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-ニューヨークのジョナサン-【前編】

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:07:33 ID:b7niQbk2
この話しはー
もしも我々が知る'ジョジョ'の血統にー
ごくわずかな'違い'があったら、というー
物語であるッ!
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:14:29 ID:b7niQbk2
スモーキー「…」

思いもしなかった…

財布を盗もうとした奴に…

'こんな'態度で接してくれる人がいるなんて…

ジョナサン「人の物を盗むのは良くない事だ。だけど腹が減ってしまってはどうしようもない」

ジョナサン「ここのレストランの料理は美味しいんだ!存分に食べよう!」

スモーキー「は、はい!」

ジョナサン・ジョースター…
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:19:42 ID:b7niQbk2
エリナ「ジョジョ!ゆっくり落ち着いて食べなさい!」

ジョナサン「目の前に美味しそうな料理があれば食べずにはいられない!」

エリナ「全く...」

スモーキー「ははは…」

助けてくれた時のあの雰囲気からは想像し難い変わり様だ。

だが不思議と好感が持てる。
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:27:56 ID:b7niQbk2
「おいウェイター!!ウェイター!」

スモーキー「!」

チンピラ「この店はあんなくっせぇブタ野郎にも飯を出すのかぁ!?」

「私共としては…料金を払って貰えさえすれば…」

非常に答えずらそうだ。

やはり'俺みたいな'者は…

スモーキー「ジョジョ、俺やっぱり…!?」

ジョナサン「失礼ですが、人の事を…'ブタ野郎'というのはどうかと思いますが...?」

スモーキー(いつ席を立ったんだ!?)

チンピラ「あぁっ!?何だてめぇ!」

ジョナサン「謝って…頂きたいんですが…」

チンピラ「うるせぇ!この紳士かぶれが!!」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:43:34 ID:b7niQbk2
ドゴォッ!

スモーキー(あぁ!俺のせいでジョジョが殴られてしまった!)

ジョナサン「僕は何度でも殴られてもいい!だがその代わりに彼、スモーキーには謝って貰うぞ!」

チンピラ「は、はぁ!?」

(効いてねぇのか!?)

スモーキー(あ、あれは!)

チンピラ「ならこれならどうだ!?」

スモーキー(メリケンサックだッ!)

ズドッ!
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 22:52:40 ID:b7niQbk2
ジョナサン「2発目…」

チンピラ「な!?」

スモーキー(そんな!?)

(あんな鋭利な棘が付いたもので!それにあんな鋭いパンチを受けたにも関わらず!ジョジョは'なにも'感じていない!)

ジョナサン「2発だ…」

チンピラ「ひ!?」

ジョナサン「2発殴っても…謝らないのか…」

チンピラ「は…は…!」

エリナ「ジョジョ!」

スモーキー(お、恐ろしい!)
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:01:45 ID:b7niQbk2
チンピラ「すいませんでした!!」土下座ッ

スモーキー「い、いえ!」

(あんな恐ろしい、嵐の前触れの様な物に直面すれば何も言えなくなる。もう少しで'ちびる'所だった…)

ジョナサン「もう人の事をブタ野郎なんていうんじゃないぞ?」

チンピラ「はいィッ!」

「お取り込み中失礼します」

エリナ「…!」

「SPW財団の者ですが…」

ジョナサン「…?」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:06:33 ID:b7niQbk2
「ぐぶぉっ!?」

ジョナサン「…エリナおばあちゃんの前で何て事を!」

スモーキー「ジョ、ジョジョ!」

(さっきの冷静さは何処に!)

エリナ「わ…分かる気がする…あの忌まわしい事件に…スピードワゴンさんも…!」

ジョナサン「くっ…」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:09:12 ID:b7niQbk2


スモーキー「ジョジョ、もう遅いから帰らないかい?」

ジョナサン「そうだな…最後に何か食べてから…」

スモーキー(まだ食べるのか…)

ジョナサン「…」

ジョナサン「スモーキー、ちょっと知人を見つけたから席をはずすよ?」

スモーキー「え?あぁ」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:14:18 ID:b7niQbk2
バタン

「…」

ジョナサン「う~…冷えるな…」

「……」

背後にー

ジョナサン「全く…」

ジョナサン「エリナおばあちゃんが…」

回ってー



ストレイツォ(仕留めー)

ジョナサン「眠れないだろッ!!」ズオァッ!

ストレイツォ「な!?」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:17:25 ID:b7niQbk2
ボコォッ!

スモーキー「ひ!?」

スモーキー「か、壁が!外側から大砲を撃たれたみたいに!」

ジョナサン「…」ゴゴゴゴゴゴ!

スモーキー「ジョ、ジョジョ!?一体…」

ジョナサン「スモーキー…離れていてくれ」

スモーキー「あ、あぁ…」

(一体なにが!?)
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:26:09 ID:b7niQbk2
ストレイツォ「ぬぅ…!」

スモーキー「瓦礫の中から人が!?」

ジョナサン「スモーキー…離れていてくれ」

スモーキー「…!」

(間違い無い…!)

ジョナサン「紳士として…恥ずべき事だが…!」

(ジョジョがー)

ジョナサン「僕は貴様を ぶ ち 壊 し た い ッ !!」

'怒っているッ!'

ーTo Be Continuedー
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:32:04 ID:jHz8sQv.
面白い乙ー
NYの紳士なジョジョだな
そして一部主人公が誰だったのか気になる
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/10(火) 23:44:33 ID:b7niQbk2
今の所のシリーズ主人公構成は、
第一部 ジョセフ
第二部 ジョナサン
第三部 仗助
第四部 承太郎
という感じに考えていますw
時間を止めたDIOに対して同じく時間を止める事で対応した承太郎ですが、他のシリーズの主人公は時間を操る相手に承太郎の様に'対応'せずに撃破してます。ならばDIOをどの様にして時間を止めずに撃破するか?という疑問から承太郎を3部ではなく仗助を3部にと考えてますw
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 17:52:18 ID:V2TyQGok
ー老いへの恐怖ー

ストレイツォ「この波紋のエネルギー…!恐ろしい奴だ…」

瓦礫の中から立ち上がる男。

スモーキー「い、生きているッ!?」

あんな衝撃を食らったのであれば、常人なら既に死んでいてもおかしくはない。

つまりー

目の前のあの男は'人ではない'!ということだ。

ジョナサン「話しには聞いている…吸血鬼、だな!?」

ストレイツォ「いかにも」

ストレイツォ「貴様を殺す事で私が吸血鬼になった事を知る波紋使いはこの世からいなくなるッ!」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 18:00:21 ID:V2TyQGok
ジョナサン「何故スピードワゴンを殺したッ!」

ストレイツォ「教えてもらえばよかろう」

不吉な空気が男、ストレイツォの周りに集まる。

ストレイツォ「スピードワゴンになッ!」

ジョナサン「!」

ストレイツォの顔面からジョナサンに向かって何かが高速で放たれる。

スモーキー「ジョジョッ!」

'それ'はジョナサンの耳を裂き、後方の窓ガラスにクレーターを作った!
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 18:33:36 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「外れたか…まぁ時期に扱いに慣れるだろう」

ジョナサン(一体何を飛ばしたんだ…?)

ストレイツォ「人間にはこんな芸当できまいッ。この技は50年前、ディオがジョセフに対して使った技だッ!」

ストレイツォ「私はこの技を[空裂眼刺驚]と名付けている」

ジョナサン「飛び道具か…卑劣な!」

ストレイツォ「フフフ…何とでも言うが良いッ…」

ストレイツォ「このストレイツォ、容赦せんッ!」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 18:44:26 ID:V2TyQGok
また、ストレイツォに生温い空気が集まり始める。

ジョナサン「来るかッ!」

足に力を込めるジョナサン。

ストレイツォ「この技は、体液を高速で発射、圧縮し敵を穿つッ!これが吸血鬼の力だッ!!」

スモーキー「!!」

(あの男…まだ'慣れていない'と言っていた…。もし…さっきの技がストレイツォの本気ではなかったら…?もし…さっきより精度をあげられるとしたらッ!?)

スモーキー「まずい!ジョジョ!逃げろーッ!!」

「空裂眼刺驚!」
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 18:55:03 ID:V2TyQGok
高速で発射された2本の体液の矢がジョナサンに迫るッ!

ジョナサン「コオオオォォォ…!」

ジョナサンの体が光る!

スモーキー(あれは…警官共を叩きのめした時のあの光だ!)

ジョナサン「はぁッ!」

地面を蹴るジョナサン!

直前まで溜め、足に流した波紋によって爆発的な脚力で地を蹴るジョナサンはッ!ストレイツォの空裂眼刺驚を上回る速さでストレイツォの眼前まで一瞬で近づいたッ!

ストレイツォ「な…!我が空裂眼刺驚をくぐり抜けてくるとは!?」

ジョナサン「ここだあぁぁッ!!」

ジョナサンの手に波紋の力が満ち溢れる!
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 19:00:12 ID:V2TyQGok
ストレイツォ(ふ…私は波紋の伝道師ストレイツォだッ!波紋に対する手段は知り尽くしているッ!)

ジョナサンの拳が眼前まで迫るッ!

ストレイツォ(甘いなジョナサンッ!このストレイツォが身につけているマフラーは波紋の力を妨害する!貴様の拳は吸血鬼といえどもこのストレイツォに致命の一撃を与える事は…ッ!?)

何とジョナサンはストレイツォのマフラーを掴み!握りしめた!

ストレイツォ「な!?貴様!まさか!」

ジョナサン「やはりこのマフラーに秘密があるのか!」

ストレイツォ「ハッ…!?鎌をかけたなジョナサンッ!」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 20:49:46 ID:V2TyQGok
ジョナサン「ぬおおぉ!」

マフラーを力任せに引っ張り再び拳を作り波紋の力を乗せる。

ストレイツォ「マ…マフラーが!」

逃れようとするストレイツォ。

しかし自分を守る為にあるマフラーがそれを許さない!

ジョナサン「はぁぁッ!」

ジョナサンの拳の勢い!

マフラーによる引っ張られる力!

この二つが合わさりジョナサンの一撃は凄まじい威力をもたらした!
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 20:56:12 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「ヌォォアアアア!?」

マフラーが千切れ、ストレイツォは錐揉み回転をしながら吹っ飛ばされていった!

スモーキー「や、やった!」

ズアァァッ!

壁にぶつかり崩れ落ちるストレイツォ。

ジョナサン「このまま波紋の力で消滅させてやるッ!」

ガヤガヤ…
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:03:46 ID:V2TyQGok
「何してんだてめぇらぁ!」

ジョナサン「…ん?」

荒れた青年「面白そうな事やってんじゃねぇか…」

酒乱「俺も混ぜろよ!」

ジョナサン「下がっていてくれ!」

酒乱「なんだその態度はぁ!?」ガシッ

酒乱の腕がジョナサンの肩を掴む。

ジョナサン「…」コォ…

酒乱「痛っ!?」ビリィッ

ジョナサン「邪魔をしないで…くれないか?」

酒乱「ひ!?」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:12:18 ID:V2TyQGok
スモーキー「ジョジョ!あの男が居ない!」

ジョナサン「!?」

振り向くジョナサン。

視線の先にストレイツォの姿は無かった!

ジョナサン「…」

ジョナサン「逆に好都合かもしれない…一般人を巻き込まなくてすむ…!」

ジョナサン「スモーキー!こっちだ!」

スモーキー「何処に行くんだ!?」




ストレイツォ「グウゥゥゥッ!私の顔がァッ!!」シュー…
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:19:23 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「このまま戦いを挑んだ所で…このストレイツォが敗れる事は火を見るより明らかッ!」

ストレイツォ「一体どうすれば…!」

ストレイツォ「…ぬ?」




ストレイツォ「良い'道具'を見つけたぞッ!」
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:33:09 ID:V2TyQGok


スモーキー「ジョジョ!こんな所まで来てどうするんだよ?」

スモーキー「早くあの男を探さないと!」

ジョナサン「スモーキー…手負いの虎という言葉を知っているか?」

スモーキー「え?」

ジョナサン「傷を負った虎は普段以上に凶暴になるという意味だ」

ジョナサン「凶暴になった獣は手強いものになる。しかし傷を負った事に対する怒りで周りが見えなくなるものもいる」

スモーキー「ジョジョ?」

ジョナサン「怒りを感じた獣はその傷を与えた相手しか見えないから周りに気づかない…」

ジョナサン「だからー」

ジョナサン「出来るだけ街から離れ!この場所で決着をつける為にここに来たのだッ!」

スモーキー「!まさか…」



ストレイツォ「ほぅ…」
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:46:13 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「強力な波紋を操るだけでなく頭も回るとは…」

ストレイツォ「やはり貴様は生かしてはおけんッ!」

スモーキー「で、出たァ!」

街と街を繋ぐ橋。

その橋の上部に吸血鬼はいた。

ジョナサン「これで心おきなく…戦う事が出来るッ!」

ストレイツォ「心おきなく…か…?出来るのか貴様にィ!」

ジョナサン「何?」
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 21:57:41 ID:V2TyQGok
女「た…助けて!」

ジョナサン「!」

スモーキー「あぁ!何て事だ!」

ジョナサン「何て卑劣な!それでも元派の伝道師なのか!」

ストレイツォ「貴様らが私をどう思おうが興味はない」

ストレイツォ「勝つ為に手段は選ばんッ!」

ジョナサン「こんな時…どうすればいいんだ!あの女性を見殺しには出来ないッ!」
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 22:14:09 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「ジョナサンよ…'ここまでこい'」

ジョナサン「!」

スモーキー「な!?」

あの吸血鬼はあろう事か目の前に来いと言いはなったのだ!

ジョナサン「…!」

足を踏み出すジョナサン。

スモーキー「や、やめろよジョジョ!殺されるぞ!?」

ジョナサン「大丈夫だ、僕は死なない!」

スモーキー「そんな…不可能だそんな事ッ!大口を開けたワニの口に入っていくようなものだぞ!?」

ジョナサン「しかし…!」
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/11(水) 22:22:41 ID:V2TyQGok
ストレイツォ「良いのか?そんなに悠長に話していて…」

女性の口に手を突っ込むストレイツォ。

スモーキー「な、なにを!?」

ベキャッ

女「あ…」

カツーン

女「あああああぁぁーッ!!?」

ストレイツォ「ふははははははぁ!!」

スモーキー「歯だ!!あの男があの女の歯を!!」

ジョナサン「…!!」ドドドドド
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 22:46:48 ID:YGDQEYeM
バッ!

波紋を利用し一気に橋の上部に舞い上がる!

スモーキー「ジョジョーッ!」

ジョナサン「信念さえあれば…人間に不可能は無いッ!」

ストレイツォの前に立つジョナサン。

ストレイツォ「ふ…我が前に立つその覚悟だけは認めようッ!」

女性を解放するストレイツォ。
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 22:47:51 ID:YGDQEYeM
ストレイツォ「我が技の射程範囲に入ればそれで終わりよ!もはよこの女は不要ッ!」

ジョナサン「…コォォォ!」

スモーキー「あの男を完全に倒す事が出来るのかジョジョッ!?」

スモーキー「確かにジョジョの得体の知れない力で飛べばあの技を避ける事が出来る!」

間合いを詰めるストレイツォ。

ストレイツォの近くにはまだ女性がいる…。

いつストレイツォの気が変わってあの女性をまた人質にするかわからない!

ジョナサンがストレイツォから間合いを離しても同様!

あの女性に危険が迫るッ!

まさに!

背後に崖ッ!

前方からはライオンッ!

どちらにも危険な物が存在する絶望的な状況ッ!
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 22:48:34 ID:YGDQEYeM
ストレイツォ「既に我が技をよける事は困難な間合いに入った!」

ストレイツォ「だがこのストレイツォ!先ほどとは違い、この技の扱いにも慣れてきたッ!」

ストレイツォの目が中心からどんどんとめくれ始める。

ストレイツォ「もはや外す事はない!」

「空裂眼刺驚ッ!!」

ジョナサン「ここだぁッ!!」

ジョナサンの体が光る!

放たれた高速の体液による弾丸!

ジョナサンは動かない!
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 22:52:34 ID:YGDQEYeM
スモーキー「…!?」

体液はジョナサンの喉に当たった!

しかし実に奇妙な事が起こったッ!

なんと!

体液はジョナサンの喉を貫く事は無く、そのまま滑るように明後日の方向飛んでいった!

ストレイツォ「な、なにィッ!貴様!どうやって!」

更にストレイツォは体液弾を連続発射。
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 23:05:49 ID:YGDQEYeM
だがジョナサンは構わずストレイツォに向かって歩いて行く!

例え女性がストレイツォの側にいても盾にする事は出来ないだろう。

なぜならストレイツォは'混乱'しているからだ。

何故「空裂眼刺驚」が防がれるのか?

弾き飛ばすならまだ分かる。

しかし体液弾はジョナサンの体表を「滑っている」。

雨の日に傘を差すと雨は傘の表面を滑るように落ちていく。
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 23:17:23 ID:YGDQEYeM
雨だから納得出来る事だ。

しかし鉄砲の弾を何故雨のように弾けるか?

ジョナサン「まだ分からないのか…?」

ストレイツォ「何故…何故なんだぁぁあぁッ!?」

混乱したストレイツォはジョナサンに飛びかかる。

ジョナサン「'液体'は波紋を良く通すッ!吸血鬼になってそんな事も忘れたのか!!」

ストレイツォの凍てつく片腕による突きを躱し、ジョナサンの右腕がストレイツォに迫る!
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 23:17:57 ID:YGDQEYeM
ドグゥオッ!

ストレイツォ「KUAAAAAA!?」

ジョナサン「この一撃を…!」

左手にも波紋の力を乗せる。

ジョナサン「さらに!」

右手を引き抜き

ジョナサン「連続して打ち込むッ!」

左手をストレイツォに打ち込み右的も何度も叩き込むッ!

ジョナサン「波紋疾走連打ッ!!」
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/12(木) 23:22:09 ID:YGDQEYeM
ストレイツォ「NUAAAAAAA!!!」

橋から投げ出されるストレイツォ。

かろうじて鉄骨の淵を掴む。

しかし吸血鬼といえど体はボロボロ、充分な力が出ない。

ストレイツォ「く…」

指が離れー

ガシッ

ストレイツォ「!」

ジョナサンだ。

ジョナサン「…」

ストレイツォ「ジョナサン…」
52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/13(金) 17:29:07 ID:EaaIq3AQ
ジョナサン「ストレイツォ…何故貴方程の人が石仮面に…」

ストレイツォ「知れた事…若さだ」

ジョナサン「…」

ストレイツォ「私は恐怖したのだ…呼吸法でも抑える事の出来ぬ老いに…」

ストレイツォ「呼吸法を使ってる事でジワジワと老いが迫ってる事が良くわかるのだ…!」

ストレイツォ「だから私はッ!石仮面を使い不老になったのだ!」

ジョナサンの手を掴む力が強くなる。
53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/13(金) 17:29:59 ID:EaaIq3AQ
ジョナサン「しかしそれは貴方が一人だったから思う思想だ!」

ストレイツォ「一人だと…?」

ジョナサン「自分一人だったらいつまでも若くありたい、誰でも思う事だ」

ジョナサン「だが、もし愛する人がいれば共に月日を過ごしたい、共に歩んで生きたいと思う事も出来た筈だッ!」

ストレイツォ「ふ…そんな考え方も出来たな…」

ストレイツォ「だが!所詮人間など脆い生き物なのだ!」
54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/13(金) 17:30:48 ID:EaaIq3AQ
ストレイツォ「吸血鬼と戦うにつれて友もッ!愛する者もッ!全て失う!」

ストレイツォ「そして'若さ'もだッ!」

空の色が明るくなってくる。

ストレイツォ「ならば!吸血鬼になれば問題はないッ!不老な上に誰も失う事はない!」

ジョナサン「なら貴方を信じた人達はどうなるッ!」

ストレイツォ「!」

ジョナサン「貴方が吸血鬼になった事はッ!最後まで信じ!散っていった者達への侮辱だッ!」

ストレイツォ「…」
55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/13(金) 17:31:39 ID:EaaIq3AQ
ストレイツォ「…さすがはジョースターの血筋と言ったところか…」シュー…

ジョナサン「ストレイツォ!」

(これは…波紋ッ!?ストレイツォの体内で太陽の力が発生し始めているッ!)

ストレイツォ「貴様はこれから!強大な敵と戦わねばならぬ!」

ストレイツォ「波紋を行使する者の宿命だ…!'柱の男達'からは逃げられぬ!」ボロボロ…

ジョナサン「柱の…男?」

ストレイツォ「後は…貴様自身で確かめるがいいッ!」グアァッ!

ジョナサン「ストレイツォ!!」

ストレイツォ「さらばだ…ジョナサン・ジョースターッ!」サァァァァ…
56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/13(金) 17:32:28 ID:EaaIq3AQ
太陽が出るほんの少し前、一人の吸血鬼は灰になった…

彼が消滅した後、昇る太陽は全てのものを優しく包み込む…

それは

波紋の戦士として人生に苦しみ

石仮面を被っても吸血鬼に成りきれず

己の生き方に苦しんだ者も

等しく包み込む優しい光だった_

To Be Continued_
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 11:54:35 ID:Y.oAmc6Y
ーメキシコに吹く熱風ッ!ー

荒野…

ジョナサン「…」

ジョナサン「暑い…」

風すらも暑いのだ。

ジョナサン「バイクさえあれば楽が出来たのになぁ…」

ジョナサン(砂漠にバイクは…無理があるか…)

無いものを願っても出てくる筈がない。

仕方無くジョナサンは再び歩き始める。
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 11:55:26 ID:Y.oAmc6Y
スピードワゴンが生きているという情報があったのだ。

どうやらストレイツォはスピードワゴンを襲って血を使った後、川にスピードワゴンを捨てたようだ。

しかしスピードワゴンは生きていた!

水の流れに任せ、流されていくうちに岸に打ち上げられ、ドイツ軍に保護…もとい拉致されたらしい。

そして'ある筋'からの情報では…

ドイツ軍は'奇妙な柱からせり出た男'の研究をしているらしいッ!
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 11:56:16 ID:Y.oAmc6Y
ジョナサン(柱からせり出た男か…ストレイツォの言っていた柱の男の可能性が高い!)

ジョナサン(だがドイツ軍の基地か…簡単には内部に入る事は出来ないだろう…)

ジョナサン(どうすれば…)

サァァァァ…

ジョナサン「ん?」

振り向くジョナサン。

布切れが一枚。
63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 12:03:05 ID:Y.oAmc6Y
ジョナサン(布切れか…まぁ珍しい事ではないな…)

布切れから目を離すジョナサン。

…!

ジョナサン「殺気!?」

その場から飛び退くジョナサン。

直後!ジョナサンがいた場所に布切れが覆い被さった!
64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 12:06:18 ID:Y.oAmc6Y
ジョナサン「何者だ!」

「この俺の尾行に気付くとは…感の良い奴ッ!」

布切れが喋った!?

新手のゾンビなのかッ!?

ドノヴァン「俺はドイツ親衛隊コマンドー、ドノヴァン!」

ドノヴァン「ジョナサン・ジョースター!貴様が知るストレイツォ、吸血鬼、あやしげな貴様の超能力!全て我がドイツ軍にそれらの情報を提供して貰おうッ!」

ジョナサン(ドイツ軍…スピードワゴンじいちゃんがいるかも知れない!)

ジョナサン「…分かった。全ての事を貴方達に話します…」
65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 12:07:10 ID:Y.oAmc6Y
ドノヴァン「ほう!多少抵抗をするかと思ったが…話しが分かる奴よッ!」

ジョナサン「理由はどうあれ…柱の男をどうにかしたいと考えているのなら出来る限りの協力はするつもりです」

ドノヴァン「素晴らしい!では我々の基地に案内しよう。強情な奴なら無理矢理にでも連れていくが…貴様は我々に協力してくれるようだ…。その姿勢には我々も答えよう」

ジョナサン「では、案内してください」

ドノヴァン「うむ!」
66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 12:09:05 ID:Y.oAmc6Y
…メキシコ秘密基地

「わ、分かりません!忽然と!姿が消えてしまったのです!」

シュトロハイム「飲んどる場合かーっ!!」

ガシャンッ!

シュトロハイム「モニターテープを再生しろぉ!」
67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 12:21:39 ID:Y.oAmc6Y
「…」

シュトロハイム「…?どうした!?何をしている!?」

部屋の片隅で兵士達が集まっている。

シュトロハイム「貴様ら!配置に戻るんだ!遊んでいるんじゃあない!」

「…」

兵士長「何をしている!上官の声が聞こえんのかッ!」

詰め寄る兵士長。

シュトロハイム「…?」
69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:27:41 ID:Y.oAmc6Y
兵士長「耳糞でも詰まっているのか貴様!」

集まっている兵士一人の肩を掴み揺さぶる。

兵士長「ん?…うあああああああッッ!!?」

突然絶叫する兵士長。

ザワザワ…

ようやく他の職員、兵士達も只事ではない事を理解してきたようだ。

シュトロハイム「どうしたぁッ!?兵士長!」
70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:32:51 ID:Y.oAmc6Y
兵士長「こここここいつら…!!?体が'繋がって'いるんですッ!!」

シュトロハイム「繋がって…いるだと?」

椅子から立ち上がり兵士達の様子を見ようとシュトロハイムが歩きだす。

その時ッ!!

シュトロハイム「ッ!兵士長ッ!こっちにこい!!」

兵士長「へ…うぺ!」ボコォアッ!

何と!繋がった兵士達の中心から突然現れた男に!兵士達の頭が吹っ飛ばされたのだ!

シュトロハイム「なぁにぃーっ!?」
71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:39:41 ID:Y.oAmc6Y
スピードワゴン「…」パチ…

体の節々が痛い。

まるで箱に長い時間同じ姿勢のまま入れられていたかのようだ。

確かドイツ軍に薬を盛られ…

その後が思いだせん。

ここは何処だろうか…

「ひぃあああああ!?」

悲鳴が聞こえる。

スピードワゴン(一体何が…)

「…」

シュトロハイム「サ…!サンタナがぁぁぁぁ!?」

スピードワゴン「…あ」

スピードワゴン「あああああああ!?」

スピードワゴン「思い出した!あれは柱の男ッ!!」
72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:45:41 ID:Y.oAmc6Y
スピードワゴンの視界に映った柱の男「サンタナ」はどこか夢心地だったスピードワゴンの脳内を一瞬で現実に引き戻す事に、充分過ぎる程の衝撃をもたらしたッ!

シュトロハイム「はっ!スピードワゴン!」

シュトロハイムがこちらに気付く。

シュトロハイム「教えてくれぇ!サンタナを破る方法はないのかぁ!?」

スピードワゴン「…」

シュトロハイム「ス、スピードワゴン!」

「助けてくれええぇぇ!」

スピードワゴン「あるぞ。サンタナを…柱の男に対する方法が…」

シュトロハイム「あ…あるならそうと言ってくれればいいじゃあな「目覚めさせない事」

シュトロハイム「…は?」
73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:56:27 ID:Y.oAmc6Y
スピードワゴン「目覚めさせない事だよ…唯一の方法は…」

「少佐ぁぁぁぁぁ!!…」

シュトロハイム「…そんな冗談を言っている場合かスピードワゴン!中々面白いジョークだぞスピードワゴン!あひゃひゃひゃ!!」

スピードワゴン「…」

まっすぐな瞳がシュトロハイムを捉える。

シュトロハイム「あひゃひゃ…」

シュトロハイム「ひゃ…」
74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:07:20 ID:Y.oAmc6Y
「こ…の…さ……る…ども…が…」

「ああああああああぁぁああ!!!?」

シュトロハイム「では…我々に残された道は…」

そう言いつつも既に結果は分かっているようだ。

何故なら彼、シュトロハイムは今、この基地の全てを'無に返そうとしていた'。

スピードワゴン「もうどうしようもないのだよ…」

'その'装置に手をかけ、指を乗せる。

「早く!逃げるぞ!お…」

シュトロハイム「祖国よ…」

「き…さ…ま……」

シュトロハイム「永遠なれ…!」

スピードワゴン「待てシュトロハイム!」
75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:10:49 ID:Y.oAmc6Y
シュトロハイム「ええい話しかけるなぁ!決心が揺らぐッ!」

スピードワゴン「あ…あれを!」

シュトロハイム「何!?」

スピードワゴンが見る方向を見る。

血の海だ。全てが。

何もかも…。

今更何を見ろというのか。

あるのは兵士、技術者達の死体しか…
76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:19:10 ID:Y.oAmc6Y
否ッ!

数名の兵士達の前に!

ドノヴァン「貴様らーっ!早く逃げるのだぁーっ!」

サンタナを抑え!

「す、すまねぇ!恩にきるよ'あんた'!」

生き残った兵士達に退路を与える為に!

「…」コオオオォォォ!

「な…ぜ…立つ…いられ…る….?」

スピードワゴン「こ、この音ッ!昔良く聞いたッ!心が暖かく!安心するこの音!」

シュトロハイム「な…何だこの音は!」

「待たせてしまった…すまない!スピードワゴンじいちゃん…」

スピードワゴン「ま、まさかお前
は…!」
77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:23:04 ID:Y.oAmc6Y
ドドドドドド!

ジョナサン「やっと会えた…そして…今助けるッ!」

ゴゴゴゴゴゴ!

サンタナ「…ふ…し……ぎ…な…ちか…ら…を……つか……う…な」



スピードワゴン「ジョジョッ!!」

シュトロハイム「あの男がッ!?」

To Be Continued_
84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 20:09:58 ID:8BL57EV6
ー柱の男の能力ッ!ー

シュトロハイム「何という奴だッ!サンタナに組みついているッ!?」

スピードワゴン「波紋の力か…だが奴は吸血鬼なんかとは違うッ!注意するんだぁーっ!」

ジョナサン(他の兵士達は全滅か…。皆奇妙な殺され方だ…)

床に散らばる兵士達の遺骸。

その遺骸達にはいずれも、何かに削りとられたかのような後がある。

ジョナサン「もし波紋の力を纏っていなければ…僕もあのようになっていた…!」

目の前の柱の男をみる。
85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 20:13:09 ID:8BL57EV6
サンタナ「………」

'何も'考えていない目をしている。

ジョナサンは恐怖を覚えた。

普通、生き物の目は常に何かを見、認識している。

吸血鬼でもだ。

目の前の人間を食糧として襲いかかる。

人間を'食糧'として見ているのだ。
86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 20:19:52 ID:8BL57EV6
しかし!柱の男は違ったッ!

目の前に何が居ようが'何もか感じていない'のであるッ!

ジョナサン(それに…この手!)

サンタナの手はジョナサンの手で組み伏せている。

ジョナサン(波紋を纏っているにもかかわらず…何か不快感を感じる…!手袋をしている時に物に触った感触が素手で直に触ったかのような感覚…とにかく異質だ…!)

サンタナ「はな…せ」

ジョナサ(来る!)

サンタナから身を引くジョナサン。
87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 20:23:22 ID:8BL57EV6
サンタナ「……」

ジョナサン「……!」

何もしてこない。

だが手のひらを見る。

所々皮が剥がれている!

ジョナサン「!!」

走りよってくるサンタナ!

ジョナサン「うおおおお!」

迎え撃とうと波紋の帯びた拳をサンタナに向かって放つ。
88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 20:29:17 ID:8BL57EV6
バクゥッ

ジョナサン「な、何ッ!?」

何と!サンタナの腹部が開き、ジョナサンの拳を飲み込もうとしているのだ!

ジョナサン「ぬうう!」ドムッ!

咄嗟に足でサンタナの胸板を蹴り強引に拳をサンタナの腹部から離す。

サンタナ「…」

その光景を、無機質な瞳で捉えるサンタナ。
89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 21:08:35 ID:8BL57EV6
ジョナサン「なるほど…今までの敵とは違う…ッ!」

体制を整え再びサンタナに向き直るジョナサン。

スピードワゴン「ジョジョ…一体どうするつもりなんだ…!」

ジョナサン「これなら…どうだぁッ!!」

サンタナとの間合いを詰め、拳を叩き込もうとするジョナサン。

シュトロハイム「さっきと同じ事をするのか!?それではやられるぞ!」
90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 21:26:03 ID:8BL57EV6
拳をサンタナの眼前まで近付ける。

グヌゥッ

サンタナの頭部が裂け、拳を迎え入れようとするッ!

ジョナサン「ここだぁーッ!」

突如!ジョナサンは!突き出した拳を急速に引っ込めッ、その引っ込めた反動を利用して身体を回転させた!

ジョナサン「回転…ッ!!」

引っ込めた拳とは逆の拳に波紋の力を集中させ、さらに遠心力も乗せてサンタナに叩き込むッ!

ジョナサン「うぅりゃああああ!!」

サンタナ「…!」

ドオォォン!!
91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 22:15:49 ID:8BL57EV6
スピードワゴン「は、入ったぁーッ!」

シュトロハイム「これならサンタナも…!?」

サンタナ「ほ…う…」シュゥゥ…

ジョナサン「な!?」

効いていない…!

グパァッ

スピードワゴン「あぶなぁぁぁい!!」

サンタナの肋から骨が飛び出しジョナサンを取り込もうとする!

ジョナサン「く!」

両腕でガードする!

バチチチッ!

骨と波紋が反発しあう!
92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 11:36:34 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン「ぐううう!!」バッ

瞬時に地面に伏せ、骨の攻撃を躱す。

同時にサンタナの足に蹴りを見舞う。

グヌゥッ

異様な感覚がジョナサンの片脚を襲う!

ジョナサン「な…」

何と!サンタナの脚がゴムのようになり、ジョナサンの蹴りを受け流した!
93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 11:42:49 ID:3EEQqaeQ
シュトロハイム「やはり身体の構造が異常ッ!我々は何て生物を生み出してしまったんだッ!」

ジョナサン(本当にどんな攻撃も効かないのか…!?)

ふとサンタナの腹部を見る。

焦げている。

遠心力を利用したパンチの跡だ。

ジョナサン(…!)

サンタナ「もう…終わり…だ」

サンタナの脚がジョナサンの顔面を襲う!

ガゴッ

ジョナサン「うぐぁッ!」
94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 11:49:39 ID:3EEQqaeQ
サンタナは大きく脚を引き、蹴りを入れた訳ではない。

なのに凄い衝撃ッ!

ジョナサンは後方に吹き飛ばされた!

グシャア

受け止めたのは兵士達の遺骸ッ!

ジョナサン「う…」

サンタナの瞳が、「次は貴様がそうなる」と言っている様な気がする…。

ジョナサン(…あった!)

手探りで兵士の遺骸からナイフを抜き取る。
95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 17:23:49 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン(ナイフに波紋を…!)

ナイフを構えサンタナに向かって行く。

シュトロハイム「今更ナイフでどうするというのだっ!?」

サンタナ「…」

高く跳躍し、ジョナサンに襲いかかるべく腕を広げ、迫るサンタナ。

スピードワゴン「まずい!奴めジョジョを捕食するつもりだ!」

ジョナサン「うおおぉ!」

サンタナの腕を弾き体制を崩させる。

振り回される脚に注意しつつ懐に潜り!

遺骸から拝借したナイフ2枚をサンタナの腹に突き刺すッ!
96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 17:28:01 ID:3EEQqaeQ
ズブ…

取り込まれていくナイフ!

まるで砂に吸い込まれていく水のようだ!

ジョナサン(今だ!)

先ほど波紋を流してみてナイフに波紋の力をは充分乗せられる事が分かった。

今突き入れたナイフに波紋は流していない。

サンタナを油断させる為だ。

そして今ッ!柄の部分までサンタナの身体に取り込まれたナイフにッ!

ジョナサンは波紋を流したッ!

バリバリバリッ!
97: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 17:40:05 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン(やはり…'感覚'が違う!)

2本のナイフを柄を握りしめ思いっきり力をいれて左右に切り裂く!

サンタナ「…!」

シュトロハイム「お、おぉぉ!?」

バズゥッ!

サンタナの上半身と下半身が切り分けられた!

ジョナサン「やはり内部までは波紋を防ぎきれないようだな!」

サンタナが床に崩れ落ちる。

サンタナ「おのれ…」

ジャラジャラガシィッ!

サンタナ「!!」

鎖がサンタナを拘束するッ!
102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 19:45:33 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン「このまま太陽の光で消滅させるッ!」

サンタナ「ぬぅ…!」ズザァッ!

出口に向かってサンタナを引きずっていくジョナサン。

スピードワゴン「柱の男も…直射日光ならば!」

ジョナサン「うおおぉ!」ズザザザザ!
103: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 19:49:35 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン「後…もう少し!」

扉が見えてきた。

後は開けるだけ…!

ジョナサン「ぐ!?」

突然足が重くなる。

鉄球の付いた鎖で締め付けられているようだ!

ジョナサン「サンタナか!?」

振り返る。

サンタナは依然変わった様子はない。

しかし!

暗くて良く見えないが、ジョナサンの足で何かが蠢いている!
105: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 20:03:45 ID:3EEQqaeQ
ジョナサン「う…うあああああ!?」

何と自分の足にッ!無数の小さいヒルの様な物がへばり付いているッ!

スピードワゴン「ジョジョ!下半身だ!サンタナの下半身だぁーッ!!」

ジョナサン「え!?」

切断した下半身を見る。

切断した時と明らかにサイズが変わっているッ!

そしてその下半身からジョナサンの足に向かって細かい'何か'の線が出来ているッ!

ジョナサン「これは…サンタナの肉片ッ!?」

サンタナ「もう遅い…」
107: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 21:09:31 ID:.d4z3CK.
憎き肉片キター!
108: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 21:35:51 ID:3EEQqaeQ
ズチュウウゥッ

ジョナサン「ぐあぁ!」

血が…吸い取られている…ッ!

ジョナサン「ぐうぅぅ!!」

それでもジョナサンは鎖を引く事をやめない。

しかしこのままでは出口に着く前にあの肉片に…
109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 21:43:36 ID:3EEQqaeQ
バババッ!

シュトロハイム「ジョナサン・ジョースターッ!!」

ジョナサン「!」

物凄い跳躍力で階段を駆け上がるシュトロハイム!

シュトロハイム「私も誇り高きドイツ軍人ッ!黙って見ていると思ったかぁぁぁぁぁ!!」

出口にたどり着く!

シュトロハイム「この扉を開ければ良いのだなッ!?」

ジョナサン「は…はい!…?」

急に足が軽くなった…!?

足を見るとサンタナの肉片が少なくなっている!

ジョナサン「残りは何処に…ハッ!」

ジョナサン「早く扉をーッ!!」
110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 21:52:14 ID:3EEQqaeQ
シュトロハイム「ぐぅあああああ!?」

遅かったかー

ジョナサンの足から消え去ったサンタナの肉片はッシュトロハイムの片足に張り付いていた!

シュトロハイム「ぬぅぅぅ!引っ張られるッ!」

片足から肉片が肉片に繋がり糸の様にサンタナと繋がっている!

サンタナ「フン…馬鹿共が…」

そして今まさに!サンタナが少しずつ身体を起こし始めた!

ジョナサン「!?」

何とサンタナの上半身の切り口から蜘蛛の足の様な物が生え!身体を起こしたのだッ!

シュトロハイム「まずい!!」
111: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 22:45:07 ID:3EEQqaeQ
シュトロハイム「えぇいやむを得んッ!!」

意を決っしてシュトロハイムはジョナサンに向かって叫ぶ!

シュトロハイム「聞けぇぇぇい!そこに斧が掛かっているだろう!!」

ジョナサン「斧…!」

確かにある、壁に掛けられた斧が!

ジョナサン「まさか…」

シュトロハイム「そぉだァ!その斧で俺の脚を切断しろぉ!!」

ジョナサン「し、しかし!」

シュトロハイム「早くしろぉ!!おまえらイギリス人とは根性がちがうのだ、この腰ぬけめがッ!
祖国のためなら、足の二本や三本かんたんにくれてやるわーッ!」

ジョナサン「く…分かりました!!」
112: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/16(月) 22:53:47 ID:3EEQqaeQ
痛む脚を立たせ、斧を掴むジョナサン!

ジョナサン(せめて…痛みが少なくなるように…)

ジョナサン(波紋ッ!)

斧に波紋を流す!

通常、刃物で切られたら痛い。

それは当たり前の事だ。

しかし刃が荒い刃物と鋭い刃物、この二つで切られた場合、より激痛が多くなるのはどちらか?

答えはー

ズシャアッ!

シュトロハイム「ヌウゥ!!…よしィッ!」

鋭い刃物だ。

そしてジョナサンが流した波紋によって、シュトロハイムの切られた脚は!一時的に切られた細胞が閉じ!出血は減るッ!

ジョナサン(僕に出来る事はこれぐらいしか…!)

シュトロハイムは扉に手を掛けー

開いたッ!
113: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 19:55:43 ID:L22pmzEY
サンタナ「……グアアアアア?!!」

ジョナサン「や、やったッ!!」

ジョナサンとシュトロハイムの脚に取り付いた肉片が引いていく。

消滅するのかー

サンタナ「…」

階段から飛び上がり身体を出口に向かってまっすぐに変化させるサンタナ。

ジョナサン「ま、まさか!太陽の光が効かないッ!?」

シュトロハイム「な!なにィ!?」
114: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 22:15:31 ID:L22pmzEY
ピキ…パキパキパキグシャアッ!

シュトロハイム「サンタナがあああ!?」

なんとサンタナは自分の身体を握り潰した折り紙の様に変化させ、出口に近付いたのだ!

ジョナサン「逃がすか!波紋!」

咄嗟に身に波紋を纏い身構える。
115: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 22:43:00 ID:L22pmzEY
シュッ

しかし!サンタナは始めからジョナサンを狙っていなかったッ!

サンタナの狙いは…

シュトロハイム「おああああああぁぁ!!?」

シュトロハイムだ_

シュトロハイム「サンタナがぁぁぁ!傷口から…体内にィッ!」

ジョナサン「そ、そんな…!」

柱の男…こんな不気味な事も出来てしまうのか!?

シュトロハイム「あああああーッ!」

片足で跳ねながら太陽の下に出る。

…やはり効果はない。
116: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 22:46:50 ID:L22pmzEY
シュトロハイム「クソォがァッ!かくなる上はァッ!」

シュトロハイムは自らの服に装備してあった手榴弾を掴んだッ!。

口でピンを抜き、吐き捨てるッ!

ジョナサン「シュ…シュトロハイム…さん…?」

誰の目で見てもこれから彼が行う事は考えなくても分かった。
117: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 22:53:21 ID:L22pmzEY
シュトロハイム「…人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある…」

シュトロハイム「ギリシアの史家、プルタルコスの言葉だ…」

ジョナサン「や…辞めてください!サンタナなら僕の波紋でッ!」

シュトロハイム「どうするというのだァ?その力にも限界があるだろう」

ボコォッ

シュトロハイム「もはやこれしか手段はない!俺一人がッ!サンタナを道連れに自爆するッ!」

メコッ

シュトロハイム「…これは我が部下を救ってくれた借りを返す為にッ!我々の失敗は我々がケリをつけるのだジョジョよッ!」

ブシッピシッ!
118: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:00:22 ID:L22pmzEY
シュトロハイムの体も限界が近い!

ジョナサンはッ!自分が如何に無力な存在かを思い知ったッ!

シュトロハイム「さらばだ…お人好しイギリス野郎ッッ!!!」

次第に光に包まれるシュトロハイム。

ジョナサン「く…!」

ジョナサンは最後までシュトロハイムから目を離さなかった!

いや!

目を離す事が出来なかったのである!

散り様に目を背ける事はその人物に対する冒涜ッ!

ジョナサンはシュトロハイムの散り様をしっかりと瞳に焼き付けたッ!
119: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:07:23 ID:L22pmzEY
ドゴォォォン…!

激しい砂煙が吹き荒れる。

ジョナサン「シュトロハイムさん…!」

シュトロハイムの姿は何処にも無かった…。

しかし煙の中、一つの人影が見えたのだ。

もしかしたら…と思った。

シュトロハイム'であって欲しいと'。

しかし_

『現実は非情である』
120: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:13:24 ID:L22pmzEY
ジョナサン「…!」

サンタナだ_

サンタナ「隠れなくては…」

ジョナサンの中で何かが切れたッ!

ジョナサン「サンタナァァァァ!!」

まるでシュトロハイムの決死の行動をサンタナは!何も感じていない!何より!シュトロハイムの行動が意味の無いものというかの様なサンタナにジョナサンは激しい怒りを覚えたッ!。

サンタナ「邪魔をするな…」

突っ込んでくるジョナサンに肋骨を展開し貫こうとする!
121: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:22:20 ID:L22pmzEY
ジョナサン「こんな物ォッ!」ガシィッ!

バチバチと火花を散らす程の波紋を集めた両腕でジョナサンはその肋骨を掴んだ!

サンタナ「…!」

ジョナサンが掴んでいる部分の肋骨が黒く焦げている!

ジョナサン「はぁぁぁッ!」ばきんッ

乾いた木の枝を折る様な音が響く。

ジョナサン「まだまだァッ!」

残りの肋骨を引き寄せ波紋を帯びた手刀で片側の骨をすべて叩き折るッ!。
122: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:26:28 ID:L22pmzEY
サンタナ「ぬぅぅ!」ズパァッ

突然ジョナサンの手が軽くなる!

なんとジョナサンは!サンタナの胴体の骨'まるまる一個'を引き摺り出してしまったッ!

ジョナサン「!?」

否ッ!

あえてサンタナがそうしたのだッ!
123: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:30:37 ID:L22pmzEY
ジョナサン「!?」

引き摺り出された骨に僅かに気が乱れてしまうジョナサン!

すかさずサンタナはジョナサンに蹴りを放つッ!

ジョナサン「クウゥゥ!!」

すぐに気を取り戻し波紋を帯びた拳で迎え打つ!

ドンッ!

サンタナの脚とジョナサンの拳がぶつかり合う!

大砲を撃ったかのような音が響き渡る!
124: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/17(火) 23:38:43 ID:L22pmzEY
ピシッ…ボロボロ…!

サンタナ「!?」

サンタナの脚が砕け!崩れ始める!

ジョナサン「通ったッ!」

サンタナ「おのれこの原始人がァッ!!」

崩れ落ちた脚を片手を拳にして殴り飛ばしジョナサンの視界を奪う!

ジョナサン「く!?」

その隙に井戸に飛び込むサンタナ!

サンタナ「井戸の水を通り、地下に逃げればオレの勝ちだァッ!」

井戸に飛び込むサンタナ!

しかし井戸を選んだ事は失敗だった事に気付く!
129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/19(木) 08:18:16 ID:iaO0/amE
井戸の底から太陽の光が!?

サンタナ「GUAAAAAAA!?」

す…水面だ!水面に太陽が映って…!!

身体が崩れ始める!

サンタナ「朽ちてたまるかァァァ!!」

サンタナは井戸の壁に手を突き刺し止まる。

そして突き刺した壁を思いっきりぶん殴ったッ!

サンタナは横穴に逃れようとしている!
130: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/19(木) 08:31:27 ID:iaO0/amE
ガガッ

サンタナの物ではない何かの音。

突如サンタナを襲う衝撃!

その衝撃は、壁に張り付いていたサンタナを叩き落とした!

ジョナサンだ!

ジョナサン「まだ霞んで見えるが!太陽がお前の位置を教えてくれるッ!」コオオォォォ!

そう!井戸の中は太陽の光で満ちていた!その中で影が一点あるという事はつまり!そこにサンタナがいるという事なのだッ!

ジョナサン「この一撃で…!」ガッ!

ジョナサンの真下にいるサンタナを蹴り、その衝撃で上部の井戸の壁に向かう。
131: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/19(木) 08:40:23 ID:iaO0/amE
すぐさま体を回転させ井戸の壁に脚をつける。

サンタナ「UAAAAAA!」

井戸の底に逃げようとするサンタナ!

壁を思いっきり蹴り、サンタナに向かって拳を構えるジョナサンッ!

ジョナサン「終わりだぁぁぁぁ!!」

井戸の上部からの落下の力に壁を利用した跳躍ッ!

さらに波紋ッ!

その全ての力を利用した攻撃は!まるで一筋の弾丸のようだったッ!
132: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/19(木) 08:52:46 ID:iaO0/amE
ボゴォンッ!

サンタナ「…!」

サンタナの体を何かが貫いた。

サンタナ「…なんだ…?」

サンタナ「何だこれはああああぁ!?」ボロボロボロッ

サンタナが理解しようとする前にサンタナの体は限界を迎え、石化していった!

サンタナ「OAAAAA…」

腹に開いた穴を中心に内部からも石化していく!

直後上がる水飛沫!

水柱に吹き上げられ粉々になったサンタナの各部も地上に吹き上げられ、太陽に照らされるッ!。

サンタナが動く事はもう…

無かった_

To be continue
133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/19(木) 09:05:30 ID:Q.ER6kX2
スゲェ…ジョセフは水面下に潜らせない様にして日光で仕留めたけどジョナサン自分でトドメ刺した
141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:18:37 ID:.A33Vx3M
ーシャボン玉と波紋ー

飲食店…

ジョナサン「ぶぅあっくしッ!」

今日はくしゃみが多い。

やはり勢いをつけ過ぎたか…

後先考えずに力をフルに使ってしまい、水から上がるのに苦労した…。

そして…

ジョナサン「うぁ…くしッ!」

今に至る。
142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:19:12 ID:.A33Vx3M
「お待たせしましたお客様…風邪ですか?」

ジョナサン「いや、大丈夫だ…たぶん…」

「風邪の時は体力を付ければ良いのでございますよ。」コト…

ジョナサン「…!?」

「スピードワゴンさんから御代は頂戴しましたのでごゆっくりと…」

ジョナサン「ま…待ってくれ!?」

「どうかなされましたか?」

ジョナサン「黒いッ!」
143: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:19:52 ID:.A33Vx3M
「えぇ」

ジョナサン「黒いパスタ何てあるのかい!?」

「これは当店自慢のイカスミパスタにございます」

ジョナサン「イカスミ…パスタ…?」

ヘドロかと思った…。

「美味しいんですよ?」

ジョナサン「う、うん…食べてみるよ…」ズビ…

一口。

ジョナサン「!」
144: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:20:47 ID:.A33Vx3M
ジョナサン「う、美味いッ!」

「でしょう?」

ジョナサン「まさかこんなパスタがあるなんて思いもしなかった!」ズビズバァッ!

「お、お客様、もう少し落ち着いて食べては如何ですか?何も急がなくても料理は逃げませんよ?」

『やれやれ…この店も格が落ちたようだな…』

「!シーザーツェペリ様…」

ジョナサン(ツェペリ…!?)

ジョナサンの右側の奥のテーブルに金髪の青年が座っていた。

ジョナサン(ツェペリ…僕の祖父の師匠の…!)
145: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:23:08 ID:.A33Vx3M


シーザー「ふぅん…あんたがジョナサンか…」

ジョナサン「そうだよ。ジョナサン・ジョースター。君に会えて光栄だよ」

差し出される手。

シーザー「…」

ジョナサン「…?」

シーザーの目つきがキツくなっていく。

シーザー「ふん…お前みたいな奴が柱の男の一人に勝つなんてな」

スピードワゴン「おいシーザー!」

ジョナサン「運が良かったんだよ…それに色々な人に助けて貰ったんだ…」

シーザー「色々な人ねぇ…」
146: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:26:39 ID:.A33Vx3M
シーザー「って事は結局お前の力で倒した訳ではないって事か…」

シーザーはジョナサンをあざ笑った。

スピードワゴン「シーザー…いくらワシでも怒るぞ!」

ジョナサン「うん。そうだよ」

シーザー「!」
147: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/20(金) 23:30:51 ID:.A33Vx3M
ジョナサン「あの人達がいなければ今の僕はいない。だからあの人達のおかげなんだ…」

シーザー「…」

スピードワゴン「ジョジョ…」

シーザー(まさかジョセフって奴の孫がこんなにジョセフ・ジョースターと性格が違うとは…)

シーザー(やはりスピードワゴンさんの言った事は正しかったのか…)

ジョナサン「…?」
148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:08:29 ID:AjTDKyAw
シーザー「せいぜい足手まといにならないようにな」

ジョナサン「努力するよ」

握手を交わす二人。

スピードワゴン(…確かにジョセフ・ジョースターと瓜二つなのに性格は全く反対…このワシでも驚く程だ…)

ジョナサン「!」
149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:14:43 ID:AjTDKyAw
スピードワゴン「な!?」

我に返るスピードワゴン。

何とあろうことかジョナサンがシャボン玉に取り込まれている!

スピードワゴン「シーザー!何を!?」

シーザー「'試しているまでだ'」

スピードワゴン「た、試すだと!?」

シーザー「俺は気取って紳士ぶってる奴が反吐がでるほど嫌いなんだッ!」

シーザー「それに使えるか使えないのかわからない奴と一緒に行動するつもりはないッ!」
150: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:17:37 ID:AjTDKyAw
スピードワゴン(ぬぅぅ!何て荒っぽい性格だ!まるで昔のワシを見ている気分だ!)

シーザー「さぁどうする?ジョナサン・ジョースター」

シーザー「そのシャボンは簡単には割れないように出来ている」

シーザー「脱出出来たらお前の事を認めてやるッ!」

ジョナサン「…」
151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:21:12 ID:AjTDKyAw
シャボン玉の内部を撫でながら考えるジョナサン。

弾力は充分ある…

恐らく一点に力を集中させても割れないだろう。

ただ薄く伸びるだけ…

一点に集中させて駄目なら…

'全体に'流せば良いッ!
152: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:26:09 ID:AjTDKyAw
ジョナサン「…!」コオオオォォ!

シーザー「さあ…どうする?」

シャボンの左の壁には左手を!

シャボンの右の壁には右手を!

ジョナサンはそっと手を添えたッ!。

シーザー(一点に集中させると思ったが…違ったか…)

シーザーが見守る中、ジョナサンの腕から波紋が流れ始める!
153: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:30:39 ID:AjTDKyAw
左右の手から流れた波紋はシャボンの壁を伝い、シャボンの真ん中でぶつかるッ!。

シーザー「…?どうやって抜け出すつもりだ?」

そしてぶつかった波紋は跳ね返り、ジョナサンの手が触れた部分に戻る。

ジョナサン「…はッ!」

ここでジョナサン、またしても波紋を流す。

またしてもシャボンの壁を伝いぶつかる。そして戻る。
154: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:34:46 ID:AjTDKyAw
ジョナサン「はぁッ!」ビリビリ…

また波紋を込める。

スピードワゴン「ど、どんどん波紋の量と速さが増していくッ!」

シーザー「…!」

波紋を流し、壁を伝わり、ぶつかり、戻り、波紋を流す…

どんどんシャボンを伝わる速さは増していき、シャボンが光輝く程絶え間無くジョナサンは波紋を流していく!
155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:42:57 ID:AjTDKyAw
ジョナサン「…ここだぁぁぁぁッ!!」ドオンッ!

一際強い波紋がジョナサンの腕から流れシャボンの壁の真ん中でぶつかった瞬間シャボン玉は弾け飛んだッ!。

シーザー「まさか…こんな方法が…!」

スピードワゴン「とんでもない速さで行き交う波紋のエネルギーに、シーザーのシャボン玉が耐え切れなくなったのか!」

ジョナサン「ふぅー…」

ジョナサン「これで認めてくれるかな?」

シーザー「…」
156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/21(土) 00:51:10 ID:AjTDKyAw
シーザー「…あぁ」

シーザー「柱の男を倒したのはあんたみたいだな…!」

シーザー「あんたに対する疑念は消えた!あんたなら背中を預けて戦えるぜ!」

ジョナサン「ありがとう…!シーザー!いっしょにがんばろう!」

スピードワゴン「ふふ…」

その光景をいつまでも見守るスピードワゴンであった。



シーザー「だが料理を食べる際は一緒には食べたくない」

ジョナサン「だって仕方ないじゃないか!腹が空いている時に胃の中を伝わるあの幸福感が『生きててよかった』って感じることが………
170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:11:32 ID:f6b/yLYo

…宿屋

シーザー「…」

ジョナサン「…」



ジョナサン「シーザー…?一体何を待っているんだい?」

シーザー「柱の男を管理している所はドイツ軍の管轄内だ」

ジョナサン「ドイツ軍…か…」

シーザー「今、渡しを頼んでいるところだ」

ジョナサン「渡し…?」

キキ~ッ!

突如鳴るブレーキ音。

シーザー「来たか…」
171: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:13:36 ID:f6b/yLYo
窓から下を見ると一台の黒い車が止まっている。

ジョナサン「あれが…渡しなのか」

シーザー「あぁ。そして俺のダチでもある」

黒い車の窓が開き中の運転手が笑顔で手を振っている。

シーザー「これからあいつに柱の男の居場所に連れていってもらう…!」
172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:14:10 ID:f6b/yLYo
車内…

ジョナサン「それで…どうだった?スピードワゴンじいちゃん」

スピードワゴン「うむ…やはり私の所の科学者も柱の男を軽んじておるな…」

ジョナサン「確かに信じられない話だしな…無理もないか…」

スピードワゴン「吸血鬼ですら架空の物だと思ってるからな…」

ジョナサン「…」

スピードワゴン「まぁ釘を刺してきたからある程度は大丈夫だろう」

ジョナサン「うん…」

やはり不安にはなる。
173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:15:37 ID:f6b/yLYo
波紋も何も会得していない人間にサンタナという災害を預けるのは不安だ。

何より…また大勢の人間の命が枯れてしまう…

それだけが気がかりだ…。

シーザー「どうなんだマルクゥ。お前の'コレ'」

小指を立てるシーザー。
174: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:16:13 ID:f6b/yLYo
マルク「実は俺…この仕事終わったら結婚するんッスよッ!」

スピードワゴン(…!)

シーザー「本当かよ!?マルク!」

華やかな色が付いた話はジョナサンの気を楽にさせた。

ジョナサン「どうしたんだ?スピードワゴンじいちゃん?」

スピードワゴン「い、いや…なんでもない…」

スピードワゴン(ワシの長年の勘が何か伝えようとしている…あのマルクという青年に不吉な予感が…!)
175: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:16:57 ID:f6b/yLYo
シーザー「じゃあ早く柱の男を倒して帰ろうぜーッ!」

マルク「うっひゃあああ!!」

悶えるマルク。

ジョナサン「マ、マルク君ッ!ちゃんとハンドルを…!!」

スピードワゴン「ハンドルをしっかり握るんだァ!!離すんじゃあないッ!」

後部座席の二人は違う意味で悶えていた…。
176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:18:09 ID:f6b/yLYo
ドイツ管轄地_柱の男の遺跡_

ジョナサン「う…呼吸を整えるんだ…!」

どうもジョナサンは車に慣れない。

何故だろう…。

シーザー「なんだ…?誰もいないぞ?」

マルク「おかしいな?俺が出た時は兵士が多かったんだけどな…」

懐中電灯で辺りを照らしてみるが…誰もいない。
177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:18:42 ID:f6b/yLYo
ジョナサン「…」コオォ…

嫌な雰囲気だ…

ジョナサンは即座に'何が'起こっても直ぐ対応出来るように波紋の力を自身に巡らせる。

スピードワゴン「柱の男達がいたという石壁を見てみよう…」

スピードワゴンも警戒している。

危機察知能力は老いてもなお健在だ。

シーザー「あっちか…」

歩みを早めるシーザー。
178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:19:36 ID:f6b/yLYo
恐らく柱の男達は既に_

目覚めているだろう_

グニッ

マルク「え?」

おかしな感触だ。

まるで空気の抜けた風船を何個か重ねて踏んづけたかのような…

足元を照らしてみる。

マルク「う…うあああああ!!?」

懐中電灯を放り投げ、突然叫び走りだすマルク。

シーザー「マルク!?一体どうしたんだ!?」

落ちた懐中電灯を拾い、床を照らしてみる。
179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:20:38 ID:f6b/yLYo
シーザー「…!」

スピードワゴン「こ、これは!?」

ジョナサン「ま…まずいッ!彼を止めるんだッ!」

シーザー「マルクーッ!!」ダッ!

マルクが走っていった方向に向かうシーザー。

ジョナサン「恐らくまだ柱の男は近くにいるッ!」
180: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:21:29 ID:f6b/yLYo
ジョナサン「恐ろしい感覚だ…!サンタナが目覚め、戦った時と同じ…嫌ッ!遥かに恐ろしい気配を感じるッ!」

スピードワゴン「とにかく早くマルクを見つけ、止めなければ「マルクーッ!!」

シーザーの悲鳴にも似た絶叫が響く。

ジョナサン「!」

スピードワゴン「い、いた!マルクだ!」
181: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:22:07 ID:f6b/yLYo
やっとシーザーに追いつくジョナサンとスピードワゴン。

ジョナサン「マルク!大丈夫…!」

様子がおかしい。

辺りが暗闇に包まれている中にマルクの姿が浮かび上がっているのだが…

マルクの左側が暗くて見えない

ジョナサン「こ…これは…!」

しかし_暗闇の所為ではなかった

マルク「シー…ザー…」

マルクの半身が

スピードワゴン「な…なんてことだ…!?」

無かった
182: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:22:48 ID:f6b/yLYo
シーザー「マ…マルク…ッ!!」

よろよろと此方に歩いてこようとするマルク。

しかし足が一つしかないのだ。

だから今マルクは倒れた。

マルクを抱えるシーザー。

ジョナサン「どうしてこんな事に…!?」

スピードワゴン「ジョジョッ!あれを!」

スピードワゴンがジョナサンにある方向を指差し、伝える。

ジョナサン「!!」

そこには巨大な3人の男の後ろ姿があった。
183: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:23:31 ID:f6b/yLYo
ジョナサン「あの男達が…彼を…!」

コオォォォォ…

ジョナサン「!」

マルクの身体を眩い光が包んでいる。

シーザーの波紋だ。

マルク「シーザー…」

「あり…がとう_」
184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 16:24:31 ID:f6b/yLYo
やがてマルクを包む光が消えていく。

半身を失ってなお、マルクの表情は苦痛に歪む表情ではなく

安らかなものだった_

シーザー「…うっ…」

シーザー「マルク…!」

黙ってみているしかなかった…
187: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 23:29:19 ID:f6b/yLYo
『柱の男』…ド…

スピードワゴン「…誰かを守るため…失わないために身に付けた波紋を…まさか'こんな事'に使うなんて…!!」

シーザー「…マルクは…ただの若者だった…」

ジョナサン「…」ドドド

シーザー「普通の人々と同じ…家族を愛し…恋人を愛し…国を愛し…仕事に一生懸命のただの青年だった…!」

ジョナサン「…!」ドドドドドッ!!

シーザー「ただの…
若者
だったッ!!」
188: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/23(月) 23:30:09 ID:f6b/yLYo
ジョナサン「シーザー…!!」ドドドドドッ!

血管が湧き上がるのを感じる…!

かつてこれほどまでに怒りを覚えた事は…ないッ!

シーザー「ジョジョォ…お前は引っ込んでいろォッ!」ゴゴゴゴゴォッ!」

シーザー「俺がカタをつけるゥッ!!」ブオアアアアア!!

手を合わせ波紋を込めるシーザー!

シーザー「カタをつけなければ…気が済まないッ!!」バババババッ!

そして広げられた手のひらからは溢れる光ッ!

シーザー「許さねェッッ!!」

シーザー「シャボンランチャァァァァァッ!!」

To Be Continued_
190: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 22:27:22 ID:836qaQiA
「…」

三人のうちの一人が足を止めこちらを向く。

シャラン…

頭に細かい刃のアクセサリーのようなものを付けている。

シャランシャラン…

そして頭を振り回す!

ハエが飛び回っている時に頭を揺らすかのようだ。

スピードワゴン「…!」
191: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/24(火) 22:57:26 ID:836qaQiA
パチンッ

シーザー「何!?」

ジョナサン「シーザーのシャボンが!」

パパパパパパッ!

一つ残らず割れた…?

シーザー「クソッ!もう一度!」サク…

シーザー「ッ!?」

口元に走る痛み。

シーザー「これは…!」

血が出ている。
192: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:16:31 ID:6M4YB7C.
ジョナサン「これは…ワイヤーの刃の風圧が波紋を…!?」

ジョナサン「シーザー!」

シーザー「ぐうああああ!」スパパパパッ

スピードワゴン「こいつらは…波紋の対抗策を…波紋を知っているッ!」

スピードワゴン「こいつらと波紋はッ!2000年前に出会っているッ!」

ジョナサン「これが…柱の男ッ!」
193: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:17:02 ID:6M4YB7C.
「ふん…」

再び背を向け、立ち去ろうとする柱の男の一角ッ!

シーザー「て、てめぇら…!」

目が霞む。

血が…目に…。

ジョナサン「シーザー!やめるんだッ!」

シーザー「逃げる気かああぁ!?」

飛び上がり柱の男達にシャボンをばら撒こうとするシーザー。
194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:18:15 ID:6M4YB7C.
ドスッ!

なんとッ!それを後ろも振り向かずに先程の男はシーザーの喉元に指を突き刺し止めるッ!

シーザー「ガッ…」

そしてシーザーを近くの柱に叩きつけた!

シーザー「…!!」

スピードワゴン「シーザーッ!!」
195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:18:46 ID:6M4YB7C.
シーザー(ク、クソ…ッ!!俺は無力だ…ッ!!)カ…ア…ッ!

「ふむ…」

あたりを見回す男。

「どうやら波紋使いはもう…!」

男の目がジョナサンを捉える!

ジョナサン「…!」

「ほう…」
196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:19:28 ID:6M4YB7C.
「中々骨のありそうな奴よ…肩慣らしにはちょうどよかろう…」

男が呟くと後の二人が足を止め、こちらを向く。

「…ワムウが興味を持つとは…珍しいな」

ワムウ「カーズ様、エシディシ様、しばしこのワムウに…」

エシディシ「わかっておるわ…'戦闘の天才よ…'」

カーズ「自由にやるがいい…」

そう言い残し出口に向かう二人。

ワムウ「ありがたき幸せ…」
197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:20:40 ID:6M4YB7C.
ワムウ「…」

再びこちらを振り向くワムウ。

ジョナサン「…」サ…

構えるジョナサン。

ザッ…ザッ…

ワムウ「…」

ゆっくりとジョナサンと同じ地に立つワムウ。
198: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 00:27:13 ID:6M4YB7C.
ジョナサン「…!!」バチバチバチバチッ!!

ジョナサンの腕に満ちる波紋エネルギーが激しく躍動し、音をたてるッ!

ワムウ「…」ドヒュゥゥゥ…

対するワムウは自分の体を中心に風を従えるッ!静かだが強力なッ!何者にも屈する事の無い風を漂わせているッ!

シーザー「…ッ」

(ジョジョ…ッ!)

スピードワゴン「シーザー…ジョジョを…ジョナサンを信じようッ!」
201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:06:34 ID:6M4YB7C.
ジョナサン「はぁぁッ!」ドヒュウッ!

先に仕掛けたのはジョナサンッ!

波紋を込めたパンチがワムウに向かう。

ワムウ「ふんッ」

バチィッ!

しかしそのパンチをワムウは平然と片手で止める。
202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:22:24 ID:6M4YB7C.
ワムウ「それで終わりか?」

ワムウ「む…」

続けてアッパーを繰り出すジョナサン!

グニャリ…

なんとワムウの首が大きく仰け反り、アッパーを躱した!

スピードワゴン「やはり体の構造が異常ッ!こんな奴に勝てるのかッ!?」
203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:26:13 ID:6M4YB7C.
ジョナサン「うおおぉ!」

振り上げた腕の肘に波紋の力を流しワムウに振り下ろす。

グニャア…

やはり避けられる。

ジョナサン「く…!」

ワムウ「これしきの動きも見切れないとはな…俺の見当違いだったか…」ヒュルルルル…

ワムウの腕に風がまとわりつく。
204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:32:56 ID:6M4YB7C.
ワムウの腕がジョナサンを狙うッ!

ジョナサン「来るか…ッ!」

巨大な腕がジョナサンの脇腹を掠める。

スパパパッ

纏った風がスクリューのように形を変えジョナサンを傷つける。

ジョナサン「!」

ワムウ「…!」

しかしジョナサンは!'敢えて'その腕を掴んだッ!
205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:39:33 ID:6M4YB7C.
ワムウ「なに…?」

実に奇妙な経験!

今まで自分に挑んできた戦士は皆、距離をとるかそのまま捉えらろ引き裂かれた。

しかし目の前のこの男はこの風を纏う腕を掴んだのだ。

ジョナサン「これなら当てられる…ッ!」

ジョナサンの腕に波紋が集まり、やがて山吹色に変色していく!

シーザー「カハッ…あ、あれはッ!」

シーザー「波紋の中でも特に威力が高い波紋ッ!」

シーザー「山吹色波紋疾走ッ!」
206: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:45:35 ID:6M4YB7C.
ワムウ「!」

その山吹色の輝きを纏った拳は確実にワムウを捉えていた!

ワムウ「ちぃッ!」

肉体を変化させて避けようとするもジョナサンに腕を掴まれているのだ。

腕は動かせられない。

それに腕を抑えらているのなら必然的に胴体に繋がる根本の部分はどうしようもない。

食らう_
207: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:51:26 ID:6M4YB7C.
ビシィッ!

僅かにワムウの肩を抉る!

ジョナサンの拳が当たる寸前にジョナサンに蹴りを入れて体勢を崩させたのだ!

ジョナサン「く…!なんだ今の波紋は…!?」

何が起こったかわからない…

いつもと違う波紋が腕に集まっていた…?

ワムウ「…ぬぅ。勇敢とも無謀とも言える行動だ…」

ジョナサンを真っ直ぐ捉え、呟くワムウ。
208: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/25(水) 23:57:48 ID:6M4YB7C.
ワムウ「だがッ!この俺に傷を負わせた事は事実ッ!見事…と言っておこう…」

ジョナサン「…!」

ワムウの肩から腕にかけて風が集まっている…!

明らかに先ほどの攻撃の時の風とは違うッ!

すると次に来る行動は大技か何かだッ!

起き上がり先ほどの波紋をイメージして纏わせる。
209: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 00:04:46 ID:deW317iQ
ブアアアアア…!

ジョナサンの腕に先程の山吹色の波紋が浮かび上がる。

…だが微量だ。

しかし'この色'を使う事がジョナサンにとっての最善ッ!

ワムウ「ならその行動に対し賛美を与えてやるのも戦士の宿命…ッ!」

ワムウの腕がこちらに突き出されるッ!

ワムウ「闘技ッ!」

ドゥルルルルッ!

「神 砂 嵐 ッ !」
213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 22:49:14 ID:deW317iQ
ゴキャッグキャッ…

ワムウの両手が奇怪な音を立てながら周り始める。

ジョナサン「下手に動くと出来ない!」

ジョナサン「後ろにはシーザーとスピードワゴンじいちゃんがいる…!」

ワムウの両手が風に包まれて見えなくなる。

ジョナサン「引くことも出来ないッ!そして前には強力なハリケーンッ!」

ルゴォォオォゥッ!

やがて二つの竜巻がジョナサンに向かって放たれる!
214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:02:45 ID:deW317iQ
ジョナサン「下がる事が出来ないならばッ!前に進み打ち勝つしかないッ!」コオオォ!

拳を振り上げ力いっぱい地面を殴る。

ジョナサン「いつもの僕の波紋なら無理だ…!しかしッ!'今の僕'の波紋ならッ!」

オオォォ!

ジョナサンの胴体



そして腕を伝わり山吹色の波紋がどんどん伝わっていく!
215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:09:01 ID:deW317iQ
ジョナサン「伝われッ!波紋ッ!」

ジョナサンの殴りつけた拳から高出力の波紋が流れ、ワムウに向かっていく!

シーザー「波紋伝導力が無い地面に波紋を流した…!?」

スピードワゴン「それほどにジョナサンの波紋の力は強力ッ!そして確実に柱の男に向かっているッ!」

地面を駆ける波紋の波はワムウの神砂嵐より早く!ワムウとの距離を縮めていくッ!

ジョナサン「確かに恐ろしいほどの風力だが、その分風は集まり逆にお前のほうも視界は効かなくなるッ!」
216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:13:55 ID:deW317iQ
ワムウ「ッ!?」

突然足から衝撃が走りワムウの体が浮かび上がる!

ワムウ「ぬぅ!」

地面を走る波紋はワムウの立つ足場ごと吹き飛ばす!

ワムウ「体勢を整えねばなるまい…!」

神砂嵐を解くワムウ。

開ける視界。

そこに映り込む男が一人。

ジョナサン「おぉぉぉ!!」

ジョナサンだッ!
217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:19:17 ID:deW317iQ
ワムウ(こ、こいつ!俺の神砂嵐が'解ける前に'近づいてきたのか!?)

よくみればジョナサンの体は傷だらけだ。

体の様々な部分が血に滲んでいる。

ジョナサン「これが僕の…!」コオオォッ

山吹色の波紋が集まる。

ジョナサン「全力だぁぁぁぁぁッ!」

この一撃で勝負を決めるッ!

そう、ジョナサンは'確実に'トドメを刺すために距離を詰めていたのだッ!
218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:26:30 ID:deW317iQ
よって傷だらけになりつつも!ワムウに致命の一撃を突き入れるには充分すぎるほどの間合いッ!

文字通り'全力'なのだッ!

ワムウ「素晴らしい男よッ!このワムウの神砂嵐をも恐れぬ勇気!賞賛に値するものだッ!」

ジョナサンの拳が迫るッ!

ワムウ「…だがッ!」

ジョナサンの拳がワムウ本体に当たる事はなかった_。

ワムウ「俺は'風のワムウ'ッ!貴様は勝負を急ぎ過ぎたのだ…!」
219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:31:16 ID:deW317iQ
ジョナサンの拳とワムウの体の間に分厚い空気の層が出来ていたッ!

ジョナサン「く…!駄目か…!!」

そしてジョナサンの拳に纏う波紋は微弱…つまり山吹色の波紋ではないのだ_。

ワムウ「ぬうぅッ!」

体を翻してジョナサンに蹴りを見舞う。

ドガァッ!

ジョナサン「ぐああああ!!」

ジョナサンは地面に叩きつけられた。
220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/26(木) 23:38:18 ID:deW317iQ
ジョナサン(まだ…'あの'波紋をコントロール出来ていない…)

その脇に降りたつワムウ。

ジョナサン(それに…もし'あの波紋'を維持出来ていたとしても…風の壁は打ち破れなかっただろう…)

ワムウ「…」

小指一本も動かせられない…

波紋を放出した事と、鎮まり始めていたとはいえ神砂嵐に飛び込んでいた時の傷が原因だ…。

これ…まで…なのか…
221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 23:02:42 ID:dUQg/Yu2
ワムウ「…満足だ」

倒れているジョナサンに背を向け、歩き出すワムウ。



ザッ…

ワムウ「…!?」ゾクッ

振り返る。

ワムウ「…貴様ッ」

ジョナサンだ。
222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 23:05:21 ID:dUQg/Yu2
ジョナサン「…!」

目が虚ろだ。

おそらく意識も定かではないだろう。

ジョナサン「……に手を…出すな…!」

ワムウ「…」

ジョナサン「シーザーと…スピードワゴンじいさんには…手を…出すな…ッ!」

ジョナサンは知っていた。

ワムウがシーザーとスピードワゴンを消す可能性を。
223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/27(金) 23:14:13 ID:dUQg/Yu2
もし'消す'と答えれば…

この男は迷わずこの俺に向かってくるだろう_

ジョナサン「…」コ…オ…ォ

もう波紋も残っていない筈なのに波紋の呼吸をする。

ワムウ(他者の為に命も投げ出すか…)

視界の真ん中にワムウがいて、そのワムウがだんだんと近づいてくるのを最後にジョナサンの意識は深い闇に落ちていった_
230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/28(土) 23:10:02 ID:4RT50fJU


_

_!

ジョナサン「…!」

ここは…

シーザー「気がついたか!」

ジョナサン「シーザー…」

無事だったんだ…

よかった…

ジョナサン「…う…?」

違和感がある。

喉に…
231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:00:02 ID:ug1KCuMM
シーザー「…'その'違和感の正体を知っているかも知れない人がいる」

ジョナサン「!」

シーザー「ジョジョ…お前の喉には'リング'が埋め込まれている」

ジョナサン「リング…?」

シーザー「あぁ。スピードワゴンさんがお前の手当をする際に財団の医者が喉にリングのような物があると言っていた…」

シーザー「取り出す事は不可能らしい…」

ジョナサン「…」
232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:08:14 ID:ug1KCuMM
ジョナサン「いこう…」

シーザー「…」

ジョナサン「その人の元へ!」

シーザー「…あぁ、付き合うぜ…!」

シーザーは内心負い目を感じていた。

友人が死に、それに対してジョナサンは共に怒ってくれた。数分前まで他人だった者の突然の死に…

そして足手まといになってしまった俺…そしてスピードワゴンさん…。

俺たちを守る為にその身を盾にまでしてくれた…。
233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:15:38 ID:ug1KCuMM
シーザー(この'恩'…必ず返すぜ…!)

心に硬く刻み込む…

シーザー(もう二度と!自分の目の前で誰かを死なせはしないッ!)

かつての父のような事はもう嫌だ。

今でも鮮明に思いだせる。

息子だと知らなくても、それでも壁に近づく俺を突き飛ばして壁に取り込まれた…
234: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 00:19:00 ID:ug1KCuMM
'他者の為なら自分をも顧みない'

ジョジョには'同じ'道をなぞらないで欲しいのだ_

だから_

共に強くなるッ!

それが今の俺に出来る事ッ!
242: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 16:15:11 ID:3bEuebSA
心臓にはリングなしか?
246: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:38:23 ID:ug1KCuMM
>>242
リングは喉のみです。原作ではジョセフが逃げないように付けてましたが戦いを通してジョナサンはそんな男ではないと思ったワムウはリングを付けませんでした。
喉のリングはエシディシが気まぐれで付けたものです(笑)
237: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 12:49:10 ID:ug1KCuMM
…ヴェネチア

ジョナサン「…」コーホー

シーザー「…」

リサリサ「…さあ行くわよ修行の地へ!」

ジョナサン「…」コーホー

…なんなんだこのマスクは…。

シーザー「…先生」
238: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 13:29:28 ID:ug1KCuMM
シーザー「何故ジョジョにあんな器具を…」

リサリサ「その男は波紋の基礎がなっていない」

ジョナサン「…」コーホー

リサリサ「しかし山吹色の波紋は使える…よって一時的に山吹色の波紋を使えない状態にします」

ジョナサン(苦しい…!)コーホー

リサリサ「そしてこれからの修行は波紋の基礎を高める修行ッ!」

神々しい高き塔に着く。
239: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 13:42:41 ID:ug1KCuMM
リサリサ「さっそく修行に入ります…!」バンッ

塔の扉を開け放つ。

リサリサ「名付けて…」

リサリサ「地獄昇柱ッ!!」

扉の先がいきなり崖になっている!

中は空洞!そして真ん中に天を貫く柱ッ!眼下には何かの液体で満たされている…?

身を乗り出して見ようとする。
240: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 13:56:49 ID:ug1KCuMM
ゲシ

シーザー「え」

ジョナサン「コーホー?」

ドボン…

落とされた…

シーザー「ぷはぁッ!?」

ジョナサン「これは…油…!」コーホー
245: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 17:22:53 ID:ug1KCuMM
シーザー「先生…!まさか最初からこの修行を!?」

リサリサ「…」

ジョナサン「な、なんて冷たい眼差しだ…!」

リサリサ「ちんたら修行をしてどうするというのです。'使えるか使えないか'の問題…!」

リサリサ(少し厳しいけれど…ジョジョには'時間'がない!)
250: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/29(日) 22:12:49 ID:ug1KCuMM
外に消えていくリサリサ。

シーザー「く…やるしかない!」

ジョナサン「確かに…!」

ピト…

柱の表面は油が常に纏っている。

シーザー「滑ったら最後か…厄介だ…」

ジョナサン「いいやシーザー、逆に捉えてみよう…」

ジョナサン「"柱を伝っているのが油でよかった'と!」

ジョナサン「ハアァァァ!」コオオォ

ジョナサンを中心にして波紋が広がる。
251: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 00:46:30 ID:/UAQNUYM
シーザー「なるほど…!水ならば波紋も良く通るが乾けば伝導力の増量は0になる…」

シーザー「だが油なら!水より長持ちするし流れ落ちる速度は水より遅い!」コオオォ!

シーザーも波紋を込める。

ジョナサン「…」コオオォ…

なんでだろう…

何故今僕は'逆に考える'事が出来たんだ_?
252: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 00:53:38 ID:/UAQNUYM
バシャッ

勢いよく水面からジャンプするシーザー!

シーザー「はぁッ!」ビシィッ!

柱に張り付く!

シーザー「確かに水と波紋が伝わる感覚が違う!これなら!」

ジョジョも後に…

来ない_?
253: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 00:57:42 ID:/UAQNUYM
シーザー「…?」

下を見る。

そこには今だ波紋を練っているジョナサンの姿。

シーザー「ジョジョ!何してんだ?」

ジョナサン「…駄目なんだ」

シーザー「駄目…?」

ジョナサン「指の先の方が波紋が強く出せる事は今ので分かった…」

ジョナサン「だが!'今の僕'には登れないッ!」
254: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 01:01:43 ID:/UAQNUYM
シーザー「'今の僕'だって…?」ビシィ

シーザー(山吹色の波紋を使えないからか…?)

しかしジョナサンの様子をみているとそれでもないらしい。

シーザー「一体何が駄目なんだ…?」

ふら…

シーザー「!!」
255: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 01:04:04 ID:/UAQNUYM
バシィッ!

あ_危なかった_!!

どうやらジョジョを心配する余裕はないらしい…

相当な精神力と集中力が必要だ!

シーザーは登る事にだけ意識を集中し始めた。
256: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 01:07:37 ID:/UAQNUYM
ジョナサン「…」コオオォ…

抜群の波紋を練れている。

状態も安定している。

乱れもない。

しかし'何かが'足りない_

おそらくその'何か'の答えはリサリサ先生が言った波紋の基礎に関係するものなのだろう。

指の先は…今分かった。

後は何が足りないんだ_
257: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 01:13:01 ID:/UAQNUYM
目を閉じて意識を沈めてみる。

暗い水面に波紋が浮き出て広がっている_

静かだ_

まるで自分が水の中にいるような_

その浮き出ている波紋のイメージを強く想像してみる。

ただ単純に力を入れて強くするんじゃあない。

波紋の線を何処までも伸ばす様に_

意識する_!
264: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 22:08:17 ID:/UAQNUYM
ジョナサン「はぁぁ…」フォーン…

ジョナサンを包む波紋の色が変わり、深い青色になっていく!

ジョナサン「リサリサ先生の言っていた波紋の基礎…」

油を掬い手を裏返す。

落ちない!

ジョナサン「波紋の'色'を掴む事だったのか!」
265: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 22:42:21 ID:/UAQNUYM
柱を見る。

シーザーはもう遥か上にいる。

遅れてしまったが…この波紋なら!

ジョナサン「液体の為の波紋…」

油を掬い柱に狙いをつける。

ジョナサン「青緑波紋疾走ッ!!」

掬い取った油が美しい輝きを放つ!

それは油であることを忘れさせるほどに澄んだ青色だった!
266: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 22:49:19 ID:/UAQNUYM
ジョナサン「あの高さまで登るには…」

柱に一定間隔で掬い取った油をぶつける。

ジョナサン「これだぁぁぁぁ!」

そしてジョナサンは!ぶつけた油に向かって飛んだ!

バチッ!

足と柱に付けられた油の塊が引き合う!

そしてさらにその塊を足場にして上部にある塊に飛ぶ!

バチィッバチィッ

そしてあっという間にシーザーがいる付近にまで昇り詰めた!
267: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 22:58:23 ID:/UAQNUYM
ジョナサン「やあシーザー、調子はどうだい?」

シーザー「おわ!?」

手が離れそうになるが必死に柱を掴み立て直す。

シーザー「ジョ、ジョジョ!さっきまで下に…!?」

ジョナサン「やっと波紋のコツが分かったんだ!」

ジョナサン「後は登るだけ!」

シーザー「全く…凄い爆発力だよ…」

残る地獄昇柱の高さは3分の1ッ!
268: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:10:47 ID:/UAQNUYM
ジョナサン「早く登りきって強くならなければ…!」

もう一度あの男…ワムウと戦って勝つ為に!

何故かはわからないが…決着をつけなければならないのだ。

ジョナサンの何かがそう伝えているのだ。

ジョナサン「うおぉぉ!」バチバチバチバチ!

物凄い速さで柱を駆け上るジョナサン。

シーザー「待てジョジョ!そんなに焦ったら滑り落ちるぞ!」
269: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:20:10 ID:/UAQNUYM
カチッ

ジョナサン「…」

シーザー「ジョ…ジョジョ…?」



ゴゴ…

ゴゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴ!

ジョナサン「まずい!」

身を守るジョナサンとシーザー。
270: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:34:07 ID:/UAQNUYM
ゴアァァッ!!

柱の溝から油の飛沫が吹き出す!

そしてその飛沫は!やがて柱の上部への道を妨げる膜となった!

シーザー「マ、マンマミーヤ…」

ジョナサン「こ、これは…」
271: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:36:40 ID:/UAQNUYM
胸ポケットからペンを取り出すシーザー。

ス…

油の膜に近づける…

ガガッ!

シーザー「…!」

ペンが真っ二つだ…

シーザー「まるで高圧力のバリアーだな…」
272: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:41:58 ID:/UAQNUYM
シーザー「…」ジ…

ジョナサン「う…」

シーザーの目がジョナサンを射抜く。

ジョナサン「す、済まない…」

シーザー「…」

再び高圧飛沫の方を見るシーザー。

ジョナサン(やってしまった…もう少し注意して昇るべきだったんだ…)

後悔するジョナサン。
273: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/30(月) 23:46:52 ID:/UAQNUYM
しかしシーザーはジョナサンを責めてはいなかった。

シーザー(恐らくこの高圧飛沫も修行の一つなのだろう…なら普通に登りきるよりこの飛沫を超えた方が効果は絶大!)

シーザー(失敗は許されない…ミスしたら待つのは死…!)

シーザー「だがこれしかないッ!」

柱から手を離し大きく仰け反るシーザー。

ジョナサン「あ、危な…!」

否ッ!

シーザーは足に波紋を集中させ、柱に立ったのだ!
276: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:16:59 ID:ty2RAFCc
シーザー「足元にくっつく波紋ッ!」

シーザー「そして手の先には弾く波紋を一点集中ッ!」

ドバオゥッ!

ジョナサン「シーザー!!」

高圧油膜に突っ込むシーザー。
277: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:19:39 ID:ty2RAFCc
バチバチバチッ!

シーザーは…

体を切断されてはいないッ!

ゆっくりと通過している!

手の先、肘、首、胸、足と…

段々と油膜を越えていく!

ジジジ…バチンッ!

そして足の先も油膜を越えたッ!
278: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:25:46 ID:ty2RAFCc
ジョナサン「おおぉ!凄いッ!シーザー!」

くっつく波紋と弾く波紋を同時に!

例えるなら磁石のS極とN極のように放出し、油膜を越えるなんてッ!

シーザー「はぁッ!はぁッ!」

シーザー(何とか越えれた…!そして危なかった…!)

シーザー(危うく波紋を使い果たす所だった…!)
279: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:45:20 ID:ty2RAFCc
シーザー(ジョジョも大丈夫だろう)

シーザー(…)

シーザー(本当に大丈夫なのだろうか?)

ジョナサンを見る。

どう越えようか考えているようだ。

シーザー(…)



シーザー
登頂成功!
280: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:48:47 ID:ty2RAFCc
ジョナサン「…」

ジョナサンは思い出していた。

ストレイツォの'技'を。

この高圧油膜はあの技と似ている。

あの時はあらかじめ喉に攻撃が来ると分かっていた。

今回も同じだ。

いや…

今回の方が簡単ではないか?
281: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 22:54:51 ID:ty2RAFCc
今回は'タイミング、当たる場所'を自分で決められるのだ。

あの時の感覚を思い出せば…!

ジョナサン「ハアァァァ!」

しかし自分にはシーザーの様に精密なコントロールはまだ出来ない…

同時に波紋を作るのはまだ難しそうだ…。

だがコントロール力が無くても僕自身の長所を活かせばいいのだ!
282: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 23:02:11 ID:ty2RAFCc
まず体の上部に弾く波紋を集中させる!

足の吸着力が弱くなるが耐える。

ジョナサン「僕には波紋の爆発力とそれを活かせるだけの量があるッ!」

ジョナサン「液体の特性を理解し、使いこなす事が出来る波紋、青緑波紋を使えば…!」

ジョナサン「通常の波紋を使うより液体を利用しやすく使用する波紋量も通常より少ないッ!」

段々とジョナサンの体の上部が蒼く輝いていく。
283: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 23:09:42 ID:ty2RAFCc
ジョナサン「いくぞッ!」

足元には弾く波紋を集め一気に油膜に突っ込む!

手を合わせ、油膜にぶつかる!

シーザーと同じように油膜を弾き、上昇!

ジョナサン「ここだッ!」

そして高圧油膜が足元にまで迫った所でジョナサンは体の上部に集めた波紋を一気に両足に集中!

油膜の層を思いっきり蹴り、その反動で一気に地獄昇柱の頂上まで登り切ったッ!
284: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 23:17:17 ID:ty2RAFCc
ジョナサン「ふうぅー…」

ジョナサンを包む蒼い光が消えていく。

それを遠くから見つめるシーザー。

シーザー「波紋の基礎…か」

シーザー「俺のほうが波紋の修行はしていたのにお前は直ぐに追いつくんだな…」

リサリサ「才能…だと思っているの?」

シーザー「せ、先生…!」

リサリサ「誰にでも得意不得意はあるものです」

リサリサ「ジョジョが液体やそれぞれの物体の性質を利用した波紋を使えるように貴方もシャボン玉という方法で波紋を使えます」

リサリサ「シャボン玉はジョジョには扱えないでしょう。そこが貴方の強みなのです」

シーザー「…はい!」
285: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/01(火) 23:21:19 ID:ty2RAFCc
ジョナサン「…」

僕はシーザーの様に波紋を上手くコントロール出来ていない…

青緑波紋も使う場面が限定される…

シーザーの様に波紋を自由自在に使える訳ではない。

ジョナサン「この波紋の修行で…一体僕は'どう'変われるのだろうか…」



ジョナサン
登頂成功!
290: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/02(水) 22:27:20 ID:4sHNRia6
リサリサ「ジョジョ!シーザー!」

リサリサ「貴方達には次の修行…特性の強化に励んでもらいます!」

シーザー「特性の…」

ジョナサン「強化?」

リサリサ「詳しくは'二人'に聞きなさい」
291: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/02(水) 22:43:53 ID:4sHNRia6
ジョナサン、シーザー「はッ…!?」

いつの間にかジョナサンとシーザーの後ろに大男が立っていた。

リサリサ「その者達はロギンズとメッシーナという者です。そして貴方達の師匠になる者!」

リサリサ(指輪溶解まで後24日といったところ…この期間内に!二人の能力をさらに底上げする!)
292: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/02(水) 22:52:44 ID:4sHNRia6
ロギンズ「ほぅらジョナサン・ジョースター。この波紋に触れてみろ」

ロギンズの片腕に波紋が集まる。

その色は少し薄い緑色を混じえた波紋だった。

ジョナサン「…?」

ガシ

ロギンズの腕に触れてみる。

ジョナサン「…む?」
295: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:07:09 ID:imJT4m86
メッシーナが両手を閉じる。

メッシーナ「シーザー。この波紋の形を見てみると…」ブワァッ

シーザー「なんだこれは…」

そして開かれた腕の中には…

シーザー「水が入っている!?」
296: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:11:02 ID:imJT4m86
ジョナサン「は…離れない!?」

シーザー「何故水が中に!俺の様に石鹸水を…!?」

ジョナサン「…段々熱く!?」

シーザー「これは…波紋で水を閉じ込めたのか!」

ロギンズ「…フフフ」

メッシーナ「…プ」
297: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:14:32 ID:imJT4m86
ジュウゥ…!

バチィン!

ジョナサン「うあああ!?熱いッ!!」

シーザー「ぬああああ!水が!水が鼻に!ゲホッ!」

ロギンズ「ふはははははぁッ!」

メッシーナ「ぶぁはぁーッ!!」
298: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:19:44 ID:imJT4m86
ロギンズ「ジョナサン・ジョースター!今のも波紋の力なのだよ!」

ロギンズ「お前は知らないだろうがなぁーッ!」

ジョナサン「こ、これが波紋?」

熱伝導も磁石みたいに貼り付けるのも!?

ロギンズ「これらの複数の波紋を行使出来るようになったら山吹色の波紋の正しい使い方を教えてやる!」

ジョナサン「は…はい!」

ロギンズ「…もっとも…山吹色の波紋を教えるのは私ではないがな」
299: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:22:26 ID:imJT4m86
ジョナサン「じゃあリサリサ先生が…?」

ロギンズ「いや違う」

ロギンズ「その時になれば分かる事だ…」

ジョナサン(リサリサ先生でもロギンズさんでもない…?)

ジョナサン(なら他に誰が…)
300: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:27:05 ID:imJT4m86
メッシーナ「今の波紋は水を中心として作り、纏わせた波紋だ…」

メッシーナ「石鹸水などは使ってなどいない!全て'感覚'を覚え、行使したのだ!」

シーザー「感覚…」

メッシーナ「この技術は物体を防護、鋭利化、波紋効果の上乗せなどに使う事が出来るのだ!」

シーザー「シ…シャボン玉にも使えるのですか!?」
301: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:31:09 ID:imJT4m86
メッシーナ「使えん」

シーザー「く…」

メッシーナ「少なくとも'私達'はだ」

シーザー「え…」

メッシーナ「何故使えないか?何故なら私達は…」

メッシーナ「シャボン玉を使わないからだッ!」バーンッ!

シーザー「ではシャボンを使う俺は出来るんですね!」

メッシーナ「出来る」
302: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 00:33:29 ID:imJT4m86
メッシーナ「かもしれないし出来ないかも知れない」

メッシーナ「この技術を活かせるかどうかはお前次第ということだッ!」

シーザー「…はい!」

シーザー(この技術を掴めれば…俺の爺さんの'あの技'も…!)
308: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:19:25 ID:imJT4m86
それからッ!
ジョナサン達の修行が始まったッ!

ロギンズ「青緑波紋なぞ初歩中の初歩ッ!水を触っていれば分かるッ!」

ロギンズ「屋根に縛り付けられて太陽の熱を感じ、緋色の波紋のコツを掴めッ!」

ジョナサン「の、喉が…乾くッ!」
310: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:25:04 ID:imJT4m86
メッシーナ「シャボン玉の群れで的を狙うのではなく一つのシャボン玉でも的に当てられる様にしろッ!」

シーザー「はいッ!」

メッシーナ「何だその速度はッ!?それじゃあ敵に避けろと言ってるものだぞ!」

シーザー(どうやって速度を上げれば…!)
311: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:31:45 ID:imJT4m86
ジョナサン「はぁッ!」ブウゥゥンッ!

ロギンズ「どうやら緋色の波紋は使える様になったようだな…」

ジョナサン「凄い…熱が広がってくるッ!」

ロギンズ「だが甘ったれるなよ!」

ジョナサン「!」

ロギンズ「青緑の波紋も緋色の波紋も実戦で'使える'物にしなくてはならないッ!」
313: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:41:04 ID:imJT4m86
ロギンズ「あそこにある木を緋色の波紋で焼いてみろ!」

ジョナサン「は、はい!」

木に向かい立つジョナサン。

ジョナサン「ハアアァ!」ブウゥゥンッ

右手が赤い波紋で包まれる!

ロギンズ「そこから集めた波紋を振動させて木を狙えッ!」

ジョナサン「おおおぉぉ!」ブアアア!
315: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:50:26 ID:imJT4m86
ドゴオン!

木にジョナサンの緋色の波紋を纏った拳が直撃する!

ロギンズ「そのまま拳と一緒に当てた部分を振動させ、摩擦させる感覚だ!」

ジョナサン「はい!」ジジジジジッ!

ボンッ!

木を中心に煙が上がる。

ジョナサン「ゲホッゲホッ…」

木の太さ約3分の1を焼き消した!

ロギンズ「ふむ…まぁまぁだな!」

ロギンズ「もっと対象物に当ててから摩擦振動させるのを早くするんだ!」

ジョナサン「はい!」
316: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:54:19 ID:imJT4m86
メッシーナ「吸血鬼は光が弱点だ!」

メッシーナ「しかし影に入られてしまってはどうしようもない…」

メッシーナ「だがお前のシャボンを使えば狙った部分に打ち込む事ができるだろう!」

シーザー「俺のシャボンで…?」

メッシーナ「…まぁ日中だけの技だが」
317: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/03(木) 23:58:16 ID:imJT4m86
シーザー「だったら日が沈んだらどうすれば…?」

メッシーナ「…」

シーザー「…」

……

メッシーナ「別の技でカバーするしかあるまいッ!」

メッシーナ「それもちゃんと教えてやる!」

シーザー(日中限定か…だがその分威力は上がるだろうな…)
318: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/04(金) 00:02:34 ID:e2pK8rZg
ロギンズ「次は生命磁気への波紋だ!」

ジョナサン「生命…磁気?」

ロギンズ「うむ!」

ロギンズ「これはあまり戦闘には向かない」

ロギンズ「だが色々と応用が利く波紋使用法だ!」

ジョナサン「応用…たとえばどんな物ち対して使えるのですか?」

ロギンズ「それはお前の足元にある」
319: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/04(金) 00:06:48 ID:e2pK8rZg
ジョナサン「…」

ジョナサン「まさか…この葉っぱッ!?」

ロギンズ「そうだ!」オォォッ

ロギンズが地面に手をかざすとその場に葉っぱが集まってくる。

ジョナサン「葉っぱが一箇所に!」

ロギンズ「基本的に命あるもの、太陽の光を糧にした物などを引き寄せる事が出来る!」

ロギンズ「逆に吸血鬼などもな…」
320: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/04(金) 00:09:46 ID:e2pK8rZg
葉っぱに手を触れるジョナサン。

ジョナサン「…」

ロギンズ「感じ取るんだ…葉のエネルギーを!」

トクン…

ジョナサン「…!」

トクン…トクン…

ジョナサン「生命の…振動を感じるッ!」

ロギンズ「飲み込みが早い奴よ!」
322: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/04(金) 23:49:05 ID:e2pK8rZg


キラッ

リサリサ「…」

ジョナサン「…」

ジョナサン(リサリサ先生が持っているあの宝石…何か引きつけられるものがあるな…)

リサリサ「…ジョジョ。この宝石に興味があるのですか?」

ジョナサン「いえ…見たこともない宝石でしたので…」

ルビー…とも違う。

ガーネットでも…ない。

宝石の情報を纏めた本にもなかった…
323: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:06:08 ID:.xZumC36
シーザー「ジョジョ…あれがエイジャの赤石だ…!」

ジョナサン「…」

ジョナサン「…!」

ジョナサン「な…なんだって!?」

シーザー「声がデカいッ!」

初めてみた…あれがエイジャの赤石…

名前だけしか聞いた事がなかったが…そうか、ああいう形をしているのか…
325: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:10:20 ID:.xZumC36
リサリサ「この赤石があるからこそ我々波紋使いは生きているのです…」

リサリサ「この赤石は波紋を操る者を導く、強大な力を授けてくれるという言い伝えがあります」

リサリサ「…そして同時に、我々はこの赤石をどんな手を使っても守り抜かなければなりません!」

ジョナサン「…」

赤石…守り抜く…強大な力…

何処かで聞いたような感覚が…
326: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:16:06 ID:.xZumC36


ワムウ「…」

気を失ったジョナサンに近づくワムウ。

ワムウ「ジョジョと…言ったな…今度はもっと強くなってからこのワムウに挑んでくるがいい…」

ワムウは自分の体に括り付けられたリングの一つを抜き取りジョナサンの心臓に近づけた。

ワムウ「…いや、この男なら必要はないだろう…」

ワムウは戦士だ。

今まで数限りない波紋戦士達を打ち倒している。

よって相手がどのようなタイプ、性格、波紋の使い方をするか相対した時にわかる。
327: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:22:37 ID:.xZumC36
この男は誇り高き性をしている!

仲間の為なら自分すら投げ打つ。

かつてワムウの前に立ちはだかった波紋戦士の中でも極僅かな性ッ!

このリングをはめ込まずともぶれることなく向かってくるだろう。

ワムウはジョナサンにリングをはめ込むことをやめた。

自分でも可笑しい事だとは思っている。
329: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:32:18 ID:.xZumC36
しかしこの男とだけはッ!

持てる力全てを駆使し、闘いたいのだッ!

久々に抱くこの感情にワムウは自身の心が喜びに打ち震えていることに気がついたッ!

カーズ「ワムウ…我々の目的は…」

頭上から声が聞こえてくる。

ワムウ「分かっております…波紋を行使する者を根絶やしにし、エイジャの赤石を手にいれる事が使命…!」

カーズ「うむ、分かっておるなら良いのだ…」
330: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:38:39 ID:.xZumC36
カーズ(しかしワムウよ…貴様のその性分…いずれは身を滅ぼす事になるだろうな…)

ワムウは良くも悪くも戦士なのだ。

それ故に闘いの中にある'極み'に飢えている…

それを『甘さ』と取る事も出来る。

しかし同じ柱の男

『仲間』として、ワムウの意思は尊重しよう…

エシディシ「へ…俺にはただの単純な馬鹿にしか思えんがな…」
331: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:46:36 ID:.xZumC36
ワムウ「…出過ぎた行動を致しました。何なりと罰をお与えください…」

エシディシ「ふ…その意思の硬さが頼もしくもあるのだ…気には止めん」

ワムウ「有り難きにあります…」

エシディシ「ふむ…」

ジョナサンを見下ろすエシディシ。

エシディシ「性格は単純だろうが…中々強い波紋を練る…良い'養分'にはなりそうだな…」

リングを手に取るエシディシ。

ワムウ「エシディシ様…」

エシディシ「心配することはない…この男が逃げ出すような事があれば…その時の為の物よ」

エシディシ「貴様は情に流されやすい部分がある…これは一種の保険という訳だ…」
332: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 00:50:36 ID:.xZumC36
エシディシ「この男が無様に逃げ出す時は…俺がこいつを喰らわせてもらうぞ…?」

エシディシ「お前はこの男が逃げない事に賭けた…俺は逃げ出す事に賭けよう…」

ワムウ「…ハッ」

カーズ「やれやれ…賭け事などくだらんな…」

カーズ「まぁ…赤石が手に入れば良い。好きにしろ…」

_
339: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:18:45 ID:.xZumC36
『石仮面には…足りない…赤石が…脳を…』

…ジョ…?

「ジョジョ?」

ジョナサン「…ハッ」

シーザー「どうしたんだ?ボーっとして」

ジョナサン「柱の男達は…石仮面に赤石を…?」

シーザー「なんだって?」

リサリサ「…」
340: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:23:54 ID:.xZumC36
リサリサ「この赤石は波紋の力を何倍にも増幅させる特徴があります」

リサリサ「その赤石が柱の男達とどのような関係があるか知りませんが…」

リサリサ「今は修行に集中し、柱の男達を打ち倒すために力を付けるのです!」

ジョナサン「…はい!」

シーザー「はい!」
341: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:32:44 ID:.xZumC36
シーザー(…!)

シーザー「先生ッ!前に話したジョジョの喉のリングは分かりましたか!?」

リサリサ「えぇ。もう話しても大丈夫でしょう」

ジョナサン「…!」

リサリサ「ジョジョ…あなたの喉には柱の男達が扱うリングが埋め込まれています」

ジョナサン(あのエシディシという男のリングか…)

最初は何かの悪夢かと思っていた。

しかし今ならハッキリ思いだせる…

この喉の違和感は柱の男エシディシによるものだ!
342: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:38:54 ID:.xZumC36
リサリサ「このリングは柱の男達が'標的'と決めた者に対して付ける、いわば首輪のようなものらしいです」

リサリサ「あまり詳しくはわからない…なにせ古の文献…」

リサリサ「我々波紋戦士達の祖先が記した書物…」

リサリサ「埋め込まれてから33日後に溶け始め、体を蝕むッ!」

シーザー「なッなんという物を…!」

リサリサ「取り除く方法は一つ…」

ジョナサン「…」
343: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:40:11 ID:.xZumC36


リサリサ「そのリングを埋め込んだ柱の男を打ち倒す事ッ!」
344: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/05(土) 23:44:50 ID:.xZumC36
ジョナサン「…この修行を始めてから…僕の目的は一つ…!」

リサリサ「…」

ジョナサン「柱の男達を倒す事ッ!たとえリングを埋め込まれていなくてもそれは変わらないッ!」

シーザー「…」ニヤ…

リサリサ「…ふ」

リサリサ「さあ。買い出しは終わりです。次の修行が最終試練」

リサリサ「師範代との決闘ッ!」
345: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:34:35 ID:5yQmf3xo


ジョナサン「ここが最終試練の地…!」

ジョナサン、シーザー。

この二人はそれぞれ違う修行をしてきた。

よって最終試練の場も違う島で行われる。

ジョナサン「…」ザッザッ…

ロギンズ『ジョジョ、残念ながら最終試練の相手は俺ではない』

ロギンズ『だが相手は俺より強いだろう…何故なら…』
346: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:49:03 ID:5yQmf3xo
ジョナサン「…ここが闘技場か!」

ロギンズ『その男はお前の祖父の代を生き抜いた男だからだッ!』

針山が広がっている…

その針の地面に立つ男が一人…

ジョナサン(あの人が…僕の叔父…ジョセフ・ジョースターとともに闘った人…)

ジョナサン(そして…あのストレイツォと同門の波紋戦士…!)

「きたか…!」
347: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:58:21 ID:5yQmf3xo
構えるジョナサン。

ジョナサン「僕の名はジョナサン・ジョースター!最終試練ッ!お手合わせ願いますッ!」バーンッ!

「よかろう…」

闘気が集まる_

ダイアー「我が名はダイアー!」

ダイアー「これから最終試練及びお前の山吹色の波紋疾走の仕上げを行なうッ!」ゴゴゴゴッ!

To be continued_
357: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 22:48:43 ID:5yQmf3xo
ジョナサンとダイアーが相対した同刻…

シーザー「メッシーナ師範代!よろしくお願いします!」

縄でいくつもの塔を結んだ島

シーザーは今その島にいた。

「…」

その塔の一つに人影が鎮座していた。

シーザー「メッシーナ師範代!…?」
358: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 22:57:14 ID:5yQmf3xo
おかしい

返事、反応がない

シーザー「…」コオォ

特殊な波紋を流したシャボンを飛ばす。

修行で修得した生命磁気の波紋だ。

シーザーには'特殊な'波紋を操る事はできなかった。

しかしシーザーのシャボンと生命磁気の波紋は相性がよかった。

よってシーザーは生命磁気の波紋は使えるッ!
363: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:10:56 ID:5yQmf3xo
生命磁気の波紋を帯びたシャボン玉はゆっくりと人影の方に向かっていく。

シャボン玉は軽い

そして生命磁気の波紋は生き物に引き寄せられる。

シーザー(なんだ…師範代は寝ているのか…?)

そのまま綱を渡り師範代の元へ向かう。

フワフワ…
364: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:14:52 ID:5yQmf3xo
シーザー「…」ザッ

30メートル

フワフワ

シャボン玉はメッシーナ師範代の元に向かう。

先ほどより近くにシャボン玉はある。

シャボン玉が近づけば流石に気付くだろう。
365: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:17:25 ID:5yQmf3xo
シーザー「…」

20メートル。

近づくにつれて段々と暗闇でもメッシーナの姿が鮮明になっていく。

シャボン玉はメッシーナの頭上。

風に吹かれたのか?

頭上を通るなんて…
366: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:21:33 ID:5yQmf3xo
シーザー「…」ダラ…

シーザーの頬を汗が伝う。

何故だ_

10メートル_

これほどの距離でも月の光のおかげで見えるのだ。

胡座をかいて座っているメッシーナの顔もちゃんと見える。

だのに

何故メッシーナの肺の部分が'黒のまま'なんだ?_
367: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:27:11 ID:5yQmf3xo
パチン…

シャボン玉が割れた。

メッシーナの'背後'でだ_

シーザー「…ッ!」ドクンッドクンッ

生命磁気は…

正しい反応をする

生命磁気の波紋をシャボンに込め滞空、漂わせて生物の存在を知る生物探知。

生命磁気のシャボンはメッシーナの'方向'に向かっただけでメッシーナには張り付かなかった。
368: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:31:54 ID:5yQmf3xo
生物探知はメッシーナの背後にいった

メッシーナには触れなかった

つまり_

メッシーナは死んでいる_

シーザー「シャボンジャミングーッ!!」バババババッ!

シャボン玉を辺りにばら撒き警戒する。

何処かにいるはずだ…!

師範代を殺した奴が…ッ!
369: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:37:55 ID:5yQmf3xo
「ほう…ただの間抜けではなくなったようだな……」

シーザー「ッ!」

声が聞こえる。

師範代からだ…!?

しかし先ほど、師範代の亡骸の後方を遠目に見たが…だれもいなかった。

しかし師範代の遺体から声がする。

「おれらは柱の一族…どんな生物の体にも入る事が出来るのよッ!」バシュッバシュッ!

師範代の亡骸から無数の紐の様なものが伸び出てくる!
370: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:45:45 ID:5yQmf3xo
シーザー「く!」

バババチィッ!

紐の様なものは予めシーザーがばら撒いたシャボンジャミングによって阻まれる!

シーザー「シャボンジャミングはそのまま!その場に滞空させて…!」

波紋を集め両手を閉じ、開いてシャボンを作り出す。

今度は紫のシャボンだ。

波紋で上手くコーティングすることによって本来のシャボンの虹色から紫色になったのだ!

シーザー「俺の爺さんが使ったと言われる波紋カッターの応用版…!シャボンカッターッ!!」
372: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 23:52:24 ID:5yQmf3xo
ブワワワワッ!

シーザーから放たれたシャボンカッターは現在、防護壁になっているシャボンジャミングにぶち当たる!

シーザー「そのままジャミングをカッターで切り裂きッ!そのカッターの回転力によってシャボンジャミングのシャボンは進みながら辺りに撒き散らされる!」

シーザー「シャボンスプラッシュだッ!」

シャボンカッターによる標的に一直線に飛ぶ一点攻撃に、シャボンジャミングを利用した紐の様な触手に対する広範囲攻撃シャボンスプラッシュッ!

攻撃がそのまま触手に対する防御になっているッ!
378: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/07(月) 22:44:44 ID:q2MBQgvc
「おっと!」

メッシーナの遺体が大きく跳ね上がる!

シーザー「あ…あれは!?」

師範代の背中が盛り上がっている。

あそこに生物探知は反応した…

シーザー「背中に取り付いているのか!」

「御名答ッ!」グバァッ!

そして空中で遺骸から一人の男が破り出てくる。

「フー…やはり体内は居心地が悪かったか…」シュタ…
379: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/07(月) 22:50:28 ID:q2MBQgvc
シーザー「き…貴様が何故ここに…!?」

シーザー「エシディシッ!」

触手がエシディシの体に集まっていき収納されていく。

エシディシ「お前の…波紋…」ス…

シーザーを指差すエシディシ。

エシディシ「ちと気に入ったぞ…相手をしてやる…こい…」

不気味な笑みを浮かべながら告げるエシディシ。

シーザー「舐めやがって…ッ!」
380: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/07(月) 23:47:50 ID:q2MBQgvc
エシディシに向かってシャボンを作りながら走るシーザー。

エシディシ「今になっては波紋使いも減ったからな…楽しませてもらうぞぉッ!」ズアッ

走りよってくるシーザーに向かってエシディシも走りだす。

お互い塔を結ぶ縄の上、足場は不安定だ…

だが!それはエシディシも同様の筈ッ!
381: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/07(月) 23:57:53 ID:q2MBQgvc
シーザー(まず足を捉える…!)

練り終わったシャボンに波紋を込め、鋭利な形状にし足元に放つ。

シーザー「シャボンカッター・グライディン!」

シャボンカッターは縄の上を滑っていく。

エシディシ「さすがにただ日を過ごしたわけではないようだなぁ!当たればただでは済まなそうだ!」グアッ!

ジャンプして躱すエシディシ。
382: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 00:05:14 ID:V/aDkG7U
シーザー「空中では身動きはとれまい!」コオォォ

拳に波紋を溜めるシーザー。

シーザー「このまま拳から波紋を流し込んでやる!」

エシディシ「…」ニヤリ

シーザー「…!」

不味い

何か仕掛けてくるつもりだ!

アッパーを繰り出すのをやめ、その場から飛びのくシーザー。

エシディシ「そうらぁッ!」

下降しながら触手を伸ばすエシディシ。

その触手から何かが放たれ、シーザーを狙う!

シーザー「ちぃ!」

出来るだけ体勢を変え、その'何か'を躱そうとする。
383: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 00:11:50 ID:V/aDkG7U
肩に当たってしまった。

ジュッ…

シーザー「うッ!?」

熱い…!?

まさかエシディシにもワムウの様な特殊な技を…!

エシディシ「今お前は俺がワムウのように特殊な技を持っているのか?…と考えただろう?」二ヤァ…

シーザー「…!!」ダラ…

何故分かったのだ…!?

エシディシ「お?青ざめたな…図星だろう…ズバリ当たってしまったか…なぁぁぁぁぁ!?」ブシュブシュ!

エシディシの体からまた触手が這い出てくる。
384: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 00:27:20 ID:V/aDkG7U
エシディシ「知りたいのなら教えてやる…俺の流法は『炎』ッ!熱を操るモードよ!」シュルルッ

エシディシの腕に触手が巻きつく。

エシディシ「この血管針をぶち込み俺の煮えたぎる血液を流し込んで貴様を焼き殺す事が出来るのだぁぁッ!フハハハァッ!」グググ…

体勢を低くし、力を溜めるエシディシ。

シーザー(血管針だと…気味の悪い奴だ…!)コオォォォ

左手、右手にそれぞれ泡を発生させる。
387: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:00:54 ID:V/aDkG7U
エシディシ「さぁッ!俺の血管針からどうやって逃れようとするかなぁぁぁ~!?」バウンッ!

縄の振動を利用して空高くジャンプするエシディシ。

そして体を激しく回転させてシーザーに向かって落ちていく!

エシディシ「怪焔王ッ!怪焔王大車獄の流法 ッ!!」バシュシュシュッ!

腕に巻き付いた血管を振りほどきさらに体の至る所から血管針が突き出す!

シーザー「なんて数だッ!」ブワワワワ

シャボンを自分の上空にばら撒き少しでも血管針の攻撃を妨害しようとする!
388: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:01:36 ID:V/aDkG7U
幾つかの血管針は防ぐことは出来たがまだ血管針は自分を狙い、シャボンの隙間を縫ってくる!

エシディシ「血管針も俺の一部よ!なら自由に動かせる事も他愛ないわ!」

残る血管針に集中し、シーザーに突き刺そうとする。

シーザー「なら本体を倒せば問題はない!」コオォォォ

ブワッ

シーザーの体をシャボンが包む。
389: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:06:29 ID:V/aDkG7U
シーザー「シャボンバリアー!」

以前ジョナサンに使った技だ。

本来攻撃、捕獲用の技だがシーザーはその技を防御に利用したのだ。

シーザー(考えてみれば「バリアー」という名だしな…!)

しかし一時的にシャボンに包まれり為、シーザー自身も呼吸が苦しくなる。

だから呼吸が苦しくなる前、一呼吸の内にエシディシを倒すッ!
390: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:07:21 ID:V/aDkG7U
エシディシ「そんなシャボンで俺の血管針を除けられるかよぉッ!」ジュッ

血管針の内の数本から熱血を吐き出す。

シーザー「…!」バジュジュッ!

防いだ!

エシディシ「なんだと…!?」

かつて戦い、殺した波紋使い達は一人たりともエシディシの血液を防ぐ事は出来なかった…。

エシディシ(直接体内に送り込んだ訳ではないから完全な500度にはならないにしても、触れたらただでは済まない俺のの血液を防ぐとは…)
391: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:08:37 ID:V/aDkG7U
エシディシ(カーズは人間は退化したとは言ったが…'波紋戦士'は多少、進化したのやもしれんな…!)

熱血を防ぎつつ波紋を拳に込めるシーザー。

シーザー(このバリアー内での呼吸はこの最後の一回分…!この呼吸で作り出した波紋を全て奴にぶつけるッ!)

エシディシ「だがこの渾身の血管針を貴様のシャボン内にぶち込めばァッ!」ドシュウッ!

エシディシ「今直ぐ動かせる血管針が少なくなり手数が減ってしまったが…代わりに今動かせる血管針に力を込める事ができるんだよォォッ!」

シーザーのシャボンに4つの血管針が突き刺さるッ!
392: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:09:19 ID:V/aDkG7U
エシディシ「このまま…火を灯して焼いてくれるぜェーッ!!」モゴ…モゴ…

血管を通してエシディシの熱血がシーザーのシャボンに送り込まれようとしている!

シーザー(ここだ…!)バシュ…!

エシディシの血管針をシャボンを変形させ、シーザーの身体は外にッ!血管針はシャボンの中に閉じ込めたッ!

シーザー「一定の時間までなら貴様の血を防ぐ事が出来るッ!それに俺一人分を覆っていたシャボンを圧縮したんだ!簡単には割れねぇぞッ!」

エシディシ「な、なにぃッ!?」

血管針を戻そうとする。

しかしシャボン玉でがっちり固められて動かせない…!
393: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:09:50 ID:V/aDkG7U
エシディシ「ちぃぃッ!」

シーザー「これで終わりにするッ!」バチバチバチッ!

シーザーも縄からジャンプしエシディシに拳を向けるッ!

シーザー(狙うは心臓…!一瞬で彼処を貫けば…!)

エシディシ「ならこれはどうだァァァ!?」シュルルッ!

シャボンで固められた血管針以外の血管を自らの周りに集め、シーザーを狙う。

エシディシ「今度は避け切れネェだろぉぉ!!フハハハァハハァァァッ!」
394: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:10:28 ID:V/aDkG7U
グシャアッ!

エシディシ「な…!」

エシディシの胸に穴が空いた。

エシディシ「何故…熱血が…!!」

シーザー「発射されない?と思ったか?」

エシディシ「!!」

シーザー「お前の血管針をよーく見てみろ!」

見ると血管針の先の部分に細かい泡が何重にもなってまとわりついていた!

シーザー「始めに貴様の血管針をシャボンで妨害した時に泡で包んだのさ!シャボンを甘く見たなッ!エシディシ!」
395: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:11:15 ID:V/aDkG7U
エシディシ「ヌヌヌヌッ!!」

エシディシ「UGAAAAAA!」シュルルルルル!!

塔を結ぶ縄に血管を巻きつかせ、縄の下を通り逃げようとする!

シーザー「辞めた方が良かったのにな…」

エシディシ「!?」

エシディシは仰天した!
396: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:11:48 ID:V/aDkG7U
なんと縄の下の闇にシャボンカッターを浮いている!

それも幾つも!

エシディシ「な、なんだこれはぁぁぁぁ!!」

ズパァッ!

体が二つに分かれるエシディシ。

シーザー「自由に血管を操れるなら逃げる事にも使えると思ってな…!観念しろ!」

残った上半身から伸びる血管で塔の上になんとか這い登る。

エシディシ「うぐぐぐく…!」

シーザー「さぁッ!俺の血管針からどうやって逃れようとするかなぁぁぁ~
397: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:15:58 ID:V/aDkG7U
シーザー「…と言っていたが立場が逆転したな…!」ババババババ!

エシディシ「!」

地面に転がるエシディシの周りにばら撒かれるシャボン。

シーザー「さぁ!俺のシャボンからどうやって逃れようとする?」ニヤ…

エシディシ「うぐぐぐぐ…!!!」

辺りに滞空しているシャボン。

エシディシ「俺は生物界の頂点だぞぉぉおオ!!」バチュアッ!

エシディシの額から角が現れる!
398: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/08(火) 23:21:44 ID:V/aDkG7U
エシディシ「KURAAAAAAA!!」ゴシュッ!

血管を足替わりにしてシーザーに向かって飛ぶエシディシ。

シーザー「これで…終わりだ…!」

周りのシャボンが一気にエシディシに向かいエシディシの視界は泡で真っ白になった。

_

泡が消えた時エシディシの姿は消えていた。

シーザー「…」

シーザー(後…二人…!)

その場を後にするシーザー。

背中におぞましい物が着いている事を知らずに_

To be continued_
407: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/10(木) 22:21:38 ID:VhZgYcZk
「…!」

ザッザッザッ

「…」

ザッ…ザッ…

「…」

(…身体は彼処か…)

ズチュッズチュァ

(下半身があったのは幸運だったな…)

(上半身は…'貰う'としよう…)

グシャアッ!ギチッゴキャッ!
408: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/10(木) 22:34:45 ID:VhZgYcZk


ジョナサン「…」オオォォォ…

ジョナサンの周りを囲うダイアー。

ダイアー「…」グアアアア…

その数は数十ッ!

不思議な足捌きだ…!

ダイアー「…!」バシュッ!

無数の影の中からただ一人の本物が動きだす!

ジョナサン(思考その2…恐怖を我が物としろ…!)

何処から来るかわからない相手…

その相手がいつ攻撃してくるか…!

その恐怖を克服するんだ…
409: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/10(木) 22:35:29 ID:VhZgYcZk
ジョナサン(波紋を…呼吸を感じとる…)

グオオォッ

ジョナサン(山吹色の波紋を日輪の光のように広げ…)ブアアアア…

ダイアー「稲妻十字空烈刃ッ!!」

ダイアーの凄まじい山吹色の波紋が凝縮した手刀がジョナサンに迫る!

ジョナサン(圧縮して…放つッ!!)

ジョナサンの精神の太陽が輝くッ!

ジョナサン「山吹色波紋疾走ッ!!」

ドグオォォンッ!

山吹色の波紋を完全に感じとったジョナサンの輝く拳がダイアーの稲妻十字空烈刃とぶつかり合うッ!
410: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/10(木) 22:39:15 ID:VhZgYcZk
ジョナサン「ぬおおぉぉ!!」コオオォォッ!

どんどん稲妻十字空烈刃とぶつかり合うジョナサンの拳に光が満ちていく!

ダイアー「…!」バチバチバチッ!

ドンッ!

押し負け、針山から平坦な地面に吹き飛ばされていくダイアー。

ダイアー「うぐ…!」
411: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/10(木) 22:45:52 ID:VhZgYcZk
ジョナサン「ダ、ダイアーさん!」

倒れ伏したダイアーの元へ行くジョナサン。

ダイアー「…大丈夫だ」シュウゥ…

ダイアー(これほどまでとは…!)

ダイアー(昔のジョセフ・ジョースターより波紋の力は上ッ!)

ジョナサンを見る。

ダイアー「…最終試練はこれにて終わりだ。その力…誤った事に使う事がない事を祈っているぞ」
416: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 00:00:37 ID:PEh.K9Lw
背を向け去っていこうとするダイアーにジョナサンは一つの質問をする。

ジョナサン「ダイアーさん…僕の祖父…ジョセフ・ジョースターはどんな人でしたか…?」

ダイアー「…」

ダイアーの足が止まる。

ダイアー「…酷くお調子者で…面倒な事は好まず、自分の思い通りにならないと直ぐ怒る奴だった…」

ジョナサン「…」

ダイアー「生意気な奴で…誰よりも命を大事にし、自分の事よりも他の者…'後の者達'の為に最後まで戦い続けた男だった…」
417: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 00:10:34 ID:PEh.K9Lw
ダイアー「俺も君の祖父に命を救われた…ッ」バッ

胸当てを外すダイアー。

そこにはまるで銃で深く抉られたかの様な傷跡が二つあった_

一つは鎖骨辺りに、もう一つは右胸の辺りに…

ジョナサン「これは…!」

(この傷跡は…あのストレイツォが使っていた『空裂眼刺驚』による傷跡ッ!)

ダイアー「君の祖父は死の間際、この技を使った男から私を守ってくれたのだ…」

ダイアー「もしジョセフ・ジョースターがいなかったら私はここには居ないだろう…」

風が吹く…

冷たい風がダイアーの頬を掠めていく…
418: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 00:14:41 ID:PEh.K9Lw
ジョナサン「祖父は…どんな最後だったんですか…」

ダイアー「…」




ダイアー「笑っていたよ_」

いつも彼が浮かべる

「してやったり」

というような顔で、

炎に消えていったよ_
421: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 16:28:41 ID:PEh.K9Lw


ジョナサン「エリナおばあちゃんやスピードワゴンじいさん以外にも知っている人がいたんだな…」

祖父の最後を…

リサリサの元へ歩くジョナサン。

ジョナサン「…まるで迷路だな」

ザッザッザッ…

人の気配がする。
422: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 16:50:14 ID:PEh.K9Lw
スージーQだ。

スージーQ「え…もしかしてジョナサン!?」

彼女はリサリサの召使いの一人で、波紋の事はよく知らない。

ジョナサン「あぁ。そうだよ」

笑顔が良く似合う女性だ。

スージーQ「ふーん…」

ジロジロとジョナサンの顔を見るスージーQ。

ジョナサン「…?何かゴミでも付いてるのかい?」
423: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 16:55:58 ID:PEh.K9Lw
スージーQ「い、いや!何でもないわよ!」

どうしたというのだ?

どうも'何でもない'と言われると何でも'ある'ような気がしてしまう…

ジョナサン「具合でも悪いのかい?なんか顔が赤いような…」

スージーQ「わ、私リサリサ様にお飲み物持っていって差し上げないと駄目だから!」ダダダダ…

ジョナサン「うーむ…?」
424: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 17:02:16 ID:PEh.K9Lw
「…」

ジョナサン(ま…いいか…)

そのまま歩きだすジョナサン。

「…」ザッザッ

ジョナサン「…」ザッザッ

「…!」ザッザッ!

ジョナサン「?」

振り返るジョナサン。

メッシーナ師範代だ。

ジョナサン「な、なんだメッシーナ師範代でしたか…」

メッシーナ「…」
425: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/11(金) 23:49:46 ID:PEh.K9Lw
メッシーナ「…」

ジョナサン「…どうしたんです?」

メッシーナ「…ちょいと…道に迷ってしまってな…」

ジョナサン「広いですからね…」

ジョナサン「僕も迷ってる所で…」

メッシーナ「…そうか」



シュル…
427: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 22:38:24 ID:QzZMqHx2
ジョナサン「じゃあスージーQが通るまで待ちましょう。彼女'は'ここの道を良く知ってる筈です…」

メッシーナ「あぁ…」

ジョナサンの頭上の天井に血管が集まっていく…

メッシーナ「…待とうじゃあないか…」

血管が垂れ…

エシディシ「お前を殺してからなぁッ!」ウジュルッ!

ジョナサンに向かって熱血を撃ち出すッ!
428: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 22:39:11 ID:QzZMqHx2
ジョナサン「…!」コオオォォッ

一気にメッシーナの懐まで潜り込むジョナサン。

エシディシ「な…!」

ジョナサン「うおぉぉ!」バシュウッ

ジョナサンの鋭い拳がメッシーナに迫るッ!

エシディシ「おっと!」シュルルルッ

腰の部分から血管が這い出てジョナサンの拳を上に飛んで避ける!
429: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 22:39:42 ID:QzZMqHx2
ビタァッ!

天井に張り付くエシディシ。

エシディシ「ふむ…擬態は完璧だったが…何故分かったのだ…?」

ジョナサン「確かに生物探知には引っかからなかった…!」

ジョナサン「…だがなんて事はない…!鎌をかけたのさ!」ビシッ!

エシディシを指差すジョナサン。

ジョナサン「この館は広い、それこそ迷路だ」

ジョナサン「だがリサリサ先生の召使いは道を知っている…スージーQという女性もだ…」

エシディシ「…」

ジョナサン「だったら師範代達も道を知っている筈だッ!だから貴様に抱いた疑問は確信に変わったッ!」

ジョナサン「貴様はメッシーナ師範代ではないッ!!」バァーンッ!
430: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 22:40:23 ID:QzZMqHx2
エシディシ「…くっくっくっ…」

エシディシ「なるほど…このエシディシを欺くとは…。ワムウめ…とんでもない奴を気に入ったなァ…」

ジョナサン「…やはりメッシーナ師範代は…!」

エシディシ「そうさァッ!この男の上半身は俺が頂いたのさァッ!!」

エシディシ「俺の上半身はシーザーとかいう奴に消されてしまってなァ…!」

ジョナサン「シーザーが…!?」

エシディシ「まだ俺が生きている事には気付いてはいないだろう…。だがッ!お前を殺せばこのエシディシが生きている事を知る者はこの館からいなくなるという訳だァッ!!」グシュアッ!

ジョナサンがいる通路一帯をエシディシの血管が這い回る。

ジョナサン「!?」

よく見てみると壁の模様が動いている。

既に…ジョナサンはエシディシの血管によって囲まれていたのだッ!
431: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 22:41:03 ID:QzZMqHx2
エシディシ「貴様は既に俺の術中にハマってしまった訳だなァッ!ハハハハァッ!」

ウジュル…

シュル…

ジョナサン「く…!」コオオォォ

ジョナサン(何処から仕掛けてくるか分からない…!)

ジュッ

ジョナサン「うああッ!」バッ!

その場から飛び退くジョナサン。

肩の部分から煙が立ち上っている。

そして焦げている…!

エシディシ「ふむ…やはり別の生物の肉体じゃあ多少熱が下がってしまうか…」

エシディシ「まぁ…そのうち一体化して馴染むだろう…」
432: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/12(土) 23:56:39 ID:QzZMqHx2
ジョナサン「うおぉぉ!」ガシッ

壁に張り付いている血管を引っ張る。

エシディシ「ほう…?」グググ…

引っ張られるエシディシ。

ボコッボコッ!

ジョナサンが引っ張る血管に熱血が通い始める!

ジョナサン「ぐうああッ!」ジュウウゥッ!

たまらなく手を離す。
433: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/13(日) 00:05:51 ID:jHcoAHwM
エシディシ「バカなやつよ…俺の血管に触れたらただでは済まない事くらい分かるだろう…?」

いつの間にか後ろにいたエシディシがジョナサンの耳元で呟く。

ジョナサン「!?」ブァッ!

すかさず肘打ちを後ろに繰り出す!

エシディシ「ふ!甘い甘い!」サァッ

下に屈んで避ける。

そしてエシディシの蹴りがジョナサンの肺を狙う!

ジョナサン「させるかァッ!」ブンッ!

空ぶった肘を素早く戻し振り落とす!

エシディシの蹴りとジョナサンの肘打ちがぶつかり合う!
434: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/13(日) 00:12:49 ID:jHcoAHwM
シュルルルッ

エシディシの足に血管が巻きつきジョナサンの肘に這い登ってくる!

ジョナサン「コオオォォッ!」ブウゥンッ!

山吹色の波紋を肘に込めて接触した血管を消しとばす!

エシディシ「ほれぇッ!」ブァッ!

蹴り上げた足とは反対側の足をジョナサンに向かって打ち込む!

ドグゥッ

ジョナサン「ぐあ…ッ!」ダアンッ

壁に打ち付けられるジョナサン。

エシディシ「やはり近距離での戦いの方がやりやすいな…シーザーは遠距離だったからよォォーッ!」

打ち付けられたジョナサンに血管が巻きついていく!
437: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/14(月) 22:28:54 ID:MtsWnQOw
エシディシ「さぁ…そろそろお前に…俺の熱血を送り込んで…貴様の身体をグツグツのシチューにしてやるぜェァッ!!」

ジョナサンを絡め取る血管を熱血が通っていく!

ジョナサン「…おおおぉぉ!」ブワアアアァッ

ジョナサンの身体を山吹色の波紋が包む!

エシディシ「そのまま血管を消し飛ばしたとしても…管を通る血管はどうなるかなぁ…?」ニヤリ

ジョナサンに触れている血管が徐々に消し炭になっていく。

エシディシ「今まで試した事がないからなぁ…貴様を使って試させてもらうぞッ!ヒャハハハア!」
438: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/15(火) 00:16:19 ID:R47DRi8A
ジョナサン「…!」ジュウウゥ

熱血がジョナサンにまとわりつく。

バチバチバチッ

エシディシ「お得意の波紋でガードか…全く面倒な相手よ!」シュルルル

身体から血管針を出すエシディシ。

ジョナサン「く…う…」ジュウッ!

いくらジョナサンの山吹色の波紋でもエシディシの熱血は防ぎ切れない。

ジョナサンは身を焼かれる苦しみに悶えた。

ジョナサン「はぁ…はぁ…く…!試した事がないという事は…」

エシディシ「ん…?」
439: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/15(火) 00:25:36 ID:R47DRi8A
ジョナサン「貴様自体'どうなるか'分からないということ…ッ!つまりこれから僕が'起こす行動'を破る事は困難な事になるッ!」コオオォォッ!

壁から抜け出し身体の至るところが焼けただれたジョナサンが放つ言葉は、エシディシを微かに圧倒させた!

エシディシ(この状況で何を言うかと思えば…死を前にして頭でもイカれたのか…?)

ジョナサンの身体を赤い波紋が包み込む!

エシディシ「!」

ジョナサンの身体を囲む空気ぐ揺らめいている。
440: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/15(火) 00:39:16 ID:R47DRi8A
エシディシ(なんだこいつは…波紋法で自分の身体にまとわりつく空気を熱している…?確かにこいつがやることは…'予測'がつかんな…)ビシュッビシュッ

身体からさらに多く血管針を出す。

ジョナサン(緋色の波紋で自分に降りかかる熱の痛みを'誤魔化す'…!)

今!ジョナサンが実行している'行動'は決して自分が有利になるとは言えないような行動だった!

ジョナサンは緋色の波紋で熱をだす事でもし熱血が身を焼いても極僅かでも'怯む事がないようにしているのだ!'。

キンキンに冷えた水風呂からいきなり熱湯に入ると火傷したかのような感覚を味わう。

これは直前まで水風呂に入っていた自分の温度と熱湯の温度の差によって起こる'感覚のズレ'なのだ。
441: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/15(火) 00:45:46 ID:R47DRi8A
ならば常温の風呂に入ってから熱湯に入るのはどうか!?

この場合、「さっきよりは熱いかな」程度の感覚になる!

よってジョナサンは!今'これと'同じ事をしようとしているのだ!

まっさらな状態を水風呂に入った後だとすると、今緋色の波紋を纏い、熱を纏うジョナサンは常温の風呂に入った後の状態ッ!

だが!これはあくまで'感覚的な'事なのである!

自分が感じる痛覚を騙しているに過ぎない!

よってジョナサンはまさに一種の'博打'をしているのだ!
444: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 09:32:50 ID:3dA1NTUw
エシディシ「何をしようとも貴様は死ぬのよぉ!この狭い通路で逃げ切れる訳がねぇだろおぉぉ!?」ビシュッ!シュルルル!

エシディシの身体から、天井に張り付いた血管がジョナサンに襲いかかる!

ジョナサン(動きを…読む…!)サッ

エシディシの身体や各部の動きを注意深く観察、予測する!

右からくる血管針を脇に滑り込ませて除け_

サッ!

頭に迫る血管針を頭を下げて避け_

通り過ぎざまに血管針に触れていく。
445: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 09:33:27 ID:3dA1NTUw
エシディシ(…奴が触れた血管針の動きぐ鈍くなった…!?波紋で何かしたな…)

血管針を除けつつエシディシに接近するジョナサン。

バァッ!

ジョナサンの前に広がる血管針の網。

ジョナサン(熱血が飛び出てくるより早く…管を切断するッ!)コオオォォッ

手刀に波紋を流す。

薄く研ぐように波紋を手に纏う。

血管網に近づき右手を横に構えるジョナサン。
446: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 09:34:00 ID:3dA1NTUw
ズバァッ

見事血管網を横一筋に切り裂く!

ジョナサン(後もう少し…!?)

エシディシ「ほれぇーッ!」ドグゥッ!

切り裂かれた血管網の奥からエシディシの蹴りがジョナサンに迫ってくる!

ジョナサン「ぐあッ…」

その蹴りはジョナサンの脇腹を軽く抉ったッ!

エシディシ「血管網は貴様を通さない為のものじゃあねぇ…貴様の注意を網に向けさせる為のものさぁッ!」グッ!

足を引き抜こうとするエシディシ。

しかし抜けない。
447: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 09:34:42 ID:3dA1NTUw
ジョナサン「…捕まえたぞ!」ガシッ

見ればジョナサンが足をガッチリと掴んでいた!

エシディシ「ちぃッ!悪あがきを!」ドシュウッ!

脇腹から血管針を突き出しジョナサンを攻撃する!

ジョナサン「…!」
448: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 09:35:22 ID:3dA1NTUw
狙うは頭…

素早い動きで血管針は一本から段々と束ねられて太くなっていきジョナサンの脳天に向かっていく!

一点の点がジョナサンの視界に映る…

ザシュッ…

血管針はジョナサンの頬を掠めた!

当たる少し前に顔をずらしたのだ!

エシディシ「運の良い奴よ…!」
449: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/16(水) 22:38:06 ID:3dA1NTUw
ドスッ…

ジョナサン「が…!」

ジョナサンの背中に突き刺さる血管針。

エシディシ「いや…'運が悪かったな'か…」

ドスッドスドス!

2本3本とジョナサンの身体に血管針が突き刺さっていく!

ジョナサン「ぐあああ!」

片足を離してしまう。
450: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:13:54 ID:wo5GRKcQ
エシディシ「終わったな…俺は身体の至る所から血管針を出せるんだぜェ…!」ブチュ…グチュ…

ジョナサン「…」

エシディシ「いよいよ最後というわけだ…その熱を作り出す波紋も意味をなさなかったわけだな…クハハ…」

血管に力を込めるエシディシ。

ドグン…ドグン…!

熱血がエシディシの身体から伝わり_

ジョナサンの体内に迫るッ!
451: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:26:31 ID:wo5GRKcQ
ぐ…

エシディシ「…!」

なんだ_?

熱血が奴の身体に送り込まれない…!?

ジョナサン「…だから捕まえたと言ったのだ!」

エシディシ「!」

顔上げるジョナサン!

その目は真っ直ぐにエシディシを見据えていた!

ジョナサン「身体の至る所からでも出せる…それはもうわかっている…'だから足を捕まえた'のだ!」グッ!

身体の正面に突き刺さる血管針を握るッ!

ジョナサン「お前の身体の至る所から出る…どうであれ本体と繋がっているということだ…!」

血管針を握る拳に力を込める。
452: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:30:21 ID:wo5GRKcQ
エシディシ(奴が持つ部分にも熱は伝わっている筈…!なのに何故平然と持っていられる!?)

ジョナサンの拳が赤い波紋に包まれる!

エシディシ(!そうか!だからワザと熱を!)

ジョナサンの拳から煙が出ている。

平然としているが間違いなくあの手は焼け爛れている…!

そう長くはもたないだろう。
453: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:36:50 ID:wo5GRKcQ
そして今'博打'をしたということは…

ジョナサン「待っていた…貴様に確実に波紋を流し込めるタイミングを!」コオオォォ!

ジョナサン「緋色の波紋疾走ッ!!」

血管針に波紋を伝えるジョナサン!

この時!あえて血管針'は'消しとばさず!内部だけに波紋を流した!

緋色の波紋は熱を伝える波紋、そして血管内に留まっていた熱血は液体!

相性は抜群ッ!!
454: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:42:09 ID:wo5GRKcQ
エシディシ「GIYAAAAAAAGAAA!!」バチバチバチッ!

身体の至る所から波紋が流れ込んでくる!

ジョナサン「このまま…消滅させてやる!」オオォォ!

エシディシ「NUAAAAAAAAA!!!」ボトボド…!

崩れ落ちていくエシディシの身体!

そのエシディシの身体からは凄まじい程の光はほとばしる!

ジョナサン「この光は…生命のエネルギー…!何万年も生きた中で吸収したエネルギーか!」
455: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:48:48 ID:wo5GRKcQ
エシディシ「KARRRRRROOOOO!!」バシュッ!

額が割れ、ツノが突き出でる!

そして自らの血管を切り!ジョナサンに襲いかかった!

その顔は既に!メッシーナ師範代のものではなかった_

ジョナサン「師範代…!せめて…'天国に登ってください'_」ブワアアアアア!

エシディシ「AGYAAAAAAA!」バシュバシュバシュ!!

ジョナサン「山吹色波紋疾走ッ!!」

山吹色の波紋を纏った拳がエシディシのツノと顔を消し飛ばすッ!
456: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/17(木) 00:55:38 ID:wo5GRKcQ
ジョナサン「清めてやる!その悪しき魂を!」ブワアアアアア!ガシッ!

拳を握りしめ、エシディシの身体に打ち込んでいく!

エシディシ「…A!」グシャ…

ゴアッ!グアッ!ドグアァッ!!

ジョナサン「山吹色波紋連打ッ!」

ジョナサンの無数のパンチが作り出した光の中にエシディシは飲まれていった_。

その脳をも完全に破壊して_

後に残ったものは

壁に伝わるエシディシの血管の残りカスと廊下に響く女性の悲鳴のみだった_

to be continue_

次スレ:

-ニューヨークのジョナサン-【後編】


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