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1: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:13:20 ID:cjG
女神官「そ、それ、私のおしっこなんですけど!? わああああ! なんで飲んでるんですか!?」

ゴブスレ「鉄兜越しでは匂いの微かな違いまでわからんからな」

女神官「なら鉄兜外して嗅いでくださいよ!? というか嗅がないでください!」

ゴブスレ「ふむ……上質なワインを品評するのに、テイスティングという作業があるらしい」

女神官「へっ…? は、はい…?」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:19:30 ID:cjG
ゴブスレ「ワインを少量口に含み、すぐに飲み下さずに舌の上でワインを転がすことで、ワインの香りをより深く味わう方法だそうだ」

女神官「それがどうし……ああああああああっ!? もしかしてっ、もしかして今っ!?」

ゴブスレ「そうだ」

女神官「そういう豆知識、今知りたくなかったです!! なんでそういうことするんですかああああっ!?」

ゴブスレ「むっ……そうだな、今度ワインを飲んでる時に改めて…」

女神官「そういうことじゃないんですよ!? もうワイン見たらゴブリンスレイヤーさんが私のおしっこでそういうことしてたの思い出しちゃうじゃないですか!!」

ゴブスレ「…そうか」

女神官「そうか、じゃないんですよ!!」

ゴブスレ「…すまん」

女神官「もう! ゴブリン退治に必要だって言うから協力したのに!! ただの変態じゃないですか!!」

ゴブスレ「いや待て、ゴブリン退治に必要なのは嘘じゃない」

女神官「………本当ですか?」ジト目

ゴブスレ「ああ」

女神官「………ちなみに、どう必要なんですか」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:31:01 ID:cjG
ゴブスレ「ゴブリンが女の尿の匂いを好むことは前にも話したな?」

女神官「ええ、まあ…」

ゴブスレ「だが、俺もそれを経験的に知っているだけで、何故ゴブリンが女の尿の匂いを好むのかは知らない」

女神官「それは、その……言い方は悪いですが、ゴブリンにとっては獲物の臭いだからでは…?」

ゴブスレ「いや、問題なのは理由ではない。何故『女の尿だけをゴブリンが好むのか』という原因だ」

女神官「はぁ…?」

ゴブスレ「正直、俺には男と女で尿の匂いに違いがあるようには思えなかった。だが、その決定的な差異がわかれば、何かに使えるのではないかと思ってな」

女神官「………どこで女性の尿の匂いを……まさか、牛飼娘さんの!?」

ゴブスレ「そうだ」

女神官「最ッッッッ底ですね!?」

ゴブスレ「あいつの目の前で受け取った尿の匂いを嗅ごうとしたら、思い切り椅子で殴られてな。尿は取り上げられてしまった」

女神官「一度やらかした失敗を繰り返さないでください!」

ゴブスレ「………もしかして、ダメだったか?」

女神官「当たり前でしょう!?」

ゴブスレ「……すまん、てっきりあいつだから嫌がったのかと」

女神官「牛飼娘さんに限らず! 女性全般に当てはまる失敗なんです!!」

ゴブスレ「…すまん、次からは善処する」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:39:46 ID:cjG
女神官「ハァ…ハァ……本当に、お願いしますよ? ゴブリンスレイヤーさん」

ゴブスレ「ああ、これの匂いの確認は持ち帰ってするとしよう」

女神官「わかってないじゃないですか!? やめてください!!」

ゴブスレ「……だが、必要なことだ」

女神官「いや、でも……せめて匂いを嗅いだりとか口に入れたりはしないでくださいね…?」

ゴブスレ「必要なことだ」

女神官「頑な過ぎる!? あー…なんでですかもぅ……おしっこなんて飲んだら病気になっちゃいますよぅ…?」

ゴブスレ「いや、それはない」

女神官「……なんでですか?」

ゴブスレ「出した直後の尿は毒気が一切無いと、錬金術師から聞いたことがある」

女神官「そうなんですか…? いや、でも……」

ゴブスレ「それに、尿を好んで飲む性癖の者もいるらしいが、それが原因で死んだ者はいないらしい」

女神官「そういうトリビアほんッッッッといらないです!! ただの変態じゃないですかそれ!!!」

ゴブスレ「いや、なんでも健康に良いらしいぞ。そういう健康法だそうだ」

女神官「そんな健康法聞きたくなかったです!!」

ゴブスレ「……そうか」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:45:22 ID:cjG
女神官「…とにかく、そういう研究は禁止です。それは返してください」

ゴブスレ「……わかった、研究は諦めよう。だが、道具としては有用なので使わせてほしい」

女神官「………本当ですか?」

ゴブスレ「ああ、絶対に匂いを嗅いだり飲んだりしないと約束しよう」

女神官「そうやって改めて言われると恥ずかしいんですが……はあ、わかりました。それもゴブリン退治に必要なことなんですよね?」

ゴブスレ「ああ」

女神官「…わかりました。でも、絶対変なことには使わないでくださいね?」

ゴブスレ「ああ、約束しよう」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:50:03 ID:cjG
~数日後・とあるゴブリンの巣穴~

鉱人道士「思ったより小鬼共の数が多そうじゃのう」

妖精弓手「それに結構洞窟が入り組んでるわね……アップダウンも激しいし」

蜥蜴僧侶「これは地図に落とすのもなかなかに手間ですな」

女神官「下手に動き回ると、迷いそうですね…」

ゴブスレ「…1つ考えがある」

妖精弓手「何よオルクボルグ…火とか毒は禁止だからね?」

ゴブスレ「ああ、わかっている」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)13:54:49 ID:cjG
蜥蜴僧侶「おっと、ここは行き止まりで…これは落とし穴ですかな?」

鉱人道士「ギリギリ底が見えるが…かなり深いな。小鬼が掘ったもんではなく、天然のものじゃろうな」

妖精弓手「うわ、底は石筍が天然の槍衾になってるじゃない、えっぐいわねぇ~」

女神官「み、みなさん、よく見えますね」

ゴブスレ「…よし、ここを使おう」ゴソゴソ
8: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)14:51:31 ID:cjG
ゴブスレ「全員、坂を戻ってさっきの分岐のところに身を潜めろ」パシャパシャ

蜥蜴僧侶「それは…油ですかな?」

ゴブスレ「そうだ」

妖精弓手「ちょっと、流石にゴブリンだって、先が落とし穴になってる坂を駆け下りたりはしないでしょ」

鉱人道士「そもそも、釣り餌がなけりゃ小鬼も釣れんじゃろ」

ゴブスレ「大丈夫だ、それにはアテがある」

女神官「……アテ?」

ゴブスレ「これだ」手頃な岩にボロ布を巻く

妖精弓手「……ただの岩に見えるけど」

ゴブスレ「そうだ」

妖精弓手「そうだ、じゃなくて、これをどうするのか教えなさいよ!」

ゴブスレ「これに…これを掛ける」チャポン(小瓶を取り出す)

女神官「……!? ま、まさか…」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)14:55:01 ID:cjG
ゴブスレ「これを、こうする」ピチャッピチャッ(岩玉に巻いた布に液体を振り撒く)

蜥蜴僧侶「ほう…しかしこれは…?」

妖精弓手「くんくん…この臭い……おしっこ?」

ゴブスレ「そうだ、ゴブリン共が好む、女の尿だ」

鉱人道士「なんでそんなけったいなもんを、かみきり丸が持っとるんかのぉ」

ゴブスレ「ああ、これは女神…」

女神官「いやあああああああ!!! なんッッッッてことをしてるんですかぁあああああああ!!!?」

ゴブスレ「」ビクリッ
10: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)14:57:37 ID:cjG
妖精弓手「ちょっ…!? そんな大声を出したら!」

蜥蜴僧侶「地鳴り…いや、これは小鬼ばらぼ足音でしょうな」

鉱人道士「こりゃとんでもない数じゃぞ…どうする、逃げるか?」

ゴブスレ「いや、むしろ都合が良い。このままいくぞ」

女神官「んー! んんんんんんっ!!」ゴブスレさんに抱えられて口を押さえられている
11: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:04:51 ID:cjG
ゴブスレ「おい、この瓶を坂に向かって投げろ」

妖精弓手「えっ? ちょ…うわっ、まだちょっと入ってるじゃない…汚ったないわねー」ポイッ

女神官「んー!? んんー!!!」まだ口を押さえられてる

妖精弓手「うわぁ、ちょっと手に着いちゃった…」

ゴブスレ「これで拭け。拭いたらそれも坂に投げ込め」

妖精弓手「なにこれ…これもかなり汚いんだけど…」フキフキ

ゴブスレ「ゴブリンの下帯だ」

妖精弓手「ちょっ!? そんなので手を拭かせないでよ! 結局どっちもどっちじゃない!?」ポイッ(ボロ布を投げ捨てる)

女神官「んんんん!!!!」まだ口を押さえられてる

ゴブスレ「尿の匂いを消す必要があるからな」

妖精弓手「はぁ…もういいわよ…」

蜥蜴僧侶「そろそろ来ますぞ」

ゴブスレ「よし、脇道に隠れるぞ」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:07:49 ID:cjG
ゴブスレ「合図したら、あの岩玉を坂に向けて転がせ」

鉱人道士「ほいほい、あれが釣り餌っちゅうわけじゃな」

ゴブスレ「そうだ」

妖精弓手「そんなに上手く行くかしらね…」

ゴブスレ「これだけの数のゴブリンだ、獲物は早い者勝ちだろう。特に、さっき悲鳴も聞こえている分、奴らは我先にと駆けていく筈だ」

女神官「………」悟った目で脱力している
13: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:12:27 ID:cjG
ゴブリン共「「「ギャギャギャギャ!!!」」」

ゴブスレ「いまだ、やれ」

鉱人道士「ほいさ、『ストーンブラスト』」小石が打ち出され、それが当たった岩玉が坂を転がり出す

ゴブリン共「「「ギャギャギャー!」」」

蜥蜴僧侶「ほう、面白いくらいに脇目も振らずに走って行きますな」

妖精弓手「うわー、すっごい数…ホブも何匹かいるじゃない」

ゴブスレ「最後尾が抜けたな…よし、坂に大玉を転がせ」

鉱人道士「ほっほ、人使いが荒いのう、かみきり丸は」

女神官「………」レイプ目
14: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:20:04 ID:cjG
~辺境の街・酒場~

妖精弓手「いやー、終わってみれば楽な仕事だったわねぇ」

蜥蜴僧侶「然り然り。やはり小鬼殺し殿の作戦が功を奏しましたなぁ」

鉱人道士「都合の良い地の利もあったが、そうでなくとありゃデコイとして十分使えそうなじゃのう」

ゴブスレ「ああ、かなり有用だ」

女神官「………」レイプ目

妖精弓手「でも…あれ、女の人のおしっこなんでしょ? どうやって手に入れんのよ。あたしはやーよ?」

ゴブスレ「そうか…」

蜥蜴僧侶「拙僧も、そういった協力が得られそうな交友関係は持ち合わせておりませんなぁ」

ゴブスレ「そうか」

鉱人道士「そもそも、かみきり丸はあれをどうやって手に入れたんじゃ? …まさか、牧場の娘っ子かの?」

女神官「!?」

ゴブスレ「いや、あれは…」

女神官「ああああああああああああ!!!!!」ガタンッ(勢い良く椅子から立ち上がる)
15: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:21:15 ID:cjG
妖精弓手「ど、どうしたの…?」

蜥蜴僧侶「ふむ、もしや…」

鉱人道士「ほっほ、なるほどのぅ」

女神官「あっ…いや、その……///」

ゴブスレ「そういうわけだ。また頼めるか」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:21:44 ID:cjG



女神官「絶ッッッッ対嫌です!!!!!」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:21:49 ID:cjG
終わります
18: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)15:24:02 ID:cjG
読んでいただきありがとうございます
過去作も貼っておきますね

ゴブ男「ゴブスレの世界のゴブリンに転生した」


女神官♂「ゴブリンスレイヤーさん…?」///


女神官(マッチョ)「ゴブリンスレイヤーさん、トゥットゥルー♪」


20: 名無しさん@おーぷん 2018/12/11(火)16:45:22 ID:zbb
元気をもらった乙

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