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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:40:27.54 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸

士郎「じゃあ、夜には帰ってくるから」

セイバー「はい」

士郎「お昼ご飯とおやつは用意してるからな」

セイバー「分かりました」

士郎「いつも悪いな」

セイバー「いえ。家の守りはお任せください」

士郎「ああ、任せるよ、セイバー」

セイバー「いってらっしゃい、士郎」

士郎「いってきます」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:42:09.56 ID:SLaU8HW5O
すでにはじめてじゃ無い感がハンパない件
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:43:27.69 ID:jFRrHFGW0
午前9時

セイバー「……」

テレビ『このハサミさえあれば、鉄板も楽々裁断可能です!!』

セイバー「ほお……」

テレビ『お値段はお値打ち価格の12300円!!』

セイバー「安いのでしょうか……?」

ピンポーン

セイバー「む……」

セイバー「来客の予定はなかったはずですが……」

セイバー「誰でしょう」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:46:33.34 ID:jFRrHFGW0
セイバー「どちら様ですか?」

「私です」

セイバー「私と言われても……」

「その声は、やはり!!」

ドンドンドン!!

セイバー「!?」

「開けてください!!!ジャンヌよ!!」

セイバー「……誰だ!?」

青髭「私です。ジル・ド・レェにございます」

セイバー「知らんな。帰っていただこう」

青髭「……」

セイバー「……」

青髭「お土産に、たい焼きを持参しました」

ガララ

セイバー「用件はなんだ?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:49:58.32 ID:jFRrHFGW0
青髭「おぉー、聖処女よ!!」

セイバー「何用だ?」

青髭「とりあえず上がってもよろしいですか?」

セイバー「だから用件を……」

青髭「どうぞ」

セイバー「あ、どうも」

青髭「では、失礼します」

セイバー「待ちなさい!!」モグモグ

青髭「ふむふむ……曲がりなりにも魔術師の住処、ですね」

セイバー「貴様、とまれ!!」モグモグ

青髭「こちらが居間ですか?」

セイバー「だから――」

青髭「尻尾まで餡子たっぷりでしょう?」

セイバー「え、ええ」モグモグ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 13:55:37.53 ID:jFRrHFGW0
青髭「……」

セイバー「……」モグモグ

青髭「ジャンヌよ」

セイバー「私はセイバーだ。ジャンヌではない」

青髭「おぉ……まだそのようなことを仰るか」

セイバー「貴様は……?」

青髭「ジャンヌ、夢から覚めてください。貴女はこのようなみすぼらしい場所で居を構えて満足なのですか?」

セイバー「私はここの生活に満足している」

青髭「どこの誰に洗脳を?」

セイバー「洗脳など受けていない」

青髭「ジャンヌ……私は貴女を連れ戻しに来たのです」

セイバー「どういう意味だ?」

青髭「私がこの世に留まれるのは数刻の間。その間に貴女を聖杯の下にお連れし、そして常世から切り離された世界で共に英華を―――」

セイバー「断る」

青髭「……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:01:23.50 ID:jFRrHFGW0
セイバー「私はここの留守を任された。家主の許可なくして外にでることは許されない」

青髭「貴女が守るだけの価値など、ここにはないように思えますが?」

セイバー「帰っていただこう」

青髭「ジャンヌ……!!」

セイバー「たい焼き、御馳走様でした。だが、それだけの理由でここを離れるわけにはいかない」

青髭「私は諦めませんよ、ジャンヌ……」

セイバー「去れ!!」

青髭「いいでしょう……まだ、時間はある。ここは一先ず退散させて頂きます」

セイバー「……」

青髭「それでは……ジャンヌよ……」

セイバー「……」

青髭「……」キョロキョロ

セイバー「玄関は右だ」

青髭「あ、ああ……こっちですか」

セイバー「ふぅ……危なかった……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:02:19.54 ID:3BPAKc8CO
知らない人は入れるなとあれほど
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:04:41.13 ID:iKMvrlMd0
一応知ってる人だから
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:05:11.53 ID:2W63nRwa0
じゃあしかたない
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:05:24.51 ID:jFRrHFGW0
午前10時

セイバー「……」

テレビ『ヤッフー!!』

セイバー「くっ……!!」ピコピコ

セイバー「キノコはどこですか!!」ピコピコ

ピンポーン

セイバー「む……?」

セイバー「誰でしょうか……」

セイバー「……」トコトコ

セイバー「―――どちらさまでしょう?」

「私だ」

セイバー「誰ですか?」

「私だ」

セイバー「名を名乗ってください」

アーチャー「私だよ。アーチャーだ。ここをあけてくれないか?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:09:22.65 ID:jFRrHFGW0
ガララ

セイバー「どうしたのですか?」

アーチャー「土産だ。駅前でおこのみ焼きを買ってきた」

セイバー「おぉ」

アーチャー「上がってもいいだろうか?」

セイバー「……アーチャーなら」

アーチャー「すまないね」

セイバー「何用ですか?」

アーチャー「いや、なに。気が向いたから来てみただけだ」

セイバー「……嘘ですね」モグモグ

アーチャー「どうして?」

セイバー「貴方はここが嫌いなはずだ」モグモグ

アーチャー「ふっ……軽い嘘では騎士王の耳は誤魔化せないか」

セイバー「モグモグ」シテナニヨウデスカ?

アーチャー「居間で話すよ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:14:34.59 ID:jFRrHFGW0
アーチャー「ふむ。セイバーはテレビゲームをするのか?」

セイバー「え、ええ。最近は家にいることが多くなってきましたので」モグモグ

アーチャー「へえ……どれ」ピコピコ

セイバー「……」モグモグ

テレビ『ヤッフー!!』

アーチャー「セイバー?ここに隠しブロックがあるのを御存じか?」ピコピコ

セイバー「え?そんなバカな……」

アーチャー「まあ、見ていろ」ピコピコ

セイバー「……」

アーチャー「はっ!」

テレビ『ヤッフー!!』

セイバー「おぉ!!そ、そんなところに……!!」

アーチャー「このゲームは意外と奥が深いんだ。目に見える場所だけがすべてではない」ピコピコ

セイバー「なんと……!もっと、もっとないのですか?」ワクワク

アーチャー「少し待っていろ……」ピコピコ
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:20:05.43 ID:jFRrHFGW0
午前10時30分

セイバー「アーチャー、ここはどういけば?」

アーチャー「そこはな、上のブロックを足掛かりにして進むんだ」

セイバー「なるほど……」ピコピコ

アーチャー「……」

セイバー「とう!」ピコピコ

アーチャー「……」プルプル

セイバー「ダメですか……もう一度……せい!」ピコピコ

アーチャー「……」プルプル

セイバー「やった!やりました!!アーチャー!!みてください!!見事、この御仁をブロックの上に―――」

アーチャー「ふふ……」

セイバー「アーチャー?何を笑っているのですか?」

アーチャー「あ、いや。すまない。あまりにも今が緩んでいたので、つい笑いがこみあげてきた」

セイバー「は?」

アーチャー「セイバー、君は私をこの家に上げた段階で敗北していることに気づいているか?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:25:39.61 ID:jFRrHFGW0
セイバー「どういう意味ですか?」

アーチャー「これが聖杯戦争なら、私はこの場でお前を殺している」

セイバー「……」ピコピコ

アーチャー「それが意味するところ、騎士王なら分かるはずだ」

セイバー「……」ピコピコ

アーチャー「セイバー、聞いているか?」

セイバー「……何が言いたいのです?」ピコピコ

アーチャー「君は現状をどう考えている?」

セイバー「……」ピコピコ

アーチャー「聖杯は確かにない。だが、サーヴァントが現界している以上、誰かが殺されても不思議ではない」

セイバー「そうですね」ピコピコ

アーチャー「セイバー……私は思うのだよ。ここに我々は必要ないのではないか、と」

セイバー「……」ピコピコ

アーチャー「聖杯のこぼした少量の情けに我々は虫のように集っているだけだ。こんなことやめにしないか?」

セイバー「―――嫌です」ピコピコ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:29:49.69 ID:jFRrHFGW0
アーチャー「セイバー……!!」

セイバー「アーチャー……聖杯はない。ここに留まる理由もない。それは百も承知です」

アーチャー「では……!!」

セイバー「ですが……未練がある」

アーチャー「未練……」

セイバー「はい」

アーチャー「ふん。騎士王にしては随分と乙女チックなことをいう」

セイバー「なんと言われても構いません。ですが……!!」

アーチャー「わかったよ。私もまだこの世を離れるわけにはいかないのでね。ただ、セイバーの意思を訊ねたかっただけだ」

セイバー「そうですか」

アーチャー「続きをしたらどうだ?」

セイバー「はっ」ピコピコ

アーチャー「ふっ……」

セイバー「……とう!」

アーチャー「セイバー、少し戻れ。その雲の上にフラワーがある」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:33:09.02 ID:jFRrHFGW0
午前11時

セイバー「少し休憩にしましょう」

アーチャー「そうか」

セイバー「……」グゥ~

アーチャー「腹の虫が鳴いたな。昼には少し早いが」

セイバー「よっと」トコトコ

アーチャー「……」

セイバー「……ありました」

アーチャー「……」

セイバー「……」カチャカチャ

アーチャー「昼食か」

セイバー「はい。―――頂きます」

アーチャー「衛宮士郎が作ったのかな?」

セイバー「はい」モグモグ

アーチャー(さきほどお好み焼きを食べたばかりなのに……健啖家にもほどがあるな)
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:36:29.88 ID:jFRrHFGW0
セイバー「……」モグモグ

アーチャー「美味しいか?」

セイバー「とても」モグモグ

アーチャー「そうか……」

セイバー「なにか?」モグモグ

アーチャー「いや。衛宮士郎の腕は凛から聞いている。味は確かなのだろう」

セイバー「ええ。とても美味です」モグモグ

アーチャー「……」イラッ

セイバー「……♪」モグモグ

アーチャー「セイバー、少し冷蔵庫を見せてもらっても?」

セイバー「え?いいですが……なにを?」

アーチャー「私も少々、小腹が空いてね。何か作ろうかと」

セイバー「そうですか。どうぞ。凛が買いだめしている分がありますので、それを使ってください」

アーチャー「了承した」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:40:26.71 ID:jFRrHFGW0
午前11時30分

アーチャー「―――しまった」

セイバー「どうかしましたか?」

アーチャー「少し作り過ぎた。とても一人では食べきれそうにない」

セイバー「むむ……それはいけませんね」

アーチャー「どうしたものか……保存しては味が落ちてしまうし……」

セイバー「あの……」

アーチャー「ん?」

セイバー「わ、私でよければ……食べます……」

アーチャー「いいのか?今、食べたばかりだろうに」

セイバー「い、いえ……大丈夫です。まだ腹五分といったところですので」

アーチャー「そうか。じゃあ、食べてくれ。おかわりもあるからな」

セイバー「はっ!頂きます」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:44:41.75 ID:jFRrHFGW0
アーチャー「どうだ?」

セイバー「アーチャーの腕も中々ですね」モグモグ

アーチャー「そうだろう?」

セイバー「ええ……士郎以上かと」

アーチャー「なに?」ピクッ

セイバー「あ、いえ……」

アーチャー「セイバー、もう一度言ってくれ」

セイバー「え……あ、味は……士郎以上、かと……」テレッ

アーチャー「そうか……」ニヤニヤ

セイバー「し、士郎には内緒ですよ?」

アーチャー「ああ、わかっている」

セイバー「……」モグモグ

アーチャー「ふふ……」

アーチャー(忘れていたな……この感じを……懐かしい……)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:47:10.23 ID:jFRrHFGW0
午後12時

セイバー「満腹です」

アーチャー「あれだけ食べればな」

セイバー「さてと……」スクッ

アーチャー「どこへ?」

セイバー「自室に戻ります」

アーチャー「そうか」

セイバー「三時には戻ります」

アーチャー(おやつまで寝る気か……)

セイバー「失礼します」

アーチャー「ああ」

アーチャー「……さてと、食器を洗うか」

アーチャー「……」

アーチャー(私は何をしている?)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:51:08.58 ID:jFRrHFGW0
午後12時30分

アーチャー「セイバー?」

セイバー「すぅ……すぅ……」

アーチャー(まるで日向の王様だな)

アーチャー「……これでは帰るわけにはいかないな」

ピンポーン

アーチャー「……ん?」

アーチャー「……」スタスタ

青髭「……ジャンヌ?」

アーチャー「どちら様かな?」

青髭「あなたは……?」

アーチャー「今は留守を預かっている」

青髭「……これ、たこ焼きをジャンヌにと思いまして」

アーチャー「すまない。帰ってくれ」

青髭「え―――」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:54:34.48 ID:jFRrHFGW0
午後1時

アーチャー「ふむ……廊下の掃除はこんなものだろう」

ピンポーン

アーチャー「衛宮邸は来客が多いな」

アーチャー「――どちら様だろうか?」

バーサーカー「―――」

アーチャー「バーサーカー!?」

イリヤ「士郎、いる?」

アーチャー「イリヤスフィールか」

イリヤ「あ、アーチャー。なにしてるのかしら?」

アーチャー「今は臨時で留守を預かっていてね」

イリヤ「ふーん。バーサーカーは庭で待ってて」

バーサーカー「……」コク

アーチャー「何の用かな?」

イリヤ「貴方よりはここに来る理由、持ってるけど?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 14:58:19.78 ID:jFRrHFGW0
イリヤ「そっか……士郎はアルバイトかぁ」

アーチャー「ああ」

イリヤ「……」

アーチャー「……」

イリヤ「セイバーは?」

アーチャー「寝ている」

イリヤ「ふーん」

アーチャー「……」

アーチャー・イリヤ(気まずい)

イリヤ(そもそも、何を話して良いかわかんないんだけど……)

アーチャー(イリヤスフィールか……話したいことは山ほどあるような、微塵もないような……)

イリヤ「……ね、ねえ」

アーチャー「ああ、すまない。お茶でも出そう」

イリヤ「ふ、ふん……分かってるじゃない」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:02:41.32 ID:jFRrHFGW0
アーチャー「お待たせしました」

イリヤ「あ、ありがとう……」ズズッ

アーチャー「どうだろうか?」

イリヤ「……美味しい」

アーチャー「そうか」

イリヤ「あれ?でも、どうして私の好みを知ってるの?」

アーチャー「それは……あれだよ、凛から聞いた」

イリヤ「ああ……そうなんだ。凛とそんな会話もするのね」

アーチャー「まあね」

アーチャー(私としたことが……危ない)

イリヤ「……」ズズッ

バーサーカー『オォォォォォォオォォオ!!!!!』ドォォォン

イリヤ「何?」

アーチャー「家主が居ないのに……何かを壊されてはまずいな」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:07:18.44 ID:jFRrHFGW0


イリヤ「バーサーカー、どうしたの?」

バーサーカー「……」

アーチャー「なにかあったのか?」

バーサーカー「……」コク

イリヤ「なになに?」

バーサーカー「……」カクカクシカジカ

イリヤ「コソ泥を倒した?」

アーチャー「ここにコソ泥が入ったのか?」

バーサーカー「……」コク

イリヤ「バーサーカーがいるのに、バカな奴ね」

アーチャー「全くだな」

バーサーカー「……」コク

イリヤ「さ、お茶の続きをしましょう」

アーチャー「そうだな」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:12:50.48 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸 前」

ランサー「暇だなぁ」

青髭「……おぉ……ぉ……」

ランサー「な、なんだ!?」

青髭「た……たすけ……て……」バタッ

ランサー「おいおい……大丈夫かよ?」

青髭「あ、あのような……者が……いようとは……不覚……」

ランサー「どうしたってんだよ?」

青髭「わたしは……ジャンヌに……たこやきを……」

ランサー「おい!!しっかりしろ!!!」

青髭「おぉ……どうか……これを……聖処女に……」

ランサー「分かった!俺が届ける!!だから死ぬな!!」

青髭「た、たのみましたよ……」ガクッ

ランサー「な……」

ランサー「まかせろ……必ず届けてやるぜ……!!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:13:56.96 ID:tceym8Lt0
青髭の旦那・・・
今のあんた最高に輝いてるぜ!!
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:14:11.02 ID:Ty2idcDu0
> 青髭「わたしは……ジャンヌに……たこやきを……」
なんかかわいいw
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:18:08.18 ID:jFRrHFGW0
居間

バーサーカー『オォォォォォォォォ!!!!』ドォォォォン

イリヤ「まただ」

アーチャー「もう放っておこう」

イリヤ「そうね」

アーチャー「では、私はそろそろ失礼しよう」

イリヤ「帰っちゃうの?」

アーチャー「ああ。ここの番に君以上の適任者はいないだろうからね」

イリヤ「そう?」

アーチャー「それに私もやることがある」

イリヤ「そう……」

アーチャー「イリヤスフィール。この状況、どう見る?」

イリヤ「聖杯の涙。それが枯れるまでは謳歌していればいいんじゃないかしら?」

アーチャー「わかった。留守を頼むよ。――イリヤ」スタスタ

イリヤ「はいはい……」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:23:42.28 ID:jFRrHFGW0
午後1時30分

イリヤ「すぅ……すぅ……」

ピンポーン

イリヤ「ん……?」

イリヤ「……」

ピンポーン

イリヤ「だれ……?」

イリヤ「バーサーカー、ちょっと見てきてー」

バーサーカー『オォォォォ!!』

「うおぉぉぉ!?!?!」

イリヤ「すぅ……すぅ……」

「なんだ、貴様?!」

バーサーカー『オォォォォ!!』

「狂犬の分際で我に盾突くか!?」

イリヤ「うるさいなぁ……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:32:01.27 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸 前

桜「先輩、今日はバイトだっていってたなぁ」

桜「先輩が帰ってきたら、私の料理が既に用意されていて……」


士郎『桜……俺の為に、夕食を?』

桜『はい……先輩のために作りました』

士郎『桜……』

桜『先輩……』

士郎『好きだ』

桜『結婚しましょう』


桜「―――みたいな展開に……」ウフフ

ランサー「」

ギルガメッシュ「」

青髭「おぉ……」

桜(ゴミが多いなぁ。今日は燃えるごみの日だったかな?)
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:46:01.00 ID:jFRrHFGW0
桜「セイバーさん、いますかー?」

ガララ

桜「……」トテトテ

桜「セイバーさん?」

イリヤ「すぅ……すぅ……」

桜「あ……」

桜「どうして……?」

イリヤ「ん……あ、桜じゃない……」

桜「どうしたんですか?」

イリヤ「士郎に会いに来たんだけど……」

桜「先輩は今日、帰りが遅いんですよ?」

イリヤ「みたいね」

桜「あと、寝るなら布団に……」

イリヤ「うん……そうする……ふわぁぁ」

桜「もう……」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 15:54:40.17 ID:jFRrHFGW0
桜「さてと。仕込みをやっちゃいましょう」

桜「今日は何に……あれ?」

桜「これ……どら焼き……」

桜「……」グゥ~

桜「三個もあるし、一つぐらいいいよね……」

桜「……」モグモグ

桜「おいしい……♪」

桜「はぁ。こういうことしちゃうから太っちゃうのは分かってるんだけど……」

桜「……」モグモグ

桜「大丈夫……これでおやつを食べなければ……うん」

桜「―――よーし、仕込みをするぞー、おー♪」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:04:09.10 ID:jFRrHFGW0
午後2時

桜「ふんふーん」

ガララ

凛「ただいまー」

桜「……」

凛「士郎ー?」

桜「……」

凛「あれ、桜?どうしたの?」

桜「姉さんこそ……」

凛「ちょっと士郎に伝言があったんだけど……士郎は?」

桜「今日はバイトで遅くなるそうです」

凛「ふーん」

桜「……先輩はいませんよ?」

凛「……見ればわかるわ」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:11:25.09 ID:jFRrHFGW0
桜「じゃあ、もう用はないはずです」

凛「あら?それって帰れってことかしら?」

桜「そう聞こえたのなら謝ります」

凛「言うじゃない……」

桜「……」

凛「……それより少しお腹すいたんだけど、なにかない?」

桜「ここにどら焼きがありますよ?」

凛「あら、本当。それじゃあ、いただきまーす」

桜「お茶でもいれますか?」

凛「うん」モグモグ

桜「それで姉さん、伝言って?」

凛「教会のカレンからなんだけど、最近変な魔術師がうろついてるから注意しろってさ」

桜「魔術師?」

凛「なんか目がでっかくて、いかにも悪い魔術師って感じらしいわ」

桜「へぇ」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:18:47.72 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸 前

ギルガメッシュ「くそ……まさか泥をつけることになるとは……!!」

ランサー「バーサーカーのやろう……」

青髭「あぁ……たこ焼きがすっかりさめてしまいました……」オロオロ

ランサー「あーあー、こりゃもう駄目だな」

青髭「おぉ……なんということだぁ」ガックリ

ギルガメッシュ「ふん。このような菓子、どうでもいいではないか」

青髭「なんですと……?」

ギルガメッシュ「こんなもので誰の舌を汚そうとしていたのか知らんが、食う方の身にもなれ」

青髭「……」

ランサー「ま、冷めてもうまいけどな」モグモグ

ギルガメッシュ「ふははははは!!!残飯が良く似合うなぁ!!」

ランサー「なんだとぉ!?」

青髭「新しいのを買ってこなくては……」トボトボ

ランサー「あ、おい。どこいくんだよ?」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:25:28.04 ID:jFRrHFGW0
午後2時30分

イリヤ「あら、凛じゃない」

凛「イリヤもいたの?」

イリヤ「ええ。少しだけお昼寝してたわ」

凛「そう。あ、これ食べる?」

イリヤ「なにこれ?」

凛「どら焼き」

イリヤ「ふーん」モグモグ

桜「さてと、次は……」

イリヤ「あ、そろそろ帰らないと」

凛「メイドさんが待ってるの?」

イリヤ「そう。シロウに会えなかったのは残念だけど、また明日も来れるし、今日のところはこれで満足してあげるわ」モグモグ

凛「そりゃどーも」

イリヤ「バーサーカー!かえるー!」

バーサーカー「オォォォォォォ!!!!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:30:39.74 ID:jFRrHFGW0
凛「……」ズズッ

テレビ『あなたを犯人です』

テレビ『な、なんだってー!』

凛「……おや?これは……最近、セイバーがはまってるテレビゲームってやつ?」

凛「……」

凛「これ……ファミコンっていうんだっけ?」

凛「どこが電源?」

凛「ここ?」

パチン

テレビ『つまり、あなたを犯人です』

凛「……」

テレビ『これで事件は解決ですねー』

凛「なによ。ゲームできないじゃない。どうなってるの?」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:37:05.92 ID:jFRrHFGW0
桜「あー!!」

凛「なに?」

桜「忘れてました……今日は兄さんに夕飯を作らないといけなかった……」

凛「そうなの?」

桜「はぁ……あの……姉さん?」

凛「ごめん。私も夕方には帰るんだけど……」

桜「じゃあ、セイバーさんに伝えておいてください。仕込みは終わってるのでって」

凛「分かったわ。セイバーのことだからもうすぐ起きてくるだろうし」

桜「ごめんなさい」

凛「桜の努力を横取りなんてしないから、安心して」

桜「はい。それでは、これで」

凛「うん」

凛「……」

凛「いつになったらゲームができるの……?」

テレビ『私を殺した責任、とってもらうんだからー!!』
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:43:55.93 ID:jFRrHFGW0
凛「まさか……電源が入ってないのかしら?」

凛「んー?」

凛「これ?」ポチッ

テレビ『これが物を殺す力だ』

凛「……」

凛「これは……コントローラーね……」

凛「……」カチャカチャ

テレビ『セブン!!』

凛「……」カチャカチャ

テレビ『ちょうしんちゅう!!』

凛「だめ……全然テレビゲームができない」

凛「一体、どんな魔術が……?」

ピンポーン

凛「ん?」

凛「誰だろう……」トテトテ
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:49:03.37 ID:jFRrHFGW0
凛「はぁーい?」

「私」

凛「誰でしょう?」

「私よ。今日、約束してたでしょう?」

凛(約束……?)

「セイバー、開けてちょうだい」

凛「セイバーと約束をしていたんですか?」

「そうよ」

凛「どんな約束なんですか?」

「新しい服の試着よ」

凛「ふーん……」

「貴女……誰?」

凛「まずはそちらから名乗ってはどうかしら?」

キャスター「どうやら、いつぞやの小娘みたいね」

凛「キャスターがセイバーに何を着せるっていうの?」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 16:54:31.50 ID:jFRrHFGW0
キャスター「いいから開けて」

凛「はいはい」

ガララ

キャスター「セイバーは?」

凛「今は御就寝中よ?」

キャスター「どうして……今日、行くとあれほど念を押したのに……」

凛「いつ約束したの?」

キャスター「二か月前」

凛「そりゃ忘れるって」

キャスター「あんなに苦労したのに……」

凛「まぁいいわ。上がる?」

キャスター「ええ」

凛「お茶でも飲む?」

キャスター「いえ、結構よ。それよりセイバーに会わせてくれないかしら?」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:02:39.01 ID:jFRrHFGW0
凛「今は寝てるんだけど……」

キャスター「むしろ、そっちの方が好都合よ。中々、試着してくれないもの」

凛「あっそう」

キャスター「ふふふふ……セイバーの寝込みを……」

凛「そんな邪気丸出しで言ったら、セイバーじゃなくても跳ね起きると思うけど?」

キャスター「そうね……確かにセイバーは直感に優れているものね」

凛「いやいや」

キャスター「少しキッチンを借りるわ」

凛「ちょっと、何するの?」

キャスター「ちょっとお香を作るわ」

凛「お香?」

キャスター「眠りが深くなるような淡い香りを作るの」

凛「うわぁ……」

キャスター「うふふふ……セイバーに早くこれを着せてあげたいわぁ♪」

凛(でもなんか面白そうだし、見てよっと)
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:13:11.77 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸 前

青髭「マンゴープリン、ようやく買えました」

ランサー「お、すげえな」

ギルガメッシュ「それはあの店のマンゴープリンではないか!!」

青髭「ええ。ジャンヌに相応しい、至高の一品です」

ギルガメッシュ「雑兵のくせに目利きはできるようだな」

青髭「いえいえ。あなたには敵いません」

ギルガメッシュ「それは当然だ」

ランサー「じゃあ、それを届けるんだな」

青髭「ええ」

ギルガメッシュ「よし。ではいくか。あの狂犬も戻ってこんようだしな」

ランサー「うし。借りをかえしてやろうぜ」

青髭「はい。もちろんですとも」

青髭「ジャンヌ・……待っていてください……このプリンで貴女を……」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:18:41.75 ID:jFRrHFGW0
午後3時

ガラ

セイバー「―――アーチャー?」

凛「あ、セイバー」

キャスター「あら、起きちゃった?」

セイバー「む……キャスター?そこでなにをしているのですか?」

キャスター「え……?い、いや、べつに……なにも」

セイバー「嘘ですね」

凛「セイバー、キャスターは今、おやつを作ってるの」

セイバー「おやつ……?」

キャスター「え、ええ。そうよ。もう少し待っててね」

セイバー「凛、何故そのような嘘を?」

凛「え?」

セイバー「おやつは士郎がきちんと用意してくれています。どら焼きを三つも!!」

凛(げ……あれ、セイバーのおやつ、だったの……?)
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:25:08.48 ID:jFRrHFGW0
セイバー「キャスター、貴女の御好意は大変嬉しいですが……」

キャスター「あ……」

凛「まって!!セイバー!!!」

セイバー「む……変だ……ここにあったはずのどら焼きが、ない」

凛「あ、あのね……」

セイバー「凛、知りませんか?」

凛「ううん!!知らない!!」

セイバー「キャスター、知りませんか?」

キャスター「いいえ」

セイバー「……では、どこに消えた?」

凛「……」ドキドキ

キャスター(今のうちに仕上げないと……あとはこれを湯煎して……飲ませれば……)

セイバー「どら焼き……」グゥ~

ピンポーン

凛「え?誰かしら……?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:31:09.91 ID:jFRrHFGW0
凛「はぁーい」トテトテ

セイバー「どこだ……どこにいった……?」オロオロ

キャスター「ね、ねえ、セイバー?」

セイバー「なんでしょうか?」

キャスター「これ、味見してくれない?」

セイバー「これは?」

キャスター「ハーブティーよ」

セイバー「……」クンクン

キャスター「どうしたの?飲んでみてくれない?」

セイバー「いえ、今は遠慮しておきます」

キャスター「えぇ……」

セイバー「それよりもどら焼きを……」キョロキョロ

凛「セイバー、お客さんよ」

セイバー「なんですか、こんなときに……」

青髭「おぉ!!ジャンヌ!!!会いたかったですよ!!!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:52:35.47 ID:jFRrHFGW0
ランサー「よう、セイバー」

ギルガメッシュ「あははは!!久しいな、セイバー?」

セイバー「ランサー、ギルガメッシュ?!」

青髭「さぁ、ジャンヌよ。どうぞ」

セイバー「これは……」

青髭「駅前にあるケーキ屋で購入したマンゴープリンです」

セイバー「マンゴープリン?」ピクッ

凛「え……それって殆ど幻って言われてるやつ?」

キャスター「ば、ばかな……もう売り切れの時間帯じゃあ……」

青髭「ふふ。神は我に味方したのです」

セイバー「これを頂いても?」

青髭「ええ……どうぞ」

セイバー「……」クンクン

セイバー「おぉ……なんとも瑞々しい香り……いいですね」

青髭「ふふ、当然です。それはジャンヌのために用意されたようなものですからね。気高き、気品に満ちた貴女にぴったりですよ」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 17:59:43.69 ID:jFRrHFGW0
セイバー「……」パクッ

青髭「どうですか?」

セイバー「これは……濃厚でありながら喉を駆け抜け行く爽やかさが何とも言えない……」

青髭「そうでしょう、そうでしょう……」

ギルガメッシュ「そのプリンは我も一目置いているほどだ」

ランサー「俺は食ったことねえけど、カレンのやつがいつも欲しいって言ってたな」

セイバー「ええ、これは一度食べたら病みつきになりますね」

凛「セイバー……ちょっとだけ、味見……」

キャスター「わ、わたしも……」

セイバー「……」パクッ

青髭「で、ジャンヌ……私とともに悠久の平穏へ行きませんか?」

セイバー「断る」

青髭「……」

セイバー「ごちそうさまでした。――さて、どら焼きを探さないと」

青髭「……ジャンヌ……なぜです……何故!!!!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:00:59.11 ID:Mrr/SrR30
食うだけ食いやがってwwwwww
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:03:02.42 ID:usgaYVPb0
ひでぇwwww
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:09:50.39 ID:yJSMEtiN0
旦那…本物探したほうが早いよ……
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:10:32.21 ID:jFRrHFGW0
セイバー「申しわけない。今はどら焼きを探さなければいけないんです」

青髭「どら焼き……ですと?」

セイバー「はい」

ランサー「うへえ。まだ食うのかよ」

ギルガメッシュ「良いではないか。セイバーの健啖は愛いものだ」

青髭「ジャンヌ!!目を覚ましてください!!!」

セイバー「朝も言ったはず。私はここを離れるわけにはいかないのです」

青髭「おぉぉ……!!!そんなぁぁ……!!!」

セイバー「にしてもどら焼きはどこに……」

青髭「……どら焼き?」ピクッ

セイバー「ええ。おやつに取っておいたのですが」

凛「……」

ギルガメッシュ「ふん……そのような駄菓子、セイバーの口には合わんだろうて」

セイバー「そんなことはない。以前食べましたが、あのどら焼きは中々味わい深いものでした」

青髭「……そのどら焼きがあればいいのですね、ジャンヌ?」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:16:32.91 ID:jFRrHFGW0
セイバー「え?」

青髭「分かりました。少しお待ちください」スタスタ

ランサー「あ、おい。待てよ」

ギルガメッシュ「ふん。健気なものだ。愛でるには値せんが、憐みぐらいは向けてやろう」

キャスター「可哀想……」

凛「そう?なんかストーカー染みてる気もするけど……」

ランサー「とりあえず俺はあいつを追う。お前はどうする?」

ギルガメッシュ「そうだな……ここまで付き合ったのだ。最後までやつの狂気の船に同乗してやろう」

凛「暇なだけでしょ?」

ギルガメッシュ「黙れ。虫けらめ」

セイバー「はぁ……ない……」

セイバー「……少し喉が渇きましたね」

セイバー「む……これは……キャスターのハーブティー」

セイバー「……」ゴクゴク

セイバー「ぷはぁ……さてと、どら焼きは……」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:21:33.18 ID:jFRrHFGW0
ランサー「んじゃ、また来るわ」

ギルガメッシュ「セイバー、またな」

凛「はいはい」

キャスター「二度と来るな」

凛「あんたの台詞じゃないでしょうに」

セイバー「……」

凛「それより、試着はどうなったの?」

キャスター「それがセイバーが警戒して、あの睡眠薬を飲んでくれないのよ」

凛「そう……」

セイバー「―――」バターン

凛「え?」

キャスター「セイバー!?どうしたのかしら!?」

セイバー「すぅ……すぅ……」

凛「ちょっとセイバー、こんなところで寝たら風邪ひくって!!――あ、いや、サーヴァントだからそんなわけないか」

キャスター「セイバー?セイバー?―――これは……」ニヤニヤ
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:26:49.86 ID:jFRrHFGW0
凛「もしもし?セイバー?」

セイバー「……」

キャスター「ふふふふふ……寝てるわ……セイバー……かわいい♪」

凛「どうする?」

キャスター「そんなの決まっているわ」ゴソゴソ

凛「おぉ……」

キャスター「これを着せます!!!」ジャーン

凛「いいわね」

キャスター「でしょう?――さ、脱がして」

凛「わかったわ。――ヨイショっと」

セイバー「……」ヌギヌギ

キャスター「ふふふふ……この旧スクール水着……一度でいいから着せたかったのよね」

凛「ちゃんと胸に『せいばー』って書いてるのがいいわね」

キャスター「まあね。こだわりよ」

凛「ふふ……いいじゃない。見直したわ、キャスター」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:27:33.32 ID:usgaYVPb0
これは犯罪です
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:31:59.12 ID:jFRrHFGW0
キャスター「うんうん……」

セイバー「すぅ……すぅ……」スッポンポン

キャスター「ぶっひぃぃ!!」

凛「落ち着きなさい!!」

キャスター「あ、ご、ごめんなさい……」

凛「でも……セイバーって本当に可愛い体してるわよね」

キャスター「ほんとに……」カシャカシャ

凛「ちょ……写真はまずいって!!」

キャスター「大丈夫。私だけのものにするから」

凛「いや……でも……」

キャスター「だって、セイバーの裸なんてこんなことでもない限り、見れないのよ?」

凛「そりゃそうだけど……」

キャスター「千載一遇の好機を逃すわけにはいかない」

凛「……げ、現像……わけてよね……手伝ってるんだから……」モジモジ

キャスター「ええ……それぐらいならお安いごようよ。同士だしね」ニヤニヤ
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:38:38.87 ID:jFRrHFGW0
凛「じゃあ、そろそろ着せましょうか?」

キャスター「そうね。いつまでも裸は可哀想よね」

凛「よっと……あ、あれ?結構、きついわね……」

キャスター「おぉ……くいこんでるわぁ♪」カシャカシャ

セイバー「うぅ……」

凛「んん……」ググッ

キャスター「おぉぉぉ……!!」ハァハァ

凛「ちょっと、なんでこんなピチピチなの?」

キャスター「食い込むからよ」ハァハァ

凛「いや……ほら難しいなんだけど。うまく着せられない……」ハァハァ

キャスター「いいじゃない……胸を露出させたスク水セイバー……たまんないわぁ」ハァハァ

凛「ま、まあね」ハァハァ

キャスター「うひひひ」カシャカシャ

凛「で、でも……ちゃんと着せたい……着ないと分からないこともあるだろうし……うん」

キャスター「じゃあ、私も手伝うわ」ハァハァ
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:44:52.24 ID:jFRrHFGW0
凛「―――よし」

セイバー「うぅぅ……」ピチピチ

キャスター「この食い込み具合……サイコーね!!」カシャカシャ

凛「ちょっと接写ばかりじゃ芸がないと思うけど?」

キャスター「そうかしら?」

凛「このお腹の部分とか、肩とかも撮っておくべきよ」

キャスター「なるほど……あなた、変態ね?」

凛「あんたには負けるって」

キャスター「まあいいでしょう」カシャカシャ

凛「セイバー……かわいいなぁ、もう!!」

キャスター「まったくね」

凛「もっと色んなアングルから撮りなさい」

キャスター「了解」ハァハァ

セイバー「く、くるしい……もう食べれません……」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:51:51.39 ID:jFRrHFGW0
午後4時 衛宮邸 前

青髭「―――よし、これだけあればジャンヌも文句はないでしょう」

ランサー「また大量に買ったなぁ」

ギルガメッシュ「ふん。このような安価な食物であのセイバーが満足するものか」

青髭「ですが、ジャンヌが欲しているのは間違いなく、これなのです!!!」

ランサー「そうだな」

ギルガメッシュ「まぁよい。早く行くぞ」

アーチャー「なんだ、お前達?」

ギルガメッシュ「ん?フェイカーか。貴様、誰の許しを得て、我と対等な目線でいる?」

ライダー「あの……そこに立たれると邪魔なんですが」

ランサー「ライダーじゃねえか。どうしたんだ?」

ライダー「仕事を終えて帰って来たのです」

ギルガメッシュ「あはははは!!!英霊ともあろう者が労働に身を窶すか。これは面白い」

ライダー「……」イラッ

青髭「ジャンヌ……あぁ……ジャンヌ……この50個のどら焼きを……今すぐお持ちします……!!」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 18:57:04.85 ID:jFRrHFGW0
凛「あれ……脱がせられない……」

キャスター「凄い食い込みね……」

凛「って、もうこんな時間。そろそろ帰らないと」

キャスター「あら。私も宗一郎様の夕飯を作らないと」

凛「セイバー!!おきて!!セイバー!!!」ペチペチ

セイバー「うぅ……どら焼き……どこですか……」

凛「ダメね……」

キャスター「もうこのままにしておけば?」

凛「うーん……ま、どうせ困るのは衛宮くんだけだし、いっか」

キャスター「そうそう」

凛「じゃあ、今から現像に行きましょう」

キャスター「ええ。構わないわ」

凛「しばらくはその写真だけでなんとでもなりそう……」ハァハァ

キャスター「私は引き延ばしてポスターにするわ」ハァハァ

セイバー「しろう……どら焼きは……どこですか……?」ムニャムニャ
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:01:36.17 ID:jFRrHFGW0
ガララ

凛「あ」

アーチャー「凛。迎えに来たぞ。何をしていた」

凛「ごめんごめん。あ、でも今からキャスターと一緒に買い物いくから」

アーチャー「キャスターと?」

キャスター「ええ」

凛「アーチャーも来なさい」

アーチャー「やれやれ。仕方あるまい」

青髭「ジャンヌー!!いまいきますよ!!!」

ランサー「嬢ちゃん、お邪魔しても平気か?」

凛「え?ああ、うん。ライダーいるし」

ライダー「私にお守りをさせる気ですか?」

凛「お願い」

ギルガメッシュ「よし。褥の華を愛でるとするか」

ライダー「全く……」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:09:57.74 ID:jFRrHFGW0
青髭「……」ドサドサドサ

ランサー「おいおい、大事などら焼きを落としてどうすんだよ」

ギルガメッシュ「どうした?」

ライダー「セイバー?―――な!?」

セイバー「しろう……どら焼きはまだですかぁ……」ムニャ

青髭「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!なんたるお姿!!!嘆かわしい!!あの雅やかで凛々しかった貴女は何処へぇぇぇ!!!!」

ギルガメッシュ「これはこれはろうたけた少女だ。我の隣に寝るに相応しい」

ランサー「ひっでえ……ぐらい似合ってんな」

ライダー「全くです……私は絶対に似合いませんね」ブツブツ

青髭「おぉぉぉ!!!我が聖処女よ!!!そのようなお召し物は似合いません!!早く脱ぎ棄てなければぁ!!」ググッ

セイバー「うぅ……」

ギルガメッシュ「ほれ、セイバー。どら焼きだ。食せ」ググッ

セイバー「むぐぐぐ……!!」

青髭「なんという絞めつけ……これはもやは呪い!!!今、このジル・ド・レェめがお助けしますよ!!」ググッ

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:16:25.74 ID:jFRrHFGW0
ランサー「おまえら、やめとけって」

ライダー「子どもですか」

ギルガメッシュ「ほれほれ。どら焼きの餡を鼻に詰めてやろうではないか」ググッ

セイバー「ふがふが……!!」

青髭「ふぬぬ……!!」ググググ

ランサー「おいおい。おっさん。もうやめとけ。食い込みがえらいことになってんぞ?」

青髭「え……おぉぉぉぉおおお!?!?!?」

ライダー「くっきりと見えてますね」

ギルガメッシュ「こっちの鼻にも餡を詰めておいてやろう。感謝せよ」ググッ

セイバー「ふごふご……!!」

青髭「……」ググッ

ランサー「おいおい。わざとくいこますなよ」

青髭「おいたわしい……おいたわしい……」ポロポロ

ライダー「泣きながら股間を見つめるなんて、どこの変態ですか?」

青髭「ジャンヌよ……眼福です……神に感謝せねば……!!」ポロポロ
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:17:15.40 ID:Mrr/SrR30
眼福www見てんじゃねぇよww
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:23:25.20 ID:jFRrHFGW0
ギルガメッシュ「もっと詰めてやろう!!」グググ

青髭「もっともっともっともっと!!」ググググ

セイバー「ふごふが……!?」

ランサー「お、おい……」

ライダー「いけません……水着が……!!」

ビリリリッ!!

青髭「oh……」

ギルガメッシュ「お……美乳だな」

ランサー「うわ……貧乳……」

ランサー「……羨ましい」

セイバー「―――ん……な、なんですか……?」

青髭「ジャンヌ!!目覚めましたか!!!」

セイバー「な!?―――って、えええ!?な、何故裸に……!??」

ギルガメッシュ「良い肉体だな。セイバー。我は好きだぞ?その青い果実を彷彿とさせる未発達な胸はな」

セイバー「……言いたいことは、それだけですか?」ゴゴゴゴゴ
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:29:52.68 ID:jFRrHFGW0
ランサー「いや、そういう体も需要はあるんだろ?」

セイバー「……」ピキッ

ライダー「そうです。私なんて……このように大きいだけ……」

セイバー「……」ピキキッ

ギルガメッシュ「さあ、セイバー。その永遠に熟すことない体を我に捧げよ」

セイバー「……!!」ブチィ

青髭「すばらしい!!!流石は聖処女!!!二次性徴もまだなのですねぇ!!」

セイバー「―――きさまらぁぁぁぁ!!!!!それが騎士王に対する発言かぁぁぁ!!!」ゴォォォォォォ

ギルガメッシュ「ふん……鼻腔に餡子を詰めながら凄まれても、微笑ましいだけだな」

セイバー「く……!!―――ふん!!」スポーン

ライダー「鼻息で……餡子を……」

ランサー「こええ」

セイバー「覚悟はいいな?」

青髭「ジャンヌよ!!何を立腹しているのですかぁ!?」

セイバー「自分の胸にきけぇ!!!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:35:11.29 ID:jFRrHFGW0
ギルガメッシュ「あはははは!!!セイバー、我に敵うわけあるまい?」

セイバー「黙れ……」

ランサー「やべえぜ……一抜けた」

ギルガメッシュ「まてまて」ジャラジャラ

ランサー「がっ!?てめえ!!!その鎖は卑怯だぞ!?」

ギルガメッシュ「犬だから吠えるのは致し方あるまいが、逃げるのは見過ごせん」

ランサー「やめろ!!しにたくねえ!!」

ライダー「ここは手綱を―――」

セイバー「塵も残さん……!!」ゴォォォォォ

青髭「ジャンヌよ……おぉぉ……そうだ……その輝きこそ……貴女に相応しい……!!」

ギルガメッシュ「ふははははは!!!面白い。では、我のエアと力試しといこうではないか、セイバー!!」

セイバー「断る!!」

ギルガメッシュ「なに!?」

セイバー「エクスカリバァァァァァァァ!!!!!!」ドォォォォォン

青髭「おぉぉぉ……この光……うつくしいぃぃ――――」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:41:12.49 ID:jFRrHFGW0
午後6時

士郎「ふーん。じゃあ、その魔術師を見つけたらあんたに引き渡せばいいんだな?」

カレン「はい。お願いします」

士郎「でも、そいつがなにか問題なのか?」

カレン「ええ。聖杯から零れ出たものですから。早急に排除しないと、聖杯に亀裂が生じてしまう」

士郎「そうなのか?」

カレン「この現状だけでも聖杯はもう許容量ギリギリですから。そこにまた一人のサーヴァントがいては聖杯が割れ、中身がこの街を飲みこんでしまう」

士郎「それはやばいな」

カレン「ですから、捕まえないと」

士郎「分かった。できるだけのことはやる」

カレン「ありがとうございます」

士郎「さてと、セイバー、お腹すかせてるだろうな」

カレン「そうでしょうね」

士郎「早く帰ってやらないと」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:49:02.39 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸跡

士郎「……」ドサァ

カレン「あらあら。大事な食材が……いや、まあ。それ以上に焼け野原は酷い有様ですね」プッ

ギルガメッシュ「」プスプス

ランサー「」プスプス

ライダー「」プスプス

青髭「おぉ……聖処女の裁きがぁ……」ガクリ

セイバー「……」オロオロ

士郎「……セイバァァァァ!!!!」

セイバー「士郎!!」

士郎「なんでさぁぁぁ!!!!なんで家が無くなってるんだ!?」

セイバー「い、いや……これには深い事情が……」オドオド

士郎「留守番もできないのか!!!!」

セイバー「すいません!すいません!!」

カレン「これはこれは……幸福の一欠けらを最愛の人に奪われるなんて、なんとも不幸な人ですね……」クスクス
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:54:18.21 ID:jFRrHFGW0
遠坂邸

凛「できた」ムフー

アーチャー「なんだ……このセイバーの裸体を写したポスター群は……!!」

凛「いいでしょ?」

アーチャー「目のやり場に困る」

ピンポーン

凛「はーい?」

士郎「遠坂……暫く、こっちで―――」

セイバー「な……?!」

凛「あ、ちょ……これは!?」

アーチャー「ふむ……自業自得だ」

士郎「遠坂……信じてたのに……」

凛「あ、いや……士郎……あのね……」

士郎「―――うわぁぁぁぁ!!!!」

セイバー「ああ!!士郎!!どこへ!!」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 19:54:57.84 ID:Tl5P0QWv0
士郎は今泣いていい
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:01:18.04 ID:5ydLEYHZQ
士郎が不憫すぎる
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:01:23.05 ID:jFRrHFGW0
間桐邸

士郎「桜!!桜!!」

桜「先輩?!」

士郎「桜!!暫く……いや、もうここで住まわせてくれ!!」

桜「え……!!」

士郎「もう桜しかいないんだ……!!」

桜「せん、ぱい……」ニヤァ


こうして衛宮士郎は間桐桜との共同生活を決意する。

だがしかし、それは衛宮士郎にとって茨の道でしかなかった。

どうなる衛宮士郎。忍び寄る桜の魔の手から衛宮士郎を守れる者は現れるのか。


次回 連続Fate小説第7517話 『桜、逆レイプ』


おしまい。
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:02:17.91 ID:uc/AHlFK0

次回はいつ頃か
234: 【連続Fate小説】「大河、暁に吠える」【第8964話】 2011/11/25(金) 20:21:01.60 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸

大河「そういえば、士郎は?」

凛「どこにも」

大河「そうなんだ……」

桜「先輩……どこに……うぅ……」

凛「元はと言えば、桜が悪いのよ?!」

桜「そんな……私はただ先輩に、私と同じ体験をしてもらって……共感してくれたらいいなって……」

凛「だからって蟲風呂につっこませる、普通?」

桜「そ、そういう姉さんだって……先輩をこき使ってたじゃない!!」

凛「あれは……士郎がそうしたいっていうから!!」

大河「ストップ。今、喧嘩しても仕方ないでしょ?」

凛「そうですね」

桜「はい……」

大河「士郎……どこに行ったの……?」
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:21:44.21 ID:5y8ReeTk0
話跳んだwwww
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:29:40.24 ID:PcLi4rxc0
ちくしょう!1000話も見逃しちまった!
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:26:13.84 ID:jFRrHFGW0
学校

大河「はーい、席付けー!!」

大河「……」

大河(士郎は今日も欠席か……)

大河「はぁ……」

大河(ダメダメ!!私がしっかりしなきゃ!!)

大河「はぁーい。じゃあ、ホームルームはじめっぞ!!」

大河「えー、最近痴漢がよく出没しているみたいなんで、気をつけるように!!」

大河「いいか!?」

「「はーい」」

大河「よーし」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:30:44.28 ID:jFRrHFGW0
夜 新都

音子「まだ見つかんないの?」

大河「うん……」

音子「エミヤン、色々苦労してたからねえ」

大河「だからって、何も言わずにいなくなるなんて……」

音子「でもセイバーさんも一緒なんでしょ?」

大河「わかんない……セイバーさんはただ探してるだけかも……」

音子「そっかぁ」

大河「見かけたら連絡頂戴ね」

音子「わかってるよ」

大河「ありがと」

音子(すっかりやつれてる……本当に心配なんだろうね……)
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:36:57.49 ID:jFRrHFGW0


大河「しろう……しろう……」ポロポロ

大河「しろぉぉ……どこぉぉぉ……」ポロポロ

大河「うぅ……」

アーチャー「……こんな夜中にどうしたのだ?」

大河「あ……えっと……」

アーチャー「アーチャーだ」

大河「士郎を探していて……」

アーチャー「もう帰ったほうがいい。女性が夜に出歩くのは危険だ」

大河「はい……」

アーチャー「心配するな。衛宮士郎はそんなに弱い男ではない。貴女も知っているはずだ」

大河「……」トボトボ

アーチャー「……」

アーチャー(衛宮士郎……どこにいる……!!)
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:41:01.16 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸

ガララ

凛「士郎!?」ダダダッ

大河「……ただいま」

凛「あ……」

大河「ごめんね……」

凛「いえ……あの、私はこれで」

大河「うん……」

凛「それでは」

大河「ありがとう、遠坂さん」

凛「……さようなら」

大河「さようなら」

大河「士郎……遠坂さんを泣かせるんじゃないわよ……!!」
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:45:37.73 ID:jFRrHFGW0
橋の下

士郎「……」

さつき「あのぉ」

士郎「……?」

さつき「大丈夫ですか?」

士郎「……」コク

さつき「家に帰らなくていいんですか?」

士郎「……」コク

さつき「私が言うのもなんですけど……帰った方がいいですよ?」

士郎「……」フルフル

さつき「帰りたくないんですか?」

士郎「……」コクコク

さつき「……隣、いいですか?」

士郎「……」コク
261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:46:23.44 ID:pACuYqPO0
そこまで追い詰められたのかよ
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:50:38.63 ID:jFRrHFGW0
さつき「私も帰れないんですよね」

士郎「……」

さつき「家はあるんですよ?でも……私はもう昼間に出歩くのも難しくなっちゃいまして」

士郎「……?」

さつき「信じてもらえないかもしれないけど、私、吸血鬼なんです」

士郎「……」

さつき「人の血を吸わないと……ダメな体になったしまったんです」

士郎「……」

さつき「驚かないんですか?」

士郎「……」コク

さつき「血、吸っちゃいますよ?」

士郎「……」ドウゾ

さつき「……嘘です。多少は我慢できます」

士郎「……」ニコ

さつき「なんで笑うんですか……もう……」
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 20:57:21.98 ID:jFRrHFGW0
さつき「でも、あなたは違う……帰ることができます」

士郎「……」

さつき「ここにいても何も変わらない……だから……」

士郎「……」コク

さつき「え……」

士郎「ありがとう……俺……帰るよ……」

さつき「そうですか……」

士郎「……確かにこのままみんなから逃げていても、何も変わらない……」

さつき「はい」

士郎「俺はもう色々と汚れたけど……まだ、やり直せるんだよな……」

さつき「はい。私とは違いますよ」

士郎「……君も一緒さ」

さつき「え……」

士郎「ゼロから……なら……きっと……」

さつき「……はい……そうですね……ゼロからなら……私も……」
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:01:38.97 ID:jFRrHFGW0
衛宮邸

大河「しろぉ……」ポロポロ

ガララ

大河「え……!!」

大河「し、ろう……?!」

大河「士郎!!」ダダダッ

大河「―――士郎!!!」

士郎「ただいま……藤ねえ……こっちは、弓塚さつき」

さつき「ど、どうも」

大河「……」

士郎「これからここで……一緒に住むことになったから……」

さつき「よろしくお願いします。弓塚さつきです」

大河「藤村大河、です」

士郎「弓塚、こっちだ」

さつき「うん」トテトテ
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:36:26.88 ID:/bQbkOKL0
翌朝

士郎「はい」

さつき「どうも」

士郎「おかわり、あるからな?」

さつき「うん」

大河「……」モグモグ

士郎「そうだ……さつき、大丈夫、か?」

さつき「え……なにが?」

士郎「いや……体……」

さつき「え……や、やだ……士郎くんったら……」カァァ

士郎「ふふ……」

さつき「えへへ……」

大河「……」モグモグ
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:44:20.17 ID:/bQbkOKL0
夜 衛宮邸

大河「ただいまー」

士郎「はいどうぞ」

シオン「ありがとうございます」

士郎「君もどうぞ」

リーズバイフェ「はい。頂きます」

さつき「みんな!!もっと遠慮してよ!!」

シオン「私の計算ではまだまだ大丈夫です」

セイバー「士郎、おかわりです」

凛「へえ、吸血鬼なの」

桜「大変ですね」

さつき「いやぁ……それほどでも」

大河「……」

士郎「藤ねえ?」

大河「ちょっと出かけてくる」
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:51:36.09 ID:/bQbkOKL0


大河「……」

大河「…………」

大河「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

バーサーカー「!?」ビクゥ

アサシン「なにごと!?」

大河「ふぅー……ふぅー……」ポロポロ

大河「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!」ポロポロ


藤村大河の咆哮が虚し地平線と消えていく。

彼女の立場はなんなのか。そして増えた美少女たちはなんなのか。

一般人である藤村大河にそれを知る術はない。

負けるな藤村大河。がんばれ冬木の虎。士郎の未来は君の双肩にかかっている。


次回 連続Fate小説 第7517話 『さっちん、死す』


おしまい。
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:52:10.45 ID:FR8yhSlE0
終わったwwwwwwwwwwww
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:53:16.65 ID:Gcmgw9GF0
死ぬのはえーよ
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:53:37.10 ID:M7YuEsA90
回が巻き戻ってるwwwwwwwwwww
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:53:51.34 ID:/bQbkOKL0
>>291
焦り過ぎて話数間違えたな
次回は第8965話だ

途中で落ちたくないし。おわり
298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 21:54:27.38 ID:ciSdXMwS0
今度こそ終わりか
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 22:02:54.15 ID:r5XB5DT40
今更ながら、確実にはじめてのおるすばんではなかった件
310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/25(金) 22:12:41.96 ID:b9AfR97vO
8000話もやってるのにクオリティを保ち続けてるのはすげーな

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