快にケツ振りやがって、第三位の名が泣くぞォッ!!」

美琴は走る。
377: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:03:16.81 ID:cnBMMsU0
着いた先は鉄骨で囲まれた廃屋らしきところ。本来の使われ方はわからないが、今は誰もいない。

美琴はコインを握る。レールガンを撃つ体勢に――

「!?」

突然鉄骨が崩れはじめた。

ガランガランと音を立てて上から降りそぐ。美琴は急いで電撃でそれらすべての鉄骨をくっ付け、空中で留める。

「んー? チッ、生きてるし」

不満そうな声をもらして美琴の姿を見る。

「やるわねぇ!! 面白いわァ!!」

あの電撃の電子を操ってしまえばあの鉄骨は武器になるんじゃないか。

ゲーム感覚で超電磁砲の〝攻略〟を始める。完璧にクリアするのも良い。気持ちがいい。

でも、やっぱり楽しいのが一番かもしれない。以前の私は完璧こそが至高だったのに。

美琴は鉄骨をすべて麦野の方へと放る。

チッ、と舌打ちして自分の前に壁のように能力を展開させ鉄骨を防御する。

「へぇ、やるじゃない!!」

美琴が言う。
378: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:11:26.15 ID:cnBMMsU0
美琴は2枚目のコインを握る。レールガンを、全力で撃つ。

「それ、何?」

のん気に麦野が質問するが答えるつもりはない。変わりに

「いいじゃない。漫画みたいに一撃で勝負ってのも、なかなかいいもんよ」

と言ってやる。

「んのガキがァ!! 舐めたことをォ!! バラバラにしてやるよォ!!!」

正直迫力で怖気づく。今にも逃げ出したくなる。

〝お姉さま〟と呼んでくる後輩や〝御坂〟さんと呼ぶ後輩に〝ビリビリ〟と呼ぶアイツに会いたい。

これが終わったら、会いに行こう。皆に。

そして、レールガンを放つ。


麦野は左腕に違和感を感じた。マズい、能力を制御しないと左腕が吹っ飛ぶ。

「ま、それでもいいか」

そう考えているがどうにも踏み出せない。怖い。

痛いのが、飛んでくるレールガンが、怖いわけではない。左腕が飛んで醜くなった姿を彼に見せるのが怖い。

「って」

もう会わなければいいんじゃない。結論が出たところでレールガンが放たれた。
379: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:19:01.32 ID:cnBMMsU0
上条当麻は走っていた。

電撃の跡は凄かったが2人の姿が見えない。

さっきガランガランと音のした方へと走っていた。

その間に考えていた。結論を出していた。

麦野は、麦野沈利は俺の彼女だ。

これが結論。従って御坂美琴とは付き合うことはできない。

そんな簡単なことを悩んでいたのか、と自分の愚かさを思う。

そして思った。アイツはからかうことが大好きなのだ。今回もきっと自分をからかっていたのだ、と。

不安なのだ。自分は本当に愛されているのか。

だったら、

だったら上条当麻がかけるべき言葉は決まっている。

上条当麻はどうにも鈍感に出来てしまった脳で一生懸命に考えた結論を持って走る。
383: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:25:27.95 ID:cnBMMsU0
上条が着いた場所は、〝跡形も無い〟その表現が一番似合うようなところだった。

「うぅ……」

少女が倒れている。ボロボロな姿で。

「大丈夫か御坂!!」

自分の為に戦ってもらったと思うととても辛い。

「はぁ、はぁ、あ、あ、あ」

ブルブルと震える指で上条の後ろを指差す。上条が恐る恐る振り返る。

「さいっこう!! 最高に楽しいわァッ!!!」

〝悪魔〟という表現が似合うのかもしれない。

そんな彼女の雰囲気、容姿に上条が恐怖する。

「あー? アンタ、きたの? 今さら、おそ……」

そこまで言って〝悪魔〟は思いっきり後ろに倒れた。ガン!という音が鳴る。

急いで駆け寄り、そこで気づく。

〝左腕が無い〟
386: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:34:26.44 ID:cnBMMsU0
「お、おい! 沈利!!」

呼びかけるが返事はない。

上条当麻は絶叫する

「なんでだよ!! 何で!! ようやく答えが見つかったのに!!」

〝お前が、大好きなのに〟その言葉を言う前に、後ろから聞こえる物音に振り返る。

「はぁ、はぁ、はは、ざまないわ」

バチバチと音をたてて発せられる電撃。

その中心の少女は笑っていた。そして右手には能力で作られた砂鉄剣〝チェーンソー〟

「な、何して」

「殺すのよ。言ったでしょ、〝絶対殺す〟って」

一歩一歩美琴が近づいてくる。

だが、美琴の相手をしている時間はない。早く腕の中の麦野を医者に見せないと

「どいてよ。はぁ、はぁ……どきなさいよ!!」

「もう、やめてくれ」

「はぁ? アンタ、ふざけてんの?」

「でも、早く診せないと……」

「どこまでお人よしなのよアンタはぁあああああ!!!」

砂鉄剣を持つ美琴の右手が振るわれる。マズい。上条の右手は麦野を支えている。
387: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:39:53.29 ID:cnBMMsU0
死んでない

それがわかった。次に手足を動かしてみる。足は動くし手には血がベットリとついている感覚がある。

嫌な感覚だがその感覚が自分の命を感じることができるものだと思うといとおしくてたまらない。


「麦野死なせたら超許しませんからね」

声が聞こえた。

感謝の言葉を述べる間もなく次の言葉が飛んでくる

「早く乗れ!」

車が用意されている。よくわからないが外国車だと思う。

急いで乗り込む

「ったく、奮発してこんなのパクっちまったが姫と王子乗せるのには上等か?」

「はまづら、恥かしいこと言ってないで早く」

車が発進する。乗り心地とかそんなのはわからない。

とにかく夢中で名前を呼び続ける。沈利、沈利と
388: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:44:49.14 ID:cnBMMsU0
-病院-
上条「はぁ、はぁ、はぁ」

医者「ん?」

上条「お、おねがいします」

医者「よし、急いで手術だ」

上条「……」

浜面「……」

滝壺「……」

―――

絹旗「この人、超お願いします」

御坂「……」

医者「まったく、今日は患者が多いな」

フレンダ「結局、助かる?」

医者「当たり前だね。僕を誰だと思ってるんだい?」
390: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:49:27.96 ID:cnBMMsU0
上条「なぁ、アンタらは」

浜面「俺らは、麦野の友達かな」

滝壺「……」コクコク

上条「そっか」

浜面「ったく……ちっと立て」

上条「?」スクッ

浜面「……」バキッ

上条「うっ!」

浜面「……」ガン

上条「げほっ!」

滝壺「は、はまづら……」

浜面「もう二度と、離すなよ」

上条「……ゼーゼー、あ、あぁ」

浜面「わからねぇようなら何度でも殴るからな!」

上条「痛ぇ……骨、折れたんじゃ」ズキズキ

浜面「えっ!マジか、悪ぃ!ついでだしお前も入院してこい!!」

上条「えっ」

滝壺「はまづら……でも」

浜面「ん?」

滝壺「根本的に悪いのは、むぎのかも」

浜面「」
392: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:53:48.46 ID:cnBMMsU0
―――数日後

麦野「ったく、なんでアンタまで入院してんのよ」

上条「いや~なんでだろうな」

麦野「ま、いいわ。ていうかとっとと消えてくんない?」

上条「なんで?」

麦野「は?」

上条「俺はお前の彼氏だろ」

麦野「え?」

上条「もう迷わねぇし、離さないからな」ギュ

麦野「……!」


上条「…………好「痛ぇ!! 触んな!!」……」

麦野「……っ」ゲシゲシ

上条「痛っ痛い!」
393: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 16:57:46.82 ID:cnBMMsU0
一方通行「よォ三下共ォ!! ざまァ見ろォ、第三位なンかに負け」

麦野「こんのやろ」ゲシゲシ

上条「ひぃ! お、お許しを沈利さま!」

一方通行「あァ、そのなンだ、避妊はしろよォ?」

上条「どこをどう見たらそんなアドバイスが!?」

打ち止め「何のお話?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

一方通行「オマエにゃ関係ねェ」

打ち止め「それより聞いて!この人ったら、一番にお見舞い行くって聞かな痛い痛い!チョップはやめてってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方通行「何でも一番だァ!悪ィか!」

麦野「否定はしないのね」

一方通行「あァ、それと超電磁砲だがな」

上条「なんかあったのか?」

一方通行「ぶッ壊れる一歩手前だッたッてよ。精神ボロボロ」

上条「そうか……」
394: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:02:25.92 ID:cnBMMsU0
絹旗「こ、こんにちは」

麦野「あ、絹旗」

フレンダ「ど? 結局元気?」

麦野「あちこち体が痛いわ。左腕は吹っ飛んだし……」

上条「沈利……」

一方通行「あァ? 何を心配してンだァ?手ならくっつけられるっつゥの」

麦野「え?」

一方通行「この病院の医者はちッとばかし腕がやべェンだよ。任せとけばなンとかならァ」

打ち止め「この人もお世話になったんだよってミサカはミサカは補足してみる」

フレンダ「あらあら、まぁまぁ……」

上条「ん?」

フレンダ「結局麦野にはもう子供がいたのね……名前は?」

麦野「あ、いやこの子はこっちの白髪の子供でしょう」

一方通行「違ェよ!!」

「病院では静かに!!」

一方通行「あ、すみませン」
397: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:07:13.91 ID:cnBMMsU0
一方通行「ンじゃ、帰るか打ち止め」

打ち止め「またねってミサカはミサカは手をふってみる」

バリン!

フレンダ「あ、結局窓ガラス割って飛び降りて帰ってったけど……」

絹旗「超デンジャラスな人なんですね」


垣根「あ」バッサバッサ

上条「お前は「バリーン」あああああ!!」

垣根「テヘッ」バッサバッサ

上条「テヘッじゃねぇ!!!」

絹旗「じゃあ私は超帰ります」

フレンダ「じゃ、またね。行こうか最愛」

麦野「あの子達、なんだかんだで上手くいったのね」

―――

滝壺「はまづら、お見舞い行かないの?」

浜面「まだ行かねぇ。そっとしとくべきだろ」

滝壺「骨折ったしね」

浜面「それは……事故だ」
398: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:12:19.59 ID:cnBMMsU0
上条「ふぅ~」

麦野「ね」チョンチョン

上条「ん?」

麦野「ガラス割れて寒い」

上条「あ、じゃあガムテープかなんか……」

麦野「そうじゃないでしょ。近くにきなさい」

上条「じゃっ、し、失礼します」モゾモゾ

麦野「いらっしゃい」

ガラッ

土御門「カミや~ん、また入院なんてついてな「あ、あったかいな」「そう? あなたもあったかいわ」

土御門「」

青ピ「どうしたn「ちょっと、どこ触てんの?」「さ、触ってねぇよ」

青ピ「」

青ピ・土御門「「失礼しました(したにゃー)」」
399: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:17:34.47 ID:cnBMMsU0
白井「……お姉さま」

御坂「……」

初春「御坂さん、何か食べたいものとかあります?」

佐天「何かしてほしいことがあったら言ってくださいね」

白井「…………」

初春「…………」

佐天「…………」

御坂「買い物」ボソ

白井「はい?」

御坂「退院したら、行こうか。皆で買い物」

白井「……はいですの」

初春「楽しみにしてます」

佐天「早く治してくださいよ!」
400: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:22:06.75 ID:cnBMMsU0
-その夜-

上条「……寒い?」

麦野「うん。だからもっと近くに」

上条「あ、あぁ……でもいいのかな、1つのベッドに患者が2人って……」

麦野「構わないでしょ。それとも嫌なの?」

上条「いえいえ滅相もない!」


麦野「……子供は何人欲しい?」

上条「それは冗談ですよね!? 上条さんまだ学生ですから!」

麦野「さーてね」フイッ

上条「…………」

麦野「……ねぇ、したい?」

上条「え?」

麦野「退院したら、ね」クルッ

上条「っ」ゴクッ


「なーにマジになってんの」

「えぇ!? 今の上条さんのドキドキ純情ハートを返して!!」

「やっぱ〝からかい甲斐〟あるわぁ……でも」

「ん?」

「次は、本気かもしれないわよ。もうこんな目は嫌だからね」

「き、期待して待ってます」


おしまい
405: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/09(日) 17:50:03.14 ID:.zdKH9go

面白かったよ~

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