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橘「な…何で裸の美也が僕の隣で寝てるんだ!?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:25:50.28 ID:8cyOOzfaO
美也「すー…すー…」

橘「な…何なんだ…?どういう事なんだ!!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:27:59.21 ID:8cyOOzfaO
橘(と…とにかく一旦落ち着こう…。し、深呼吸だ…!)

橘「スーハースーハー」

橘(…)

橘(美也、何かいい匂いだな…)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:29:47.53 ID:8cyOOzfaO
橘(…じゃなくて!)

橘(さ…昨晩一体何があったのか、思い出さなきゃ…)

橘(…)

橘(…何故だ!何も思い出せないよ!)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:32:10.26 ID:8cyOOzfaO
橘(ま…参ったな…。どうしよう…?)

橘「…そうだ!」

橘(美也の様子を見れば何か痕跡が残っているかもしれない…!)

橘「」ジー

橘「…か、可愛い寝顔だな…」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:33:56.99 ID:8cyOOzfaO
橘「うん…可愛い…」

橘(…じゃなくて!)

橘(…いや、待てよ?普段より可愛く見える
というのも手掛かりの一つじゃないか…?)
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:35:33.12 ID:8cyOOzfaO
橘(あと…何か痕跡らしいものがあれば…)ジー

橘「…」

橘(美也の…か、掛け布団をめくってみるか…?)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:38:41.45 ID:8cyOOzfaO
橘「…」ソー

美也「う…ん」ゴソ

橘「うっ!?」ビクッ

橘(い…今起きられたらまずいんじゃないのか!?)

橘(美也を起こさない様に行動しないと…)

橘(かっ…掛け布団をめくるのは危険過ぎる…)

橘「どうしよう…」ボソ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:41:13.09 ID:8cyOOzfaO
橘(…いっその事、美也を一気に起こして聞いてみるか?)

橘(でもなあ…)

橘(よくよく見たら)

橘(僕も全裸なんだよな…)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:43:32.93 ID:8cyOOzfaO
橘「かと言ってこのまま放ってもおけない…」ボソ

橘「…」

橘(…そうだ!)

橘(いっその事何も無かった事にしてしまえばいいんだ!)
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:46:19.84 ID:8cyOOzfaO
橘(いつもの朝と同じ状態にするんた…!)

橘(つまり、今から僕がしなくちゃいけない事は…)


・橘がパジャマを着る
・美也にパジャマを着せる
・美也を美也の部屋に移動させる

橘(こ、これしかない…!)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:49:25.27 ID:8cyOOzfaO
橘(まずは僕がパジャマを着よう…!)

橘(美也を起こさない様に…静かに)

橘「…」ゴソゴソ

橘(よし、布団から抜け出したぞ!)

橘「さて、パジャマは、と…」キョロキョロ

橘「…」

橘(何で脱ぎ捨ててあるんだ…!?)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:51:31.91 ID:8cyOOzfaO
橘「…」ジー

橘(これは…なんというか…)

橘(焦って脱ぎ捨てた感のある脱ぎ方だな…)

橘(昨晩僕は何を焦ってたんだ…?)

橘(と、とにかくパジャマを着よう…!)ガサガサ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:54:40.68 ID:8cyOOzfaO
橘「…」ガサガサ

美也「うーん…」モゾッ

橘「!?」ビクッ

橘(ま…まずい!起こしてしまったのか!?)アセアセ

美也「にぃに…もっとぉ…」ムニャムニャ

橘「ね…寝言…か?びっくりした…」ボソ

橘(…)ガサガサ

橘(…ってええっ!?何だ今の寝言!?)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 01:57:40.17 ID:8cyOOzfaO
橘(と…とりあえずパジャマを着たが…)

橘(今の寝言…凄く気になる内容だったな…)ゴクリ

橘(まあ寝言だから、夢の中での話ならいいんだけど…)

橘(さて、次は美也にパジャマを着せないと…!)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:01:01.31 ID:8cyOOzfaO
橘(美也に気づかれないように…そっとだ…
そっと掛け布団をめくるぞ…!)

橘「…」ソー

美也「すー…すー…」

橘(…ふう、美也は起きてないな…)ホッ

橘「…!」ビクッ

橘(こ…こいつ下半身も素っ裸じゃないか!!)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:04:56.53 ID:8cyOOzfaO
橘(本当、一体昨晩何があったんだよ!?)

橘「…っ」ジー

橘(い、いや…見てる場合じゃない…)

橘(先ずは下着から着せないとな…)ドキドキ

橘「パ、パンツを探さないと…」ボソ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:09:24.95 ID:8cyOOzfaO
その日、七咲はある約束をしていた。

ここ最近、水泳部の朝練続きで、クラスメイトと
一緒に登校する事が出来ない日が続いていた。

流石の七咲も、たまにはクラスメイトと仲良く和気藹々と
登校してみたいと常々感じていた。

そんなある日のある放課後の申し出だった。


美也「逢ちゃん!明日朝練ないなら一緒に登校しよーよ!」


七咲は快諾した。
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:13:17.70 ID:8cyOOzfaO
橘「ふぅ…」

美也「すー…すー…」

橘(た…大変だった…!)ゼェゼェ

橘(しかし何とか美也にパンツを穿かせる事に成功したぞ!)グッ

橘(次はパジャマか…何処だろう…?)キョロキョロ

橘(…あった!これか!)ヒョイッ

橘「…」

橘(こ、これ…ボタンが全部飛んでるぞ…!)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:16:57.06 ID:8cyOOzfaO
橘(これじゃあ美也にパジャマを着せられない!)

橘(ど…どうする…?)

橘「…そうだ!」

橘(先ずは美也を美也の部屋に移動させ、
美也の部屋の箪笥から別のパジャマを探して、それを着せよう!)

橘(僕は天才か…)
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:20:06.43 ID:8cyOOzfaO
テクテク

七咲「ここが美也ちゃんの家か」

七咲「さてと、じゃあお邪魔しようかな…」ヒョイッ

七咲は水泳部で鍛え上げた脚力を駆使し、
橘家の門扉を軽々と飛び越えた。
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:22:22.36 ID:8cyOOzfaO
七咲「次はドアか…」

ガチャッ!ガチャッ!

七咲「駄目だ、鍵がかかってしまってる…」

七咲「これじゃあ美也ちゃんの家に入れないな…」

七咲「どうしよう…?」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:24:51.13 ID:8cyOOzfaO
七咲(扉が駄目なら窓から入るしかないな…)

七咲(でもそれって美也ちゃんのご家族に失礼だよね…)

七咲「それに窓にも鍵がかかってるっぽいし…」ボソ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:28:05.49 ID:8cyOOzfaO
七咲(あっ、そうだ!)

七咲(トイレの窓には鍵なんて普通かけないよね)スタスタ

七咲(それにトイレからだったら、あまり
美也ちゃんのご家族に迷惑もかからないはず…)スタスタ

七咲「よし、ここからお邪魔しよう…」
バッ!!

七咲「お邪魔します、美也ちゃんのクラスメイトの七咲です!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:31:15.24 ID:8cyOOzfaO
七咲は元気良く、尚且つよく通る声でそう挨拶しながら
橘家のトイレの窓をくぐった。


七咲「え…うわっ!?」グラリ


しかし窓をくぐり抜ける際に身体のバランスを崩し、
トイレを目がけて頭から真っ逆さまに落ちてしまったのでたる。
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:34:41.87 ID:8cyOOzfaO
ドテーン!!

橘「うわっ!?」ビクッ

橘「な、何の音だ…!?」ドキドキ

美也「うーん…すー…すー…」

橘(よ…良かった…。美也は今の音で起きなかったみたいだ…)ホッ

橘(確か、一階から聞こえたよな…行ってみよう!)スタスタ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:38:51.50 ID:8cyOOzfaO
七咲「いつつ…」

七咲(まさか私とした事が、こんなドジをするなんて…)

七咲「あっ」ビクッ

七咲(トイレの中に身体の一部が浸かったせいで
上半身がびしょ濡れだ…)

七咲(おまけに臭いし…)ハァ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:41:28.67 ID:8cyOOzfaO
橘(確か一階のこの辺りで物音がしたんだよな…)スタスタ

橘(この辺りだから…やっぱりトイレかな?)スタスタ

橘(一応中を確認しておくか…)

ギィィ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:44:46.59 ID:8cyOOzfaO
七咲逢は橘美也のクラスメイトである。

そしてそれ以上に、橘美也の良き理解者であり、親友である。

そして更にそれ以上に、橘美也の兄である
橘純一を誰よりも想い、慕っていた。

その橘純一が今、自分の眼前に、立っていた。
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:51:39.46 ID:8cyOOzfaO
しかし橘は七咲の姿を確認する事は出来なかった。

橘がトイレの中の七咲に向かって視線を落とすより一瞬早く、
七咲の地を這う右足が橘の両足を横に薙ぎ払っていたのだ。

刈られた橘の両足が地を離れ、その身体が倒れ込むその際に
七咲の身体はトイレのドアをくぐり抜け、
七咲の両足は橘家の二階への階段を掛け上がっていた。
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 02:55:44.90 ID:8cyOOzfaO
橘「いたっ!」ズテーン

橘「な…何だ今のは!何処に行ったんだ!?」キョロキョロ

七咲「うわああああ美也ちゃああああん!!!!」ドタタタタ

七咲(こんな汚水にまみれた姿を先輩に見られる訳にはいかない!)ドタタタタ

七咲(美也ちゃんを連れ出して、二階の窓から飛び降りて
一刻も早く逃げるんだ!!)ドタタタタ
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:01:31.51 ID:8cyOOzfaO
七咲「美也ちゃんの部屋…あった!」シュザーッ

ガチャッ!!

七咲「美也ちゃ…あれっ!いない!?」

七咲「美也ちゃんっ!!何処ォ!?」ダダダダ


研ぎ澄まされた七咲の感覚が、走りながらも視界の隅に
眠っている美也を捉えた。


七咲「いたぁ!!」ギュルン

七咲「…ってここ、先輩の部屋じゃ!?」ビクッ
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:05:00.38 ID:8cyOOzfaO
七咲(な…なんで美也ちゃんが先輩の部屋で寝てるの…!?)

七咲(…いや、考えるのは後!早く美也ちゃんを
起こして連れ出さないと!)タタッ

七咲「美也ちゃん、起き」ビクッ

美也「すー…すー…」

七咲(何でパンツ一丁で寝てるの!!?)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:09:45.74 ID:8cyOOzfaO
七咲(せ…先輩の部屋で…は…裸で…何で…)ガク

七咲(も、もしかして…二人は…そういう…!?)ガクガク

…タッタッタッタッ

橘(今二階から声がした…!僕の部屋の辺りだ…!)タッタッタッ

七咲(しまった!先輩が近付いてきてる!早く逃げないと…)ガクガク

七咲(…ってあ、あれ!?あ、足が動かない…!?)ガクガク
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:12:23.54 ID:UXW05bQi0
七咲(辛うじて前には進めるけど…走るなんてとても…!)ガクガク

七咲(どうしよう…!?)ガクガク

タッタッタッタッ

ガチャッ

橘「だ、誰だ!?」バッ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:16:10.53 ID:8cyOOzfaO
橘「…?」

橘(お、おかしいな…誰も居ないぞ…?)キョロキョロ

橘「…」シーン

橘(物音もしない…)

橘「…!」ハッ

橘(これが噂の…ポルターガイスト…か…?)ブルブル

七咲(…)ガクガク

七咲(辛うじて押し入れの中に隠れたけど…
これからどうしよう…?)ガクガク
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:20:35.24 ID:8cyOOzfaO
橘(だとしたら僕の家はとんだ幽霊屋敷じゃないか…
何てことだ…怖すぎるよ…)ブルブル

美也「すー…すー…」

橘(…い、いや…ポルターガイストは一旦置いといて、
先ずはこのパンツ一丁の美也をどうするかが問題だな…)ゴクリ

七咲(あ…押し入れの隙間から先輩と美也ちゃんの様子が見える…)ガクガク

七咲(先輩と美也ちゃんの秘密を垣間見る事が出来るんじゃ…)ガクガク
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:25:03.77 ID:8cyOOzfaO
橘(き…気を取り直して…)フゥ

橘(美也を起こさない様に、美也の部屋に連れて行こう…)

橘(これは大丈夫なはずだ…。寝入っている美也を
抱っこして運ぶのは今日が初めてじゃないんだし…)

橘「よっと」ヒョイッ

七咲(えっ!?美也ちゃんをお姫様抱っこしてる…!?)ガクガク

ガクガクガクガク

七咲(ああっ駄目だ…!ショックが大きくて膝が…)ガクガク
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:30:50.37 ID:8cyOOzfaO
美也「…ふぇ?」

橘「!?」ビクッ

美也「…にぃに、何してるの…?」

橘(し…しまった!油断して動作が荒くなったか!?)

七咲(あっ、美也ちゃんが起きた!?)ガクガク

橘「み…美也…これは…だな…」アセアセ
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:34:13.24 ID:8cyOOzfaO
美也「えいっ」チュッ

橘「な!?」ビクッ

美也「おはようのチューなのだ。にししし!////」

七咲「おは…っ!?」ガクガク



この時、この瞬間。
七咲はこの世に生まれ落ちて以来、
今までに無い程の失意と便意を感じ取った。
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:37:35.47 ID:8cyOOzfaO
橘「お…」

橘「おはようのチューって何だよ!?」

七咲(何だよ!?)ガクガクジワァ

美也「おはようのチューは、おはようのチューなのだ!」

橘「い…いや!答えになってないよ!」

七咲(答えンなってねえよ!!)ガクガクジワァ
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:42:04.74 ID:8cyOOzfaO
美也「昨晩はおやすみのチューもしたじゃんか」

橘「なん…だって…!?」ワナワナ

七咲(なん…だと…!?)ガクジワァァ

美也「そして、その後も…いっぱい…したよ?///」カァァ

橘「いっぱい、って…まさか…!?」

七咲(う…嘘…)ガクジワァァァ
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:48:06.85 ID:8cyOOzfaO
七咲はその後も襖越しの橘と一緒に、美也の口から発せられる
信じられない昨晩の出来事を耳に流し込まれ続けた。

汚水で汚れてしまった七咲の上半身に呼応するかの様に、
彼女の下半身もまた、金色の汚水を垂らし始めた。

汚水は彼女の強くひき締まった大腿をつたい、
福羅牧に沿って綺麗な曲線を描きながら、
愛する橘純一の部屋を静かに濡らし始めたのであった。
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 03:51:33.66 ID:8cyOOzfaO
美也「にぃには昨晩の事、覚えてないの?」

橘「全く覚えてないよ…というか実の妹とそんな事を僕は…!?」

美也「…?」クンクン

橘「…ん?」クンクン

美也「何だかこの部屋」

橘「…く、臭いな」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:00:12.97 ID:8cyOOzfaO
七咲(…)バシャバシャ

七咲(…)バシャバシャ

七咲(…はっ!)バシャバシャ

七咲(私…こんな所で一体何を…?)バシャバシャ


七咲にとってあまりにも強い衝撃。

七咲の脳はその衝撃を少しでも緩和する為、
七咲の意思とは無関係に七咲の意識を失わせ、
尚且つ過去2時間分の記憶を強制的に抹消していた。

七咲(ここ…ど…何処だろう…?)バシャバシャ
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:02:53.49 ID:8cyOOzfaO
七咲(それに…このひどい臭い…)バシャバシャ

七咲(一体何処から臭って来ているんだろう…?)バシャバシャ

七咲(…!)バシャバシャ

七咲「ええっ!?」バシャバシャ

七咲「わ…私…おしっこ…漏らしてる…?」バシャバシャ
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:05:33.74 ID:8cyOOzfaO
七咲「んっ…!」ググッ

ピタッ

七咲(よし…おしっこが止まった…)ホッ

バシャバシャバシャバシャ

七咲「ええっ!?何で!?」バシャバシャ

橘「い…今、押し入れから…」

美也「声が…聞こえた…よね?」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:09:42.50 ID:8cyOOzfaO
七咲(…はっ!)バシャバシャ

スタ…

七咲(外から誰か近付いてくる…?)バシャバシャ

スタ…

七咲(誰かは分からないけど、こんな姿を目撃されたら
七咲一族末代迄の恥だ…!)バシャバシャ

スタ…

七咲(どうにかして顔を見られない様に逃げないと…!)バシャバシャ
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:12:32.05 ID:8cyOOzfaO
七咲(な、何か顔を隠すものは…)ガサガサバシャバシャ

スタ…

七咲「…あった、これだ!」バシャバシャ

橘「行くぞ、美也…!」ドキドキ

美也「う、うん…!」ドキドキ

ガラガラッ!!

橘「誰だっ!?そこに居る臭い奴は!?」バッ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:20:47.60 ID:8cyOOzfaO
襖の向こう側の異臭漂う空間。

そこには、

びっしょり濡れた輝日東高校の制服を着、

異臭を放つ靴下と靴を履き、

まるで水道の蛇口から出る水の様に、
股関から放尿し続ける

イナゴマスクの仮面を被った女が立っていた。
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:24:51.06 ID:8cyOOzfaO
七咲(えっ!?せ、先輩!?)バシャバシャ

七咲(…とパンツ一丁の美也ちゃん!?)バシャバシャ

七咲(これってどういう…?)バシャバシャ

七咲(い、いや!そんな事を考えてる暇はないっ!)バシャバシャ

七咲(今は一刻も早くこの場から立ち去るんだ!)バシャバシャ

ダダダダッ

橘「あっ!ま、待てっ!」ダダダダ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:28:51.71 ID:8cyOOzfaO
橘は素早く部屋の入口に回り込んだ。

橘「に、逃がさないぞ!お前は誰だ!?」ドキドキ

七咲(なっ…名乗れる訳がない…!偽名を使わないと!)

七咲「見て分からないのか小僧!イナゴマスクだ!!」バシャバシャ

橘「なっ…?」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:32:07.54 ID:8cyOOzfaO
橘「ふ…ふざけた事を…!と、とにかくっ…その…」

七咲「な、何だ小僧!言ってみろ!」バシャバシャ

橘「しょ…小便を止めろ!」

七咲(先輩それは私も止めたいんです…)

七咲「断る!」バシャバシャ
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:37:12.99 ID:8cyOOzfaO
橘「な、何て堂々とした変態だ…こ、こうなったら!
無理矢理にでもその仮面を剥いでやるぞ…!」ジリジリ

七咲(そ、それは困ります先輩!どうしよう…?)バシャバシャ

七咲(そ、そうだ!自分から偽名を名乗って
仮面を取る必要が無い様にしよう!)バシャバシャ
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:40:30.08 ID:8cyOOzfaO
七咲「ま…待って橘君!私よ!」バシャバシャ

橘「!?」ビクッ

橘(も、もしかして…僕の知ってる人なのか…?)

七咲「お、驚かせてごめんね?私よ、森島はるかよ!」バシャバシャ

七咲(森島先輩すみません…)
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:46:07.43 ID:8cyOOzfaO
橘(も…森島先輩!?た、確かにこいつは輝日東高校の制服を着ているな…)

橘「ほ、本当に森島先輩なんですか…!?」

七咲「そ、そうよ!わお!わお!」バシャバシャ

橘(あ、怪しい…。けれど森島先輩ならこれぐらいの事は
平然とやってのける人だ…!)
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:53:29.11 ID:8cyOOzfaO
七咲「め…迷惑かけちゃってごめんね!ついでにおしっこもかけちゃって」バシャバシャ

七咲「これからはこんな事はしないわ。だからそこ、通して欲しいな?」バシャバシャ

橘「う…」

橘(…ま、待てよ…?森島先輩ほどの身体能力の持ち主が
僕ごときを相手に通してくれる様に懇願するなんて
可笑しくないか…?)

橘(よ…よし!カマをかけてみよう…!)

橘「こ…ここを通りたかったら、僕を倒してからにして下さい!」

七咲「なっ…!?」バシャバシャ
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:56:32.07 ID:8cyOOzfaO
七咲「そんな事出来るわけ…!」ハッ

七咲(そ、そうか…私が本当に森島先輩かどうか
先輩は試そうとしているんだ…!)バシャバシャ

七咲(じゃあ生半可にやったところで先輩には信じてもらえない…!)バシャバシャ

七咲(だったら!)バシャバシャ
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 04:59:29.37 ID:8cyOOzfaO
橘「い、行きますよ!」ジリッ

七咲「ど、どこからでもかかってきなさい!」バシャバシャ

橘「…」ジリ

七咲「…」バシャ



橘「やあ!」タタッ
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:03:51.34 ID:8cyOOzfaO
七咲は仮面の下で思わず溜め息をついてしまった。

自分が今まで憧れていた先輩は、思わず欠伸が出るほど
のんびりとした速さで走り迫って来るのだ。

ああ、あの右拳を当てたいんだな、先輩 は。

等と考えながら七咲はその右拳を左手で そっと触れ、
橘の拳の軌道を反らした。
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:09:39.55 ID:8cyOOzfaO
橘「わわっ!?」

橘はバランスを崩しよろよろと軽くふらついたが、
すぐに体勢を立て直し、再び七咲の方へと向き直った。

丁度目の前、すぐ側に、イナゴマスクの仮面があった。

橘「う、うわっ」バッ

橘が慌てて距離を取り直した。

取り直そうとした。

よりも更に早く、イナゴマスクの右足は橘の両足を刈り取り、
あっという間に橘を地に伏せさせた。
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:13:03.12 ID:8cyOOzfaO
橘「うう…っ!」

七咲「こ…これで私が森島はるかだって事、分かってもらえたかしら?」バシャバシャ

橘「こ、この見事な身体さばき…間違いなく森島先輩だ…!」

七咲「じ、じゃあ私はこれで」バシャバシャ

スタスタ…

美也「本当にそうかなー?」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:16:47.70 ID:8cyOOzfaO
その無垢な「本当にそうかなー」という声は
七咲の耳元で起こったものだった。

七咲(美也ちゃん!?)バッ

反射的に後ろに飛び下がった七咲を追いかけず、
美也はただじっと見つめていた。
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:18:41.42 ID:8cyOOzfaO
美也「みゃーの方がね」

美也「もっと正確に」

美也「判断出来ると思うんだ。」

七咲「美也ちゃん…やるつもり!?」バシャバシャ
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:27:36.99 ID:8cyOOzfaO
美也を見据えた筈の七咲の視界には、
橘の部屋の家具だけが映っていた。

七咲は美也を見て捉える事は出来なかったが、
自身の懐に感じた風に反応する事は出来た。

咄嗟に腰を捻った七咲の身体のすぐ側を、
美也の小さな拳が高速ですり抜けていくのが分かった。
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:32:56.25 ID:8cyOOzfaO
美也の小さな拳はすり抜けた。

美也の小さな身体もすり抜けた。

ただ美也の頭だけは七咲の顔を見据えていた。

目が合った。

その瞬間七咲は腹部に強い衝撃を感じた。

咄嗟に見た自分の脇腹に、美也の左拳が突きささっていた。
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:38:21.47 ID:8cyOOzfaO
美也には、仮面の奥の人間の顔が苦しんでいるのがありありと伝わった。

その仮面が、ぐるりと斜めに傾いた。

七咲の顔が傾いたのではない。

知らぬ間に両足を払われた美也の身体が、
バランスを崩し、傾いたのである。
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 05:51:05.92 ID:8cyOOzfaO
二人同時に倒れ込む結果となった。

七咲は咄嗟に立ち上がる

よりも一瞬早く、美也の膝が七咲の顔の目の前にあった。

膝が、当たった。

イナゴマスクの仮面が割れ、割られた仮面の中には、
いつもの無表情な七咲の顔があった。

しかし美也は七咲の顔を確認することは出来なかった。

膝が当たるよりも一瞬早く、美也の顎を七咲の右拳がかすめ、通過していた。

美也が倒れ込むより先に、七咲は橘の部屋を飛び出し、
二階の窓から飛び降りて、一目散に駆け出していたのであった。


七咲「あっ…」ピタッ

七咲「そう言えば私、今日美也ちゃんと
一緒に登校する約束をしてたんだった…。」



おしまい
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 06:00:41.73 ID:uisMn6r00
橘さんが一番まともだなんて
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/01(土) 06:32:39.50 ID:LVs2EaeT0
>>146
おいスレタイ回収しろよ

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