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-ニューヨークのジョナサン-【後編】

関連スレ:

-ニューヨークのジョナサン-【前編】



460: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:47:13 ID:97k4hpuc
ダダダダダ…!

ジョナサン「!」ザッ!

シーザー「!」ザッ!

鉢合わせする二人。

シーザー「ジョジョ…?どうしたんだその傷は!」

ジョナサン「話は後だ!早く行かないと!」

この道は先程スージーQが通った道。

もしや…
461: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/18(金) 22:58:06 ID:97k4hpuc
シーザー「いた!」

ジョナサン(スージーQ…!)

通路の真ん中で身体中が血だらけのスージーQがいた…

スージーQ「…ジョ…ジョ…?シー…ザー?」

こちらを向くスージーQ。

ジョナサン(ひ…ひどい!この傷はまさか、エシディシに!?)

スージーQの肌は焼け爛れていた。

スージーQ「あぁ…」ガク…

気を失って倒れる。

ジョナサン「スージーQ!」

シーザー「とにかく手当を!」ダッ
462: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 00:24:55 ID:Csepd7SQ


リサリサ「…」

シーザー「…」ゴクリ

ロギンズ「メッシーナ…!」

ダイアー「リサリサ…やはり赤石は、柱の男が?」

リサリサ「そのようです。シーザー、ジョジョは何処に?」

シーザー「傷ついたスージーQを波紋で手当てをしています。あの様子ならすぐに回復すると思います」

リサリサ「そう…」
463: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 00:30:17 ID:Csepd7SQ
シーザー「クソッ!俺がちゃんとエシディシを消滅させていれば赤石もスージーQもッ!」

ダイアー「過ぎてしまった事を嘆いても仕方あるまい。問題はどうやって赤石を見つけるかだ…」

シーザー「…はい」

リサリサ「…スージーQの脳を探ってみましょう。そうすれば赤石を何処に送ったか分かる筈です」

シーザー「しかし彼女はまだ…」

リサリサ「時間がありません。ジョジョとスージーQがいる部屋に案内しなさい」

シーザー「先生…」
464: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 00:36:39 ID:Csepd7SQ


コンコン…

リサリサ「ジョジョ?入ってもよろしいかしら?」

『少しの間なら…大丈夫だと思います』

ガチャ

部屋の中に入るリサリサ。

リサリサ「…!」

リサリサは驚いた。

ベッドの上で横たわっているスージーQの身体の火傷が消えているのだ。

リサリサ「ジョジョ…貴方が…!?」

ジョナサン「波紋を利用した活性法です。とりあえず外側にある傷を波紋を流して消して、後は内側から傷を塞いでいきます」コオォ…
465: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 00:42:42 ID:Csepd7SQ
リサリサ(驚いた…'こんな'使い方が出来るなんて…)

リサリサ「ジョジョ。少しスージーQから情報を聞き出したいのだけれど」

ジョナサン「情報…?しかしまだ彼女は…」

リサリサ「'そのまま'でいいです」スッ…

スージーQの額に手を置くリサリサ。

リサリサ「…」コオオォォ…

リサリサの波紋がゆっくりと優しくスージーQの頭を包み込んでいく。

ジョナサン(こんなに'優しい'波紋は初めてみた…)
472: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 22:53:26 ID:Csepd7SQ


ジョナサン「…それで…?」

リサリサ「どうやらスージーQはエシディシに操られていたようです」

ジョナサン「やはり…」

静かに眠っているスージーQを見るジョナサン。

リサリサ「エシディシの脳の一部がスージーQに取り付き一時的に脳を支配していた、と考えるのが妥当でしょう…」

ジョナサン「…」

リサリサ「気に病むことはありません。むしろ良い結果です。あと少し倒すのが遅れていたらエシディシはスージーQを盾にし、貴方を嬲り殺そうとしたでしょう」

リサリサ「そしてスージーQの身体はエシディシの支配によって破壊されていた…貴方のおかげでスージーQは助かったのです…」

_
475: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 23:25:43 ID:Csepd7SQ
シーザー「そうか…まぁ…とりあえず柱の男の一人はジョジョが倒したんだ、この一歩は俺たちにとって大きな一歩だ!」

ジョナサン「違うよシーザー」

シーザー「何が違うんだ?エシディシを倒したのはお前じゃ…」

ジョナサン「'僕達二人で'倒したんだ。僕とシーザーの力で!」

シーザー「…!」

シーザー「そうだな!'俺達'で倒したんだよな!さすがジョジョーっ分かってくれてるじゃねぇか!」

ロギンズ「そうだ二人共、そして…礼をいう…」
477: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 23:30:27 ID:Csepd7SQ
ロギンズ「お前達がメッシーナの仇を取ってくれた…ありがとう」

ジョナサン「…はい」

シーザー「…貴方達のおかげで俺達はこんなに強くなれました…こちらこそ、ありがとうございました!」

ロギンズ「…ふふ…その言葉を聞けてメッシーナも喜んでいるだろう…」

ロギンズ「…!ところでこのリングはお前達のじゃないか?」スッ

シーザー「…!」

ジョナサン「…あ!」

ロギンズ「やはりお前達の物か。メッシーナを迎えに行った時に見つけてな、今度は落とすんじゃねぇぞ!」

バタン

部屋から出ていくロギンズ。
478: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 23:38:03 ID:Csepd7SQ
シーザー「…これはまさか書物にあった解毒剤入りのピアス!」

ジョナサン「なんだって!?」

シーザー「リングを埋め込む柱の男は毒入りリングと対をなす解毒剤入りのピアスを持つという…」

ジョナサン「じゃあこれを飲めば…」

ダイアー「リングは無くなり毒は流れない、という訳だな」

シーザー「やったじゃないかジョジョ!(あの時エシディシの身体を派手にぶっ飛ばさなくてよかった…!解毒剤入りのピアスが行方知れずになるところだったぜ…!)」
479: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/19(土) 23:43:16 ID:Csepd7SQ
ジョナサン「それしゃあ早速…!」

シーザー「あぁ!」

リングを'飲み込もうとするジョナサン。

ダイアー「…」

ダイアー「本当は噛み砕いて飲み込むものじゃないのか?」

ジョナサン「…!」ガキィッ!

シーザー「…!」

シーザー「セーフ…」
490: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 22:50:15 ID:I0LV2lqQ
…郵便局

ジョナサン「お願いします!宝石が入った小包を返してください!」

「そんな事言われてもねー…」

ジョナサン「人命がかかっているんです!そこの箱の中の郵便物を調べさそてください!」

「……あのね」

「貴方達正気なの!?一度出した郵便物を返せと言われてはいそーですかと渡せるわけないじゃぁーないの!」

ジョナサン「う…」
491: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 22:59:22 ID:I0LV2lqQ
「おまけに受取人の住所も氏名もわからないときてる…いったいどーいうつもりなんだあんたら!」

シーザー「だ…だからこそあせっているのだ!」

「これは法律なんだよ法律!わかったか!?」

シーザー「きっとこれと同じ封筒に入っていると思うんだ…」ス…

シーザー「リサリサの家の封筒にはみんなこのマークが印刷されているのだ!!」

「ふーん…」
492: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:07:20 ID:I0LV2lqQ
ジョナサン「…」

「あんたらもわからん人だね。バカなのか?そんなもんあったって裁判所の令状がないかぎりどうしようもないんだよ!」

シーザー「き、貴様…!」

「!」

シーザー「…?」

ジョナサン「…お願いします。絶対に貴方がたにご迷惑はかけません。もし貴方達を困らせるような事を僕がしたら拒む事なくこの命を差し上げます…!」

シーザー「ジョジョ…!」

親友がこんなにも必死なのに自分だけ怒り散らすわけにはいかない…

シーザーは振り上げた拳を下ろした。
493: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:08:09 ID:I0LV2lqQ
「…そんな事言われてもな…」

バンッ!

ロギンズ「ジョジョ!シーザー!」

ジョナサン「!」

シーザー「!」

ロギンズ「手紙の宛先がわかった!」

シーザー「な…なに!」

ロギンズ「リサリサが完全に意識を取り戻したスージーQの記憶から波紋の催眠術で聞き出したのだ。宛先は番地までわかっている!」

ロギンズ「送り先はスイスのサンモリッツ!」

シーザー「そこに…奴らが…!」

ロギンズ「しかしスイス行きの貨物列車は10分前に出ている…!既に小包はここにはない!」
495: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:14:03 ID:I0LV2lqQ
ジョナサン「…ならば今すぐに列車を追いかけるまで!」ダッ!

「…ヴェネチアからスイス圏までの間を通る物資全てを最近ドイツ軍が調べて回っている。気をつけていくんだな」

ジョナサン「…!」

「あんなに真剣に頼み込まれて何もしないんじゃあこっちが悪者みたいなもんだ…今のは聞かなかった事にでもしといてくれ」

口だけ動かしながらキビキビと郵便物を仕分けする局員。

ジョナサン「…ありがとうございます!」スッ

一礼して郵便局から出て行くジョナサン。
497: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:21:36 ID:I0LV2lqQ
ロギンズ「列車を追いかけるぞジョジョ!シーザー!リサリサもダイアーさんも既に来ている!」

シーザー「ダイアーさん…!」

ダイアー「この戦いで…石仮面によって起きた悲劇を断ち切る!それこそが!我が友ウィル・A・ツェペリの為に俺が出来る唯一の事だ!」

シーザー「!」

シーザー(そうだ…この戦いで俺は…)

シーザー(奴と奴が作った石仮面によって殺された爺さんと父さんの因縁な決着をつけてやる…!)

シーザー(カーズは俺がぶっ殺すッ!)
498: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:27:24 ID:I0LV2lqQ
リサリサ「これから私達は奴らに赤石を渡さない為に!かなり汚れたこともあえてやらなくてはならない!」

リサリサ「法律を犯すかもしれない!我々の誰かが犠牲になることも…」

ジョナサン「この命も燃やし尽くして敵を打つ!」

シーザー「以前ならいざしらず、今のこのシーザーが負けるわけがない!」

ロギンズ「メッシーナの分も闘い抜こう!」

ダイアー「我が同門の男を狂わせた男を打つ為に…」

リサリサ「…」
499: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:35:59 ID:I0LV2lqQ
スージーQ「ジョジョ!」

車に駆け寄るスージーQ。

ジョナサン「スージーQ!元気になってよかったよ!でもあんまり無茶しちゃだめだよ?」ニコ…

スージーQ「ジョジョ…もしこの戦いで…」

ジョナサン「?」

スージーQ「…怪我をしたら今度は私が看病してあげる!」

ジョナサン「…!」

リサリサ(フフ…)

シーザー(リサリサだな…スージーQにジョナサンがつきっきりで看病したのを教えたのは…)フ…

ジョナサン「その時は厄介になるよ」ハハ…

ブロロロ…

走り出す車。

スージーQ「絶対よ!絶対に戻ってくるのよーっ!」

ジョナサン「あぁ!必ず帰ってくるよ!」
500: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 23:42:02 ID:I0LV2lqQ
ジョナサン「近いうちに…必ず帰るさ…」

シーザー「…」

シーザー(つきっきりで波紋を使って癒してあげていたからな…そりゃあスージーQも惚れるだろうよ…)

シーザー(列車に追いつくまではゆっくりさせてやるか…)

ジョナサンを見る。

ジョナサン「…ぐ…」スー

シーザー(…)

シーザー(そうとう無理してたんだな)ニヤニヤ

to be continue_
502: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 22:23:08 ID:8CoNxK1.
スイス サンモリッツ

「…」

8時10分_

「…」

何度走り去る車を見送ったものか。

カーズ(エシディシからの電話がない…)

カーズ(…やられてしまったというのか)

これで柱の一族はあと3…いや2人か…

不滅と疑わぬ我らでさえ死ぬときは死ぬ。

エシディシよ…良くぞ今迄共に歩んでくれた…

お前の死は無駄にはせん。

必ず赤石を手に入れ、奴らを蹂躙してくれよう…
503: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:02:23 ID:8CoNxK1.
クーン…

「…!」

「犬か…」

昔の民族と比べて随分と粗雑に扱うようになったな…

狩りをするためにペアを組む。人間は食料を

犬は継続的に与えられる栄養を

互いに互いの利益の為に組むパートナー、相棒のようなものだったと聞く。

それが今やこんなに落ちぶれるとはな…
504: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:05:34 ID:8CoNxK1.
コツ…コツ…コツ…

ワォ~ン…

歩き出すカーズ。

赤石の在り処は当たりがついている。

後は奪うのみだ…

ブロロロー_

車が向かってくる。

カーズ「…」チラ…

(車に気づいてないか…)
505: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:09:24 ID:8CoNxK1.
グググ…

思えば…眠りから覚めてから使うのは初めてだな…

グシュ…

車がカーズの横を通ってゆく。

ブロロロ…

ガシャンッ!

ゴワアアアア!

カーズの横を通り過ぎた車が突然壊れ始めた!
506: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:14:10 ID:8CoNxK1.
転倒した車は道路を俯き歩いていた犬の手前で横道にそれ、建物に突っ込んでいった。

キャンッキャンッ!

カーズ「恐らく赤石が有るとわかれば奴らも集まってくるだろう…」

カーズの左腕に一筋の光が走る。

カーズ「その時に纏めて始末してくれよう…!波紋戦士共よッ!」

闇に消えていくカーズ。

残るのは、車の爆発音と野次馬達の声だけだった。
508: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 22:32:40 ID:kqX/LGL2


シーザー「長らく待たされているが…どうやって赤石を取り返せばいいんだ…!」

リサリサ「最悪の場合、強硬手段にでるしかありません」

ジョナサン「…僕が行ってきます」

シーザー「…?何故お前が行かなきゃならないんだ?」

ジョナサン「たぶん赤石とは別の用件だと思うんだ…以前ドイツ軍と接触したから…」

リサリサ「ジョジョ…その件なら既に済んでいる筈ですが?」

ジョナサン「…」
509: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 22:53:11 ID:kqX/LGL2
今ジョナサン達はドイツ軍が駐屯している建物にいた。

何故そんな所にいるのか?

それは列車に積み込まれた赤石が既にドイツ軍に押収されてしまったのだ。

そこで何故かそのドイツ軍人達についてくるよう言われたのだ。

何故かジョナサンを知っているような雰囲気だったが…
510: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 23:21:34 ID:kqX/LGL2
ガチャ…

コツ…コツ…

ドアから出て行くジョナサンを見送るシーザー。

シーザー「…」

ロギンズ「ドイツ軍が目覚めさせた柱の男を倒した時の事か…」

シーザー「俺たちに会う前の出来事だからな…下手に口を出すことは出来ない…」
511: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 23:37:28 ID:kqX/LGL2
ザッ…ザッ…

ジョナサン「…」

ドイツ軍の人達が何を言っても…僕は受け入れよう。

助けられたかも知れないのに死なせてしまった。

ドイツの軍人シュトロハイム

シーザーの友人マルク

二人とも目の前で死なせてしまった。

僕はその十字架を背負っている。
512: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 23:44:35 ID:kqX/LGL2
ジョナサン「ここか…」

扉の前に立つ。

最初この建物に来た時に通された部屋だ。

恐らくこの中に僕に対し何かを抱いた軍人がいる。

最初に列車で会った時に感じた感覚、たぶん僕に対する憎しみだろう…あの基地にいた兵士の家族か友人か…。

ガチャ

覚悟を決めてドアノブを掴む。
514: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 22:08:25 ID:WCJdrKEQ
ズザザッ!

ドアノブを掴むジョナサンの腕に鳥肌が立つ。

ジョナサン「!?これは…!」

ただならぬ気配を感じる!

ジョナサンの額から汗がつたり落ちる。

ジョナサン「…!」

確かな事は、この扉の向こうにいる者は常人ではないということだ…!
515: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 22:37:43 ID:WCJdrKEQ
バンッ!

扉を開け放つ!

ジョナサン「な…!カーズッ!!」

そこには赤石を奪わんと刃のようなものをある一人の軍人に振り下ろさんとする鬼気迫る恐ろしい形相をしたカーズと_

ガシィッ!

その振り下ろされた刃を片手で受け止める奇妙な軍人がいた!

ジョナサン「赤石を追ってここまで来たかカーズ!」コオオォ!
516: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 22:58:27 ID:WCJdrKEQ
「待てぃ!ジョナサン・ジョースター!」

ジョナサン「!」

この男だ…!

彼が列車で感じた不思議な感覚の…!

スー…

彼の軍帽に切れ目が入り、滑り落ち、顔が明らかになっていく_

ジョナサン「…あ!貴方は!?」

シュトロハイム「お前はそこのソファーに座って、俺の闘いぶりをみているといい…!」

ジョナサン「ルドルフォン・シュトロハイムッ!?」
518: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 23:21:30 ID:WCJdrKEQ
カーズ「…貴様」

シュトロハイム「…」

ジョナサン「…ッ!」

ジョナサン(じ…実に奇妙だ!死んだと思っていたシュトロハイムと!柱の男のカーズが一つの部屋にいる…!)

カーズ「…」ギロッ!

ジョナサン「く!?」

鋭い刃のような視線だ…!

それだけで簡単に人を殺せる程の眼光ッ!
519: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 23:27:05 ID:WCJdrKEQ
カーズ「貴様と…あのシャボンを使う男…」

ジョナサン「…ッ」










ズアァッ!

シュトロハイム「…!」(なんという憎悪!この男の憎悪が空気を張り詰めさせているのが分かるッ!)

ジョナサン「ハッ…ハッ…ッ!」ドクンッドクンッ

明らかなる殺意

これほどまで鋭い殺意を今迄感じた事はない…!
520: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 23:33:49 ID:WCJdrKEQ
カーズ「軍人ッ!貴様の様な'ガラクタ'では相手にならん!どけぃッ!」

カーズのもう片方の腕からも刃が出てシュトロハイムを切り裂こうとする!

シュトロハイム「そうかい…」ニタァ…

ジョナサン「あ、危ない!」

グニャア

シュトロハイムの体があり得ない方向に曲がり、カーズの刃を躱す!

カーズ「ぬ…!?」

ジョナサン「こ、この動きは!」

最初の柱の男、サンタナの様な体の動きだ!

メコッ!

掴んだ刃はそのまま、躱した腕を掴み力を込める。
521: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 23:42:48 ID:WCJdrKEQ
カーズ「ぐ…!」

カーズ(抜け出せんッ!このカーズの力をもってしてもッ!)

シュトロハイム「そしてェェェェェ!!」グググ…

バキャッ!

カーズ「…ッ!」バッ!

たまらず飛び退くカーズ。

腕の一部がもぎ取られている。

そしてシュトロハイムの手には'肉'が握られていた。

ジョナサン「す…凄い力だ…!完全にカーズの力を超えているッ!」
522: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/24(木) 23:57:50 ID:WCJdrKEQ
シュトロハイム「ジョナサン・ジョースターよ…何故俺がこんな力を手に入れたと…思う?」スウゥゥ…

ジョナサン「え…」

ジョナサン「…」

ジョナサン「超能力…?」

シュトロハイム「科学力だぁぁぁよぉおぉ!我がドイツのなあぁぁぁぁ!まさにぃぃ!我がドイツの科学力はぁぁ世界一ィィィィ!!サンタナの身体を基準にいぃぃ!このシュトロハイムの身体はぁ!作られておるのだァァァァァ!!」バァーンッ!

ジョナサン「科学…力…!?」

ジョナサン(科学の力で蘇ったのか…'その力'がどんな事に使われるのかは不安だけど…やっぱり生きてるって分かったこの嬉しさの方が大きいや…)
523: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 00:10:53 ID:/WGEeps2
カーズ「…」シュウウゥ…

腕の一部が再生していく。

カーズ「例え身体を少し抉られたとしても直ぐに「再生する…と言いたいのだろうがあてが外れたなカーズよ…」

カーズ「…!」

シュトロハイム「貴様らの身体をどれだけ細かく切り刻めば再生不可能になるかは既に実証済みだ…」

シュトロハイム「こちらには稀少な'サンプル'があるから’何回'でも実験は出来たぞ!ちとリサイクル可能な状態から'不可能'にならないようにするための絶妙な加減が難しかったがなァ!フハハハハはは!!」

ジョナサン「…」('いともたやすく、えげつない事を良く平然と言い放つ事が出来るな…)
524: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 00:22:38 ID:/WGEeps2
シュトロハイム「さらにぃぃぃぃ!」ガララララッガシャンッ!

シュトロハイムの胴体から無数の銃弾が引き摺り出される!

ジョナサン「な…!」

シュトロハイム「おれの体はァァアアアアアアアーッ!! 我がゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!! つまりすべての人間を越えたのだァアアアアアアアアアアアア!!」ガシィッ!

シュトロハイムの胴体から物々しい銃身が飛び出しカーズに照準を合わせる!

ジョナサン「ど…胴体も機械なのか!!」

カーズ「ええぃ化け物が…!」

シュトロハイム「貴様の様なゲテモノからそんな言葉が聞けるとは誠に光栄だなァカーズよォ!」
525: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 04:22:41 ID:ouq16ER6
シュトロハイムうるせえwwwww
526: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 10:22:17 ID:bHEdhzPQ
だがそれがいい
528: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:56:25 ID:/WGEeps2
シュトロハイム「喰らえぃカーズ!一分間に600発の徹甲弾を発射可能ッ!30mmの鉄板を貫通出来る重機関砲だァ!一発一発の弾丸が貴様の身体を削り取って行くのダァァァァッ!!」シュー…

カーズ「く!」

ジョナサン「ま、まずい!」バッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!
529: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:57:21 ID:/WGEeps2
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォッ!!!!!
530: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:59:22 ID:/WGEeps2
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド「輝彩滑刀の流法ッ!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドシャガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
531: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 00:05:08 ID:Shhd171w
ジョナサン「…!何かがおかしいッ!重機関砲の音が変わったッ!」

カーズに直撃している銃弾の雨の中で眩い光が走っているのだ!

シャガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!

そして徐々にシュトロハイムから放たれる銃弾のシャワーを光が突き進み、シュトロハイムに向かってゆく!

シュトロハイム「な、なにぃぃ!?まさか!この光は!」
532: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 00:09:05 ID:Shhd171w
シャガーン_!

シュトロハイム「…な」

ジョナサン「あ…」

弾丸のシャワーから飛び出た何かがシュトロハイムを切り裂いた!

シュトロハイム「な…なぜ!!ッ!?」

背後に回った'もの'を見ようとする。

ドグァッ!

しかしシュトロハイムは振り向けなかった。

背後から凄まじい力で蹴りをいれられたのだ!
533: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 00:14:37 ID:Shhd171w
建物内部から自身が撃った事で出来た穴を通り、外に叩き出される!

シュッ…!

そしてまた一筋の光がシュトロハイムに向かって、建物内部から外に飛び出していくのをジョナサンは見た!

ジョナサン「こ、これがもしや…!カーズのモード…!?」

バウンッ!

上から踏みつけられ雪の絨毯に沈むシュトロハイム。

カーズ「…我が流法は光…」

「輝 彩 滑 刀 の 流 法 ッ !」
538: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 22:23:20 ID:Shhd171w
ジョナサン「シュトロハイムさんッ!」ダッ!

シュトロハイムとカーズに近づくジョナサン。

カーズ「 近づくな 」ピシィッ

カーズの瞳がジョナサンを射抜く。

ジョナサン「…!」

カーズ「そう急ぐな…このガラクタから赤石を奪い…いや、'取り戻したら'次は貴様だ…」

シュトロハイム「ぐぬ…う…!」
539: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 22:30:30 ID:Shhd171w
シュトロハイム「何故だ…!この肉体はサンタナの力を凌駕しているというのに…!」ググ…

シュトロハイムの身体が持ち上げられる。

カーズ「!?」

シュトロハイムの下半身が…

無くなっている_

シュトロハイム「ううおあああああ!?」
540: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 22:52:58 ID:Shhd171w
カーズ「貴様…」

そして眼前にはカーズ!

カーズ「このカーズをあんな青臭い出来損ないと同じと思っていたのか…?そんなガラクタで俺に勝てると思っていたのかッ!?」バリィッ!

シュトロハイムの上着のポケットが破かれ、赤石が雪の上に舞い落ちる。

カーズ「お…」

月の光を受けて白銀の世界を紅く照らすそれはカーズの心を奪った。

カーズ「おおぉ…なんという美しい輝き…!やっと我が手に…!」

赤石を掴み掲げるカーズ。

紅い光がカーズの身体の表面をまるで流血のように流れ落ちる_
541: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 00:01:22 ID:FjXGMAeo
ジョナサン「赤石を取られたら…僕達に勝ち目はない!なら今しかチャンスはない!」ダダダッ!

足に波紋を集め一気に跳躍するジョナサン!

カーズ「ほう…逃げずにこのカーズに向かってくるとはな…エシディシを倒しただけはあるということか…」シャガッ

ジョナサン「コオォォォ!」

ジョナサンの拳に山吹色の波紋が集まる!

ジョナサン「最初から全開だ!」

ジョナサン(恐らくカーズはエシディシのように甘くみて戦わないだろう…!奴は僕達波紋使いに憎悪を抱いている!仲間を殺された事による憎悪ッ!)
542: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 00:05:45 ID:FjXGMAeo
ジョナサン「喰らえ!山吹色波紋疾走ッ!!」ブワアアアァ

カーズに向かって拳を突き出す!

カーズ「ふん…」ピカァーz_!

カーズが眩い光に包まれる!

ジョナサン「う…!?」

バグォッ!

雪が飛び散る。

ジョナサン「カーズが…!」

カーズがいない…!
543: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 00:21:36 ID:FjXGMAeo
シュトロハイム「危ないジョジョッ!後ろだぁぁぁ!!」

ジョナサン「ーッ!?」ザシュッ!

咄嗟に前に向かって走り出したが背中を斬りつけられた!

ジョナサン(いつの間に後ろへ…!?)

背後を見るジョナサン。

しかしいない。

「貴様はじっくりといたぶり殺す事にした…こうやってな…」シュピッ

ジョナサン「う!?」チッ

足に痛みが走る。

ズボンが三箇所切れている。

ジョナサン「まさか…雪の中に!?」コオォォォ!

ジョナサン「緋色波紋疾走!」バフォォォ!
544: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 00:22:09 ID:FjXGMAeo
拳に熱を溜め、雪に打ち込み拡散させる!

…ジワ

ジョナサン(ここら一帯の雪を溶かすのには時間が掛かるが…雪が舞う事は防ぐ事ができる!)

地面に積もる雪の表面、風に吹かれれば飛ぶ軽い雪を緋色の波紋で溶かす!

ジョナサン「そして同時に生命探知の波紋も流し位置を特定してやる!」
546: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:20:19 ID:vTZqTQuQ
ー_

音がない…

無音の世界だ_

シュトロハイム「……ッ」

シュトロハイムはこの時が止まったかのような世界に息が詰まる思いをした!

ジョナサン「波紋で感じる…」

ゴゴゴゴゴ…

ジョナサン「!」

雪の絨毯の一部が鈍く光った!
547: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:27:51 ID:vTZqTQuQ
ズズズズッ

「なんだ…体温が感じられん…!?地表全体が同じ温度だと!?」

カーズは雪の中に潜り地表の体温を感じ取って攻撃をしていた!

しかしそれもジョナサンの緋色の波紋疾走によって破られた!

ジョナサン「あの場所に波紋を一点集中して…カーズを打つッ!」

そして今!カーズの居場所は生命探知の波紋によって筒抜けッ!

ジョナサンが有利だ!
548: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:44:16 ID:vTZqTQuQ
ジョナサン「おぉぉ!」ブワァァァァッ

光る場所に向かって跳躍して拳に波紋を集める!

ジョナサン「緋色&青緑波紋疾走ッ!!」

右手に緋色の波紋!

左手に青緑の波紋!

シュトロハイム「ジョ…ジョジョ!?何をする気なんだ!?」
549: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:55:38 ID:vTZqTQuQ
光る場所に向かって拳を振り下ろす!

ジュウゥゥッ!

溶ける雪!

カーズ(なんだ…!?雪が溶け始めている!まさか俺の場所がばれているのか!)ザザザッ!

急速に今いる場所から移動しようとするカーズ。

ジョナサン「まだだぁッ!波紋を内部まで流しにくい雪でも溶ければ水になる!緋色の波紋の熱で雪を溶かし…!」ガッ!

左手で右手を掴み、今度は青緑の波紋を右手に流す!

ジョナサン「水の性質を最大限に活用する波紋!青緑波紋疾走ッ!」フォオオオンッ!
550: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 00:04:19 ID:GzDzF8Gs
バシュッ!

シュトロハイム「カーズが!カーズが地上に現れたぞおぉぉぉ!」

ジョナサン「!」

カーズ「小賢しい真似を…!直接斬り殺してくれよう!」バンッ!

雪を蹴り一気にジョナサンに近づく!

シュトロハイム「なんという跳躍力!雪の地面にクレーターが出来ているッ!」

ピカァッ!

カーズの刃が光り輝く!

カーズ「この刃をどうやって防ぐかなぁ~ッ!?」

恐ろしい切れ味ッ!シュトロハイムの鉄の身体を斬り裂いた刃がジョナサンに迫る!

ここまでの動きはジョナサン達からすれば一息ほどの速さ!

ジョナサンの反応が一瞬遅れたッ!
553: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 17:48:48 ID:GzDzF8Gs
シュトロハイム「腕を雪から振り上げるのも間に合わないッ!ジョジョォォォオッ!!」

シュトロハイムの絶叫が響く。

ジョナサン「ならこれだぁぁぁッ!」バモォァッ!

突如ジョナサンのいる場所一帯の雪が爆発した!

カーズ「ぬぅ!?これは…!」

今度は逆にカーズの視界を雪が遮る!
554: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 18:20:25 ID:GzDzF8Gs
ジョナサン「あらかじめ緋色の波紋の熱で溶かしていた雪…つまり水に一気に波紋を集中させて爆発させた…!」

ジョナサン「そして宙に上がった雪で貴様の視界は効かない!そこを打つ!」ブワァァァァッ

ジョナサンの腕に輝く山吹色の波紋!

シュトロハイム「おおぉ!?」

それは遠目にみているシュトロハイムにもはっきりと見える太陽のような輝きだった!
555: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:21:01 ID:GzDzF8Gs
ジョナサンの真上にカーズ!

カーズの真下にジョナサン!

この事は紛れもない事実ッ!

そしてジョナサンの山吹色の波紋疾走がカーズを捉えるということも!

シーザー「ハッ!あれはカーズ!?」

シーザー達も辿り着きカーズとジョナサンを目撃した!

ジョナサンの輝きがカーズに向かっている!
556: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:24:14 ID:GzDzF8Gs
リサリサ「ジョジョ!」

リサリサも確信した!

ジョナサンの勝利を!

それはカーズを除くすべてのその場にいた者達が思い描いた'予知'!

カーズ「貴様らァァァァァ!」

ジョナサン「完全に消滅させてやる!」ブワァァァァッ!!
558: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:26:47 ID:GzDzF8Gs
バシッ!!

シーザー「やった!カーズを倒したぞ!」

ジョナサンとカーズの位置が逆転した。

ジョナサンが上に_

カーズが下に落ちていった_

_
559: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:30:58 ID:GzDzF8Gs
ドサッ

リサリサ「_ッ!」

倒れたのは誰だ_?

カーズの筈だ_

シーザー「なぜ…!」

カーズではなく_

シュトロハイム「どうしたんだジョジョ…!?」

何故_

シュトロハイム「'何故'お前が倒れているんだぁぁぁぁ!!」

ジョナサンが地に伏している_?
560: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:37:24 ID:GzDzF8Gs
ジョナサン「ぐうぅぅぅ!?」ブシュッ…ブシュ…

ジョナサンが倒れている下の雪紅く染まってゆく_

カーズ「ンフ~良い~'声だぁぁぁあ!勝利を確信して無残にも地面に転がる貴様の放つ声はなぁぁぁぁあ!?ハハハハハァッ!」ブワァァァァ!

シュトロハイム「そんなッ…まさか俺が見た'光'は…!?'ジョジョの'光ではなかったのかァァァァ!!?」

リサリサ「カ…カーズから放たれるあの光…!あの刃から放たれている…!」
561: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 19:49:50 ID:GzDzF8Gs
カーズ「我が輝彩滑刀を甘く見たなァ…ジョジョォ…幾ら貴様の波紋で拳を固めたとしてもこのカーズの刃の前では…」ガッ!

ジョナサンの頭に足を乗せる。

カーズ「無力なんだよおおぉぉぉああああはぁぁあはぁッ!!」ガッガッグガッ!

そのまま激しく踏み付ける!

シーザー「や…野郎!ジョジョォォッ!!」グアアアアア!

シャボンを展開するシーザー!

リサリサ「待ちなさいシーザー!」

リサリサがそれを止める!

シーザー「止めてもやるぜぇッ!!俺はぁぁぁ!!」

ダイアー「シーザー!ジョジョが…!!」

シーザー「!?」

シーザー「あ…あれは!?」
567: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 22:39:21 ID:ur6n/Sno
ゴゴゴゴ…

カーズの脚の下にあるジョナサンが鈍く光を放ち始めた!

カーズ「ん~…?」

カーズも異変に気付く。

カーズ「イタチの最後っ屁というやつかァ?無駄な事だなァ!」ピシュッ!

カーズの輝彩滑刀がジョナサンの頭目掛けて振り下ろされる!

バチィッ!
568: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 22:43:06 ID:ur6n/Sno
シュトロハイム「な…!」

突如カーズが物凄い勢いで吹きとばされる!

カーズ「ぐう…!?」

ジョナサンだ。

ジョナサンがカーズを吹き飛ばしたのだ!

ジョナサン「コオォ…ォ!」フオォォン…
569: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 22:48:12 ID:ur6n/Sno
ムク…

カーズ「…!」

ありえない。

奴は我が輝彩滑刀によって四肢を切られ、立つことすらままならんはず!なら何故こんな高威力の波紋を使えるのだ!?

ジョナサン「…最初から僕の目的はお前を倒す事ではない!」キラッ…

カーズ「な!?貴様…いつの間に!」

リサリサ「あれは…赤石!ジョジョは最初から赤石を奪還する事だけを考えていた!」
570: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:23:50 ID:ur6n/Sno
ジョナサンの手に握られている赤石!

そしてゆっくりと立ち上がるジョナサン!

ジョナサン「さあどうするカーズ…!この僕からどうやって赤石を
奪い取るのだ…!?」ゴオォォ…

ジョナサンを凄まじい量の波紋が包む。

カーズ「…!」(赤石とこいつの波紋が共鳴している…奪い取る事は可能!…かもしれんが此方がやられる可能性もある…。そして奴の四肢…!)

ジョナサンの両手脚を見る。

平然と'立っている'。

脚はわからんが腕から血が落ちていない…あんなに雪を紅く染めていたのにだ。
571: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:32:55 ID:ur6n/Sno
治癒したというのか…

奴の波紋…いや赤石が!

赤石には不可思議な力があるという…それを今奴が持っている…!

カーズ(今こいつとそれにあのシャボン使い共と戦うのは正しい選択とは言えん…)

カーズ「ふ…。よかろう、しばらくその赤石は預けて置くぞジョジョよ…必ずやその赤石を我がものにしてみせよう…」ブワワァァ…

激しい光に包まれたカーズは光が止んだ時には姿を消していた。

ジョナサンが生命探知で探ってみたが既にカーズは近くにはいなかった…

だが柱の男カーズは、

いついかなる時にでもこちらを襲う事が出来る_

ジョナサン達は喉を締め付けられるような感覚を忘れる事が出来なかった_

to be continue_
577: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:21:54 ID:cJs83nng


「ウニャア…」

ジョナサン「…」スッ…

「ニャアッ」ピシッ

ジョナサン「うーむ…」

ジョナサン「…!」ヒョイ

「…」ツーン
578: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:22:28 ID:cJs83nng
ジョナサン「海老の尻尾には目もくれないか…キチンと飼い主が可愛いがっているから変な物を拾い食いなんてしないんだろうな…」スッ…

「…!」ピクッ

ジョナサン「しかしサーモンを目の前にちらつかせられれば目の色が変わるのか…」ヒョイ

「ニャア♪」ムシャ

ジョナサン「フフ…確かに美味しそうだしな。僕も目の前に美味しそうな料理が運ばれてきたら釘付けになるよ」

ジョナサン(でもやっぱり猫より犬の方が好きだな。何でかわからないけど僕は犬の方が仲良くなれる気がする…)

リサリサ「ジョジョ。あれを見なさい」

ジョナサン「はい!」(ここからはさらに気を引き締めないとな…)
579: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:23:03 ID:cJs83nng
リサリサ「あれがカーズ達の隠れ家です。このサンモリッツで最近行方不明者が続出していると聞きます。恐らくあの廃ホテルに…」

ロギンズ「つまり食料にされたと…言う事か…」

シーザー「くっ…奴らめ…許せねぇ!」

ダイアー「…」

シーザー「…ダイアーさん?」

ダイアー「恐らく食料'だけ'ではないだろうな」

シーザー「え…?」
580: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:26:46 ID:cJs83nng
ダイアー「昔戦った吸血鬼はその街の人間をゾンビにして襲わせた。恐らく柱の男も手駒を増やそうとするだろう」

ロギンズ「ではあのホテルの中にはカーズの他になにかしらの敵が!?」

ダイアー「そう考えるのが妥当だろうな…」

シーザー「…」

リサリサ「どちらにせよ我々は奴らを倒さねばなりません!この中の誰が消えたとしても柱の男に赤石を渡す事だけは防がねば…」

シーザー「なら今すぐにでも乗り込むべきです!今は太陽が出ている!陽が出ている今なら奴らは行動が制限されるはずです!」

シーザー「それにエシディシのようにワムウも何処か別の場所にいるばず…!叩くなら今だ!」
581: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:27:23 ID:cJs83nng
リサリサ「私もシーザーの意見に賛成です」

ロギンズ「俺もだ!」

ダイアー「…」

ジョナサン「…」

シーザー「…ジョジョ?」

ロギンズ「ダイアーさん?」
586: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:13:49 ID:tgiLVXQQ
ダイアー「俺は反対だ…」

シーザー「な!?」

ダイアー「奴らは遥か昔から今のこの現代まで生き残ってきている…そんな奴らがわざわざ陽の光に何の対策もなしに待ち受けているとは思えん…」

ロギンズ「た、確かに…」

シーザー「く…」

シーザー「ジョジョ!お前はどうなんだ!?」ガシッ!
587: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:21:53 ID:tgiLVXQQ
ジョナサン「…」

ジョナサン「僕も反対だ…」

シーザー「ジョジョ…お前まで…!?」

シーザーの表情が険しいものになっていく。

ジョナサン「陽の光が強ければ強くなるほど影も濃くなる…つまりあのホテルの中の'影'は今一番濃いんだ…」

シーザー「…だが俺は「だけど…!」

シーザー「!」

リサリサ「…!」
588: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:44:27 ID:tgiLVXQQ
ジョナサン「夜になったら柱の男達はこの街に降りて罪のない人々に恐怖を与えるかもしれない」

ダイアー「…」

ジョナサン「特にカーズ…あいつは'どんな手段'を使ってでも赤石を奪い取ろうとするだろう…」

ジョナサン「'その手段'を使うのは恐らく夜!なら昼の今がカーズを抑える事が出来るチャンスッ!」

ジョナサン「どんな危険があろうと乗り越えてみせます!赤石も守り抜きます!」バンッ!

ダイアー「…」

『ただの事故ならただの事故で良いんだけどよぉーっ俺が処理出来なかった'事故'に巻き込まれて死ぬなんて俺は我慢ならねぇ!夢見だって悪くなるんだぜーっ!?」
589: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:10:42 ID:tgiLVXQQ
シーザー「じゃあ…一緒に戦ってくれるんだな!?」

ジョナサン「最初からそのつもりだよ。それに止めたとしても行くんだろう?」

シーザー「…あぁ」

ジョナサン「なら僕もそれについていくよ。何か…'引けない訳'もあるようだしね」

リサリサ「…」(シーザー…’焦っているの…?)

シーザー「…'全て終わったら'話す。今は…話せない…」

ジョナサン「…わかったよ。全てを…終わらせよう」

廃ホテルから一筋の風が吹きジョナサン達の頬を撫でていった_
593: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 23:46:41 ID:tgiLVXQQ


ジョナサン達5名は廃ホテルの入り口へと歩いていた。

リサリサ「一箇所に留まっているのは攻めやすいですが…デメリットもありますね」

ダイアー「うむ。だがジョナサンの言った通り我々は乗り越える事が出来る。それにこのメンツだ…こちらだけが不利なわけない」

50年前からの波紋の師範代ストレイツォから波紋を学んだリサリサ!

そのリサリサを支える波紋師範代ロギンズ!

ストレイツォと同じ吸血鬼との死闘を生き抜いた波紋戦士ダイアー!

祖父は先代の'ジョジョ'を教え導いたウィル・A・ツェペリが孫、シーザー!

そして石仮面を使い圧倒的な強さを誇るディオに敗北を刻み込んだジョセフの孫ジョナサン!
594: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 23:54:36 ID:tgiLVXQQ
ダイアー「これ以上ない人選だ。俺もまだまだ現役だ。波紋の呼吸法に抜かりはない」

シーザー「石仮面によって人生を狂わされた数々の人々の為に…石仮面を作り出したカーズは俺がぶっ殺すッ!」

ロギンズ「シーザー。あまり熱くなりすぎるなよ?そこがお前の欠点だ」

シーザー「分かっています…けれども武者震いが止まらねぇ…奴らを倒せるかと思うと…!」

入り口が見えてきた_

ビュウゥ…

ジョナサン「…風が…?」
595: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 00:02:51 ID:9XqlIBLE
風が吹き出す扉をくぐる。

ジョナサン「…」

全員準備は出来ている。

それぞれ波紋を練っている。

何が起きてもすぐ対応出来るようにだ。

ホテル内部は豪華な内装ではあった。

しかし蜘蛛の巣が其処彼処に張られているせいで今は見る影もない。

ジョナサン(なるほど…太陽の光を拒むには持ってこいの場所だ…)
596: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 00:11:03 ID:9XqlIBLE
シーザー(風が出るであろう吹き抜けはどこにもない…蜘蛛の巣に揺らぎの方向もおかしい。この風は一体…!?)

突如光が5人を包みこむ!

ジョナサン「!?」

光は上階に続く階段から放たれている。

ダイアー「ついに現れたか…」

光の渦に人影が浮かびあがる。

カーズ「待っていたぞ…忌まわしき波紋戦士達よ…」キュアァァァッ

シーザー「カーズ…!!」
597: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 00:23:05 ID:9XqlIBLE
ロギンズ「ハァァッ!」

ロギンズの拳が扉を叩いた!

キーン…

ロギンズ「ふむ…ここの壁は脆いようだな」コオォ…

扉を中心にしてロギンズの波紋が広がっていく!

ビシ…ビシ…

壁の至るところに茨のように波紋の線が走る。

カーズ「なにをしているんだ?お前は…」

ロギンズ「なに大した事じゃない。ちとここは暗すぎるからな。窓を増やそうと思っただけだ」シュウゥゥ…
600: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 22:54:43 ID:9XqlIBLE
波紋の波が引いていきロギンズの身体に戻っていった。

シーザー(ロギンズ師範代?一体何をしたんだ?)

ロギンズ「こんなもんか」トン…

軽く扉を叩くロギンズ。

ピシ…ミシ…

叩いた部分からヒビが走って行きどんどん大きなものになっていく!

ゴワアアアア!

やがて壁が崩れ落ちた!
601: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:03:18 ID:9XqlIBLE
カーズ「…ほう」

中々に鮮やかな技だ。

少量の波紋で壁に大きな穴をあけるとはな…

大穴から射し込む光。

光が5人を包み、カーズのいる場の闇は一段と濃くなった。

ロギンズ「メッシーナの第二の仇…とらせてもらうぞッ!」

カーズ「ふん~中々の気迫だ…波紋…呼吸法かぁ~。忌まわしき力だがこのカーズにやり方を教えてはくれないか…?フフフ…」

ロギンズ「抜かせッ!!」ブワアアアア!

ロギンズは波紋を集め身体の四肢を取り巻きカーズのいる場所へと階段を突き進む!

リサリサ「私達もいくわよ!」フォオオオ…

シーザー「はい!」コオォォォ!

ジョナサン「ハァァ!」コオォォォ!

ダイアー「…」ゴアアアア…
602: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:09:13 ID:9XqlIBLE
カーズ「ふん…相手をしてやる…」シャガアアア!

腕から出した刃を妖しく動かし階段を駆け上がる5人を迎え討つ!

ロギンズ「ハァァァァ!」ブワアアアア!

ロギンズの波紋を纏った突きがカーズに迫る!

カーズ「甘いなぁ…」フワ…

素早く滑らかな動きで刃がロギンズの腕に迫る!

ダンッ!

刃が腕を斬ろうとした瞬間ロギンズの身体をカーズの真上に舞った!

カーズ「なに!?」

そしてロギンズのいた場所にはシーザー!

腕に輝くシャボンのカッター!

カーズ「な…!」
603: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:14:57 ID:9XqlIBLE
シーザー「こいつをどうよけるか!カーズッ!!」ギュポンッ!

カッターがシーザーの手元から離れカーズに向かう!

カーズ「よ、よけられん!」

グシュアッ!

カッターはカーズの腹部に深々と食い込む!

カーズ「GYAAAAA!」

波紋を帯びた刃で身を切り刻まれる!

リサリサ「惨めなものねカーズ」スッ

ダイアー「初めましてだなカーズ。最も直ぐ死ぬやつに対しては意味の無い挨拶だ」スアッ!

カーズの左にリサリサ!

カーズの右にダイアー!

カーズ「な、何をぉ!?」
605: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:20:22 ID:9XqlIBLE
ピシッ!

ビシュゥ!

リサリサの波紋を纏った指でカーズの左脚に触れて波紋を一点集中!

ダイアーの波紋を纏った手刀でカーズの右脚を切断!

カーズ「UGAAAAAA!!!」

両脚が使い物にならなくなり崩れ落ちるカーズ!

ドグア!

しかしそのカーズの顎をジョナサンの拳が捉える!

カーズ「_!!」

ジョナサン「これでどうだ!!」ゴアアアア!

ズドン!

ジョナサンの拳がカーズを上空に打ち上げる!
606: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:24:05 ID:9XqlIBLE
飛ばされたカーズを待ち受けるは最初に上に飛んだロギンズ!

ロギンズ「これで最後だ…カーズ!」ブオオオォォン!

ロギンズは四肢に溜めた波紋を右手に一点集中!

向かってくるカーズに向かって振り下ろした!

メシャアッ!!

カーズ「」ブシュウゥゥ!

ロギンズの右手がカーズの頭をカチ割った!
608: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/04(月) 23:30:24 ID:9XqlIBLE
スタッ

ドサァッ!

降り立つロギンズと文字通り'崩れ落ちる'カーズ。

ロギンズ「…終わったな」

勝利を確信するロギンズ。

横たわるカーズからは波紋傷による煙が吹き上がり溶解していく。

ジョナサン「後は_ワムウだけか_」

シーザー「ちょいとあっけなかったが…仇は取れたよ…父さん」

リサリサ(本来なら自分一人でカタをつけたかっただろうに…どんな方法を使ってもカーズを'倒す'事を選んだようねシーザー…)

ダイアー「…」

カーズの残骸を見つめるダイアー。

ダイアー(何かがおかしい…'決定的な何かが…'!)
611: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/05(火) 22:58:13 ID:YHspRb3A
ダイアー「皆…ゆっくり集まれ…!」

ザッ…ザッ…

リサリサ「…」

リサリサも何かを感じとったようだ。

シーザー「…どうしたんですか…?」

ダイアー「しっ…声を出さずにゆっくり来るんだ…」

ザッ…ザッ…
612: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/05(火) 23:03:33 ID:YHspRb3A
集まる5人。

ダイアーの指示により背中合わせの陣形を組む。

各々の背中、つまり死角をそれぞれがカバーしあう陣形だ。

ザッ…ザッ…

ジョナサン「何故こんな…!?」

ジョナサンもやっと気付いた。

ザッ…ザッ…ザッ…

'足音'が消えない_

最初からこの足音は_自分達のものではなかったのだ_
613: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/05(火) 23:32:19 ID:YHspRb3A
ジョナサン「…」コオオォ…

波紋を練るジョナサン。

足音が聞こえるのに姿が見えない。

'いる'のに見えないのだ。

ジョナサン「…シーザー。見えるかい?」

シーザー「いや…見えない。念のためにシャボンをばら撒くか…」ブワワワ…

ザッ…

ロギンズ「!音が消えた!?」

リサリサ「警戒して!何処からくるのか見極めるのよ!」
616: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/05(火) 23:44:40 ID:YHspRb3A
ダンッ…

ジョナサン「_!?」

この音は_

着地した音だ_

何処から_?

'背後だ'

直後ジョナサン、ダイアー、リサリサは凄まじい力で階段下に叩き落とされた!

ロギンズ「リサリサ!ダイアーさん!?」バッ!

シーザー「ジョジョ!!」
617: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/05(火) 23:56:35 ID:YHspRb3A
荒れ狂う風の暴力!

馬鹿な!

背中合わせの陣形の’真ん中'に…!

死角をカバーしたと思い安心している空間にあえて飛び込んできた!?

ロギンズ「この暴風…まさか…!」

シーザー「貴様既に…!このスイスにいたのか!!」

シーザー「 ワ ム ウ ッ ! !」
618: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/06(水) 00:42:39 ID:CmjDs3gQ
シャガガッ!

階段下の地面に光が走る。

ジョナサン「こ、これは!?」

ダイアー「迂闊だった!裏を読んだつもりがそのまた裏をかかれるとは…!?」

ジョナサンは見た!

切り裂かれ落ちていく地面の下から履いでてくる男の姿を!

ダイアー(予想はしていた!奴が'本気'ではないことを!奴が何処かに潜んでいることも!)

リサリサ「カーズッ!?」

カーズ「貴様らの動きを観察させてもらったぞぉ~!?中々良い動きじゃないかァ!?」シュ!

自分達とは対照的に上に上がっていくカーズ。

ジョナサン「このままではシーザーとロギンズ師範代が…!」
628: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:08:58 ID:hwJYUqvo
ジョナサン「おおぉ!」バッ!

崩れ落ちる岩を足場にして上階にいるカーズに向かって飛ぶ!

カーズ「貴様は後で殺してやる…今は興味がない」カシュ…

ジョナサン「!」ゾワッ!

反射的に伸ばした腕を引っ込めるジョナサン。

ジョナサン「ぐう…!」

カーズの足が光ったのだ。

いやただ光っただけではない。

何か鋭い物が通ったかのような気がした…
629: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:09:36 ID:hwJYUqvo
カーズ「お利口だ…貴様らッ!そいつらを殺した者に我は永遠の力を与えてやろう!!」バシュゥウウ!

カーズが振り上げた腕から眩い光が床下の暗黒を照らす。

「………ォオ」

リサリサ「…ジョジョ。どうやらこれはただの'落とし穴'というわけではないようだわ…!」

ジョナサン「こ、これは!!」

ジョナサンは見た!

カーズから放たれた光が照らし、浮き出された'者'をッ!

「ォォオォォ!!ォォオ!OOOOOGAAAAAA!」

ゾンビの群れか!?
630: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:10:53 ID:hwJYUqvo
リサリサとダイアーがいる足場へと舞い戻る。

ジョナサン「これほどの数のゾンビを…!」

ダイアー「いやこれらはゾンビではないな」バシュシュシュ!

指に波紋を集め足場を浅く切り刻むダイアー。

ジョナサン「え…」

ダイアー「これらは吸血鬼だ…。ゾンビ共のエネルギーとは遥かに違う!」

眼下の亡者の宴が近づいてくる。

ダイアー「ジョジョ、リサリサ。俺がこの足場を踏んだら直ぐに動け」

ダイアー「こちらは3人しかいない。しかし奴らは大量にいる。ならば先制攻撃で集中砲火を防ぐしかあるまい」

ダイアー「俺が火蓋を切る!」

ジョナサン「わかりました!」

リサリサ「任せます」
631: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:11:27 ID:hwJYUqvo
ダイアー「おぉぉ!」ダァンッ!

落下する足場を思いっきり踏む!

ピシピシィッ!

足場から飛ぶジョナサンとリサリサ!

バカァッ!

落下していく石の足場が粉々に砕け、散弾の様に吸血鬼の群れに降り注ぐ!

「GYAAAAAA!あ、頭があああああ!?」

石に頭を撃ち抜かれその場にうずくまる一匹の吸血鬼。

シュウゥゥ…

「あ…?この煙はなんだ…?」ブクブク…

ドパァンッ!

石場の雨は波紋を帯びていた!

あらかじめダイアーが石場にヒビを作り、そのヒビの隙間に波紋を流し込み包んでいたのだ!
632: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:16:30 ID:hwJYUqvo
そしてその波紋石は今!

真下周辺にいた吸血鬼を葬り去った!

ジョナサン「はあぁぁ!伝われ…波紋ッ!」ブオオォォン!

ジョナサンの山吹色の波紋が周囲の床に満ちる!

「へ!こんな光がなんだっていうAAAAAAGYAAA!!」ジュウウゥ!

脚が焼け爛れ朽ちる吸血鬼!

その頭部をジョナサンの拳が吹き飛ばす!

リサリサ「波紋を床に張りつめ吸血鬼の行動を封じ、自分はさらに脚に波紋を集め、地面の波紋と脚の波紋を反発させて凄まじい瞬発力を作り出している…!ここまで短期間で波紋を使いこなせるなんて…」

ダイアー「将来が楽しみな逸材だな…」
633: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:17:05 ID:hwJYUqvo
マフラーを巧みに操り吸血鬼を縛りつけるリサリサ!

「こんなもんで俺を止められるわけないだろおがあああああ!?」ブクブクブク!

マフラーに絡め取られた吸血鬼は突然体が膨張し、膨れ上がっていく!

リサリサ「このマフラーは、東南アジアに生息する 昆虫サティポロジア・ビートルのほんのちょっぴりの腸の筋を編んで作ったもの!」グン!

マフラーで包み込んだ吸血鬼を後ろの吸血鬼の群れに投げつける。

リサリサ「波紋伝導力は抜群の…」シュルルル!

マフラーが吸血鬼から離れ、一匹の吸血鬼が宙に舞う。

リサリサ「特別製よ」バチ…

「あぱぁッ!?」
634: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:19:29 ID:hwJYUqvo
弾け飛ぶ吸血鬼!

その吸血鬼の血が辺りにぶちまけられ他の吸血鬼を濡らす。

「KUAAAAAAA!?」

その血の雨の隙間をまるで生き物の様な動きで戻ってくるマフラー。

そして何事もなかったかのようにマフラーを首に巻くリサリサをジョナサンは'美しい人だ…'と感じた。

ダイアー「さすがリサリサだ…未だ衰えていないな」

ジョナサン(未だということは…昔からこんなに強い人だったのか!)
635: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 00:25:26 ID:hwJYUqvo
リサリサ「我々が上に行くのにはまだまだ時間がかかるようです…しかし逆に考えれば我々が駆逐に専念していればここの吸血鬼共は上に上がる事は出来ない!」

ジョナサン「わかっています!今はシーザーとロギンズ師範代の負担をなるべく減らすのが第一だと!」

上を見上げるジョナサン。

ジョナサン「…しかし何か'不安'だ…嫌な予感がする…」

'正しい結末'であれば「我ら」が知るようにシーザーはワムウの前に倒れ、その短い人生を終えた。

しかし物事というか…「運命」というものは実は簡単に変わる。

ロギンズ師範代が無事でメッシーナ師範代は死に、お高く止まった猫は転ばされずに大好物のサーモンを頬張る事が出来た。
636: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 23:19:23 ID:hwJYUqvo
ある者は言う。

「次に何が分かるから何があっても'覚悟'があるから乗り越えられる…。そして'どんな事があっても乗り越えてみせる、克服してみせる'という'覚悟'があるから備えられるものだ」

「私は…いや違うな…'我々は'どちらの'覚悟'を持っているのかな_?」

シーザーという青年がワムウに敗れるのを'覚悟'しているのか

もし相手がワムウではなかったら?という'覚悟'をしているのか

「どちらなんだろうな…ふふふ…」
637: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/13(水) 23:30:32 ID:hwJYUqvo
上階_

シーザーとロギンズは階段の真ん中で動けずにいた。

前方に謎の透明人間。

恐らくワムウだろう。

そして後方にはカーズ!

挟み撃ちされる形になってしまった…!

吹き飛ばされたジョナサン達を助けようとしたらこのざまだ。

計算してここまで動かしたのか…!
639: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/14(木) 00:12:11 ID:iu4.CZU6
シーザー「ロギンズ師範代!」

背中合わせで備えるシーザーとロギンズ。

シーザーはカーズを見、ロギンズはワムウを見た!

ロギンズ(彼方も2人…こちらも2人…!俺とシーザーも修行を教え合ったし息は合うとは思うが…)

ロギンズ(こいつらは何万年も生きている奴らだ!当然俺たちなんかより遥かに格上ッ!ならば今この場での最善策は…!)

ロギンズ「シーザー!」

シーザー「はい!」
641: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/14(木) 00:26:57 ID:iu4.CZU6
足に波紋を溜め一気に階段の上にいるワムウに向かって飛ぶロギンズ!

ロギンズ「俺がこいつの相手をする!お前はカーズをやれぃ!」

シーザー「ロ…ロギンズ師範代!」

ロギンズ(シーザーならやれる!あのカーズという名の男は刃による近接攻撃しかしない!そして奴は今下階にいる!奴の後ろには陽の光が入ってきているしリサリサ達が落とされた穴がある!いざという時には…!)

ロギンズ「そっちは任せたぞ!!」コオオォ!

シーザー「…わかりました!」

カーズと相対するシーザー!

シーザー「好都合だ…!貴様は俺の手で決着を付けてやるッ!」
643: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/14(木) 21:56:18 ID:iu4.CZU6
ワムウ「理由はどうであれこのワムウに一人で向かってくるとは…」ビュウォア!

風のプロテクターを全開にするワムウ!

ワムウ「問題はどれ程の強さか…!」

宙に飛んだロギンズを真っ直ぐ鋭い眼光で射抜く!

ロギンズは身体を風が包み込んだかのような感覚を味わった!

ロギンズ「中々の眼力だ…!あのカーズにも引けを取らないレベルだ!」ブワアアアア
644: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/14(木) 22:03:23 ID:iu4.CZU6
ロギンズは懐から丸めた布のようなものを取り出しワムウに投げた!

ワムウ「中になにか入れてあるのか…!?」ビュウア!

ズバァ!

風を集めた手刀で切り裂く!

中には…

なにもない!

ワムウ「…?」

なんだ…?奴は一体何を狙っている…?
645: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/14(木) 22:27:20 ID:iu4.CZU6
細切れになった布がワムウのプロテクターに巻き込まれていく。

ロギンズはさらに布をワムウに向かって投げつける!

ワムウ「貴様…一体何のつもりだ…!」

ビリィ!

ロギンズ「簡単な事だ…貴様の風のプロテクターを'貴様自身'に解かせようとしているだけだ…!」ブオオァ!
破れ果てた布がまたプロテクターに吸い込まれていく!

細かではあるがワムウの風のプロテクターに布の’色'が見え隠れしてきた。
646: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/15(金) 00:01:02 ID:7RwmsoSw
ロギンズ「そろそろか…」シュルル!ブワアアアア!

腕に巻きつけていた長いマフラーを解き、波紋を流す。

ワムウ「ふむ…波紋が伝わる速度が違うな…そのマフラーは何か特別な代物とみた…」

ロギンズ「お前の言うとおりだ…このマフラーは100%波紋を伝える事が出来るマフラー…このマフラーで貴様の鎧を壊す!」

ワムウ「やれるものならやってみるがいい…そんな布切れで出来るものならな…」ス…

ワムウ「まあ…いつまでも俺がそれを待っているわけがないがな」ドヒュウ!
648: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/15(金) 22:29:31 ID:7RwmsoSw
ロギンズに向かって跳躍し、腕をかざすワムウ!

ドヒュルル…

風が巻き起こりロギンズの身体を引っ張る!

ロギンズ「これをどうよけるか!?」バシュウ!

マフラーをワムウに向かって放つ!

当然マフラーはワムウのプロテクターに吸い込まれていき先端から切り刻まれていく。

ワムウ「…!」バッ!

風のプロテクターを解き、下がる。
649: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/15(金) 22:40:55 ID:7RwmsoSw
バラッ!

プロテクターに巻き込まれていた布切れが宙に舞い、ひらひらと漂う。

バリィ!

ワムウ「…これは!」

マフラーの切れ端が一枚の布切れと接触し波紋が流れた!

ロギンズ「ダメージは与えられなかったが…プロテクターを'解かせられたな…'ワムウ!」ドンッ!

ワムウ「なるほど…布切れも波紋を通しやすい素材で出来ていたのか…あのままプロテクターを纏っていたら負傷していたやもしれぬ…!」

ロギンズ「よく除ける事が出来たな…まさか初めて見るであろうこの技を除けられるとは思わなかったぞ」バッ!

マフラーを投げ捨てるロギンズ!
651: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/15(金) 23:53:02 ID:7RwmsoSw
ワムウ「まさか鎧を自分で脱ぐ事になるとはな…」ゴオォ…

ワムウの四肢を風が取り巻く。

ワムウ「いいだろう…ッ!」ドヒュウ!

ロギンズの視界から消えるワムウ!

ロギンズ「…な!?」

ワムウ「まずこのワムウに殺される資格はあるッ!!」ガオォン!

突然上から攻撃されるロギンズ。

ロギンズ「ぬう!?」
652: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 00:06:40 ID:I4ssv00M
辛うじて波紋を纏っていた為再起不能には至らなかったが…背中を掠めてロギンズの一歩下の階段に舞い降りた。

ロギンズ「くそ…ッ!?」ゴアッ!

鋭い足蹴りがロギンズの顎に飛ぶ!

バシュシュシュ!

足に纏った風がロギンズの正面を切り刻む!

ワムウ「…なるほど、流石は波紋の師範代といったところか…」

足に纏わせた風がロギンズの身体を切り刻んだように見えるが、皮一枚といった所で届いていない!

ロギンズはこの一瞬で、攻撃が来るであろう部分に波紋を集め、ガードしていたのだ!
653: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 23:01:02 ID:I4ssv00M
しかしそれでも顎を蹴られた衝撃は殺せない。

宙に打ち上げられるロギンズ。

ロギンズ(風を纏い威力と速度を増している…!これが風の流法か…ッ!)

宙で無防備になる身体!

ワムウ「これならどうする…?」ブォワ!

頭についた刃糸を振り回し風のスクリューを生み出す!
654: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 23:13:42 ID:I4ssv00M
真下で起こる風の力を把握する。

ロギンズ(もはや落下は免れん…ならば!この勢いを利用して攻撃を…!)

波紋を手に集める。

ブワワワオゥ!

風の鋭さが増す!

腕を下に落とし落下の力をプラスする!

パンッ!

手を合わせて波紋を集中させる。
655: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 23:27:28 ID:I4ssv00M
風のスクリューに落下するロギンズ!

バヒュウウゥ!

ロギンズの指先がスクリューに巻き込まれていく!

ロギンズ「ぐぬ…!」バチバチバチ!

指から血が吹き出す!

ワムウ「いくら波紋の力といえども我が風の力には一歩届かないようだな…!」グルルル!

バリバリバリ!

傷を負いつつもスクリューを越えてくる腕!
656: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 23:33:40 ID:I4ssv00M
ワムウ「ほう…!」グッ!

腕に力を溜め、ロギンズを狙う!

ロギンズ「せめて一矢報いてくれるッ!!」バチンッ!

合わせた手の平に弾く波紋を集め、右手をワムウに向かって打ち出す!

ワムウ「ぬう!?」ドヒュウ!

予想以上の速さに驚くワムウ!

ロギンズ「どうだァァッ!!」ブワワワ!
657: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/16(土) 23:41:09 ID:I4ssv00M
ブシュッ!

ワムウ「…!」

右手がワムウの脇腹を掠める!

ロギンズ「ふ…一矢…報いたぞ!」

口から血を吐き出すロギンズ。

その腹にはワムウの蹴りが深々と突き刺さっていた!

ドォz_ン!

後方に吹き飛ばされる。

ロギンズは階段下の穴へと堕ちていった_
658: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/17(日) 22:23:36 ID:dI43NTQA
下ろした脚を血が伝って滴り落ちる。

ワムウ「危なかった…ッ!あと少し位置が違えばこれくらいの傷では収まらなかっただろう…!」フウゥゥ…

脇腹の傷口に風が集まる。

ワムウ「波紋の師範代…貴様に敬意を表そう…」

ビシビシ…

徐々に波紋による傷みが癒えていく_
659: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/17(日) 22:33:32 ID:dI43NTQA
バシュウ!

風が散り、残った脇腹には傷が無くなっていた。

ワムウ「…カーズ様が居ない…恐らくこの建物の一階であの小僧と勝負をするおつもりだ…」

階段を登る。

ワムウ「あの小僧もJOJOのように才ある波紋戦士だが…運が無かったとしか言えんな…」カツ…カツ…

ワムウ「カーズ様の心は煮えたぎる溶岩のように恐ろしい…あの小僧は助からんだろう…」

_…
660: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/17(日) 22:40:31 ID:dI43NTQA
_ホテル内 通路

シーザー「ハァッ!ハァッ!」

シーザーは痛めつけられていた!

この暗い通路の中で奴は俺の動きを完全に見切っている!

それに奴は遊んでいる…!

いつでも俺の首を切り落とす事は出来た筈なのにそうしない。

ジワジワと斬りつけて楽しんでいるのだ!
661: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/18(月) 02:06:51 ID:Dl0nD5As
バシュウンッ!

シーザー「!?」

頬に傷みが走る。

「フフフフ…どうだ…?捉えられまい…このままじっくりと貴様をいたぶり殺してやろうか…?」

声だけが聞こえる。

シーザー「舐めやがって…!」

迂闊だった。

あの切れ味を前に不利だと感じ、狭い通路におびき出して迎え討つつもりがまさかこんな…
662: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/18(月) 23:48:53 ID:Dl0nD5As
シーザー「シャボンカッターッ!」

壁に向かって撃つ。

ギャリギャリギャリッ!

シャボンがどんどん壁を切り裂いていく!

シーザー「ハアァァ!」ボゴン!

シーザーの波紋を含んだ拳が壁をぶち抜き光が差し込む。

(壁を壊して光を取り入れるか…賢い選択ではあるがな…)
663: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/18(月) 23:58:39 ID:Dl0nD5As
(このカーズとサシで戦うにはまだ速すぎたようだなァ!)

迫り来るカーズ!

まだシーザーは背を向けている!

(太陽の光の中にいるから安心しているようだなァ…だがこのカーズがちょっぴりでも陽光に当たる事すら出来ないと思っているその甘い考えが命取りよッ!)ズザザザザ!
664: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 00:03:38 ID:oEVJo4q2
腕から刃を出すカーズ!

(体の至る所からでも刃を出せる我が流法…この刃を陽光が当たる部分に出し、高速で動かす事で光を反射して防ぐ事が出来る!)

バシュシュシュ!

体左半身から突き出でる剣山!

シーザー「…」

(通り過ぎ様に貴様の体を…)

影から…

(削り取るッ!)

陽光へ!
665: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 00:32:24 ID:oEVJo4q2
ピカァッ!

(!)

ジュッ!

カーズの肩を何かが貫いていった!

カーズ「こ、これは…!?」

肩の傷口から煙が出ている。

そして傷みも。

シーザー「この穴は…」

「_!」

シーザー「ただがむしゃらに開けた訳ではない!」

シーザーの周りに何かが滞空しているのをカーズはみた!
666: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 00:43:58 ID:oEVJo4q2
ピシュンッ!ピシュンッ!

カーズ「く!」

堪らず壁と同化して隣の部屋に逃げ込む!

カーズ「一体奴はどうやって…!」

ギャルギャルギャルボゴァッ!

カーズのいる部屋に穴が空いた!

カーズ「チィ!」

シーザー「やっと披露出来るぜ…!俺の最大の武器_」

シーザーの周りが虹色に輝く!

シーザー「シャボンレンズッ!」

to be continue_
667: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 02:00:06 ID:hv3tmQgo
正史のワムウ曰く自分以上に苦戦を強いられる相手だったんだっけ
668: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 05:17:13 ID:l8GwAivQ
>>667
うむ
カーズがどう切り抜けるか気になる
669: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 23:02:58 ID:oEVJo4q2
カーズ「レンズ_!なるほど…よく考えたな小僧…!」シュウウゥ…

肩の傷口が徐々に塞がる。

…しかし治りが遅い。

波紋ではなく'あの'太陽の力を直に当てられたからか!

シーザー「対柱の男用の技だ…わざわざこの場所に来て正解だったッ!この場所はこのシャボンレンズと相性がいい!」ギャオッ!

シーザーから放たれたシャボンレンズが部屋に侵入してくる!

カーズ(考えるのだ…所詮は光…壁などで隔てれば容易く遮断出来る)
670: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/19(火) 23:23:40 ID:oEVJo4q2
カーズ(問題は…どうやって奴に近づくか、だ…)カシュ…

流法を発動して身構える。

カーズ(身体全体を覆う程の刃は行動を阻害する。しかも陽光を確実に防げるとは限らない)

レンズがカーズを取り巻き滞空する。

カーズ(ならば動きを予測し必要最小限の部分で流法を使用すればいい…)

外穴近くのレンズから光が放たれ部屋内のレンズに光を与えていく。

カーズ(簡単な事だ_)
671: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/20(水) 00:25:25 ID:ILdTMGqY
ギュラアアアァッ!

カーズがいる場所に眩い光が集中する!

パチンッパチンッ

シーザー「そこか!」

左側の通路に光を飛ばす!

シュンッ!

輝彩滑刀で反射させて光から身体を護る!

カーズ(ふむ…)
672: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/20(水) 00:36:46 ID:ILdTMGqY
再び壁の中に隠れるカーズ。

カーズ(シャボン玉で位置を探知しているのか…)

辺りに漂っていた小さなシャボン玉。

側を通っただけですぐ割れる脆いシャボン玉だ。

奴はそのシャボン玉が割れたかどうかでこちらの位置を掴んでいる。

カーズ(ワムウの予想は間違っていなかったということだな…)
673: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 00:27:45 ID:ZrQecKn.
シーザー(やはりこの技は強力だ!現時点で俺が使える技の中で一番奴らに効く技だ!)

シャボンレンズを更に辺りにばら撒く。

これで奴が何処から出てきても攻撃出来る!

それと同時に脆いシャボン玉もばら撒く。

通常のシャボンに波紋を少し混ぜただけのものだ。

これが割れた時は何かが通って割れたということだ。

抜かりはない。
674: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 00:36:03 ID:ZrQecKn.
シャボンレンズが飛んでくるのが見える。

カーズ(ワムウは俺が陽光を防ぐ術がないから苦戦するといった)

カーズ(確かにその通りだ。このカーズの流法ではあの陽光を'防げない')

カーズ(だが別の使い道が出来るのだよシーザーよ…)カシュ…

シャボンがない空間に出て輝彩滑刀を構えるカーズ。

ザシュアッ!
675: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 22:26:32 ID:ZrQecKn.
シーザー「!」

探知した!

シャボンの波紋が消える感覚!

左側通路からだ!

シーザー「太陽の光を喰らえ!」

ビシュウ!

光が通路を照らす!

ビリィッ!

シーザー「…!?」
676: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 22:31:39 ID:ZrQecKn.
何故だ。

背後からも探知したぞ…?

シーザー「くそ!」ビシュアッ!

左側通路を向いているのだから気配は右側通路からするということだ。

だがここは太陽の光の入り口!

光は何回でも照射できる!

シーザー「カーズ!また身代わりなどという卑劣な手を使ったのだろうが貴様の行動は手に取るようにわかる!」

左右側にレンズからレンズへと光を集中させる!
677: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 22:53:18 ID:ZrQecKn.
シーザー「攻守において死角なし!そのまま燃え尽きてしまえッ!」

ドス

キュイーン_

頭の中でとても高い音が鳴り響く。

なんだ?

カーズの仕業か?

ジワ…

腹部が突然暖かくなる。

何故だ?

あ…
678: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/21(木) 23:41:12 ID:ZrQecKn.
あ…'紅い'…

これは血…

誰のだ_?



俺の_?
682: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/22(金) 21:58:35 ID:T1Vmp0yw
腹部に何か鋭い物が刺さっている。

これは…手…?

指の部分が鋭い刃になった手が突き刺さっている。

ドスッ

今度は後ろから…

感覚が麻痺していて何処に刺さっているのかわからない。
683: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/22(金) 22:00:56 ID:T1Vmp0yw
684: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/22(金) 22:07:38 ID:T1Vmp0yw
一階階段付近_

ジョナサン「ロギンズ師範代!大丈夫ですか!?」コオォォ!

ロギンズの胸に両手を置いて波紋を流す。

ロギンズ「う…」

息を吹き返すロギンズ。

腹の傷も血が出る事はなくなった。

心臓がある胸の部分に波紋を流す事によって急激に生命活動を活発にすることができる。

体の隅々にまで波紋を巡らせて治癒させる事も出来る部分なのだ。
685: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/22(金) 22:24:37 ID:T1Vmp0yw
リサリサ「ジョジョ。行くわよ」

ジョナサン「し、しかしまだ傷が…」

リサリサ「戦えない者に余力を使う必要はないわ」ザ…ザ…

階段を登っていくリサリサ。

ジョナサン「ではシーザーは!」

ピタ…

リサリサの足が止まる。
686: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/22(金) 22:34:28 ID:T1Vmp0yw
ジョナサン「貴女を慕い、尊敬していたシーザーを放っとくのですか!?」

ダイアー「…」

リサリサ「…えぇ。シーザーなら心配ありません。彼なら必ず生き残るでしょう」

嘘だ。

シーザーの実力を否定したのではない。

'今言った'リサリサの'言葉'が嘘なのだ。

ジョナサン「何故見てもいないのに断言出来るんですかリサリサ先生…!」

リサリサ「…」

リサリサはこちらに背を向けている。
688: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/24(日) 18:11:39 ID:yHMWyvD2
ロギンズ「シーザーは…!この階の奥の通路に入っていっ…た…!」

咳き込みながら話すロギンズ。

ジョナサン「奥の通路ですね…?そこにシーザーが…」

ロギンズ「俺の事は…いい。何とか歩けそうだ…」

ジョナサン「すみませんリサリサ先生…!僕はシーザーを放っとく訳にはいかない!」ダッ!

奥への入り口に向かって走るジョナサン。

リサリサ「…」

リサリサは口を開かない。
689: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/24(日) 19:15:09 ID:yHMWyvD2
ダイアー「…止めなくて…よかったのか?」

ジョナサンの背中を見送る。

リサリサ「いいのです。例え止めたとしてもジョジョの性格なら構わず行ってしまうでしょう」

リサリサ「それに…」

リサリサの頬を涙が伝う。

リサリサ「これ以上あの子と話していると私の決意も揺らぐから…!」

ダイアー「…」

リサリサ「我々は赤石を守らねばなりません…」

リサリサ「誰が…命を落とそうとも…!」
690: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 00:02:36 ID:mKZqCsQ.
再び階段を登り始める。

悲しい女性だ。

自らも重大な戦力であるが故に勝手な行動をすることが許されない…

いや…

'リサリサ自身'が悲しみ立ち止まる事を許さないのだろう。

まだカーズはシーザーの所にいる。

その間にワムウを倒すというのだろう…

ダイアー(リサリサの背中が…泣いている…)
691: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 00:23:31 ID:mKZqCsQ.
_

シーザー「…ッ!ッ!」

ピシュウッ

残り少ない力を振り絞ってレンズで陽光をカーズに撃ちだす。

カーズ「その陽光を待っていたのだ…」カシンッ!

カーズの体を半透明な刃が囲う。

カーズの身体を陽光が包み込む!
692: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 22:11:57 ID:mKZqCsQ.
シーザー「…!!」

カーズ「'やった!これでカーズを始末できた!…とでも考えていたか?」シュウゥ…モゴ…

カーズの切り落とされてなくなった左足と右足の根元の部分が蠢く。

シーザー「…!?」

何故だ_

陽光を浴びているのに_

これではまるで_
694: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 22:21:36 ID:mKZqCsQ.
カーズ「どうした?酷く動揺しているぞ小僧…」モゴァ!

切断した部位に肉が迫り出し、どんどん元の形に戻っていく。

シーザー「ば…かな…!」ドクドク…

陽光は柱の男達にとって「毒」ではなかったのか!?

そしてみるみるうちに元の体型に戻っていく。

カーズ「ふぅ~…貴様を倒す為に切り落とした足が貴様の技によって元通りになるとはなぁ~…?」
695: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 22:27:18 ID:mKZqCsQ.
シーザー「切り落とした…足…だって…!?」

カーズ「何を不思議がっているのだシーザー君」ヒタ…ヒタ…

動けないシーザーに近づくカーズ。

シーザー(な、なんだ…!?身体が動かない…!出血のせいではない…!徐々に身体の自由が奪われているような…!)

カーズ「それはお前がよく知っているだろう?さっきも見てたじゃないか俺の両脚を…」ヒタ…

シーザーの後方に立つ。
696: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/25(月) 22:39:00 ID:mKZqCsQ.
カーズ「さっき貴様に撃ち込んだものはなァ…」

カーズ「
俺の脚だ


_!

カーズ「随分と陽光で小さくなってしまったがなぁ…まぁ充分だろう」

カーズ「簡単にいうとだ…陽光は確かに我々にとって「毒」だ。だが古くからこんな言葉があるだろう?『毒をもって毒を制す』…と」

カーズ「'毒を制す'為にお前の技を少し利用させて貰ったわけだ…だが真に制すには赤石が必要だがな…まあ何はともあれ楽しむ事が出来たよシーザー…」ポン…

シーザーの背中に手をつく。

カーズ「これはその礼だ…」
698: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/26(火) 22:40:15 ID:djrZyGlE
ビシュアッ!

シーザー「が…!!」

シーザーの背中から刃が突き出す。

カーズ「一度我が肉体から離れた脚だが…俺は自由に動かせられるのだよ」ス…

ザグゥッ_

カーズ「貴様の身体に入り込んだ我が両脚の輝彩滑刀は貴様の身体を蝕み…」

ドシュッ_

カーズ「貴様の身体を内側からボロボロにしてしまったわけだよ…」

グシュッ_
700: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/26(火) 23:00:20 ID:djrZyGlE
カーズ「どうだァ…?内側から突き出す刃の感想はァ?」

ザリッ_

カーズ「俺が触れた部分から順に刃は飛び出していく…」

グチ_

カーズ「さて…もう全部突き出した所だろうなァ」

カーズ「ハハハハァ!なんだその姿はァ!?まるで落ち葉が突き刺さって取れないでいるハリネズミのようだァハハハハァァァ!!」

「」

カーズ「クハハハハ!ハァ…」

カーズ「そろそろ貴様に飽きた…殺すか」カシュ!

カーズ「もう生きているかどうかもわからないがなァ…フフフ」ザッザッ
701: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/26(火) 23:58:09 ID:djrZyGlE
首を垂れるシーザー。

その姿に生気を感じる事は出来ない。

カーズ「これでエシディシも浮かばれるだろう…貴様の血で清めてやる…」ザッザッ

ザッ_

立ち尽くすシーザーの目の前に立つ。

カーズ「ゾクゾクするぞ?貴様の首を刎ねる所を想像するとな…」

カーズの輝彩滑刀がシーザーの首に近づき…
704: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/27(水) 22:38:33 ID:0TmdsDd.
ガシィッ!

カーズ「!?」

驚愕するカーズ!

こ、この小僧…まだ動けるのか!?

ゆっくりとカーズに組み付くシーザーの腕!

カーズ「貴様…離せッ!!」

鋭い蹴りを放つ。

ドバァッ!

弾かれただと!?
705: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/27(水) 23:09:17 ID:0TmdsDd.
ブワアアアアア!

凄まじい波紋がシーザーを包み込む!

カーズ「こいつ…一体何処にこんな力を!?」

見るとシーザーの肌の表面の様子がおかしい。

表皮が剥がれていく…!

カーズ「こいつまさか!無理矢理体内から波紋エネルギーを引きずり出しているのか!」

シーザー「お…れも…」ゴオオオォ!

カーズ「!?」
706: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/27(水) 23:19:34 ID:0TmdsDd.
シーザー「何も…しないで死ぬのは…ッ!ゴオオオォ!

カーズを掴む力が強くなる!

カーズ「ぐう!?」ジュウウ!

シーザーの手の下でカーズの皮膚が焼かれていく!

シーザー「御先祖に…!申し訳なくて…ッ!」ジュクッ!ジュクッ!

シーザーの顔から血が吹き出す!

シーザー「あの世に…ッ行けない…ぜ…ッ!!」ブワワワワワ!

シーザーの身体の至る所からシャボン玉が作り出されていく_
707: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/27(水) 23:50:11 ID:0TmdsDd.
カーズ「何をする気か知らんがまずいッ!!」シュラアァ!

激しく発光する刃!

ズバンッ!

シーザーの腕を切り落とす!

シーザー「せめて…!貴様だけは…!!」ゴワワワワワ!

カーズに向かって飛ぶシーザー!

カーズ「チィッ!」バシュッ!
708: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/27(水) 23:57:56 ID:0TmdsDd.
バシュ_

シーザーの身体が徐々にシャボン玉に変わっていく_

限界を超えて波紋を作り出し、身体中を巡る血液の流れをあえて乱し、爆発させて無理矢理シャボン玉を作ったのだ_

それも大量の_

今のシーザーの姿が見えなくなるほど_

ジョナサン「…ッ!!」

そこにとうとう二人の居場所を突き止めたジョナサンが辿り着く_
710: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/29(金) 21:43:56 ID:K8xLyOzg
ジョナサン「こ…これは!?」

通路の一箇所に赤い'何かが'漂っている。

ジョナサン「なんなんだ…?これは…」

警戒するジョナサン。

カーズが何かしたのだろうか…?

警戒しながら少しずつ距離を詰めていくジョナサン。
711: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/29(金) 22:32:12 ID:K8xLyOzg
フワフワ…

赤い何かの塊から一つの丸いものが宙に浮き、ジョナサンの元へと漂ってくる。

ジョナサン「…」

警戒するジョナサンだったが何故かこの何かに対して特別な感情が込み上げてくる。

シャボン玉だ。

赤いシャボン玉_

赤い_
712: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/29(金) 22:36:25 ID:K8xLyOzg
両手で持とうとする。

バリバリバリッ!

ジョナサン「…!シーザー…ッ!?」

シャボン玉を通して波紋エネルギーがジョナサンの身体に流れてくる!

そしてこの波紋の感覚_

紛れもなくシーザーのそれだった_

ジョナサン「あぁ…あ…!」
714: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/30(土) 11:20:32 ID:xEtTJu4s
シャボンを掴む指に力がこもる。

バチン_

奥のほうの赤い塊から音が聞こえる。

バチンバチンバチンバチンッ!

あれも…シャボン玉…

そしてとうとうジョナサンが包み込んでいるシャボン玉だけになってしまった…

ジョナサン「シ…シーザー…ッ!」

手の中のシャボン玉が震える。
715: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/30(土) 11:28:50 ID:xEtTJu4s
バチン_

手の中で静かに割れるシャボン玉。

そして中から彼のバンダナが…

ジョナサン「シーザー…君はここで…ッ」

ジョナサン「ここで…!」

ジョナサンの瞳から涙が零れ落ちる。

ジョナサン「あ…あああ…」

それはもはやジョナサンの意思に関係なく流れ落ちている。

ジョナサンにはどうすることもできなかった_
716: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/30(土) 11:38:06 ID:xEtTJu4s
ジョナサン「シィィザアアアァァァ!!!」

通路をジョナサンの悲痛な叫びが駆け巡る。

ジョナサン「ああぁぁぁ_!」ポロ…ポロ…

だがしかしもう彼は帰ってこない_

その現実に対してジョナサンは_

ただ泣いた_



To Be Continued_
720: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/01(日) 23:12:45 ID:Xf0OGN36


まさか…奴があんな行動に出るとは思わなかった…!

ズヌウゥゥ…

壁を伝わり一気に'あの'部屋まで戻る。

完全勝利…苦労もせず汗もかかずに奴を蹂躙する予定が…!

まさか…

まさかこんな…ッ!
721: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/01(日) 23:21:02 ID:Xf0OGN36
カーズ「…ハッ!…ハッ!」ダラダラダラ…

'恐怖'を感じるとは!

カーズ「ええい!クソがッ!手間取らせおって!」

勝利を手にし、奴を殺したのに…!

'敗北感'が込み上げてくる!

カーズ「それに波紋を食らうとは!さすがは捨て身の攻撃といった所か!」シュウゥ…

波紋の痛みを感じる。
722: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/02(月) 00:30:31 ID:JXG2MRd2
カーズ「気に食わんが…最後の最後まで攻撃を加えようとするその意思…」

カーズ「 認めよう…! 」

「カ、カーズ様…大丈夫ですか?」ノソノソ…

部屋の前に着く。

カーズ「…問題はない」

扉前の吸血鬼の額に指を翳す。

「カ…カーズ様…?」

カーズ「'これでな…'」
723: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/02(月) 00:35:34 ID:JXG2MRd2
吸血鬼の額に突き刺すッ!

ズギュンッ!ズギュンッ!

「カ…ッ!アッ…!」

体の傷が癒えてくる。

カーズ「FUUUUUUUU…」

「A…」

ギュルッ!

最後に指先から圧縮した脳みそを取り込む。

カーズの傷は完全に癒えたッ!
724: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/02(月) 00:45:50 ID:JXG2MRd2
カーズ「やはりただの人間を喰らうよりは'肥えさせた'方がよいな…」

部屋に入り、隅に転がる石仮面の山を見る。

「カーズ様…いかがでしたか…?」

カーズ「ワムウ…」

扉を開けた真正面。

部屋の中の台の上にワムウは鎮座していた。

カーズ「やはりお前の'戦闘者としてのカン'は外れる事はないようだ…お前の言う通り'苦戦'した所だ…」

ワムウ「出過ぎた事を申しました…何なりと罰をお与えください…」

こうべを垂れるワムウ。

カーズ「いや…それでこそお前を信用出来るものよ…頼もしい限りだぞワムウよ」

ワムウ「有り難きお言葉…」
725: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 00:13:02 ID:4F4h8/Z.
カーズ「奴らがここに来るのも時間の問題か…」



ワムウ「カーズ様…」

…ゴゴ

カーズ「…わかっておる」

空気が変わった_

シャボン玉の小僧のような敵意ではなく…

ゴゴゴゴ…

圧倒的な殺意が!

ゴゴゴゴゴゴッ!
726: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 00:20:36 ID:4F4h8/Z.
バゴォンッ!

大きな音を立てて扉が破壊され、一匹の吸血鬼がカーズに向かって吹っ飛ばされる!

カーズ「きたか…」パシュンッ

「KUA…」ズパァッ!

切り裂かれた吸血鬼はカーズの真後ろに飛んでいき、壁にめり込んだ!

そして煙の中に影二つ。

リサリサとダイアーだ!
727: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 00:25:04 ID:4F4h8/Z.
カーズ「ほう…感じるぞ?貴様らの殺気を…」

カーズ「大事な弟子を失って心中穏やかではあるまい…どうした?怒らないのかァ?」

静かではあるがゾッとするような低い声で語るカーズ。

リサリサ「…」

カーズ「ふ…まあよい。貴様ら!こいつらを八つ裂きに…」

リサリサ「してもいいのかしら?」
728: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 00:30:35 ID:4F4h8/Z.
カーズ「…なんだと?」ピタ…

まさかこの場合に及んで命乞いなどするというのか?

いやまさかな…そんな気があるならわざわざこの場に乗り込んで来ない筈だ…。

カーズ「…どういう意味だ?」

このまま殺してやるのもいいが…'何か'仕組んだのかもしれぬ。

残りの二人の波紋戦士がいないのも気にはなる…。

リサリサ「さあどうする?私達を殺す?それとも…」

カーズ「…話してみるがいい」

リサリサ「…」ニヤリ

リサリサは不敵な笑みを浮かべた。
730: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 22:44:51 ID:4F4h8/Z.
_

ロギンズ「…はっ!」パチ

ロギンズ「…どうやら…気絶してしまったようだ」

ジョナサンやリサリサ、ダイアーがそれぞれ歩み始めた後、ロギンズは体に鞭を打って加勢しに行こうとした。

しかしやはり激戦後、直ぐに気を失ってしまったのだ。

傷は治せても失った血までは治せないのだ。
731: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 22:50:14 ID:4F4h8/Z.
ガチャ…

ふと気付く。

ここはあの廃ホテルではない?

ここは…

「気付かれましたか…」

ロギンズ「う…」

シーザー…?

ロギンズ「ジョナサンが間に合ったのか…よかった…」

「ロギンズ師範代?」

ロギンズ「…!」

違う。

シーザーではない。

ジョナサンがいた。
732: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/03(火) 22:57:42 ID:4F4h8/Z.
ロギンズ「ジョナサン…?」

ジョナサン「すいませんロギンズ師範代。これから赤石をリサリサ先生に届けなくてはならないんです」

赤石…ここはサンモリッツのホテルか!

ロギンズ「赤石を…?」

ジョナサン「はい。どうやらリサリサ先生はカーズ達に赤石を賭ける事によって有利な立場にしようとしています」

ジョナサン「では僕はこれで…安静にしておいてください…」

ロギンズ「…」

バタンッ

赤石を賭けるか…リサリサも思い切った賭けをしたな…

それにしても…何故ジョナサンの姿がシーザーに見えてしまったのだ…?
734: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/04(水) 00:05:39 ID:PzB8x1pI
ジョナサン「…」

あの写真は…

何故リサリサ先生がエリナおばあちゃんの写真を…。

そしてあの赤ちゃんは一体…

それにストレイツォまで…

一体リサリサ先生は何者なんだ_
738: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/05(木) 00:21:06 ID:pId8omOg
ピッツベルリナ山_古の闘技場_

ジョナサン「リサリサ先生!ダイアーさん!」ザッ

とうとう辿り着いた戦場。

どうやら決闘場所はカーズ達によって決められたようだ。

リサリサ「…」

ジョナサンが持っている物に気付く。

ダイアー(…いよいよ話す時が来たのか)

リサリサ「…これを見たのですねジョジョ」

頷くジョナサン。

リサリサ「…いいでしょう。話さねばなりません。その写真の全てを_!」
739: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/05(木) 00:26:32 ID:pId8omOg


リサリサ「_これが真実…」

ジョナサン「…」

ダイアー(リサリサ…'まだ'明かす時ではないということなのか)

闘技場で揺らめく炎を見つめるダイアー。

ダイアー(もし事実を知ってしまってはリサリサ自身に危機が迫った時、ジョナサンは身を呈して彼女を守りに行くだろう)

ダイアー(…いや、ジョナサンの性格なら例え事実を知らなくても…。少しでもジョナサンが冷静にいられるように隠しているのか…)

炎の色が一瞬血の色に映る。
740: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/05(木) 00:32:35 ID:pId8omOg
ジョナサン(リサリサ先生…貴方も過酷な道を…なんて悲しい人なんだ_)

リサリサ「話は以上です。そろそろ始まるようです」

ウオオオオオオオオォ!!!

雷の様な爆音が闘技場に響き渡る。

この場にいる吸血鬼共の歓声だ。

こんな中で闘っても大丈夫なのだろうか…

リサリサ「心配ないわジョジョ」

ジョナサンの考えを見抜くリサリサ。

リサリサ「いざという時にはここにいるダイアーが吸血鬼の相手をしてくれます。貴方は闘いに専念しなさい」

ジョナサン「…はい!」
741: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/05(木) 00:43:13 ID:pId8omOg
歩き始めるジョナサン達。

向こう側からカーズ達が歩いてくる。

ジョナサン「…」

カーズ「よくぞ逃げずにここに来たな…褒めてやろうではないか」

ジョナサン「…ッ」ギリッ!

こいつがシーザーを…!

ダイアー『落ち着けジョナサン…』

カーズ「おぉっとそんなに焦るな…物事には順序というものがある。貴様とここで闘うのもいいがそれではここに来た意味がない…」

カーズ「条件を飲んだのだ…此方のルールに従って貰うぞ…?」

リサリサ「これではっきりするわ…生き残るのが我々人類か、闇の一族か…」

ドオオォォz_ン!
742: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/06(金) 00:08:47 ID:iZgjy.jY
_第一戦_

_ジョナサンVSワムウ_
743: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/06(金) 00:25:32 ID:iZgjy.jY
円形の闘技場_

その真ん中にある火が灯されている大きな台座を大勢の吸血鬼が必死に動かしている。

カーズ「…」

まさか騎馬戦を拒むとはな…

どうやらあの小僧とはサシで闘いたいようだな…

ワムウよッ!
744: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/06(金) 00:30:55 ID:iZgjy.jY
台座が退かされ、闘技場の中央には広大な舞台が出来上がる。

「ひゃはははは!」

その中央を取り巻く部分に油を捲く。

そしてその吸血鬼の中を歩く二人の姿。

「ワムウ様ァァァ!そんな小僧一捻りでぶち殺してくだせぇよぉぉ!!」ギャハハハハハ!

「てめぇみたいな野郎がワムウ様に勝てるわけねぇだろぉがよぉ!なんなら俺が今殺してやろうか?」ブハハハハハ!

ジョナサン「…」

ワムウ「…」
745: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/06(金) 00:33:58 ID:iZgjy.jY
ジョナサンには何も聞こえていない。

ただ風の音だけが聞こえてくる。

とても静かだ_

そして何故か心が湧き踊るような感覚…

「いよいよここまで来れた」と_
746: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/06(金) 00:40:04 ID:iZgjy.jY
感じる。

以前出会った時とは比べ物にならない程強く逞しく!奴はこのワムウのと同じ地に立っている。

あの時見逃した羊が狼になって帰ってこようとは…

ワムウ「フフ…なんと強力に成長したものよ」

あの時の状態でさえこの体に傷を付けた才能。

「待った甲斐があったッ!」とワムウは思った。
749: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 00:04:34 ID:U.wnLrpk
カーズ「出揃ったか…このような催し物を見るのも久しぶりだな…」

リサリサ「ならしっかりと見ているがいいわ。これが最後の決闘なのだから」

カーズ「ふははは!中々面白い事を言う。この試合が終われば次は貴様らの出番だぞ…?貴様らこそよく見ておくがいい…」

ダイアー「…」

カーズ「俺の相手は…お前か」

リサリサ「いいえ私よ」

カーズ「貴様のような女が俺の相手だと…!?これは傑作だ。後ろにいるその男のほうが強そうだがな」

リサリサ「見た目で判断しているのなら痛い目を見るわ。そうやすやすと長生きはしていない」

カーズ「ふん…まあいい(長生き…?)そろそろ試合だ…貴様らの教え子が無残に引きちぎられりのをよく見ておくがいい…」
750: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 00:11:35 ID:U.wnLrpk
「カーズ様!準備完了いたしました!後は点火だけです!」

カーズ「うむ。では始めるか…」

高台に立つカーズ。

カーズ「…ではこれより!ジョナサン・ワムウ対ジョジョの対決を執り行うッ!」

「ウオオオォッ!!」

カーズ「ルールなどはない!ただ単純に相手を殺せばよい!」

「ウオオオォッ!!やっちまぇー!!」

「ワムウ様ー!!」

「同胞の仇をー!!」
751: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 00:53:43 ID:U.wnLrpk
ドドドドドドドドド

ジョナサン「コオオオォ…!」バヒュウウゥ…!

独特の構えをとり、波紋を全身に緩やかに広めていく。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ワムウ「…ッ」ドヒュウゥ!

ワムウの体から風が吹き荒れ、舞台のチリを吹き飛ばしていく。
755: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 23:32:16 ID:U.wnLrpk
カーズ「両者準備は万端のようだな…横槍、手助け無しの真剣勝負というやつだな…」

ワムウを見て呟くカーズ。

あんなに気迫を漲らせたワムウを止める事はできまい。

カーズ「よし…試合…」ス…

手を振り上げる。

カーズ「開始ィィィィッ!!」

バァァァァンッ!
756: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 23:37:37 ID:U.wnLrpk
ゴォォアッ!

銅鑼の音を業火が掻き消した!

その業火はジョナサンのいる舞台を中心に闘技場全域に広がっていった!

「ヒュー!!ここまで熱気が伝わってくるとはなァァ!」

「苦労して油蒔いたからなァ。そりゃあすげぇ炎ってもんよ」
757: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 23:44:56 ID:U.wnLrpk
ダッ!

ジョナサンが先に仕掛ける!

走りながら足に波紋を流し、そして拳を包む。

ザッ!ザッ!ザァ!ザァオ!

徐々にジョナサンが踏みつける足から波紋が地面に流れ、土色の地面を波紋の光が塗りつぶしていく。

ワムウ「…!」

ワムウは動かない。

そのワムウに向かって物凄い速度で近づくジョナサン。

波紋の力で跳躍力を増幅しているのだ!
758: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/08(日) 23:53:27 ID:U.wnLrpk
ジョナサン「オオォ!」

ジョナサンの拳を山吹色の波紋が包み込み、ワムウに向かって突き出す!

ブワァァ!

目の前にあった筈のワムウの身体が消え、拳が何も無い空間を通過する。

ジョナサン「!」

上だ!

ジョナサンの頭上にワムウがいた!

リサリサ「足から風を噴出させて空に浮いた…!それもあんなに速く!」

カーズ「奴は風のワムウの異名を持つ男だ…それくらいの事は容易い。そして風を利用することで足に力を込めずに空に浮き、そこから様々な部位に力を込めて攻撃出来る」
759: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/09(月) 00:03:41 ID:T1b9iri.
ワムウ「ヌウゥ!「ガゴンッ!

ワムウの片腕がジョナサンの頭上から降り降ろされる!

カーズ「足に力を込めて飛ぶなら余程高く飛ばねば込めた力は足に残ったままだ…直ぐには力を攻撃には変換できん…」

カーズ「しかし!風を利用したなら別!身体の何処にも力が入っておらぬいわば0からどのようにも力を込められる!何処からくるかわからぬ攻撃を果たして防げるか!」

ジョナサン「うおぉ!」ズドン!

両腕を上に掲げ、山吹色の波紋を集めて受け止める!

グンッ!

ジョナサンの身体が沈み込む!

そこにワムウのもう片方の腕が迫る!
760: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/09(月) 22:21:28 ID:T1b9iri.
ジョナサン「コオオォォ!」ヴン!

ワムウの腕が迫る腹の部分に山吹色の波紋を集中させる。

ワムウ「SIAAッ!」ドゴッ!

ワムウの腕がジョナサンの腹に突き刺さる!

バチィッ!

カーズ「なに!」

リサリサ「ジョジョも再戦するまでの間無駄に過ごしてきたわけではない!既に彼は一人前の波紋戦士!」
761: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/09(月) 22:27:33 ID:T1b9iri.
ジョナサン「うおおぉ!」ガッ!

腕を弾かれて体制が崩れたワムウを掴み、地面に叩きつける!

ワムウ「ぬう!?」ドシャアッ

凄まじい力…!

このワムウの身体を地に叩きつけるとは!

キィィィィン!

甲高い音が聞こえる。

ワムウの目の前にはジョナサンの拳が!

ドゴン!
762: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/10(火) 00:40:44 ID:EqLQESd2
衝撃で巻き上がる土埃。

ジョナサン「…!」

煙がある一定方向に向かって流れていく。

ワムウ「FUUU…!」ブゥオオォ!

ワムウの風だ!

ワムウの突き出された両腕から風が_!

ワムウ「 神 砂 嵐 ッ ! 」

ゴォォアアッ!
765: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 22:26:15 ID:KpR2t1dg
リサリサ(ジョジョ…!)

カーズ「ワムウは肉体を自在に変化させられる…奴の一撃をそれで防がれたのだろう」

カーズ「終わったな…ワムウの神砂嵐を至近距離で喰らい、無事だったものはいない」

カーズ「よくて瀕死…いや運が'悪くて'瀕死…かな。ハハハ…」パチンッ

タタタ…

一人の吸血鬼がグラスを持ってくる。
766: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 22:33:52 ID:KpR2t1dg
「あの炎の中では何がどうなったんだ!?」

「馬鹿野郎!ワムウ様があの小僧をぶち殺してくれてるんだよ!」

トクトクトク…

グラスに真紅の液体が注がれる。

カーズ「…」クイ…

舞台の上で神砂嵐に弾き飛ばされたジョナサンが地面に叩きつけられる。

リサリサとカーズがいる場所は舞台が上から見える高い位置にある。

そして二人の様子もよくわかる。
767: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/11(水) 23:01:01 ID:KpR2t1dg
ワムウが地面に背をつけ腕を突き出し、ジョナサンは地面に横たわっている。

カーズ「…ふぅ~正しく勝利の美酒という物だな」

グラスを空にしてカーズは息を吐く。

カーズ「どう足掻こうが小僧が不利なのは明らかだ…早くもこの勝負、決着がついたな」

リサリサ「それはどうかしら?」

カーズ「ん…?」
768: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 22:29:37 ID:G.sutNKI
カーズ「!」

_

ワムウ「ヌウアァッ!!」シュウゥ…

悶えるワムウ!

地につけた背からは煙が立ち上っていた。

ワムウ「一体いつ波紋を…!?」

ワムウ「…ハッ!」

ゆっくりと立ち上がりジョナサンの方を見る。
769: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 22:40:50 ID:G.sutNKI
ジョナサン「く…!」

傷付きながらもゆっくりと身体を起こすジョナサン。

ワムウ「ジョジョ…!貴様まさか…!」

ジョナサン「はぁ…はぁ…あらかじめ神砂嵐を出す事はわかっていた…!わかっているなら対処は出来る!」

ワムウ「…なんという奴だ…我が神砂嵐の恐ろしさを知ってもなお!俺に攻撃を加えるとは…!」

ブワアアアア!

ジョナサン「恐ろしいさ。だが僕はその恐怖を乗り越える!」コオオォォ!

ジョナサンを腕をゆっくり回し、波紋を操る。

ジョナサン「思考その2…'恐怖を我が物としろ!その時…呼吸はみだれない!'」シュウゥゥン…!
770: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/12(木) 23:17:50 ID:G.sutNKI
_

リサリサ「ワムウの神砂嵐を受ける少し前に地面を殴ったジョジョはその拳に纏った波紋を地面に流し込む」

リサリサ「その波紋でワムウの背中を焼き、自分は神砂嵐を受ける瞬間に足に波紋を集め、地面の波紋と反発させて後方に飛んだ!ジョジョ!攻撃と防御を一度に行うとは!」

カーズ「ワムウ…自慢の神砂嵐を少なからず防がれたというのに奴の表情は憤怒に狂っていない…」

カーズ「以前までの奴なら激昂するはず…!ワムウめ…あの小僧に感化されたとでもいうのか!」
772: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/14(土) 23:39:28 ID:XF2dbodY
_

ワムウ「いいだろう…ジョナサン・ジョースター…。このワムウにとって強者こそ友であり尊敬するもの!我が必殺の奥義を乗り越えようとするお前のその勇気!お前と戦える事を誇りに思うぞ…」

賛美の言葉を告げるワムウ。

ジョナサン(ワムウの体から風が…!吹き上げてる!)

明らかにいつもと風の出方が違う!

ワムウの表皮を突き破って出ているのだ!
773: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/14(土) 23:45:55 ID:XF2dbodY
ワムウ「俺はこれまで'望まぬ戦い'をしてきた…」ゴォア!

ワムウの身体から風が吹き荒れ、ジョナサンの視界を一時的に封じる!

ジョナサン「く!」

直ぐに目を開けるジョナサンだが目の前に近づくはワムウの拳!

ゴガァ!

打ち上げられるジョナサン!

ジョナサン「が…!」

ワムウ「仇打ちを望む者…命を奪いに来る者…弱き者…!」
775: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/15(日) 00:04:02 ID:/kZYhmJs
打ち上げられたジョナサンにワムウの回し蹴りが迫る!

ジョナサン「_はあぁぁっ!」グアッ!

渾身の力でワムウを蹴り飛ばす!

ワムウ「_ッ!」

仰け反るワムウ、そこにジョナサンのラッシュが迫る!

ジョナサン「うおおぉ!」ブワアアアア!

バギィァァ!

波紋で固めたジョナサンの拳をワムウは風のスクリューを纏い相殺する!

ワムウ「…この戦いはいままでにないほどこのワムウの胸を躍らせるぞ!ジョジョ!」
776: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/15(日) 00:21:45 ID:/kZYhmJs
ワムウの突きをジョナサンは肘で軌道をずらし

ジョナサン「せやッ!」シュッ!

ドッ!

ジョナサンの足蹴をワムウは膝で受け止める!

ジョナサンは風の刃で、ワムウは山吹色の波紋で徐々に傷をつけていく!

ジョナサン「僕も…貴方に生かしてもらい戦える事を誇りに思う!」キィーン!

拳に山吹色の波紋を限界まで貯め、ワムウに打ち出す!

ワムウ「RUOOOOOO!」ビシュルルル!

ワムウも風を拳に集め、ジョナサンに打ち出す!

風の密度が恐ろしく濃く、ワムウの拳が見えなくなるほどのものだった!
779: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/15(日) 22:54:58 ID:/kZYhmJs
_

舞台を取り囲む炎が大きく揺れる。

「すげぇ衝撃だ…おい!もう少し近くで見ようぜ!」

「K…A…」ボタボタ…

「ひ、ひい!?」

ダイアー「…」

「て、てめぇ!俺たちに手を出すつもりなッ!?」ガッ

ダイアー「出来るだけ敵兵は潰しておきたくてな…」

グシュ_
780: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/16(月) 22:26:13 ID:B8DzvRQ6
_

バリバリバリバリッ!!

風と波紋が激しくぶつかり合っている!

カーズ「…」

カーズの目から見ても互角のぶつかり合い…

勝負の行方に不安を感じるカーズ。

何故_?

それは奴が_

ワムウが「戦闘者」として'あまりにも'純粋'過ぎるからだ!
781: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/16(月) 22:34:20 ID:B8DzvRQ6
リサリサ「ジョジョの波紋…明らかにエネルギーが増している…」

リサリサ「ワムウの風と渡り合えるほどに…!」

リサリサ「…」

リサリサ「…ッ」


リサリサ(シーザー…あの技をジョジョに…)ポロ…
783: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/18(水) 22:16:05 ID:e95J5eRM
_

バキイイィーzン!

ガキィィィーzン!

風と波紋がぶつかり合って奇妙な音が響く!

ガァァンッ!

ジョナサンの拳を受けた衝撃を利用して炎の淵に移動するワムウ!

ジョナサン「!」

そしてワムウは!

ワムウ「闘技_」

あろうことか'炎の壁'に向かって腕を突き出した!
784: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/18(水) 22:26:29 ID:e95J5eRM
ワムウ「神砂嵐ッ!」

炎の壁に打ち出される風の暴力!

ゴワアアアア!

風は炎を巻き込み火の嵐を生む!

ジョナサン「なんて業火だ…!」

ワムウ「ヌウゥゥンッ!」ゴゴ…

ワムウはゆっくりと炎嵐をこちら側に動かしてくる!

ゴガォッ!

地の石ころは宙に舞い、炎に包まれる!
786: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/19(木) 23:00:12 ID:LO0oDp6A
迫る炎の嵐を前にジョナサンは考えた!

どうすればいいんだ_と!

ふとジョナサンは思いついた。

炎を使えるのならエシディシのように炎を冠する事も出来た筈…

だがワムウは「風のワムウ」だ。

ワムウが極め、行使出来るのは風だけなのだ。

ジョナサン「これに賭けるしかない!」
787: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/19(木) 23:05:59 ID:LO0oDp6A
ドシュウウゥ…

ジョナサンの腕に満ちるは緋色の波紋!

ジョナサン「はぁぁ!」ダッ!

地を蹴り業火の中に突っ込んでいくジョナサン!

ゴオォオオアッ!



ワムウ「やはりそう来たか_」シュルルル!
788: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/19(木) 23:15:52 ID:LO0oDp6A
ジョナサン「_!」

ワムウ「俺が炎を上手く扱えない事に気付き炎の中を突っ込んでくると予想していた…」シュルルルッ

荒れ狂う業火の狭間_

ジョナサンの視界には踊り狂う炎嵐が裂け、その切れ目からワムウが見える。

そのワムウの背から多数の管が飛び出している。

その管に空気が吸い込まれている。

ジョナサン「目くらまし…か!」

ワムウ「目くらましにしては多少の犠牲を被ったがな…そうでもしなければお前にこの技を当てられまい…」ドシュルルルッ
789: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/20(金) 22:18:22 ID:e4gosIzw
_

カーズ「…!」ヒタ…

カーズの顔から汗が滴り落ちる。

カーズ「ワ、ワムウ…止すのだ…!」

リサリサ(カーズのこの様子…ワムウがどのような技を出すか知っている…!)

リサリサ(しかしこの焦りよう…ただの技ではない…?まるで爆弾を抱えて特攻する家族を見るような…)

リサリサ(まさか…!)

リサリサ「ジョジョッ!!」

カーズ「辞めるのだワムウッ!!」
792: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/21(土) 22:30:39 ID:23Qoi8Qc
_

ワムウ「最終流法_」

ジョナサン「…」

ジョナサンにはワムウの額の角に風が吸い込まれていくのがはっきりみえた。

ビリ…ビリ…!

空気が震える。

肌の表面が空気の振動を感じとる。

「この技は恐ろしい技だッ!」ジョナサンはそう思った。

足が竦む。

しかし引けない。
793: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/21(土) 22:32:30 ID:23Qoi8Qc
ここで引いたら命は助かるかもしれない。

だが確実に僕は彼に…

ワムウに…

'負ける'

それだけが頭に浮かんでくるのだ。
794: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/21(土) 22:35:19 ID:23Qoi8Qc
ジョナサン「ハアァァァ…」コオォォォ

波紋の呼吸をする。

ただ強く練るのではない。

落ち着いて_

静かに_

柱から水が流れ落ち、地面に吸い込まれていくように_

ジョナサンを中心に波紋エネルギーを地面に広げていく_
795: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/21(土) 23:06:04 ID:23Qoi8Qc
オオォォォ_ン

地面を'波'が走る。

まるで雫が落ちた水面のように…

ワムウ「このワムウの奥義を前にして引かぬか!流石だジョジョッ!そうでなくては面白くない!」ギュルギュルギュル!

圧縮した空気が爆発しようとする!

ギュンッ!

だがワムウはそれを許さない。

ワムウは更に風を圧縮し、留めた!

熱を帯びる風。

もはや風ではない別の何かにも見える!
796: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/22(日) 22:13:53 ID:s/B1dNMo
ジョナサン「風が…'見える'!」

それほどまでに圧縮された風。

それを前に身構える。

ジョナサンは自分に言い聞かせた。

常識で考えてはいけないと_

この距離だから届かないだろう

近づいて攻撃してくる

など、常識に囚われた考え方を捨てた。

身体が反応する本能に従って行動するのだ…!
797: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/22(日) 22:16:42 ID:s/B1dNMo
ズガァンッ!

ジョナサンの背後の地が抉れた!

屈んでいたジョナサンには当たらない。

悪寒がする、ゾッとする、冷や汗が滴る

だが今は考えている暇はない。

感じなければ!

ワムウの風の動きを!

直ぐに横に飛ぶ!
798: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/22(日) 22:23:06 ID:s/B1dNMo
バシュ!

先ほどまでジョナサンが居た場所に向かって一筋の切れ込みが造られる!

その切れ込みはワムウの居る場所から一直線に伸びている!

ワムウの角から放たれた風のムチが地を斬ったのだ!

ジョナサン「伝われ!波紋ッ!」バシュン!

拳を地に打ち付け、波紋を流す!

あらかじめ流れていた波紋によって勢いを増し、凄まじい速さでワムウに向かっていく!
800: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/25(水) 22:37:46 ID:dTmL3jfE
バシュンッ!

しかし波紋が流れる地面ごと風のメスで切り取られてしまう!

ワムウ「このワムウに死角はない…この技は神砂嵐と違って視界を遮らない。そして俺が見たものに正確に攻撃を加えられる…」ドシュルルル!

ジョナサン「…!」ヒュッ

必死に風のムチを除けるジョジョ。
801: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/25(水) 22:42:43 ID:dTmL3jfE
_

カーズ「く…ワムウ…このままでは貴様は負けるぞ…!」

カーズには見える。

最終流法を使ったワムウの身体にヒビが入っていくのを!

カーズ「あの小僧が逃げに徹すれば貴様は自分自身の技で自滅することになる…!わかっているのかワムウよ…!」

リサリサ「わかっている筈よ。あの柱の男は…」

カーズ「なんだと…?」

リサリサ「逃げに徹すれば自滅する、ということを…だけどそれ以上の事をワムウはわかっている…」

リサリサ「'ジョジョは逃げも隠れもしない'ということを!」
802: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/25(水) 23:04:04 ID:dTmL3jfE
_

ワムウ(ぬう…!思ってたよりも反動が大きいな…!決着をつけねばなるまい…)

額から風を噴出、ムチを形作り螺旋を描く。

ギャルルルル!

ジョナサン「…これしかない!」コオォ!

ブオオォーz_

両腕に一気に波紋を集め地面を叩き放出!

波紋色は山吹色!
807: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/27(金) 22:49:41 ID:VBTL9aZE
ワムウの方向に向かって走る山吹色の波紋!

その波紋は先ほどまでの波紋と違い、大きく!そして輝いていた!

ワムウ「中々のエネルギーだ…しかし届かなくては意味などない!」ピシュッ!

ムチが波紋が流れる地面を裂く!

ジョナサン「うおおおぉ!」バシュンッバシュンッ!

激しく移動しながら何度も波紋を地に流すジョナサン!
808: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/27(金) 22:55:48 ID:VBTL9aZE
流れる山吹色の波紋を纏う地はワムウの風の刃によって宙を舞い、或いは裂かれる。

ワムウ「…今か!」ドシュルルル!

波紋を切り裂きそのままジョナサンに向かって風の槍を突きつける!

ワムウの風は真っ直ぐにジョナサンへと向かっていく!

それは恐ろしいほどの速さで飛んでいく!

ジョナサン「ふん!」バチィ!
809: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/27(金) 23:03:48 ID:VBTL9aZE
跳ぶジョナサン!

ワムウの風の槍は外れて炎の土台に突き刺さる!

ジョナサン「これならいける!」

空高く跳んだジョナサンはワムウを見据えて叫ぶ!

ワムウ「甘いな…渾楔颯は我が肉体に限界が訪れるまでなら何度でも作りだせるぞ!」ピシュル!

新たに額から空気を圧縮した風が覗く。

このままワムウに向かっていけば結果は明らかだ!
810: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/28(土) 22:28:37 ID:YSPWraM2
額の角を中心に風を操り、宙のジョナサンを狙う。

ワムウ「…」ピシュルッ!

ジョナサンめがけて飛ぶ風の槍!

ヒュバァァァ!

限界まで圧縮された風と波紋がぶつかり奇妙な音が鳴り響く。

波紋で固めていたとしてもワムウが操る風には負ける

風を捌くジョナサンの腕には切り傷が!
811: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/28(土) 22:32:39 ID:YSPWraM2
堪らず地に落ちるジョナサン。

ワムウ「考えが甘かったなジョジョ…俺の技から逃げられると思っていたのか!」ドシュルルル!

地を這うワムウの風!

今度はまるで蛇のように地を這ってジョナサンに襲いかかる!

波紋を集めるジョナサン!

荒れ狂うワムウの嵐をどう躱すのか!
812: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/28(土) 22:38:20 ID:YSPWraM2
バチッバチッ

ワムウ「ぬ?」

バチッ!バチッ!

何かが弾ける音が聞こえる。

風が荒れ狂うジョナサンの方からだ。

ワムウ「…!」ドシュルルッ!

ワムウは気付いた!

今ジョナサンがいる'位置'が何なのかを!
819: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/03(金) 22:36:56 ID:FjOsZXL.
なんと!先程斬り裂いた地面の破片が波紋を帯びてスパークしているではないか!

ジョナサン「この地面を!」バチバチバチ!

片足に波紋を巡らせ地を踏む!

ダンッ!

バチィッ!

宙に舞う地面の破片達!

それは大小様々な破片!

ジョナサンが波紋を地面に流し混んでいた地面の破片だ!
820: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/03(金) 22:40:49 ID:FjOsZXL.
ジョナサン「ハァッ!」バッ!

自身も宙に跳び、ワムウの攻撃を躱す!

ワムウ「ぬう!?」ドシュルル!

ワムウに向かって飛んでくる石のつぶて!

グシュ!

それは波紋を帯びていた!
821: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/03(金) 22:48:23 ID:FjOsZXL.
ジョナサン「オリャアッ!」バチンッ!

ジョナサンは!宙に舞う自身の周りにある地面の欠片をワムウに向かって撃ちだしていたのだ!

たかが石の欠片でワムウに傷をつけるつもりか?

違う!

ただの石の欠片ではない!

欠片は今!波紋を帯びている!

その波紋を帯びた欠片を波紋を纏ったジョナサンの拳で撃ちだす事で波紋同士を反発!威力の底上げをしていた!

ワムウ「ぬぅぐく!!」グシュ!ドシュ!

身体に埋め込まれていく欠片!
823: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/04(土) 22:44:42 ID:ugaKqxjs
ワムウ(防御に転じなければッ!!)ピシュルル!

風の槍は結束を失いただの風へと四散する。

だがワムウは刃を失ったものの強固な鎧を手に入れた!

バシュッ!バシュッ!

風のプロテクターによって弾かれる波紋の弾丸!

ワムウ自身も自身の奥義、渾楔颯の為の空気供給管を併用してのこの防護風…

風のプロテクターには不滅の信頼を寄せている!
824: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/04(土) 22:55:09 ID:ugaKqxjs
ジョナサン「やはり防御したかワムウ!」

周囲に丁度良い大きさの破片があることを確認する。

ジョナサン「今こそ貴方を'乗り越えて'みせる!」キュイィィン!

足に限界まで波紋を集中させる。

フォォォォン…

波紋の純度が高まる!

その足で波紋を帯びた破片と接触させ、波紋を一点集中!

ジョナサン「波紋を集め、反発…爆発させる!」

ドオオォォーz_ン!
825: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/04(土) 23:01:51 ID:ugaKqxjs
凄まじい音を立ててジョナサンがワムウに向かって突っ込んでいく!

その手は凄まじい輝きを放ち、漆黒を照らす!

ワムウ「来るかジョジョ!!」ブワアアアァ!

風のプロテクターを最大活用して構えるワムウ!

引く事は無い。

ただ構えるだけ!

それが自身の’風'に対する自信とジョジョに対する覚悟!

弾丸のような速さで迫るジョナサンを前にしてワムウは微動だにしない!

'乗り越える'か_!

'打ち砕く'か_!
826: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/05(日) 18:15:27 ID:z7JYDDps
ズバァァァァァン!!

吹き荒れる暴風!

「ああああ!?」

「ワ、ワムウ様!」

カーズ「…!」

リサリサ「ジョジョ…!」

風は周囲の炎を吹き消し、煙を巻き上げる。

舞台の様子は見えない。

誰にも_
827: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/05(日) 18:25:06 ID:z7JYDDps
_

『フ…フフフ…流石だジョナサン・ジョースター…』

『まさかこれほどまでの'戦士'になるとはな…』ヒュウウゥ…

「…」

たちこめる砂埃の中、一部分だけ風の流れが周囲と違い外界との接触を絶っていた。

「僕がここまで強くなれたのも貴方のおかげです…貴方があの時僕を…」

巨漢は腹に突き刺さった腕を引き抜く。

ブシィィィィ!

血が吹き出し宙を赤く染めるが直ぐに風に吹き飛ばされる。

巨漢の身体から血と同時に風が漏れているのだ。
828: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/05(日) 18:33:51 ID:z7JYDDps
つまりもうその男の命の灯火は消える事を意味していた。

『自分の性に従ったまでの事…心からお前の成長を見れてよかったと思っている…』

「…」

『悔いはない…俺はお前と出会う為に何万年も彷徨っていたのかもしれぬ…』

「貴方とは…'違う出会い方'をしたかった…」

『ふ…さらばだ…』シュウウゥ…


ワムウ『ジョ…ジョ…』
830: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/05(日) 18:43:52 ID:z7JYDDps
_

「煙が晴れていくぞ!」

「どうなったんだ一体!?」

まだ薄く残る砂埃から一筋の風が吹き抜けてジョナサンの姿が現れる。

「な…!」

カーズ「…」ガシッ!

宙を走る風を掴むカーズ。

その様子を後ろから見るリサリサ。

リサリサ「…」

カーズ「次は我々の番だ。覚悟するがよい」ザッ…ザッ…

ダイアー「いよいよだな…」

いつの間にか背後にいたダイアーにリサリサに話しかける。

リサリサ「ジョジョはワムウに勝ちました。彼の師としてこれ以上の喜びはありません。次は私が応える番です」

カーズの後を追うリサリサ。

ダイアーには舞台から此方に歩いてくるジョナサンが決闘前より大きく見えた。
837: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 22:22:40 ID:zYELf9CI
カーズ「…」



「ひっ!お、お父さん…!?」

ワムウ「…ッ」ピタ…

「ううう…ひっぐっ…」

ワムウ「…」クル…

ザッ…ザッ…ザッ…

「…あ…」ビシュ!

ブシィィィィ…

ワムウ「ぬ!?」バッ!

「ガ…ァァ…!」ボタボタッ

ワムウ「カ…」

ワムウ「カーズ様!」

少年の首を刃で貫き振り上げるカーズを見上げるワムウ。
838: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 22:28:17 ID:zYELf9CI
カーズ「ワムウよ…貴様はやはり甘い…波紋戦士の子を逃せば必ずや我々の害になるというのに…」

ワムウ「し、しかし!」

カーズ「しかし、なんだ…?」

ワムウ「…ッ」

ワムウには答えが見つからない。

カーズ「…ワムウよ、これは正当防衛なのだよ。我々は此奴らに脅かされているのだ…。あらかじめ毒を持ち、そして撒き散らすとわかっている花の芽をそのまま放置するか…?しないだろう?」

ワムウ「…はい」

カーズ「見逃さず刈り取るのだ…このようにッ!」ズガッ!

ズバァンッ_

地に落ちる頭

ワムウはその落ちた場所から広がる紅い液体から目を離す事が出来なかった…
839: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 22:38:27 ID:zYELf9CI
_

情、覚悟、相手に対する礼儀…

くだらんな…

ワムウよ…

貴様はその感情さえ'克服'していれば奴には負けず、命を落とさなかった…

この戦で奴らを殺し!赤石を手に入れる事がワムウとエシディシに対してのせめてもの手向け!

なんとしてでも現実のものにしてみせよう…

カーズ「女よ。次の試合…始めから全力で勝負に臨んでやる」

そのためには…

リサリサ「…!?」

カーズ「貴様ら波紋戦士はどうしても正々堂々…この手で決着をつけたくなった!」

どんな手段も使うぞ…ジョジョよ…

To Be Continued_
843: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/08(水) 22:52:21 ID:3wWqv0zM
カーズ「ふふふ…」

カーズはおもむろに倒れているリサリサの足に手を伸ばす。

「グピャアアアアァ!」ジュウウゥ!

何故か吸血鬼の数が減っていたので容易くカーズとリサリサがいる闘技場の真下まで来ることができた。

ジョナサン「…」ドドドドド

カーズ「…」

真下にいるジョナサンに気付くカーズ。

'これから'するカーズの行動でジョナサンの心はどうにもなる。

恐らくサシで戦う場合もっとも危険な状態になるだろう。

ジョナサン・ジョースターの'本気'を目の当たりにするだろう。
844: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/09(木) 01:19:08 ID:jKmNkbNM
カーズ「ウィンウィンウィン…ウィンウィンウィンウィン…」

しかしカーズはリサリサの足を持ち、不可解な擬音を呟きながら脚の表面に指を滑らせる。

ジョナサン「…!」プッツーz_ン

あえてだ。

あえて今の様な行為をしている。

奴の頭を沸騰させるためにだ…。

自分の師なるものがこのような扱いをされて黙っていられるかな?

ましてやあの小僧なら…

段々と脚を滑る指が胴の方に_

バンッ!!
847: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/09(木) 22:08:33 ID:jKmNkbNM
カーズ「!」

体が硬直するカーズ。

音がした方向から凄まじい敵意を感じる。

ゆっくりと視線を上げると…

ジョナサン「カーズ…その女性から手を離せ…」

ドドドドドドドドドド

カーズ「…ふッ」

ザグゥッ!

なんとカーズはリサリサの足に刃を突き刺した!

バキィ!

カーズ「ぬぅ!?」

背後に向かって殴り飛ばされるカーズ!

ジョナサンが一瞬で間合いを詰めてカーズをぶん殴ったのだ!
848: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/09(木) 22:23:51 ID:jKmNkbNM
ドグン!

柱に叩きつけられるカーズ。

カーズ「奴め…いつの間に俺の前に!?」グシュウウゥ…

頬を痛みが襲う。

何故カーズほどの者がジョナサンを安安と近付けてしまったのか!?

ジョナサン「リサリサ先生…」

彼女を抱き起こし傷の具合をみるジョナサン。

ジョナサン「…なんとかなりそうだ…」

バシィ!

カーズの刃を除け、腕を掴む。

カーズ「な!?」

ジョナサン「…お前は許さない!」グググ!

腕に力がこもる!

カーズ「な、何故俺の行動がわかり、捉えられるのだ!?」

ジョナサン「わからないのか!」ガシィ!
849: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/09(木) 22:55:50 ID:jKmNkbNM
ジョナサン「ワムウという偉大な戦士と戦い、'認められ'、乗り越えた僕にお前の小細工は通用しない!」

カーズ「黙れ小童がぁ!」

掴まれている部分から刃を出しジョナサンの手を貫く!

カーズ「貴様はこれで逃れられんぞ!貴様をこれからジワジワと痛めつけてくれよう!ハハハハハ!!」

ジョナサン「…」フ…

真下に向かってカーズを掴み落ちるジョナサン。

カーズ「なんだと!?」

予想外の行動!

ジョナサン「お前が'この場所'にいると彼女に危険がまとわりつく!ならば!貴様を下に引きずり落とせば彼女は助かる!」ガシッ!

カーズ「ぬううああ!貴様ァ!他者の為だけに何故そのように命を投げられるのだ!!」

カーズは腕から刃を突き出しジョナサンの腕目掛けて振り下ろす!

カーズの問いをジョナサンはごく平然と、当たり前の事で応える。

ジョナサン「僕は…'僕は人間だから'だァァァ!!」ゴワアアアア!
850: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/10(金) 21:52:02 ID:ZfBxWBDo
共に落下していくジョナサンにしがみつき己の流法、輝彩滑刀を使用。

ジョナサンの体を無数の刃が貫く!

カーズ「ふ…」ニヤリ…

だがジョナサンの顔は苦痛に歪んではいない!

刃はジョナサンに食いついているのにだ!

ジョナサン「カーズ…!お前は今ッ!重大なミスを犯した!」グイン!

空中での体勢が変わりジョナサンが上、カーズが下になる!

カーズ「き、貴様!まさか!」
851: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/10(金) 22:07:09 ID:ZfBxWBDo
ジョナサン「そうだ!今の貴様は!鎧を纏い重装したも同然!当然僕よりも重い!」

ジョナサン「この落下の力を合わせて貴様に一撃を加えてやる!」ブワアアアアア!

突然カーズの刃がジョナサンから外れる!

見るとカーズの刃は先っぽがジョナサンの波紋によって溶けている!

カーズ「貴様!ワザと輝彩滑刀を使わせたなぁ!?」シュウウウ

刃に残った波紋は少しずつカーズの体へと昇っていく!

ジョナサン「おおおおお!」

カーズ「く!!」
853: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/11(土) 21:59:12 ID:3J.1SYLg
ゲシッ!

カーズ「!?」

ジョナサンは波紋をカーズの体表に流して自分はその波紋と脚の反発力を利用して高台の闘技場に戻った!

カーズ「これは…?」

身体を纏う波紋を見るカーズ。

何のつもりだジョジョ…?

この程度の波紋、身体を撫でるだけで大した痛手にもならん。

命惜しさに逃げたのか?

しかし下を見てカーズは理解した!

ジョナサンの行動の意味を!

カーズ「KUAAAAAA!?」

眼科に広がる突き出した水晶の棘!

ジョナサンはこれを利用したのだ!
854: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/11(土) 22:15:47 ID:3J.1SYLg
「AAAAAA…!」

ザグゥッ!

_!!

下の方でカーズの断末魔が聞こえる。

しかし今は関係無い。

一刻も早くリサリサ先生の手当てをしなくては…

「用意をするのだぁぁぁぁぁ!!我が軍の誇りを結集させて作り出した新兵器でえぇぇぇぇ!我らがトドメをさすうぅぅあああ!」

心強い助っ人もいる。

なんとかなりそうだ…
855: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/11(土) 22:24:46 ID:3J.1SYLg
スピードワゴン「お久しぶりですダイアーさん」

ダイアー「…友の無礼、詫びさせてくれ…」

ダイアー「謝ったところで許しようがない話だが…」

スピードワゴン「…彼もまた怖かったのでしょう…。日々迫り、そして確実に訪れるであろう死に…彼を非難する気はありませんよ…」

ダイアー「…すまない」

スピードワゴン「…ジョジョはあの事を知っているのですか?」

ダイアー「…」

スピードワゴン「そうですか…そろそろ話ておかねばなりませぬな…」

スピードワゴン「'真実を'…」
857: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/12(日) 22:00:49 ID:mYU05hAE
シュトロハイム「我が軍の対吸血鬼、柱の男最終兵器イィィィィ!特大紫外線照射装置イィィィィをおおおお!カーズに向かって発射アアアァァ!」ビシ!

ジョナサン「…」

事前にカーズの体表に纏わせていた波紋の膜…水晶によって貫かれた際にその傷跡から波紋が伝わるように考えて蹴り落としたが…もう少し抵抗するかと思っていた…

ジョナサン「少し呆気なかったような気もするが…」

スモーキー「どうしたんだいジョジョ?なんかしけた顔してるけどよー?」

ジョナサン「え?」

スモーキー「やっと決着が付くんだからもう少し嬉しそうにしなよ!」

ジョナサン「…何かが気がかりなんだ…」

スモーキー「気がかり?」
858: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/12(日) 22:07:57 ID:mYU05hAE
ジョナサン「何か重要な事を見落としているような…」

狼狽しているジョナサンの目の前でドイツ軍によるカーズへの終止符が打たれようとしている!

シュトロハイム「よし!照射しろぉぉぉぉぉ!」

「イエッサーァァァァァ!」

ジョナサン「リサリサ先生…シーザーの仇が今打たれようとしています…」

介抱されているリサリサを見る。

ジョナサン「…」

ジョナサン「…!」

ジョナサン「シュトロハイムさん!その装置を_!」

カーズがいる方向から悲鳴にも似た叫び声が聞こえる。

シュトロハイム「いかん!紫外線照射装置停_」
859: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/12(日) 22:33:10 ID:mYU05hAE
光に包まれるカーズ。

柱の男を知る者ならここで勝利を確信するだろう。

つい先程までのジョナサンもそうだ。

確信にはないにしろ予測はあった。

シュトロハイム達と自分ら波紋戦士達によって柱の男の最後の一人、カーズを消滅させるという未来、ビジョンを思い描いていた。

しかし直前_

例えば蛹から蝶へと姿を変える場面_

その蛹にひびが入る時の様な直前に_

ジョナサンは気付いた。

自分の'気がかり'の意味を_

リサリサを見て気付いた

どこを?

首_

首もと_?

ない_
861: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/13(月) 21:27:55 ID:H0I/sSdc
石が_

赤石が_

いつ先生は無くしていた?

カーズと戦った時にはあった。



'もし'だ


リサリサ先生から赤石を奪い取っていたとしたら_

もし今のカーズが_

’仮面'を被っていたら_?

ダッ!

スピードワゴン「ジョジョ!?」

止めなければ_

最後の柱の男を_

ブワアアアアア!

ジョナサンが作る山吹色の波紋はカーズを包み込む光に呑まれ、霞んでいった_
862: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/13(月) 21:40:13 ID:H0I/sSdc
_イタリア ヴォルガノ島_

ゴボ…

ボゴ…

「_!_ョ!!」

「!ァハ_ァ!」

それが_

意識も定かではないジョナサンが何度目かに思い描いた走馬灯だった。

呼吸が_

出来ない_

痛みはない

ただ身体が動かない

力を振り絞って身体を起こそうとするも僅かに身体が揺れるだけ

うつ伏せで倒れる自身の身体と地面の隙間には何か細い糸が引いている
864: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/13(月) 22:10:51 ID:H0I/sSdc
地面の熱で皮膚と岩がくっ付いている

火口のすぐそばだから熱がすごいんだ

昔、本で見た事がある

こんな形で訪れる事になるなんてね

'こんな'状態なのにジョナサンの頭は冷静だった

やれる事は全てやったつもりだからだ。

目の前の'災厄'に対して_

カーズ「波・紋・かぁ~?やはり面白い力だこの呼吸法はぁ~!貴様の様な虫ケラを葬るには丁度いい能力だと思わんかぁ~?」ビシビシビシ!

シュトロハイム「ジョ…ジョジョォォォ!!」

シュトロハイムは今、身に危険が迫っている。

目の前で憎き敵であるジョナサンの胸な風穴を開けたカーズは次にシュトロハイムへと標的を変えたのだ。

出来る事ならこの身体でカーズを火口に押し出し、プロテクターを纏うカーズをプロテクターごと手榴弾で吹っ飛ばし溶岩で消し去りたく思った。

しかしその行動も無に帰すだろう。

奴は『神』になった。
867: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/14(火) 22:23:56 ID:y8sjnaAQ
実に気分が良い。

最高の気分だ。

あのカラクリ男の身体を構築するネジ一本の表面まで見える!

視力も桁違いになった。

もちろん視力だけではない。

今は腕や羽からだが…慣れればこの身体の髪の毛一本からでも生命を作り出せそうだ!

素晴らしいぞ赤石よ!

このカーズは今!全ての種を超える絶対者になった!
868: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/14(火) 22:39:57 ID:y8sjnaAQ
カーズ「どれカラクリ軍人よ。貴様はもう助からん。しかし喜べ!貴様はこのカーズの記念すべきモルモットになるのだぁ~~!!」モコモコ…

カーズの肩が異常に膨れ上がり脈動する!

シュトロハイム「モ…モルモット…だと?」

カーズ「そぉだぁわかるだろう?貴様らもよく実験動物を扱うだろう~?それと同じだ…」ザッ

シュトロハイム「…ッ!」

カーズ「このカーズは究極生命体になってから間もない…まだわからぬ点もある。だからこそ知るのだよ~。実際に'やってみて'な…」ザッ

カーズが一歩近づくごとに言葉の意味、カーズの発言の意味がわかり青ざめてくるシュトロハイム。

カーズ「恐怖することはない…寧ろ光栄だろう~?このカーズの役に立てるのだからなぁ~?」ザッ!
869: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/14(火) 23:06:53 ID:y8sjnaAQ
シュトロハイム「くそッ…!万事休すか…!」

今のシュトロハイムには’足がない'。

そして装備も_

腕を飛ばそうにも無駄に終わる

最初の一回はまぐれのようなものだ

今撃ったとしても'無駄'に終わるだろう…

シュトロハイム「しかし!」

カーズを究極化させた我々が何もしない訳にはいかない!

ここで動かずは軍人の恥!

動く上半身をカーズに向き直し、右腕をカーズに向ける。

カーズ「またそのような玩具か…最初は少し驚いたがもう通用はしないぞ?無駄な事はやめるがよい」ニヤ…

シュトロハイム「これはケジメだ…せめて一矢向くいてみせよう…!」

カーズ「ふ~…そのような行いこそ「天に唾を吐く」というものだ…」

立ち止まるカーズ。
871: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/15(水) 23:05:47 ID:gDSGa5W6
「…」

虚ろな目でカーズとシュトロハイムを見つめるジョナサン。

その瞳に光はない。

その瞳の前をシャボン玉が通る。

「…」

「…!」

シャボン玉が来た方向を見るとなんとカーズの手元からシャボンが出ているではないか!

カーズ「面白い趣向を思い付いたぞ…'あの'小僧の技で貴様を葬ってやろうではないか~!」ゴボボボ!

手にまるで石鹸を持っているようにシャボン玉を作り出すカーズ!

「…ッ」

ジョナサン「…ッ!」グアッ

ドドドドドドド
872: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/15(水) 23:14:57 ID:gDSGa5W6
シュトロハイム「…ア…!?」

仰天するシュトロハイム!

もう既にたちあがれまいと思っていたジョナサンが今!カーズの背後に佇んでいる!

カーズ「_ッ」ビク_

カーズは驚愕した!

彼は今!「怯えた!」

究極生命体になり、生態系の頂点に立つ者である自分が怯えたのだ!

ただならぬ気配を感じ振り返るとそこにいた!

ジョナサン・ジョースターが!

この男が今自分に恐怖を感じさせたのか!?

いや!そんな筈はない!

今や胸に風穴が空き、死にかけの男!

カーズはつい先ほど抱いた感情を否定した!
873: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/15(水) 23:20:19 ID:gDSGa5W6
カーズ「…驚いたぞジョジョォ…まさかまだそんな傷を負って生きているとはなぁ~」

ジョナサン「…めろ」

カーズ「あぁん?」

ジョナサン「'彼の技'を使うのをやめろと言ったんだ…ッ!」

カーズ「彼の技ぁ…?あの小僧の事か…俺がどう使おうが関係はあるまい…既にシンデイルのだからなぁ~?」

ジョナサン「_」プッツーz_ン

切れた_



僕の中で決定的な何かが

切れた_
877: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 22:36:02 ID:ML4A/ZpA
ジョナサン「ウアアアアアア!!」

カーズに向かって走りだすジョナサン!

カーズ「このカスが…激昂するんじゃあない…!」バババババ!

カーズの右腕が七色に光だし、ジョナサンに向かって突き出される!

シュトロハイム「いかん!ジョジョ!奴のその能力は今余りにも危険すぎる!触れるんじゃあない!」

そう!今のカーズが駆使する波紋は既にジョナサン、リサリサのそれとは比べ物にならない!

もしその右腕で殴られれば、あっという間に皮膚が'溶けて'しまうだろう!
878: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 22:49:22 ID:ML4A/ZpA
ガシィ!

シュトロハイム「!!」

なんとジョナサンは自らその右腕を掴んだ!

カーズ「…!」

異変に気付くカーズ。

'痛い'のだ。

究極化した肉体で作り出した波紋を集めた右腕が。

痛みを感じる。

ジジ…ジ…

なんだ_?

バリ…

右腕と奴の手から_


バチバチバチ!

音が_!
879: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 22:59:56 ID:ML4A/ZpA
ドパァッ!

肩から翼を生やしジョナサンの頭上に一枚の羽を落とす。

キシャァァ!

忽ち羽はピラニアに'生まれ変わり'ジョナサン目掛けて降り注ぐ!

ガシィ!

空いている左手でピラニアを掴むジョナサン!

するとピラニアの身体が溶解し、ドロドロになって地面に落ち、煙を上げる!

シュトロハイム「これは!」

シュトロハイム「同じだ!カーズのあの波紋と!!」

ギリギリギリ!

カーズ「…ッ!ジョジョォ…貴様何故それ程の波紋を使えるようになったのだ…!」バチバチバチ!

激しくスパークする両者の腕!

ジョナサン「そんな事どうでもいいだろう…貴様は僕が倒すのだから!」コオオオォ!

ボゴン!

ジョナサンの首から走る波紋の雷がカーズを掴む手に達した時!カーズの右腕は爆発した!
883: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/17(金) 22:55:26 ID:g6J2RN4o
カーズ「UGAAAAA!?」ボタッボタッ

堪らず後ずさりしジョナサンから距離をとる。

カーズ「ぬぬ…やはりおかしい…!短時間の間に何故それ程まで力が増しているのだ…!」

フゥゥウウン!

ジョナサンの胸に波紋が集まり一層強くなってからまた胸を中心に波紋が広がっていく!

カーズ「!貴様まさか!」ビクッ!

カーズは気付いた!

ジョナサンが急激に強くなった理由を!

カーズ「人の身でありながら究極生命体になった我に傷を負わすとは…!」
884: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/17(金) 23:02:40 ID:g6J2RN4o
シュルルル!

ジョナサン「!?」

先程吹き飛ばした腕を植物に変化させジョナサンの足を絡め取り自由を奪う!

カーズ「貴様のその秘密!それはァ!」ズザッ!

あっという間にジョナサンに近づき懐に忍び込む!

ジョナサン「オオォ!」

腕を振り下ろすジョナサン!

その腕は虹色に輝いていた!
885: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/17(金) 23:11:04 ID:g6J2RN4o
ギュチュイ!

その腕を蛸足と化したカーズの左手が締め付ける!

カーズ「NUAAAAA!」ズバァ!

ジョナサンの胸に手を突き入れるカーズ。

グシュウ!

カーズ「AAAAAAA!」

熱い!

まるであの窪みの中の溶岩のようだ!

ジョナサン「ガアアアアアア!!」ズチィ!

胸に突き刺さったカーズの腕を捩じ切りカーズの顔に向かって拳を打ち出す!

カーズ「だがやはり!」

ガシィ!バリィ!

肩から生えた腕でその拳を捕まえる!
888: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/19(日) 21:27:34 ID:rBAx22Sw
ジョナサンの拳とそれを包むカーズの手に激痛が走る。

カーズ「貴様…」



カーズ「'人間を超えて'しまったな?」
889: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/19(日) 21:36:32 ID:rBAx22Sw
ジョナサン「…!」

グシャア!

ジョナサンの拳が握り潰される!

シュトロハイム「あぁッ!?」

粉々になったジョナサンの右手から覗く白い骨。

そして胸の風穴から漏れる赤い光!

エイジャの赤石だ!

カーズ「吸血鬼でもない生身の人間が何故今の俺と対等に戦えるかようやく分かったぞ…!」

シュトロハイム「赤石を取り込むだと…!?そんな事をしたら…!」

ジョナサン「分かっていますシュトロハイムさん!」

シュトロハイム「!」

ジョナサン「今のカーズに対抗出来る手段はこれしかない…だがこの方法は諸刃の剣。使えば僕の身体がどうなるかはわからない…」

ジョナサン「だけど!この場でなにもしないで死ぬよりはずっと良いッ!!」
891: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/19(日) 21:46:12 ID:rBAx22Sw
カーズ「中々面白い事を言うじゃないかジョジョォ…今までそんな事をした奴は貴様が初めてだ…」

ジョナサン「…ッ!」ドグン!

カーズ「だが辛かろう…強力なエネルギーを持つ赤石をそのまま体内に取り込むのは…」

カーズが空けた傷穴がどんどん塞がっていく!

そしてジョナサンの右手から骨がポロポロ抜け落ち新たな骨がその下から顔を覗かせる!

ジョナサン「グ…ア…!!」

カーズ「便利だなァその再生力…。最も、貴様からすれば凄まじい激痛が走っているだろうが…」

カーズ「なんなら取ってやろうか?その赤石を…まぁ~どっちにしろ貴様は死ぬがなァッ!」
894: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/20(月) 22:49:52 ID:FlXBkziU
波紋を集めたカーズの突きが迫る!

その突きを完治した手の甲で受け止める!

ガチィ!

ジョナサン「ああ…もちろん取るさ…お前を倒した後にッ!」

カーズはまだ気付いていない。

ジョナサンは波紋の達人!

カーズは元柱の男!

この仕組みを利用したのだ!
895: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/20(月) 23:04:00 ID:FlXBkziU
カーズの蛸足が絡みつく腕にも'ある'波紋を巡らせる。

手の甲にも_

カーズ「威勢だけは良いようだが…完全生命と化した俺をどうやって殺すつもりだァ~?」

蛸足を力強く掴む。

カーズ「共に溶岩に落ちるか!?それもいいが~結果は見えているがなァ~」

そう!結果は見えている!

最初にこの火山に来てカーズが地中から出て来た時点で!

一体どうするつもりなのだジョジョ!

今は動けぬ我が身が恨めしく感じる!

シュトロハイム「クソォォ!」ダンッ!
896: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/20(月) 23:28:04 ID:FlXBkziU
ジョナサン「シュトロハイムさん」

名を呼ばれハッと顔を上げる。

ジョナサン「貴方のおかげで吸血鬼達は壊滅させられました。ありがとうございます」コオオオォ

カーズ「…?」

シュトロハイム「し、しかし我々の所為でカーズが…!」

カーズ「そぉ~だ感謝しているぞ軍人よ。貴様のおかげで俺は究極生命へと進化できたのだよォ~」

シュトロハイム「く…!」

ジョナサン「大丈夫です」

ジョナサン「倒す事は出来なくとも…僕が何とかしてみせます」

シュトロハイム「ジョジョ…?」
902: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/21(火) 22:15:09 ID:UjSU0e7k
ズチィ!

蛸足をジョナサンから引き剥がそうとするカーズ!

しかし離れない!

なんだこの力は!?

カーズ「ジョジョォ!貴様一体何をする気だ!?」

カーズは絶叫した!

完全無欠となったカーズを前に!このどうしようもない状況なのに!

ジョナサンは'笑って'いるのだ_

その安らかな微笑みにカーズは恐怖した!

だから今もがいているッ!
903: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/21(火) 22:31:27 ID:UjSU0e7k
逃れられない!

カーズは知らなかった!

波紋には色々な性質がある事を!

山吹色、緋色、青緑、銀色、生命磁気、深仙脈の波紋_

長く波紋を行使すればやがて知るであろうそれらの波紋もまだ波紋を使ったばかりのカーズにはわからない!

そして今カーズは蛸足、腕だけでなく全身が動かなくなった!

何故だ!?

これは圧倒的波紋エネルギーを操るジョナサンの'生命磁気'の波紋によるものだ!

今ッ!カーズは様々な生物を作り出せる!その生物一体一体は自然界に生きるそれと全く同じ!

そして多数の生物の力を行使できるカーズは様々な生命の力を借りて逃れようとしている!

蛸、肩から中途半端に迫り出している鳥の初列風切、足から頭を生やしたピラニア!それらの力を使い逃れようとしているが生命の力を使う毎に鈍くなっていた!

これは生物が出す生命磁気をジョナサンが暴走させているからだ!
905: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/21(火) 22:54:00 ID:UjSU0e7k
「神」となった男の思わぬ弱点だった_

カーズ「貴様ァァァ!一体…!何を!」ギギギギ!

身体が軋み上がる。

さらに!赤石を取り込み波紋の力を何倍にも増幅させたジョナサンの波紋は思わぬ奇跡を生み出す!

カーズ「UGOGGGGGGG!?」

カーズの足から上に向かってどんどんと石化していくではないか!

ジョナサン「この赤石まで使ったんだ…貴様のその力…」コオオオォ!

カーズの手を掴んだジョナサンの手が'真っ白'に変色する!

ジョナサン「その力を世の中に放つ訳にはいかない!」ブワアアアアアア!

カーズ「AAAAGYAAAAA!!」ピシピシピシィッ!

シュトロハイム「カーズがあああぁ!カーズがどんどん地面の石と同化してゆくううぅ!!」

極限まで増幅され、強化された波紋はカーズの神経をも狂わせ、自身に岩や鉱物と同化させたのだ!
908: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/23(木) 22:21:05 ID:oW6Kh3ls
カーズが先ほどまで考えていた事は'身を守る事'。

そして今!自身の体はその意思を尊重し、様々な鉱物が集まった土壌と同化を始めたのだ!

カーズ「動…けぬ…!体…がァ!」ゴゴゴゴゴ!

しかしそれはカーズが今実行したいと考えている行動ではない。

ジョナサンの波紋はカーズの思考と反射の線を歪めてしまったのだ!

シュトロハイム「カーズの足が!足が地面に吸い込まれていくぞぉ!?」

そして次に身体が起こした行動はジョナサンから'遠ざかる事'。

それもただ遠ざかるのではない。

'ジョナサン'が来れない場所へと遠ざかる事だ!
909: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/23(木) 22:30:47 ID:oW6Kh3ls
結果カーズの身体は地中深くまで潜る選択をした!

カーズ「な_何故_俺はこんな_望んでいな_い!」ガガガガ

喉の奥から徐々に鉱物化していくカーズ。

望んでいない?

違うッ!

全ては己が描いた願望なのだ!

呪うべきは今の自身の身体!

究極生命体となった肉体を呪うしかないだろう!

今のカーズに出来ない事は何も無い!

少なくとも今の人類が思い描く不可能な事は全て出来るだろう!
910: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/23(木) 22:43:46 ID:oW6Kh3ls
皮肉な事だ_

もし赤石を使わなければ'現在の様な'状況は起きなかった_

そしてその状況を起こるきっかけも赤石_

エイジャの赤石で手にした力はエイジャの赤石によって崩れ去るのだ_

下半身が完全に地中に取り込まれた今、ジョナサンの白色化した手がカーズに触れた。

ビシィ!
913: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/24(金) 22:05:21 ID:LqaFO.Q6
グジュッ

すると瞬く間にカーズの上半身がジョナサンの手に吸い付き下半身から切り離された。

「_'__」

もう既に言葉を口に出す事も出来ないほど鉱物と同化したカーズ。

白色化していない手で叩いてみる。

キンッキンッ

聞いたこともない音を立てる。

今のカーズをどうにか出来るのは'この手'しかないようだ。

ジョナサン「シュトロハイムさん」

シュトロハイム「ど、どうした!?」

今のこの力でカーズを封印する_

倒す事が出来ないならせめてその行動を封じるしかない。

ジョナサン「…お願いがあります」

そう呟く頃、カーズの下半身は完全に地中に埋まっていた_
914: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/24(金) 22:20:45 ID:LqaFO.Q6
_

シュトロハイム「なんだとぉ!?'その'手を使ってカーズを封印するだとぉ!?」

ジョナサン「はい。勝手ながらシュトロハイムさんには後の事を任せたいのです」

カーズを封印する手段とは!

カーズの下半身が眠るこの島から対極の位置にある海の底にこの上半身を沈めるという方法だ!

ただ沈めただけではいつ復活するかわからない!

だからジョナサンは保険をかけた!

ジョナサン「この'恐ろしい'手と赤石をカーズの上半身に埋め込んで切り離し、カーズの神経を永久に狂わせます」

ジョナサン「シュトロハイムさんには…皆の事を頼みたいのです_」

そう。

赤石を切り離しすということは今のジョナサンが死ぬかもしれないという事なのだ。

胸に空いた傷跡は完治したとはいえまだ赤石はジョナサンの身体のさらに深くに存在している。

無事切り離せるかも問題だ。
915: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/24(金) 22:42:31 ID:LqaFO.Q6
シュトロハイム「…しかしジョジョ!このまま放っておいても大丈夫なのではないか!?奴の半身はこの地の地下深くまで墜ちていった事だし今残る半身をこの地球の裏側の海に捨てるだけでよかろう!お前がわざわざそんな危険を犯さなくても!」

確かにその通りではある。

もはやこの状態のカーズが復活する確率は低い。

例え鉱物化を解除してもいる場は深海、そして半身は地球の裏側。

だが_

ジョナサン「僕はこいつを許す事が出来ない…祖父の死因である石仮面を作り出し、友人を殺し、師騙し殺そうとした_そして復活の可能性が1%でも少なくなるならその行動をした方がいい…」

そして手を見つめる。

ジョナサン「…何より僕は人の理を超えた力を持ってしまっています。もし生き残れたとしても人の道を踏み外しながら生きたくは無いんです」

シュトロハイム「…」

胸に手を当てるジョナサン。

ジョナサン「僕は_」



ジョナサン「人として生き、そして死んでいきたい 」
916: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 01:36:35 ID:Ayrl8GdE
ジョナサン紳士すぎ泣いた
917: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 07:03:06 ID:daT7gzWI
高潔だ……
919: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 22:36:50 ID:UUsYWYK.
ズグゥアッ

ジョナサン「ウグァアアアアアアア!!!」ドグンッドグンッ

胸に手を突き刺し赤石を引き抜こうとする!

グググググ!

真っ白となった腕は例え血にまみれようとも白く輝くことを辞めない!その光景にシュトロハイムは畏怖した!

ジョナサンに対してではない!

このまま赤石を取り出さなかったらと思うと_

グバァッ!

更に輝きを増す腕!

ジョナサンがどうやら赤石を掴んだようだ!
920: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 22:42:11 ID:UUsYWYK.
シュトロハイム「く!」ダッ!

脚の修復を終え、火口から外に向かって走り出すシュトロハイム!

これでここにいる'生き物'はジョナサンだけになってしまった_

グチュルルル!

赤石を目に見えるところまで引っ張り出した!

しかし!

ジョジョの肉体が赤石を手放す事を拒んだ!

心臓周辺の血管がなんと!赤石に向かって飛び出し!ジョジョの赤石を握る手に纏わり付いたのだ!

ジョナサン「グググググゥッ!」

そのままゆっくりと今は動かぬカーズの元に向かうジョジョ!

ザッ!

いよいよここまで来た!
921: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 22:50:13 ID:UUsYWYK.
ジョナサン「ハアーッ!ハアーッ!」スッ

おかしい_

いくら赤石の力とはいえ僕のこの身体_

グチリュルル!

まるで別の意思が備わっているように_

ゴォアアッ!

ジョナサン「!」

赤石を握る手が掴まれる!

シュトロハイムさんか!?

いや_

彼は今この場にいない_

ならこの手は_



「 ジョォォジョォアォァォ!! 」
922: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 22:59:55 ID:UUsYWYK.
ジョナサン「カ…カーズッ!!」

なんとそこには!ジョナサンの手に握られる赤石をどうにかして取り出そうとするカーズの姿ッ!

しかしカーズは今鉱物化している!

ジョナサンの手を引っ張っているのはジョナサンのひびから出た「何か」だ!

「セキセキォアォァォ!セキセキオオオォ!!!」

ジョナサン「ウアアアアア!!!」

ジョナサンは恐怖した!

'これ'はもはやカーズではない!

カーズの意思を持った魔物だ!

このまま赤石'だけ'がヤツに渡れば_

赤石だけでは駄目なのだ!

この’手'もヤツの頭に埋め込まなくては!
924: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 23:11:35 ID:UUsYWYK.
赤石を今のジョナサンの手で包み込み、カーズの頭に埋め込む事で切り離したジョナサンの手から流れる波紋は赤石によって永久にカーズの頭を狂わせられる!

しかしカーズが赤石だけを取り込めばそのまままた肉体が復活してしまう!

ジョナサン「オオオォ!!」

グチュンッ!

カーズの頭のひび割れに向かって赤石を包み込んだ手は減り込む!

「AAAAAGAAAAAAYAAAA!」

後はこの手を…!

切断するだけ…!
925: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 23:16:44 ID:UUsYWYK.
しかし!

ギチィィィィ!

ジョナサンの左手に血管が巻き付き腕を拘束する!

ジョナサン「な!?」

やはりおかしい!

まさか_

最初に胸に風穴を開けられたあの時_!

この身体にカーズが何かをしたのか!?

ジョナサン「ぬあああああ!波紋が!伝わらない!?」ブワアアア!

この血管はジョナサンのもの!

仕掛けをしたのはカーズだとしてもその血管はジョナサンの一部なのだ!

故に波紋が…通じない!

赤石の周辺に有った血管だからか!?

「OOOOOOO!!」

早く…手を…切らなければ…
926: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/25(土) 23:24:01 ID:UUsYWYK.
カーズの頭に手を突き刺しているのに…!

後は手を切り落とし、ヤツの頭に残すだけなのに!

動けない…!!

「ジョジョオオオオォ!!ヤツを封じる波紋を込めろオオオォ!」

ジョナサン「…!」

反射的にその声に従い手に過剰な生命エネルギーを集める!

「UGOAAAAAA!」

「そのままジッとしているんだジョジョオオオオォ!」ブン!

視界に映る影。

飛行機に積んであった斧と…酷い油切れを起こした機械の音_

ズバンッ!

ジョナサン「ありがとう…」

シュトロハイムさん…
929: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/26(日) 22:25:45 ID:emtFsoL2
_数ヶ月後

I sleep here Caesar Antonio Zeppeli

シーザー A ツェペリ
ここに眠る

その傍らにもう一つの墓碑が_

Sleep here Jonathan Joe star

ジョナサンジョースター
ここに眠る

「彼は我々を救い、神は彼らを救うであろう。どうか彼らに安らかな眠りを与えたまえ_」

スモーキー「…」

降り注ぐ雨はいつもより冷たく、朝方射し込んでいた太陽の光はいつもより弱々しかった。

ロギンズ「…」

師範代もジョナサンの波紋の応急処置もあり、今は問題なく動ける。

メッシーナ師範代の墓も此方にしたらどうだという提案もあった。

しかし我々が日々を過ごし、笑い、努力したあの島の全貌が見える場所に埋葬する事にした。
930: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/26(日) 22:35:01 ID:emtFsoL2
エリナ「…」

そして最後にエリナ婆さんが花を墓碑に花を添えた。

エリナさんの事はスピードワゴンさんから聞いた。

今一番辛いのは彼女の筈だ。

しかし彼女は泣いていない。

その彼女を前に僕達が泣く事は出来なかった。

リサリサ先生も…

シーザーという愛弟子を、ジョナサンという息子を亡くしてしまった。

スモーキー「…ッ」

…神は本当にいるのだろうか

もしいるとしたら何故これ程までの悲しみを彼女らに与えるのか?

やり場のない怒り、そして悲しみが込み上げてくる。

ゴオオォ…
935: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/28(火) 22:23:24 ID:r488nUgY
スモーキー「…?」

ゴオオォォォッ

何の音だ?

キキーッ!

スモーキー「!」

黒い車が道の端に止まっている。

誰の車だろう?

「…夫は'別の道から'来ますので私はここで結構です」

バタン

そう言い車から降りる女性。

一見するとお淑やかに見える女性はゆっくりと此方に向かって歩き、リサリサ、ダイアー、ロギンズを見ると泥跳ねも気にせず走り出してきた!
936: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/28(火) 22:32:13 ID:r488nUgY
スージーQ「お久しぶりです皆さん~!」

ロギンズ「スージーQか…いつになくご機嫌だな」

後後わかった事だが今日のこの日までずっとスージーQは塞ぎ込んでいたらしい。

ダイアー「それにしても遅かったじゃないか。どうしたんだ一体?「

スージーQ「実はですね!」


スージーQ「ジョナサン・ジョースターが今日帰ってくるんです!」

「「「な!?」」」

スピードワゴン「何だってぇ!?」

ゴオオオオォッ
937: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/28(火) 22:36:07 ID:r488nUgY
エリナ「ジョジョが…?生きている!?」

スージーQ「はい!皆さんの所に手紙は来てなかったんですか?」

スピードワゴン「いや…全く…」

スージーQ「あれ?」

ゴオオオオォッ!

墓地の遥か上空を飛行機が走る!

先程から何回も近づいているようだが…

一体何の為だろうか?
940: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/29(水) 22:28:25 ID:RCiQ17Lo
_

「さあ!飛ぶのだジョジョよ!ここは戦場ではない!心配するな!」

ジョナサン「は、はい!」

飛行機のドアから顔を出すジョナサン。

やっと帰れるんだ…皆の場所へ…

シュトロハイム「改めて礼を言うぞジョジョッ!'あれ'を誰にも気付かれずに沈めるのはちと骨が折れたが…お前のおかげで世界は救われたのだ!」

ジョナサン「…はい!」

ジョナサン「シュトロハイムさんこそ…ありがとうございました」ス…

右手を翳すジョナサン。

一見すると普通の手だが実は機械仕掛の手_

ドイツ軍の(謎の)技術によりぱっと見わからない程の義手を作って貰った。
941: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/29(水) 22:46:41 ID:RCiQ17Lo
シュトロハイム「それくらい安いものだ…また何かあれば我々を頼ってくれたまえ!」ビシッ

ジョナサンに向かって敬礼のポーズを取る。

ジョナサン「…」ニコ…

ジョナサンもそれに応じる。

バッ!

勢いよく飛び出すジョナサン!

シュトロハイム「…さらばだッ!ジョナサン・ジョースター!」

我が祖国、ドイツを脅かす存在から国を守る為ッ!シュトロハイムは戦地に赴くのだった_
944: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/30(木) 22:10:24 ID:iiFiL3zY
_

ここまで色んな事があった_

かつての波紋戦士ストレイツォ

スピードワゴン爺さんの生存報告

柱の男のサンタナ

親友シーザーとの出会い

目覚める柱の三強人

波紋の修行

祖父を知る男、ダイアーさんと出会い

炎のエシディシの襲撃

カーズとの赤石防衛戦

かけがえのない友を失い

風のワムウに認められ
945: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/30(木) 22:21:10 ID:iiFiL3zY
究極生命体となったカーズと戦い

エイジャの赤石に助けられ

カーズを海の底へと封印した_

まだ争いが絶えないこの時代…カーズを封印した時の事はシュトロハイムさんと僕の秘密_

だが…いずれ話したいと思う

争いが亡くなった平和な世界で…

祖父ジョセフ・ジョースターと_

我が父ジョージ・ジョースターⅡ世_

そして僕の血を受け継ぐ子供達に_


パラシュートを使い地上に降り立つジョナサンを迎えたのはたくさんの涙_

そして涙と同じ数の笑顔だった_
947: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/30(木) 22:51:29 ID:iiFiL3zY
ジョナサン・ジョースター
全てを終え、そしてリサリサが実の母だと知る。スージーQの積極的なアプローチに気づかずにいたが、ある日を境に男女の仲となる。その後はスージーQと共に祖父が生きた地を訪れ彼の生きた証を辿った。

リサリサ
本名 エリザベス・ジョースター
ジョナサンに全てを打ち明けた後、ジョナサン達を食事に誘いジョナサンのテーブルマナーに対し「波紋の修行より先にすべき修行があった」と自覚する。後にハリウッド映画の脚本家と再婚。

ロバート・E・O・スピードワゴン
紫外線装置の小型化に成功した技術力、財力の関係でドイツ軍に協力を強要されるもそれを拒む。しかし全ての事情を知るシュトロハイムとは親交が続いた。89歳に心臓発作でこの世を去る。生涯独り身だった。
958: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/31(金) 23:27:26 ID:Vb8Ya9yY
エリナ・ジョースター
夫ジョセフの'ある'願いを聞き入れてくれたダイアーに心からの感謝の言葉を伝える。最後は孫とその家族、友人達に見守られながら81年の生涯を静かに閉じた。ジョセフが'ある'男と最後に戦った際の'真相'は彼女とダイアーしか知らない_

スモーキー・ブラウン
ジョナサン達との交流、影響を受けて財布スリから足を洗う。「俺もジョナサンみたいな男になりたい!」とリサリサに頼み込んだ所、地獄昇柱を紹介されるが辞退した。後にジョージア初の黒人市長となる。

ルドル・フォン・シュトロハイム
サンタナのデータを基準に作り出された肉体を用いて数々の戦場の兵士に恐れられた。ついた通り名が(ドイツを支える)柱の男ッ!しかし原因不明の事態により1943年のスターリングラード戦線で誇り高きドイツ軍人として名誉ある戦死を遂げた。彼は死ぬまでカーズの行方について口外しなかった。
959: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/31(金) 23:45:14 ID:Vb8Ya9yY
ダイアー
エリナに'ある'真実を告げ石仮面が消え去った世界を過ごす。「もうこの世に吸血鬼が生まれる事はない…これでやっと…」と呟き皆の前から姿を消す。最後の最後にジョナサンにある技を伝授したようだ_



誰もいなくなった墓場_

そこにある一つの墓碑_

その墓碑は他の墓碑とは違う特別な細工が施されていた_

刻まれた名前の上部にステンドグラスで作られた丸い虹色のシャボン玉のデザイン_

毎年毎年ある日になると必ず花が添えられているという_



今日もシャボン玉は鮮やかに輝いている
968: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/01(土) 23:10:49 ID:DSgBmrNA
運命とはわからないものだ_

あるものは変えられない絶対の物、という

あるものは運命とは乗り越える物、という

運命とは最初から決定付けられた物だともいう

しかしこの運命が

もしこの運命というものが

少しでも'ズレて'いたら_
969: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/01(土) 23:20:07 ID:DSgBmrNA
カーズ「ふははははぁ!赤石をついに手に入れた!女!貴様の役目はもう終わりだ~!死ねッ!」ザキィッ!

ガシッ

カーズ「なに…!?」

「てめぇ…」

カーズ「…なんだその男は…先程まで'いなかった筈'!?」



「 てめぇは俺を怒らせた…! 」
970: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/01(土) 23:45:13 ID:DSgBmrNA
エシディシ「な、なんだ!?腕がッ!?」

「痛むんすか?何せ他人の腕だからなぁーッ。バチでも当たったんじゃあねーのかァ?」

エシディシ「ぐうああ!?」ブチンッ!

エシディシ「ぐうう!死体の…腕が!?」

「やっぱ'元に'戻した方が良いよなぁーッ。バチも当たらねーんだからよー!」

エシディシ「貴様…!」

エシディシ「一体何をしたァ!?」
971: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/02(日) 22:43:05 ID:f9ApYb5g
弾き飛ばされるリス!

カーズ「まさか貴様も…!?」

「だからやめたほうがいいと言ったんだ…僕もある程度お前と同じ事が出来る…」

ガシィ!

カーズ「なるほど…ただの人間ではないということか…」

リスを変形させた腕を付けたか…

だがもうあの手には’注いで'いる…!

「命を与え…生み出す…それが僕の能力だ…!」

まだ奴は気づいてはいない…'それを'利用するしかないな…
972: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/02(日) 23:02:11 ID:f9ApYb5g
サンタナ「どけぃ!貴様に構っている暇などない!」グオァ!

「く…単純なパワーなら奴が上…だけど…」

ガァン!

井戸に吹っ飛ばされる身体

「その力でも私の糸を切り離せはしない!」シュルル…!

背中で蠢く紐!

井戸には水がある…

そして奴は私の身体より上にいる…

「ここで決着をつけるッ!」

この勝負、私の勝ちだ!
973: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/02(日) 23:10:49 ID:f9ApYb5g
「なんでだろう…この場所で馬に乗るという事に…運命を感じる…」

ワムウ「勝負はこのフィールドを駆け巡りながら行うものだ…それが我らが行う騎馬戦…」

「あぁ…わかった…」

この試練を乗り越えれば…僕は'ゼロ'になれる気がする…!

フィールドを見渡す

この戦いを通して僕も…成長してみせる。

君に誓うよ…シーザー…

バンダナを腕に巻き姿勢を整える。

カーズ「始めろォッ!

馬は走り出す

'ゴール'に向かって…
974: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/02(日) 23:16:04 ID:f9ApYb5g
「泡…俺と同じ…」

シーザー「何顔ジロジロ見てんだ…なにか言いたい事でもあるのか?」

「……」

「じゃあ一ついいか?」

シーザー「なんだよ?」



「俺は…」



「 誰なんだ? 」
975: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/02(日) 23:24:03 ID:f9ApYb5g
これらは可能性の一つ_

我々が知らない世界の話しである_

父を失い石仮面によって人生を歪められ奇妙な友人と共に'死に'そして長い歳月を得て'生き'た男の違う人生を描いた物が長い間話した今回の物語_

本当かどうかは誰も知らない_

あるのかないのかさえ_

それが_

ジョジョの奇妙な冒険だ_


-ニューヨークのジョナサン-

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