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女「金と顔……それがあれば良い」

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/30(火) 14:35:20.95 ID:XuS3ffEe0
女(金と顔を持った男と結婚すれば、全てが手に入る、そこに愛なんて一つも無いけど、醜いけど金を持っている男と結婚したって何も価値がない、金目当てと言われるのがオチだ、金が無いけど顔が良い男なんて論外……何故不自由な暮らしをしなければいけない?)

女(ーー私の高校生活は将来の為にある)

女(不自由の無い暮らしの為に……)


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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/30(火) 14:36:26.16 ID:XuS3ffEeo
友「女ーおはよっ!」

女「女友ちゃんおはよっ!」

女(登校中に友人が話しかけてくる、当然の出来事、まあ……可愛いから友人になっていてあげているだけだけど)

女(この町は正直田舎……夏だから日差しも暑いし、虫も多い……だけど、頭が良い、都会から離れた私立なだけあって金持ちも多い)

女(一応友も金持ちだ……けれど、私みたいな一般人も普通に通っている……そんな学校……私にとっては天国みたいな学校だ)

友「女!?」

女「ふえ!?どうしたの?」

友「いやあ……女がぼーっとしてたから……」

女「そうかなあ?」

友「絶対そう!」

女(驚いた……)

男「おっす」

女友「おはよー」

女(こいつは、顔が女々しいから顔が良い部類では無いし、家は一般家庭……正直眼中に無い)

友「ひさしぶりだなっ!」

男「昨日会ったばかりだろ……」

友「あっ……///」

女(この通り、何処が良いのかも分からない男に友は惚れている)

女(案外母性本能が高いのかも知れない)
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/30(火) 14:37:23.58 ID:XuS3ffEeo
女(そんなこんなで学校に着いて、今は朝のHRだ)

女(真面目な奴も不真面目な奴も私のクラスは皆が仲が良い、休み時間になると全員が会話をする)

女(正直私は会話が疲れるから、したくは無い)

赤髪「やあ!女!おはよう!」

女(赤髪か……)

女「赤髪ちゃん!おはよーっ」

女(赤髪は髪が赤い……何処ぞの不良だろうか?ロングだから余計に髪が目立つ……けど、美人だから友人で居てあげている)

赤髪「女は可愛いなぁ……」

赤髪「うりうりーっ」

女「赤髪ちゃんやめてよぉ~」

女(赤髪は事ある毎に私に猥褻行為を働く、胸を揉んで来たり、胸を揉んで来たり……だ。盛ってBカップの私に対する嫌がらせだろうか?この巨乳女は)

友「やーめーろっ!」

赤髪「うぐっ……嫌だなぁ……僕は女を愛でていただけだよ……」

友「それが問題だ!」

女(友が赤髪の頭を叩いて追い払う、何時もの光景だ……因みに友は青髪のポニーテール……不良が多い学校だ……そして……推定C……微乳だ。羨ましいけれど……)

女「友ちゃん!ありがとう!」

友「女もじゃんと、嫌だって言わないと駄目だぞ!」

女「嫌って言ってるよぉ……」

友「私を見習え!」

女「無理言わないでよぉ……」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/31(水) 01:40:10.45 ID:vXH+Td+3o
先生「友ー、席につけ」

友「はーい」

先生「それでは授業を始めるぞ」

女(先生も赤髪を止めてくれたら良いのに……)

先生「○○は○○でー」

女(勉強は正直私にとっては温い……一応、トップクラスの高校らしいが……私にとっては温い……)

女(大学はもっと上を目指すべきだ……海外辺りが妥当か……国内トップに行くか……正直どちらでも良い……上ならば)

女(そんな事よりも男だ……金と顔を兼ね備えた男を私は最近一人見つけた……都合の良い事にそいつはお人好し、落とすのも比較的楽だろう)

女(丁度私の前の席に居る男……そいつが全てを持っている)

イケメン「……」

女「ねぇねぇ……」ヒソヒソ

イケメン「どうした?」ヒソヒソ

女「この問題……分からないから教えて欲しいな……」ヒソヒソ
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/31(水) 01:40:43.87 ID:vXH+Td+3o
イケメン「女さんにも、分からない問題があったんだね」ヒソヒソ

女(分からない筈が無いだろ)

イケメン「ここは○○で○○だよ」ヒソヒソ

女「ありがとう」ヒソヒソ

女(ここで少し恥ずかしがりながらも上目遣いをしておけば、向こうは喜ぶだろう……)

イケメン「うっ、うん///」

女(案外分かりやすいなこいつ)

先生「はい、授業を終わります。礼はいりません」

女(そんな感じで休み時間)

イケメン「女さん授業は大丈夫だった?」

女(ほら来た)

女「うん、大丈夫だったよ、ありがとう」ニコッ

イケメン「っつ///」

女(簡単過ぎて、この男と付き合う事に不安を覚えて来た)

女(まあ、付き合ってはいないけど)

馬鹿「よお!イケメン!」

女(出て来た、馬鹿)

女(こいつは、勉強は赤点ギリギリ、まぁ他校と比べたら良い部類だから良いとして……基本的に馬鹿だ、発言が馬鹿、行動が馬鹿……基本的に馬鹿だ)

女「馬鹿くんおはよーっ」

イケメン「おっ……おう!馬鹿!」

女(何故かイケメンと仲が良い)
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/31(水) 01:41:14.38 ID:vXH+Td+3o
女(……こいつは良く分からない)

イケメン「○○が○○で」

馬鹿「○○が○○かよ」

女(分かる事は、顔が良いが馬鹿で家が普通の家庭……)

女(顔だけで言ったらイケメンと同等なのかも知れない)

女(この間、馬鹿が全裸で宅急便の荷物を受け取ったと言う話は恐らく伝説だとは思う)

馬鹿「女もそう思うよなぁ!?」

女「うん!」

女(声がでかい)

幼馴染「馬鹿!声がでかい!」

馬鹿「げっ……」

幼馴染「皆に迷惑じゃない!」パシーン

馬鹿「いでっ!」

女(来た、幼馴染……この学校に通っている人間は大体が彼女と幼少からの仲だと思う、特に昔から馬鹿とは仲がとても良い……本人は仲が良い事を否定するが、何処からどう見ても仲が良い)

幼馴染「ついこの間に大きな恥をかいたのに、平気な顔してるんじゃないわよ!」

女(眼鏡を掛けているから目立たないが黒髪で端正でクールな顔立ちだから友達でいてあげている……そして胸は隠れ巨乳……死ね)
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/07(水) 01:48:46.96 ID:2fjhPltgo
女「……」

幼馴染「ーー!」ギャーギャー

馬鹿「ーー!」ギャーギャー

女(どう見ても幼馴染は馬鹿の事が好きだ)

幼馴染「ーー!」ギャーギャー

馬鹿「ーー!」ギャーギャー

女(何時も喧嘩をしているが、ーー先月に馬鹿の顔を見てにやけていた幼馴染の顔を私は忘れていない)

幼馴染「……」ハッ!

幼馴染「ごっ……ごめんね!女ちゃんと、イケメン君!」

幼馴染「見苦しい所見せちゃった……」

女(毎日やっておいて何を言うか……それに、今更このクラス全員気にもしていないだろう)

女「ううん、大丈夫だよっ」

イケメン「気にしてないから大丈夫だよ」

女(退屈)
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/07(水) 01:49:17.75 ID:2fjhPltgo
キーンコーンカーンコーン

女(そして学校が終われば、私はすぐに帰路につく)

女(学校に残っていてもメリットが無いからだ)

女(……と言っても。帰るのが少し遅くなってしまった)

女(今は16時ぐらいか……けれども、空はとても良い天気……日差しが暑い)

女(地面がアスファルトな分、更に暑い)

女(そして。道の途中には裏山)

女(近道にもなる裏山を通って帰るか)

女(蝉の声がうるさい、葉に反射する日差しがうっとうしい……立派な夏だ)

女(裏山は、日陰が多い分楽なのかも知れない)

女「……」

女(ーー?)

女(人が居る……山の中の整備された道からわざわざ外れた所に)

女(綺麗な白髪のまっすぐな長髪に、美しい顔。羨みはしないが、一般人なら羨望の対象の女性だろう、胸は私と同じぐらい……だが。背がかなり低いな)

女(そして……うちの制服)

女(……が。変人は無視するのが一番。そのまま帰ろう)スタスタ

??「無視は酷いな」ガシッ

女(うわっ)

白髪「見た所君はうちの生徒の様だが……一人か?」

女「はっ……はい」

白髪「なんて……な」

女「?」

白髪「君は有名だ。うちの学校では名を知らない者は居ないだろう。そう……高嶺の花として」

白髪「とても美しい君に、男子も女子も憧れを抱いているよ」

女(まあ知ってる)
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/07(水) 01:50:24.11 ID:2fjhPltgo
女「あっ……ありがとうございます……」

女「私は用事があるから、これで」

白髪「まあ待ってくれ」ガシッ

女(顔を殴れば良いのか?)

女「ふえ……?」

白髪「女……」

女(いきなり私の名前を呼び捨てしたぞこいつ)

白髪「君は美しい……」

女(そっちの人間か……)

白髪「今日までの三ヶ月……ずっと君を人通りの少ない裏山で待っていた甲斐があったよ」

女(酷いストーカーだな)

女「ごっ……ごめんなさい」

白髪「……」

女「……」

白髪「規制事実を作れば……」ダキッ

女(馬鹿かこいつ)

女「はっ……離してください……」グググ

女(正直ピンチだな)

??「何やってんだ?」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/07(水) 01:51:07.21 ID:2fjhPltgo
白髪「チッ……」パッ

女(助かった……)

女(貧乏に感謝しないとな)

貧乏「何やってんだ?あんたら」

白髪「少し貧血気味の彼女を介抱していただけさ」

女(嘘をつけ。嘘を)

貧乏「まあ良いや、帰るぞ女」タタッ

女「うっ……うん!」

女(顔はまあ普通。家は貧乏。こんな奴に助けられるのも癪に障るが今は甘えよう)タタッ

白髪「くそっ」ボソッ

貧乏「大丈夫か?」

女「おかげでなんとか……ありがとう」

貧乏「次からは友達と帰れよ」

貧乏「生徒会長の癖に何をしてんだか……」

女(生徒会長だったのか。赤髪といい奇人ばかりだな)
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/07(水) 01:51:50.84 ID:2fjhPltgo
女(なんやかんやで私の家に着いた)

女「送ってくれてありがとう!」

女「助かったよっ」

貧乏「まあ気にすんな。困ってる人は助けろって言うし」

貧乏「やべっ……バイトだ」

女(彼は何故うちの学校に通えているのか……)ジーッ

女(私は両親の保険金で通えているが……貧乏には何があるのだろうか?)

女(普通に公立へ通えば良いのに……)

貧乏「ジロジロ見てどうした?」

女「ううん。何でもないよ」

貧乏「そうか。じゃあ俺はバイトだから」ダダッ

女「じゃあねー」

女「……」

女(家に入るか)
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/16(金) 17:27:46.07 ID:sIPsZCg+o
女「ただいまー」

義母「あら、おかえり。遅かったわね」

女「うん。ちょっと用事を済ましてたから遅くなっちゃった」

義母「女ちゃんが学校から帰るのが遅いのは、珍しいから聞いちゃった。うふふ」

女「えへへ~」

義父「ただいま」

女、義母「おかえり」

義父「さあ母さん、夕飯にしてくれ」

義母「はいはい、今作ってるから待っててね」

義父「今日はいつもより早いだろう?君の顔が見たかったからさ」

義母「もう///」

女(45歳の父に、28歳の母。色々アウトだな)
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/16(金) 17:28:15.39 ID:sIPsZCg+o
女、義父「ごちそうさま」

女(……風呂に入るか)

女「お義母さんーお風呂先入るねー」

義母「はーい」

数分後……

女「はふぅ……」チャプン

女「この胸……どうにかならないか……」ペタペタ

女「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドン!ドン!ドン!

義母「地震かしら?」

義父「……?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女「おっと……いけない、壁を殴ってしまった」

女「まあ、どうせ気付かないから良いか」

女「ふぅ……」

女「そろそろ上がるか……」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/16(金) 17:28:44.29 ID:sIPsZCg+o
女自室。

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ

女「暇潰しにうちの学校のHPでも作るか……」

女「捉え方によっては、裏サイトかも……な」

女「……」カタカタ

女「……」カタカタ
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/16(金) 23:57:55.51 ID:OOkzhAx1o
チュンチュンチュン

女「朝か……」

女「寝ていなかった分キツイ……」

コンコン

義母「女ちゃーん!起きてるー!?」

女「うん!起きてるよー!」

女(準備をするか……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女(部屋を出て階段を降りるのもおっくうだな)トントントン

義母「朝食は食べる?」

女「うん。食べるよ」ガタ

女「お義父さんは?」

義母「食べるなら早く食べなさい」

女「……」

女「いただきまーす」

女(昨日も喧嘩か……)パク

女(私の前では仲良く振る舞うが……実際は……時間の問題か)パク
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/16(金) 23:58:27.14 ID:OOkzhAx1o
通学路

女「……」

女(さて……クラスメイトの反応はどうかな?)

友「おはよー女……」

女「おはよー!友ちゃん!」

女(大成功)

女(……HPで友の悪口を書いて、適当な作ったアドレスでクラスメイトにメールを拡散したら、普段気が強い友もこのザマだ)

女(何よりも面白いのは、広まった後は友の悪口を私が書かなくても、他のクラスメイトが書いている事だ……ふふふ)

女(ちなみに友にはアドレスを送ってはいない、友の様子を見る限り……SNSかメールでクラスメイトが友にHPの存在を教えたのだろう)

女(最高の暇潰しになったよ友……)

女(少なくとも学校に通報はされていないだろう。クラスメイトの殆ど全員が恐らく……悪口を書いたからな)

女(それに……タイミングを見てHPを消せば良い話だ)

友「なあ女……」

女「どうしたの?」

友「知ってるか?」

女「うん……」

友「そうか……」

女「大丈夫?」

友「少し泣いてもいいか?」

女「うん……」ギュッ

友「ひっく……ううう……うわあああああああ……ひっく……ひっく……あああ……」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/19(月) 00:18:11.76 ID:B7YsOX27o
女(ふふふ。友の泣いた所なんて初めて見たな)

女(実にそそられる顔だなあ……ははは)

友「ひっ……ひっ……っつ」

友「……………………うん」

女「大丈夫?」

友「ああ、大丈夫だ」ゴシゴシ

友「早く学校に行こう!」

女「……うん!」

女(つまらない……人が集まる前に泣くのをやめるなんて、萎える)

男「おっす」

友「おはよー」

女(どうせいじめられた事も無いのに、この程度で泣いて、すぐ立ち直って、本当に腹が立つ。)

女「っつ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「やめて!」

「やめてよお!」

「こいつ気持ち悪いなー」

「うわ。菌がついた!」

「逃げろー!」

「上履き……無い……」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

「いたい!」

「いたいよお!やめて!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/19(月) 00:18:52.20 ID:B7YsOX27o
女「……」ダラダラ

友「……?」

男「女?汗かいてるぞ……どうした?大丈夫か?」

女「ひっっ……ヒッ」ダラダラ

男「おい!?大丈夫か?」

女「ハァハァハァハァっっッ!」ダラダラダラダラ

女「やめっ……やめっ!……ヒィッ」ダラダラ

女「あっ……あっ……あああ」ガクガク

女「おとうさんっ……おかあさんっ……たすけっ……っつ。いやだいやだいたいいやだいやだいやだいやだ」ガクガク

友「女!?」

女「」フラッ

ーーーーーーー

ーーーー

ーー



女「……」パチッ

女「ここは……?」

義母「女ちゃん……大丈夫?」

女「お義母さん……」

女(病院か……)

女「友ちゃんと男君は?」

義母「友ちゃんと男君なら帰ったわよ。救急車を呼んでくれたお礼をちゃんと言わないとね」

女「うん!」

女(自分がした事で過去のトラウマが襲って来るなんて、滑稽だな……ふふっ)
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/19(月) 00:19:36.00 ID:B7YsOX27o
義母「……大丈夫?」

女「うん……大丈夫。疲れてるのかなあ?」

義母「お医者さんが後でカウンセリングしてくれるって」

女「うん。分かった」

五十分後。

医者「ーー?」

女「ーー」

医者「ーー?」

医者「……」

医者「ーー問題無いでしょう、娘さんも高校に入ったばかりで夜更かしをしたから、疲れで気が動転しただけかと。あまり夜更かししないように」

女「はい」

義母「夜更かししちゃ駄目よ?」

女「うんっ!」

女(ヤブ医者……まあ。医者の模範的な質問に模範的な回答、模範的なカウンセリング用紙に模範的な答えを書けば良いだけだ……それだけで健常者)

女(恐らく私はPTSDだろう。だが……症状はそこまで大きくは無いと思う、発症も偶発的だ)

女(トラブル持ちの女と知られては、後が怖い)

女(そんな事よりも次のHPでの標的は誰にしようか悩んでいる自分が恨めしいな。ふふふ)
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/19(月) 00:23:31.48 ID:B7YsOX27o
女(ーーそうだな。明日は赤髪にしよう)

女(はははっ)

女(あいつは前から鬱陶しかった)

「ーーゃん」

女(今回で私に対しても遠慮をしてくれたら最高だな)

「ーーちゃん?」

女(暇潰しにしては為になる……)

義母「女ちゃん!?」

女「あ……ちょっとボーっとしちゃった」

義母「もう……」

医者「まあ。今日は安静にしてくださいね」

女「はい」

義母「本当にありがとうございます……」

女(前に居た県の医者は私の事を大体知っていた……あんな事があったら当然だな)

女(早く不自由の無い日々を送りたい……)

女(自由奔放で全てを叶えられる日々を)
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/22(木) 00:48:50.41 ID:ZVj+8Gf2o
翌日、昼休み、教室。

赤髪「……」キョロキョロ

赤髪「……」キョロキョロ

赤髪「……」キョロキョロ

女(キョロキョロしてるな……ふふふ)

女(滑稽だなあ……ただHPで赤髪は、レズと言う噂を立てたらあっという間にこんな調子だ)

女(今日は猥褻行為を働かないから、私も居心地が良い)

女「男君っ、友ちゃんっ。昨日はありがとう」ペコ

男「ああ、気にすんなよ」

友「うん。気にしないでくれ」

赤髪「……」パクパク

女「……」

女(ははは!1人で昼食を食べているよ……無様だなあ、赤髪……)

女(周りが気になるか?誰も信頼出来ないか?ふふふっ、ずっと学校生活を1人で送るのか???馬鹿だなあ……私に猥褻行為を働かなければ良い話を……)

友「……」

男「……」

友「赤髪」

赤髪「……」ビクッ

友「隣失礼」ガチャ

男「俺も一緒に食べるか」ガチャ

女「一緒にご飯たべよっ!」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/22(木) 00:49:37.53 ID:ZVj+8Gf2o
女(……)

赤髪「…………………………とぅ」

友「?」

赤髪「……ぁ……………が…………と………ぅ……」

女「……」

赤髪「………あ……り………が………と………う」

友「ああ」ニコッ

女(ああ。糞だ)

女(つまらない……友と男はHPを見る事をやめたみたいだな……男は元から見てない……か。1人で赤髪が居る所を見て、友はHPの影響だと判断したのか……余計な事を)

女(また赤髪が頭に乗るじゃないか)

赤髪「女……ごめん……」

女「どうして?」

女(私も、HPを見る事をやめた設定にしよう)

赤髪「いつも嫌がる事をして……」

女「大丈夫だよー、ちょっと嫌だけど……赤髪ちゃんは友達だもん!」ニコニコ

赤髪「ありがとう……そうだ………………女は、僕が………………居ない…………と…………………駄目なんだ…………………うふふ…………」

女「?」

女(何を言ってるか聞こえないな……)

女(どうでも良いか……)

女(それにしても。赤髪は気持ち悪いな)
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/22(木) 00:50:17.14 ID:ZVj+8Gf2o
女(携帯からだが次は幼馴染……やめておこう……恐らく幼馴染はネットに強い)

女(確実に毎日四時間以上PCを弄ってそうな奴だ)

女(なら、生徒会長のあいつだな……)

女(名前は分からないが、白髪の女だ……)

女(次はそいつの悪口を書いてみよう)

女(……)

女(……)

女(……)

女(勢いがすごいな……生徒会長の悪口を少し言っただけなのに、HPが生徒会長の悪口で埋め尽くされている)

女(学校の中で私が口火を切った事に意味がある)

女(何故なら……どれだけの人間が参加しているか分かるからだ)

女(クラスの殆どが携帯を弄っているな)

赤髪「……」キョロキョロ

女(またキョロキョロし始めた)
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/23(金) 14:14:47.62 ID:9H5qX/tyo
女「……」

白髪「……」ガララッ

ザワザワザワザワ

赤髪「……」

白髪「やあ女。久しぶり」

女「あっ……はい……」

白髪「赤髪は居るかな?」

白髪「って……目の前に居るけどね」

赤髪「……」

白髪「おいで赤髪」

赤髪「はい……」

女(なんだ?早速HPを見たのか?)

女(なら、暇潰しは終了。HPは消すか)

ガララッ

女(行ったか……はいHPは消しました)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同時刻、生徒会室。

白髪「HPは消されているね」

赤髪「HPは会長が?」

白髪「嫌。そんな事してないよ」

白髪「……そんな事より、胸。出して」

赤髪「……嫌…………」

白髪「じれったいなあ……去年女の悦びを教えてあげたのに……君は女性が好きだろう?」

赤髪「僕は……女が……好き…………です…………」

白髪「奇遇だね……僕もだよ」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/23(金) 14:15:43.38 ID:9H5qX/tyo
赤髪「……っ!」

白髪「レズとHPで噂を立てられて……あっ真実か。落ち込んでいる所を慰めてあげようとしたのに」

赤髪「会長だって……HPで……」

白髪「私はそんな事気にしてないよ」

赤髪「強いですね……」

白髪「ふふふ……」チュッ

赤髪「……!」

赤髪(嫌だ……女……女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女)

白髪「……」ムニュ

白髪「前までは悦んでいたのに……」ムニュムニュ

白髪(女はとても凄いなあ……誰にでも好かれる)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同時刻、廊下。

幼馴染「だ……誰も居ないね……」

馬鹿「ん?どうした?ここまで連れてきて」

幼馴染「馬鹿……聞いて……」

馬鹿「おう」

幼馴染「私……馬鹿の事……好きです……付き合ってください」

馬鹿「悪い」

幼馴染「……!?」

幼馴染(どうして?誰よりも馬鹿に近いのに……キツく当たる時もあったけど、誰よりも優しく接していたのに……)

馬鹿「俺……女の事が好きなんだ」テレテレ

幼馴染(……)

馬鹿「悪いな……」

幼馴染(女……色々な女子生徒が色々な男子生徒に告白すると、大抵断られる……理由は女が好きだから)

幼馴染(女……だったら仕方ないよね)ポロポロ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時と場所は戻り、教室。

女(幼馴染が馬鹿を連れて行ってたな……)

女(気付いているのか?私はお遊び程度で馬鹿に優しくしていたから、馬鹿は私に惚れているって事が)

女(幼馴染には、悪い事をしたなあ……仕方無いだろう?私は人に好かれるのだから)

女(私がちょっかいを出さなければ、幼馴染と馬鹿は幸せだったかもな)
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/23(金) 14:16:44.36 ID:9H5qX/tyo
投下終わり。

そろそろ物語も始まりますね。
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/23(金) 14:20:58.29 ID:9H5qX/tyo
これからの予告?的な物。

「幼馴染学校に来ないって」

「久しぶりだな、女」

「兄さん……義姉さん……」

「ごめん俺女が好きなんだ」

「女……君には……かなわないね」

「僕の思いを踏みにじるのか!?おい!?」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:55:26.88 ID:Sp+Ab7Ms0
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/24(土) 16:18:45.21 ID:8Ap3bcUjo
5時限目。

先生「ん?幼馴染は早退か?」

馬鹿「……」

女「調子が悪くなって帰ったみたいです」

先生「あー。そうか……なら、授業を続けるぞー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後。

女「ふぅー……」

友「一緒に帰るか」

女「うん!」




男「友ー。帰ろうぜ」

男「って……居ない……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後、帰り道。

ミーンミーンミーン

友「相談があるんだ」テクテク

女「どうしたのー?」テクテク

女(こいつも面倒臭いな)

友「……」ピタッ

女「?」ピタッ

友「私……」

女「……」

友「男が好きなんだ」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:20:23.23 ID:vvaRNG6wo
女「えっ……?」

友「いきなりですまない……でも、このまま隠してると胸がはち切れそうで……」

女「うん」

女(言われなくても気付くだろ、普通)

友「告白しようか……悩んでいるんだ……」

女「それは、友ちゃん次第だと思う……」

友「だけど……」

女(……)

女「自分に嘘をつくと、後悔するよ」

女(私みたいに)

友「……」

女「ふふっ」

女「どうして男君が好きなの?」

友「あいつの顔を見ると……こう……顔が赤くなるんだ……」

女「うんうん」

友「こう……放っておけないと言うか……」

女(母性高いな)

友「そして女みたいで可愛いんだ」テレッ

女「へー」ジトー

友「あっ……///」

友「聞かなかった事にしてくれっ……///」

女「言わないよー」ウフフ

女「大好きなんだね」

友「ああ……」

女(悪い事をしたんだ……応援してやる……一応)

女「頑張って!」

友「……頑張るぞ!」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:22:12.01 ID:vvaRNG6wo
夜、公園。

男「なんだよ……こんな時間に呼び出して……」

友「いきなりですまない」

男「……?」

男「HPの時の相談か?」

友「あの時は相談に乗ってくれてありがとう……」

友「その話じゃあ、無いんだ」

男「……なんの話だ?」

友「ゆっくり聞いてくれ……しっかり聞いてくれ……驚かないで聞いて……すぐに返事をしてくれ」

友「……男……貴方の事がずっと好きでした……」

友「今も好きです……」

友「……返事を聞かせてください」

男「……」

男「……」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:32:02.13 ID:FFqGe1yso

男「ーーごめん」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:49:27.00 ID:FFqGe1yso
ーーえ?

嫌だ……

嫌だ……

男「ごめん……」

嘘だろ?

男「俺好きな人が居るんだ」

あ……

分かった……

ーー言わないでくれ。

言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ言わないでくれ。

男「俺は……」

これ以上は駄目だ!駄目だ!駄目だ!

男「女が好きなんだ」

友「……」

ああ……
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:50:57.28 ID:FFqGe1yso
女家、女の部屋。

女「……」

女「友は上手く行っているかな?」

女(何故私は友を応援したんだろう……?)
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/25(日) 00:52:11.69 ID:FFqGe1yso
男「ごめん……俺、女が好きなんだ」

友「そうか……分かった……」

友「すまない……いきなり……呼び出して」

許さない……

女……

ふざけるな……

何が……頑張って。

だ。

ふざけるなふざけるな。

お前が全部奪ったんだ。

何で私だけ……私だけ……

いつも目立つのは女……愛されるのは女……主役は女……

どいつもこいつも、女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女おんなおんなおんな!

友「帰る……」クル

男「あっ……」

友「送らないでくれ」

安心しろ……男。

邪魔な菌は追い払ってやる。
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/26(月) 01:26:44.61 ID:6S9itiolo
朝、通学路。

女「……」テクテク

女「……」テクテク

女「……」テクテク

女「……」テクテク

女(友が来ないな……珍しい)

男「おはよ」

女「あ……男君。おはよー」

女「友ちゃん来ないねー」

男「……ああ」

女(なるほど……失敗か)

女(女も運が無いな)

女(確実に上手く行くと思っていたが……失敗か……)

女(私程でも無いが、それなりに男子の人気もあっただろうに)

男「早く学校行こうぜ」

女「うんっ」

ミーンミーンミーン
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/26(月) 01:27:45.59 ID:6S9itiolo
教室。

友「……」

女(なんだ。先に来てたのか)

女「友ちゃんおはよー」

友「おはよ」

女「昨日はどうだった?」ヒソヒソ

友「フられてしまった」ヒソヒソ

女「あっ……ごめんね……」ヒソヒソ

友「気にしないでくれ」

女「うん……」

友「気にしていないさ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後、女家前。

女「っつ……!」

?「久しぶりだな、女」

?「久しぶりね……」

?「元気にしてたか?」

女「兄さん……義姉さん……」

兄「元気そうで、良かった……」

義姉「更に可愛くなってる……」

女「あ……あっ……う……」

女(何故来てる……結婚して、二人で幸せに過ごしている筈の二人が……)

女(嫌な事を思い出す……)

女(金持ちの義姉……私の実の兄……女々しい兄……銀髪が目立つ義姉……)

女(私の計画を壊さないでくれ……お前等に頼った不自由の無い生活は送りたく無いんだよっ!)

女「帰って……帰って……」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/11/26(月) 01:29:12.04 ID:6S9itiolo
兄「なっ……!」

兄「……」

義姉「ーー本当にそれで良いの?」

女「うるさい……うるさい……うるさい……」

義母「女ちゃん、大丈夫?」

女「お義母さん……」

義父「兄君……来ないでくれと言った筈だが?」

兄「だけど……唯一の兄弟です……親戚の義父さんに任せてしまっていました……今は義姉に頼っていますが、女を引き取れる迄に余裕は出来ました……」

義父「女は過去と決別したがっている。君達を見てあんな様子だと……とても」チラッ

女「はぁ……はぁ……はあ」

兄「……分かりました。押し掛けてすいません……」

義姉「……」ペコ

兄「女をよろしくお願いします」ペコ

義父「……」

兄「……」スタスタ

義姉「……」スタスタ

義父「さあ。家に入ろう」ニコッ

女「うん……」

義母「はい」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:43:18.62 ID:j/swNqebo
今までのバチが当たった。

それだけ、それだけ、きっとそれだけだ。

同級生に酷い事をした見返りが、今。たまりにたまった状態で私にやって来たんだ。

普通に学校生活を送ろう……今までの私に戻ろう……金と顔を持った男は、時が来たら捕まえるさ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝、通学路。

女「……」テクテク

女「あ……友ちゃん、おはよー」

友「……」テクテク

女「友ちゃん?」

友「……出来れば、離れて歩いてくれないか?ーー菌がうつる」

私が何かしたか?

面倒臭い女だ、どうせ男にフられた原因が私だったんだろう……告白した結果男が私を好きだった、か。

ーー分かりやすい。

本当に分かりやすい、私もそれぐらい分かりやすくなりたい物だ。
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:44:11.85 ID:j/swNqebo
ーーが。

私が悪く無いと一概には、言えない。

ほとぼりが冷めるのを待とう。

女「……うん」ポツン

それにしても、本当に暑いな。

ミーンミーンミーンミーンミーンミーン

夏休みも近い、勉強に励もう。

女「……」テクテク

女「……」テクテク

どうして……こんな事になったんだろうな。

私がした行いが、そのまま返って来た……それだけか。

私はモテ過ぎ……か?

イケメンも、モテる……かなりモテる。

イケメンや私も顔はずば抜けているかも知れない……だけど、友や幼馴染達、男や貧乏や馬鹿達……も顔は私とイケメンに負けてはいない。

だが。

どうしても、イケメンと私が勝ってしまう。

何があっても。

何故だ?何故だ?そういった星の元に生まれたからなのか?分からない……
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:48:09.97 ID:j/swNqebo
学校、一時限目。

イケメン「……」カキカキ

女「……」カキカキ

先生「○○は○○で~」

イケメン「ぁ……」ポロッ

女「……」ヒョイ

女「はい」スッ

女「消しゴム落としたよ」ニコォ

イケメン「あっ……ありがとう///」パシッ

ちょろい……こいつは、本当にちょろい。将来が不安だ。

女「……」カキカキ

真面目に勉強をしないと、大変だ。

多分簡単だけど……な。
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:48:45.03 ID:j/swNqebo
放課後、教室。

幼馴染「女ちゃん……」

女「あ……幼馴染ちゃん」

学校来てたのか。

幼馴染「ごめん~っ!勉強教えて!!」

身を屈めて両手を合わせて頼み込むなんて、幼馴染らしく無い、そうか……幼馴染は学校に来てなかったのか、私のせいで。

しかし……私のせいとは言え勉強を教える事に時間を割く程私は馬鹿では無い、今回は断るさ。

女「ごめ……」幼馴染「北島堂のカステラおごるから!」

カス……テラ……?

女「……」

女「っ……うん!良いよおっ!」

ザワザワ

しまった……大声を出してしまった……

幼馴染「じゃあ決定ね!今日私の家に集合!」

集合……?

女「あとは誰が行くの?」

幼馴染「馬鹿と女と男と赤髪と私と“金髪”だよ」

金髪?ああ、金髪か。

友「……!」

赤髪が居る……女の貞操が危ない……

友「私も行く!」

幼馴染「え……?」

友「ついて行かせてくれ!」

女の事嫌いだったのになあ……

女はすごいな……

女「友ちゃん!」ギュ

なんだ……もう仲直りか、何も行動をしていないが、物事は案外と簡単に進む物だな。

友「……よせっ///」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:49:53.51 ID:j/swNqebo
幼馴染家、幼馴染部屋。

女「勉強教えるねっ」

幼馴染「はーい」

お前は直ぐに完璧になるだろ。

友「はーい」

お前は……既に出来る……

馬鹿「おう!」

お前にどう教えれば良いのか、全く分からない。

赤髪「はーい」

取り敢えず、触れるなよ。

男「はーい」

友に教わってろ。

金髪「うん……」

暗いな、面倒臭い。

金髪……ミドルの金色のポニーテールが目立つ、背が高く私並のひんにゅ……胸だ、素直に可憐で美しいと思う。

馬鹿「はーい!分からないでーす」

幼馴染「あんたは全部でしょ!」

幼馴染「私が女から教わったら、あんたに教えてあげるから待ってなさい!」

馬鹿「お……おう」

赤髪「女!分からない所があるんだ!」

友「はいはい、教えよう」

赤髪「僕が呼んだのは“女”であって“友”では無いんだけどなあ……っ」ピクピク

友「お前は危険だからな」シレッ

キケンッテナニガサ!?オマエダ!

友「男!お前もだ!教えるから来い!」

女「じゃあ……金髪ちゃんと幼馴染ちゃんに教えるね」

幼馴染「がんばろっ!」

金髪「あり…………がと…………」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 00:50:21.76 ID:j/swNqebo
しばらく、のほほんと行きます。
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 01:26:55.66 ID:/ZwQNAcIO
のほほんと続けてくれや
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/06(木) 14:02:26.42 ID:i1+2CaC+o
のほほんがいいな
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/07(金) 00:27:58.23 ID:C54faXmZo
女「ここはこうしてー」

金髪「……」フムフム

幼馴染「ーーありがと。これで馬鹿に勉強を教えられる……」

女「頑張ってー」

やはり頭が良いな。

金髪「……」フムフム

こいつは……大人しいけど……凄く頭が悪い。

馬鹿程では無いけど、頭が悪い……

そして、分かったフリ……典型的な勉強の出来ない奴だ。

骨が折れる。

女「ここはこうしてー」

金髪「ありがと」フムフム

男……可愛い。

男「なるほど……こうやるのか……」

友「やっと分かったか……」ゼーハアー…

女「はい、ちゃんとやろうね」

金髪「うん……」

女の教え方……上手……

女「○○は○○でー」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/07(金) 00:29:36.39 ID:C54faXmZo
男「ここは……こうするのか!」

友「そうだ!そうだぞ!凄いぞ男!」

男「ハハハ……勉強って楽しいんだな!」

女「……」

笑いを狙っているのか?

金髪「……」ジーッ

男「ここはこうだあ!」

友「すごいぞ!正解だ!」

金髪「……」ジーッ

男……可愛い……匂い嗅ぎたい……

友が羨ましい……

女「金髪ちゃん?がんばろっ……ね?」

金髪「……」コクコク

女「次はーー」

何を、ずっと男を見ているんだ、こいつは。

飽きもせずにずっと男を見て……飽きないのか?

気色悪い。

蝉の鳴き声で私の不快感がより、一層増して行く。

今日は暑い……日差しが部屋に射し込んでいるのが普通になってしまった。不快な季節……日差しと蝉が最高に不快だ。
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/08(土) 00:32:58.35 ID:nrbLYLKoo
幼馴染「あ!そうだ、女ちゃんに約束の物渡さないと」

女「!」ピク

幼馴染「今持って来るね」バタバタ

女「うん!!」キラキラ

女(ーー待てよ?今ここで幼馴染が、カステラを全員の前に晒せば、私のカステラが……!?)

幼馴染「お待たせー!」

女(ーー遅かった)

幼馴染「はい、馬鹿達の分」

馬鹿「うまそーだなあ!」

幼馴染「うるさい!」

友「美味しそうだ……」

男「カステラか、サンキュー」

金髪「美味しそう……」

金髪(男君が……カステラ頬張っている所を写真に納めたい……)

幼馴染「はい、女ちゃんの分」

幼馴染「女ちゃんは皆に勉強を教えたから、当然皆より多いよ」

女「本当!?……ありがとう!」ニヘラー

女(幼馴染……大好きだっ……!)

女「……」パク

女「えへへ……」モグモグ

女「おいしい……よぉ……」ニヘラー
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/08(土) 08:30:14.69 ID:Th4KOifFo
夜、女家。

女「ただいまー」

義母「今までどこ行ってたの!?」アセアセ

女「皆に勉強教えてたのー」ニヘラー

義母「心配してたのよ?」

女「うん!ありがとうっ」

義母「それにしても……」

義母「親離れの時期かしら?」ウフフ

女「もー……お風呂入ってくるねー」

義母「ご飯はー?」

女「少しで良いよー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

風呂。

女「ふぅ……」チャプン

女「ふふふ……」

女「中々良い、一日だった。簡単に勉強を教えて、大きな見返りを貰えたからな」

女「それに……楽しかっっ……」

女「……」チャプン

女「そんな訳無い……」

女「楽しかった訳が無い……筈……」

女「………………」プクプク
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/09(日) 13:39:17.37 ID:hRBGP9Pfo
いつしっぺ返しが襲ってくるんだ
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/10(月) 02:44:46.10 ID:ymDUwzsLo
テスト当日、教室。

幼馴染「……」カキカチ

女(簡単だな……)

金髪(……む……難かしい……)

男「……」カキカチ

友(男は出来てるか?)カキカチ

赤髪(正直に言うと、実は勉強得意なんだよね、僕)

幼馴染(馬鹿は……?)チラッ

馬鹿「……zzZ」グーグー

幼馴染(!)

幼馴染(馬鹿!!起きなさいよ……もお!)

先生「問題用紙を回収します」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
放課後、教室。

幼馴染「書ける所だけ書いて、すぐに寝たあ!?」

馬鹿「おう!」ハハハ

幼馴染「もお……」

女(席が一番後ろだから、同じ列の馬鹿と金髪の問題用紙を回収したが、二人共仲良く補修だぞ)
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/10(月) 02:45:17.16 ID:ymDUwzsLo
女(それにしても……金髪に関しては、教えた甲斐が全く無いな……また手伝えと言いそうだ)

金髪「……」ボー

女(まあ……教えてやらない事も無いけど……)

友「女」

女「ふぇ?どうしたの?」

友「この前は悪かった……」

女「全然気にしてないから良いよー!」

友「お……ん……なあ……」ウルウル

友「ありがとう!」ダキ

女「友ちゃん……もお……っ」

友「ははは……」ギュー

白髪「……」ギュー

女「……え?」

友「……え?」

赤髪(来ないでくれ……)

白髪「おや、残っているのは君達だけか」

友「っ!」バッ

白髪「おっとっと……お。いきなり振り払うなんて酷いなあ」

友「ごめんなさい……」

友(この人……嫌な感じがする……)

女(また来たのか……鬱陶しい……)

白髪「まあ……良いや。二年生の皆はテスト……上手くいったかい?まあ、今週はずっとテストがあるんだけどね」

白髪「我が校の偉大なる、副生徒会長の赤髪は出来たかな?」

赤髪「……完璧です」

男「あ……生徒会長さんか……」

白髪「!」

白髪(女子が男子の制服を着ている……?嫌……顔が元がその顔なのか)

男(見られてる気がする……)

白髪「君……名前は?」

男「男です……」

白髪「覚えておこう」

赤髪(ああ、男の顔に興味を持ったのか)

金髪(何?あの女……友でも無い癖に馴れ馴れしく男に近付いて……)

白髪「君の名前は?」

金髪「……」

女(そろそろ腹が立つな、あの白髪……どうしてくれようか……)

女(悪評はなんとも思わない、暴力は……絶対駄目、直接悪口を言いたいが……我慢……)

金髪「あなたに……名乗る…………名前は………………ありません………………」

白髪「……ふぅん」

白髪「まあ良いや」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/11(火) 00:27:28.05 ID:TlCv56eco
女(ははは……いい気味だ)

白髪「ちなみに僕の名前は白髪、よろしくね」

女(聞いて無い)

白髪「あ」クルッ

白髪「女……少し二人で話さない?」

赤髪(女を助けないと……でも……足が震える……)ガタガタ

女「あ……えっと~……」

女(絶対嫌だ)

友「辞めといた方が良い」ヒソヒソ

友「私がフォローする」

女(持つべきは友だな)

女「ごめんなさい……もう帰らないと親がうるさいから……」

白髪「ほんの少しだけど、駄目かい?」

友「あっ!」

友「もうこんな時間かあ……帰らないと」

女「ごめんなさい……」タタタ

赤髪(友は凄いな……怖い者を知らない……僕も帰ろう)テクテク

男「帰るか……さよなら」テクテク

幼馴染「失礼します」テクテク

馬鹿「さよーなら」テクテク

金髪「……」テクテク
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/11(火) 00:28:05.88 ID:TlCv56eco
白髪「……」ポツーン

白髪「女……君には……かなわないね」

白髪「全てを持っている、ますます惚れたよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一週間後、学校、放課後。

幼馴染「テスト終わったね!」

女「うん!」

金髪「女……ありがとう……」

女(お前は補修だけどな)

馬鹿「サンキューな!女!幼馴染!」

女(お前は留年の心配をした方が良い)

男「まあまあかな」

女(特徴の無い男だ)

友「それなりだ」

女(私と同じぐらい頭が良いな)

幼馴染「もう夏休みだから、皆で遊びに行きましょ!?」

女(唐突だな)
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/14(金) 00:42:48.12 ID:6mDATT9fo
男「へー、良いな」

金髪「私も……」

友「まあ行っても良いな」

貧乏「へー、俺も行こうか」

女(!?……女子の……制服?)

幼馴染「貧乏ちゃんも行くの?」

貧乏「親が帰ってきて、スカート縫い直して貰ったし、水着も買ってくれたからな」

貧乏「色んな所に遊びに行かないと、罰当たりだろ?」

女(そうか……スカートが無かったから……女に見えて……確かに……私が何時も見る時はスウェットだったから……って……納得できる訳が無い)

女(親が帰って来るまで、女を捨ててたのか)

貧乏「へへ、おめかしも最近出来るようになったんだ」

幼馴染「可愛いねー」

女(私は絶対認めないぞ)

女(黒髪のショートで更に胸が無い……男と勘違いしてもおかしくはない……あの時は髪で目が隠れてたから……まあ、言い訳は良い、お礼をしないと)

女「あの時はありがとう、貧乏ちゃん」

貧乏「まあ気にすんな」

委員長「あのー……それなら……クラス全員で遊びに行きませんか?」オドオド

女(次はクラス委員長……何時もおどおどしてる癖に巨乳で顔が可愛くて髪は紫……面白い)

茶髪「それ良いな!」

女(普通の顔で、普通の髪の色の茶髪様だ)

女(普通の男性だな)

委員長「ほら!あの!HPの件から皆ギスギスしてますし……」オドオド

友「……」ズキッ

赤髪「……」ズキッ

女「……」

幼馴染「うん!良いね!そうしよう!」

馬鹿「ははは!」

幼馴染「うるさい!」

赤髪「女が来るなら行こうかな?」

女(お前が来るなら私は行かない)
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/14(金) 00:43:26.12 ID:6mDATT9fo
数週間後、夏休み、海。

赤髪「あっつ~……」プルン

幼馴染「ふぅー」プルン

委員長「良い天気……」プルン

友「暑いな」プル

金髪「……」ペターン

貧乏「……」ペターン

女「……」ペターン

女(行かない方が断然良かったな)

女(恥ずかしいからパーカー羽織るか)

赤髪「女ー!」ダキッ

女「きゃ!」

赤髪「一緒に海に入ろう!ね!?入ろう!!もし良ければ岩場の影に行っても良いよ!」ハアハア

女「やめてよお!赤髪ちゃん!」

赤髪「遠慮しないで……ね///」モミモミ

女「っ!もお!っ……つ///」

友「こらっ」ゲシ

赤髪「グハッ!」バターン

女(なんとか、抜ける事が出来た)

赤髪「僕の頭だけをピンポイントにかかと落としなんて……やるじゃないか……」サスサス

友「お前は迷惑だ!」

ギャーギャー

幼馴染「クラス全員が揃うとうるさいね」

委員長「はい……」オロオロ

幼馴染「あれ?馬鹿は?」

委員長「クラゲに刺されて、ライフセーバーの所に……」オロオロ

幼馴染「……」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/15(土) 00:51:56.38 ID:bhKDHJNBo
砂浜。

茶髪「なあ……イケメン……」

イケメン「?」

茶髪「委員長って可愛いよな……」

イケメン「……」

イケメン「頑張れよ」

イケメン(あいつ俺に惚れてるけどな、ご愁傷様)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岩場。

女「ふう……逃げられた……」

眼鏡「あ、女さん……」

女「あっ、眼鏡君!おはよー」

女(顔は眼鏡を常にかけてるから分からない、家は金持ち、眼中に無い)

貧乏「よお、眼鏡、女」

眼鏡「あっ!……///貧乏さん……///」

貧乏「顔赤いぞ?大丈夫か?」

女(分かりやすっ)

サンサン

女(暑い……)

女(今日は、主役になれない奴らが楽しむ日だな)

茶髪「よお」

イケメン「うっす」

貧乏「!」

貧乏「よっよよっよお……イケメン///」

女(可哀想な眼鏡)

眼鏡「……」

眼鏡(どうせ、勝ち目の無い事は分かってたよ……)

眼鏡(皆、イケメンばっかりだ)

イケメン(嫉妬の視線が最高、最高の喜びだ、悪いな眼鏡)
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/15(土) 00:52:33.38 ID:bhKDHJNBo
イケメン「女さんおはよう」

女「うん!おはよう!」

イケメン(相変わらず、女は可愛いよな……完璧だ)

イケメン(そこらへんのブサイク達が霞んで見える)

ザザーザザー

女(水の音が心地良い)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜、砂浜。

幼馴染「花火やるよー!ゴミは持ち帰るよ!……」

オー!

女「……」バチバチ

女(皆パーカーを羽織ってるな、流石に)

金髪「……」バチバチ

男「……」バチバチ

金髪(男と花火……美しい……)

女「……」バチバチ

女(正直楽しい)

女(こんな日々が続けば良いんだけどな)

女(そう、上手くは行かないな……)

女(最近、毎日頭が痛い……)

女(あの時を思い出す……毎日)
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/15(土) 00:53:27.47 ID:bhKDHJNBo
女(もう、嫌だ)

女(思い出したく無い)

女(毎日が辛い)

女(良い思いをすればするほど辛い)

ザザー

女(私の人生に答えは無いのか?)

女(苦痛を永遠に味わえと言うのか?もし神が居たら私は神に問い掛けたい、何故私が生まれたのか……何故苦痛を味わうのか……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その出会いは、劇的だった。

運命の様に、これからの未来の様に。

最初は興味が無かった。

気が付いたら目で追っていた。

唐突で鮮烈な出会いはこれからも私の胸に残るだろう。

これから始まる運命に、私は気付いていなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
砂浜。

???「……」

ザザー

幼馴染「……こんばんはー、そちらに花火がとんで来ませんでしたか?」

???「線香花火なら、はいどうぞ」

幼馴染「よかったー、海が汚くならなくて」

???「もしかして……○○学校の生徒ですか?」

幼馴染「はい……貴方もそうですか?」

???「はい、二学期から姉と同じ○○学校に編入する転校生と言います、よろしくお願いします」

幼馴染「二年生ですか?」

転校生「はい」

幼馴染「わたしと一緒ですよ!よろしくね!」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/15(土) 00:54:28.60 ID:bhKDHJNBo
幼馴染「あ……別に敬語なんかしなくても大丈夫だよ」

転校生「ありがと」クスッ

転校生「それにしても……良い町だ、自然がとても豊かで町の活気も良い」

幼馴染(いきなり口調が変わったわね……)

転校生「あ、驚いた……?いきなり話を始めてすまない」

幼馴染「ううん、大丈夫」

幼馴染「……」

幼馴染「そうだ!私達と遊ぼうよ!」

転校生「え……」

幼馴染「今の内に皆と仲良くなっても損は無いでしょ!?大丈夫ー、皆優しいから!」

転校生「え、いや……ちょ!」ズルズル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

転校生「……」

転校生(砂にまみれてしまった……)

馬鹿「誰?」

幼馴染「うちの学校の転校生!」

ザワザワ

転校生(視線が痛い……)ズーン

転校生(とりあえず……自己紹介)

転校生「どうも……俺は転校生って名前だ、よろしく」

ヨロシクー!ヨロシクー!

転校生「あはは……ありがと」

女(良くもまあ……善人になりきるな)

女(どいつもこいつも、猫を被っているなあ……)

女(それにしても……転校生か……)

女(顔は無駄に良いな)
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/18(火) 02:56:20.91 ID:CMnDOCHco
翌日、女家。

女「おはよー」

義母「あら、今日は起きるのが遅いわね」

女「んー」ショボショボ

義母「朝ごはんは食べる?」

女「お腹空いてないからいいや」

義母「それも珍しいわね」

女(全身が痛くて、食事なんてしてる場合じゃない)ズキズキ

女(はしゃぎ過ぎると次の日はいつも、全身が筋肉痛だ)

女(体力が無いと言われたらそれまでだが……)

ピンポーン

義母「はーい」パタパタ

女「……」

義母「女ちゃーん」

義母「委員長ちゃんよー」

女「え」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女家、玄関。

女「どうしたのー?」

委員長「あ、あの~」オロオロ

女「?」

委員長「そそそ……相談に乗って欲しい事があります」オロオロ

女(早く言え)

女「どうしたの?」

委員長「い、い、イケメン君に告白さ、されてしまって///」

女「え!?良かったね!」
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/18(火) 02:57:07.91 ID:CMnDOCHco

女「って……え?」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/20(木) 01:10:44.34 ID:D2HXm7Xgo
女「話を聞かせて欲しいな」

委員長「あっはい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨日、委員長家前。

委員長「お、おっお、送ってくれてありがとう、イ、い、イケメン君///」カアアア

委員長(いつもより緊張してるよお///)

イケメン「まあ、気にしないでくれよ」

イケメン(こいつに、告白したら女は嫉妬をするかな……?)

委員長「じゃ……じゃあ!」タタタ

イケメン「待って」ガシッ

委員長「えっ……ええ!?」

イケメン(こいつは遊びで良いよな)

イケメン「好きなんだけど……付き合ってよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

委員長「ちなみにこの後私は緊張の余り家へと駆け込んでしまいました……」

女(はあ……まさか、こんな事になるとは)

女(少々。焦らし過ぎたな)

女(イケメンは確実に私の事が好きだ)

女(何故こいつは、私に聞いてきた?)

女(キャラが近いからか?)

委員長(嫉妬しろや……もっと……テメエの嫉妬する顔を見たくて、わざわざ臭え家まで来てやったんだよ)
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/20(木) 01:11:18.03 ID:D2HXm7Xgo
幼馴染(テメエは何もしなくても、全部持って行きやがる……!)

幼馴染(憧れのイケメンに告白されたんだよ……)

幼馴染(テメエが狙ってるイケメンにだよ!)

幼馴染(いつもヘラヘラしやがって……絶対イケメンを狙ってただろ!?)

女(……悪いなかませ犬、イケメンは今度貰う)

女(とりあえず今日は帰って貰うか)

女「頑張ってね!おめでとう!!」

委員長「へ、へ、返事はどうしたら……?」

女「オーケー!しかないよ!」

委員長「は、は、はいっ!」

女「早く、行かなきゃ。ね?」

委員長「!」

委員長「あ、あっありがとう!」タタタ

委員長(たいして悔しがってねーな、まあ……もう私の物だ)

女(鬱陶しかったな)

女「ふう……」

女(夏休みは暇だな……)

女(縁側でスイカでも食べるか)
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/21(金) 02:52:20.38 ID:HeHes7CQo
女「……」シャク

女「あん……」シャク

女(結局朝御飯を食べた事になるな)

義母「スイカはどうかしら?」

女「うん!とっても美味しいよ」

義母「そう?なら良かったわ」ニコッ

ミーンミーンシャワシャワ

女(夏だな……)

女「うーん……」シャク

女(お義母さんは台所に行ってしまったか)

女(暇だな)

馬鹿「よっ!」ヒョコ

女「きゃあ!」ビクッ!!

女(塀を登ってくるなよ馬鹿)

幼馴染「馬鹿!!」バキッ

馬鹿「ぎゃあ!」スドーン

女(幼馴染が馬鹿を引きずり落としたのか)
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/21(金) 02:52:53.79 ID:HeHes7CQo
女「来るなら縁側においでー」

幼馴染「ありがとう!ごめんねー!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後。

幼馴染「ふう……お待たせ!」

女(馬鹿を引きずったおかげて遅くなったのか)

馬鹿「よお!」

義母「あら、いらっしゃい」

幼馴染「お邪魔してます」

馬鹿「お邪魔してまーす」

義母「スイカ持ってくるわ」タタタ

女「幼馴染ちゃんはどうしたの?」

幼馴染「えっとね……今度皆でキャンプに行かないか?って思って女ちゃんを誘ってみたんだけど……」

幼馴染「大丈夫かな?」

女「うん、大丈夫だよー」

幼馴染「本当!?」

女「うん」

馬鹿「なら、全員参加だな」

女「後は誰が来るの?」

馬鹿「内緒ー」

幼馴染「馬鹿」バキ

馬鹿「ぐえ」

幼馴染「何時もの皆だよ!」

女(何時もの奴らが分からない、そんなに毎回遊んで無いだろ)

ミーンミーンシャワシャワシャワ
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 02:28:20.86 ID:jMzQxfn+o
二日後、早朝、駅前。

女「……」

貧乏「おっ、来たか」

幼馴染「おはよー」

友「おはよう」

男「よ!」

馬鹿「うぃーす」

金髪「おはよ……」

転校生「あ……おはようだな」

女(お前は何時も居る人間では無いだろ)

「女ー!」

女「……」サッ

友「おっ」

ダッダッダサザッー……キッ

赤髮「友の後ろに隠れるなんて……ずるいね」

友「さっきまで隠れていたお前には、言われたくないと思うぞ」

赤髮「ぐぅ……」

友「さあ、登るか」

幼馴染(あ……私のセリフ……)

女(また筋肉痛だな……)
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 02:31:04.33 ID:jMzQxfn+o
数時間後、山道。

女「……」テクテク

金髪「……」テクテク

ミーンミーン

女(どうしてこうなった)

女(確かに私と金髪は、運動神経が皆無だ……)

カァーカァー

女(かと言って。置いて行くなんて聞いていないぞ)

女(嫌……私達が遅過ぎたのか)

女(そもそもこの山……地図に載ってるか?)

ザザア

女(適当に辺りを歩いてると思ってたら……適当な山を選んだな……あいつら)

女(死ねと言うのか?ん?)

女(熊出没注意の看板が大量ある時点で引き返す事を思いつかなったのか?)

ガサガサ

女(今更引き返す方が危険だな……)

女(何故?)

女(勿論。途中までの道が分からないからだ)

女(あいつらは、超人的な運動神経を持つ馬鹿と友のお陰で大丈夫だろう……無理矢理でも帰れる)

女(私と金髪には……無理だ)

女(恐らく、馬鹿がグイグイ進んだ結果がこれだ)

女(俗に言う遭難。早く家に帰りたい……)
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 02:33:02.50 ID:jMzQxfn+o
金髪「……ここ……どこ……?」

女「あはは……分からない……ね」

女(今更迷子に気付いたのかこいつ)

金髪「どう……しよう……」オロオロ

女(はあ……)

女「とりあえず進も?ね?」

金髪「う……ん……」

女「……」テクテク

金髪「……」テクテク

女(果たして、しっかりと山頂にたどり着けるのか……)

金髪「あ……リュックサック……が無い……」

女(無理だな)

金髪「どうしよう……女……」

女「慌てないで。うーん……やっぱり登って行った方が良いよ」

女「皆がたどり着く場所は一緒だから……」

金髪「う……うん……分かった……」

女(さあ、登るか)

金髪「女……喉……渇いた……」

女「」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 07:56:51.60 ID:IULJOF7IO
金髪wwwwww
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/25(火) 02:02:59.88 ID:5Lx5w+DEo
金髪「んっ……んっ……んぅ……」ゴクッゴクッ

金髪「ありがとう……」

女(半分も水を飲むかこいつ……)

女(あと半分だぞ……どうしろと言うんだ)

金髪「……行こ」

女「う……うん」ムカッ

女(水分は少しずつ取ろう)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女(大分頂上に近付いた筈……だが)テクテク

女(いっこうに到着の気配が無い)テクテク

金髪「……」テクテク

金髪「……」グゥ~

金髪「///」ピタッ

女「もう……夕方だし……」ピタッ

女「ご飯にしよっか」ニコッ
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/25(火) 02:03:42.70 ID:5Lx5w+DEo
女(半分も弁当を食べられた)パクパク

金髪「ありがとう……」

女「気にしないで良いよ」ニコッ

金髪「ごめんね」

女「んっ……」ゴクンッ

女「謝らなくて良いよー私は少食だから」

金髪「……」コクンッ

女(謝るどころじゃ済まされないからな)

女「じゃっ……行こっか」テクテク

金髪「うん……」テクテク

女「……」テクテク

金髪「……」テクテク

白髪「……」テクテク

女(無視だ絶対に無視だ)

金髪(相手にしたくない……)

白髪(まだ気付いていないのかな?ふふっ……天然な女も可愛いね)

女(早く失せてくれ)
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/25(火) 02:04:11.16 ID:5Lx5w+DEo
女「……」テクテク

金髪「……」テクテク

白髪「ふふふ……」テクテク

女「……」スタスタ

金髪「……」スタスタ

白髪「?」テクテク

女「……」ダッ!

金髪「……」ダッ!

白髪「あ!」

ダッダッ!!ダダダダダ

白髪「……」ポツーン

白髪「僕……道が分からないんだけどなぁ……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女「はぁーはぁー!」

金髪「……はぁはぁ」

女「怖かった!」

金髪「捕まらなくて……良かった……」

女(待てよ……あの変態に道を聞けば……!)

女(……手遅れ……か)

女(惜しい事をした……)

金髪「女……行こ」

女「……」

女「うん!」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/28(金) 01:27:17.21 ID:jGucm7HWo
夜、山頂。

金髪「着いた」ゼエゼエ

女「良かった」ゼエゼエ

女(これは普通の体力だと、夕方には到着してる距離だな……)ゼエゼエ

友「!」

友「女!」ダッ

友「良かった……」ギュー

女(こいつ……良くもいけしゃあしゃあと……)

女(まあ……許す)

馬鹿「よお……大丈夫か?」ボロッ

女(……怒るまでも無かった)

幼馴染「じゃんと謝りなさい!」バキッ

馬鹿「うげ!」

女「まあまあ……」

馬鹿「ご……ごめん」

幼馴染「馬鹿が、勝手に進んで行くから……」

幼馴染「ごめんね!大丈夫?」

女「うん……大丈夫……とりあえず、喉が渇いたよ」

友「はっ!」パッ

友「直ぐに用意する!」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/28(金) 01:27:50.67 ID:jGucm7HWo
女「んっんっん」ゴクゴク

金髪「んっんんっ」ゴクゴク

女「ぷはぁ……」

女「ふぅ……」

女(水が切れた時は死ぬかと思った……)

転校生「大丈夫?」

女「うん、大丈夫だよ」

転校生「ごめん、俺が星を見たいって言ったせいで……」

女「ううん、大丈夫」

転校生「都会に住んでたからさ……あんまり星を見た事がなかったんだ……」

転校生「俺のわがままで……ごめん」

女「……」

女(ふと上を向いて見ると、星々が堂々と輝いている……か。それを見れただけでも私は満足しているのかも知れない)

女「ううん……気にしないで!」

女(今まで住んでいたのに……夜空に気付かなかったのか……私は……勿体無い)

女「私も都会に住んでたから、気持ち……すごく分かるよ!」

転校生「都会に住んでたのか!?」

女「うん」

転校生「どうして、この町に?」

女「……」ズキッ
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:35:53.42 ID:reFSy2bWo
女「えっ……?ああ……うん」

女「両親の都合で引越しをする事になっちゃったから……」

転校生「本当?」

女(やめろ、その目。全てを見透かしたつもりか?やめてくれ)

転校生(あれ?俺……どうしてこんな事を聞いているんだ?)

女「……転校生君はどうしてこの町に?」ゼーハーゼーハー

転校生「母と父が仲違いして別居してたけど、最近仲直りしたから父親と居た俺が、姉と母の居るこの町に家族全員で住む事になって、振り回された結果。この町に来た……まあそう言う訳だ」

転校生(スラスラと話してしまうな。別に意識をしている訳でも無いのに……どうしてだ?)

女「た、大変だね……」ゼーハーゼーハー

女(今……私と転校生が二人きり……金髪は何処かに行ったか……)ゼーハーゼーハー

女(しまった……呼吸が……)ゼーハーゼーハー

転校生「大丈夫か?一回座れ」

女「う……うん」スタッ

転校生「息荒いぞ?」サスサス

女(気安く……触るな……)
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 01:46:34.89 ID:reFSy2bWo
女(全てを吐き出したい……)ハッハッゼェーゼェー

女(全てを明かしたい……)ハッハッゼェーゼェー

女(私の早い限界が……)ハッハッゼェーゼェー

女(来てるのか?……)ハッハッゼェーゼェー

女(こんな男に……)ハッハッゼェーゼェー

女(私の限界……)ハッハッゼェーゼェー

女(おしえ……)ハッハッゼェー

女(る事……)ハッハッ

女(に……)ハッハッ

女(……)

女(糞)ハァハァ……

転校生「おい!?大丈夫か!?」

女「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーこれが運命か。

この男なら全てを受け止める……

そんな確信が私にはあった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女「ーー癪だが教えよう」ポロポロ
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 02:46:28.38 ID:reFSy2bWo
転校生(ーー意味が分からない。口調が変わって。泣き出して。表情が冷たくなって。呼吸を乱して。とても惹かれてーー)

女「すまない……突然で困るだろう……」

女「だが」

女「私は話を続けるぞ、全てを教えてやる」

転校生「おい……」

女「まず口調。今の私の口調が本当の私、今の私が本当の私だ」

女「私はお前に会えた事を奇跡だと思っている」

女「すまないが聞いていてくれ」

転校生「奇跡……?」

女「それは“勘”だ」

転校生「……」

女「はははっ……」

女「全てを話してやろう」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 03:02:19.01 ID:reFSy2bWo
転校生(何度も何度も全てを強調……過去の自分の出来事を話したいのか……)

転校生(普段皆が見ていた女は嘘で……今の女が本当って訳だな……)

女「私は中学生になるまで都会に住んでいた」

転校生(良い具合に誰も来ないな……)

女「小学三年生からいじめを受けていた」

転校生「!」

女「毎日学校に行っても、机とか教科書とか上履きとか靴……色々無くなってたよ」

女「なんと言う事か、奇跡的にクラスメイト全員に嫌われていたよ」

転校生「……」

女「昔は明るかった、声は大きいし笑顔も絶えない……とにかく元気だった」

女「いじめられる前も後も……」

女「案外いじめと言う物はバレる事の無い物だった」

女「小学生程度でも、クラスメイト全員が結託すれば容易だったのかも知れないな」

女「もしかしたら、学年全員に嫌われていたのかもな」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 03:23:04.64 ID:dTY6AEq0o
女「私の唯一の楽しみは、両親や兄が買ってくるアイスだった」

女「アイスがとても大好きだった」

女「おっと……今となっては死んでも食べないぞ」

女「いじめはそれなりに辛かった……」

女「女子トイレに行けば殴られ蹴られ、廊下を歩けば男子が後ろから押して来る……殴って来たりもしたな」

女「まあ、机を隠す等の精神的ないじめを含めて、嫌がらせの回数は一日五回ぐらいだな」

女「私はやり返す事をしなかった……勿論。考えは無かった……」

女「逆らう考えが……な」

女「疲れていた」

女「だけど、家に帰って家族の顔を見たら全てが吹き飛ぶんだ……大好きだったんだ」

女「そんな日常も儚く崩れ去った」

女「ワイドショーやニュースで大して取り上げられる事の無かった事件が、私と家族を襲った」

転校生「……」ゴクッ……

女「聞いてくれるのか?」

女「ふふっ……」

女「優しいな」

女「ほぼ初対面の人間に、私は何を話しているんだろうな……」
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 03:58:23.08 ID:dTY6AEq0o
女「ーー殺人鬼」

転校生「……」

女「ーー狂った哀れな殺人鬼が、丁度。奇跡的に運命的に」

女「ーー私の家族を襲った」

女「臭い言い回しだが、それぐらいでピッタリだろう」ポロポロ

女「お母さんは襲われた私とお父さんを見たショックが長引き、病院で自殺」ポロポロ

女「お父さんは直ぐに死んだと思う」ポロポロ

転校生「……」

女「はぁーはぁー……」ポロポロ

転校生「大丈夫か?」

女「続けさせてくれ」ポロポロ

女「続きだ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ーー私は犯された」

「そして、喉をナイフで一突きされた」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女「犯人は死んでいたらしい、母が殺したと思う」ポロポロ

女「まあ、レイプされたのはそれが最初で最後だ」ポロポロ

女「前も後ろも……とっても痛かった。気が狂いそうになったよ」ポロポロ

女「しばらくそこから私は植物状態だったが……」ポロポロ

女「なんと!奇跡的に意識が回復!」ポロポロ

女「私は幸せになったとさ……」ポロポロ

女「って……言えたら幸せだろうな」ポロポロ
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/03(木) 04:18:00.54 ID:dTY6AEq0o
女「意識が戻った私は兄と病院に居た……精神を取り扱う……な」ポロポロ

女「分かるか?転校生」ポロポロ

女「いじめはバレると恥ずかしいんだ……被害者がな」ポロポロ

女「精神科の先生に兄は話していた、私がいじめを受けて居た事を」ポロポロ

転校生「……っ!」ポロポロ

女「聞こえていない様に話していたかも知れないが……聞こえていた私は暴れ回った」ポロポロ

女「近くにあった物を投げ回って、色んな物を叩いて、泣き叫んだ……」ポロポロ

女「直ぐに隔離されたよ……」ポロポロ

女「そこからは地獄の日々だ……」ポロポロ

女「日が経つに連れて、犯された記憶といじめられた記憶が列を成して私を襲うんだ」ポロポロ

女「ずーっと……」ポロポロ

女「それなりに症状が治まった中学の入学式に私は現在の義理の父と母に引き取られ、何もしがらみが無く、自然の豊かなこの町に連れて来られた」ポロポロ

女「兄は嫌がっていたみたいだが……当時高校生の兄は泣く泣く私を義父に預けた」ポロポロ

女「ふふっ……」ポロポロ

女「この町に来てからは猫を被り、誰にも嫌われる事の無い私を“作った”」ポロポロ

女「過去の思い出に苦しめられながら……な」ポロポロ

女「以上。これで頭のおかしな女の思い出話は終わりだ」クスッ

女「付き合わせて悪かった」クルッ

転校生「……!」ダキッ

女「……!」

転校生(どうして俺は……後ろからこいつを抱きしめて……)

女(いきなり抱きしめて来たな……まあ……今は心地良い……)ポロッ

女「ひっく」ポロポロ

女「ヒック……ヒック……あああ……うえぇ……」ポロポロ
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/05(土) 08:52:25.17 ID:uNKwZQGVo
5分後

女「場所を移してくれ」ポロポロ

転校生「あっ……ごめん」パッ

女「離す必要は無い、抱き締めたまま茂みにでも移動してくれ」ポロポロ

転校生「あ……ああ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

茂み

女「……」ポロポロ

転校生「…」

女「迷惑だったか?いきなり変な事を言われて」ポロポロ

転校生「嫌。全然迷惑じゃないよ……むしろ……感謝してる」

女「感謝?」ポロポロ

転校生「ああ……良く分からないけど……」

女「?」ポロポロ

女(この男の家は金を持っているのか?)

女(普通の収入の家庭でも……この男なら……)

女「なあ……転校生……」

転校生「どうした?」

女「お前の家は裕福か?」

転校生「普通の家だよ」

女「そうか……」

女(構わない……全然……構わない)

女「泣き止んだから戻ろう」

転校生「えっ?ああ……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テント

女(ここで寝るのか……)

女「ただいまーっ」

幼馴染「あっ、待ってたよ!」

幼馴染「晩御飯はカレーだよ!」

女(定番だな)
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/05(土) 08:53:04.86 ID:uNKwZQGVo
一週間後、朝、女家、女部屋。

女「……」ズキズキ

女「……」ズキズキ

女(全身が痛い……)

女「勢いで転校生を遊びに誘ってしまった……」

女「私から……」

女「~~っ!///」

女「……待ち合わせ場所に行くか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

駅前。

女「もう居たのか……」

転校生「早かったか?」

女(一時間前だぞ)

女「まあ良い。何処かに行こう」

転校生「分かった」

女(どうすれば良い?デートなんて始めてだから)

女(デート……っ!)

女「うわああああああ!」

転校生「うわっ!どうした?」

女「何でも無い……気にしないでくれ」

転校生「……?」

女「……///」

女(むぅ……私らしく無い……)
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 19:16:36.27 ID:vil72s6Go
隣町。

ミーンミーンミーン

女(と言っても……この辺りは田舎だから皆に見られない様、電車で隣町に行ったとしても娯楽施設も何も無い)

ミーンミーンミーン

転校生「んー。何処に行けば良いんだ?」

ミーンミーンミーン

女「気楽で良いな」

ミーンミーンミーン

転校生「え」

ミーンミーンミーン

女「この辺りは何も無いから遊ぶ様な事が出来ない……」

ミーンミーンミーン

転校生「おい。今更過ぎるぞ」

ミーンミーンミーン

女「ブラブラと辺りを歩くか」

ミーンミーンミーン

転校生(蝉うるさい!)

ミーンミーンミーン

女「どうした?」

ミーンミーンミーン

転校生「嫌。蝉がうるさいなーって……」

女「田舎だからな、都会の倍は蝉がうるさいぞ」

転校生「覚悟はしてたけど……ここまでうるさいとは……」

女「ふふっ」フッ

転校生「っ!……///」

転校生(これは反則だろ……)

転校生「……」

転校生(田舎に引越して早々一目惚れ……しかも一目惚れした女は色々な事情を持っていて、俺にだけ?心を開いて……より親密になって…………運命ってこんな物かな?)

女「ほら。ぼーっとするな」

転校生「あっ……ごめん」

女「何処に行くか決めてくれ」
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 19:17:54.61 ID:vil72s6Go
海、砂浜。

ザザーッ

女「……」

ザザーッ

転校生「……」

ザザーッ

女「……」

ザザーッ

転校生「歩こう」

女「ああ」

転校生「そういえば……どうして俺の事を突然誘ったんだ?」ジャリ

女「……」ジャリ

女「常に猫を被ると疲れるんだ」ジャリ

転校生「あー……確かに」ジャリ

転校生(やめる事なんて今更出来ないしな)ジャリ

女「お前の存在は私にとって貴重なんだ……」ジャリ

転校生「ぶっ!」

女「?……って。あっ……///」

転校生「……///」

女「……///」

女(恥ずかしい……恥ずかしい……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海岸

イケメン「はははっ」

委員長「///」

イケメン「……!」

女「ーー」

転校生「ーー」

イケメン(あれは……女と転校生?)

イケメン(うわ……もう良い雰囲気じゃん……)

イケメン(ぽっと出の奴に負けたのかよ……)

イケメン(仕方ない……諦めよう……新しく好きな人を見つける事にするか)

委員長「イケメン君?」

イケメン(あー……こいつどうしよう)
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 19:19:17.81 ID:vil72s6Go
イケメン(胸と顔は魅力だけど……なんか違うんだよな……)ジーッ

委員長(この雰囲気……もしかして……)

イケメン(顔と胸以外魅力が無いと言うか……)

委員長(……)ドキドキ

イケメン(ぶっちゃけ女に遠く及ばないと言うか……)ジーッ

イケメン(やべえ……めんどくせえ)ジーッ

イケメン(こんな事になるなら告白しなければ良かった……)ジーッ

イケメン(悪気は無いんだって……)ジーッ

イケメン(いやーどうしよう……)ジーッ

イケメン(俺は新しい恋に駆け出したいのに……)ジーッ

イケメン(大きな障害物が……)ジーッ

委員長(とっても見つめられてる///)ドキドキ

委員長(どうしよう///)ドキドキ

イケメン(仕方ない……振るか……)ジーッ

イケメン(あー……緊張して来た……)ドキドキ

委員長(まだ準備出来てないのに///)ドキドキ

イケメン「……」ドキドキ

委員長「……///」ドキドキ

イケメン「ごめん……別れよう」

委員長「あ゛!?」

イケメン(こっわ!)

委員長「……」ハッ

委員長「え……ど、どうして……?」

イケメン(嫌。今の、確実に素が出たのをごまかす為に猫被ったよね!?)

イケメン(なんだよ「あ゛!?」って怖過ぎるだろ!!)

イケメン(うっわっ……どうしよう……地雷だったわ……)

イケメン(これだから現実の女は嫌なんだよ……)

イケメン「正直……重いんだ……俺には少し……耐えられ無い……」

委員長(こいつ……付き合ってまだ一週間程度の癖に良くそんな言葉吐けるな……糞野郎が……)

委員長「えっ……ええ……え……もう……駄目……ですか……?」ポロポロ

イケメン(うわー嘘泣きだわー確実に嘘泣きだわー昔から良くされたわー結構モテテたから分かるわー嘘泣きだわー)

イケメン(俺に振られた女は昔から大抵嘘泣きなんだよな……)
149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/07(月) 19:20:21.09 ID:vil72s6Go
イケメン(あーっ。彼女居ない歴=年齢だった俺が背伸びしたからこんな事になったんだよな……)

イケメン(反省しよう)

委員長「……」ギロッ

イケメン(あっ……やばいなこれは……)アセッ

イケメン(ーーこういう時は)

ダッ!!

イケメン(逃げるが一番っ!)ダダダッ

委員長「……」

委員長「……」ポツーン

委員長「糞っっっっ!!!」ドンッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女「~~っ///」

転校生「……」

転校生(ああ……今幸せなんだなぁ……)

転校生(もう死んでも良いかも……)

女「……ほっ……ほ」

転校生「ん?」

女「本当だからなっ///」カアァ

転校生「!」

転校生(あーやばい……破壊力強過ぎる……)

女(どうしてこんな事を……私は///)カアァ
153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/08(火) 18:16:57.59 ID:p9iuzUkho
転校生「そろそろ帰るか」

女「ああ、そうしよう」

転校生「……」ギュッ

女「……」ギュッ

転校生(無意識に手を握ってしまった)

女(落ち着く……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後。私は転校生と付き合う事になった。

その事は一週間も経たない内にクラスの人間に広まった。

付き合い始めて一番驚いた事は白髪が転校生の姉と言う事だった。

白髪は二人で歩く私達を見た途端、大きなため息をして「転校生……絶対に女を幸せにしてあげなよ」と言った事は以外だった。

赤髪は諦めがつかない様で、二人で歩く私達を良く付けて来る。害は無いので今は気にしない事にした。

貧乏はイケメンと付き合った。委員長の存在が気になるが、イケメンが貧乏に一目惚れしたらしい。貧乏も私と同じ様な……そう言った星の元に生まれていたのか?……貧乏の最近の悩みはイケメンの趣味らしい。イケメンに無断でPCを覗いた所、アニメの画像やそう言ったゲームが大量に入っていたらしい……いつか問い詰めると言っていた。

友と金髪は二人で男を取り合っている。男も満更ではない様子だ、まあ……楽しければ良いと思う。友と金髪は早く決断をして欲しいと事ある毎に言っていた。

馬鹿と幼馴染はいつも通り仲良し……それしか言う事が無い。
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/08(火) 18:18:41.86 ID:p9iuzUkho
私と転校生は楽しくやっている。

だが……たまに「こんな物か」と思う自分が居る。

私は冷め切っていた。転校生に申し訳無いぐらいに、自分が恥ずかしいと思うぐらいに……

愛を確かめようと軽率な行動に出たのは、転校生からだった。

8月22日……私は行為を求められた。

処女では無い私でも良いのか聞いた所……転校生は何も言わずに頷いていた。

この男になら全てを捧げて良い……そう思った私は了承した。

SEXと言うのは大した事は無かった。

この程度で互いの愛は確かめられる筈が無い事を私は悟った。
155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/08(火) 18:20:34.56 ID:p9iuzUkho

ーーそれ以来私は食事を取らなくなった。
158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 16:38:15.57 ID:/lWo3wl3o
最初の内は食事を取ろうともしていたが、食べ物が目の前に出るだけで私は強烈な吐き気に襲われてしまう。

義母も義父もまだ気付き、私を病院に連れて行った。

結果は精神的なストレスから来る物だった。

日が経っても変わらないようなら、入院との事だ。

家に帰っても私は食事を取らなかった。

義父と義母は優しい顔をして「食べたい時に食べなさい」と言うが……食べなかったら、入院をさせるだけだろう。

私は迷惑を掛け過ぎた。

そして、転校生にまた行為を求められた時も快く了承……する事が出来なかった。

行為をする直前に私は過去の事を思い出し、事もあろうか転校生を精一杯の力で殴ってしまった。

そのおかげか、私は食事を取らない原因も過去の事と理解をした。

全てを受け止めてくれる転校生を殴ってしまった事で私は……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パシーン

転校生「っっ……つ」

女(なるほど……過去……の事を、前回転校生とSEXをした時に思い出してしまったのか……)

女(転校生は……私の……為に……全て……受け止めてくれる……のに……私は………………裏切った……)ツゥー

ポタッポタ……

女「ひっく……うぅ……ごめん……ごめん……転校生ぇ……ぅぅう」ポタッポタ

転校生「……」
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 16:40:02.49 ID:/lWo3wl3o
女「ぅぅっうっう……ひっく……ひっく」ポロポロ

転校生「ごめんな……」ナデナデ

女「転校生ぇ……転校生ぇ……ひっくっ」ギュッ

転校生(俺のせいで……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と……こんな事があってから私は、転校生と会っていない。

この世界で転校生を最も愛しているのは私だ。

だが……この世界で転校生を見たら最も心が痛むのも私だ。

最も愛している人を見たら、最も辛い事を思い出す……

皮肉だな。

そして非情な事実が、うやむやな形から残響を持って過去と共にはっきりとした形へ変貌し、私を襲った。
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 16:41:47.64 ID:/lWo3wl3o

ーー生きる意味が無いと。
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 16:43:24.61 ID:/lWo3wl3o
何度も何度も過去は私を襲う、正直……耐えられない。

私は諦めた。

諦めたくは無いが……

仕方が無いと思う。

これ以上この世に留まっていたら、確実に転校生に迷惑がかかる。

兄にも義姉にも義父にも義母にも……

私は……

もう……迷惑をかけたく無い。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女部屋。

女「さて……支度をしないとな」

女「……」ガサゴソ

女「これは捨てて……これは……持って行く」

女「これで……大丈夫か……」

女「さて……行くか……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

玄関。

女「行って来まーす!」

義母「あら?どこに行くの?」

女「友達と遊びに行って来る!」

義母「あらあら……行ってらっしゃい」

義父「おっ……出かけるのか?」

女「うん!」

義父「気を付けろよ?」

女「もー……大丈夫だよ!」

義母「今日はご飯食べる?」

女「んー…………食べる!」

義母「あら?」

義母「腕によりをかけて作るね」フフッ

女「お義父さん……お義母さん……」

義母「?」

義父「?」

女「ーーありがとう」ニコッ

女「行って来まーす!」テクテク

義母「行ってらっしゃい」フリフリ

義父「早く帰って来なさい」フリフリ
162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:02:29.61 ID:LqoUvImqo
駅。

女(ご飯を食べない娘を外に出すか?普通)

女(まあ……お礼を言ったからな、もう悔いは無い)

駅員「○○行き~○○行き~電車が参りまーす!」

女(乗るか……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼、山道。

女「ふぅ……」

女「……」テクテク

女「……」テクテク

女「金髪には困らされたな……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜、山頂。

女「ここで初めて転校生とまともに話したんだったな……」

女「いきなり変な話をして……驚かれなかったか?」

女「引かれなかったか?」

女「ーー全部受け止めてくれたな」

女「ふふっ」

女「転校生に会えて良かった」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:03:28.93 ID:LqoUvImqo
女「ここに……丁度良い崖があるな」

女「申し訳程度の柵も」ヒョイ

女「綺麗な空だなぁ……」

女「おとうさん……おかあさん……いまいくね」

女「あにもしあわせになってね」

女「ーーさようなら」

ーーヒュッ
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:06:34.79 ID:LqoUvImqo
都会、住宅街。

ポト

兄「あっ……」

義姉「あら?どうしたの?」

兄「いや……」

兄「目の前で蝉が落ちたから、驚いただけだよ」

義姉「もう9月10日だから、珍しくも無いわね」

兄「冷たいな」

義姉「アイスでも食べる?」

兄「そう言う事じゃないだろ……」ハァ

義姉「冗談よ」

兄「分かってるよ……」

兄「そう言えば女もアイスが好きだったな」
165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:08:14.27 ID:LqoUvImqo
終わりです
265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 05:34:26.61 ID:R6nWWyNwo
エピローグ。




女と父と母の墓。

兄「ふざけるな!!」

義父「……」

兄「あんた達に泣く泣く預けた結果がこれか!?」

兄「なんで弱ってた女を一人で行かせた!?」ポロポロ

兄「どうしてその事を俺に教えなかった!?」ポロポロ

義父「っ……」

義姉「……」

男「くそくそくそくそ!」

義姉「帰ってください……義父さん」

義父「ああ……」

男「お父さん……お母さん……ごめん……女を……妹を助けられなかった……ごめん……ごめん……ごめん」ポロポロ

義姉「ごめんね……妹ちゃん……」ポロポロ

男「妹……ほら……お前の大好きなアイスだ……食べてくれ」

男「大丈夫……溶けたら……あにが持ってくよ」

義姉「……」ギュッ

男「ははは……幸せになったのは俺だけじゃないか……」
266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 05:36:04.10 ID:R6nWWyNwo
転校生の部屋。

転校生「おんなぁ……」

転校生「おんな……」

転校生「おんな……」

転校生「あはは……おんなぁ……」

転校生「おんなぁ」

転校生「どうしてだ?」

転校生「おんなぁ」
267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 05:42:05.72 ID:R6nWWyNwo
四年後。大学サークル合同コンパ。

転校生「あはは!」

大学生♀「ねえねえ……このあと……抜け出さない?」

転校生「いいよー別に」

大学生♀「えっ!?本当!?やったあ……」

転校生(これで何人目だ?)

転校生「まあ……いっか」

268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 05:47:47.41 ID:R6nWWyNwo
やっぱり蛇足感ありますね。

これで終わりです。
269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/18(月) 06:37:43.89 ID:B8K/X4oho

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