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閻魔あい「怨みの相手は…キラ…?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:47:37.95 ID:9plNpDwC0
輪入道「名前は?」

L「L、最近は竜崎とも名乗ってる」

輪入道「そんなにひどい悪人なのかい?」

L「あんなのは人間のやることじゃない…たしかに世界的に犯罪は減少してる。
  でも最大の悪行は野放しのまま、これじゃだめなんだ…恐怖による圧迫でしかない…」

輪入道「で、どうしたいんだ?」

L「あいつを…いや、キラを地獄へ…」

輪入道「ぅう~ん…んん…」



閻魔あい「次回、『正義』」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:48:17.37 ID:9plNpDwC0
ゆらりゆらりと、業の影。
哀れな定め、迷い道。
憎み憎まれひび割れた、合わせ鏡の二籠。
時の交わる闇より来たりて、貴方の怨み晴らします…
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:48:49.52 ID:9plNpDwC0
ー東応大キャンパス内ー

友1「じゃーな~、おつかれ~」

月「あぁおつかれ、また明日な」

L「……」

友2「お前らほんとテニスサークルに来いよ」

月「はは、遠慮しとくよ」

L「……」

友2「もったいねーなー、んじゃ!」

月「じゃあな!」


L「…そういえば月君、地獄通信って聞いたことありますか?」

月「なんだ突然、というかお前も人並みのコミュニケーションを覚えろ」

L「気が向いたら努力します。 で、知ってるんですか?」

月「ああ、たしか怨んでいる相手を地獄少女が地獄に流してくれるってやつだろ。
  はは、なんだ意外すぎるオカルト趣味でもあるのか?」

L「いいえ、そういうわけじゃないんです。 それに聞いたのもつい最近ですし。
  そうではなくてですね、その地獄通信ってキラに似てると思いませんか?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:49:19.77 ID:9plNpDwC0
月「…いや、それは全くちがうな。
  確かにキラも地獄少女もほとんどの場合自分に直接関係のない相手に手を下すことになるだろうが、
  怨みっていうのは私利私欲からくるものだろう? つまり、怨みをはらすことで何らかの利益を得る人間がいる。
  しかしその相手は社会的な悪人であるとは限らない、人の怨みは悪事からのみ生まれるわけじゃないからな。
  それに対し、キラは悪質な犯罪者に限って裁いている。 
  現実には犯罪者は多くの場合怨まれているだろうが、特に誰も利益を得ないこともあるだろう。
  それに、そもそもキラが何者かの依頼を元に裁きをしているとは到底思えない」

L「そうですね~、まぁ大体そういうことを言うだろうなと思ってました。
  すばらしい、実に月君らしい意見です」

月「いつにもまして悪趣味だな…
  ところでなんでまたそんなことを言い出したんだ?
  キラの正体は地獄少女だとでも言い出すのか?」

L「ひどいですよ月君…僕はただ実にキラらしくて月君らしいいい意見だなと」

月「バカバカしい、お前は何を言ってるんだ。
  くだらないこと言ってないで次の捜査法でも考えろ、じゃあな」

リューク(クックック…相変わらずとぼけるなー)

L「はい、また」

月(くだらない…そもそも地獄なんてものがあると本気で思ってるやつがこの世に本当にいるのか?
  仮にあったとしても、自らも地獄行きという確定したリスクを負った上でなお、
  一人しかこの世から消せないなんてそれで何ができるっていうんだ、まったく笑わせてくれる。
  まぁキラの存在がこれだけ認知されればオカルトも流行る、か…まぁいいさ、僕には関係のないことだ)
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:49:54.03 ID:9plNpDwC0
ー帰宅路ー

リューク「なぁ月、ちょっといいか?」

月「なんだリューク、余り話しかけるなと言ってあるだろう」

リューク「いや、だから俺もいつ言おうか迷ってたんだよ」

月(まぁ確かに以前は家にまで踏み込まれたしな…)
  「分かった、今聞くよ、なんだ?」

リューク「ふぅ…よかった、今は話してもよかったんだな。
     預かり物があるんだよ、お前宛の手紙だ」

月(手紙? リュークを通してくる以上はノート関連…見ないわけにはいかないか)
  「この先のコンビニでトイレに入る、そこでもらう」

リューク「あぁ…なぁ月、よかったらコンビニd」

月「コンビニにリンゴはないぞ、リューク」

リューク「…青リンゴでもいいんだけど」

月「…わかった、あれば買ってやる、それでいいか?」

リューク「あぁ…」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:50:34.52 ID:9plNpDwC0
ーコンビニのトイレー

月「さ、見せてくれ、リューク」

リューク「あぁ、これだ」

月(なんだ? えらくファンシーというか…
   差出人は、弥海砂…?)

リューク「レムって死神から預かったんだ、あとは読めば分かるって」

月「あぁ、分かった」ピロリン♪

リューク「何やってんの?」

月「これ以降いつちゃんと読めるか分からないからな、携帯で撮っておけばいつでも消せるし文面だけは何度でも確認できる」

リューク「ふ~ん…で、リンゴの件なんだけど」

月「…リンゴパンでもいいか?」

リューク「サンキュ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:51:22.54 ID:9plNpDwC0
ー月の自室ー
月(侵入の形跡なし…)

リューク「カメラないぞ」

月「よし、パン食べていいぞ」

リューク「おぉ、ありがてぇ! んで、何が書いてあんの?」

月「あまねみさと名乗るノートの所有者が僕に会いたいと言ってきてるんだ。
  その死神レムはどんなやつなんだ?」

リューク「どんやつってもな~あんま知らないけど、そうだなスカスカしてる、まぁ割とまともなやつかな」

月「こいつの持っているノートはレムのものではないんだな、別の死神の遺したものらしい」

リューク「あぁ、まぁそうだろうな。自分のノート渡すなんて普通しないし。ましてあいつならそんなマネはしないだろ」

月「なんにせよノートを持っているというなら少なくとも確認はしないわけにはいかないな。
  リューク、彼女とレムという死神を通して手紙のやりとりは出来るのか?」

リューク「あぁ~…多分大丈夫だと思うけど…」

月「死神の掟に抵触するのか?」

リューク「いや、どこにいるか分かんないから探さなきゃいけないな~と思っt」

月「頼むぞ、リューク」

リューク「…了解」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:51:43.20 ID:9plNpDwC0
リューク「月~手紙まだ書かないのか~?」

月「まぁ待て、調べてみたんだが弥海砂というティーンモデルがいるんだ。
  本名のまま活動しているみたいだが、差出人と同一人物なのか?」

リューク「さぁ、どうだろうな」

月「向こうはこちらの顔も名前も知らない以上、ノートを本当に持っていたとしても僕が死ぬことはない。
  それに対し、こんな顔を晒す職業の人間がノートの所有者相手に本名を名乗るとは普通では考えられない…」

リューク「じゃあ偽者なんじゃないの?
     竜崎ってのも有名人の名前使った偽名なんだろ」

月「まぁそう考えるのが妥当だろうな。
  本当のところ、僕以外の人間は一切ノートのことを知らないのが理想的なんだ、
  この差出人だってさっさと消してしまいたい。
  しかし今モデルの弥海砂が死ねば向こうは絶対に警戒する、一種の囮にこのモデルを使ってるんだろう。
  とすれば、向こうが友好的な内に交渉に応じるべきだろうな」

リューク「…ノートひとつ使うにも大変だな人間ってのは」

月(この手紙がやたらと好意的な文面なんだが何を考えてるのか全く読めない。
  ぜひ一度会いたいというが、ノートの所有者同士が顔を合わせる危険性も理解出来ない様な足りないやつなのか?
  まぁいい、相手がタレントを名乗ってくれたのはラッキーだ、イベントの時にファンとして行くと伝えればいい。
  偽者がどう対応してくるかは分からないが、仮に行くことになっても監視されて困ることはない)

月「よし、返事を書くよ」

リューク「あいよ」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:52:10.64 ID:9plNpDwC0
ーリュークおつかい帰り道ー

リューク「ったく死神使いの荒い…あっちはあっちでギャーギャー騒ぐし。
     人間ってどうなってんだろ」

シドウ「あ、お~いリューク~」

リューク「ん? あぁ、何やってのお前、こんなところで」

シドウ「なんだよこっちは大変だったんだから。
    ねぇリューク、僕のノート返して」

リューク「ノート? あぁ、あれってお前のなの?
     俺ジジィにもらったんだけど」

シドウ「僕のだよ、6年くらい前に無くしたやつ。
    リュークが持っていったって大王に言われて取りに来たの、だから返して」

リューク「あぁ…悪い、無理だわ。 今お前のノート人間が持ってる」

シドウ「えっ、ウソ? なんで人間がノート持ってんの?」

リューク「いや、面白いことになったらいいな~って適当に…」

シドウ「ちょっとー僕寿命近いんだよ、取返してよ!」

リューク「あいつが返すかな~…まぁついてこいよ」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:53:39.27 ID:9plNpDwC0
ー月の自宅ー

リューク「おーーっす」

月「おう、どうだったリューク?」

シドウ「お邪魔します…」

月「!! 死神か?」

リューク「あぁ大丈夫大丈夫、こいつがお前に頼みがあるんだって」

シドウ「え、僕が言うの? リュークが原因じゃないか…
    え~っと…すみません、それ僕のノートなんで返してもらえませんか?」

月「…どういう事だ、リューク?」

リューク「え~っと話したことなかったっけ?
     お前のそのノートって俺が地獄のジジイにもらった二冊目なんだよ。
     それがそもそもはこいつが死神界で無くしたものだったんだって、お前がこいつのこと見えてんのが証拠だな」

月「返さなければどうなる?」

リューク「こいつもう寿命近いらしいからこいつが死ぬな」

月「それだけか? それとこのシドウという死神がなんと言おうとも現在の所有権は僕にある、間違いないな?」

リューク「あぁ」

月「すまないな、シドウ。 僕はこのノートでしなければならないことがある、ノートは返せない」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:54:04.76 ID:9plNpDwC0
シドウ「えっと…でもそれだと僕困るんだけど、死んじゃうよ…」

月「冷たい言い方かもしれないが、それは僕には関係ない。
  それに僕の計画の為にもう人間は千人単位で死んでいる、僕にはこれをやり遂げる責任があるんだよ」

リューク「クックック…死神の命と人間の命を天秤にかけるやつなんか初めて見たぜ」

月「それにお前はこのノートを奪われたんではなく無くした、それもここ最近の話ではないはずだ。
  つまりお前はこのノートがとても大切だといいながら杜撰な管理しかしていなかったんだろう?
  それを今さら人間である僕に返してくれと言われても困るよ、それに僕は君と違ってこのノートをとても大事にしている」

シドウ「わ、分かりました…でも、もしいらなくなったら返してください…」

月「あぁ分かったよ、シドウ。 本当にすまないな」

月(まぁいらなくなる日がくることはないがな)

シドウ「それを待ってます、さようなら…リューク、ばいばい」

リューク「おう、じゃあな」


シドウ(でも、ノートの使い方間違ってるんじゃないのかな?)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:54:44.56 ID:9plNpDwC0
月「まったく…ノートがないと僕の計画は完全に振り出しに戻るんだ、頼むぞリューク」

リューク「クックック…いいじゃないか別に、ノートはあるんだし」

月「ノートがらみのトラブルは可能な限り避けたいんだよ、分かるだろそれくらい。
  まぁいい、手紙はとどけてくれたのか?」

リューク「あぁそうだ、ほい返事。 あちらさんえらくはしゃいでたぞ」

月「ご苦労様。 さてと…ふ~ん…握手会で、か…本当にあのモデルなのか…?」

リューク「そうそう、見てきたけどそうだったぜ」

月「お前はなんでそういつもいつも大事なことを後に回すんだ」

リューク「まぁまぁ。 で、どうすんの? 殺すのか?」

月(どうする…今すぐ殺すのもひとつの手だが、その後むこうのノートがどうなるかが不確定すぎる。
  下手なことをしてノートのことが明るみ出たら話にならない。
  人目に触れないように自殺…いや危険か…不可能な可能性もあるし、死体が発見されればマスコミが嗅ぎ回る…)

リューク「おぉ~い、月~?」

月「よし、これでいこう」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:55:04.75 ID:9plNpDwC0
リューク「ん? どうすんの?」

月「簡単なことさ、彼女はキラに好意をいだいている、このまま彼女と交際する」

リューク「惚れたのか、まぁモデルやるってのは容姿がいいってことだもんな」

月「馬鹿なことを、彼女には目の取引をしてもらおう、そして竜崎を殺す。
  それに使える駒は多いに越したことはない、ましてキラの力がある人間なら使い道はいくらでもある」

リューク(あくまで自分では取引しないんだな…)

リューク「クックック…まぁ好きにしろよ」

月「あぁ、そうするさ。竜崎を消せば後は楽なものだ、僕がLを引き継いで適当に捜査すればいいだけ…
  場合によっては裁きを全て弥にさせてもいい、ますます僕が潔白になる」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:55:24.98 ID:9plNpDwC0
リューク「で、どうやって会うんだよ、それも考えてあるんだろ?」

月「あぁ、向こうが提案してきた方法だが、悪くないからこのまま採用だ。
  今度近所で彼女の握手会がある、それに参加して彼女に僕のノートの切れ端に触らせる。
  すると彼女にはリュークが見える、よって僕がキラだということが彼女に伝わる。
  あとはそうだな、僕がサインを貰うための写真集を落としでもして彼女に拾ってもらい、
  その時に彼女は僕に彼女のノートの切れ端を触らせる、相手の死神が僕にも見える」

リューク「互いに死神を見ることでノートの所有者だと確認するのか、お前らは死神を利用しかしないな」

月「こちらから利用しなければ役に立たないじゃないか、りんごの報酬をだすから付き合ってくれ」

リューク「いいねぇ、まぁ俺はもともと付き合うつもりだけどな。
     ノートの所有者の人間同士が会うなんて初めてのことだぞ、多分」

月「なんにせよお前にとってはただの面白いことか、ならりんごはいらないな」

リューク「全くもってつまらんから行くのやめるわ」

月「3つでどうだ」

リューク「4つだ」

月「分かったよ、リューク。
  そのかわり一往復の郵便代込だ」

リューク「…あぁ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:55:49.67 ID:9plNpDwC0
ーイベント会場ー

月(すごい人だな、人気があるらしいとは調べていたが…
  しかしくだらないことに集まる人間がこんなにいるのか、どうなってるんだこの世は)

リューク「なぁ月、あっちじゃないのか?」

月「そうみたいだな、でもその前に写真集か何か買っておかないと」

リューク「ふ~ん」

リューク(まぁあそこに死神いるんだけどな、黙っとくか)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:57:03.60 ID:9plNpDwC0
スタッフ「は~い、お次の方どうぞ!」

月「いつも応援してます」

ミサ「ありがとうございます!」ギュッ

ミサ「ッ!」

リューク(クックック…)

月「おっと、すみません」バサバサ

ミサ「あ、ごめんなさい、拾いますね」

ミサ「すみません、お名前は?」

月「あ、夜神月といいます、月と書いてライトと読ませます」

ミサ「『Misa.A to 月』…はいっ、これからも応援してくださいね」

月「ありがとう、大事にするよ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:57:42.77 ID:9plNpDwC0
リューク「どうだった?」

月「あぁ、うまくいったよ。 同じ死神でもリュークと随分違うんだな」

リューク「あぁ、まぁ死神はいろいろだな。 それより名前教えてよかったのか?」

月「かけではあるよ、裏切られたら終わりだ。
  でも僕は今後彼女と付き合うんだよ、どこまで本名を隠せると思う?
  仮に隠し通したとしても彼女が目の取引をするまでだ。
  彼女は危険を承知でここまで僕に自分を晒してくれたんだ、偽名がばれればややこしい事態になる。
  死神の目は貴重だからね、そんなところで失うわけにはいかないだろう。
  そう思えば値打ちのあるかけさ、それに勝算も十分」

リューク「勝算?」

月「あぁ、僕は彼女がモデルだと知ってここへ来たけれど、
  彼女は僕がどんな人物なのか全く知らなかったんだ。
  薄汚れたおっさんが来る可能性も、極端に言えば老婆が来る可能性すらあった。
  ところが実際に来たのがこの僕だったんだ、そもそものキラへの好意とあわせて考えれば、
  もはや勝算があるなんて表現は生ぬるい、そうだろう?」

リューク「ふ~ん」

月「まぁ見てろって、彼女は『絶対にこれは運命だ!』とか言い出すくちだよ、軽いものさ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:58:20.96 ID:9plNpDwC0
ミサ「絶対に運命だよ、これは」

レム「…そうなのか?」

ミサ「うん、絶対にそう!
   だって恩人のキラがあんなにかっこいいんだよ!」

ラム「まぁあいつがノートの所有者なのは間違いないが…」

ミサ「よし、次のあいさつで今日はおしまい!
   月に会いに行こ!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 15:59:30.97 ID:9plNpDwC0
月「それにしても不思議な品揃えの本屋だな」

リューク「ん、どうした?」

月「いや、いわゆるベストセラー本や小説本なんかが殆ど無いんだよ。
  かと思えばあんなアイドルイベントをしてみたりこんなオカルトコーナーがあったり…」

リューク「ふ~ん、まぁどうでもいいけど」

月「くだらないオカルト本がこんなに出版されてるのか、まぁ半分以上はキラ関連みたいだが…」

リューク「読まなくていいのか、キラの本って要するにお前の本だろ?」

月「いいんだよ、どうせたいしたことは書いちゃいないさ」

月(まぁLよりもキラの正体に迫っているやつがいるとは思えないしな)

リューク「クックック…こんだけ本があってなおその自信か」

月「それより面白そうな本があるよ、リューク」

リューク「ん、『真実の地獄少女 柴田一』?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:00:16.93 ID:9plNpDwC0
リューク「そうそう、月はこのあとうまい具合にミサってのと付き合ったぜ。
     利用する気まんまんだなありゃ……ん、付き合うまでの過程?
     クックック…んなもんイナイ歴童貞に書けるわけねーだろwww」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:01:23.45 ID:9plNpDwC0
L「……」カタカタカタ…カチッ



あい「来たよ」

L「地獄…少女…?」

あい「輪入道」

輪入道「あいよ、お嬢」

あい「受け取りなさい…
   あなたが本当に怨みを晴らしたいと思うなら、その赤い糸をとけばいい。
   怨みの相手は速やかに地獄へ流されるわ」

L「本当に、こんな…」

あい「ただし、怨みをはらしたらあなたにも代償を支払ってもらう。
   人を呪わば穴二つ…怨みを晴らしたら、あなたの魂も地獄へ落ちる…
   痛みと苦しみを味わいながら、永遠に闇をさまようことになるわ」

L「…あの本の通りですね」

あい「…後はあなたが決めることよ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:01:59.67 ID:9plNpDwC0
ー上空ー

シドウ「なぁレム…俺どうしたら良いと思う?」

レム「ノートを取り戻して死神界へ帰ればいいんじゃないのか?」

シドウ「なんかあの人間怖いんだよ…絶対返してくれないよあれ」

レム「じゃあころs…そうか、ノートがないんだな…」

シドウ「うん…」

レム(月と付き合うのはミサにとってもよくない…しかしこんな考えを持ってしまった私は…)

シドウ「はぁ…」

レム(このままではいずれミサは目の取引を要求してくる…なにか……)

レム「…そうだ」

シドウ「えっ、何、なに、ナニ?」

レム「これだ、簡単なことじゃないか」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:02:40.59 ID:9plNpDwC0
ー東応大キャンパスー

キィ~ンコォ~ンカァ~ンコォ~ン…

月「ふぅ…終わったか…」

L「お疲れ様です。 そうそう月君、週末空いてますか?」

月「ん、なんだ?」

L「キラ事件の参考になるかも知れませんので、地獄少女の実験をしようかと思うんです」

月「実験…?」

L「はい、地獄通信にアクセス出来るのは深夜12時のみ、土曜の夜なんかどうでしょう?」

月「…お前は本気で地獄少女なんか信じてるのか?」

L「いいえ、さすがに本気とまでは言いません。
  ですが、もし仮に地獄少女に会えたら、参考になる話が聞けそうな気がしませんか?」

月「僕にはお前が分からないよ。 ところで、その実験やるとしたらどこでだ?」

L「ホテルを一部屋とればいいかと考えています、PCは持ち込みましょう」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:03:18.44 ID:9plNpDwC0
月「お前と僕とだけか?」

L「いえ、私と私の信頼している捜査員数名と月君です」

月「…駄目だ」

L「何故ですか? 割と重要な捜査です、命を張っている彼らには立ち会う権利がある。
  それに地獄少女だって意味不明な能力者かもしれません、多いにこしたことはないでしょう」

月「いや駄目だ、やるなら僕ら2人でやる。
  仮に地獄少女が現れてキラを特定してくれたとしよう。
  キラ事件は解決するかも知れないが、それは地獄少女という新たな殺人方法の存在を証明してしまう。
  そんなものを広めてしまったら、何の意味もない」

L「…まぁ一理ありますね、殺人方法を広めるべきではない…仰る通りです」

月「分かってくれたか」

L「はい、仕方ありません。
  では準備はこちらでしますし、場所はまた連絡します」

月「分かった、よろしく頼む」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:04:22.31 ID:9plNpDwC0
ミサ「あ、いたいた月~!」

月「ミサ、なんでここにいるんだ?」

ミサ「へへ~ん来ちゃった、ここが天下の東応大なんだね~」

月「来ちゃったっt」

L「ミサミサ…すみません、モデルの弥海砂さんですか?」

ミサ「は、はい…そうですけど」

L「ファンです」

ミサ「え、えっと…ありがとー、これからも頑張りますんでよろしくお願いしますね!」

L「はい…あ、あn」

月「よし、もういいな、帰ろうミサ」

ミサ「え、もう? 今日はお仕事ないから月の大学見てみたいな~って思ってたんだけど」

L「…月くん、ちょっといいですか?」クイクイ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:05:03.41 ID:9plNpDwC0
月「なんだ?」

L「ミサさんと知り合いなんですか?」

月「知り合いというか付き合ってる、お前ほんとにファンだったのか?」

L「はい…結構本気で悔しいです…今すぐにでも月君を地獄に流したい気分ですよ」

月「冗談になってないぞ…サインでも頼んでやろうか?」

L「いえ、これは月君を通して頼んでも仕方ありません。 またの機会にします」


ミサ「月ーまだ~?」

月「あぁ今いくよ、じゃあな竜崎」

L「えぇ、週末に」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:06:21.43 ID:9plNpDwC0
ー月・ミサ、帰り道ー

ミサ「月、さっきのなんか怖い人知り合い?」

月「あぁ、竜崎と名乗ってるが、あいつがLだ」

ミサ「うそ!? Lって大学生なんだ!
   え~でも月の敵じゃない、なんで一緒にいんの?」

月「ちょっといろいろあってな、僕がキラの正体じゃないかとも疑われてる…
  正直ちょっとまずい状況なんだ、帰ったらゆっくり話すよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:06:52.78 ID:9plNpDwC0
ー月の部屋ー

月「ミサ、実は頼みがあるんだ」

ミサ「んーなになに~? 月の頼みだったら何でも言って!」

月「さっきも言ったとおりまずいことになった…
  このままだと多分僕は竜崎に殺される」

ミサ「えっ!どうやって!?
   てかだめだよそんなの!!1!」

月「落ち着いてくれ、ミサ。 週末に竜崎と二人で地獄少女を呼び出す実験をすることになった。
  ただの実験と言っているが、竜崎はこれに勝負をかけてきている。
  まず間違い無く、僕はそこで地獄少女に流されるだろう…」

ミサ「そんな…でも何か考えてるんでしょ? 私はどうしたらいいの、ねぇ!」

月「その実験のとき、僕とあいつは二人きりになる。
  その時にミサ、君を連れていき実験に参加してもらう。
  僕が恋人に無実を証明したい、とでも言えばあいつもミサを拒みはしないだろう…
  実験中、あいつは僕の事を監視するだろうがミサは多少の自由は効くはずだ。
  予め目の取引をしておき、その場で竜崎を殺して欲しい。
  アイツさえ消えればもう敵はいないも同然だ、二人で新世界を作ろう」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:07:20.52 ID:9plNpDwC0
ー実験直前ー

月「そろそろ時間だ…ミサ、頼む」

ミサ「分かったよ、月。 レム、私に死神の眼をちょうだい」

レム「……」

リューク「クックック」

レム「…半分の寿命と引換でも死神の目が必要か、ミサ?」

ミサ「何言ってるの、月のためなんだから当たり前じゃない」

レム「…駄目だ」

月「!」

ミサ「駄目って…何それ、ねぇどういう事なのレム!?」

レム「私はお前にこんなことをさせるためにノートを渡したんじゃない、行くぞ!」

ミサ「え、ちょっt…キャー! ちょっと下ろしてよレm」

リューク「クックック…連れてっちまったな」

月(…クソッタレが!!)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:08:14.73 ID:9plNpDwC0
ー某ホテル客室ー
L「月君、やはりキラはどう考えても人知を越えた方法、言うなればオカルト的な方法で殺人をしている、そうでしょう?」

月「あぁ、確かにそれはもう否定できないな。キラが殺人を犯すには顔と名前が必要、
逆に言えばたったそれだけの情報があれば、自ら手を下すことなく殺人が出来る、これは確定だ」

L「それはつまり月君もオカルトの存在を認める、ということですね」

月「あまりそういった類を信じる方じゃないが、キラに関してはまぁそうだな」

L「そうですか、じゃあ地獄少女についてはどう思いますか?」

月「何度言わせれば気が済むんだ、都市伝説の類だよあれは」

L「そうですね、やっぱりそう思いますよね…
  実はですね、地獄少女は名前のはっきり分かっていない相手でも地獄に流してくれるそうなんです」

月「ふーん、その点に関してはキラをも上回るわけか。 ならますます信用できないだろう、そんなオカルト」

L「そうですよね、でも試してみる価値くらいはあるんじゃないかとも思うんです。そこで依頼してみたんですよ、地獄少女」

月「どこまで暇なんだお前は…それでどうだったんだ?
  それに、誰を流すよう頼んだんだ、まさか恋敵の僕じゃないだろうな?」

L「いいえ、まぁ月君なら分かってるでしょうけど…キラです」

月(!)

L「もうキラを特定する捜査なんて悠長に続ける余裕はありません、事態は深刻です。
  不本意ではありますが、私は地獄少女を使ってキラ事件を解決します」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:09:03.09 ID:9plNpDwC0
L「幸いなことに地獄少女は、怨みの相手の顔も名前も正体すら分からなくても相手を特定して流してくれるそうです」

月「…」

L「さっきも言いましたが私は『キラ』を流してくれるように依頼しました、『月君』ではありませんので念のため」

月「…」

L「つまりキラを流すことで月君が流されれば、月君がキラだったということに…なりますよね?」

月「…」

L「本当は人前、少なくとも事件に関わった捜査員の目の前で実行したいところなのですが…」

月「前にも言っただろう、キラ事件が仮に解決されるにしても、それは新たな殺人法を広めることになる」

L「はい、そのとおりです。 確かに一理ありますしそれは私の本意ではありません、ですので仕方なくこうして二人きりなんです。
  私の推理が正しかったとしても、そのことは結局私の胸に残るだけになってしまいますね」

月「逆に言えば今キラを流したとして、僕が無事なら僕がキラでいことの証明になると考えていいんだな?」

L「そうですね、一応しばらく裁きが起こらないか様子は見ますが、月君はそれで無罪放免ということにします」

月「そうだった場合、当然僕にはお前からの謝罪の言葉があるんだろうな」

L「はい、私の完全な思い違いだったとしたら月君にかけた迷惑は図り知れません。 土下座します」

月「ふっ…ふふふ……そうか、竜崎」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:09:32.31 ID:9plNpDwC0
月「お前がそこまで言うんだ、もう確信しているんだろう?
  キラの正体も地獄少女が本物だということも」

L「そうですね、まぁどちらも90%強といった程度ですが」

月「…お前のおかげで僕は今やっと確信できたよ、地獄少女は本物だ」

L「!? そ…それは…」

月「じゃあな、L」シュルッ…






骨女「怨み、聞き届けたり…」






42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:09:56.04 ID:9plNpDwC0
一目連「お、キラの方が糸を解いたぞ」

山童「ちょっと意外…ですか?」

キクリ「地獄少女に頼らなかった探偵さんの負けー!」

輪入道「いや~たぶん俺が解かれるんじゃないかと思ったんだがな…」

骨女「あいつはあくまで私らを脅しに使って白状させるつもりだったんだろうさ」

一目連「地獄通信がそんな使い方をされる時代になったんだな~」

骨女「なんか違う気がするよねぇ」

山童「でもキラを本気で怨んでないと地獄通信にはアクセスできないはずです。
   あの探偵さんも、キラを本気で怨んでいたんでしょう」

輪入道「しかしこれじゃ俺らの仕事もなんて言われるか分かったもんじゃねーな」




あい「…いくよ」

三藁「あいよ、お嬢」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:10:35.84 ID:9plNpDwC0
L「な、なんだ! モニtうわーー!」ドンガラガッシャーン!

輪入道「おめぇさんいくら捜査とはいっても、あの少年に何をしたか分かってるよな?」

骨女「そりゃあね、やってないっていってんのに訳わかんない殺人の汚名着せられて、
   尾行はつくは部屋は盗撮されるはじゃ、怨みたくもなるってもんだろうさ」

きくり「お前が悪いんだー地獄に落っちろーー」

L「はぁはぁ…なんだ、これは」

一目連「何ってお前のほうがよく知ってるだろう、カメラとモニターだよ。
    好きなんだろう、たくさん用意しといてやったぜ」

骨女「全く…こんなもん越しにしょっちゅう他人の生活覗いてたんだって?
   救いようがないね、ほらあんたももっと言ってやりなよ」

輪入道「お、俺かよ…? しかし…」チラッ

一目連「……orz」




あい「闇に惑いし哀れな影よ 人を傷つけ貶めて 罪に溺れし業の魂…

         
     い っ ぺ ん 、 死 ん で み る ? 」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:11:18.22 ID:9plNpDwC0
L「ここは…?」

あい「三途の川下り…」

L「ふ、ふふ…やはり私は間違っていなかった…何も間違っていなかった…
  月君、夜神月がキラだ…は、ははははははは」

あい「この怨み、地獄へ流します…」





             チ リ ー ン …






45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:12:14.28 ID:9plNpDwC0
シドウ「夜神…月…っと」カキカキ




月「うっ!」ドクン!

シドウ「ごめんなさい、でもノート返してもらうね」

リューク「ん、お前月の名前ノートに書いたの?」

シドウ「うん、レムにちょっと分けてもらった」

月「お、おい…!」

リューク「クックック…なるほど、これなら俺のノートに月の名前書く必要ないな」

シドウ「ノートも戻ったし僕死神界に帰るね」

リューク「俺も帰るわ、じゃーな月、お互いにいい暇つぶしになっただろ」

月「リュークゥ…!」

リューク「行こうぜ、用もないのにこっちにいたらジジィがうるさいだろ」バサバサ

シドウ「そうだね」バサバサ
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:12:57.36 ID:9plNpDwC0
きくり「痛い?」

月「おm…は…」

きくり「あるよ」

月「だ…r…」

きくり「地獄は本当にあるよ」

月「…」

きくり「ふふっ、じゃーねー」

月「」











     あなたの怨み、晴らします…


           fin
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 16:15:38.71 ID:ZwQNdr3M0
俺も地獄通信やったことあるよ

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