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美琴「あ、あれ? 私たちって付き合ってるんじゃないの?」 上条「?」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 20:41:55.00 ID:Dzba8HDr0
美琴「ちょ、ちょっと! なんでそこでマジな疑問符が出てくるわけ!?」

上条「いや、お前がいきなり突拍子もないこと言うからさ」

美琴「突拍子もない……? いや! ちょっと待って! なんかおかしくない!?」

上条「?」

美琴「だからなんでそんなに純粋な疑問顔なのよ! あー、もう!!」


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4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 20:51:38.18 ID:Dzba8HDr0
上条「なあ、どうしたんだ? いきなり叫びだして」

美琴「わかった! 一旦状況を整理しよ!? それがいいわ!」

上条「よくわかんないけど、別にいいぞ」

美琴「ありがとう! じゃあ早速、いま私たちが居る場所はどこ!?」

上条「? 俺の家だろ? 正しくは、学生寮の借りてる部屋だけど」

美琴「オッケー、正しいわ。で、その部屋の中で私たちの現在地は?」

上条「ベットの上」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:01:43.88 ID:Dzba8HDr0
美琴「うん、よかった。根本的なところは認識一緒ね。安心したわ」

上条「そりゃよかった、もういいならそろそろメシにするか?」

美琴「ゴメン、まだ全然解決してないのよ。次の質問いいかな?」

上条「まあ、いいぞ」

美琴「ありがとう。じゃあ、私たちの今の体勢はどうなってる?」

上条「? 俺がベットの端に、少し足を開いて腰かけてて」

美琴「うんうん」

上条「その間に御坂がすっぽり収まって俺にもたれ掛かってる」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:12:07.12 ID:Dzba8HDr0
美琴「そ、そうよね!? そうなってるわよね!?」

上条「ああ、そうだけど」

美琴「……私たちって、付き合ってるんじゃないの?」

上条「……???」

美琴「疑問符が増えた!?」

上条「いや、話が飛躍してなにがなんだか……」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:15:55.78 ID:CzQGamwk0
いやいや
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:20:16.67 ID:Dzba8HDr0
美琴「だっ、だからぁ!」

上条「うん?」

美琴「アンタこうしてると、私のこと後ろから抱き締めてくれるわよね……?」

上条「ああ。御坂、そうされるの好きだろ?」

美琴「う、うん。その…暖かいし、気持ちいいし……。こういうことするのって恋人同士じゃ……」ボソボソ

上条「恋人同士?」

美琴「あ、あれ? もしかして、アンタはこうするの嫌だった……?」

上条「いや、そんなことないぞ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:30:01.97 ID:Dzba8HDr0
美琴「……ほんとに?」

上条「ああ、御坂と同じだよ。御坂の身体柔らかくて抱きしめてると気持ちいいし、暖かいし、あと髪とかすげえいい匂いがするしさ」

美琴「え、あ、そう…なの?」カァァ

上条「ああ。だから、俺もこうしてるのはかなり好きだぞ」

美琴「あ、ありがとう……」

美琴(そっか、私あんまりスタイルよくないけどそれでもいいんだ……。安心した)

美琴(それに、髪も長くはないけど最近は手入れとか気を遣ってるから、こう言われるとほんとうに嬉しいな……)

美琴「……えへへ」

上条「さ、飯にしようぜ」

美琴「うん!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:38:01.57 ID:Dzba8HDr0
――――――――――――――

上条&美琴「「いただきまーす!」」

上条「御坂のカレーは相変わらずうまいなー」モグモグ

美琴「腕によりをかけて作ってるからねー」

上条「なんか秘訣とかないのか?」

美琴「そうねー。強いて言うなら……その、あ、愛情をたっぷり込めてるってところかな」テレテレ

上条「ははっ、そういうのは彼氏ができた時にやってやれよ」モグモグ

美琴「…………ごめん、そういえばまだなにも解決してなかったんだった」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:47:29.26 ID:Dzba8HDr0
上条「?」

美琴「だからなんで、そんなに不思議そうな顔をするのよアンタは……」

上条「えーと、どうかしたのか? カレーはいつも通りうまかったぞ?」

美琴「話する前にカレー食べちゃうからちょっと待ってね」ガツガツ

上条「あんまり急いで食べるのは良くないぞ」

美琴「……ふう、ごちそうさま。それでね」

上条「ほら、お茶入れたぞ」

美琴「え? ありがとう……」ゴクゴク
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:56:48.72 ID:Dzba8HDr0
上条「じゃ、俺は食器洗ってるからさ」

美琴「あ、うん……」

ジャー カチャカチャ

美琴「あ、あの、手伝おうか?」

上条「いや、大丈夫だ。メシ作ってもらったんだから御坂は休んでてくれよ」

美琴「……わかった」



―――――――――――――――

上条「うっし、終わったー」

美琴「あ、お疲れ様。それでね、さっきの続きなんだけど……」

上条「さて、時間ももう遅いしもう帰るだろ? 送っていくよ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 21:58:45.34 ID:CzQGamwk0
紳士だな
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:05:28.61 ID:Dzba8HDr0
美琴「え、いやちょっと……」

上条「ほらほら、門限破ると大変なんじゃないのか」

美琴「う、うん。そうなんだけど……。ちょっとアンタ、手……」

上条「もう寒くなってきたからなー。いつもみたいに手を繋いだ方が暖かいだろ?」

美琴「ね、ねえ。これってやっぱり……」

上条「うわ、やっぱり外は寒いな。ほら、早く行こうぜ」スタスタ

美琴「ちょ、ちょっとぉ!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:13:35.09 ID:Dzba8HDr0
―――常盤台中学学生寮前

上条「着いたか」

美琴「そ、そうね」

上条「じゃ、またな。御坂」

美琴「ちょっと! もう帰るの!?」

上条「?」

美琴(また不思議そうな顔を!? えーい、ここは大胆に!)

美琴「そ、その……お休みのキス、とかして欲しいな…って」カァァ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:21:50.60 ID:Dzba8HDr0
上条「……御坂」スッ

美琴(え!? キスするの!? だ、だって私たち付き合ってないって……、でもコイツとなら――)グッ

コツン

美琴「痛っ!?」

上条「女性経験のない上条さんをからかうんじゃありませんよー。本気にされたらどうするんだよまったく」

美琴「……え? わ、私は本気で!」

上条「さて、上条さんは帰りますよー。じゃあなー」フリフリ

美琴「あ……」

美琴(…………なんで?)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:28:46.85 ID:Dzba8HDr0
―――寮内 美琴の部屋

ガチャ

美琴「……ただいま」

黒子「お、お姉さま。お帰りなさいませ」ピクピク

美琴「あ、うん」

黒子「今日も門限ギリギリだったようですが、も、もしやまたあの類人……殿方の家に?」ビキビキ

美琴「……まあね」

ブチッ

黒子「おのれええええええええ!! あのクサレ類人猿があああああ! 今日こそ、今日こそ仕留めて――」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:36:55.84 ID:Dzba8HDr0
美琴「……」

黒子「――あら? あのー、お姉様? 今日は止めないのでしょうか? でしたら、黒子は今すぐにでもあの類人猿を……」

美琴「……その呼び方はやめなさいって言ったでしょ」

黒子「は、はぁ……。あの、何かあったのでしょうか。もしや、あの方と別れることになったとか!?」

美琴「ねえ、黒子」

黒子「はい?」

美琴「私とアイツって付き合ってるように見える?」

黒子「はい? って、何を仰っているんですのお姉様! 学校が終わると毎日毎日あの殿方の家に向かって、帰ってくるのはいつも門限ぎりぎり」

美琴「そうよねぇ……」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:44:59.05 ID:Dzba8HDr0
黒子「時には、あの殿方の方から学び舎の園の出口まで迎えにいらっしゃって歩く時にはお姉様の御手を、御手を……!!」

黒子「おのれええええええ!! やはりあの類人猿は許せませんの! 天が許しても、黒子が! 黒子がああああ!!!」

美琴「落ち着きなさいって」ビリビリ

黒子「あうぅん!!」ピクピク・・・

美琴(やっぱり、他の人からもそう見えるわよねぇ。そうだ、一応他の人にも……)



―――翌日

佐天「え? 恋人の定義……ですか?」

初春「えーっと、告白してオッケーをもらえたら、とかじゃなくてですか?」

美琴「あー、うーん……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 22:53:00.86 ID:Dzba8HDr0
美琴(そういえばきちんとした告白とかは無かったっけか……)

美琴「そうね、例えば、例えばの話よ?」

佐天「はぁ」

美琴「その、毎日相手の家に行ってご飯を一緒に作って」

初春「……え、ええ?」

美琴「それ以外の時は、色々お話しながらこう……ベ、ベッドで抱きしめてもらったり」

佐天「み、御坂さん……」カァァ

美琴「そういうことするのって恋人同士よね、ってどうしたの二人とも真っ赤になって?」

初春「だ、だってそれってもはや……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:01:22.61 ID:Dzba8HDr0
美琴「?」

佐天「えーと、そのお相手って学生さんですよね? 白井さんがよく話題にしてる人」

美琴「うん、そうだけど?」

初春「と、ということはその人も一人暮らしですよね!?」

美琴「うん」

佐天「ぶっちゃけ、それって……通い妻状態?」

初春「さ、佐天さん!」

佐天「いや、だってそんな状況……」

美琴「…………ふぇ?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:08:53.73 ID:Dzba8HDr0
初春「そんなのダメですよ! 学生の内は清く正しい交際を――」

佐天「ちょっと、初春! あたしに言われても……って、御坂さん?」

美琴(か、通い妻!? 妻って……!? で、でも実際アイツの部屋に居ることが多いし……! でも、結婚なんて! あ、でも両親にはもう?!??)

初春「あのー……?」

美琴「ふ、ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダッ

初春「御坂さん!?」

佐天「あー、行っちゃった……。いやー、けどびっくりしたなぁ。まさか御坂さんがあんなに進んでるとは……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:16:09.05 ID:Dzba8HDr0
初春「す、進んでるってそんな、ご飯作ったりしてるだけじゃ……」

佐天「だって、ベッドで抱き締められたりとかって、……そういうことでしょ?」

初春「そっ、そんなはずないじゃないですか!! 御坂さんだって中学生ですよ!?」

佐天「初春! 声大きいってば――」




美琴「はぁ、はぁ……。メチャクチャに走ったのに……」

―――現在地 とある高校前

美琴「習慣って恐ろしい……。あ、アイツだ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:24:11.93 ID:Dzba8HDr0
ワイワイ ガヤガヤ

土御門「最近はカミやんが授業中の質問にきちんと答えるからつまらんぜよ」

青ピ「少しくらいおバカな方が小萌センセーに気にかけてもらえるでー?」

上条「お前と違って俺はそんな気のかけられかたはゴメンなんだ――ぶっ! な、なんだよ吹寄!」

吹寄「……ほら、あの娘今日も居るわよ。貴様を待ってるんじゃないの?」

上条「え……、ああ、御坂」

御坂「お、おっす」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:30:15.90 ID:Dzba8HDr0
上条「待たせちまったか?」

美琴「ううん、大丈夫」

青ピ「くぅー! うらやましいでカミやん。いっつも年下のお嬢様が迎えに来てくれるなんて……、怨念で人を呪えたら……」

土御門「にゃー、ぶっちゃけここまでやられるともう嫉妬する気も起きないぜい……」

上条「何言ってるんだか。行こうぜ、御坂」ギュッ

美琴「あ、うん……」カァァ

土御門「にゃー、けど俺も今日から舞夏と旅行なんだぜい!」

青ピ「なんやて!」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:39:22.00 ID:Dzba8HDr0
テクテクテク

上条「今日は食材なかったから、買い物行かなきゃいけないんだけどいいか?」

美琴「あ、カレーもう無くなった?」

上条「ああ、今日の朝で全部だった」

美琴「そっか。じゃあ今日は何食べたい?」

上条「いやいや、作ってもらってばっかりじゃ悪いからさ。今日は俺が作るよ」

美琴「そう?」

上条「ああ、今日はうどんが特売になってたからなー。上条さん特製煮込みうどんを御馳走しますよ」

美琴「……ねえ。いつも言ってるけど、私も食材費くらい出すわよ?」

上条「ははっ、何言ってんだよ。普段勉強教えてもらってたりで世話になってるんだから、これくらい当然だろ」

美琴「うん……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:47:10.38 ID:Dzba8HDr0
―――上条宅

上条「はー、終わった……」

美琴「お疲れ」

上条「いつも悪いな、御坂。でもこれで宿題も終わったし、なんの憂いもなく週末を迎えられそうですよ」

美琴「そ、それはよかったわね」

上条「おっと、もうこんな時間か。御坂――」

美琴「きょ、今日は! 週末だから、門限少し遅いのよ!」

上条「え? そうなのか? でも、この前は……」

美琴「そ、そうなの、そうなってるの! それより、さ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:53:34.36 ID:Dzba8HDr0
上条「ああ」

美琴「その、私たちのこと、なんだけど……」

上条「ん?」

美琴「私たちってやっぱり、恋人、とかじゃないの……?」

上条「……」

美琴「だ、だって! 黒子とかもそう見えるって言ってるし、あの二人なんか、通い妻って……」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/29(水) 23:59:56.84 ID:Dzba8HDr0
上条「? でも、さ」

美琴「な、なに?」

上条「俺も御坂も告白したわけでもないだろ?」

美琴「そ、そうだけど……、言葉にしなくても通じる気持ちとか、そういうのは……」テレテレ

上条「??」

美琴「……うん、ないのよね。薄々気づいては居たけどさ」ガックリ

上条「えーと、御坂……?」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:06:57.54 ID:E2UqO5cH0
美琴「で、でも! アンタいっつもここで抱き締めてくれるじゃない! あれはなんだったの!?」

上条「え、えーと、上条さん的には勉強やら晩飯のお礼のつもりで……。御坂が喜ぶから…さ」

美琴「じゃ、じゃあ、外で手を繋いでくれるのは!? それは私が頼まなくても――」

上条「そ、それは」

美琴「……それは?」

上条「右手で手を繋いでおけば、ビリビリされることも無くなるかなー、って思って……」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:09:42.51 ID:kXlAg+eLO
上条さん…
なにやってんだよ
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:10:51.91 ID:W2H8FeCu0
上条さんは殴られても文句言えないよね
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:13:08.43 ID:E2UqO5cH0
美琴「……そんな理由?」

上条「……」コクン

美琴「……」グスッ

上条「……」ダラダラ

バチバチバチィ!

上条「どわああああ!! あっぶねえ!」ズサー

美琴「ふざけんじゃないわよ!! なんなのよそれ!!」バチバチバチ

上条「み、御坂さん! 電撃をいったん押さえて! 上条さんの部屋が廃墟に!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:20:08.55 ID:E2UqO5cH0
美琴「じゃあ、もういいわよ!! 私たちの間にはなんの関係もない! それはわかった!!」

上条「あ、ああ」

美琴「ところで! アンタは彼女とか欲しくないの!?」

上条「い、いやまあ、欲しいけどさ、上条さんと付き合ってくれるような人なんて……」

美琴「私は!?」

上条「は、はいい!? だって、御坂は別に俺のこと……」

美琴「ああ! もうこの、ド馬鹿!!!」バチバチバチ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:27:08.35 ID:E2UqO5cH0
上条「だ、だから電撃は……」

美琴「私がっ! ご飯作りに来たり! 抱き締められたり! 手を繋がれて喜んだりするのは! アンタが好きだからに決まってんでしょうが!!」

上条「う、嘘だろ……?」

美琴「……嘘なわけ、ない。私は、ずっとアンタが好きだった」

上条「御坂……」

美琴「私を、アンタの……ううん、当麻の彼女にして、ください」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:35:53.09 ID:E2UqO5cH0
上条「……」

美琴「……」ウルウル

上条「……それはちょっと」

美琴「う、うん。これからよろしく…………え゛? い、今なんて?」

上条「いや、それはちょっと、って言ったんだけど……」

美琴「……は? いや、ちょっと、ここはオッケーもらってハッピーエンドで〆じゃ……」

上条「?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:36:46.44 ID:HryTiv5+0
超展開
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:36:46.93 ID:W2H8FeCu0
これはひどい
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:37:08.80 ID:QJWQB1830
ワロスwwwwww
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:37:59.79 ID:paeEVE9X0
さすが上条さんや!
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:42:25.42 ID:E2UqO5cH0
美琴「いや、なんでダメなの!? 彼女欲しいんでしょ!?」

上条「まあ……」

美琴「わ、私ってそんなにダメ!?」

上条「……あー」

美琴「ほ、ほら私ペルシャ絨毯のほつれとか直せるのよ!? 母が言うにはこれって結構すごいことらしいわよ!?」

上条「あー、でも」

美琴「何よ!?」

上条「上条さんの家にはペルシャ絨毯なんてモノはありませんし……」

美琴「……」グスグス
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:48:37.80 ID:E2UqO5cH0
美琴「じゃ、じゃあ料理はどう!? アンタいつもおいしいって言ってくれてるし……!」

上条「うーん……」

美琴「だ、ダメなの?」

上条「なあ御坂。今、味噌汁作れるか?」

バヒュウン! ガチャガチャ! タンタンタンタン! コトコトコト・・・

美琴「――できましたっ!!」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:49:35.89 ID:0+V/cKwr0
はえーよw
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:50:21.97 ID:d94eJ9990
上条さんに捨てられないように必死になる御坂さん萌え
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:54:34.50 ID:E2UqO5cH0
上条「お、おう。サンキュ」ゴク

美琴「ど、どう……?」

上条「うん、上手いな」

美琴「良かった……。じゃあ――」

上条「でも、これよりもっと上手い味噌汁を作れる人を知ってるんだよなぁ……」

美琴「」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 00:54:58.32 ID:eFmCdjce0
この上条さんは後ろから刺されても文句は言えない
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:00:34.18 ID:E2UqO5cH0
美琴「……もう、私は無理なの?」

上条「え、えーと……」

美琴「……あ」

上条「ど、どうした?」

美琴「わ、私さ、アンタになら何をされても……いいよ?」

上条「ッ!?」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:07:18.33 ID:E2UqO5cH0
美琴「あ、アンタが抱き締めてると気持ちいいって言った、私の、か、カラダを……好きにしていい、よ」

上条「お、お前、そんなの……」

美琴「ううん、いいの。私はアンタに……全部、あげたい」

美琴「……それとも、それも嫌? 私なんかとは、したくない?」

上条「み、さか……」

美琴「……」

上条「……俺さ」

美琴「……うん」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:15:47.85 ID:E2UqO5cH0
上条「……年上の色気たっぷりの、巨乳で大人しめなお姉様タイプが好きなんだ」

美琴「…………はい?」

上条「だからすまん。お前とは……、 !!」

美琴「ひ、ひっく、ぐす」バチバチ・・・

上条「…………」ダラダラ

美琴「死んじゃえクソバカァァァァ!!!!!!」バチバチバチバッチィン!!

ダダダダダッ! ガチャ バダン!!

上条「」シュウウ・・・
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:23:39.57 ID:E2UqO5cH0
―――数時間後

上条「し、死ぬかと思った……」

上条「無意識の手加減があったんだろうけどさすがに体が……」

上条「時間が無かったとはいえ無理しすぎたな」

上条「隣の部屋もあらかじめ空にしといてよかった。自腹を切った甲斐がありました」

「部屋の修復作業終わりました」

上条「ええ、ありがとうございます。では、撤収してください」

「はい」

上条「ふう、なんとか間に合い……」

チーン(エレベーターの音)

上条(?)「ッ!? まずい!」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:24:33.91 ID:0+V/cKwr0
海原てめぇwwwwwwwwwwwwww
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:25:08.74 ID:SeylHRb/0
海原かよwww
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:30:55.54 ID:E2UqO5cH0
ベリッ! ベリベリッ!

上条「ふぅー、着いたな」

インデックス「あれ? 誰かいるみたいだね」

海原「ど、どうも」

上条「おう! 海原!」

インデックス「チケットくれた人だ! ありがとう! ホテルの食事もの凄くおいしかったんだよ!!」

上条「温泉も付いてるなんてすごいとこだったよなー。マッサージまでついてて至れりつくせりだったしさ」

海原「喜んでくれたならよかったですよ」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:37:39.36 ID:E2UqO5cH0
上条「しかし、こんなに長く外に旅行させてくれるなんてほんとありがとな。そのうえ学校にも話を通してくれるなんて……」

インデックス「貴方は神様と同じくらい尊い人なんだよ……」

海原「貴方はこの前も大変な目に遭ってましたからね。これくらいのことは気にしないでください」

インデックス「とーまが女の人を助けるのはいつものことだから気にしなくていいのに」

上条「……ははは。ところで、ここで何してたんだ?」

海原「え、ええ! 土御門さんを訪ねて来たのですが留守だったみたいで……」

上条「ああ、そういや土御門も同じところに泊ってたんだよ、舞夏と一緒に。すごい偶然だよな」

海原「そうでしたか。では、日を改めることにします。それではまた」

インデックス「ほんとうにありがとうなんだよー」フリフリ

上条「またなー」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:43:30.43 ID:E2UqO5cH0
―――翌日

海原「無茶を聞いていただきありがとうございました」ペコッ

カエル医師「……まあ、あの少年はつい先日も大怪我をしたから難しいことではなかったけど……、あまりよくないことだね?」

海原「……」

カエル医師「まあ、泣いて土下座して頼むくらいだからよっぽどの事情があったんだろうね? 今回限りだよ」

海原「……はい。それでは」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:48:57.90 ID:E2UqO5cH0
テクテク

海原(これでいいんです。御坂さんには申し訳ないことをしましたが、あの人は約束を覚えていても、平気で他の人を助けにいく)

海原(その時になって御坂さんが傷ついたのでは遅い。だったら、今のうちに……)

海原(け、決して、失意の御坂さんにアプローチをかけようとか、そういった考えはありません。ええ、まったく)

海原「おや? あてもなく歩いていたらいつの間にか常盤台の寮の前に来てしまいました。それでは……、おっと」ドンッ

黒子「す、すみませんの。急いでおりまして……って、貴方は海原光貴!」

海原「こんにちは、白井さん。御坂さんは……」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:54:29.44 ID:E2UqO5cH0
黒子「貴方などに構っている暇はありませんの! お姉様が……!!」

海原「!? 御坂さんに何が!?」

黒子「だから、貴方に話している暇はないと――、あ、お姉様!」

美琴「あら? どうなさったんですか白井さん、そんなに慌てて。御髪が乱れていますわよ」バイーン

海原「……え?」

黒子「お姉様! 元のお姉様に戻ってくださいまし! それに、そのパッドというものはそんなに重ねて使うものではありませんの!」

美琴「ふふ、おかしな白井さん。あら、海原さんもいらっしゃったのですね。御機嫌よう。ですが、わたくしは用事がありますので」ペコッ

黒子「お姉様! お待ちになってくださいましー!!」




海原「…………あれ?」

END

238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:55:36.12 ID:QJWQB1830
美琴ェ…
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 01:56:15.59 ID:W1lOMzk30
え?
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/30(木) 11:46:57.41 ID:vhWhRjKh0
ちょっとアステカの魔術師をぶち○してくる
402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/31(金) 11:47:03.48 ID:OursHG9uO
誰か続き
646: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:12:52.08 ID:QjELC1qd0
ピンポーン

上条「郵便か?」

インデックス「食べ物だと嬉しいんだよ」

上条「は~い、今出ま~す」ガチャ

美琴「こんばんは、当麻さん」ペコリ

上条「………………………………み、御坂妹?」

美琴「あらあら。私は美琴ですわよ、当麻さん」ニコッ

上条「……あ、ああ。御坂だったのか。ところで、当麻さんって何だ?」
454: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 00:58:09.30 ID:doMkze3B0
美琴「当麻さんは、当麻さんですわ。おかしな当麻さん」ウフフ

上条(なにそれこわい)

インデックス「とうま、誰だったの? って短髪!? 何しに来たのかな?」

美琴「御機嫌よう、インデックスさん」

インデックス「た、短髪がおかしくなっちゃったんだよ……。クールビューティーの方じゃないよね?」

美琴「クールビューティー? ああ妹のことですか。違いますよ。わたくしは御坂美琴ですわ」

上条「(インデックス、御坂は魔術師か何かに操られてるのか?)」

インデックス「(魔力の反応は無いんだよ。超能力じゃないのかな?)」

上条「(精神系能力者の仕業か?)」

インデックス「(そっちの方は私には分からないんだよ)」
460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 01:10:21.71 ID:doMkze3B0
美琴「何を二人でお話しされているのですか?」

上条「……いいぜ、誰か知らねぇが、御坂を自由に出来るって言うなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」サッ

美琴「……、」

上条「……………………………………………………あれ?」

美琴「あの……頭を撫でて下さらないのですか? 手を置かれるだけでは少し寂しいですわ」

上条「」

インデックス「本当に訳が分からないんだよ……」

上条「(精神系って頭じゃないのか? 胸とかに触るのか?)」

インデックス「私に聞かないで欲しいんだよ。って、短髪のその不自然な胸は何なのかな? 短髪の胸はそんなに大きく無かったんだよ!」

上条「え? あっ! コートのせいで気付かなかった……」
463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 01:19:58.96 ID:doMkze3B0
美琴「短髪ではなく、み・こ・と、とお呼び下さいな」

インデックス「じゃ、じゃあみこと。その胸は何なのかな?」

美琴「大きな胸は母性の象徴でしょう? 当麻さんは大きい方が好きだとおっしゃっていたではないですか」

上条・インデックス「「なっ!?」」

インデックス「とうまぁ~?」

上条「いやいやいや! 上条さんはそんなこと言った覚えは無いのですよ!?」

インデックス「どういうことなのか懺悔するといいかも」

上条(記憶を失う前に御坂にそういうこと言ったのか? クソッ、女子中学生に巨乳が良いとか言うなんて変態かよ)

インデックス「黙秘は噛み砕きの刑に処するんだよ」

上条「ま、待ってくれ」
464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 01:25:57.52 ID:t8EvM04I0
言ったのは海原だけどなw
465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 01:26:39.24 ID:doMkze3B0
上条(御坂はいつから記憶が無いか知らないわけだし、記憶を失う前のことだと言って誤魔化すか? いや、でも実際巨乳は魅力的だし……)

インデックス「10、9、8、7……」

上条「なんのカウントダウンでせうか!?」

インデックス「6、5、4、3……」

上条(ここは取り敢えず逃げの一手だ!)

上条「か、上条さんは普通サイズの胸が好きです。その……大きいのが好きということは無いです」

美琴「………………………………は?」

上条(あ、あれ? いつもの御坂に戻った?)

インデックス「とうま?」

上条「インデックス、御坂がいつも通りに……」

インデックス「普通って何なのかちゃんと説明するかも!」ガジガジ

上条「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」
467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 01:32:36.21 ID:doMkze3B0
美琴「終わりましたか、当麻さん?」

上条「インデックスさんに聞いて下さい……」

インデックス「取り敢えずは許してあげるんだよ」

美琴「そうですか」

上条(また元に戻ってる? なんだんだ、これ? 幻想殺しで消えないってことは魔術でも超能力でも無いのか?)

美琴「そうだ、当麻さん。今日はお夕飯を作りに来たのですよ。上げて貰ってもよろしいでしょうか?」

上条「………………………………へ?」

美琴「今日はハンバーグを作ろうと思って材料を買って来たのですわ」

インデックス「ハンバーグ!?」

上条「いやでも、悪いし」

インデックス「そんなことないんだよ! 短髪……じゃなかった! みこと早く上がるといいかも!」

美琴「それでは失礼致しますわ」
481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 08:40:21.68 ID:Yq/ahIw20
インデックス「このハンバーグすごく美味しいんだよ!」

美琴「うふふ、気に入って頂けたようで嬉しいですわ。もう一つ作っているのでよろしければどうぞ」

インデックス「ホント!? 早速おかわりなんだよ!」

美琴「あら? もう三つくらい作っておくべきでしたか」

インデックス「この味ならまだ五つは行けるんだよ!」

美琴「今度からはそうしますね」

インデックス「そうして欲しいかも」フンス
484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 09:17:07.47 ID:Yq/ahIw20
美琴「あの、当麻さん?」

上条「あ、ああ。何だ?」

美琴「お箸が進んでいないようですが、もしかしてお口に合いませんでしたか?」

インデックス「これが口に合わないとか失礼にも程があるかも! 私にくれてもいいんだよ?」

上条「上条さんが食べます! 口に合わないなんてとんでも無い。こんなに美味いハンバーグは初めてだ」

美琴「そうですか。良かった」ニコッ

上条(あれ? 口調は違うけど、この笑い方は御坂だよな?)
485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 10:02:42.16 ID:Yq/ahIw20
上条「はぁ、食った食った。昨日までのホテルの食事よりも美味しかった」

美琴「ふふ、当麻さんってばお世辞がお上手なんですから」

インデックス「お世辞じゃないんだよ。本当に美味しかったんだよ」

美琴「インデックスさんまで」

上条「……なぁ、御坂?」

美琴「先程美琴と呼んで下さい、とお願いしましたわよ?」

上条「え? あ、あれって上条さんにも適用されるの!?」

美琴「ええ、もちろん。あら? もうこんな時間。長居し過ぎましたわ」

上条(なんなんだ、本当に? 妹達の誰かがイタズラでこんなことしてるって訳でも無さそうだし)
489: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 11:17:37.99 ID:Yq/ahIw20
美琴「それではお邪魔いたしました。おやすみなさいませ、お二人とも」

上条「寮まで送るぞ?」

美琴「大丈夫ですよ。わたくしはレベル5。ご心配無用です」

上条「でも、女の子を一人で帰すわけには」

美琴「当麻さんは本当にお優しいですわね。でも本当に大丈夫ですから。それではまた」ヒラヒラ

インデックス「……バイバイなんだよ」ヒラヒラ

上条「……じゃあな」ヒラヒラ

バタン



490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 11:23:12.00 ID:Yq/ahIw20
インデックス「ねぇ、とうま?」

上条「ん?」

インデックス「みことは本当にどうしちゃったの? 私はそんなにみことと会ったこと無いけど、みことはあんな貼りつけた笑顔で笑わな

いんだよ」

上条「俺が聞きてぇよ」

上条(そうだ。御坂はもっと直情型で、喜んだり怒ったり泣いたり笑ったり……あんな感情を隠した笑い方はしない)

インデックス「私には泣きそうに見えたんだよ」

上条「ああ。……科学か魔術かも分からない。土御門に相談してみるか」



544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:29:24.02 ID:rUDIcun00
-学校-

上条「おはよう。久しぶりだな、姫神」

姫神「久しぶり? そんなに思うほど。会いたかったと理解していいの?」

上条「え? いや、久しぶりだろ?」

姫神「土日会わない程度で。久しぶりと言って貰えるなんて嬉しい。たとえ。彼女がいるとしても」テレテレ

上条「………………………………は?」

上条(土日? どういうことだ? 俺はここ二週間はずっと外に行っていたのに。
 それに彼女? 彼女ってインデックスのことか? それがどうして嬉しいに繋がるんだ?)

姫神「どうかしたの?」

上条「あ~その、会うのって二週間ぶりだったりしなかったっけ?」

姫神「……そこまで影が薄いと言われるのは。さすがに心外」ズーン
546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:35:53.90 ID:rUDIcun00
吹寄「上条当麻!」

上条「な、なんだよ、吹寄?」ビクッ

吹寄「貴様、学校に何しに来ているの? 最近マジメだと思えばこれなんだから」

上条「最近マジメ?」

吹寄「何を呆けているのよ?」

上条「な、なぁ。変なこと聞いたら悪いんだけど、俺って最近どんな感じだった?」
547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:39:35.78 ID:rUDIcun00
吹寄「はぁ? ……頭でも打って余計に馬鹿になったの?」

上条「頼む、マジメな話なんだ」ズイッ

吹寄「顔を近づけるな! まぁ貴様らしく無かったわね。授業中に寝たりして注意もされなかったし。
それどころか予習、復習、課題も完璧。木曜日の数学で私が分からなかった問題に正解しててムカついたわ」

上条「へ、へぇ~」

吹寄「親船先生なんか目が点になってたじゃない。見てなかったの?」

上条「そうだったっけ? 変なこと聞いて悪かったな」スタスタ

吹寄「……本当にどうしたのかしら?」ハテ?
549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:44:46.50 ID:rUDIcun00
小萌「それでは出席を取るのですよ」

上条(土御門が来てない。昨日から家にもいないみたいだし、電話にも出ない。一応メールは送っておいたけど)

小萌「……ちゃん!」

上条(というかこの状況は何だ? まるで俺が二週間も欠席なんてしてない感じだ。それともドッキリか何かなのか?)

小萌「上条ちゃん! 聞こえてないのですか!?」

上条「は、はいっ!」

小萌「もう! 最近のマジメな上条ちゃんはどこへ行っちゃったのですか?」プンプン

上条「すみません……」

上条(ホントに訳が分かんねぇ)
551: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:49:10.37 ID:rUDIcun00
-放課後-

吹寄「今日はあの子来てないのね」

姫神「本当。先週は毎日来ていたのに」

青ピ「なんや、ケンカしたから今日のカミやんの様子がおかしかったんか」

上条「なんのことだ?」

吹寄「とぼけてないでサッサと仲直りしなさい。あの子すっごくいい子じゃない」

姫神「こういう時は。男が折れるべき」

青ピ「そうそう。モテる男は女の子に優しいんやで」

吹寄「貴様が言っても全く説得力が無いわね」

青ピ「その言葉は酷くない!?」

上条(あの子って誰だよ。俺また記憶喪失にでもなったのか? でも、ここ二週間は外でインデックスとずっと一緒にいたし……)
553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 22:56:40.66 ID:rUDIcun00
-スーパー前-

上条「買い忘れた物は無いな。半月分まったく金が掛からなかったお陰で余裕があるし、しばらく家計が楽になりそうだ。海原様様だな」

黒子「見つけましたわ」

上条「ん? 白井? 上条さんに何か用ですか?」

上条(あ、待てよ。白井なら昨日の変な御坂について知ってるかも)

黒子「貴方、お姉様に一体何をしたんですの!」

上条「え!? お前がそれを聞くの!?」

黒子「は? 貴方が何かしたから、お姉様がおかしくなってしまったのでしょう!」

上条「俺だって御坂が何であんなに豹変したのか知りたかったんだよ!」

黒子「……ここでは目立ちますわね。あちらにあるファミレスで話しましょう」
556: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:02:11.72 ID:rUDIcun00
-ファミレス-

上条「それで御坂のことなんだけど」

黒子「本当に何も心当たりはありませんのね?」

上条「誓って無い」

黒子「貴方に誓われてもたかが知れてますわ」フンッ

上条「酷い言いようだな」

黒子「一昨日帰って来た時からすでに様子はおかしかったんですの」

上条(一昨日は御坂には会ってない。やっぱり俺は関係無いな)
557: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:11:15.98 ID:rUDIcun00
黒子「必死に隠しておられましたが、お姉様は絶対に泣いておられましたの」

上条「御坂が泣いてた? おい、どういうことだよ!」

黒子「怒鳴らないでくださいまし。わたくしの方が聞きたいんですの」

上条「わ、悪い。続けてくれ」

黒子「昨日はベッドから出ずに、朝食も昼食も食べられませんでしたわ。ところが夕方になって突然起き上がられましたの」

上条(夕方、ってことは俺の家に来る前か)

上条「その時にはもう今の御坂になってたんだな?」

黒子「ええ。抱きついても頭を撫でられるだけでサッパリ怒らない! あんなのお姉様ではありませんわ」

上条「お前そんなことしてるのかよ」
560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:19:44.57 ID:rUDIcun00
黒子「コホン。まぁそれは置いておいて。貴方が原因では無いと、あくまでもそうおっしゃるのですわね?」

上条「だから本当に知らないって。それは断言出来る」

黒子「まぁ貴方の言葉を逐一信じるわけではありませんが、そうなると一体何が原因で……」

上条「一昨日に何かあったと考えるのが普通だな。白井には心当たりが全く無いのか?」

黒子「敢えて言うならば貴方ですわ。ですからこうして聞いているんですの」

上条「じゃあ一昨日に誰と一緒にいたのか分からないか? もしかしたら精神系能力で操られているのかも」

黒子「その線はもちろん考えましたわ。お姉様を操るほどの能力を持つ人物と言えば心理掌握くらいなもの」

上条(心理掌握って、確かレベル5の第5位だったっけ?)

黒子「ですが、心理掌握がお姉様に手を出すことはまずあり得ませんわ。お姉様が思い通りに動かないことは先方も承知済み。
表面上は仲良くして、その他多数の生徒たちが黄色い歓声を上げる、それで妥協しておりますの」
562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:26:06.29 ID:rUDIcun00
上条(あんまり聞きたくない女子同士の内輪話だな)

黒子「それにお姉様ほどのお方が心理掌握ご・と・きに遅れを取るなどとは思えませんし」

上条「それが本音じゃねぇか」

黒子「それで、貴方の方こそ一昨日のお姉様が誰といたか分かりませんの? 一昨日も今のようになるまでなら一緒にいらしたのでしょう?」

上条「いや、いねぇよ。何で一緒にいると思ったんだ? 俺と御坂は確かによく会うけど、毎日遭遇なんてしないぞ?」

黒子「何を寝ぼけたことをおっしゃってますの。先週の放課後はずっと一緒にいた癖に。ああ、忌々しい」

上条「ずっと……一緒? 俺が? 御坂と?」

黒子「若年性健忘症にでもなりましたの?」

上条(まただ。俺の知らない俺がいる。一体どういうことだ)
564: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:33:35.47 ID:rUDIcun00
黒子「上条さん?」

上条(インデックスと外に行ったつもりが、行ってなくて、すべて夢か何かだったのか?)

黒子「類人猿さん、聞いておりますの?」

上条「え? あ、悪い。聞いてなかった」

黒子「類人猿で反応するとは、やはり類人猿でしたのね」

上条「違う! ちょっと考え事してただけだ。それで、俺と御坂って先週ずっと一緒にいたっけ?」

黒子「学舎の園まで迎えに来ておいて、よく言いますの。本当にボケたのでは無いんですの?」

上条「あ、あはは。悪い悪い。久しぶりに頭使い過ぎてちょっとボケてたらしい」

黒子「何か腑に落ちない点はありますが、本当に知らないようですわね。ま、無意識に傷つけているという可能性もありますが」
566: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:44:01.80 ID:rUDIcun00
上条「もしそうなら、その時は全力で謝る。それで許して貰えるかは分からないけどな」

黒子「そうしてくださいまし。正直今のお姉様は見るに耐えませんわ。
いつもお淑やかにと、口を酸っぱくしておりましたが、今のお姉様からは生気や覇気が感じられませんの」

上条「そう……だな」

黒子「そう、お姉様の笑顔はあんな作り物ではなく、見る人に元気を与える太陽のような恵みの微笑み。
お姉様の気高さ、美しさ、神々しさはまさに天上から舞い降りた天女のよう。
まさに天からの贈り物ですの! 見ているだけで身体の中の熱がどんどん上がり、黒子は、黒子は!」

上条「ストップ! お前何かトリップし掛けてるぞ!?」

黒子「はっ!? し、失礼致しましたの」

上条「はぁ。まぁまた何か御坂について分かったら教えてくれよ。あ、お茶代くらいは奢るぞ」

黒子「……ごちそうさまですの。わたくしの方でも一昨日のお姉様の行動について調べておきますわ」

上条(絶対に非合法的なやり方で調べるんだろな)
567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/01(土) 23:56:24.32 ID:rUDIcun00
-男子寮付近路上-

御坂妹「こんにちは、とミサカはまだ夕方なのでこんにちはを選択します」ペコリ

上条「おう、御坂妹」

御坂妹「借りたお金お返しします、とミサカは財布から1000円札を取り出します」

上条「え?」

御坂妹「呆けてないで受け取って下さい、とミサカはお札を差し出します」

上条「いや、俺はお前に金なんて貸してないぞ」

御坂妹「借りた時にも返さないでいいと言われましたが、それではミサカの気が済みません、とミサカは早く受け取るように促します」ズイッ

上条「……ちなみに俺はいつ金貸したっけ?」

御坂妹「もう忘れたのですか? とミサカはようやく受け取ってくれたことに安堵しつつ尋ねます」クビカシゲ
571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 00:08:06.12 ID:NRHyUbyA0
上条「最近物忘れが激しいらしくてな」ハハッ

御坂妹「先々週の金曜日です、とミサカはいぬのエサ代が足りなくて借りた時のことを思い返します」

上条(まただ……)

上条「そういえばそうだったな。今日は連れてないみたいだけど、いぬは元気か?」

御坂妹「ええ、とても元気です、とミサカはいぬが今いないのは19090号に預けているからだと補足説明します」

上条「そっか。そういえば昨日か今日、御坂……美琴にあったか?」

御坂妹「会ってません。お姉様と最後に会ったのは木曜日のことですね、とミサカは思い出して答えます」

上条「それならいいんだ。お茶でも飲んで行くか?」

御坂妹「魅力的な提案ですが、そろそろ病院に帰らなければならない時間なので今日は失礼します、とミサカは本当は行きたいことをアピールしておきます」

上条「それじゃあ、またな」

御坂妹「はい、それでは、とミサカは会釈してから病院に向かって歩き出します」
573: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 00:17:46.68 ID:NRHyUbyA0
-上条家前-

上条(一体どうなってる!? 魔術師の仕業なのか? 御坂じゃなくて世界全体に何か魔術が掛かっているような、御使堕しの時みたいな状況なのか?)

舞夏「上条当麻、おかえりー」

上条「ああ、ただいま。って舞夏、いつ帰って来たんだ!」

舞夏「私たちは一泊二日だって、ホテルで会った時に言ったハズだろー?」

上条「そ、そうだったな。ところで土御門は一緒じゃないのか?」

舞夏「今日は会ってないなー。今も部屋にいないから部屋の掃除だけして帰るところだー」

上条「そうか。ところで先週か先々週に俺と舞夏って会ったっけ?」

舞夏「部屋に御坂を連れ込んでる時に何度も会ったじゃないかー」
574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 00:24:50.54 ID:NRHyUbyA0
上条「………………………………へ?」

舞夏「何をしていたかは知らないけど、お楽しみ中だったんじゃないのかー?」クフフ

上条「ちょ、ちょっと待って。もう一度言って貰えるか?」

舞夏「毎日御坂と手を繋いで下校デートして、毎日晩ご飯作って貰ってたじゃないかー」

上条「そんなのさっき聞いてないぞ。ってか、何だよ、それ」

舞夏「上条当麻、なんか怖いぞー?」

上条「悪い、ちょっと急用が出来たから、またな。兄貴見掛けたら俺に連絡するように言っておいてくれ」

舞夏「……分かったー」
578: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 00:55:02.67 ID:NRHyUbyA0
-上条家-

上条「インデックス!」

インデックス「お、おかえり、とうま。どうしたのかな?」

上条「俺が外に出ている間に、俺が授業に出たりするような魔術ってあるか!?」

インデックス「意味が分からないかも。どういうこと?」

上条「だから俺が俺じゃなくて、でも他の人は俺だって認識してるような魔術!」

インデックス「少し落ち着いて欲しいんだよ。それじゃ私でも分からないんだよ」

               ・
               ・
               ・

インデックス「それはあのチケットの人が使うアステカの変身魔術じゃないのかな?」

上条「……あっ!? そうか!」

インデックス「さすがにとうま、馬鹿過ぎるかも」
580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 01:08:09.27 ID:NRHyUbyA0
上条「い、いえ、違うのですよ? ただちょっと、状況に混乱しただけでしてね」

インデックス「話を聞く限りは魔術師なのに、チケットの人の方がとうまより頭良さそうなんだよ」

上条「あの、さすがに傷つくので止めて頂けないでしょうか?」

インデックス「とうまはもっと勉強するべきなんだよ」

上条「あれ? ってことは学校に話を通してたってのはウソなのか?」

インデックス「つまりとうまは二週間分丸々授業抜けたってことだね」

上条「もうすぐ期末試験なんですけど」

インデックス「さっきも言った通り、勉強すればいいんだよ」

上条「不幸だァァああああああああああああああああああああああああああああ」
581: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 01:13:07.29 ID:NRHyUbyA0
インデックス「まぁ私はお腹いっぱい食べれたからいいんだよ」

上条「うう、結局バレないように学校サボっただけじゃねぇか……」

インデックス「ドンマイなんだよ」

上条「そういえば、アステカの魔術で変身するためには皮膚が必要なんだろ? 俺はそんなもの海原に提供した覚えはないぞ?」

インデックス「それは私にも分からないんだよ。もしかしたらハリウッドの特殊メイクみたいなものなのかも」

上条「なんでそんなの知ってるんだよ」

インデックス「テレビの知識なんだよ」
585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 01:38:41.40 ID:NRHyUbyA0
上条「その場合は入れ替わったのは海原じゃない可能性もあるよな」

インデックス「そうだね」

上条「だけど、チケットをくれた以上は、海原に何か目的があったってことだ」

インデックス「普通に考えればとうまか私、もしくは両方が邪魔だったってことなんだよ」

上条「この二週間で何か事件を起こしたのか? この二週間で変わったこと……」



     『当麻さんは、当麻さんですわ。おかしな当麻さん』



上条「御坂か!」

インデックス「みことに何かしたってこと? でも、魔術じゃないんだよ」

上条「方法は置いといて、海原の奴が御坂について何か知ってることは確かだ」

インデックス「それについては賛成なんだよ」

上条「でも何で海原がそんなことするんだ? 御坂を守るためか? アイツは俺に……」
586: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 01:46:23.18 ID:NRHyUbyA0
インデックス「俺に?」

上条(もしかして俺が約束を忘れて誘いに乗って簡単に外に行ったから? 実際に御坂が襲われた時にどうなるか見せるために?)

上条「……海原を探して来る」

インデックス「どこにいるか知ってるの?」

上条「知らねぇけど、家にいても来るわけが無いだろ。大丈夫だと思うけど、何かあったらすぐに電話してくれ」

インデックス「分かったんだよ。いってらっしゃい」

上条「おう。行ってくる」

インデックス「あ、とうま!」

上条「どうした?」

インデックス「お腹空いたんだよ」グー

上条「はぁ。幸い今は余裕あるから出前でも注文してくれ」
590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 02:03:02.27 ID:NRHyUbyA0
インデックス「ところで出前ってどうやって取るのかな?」

スフィンクス「にゃー」

インデックス「で、電話すればいいんだよね?」ピッポッペッ

スフィンクス「にゃーにゃー」

インデックス「ドキドキするんだよ」

『お電話ありがとうございます!』

インデックス「ひゃ、ひゃい!」

『ど、どうかなさいましたか?』

インデックス「な、なんでも無いかも!」

ピンポーン

『それならば良いのですが。それではお名前と電話番号をお願い致します』

インデックス「ちょっと待って! お客さんなんだよ」

『お客様はそちらで……』プツッ

インデックス「は~い! 今出るんだよ」
647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:13:51.73 ID:QjELC1qd0
-駅前-

上条「ここにもいねぇ。そもそも第七学区どころか学園都市にいるかも怪しいんだよな」

一方通行「サッサと歩けっつってンだろ、クソガキ!」

打ち止め「もう少しあなたと一緒にいたいの、ってミサカはミサカは昼ドラで観たセリフを言ってみたり」

一方通行「ガキになンでもン見せてンだ、クソニート! このまま置いて行くぞ!」

打ち止め「わわっ、待ってよ~、ってミサカはミサカは急いで追いかけてみる」

上条(どうする? もう少しここにいるか? それとも路地とかに入って行くべきか?)
649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:21:20.93 ID:QjELC1qd0
結標「ナンパなら最低15歳以下にしてくれないかしら? 貴方たちみたいなムサイのに興味は無いのよ」

「なんだ、このアマ!?」

「ショタコンかよ!」

結標「今なんて言った?」ブチッ

上条(誰か海原と知り合いの奴いねぇのか? 土御門は相変わらず連絡取れないし)

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」

「お、下ろしてくれええええええええええええええええええええええええ」

結標「しばらく木の上で反省してなさい」フンッ
650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:29:35.23 ID:QjELC1qd0
上条(今日は一度戻ってまた明日探すべきか? いや、御坂をあんなままにしてはおけない)

prrrrrrrr prrrrrrrr

上条(インデックスか? ……土御門!」

上条「もしもし!」

土御門『あんまり大きな声出さないで欲しいんだにゃー、カミやん』

上条「お前どこに行ってたんだよ!」

土御門『まぁ色々だぜい。メールは見たぜい。どこかで会うかにゃー?』

上条「そうしてくれ。俺は駅前にいるけど、今どこだ?」

土御門『そうだにゃー。カミやんがよく超電磁砲と会う、壊れかけの自販機の前なんかどうだにゃー?』

上条「……分かった。すぐに行く」

土御門『ゆっくりでいいけどにゃー』
653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:36:59.03 ID:QjELC1qd0
-上条家-

美琴「お待たせしましたわ。昨日はお肉でしたので、今日はお魚にしてみましたの」

インデックス「おお! 私この魚知らないんだよ。なんて魚なのかな?」

美琴「さわらの西京漬けですわ」

インデックス「いただきますなんだよ!」モグモグ

美琴「今日はお代わりもしっかり用意していますので、安心してくださいね」

インデックス「美味しいんだよ! みことは料理の天才かも!」モグモグ

美琴「インデックスさんたら、お上手ですわね」ウフフ
654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:47:32.92 ID:QjELC1qd0
インデックス「私もインデックスって呼び捨てにしてくれていいんだよ?」モグモグ

美琴「これは癖みたいなものなので、気にしないでくださいな」

インデックス「……でも私は前のみことの方が好きかな」ゴクン

美琴「前の私? なんのことですか?」

インデックス「とぼけないで欲しいんだよ」

美琴「別にとぼけてなんか……」

インデックス「私はみことに何があったのかは実際には知らない。でも、今のみことは違うと思う」

美琴「……ご飯、冷めてしまいますわよ」

インデックス「みこと……」
655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 22:55:03.55 ID:QjELC1qd0
美琴「当麻さん、遅いですわね。心配ですわ」

インデックス「うん。またちょっと厄介事に巻き込まれてるのかも。でも、とうまなら大丈夫なんだよ」

美琴「当麻さんのこと信頼しておられるのですね。地下街の時もそう言っておられましたわ」

インデックス「みことはとうまのこと信頼してないの?」

美琴「……わたくしはどうしても心配してしまいます。
二度も息も絶え絶えなところを見せられては、いつか本当に死んでしまうのでは無いかと」

インデックス「とうまのけーたいに電話掛けてみようか?」

美琴「そうですわね」

インデックス「え~っと」ピッペッポッ
656: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:00:55.71 ID:QjELC1qd0
美琴「無事なら良いのですが」

インデックス「あ、もしもし、とうま?」ツーツー

美琴「どうでしたか?」

インデックス「通話中なんだよ……」

美琴「ではわたくしがメールを送っておきますわね」

メール『インデックスさんが心配しておられますわ。早く帰って来てあげてくださいな』

美琴「送信っと。もうこんな時間ですし、わたくしは帰らせていただきますわね」
657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:09:09.77 ID:QjELC1qd0
インデックス「みこと、もう帰るの?」

美琴「門限が近いですし」

インデックス「そっか。門限じゃ仕方ないよね」

美琴「申し訳ございませんが、当麻さんが帰って来たらよろしくお伝えくださいな」

インデックス「うん。また明日会えるかな?」

美琴「ええ」ニコッ

インデックス「!」

インデックス(今のみことの笑い方は今までと違ったんだよ)
659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:18:41.55 ID:QjELC1qd0
美琴「それではおやすみなさいませ、インデックスさん」

インデックス(このままじゃみことが帰っちゃうんだよ。そうだ! 気になってたことも分かるかも)

インデックス「えっと、みこと! お風呂一緒に入らない?」

美琴「お風呂?」

インデックス「うん。門限破っちゃうかも知れないし、帰る時に湯冷めしちゃうかも知れないけど」

美琴「でも……」

インデックス「お願いなんだよ。私と一緒に入って欲しいんだよ」

美琴「……分かりました。それでは少し湯をお借りしますね」
660: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:32:12.15 ID:QjELC1qd0
-浴室-

インデックス「みこと~。早く入って来るといいかも」

美琴「あの……本当に一緒に入らないとダメでしょうか?」

インデックス「もちろんなんだよ」

美琴「それでは失礼致しますわ」ガラッ

インデックス「みこと、前にも言ったよね? お風呂にタオルを浸けるのはマナー違反なんだよ」

美琴「ううっ……」タオルハズス

インデックス「やっぱり胸には何か入れてたんだね」

美琴「そんなに見ないでくださいな」カァッ
664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:40:05.88 ID:QjELC1qd0
インデックス「どうしてそんなことしてたの? とうまが大きな胸が好きだって言ったから?」

美琴「……そうですわ」

インデックス「その喋り方や性格も?」

美琴「ええ。面と向かって『巨乳で大人しめなお姉様タイプが好き』と当麻さんに言われました」

インデックス「そうだったんだ……」

美琴「ですからわたくしは、当麻さん好みの女の子になろうと努力しているのです」

インデックス(どうしよう? 多分そのとうまは偽物なんだけど、それを言うのは違うと思うんだよ)

美琴「本当は分かっているのです。こんなことをしても当麻さんは振り向いてくれないと」

インデックス(そんな泣きそうな顔されると私も辛いんだよ……)
667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/02(日) 23:50:25.64 ID:QjELC1qd0
美琴「インデックスさんも当麻さんのことが好きなのでしょう?」

インデックス「……うん。私もとうまのことが好きなんだよ」

美琴「やっぱり当麻さんはモテますわね。きっと好みのタイプど真ん中の人からも既に好かれているのでしょう」

インデックス(かおり……はちょっと違うかも。その条件だとオルソラがピッタリなんだよ)

美琴「諦めて身を引くべきなんでしょうね。こんなに未練がましく押し掛けて。内心迷惑に思われているのかも」

インデックス「どうしてそんなこと思うの?」

美琴「一度当麻さんにハッキリと拒絶されたのですよ? しつこい女と思われても不思議では無いですわ」

インデックス「そんなことはないんだよ」

美琴「インデックスさん?」

インデックス「みことは間違ってるんだよ」

美琴「間違ってるとはどういうことですか?」
669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 00:01:32.14 ID:XZYqaWbC0
インデックス「胸や性格を誤魔化しても何の意味も無いんだよ。それは私やみことの怒りっぽいところは直した方がいいかも知れないけど」

美琴「……、」

インデックス「でもね、私やみことの好きなとうまは、胸が大きいか小さいかで好きになったり、嫌いになったりするの?」

美琴「!」

インデックス「違うよね? とうまは私が噛んだり、みことが電撃飛ばしてもまた普通に接してくれるんだよ」

美琴「それは当麻さんが優しいから」

インデックス「うん。当麻の懐は寒いけど広いんだよ」フンス

美琴「あはは、酷い言われようですね」

インデックス「だから美琴も着飾ったりしないで、ありのままの自分でいるべきなんだよ」ニコッ

美琴「インデックス……」グスッ

インデックス「ここは泣くところじゃないかも」

美琴「……ありがとう」ニコッ
675: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 00:19:24.67 ID:XZYqaWbC0
インデックス「どういたしましてなんだよ。やっぱりみことは笑ってる方がいいんだよ」

美琴「本当にありがとうね……くしゅん!」

インデックス「わわっ、お風呂に早く入った方がいいかも。入る前に風邪を引いちゃうんだよ」

美琴「うん。お邪魔します」ザブン

インデックス「ちょっと狭いかも」ウウッ

美琴「私のせいだって言うの!?」

インデックス「それしか無いんだよ」ウダー

美琴「うう、インデックスが一緒に入ろうって言ったんじゃない」

インデックス「お風呂の狭さを計算に入れて無かったんだよ」エヘヘ

美琴「それは一番大事なところでしょ!」アハハ

インデックス「細かいことは気にしない。それじゃあ私が知ってる限りのことをみことに教えるんだよ」
677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 00:28:33.99 ID:XZYqaWbC0
-公園-

土御門「早かったにゃー」

上条「ちょ、ちょっと待ってくれ。息を、整える」ゼェゼェ

土御門「だからゆっくりでいいって言ったんだにゃー」

上条「そ、それで? お前は……何を知ってるんだ?」ハァハァ

土御門「今カミやんが知りたいことはほとんど知ってると思うぜい」ニヤリ

上条「!」

土御門「自分が学園都市から出ていた二週間に何があったか、だろ?」

上条「ああ」
680: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 00:39:43.40 ID:XZYqaWbC0
土御門「そもそも疑問に思わなかったのか? 何故海原、いや元アステカの魔術師がカミやんに慰安旅行なんかプレゼントしたのか?」

上条(全く疑問に思わなかったとは言えない。まぁ一応最初はあったけど、上手く言い包めるられたよな)

上条「まぁ少しは思ったぞ? 学校にも話をつけて、それも丸々二週間もホテル滞在。マッサージも付いた至れり尽くせり」

土御門「禁書目録の養育費すら払わないイギリス清教のケチなババァとは大違いなんだにゃー」クックックッ

上条「冗談聞くために呼んだわけじゃないんだぞ?」

土御門「分かってるさ。じゃあここからはマジメに話をさせて貰う」

上条「そうしてくれ。まず一番聞きたいのは、この二週間俺と代わってたのは誰だ?」

土御門「もう分かってるハズだろ? アステカの魔術師、エツァリだ」

上条(やっぱりか)
683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 00:51:52.58 ID:XZYqaWbC0
土御門「奴は『超電磁砲』に好意を寄せていた。彼女のために組織を抜け、この学園都市の暗部に身を置くほどに」

上条「御坂をあんな風に変えたのはアイツなのか?」

土御門「最後まで聞け。エツァリはカミやんに『超電磁砲』のことを託した。そうだろう?」

上条(そうだ、俺はアイツと約束した。御坂と御坂の周りの世界を守ると)

土御門「沈黙は肯定と受けとるぞ」

上条「続けてくれ」

土御門「だがカミやんは誰かが困っていたら助けに行ってしまう。それこそエツァリが最重要視する『超電磁砲』を置いて」

上条「それは!」

土御門「分かっているさ。むしろ放っておいたらそれは俺の知る上条当麻じゃあない。それこそ偽物だ」

上条(やっぱり俺が簡単に外に行ったから、御坂があんなことに……)
684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:03:09.01 ID:XZYqaWbC0
土御門「そして最近になってエツァリは『超電磁砲』がカミやんに依存し始めていることに気づく」

上条「御坂が俺に依存?」

土御門「鈍感なカミやんに言っても仕方ないことだけどな。『超電磁砲』はカミやんのことが好きなんだぞ?」

上条「………………………………え?」

土御門「そんな反応されちゃ本当に気の毒としか言いようが無いな」

上条「御坂が俺のことを?」

土御門「こんなことを言ったことが舞夏にバレたら殺されそうだ。女の子の秘密をペラペラ喋るなってな」

上条「……その時は一緒に謝ってやるよ」
687: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:11:56.64 ID:XZYqaWbC0
土御門「そうしてくれ。話を戻すが、カミやんに依存し始めた『超電磁砲』は不安定だ。
 カミやんは知る由もないが、最近の『超電磁砲』はパーソナルリアリティが揺らいでるそうだ。俺が見たことじゃなく、報告で上がって来たことだがな」

上条「パーソナルリアリティが揺らぐってどういうことだ?」

土御門「心当たりあるだろ? 最強の電撃使いである『超電磁砲』が漏電したりすると思うか?」

上条「あっ……」



           『ふにゃー』



上条「あの時の漏電はそういうことだったのか」

土御門「『超電磁砲』の心の支えとなってしまった上条当麻にこれ以上は任せておけない。
 そう考えたエツァリは、上条当麻の姿で彼女を拒絶することを考えた。
 そうすれば一時的には今以上に不安定になっても、早い段階で元に戻るだろうと」

上条「御坂を拒絶?」
689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:26:34.07 ID:XZYqaWbC0
土御門「方法は今更言う必要も無いよな。カミやんと禁書目録を『外』に出し、その間自分は上条当麻として生活する」

上条(そのために俺とインデックスを外に出したってわけか)

土御門「そして『超電磁砲』と接触し、仲を深める。そうなりゃ簡単だ。『超電磁砲』はカミやんに好意を寄せている。
 あっという間に二人はクラスでも公認の仲。今日学校に行ったなら心当たりがあるだろう?」



           『今日はあの子来てないのね』


          『本当。先週は毎日来ていたのに』


   『なんや、ケンカしたから今日のカミやんの様子がおかしかったんか」



土御門「互いに下校時に迎えに行くくらいだからな。カミやんに好意を寄せていた女子連中は涙に暮れてたぞ」
693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:37:08.74 ID:XZYqaWbC0
上条「じゃあ今の変な御坂は、俺の姿で拒絶して不安定になった結果なのか?」

土御門「そこはエツァリの計算違いだ。というか正直俺もこんな結果になるとは思ってなかったな。
1週間程度寝こんで失恋のショックは治るだろう、と俺も奴も考えていた。
まぁ俺たちみたいな奴にナイーブな女子中学生の心が読めるわけも無いが、このパターンは例外だな」

上条「それじゃあ御坂を直すことは出来るんだよな?」

土御門「まぁ難しいことじゃないだろう。だが、下手なことをすれば余計に傷つけるだけだぞ」

上条「……分かってる」

土御門「本当かね~」

上条「ところでなんでそんな周りくどいやり方をしたんだ? 俺の姿ですぐに絶交って形でも良かったんじゃないのか?」
695: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:48:27.48 ID:XZYqaWbC0
土御門「分かり切ってるだろ? 上げてから落とした方がダメージがでかい。未練を断ち切らせるためさ。まぁ全く上手く行かなかったわけだが」

上条「上げてから落とす?」

土御門「普通にフッただけじゃ『超電磁砲』は諦めないと考えたんだろう。その点は俺も同意だし、カミやんも知っていると思うが?」

上条(確かに御坂は何でも簡単に諦める奴じゃない。一方通行の時だって、最後の最後まで抗おうとしていた)

土御門「自分はもう恋人同士だと思っていた『超電磁砲』が、ハッキリと恋愛対象じゃないと拒絶される。鈍いカミやんでも想像出来るだろ?」
幸福の絶頂から叩き落とされた『超電磁砲』は心に深い傷を負い、カミやんのことを諦めるってシナリオだ」

上条「あの野郎……」ギリッ
696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 01:56:02.01 ID:XZYqaWbC0
土御門「そうならなかったのは『超電磁砲』がそこまでカミやんにゾッコンだったってわけだ。って、お~い、カミやん。聞いてないな」ハァ

上条(御坂はああいう奴じゃない。もっと怒ったり、泣いたり、なによりあんな悲しそうな顔で笑わない!)

上条「海原は……いや、エツァリはどこだ!」

土御門「俺が知るわけないだろ」

上条「じゃあもういい」クルッ

土御門「おいおい、アテもなく探して見つかるわけ無いだろ。少しは俺の話を聞け」
698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 02:09:09.99 ID:XZYqaWbC0
上条「なんだよ。もう俺の聞きたいことは終わったぞ」

土御門「すべて聞いてからにしろ。その後で海原と会わせてやる」

上条「居場所知らないんじゃなかったのか?」

土御門「電話して呼び出せば済む話だ」

上条「おい……」

土御門「じゃあ、俺の本題に行くぞ」

上条「本題? いや、待ってくれ。その前にもう一つだけ聞きたい」

土御門「ん?」
701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 02:18:11.18 ID:XZYqaWbC0
上条「土御門、お前は最初からこの計画を知っていたのか?」

土御門「まさか。俺が知ったのは、カミやんに変装したエツァリと学校で会った時だ。
どれだけ上手に化けても、俺はスパイだぞ? カミやんの一挙手一投足は頭に刻みこんである。違いなんて一目瞭然だ」

上条「それで何ですぐに俺に言わなかったんだ?」

土御門「携帯をカミやんがエツァリに預けてた、って言ったら怒るよな?」

上条「当たり前だ。よく考えれば携帯をアイツに預けるなんてこともこのためだったって訳か」

土御門「ついでに本題に行くぞ? カミやん、俺はカミやんに必要以上に裏の世界に関わって欲しいとは思ってない。
だから俺は必要以上に魔術関係についても教えない。アレイスターやローラが何を考えてようと知ったこっちゃ無い」

上条「土御門……」

土御門「そしてそれは『禁書目録』も『超電磁砲』もカミやんの横にいるべきじゃないという俺の考えに繋がる」

上条「なんでそうなるんだよ?」

土御門「そんな目で睨むなよ」ハァ
816: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:05:00.72 ID:JkGOK7VD0
上条「睨んでなんかねぇよ」

土御門「まぁいい。たとえばの話だ。カミやんは仮にねーちんが困っていたら、すぐに駆けつけようとするだろう?」

上条「そりゃあ神裂とは知り合いだし、何度も助けてもらったこともある。それに俺は仲間だと思ってる」

土御門「ねーちんが聞いたら泣いて喜びそうだぜ。だがな、そのねーちんと恋愛関係になったら?
それは助ける時だけなんて一時的なものなんかじゃない。カミやんは家で帰りを待つか? 違うだろう? 共に戦おうとするハズだ。
血が流れる戦場に身を投じることとなる。聖人であるねーちんと共に生きるっていうことはそういうことだ」

上条「それは……」

土御門「その相手が禁書目録ならば? 既にカミやんは知っているハズだ。闇咲逢魔の襲撃なんかでな。学園都市だからその程度で済んでいるんだぜ?
学園都市、それかイギリス清教の庇護が無ければ禁書目録は普通の生活なんて送れないんだよ。
禁書目録の傍にいれば必然的に騒動に巻き込まれる。それは十分に身に染みているハズだと思うが?」

上条「俺は……インデックスに普通の女の子らしく過ごして欲しい」
821: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:12:04.19 ID:JkGOK7VD0
土御門「それは禁書目録が死ぬまで無理だ。常に世界から狙われ続けるのが、10万3000冊の魔道書を持つ禁書目録の宿命なんだよ」

上条「……、」

土御門「続けるぞ。今例に挙げた禁書目録にはイギリス清教の特大の首輪、遠隔制御霊装がある。
そして『超電磁砲』も同じだ。『妹達』という巨大な首輪から逃れることは出来はしない。見捨てるなら話は別だがな」

上条「そんなこと……」

土御門「出来るわけが無いな。『超電磁砲』はそういう奴だ」

上条(インデックスだって御坂だって望んでそんな状況になったわけじゃないハズなのに……)

土御門「だからこそカミやんは普通の子と付き合うべきなんだよ。クラスメイトとかな」
825: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:19:17.20 ID:JkGOK7VD0
上条「普通の子?」

土御門「『幻想殺し』がある限り、また誰かに狙われる時が来るかも知れない。だが、わざわざ自分から危険を増やしてどうする?
その度に病院に担ぎ込まれて『冥土帰し』の世話になるのか? あの爺さんの方が先に寿命でくたばるぞ」

上条「………………………………違う」

土御門「何が?」

上条「インデックスも御坂も普通の女の子だ。ただ不幸な目に遭う可能性が高いだけの普通の女の子なんだ」

土御門「それを普通とは言わないと思うけどな」ハァ

上条「じゃあ俺も普通じゃないから大丈夫だ。俺の不幸は筋金入りだぜ?」

土御門「不幸者同士お似合いってか?」

上条「お、お似合いとかそういうことは言ってないだろ!」アセアセ

土御門「自分から危険に飛び込むのはカミやんの性分だ。どうしようもない。だが、カミやんが背負っているものを確かめてみろ」

上条「俺の背負ってるもの?」
828: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:27:29.64 ID:JkGOK7VD0
土御門「明らかに荷重オーバーだ。いつかその荷は崩れるぞ。誰も傷つかないなんて不可能なんだよ。
そういう意味じゃエツァリの気持ちはよく分かるだろ? 崩れた中に、傷つく中に『超電磁砲』を入れたくない」

上条(確かに、すべての人を守るなんて不可能かも知れない。今までだってみんな無事だったことなんて無かった。誰かが傷ついた)

土御門「それならば自分が先に傷つけて、その状況を回避する。守りたいからこそ、更に大きな危険を避けるために傷つける。
本末転倒かも知れないがな。俺はカミやんに背負ってるものを取捨選択しろとは言わない。出来るわけが無いからだ。
だが、すべてを守れなくなる日がいつか来る。その時が来た時に後悔しないようにしておけ」

上条「土御門……」

土御門「俺にとっては舞夏がすべてだ。カミやんが一番大切なのは『禁書目録』か? 『超電磁砲』か? それとも別の誰かか?」

上条「俺は……インデックスも……美琴も守ってみせる。俺の『幻想殺し』がある限り、誰かが死ぬなんて幻想はぶち壊してやる!」

土御門(それでこそカミやんなんだぜい。俺にはカミやんが眩しくて仕方ない。すべてを守るなんて思っちまうヒーローがな)

土御門「俺の話は以上だ。あとは奴と話をつけろ」

上条「ああ!」
832: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:32:56.86 ID:JkGOK7VD0
-黄泉川家-

打ち止め「ねぇねぇ、何するの?ってミサカはミサカはベランダに出てるあなたに聞いてみる」

一方通行「……仕事」

打ち止め「仕事?ってミサカはミサカは寒さに身体を震わせながら聞いてみる」

一方通行「寒いなら家の中に入ってろ」

打ち止め「あなたと一緒なら暖かいよ、ってミサカはミサカはあなたにギュッと引っ付いてみたり!」

一方通行「芳川ァ! クソガキに変なドラマ見せンな!」

芳川「失礼ね。昼ドラやってる頃のわたしは寝てるわ」

黄泉川「余計にダメじゃん」
834: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:36:26.30 ID:JkGOK7VD0
一方通行(風の向き、風力を計算し、上層、中層、下層、すべての雲を集めて見える範囲の空を覆う)

打ち止め「わぁ! あっという間に雲が集まって来たよ!ってミサカはミサカは大はしゃぎしてみる!」

芳川「せっかくの満月なのに何てことするのよ、一方通行」

黄泉川「一方通行は無駄なことはしないじゃん。何か理由があるじゃん」

打ち止め「どういう理由があるの?ってミサカはミサカはあなたに尋ねてみる」

一方通行「俺が知るか」
836: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:44:47.98 ID:JkGOK7VD0
-上条家-

美琴「そういうことだったんだ……。それにしても特殊メイクの顔どころか、体形や声まで完璧だったと思うわよ?」

インデックス(魔術とかは言わなくてもいいよね)

インデックス「みことはその人のこと知っているの?」

美琴「う、うん。アイツと戦ってた」

インデックス「8月31日?」

美琴「夏休み最終日だったからそうね。インデックスこそ知ってるの?」

インデックス「まぁね。そう言えば、その日はとうまってば夜も騒動に巻き込まれたんだよ」

美琴「そうなの? そういえば夜にも会ったっけ」
841: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:53:31.58 ID:JkGOK7VD0
インデックス「うん。その後学園都市の外に出て、宿題出来なくて不幸だー!って言ってたんだよ」

美琴「次の日の侵入者騒ぎの原因の一つは自分だとか言ってたわねぇ。事件のオンパレードね」

インデックス「とうまは大体そんな感じなんだよ」

美琴「しょっちゅう入院することにもなるわね」

インデックス「それにしても、みことはもっと怒ると思ったんだけど、どうしてそんなに落ち着いてるの?」

美琴「そりゃ腹立ったわよ。アイツのフリして私に近づいてぬか喜びさせてさ。
でも、私をアイツから遠ざけようとしたのは私利私欲だけじゃないと思う。
そう考えたら怒るに怒れないというか。あ、もちろん次会ったら電撃お見舞いしてやるけどね」

インデックス「死なない程度にするといいかも」

美琴「考慮しとくわ」
848: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 22:57:39.60 ID:JkGOK7VD0
美琴(本当に自分のことしか考えていなければ、それこそ一度受け入れてから拒絶すると思う。でもあの人はそれをしなかった。
私がキスしようとした時も、好きにしていいって言った時もあの人は拒絶した。って、思い返したら恥ずかしくなって来た……)カァッ

インデックス「みこと、顔が赤いんだよ」

美琴「そ、そう!? ちょっと長湯のせいでのぼせちゃったのかも!」アセアセ

インデックス「じゃあそういうことにしとくんだよ」

美琴「あはは……」フゥ
855: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:03:30.62 ID:JkGOK7VD0
インデックス「とうまからメール返って来た?」

美琴「返って来てないわね。どこで何してるのかしらね」

インデックス「みことも随分のんびりしてるけど、帰らなくていいの? 引き留めた私が言うのもおかしいけど」

美琴「黒子には電話したし大丈夫。あとで寮監には怒られるだろうけどね」アハハ…ハァ

インデックス「とうまもどこにいるのかくらい連絡してくれてもいいんだよ」

美琴「もうこんな時間だもんね。一体どこにいるのやら」

インデックス「いっつもとうまは一人で突っ走っちゃうんだよ」

美琴「なんでもかんでも一人で背負い込もうとするもんね」

インデックス「それはみことも一緒かも」ジトメ

美琴「うえっ!?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:10:52.06 ID:JkGOK7VD0
>>1
スレ立てありがとう
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:11:33.14 ID:JkGOK7VD0
インデックス「一人で背負い込んだ結果、私やとうまを心配させたんだよ? くろこってあのツインテールも心配したんじゃない?」

美琴「うっ……」

インデックス「とうまもみこともそこは直すべきなんだよ」

美琴「……善処するわ」

インデックス「私はね、みことが羨ましいんだよ」

美琴「どうして? 私はアイツといつも一緒にいるインデックスの方が羨ましいわよ」

インデックス「『当麻さん』は止めたの?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:21:33.04 ID:JkGOK7VD0
美琴「止めてよ。お芝居の役をやってるって思い込んでたからやれてたけど、素だと恥ずかしいわ」

インデックス「そういう思い込みがレベル5になるコツなのかな?」

美琴「さぁね。それよりもはぐらかさないで答えてよ」

インデックス「羨ましいって話だったよね。さっきね、とうまがその偽物を探しに行くって言った時、凄く怖い顔してた」

美琴「え?」

インデックス「きっとみことをそんな風に変えちゃってた、その偽物が許せないんだよ」

美琴「そう……なの?」

インデックス「そうなんだよ…………………………きっと」

美琴「そこは断言してよ!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:28:25.38 ID:JkGOK7VD0
インデックス「あくまでも私の推測だから断言はしないんだよ」

美琴「もう……。ちょっと喜んじゃったじゃない」

インデックス(とうまはその理由にまだ気付いてないと思うんだよ。でも、その人と会えば気付くハズなんだよ)

ピンポーン

インデックス・美琴「!」

インデックス「とうま!」バタン

土御門「ぶへっ!」ガンッ

インデックス「なんだ、もとはるか~。とうまかと思ったんだよ」

土御門「な、なんだとは酷い言いようだぜい」サスリサスリ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:38:17.81 ID:JkGOK7VD0
美琴「だ、大丈夫ですか?」アセアセ

土御門「ん? なんだ、『超電磁砲』は元通りになったのかにゃー?」

美琴「へ?」

インデックス「私のお陰なんだよ」フンス

土御門「へぇ……たまには専門分野以外でも役に立つな」

インデックス「たまには、は余計なんだよ!」

土御門「冗談だぜい」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:48:45.20 ID:JkGOK7VD0
インデックス「ところでどうしたの? とうまは今いないんだよ」

土御門「ああ、そうそう。カミやんは今頃海原のところだ」

インデックス・美琴「!」

美琴「それって……」

土御門「二人っきりの決闘ってところかにゃー」クックックッ

美琴「止めないと!」

土御門「どうして?」

美琴「どうしてって、二人が戦う必要なんてないでしょう?」

土御門「あるさ」

美琴「え?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/03(月) 23:56:42.56 ID:JkGOK7VD0
土御門「譲れないものが、許せないものがある。それだけで戦うには十分だろ?」

インデックス「カッコつけてないで早く場所を教えるんだよ」

土御門「……ちょっと傷つくんだにゃー」

美琴「私にはその理由じゃ納得出来ません。だから、教えてください」

土御門「『超電磁砲』もすべて知ってるみたいだな。しかし……」チラッ

インデックス「……行くのは美琴一人だから安心するかも」

美琴「ど、どうして? インデックスも一緒に行こうよ! それに安心ってどういうこと?」

インデックス「私はお留守番してるんだよ。もとはる、早くみことに教えるんだよ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 00:13:28.36 ID:vFd/UhwZ0
土御門「分かった、分かった。北西にある鉄橋だ。分かるよな?」

美琴「う、うん」

土御門「そこに二人はいる」

美琴「あの……ありがとうございます」ペコリ

土御門「邪魔するかどうかは自分で決めてくれ」

美琴「じゃあ、インデックス、行って来るね」

インデックス「いってらっしゃいなんだよ。ちゃんととうまと一緒に帰って来るんだよ」

美琴「任せといて!」ピョン
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 00:22:18.07 ID:vFd/UhwZ0
土御門「さすがレベル5、7階から飛び降りたぜい」

インデックス「えれべーたー使えばいいのに」

土御門「付いて行かなくて良かったのかにゃー?」

インデックス「もとはるイジワルだね。私が付いて行くって言ったら止めたんじゃない?」

土御門「正解だぜい。禁書目録も気付いていたか」

インデックス「さっきみことにも言ったけどね。とうまを見てて気付いたんだよ。その人に嫉妬してるんだって」

土御門「カミやんは否定しそうだな」

インデックス「そうだね。とうまは、みことが自分の姿をした知らない誰かと一緒にいたことが嫌だったんだよ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 00:35:55.03 ID:vFd/UhwZ0
土御門「それに気付いたのは、いつもカミやんを見てたからかにゃー?」

インデックス「………………………………うん」

土御門「それをもっと別のことに活かせたらいいのにな」

インデックス「からかわないで欲しいかも。とうまも、みことも気付いてないだけ。とうまの心の中にはみことがちゃんといるんだよ」

土御門「そうか。禁書目録、お前意外といい女になるかもな」

インデックス「意外と、は余計なんだよ。さっきから一言多いかも」

土御門「悪い悪い」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 00:49:19.31 ID:vFd/UhwZ0
インデックス「全然誠意が伝わって来ないんだよ」

土御門「お詫びに一つ教えておくにゃー。カミやんは禁書目録も大事だ、ってハッキリ言ってたぜい?」

インデックス「そっか。それは嬉しいんだよ。ありがとう、もとはる」

土御門「どういたしまして。さて、カミやんはそろそろエツァリのところに着いた頃かな?」

インデックス「アステカの魔術師の『トラウィスカルパンテクウトリの槍』は……使えないね。いつの間にか雲が出てる」

土御門「そりゃツイてるにゃー」

インデックス「とうま、みこと、早く帰って来て欲しいんだよ……」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 00:54:23.42 ID:vFd/UhwZ0
-鉄橋-

海原「来ましたか」

上条「俺が来るのを聞いてたのか?」

海原「いえ。でも、あんな風に土御門さんから呼び出されれば分かりますよ」

上条「じゃあ呼び出した理由も言わなくても分かるよな?」

海原「……御坂さんのことでしょう?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:09:07.23 ID:vFd/UhwZ0
上条「どういうつもりだ?」

海原「どうもこうも、自分が貴方の代わりに何をして来たか、もう十分にご存知かと」



          『先週の放課後はずっと一緒にいた癖に』


   『毎日御坂と手を繋いで下校デートして、毎日晩ご飯作って貰ってたじゃないかー』



上条「……、」

海原「顔が怖いですよ。これ? なんだか分かりますか?」

上条「?」

海原「AIM拡散力場を分散させるユニットです。とは言っても、御坂さんどころか『妹達』程度の電力も無効化出来ないですが」

上条「まさか……」

海原「これをずっと右手に付けていました。そうすれば御坂さんの電磁レーダーならば、貴方の右手同様に乱れて誤魔化せる」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:17:26.07 ID:vFd/UhwZ0
上条「……準備万端だな」

海原「一度でも雷撃の槍を出されればどうしようも無いですがね。いつバレるかと冷や冷やしました」

上条(ということは、御坂はコイツといる時には一度も電撃を出さなかったのか。……アイツが怒るのは俺のせいじゃねぇか)

上条「何で御坂を裏切るような真似をした?」

海原「……何のことです? 自分は――」

上条「俺がムカつくのは! 俺とあんな約束をしたハズのお前が、御坂の世界を壊そうとしたことだ!」

海原「自分だって、壊そうと思ったわけじゃないですよ」

上条「じゃあ何で!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:23:57.86 ID:vFd/UhwZ0
海原「貴方の存在が御坂さんの中で大きくなり過ぎている! 貴方は自分がどれほど御坂さんの世界を占めているか気付いていない!」

上条「……確かに俺は何も分かって無かった。御坂が俺のことを好きだってことも、俺が拒絶した御坂がどうなるかってことも」

海原「だから貴方が拒絶する前に、傷が浅いうちにその状態を直そうとした」

上条「俺にはその理屈は分からねぇ」

海原「放っておいたら大怪我をしてしまう。しかし自ら手を下し、打撲程度で済ませることが出来る。ならば自分は迷いなくそちらを選びますよ」

上条「俺は……誰も傷つけたくない」

海原「夢物語ですね。貴方が誰か一人、特別な人を選ぶだけで間違いなく多くの人が傷つく」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:31:10.34 ID:vFd/UhwZ0
上条「俺は自分がそんな大それた人間だとは思ってない。でも、お前が言うのならその通りなんだろうな」

海原「そうですよ。もはや御坂さんの世界の中心は貴方だ。貴方がいなければ、御坂さんの世界は壊れる。十分過ぎるほど、今回のことで分かりましたよ」

上条(壊れた状態があの御坂だったって訳か)

海原「自分はいい道化だったってわけです。貴方の姿をして、彼女を拒絶しても状況は変わらなかった。
むしろ御坂さんを意味もなく傷つけただけですよ。……貴方をそこまで怒らせるまでに」

上条「お前はこれからどうするつもりなんだ?」

海原「もう一度、貴方と入れ替わり、完全に御坂さんを拒絶します。何をしても無意味だと思わせる。徹底的に!」

上条「お前……」

海原「今更引き返せないでしょう? あんな風にしてしまった御坂さんは余計に危うい。そして自分にはそうしてしまった責任がある」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:39:40.44 ID:vFd/UhwZ0
上条「『御坂美琴と彼女の周りの世界を守る』」

海原「……、」

上条「俺が約束した! 他でも無いお前と!」

海原「あの時の貴方が、その約束の意味を本当に分かっていたとは思えませんけどね」

上条「今なら分かるさ。そしてだからこそ、美琴の世界を壊そうとするお前を、俺は絶対に許さねぇ!」

海原「!」

上条「今度こそ、お前のそのふざけた幻想をぶち殺す!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 01:51:58.85 ID:vFd/UhwZ0
海原「……貴方には分かりませんよ。自分がどんな覚悟をもって、こんなことをしたのか」

上条「じゃあその覚悟って奴を見せてみろよ」

海原「いいでしょう。貴方が自分の邪魔をすると言うならば、今度こそ倒してみせますよ」パリパリ

上条「その顔は……」

エツァリ「前にも見ましたよね? これが自分の本当の顔です」

上条「本気って訳か」

エツァリ「海原光貴としてではなく、エツァリとして貴方を倒す!」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 02:08:38.29 ID:vFd/UhwZ0
エツァリ(『幻想殺し』相手では『月のウサギ』も効果が無いでしょう。それどころか、逆に痛みの間に隙を生むだけ……)

上条(奴の武器はすべてを分解する黒曜石のナイフ。当たるわけにはいかない)

エツァリ(雲が出ていては金星の光は届かない。『月のウサギ』で雲を飛ばすか?)

上条「どうした? 来ないのかよ?」

エツァリ(その上で『トラウィスカルパンテクウトリの槍』を使い、距離を保って戦う? その方が勝率は圧倒的に高いが)

エツァリ「……くだらない」

上条「ん?」

エツァリ「こんなもの、必要無いです」ポイッ

上条(ナイフを捨てた? どういうつもりだ?)

エツァリ「あの時は負けましたが、拳だけで倒してみせますよ」

上条「……上等だ」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 02:16:55.06 ID:vFd/UhwZ0
上条・エツァリ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」ゴキッ

上条「くっ……」

エツァリ「ちぃ……」

上条「このっ!」ドンッ

エツァリ「うっ!?」

上条「オラァ!」

エツァリ(躱せる!)ブンッ

上条「!」

エツァリ「お返しです!」ゴンッ

上条「ケホッ」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 02:20:07.15 ID:vFd/UhwZ0
エツァリ(もう一発入る)ドゴッ

上条「うぐっ。このっ!」

エツァリ(マズイ!)

上条「効かねぇんだよ、こんなへなちょこパンチ」ゴンッ

エツァリ「うっ……」

上条「どうした! お前の覚悟ってのはそんなものなのかよ!」ゼェゼェ

エツァリ「貴方に……何が分かるんです?」ゴッ

上条「くっ」

エツァリ「結局……自分に向けられている笑顔は、すべて貴方に向けられたものだった」ハァハァ

上条「!」

エツァリ「御坂さんの優しさも、言葉も!」

上条「お前……」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 02:25:38.87 ID:vFd/UhwZ0
エツァリ「偽りの顔でいる自分が言うことじゃないですがね」

上条「……そして最後に、偽りの言葉で美琴を拒絶したってわけか」

エツァリ「ええ、そうです。自分の好みとはまったく違う。だから彼女になんかしたくない、とね」

上条「テメェ……」

エツァリ「怒りましたか? その目だけで人が殺せそうですよ?」

上条「嘘だろうとテメェは美琴にそんなことを言うのか!」

エツァリ「言いたくて言ったわけじゃない!」

上条「お前が美琴を傷つけた!!」

エツァリ「上条当麻! 貴方さえ、貴方さえいなければ!!」

上条「エツァリィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」

エツァリ「上条当麻ァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 13:36:19.14 ID:N3rbPjiS0
上条「このっ!」ドゴッ

エツァリ「貴方がいるから! 貴方の存在が御坂さんを狂わせる!」ゴンッ

上条「狂わせるだと!?」

エツァリ「御坂さんが貴方などに心惹かれたりしなければ、こんなことにはならなかった!」

上条「そんなお前の都合で!」ゴッ

エツァリ「そして自分が御坂さんに出会うこともなく、こんな気持ちになることも無かった!」ガンッ

上条「それが本音かよ……」ドゴッ

エツァリ「はぁ、はぁ。貴方には分からないでしょう、ね!」バキッ

上条「それでいいのかよ? お前は御坂に出会って不幸だったのか?」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:04:18.84 ID:N3rbPjiS0
エツァリ「そんなわけ無いでしょう? しかし、こんな思いは誰だってしたくない。自分の想いが届かないことほど悲しいものは無い」

上条(自分の想いが届かない……)

エツァリ「所詮貴方が自分とした約束は、貴方の守るその他大勢の中に御坂さんを入れただけだ」

上条「そう……だろうな」

エツァリ「それどころか、元から入れていたから安請け合いしたんじゃないですか? 既に守る対象だと」

上条「ああ、否定はしねぇよ」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:13:06.58 ID:N3rbPjiS0
エツァリ「貴方に任せたのが自分の最大の誤りでした」

上条「だがな、それはあの時の話だ」

エツァリ「今は違うと?」

上条「そうだ。だから今言ってやる! お前との約束なんか関係無ぇ! 俺が美琴を守る! 俺自身の意思で!」

エツァリ「なるほど。ですが、自分が今怒るのはそれ以外の理由もありますよ」

上条「それ以外?」

エツァリ「貴方は何故自分の心を隠しているんです?」

上条「!」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:26:19.48 ID:N3rbPjiS0
エツァリ「貴方は御坂さんのことが好きなんじゃないんですか?」

上条「俺は……」

エツァリ「違うと言うのですか?」

上条(そうだ。分かってる。いや、今日それに気付かされた)

エツァリ「そんな思わせぶりなことを言えば、それこそまた御坂さんを傷つけますよ」

上条「俺は!」

エツァリ「……、」

上条「俺は美琴のことが好きなんだよ!!」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:35:06.73 ID:N3rbPjiS0
上条(そうだ、俺は美琴に泣いて欲しくない。いつも笑っていて欲しい。俺の……傍にいて欲しい)

上条「皮肉だけどお前のお陰で気付かされたよ。美琴が俺以外の奴といるのを知ってムカついた。
俺の姿をしたお前とイチャついてたかと思うと、頭に血が昇った。それこそ殴りたいほどにな」

エツァリ「なるほど。今戦っている理由としてはシンプルこの上無いですね」

上条「でも、俺はインデックスも大事なんだ。美琴と同じくらい……」

エツァリ「二股ですか?」

上条「違ぇよ! インデックスの方はそう、家族愛的な奴だ」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:50:45.78 ID:N3rbPjiS0
エツァリ「愛の最終到達地点は家族愛では無いのですか?」

上条「そうかもな」

エツァリ「仮に、二人のうちどちらかしか助けられない時、貴方は御坂さんを助けるんですか?」

上条「こんなことを言えば二人を傷つけるだけなことは分かってる。それでも、誰かを捨てて一人だけを守るなんてことは俺には出来ない」

エツァリ「最低ですね」

上条「なんとでも言え。俺は美琴のことが、一人の女の子として好きなんだよ。でも美琴だけ守ることは出来ないんだ」

エツァリ「……それは自分に言うべきことでは無いでしょう?」シュン

上条「瞬間移動!? どこへ行った!?」

上条(近くに空間移動系能力者がいるのか?)

コツッ

上条(足音!)

上条「後ろか!」クルッ
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 14:59:01.96 ID:N3rbPjiS0
-路上-

エツァリ「おや、結標さん」

結標「まったく、こんな時間に呼び出されたかと思ったら、貴方の回収とはね」

エツァリ「すみませんね」

結標「ふぅ~ん、それが本当の顔ってわけ?」

エツァリ「……ええ」

結標「そっちもなかなかイケメンじゃない」

エツァリ「お世辞として受け取っておきますよ」

結標「お世辞じゃないわよ。もう三歳幼ければアリね」

エツァリ「は、はは」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 15:08:26.48 ID:N3rbPjiS0
結標「で、何か良いことあったわけ?」

エツァリ「どういうことです?」

結標「気付いてないの? なにかスッキリした顔してるわよ。いつもの顔と違ってもそれくらいは分かるわね」

エツァリ「そう……ですか?」

結標「ええ。ショチトルって子と一緒にいた時にも見たかしら。本心を隠してない顔ね」

エツァリ「……まぁ、スッキリしましたよ、色々と。懸念していたことも片付きそうですし」

結標「そう、良かったわね。じゃあ私は帰るから。寝不足はお肌の大敵なのよ」

エツァリ「おやすみなさい」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 15:17:08.27 ID:N3rbPjiS0
-鉄橋-

美琴「あ、あの……」

上条「美琴!? なんでここに!? いや、いつからそこに!?」

美琴「土御門さんに聞いて、今来たところなんだけど、その……」

上条「聞いてたのか?」

美琴「う、うん」

上条「え~っと、どこから?」

美琴「その……私を守ってくれるってところから……」カァッ

上条「大分前から聞いてたんだな」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 15:31:10.73 ID:N3rbPjiS0
美琴「ごめん。止めるつもりで来たのに、見てただけだった」

上条「お前が気にすることじゃないだろ」

美琴「そ、それでね。さっきの言葉って本当?」

上条「……ああ。俺は美琴のことが好きだ」

美琴「!」

上条「エツァリや土御門からは聞いたんだけど、美琴から直接、美琴の気持ちが聞きたい」

美琴「私はアンタのことが…………好き。大好き! 世界で一番当麻のことが好きなの!!!!」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 15:44:57.84 ID:N3rbPjiS0
上条「俺も大好きだ」ギュウ

美琴「当麻ぁ」ギュウ

上条「あ、あれ? 美琴、泣いてる?」

美琴「嬉し泣きに決まってるじゃない」グスッ

上条「そっか。上条さんも嬉しくて泣きそうですよ」

美琴「当麻……」

上条「美琴……」

チュッ
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 19:48:44.84 ID:N3rbPjiS0
-黄泉川家-

一方通行「今度は雲をどかせろだァ!? 何なンですか、さっきからァ!」

土御門『状況は常に変わる。当たり前だろう』キリッ

一方通行(コイツ、マジ殺してェ)

打ち止め「今度は雲を飛ばすの?ってミサカはミサカは期待の眼差しを向けてみたり」

一方通行「めンどくせェ」

土御門『「超電磁砲」のためだから頼むんだにゃー』
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 19:55:13.96 ID:N3rbPjiS0
一方通行「そのふざけた喋り方止めろ。殺すぞ」

土御門『「超電磁砲」のためなんだ、頼む』キリッ

一方通行(どっちにしろムカつく)

一方通行「こンなくだらねェことに俺を使うとはいい度胸だ」カチッ

土御門『お前しか適任がいないんだから仕方ないだろ』

一方通行「風力使いでも並べてやらせろ」

土御門『冗談言うな。お前にしか出来ねぇよ、こんなことは』
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:04:58.04 ID:N3rbPjiS0
打ち止め「うわぁ! 今度はあっという間に雲が全部吹き飛んじゃった!ってミサカはミサカは目をキラキラさせて星空を見上げてみたり」

黄泉川「便利にもほどがあるじゃん」

芳川「愛穂、月見酒なんてどうかしら?」

黄泉川「たまにはいいじゃん」

一方通行「勝手にやってろ」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:12:43.98 ID:N3rbPjiS0
-鉄橋-

上条「なんかいきなり明るくなったな」ギュウ

美琴「うん……」ギュウ

上条「美琴、聞きたいことあるんだけど、怒らない?」ギュウ

美琴「内容にもよるわね」ギュウ

上条「その……俺の偽物ともキス……したのか?」ポリポリ

美琴「へ?」キョトン
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:21:14.75 ID:N3rbPjiS0
上条「すまん! やっぱ今の聞かなかったことにしてくれ」アセアセ

美琴「もしかして妬いてるの?」ニタァ

上条「わ、悪いかよ」

美琴「ううん、悪くない。んっ」

上条「んっ!?」チュッ

美琴「……今のがセカンドキスね」

上条「え? ってことは」

美琴「サードキスもその先も、全部アンタと……当麻としかしないわよ」カアッ

上条「……じゃあ早速、サードキスしていい?」

美琴「馬鹿……」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:32:57.43 ID:N3rbPjiS0
-上条家-

上条・美琴「ただいま~」

インデックス「遅いんだよ!」

上条「ごめんな、心配掛けて」

インデックス「心配はしてないかも」

上条「え?」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:41:49.49 ID:N3rbPjiS0
美琴「インデックスはとうまのこと信頼してるものね。遅くなってごめんね」

インデックス「ちゃんととうまと一緒に帰って来たから許してあげるんだよ」

上条「インデックス、お前に言っておくことがあるんだ」

インデックス「言わなくてもいいよ。おめでとう、みこと」

上条「インデックス……」

美琴「インデックス、本当にありがとう」

インデックス「どういたしましてなんだよ。じゃあ早速とうまの治療するんだよ」

上条「血は止まってるけどな」

インデックス「消毒はしないとダメなんだよ。ほら、二人とも早く中に入るんだよ」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:52:34.19 ID:N3rbPjiS0
-ベッド-

美琴「インデックス、起きてる?」

インデックス「起きてるんだよ」

美琴「当麻のこと、好きだったんだよね?」

インデックス「……うん」

美琴「どうして応援してくれたの?」

インデックス「とうまがみことのことが好きだって気付いたからなんだよ」

美琴「でも、私が仮にインデックスの立場なら、応援なんて出来ないと思う」

インデックス「それは私の人徳の為すところなんだよ」フンス

美琴「……ごめんね」

インデックス「……いいんだよ。でも、ちょっとだけ胸貸してくれると嬉しいかも」

美琴「うん」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 20:59:34.17 ID:N3rbPjiS0
-校門前-

吹寄「今日は来てるわね、あの子」

青ピ「くぅ~! 校門前で俯き加減で待つ彼女! 王道過ぎるで、カミやん!」

吹寄「ちゃんと仲直りしたみたいね」

上条「仲直り……かな」

吹寄「要領を得ないわね」

土御門「カミやん、『超電磁砲』がジト目でこっちを見てるぜい」

姫神「早く行った方が。いいと思う」

上条「じゃあまた明日な!」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:07:46.65 ID:N3rbPjiS0
美琴「当麻ってば、いっつも女の子と一緒にいるんだから」フンッ

上条「そんなこと無いだろ!?」

美琴「どうだか」ジトー

上条「だから違うって」

美琴「そういえば今日は寒いわね」

上条「そうか? 昨日よりはマシだと思うけど」

美琴「手が冷たいわね!」

上条「手袋は持ってねぇな。マフラーじゃダメ?」

美琴「手・が・冷たいわね!」

上条「あ、ああ」

ギュッ
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:15:45.77 ID:N3rbPjiS0
美琴「もう、早く察してよ」

上条「直接言ってくれないと、鈍い上条さんは分からないんですよ」

美琴「私、当麻の彼女になったんだよね」

上条「彼女?」

美琴「あ、あれ? 私たちって付き合ってるんじゃないの?」

上条「?」

美琴「う、ウソ……」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:17:27.16 ID:4nCHvYWQ0
!?
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:18:15.45 ID:+azUH/Oy0
無限ループって怖くね?
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:26:09.30 ID:N3rbPjiS0
上条「ごめん、ごめん。忘れてたな」

美琴「え?」

上条「上条当麻は御坂美琴のことが好きです。俺と付き合ってください」

美琴「……バカぁ!!」

上条「うわっ!? なんで怒ってるんだよ!」

美琴「もういいわよ!」

上条「??」

美琴「私を……当麻の彼女にしてください」

上条「喜んで」

美琴「えへへ。当麻、大好きだよ」





~終わり~
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:32:08.64 ID:4nCHvYWQ0
乙あそこからよく着地させたなw
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/04(火) 21:33:26.82 ID:Rew/qYnR0
乙!!
うまいことハッピーエンドに繋げたな
まじであなたが続き書いてくれてよかったよおお
おつかれちゃん

 

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