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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:58:45.08 ID:ubbCr01f0
ちょっと思いついたものを。
――
幸子「気のない返事ですね。この可愛いボクが帰ってきたんですからもう少し喜んで下さいよ」

P「そうだなー」

幸子「そうだなって。ホントにプロデューサーさんはボクをプロ……って何読んでるんですか?」

P「セブンティーン」

幸子「それって女の子が読むものですよね」

P「一般的にはそうだな」

幸子(え、なんでそんなの読んでるんだろう……?)

P「んー、どうした?お前も読むか?」

幸子「えっ? いや、既に可愛いボクには必要ないですよ」

P「そうか」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:00:55.55 ID:ubbCr01f0
幸子(さっきから集中して読んでる……。ボクには目もくれないで)

P「綺麗だなぁ」

幸子「ボク以外にお気に入りの子でもいるんですか?」

P「そうだな」

幸子「なっ……」

P「いや、ただ、凛が載ってるから読んでただけだよ。こうして見ると綺麗だよなホントに。むしろカッコいい」

幸子「ふ、ふん。まぁ、確かにそれなりには綺麗かもしれませんがボクの方が全然上ですよ」

幸子(綺麗だなぁ……)

P「はいはい。可愛い可愛い」

幸子「全く心が籠ってないですね。いいですか、もっとボクをプロデュース出来る喜びを噛み締めたらどうですか?」

P「嬉しい嬉しい」

幸子「む……。そう言えばプロデューサーさんは誰かとその付き合ったりしないんですか?」

P「いきなりどうした?そうだなぁ、相手がいない」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:04:03.66 ID:ubbCr01f0
幸子「……相手がいないとか本気で言ってるんですか?」

P「なんで自分のモテないことをネタにしなきゃならないんだ」

幸子「……プロデューサーさんって鈍感なんですね」

P「なんのことだ? あ、そろそろ時間だ。悪い、幸子。ちょっと蘭子迎えに行ってくる」

幸子「あ……」

幸子(行っちゃった。可愛いボクを置いて)

幸子「と言うか本置きっぱなし。しょうがないですね。親切なボクが片付けてあげますよ」バサッ

幸子「ん?何か落ちましたね。なんだろう……」ヒョイ

『本号特別付録 意中の彼を落とす必殺マル秘テクニック』

幸子「なんですかこれ。こんなもので落とせたら苦労はしませんよ。こんなものに頼らなくてもボクは可愛いですしね」ポイ

幸子「暇ですね。宿題でもしますかね」カリカリ

幸子「ふぅ……」チラ

幸子(やっぱり気になる)

幸子「ま、まぁボクは今の時点で一番カワイイですからプロデューサーさんを誰かにとられるなんてことはないですけどね」チラ

幸子「で、でも、暇だし、しょうがないですね」パラリ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:07:24.76 ID:ubbCr01f0
P「ただいま帰りました」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れさまです!)」

幸子「わぁ!」

P「ん?どうかしたか幸子?」

幸子「い、いや、別に」

幸子(思わず隠しちゃった……!)

P「そうか。ならいいんだが。そう言えば、幸子この後レッスンも仕事もないだろ?」

幸子「ないですね。この可愛いボクをどこかに連れていってくれても」

P「じゃ、一緒に行くか」

幸子「え、今なんて?」

P「だから、この後一緒に出掛けようって」

幸子「あ、あぁ、そうですね。この可愛いボクと一緒にいれるんですからありがたいと思って下さいね」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:10:42.98 ID:ubbCr01f0
幸子(え、なんだろうプロデューサーさんから誘ってくれるなんて……)

P「じゃ、蘭子も行くか」

蘭子「我が下僕にわが友よ、黄泉の泉にいざ行かん!(さぁ、ご飯に行きましょう)」

幸子「え、えぇ」

幸子(……一瞬でも期待したボクがバカだったよ)

幸子(と言うかこの本どうしよう……今更机に置くってのもわざとらしいし。持って帰っちゃえ)

P「どうかしたか?幸子」

幸子「別になにも。ほら、プロデューサーさん早く行きましょうよ」

P「そ、そうだな」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:14:41.10 ID:ubbCr01f0
レストラン

P「全くお前らなんであんなことで言い争いをしたんだ」

幸子「ふん。この可愛いボクが助手席に座るのは当然じゃないですか」

蘭子「我が友よ。それは因果が間違っている(輿水さん、それは違いますよ)」

P「まぁまぁ。どっちも後ろに座ったんだから喧嘩するなって」

幸子「まぁ。ボクが可愛いのは当たり前ですからね。ここは譲っておきましょう」

P「ん。幸子は偉いな。なにを頼んでもいいぞ」ナデナデ

幸子「なっ。気安く触らないで下さいよ」カァァ

幸子(うわ、頭撫でて貰ってる。顔赤くなってないかな?)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:19:10.44 ID:ubbCr01f0
蘭子「我が下僕よ……」クイクイ

P「ん?なんだ蘭子」

蘭子「わ、私、も、その……」

P(顔を赤くして頭を下げてる)

P「ほれ……」

蘭子「あ、あり、我が下僕よ、褒めて使わす(ありがとう、プロデューサーさん)」

幸子「じゃあ頼みますよ」ムッ

P「どうした幸子機嫌悪いのか」

幸子「なんでもないですよ!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:24:03.87 ID:ubbCr01f0
――


P「じゃあな幸子」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

幸子「ふ、ふん送ってくれるなんてボクのことを周りが放っておかないことに気づいたんですね。それでは」バタン

幸子(プロデューサーさんこんなとこまで送ってくれて優しいなぁ。それがボクだけに向いてないのが癪なのだけど)

幸子「さてと……」

幸子(なんとなく持って帰ってきたけど。一体何が書いてあるんだろ)ペラッ

『あなたもこれさえ読めば明日から彼はメロメロ。レッツトライ!』

『その前に彼の男子力をチェックしましょう』

『その一:ちょっとしたイメチェンに気が付く』

『その二:あなたとよく雑談する』

『その三――』
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:28:19.68 ID:ubbCr01f0
幸子「ふむふむ……。えーと結果は次のページか。え……?」

『もう、その人には魅力がありません。もしくはあなたが好意を抱いていることに気づかな――』

幸子「もういい!」バン!

幸子(あー、読むんじゃなかったかな。鈍感だもんねしょうがないよ……)

幸子「あ、目にゴミが」ポロ

幸子(いや、もしかしたら気づいてくれるかも)

幸子「よし。明日確かめてみようっと」グッ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:32:43.79 ID:ubbCr01f0
――


幸子「お、おはようございますプロデューサーさん」

幸子(とりあえず、いつもしてる髪留めより可愛いのにしてみたけど分かるかな)

P「お、おはよう。あ、幸子」スッ

幸子(お、もしかして気づいてくれた……?)

P「肩にゴミ付いてるぞ」ヒョイ

幸子「え?それだけ?」

P「ん?」

幸子「い、いえ。流石プロデューサーさんですね。この可愛いボクの輝きが曇らないようにそんな小さなゴミに気づくなんて」

幸子(髪留めには気づいてくれないけど)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:36:28.62 ID:ubbCr01f0
P「まぁ、目に付いただけだ」

幸子(まだまだ……!)

幸子「そ、そう言えばプロデューサーさん」

P「ん?どうした?」

幸子「きょ、今日は天気がいいですね……」

P「そ、そうだな。どうしたいきなり」

幸子「いや、ほらね。たまには――」

幸子(雑談って言われると意外に難しい……)

ちひろ「プロデューサーさん、お電話です」

P「あ、すみません。今出ます。悪いな幸子」

幸子「べ、別に」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:40:19.46 ID:ubbCr01f0
――

幸子「はぁ……」

幸子(あれからあの本に書いてあったようなことを試してみたけど反応ナシか……)

幸子「これは……もう」ガクッ

幸子(プロデューサーさんはボクに興味なんてないんだ。ただ、仕事だからボクが何か言っても付き合ってくれるんだ……)

幸子「……」グスッ

P「どうかしたか幸子」

幸子「! 別にどうもしてません! プロデューサーさんこそなんですか? 頼みごとならイヤですよ」

P「いや、今日の幸子がちょっと気になってな」

幸子「気に……?」

P「いや、なんか無理してる気がしてさ。悩み事があるなら力になるぞ」

幸子「誰の……」

P「ん?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:44:27.55 ID:ubbCr01f0
幸子「誰のせいだと思ってるんですか! 折角変えた髪留めに気づかないし、ちょっとは態度改めてみたけど特に反応してくれないし!
分かってます。分かってるんですよ。どうせ仕事ですからね。ボクなんかのプロデューサーになっちゃって残念でしたね!」ポロ

P「さ、幸子?」

幸子「名前で呼ばないで下さい!……優しくしないで下さいよ。どうせなんとも思ってない癖に!」ポロポロ

P「とりあえず落ち着け、な?」

幸子「知りません!」

P「……俺の話を聞いてくれるか?」

幸子「なんですか?ボクのプロデューサーを降りるんですか?そりゃそうですよね――」

P「いつも、お前は自分のこと可愛い可愛いって言ってるよな。俺が流しててもずっと」

幸子「そ、それは事実ですから」

P「最初はなんだこいつと思ってたけど、気づいたらそのやり取りがいつの間にか無くてはならないものになってたんだ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:48:47.79 ID:ubbCr01f0
幸子「そ、そんなこと一言も」

P「あぁ、だから悪いと思ってる。それでだな改めて言わせてくれ。幸子。可愛いよ。ホントに」

幸子「な。なななな……」

P「泣いてる顔も可愛いが、やっぱり笑顔の方がいいと思うぞ」

幸子(プロデューサーさんの手が涙を……)

P「幸子が嫌って言うなら俺は社長に頼んでプロデューサーを降りるよ」

幸子「やっぱり分かってませんね……」

P「なにがだ?」

幸子「プロデューサーさん以外にこんなに可愛いボクのプロデューサーなんて務まるわけがないでしょう!

それに…、ボ、ボクの魅力を一番引き出せるのは、プ、プロデューサーさんなんですから……」カァァ

幸子(何言ってんだろうボク……)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:51:30.28 ID:ubbCr01f0
P「お、おう。分かった、任せとけ」ナデナデ

幸子「う……。そ、それからもう一つお願いしていいですか?」

P「なんだ?」


幸子「ボ、ボク以外に対して本気で可愛いって言っちゃダメですよ?
プロデューサーさんの可愛いは私だけのものですからね」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:52:03.00 ID:ubbCr01f0
読んでくれた方々ありがとうございました。

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